JP2017204431A - コネクタ - Google Patents

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清司 大澤
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Abstract

【課題】蓋部によって覆われた状態でも、絶縁性キャップの有無を確認することを目的とする。【解決手段】先端に絶縁性のキャップ30が取り付けられた雄端子20と、前記雄端子20を収容し、前記雄端子20の先端側に開口部45が設けられたコネクタハウジング40と、前記コネクタハウジング40の前記開口部45を覆う蓋部61と、前記蓋部61を貫通しつつ貫通方向に移動可能に設けられており、前記キャップ30が取り付けられた状態では、その一端が前記キャップ30の先端に当接して正規位置に保持されつつ他端が前記蓋部61の外側から目視可能となっており、前記キャップ30が外れた状態では、前記正規位置よりも雄端子20側に保持されるキャップチェック部材70とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、電気自動車やプラグインハイブリッド車のバッテリに充電するために、外部電源に接続された充電用コネクタと嵌合される車両側コネクタが自動車側に設けられている。この種の車両側コネクタには、例えば、特開2014−63687号公報に記載のものが知られている。このコネクタには、雄端子が収容されており、雄端子の先端部を保護し、異物の侵入を抑制するために、コネクタハウジングの嵌合側の開口部には、雄端子を覆う蓋部が設けられている。また、雄端子の先端には、触指対策として、絶縁性のキャップが取り付けられている。
特開2014−63687号公報
しかしながら、蓋部にコネクタの開口部が覆われている状態では、絶縁性のキャップが雄端子の先端部に取り付けられているか外れているかが分からない。そのため、万が一、絶縁性のキャップの付け忘れや、コネクタの嵌合離脱時の衝撃による外れ等が発生すると、蓋部を外して不用意に手指を開口部内に差し入れたときには、手指が雄端子に触れてしまう虞がある。
本明細書で開示されるコネクタは、先端に絶縁性のキャップが取り付けられた雄端子と、前記雄端子を収容し、前記雄端子の先端側に開口部が設けられたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの前記開口部を覆う蓋部と、前記蓋部を貫通しつつ貫通方向に移動可能に設けられており、前記キャップが取り付けられた状態では、その一端が前記キャップの先端に当接して正規位置に保持されつつ他端が前記蓋部の外側から目視可能となっており、前記キャップが外れた状態では、前記正規位置よりも雄端子側に保持されるキャップチェック部材とを備える。
このような構成によれば、キャップチェック部材が蓋部を貫通して、かつ貫通方向に移動可能に設けられている。そのため、絶縁性のキャップが取り付けられていた状態では、キャップチェック部材の一端がキャップに当接して、他端が蓋部の外側から目視可能となっている。一方で、絶縁性のキャップが外れた状態では、キャップチェック部材の他端が正規位置よりも雄端子側に位置することから、蓋部の外側からもキャップが外れていることが確認できる。
本明細書に開示されるコネクタの実施の態様として、以下の構成としても良い。
前記コネクタハウジングは、複数の前記雄端子を収容しており、前記キャップチェック部材は、前記複数の雄端子毎に設けられ前記蓋部の貫通方向に移動可能でかつ前記蓋部に抜け止めされた複数の軸部と、該複数の軸部の前記他端側を連結するハンドル部とを備えており、前記キャップが外れた状態では、前記ハンドル部が把持できない状態となっている構成としても良い。
このような構成では、キャップチェック部材が、蓋部に抜け止めされた複数の軸部と軸部の他端側を連結するハンドル部とによって、蓋部の取っ手の役割を果たすことができる。キャップが外れた状態では、軸部が雄端子側に引き込まれることで、ハンドル部を把持できず、蓋部を取り外すことができなくなる。
本明細書に開示されたコネクタによれば、蓋部によって覆われた状態でも、絶縁性キャップの有無を確認することができる。
実施形態におけるコネクタの斜視図 コネクタの正面図 図2におけるIII−III位置での断面図 キャップが外れた状態での断面図
<実施形態>
実施形態について図1から図4を参照して説明する。
本実施形態では、車両に搭載されたバッテリへの充電回路に接続される車両側コネクタ10であって、「Combined Charging System(コンボ方式)」に適合したコネクタを例示している。車両側コネクタ10は、図1に示すように、普通充電用の普通充電用コネクタ11と、直流電流を供給する充電用コネクタと嵌合する急速充電用コネクタ15(「コネクタ」の一例)とを備えている。
