JP2017202732A - オーバーヘッドコンソール装置 - Google Patents

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JP2017202732A JP2016095103A JP2016095103A JP2017202732A JP 2017202732 A JP2017202732 A JP 2017202732A JP 2016095103 A JP2016095103 A JP 2016095103A JP 2016095103 A JP2016095103 A JP 2016095103A JP 2017202732 A JP2017202732 A JP 2017202732A
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光紀 三浦
Mitsunori Miura
光紀 三浦
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Abstract

【課題】 ロック装置をケースの車両左右方向の側面側、または車両前方側に配置した場合であっても、ロック装置のロックを解除できる、オーバーヘッドコンソール装置の提供。【解決手段】ガイドピン73がガイド溝70に沿ってスライドすることでケース30がボックスパネル20に対して格納位置30aと使用位置30bとの間で可動とされている。そのため、ケース30のボックスパネル20に対する動きは回動ではなくスライド動である。よって、回動する場合と異なり、ロック装置40の配置位置が回転軸の位置に影響されなくなる。したがって、ロック装置40をケース30の車両左右方向の側面側、または車両前方側に配置してもロック装置40のロック解除のためのストロークを容易に確保することができる。【選択図】 図6

Description

本発明は、車室天井に配設されるオーバーヘッドコンソール装置に関する。
特開2012−51453号公報は、図9に示すように、ケース(可動部材)3が単一の回転軸まわりに回転可能であり、ケース3の車両後方側にハートカムタイプのロック装置4が配置される、オーバーヘッドコンソール装置1を開示している。
しかし、上記公報開示のオーバーヘッドコンソール装置には、つぎの問題点がある。
ケース3の車両後方側にロック装置4が配置されるため、ケース3の車両後方側面にロック装置4を逃げるための凹部3aが必要になり、見栄えが悪い。
ロック装置4をケース3の車両左右方向の側面側、または車両前方側に配置することも考えられる。しかし、(i)車両左右方向の側面側に配置する場合、ロック装置4の位置がケース3の回転軸に近づいてしまい、ロック解除のためのストローク量を確保するためのケース3の押し込み量が大きくなってしまう。また、押し込み量を小さくするためにロック装置4の位置を回転軸から離すと、ロック装置4のピンやハートカム形状が見えてしまい、見栄えが悪くなる。一方、(ii)車両前方側に配置する場合、ロック解除のためのストローク量を満たすケース3の押し込み量を確保することが極めて困難である。
特開2012−51453号公報
本発明の目的は、ロック装置をケースの車両左右方向の側面側、または車両前方側に配置した場合であっても、ロック装置のロックを解除できる、オーバーヘッドコンソール装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車室天井に配設されるボックスパネルと、
前記ボックスパネルに格納される格納位置と該格納位置から下方に移動して車室内に突出する使用位置との間で前記ボックスパネルに対して可動なケースと、
前記ケースを前記ボックスパネルに対して前記格納位置に保持するロック装置と、
を有するオーバーヘッドコンソール装置であって、
前記ボックスパネルに、上下方向に延びるガイド溝が設けられており、前記ケースに、前記ガイド溝に挿入されており該ガイド溝に沿ってスライド可能なガイドピンが設けられており、前記ガイドピンが前記ガイド溝に沿ってスライドすることで前記ケースは前記ボックスパネルに対して前記格納位置と前記使用位置との間で可動とされている、オーバーヘッドコンソール装置。
