JP2017204829A - 伝送装置及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 誤り訂正符号の使用または不使用によらず信号を正常に受信できる伝送装置及び受信方法を提供する。【解決手段】 伝送装置は、信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号のうち、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部と、前記受信部が受信した信号のうち、前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部と、前記受信部が受信した信号の出力先を、前記第1同期処理部及び前記第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする制御部とを有する。【選択図】図12
Description
本件は、伝送装置及び受信方法に関する。
通信の需要の増加に伴い、例えば100GbE(Gigabit Ethernet(登録商標、以下同様))などの高速伝送方式が普及している。例えばIEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3baには、100GBASE−SR10/LR10/ER10/SR4/LR4/ER4/ER4−Liteなどの各種の規格が定められている。
各規格の100GbEは、光インターフェースの種類、光ファイバの種類、及び伝送距離などが相違し、各規格に応じた光送受信モジュール、いわゆるCFP(100 Gigabit Form-factor Pluggable)が存在する。通信速度が高速になるとエラーの発生頻度は増加するため、一部の規格のCFPには、例えばFEC(Forward Error Correction)などの誤り訂正符号(例えば特許文献1及び2参照)による誤り訂正機能が設けられている。
例えば100GBASE−ER4−LiteのCFPは、設定によりFECの使用または不使用を切り替えることができる。FECを使用する場合とFECを使用しない場合とでは信号処理方式が相違するため、例えば人為的なミスにより送信側の装置と受信側の装置の間でFECの設定が一致していなければ、受信側の装置は正常にイーサネット(登録商標、以下同様)フレームを受信することができない。なお、この問題は、FECに限らず、他の誤り訂正符号についても存在する。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、誤り訂正符号の使用または不使用によらず信号を正常に受信できる伝送装置及び受信方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の伝送装置は、信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号のうち、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部と、前記受信部が受信した信号のうち、前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部と、前記受信部が受信した信号の出力先を、前記第1同期処理部及び前記第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする制御部とを有する。
本明細書に記載の他の伝送装置は、信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号のうち、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部と、前記受信部が受信した信号のうち、前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部と、信号に所定の信号処理を行う信号処理部と、前記信号処理部への信号の入力元を、前記第1同期処理部及び前記第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする制御部とを有する。
本明細書に記載の受信方法は、信号を受信し、該受信した信号の出力先を、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部及び前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする方法である。
本明細書に記載の他の受信方法は、信号を受信し、該信号に所定の信号処理を行う信号処理部への信号の入力元を、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部及び前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする方法である。
