JP2017201849A - 埋め込み永久磁石式同期電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術においては、さらなる小型高トルク高効率化が望まれる。【解決手段】埋め込み永久磁石式同期電動機は、固定子の内周側に形成されかつ誘導コイルが巻回された複数の歯を有する固定子と、前記固定子の内側に設けられた回転子であって、複数の外周磁性体部よりも内側においてそれぞれ前記各外周磁性体部に対向するように外周方向で並置された複数の磁石を有する回転子とを備えた埋め込み永久磁石式同期電動機であって、前記複数の歯の先端部と前記複数の外周磁性体部との少なくとも一方は、上記固定子の内周と上記回転子の外周との間の、回転方向の前方側における距離が、回転方向の後方側の距離よりも短くなるように、回転方向で非対称な円弧形状を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、三相界磁巻線を有する固定子と永久磁石と回転子からなる埋め込み永久磁石式同期電動機(IPM(Interior Permanent Magnet Motor))に関する。
近年、車の電動化が加速する中、車載機器の小型高効率化がこれまでに増して強く求められている。そのなかで、埋め込み永久磁石式同期電動機は小型高効率で高速回転に優れるという特徴から車載用の電動機として広く使われている。
例えば、従来技術に係る埋め込み永久磁石式同期電動機が例えば特許文献1において開示されている。当該埋め込み永久磁石式同期電動機においては、固定子の歯先端の形状は、ギャップの距離を一様にするために左右に広がりを持つ突出形状とし、コイルスロットの開口部を狭くすることで、ギャップ間の磁気抵抗を下げ、有効磁束を増やしている。また、回転子は、磁石と磁石の間の突極部に切り欠きを設けることでコギングを抑制していることが多い。さらに、一般的には固定子及び回転子の構造は振動や騒音対策のため、対称性をもつ。
従来技術においては、さらなる小型高トルク高効率化が望まれる。
本開示の一態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、
固定子の内周側に形成されかつ誘導コイルが巻回された複数の歯を有する固定子と、
前記固定子の内側に設けられた回転子であって、複数の外周磁性体部よりも内側においてそれぞれ前記各外周磁性体部に対向するように外周方向で並置された複数の磁石を有する回転子とを備えた埋め込み永久磁石式同期電動機であって、
前記複数の歯の先端部と前記複数の外周磁性体部との少なくとも一方は、上記固定子の内周と上記回転子の外周との間の、回転方向の前方側における距離が、回転方向の後方側の距離よりも短くなるように、回転方向で非対称な円弧形状を有する。
固定子の内周側に形成されかつ誘導コイルが巻回された複数の歯を有する固定子と、
前記固定子の内側に設けられた回転子であって、複数の外周磁性体部よりも内側においてそれぞれ前記各外周磁性体部に対向するように外周方向で並置された複数の磁石を有する回転子とを備えた埋め込み永久磁石式同期電動機であって、
前記複数の歯の先端部と前記複数の外周磁性体部との少なくとも一方は、上記固定子の内周と上記回転子の外周との間の、回転方向の前方側における距離が、回転方向の後方側の距離よりも短くなるように、回転方向で非対称な円弧形状を有する。
本開示によれば、固定子の歯の先端部及び回転子の外周磁性体部の少なくとも一方を、回転方向で非対称な円弧形状とすることで、ギャップ内の磁束密度分布の差が大きくなるため、トルクを増やすことができる。また、非対称の円弧形状により固定子及び回転子の磁束が一部に集中することを緩和し、駆動時の鉄損を減らすことができる。結果として、従来技術に比較して高トルク化及び小型化を図ることができ、従来技術に比較して効率が大幅に改善される。
以下、本開示に係る比較例及び実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
(比較例及び本発明者の着眼点)
図6は比較例に係る埋め込み永久磁石式同期電動機200の概略構成を示す断面図である。なお、図示の便宜上、誘導コイル122及び永久磁石111a,111bのみをハッチングし、回転子110及び固定子120のハッチングを省略した。
図6は比較例に係る埋め込み永久磁石式同期電動機200の概略構成を示す断面図である。なお、図示の便宜上、誘導コイル122及び永久磁石111a,111bのみをハッチングし、回転子110及び固定子120のハッチングを省略した。