(2) 前記ケースが前記ボックスパネルに対して車両左右方向に傾くことを抑制する左右傾動抑制機構を、さらに有しており、
前記左右傾動抑制機構は、前記ボックスパネルと前記ケースの一方に設けられ上下方向に延びるレールと、前記ボックスパネルと前記ケースの他方に上下方向に延びて設けられ前記レールに沿ってスライド可能な突条と、を備える(1)記載のオーバーヘッドコンソ
ール装置。
(3) 前記左右傾動抑制機構は、車両左右方向に間隔をおいて2つ設けられている、(2)記載のオーバーヘッドコンソール装置。
(4) 前記ガイド溝は、前側ガイド溝と、該前側ガイド溝より車両後方にある後側ガイド溝と、を備えており、
前記前側ガイド溝は、上下方向に直線状に延びる前側直線部と、該前側直線部の下端部に連なり該下端部から車両前方かつ下方に傾斜する前側傾斜部と、を備えており、
前記後側ガイド溝は、前記前側直線部の車両後方にあり該前側直線部と平行な後側直線部と、該後側直線部の下端部に連なり前記前側傾斜部の車両後方にあり該前側傾斜部と平行な後側傾斜部と、該後側傾斜部の下端部に連なり前記前側傾斜部の下端部またはその近傍で前記前側ガイド溝内のガイドピンが停止する位置を中心とする円弧状に延びる後側円弧部と、を備える、(1)〜(3)のいずれか1つに記載のオーバーヘッドコンソール装置。
上記(1)のオーバーヘッドコンソール装置によれば、ガイドピンがガイド溝に沿ってスライドすることでケースがボックスパネルに対して格納位置と使用位置との間で可動とされているため、ケースのボックスパネルに対する動きは回動ではなくスライド動である。よって、回動する場合と異なり、ロック装置の配置位置が回転軸の位置に影響されなくなる。したがって、ロック装置をケースの車両左右方向の側面側、または車両前方側に配置してもロック装置のロック解除のためのストロークを容易に確保することができる。
上記(2)のオーバーヘッドコンソール装置によれば、左右傾動抑制機構が設けられているため、ケースのボックスパネルに対する動きがスライド動であっても、ケースがボックスパネルに対して車両左右方向に傾くことを抑制でき、ケースのボックスパネルに対する動きを滑らかにできる。
上記(3)のオーバーヘッドコンソール装置によれば、左右傾動抑制機構が車両左右方向に間隔をおいて2つ設けられているため、ケースの傾きを効果的に抑制できる。
上記(4)のオーバーヘッドコンソール装置によれば、前側ガイド溝が上下方向に直線状に延びる前側直線部を備えており、後側ガイド溝が前側直線部の車両後方にあり前側直線部と平行な後側直線部を備えているため、ロック装置のロックを解除する際のケースの動きを上下方向の直線動にでき、ケースの動きが回動の場合に比べてロック装置のロック解除を容易にかつ確実に行うことができる。
また、前側ガイド溝が、前側直線部の下端部に連なり該下端部から車両前方かつ下方に傾斜する前側傾斜部を備えており、後側ガイド溝が、後側直線部の下端部に連なり前側傾斜部の車両後方にあり該前側傾斜部と平行な後側傾斜部を備えているため、前側ガイド部が前側直線部のみであり前側傾斜部を備えておらず後側ガイド部が後側直線部のみであり後側傾斜部を備えていない場合に比べて、ケースが使用位置にあるときのケース車両後方側端とボックスパネルとの間隔を大きくすることができる。よって使用位置にあるときのケースの使用性上で有利である。
また、後側ガイド溝が、後側傾斜部の下端部に連なり前側傾斜部の下端部またはその近傍で前側ガイド溝内のガイドピンが停止する位置を中心とする円弧状に延びる後側円弧部を備えるため、後側円弧部を備えていない場合に比べて、ケースが使用位置にあるときのケース車両後方側端とボックスパネルとの間隔をさらに大きくすることができる。よって使用位置にあるときのケースの使用性上で非常に有利である。
