JP2017202799A - 乗物用シートのシートカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】シートカバーの伸張性を部分的に性能良く変更することにある。
【解決手段】伸張可能な面材で構成された乗物用シートのシートカバー4Sにおいて、シートカバー4Sに、伸張しやすい高伸張部10Dと、高伸張部10Dに近づくに従って次第に伸張しやすくされているグラデーション部20Dとが隣接して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、部分的に伸張性が異なる乗物用シートのシートカバーに関する。
この種の乗物用シートでは、シート性能向上の観点から、シートカバーの伸び特性を部分的に異ならせたいとの要請がある。例えば特許文献1に開示の座席用カバー材は、本発明のシートカバーに相当する表面材と、柔らかい緩衝性材料と、硬い緩衝性材料と、裏面材を備えている。表面材は、プラスチックレザー製の面材であり、裏面材は、寒冷沙製の面材である。そして各緩衝性材料は、それぞれ軟質ポリウレタンフォーム製のマット材であって、密度の違いによって硬柔の差を出している。公知技術においては、表面材と各緩衝性材料と裏面材を積層して座席用カバー材を形成する。このとき乗員の背部等に当たる座席用カバー材部分に柔らかい緩衝性材料を配置するとともに、乗員の腰部等に当たる座席用カバー材部分に硬い緩衝性材料を配置する。こうして相対的に柔らかい緩衝性材料が配置されて伸びやすくされた表面材部分で乗員の背部等をフィット感よく支持する。また相対的に硬い緩衝性材料が配置されて伸びにくくされた表面材部分で乗員の腰部等をしっかりと支持する。
実開昭63−38898号公報
ところで公知技術の構成は、表面材とは別に複数種類の緩衝性部材が必要となることから、部品点数が増加するなどして、すんなり採用できる構成ではなかった。そこで本発明のシートカバーに相当する表面材を、伸張性に優れる表面材のピースと、伸張性に劣る他の表面材のピースを縫合して形成することが考えられる。こうすることで座席用カバー材の伸び特性を、緩衝性部材に頼ることなく部分的に異ならせることができる。しかし伸張性の異なる表面材のピース同士を単に縫合する構成では、表面材の伸張性がピース同士の境目で明確に異なることから、乗員が違和感を覚えるなどしてシート性能が悪化するおそれがある。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートカバーの伸張性を部分的に性能良く変更することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートのシートカバーは、伸張可能な面材で構成されている。この種のシートカバーでは、伸張性を部分的に性能良く(例えば極力違和感なく)変更できることが望まれる。そこで本発明では、伸張しやすい高伸張部と、高伸張部に近づくに従って次第に伸張しやすくされているグラデーション部とが隣接して設けられている。本発明においては、グラデーション部によって、伸張しやすい高伸張部の境目における伸張性の差を極力曖昧にすることにより、乗員に対して極力違和感を覚えさせない構成とすることができる。
第2発明の乗物用シートのシートカバーは、第1発明の乗物用シートのシートカバーにおいて、シートカバーの少なくとも一部が、高伸張部とグラデーション部を備えた面材としての編物で構成されている。そして編物が、所定長さの糸材のループで形成された編目と、編目に比して長い糸材のループで形成された他の編目を有しているとともに、高伸張部が、グラデーション部に比して多くの他の編目を有して伸張しやすくされている。本発明では、編物を構成している編目のループ長さの違いにより、高伸張部とグラデーション部の伸張性を異ならしている。このためシートカバーとしての編物を、編み方や構成糸を部位毎に極端に変更する必要のないシンプルな構成とすることができる。
第3発明の乗物用シートのシートカバーは、第1発明又は第2発明の乗物用シートのシートカバーにおいて、高伸張部とグラデーション部が同一素材の糸材で構成されている。本発明においては、高伸張部とグラデーション部が、同一素材の糸材で構成されることにより、これら各部が似通った外観を呈するなどして、シートカバーの意匠性を向上させることができる。
第4発明の乗物用シートのシートカバーは、第1発明〜第3発明のいずれかの乗物用シートのシートカバーにおいて、高伸張部及びグラデーション部に比して伸張しにくい低伸張部が設けられているとともに、グラデーション部が、高伸張部と低伸張部の間に配置されている。本発明では、グラデーション部によって、相対的に伸張しやすい高伸張部と相対的に伸張しにくい低伸張部との伸張性の差を極力曖昧にすることにより、乗員に対して極力違和感を覚えさせない構成とすることができる。