図6において、埋め込み永久磁石式同期電動機200は、固定子(電機子ステータ)120の内側にIPM型の回転子(界磁ロータ)110を配置して構成される。固定子120の内周から突出する例えば12個である3m個(mは正の整数である)の歯121が所定角度間隔で形成され、各歯121には誘導コイル122が集中巻きで巻回されている。回転軸中心C1を中心として回転方向10で回転する回転子110には、一対の永久磁石(例えばフェライト磁石)111a,111bが当該円周方向に等間隔に埋め込まれ、合計で例えば10極である2n極(nはmとは異なる正の整数である)の永久磁石111a,111bが形成されている。ここで、各一対の永久磁石111a,111bは長方形の断面を有し、その長方形の長手方向が回転子110の外周の接線方向と平行となりかつ互いに隣接する永久磁石111a,111bが異なる極を有するように形成されている。
なお、永久磁石111a,111bと回転子110の外周との間に位置する回転子110の外周縁端部は各永久磁石111a,111bにそれぞれ対向するように外側に突出する円弧形状(永久磁石111a,111bの長手方向の中心を通過する径方向線を対称軸として対称)の突出部115を有する。突出部115は磁性体にてなり、その円弧形状は、回転子110の外周の半径よりも小さい半径を有する。また、互いに隣接する永久磁石111a,111bの間には、磁束の漏洩及び短絡を防止するための磁束バリア112,113がそれぞれ、回転子110を厚さ方向に切り欠けすることで形成されている。
比較例では、固定子120の歯121における先端部の片側の内側を切り欠き、非対称構造にすることで、トルク変動を抑え、トルクの増加と効率の向上を図る構成例が開示されている。しかし、図6の構造のように、歯121の先端を切り欠くと、磁束の経路が狭まるため、磁気抵抗が上がり、固定子120の鉄損を増やす恐れがある。また、最近では特性向上のために様々な構造上の工夫がなされている。しかし、例えば、高トルク化のために歯121の先端の広がりが小さく、互いに隣接する歯121,121の各縁端部間のスロット開口部123を大きくした構造の場合は、特許文献1を適用すると返ってトルクが低下するという問題点があった。
以上の課題認識に基づいて、本発明者は、下記の実施形態に示される構成を創作するに至った。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る埋め込み永久磁石式同期電動機100の概略構成を示す断面図である。また、図2は図1の埋め込み永久磁石式同期電動機100の固定子120の歯121の先端形状の構成例を示す断面図である。さらに、図3は図1の埋め込み永久磁石式同期電動機100の回転子110の外形形状の構成例を示す断面図である。図1〜図3において,図6と同様の構成要素については同様の符号を付す。また、図示の便宜上、誘導コイル122及び永久磁石111a,111bのみをハッチングし、回転子110及び固定子120のハッチングを省略した。
図1は実施形態1に係る埋め込み永久磁石式同期電動機100の概略構成を示す断面図である。また、図2は図1の埋め込み永久磁石式同期電動機100の固定子120の歯121の先端形状の構成例を示す断面図である。さらに、図3は図1の埋め込み永久磁石式同期電動機100の回転子110の外形形状の構成例を示す断面図である。図1〜図3において,図6と同様の構成要素については同様の符号を付す。また、図示の便宜上、誘導コイル122及び永久磁石111a,111bのみをハッチングし、回転子110及び固定子120のハッチングを省略した。
図1において、埋め込み永久磁石式同期電動機100は、固定子(電機子ステータ)120の内側にIPM型の回転子(界磁ロータ)110を配置して構成される。固定子120の内周から突出する例えば12個である3m個(mは正の整数である)の歯121a,121b(総称して、符号121を付す)が所定角度間隔で形成され、各歯121には誘導コイル122が集中巻きで巻回されている。回転軸中心C1を中心として回転方向10で回転する回転子110には、一対の永久磁石(例えばフェライト磁石)111a,111b(総称して,符号111を付す)が当該円周方向に等間隔に埋め込まれ、合計で例えば10極である2n極(nはmとは異なる正の整数である)の永久磁石111が形成されている。ここで、各一対の永久磁石111は長方形の断面を有し、その長方形の長手方向が回転子110の外周の接線方向と平行となりかつ互いに隣接する永久磁石111が異なる極を有するように形成されている。