本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置の分解斜視図である。 本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置における、ボックスパネルの斜視図である。 本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置における、ケースの斜視図である。 本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置における、ボックスパネルとケースの断面図である。(a)は、ケースが格納位置にある状態を示す。(b)は、ロック装置のロックを解除するために格納位置にあるケースを押し込んだ状態を示す。(c)は、ケースが突出位置にある状態を示す。(d)は、ロック装置のロックをかけるために突出位置にあるケースを格納位置を超えて押し込んだ状態を示す。 本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置における、ロック装置の正面図である。(a)は、図4(a)の状態におけるロック装置を示す。(b)は、図4(b)の状態におけるロック装置を示す。(c)は、図4(c)の状態におけるロック装置を示す。(d)は、図4(d)の状態におけるロック装置を示す。 本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置の作動図である。 本発明実施例1のオーバーヘッドコンソール装置における、ガイド溝の模式正面図である。 本発明実施例2のオーバーヘッドコンソール装置の作動図である。 従来のオーバーヘッドコンソール装置の分解斜視図である。
以下に、図1〜図8を参照して、本発明実施例のオーバーヘッドコンソール装置(以下、単に装置ともいう)を説明する。なお、図中、UPは上方を示し、FRは車両前方を示す。図1〜図7は、本発明実施例1の装置を示し、図8は、本発明実施例2の装置を示す。本発明実施例1,2にわたって共通する部分には、本発明実施例1,2にわたって同じ符号を付してある。
まず、本発明実施例1,2にわたって共通する部分を説明する。
本発明実施例の装置10は、自動車の車両前方側端部かつ車両左右方向中央部の車室天井に配置されサングラスなどの小物を収容するケースを有する車両用オーバーヘッドコンソール装置である。ただし、小物を収容するケースの代わりに、収容部を有さない、後部座席に着座する乗員とのカンバセーションミラー等であってもよい。以下、本発明実施例および図示例では、装置10が小物を収容するケースを有する場合を説明する。
装置10は、図6に示すように、車室天井に配設されるボックスパネル20と、ボックスパネル20に格納される格納位置30aと格納位置30aから下方に移動して車室内に突出する使用位置30bとの間でボックスパネル20に対して可動なケース30と、図1に示すように、ケース30をボックスパネル20に対して格納位置30aに保持するロック装置40と、ケース30がボックスパネル20に対して車両左右方向に傾くことを抑制する左右傾動抑制機構50と、を有する。
ボックスパネル20は、車室天井に固定配置されている。ボックスパネル20は、ケース30の容積を決める。ボックスパネル20は車室天井の大きさによって形状が変化する。ボックスパネル20は、下方に向って開放する凹部21aを備えるボックス状のパネル本体21と、パネル本体21の開口周縁部に固定して取付けられて装置10の意匠性を向上させるデザインパネル22と、を備える。パネル本体21とデザインパネル22は、た
とえば、パネル本体21とデザインパネル22の一方に設けられる爪21bをパネル本体21とデザインパネル22の他方に設けられる爪受け22aに係合させることで、互いに固定される。
ボックスパネル20とケース30との少なくとも一方には、格納位置30aにあるケース30がボックスパネル20に対して車両走行振動等でがたつくことを抑制するために、クッションゴム60が取付けられている。クッションゴム60は、1個のみ設けられていてもよく、複数個設けられていてもよい。図示例では、クッションゴム60がボックスパネル20の天井壁(上壁)に取付けられる場合を示しているが、クッションゴム60はケース30に取付けられていてもよく、ボックスパネル20とケース30の両方に取付けられていてもよい。