本発明に係る第1発明によれば、シートカバーの伸張性を部分的に性能良く変更することができる。また第2発明によれば、比較的シンプルな構成によって、シートカバーの伸張性を部分的に性能良く変更することができる。また第3発明によれば、シートカバーの伸張性を部分的に更に性能良く変更することができる。そして第4発明によれば、シートカバーの伸張性を部分的により更に性能良く変更することができる。
乗物用シートの正面図である。 低伸張部を示すシートカバー一部の拡大正面図である。 高伸張部を示すシートカバー一部の拡大正面図である。 低伸張部とグラデーション部と高伸張部の各編目を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。図1には、便宜上、乗物用シートの上下方向と左右方向を示す矢線を図示する。なお図2及び図3において、各図に示された複数の編目は全て同一ループ長の編目であるが、編目同士の配置関係をわかりやすく図示するため、紙面の中央に図示された各編目を太線で示し、紙面の上下端に図示された各編目を細線で示す。
図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなす図示しないシートフレーム(4F,6F)と、乗員を弾性的に支持する図示しないシートパッド(4P,6P)と、シートパッドを被覆する後述のシートカバー(4S,6S)を有する。ここで各シートフレーム4F,6F(図示省略)は、典型的に略矩形又はアーチ状とされた金属製の枠体で構成されている。また各シートパッド4P,6P(図示省略)は、シート外形をなす部材であり、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m〜60kg/m)等の発泡樹脂で形成できる。
そしてシートクッション4の後部には、シートバック6の下部が起倒可能に連結されている。またシートバック6の上部にはヘッドレスト8が一体的に設けられており、このヘッドレスト8は、シート幅方向におけるシートバック6の中央が上方に突出することで構成されている。そしてシートバック6とヘッドレスト8の間には、意匠性向上の観点等から一対の孔部Hが設けられており、これら一対の孔部Hは、シート幅方向に並列して配置されている。
ここでシートクッション4の上面は、天板メイン部4aと、一対の天板サイド部4bに区分けできる。天板メイン部4aは、シート幅方向におけるシートクッション4の中央部位であり、一般的な体格の乗員に合わせた幅寸法でシート前後方向に延びている。また天板メイン部4aの左右両側には、それぞれ天板メイン部4aよりも上方に突出する天板サイド部4bが設けられており、これら左右の天板サイド部4bによってカーブ走行時などの旋回時に乗員側部を支持できる。
またシートバック6の正面も、天板メイン部6aと、一対の天板サイド部6bに区分けできる。天板メイン部6aは、シート幅方向におけるシートバック6の中央部位であり、適度な幅寸法でシート前後方向に延びている。また天板メイン部6aの左右両側には、それぞれ天板メイン部6aよりも前方に突出する天板サイド部6bが設けられており、これら左右の天板サイド部6bによってカーブ走行時などの旋回時に乗員側部を支持できる。
[シートカバー]
各シートカバー4S,6Sは、それぞれシートの意匠面を構成する面材であり、面材としての複数の表皮ピースを縫合して構成することができ、また一枚物の面材で構成することもできる。例えばシートクッション4の上面を覆うシートカバー4Sは、第一表皮ピースSP1〜第三表皮ピースSP3を縫合することで形成されている。第一表皮ピースSP1は、天板メイン部4aを覆う表皮ピースであり、後述する一枚物の編物で構成されている。また第二表皮ピースSP2と第三表皮ピースSP3は、左右の天板サイド部4bを覆う表皮ピースであり、それぞれ後述する一枚物の編物で構成されている。またシートバック6の正面を覆うシートカバー6S部分は、後述する一枚物の編物で構成されており、天板メイン部6aと天板サイド部6bに跨って配置されている。なお各シートカバー4S,6S中で、図示されていない部分又は符号の付されていない部分は、布帛(織物,編物,不織布)や皮革等の各種面材にて適宜構成することができる。
そして本実施形態では、シートの着座性向上の観点等から、各シートカバー4S,6Sの伸び特性を部分的に異ならせる。すなわち後述するように、各シートカバー4S,6Sを、それぞれ図1に示す白抜きの矢印D1,D2が向いている方向に向けて次第に伸張しやすくする。この種のシート構成では、伸張性に極端な差が出ることを極力回避するなどして、各シートカバー4S,6Sの伸び特性を性能良く(極力違和感なく)異ならせることが望ましい。そこで本実施形態では、後述の構成(高伸張部10D,10U、グラデーション部20D,20U、低伸張部30S,30U等)によって、各シートカバー4S,6Sの伸び特性を性能良く異ならせることとした。以下、シートクッション4のシートカバー4Sとシートバック6のシートカバー6Sの順にこれらの構成について詳述する。なお各シートカバー4S,6Sの基本的な形成手法は同一であることから、シートカバー4Sを一例にその形成手法を説明する。