誤り訂正符号の使用または不使用によらず信号を正常に受信することができる。
図1は、伝送システムの一例を示す構成図である。伝送システムは、一対の光ファイバFで接続された一組の伝送装置6を有する。各伝送装置6は、一例としてIEEE802.3baに規定された伝送方式に従い信号Sを送受信する。なお、各伝送装置6間の伝送速度は例えば100(Gbps)である。また、信号Sの形態としては、一例としてイーサネットフレームが挙げられるが、これに限定されない。
各伝送装置6は、PCS機能部1、PMA(Physical Medium Attachment)機能部2,4、及びPMD(Physical Medium Dependent)機能部5を有する。PCS機能部1は、信号Sを分けて伝送するための20本の伝送レーンを有し、信号Sのコード変換処理などを行う。
PMA機能部2は、CAUI(100 Gigabit Attachment Unit Interface)3を介してPMA機能部4と接続されている。PMA機能部2は、信号Sをシリアル−パラレル変換することにより信号Sのパラレル数を変換する。より具体的には、PMA機能部2は、信号Sのパラレル数が、PCS機能部1側で20本となり、CAUI3側で10本となるようにシリアル−パラレル変換を行う。
PMD機能部5は、信号Sの光電変換を行い、光ファイバFを介して他方の伝送装置6との間で信号Sを送受信する。より具体的には、PMD機能部5は、例えば、信号Sを電気信号から光信号に変換する送信器、所定数の光信号を波長多重する合波器、波長多重された光信号を波長ごとに分波する分波器、及び信号Sを光信号から電気信号に変換する受光器を有する。送信器としては例えばレーザーダイオードが挙げられ、受光器としては例えばフォトダイオードが挙げられる。また、合波器及び分波器としては例えば光カプラや波長選択スイッチなどが挙げられる。なお、PMD機能部5は、信号Sを受信する受信部の一例である。
PMD機能部5は、規格に応じた波長数の光信号を波長多重して伝送する。例えば100GBASE−SR10/LR10/ER10の場合、PMD機能部5は10波の光信号を波長多重する。このため、PMA機能部4は、信号Sのパラレル数が、PMD機能部5側で10本となり、CAUI3側で10本となるように伝送処理を行う。この場合、1波の光信号の伝送速度は10(Gbps)となる。
また、100GBASE−SR4/LR4/ER4/ER4−Liteの場合、PMD機能部5は4波の光信号を波長多重する。このため、PMA機能部4は、信号Sのパラレル数が、PMD機能部5側で4本となり、CAUI3側で10本となるようにシリアル−パラレル変換を行う。この場合、1波の光信号の伝送速度は25(Gbps)となる。
PCS機能部1、PMA機能部2,4、及びPMD機能部5は、例えば光学部品や電気回路などにより構成される。PMA機能部4及びPMD機能部5は、例えばCFPの内部に実装されてもよく、この場合、CAUI3に対応する電気コネクタを介してPMA機能部2と接続される。
各伝送装置6は、送信側及び受信側の信号SにFECを使用するか否かを選択するFEC設定を有する。PCS機能部1は、送信側のFEC設定がオン(ON)である場合、信号SにFECを付与して送信し、送信側のFEC設定がオフ(OFF)である場合、信号SにFECを付与せずに送信する。また、受信側のFEC設定は、後述するように、受信された信号Sに応じて自動的に切り替えられる。なお、本例では、誤り訂正符号の一例としてFECを挙げるが、他の誤り訂正符号が用いられてもよい。
FECを使用する場合及びFECを使用しない場合のPCS機能部1の構成について、以下に比較例を挙げて説明する。
図2は、FECを使用しない場合のPCS機能部1の比較例を示す構成図である。PCS機能部1は、信号Sの送信処理を行う送信処理部10及び信号Sの受信処理を行う受信処理部を有する。
送信処理部10は、64/66Bコーディング部100、スクランブル部101、レーン分配部102、及びマーカー付与部103を有する。64/66Bコーディング部100は、CGMII(100 Gigabit Media Independent Interface)から入力された信号Sを64/66Bブロックにコード変換する。スクランブル部101は、64/66Bブロックのデータをスクランブル処理する。
レーン分配部102は、スクランブル処理された64/66Bブロックを20本の伝送レーンに分配する。レーン分配部102は、64/66Bブロックを20本の伝送レーンに対し、例えば所定の順序で出力する。
マーカー付与部103は、伝送レーンごとに一定の間隔でアライメントマーカーを64/66Bブロックに付与する。アライメントマーカーには、64/66Bブロックの伝送レーンを識別する識別コードが含まれている。アライメントマーカー及び64/66BブロックはPMA機能部2に出力される。
図3は、FECを使用しない場合の伝送方式の一例を示す図である。64/66Bブロックには、ブロックごとの同期処理を行うための2(bit)のヘッダと、64(bit)のデータとが含まれる。