ボックスパネル20とケース30との間には、ケース30のボックスパネル20に対する移動速度を緩やかにするためのダンパ61およびダンパギア62が設けられている。なお、図示例では、ボックスパネル20にダンパ61が取付けられケース30にダンパ61のギアと噛合するダンパギア62が設けられる場合を示しているが、ボックスパネル20にダンパギア62が設けられケース30にダンパ61が取付けられていてもよい。
ケース30は、平板状または略平板状でありケース30が格納位置30aにあるときに下面が意匠面を構成する意匠壁31と、格納位置30aにあるときに意匠壁31から上方に突出する突出壁32と、を備える。意匠壁31は、ケース30が格納位置30aにあるとき、凹部21aの開口の全体(ほぼ全体を含む)を塞ぐ。突出壁32は、内側に小物を収容可能な収容スペースSを備えている。収容スペースSを備えるため、ケース30が実際に物を入れることができるスペース(容積)を決める。収容スペースSを構成する壁面には、図示略の不織布、クッション等が貼られ、収容スペースS内の物が傷付くことが抑制されている。図4に示すように、突出壁32は、ケース30が格納位置30aにあるとき(図4(a))、全体またはほぼ全体が凹部21a内に位置しており、収容スペースSに小物を出し入れ不能である。また、突出壁32は、ケース30が使用位置30bにあるとき(図4(c))、大部分が凹部21aから下方に出ており、収容スペースSに車両後方側から小物を出し入れ可能である。
ケース30は、ボックスパネル20に対してスライド動可能とされている。図1に示すように、ボックスパネル20に、上下方向に延びるガイド溝70が設けられており、ケース30に、ガイド溝70に常時挿入されておりガイド溝70に沿ってスライド可能なガイドピン73が設けられている。ガイドピン73がガイド溝70に沿ってスライドすることでケース30はボックスパネル20に対して格納位置30aと使用位置30bとの間で可動とされている。ガイド溝70とガイドピン73は、ケース30の車両左右方向両側部に設けられている。
ケース30の車両左右方向両側に設けられるガイド溝70のうち、少なくともケース30の片側に設けられるガイド溝70は、図6、図7に示すように、前側ガイド溝71と、前側ガイド溝71より車両後方にある後側ガイド溝72と、を備える。また、ガイドピン73は、前側ガイド溝71に沿って動く前側ガイドピン74と、後側ガイド溝72に沿って動く後側ガイドピン75と、を備える。1本のガイド溝70には、1個のガイドピン73のみが挿入される。
前側ガイド溝71は、前側ガイド溝71の上端部を含んで上下方向に直線状に延びる前側直線部71aと、前側直線部71aの下端部に連なり該下端部から車両前方かつ下方に傾斜する前側傾斜部71bと、を備える。
後側ガイド溝72は、前側直線部71の車両後方にあり後側ガイド溝72の上端部を含
んでおり前側直線部71aと平行な後側直線部72aと、後側直線部72aの下端部に連なり前側傾斜部71bの車両後方にあり該前側傾斜部71bと平行な後側傾斜部72bと、後側傾斜部72bの下端部に連なり前側傾斜部71bの下端部またはその近傍で前側ガイドピン74が停止する位置を中心とする円弧状に下方に延びる後側円弧部72cと、を備える。
ロック装置40は、図1に示すように、いわゆるハートカム41と該ハートカム41に係脱可能なロックピン42を備える、ハートカムタイプのロック装置である。ロックピン42がハートカム41に係合している(引っ掛かっている)とき、ロック装置40のロックがかかった状態にあり、ケース30はボックスパネル20に対して格納位置30aに保持される。格納位置30aにあるケース30を上方に若干量押すことでロックピン42とハートカム41との係合が解除され、ケース30の押し込み操作を解除することでケース30は自重でおよび/または図示略の付勢機構の付勢力で下方に使用位置30bに達するまで移動する。
ロック装置40は、ケース30の車両前方側に配置されていることが望ましい。すなわち、ロック装置40は、ケース30の車両前方側面(壁)と、該ケース30の車両前方側面(壁)に対向するボックスパネル20の対向面(壁)に配置されていることが望ましい。この理由は、ロック装置40がケース30の車両後方側または車両左右方向の側面側に配置されている場合、ケース30が使用位置30にあるときにロック装置40が露出してしまい使用者から見えてしまい装置10の見栄え上で不利になるからである。