[シートクッションの高伸張部]
シートクッション4では、図1を参照して、天板メイン部4aを被覆する第一表皮ピースSP1に、下部高伸張部10Dと、後述の下部グラデーション部20Dが設けられている。下部高伸張部10Dは、第一表皮ピースSP1において最もシート前後方向に伸張しやすい略矩形の部位であり、着座状態の乗員の脚部(例えば脹脛)が当接するシートカバー部分に配置されている。すなわち下部高伸張部10Dは、天板メイン部4aの前端全幅を網羅するように配置されており、天板メイン部4aの前端形状に倣って緩やかな曲線状をなして左右方向に延びている。なお下部高伸張部10Dのシート前後方向の寸法は、天板メイン部4a全幅で略同一となるように設定することができ、また中央に向かうにつれて次第に小さくなるように設定することもできる。
[シートクッションのグラデーション部]
また下部グラデーション部20Dは、伸張性が段階的に異なっている部位であり、下部高伸張部10Dを除く第一表皮ピースSP1部分に設けられている。この下部グラデーション部20Dは、シート前後方向において、第一の下部グラデーション部位21Dと第二の下部グラデーション部位22Dと第三の下部グラデーション部位23Dと第四の下部グラデーション部位24Dに区分けされている。さらに図1の矢線D1を参照して、第四の下部グラデーション部位24D〜第一の下部グラデーション部位21Dが、この順で下部高伸張部10Dに向けて順次配置され且つシート前後方向に伸張しやすくされている。なお各下部グラデーション部位21D〜24Dのシート前後方向の寸法は特に限定しないが、天板メイン部4aの寸法や、当接する乗員の部位の寸法によって適宜設定可能である。
そして第一の下部グラデーション部位21Dは、下部高伸張部10D後辺に隣接して設けられた略矩形の部位であり、下部高伸張部10Dの次に伸張しやすくされている。この第一の下部グラデーション部位21Dは、下部高伸張部10Dに倣って緩やかな曲線状をなして左右方向に延びている。また第二の下部グラデーション部位22Dは、第一の下部グラデーション部位21D後辺に隣接して設けられた略矩形の部位であり、第一の下部グラデーション部位21Dの次に伸張しやすくされている。この第二の下部グラデーション部位22Dは、第一の下部グラデーション部位21Dに倣って緩やかな曲線状をなして左右方向に延びている。また第三の下部グラデーション部位23Dは、第二の下部グラデーション部位22D後辺に隣接して設けられた略矩形の部位であり、第二の下部グラデーション部位22Dの次に伸張しやすくされている。この第三の下部グラデーション部位23Dの前辺は、第一の下部グラデーション部位21Dに倣って緩やかな曲線状をなして左右方向に延びており、第三の下部グラデーション部位23Dの後辺は、シート幅方向に略直線状に延びている。そして第四の下部グラデーション部位24Dは、第三の下部グラデーション部位23D後辺に隣接して設けられた部位であり、第一表皮ピースSP1において最も伸張しにくくされている。この第四の下部グラデーション部位24Dは、天板メイン部4aの後端部に設けられており、着座状態の乗員の臀部が当接するシートカバー部分に配置されている。
また各天板サイド部4bを被覆する第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2には、各々、側部高伸張部10Sと、側部低伸張部30Sと、第四の側部グラデーション部位24Sが設けられている。これら各部(部位)10S,30S,24Sは、左右の両表皮ピースSP2,SP3で略同一の基本構成を有している。例えば右側の天板サイド部4bを被覆する第二表皮ピースSP2を一例に説明すると、側部高伸張部10Sは、上述の下部高伸張部10Dと同一の伸び特性を有する部位であり、天板メイン部4aの第一表皮ピースSP1に隣接する左端に設けられてシート前後方向に延びている。そして比較的大柄の乗員が着座した際においては、この天板サイド部4bに配置された側部高伸張部10Sが適度に伸張して乗員を支持することとなる。また第四の側部グラデーション部位24Sは、上述の第四の下部グラデーション部位24Dと同様の伸び特性を有する部位である。この第四の側部グラデーション部位24Sは、側部高伸張部10Sの後方で且つ天板メイン部4aに隣接する左端に設けられている。そして左右の第四の側部グラデーション部位24Sが、第一表皮ピースSP1に設けられた第三の下部グラデーション部位23Dと第四の下部グラデーション部位24Dを左右両側から囲うように配置されている。
[シートクッションの低伸張部]
