JP2017200918A - カシューアップル抽出物を含む組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、特に体重増加の減少または増加する体重の制限、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの1つもしくはいくつかの因子の減少または制限を可能にするために使用するための、カシューアップル抽出物ならびにカシューアップル抽出物および任意選択により担体を含む組成物に関する。【解決手段】本発明は、抽出物1kg当たり0.9〜3.1gのケイ皮酸誘導体、抽出物1kg当たり0.75〜3gのケルセチン誘導体および抽出物1kg当たり2〜4.2gのミリセチン誘導体を含む水-エタノール性カシューアップル抽出物であって、前記ケイ皮酸誘導体が、1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコピラノースであり、前記ケルセチン誘導体が、ケルセチン3-O-ガラクトシド、ケルセチン3-O-グルコシドおよびケルセチン3-O-ラムノシドから成る群から選択され、前記ミリセチン誘導体が、ミリセチン3-O-ガラクトシド、ミリセチン3-O-グルコシド、ミリセチン3-O-キシロ-ピラノシド、ミリセチン3-O-アラビノ-ピラノシド、ミリセチン3-O-アラビノ-フラノシドおよびミリセチン3-O-ラムノシドからから成る群から選択され、前記抽出物の総フェノール含量が、抽出物の総重量と比較して3〜7重量%である、カシューアップル抽出物を提供する。【選択図】なし
Description
本発明は、体重の減少もしくは制御または体重増加の制限、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血レベル、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの異なる因子の増加の減少または制限を可能にする抽出物、ならびにこのような抽出物を含む組成物に関する。
より具体的には、抽出物は、脂肪性肝硬変、心血管疾患、糖尿病合併症および/または糖尿病に影響を及ぼし得る危険因子への作用を示すことができる。これらの危険因子としては、過体重、特に肥満、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血レベル、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの異なる因子の増加を挙げることができる。
本発明は、このような抽出物を含む栄養または健康補助食品にも関する。
本発明はまた、メタボリックシンドロームの1つもしくはいくつかの因子、肥満、脂肪性肝硬変、心血管疾患、糖尿病合併症および/または糖尿病の予防または処置のために使用するための組成物に関する。
現代社会は、ますます、脂肪性肝硬変、心血管疾患、糖尿病合併症および/または糖尿病などの疾患の危険因子の増加をもたらしている。
これらの疾患を処置し、かつ/またはその危険因子の1つもしくはいくつかを制限するため、特に体重の減少に使用され得る既知の化合物または組成物は、効率が不十分で、あまりに高価で、望ましくない副作用を示し、不十分な感覚受容性品質を有する場合があり、これらは組み合わせることを意図した食品の色、味覚および/もしくは外見を変え、食品、少なくともある種の食品に導入することが困難であり、安定性が不十分であることがあり、低い溶解性を示すことがあり、汎用性が不十分であることがあり、十分に安定でなくかつ/もしくは大量の原料を示すことがあり、またはこれらは他の用途を有し得る前駆体に由来し得る。
他方、体重を制御するための食事は通常、成功が限られる。例えば、低カロリーの食事は体重の一時的減少をもたらし得るが、体重を減らし、限定された体重を維持したい人々にとっての長期の効率性は証明されていない。
有効な抗肥満剤の継続的な検索において、膵リパーゼ阻害活性を有する新規な化合物を見出すために薬用植物がスクリーニングされてきた。
薬用植物は、多くの国々で体重管理および制御のために健康補助食品として使用されてきた。この意味で、有効なリパーゼ阻害剤を同定し特徴づけるためのさらなる調査が必要であるが、膵リパーゼ阻害剤の存在が異なる植物種で証明されてきた。植物起源のリパーゼ阻害剤には、ダイズ、ならびにコムギふすまおよび胚芽のものなどの特定のタンパク質が含まれる。トリグリセリドの加水分解を強力に阻害する他のタンパク質は、塩基性タンパク質プロタミンおよびε-ポリリジンであり、これらは界面特性の変化によるその基質からのリパーゼの脱離により、オボアルブミンおよびβ-ラクトグロブリンのようないくつかの両親媒性タンパク質のように作用することができる。
JP2009-155259に引用されているように、アップルカシューもリパーゼ阻害剤活性を宿し得る。
したがって、本発明は、上に引用した課題の全部または一部を解決することを目的とする。
一態様によると、本発明は、主題としてカシューアップル抽出物を有する。
本発明の利点の中には、それが今まで全く使用されていないまたは少なくともごくわずかしか使用されていない生成物の使用を可能にすると同時に、容易に収集され、特にカシューナッツと同時に収集することができるという事実がある。
別の態様によると、本発明は、主題としてカシューアップル抽出物および任意選択により担体を含むまたはそれからなる組成物を有する。
抽出物または組成物は、体重の減少もしくは制御または体重増加の制限、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの異なる因子の増加の減少または制限のための治療または予防処置に使用することを意図され得る。
本発明はまた、主題としてカシューアップル抽出物および任意選択により担体を含む食品組成物、固体または液体を有する。
本発明はまた、主題として特に体重の減少または体重増加の制限、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血レベル、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの1つ、いくつかもしくは全ての因子の増加の減少または制限を可能にするための、カシューアップル抽出物および任意選択により担体を含むまたはそれからなる健康もしくは栄養補助食品または栄養補助もしくは食品組成物を有する。
別の態様によると、本発明は主題として特に脂肪性肝硬変、心血管疾患、糖尿病合併症および/または糖尿病および/またはメタボリックシンドロームの1つもしくはいくつかの因子、例えば高濃度のインスリン、高コレステロール胆汁症、高血圧、過体重、特に肥満および高血糖の予防および/または処置に使用するための、カシューアップル抽出物を含むまたはそれからなる医薬組成物を有する。
組成物は、被験体の体重を調節する、特に被験体の体重を減少させる、制御するまたは制御するのを助けるために使用するためのものであり得る。本発明の抽出物、または本発明による組成物は、それを必要とする被験体の肥満を予防するまたはそれを必要とする被験体の肥満を処置するために使用され得る。
本明細書において、被験体はヒトまたは動物、特に哺乳動物であり得る。
なお別の態様によると、本発明は主題として薬剤または医薬組成物を調製するためのカシューアップル抽出物の使用を有する。
さらに別の態様によると、本発明は主題としてカシューアップル抽出物を含むまたはそれからなる組成物を少なくとも1日1回摂取する工程を含む、特に体重の減少または体重増加の制限、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの異なる因子の制限または減少を可能にするための食事を有する。