ロック装置40は部品点数削減のため1個のみ設けられている。1個のロック装置40は、ロックのかかりを確実にするとともに、格納位置30aにあるケース30がボックスパネル20に対して傾くことを抑制するために、ケース30の車両左右方向中央部(その近傍を含む)に配置されていることが望ましい。
左右傾動抑制機構50は、ケース30がボックスパネル20に対して車両左右方向に傾くことを抑制する機構である。左右傾動抑制機構50は、ケース30のボックスパネル20に対する移動がスライド動であり回動の場合と異なりケース30がボックスパネル20に対して車両左右方向に傾くおそれがあるため、これを抑制するために設けられる。すなわち、左右傾動抑制機構50は、ケース30のボックスパネル20に対する動きが回動のみの場合(従来)には不要な機構であり、ケース30のボックスパネル20に対する動きがスライド動であるために必要な機構である。
左右傾動抑制機構50は、ケース30の車両前方側に配置されていることが望ましい。すなわち、左右傾動抑制機構50は、ケース30の車両前方側面(壁)と、該ケース30の車両前方側面(壁)に対向するボックスパネル20の対向面(壁)に配置されていることが望ましい。この理由は、左右傾動抑制機構50がケース30の車両後方側または車両左右方向の側面側に配置されている場合、ケース30が使用位置30にあるときに左右傾動抑制機構50が露出してしまい使用者から見えてしまい装置10の見栄え上で不利になるからである。
左右傾動抑制機構50は、ボックスパネル20とケース30の一方に設けられ上下方向に延びるレール51と、ボックスパネル20とケース30の他方に上下方向に延びて設けられレール51に沿ってスライド可能な突条52と、を備える。左右傾動抑制機構50は、ロック装置40と同様にケース30の車両前方側に設けられているため、ロック装置40を避けて設けられる。このため、ロック装置40をケース30の車両左右方向中央部に配置すると左右傾動抑制機構50はケース30の車両左右方向中央からずれた位置に設けられる必要がある。よって、左右傾動抑制機構50は、車両左右方向に間隔をおいて2つ
設けられている。2つの左右傾動抑制機構50はケース30の幅方向中央部(ロック装置40)を中心として対称位置に設けられていることが望ましい。
ケース30がボックスパネル20に対して車両前後方向に傾く(がたつく)おそれがある場合には、装置10は、さらに前後傾動抑制機構80を有していてもよい。
前後傾動抑制機構80は、ケース30のボックスパネル20に対する移動がスライド動であり回動の場合と異なりケース30がボックスパネル20に対して車両前後方向に使用者の意思に反してがたつくおそれがあるため、これを抑制するために設けられる。すなわち、前後傾動抑制機構80は、ケース30のボックスパネル20に対する動きが回動のみの場合(従来)には不要な機構であり、ケース30のボックスパネル20に対する動きがスライド動であるために必要な機構である。
前後傾動抑制機構80は、ケース30の車両前方側に配置されていることが望ましい。すなわち、前後傾動抑制機構80は、ケース30の車両前方側面(壁)と、該ケース30の車両前方側面(壁)に対向するボックスパネル20の対向面(壁)の少なくとも一方に配置されていることが望ましい。この理由は、前後傾動抑制機構80がケース30の車両後方側または車両左右方向の側面側に配置されている場合、ケース30が使用位置30にあるときに前後傾動抑制機構80が露出してしまい使用者から見えてしまい装置10の見栄え上で不利になるからである。
前後傾動抑制機構80は、図2に示すように、上下方向に延びるリブ81を備える。リブ81により、ボックスパネル20とケース30の車両前後方向の隙を小さくでき、ボックスパネル20に対してケース30が車両前後方向にがたつくことを抑制できる。リブ81により、ケース30のボックスパネル20に対する使用者の意図した動きが制限されるおそれがある場合には、リブ81に逃げ部81aが設けられていることが望ましい。