なお、永久磁石111と回転子110の外周との間に位置する回転子110の外周縁端部は各永久磁石111にそれぞれ対向する外周磁性体部115Aを有する。また、互いに隣接する永久磁石111の間には、磁束の漏洩及び短絡を防止するための磁束バリア112A,113がそれぞれ、回転子110を厚さ方向に切り欠けすることで形成されている。さらに、互いに隣接する歯121,121の各縁端部間においてスロット開口部123Aが形成される。
図1の実施形態1に係る埋め込み永久磁石式同期電動機100は、図6の比較例に係る埋め込み永久磁石式同期電動機200に比較して以下の点が異なる。
(特徴構成1)図6の固定子の120の内周に沿った先端円周を有しかつ各歯121の幅方向の中心線L1(図2)を対称軸として線対称である図6の先端部121に比較して、図1の固定子120の歯121の先端部121Aは、固定子の120の内周に沿った先端円周を有するが各歯121の幅方向の幾何学的中心線(以下、中心線という)L1(図2)を対称軸として非対称である先端部121Aを有する。具体的には、実施形態1に係る先端部121Aを、図2の中心線L1、歯121の径方向外形線(歯121の側面に対応する断面上の線をいう)L2,L3を境界線として用いて、図2に示すように部分121Aa,121Ab,121Acに3分割したときに、径方向外形線L2の側面の先端部121Aには周方向に突出する部分121Aaを有するが、径方向外形線L2の側面の先端部121Aには周方向に突出する部分がないように、すなわち先端部121Aは周方向で非対称となるように先端部121Aが形成されている。この詳細は図2を参照して後述する。
(特徴構成2)先端部121Aの歯121の径方向外形線L3に沿った長さL13は、先端部121Aの歯121の径方向外形線L2に沿った長さL12よりも短くなるように、すなわち、歯121の先端部121Aが回転方向10の前方部で歯121と回転子110との距離が小さくなり近接するように先端部121Aが形成される。この詳細は図2を参照して後述する。
(特徴構成3)図6の回転子110の各突出部115は周方向で対称となる円弧形状を有する。図1では、突出部115に代えて、周方向で非対称となる円弧形状の切り欠き部116を有する外周磁性体部115Aを備える。この詳細は図3を参照して後述する。
まず、歯121の先端部121Aの構成例について図2を参照して以下詳述する。
図2において、歯121の先端部121Aを、中心線L1、歯121の径方向外形線L2,L3を境界線として用いて、図2に示すように部分121Aa,121Ab,121Acに3分割して考える。すなわち、先端部121Aは部分121Aa,121Ab,121Acから構成される。部分121Acはその先端において径方向外形線L3に沿って延在する外形側面を有する。これに対して、部分121Abはその先端において周方向に延在する部分121Aaと連結されている。すなわち、歯121の先端部121Aは中心線L1を対称軸として非対称の形状を有する。
図2の実施形態では、先端部121Aの部分121Aaは周方向の前方側に位置するが、本開示はこれに限らず、周方向の後方側において部分121Acに連結するように形成してもよい。
また、先端部121Aの歯121の径方向外形線L3に沿った長さL13は、先端部121Aの歯121の径方向外形線L2に沿った長さL12よりも短くなるように先端部121Aが形成されている。すなわち、歯121の先端部121Aが回転方向10の前方部で歯121と回転子110との距離が小さくなるように先端部121Aが形成される。言い換えれば、歯121の先端部121Aが回転方向10の前方部で歯121と回転子110とがより近接するように先端部121Aが形成される。
以上において、特徴構成1とその変形例及び特徴構成2について説明したが、本開示は特徴構成1とその変形例と、特徴構成2とのうちいずれか1つのみを構成してもよい。
次いで、回転子110の外周磁性体部115Aの構成例について図3を参照して以下詳述する。
図3において、回転子110の外周磁性体部115Aは各永久磁石111に対応させて回転子110の外周縁端部に形成される。ここで、各外周磁性体部115Aは周方向で非対称となる円弧形状を有する切り欠き部116を有し、当該円弧形状は、回転軸中心C1よりも回転子110内の外周側に位置する中心C2を中心として、回転子110の半径R1よりも小さい半径R2を有する。図3において、回転軸中心C1から永久磁石111の長手方向の中心を通過する軸をd軸とし、回転軸中心C1から、互いに隣接する永久磁石111a,111b間に中間点を通過する軸をq軸とする。各外周磁性体部115Aの切り欠き部116は、回転子110の外周と、中心C2を中心として半径R2の円弧と、q軸とを囲む回転子110の部分を除去することで形成される。以上のように構成された外周磁性体部115Aは、各永久磁石111の周方向の前方側は、切り欠き部がなく磁束経路が広くなるため、周方向前方側の磁束バリア112Aを周方向後方側の磁束バリア113よりも大きくすることが好ましい。具体的には、磁束バリア112Aは磁束バリア113に比較して径方向の長さを長くする。