カシューアップル抽出物は、果実全体、果皮および/または果肉に由来し得るが、特に抽出物は果実全体に由来する。本発明による抽出物は、粗カシューアップルの、果実全体または例えば乾燥もしくは冷凍した、カシューアップル果汁を得るために使用するカシューアップルの残りのいずれかから得ることができる。
本発明の意味における「カシューアップル抽出物の重量」または「抽出物の重量」という表現は、カシューアップル抽出物の乾燥重量または抽出物の乾燥重量を意味する。
抽出物は、一定量の有機化合物、具体的にはケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも2g/kg、具体的には少なくとも2.5g/kg、さらに具体的には少なくとも3g/kgのケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの誘導体を含み得る。
抽出物が水性抽出物である場合、これは一定量の有機化合物、具体的にはケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも2g/kg、具体的には少なくとも2.5g/kg、さらに具体的には少なくとも3g/kgのケイ皮酸誘導体、ケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物が特に水/エタノールの体積比1/1の水-アルコール性抽出物である場合、これは一定量の有機化合物、具体的にはケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも3.5g/kg、具体的には少なくとも4g/kgさらに具体的には少なくとも4.5g/kg、なおさらに具体的には少なくとも5g/kgのケイ皮酸誘導体、ケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体を含み得る。抽出物は一定量の有機化合物、具体的にはケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、2〜15g/kg、具体的には2.5〜10g/kg、さらに具体的には3〜7g/kgに及ぶケイ皮酸誘導体、ケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物はケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、2〜15g/kg、具体的には2.5〜10g/kg、さらに具体的には3〜7g/kgのケイ皮酸誘導体、ケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物が水性抽出物である場合、これは一定量の有機化合物、具体的にはケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、2〜8g/kg、具体的には2.5〜6g/kg、さらに具体的には3〜5g/kgのケイ皮酸誘導体、ケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物が特に水/エタノールの体積比1/1の水-アルコール性抽出物である場合、これは一定量の有機化合物、具体的にはケイ皮酸、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、3.5〜15g/kg、具体的には4.5〜10g/kgさらに具体的には5〜7g/kgのケイ皮酸誘導体、ケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体を含み得る。
「有機酸」とは、1分子当たり少なくとも1個のカルボン酸および少なくとも1個の芳香族部分の存在を特徴とする、植物中に見出される化学物質を意味する。有機酸としては、ケイ皮酸およびその誘導体を挙げることができる。
有機化合物の量は、実施例に示されるように、基準として、ケイ皮酸およびフラボノイド、特にケルセチンおよびミリセチンを使用して決定することができる。
フラボノイドの量は、実施例に示されるように、基準として、フラボノイド、特にケルセチンおよびミリセチンを使用して決定することができる。
換言すれば、フラボノイドの量は、実施例に示されるように決定される、ケルセチンおよびミリセチンの対応する基準の点から表現される、フラボノイド、特にケルセチン誘導体およびミリセチン誘導体の重量である。
有機酸の量は、実施例に示されるように、基準として、ケイ皮酸を使用して決定することができる。
換言すれば、有機酸の量は、実施例に示されるように、ケイ皮酸の対応する基準の点から表現される、ケイ皮酸誘導体の重量である。
さらに具体的には、組成物は、有機化合物、例えば糖部分を有する有機酸およびフラボノイド、例えばガラクトシド、グルコシド、アラビノピラノシド、キシロ-ピラノシド、アラビノ-フラノシド、ラムノシドを含む。
抽出物は、具体的にはミリセチン3-O-ガラクトシド(化合物A)、ミリセチン3-O-グルコシド(化合物B)、ミリセチン3-O-キシロ-ピラノシド(化合物C)、ミリセチン3-O-アラビノ-ピラノシド(化合物D)、ミリセチン3-O-アラビノ-フラノシド(化合物E)および/またはミリセチン3-O-ラムノシド(化合物F)から選択されるミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物は、ミリセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも1g/kg、具体的には少なくとも1.4g/kg、さらに具体的には少なくとも1.7g/kg抽出物の量のミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物は、ミリセチンの対応する基準の点から表現される、1〜6g/kg、具体的には1.4〜5g/kg、さらに具体的には1.7〜4g/kgに及ぶ量のミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物が水性抽出物である場合、これはミリセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも1.1g/kg、具体的には少なくとも1.3g/kg、さらに具体的には少なくとも1.5g/kgおよび/または1.1〜4g/kg、具体的には1.3〜3g/kg、さらに具体的には1.5〜2.5g/kgの一定量のミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物が特に水/エタノールの体積比1/1の水-アルコール性抽出物である場合、これはミリセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも2g/kg、具体的には少なくとも2.2g/kg、さらに具体的には少なくとも2.5g/kgおよび/または2〜4.2g/kg、具体的には2.2〜3.6g/kg、さらに具体的には2.5〜3.2g/kgの一定量のミリセチン誘導体を含み得る。
抽出物は、具体的にはケルセチン3-O-ガラクトシド(化合物G)、ケルセチン3-O-グルコシド(化合物H)および/またはケルセチン3-O-ラムノシド(化合物J)から選択されるケルセチン誘導体を含み得る。
抽出物はケルセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも0.75g/kg、具体的には少なくとも0.9g/kg、さらに具体的には少なくとも1.0g/kg抽出物の量のケルセチン誘導体を含み得る。
抽出物はケルセチンの対応する基準の点から表現される、0.75〜3.5g/kg、具体的には0.9〜3g/kg、さらに具体的には1〜2.5g/kg抽出物の量のケルセチン誘導体を含み得る。
抽出物が水性抽出物である場合、これはケルセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも1g/kg、具体的には少なくとも1.3g/kg、さらに具体的には少なくとも1.5g/kgおよび/または1.1〜4g/kg、具体的には1.3〜3g/kg、さらに具体的には1.5〜2.5g/kgの一定量のケルセチン誘導体を含み得る。