前後動抑制機構80は、ロック装置40および左右傾動抑制機構50と同様にケース30の車両前方側に設けられているため、ロック装置40および左右傾動抑制機構50を避けて設けられる。このため、ロック装置40をケース30の車両左右方向中央部に配置すると前後傾動抑制機構80はケース30の車両左右方向中央からずれた位置に設けられる必要がある。よって、前後傾動抑制機構80は、車両左右方向に間隔をおいて2つ設けられている。2つの前後傾動抑制機構80は、2つの左右傾動抑制機構50の左右外側に設けられる。2つの前後傾動抑制機構80はケース30の幅方向中央部(ロック装置40)を中心として対称位置に設けられていることが望ましい。
ここで、本発明実施例1,2にわたって共通する作動を説明する。
(a)ケース30が格納位置30aにあるとき
図4(a)に示すように、ケース30の突出壁32が凹部21a内に位置しており、収容スペースSに小物を出し入れ不能である。図6に示すように、前側ガイドピン74は前側ガイド溝71の前側直線部71aの上端部近傍に位置しており、後側ガイドピン75は後側ガイド溝72の後側直線部72aの上端部近傍に位置している。図5(a)に示すように、ロックピン42がハートカム41に係合しており(引っ掛かっており)ロック装置40のロックはかかっている。
(b)格納位置30aにあるケース30を上方に押したとき
図4(b)に示すように、ケース30がボックスパネル20に対して若干量だけ上昇する。図5(b)に示すように、ロックピン42により押されてハートカム41が若干量だけ回転する。これによりロックピン42とハートカム41の係合が解除される。
(c)上記(b)の状態からケース30の押し込みを解除したとき
図6に示すように、前側ガイドピン74が前側ガイド溝71内を下方に移動するとともに後側ガイドピン75が後側ガイド溝72内を下方に移動する。すなわち、前側ガイドピン74が前側ガイド溝71内を前側直線部71aから前側傾斜部71bの下端部またはその近傍で前側ガイドピン74が停止する位置まで移動し、後側ガイドピン75が後側ガイド溝72内を後側直線部72aから後側傾斜部72bを通って後側円弧部72cの下端部またはその近傍で後側ガイドピン75が停止する位置まで移動する。この結果、図6または図4(c)に示すように、ケース30がボックスパネル20に対してスライドして使用位置30bに達するまで下方に移動する。使用位置30bに達したとき、ケース30の突出壁32の大部分が凹部21aから下方に出ており、収容スペースSに車両後方側から小物を出し入れ可能である。図5(c)に示すように、ロックピン42はハートカム41から離れた状態になる。
(d)使用位置30bにあるケース30を、格納位置30aを超えて上方に押したとき
図6に示すように、前側ガイドピン74が前側ガイド溝71内を上方に移動するとともに後側ガイドピン75が後側ガイド溝72内を上方に移動する。すなわち、前側ガイドピン74が前側ガイド溝71内を前側傾斜部71bから前側直線部71aの上端部まで移動し、後側ガイドピン75が後側ガイド溝72内を後側円弧部72cから後側傾斜部72bを通って後側直線部72aの上端部まで移動する。この結果、図6または図4(d)に示す状態になる。図5(d)に示すように、ロックピン42により押されてハートカム41が若干量だけ回転する。この押し込みを解除すると、ロックピン42がハートカム41に係合する状態(上記(a)の状態)になるまでケース20がボックスパネル20に対して下方に移動し、格納位置30aになる。
つぎに、本発明実施例1,2にわたって共通する効果を説明する。
ガイドピン73がガイド溝70に沿ってスライドすることでケース30がボックスパネル20に対して格納位置30aと使用位置30bとの間で可動とされているため、ケース30のボックスパネル20に対する動きは回動ではなくスライド動である。よって、回動する場合と異なり、ロック装置40の配置位置が回転軸の位置に影響されなくなる。したがって、ロック装置40をケース30の車両左右方向の側面側、または車両前方側に配置してもロック装置40のロック解除のためのストロークを容易に確保することができる。