64/66Bブロック#1,#2・・・は、レーン分配部102により各伝送レーン#0〜#19に均等に分配される。また、マーカー付与部103は、各伝送レーン#0〜#19に対して、16383個の64/66Bブロックごとに1個のアライメントマーカー#1〜#20を挿入する。
再び図2を参照すると、受信処理部11は、64/66Bデコーディング部110、デスクランブル部111、マーカー除去部112、アライメントロック/デスキュー部113、及びブロック同期処理部114を有する。ブロック同期処理部114は、PMA機能部2から入力された64/66Bブロックのヘッダによりブロック同期を行う。
アライメントロック/デスキュー部113は、アライメントマーカーの識別コードに基づき伝送レーン#0〜#19ごとにアライメントマーカーの同期を行うとともに、伝送レーン#0〜#19間におけるスキューの調整を行う。マーカー除去部112は、アライメントマーカーを検出して除去する。デスクランブル部111は64/66Bブロックのスクランブル処理を解除する。64/66Bデコーディング部110は、スクランブル処理を解除された64/66Bブロックを元の信号Sにコード変換する。コード変換で得られた信号Sは、CGMIIに出力される。
このように、信号SにFECが付与されていない場合、信号Sの受信後、ブロック同期処理部114により64/66Bブロックの同期が行われる。
図4は、ブロック同期処理部114の一例を示す構成図である。ブロック同期処理部114は、フリップフロップ(FF: Flip Flop)180、複数のXOR181、及び複数の保護回路182を有する。
FF180には、64/66Bブロックが10個単位で入力される。FF180は、各64/66Bブロックの先頭に位置する2(bit)のヘッダを保持し、所定のトリガ信号の入力を契機として複数のXOR181に出力する。XOR181は、ヘッダの2(bit)の排他論理和を演算して、その演算結果を保護回路182に出力する。
ヘッダは、正常である場合、‘01’または‘01’(2進数)である。このため、XOR181は、ヘッダが正常であれば‘1’(2進数)を出力し、ヘッダが異常であれば‘0’(2進数)を出力する。
保護回路182は、64/66Bブロックの同期検出の保護処理を行う。より具体的には、保護回路182は、XOR181の演算値に基づき64/66Bブロックの同期状態及び非同期状態を制御し、同期状態の場合、同期信号SYNCa#1〜#10を出力する。
図5は、同期状態及び非同期状態の制御の一例を示すフローチャートである。保護回路182は、r回連続(r:2以上の整数)でXOR181の演算値が‘1’である場合(ステップSt21のYes)、同期状態となる(ステップSt22)。その後、保護回路182は、再びステップSt21の処理を実行する。
また、保護回路182は、r回連続でXOR181の演算値が‘1’ではない場合(ステップSt21のNo)、p回連続(p:2以上の整数)でXOR181の演算値が‘0’であるとき(ステップSt23のYes)、非同期状態となる(ステップSt24)。その後、保護回路182は、再びステップSt21の処理を実行する。
また、保護回路182は、p回連続(p:2以上の整数)でXOR181の演算値が‘0’ではないとき(ステップSt23のNo)、再びステップSt21の処理を実行する。このようにして、同期状態及び非同期状態の制御は行われる。
図6は、FECを使用する場合のPCS機能部1の比較例を示す構成図である。図6において図2と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
PCS機能部1は、送信処理部10、送信変換処理部12、受信処理部11、及び受信変換処理部13を有する。すなわち、本例のPCS機能部1は、図2のPCS機能部1の構成に送信変換処理部12及び受信変換処理部13を追加したものである。送信処理部10及び送信変換処理部12は互いに直列に接続され、受信処理部11及び受信変換処理部13は互いに直列に接続されている。
送信変換処理部12は、ブロック同期処理部120、アライメントロック部121、マーカー除去部122、コード変換部123、マーカー付与部124、FECコーディング部125、及びレーン分配部126を有する。ブロック同期処理部120は、送信処理部10から入力された64/66Bブロックのヘッダによりブロック同期を行う。なお、ブロック同期の手段については、受信処理部11のブロック同期処理部114と同様である。
アライメントロック部121は、アライメントマーカーの識別コードに基づき伝送レーン#0〜#19ごとに同期を行う。マーカー除去部122は、アライメントマーカーを検出して除去する。コード変換部123は、64/66Bブロックを257Bブロックに変換する。