以上のように構成された実施形態1に係る埋め込み永久磁石式同期電動機100によれば、以下に示す作用効果が得られる。
図4Aは図1の埋め込み永久磁石式同期電動機100における固定子120と回転子110との第1の位置関係を示す断面図である。また、図4Bは図1の埋め込み永久磁石式同期電動機100における固定子120と回転子110との第2の位置関係を示す断面図である。ここで、図4Aは回転子110の永久磁石111aが固定子120の歯121aに近接する場合を表し、図4Bは回転子110の永久磁石111aが固定子120の歯121aから遠ざかる場合を表す。
図4Aに示すように、永久磁石111aが歯121aへ近づく場合は、永久磁石111aから出た磁束は、固定子120と回転子110との間のギャップ内を回転方向10に進み、回転方向10の前方側に位置する歯121aへ到達するため、回転方向10の応力が発生する。従って、歯121aの先端部121Aは、回転方向10の後方側に突出部はなく(なお、前方側には図2の部分121Aaがある)、固定子120と回転子110との間のギャップ内の磁束密度の差が大きくなるため、回転方向10の応力は強くなり、結果としてトルクが大きくなる。同時に永久磁石111aの回転方向10の前方側には切り欠きがなくギャップは狭いので、永久磁石111aから出た磁束線は歯121aへ到達しやすい。すると、有効磁束が増えるため、トルクはさらに増化する。
一方、図4Bに示すように、回転子110の永久磁石111aが歯121aから遠ざかる場合は、永久磁石111aから発生する磁束は、回転方向10の前方側と後方側とで、進む方向が2つに分かれる。前方側の磁束は、固定子120と回転子110との間のギャップ内を回転方向10に進み、回転方向10の前方側に位置する歯121bへ向かうため、回転方向10の応力を生む。しかし、回転方向10の後方側の磁束は、固定子120と回転子110との間のギャップ内を回転方向10とは逆方向に進み、回転方向10の後方側に位置する歯121aに向かうため、回転方向10と逆方向の応力を発生することになる。従って、歯121aの先端部121Aは、回転方向10の後方側に突出部はなく、磁束が逆方向に進む範囲が狭くなるため、回転方向10とは逆方向の応力は小さくなり、結果としてトルクの低減が抑えられる。同時に永久磁石111a上の回転方向10の後方側には切り欠き部116aがありギャップが広いので、磁石から出た磁束線は固定子120へは到達しにくい。すると有効磁束は少ないため、トルクの低減はさらに抑えられる。
図5は、図6の比較例に係る埋め込み永久磁石式同期電動機200及び図1の実施形態1に係る埋め込み永久磁石式同期電動機100のシミュレーション結果である。図5において、横軸は回転角(deg)、縦軸は回転角に対する、比較例のトルク平均値を1として正規化したトルクを示す。
図5から明らかなように、回転子110の回転位置に応じて増減を繰り返すトルクにおいて、比較例と比べて最大点が高くなり、最小点が持ち上げられることがわかる。このように、最小点での持ち上げ分は最大点での増加分よりも大きいため、コギングが抑制されることが分かる。
また、実施形態1で示す構成によれば、駆動時に磁束が集中する歯121aの先端部121Aの回転方向10の後方側において、磁気抵抗が高い部分がないため、鉄損を低減できる。また、駆動時に磁束が集中する永久磁石111の外周磁性体部115Aにおいて、切り欠き部116がない側の面積は広いため、磁束集中が緩和され、鉄損を低減できる。同一の磁束入力に対して、駆動時の鉄損が減るため、電動機100の効率は上がる。同じ鉄損量が許容できる電動機100を想定すれば、同体積における鉄損量が低減するため、小型化が図れる。
以上説明したように、本実施形態によれば、回転方向10の前方側における回転子110と固定子120との間の距離が、回転方向10の後方側における回転子110と固定子120との間の距離よりも短くなるように、固定子120及び/又は回転子110を非対称な形状とすることで、ギャップ内の磁束密度分布の差が大きくなるため、トルクを増やすことができる。また、非対称形状により固定子120及び回転子110の磁束が一部に集中することを緩和し、駆動時の鉄損を減らすことができる。結果として、高トルク化及び小型化を図ることができ、効率が改善される。
以上の実施形態においては、永久磁石111,111a,111bを用いているが、本開示はこれに限らず、磁石をもちいてもよい。
実施形態のまとめ.