そして側部低伸張部30Sは、側部高伸張部10S等の外側(第二表皮ピースSP2においては右側、第三表皮ピースSP3においては左側)に設けられた前後に長尺な略矩形の部位である。この側部低伸張部30Sは、上述の第四の側部グラデーション部位24Sと側部高伸張部10Sよりも伸張性に劣る部位であり、シートカバー4Sにおいて最もシート前後方向に伸張しにくくされている。本実施形態においては、左右の側部低伸張部30Sが、対応する天板サイド部4bの頂付近で天板サイド部4bの略全長に渡って配置されている。
[表皮ピース(編物)の形成作業]
図2及び図3を参照して、例えば横編機を用いて、各表皮ピースSP1〜SP3としての編物を形成する。なお編物は、経編又は緯編のいずれであってもよい。ここで緯編として、基本組織(平編,ゴム編,パール編)やその変化組織を例示できる。また経編として、基本組織(デンビー編,コード編,アトラス編,鎖編)やその変化組織を例示できる。そして本実施形態のシートカバー4Sにおいては、同様の手法によって、各表皮ピースSP1〜SP3に対応する部(部位)を形成できる。そこで以下に、天板サイド部4bの側部低伸張部30Sと、天板メイン部4aの下部高伸張部10D及び下部グラデーション部20Dを一例としてこれら各部の形成方法を詳述する。
[糸材]
ここでシートカバー4Sにおいて、各表皮ピースSP1〜SP3の少なくとも一つのピースを同一種類の糸材Y1で形成することができる。例えば第一表皮ピースSP1を同一種類の糸材Y1で形成する。こうすることで下部高伸張部10Dと下部グラデーション部20Dが似通った外観を呈することとなり、第一表皮ピースSP1が無地に見えるなどして天板メイン部4aの意匠性を向上させることができる。そして無地状の第一表皮ピースSP1に対してプリント処理などによって見栄えの良い柄を付与できる。さらに第二表皮ピースSP2と第三表皮ピースSP3を、第一表皮ピースSP1と同一素材の糸材Y1で形成することで、シートクッション4の上面略全面が似通った外観を呈することとなる。なお糸材Y1の素材として、植物系及び動物系の天然繊維、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる化学繊維及びこれらの混繊糸を例示できる。そして糸材Y1として、紡績糸、フィラメント、延伸糸、嵩高加工された糸材(モール糸,タスラン加工糸,仮撚加工糸,カバリング糸等)等の各種糸材を使用できる。また糸材Y1に、起毛処理や毛羽立ち処理を施して乗員に対するホールド性を向上させることもできる。
[低伸張部の形成作業]
図2を参照して、側部低伸張部30Sの編地を、所定ループ長LFの糸材Y1のループで形成された編目RFによって形成する。この側部低伸張部30Sでは、編地を形成する編目RFが、他の各部の中で最も短いループ長に設定されており、シートカバー4Sの中で最も伸びにくくされている。なお側部低伸張部30Sにおけるコース方向X又はウェール方向Yにおける所定面積当たりの目数(編目の数)は、シートカバー4Sとしての強度を確保できる限り特に限定しない。
[高伸張部の形成作業]
また図3を参照して、下部高伸張部10Dの編地を、ループ長LA(LA>LF)の糸材Y1のループで形成された大編目RAによって形成する。この大編目RAは、本発明の他の編目に相当する構成であり、本発明の編目に相当する編目RF及び後述の各中編目RB〜REに比して長い糸材Y1のループで形成されている。すなわち下部高伸張部10Dを形成する大編目RAが、他の各部の中で最も長いループ長に設定されており、シートカバー4Sの中で最も伸びやすくされている。なお下部高伸張部10Dの編地は全て大編目RAで形成されているが、他の部位に比して少ない他の編目を有していてもよい。また下部高伸張部10Dにおけるコース方向X又はウェール方向Yにおける所定面積当たりの目数も特に限定しない。
[グラデーション部の形成作業]
そして下部グラデーション部20Dでは、各グラデーション部位21D〜24Dの編地を、図4を参照して、それぞれ異なるループ長さの中編目(第一中編目RB〜第四中編目RE)で形成できる。すなわち第一の下部グラデーション部位21Dの編地を、ループ長LB(LB<LA)の糸材Y1のループで形成された第一中編目RBによって形成する。また第二の下部グラデーション部位22Dの編地を、ループ長LC(LC<LB)の糸材Y1のループで形成された第二中編目RCによって形成する。また第三の下部グラデーション部位23Dの編地を、ループ長LD(LD<LC)の糸材Y1のループで形成された第三編目RDによって形成する。そして第四の下部グラデーション部位24Dの編地を、ループ長LE(LF<LE<LD)の糸材Y1のループで形成された第四中編目REによって形成する。こうして第四の下部グラデーション部位24D〜第一の下部グラデーション部位21Dを構成する編地が、この順で長いループ長を有する中編目で構成されて順次伸びやすくされている。なお下部グラデーション部20Dにおけるコース方向又はウェール方向における所定面積当たりの目数も特に限定しない。
[シートカバーの取付け作業]