抽出物が特に水/エタノールの体積比1/1の水-アルコール性抽出物である場合、これはケルセチンの対応する基準の点から表現される、少なくとも0.75g/kg、具体的には少なくとも0.9g/kg、さらに具体的には少なくとも1g/kgおよび/または0.75〜3g/kg、具体的には0.9〜2.5g/kg、さらに具体的には1〜2.1g/kgの一定量のケルセチン誘導体を含み得る。
抽出物は、少なくとも1のそれぞれ基準としてミリセチンおよびケルセチンを使用したミリセチン誘導体/ケルセチン誘導体の重量比を含み得る。
抽出物はケイ皮酸誘導体、特に1-O-トランス-シンナモイルβ-D-グルコシドとも呼ばれる1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコピラノース(化合物I)を含み得る。
抽出物はケイ皮酸の対応する基準の点から表現される、少なくとも0.3g/kg、具体的には少なくとも0.35g/kg、さらに具体的には少なくとも0.4g/kg抽出物の一定量のケイ皮酸誘導体を含み得る。
抽出物はケイ皮酸の対応する基準の点から表現される、0.3〜3g/kg、具体的には0.35〜2.5g/kg、さらに具体的には0.4〜2g/kgに及ぶ量のケイ皮酸誘導体を含み得る。
抽出物が水性抽出物である場合、これはケイ皮酸の対応する基準の点から表現される、少なくとも0.3g/kg、具体的には少なくとも0.35g/kg、さらに具体的には少なくとも0.4g/kgおよび/または0.3〜1.5g/kg、具体的には0.35〜1.1g/kg、さらに具体的には0.4〜0.9g/kgの一定量のケイ皮酸誘導体を含み得る。
抽出物が特に水/エタノールの体積比1/1の水-アルコール性抽出物である場合、これはケイ皮酸の対応する基準の点から表現される、少なくとも0.9g/kg、具体的には少なくとも1.1g/kg、さらに具体的には少なくとも1.3g/kgおよび/または0.9〜3.1g/kg、具体的には1.1〜2.8g/kg、さらに具体的には1.3〜2.5g/kgの一定量のケイ皮酸誘導体を含み得る。
好ましくは、抽出物が特に水/エタノールの体積比1/1の水-アルコール性抽出物である場合、これはケイ皮酸の対応する基準の点から表現される、少なくとも0.9g/kg、具体的には少なくとも1.1g/kg、さらに具体的には少なくとも1.3g/kgおよび/または0.9〜3.1g/kg、具体的には1.1〜2.8g/kg、さらに具体的には1.3〜2.5g/kgの一定量の1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコピラノース(化合物I)を含み得る。
抽出物は、フォーリン-チオカルト法(Folin-Ciocalteu method)を使用して、3〜7重量%の没食子酸相当総フェノール含量に及ぶ総フェノール含量を含み得る。
したがって、一態様によると、本発明はカシューアップル抽出物および任意選択により担体、特に食用担体および/または風味剤を含むまたはそれからなる組成物に関する。
一実施形態に従って、組成物は、組成物の総重量と比較して少なくとも10重量%、さらに具体的には少なくとも25重量%、いっそうさらに具体的には少なくとも50重量%、なおさらに具体的には少なくとも75重量%の抽出物を含む。
組成物は、組成物の総重量と比較して10〜99重量%、さらに具体的には25〜95重量%、いっそうさらに具体的には50〜95重量%、なおさらに具体的には75〜95重量%からなる一定量のカシューアップル抽出物を含み得る。
組成物、特に医薬組成物、栄養補助組成物または健康もしくは栄養補助食品は、カシューアップル抽出物および任意選択により担体を含むまたはそれからなることができる。
さらに具体的には、抽出物は水性または水-アルコール性、特に水-エタノール性である。抽出物は、特に本明細書に開示される方法を通して得られるまたは得ることができる抽出物であり得る。
健康または栄養補助食品は、補助食品の総重量と比較して1〜100重量%に及ぶ一定量の抽出物を含み得る。
栄養補助または食品組成物は組成物の総重量と比較して0.1〜5重量%に及ぶ一定量の抽出物を含み得る。
補助食品または栄養補助もしくは食品組成物は、液体、固体または粉末であり得る。
組成物は、10〜80mg/kgに及ぶ、具体的には約30mg/kgのヒトの1日摂取を可能にするために製剤化され得る。
カシューアップル抽出は、果実全体に行っても、または果皮および/もしくは果肉に行ってもよい。
本発明はまた、
1)具体的には25℃より上、さらに具体的には35℃より上、なおさらに具体的には約50℃の温度で、粉砕したカシューアップルをその重量の2〜20倍の抽出溶媒と接触させる工程と、
2)固体を濾過して取り除き、溶媒抽出物を収集する工程と、
3)任意選択により、抽出溶媒と共に撹拌することにより湿潤固体を洗浄する工程と、
4)任意選択により、固体を濾過し、溶媒抽出物を収集する工程と、
5)溶媒抽出物を合わせ、不溶性残渣を除去する工程と、
6)溶媒を蒸発させる工程と、
7)乾燥抽出物を回収する工程と
を含むまたはそれに存することができる、カシューアップルを抽出する方法に関する。
1)具体的には25℃より上、さらに具体的には35℃より上、なおさらに具体的には約50℃の温度で、粉砕したカシューアップルをその重量の2〜20倍の抽出溶媒と接触させる工程と、
2)固体を濾過して取り除き、溶媒抽出物を収集する工程と、
3)任意選択により、抽出溶媒と共に撹拌することにより湿潤固体を洗浄する工程と、
4)任意選択により、固体を濾過し、溶媒抽出物を収集する工程と、
5)溶媒抽出物を合わせ、不溶性残渣を除去する工程と、
6)溶媒を蒸発させる工程と、
7)乾燥抽出物を回収する工程と
を含むまたはそれに存することができる、カシューアップルを抽出する方法に関する。
カシューアップル抽出物は水性、アルコール性、水溶性有機溶媒またはこれらの混合物であり得る。水溶性有機溶媒としてはアセトンを挙げることができる。
抽出工程の溶媒は、水性、アルコール性、水溶性有機溶媒またはこれらの組み合わせであり得る。
適当な溶媒は、水、メタノール、アセトン、n-プロパノール、イソ-プロパノール、2-ブタノールおよびこれらの組み合わせから選択され得る。
さらに具体的には、抽出溶媒は、抽出溶媒の総重量と比較して少なくとも75重量%、少なくとも90重量%、さらに具体的には少なくとも95重量%、いっそうさらに具体的には少なくとも99重量%のこのような溶媒を含み、なおさらに具体的にはこのような溶媒からなる。
一実施形態に従って、抽出は、水および/またはアルコール性溶媒、特にエタノールを用いて行う。
水およびアルコール、特にエタノールを用いて行われる抽出の場合(水-アルコール抽出物について)、水/アルコール体積比率は80/20〜20/80、具体的には70/30〜30/70、さらに具体的には60/40〜40/60、いっそうさらに具体的には約50/50に及び得る。
抽出のために使用されるアルコール、特にエタノールの割合は、生物活性化合物の収率および組成に影響を及ぼし得る。
抽出は、固体の重量の約2〜20倍、具体的には5〜15倍、さらに具体的には約10倍の範囲の溶媒を使用して行うことができる。抽出は、1回または数回、特に2〜4回行うことができる。
抽出は、25〜70℃、具体的には40〜60℃、さらに具体的には約50℃に及ぶ温度で行うことができる。
抽出は、撹拌、例えば機械的または磁気撹拌下で、1〜5時間、具体的には約2時間続いてよい。
残っている固体は、特にフィルターバッグを通して濾過して取り除くことができ、抽出物は合わせることができる。
湿潤固体は、乾燥固体の重量の1〜100倍の体積を有する溶媒、具体的には水アルコール性混合物と共に撹拌し、さらに約10〜120分間、好ましくはさらに約10〜60分間撹拌することにより改めて抽出することができる。