本開示の第1の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、
固定子の内周側に形成されかつ誘導コイルが巻回された複数の歯を有する固定子と、
前記固定子の内側に設けられた回転子であって、複数の外周磁性体部よりも内側においてそれぞれ前記各外周磁性体部に対向するように外周方向で並置された複数の磁石を有する回転子とを備えた埋め込み永久磁石式同期電動機であって、
前記複数の歯の先端部と前記複数の外周磁性体部との少なくとも一方は、上記固定子の内周と上記回転子の外周との間の、回転方向の前方側における距離が、回転方向の後方側の距離よりも短くなるように、回転方向で非対称な円弧形状を有する。
本開示の第1の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、
固定子の内周側に形成されかつ誘導コイルが巻回された複数の歯を有する固定子と、
前記固定子の内側に設けられた回転子であって、複数の外周磁性体部よりも内側においてそれぞれ前記各外周磁性体部に対向するように外周方向で並置された複数の磁石を有する回転子とを備えた埋め込み永久磁石式同期電動機であって、
前記複数の歯の先端部と前記複数の外周磁性体部との少なくとも一方は、上記固定子の内周と上記回転子の外周との間の、回転方向の前方側における距離が、回転方向の後方側の距離よりも短くなるように、回転方向で非対称な円弧形状を有する。
本開示の第2の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、第1の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機において、前記複数の歯の先端部は、回転方向の後方側の径方向外形側面に沿って配置される一方、回転方向の前方側の径方向外形側面から回転方向で突出する部分を有するように構成される。
本開示の第3の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、第1又は第2の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機において、前記複数の歯の先端部は、当該歯の回転方向の前方側の径方向外形側面の長さが、当該歯の回転方向の後方側の径方向外形側面の長さよりも長い。
本開示の第4の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、第1〜第3の態様のうちのいずれか1つに係る埋め込み永久磁石式同期電動機において、前記複数の外周磁性体部はそれぞれ、前記回転子の半径よりも短い半径を有する円弧形状を有する切り欠き部を備える。
本開示の第5の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、第4の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機において、前記切り欠き部は、前記回転子の外周と、互いに隣接する前記各磁石の間の径方向中心線であるq軸と、上記各外周磁性体部の円弧とで囲まれる外周磁性体部の領域を除去することにより構成される。
本開示の第6の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機は、第4又は第5の態様に係る埋め込み永久磁石式同期電動機において、前記回転子は、互いに隣接する前記各磁石の間であって前記各磁石の両端部に配置された複数の磁束バリアを備え、
前記複数の磁束バリアは、前記各磁石において、回転方向の前方側の磁束バリアの周方向の長さは、回転方向の後方側の磁束バリアの周方向の長さよりも長い。
前記複数の磁束バリアは、前記各磁石において、回転方向の前方側の磁束バリアの周方向の長さは、回転方向の後方側の磁束バリアの周方向の長さよりも長い。
本開示の電動機は、例えば、車両用電動機に利用されうる。
100…電動機、
110…回転子、
111,111a,111b…磁石、
112A,113…磁束バリア、
115A…外周磁性体部、
116a,116b…切り欠き部、
120…固定子、
121,121a,121b…歯、
121A…歯の先端部、
121Aa,121Ab,121Ac…歯の先端部の部分、
122…誘導コイル。
110…回転子、
111,111a,111b…磁石、
112A,113…磁束バリア、
115A…外周磁性体部、
116a,116b…切り欠き部、
120…固定子、
121,121a,121b…歯、
121A…歯の先端部、
121Aa,121Ab,121Ac…歯の先端部の部分、
122…誘導コイル。
Claims (6)
- 固定子の内周側に形成されかつ誘導コイルが巻回された複数の歯を有する固定子と、