そして上述の各表皮ピースSP1〜SP3からシートカバー4Sを形成し、このシートカバー4Sをシートパッド4P(図示省略)に取付ける。ここでシートカバーの取付け手法は特に限定しない。例えばシートパッドの成形型のキャビティにシートカバー4Sを予め配置しておく。このときシートカバー4Sは、相対的に伸張しやすい下部高伸張部10Dや下部グラデーション部20Dを有している。このためシートカバー4Sを、下部高伸張部10Dや下部グラデーション部20Dを適宜伸張させて形を変えながら、キャビティの適所にスムーズに位置合わせして配置しておくことができる。つぎにキャビティ内で成形材料を発泡硬化させることにより、シートパッド4Pを成形すると同時に、シートカバー4Sをシートパッド4Pに一体化して取付けることができる。そして本実施形態によれば、シートカバー4Sを無理に形を変えて位置合わせする必要がないため、シートカバー4Sにシワが生じるなどの見栄え不良が発生することを好適に回避できる。
[シートクッションの使用]
図1を参照して、シートクッション4に乗員が着座することにより、乗員臀部が、天板メイン部4aの後部側を強く押圧する。本実施形態においては、シートカバー4Sが各部毎に適正な伸び特性を有しているので、乗員身体の曲線に合わせた凹面形状で座圧を最適に分散し、乗員全体を包み込むフィット感と、旋回時にかかる重力加速度から肩や腰を保持する高いホールド性を確保できる。例えば天板メイン部4a後部側を被覆する第四の下部グラデーション部位24D等が適度な伸張性を有していることから、シートカバー4Sに乗員臀部が適度に沈み込んだ状態とされる。このようにシートカバー4Sが乗員臀部を包み込むようにフィットすることで、乗員臀部の前滑りなどの意図しない移動を好適に回避できる。また乗員脚部(例えば脹脛)が、天板メイン部4a前端を被覆する下部高伸張部10Dに当接する。このとき下部高伸張部10Dが最も伸張しやすいことから、乗員脚部をスムーズに左右に動かしてアクセルやブレーキやクラッチを操作することが可能となり、乗物の操作性を向上させることができる。また乗員臀部から乗員脚部に至る部分は下部グラデーション部20Dによって支持されている。この下部グラデーション部20Dにおいては、図1の矢印D1を参照して、下部高伸張部10Dに近づくに従って段階的に伸張しやすくされている。このため下部グラデーション部20Dによって、最も伸張しやすい下部高伸張部10Dの境目における伸張性の差が感触的に曖昧となり、乗員に対して極力違和感を覚えさせない構成とすることができる。さらに本実施形態においては、天板サイド部4bの側部高伸張部10Sによって乗員の体格差を吸収することができ、さらに側部低伸張部30Sによって、旋回時の乗員腰部をしっかりと支持できる。
[シートバックの高伸張部]
つぎにシートバック6では、図1を参照して、上部高伸張部10Uが、シート幅方向で見た中央上部に設けられており、着座状態の乗員背部や乗員頭部が当接するシートカバー部分に配置されている。この上部高伸張部10Uは、シートカバー6Sにおいて最もシート上下方向に伸張しやすい部位であり、下部高伸張部10Dと同様の伸び特性を有し且つ下部高伸張部10Dと同様の手法で形成できる。そして上部高伸張部10Uは、正面視でシート上下に長尺な略矩形状をなしており、シートバック6の上下方向の中央から一対の孔部Hを越えてヘッドレスト8の上端に延びている。この上部高伸張部10Uの左右方向における幅寸法は、下方から上方に向かうにつれて次第に左右に張り出して幅広となっており、さらに一対の孔部Hの手前で引締められて幅狭とされている。そして上部高伸張部10Uの左右に張り出している上部分に着座状態の乗員の肩甲骨が当接することとなる。またヘッドレスト8部分における上部高伸張部10Uの幅寸法は、着座状態時の乗員頭部を支持可能な寸法に設定されており、シートバック6の上部高伸張部10Uに比してやや幅狭である。
[シートバックのグラデーション部]
また上部高伸張部10Uの下辺には上部グラデーション部20Uが隣接して設けられている。この上部グラデーション部20Uは、上部高伸張部10Uに連なる略逆台形状の部位であり、シート上下方向において、第一の上部グラデーション部位21Uと第二の上部グラデーション部位22Uに区分けされている。さらに図1の矢線D2を参照して、第二の上部グラデーション部位22Uと第一の上部グラデーション部位21Uが、この順で上部高伸張部10Uに向けて順次配置され且つシート上下方向に伸張しやすくされている。
この上部グラデーション部20Uの各部位21U,22Uは、下部グラデーション部20Dの対応する部位21D,22Dと同様の伸び特性を有し且つ対応する部位と同様の手法で形成できる。そして第一の上部グラデーション部位21Uは、上部高伸張部10Uに隣接して設けられた略矩形の部位であり、上部高伸張部10Uの次に伸張しやすくされている。この第一の上部グラデーション部位21Uは、上方に凸の緩やかな曲線状をなして左右方向に延びている。また第二の上部グラデーション部位22Uは、第一の上部グラデーション部位21Uに隣接して設けられた略矩形の部位であり、第一の上部グラデーション部位21Uの次に伸張しやすくされている。この第二の上部グラデーション部位22Uは、第一の上部グラデーション部位21Uに比して左右方向の寸法が短尺である。