左右傾動抑制機構50が設けられているため、ケース30のボックスパネル20に対する動きがスライド動であっても、ケース30がボックスパネル20に対して車両左右方向に傾くことを抑制でき、ケース30のボックスパネル20に対する動きを滑らかにできる。また、左右傾動抑制機構50が車両左右方向に間隔をおいて2つ設けられているため、ケース30の左右方向の傾きを効果的に抑制できる。
前側ガイド溝71が上下方向に直線状に延びる前側直線部71aを備えており、後側ガイド溝72が前側直線部71aの車両後方にあり前側直線部71aと平行な後側直線部72aを備えているため、ロック装置40のロックを解除する際のケース30の動きを上下方向の直線動にでき、ケース30の動きが回動の場合に比べてロック装置40のロック解除を容易にかつ確実に行うことができる。
また、前側ガイド溝71が、前側直線部71aの下端部に連なり該下端部から車両前方かつ下方に傾斜する前側傾斜部71bを備えており、後側ガイド溝72が、後側直線部72aの下端部に連なり前側傾斜部71bの車両後方にあり該前側傾斜部71bと平行な後側傾斜部72bを備えているため、前側ガイド部71が前側直線部71aのみであり前側傾斜部71bを備えておらず後側ガイド部72が後側直線部72aのみであり後側傾斜部72bを備えていない場合に比べて、ケース30が使用位置30bにあるときのケース30車両後方側端とボックスパネル20との間隔(スペースSの開口)を大きくすることがで
きる。よって使用位置30bにあるときのケース30の使用性上で有利である。
また、後側ガイド溝72が、後側傾斜部72bの下端部に連なり前側傾斜部71bの下端部またはその近傍で前側ガイドピン74が停止する位置を中心とする円弧状に延びる後側円弧部72cを備えるため、後側円弧部72cを備えていない場合に比べて、ケース30が使用位置30bにあるときのケース30車両後方側端とボックスパネル20との間隔(スペースSの開口)をさらに大きくすることができる。よって使用位置30bにあるときのケース30の使用性上で非常に有利である。
前後傾動抑制機構80が設けられているため、ケース30のボックスパネル20に対する移動がスライド動であっても、ケース30がボックスパネル20に対して車両前後方向に使用者の意思に反してがたつくことを抑制でき、ケース30のボックスパネル20に対する動きを滑らかにできる。また、前後傾動抑制機構80が車両左右方向に間隔をおいて2つ設けられているため、ケース30の前後方向のがたつきを効果的に抑制できる。
本発明図示例では、ハートカム41が正面視手裏剣のような形状の回転タイプとなっているが、同様の作用を得られるのであれば、ハートカム41は回転タイプではなく揺動するだけの揺動タイプ等であってもよい。また、ハートカム41がボックスパネル20に回転可能に取付けられており、ロックピン42がケース30に固定して取付けられているが、ハートカム41がケース30に取付けられてロックピン42がボックスパネル20に取付けられていてもよい。また、ハートカム41が固定されてロックピン42が揺動するようにされていてもよい。
つぎに、本発明各実施例に特有な部分を説明する。
〔実施例1〕(図1〜図7)
本発明実施例1では、図1、図6に示すように、ボックスパネル20のパネル本体21に設けられる前側ガイド溝71と後側ガイド溝72が、パネル本体21に下方に開放するようにして設けられている。そのため、前側ガイドピン74と後側ガイドピン75がそれぞれのガイド溝71,72から下方に脱落するおそれがある。このおそれを防止するためにデザインパネル22にガイドピン74,75を停止させるための停止保持部22bが設けられている。
本発明実施例1では、ボックスパネル20のパネル本体21に設けられる前側ガイド溝71と後側ガイド溝72が、パネル本体21に下方に開放するようにして設けられている。また、デザインパネル22にガイドピン74,75を停止させるための停止保持部22bが設けられている。したがって、パネル本体21に対してケース30を装置車両搭載時における下方から組み付けることができ、また、デザインパネル22も装置車両搭載時における下方から組み付けることができ、ケース30およびデザインパネル22の一方向組付けを行うことができる。よって、装置10の組付け性上で有利である。