急速充電用コネクタ15は、図1及び図3に示すように、雄端子20と、雄端子20を収容するコネクタハウジング40と、カバー部材60とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、図3の上側(カバー部材60が装着されている側)を前側とし、図3の下側を後側とする。また、上下方向については、図2を基準とし、図2の上側を上側、図2の下側を下側とする。
雄端子20は、図3に示すように、端子本体21と、その先端(前側)に装着される絶縁キャップ30(「キャップ」の一例)とから構成されている。
端子本体21は、銅、銅合金等の金属製の丸棒を素材とし、圧造又は切削等の工程を経て全体として前後方向(軸方向)に延びる細長い丸ピン形状に形成され、表面にメッキが施されている。また、端子本体21は、雌端子と接続される端子接続部23と、電線と接続される電線接続部25と、端子接続部23と電線接続部25の間に設けられて外方に鍔状に張り出すフランジ部27とを備える。
端子接続部23は、電線接続部25よりも小径で全長に亘って等径の丸ピン状に形成されている。端子接続部23の先端面23Aには、絶縁キャップ30が装着されるようになっている。そのため、端子接続部23の先端面23Aの中心には、装着穴29が形成されている。装着穴29は、所定深さの穴がドリル等で切削されて形成されている。
絶縁キャップ30は合成樹脂製であって、端子本体21の端子接続部23の外径と同径のキャップ本体部31を備えている。キャップ本体部31の先端部は、前側(先端側)に向かって先細りとなっている。また、キャップ本体部31の後面の中心には、端子接続部23の先端面23Aに形成された装着穴29内に圧入可能な、丸棒状の圧入部33が一体に突出形成されている。圧入部33の外径は、装着穴29の内径よりも若干大きくなっている。そして、圧入部33が装着穴29に圧入されることで、絶縁キャップ30が端子本体21に固定される。
電線接続部25は当初、円筒状に形成されており、ここに図示しない電線の端末部において絶縁被覆から露出させた芯線を内側に挿入した状態で外側からかしめ潰して電線を接続する。
フランジ部27は、外周側に鍔状に張り出している。
なお、雄端子20の後方には、図示しない合成樹脂製のリテーナが装着され、雄端子金具10がコネクタハウジング40から抜け止めされている。
コネクタハウジング40は、合成樹脂製であって、図3及び図4に示すように、幅方向に横長な形態をなしている。コネクタハウジング40は、雄端子20を収容する端子収容部41と、端子収容部41を囲むフード部43とを備えて構成されている。コネクタハウジング40は、後方が下側に下がるような斜め姿勢で、普通充電用コネクタ11と一緒に車両のボディに取り付けられている。
フード部43は、端子収容部41の外周に設けられており、端子収容部41を全周に亘って囲む形態とされている。また、フード部43と端子収容部41との間には相手側コネクタのフード部が進入可能で前方に開口する空間Sが全周に亘って設けられている。
端子収容部41は、正面視幅方向に横長な長円形状をなす円筒体とされており、前側(雄端子20の先端側)に開口部45が設けられている。端子収容部41内には、一対の雄端子20が後方から個別に収容される一対のキャビティ47が設けられている。一対のキャビティ47は、幅方向に横並びとなるように形成されており、端子収容部41を前後方向に貫通した形態とされている。また、端子収容部41には、キャビティ47の前後方向の後端部に、キャビティ47の内径が縮径することで前止まり壁49が設けられている。前止まり壁49に雄端子20のフランジ部27が当接することで、雄端子20が位置決めされている。
カバー部材60は、図1及び図3に示すように、コネクタハウジング40の開口部45を覆っている。カバー部材60は、正面視幅方向に横長な蓋部61と、カバー部材60を取り外す際に把持する取っ手部材70(「キャップチェック部材」の一例)とを備えている。
蓋部61は、図1及び図3に示すように、平板状の部材であって、蓋部61の外形は、フード部43の外形と同じになっている。また、蓋部61の裏面側(後側)には、端子収容部41に外嵌可能な差込部63が設けられている。差込部63は、正面視幅方向に横長な長円形状をなす円筒体となっており、フード部43と端子収容部41との間の空間Sに差し込み可能となっている。また、差込部63の内径は、端子収容部41の外径と同じになっており、差込部63の外径は、フード部43の内径よりも小さくなっている。また、差込部63は、端子収容部41の前半部分を覆う程度の前後方向の寸法を有している。