[シートバックの低伸張部]
そしてシートカバー6Sには、上述の上部高伸張部10Uと上部グラデーション部20Uを除く部分に、上部低伸張部30Uを設けることができる。この上部低伸張部30Uは、シートカバー6Sにおいて最もシート上下方向に伸張しにくい部位であり、上述の側部低伸張部30Sと同様の伸び特性を有し且つ側部低伸張部30Sと同様の手法で形成できる。本実施形態の上部低伸張部30Uは、左右の天板サイド部6bから天板メイン部6a側に若干ははみ出して設けられている。さらに上部低伸張部30Uの一部が、天板メイン部6aの下部を横断するように設けられており、乗員の骨盤に対面可能な位置に配置されている。この上部低伸張部30Uの一部は、上部グラデーション部20Uの下方に配置されており、下方に凸の緩やかな曲線状をなして左右に延びている。さらに本実施形態においては、上部低伸張部30Uの一部の下方に、第三の上部グラデーション部位23Uが形成されている。この第三の上部グラデーション部位23Uは、第三の下部グラデーション部位23Dと同様の伸び特性を有する部位であり、第三の下部グラデーション部位23Dと同様の手法で形成できる。そして第三の上部グラデーション部位23Uは、シートカバー6Sの下端にまで形成されており、シートクッション4側の第四の下部グラデーション部位24Dに隣接して配置されている。
[シートバックの使用]
図1を参照して、シートバック6に乗員が凭れることにより、乗員背部が、天板メイン部6aの中央上部に当接する。このとき天板メイン部6aの中央上部を被覆する上部高伸張部10Uが適度に伸長して乗員にフィットすることから、着座性に優れるシート構成となる。また上部高伸張部10Uの左右に張り出している上部分が適度に伸張して乗員の肩甲骨を包みこむように支持することとなる。また天板メイン部6aの下部が乗員の骨盤によって強く押圧される。このとき天板メイン部6a下部を横断するように配置された上部低伸張部30Uの一部によって、乗員の骨盤の押圧をしっかりと受け止めることで、乗員に対する支持性能が向上する。さらに天板サイド部6bの上部低伸張部30U部分によって、旋回時の乗員肩部をしっかりと支持できる。そしてシートバック6においても、乗員の骨盤から乗員背部に至る部分は上部グラデーション部20Uによって支持されている。この上部グラデーション部20Uにおいても、図1の矢印D2を参照して、上部高伸張部30Uに近づくに従って段階的に伸張しやすくされている。このため上部グラデーション部20Uによって、最も伸張しやすい上部高伸張部10Uの境目が感触的に曖昧となり、乗員に対して極力違和感を覚えさせない構成とすることができる。
以上説明したとおり本実施形態においては、各グラデーション部20D,20Uによって、相対的に伸張しやすい各高伸張部10D,10Uの境目における伸張性の差を極力曖昧にすることにより、乗員に対して極力違和感を覚えさせない構成とすることができる。また各シートカバー4S,6Sとしての編物を構成している編目のループ長さの違いにより、各高伸張部10D,10Uと各グラデーション部20D,20Uの伸張性を異ならしている。このため各シートカバー4S,6Sを構成する編物を、編み方や構成糸を部位毎に極端に変更する必要のないシンプルな構成とすることができる。また各高伸張部10D,10Uと各グラデーション部20D,20Uが、同一素材の糸材で構成されることにより、これら各部が似通った外観を呈するなどして意匠性を向上させることができる。そしてシートバック6においては、上部グラデーション部20Uによって、相対的に伸張しやすい上部高伸張部10Uと相対的に伸張しにくい上部低伸張部30Uとの伸張性の差を極力曖昧にすることにより、乗員に対して極力違和感を覚えさせない構成とすることができる。このため本実施形態によれば、各シートカバー4S,6Sの伸張性を部分的に性能良く変更することができる。
[試験例]
以下、本実施形態を試験例に基づいて説明するが、本発明は試験例に限定されない。そして後述の[表1]に、シートカバーとしての編物に設けられた各部(各部位)の詳細を示す。なお編物の各部(各部位)の名称は、例えば図1に示すシートクッションのシートカバーに用いることを想定して定められている。
[実施例]
本実施例においては、横編機(島精機製の型式SWG091N(15ゲージタイプ))を用いて、シートカバーとしての横編みの編物(変形リブ編)を作成した。また編物の糸材として、モール糸(東レ社製、番手:1/12.5)を使用した。そして側部低伸張部では、ウェール方向の目数を39目/inchに設定し、コース方向の目数を18目/inchに設定し、ループ長3.68mmの糸材のループで形成された編目によって編地を形成した。