〔実施例2〕(図8)
本発明実施例2では、図8に示すように、ボックスパネル20のパネル本体21に設けられる前側ガイド溝71と後側ガイド溝72が、パネル本体21に閉塞(下方に開放しないように)して設けられている。
本発明実施例2では、前側ガイド溝71と後側ガイド溝72が、パネル本体21に閉塞(下方に開放しないように)して設けられているため、デザインパネル22の有無によらずガイドピン74,75がガイド溝71,72から脱落することを防止できる。
10 オーバーヘッドコンソール装置
20 ボックスパネル
21 パネル本体
21a 凹部
22 デザインパネル
22b 停止保持部
30 ケース
30a 格納位置
30b 使用位置
31 意匠壁
32 突出壁
40 ロック装置
41 ハートカム
42 ロックピン
50 左右傾動抑制機構
51 レール
52 突条
60 クッションゴム
61 ダンパ
62 ダンパギア
70 ガイド溝
71 前側ガイド溝
71a 前側直線部
71b 前側傾斜部
72 後側ガイド溝
72a 後側直線部
72b 後側傾斜部
72c 後側円弧部
73 ガイドピン
74 前側ガイドピン
75 後側ガイドピン
80 前後傾動抑制機構
81 リブ
S 収容スペース

Claims (4)

  1. 車室天井に配設されるボックスパネルと、
    前記ボックスパネルに格納される格納位置と該格納位置から下方に移動して車室内に突出する使用位置との間で前記ボックスパネルに対して可動なケースと、
    前記ケースを前記ボックスパネルに対して前記格納位置に保持するロック装置と、
    を有するオーバーヘッドコンソール装置であって、
    前記ボックスパネルに、上下方向に延びるガイド溝が設けられており、前記ケースに、前記ガイド溝に挿入されており該ガイド溝に沿ってスライド可能なガイドピンが設けられており、前記ガイドピンが前記ガイド溝に沿ってスライドすることで前記ケースは前記ボックスパネルに対して前記格納位置と前記使用位置との間で可動とされている、オーバーヘッドコンソール装置。
  2. 前記ケースが前記ボックスパネルに対して車両左右方向に傾くことを抑制する左右傾動抑制機構を、さらに有しており、
    前記左右傾動抑制機構は、前記ボックスパネルと前記ケースの一方に設けられ上下方向に延びるレールと、前記ボックスパネルと前記ケースの他方に上下方向に延びて設けられ前記レールに沿ってスライド可能な突条と、を備える請求項1記載のオーバーヘッドコンソール装置。
  3. 前記左右傾動抑制機構は、車両左右方向に間隔をおいて2つ設けられている、請求項2記載のオーバーヘッドコンソール装置。
  4. 前記ガイド溝は、前側ガイド溝と、該前側ガイド溝より車両後方にある後側ガイド溝と、を備えており、
    前記前側ガイド溝は、上下方向に直線状に延びる前側直線部と、該前側直線部の下端部に連なり該下端部から車両前方かつ下方に傾斜する前側傾斜部と、を備えており、
    前記後側ガイド溝は、前記前側直線部の車両後方にあり該前側直線部と平行な後側直線部と、該後側直線部の下端部に連なり前記前側傾斜部の車両後方にあり該前側傾斜部と平行な後側傾斜部と、該後側傾斜部の下端部に連なり前記前側傾斜部の下端部またはその近傍で前記前側ガイド溝内のガイドピンが停止する位置を中心とする円弧状に延びる後側円弧部と、を備える、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のオーバーヘッドコンソール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021064526A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 矢崎総業株式会社 コネクタ
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CN116189373A (zh) * 2023-04-27 2023-05-30 山东高元建筑工程有限公司 一种建筑消防报警装置

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