また、図1及び図3に示すように、蓋部61には、その板厚(前後方向の寸法)が厚くなっている肉厚部65が設けられている。肉厚部65は、蓋部61の外形形状とほぼ同じ形状となっており、蓋部61よりもその外径寸法を小さくしている。具体的には、肉厚部65の外形寸法は、差込部63の外形寸法とほぼ同じになっている。肉厚部65は、蓋部61の表面が前側に突出することで形成されている。
肉厚部65には、図1及び図3に示すように、蓋部61の板厚方向(前後方向)に貫通する一対の貫通孔67が設けられている。貫通孔67は、丸孔で雄端子20の軸線上に設けられている。貫通孔67は、後記する取っ手部材70の軸部71を挿通可能となっている。貫通孔67は、蓋部61の後面側で拡径し、受け部67Aとなっており、この受け部67Aに後記する当接部75が当接するようになっている。また、貫通孔67と貫通孔67を繋ぐようにして、肉厚部65には、溝部69が設けられている。溝部69には、後記するハンドル部73が収容可能になっている。
取っ手部材70は、カバー部材60をコネクタハウジング40から取り外す際に用いられ、取っ手部材70を掴んで前側に引っ張ることで、蓋部61が開口部45から外れ、コネクタハウジング40の開口部45が露出する。取っ手部材70は、図1に示すように、一対の軸部71と、軸部71の他端側(前端側)を連結するハンドル部73とを備えている。
軸部71は、図1及び図3に示すように、丸棒状をしており、軸部71の外径は、貫通孔67の内径よりも若干小さくなっている。軸部71は、蓋部61を貫通しつつ、その貫通方向(前後方向)に移動可能となっている。軸部71の一端側(後端側)は、蓋部61の後側に配されており、軸部71の一端側が拡径して円板状の当接部75となっている。当接部75の外径寸法は、貫通孔67の内径寸法より大きく、受け部67Aの内径寸法と同じか若干小さくなっている。当接部75の後端面は、絶縁キャップ30の前端面に当接して位置決めされる。一方で、当接部75の前端面は、取っ手部材70が前側に引っ張られた際に受け部67Aに当接することで、当接部75が軸部71を蓋部61に対して抜け止めする。また、カバー部材60がコネクタハウジング40に取り付けられた状態では、当接部75は、絶縁キャップ30の前端面と受け部67Aの間に挟まれるようになっている。
なお、図3及び図4に示すように、軸部71は、当接部75の前端面が受け部67Aに当接した状態で、肉厚部65の表面よりもハンドル部73が前方に突出する程度の前後方向の寸法を有している。また、軸部71は、絶縁キャップ30が端子本体21から外れた状態で、当接部75が雄端子20の端子接続部23の前端面に当接する程度の前後方向の寸法を有している。
ハンドル部73は、図1及び図4に示すように、一対の軸部71の他端側を連結しており、丸棒状をしている。ハンドル部73は、溝部69に収容可能な上下及び幅方向の寸法を有している。また、ハンドル部73によって連結されることで、軸部71が蓋部61に対して抜け止めされる。そして、軸部71が前端位置にある状態(絶縁キャップ30が端子本体21に嵌っている状態)では、ハンドル部73は把持可能に蓋部61の前方に突出している。一方、軸部71が後端位置にある状態(絶縁キャップ30が端子本体21から外れた状態)では、ハンドル部73は、溝部69内に収容される。また、軸部71が後端位置にある状態では、ハンドル部73の前端位置は、肉厚部65の表面(前端面)の位置と同じになっている。
次に、本実施形態の急速充電用コネクタ15の作用について説明する。
まず、図3に示すように、絶縁キャップ30が端子本体21に嵌められた状態で、カバー部材60がコネクタハウジング40に装着された状態について説明する。コネクタハウジング40が自動車のボディに対して後側が下がる姿勢で取り付けられていることから、取っ手部材70の自重によって、軸部71が後方に下がろうとする。しかし、軸部71の後端に設けられた当接部75が絶縁キャップ30の前端面に当接することで、軸部71が後方に下がることができない。そのため、ハンドル部73が蓋部61の前端面よりも前方に突出して、把持可能とされている。そして、このハンドル部73を把持して前方に引くことで、当接部75の前端面が蓋部61の受け部67Aに当接して、カバー部材60をコネクタハウジング40から取り外すことができる。
そして、図4に示すように、絶縁キャップ30が端子本体21から外れた状態で、カバー部材60がコネクタハウジング40に装着された状態について説明する。取っ手部材70の自重によって、軸部71が後方に下がって、絶縁キャップ30がないために、当接部75が端子接続部23の先端面23Aに当接する。同時に、ハンドル部73の後端が蓋部61の溝部69に当接する位置まで、軸部71と一緒にハンドル部73が移動する。そして、ハンドル部73の前端位置は、肉厚部65の表面(前端面)の位置と同じになるために、把持できない状態とされている。そのため、カバー部材60をコネクタハウジング40から容易に取り外すことができず、不用意に絶縁キャップ30が外れた端子本体21(端子接続部23)に触れることがなくなる。