図7は、コード変換処理の一例を示す図である。257Bブロックは、4個の64/66Bブロックの各データDA〜DBと、1(bit)のヘッダとを含む。つまり、64/66Bブロックを257Bブロックに変換する場合、4個の64/66Bブロックのヘッダのうち、7(bit)分が除去され、1(bit)のヘッダと各データDA〜DBが257Bブロックに収容される。
再び図6を参照すると、マーカー付与部124は、伝送レーンごとに一定の間隔でアライメントマーカーを64/66Bブロックに付与する。FECコーディング部125は、257BブロックのFECを演算し、257Bブロックに付与する。レーン分配部102は、FECが付与された257Bブロックを20本の伝送レーンに分配する。257BブロックはPMA機能部2に出力される。
図8は、FECを使用する場合の伝送方式の一例を示す図である。257Bブロック及びFECはFECフレームに収容されて伝送される。FECフレームには、アライメントマーカーが付与されたもの(「アライメントマーカー付きFECフレーム」参照)とアライメントマーカーが付与されていないもの(「通常FECフレーム」参照)とが存在する。
アライメントマーカー付きFECフレームは、4095個のFECフレームごとに挿入される。アライメントマーカー付きFECフレームには、1280(bit)のアライメントマーカー、5(bit)のパディングデータ、15個の257Bブロック、及び140(bit)のFECが含まれる。一方、通常FECフレームには、20個の257Bブロック及び140(bit)のFECが含まれる。なお、アライメントマーカー付きFECフレーム及び通常FECフレームのデータ長は、64/66Bブロックの80個分に相当する。
再び図6を参照すると、受信変換処理部13は、アライメントロック/デスキュー部136、レーン分配部135、FECデコーディング部134、マーカー除去部133、コード復元部132、レーン分配部131、及びマーカー付与部130を有する。アライメントロック/デスキュー部136は、アライメントマーカーの識別コードに基づき伝送レーン#0〜#19ごとにアライメントマーカーの同期を行うとともに、伝送レーン#0〜#19間におけるスキューの調整を行う。
レーン分配部135は、スキュー調整されたFECフレームを20本の伝送レーンに分配する。FECデコーディング部134は、FECのデコーディングを行うことによりFECフレームのデータの誤り訂正を行う。マーカー除去部133は、アライメントマーカーを検出して除去する。コード復元部132は、FECフレーム内の257Bブロックを64/66Bブロックに復元する。なお、257Bブロックと64/66Bブロックの間の変換については図7を参照して述べた通りである。
レーン分配部131は、64/66Bブロックを20本の伝送レーンに分配する。マーカー付与部130は、伝送レーンごとに一定の間隔でアライメントマーカーを64/66Bブロックに付与する。アライメントマーカーが付与された64/66Bブロックは、受信処理部11のブロック同期処理部114に出力される。
このように、信号SにFECが付与されていない場合、信号Sの受信後、アライメントロック/デスキュー部136によりアライメントマーカーの同期が行われる。アライメントマーカーに含まれる識別コードは、伝送レーン#0〜#19ごとに異なる。
図9は、アライメントマーカーに含まれる識別コードの一例を示す図である。図9において、「0x」は16進数表記を示す。
アライメントマーカーは、識別コードM0〜M2,M4〜M6を含む。識別コードM0〜M2,M4〜M6の値は、伝送レーン#0〜#19ごとに相違する。このため、識別コードM0〜M2,M4〜M6のパタンを検出することによりレーン番号(#0〜#19)を判別することが可能である。なお、アライメントマーカーには、識別コードM0〜M2,M4〜M6以外に、ビット誤りを検出するためのBIP(Bit Interleaved Parity)などが含まれる。
図10は、アライメントロック/デスキュー部136の一例を示す構成図である。より具体的には、図10には、アライメントロック/デスキュー部136のうち、同期処理を行う構成が示されている。
アライメントロック/デスキュー部136は、コード検出回路190と、複数の保護回路191とを有する。保護回路191は伝送レーン#0〜#19ごとに設けられている。コード検出回路190は、アライメントマーカーから識別コードのパタンを検出し、そのパタンに応じた伝送レーン#0〜#19に検出を通知する。
保護回路191は、アライメントマーカーの同期検出の保護処理を行う。より具体的には、保護回路191はアライメントロック状態及びアライメントロック解除状態を制御し、アライメントロック状の場合、同期信号SYNCb#0〜#19を出力する。
図11は、アライメントロック状態及びアライメントロック解除状態の制御の一例を示すフローチャートである。保護回路191は、該当する伝送レーン#0〜#19の識別コードM0〜M2,M4〜M6のパタンがi回連続(i:2以上の整数)で検出された場合(ステップSt31のYes)、アライメントロック状態となる(ステップSt32)。その後、保護回路191は、再びステップSt31の処理を実行する。