前記固定子の内側に設けられた回転子であって、複数の外周磁性体部よりも内側においてそれぞれ前記各外周磁性体部に対向するように外周方向で並置された複数の磁石を有する回転子とを備えた埋め込み永久磁石式同期電動機であって、
前記複数の歯の先端部と前記複数の外周磁性体部との少なくとも一方は、上記固定子の内周と上記回転子の外周との間の、回転方向の前方側における距離が、回転方向の後方側の距離よりも短くなるように、回転方向で非対称な円弧形状を有する、
埋め込み永久磁石式同期電動機。 - 前記複数の歯の先端部は、回転方向の後方側の径方向外形側面に沿って配置される一方、回転方向の前方側の径方向外形側面から回転方向で突出する部分を有するように構成された
請求項1記載の埋め込み永久磁石式同期電動機。 - 前記複数の歯の先端部は、当該歯の回転方向の前方側の径方向外形側面の長さが、当該歯の回転方向の後方側の径方向外形側面の長さよりも長い、
請求項1又は2記載の埋め込み永久磁石式同期電動機。 - 前記複数の外周磁性体部はそれぞれ、前記回転子の半径よりも短い半径を有する円弧形状を有する切り欠き部を備えた、
請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の埋め込み永久磁石式同期電動機。 - 前記切り欠き部は、前記回転子の外周と、互いに隣接する前記各磁石の間の径方向中心線であるq軸と、上記各外周磁性体部の円弧とで囲まれる外周磁性体部の領域を除去することにより構成された、
請求項4記載の埋め込み永久磁石式同期電動機。 - 前記回転子は、互いに隣接する前記各磁石の間であって前記各磁石の両端部に配置された複数の磁束バリアを備え、
前記複数の磁束バリアは、前記各磁石において、回転方向の前方側の磁束バリアの周方向の長さは、回転方向の後方側の磁束バリアの周方向の長さよりも長い、
請求項4又は5記載の埋め込み永久磁石式同期電動機。
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| JP2016092640A Pending JP2017201849A (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 埋め込み永久磁石式同期電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017201849A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019161624A1 (zh) * | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 东南大学 | 一种非对称双三相弧线永磁同步电机 |
| CN111193341A (zh) * | 2018-11-14 | 2020-05-22 | 沈阳中航机电三洋制冷设备有限公司 | Dc电动机及使用dc电动机的旋转压缩机 |
| CN112470364A (zh) * | 2018-08-03 | 2021-03-09 | 三菱电机株式会社 | 定子、电动机、压缩机以及制冷空调装置 |
| WO2023054173A1 (ja) * | 2021-09-29 | 2023-04-06 | ダイキン工業株式会社 | 回転子、モータ、圧縮機、および冷凍装置 |
-
2016
- 2016-05-02 JP JP2016092640A patent/JP2017201849A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019161624A1 (zh) * | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 东南大学 | 一种非对称双三相弧线永磁同步电机 |
| CN112470364A (zh) * | 2018-08-03 | 2021-03-09 | 三菱电机株式会社 | 定子、电动机、压缩机以及制冷空调装置 |
| CN111193341A (zh) * | 2018-11-14 | 2020-05-22 | 沈阳中航机电三洋制冷设备有限公司 | Dc电动机及使用dc电动机的旋转压缩机 |
| CN111193341B (zh) * | 2018-11-14 | 2021-09-28 | 沈阳中航机电三洋制冷设备有限公司 | Dc电动机及使用dc电动机的旋转压缩机 |
| WO2023054173A1 (ja) * | 2021-09-29 | 2023-04-06 | ダイキン工業株式会社 | 回転子、モータ、圧縮機、および冷凍装置 |
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