このようにして、取っ手部材70が、前後方向に移動可能に蓋部61に組み付けられていることで、絶縁キャップ30の有無によって軸部71及びハンドル部73の位置が移動する。そのため、絶縁キャップ30が端子本体21に嵌っているときには、当接部75が絶縁キャップ30の先端(前端面)に当接して軸部71が正規位置に保持されて、ハンドル部73は蓋部61よりも前方に把持可能に突出する。一方で、絶縁キャップ30が端子本体21から外れているときには、軸部71が正規位置よりも雄端子20側(後側)に移動して、当接部75が端子接続部23の先端面23Aに当接して保持されている。この際に、ハンドル部73は溝部69に収容されており、ハンドル部73が把持できなくなっている。また、蓋部61によって雄端子20が覆われた状態であっても、ハンドル部73及び軸部71の位置を目視で確認できるため、蓋部61が取り付けられた状態で絶縁キャップ30の有無を確認することができる。
以上のように、本実施形態では、取っ手部材70の軸部71が蓋部61を貫通して、かつ貫通方向(前後方向)に移動可能に設けられている。そのため、絶縁キャップ30が取り付けられていた状態では、軸部71の一端(後端)に設けられた当接部75が絶縁キャップ30に当接して、他端(前端)が蓋部61の外側から目視可能となっている。一方で、絶縁キャップ30が外れた状態では、軸部71が端子側に移動して、軸部71の他端及びハンドル部73が正規位置よりも雄端子20側に位置することから、蓋部61の外側からも絶縁キャップ30が外れていることが確認できる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、2本の軸部71がハンドル部73によって連結されて、取っ手部材70となっていたが、連結されず1本の軸部のみを単独で用いても良い。
(2)上記実施形態では、溝部69が設けられていたが、溝部69がなくても良い。また、溝部69には、ハンドル部73を収容できる奥行(前後方向の寸法)がなくても良い。
(3)上記実施形態では、軸部71の後端に当接部75が設けられていたが、設けられていなくても良い。
(4)上記実施形態では、絶縁キャップ30が取り付けられた状態では、軸部71の前端が蓋部61の前面より前方に突出しているが、絶縁キャップ30が取り付けられた状態では、軸部71の前端が蓋部61と面一で、絶縁キャップ30が外れた状態では、奥側に凹むようになっていても良い。
(5)上記実施形態では、雄端子20は、一対とされていたが、3つ以上の複数でも良いし、1つでも良い。また、その場合には、軸部71は雄端子20毎に設けられていても良いし、一部のみに設けられていても良い。
15…急速充電用コネクタ(コネクタ)
20…雄端子
30…絶縁キャップ(キャップ)
31…キャップ本体部
33…圧入部
40…コネクタハウジング
41…端子収容部
43…フード部
45…開口部
60…カバー部材
61…蓋部
63…差込部
67…貫通孔
67A…受け部
69…溝部
70…取っ手部材(キャップチェック部材)
71…軸部
73…ハンドル部
75…当接部

Claims (2)

  1. 先端に絶縁性のキャップが取り付けられた雄端子と、
    前記雄端子を収容し、前記雄端子の先端側に開口部が設けられたコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの前記開口部を覆う蓋部と、
    前記蓋部を貫通しつつ貫通方向に移動可能に設けられており、前記キャップが取り付けられた状態では、その一端が前記キャップの先端に当接して正規位置に保持されつつ他端が前記蓋部の外側から目視可能となっており、前記キャップが外れた状態では、前記正規位置よりも端子側に保持されるキャップチェック部材とを備えるコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングは、複数の前記雄端子を収容しており、
    前記キャップチェック部材は、前記複数の雄端子毎に設けられ前記蓋部の貫通方向に移動可能でかつ前記蓋部に抜け止めされた複数の軸部と、該複数の軸部の前記他端側を連結するハンドル部とを備えており、
    前記キャップが外れた状態では、前記ハンドル部が把持できない状態となっている請求項1に記載のコネクタ。
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