固体は収集され、抽出物を合わせることができる。
異なる抽出溶液を合わせ、デカンテーションのために放置し、濾紙を通して濾過するまたは遠心分離することにより不溶性残渣を除去することができる。
得られた透明な上清を、例えば濃縮装置を使用してその初期体積の約5%〜20%に濃縮することができる、および/または一定比、例えば濃縮体積の2倍の食品グレードアルコール、特にエタノールにより処理して形成した任意の沈殿を除去することができる。この工程により、多糖または水溶性タンパク質などの望ましくない化合物の全部または一部を除去することが可能となり得る。
例えば、噴霧乾燥機、50〜80℃のオーブンまたは真空乾燥機を使用して濃縮抽出物を乾燥させることにより、粉状抽出物を得ることができる。
乾燥抽出物を秤量し(g)、抽出収率を以下の式により計算する:
収率%=(乾燥抽出物の重量/果実の圧搾したてのケークの重量)×100
収率%=(乾燥抽出物の重量/果実の圧搾したてのケークの重量)×100
さらに具体的には、カシューアップル抽出物は、以下の工程:
1)粉砕および圧搾したカシューアップルをその重量の2〜20倍、具体的には約10倍の抽出溶媒、具体的には少なくとも30体積%のエタノールを含むエタノール-水混合物、さらに具体的には1/1の体積比率を有するエタノール-水混合物と接触させ、具体的には25℃より上、さらに具体的には35℃より上、なおさらに具体的には約50℃の温度で、例えば2時間撹拌する工程、
2)固体を濾過して取り除き、溶媒抽出物を収集する工程、
3)例えば約15〜30分間、具体的には乾燥固体の重量の1〜100倍に相当する体積の抽出溶媒と共に撹拌することにより湿潤固体を洗浄する工程、
4)固体を濾過し、溶媒抽出物を収集する工程、
5)抽出溶液を合わせ、これをデカンテーションまたは濾過して不溶性残渣を除去する工程、
6)例えば乾燥した50〜80℃のオーブン中または真空下に留めることで、例えば真空噴霧乾燥を用いて溶媒を蒸発させ、それにより淡黄色シロップを得て、濃縮液を凍結乾燥のために凍結してもよい工程、および
7)乾燥抽出物を回収する工程
を含む方法により得ることができる。
1)粉砕および圧搾したカシューアップルをその重量の2〜20倍、具体的には約10倍の抽出溶媒、具体的には少なくとも30体積%のエタノールを含むエタノール-水混合物、さらに具体的には1/1の体積比率を有するエタノール-水混合物と接触させ、具体的には25℃より上、さらに具体的には35℃より上、なおさらに具体的には約50℃の温度で、例えば2時間撹拌する工程、
2)固体を濾過して取り除き、溶媒抽出物を収集する工程、
3)例えば約15〜30分間、具体的には乾燥固体の重量の1〜100倍に相当する体積の抽出溶媒と共に撹拌することにより湿潤固体を洗浄する工程、
4)固体を濾過し、溶媒抽出物を収集する工程、
5)抽出溶液を合わせ、これをデカンテーションまたは濾過して不溶性残渣を除去する工程、
6)例えば乾燥した50〜80℃のオーブン中または真空下に留めることで、例えば真空噴霧乾燥を用いて溶媒を蒸発させ、それにより淡黄色シロップを得て、濃縮液を凍結乾燥のために凍結してもよい工程、および
7)乾燥抽出物を回収する工程
を含む方法により得ることができる。
一般に、抽出収率は、圧搾したてのケークの総重量と比較して2〜7重量%の抽出物、具体的には3〜6重量%、さらに具体的には約4重量%に及ぶ。
カシューアップル抽出物は、目的の抽出物の単離をもたらす抽出方法を繰り返すことにより商業規模で調製することができる。
したがって、小規模抽出手順を、結果として生じる抽出物についての再現性のある結果を保証するために含める品質管理の任意選択による追加の工程と共にスケールアップすることができる。
種々の抽出方法を使用することができる。一般的に、十分に混合しながら、植物材料中に存在する生物活性分子が溶媒に吸収され得るように、固体植物材料の溶媒へ十分な曝露を確保するのに十分な期間、固体カシューアップルを溶媒と接触させることにより抽出物を得る。
溶媒抽出方法は、極性および/または非極性溶媒を用いた、室温またはより高温での、直接および連続(向流)抽出型から選択することができる。溶媒と植物材料の十分な接触は、懸濁液を振盪することにより促進することができる。次いで、液体分画を固体(不溶性)物質から分離して、2つの分画を発生させる:潜在的抽出物である液体分画、および固体分画。液体分画と固体分画の分離は、当業者に既知の1つまたは複数の標準的方法により達成することができる。
(実施例)
(実施例1)
カシューアップル抽出物(CAE-水性およびCAE-アルコール性)の調製
材料および方法
カシューアップル(8kg)を最初に粉砕および圧搾(水圧プレス)して果汁を除去する。残ったケーク残渣(1.2kg)を以下の抽出プロセスに使用する。
(実施例1)
カシューアップル抽出物(CAE-水性およびCAE-アルコール性)の調製
材料および方法
カシューアップル(8kg)を最初に粉砕および圧搾(水圧プレス)して果汁を除去する。残ったケーク残渣(1.2kg)を以下の抽出プロセスに使用する。
CAE-アルコール性抽出プロセス
圧搾したてのケーク(350g)を、機械的撹拌下、50℃で2時間、50%エタノール/水(体積比)約3.5Lで抽出する。抽出期間の最後に、固体を、フィルターバッグ(PE-25)を通して濾過して取り除き、液体抽出物3.3Lを除去する。
圧搾したてのケーク(350g)を、機械的撹拌下、50℃で2時間、50%エタノール/水(体積比)約3.5Lで抽出する。抽出期間の最後に、固体を、フィルターバッグ(PE-25)を通して濾過して取り除き、液体抽出物3.3Lを除去する。
別の2体積のエタノール50%と共にさらに約15〜30分間撹拌することにより、湿潤固体をもう一度抽出することができる。
固体を再度濾過して取り除き、得られた抽出物を合わせ、デカンテーションのために放置し、濾紙を通して濾過して不溶性残渣を除去する。
得られた透明な上清を減圧下でその初期体積の約15%まで濃縮し、次いで、一定割合(2V)の食品グレードエタノールで処理して形成した任意の沈殿を除去する。固体-液体分離後、濃縮抽出物を凍結および凍結乾燥してカシューアップルの黄色粉末(18.4g)を得る。
抽出物の組成をTable 1(表1)に示す。
CAE-水性抽出プロセス
圧搾したてのケーク(350g)を、機械的撹拌下、90℃で2時間、脱塩水約3500gで抽出する。抽出期間の最後に、固体を、フィルターバッグ(PE-25)を通して濾過して取り除き、液体抽出物3500gを除去する。
圧搾したてのケーク(350g)を、機械的撹拌下、90℃で2時間、脱塩水約3500gで抽出する。抽出期間の最後に、固体を、フィルターバッグ(PE-25)を通して濾過して取り除き、液体抽出物3500gを除去する。
別の2体積の脱塩水と共にさらに約15〜30分間撹拌することにより、湿潤固体をもう一度抽出することができる。
固体を再度濾過して取り除き、得られた抽出物を合わせ、デカンテーションのために放置し、濾紙を通して濾過して不溶性残渣を除去する。
得られた透明な上清を減圧下で濃縮し、凍結および凍結乾燥してカシューアップルの淡黄色粉末(15.4g)を得た。
抽出物の組成をTable 1(表1)に示す。
分析方法
フォーリン-チオカルト法を使用した総フェノール含量の定量化:カシューアップルの抽出物CAE-水性およびCAE-アルコール性は、3〜7重量%の間の没食子酸相当総フェノール含量を含み得る。
フォーリン-チオカルト法を使用した総フェノール含量の定量化:カシューアップルの抽出物CAE-水性およびCAE-アルコール性は、3〜7重量%の間の没食子酸相当総フェノール含量を含み得る。
HPLCによるポリフェノール含量の特性評価および定量化:
-HPLC-DAD分析:
分析的HPLC(Dionex)を必要に応じて設定する。本発明では、使用する移動相は1000ml高純度水(溶媒A)およびアセトニトリル(溶媒B)中0.1%ギ酸とし、0.7ml/分の流速を用いて96分の合計ランにわたって以下の勾配を利用した。勾配点は時間0.0分-95%Aおよび5%B;時間10分間-90%Aおよび10%B;10分間イソクラティックに維持し、20分から40分までに勾配を10%から20%のBまで直線的に変化させた;10分間イソクラティックに維持した;50分から65分までに勾配を20%から30%のBまで直線的に変化させ、次の10分間に50%まで変化させた;75分から76分までに勾配を50%から100%のBまで直線的に変化させ、10分間イソクラティックに維持した。85分から86分までに95%Aおよび5%Bの元の条件に戻し、10分間イソクラティックに維持した。溶離液中のフェノール性化合物を、逆相C-18カラム(250×4.6mm ID×5μm;ACE)を使用して280nm、360および520nmに設定したUV-ダイオード-アレイを用いて検出した。抽出物中のフラボノイドおよび有機酸などの有機化合物の量を、ケルセチン、ミリセチンおよびトランス-ケイ皮酸の検量線を使用して決定した。
-HPLC-DAD分析:
分析的HPLC(Dionex)を必要に応じて設定する。本発明では、使用する移動相は1000ml高純度水(溶媒A)およびアセトニトリル(溶媒B)中0.1%ギ酸とし、0.7ml/分の流速を用いて96分の合計ランにわたって以下の勾配を利用した。勾配点は時間0.0分-95%Aおよび5%B;時間10分間-90%Aおよび10%B;10分間イソクラティックに維持し、20分から40分までに勾配を10%から20%のBまで直線的に変化させた;10分間イソクラティックに維持した;50分から65分までに勾配を20%から30%のBまで直線的に変化させ、次の10分間に50%まで変化させた;75分から76分までに勾配を50%から100%のBまで直線的に変化させ、10分間イソクラティックに維持した。85分から86分までに95%Aおよび5%Bの元の条件に戻し、10分間イソクラティックに維持した。溶離液中のフェノール性化合物を、逆相C-18カラム(250×4.6mm ID×5μm;ACE)を使用して280nm、360および520nmに設定したUV-ダイオード-アレイを用いて検出した。抽出物中のフラボノイドおよび有機酸などの有機化合物の量を、ケルセチン、ミリセチンおよびトランス-ケイ皮酸の検量線を使用して決定した。
-HPLC-DAD/ESI-MS分析:
抽出物のHPLC/MS分析をHPLC(Thermo Finnigan surveyor)を使用して行い、エレクトロスプレーインターフェースを備えたLCQイオントラップ分光計(Thermo Finnigan、LCQ Advantage max)とインターフェースで接続した。溶出プログラムは上記と同じにし、ネガティブモードとポジティブモードの両方で実験を行った。スペクトルをm/z80〜2000の質量範囲にわたってスキャンした。図1に示すクロマトグラムは、有機化合物がうまく分離され、文献に既に記載されているものに対する相対的分子質量の比較により完全に同定されることを示している(E.Sousa de Britoら、2007およびL.Michodjehoun-Mestresら、2009)。
抽出物のHPLC/MS分析をHPLC(Thermo Finnigan surveyor)を使用して行い、エレクトロスプレーインターフェースを備えたLCQイオントラップ分光計(Thermo Finnigan、LCQ Advantage max)とインターフェースで接続した。溶出プログラムは上記と同じにし、ネガティブモードとポジティブモードの両方で実験を行った。スペクトルをm/z80〜2000の質量範囲にわたってスキャンした。図1に示すクロマトグラムは、有機化合物がうまく分離され、文献に既に記載されているものに対する相対的分子質量の比較により完全に同定されることを示している(E.Sousa de Britoら、2007およびL.Michodjehoun-Mestresら、2009)。
(実施例2)
体重および脂肪蓄積、脂肪肝、血糖(糖血)、血中インスリン(インスリン血)およびインスリン抵抗性に対するカシューアップル抽出物(CAE)の効果
材料および方法
体重約20gの5週齢C57BL/6NCrlマウス(Charles River Laboratories、フランス)を実験に使用した。8日間の順化後、マウスを、空腹時糖血による異なる実験グループ(1グループ当たり9匹の動物)にランダムに割り当てた。
体重および脂肪蓄積、脂肪肝、血糖(糖血)、血中インスリン(インスリン血)およびインスリン抵抗性に対するカシューアップル抽出物(CAE)の効果
材料および方法
体重約20gの5週齢C57BL/6NCrlマウス(Charles River Laboratories、フランス)を実験に使用した。8日間の順化後、マウスを、空腹時糖血による異なる実験グループ(1グループ当たり9匹の動物)にランダムに割り当てた。
0日目に、1グループを正常食(タンパク質からカロリーの23%、炭水化物から66%および脂肪から11%)下で維持し、他は高脂肪食(タンパク質からカロリーの17%、炭水化物から28%および脂肪から55%)においた。食事および水は自由に与えた。投与製剤は、1日目から56日目の9時間〜10時間の間に毎朝経口強制栄養により投与した。投与量は体重1kg当たり10mlとした。投与する実際の量は、各動物の直近の体重に基づいて計算および調節した。試験条件は以下とした:
・ 正常対照:マウスに正常食を与え、1日1回水を投与した。
・ 高脂肪対照:マウスに高脂肪食を与え、1日1回水を投与した。
・ CAE200mg/kg-アルコール性:マウスに高脂肪食を与え、体重1kg当たり200mgの用量で1日1回水-アルコール性抽出により得られたカシューアップル抽出物を投与した。
・ CAE200mg/kg-水性:マウスに高脂肪食を与え、体重1kg当たり200mgの用量で1日1回水性抽出により得られたカシューアップル抽出物を投与した。
・ 正常対照:マウスに正常食を与え、1日1回水を投与した。
・ 高脂肪対照:マウスに高脂肪食を与え、1日1回水を投与した。
・ CAE200mg/kg-アルコール性:マウスに高脂肪食を与え、体重1kg当たり200mgの用量で1日1回水-アルコール性抽出により得られたカシューアップル抽出物を投与した。
・ CAE200mg/kg-水性:マウスに高脂肪食を与え、体重1kg当たり200mgの用量で1日1回水性抽出により得られたカシューアップル抽出物を投与した。
体重および脂肪蓄積に対するカシューアップルの効果を図2に示し、脂肪肝に対する効果を図3、糖血に対する効果を図4、ならびにインスリンおよびインスリン抵抗性に対する効果を図5に示す。
マウスの体重は、到着時およびその後1週間に3回(月曜日、水曜日および金曜日)記録した。
空腹時血糖値は、ランダム化の日(0日目)と7、14、21、28、35、42、49および56日目の13時間〜14時間の間に4時間絶食させた動物で測定した。全血試料(1滴)を尾静脈を通して収集して携帯型グルコメーター(One Touch Ultra 2、LifeScan)を使用してグルコースを測定した。
試験の最後に、4時間絶食後、ペントバルビタールナトリウム0.1mlを腹腔内注射することにより、動物に麻酔した。抗凝固薬としてヘパリンを使用して、末端血液試料を心臓穿刺により収集した。この末端血液試料採取により動物は死亡する。血液試料を4℃に置き、収集30分後に遠心分離した。血漿を採取し、インスリン分析まで凍結したままにした。精巣上体脂肪パッド(腹部脂肪)および肝臓を採取してその重量を測定した。
室温で60秒間、1.2ml NaCl 9g/L-0.1% Triton X-100と共にUltra-Turraxグラインダーで粉砕した肝臓120mgの、肝臓トリグリセリド含量を市販のキット(TG PAP 150、Biomerieux、フランス)を使用して測定した。