また下部高伸張部及び下部グラデーション部では、コース方向の目数を一律に17目/inchに設定した。そして下部高伸張部では、ウェール方向の目数を21目/inchに設定し、ループ長4.85mmの糸材のループで形成された大編目によって編地を形成した。また第一の下部グラデーション部では、ウェール方向の目数を24目/inchに設定し、ループ長4.69mmの糸材のループで形成された中編目によって編地を形成した。また第二の下部グラデーション部では、ウェール方向の目数を26目/inchに設定し、ループ長4.53mmの糸材のループで形成された中編目によって編地を形成した。また第三の下部グラデーション部では、ウェール方向の目数を28目/inchに設定し、ループ長4.36mmの糸材のループで形成された中編目によって編地を形成した。そして第四の下部グラデーション部では、ウェール方向の目数を29目/inchに設定し、ループ長4.29mmの糸材のループで形成された中編目によって編地を形成した。
[定荷重伸び率の評価方法]
定加重伸び率の測定では、幅80mm、長さ250mmの大きさに編物を裁断して試験片とした。各試験片の長さ方向の中央部に100mm間隔の標点を印した。試験片の上端を固定された締め具で挟持し、試験片の下端には、固定されていない別の締め具を介し、この締め具を含む質量が10kgのおもりを取付け、吊り下げた。このとき、上側の締め具と下側の締め具とのチャック間の距離を160mmとした。試験片におもりを吊り下げた状態で10分間放置し、10分後におもりを吊るした状態で標点の間隔(L1)をノギスにて測定し、下記の数式(1)に代入して定荷重伸び率を算出した。なお下部高伸張部及び下部グラデーション部及び側部低伸張部を乗物用シートに取付けた状態において、下記の[表1]中のタテ方向が、図1に示すシートクッションの前後方向に対応し、ヨコ方向が、シートクッションの左右方向に対応する。
数式(1):定荷重伸び率(%)=(L1−100)/100×100(式中のL1:おもりを付けて10分後の標点間隔(mm))
Figure 2017202799
[結果及び考察]
[表1]を参照して、本実施例では、下部高伸張部と、下部グラデーション部と、側部低伸張部が、この順で、タテ方向における定荷重伸び率が低くなって伸びにくくされていることが確認できた。また下部グラデーション部においては、第一の下部グラデーション部位と、第二の下部グラデーション部位と、第三の下部グラデーション部位と、第四の下部グラデーション部位の順でタテ方向における定荷重伸び率を段階的に低くすることができた。そしてシートカバーを、図1に示す状態で乗物用シートに用いて試験者が着座したところ、下部高伸張部と下部グラデーション部位において伸張性の差が極端に出ている部分を感じることはできなかった。このため本願発明によれば、下部高伸張部と下部グラデーション部を隣接して設けることにより、シートカバーの伸張性を部分的に性能良く変更できることがわかった。
本実施形態の乗物用シートのシートカバーは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、各高伸張部及び各グラデーション部及び各低伸張部の構成(形状及び寸法(形成範囲),形成数,形成位置,構成糸など)を例示したが、これら各部の構成を限定する趣旨ではない。例えば高伸張部の全周をグラデーション部で囲うことができる。またグラデーション部は、伸張性を段階的に変化させる構成のほか、伸張性を連続的に変化させる構成とすることができる。例えばコース方向毎にループ長さを変更することで、グラデーション部の伸張性を連続的に変更できる。また伸張性を段階的に変化させる構成では、伸張性の異なるグラデーション部位を2以上形成することが望ましく、隣り合う部位間の伸張性の差は適宜変更できる。また各部(各部位)は、異なった素材の糸材で構成することもできる。また面材には、少なくとも高伸張部とグラデーション部を形成でき、低伸張部を適宜省略することができる。
そして高伸張部は、シートカバー中で最も伸張しやすい部位であってもよく、特定のシートカバー部分に比して伸張しやすい部位であってもよい。また同様に低伸張部は、シートカバー中で最も伸張しにくい部位であってもよく、特定のシートカバー部分に比して伸張しにくい部位であってもよい。そしてグラデーション部は、高伸張部に近づくに従って次第に伸張しやすくされており、逆に低伸張部に近づくに従って次第に伸張しにくくされている。またグラデーション部は、高伸張部と中伸張部の間に形成することができ、この場合には中伸張部が、相対的に伸びにくいことから本発明の低伸張部とみなすことができる。また同様にグラデーション部は、低伸張部と中伸張部の間に形成することができ、この場合には中伸張部が、相対的に伸びやすいことから本発明の高伸張部とみなすことができる。