また、保護回路191は、該当する伝送レーン#0〜#19の識別コードM0〜M2,M4〜M6のパタンがi回連続で検出されていない場合(ステップSt31のNo)、そのパタンがj回連続(j:2以上の整数)で未検出であるとき(ステップSt33のYes)、アライメントロック解除状態となる(ステップSt34)。その後、保護回路191は、再びステップSt31の処理を実行する。
また、保護回路191は、パタンがj回連続で未検出ではないとき(ステップSt33のNo)、再びステップSt31の処理を実行する。このようにして、アライメントロック状態及びアライメントロック解除状態の制御は行われる。
上述したように、FECを使用する場合とFECを使用しない場合の間において、信号Sを受信した後の同期処理の手法が相違する。つまり、FECを使用する場合、アライメントロック/デスキュー部136により同期処理が実行され、FECを使用しない場合、ブロック同期処理部114により同期処理が実行される。
そこで、実施例の伝送装置6は、ブロック同期処理部114とアライメントロック/デスキュー部136のうち、信号Sの同期を確立した方に応じて受信側のFEC設定を切り替える。このため、伝送装置6は、FECの使用または不使用によらず信号Sを正常に受信することができる。
図12は、実施例の伝送装置6を示す構成図である。図12において、図2及び図6と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
より具体的には、図12には、PCS機能部1のうち、受信側の回路構成が示されている。PCS機能部1は、第1受信回路RAと、第2受信回路RBと、スイッチ部14とを有する。第1受信回路RAは、受信処理部11を含み、FECを使用しない場合に用いられる。第2受信回路RBは、受信処理部11及び受信変換処理部13を含み、FECを使用する場合に用いられる。つまり、第1受信回路RAは、図2に示された受信側の回路構成に一致し、第2受信回路RBは、図6に示された受信側の回路構成に一致する。
スイッチ部14は、例えば、所定の論理により信号Sの出力先の接続が切り替えられる物理的なスイッチである。スイッチ部14は、PMA機能部4から入力された信号Sの出力先を第1受信回路RAと第2受信回路RBの間で切り替える。より具体的には、スイッチ部14は、信号Sの出力先を、第1受信回路RAのブロック同期処理部114の入力端子TA及び第2受信回路RBのアライメントロック/デスキュー部136の入力端子TBの間で周期的に切り替える。
上述したように、第1受信回路RAのブロック同期処理部114は、受信した信号Sのうち、FECが付与されていない信号Sの同期を確立し、第2受信回路RBのアライメントロック/デスキュー部136は、受信した信号Sのうち、FECが付与された信号Sの同期を確立する。なお、アライメントロック/デスキュー部136は第1同期処理部の一例であり、ブロック同期処理部114は第2同期処理部の一例である。
スイッチ部14は、信号Sの出力先を、ブロック同期処理部114とアライメントロック/デスキュー部136のうち、信号Sの同期を確立した方とする。このため、受信された信号Sは、FECが付与されている場合、第2受信回路RBに出力され、FECが付与されていない場合、第1受信回路RAに出力される。なお、スイッチ部14は制御部の一例である。
より具体的には、スイッチ部14は、ブロック同期処理部114から同期信号SYNCa#1〜#10が入力された場合、信号Sの出力先を端子TAに固定し、アライメントロック/デスキュー部136から同期信号SYNCb#0〜#19が入力された場合、信号Sの出力先を端子TBに固定する。これにより、伝送装置6の受信側のFEC設定が自動的に切り替えられる。
したがって、伝送装置6は、FECの使用または不使用によらず信号Sを正常に受信することができる。
図13は、実施例の伝送装置6の動作の一例を示すフローチャートである。まず、PMD機能部5は他の伝送装置6からの信号Sの受信を開始する(ステップSt1)。
次に、スイッチ部14は、PMD機能部5及びPMA機能部4から入力された信号Sの出力先を端子TA,TBの間で周期的に切り替える(ステップSt2)。このため、信号Sは、第1受信回路RAのブロック同期処理部114と第2受信回路RBのアライメントロック/デスキュー部136に対して交互に出力される。
次に、スイッチ部14は、ブロック同期処理部114から同期信号SYNCa#1〜#10を受信したか否かを判定する(ステップSt3)。これにより、スイッチ部14は、ブロック同期処理部114が同期を確立したか否かを判定する。
スイッチ部14は、同期信号SYNCa#1〜#10を受信した場合(ステップSt3のYes)、つまりブロック同期処理部114が同期を確立した場合、信号Sの出力先を端子TAに固定する(ステップSt4)。これにより、信号Sの出力先が第1受信回路RAに決定される。この場合、信号SにはFECが付与されていないため、受信側のFEC設定はオフとなる。