空腹時血漿インスリン濃度をELISAキット(Mercodia、スウェーデン)を使用して測定した。次いで、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)を式:HOMA-IR=空腹時インスリン(mU/l)×空腹時グルコース(mmol/l)/22.5を使用して計算した。
このプロトコルは地域倫理委員会(Regional Ethic Committee)(Montpellier、フランス)により承認されたものである。
結果
体重および腹部脂肪重量(図2)
高脂肪食を受けたマウスは、正常食下のマウスよりもはるかに多く体重が増加した。体重の差は異なる食事の開始4日後に早々に有意である(p<0.05)。試験の最後、8週間の食事後に、高脂肪食下のマウスは、通常食下の対照マウスのほぼ3倍体重が増加した。これらのマウスは38±1gに達した一方で、正常食下のマウスは24.6±0.3gに達した。
体重および腹部脂肪重量(図2)
高脂肪食を受けたマウスは、正常食下のマウスよりもはるかに多く体重が増加した。体重の差は異なる食事の開始4日後に早々に有意である(p<0.05)。試験の最後、8週間の食事後に、高脂肪食下のマウスは、通常食下の対照マウスのほぼ3倍体重が増加した。これらのマウスは38±1gに達した一方で、正常食下のマウスは24.6±0.3gに達した。
食事により誘導されたこの体重増加は、特に腹部脂肪の形態でのエネルギーの蓄積のためである。実際、高脂肪食下のマウスの精巣上体(腹部)脂肪重量は、正常食下のマウスの脂肪重量と比較して試験中に6倍増加した:高脂肪食および正常食についてそれぞれ2.01±0.13および0.34±0.05。内臓周囲脂肪は、インスリン抵抗性およびメタボリックシンドロームの強い危険因子と関連するまたは強い危険因子であると認識されている。
体重1kg当たり200mgの用量のCAEは、高脂肪食により誘導される体重増加を減少させた。水-アルコール性抽出物については、この効果は処置4日目から有意であり、試験の全期間にわたって継続する(4日目からp<0.01)。CAEは、体重増加に対する高脂肪食の効果を半分に減少させた、すなわち、CAEで処置した高脂肪食下のマウスは13.1±1.09g増加した一方で、水で処置した高脂肪食下のマウスは19±0.92g増加し、水で処置した正常食下マウスは6.8±0.32g増加した。水性抽出物もあまり重要ではないがマウスの体重増加を減少させた。
この減少は、少なくとも部分的には、腹部脂肪の脂肪蓄積の減少のためである。水-アルコール性CAEは、高脂肪食を受けたマウスにおいて精巣上体脂肪への脂肪蓄積を31%減少させた(p<0.01)。CAE処置マウスの精巣上皮脂肪重量は、高脂肪食対照マウスおよび正常食対照マウスについてのそれぞれ2.01±0.13および0.34±0.05gと比較して、1.39±0.11gであった。
肝臓重量および肝臓トリグリセリド含量(図3)
高脂肪食は肝臓への脂肪の蓄積を誘導した:いわゆる、脂肪肝または急性脂肪肝。脂肪の色は、正常食下のマウスについての赤色に代わって白色になり、その重量は60%増加した:高脂肪食については1.72±0.14g対正常食については1.03±0.04g。
高脂肪食は肝臓への脂肪の蓄積を誘導した:いわゆる、脂肪肝または急性脂肪肝。脂肪の色は、正常食下のマウスについての赤色に代わって白色になり、その重量は60%増加した:高脂肪食については1.72±0.14g対正常食については1.03±0.04g。
アルコールまたは水性カシューアップル抽出物のいずれも、脂肪肝を有意に減少させた:CAE-アルコール性64%(p<0.01)およびCAE-水性49%(p<0.05)。
この肝臓重量減少は、肝臓トリグリセリド含量の有意な減少と相関した(p<0.05)。
血糖(図4)
食事下で1週間後(7日目)、高脂肪食を受けたマウスの空腹時糖血は、正常食を受けたマウスの糖(109±3.6mg/dL)よりも有意に高かった(159±3.9mg/dL)。その後、この差は、試験の全期間にわたってむしろ一定のままであった。
食事下で1週間後(7日目)、高脂肪食を受けたマウスの空腹時糖血は、正常食を受けたマウスの糖(109±3.6mg/dL)よりも有意に高かった(159±3.9mg/dL)。その後、この差は、試験の全期間にわたってむしろ一定のままであった。
アルコールおよび水性カシューアップル抽出物の両方が前糖尿病性マウスの糖血を約40%減少させた。この効果は14日目から明確に有意であり、試験の最後まで継続した(56日目)。
血中インスリンおよびインスリン抵抗性(図5)
空腹時インスリン血症も、高脂肪食により有意に増加し、正常食下のマウスについての1.65±0.14ng/mlと比較して4.29±0.08ng/mlに達した。高脂肪食により誘導され空腹時糖血およびインスリン血のこれらの増加と一致して、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)は4倍増加し、これらの動物が強力にインスリン抵抗性であることを示している。
空腹時インスリン血症も、高脂肪食により有意に増加し、正常食下のマウスについての1.65±0.14ng/mlと比較して4.29±0.08ng/mlに達した。高脂肪食により誘導され空腹時糖血およびインスリン血のこれらの増加と一致して、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)は4倍増加し、これらの動物が強力にインスリン抵抗性であることを示している。
処置期間の最後(56日目)で、CAEは、高脂肪食により誘導された空腹時血中インスリン濃度を減少させた(p=0.05)。インスリン血症は、CAE処置マウスおよび対照マウスについてそれぞれ3.54±0.35および4.29±0.08ng/mlに達した。そのため、HOMA-IRインスリン抵抗性指数によると、CAEは前糖尿病性マウスにおいて高脂肪食により誘導されたインスリン抵抗性を40%減少させた(p<0.01)。
結論
HDFは、体重増加、腹部脂肪蓄積、脂肪肝、空腹時糖血およびインスリン血、ならびにインスリン抵抗性の有意な増加を有するC57BL/6マウスのメタボリックシンドロームの明確な表現型を誘導する。
HDFは、体重増加、腹部脂肪蓄積、脂肪肝、空腹時糖血およびインスリン血、ならびにインスリン抵抗性の有意な増加を有するC57BL/6マウスのメタボリックシンドロームの明確な表現型を誘導する。
体重1kg当たり200mgの用量のアルコールおよび水性カシューアップル抽出物は、マウスにおける高脂肪食の慢性消費により誘導される異常を著しく減少させた。これは、
・ 体重増加の減少
・ 腹部脂肪蓄積の減少
・ 急性脂肪肝の減少
・ 空腹時糖血の減少
・ 空腹時インスリン血の減少
・ インスリン抵抗性の減少
を含む。
・ 体重増加の減少
・ 腹部脂肪蓄積の減少
・ 急性脂肪肝の減少
・ 空腹時糖血の減少
・ 空腹時インスリン血の減少
・ インスリン抵抗性の減少
を含む。
そのため、カシューアップル抽出物は、1種またはいくつかのメタボリックシンドロームおよび関連する異常に対処するための優れた成分であることが示されている。
(実施例3)
体重、脂肪蓄積、血糖(糖血)および血中インスリン(インスリン血)に対するカシューアップル抽出物(CAE)の治療効果
材料および方法
CAE-アルコール性抽出プロセス
カシューアップル(8kg)を最初に粉砕および圧搾(水圧プレス)して果汁を除去する。残ったケーク残渣(1.2kg)を以下の抽出プロセスに使用する。圧搾したてのケーク(400g)を、機械的撹拌下、50℃で2時間、30%エタノール/水(体積比)約4Lで抽出する。抽出期間の最後に、固体を、フィルターバッグ(PE-25)を通して濾過して取り除き、液体抽出物4Lを除去する。
体重、脂肪蓄積、血糖(糖血)および血中インスリン(インスリン血)に対するカシューアップル抽出物(CAE)の治療効果