また本実施形態では、シートカバーの構成(形状,寸法,表皮ピースの数,構成糸など)を例示したが、各シートカバーの構成を限定する趣旨ではない。例えばシートクッションのシートカバーを一枚物の面材で構成することができ、シートバックのシートカバーを複数の表皮ピースを縫合することで形成できる。またシートクッションとシートバックの双方を一つなぎのシートカバーで被覆することもでき、この場合のシートカバーは、一枚物の面材で構成することができ、また複数の表皮ピースを縫合することでも形成できる。なおシートカバーとして、編物のほか、伸張性の違いを出すことのできる各種の面材(織物や不織布等)を使用することができる。また本実施形態においては、シートクッションにおいて、シート前後方向における伸張性に差を設けたが、シート左右方向における伸張性に差を設けることもできる。また同様にシートバックにおいて、シート上下方向における伸張性に差を設けたが、シート左右方向における伸張性に差を設けることもできる。
また本実施形態では、各部の編地を、それぞれ一種類の編目(RA〜REのいずれか)で形成する例を説明した。これら各高伸張部と各グラデーション部と各低伸張部は、各々、編目(RF又はRB〜RE)と他の編目(RA)の双方を有していても良く、この場合には、各高伸張部が、各グラデーション部及び各低伸張部に比して多くの他の編目を有して伸びやすくされることとなる。すなわち各部(各部位)の伸張性とは、編地全体としてみた場合の伸張性を意味している。またグラデーション部では、本実施例のように複数のグラデーション部位にて段階的に伸張性を変化させてもよく、連続的に伸張性を変化させることもできる。また低伸張部とグラデーション部を隣接して設けるとともに、グラデーション部を、低伸張部から離れるに従って次第に伸張しやすくすることもできる。
また本実施形態では、シートクッション4とシートバック6(ヘッドレスト8)を一例に説明したが、本実施形態の構成は、アームレスト等の各種シート構成部材のシートカバーに適用できる。なお乗物用シートの構成も適宜変更可能であり、例えばシートバックとヘッドレストを別体で構成することができる。また本実施形態の構成は、乗物用や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
4S シートカバー
4a 天板メイン部
4b 天板サイド部
10D 天板メイン部の下部高伸張部(本発明の高伸張部)
20D 天板メイン部の下部グラデーション部(本発明のグラデーション部)
21D 第一の下部グラデーション部位
22D 第二の下部グラデーション部位
23D 第三の下部グラデーション部位
24D 第四の下部グラデーション部位
10S 側部高伸張部
24S 第四の側部グラデーション部位
30S 側部低伸張部
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6S シートカバー
6a 天板メイン部
6b 天板サイド部
10U 上部高伸張部(本発明の高伸張部)
20U 上部グラデーション部(本発明のグラデーション部)
21U 第一の上部グラデーション部位
22U 第二の上部グラデーション部位
23U 第三の上部グラデーション部位
30U 上部低伸張部
RA 大編目(本発明の他の編目)
RB〜RE 中編目(本発明の編目)
RF 編目(本発明の編目)
SP1〜SP3 第一表皮ピース
Y1 糸材

Claims (4)

  1. 伸張可能な面材で構成された乗物用シートのシートカバーにおいて、
    前記シートカバーに、伸張しやすい高伸張部と、前記高伸張部に近づくに従って次第に伸張しやすくされているグラデーション部とが隣接して設けられている乗物用シートのシートカバー。
  2. 前記シートカバーの少なくとも一部が、前記高伸張部と前記グラデーション部を備えた前記面材としての編物で構成されており、
    前記編物が、所定長さの糸材のループで形成された編目と、前記編目に比して長い糸材のループで形成された他の編目を有しているとともに、前記高伸張部が、前記グラデーション部に比して多くの前記他の編目を有して伸張しやすくされている請求項1に記載の乗物用シートのシートカバー。
  3. 前記高伸張部と前記グラデーション部が同一素材の糸材で構成されている請求項1又は2に記載の乗物用シートのシートカバー。
  4. 前記シートカバーに、前記高伸張部及び前記グラデーション部に比して伸張しにくい低伸張部が設けられているとともに、前記グラデーション部が、前記高伸張部と前記低伸張部の間に配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物用シートのシートカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019209877A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 株式会社タチエス トリムカバー及び乗物用シート

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