材料および方法
CAE-アルコール性抽出プロセス
カシューアップル(8kg)を最初に粉砕および圧搾(水圧プレス)して果汁を除去する。残ったケーク残渣(1.2kg)を以下の抽出プロセスに使用する。圧搾したてのケーク(400g)を、機械的撹拌下、50℃で2時間、30%エタノール/水(体積比)約4Lで抽出する。抽出期間の最後に、固体を、フィルターバッグ(PE-25)を通して濾過して取り除き、液体抽出物4Lを除去する。
別の2体積のエタノール30%と共にさらに約15〜120分間撹拌することにより、湿潤固体をもう一度抽出することができる。
固体を再度濾過して取り除き、得られた抽出物を合わせ、デカンテーションのために放置し、濾紙を通して濾過して不溶性残渣を除去する。
得られた透明な上清を減圧下でその初期体積の約10%まで濃縮し、濃縮抽出物を凍結および凍結乾燥してカシューアップルの黄色粉末(20.5g)を得た。
薬理学的プロトコル
プロトコルは実施例2と類似であるが、C57BL/6マウスに4週間高脂肪食を受けさせて、CAEによる処置の開始前に肥満および前糖尿病を誘導した。次いで、水-アルコール性CAEを体重1kg当たり200mgの用量で経口強制栄養により4週間与えた。
プロトコルは実施例2と類似であるが、C57BL/6マウスに4週間高脂肪食を受けさせて、CAEによる処置の開始前に肥満および前糖尿病を誘導した。次いで、水-アルコール性CAEを体重1kg当たり200mgの用量で経口強制栄養により4週間与えた。
結果
体重および脂肪蓄積に対する効果(図6)
食事下で4週間後、高脂肪食を受けたマウスは、正常食を受けたマウスと比較して有意な体重差を示し(p<0.001)、処置の開始前に肥満がよく確立されていることを示している。これらのマウスは30.4±0.5gに達した一方で、正常食下のマウスは23.6±0.4gに達した。
体重および脂肪蓄積に対する効果(図6)
食事下で4週間後、高脂肪食を受けたマウスは、正常食を受けたマウスと比較して有意な体重差を示し(p<0.001)、処置の開始前に肥満がよく確立されていることを示している。これらのマウスは30.4±0.5gに達した一方で、正常食下のマウスは23.6±0.4gに達した。
図6に示されるように、0日目から28日目までの体重1kg当たり200mgの用量のCAEによる処置は、マウスの体重増加を減少させた。この効果は処置4日目から有意であり、試験の全期間にわたって継続した(図6:*p<0.05;**p<0.01;***p<0.001)。試験の最後で、CAE処置マウスは32.4±0.6gに達した一方で、水処置マウス(プラセボ)は37.3±1gに達し、CAE処置マウスは対照マウスと比較して4.9g少ない体重増加であった。食事により誘導されたこの体重増加は、特に腹部脂肪へのエネルギーの貯蔵によるものである。CAEは脂肪組織への脂肪蓄積を30.4%減少させた(p<0.01)。CAE処置マウスの精巣上体脂肪重量は、高脂肪食対照マウスおよび正常食対照マウスについてのそれぞれ1.93±0.1および0.58±0.03gと比較して1.52±0.1gであった。
脂肪は肝臓にも蓄積し、脂肪肝疾患(急性脂肪肝)をもたらした。CAEは肝臓への脂肪蓄積を65.2%減少させた(p<0.01)。CAE処置マウスの肝臓重量は、高脂肪食対照マウスおよび正常食対照マウスについてのそれぞれ1.66±0.07および1.20±0.07gと比較して、1.36±0.06gであった。
空腹時糖血およびインスリン血に対する効果(図7)
食事下で4週間後、高脂肪食を受けたマウスの空腹時糖血(173±1.5mg/dL)は、正常食を受けたマウスの空腹時糖血(115±2.1mg/dL)よりも有意に高かった(p<0.001)。これらの結果により、高脂肪食下のマウスが処置の開始時に高血糖性であったという事実が確認される。
食事下で4週間後、高脂肪食を受けたマウスの空腹時糖血(173±1.5mg/dL)は、正常食を受けたマウスの空腹時糖血(115±2.1mg/dL)よりも有意に高かった(p<0.001)。これらの結果により、高脂肪食下のマウスが処置の開始時に高血糖性であったという事実が確認される。
カシューアップル抽出物は、前糖尿病性マウスの糖血を平均で22.7%減少させた。この効果は処置の最初の週から明確に有意であり、試験の最後まで継続した(図7:*p<0.05;**p<0.01;***p<0.001)。
処置期間の最後で、CAEは空腹時血中インスリン濃度も有意に減少させた(p<0.05)。インスリン血は、CAE処置マウスおよび対照マウスについてそれぞれ5.03±0.43および6.30±0.29ng/mlに達した。
結論
4週間高脂肪食を受けたC57BL/6マウスは肥満および前糖尿病になった。体重1kg当たり200mgの用量のカシューアップル抽出物は、体重増加、腹部脂肪蓄積、急性肝脂肪、高血糖および高インスリン血を減少させることにより、これらの異常を著しく減少させた。
4週間高脂肪食を受けたC57BL/6マウスは肥満および前糖尿病になった。体重1kg当たり200mgの用量のカシューアップル抽出物は、体重増加、腹部脂肪蓄積、急性肝脂肪、高血糖および高インスリン血を減少させることにより、これらの異常を著しく減少させた。
そのため、カシューアップル抽出物は、肥満および前糖尿病に対処するための優れた成分であるように思われる。
(実施例4)
カシューアップル抽出物(CAE)のリパーゼ阻害
材料および方法
リパーゼ活性を以下の通り分析した:阻害剤(カシューアップル抽出物)または蒸留水(対照として使用)を含む試験すべき溶液25μLを蒸留水中ブタ膵臓(Sigma-Aldrich)のリパーゼ1mg/mLからなる酵素溶液25μLに添加し、室温で5分間プレインキュベートした。ダルベッコリン酸緩衝食塩水中0.1mM オレイン酸4-メチルウンベリフェリル(MUO;Sigma-Aldrich)からなる基質溶液50μLを添加し、混合物を室温で20分間インキュベートした。クエン酸ナトリウム溶液100mMを添加することにより反応を停止し、ルミノール蛍光を320nm刺激および450nm発光波長で読み取った。分析を3通り実行した。
カシューアップル抽出物(CAE)のリパーゼ阻害
材料および方法
リパーゼ活性を以下の通り分析した:阻害剤(カシューアップル抽出物)または蒸留水(対照として使用)を含む試験すべき溶液25μLを蒸留水中ブタ膵臓(Sigma-Aldrich)のリパーゼ1mg/mLからなる酵素溶液25μLに添加し、室温で5分間プレインキュベートした。ダルベッコリン酸緩衝食塩水中0.1mM オレイン酸4-メチルウンベリフェリル(MUO;Sigma-Aldrich)からなる基質溶液50μLを添加し、混合物を室温で20分間インキュベートした。クエン酸ナトリウム溶液100mMを添加することにより反応を停止し、ルミノール蛍光を320nm刺激および450nm発光波長で読み取った。分析を3通り実行した。
結果
図8に示されるように、CAEはリパーゼ活性を阻害した。アルコール性CAEのリパーゼ阻害活性(IC50=41μg/mL)は水性CAE(IC50=78μg/mL)と比較してはるかに高い。
図8に示されるように、CAEはリパーゼ活性を阻害した。アルコール性CAEのリパーゼ阻害活性(IC50=41μg/mL)は水性CAE(IC50=78μg/mL)と比較してはるかに高い。
結論
CAEは、少なくとも部分的にリパーゼ活性を阻害することにより脂肪消化を減少させることにより、体重、脂肪蓄積、急性脂肪肝、糖血、インスリン血、インスリン抵抗性などの代謝疾患の危険因子を減少させる。アルコール性CAEは水性CAEと比較してリパーゼ活性を減少させるのにより効率的である。このことはまた水性CAEと比較してアルコール性CAEで体重および脂肪蓄積に対するより高い効果が観察されることを説明することができる(図2および図3)。
CAEは、少なくとも部分的にリパーゼ活性を阻害することにより脂肪消化を減少させることにより、体重、脂肪蓄積、急性脂肪肝、糖血、インスリン血、インスリン抵抗性などの代謝疾患の危険因子を減少させる。アルコール性CAEは水性CAEと比較してリパーゼ活性を減少させるのにより効率的である。このことはまた水性CAEと比較してアルコール性CAEで体重および脂肪蓄積に対するより高い効果が観察されることを説明することができる(図2および図3)。
(実施例5)
熱分解およびリパーゼ活性損失、カシューアップル抽出物(CAE)の活性のための1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドの重要性
材料および方法
水中でのCAEの熱分解動態を100℃で調査した。CAEを50g/Lの濃度で脱イオン水に溶解し、溶液をよくホモジナイズした。この溶液4ml体積をガラス管に入れ、密閉し、100℃の鉱物油浴に入れた。所定間隔:0、10、20、30、45、60、90および120分で、試料管を鉱物油浴から取り出し、氷中で急速に冷却した。分析のために、各試料1mlをHPLCグレードメタノール4mlと混合し、ホモジナイズし、0.45μm HPLCフィルターで濾過した。次いで、溶液20μLをHPLCで分析した。試料の植物化学組成を、280nmでC-18カラム(ACE、250×4.6mm、5μm)を使用して逆相液体クロマトグラフィーにより測定した。CAEの主成分のピーク下の面積を、100℃の異なる時点を表す異なる試料で測定した。
熱分解およびリパーゼ活性損失、カシューアップル抽出物(CAE)の活性のための1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドの重要性
材料および方法
水中でのCAEの熱分解動態を100℃で調査した。CAEを50g/Lの濃度で脱イオン水に溶解し、溶液をよくホモジナイズした。この溶液4ml体積をガラス管に入れ、密閉し、100℃の鉱物油浴に入れた。所定間隔:0、10、20、30、45、60、90および120分で、試料管を鉱物油浴から取り出し、氷中で急速に冷却した。分析のために、各試料1mlをHPLCグレードメタノール4mlと混合し、ホモジナイズし、0.45μm HPLCフィルターで濾過した。次いで、溶液20μLをHPLCで分析した。試料の植物化学組成を、280nmでC-18カラム(ACE、250×4.6mm、5μm)を使用して逆相液体クロマトグラフィーにより測定した。CAEの主成分のピーク下の面積を、100℃の異なる時点を表す異なる試料で測定した。
各試料を、実施例4に記載されるプロトコルにしたがって、リパーゼ阻害試験でも分析した。
結果
図9の上のパネルに示されるように、CAEの1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシド化合物は温度により分解された。この分解は、インキュベーションの持続時間と共に増加した。1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドの量は、100℃でのインキュベーションの30分後に2分の1になり、インキュベーションの120分後にこの化合物はほぼ完全に抽出物から消失した。
図9の上のパネルに示されるように、CAEの1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシド化合物は温度により分解された。この分解は、インキュベーションの持続時間と共に増加した。1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドの量は、100℃でのインキュベーションの30分後に2分の1になり、インキュベーションの120分後にこの化合物はほぼ完全に抽出物から消失した。
対応するリパーゼ阻害活性(図9、下のパネル)に関して、発明者らは、CAEのリパーゼ活性と抽出物中の修飾されていない1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドの存在との間の完全な相関を認めた。CAEの50%のリパーゼ阻害が認められる濃度(IC50)は、100℃でのインキュベーション時間と共に増加し、その後、1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドが消失した。60分のインキュベーション後、CAEリパーゼ阻害活性は2分の1になった。
結論
1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドは、リパーゼ活性の阻害、および拡張すると、マウスモデルで証明されたように代謝疾患の危険因子の減少の原因であるCAEの重要成分の1つである。
1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコシドは、リパーゼ活性の阻害、および拡張すると、マウスモデルで証明されたように代謝疾患の危険因子の減少の原因であるCAEの重要成分の1つである。
Claims (10)
- 抽出物1kg当たり0.9〜3.1gのケイ皮酸誘導体、抽出物1kg当たり0.75〜3gのケルセチン誘導体および抽出物1kg当たり2〜4.2gのミリセチン誘導体を含む水-エタノール性カシューアップル抽出物であって、前記ケイ皮酸誘導体が、1-O-トランス-シンナモイル-β-D-グルコピラノースであり、前記ケルセチン誘導体が、ケルセチン3-O-ガラクトシド、ケルセチン3-O-グルコシドおよびケルセチン3-O-ラムノシドから成る群から選択され、前記ミリセチン誘導体が、ミリセチン3-O-ガラクトシド、ミリセチン3-O-グルコシド、ミリセチン3-O-キシロ-ピラノシド、ミリセチン3-O-アラビノ-ピラノシド、ミリセチン3-O-アラビノ-フラノシドおよびミリセチン3-O-ラムノシドからから成る群から選択され、前記抽出物の総フェノール含量が、抽出物の総重量と比較して3〜7重量%である、カシューアップル抽出物。
- 請求項1に記載のカシューアップル抽出物および担体を含む組成物。
- 体重の減少または体重増加の制限、脂肪蓄積、脂肪肝、肝臓トリグリセリドレベル、高トリグリセリド血、糖血レベル、インスリン血、インスリン抵抗性および/またはメタボリックシンドロームの1つもしくはいくつかの因子の増加の減少または制限のための、治療または予防処置に使用するための請求項2に記載の組成物または請求項1に記載の抽出物。
- 被験体の体重を調節する、特に前記被験体の体重を減少させるまたは制御するために使用するための請求項3に記載の組成物または請求項1に記載の抽出物。
- 請求項1に記載の抽出物または請求項2に記載の組成物を含む健康または栄養補助食品、栄養補助または食品組成物。
- 補助食品の総重量と比較して1重量%〜100重量%に及ぶ量のカシューアップル抽出物を含む、請求項5に記載の健康または栄養補助食品。
- 組成物の総重量と比較して0.1〜5重量%に及ぶ量のカシューアップル抽出物を含む、請求項5に記載の栄養補助または食品組成物。
- 前記カシューアップル抽出物を含まない食事と比較して、食事中で投与した際に体重を減少するように構成される、請求項1に記載のカシューアップル抽出物。
- リパーゼ活性を阻害する、請求項1に記載のカシューアップル抽出物。
- a)35℃より上の温度で、カシューアップルをその重量の2〜20倍の水とエタノールから成る抽出溶媒と接触させる工程と、
b)固体を濾過して取り除き、溶媒抽出物を収集する工程と、
c) 水とエタノールから成る抽出溶媒と共に撹拌することにより湿潤固体を洗浄する工程と、
d)固体を濾過し、溶媒抽出物を収集する工程と、
e)溶媒抽出物を合わせ、不溶性残渣を除去する工程と、
f)溶媒を蒸発させる工程と、
g)乾燥抽出物を回収する工程と
を含む、カシューアップルを抽出する方法。
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