また、スイッチ部14は、同期信号SYNCa#1〜#10を受信していない場合(ステップSt3のNo)、アライメントロック/デスキュー部136から同期信号SYNCb#0〜#19を受信したか否かを判定する(ステップSt5)。これにより、スイッチ部14は、アライメントロック/デスキュー部136が同期を確立したか否かを判定する。
スイッチ部14は、同期信号SYNCb#0〜#19を受信した場合(ステップSt5のYes)、つまりアライメントロック/デスキュー部136が同期を確立した場合、信号Sの出力先を端子TBに固定する(ステップSt6)。これにより、信号Sの出力先が第2受信回路RBに決定される。この場合、信号SにはFECが付与されているため、受信側のFEC設定はオンとなる。
また、スイッチ部14は、同期信号SYNCb#0〜#19を受信していない場合(ステップSt5のNo)、再びステップSt1の処理が実行される。この場合、ブロック同期処理部114及びアライメントロック/デスキュー部136の何れも同期を確立できていないため、信号Sに異常があるものとして信号Sの受信のやり直しが行われる。このようにして、伝送装置6は動作する。
上記の受信方法では、信号Sを受信し、その受信した信号Sの出力先を、FECが付与された信号Sの同期を確立するアライメントロック/デスキュー部136及びFECが付与されていない信号Sの同期を確立するブロック同期処理部114のうち、同期を確立した方とする。このため、伝送装置6は、FECの使用または不使用によらず信号Sを正常に受信することができる。
上述したように、伝送装置6は、受信した信号SのFECの有無に応じて受信側のFEC設定をスイッチ部14で切り替えることができる。このため、伝送装置6は、送信側のFEC設定を受信側のFEC設定に合わせて変更してもよい。
図14〜図17は、伝送システムのFEC設定の変更動作の一例を示す図である。本例の伝送システムにおいて、対向する一組の伝送装置6のうち、一方はノード#1に設けられ、他方はノード#2に設けられている。
図14に示されるように、初期状態において、各伝送装置6の送信側のFEC設定及び受信側のFEC設定はオフ(「OFF」参照)である。このため、ノード#1からノード#2に向かう伝送方向及びード#2からノード#1に向かう伝送方向の何れにおいても、信号Sの送受信は正常に行われる(「OK」参照)。
次に、図15に示されるように、ノード#1の伝送装置6で送信側及び受信側の各FEC設定がオン(「ON」参照)になると、各伝送方向において信号Sの送受信が正常に行われなくなる(「NG」参照)。
次に、図16に示されるように、ノード#2の伝送装置6において、スイッチ部14の動作により受信側のFEC設定がオンに切り替えられる。このため、ノード#1からノード#2に向かう伝送方向において、信号Sの送受信が正常となる。このとき、受信側のFEC設定は、矢印で示されるように送信側のFEC設定に反映される。
受信側のFEC設定を送信側のFEC設定に反映すると、図17に示されるように、ノード#2の伝送装置6において送信側のFEC設定がオンに切り替えられる。このため、各伝送方向において信号Sの送受信が正常となる。
このように、実施例の伝送装置6は、対向する他の伝送装置6のFEC設定が変更されても、受信側のFEC設定を送信側のFEC設定に反映することにより正常に信号Sを送受信可能な状態に復旧することができる。
図12の構成では、第1受信回路RAと第2受信回路RBの間において受信処理部11が共通であるが、別々に設けられている。このため、以下の構成のように、PCS機能部1において受信処理部11の一部を共通化することにより回路規模を低減してもよい。
図18は、他の実施例の伝送装置6を示す構成図である。図18において、図2及び図6と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
より具体的には、図18には、PCS機能部1のうち、受信側の回路構成が示されている。PCS機能部1は、共通処理部RC、ブロック同期処理部114、スイッチ部15、及び受信変換処理部13を有する。共通処理部RCは、受信処理部11の構成の一部であり、64/66Bデコーディング部110、デスクランブル部111、マーカー除去部112、アライメントロック/デスキュー部113を有する。
ブロック同期処理部114は、FECを使用しない場合に用いられ、受信変換処理部13は、FECを使用する場合に用いられる。また、共通処理部RCは、FECの使用または不使用によらず使用される。すなわち、共通処理部RCは、信号処理部の一例であり、FECが付与された信号S及びFECが付与されていない信号Sに対する共通の信号処理を行う。
PMA機能部4から入力された信号Sは、ブロック同期処理部114と受信変換処理部13のアライメントロック/デスキュー部136にそれぞれ出力される。ブロック同期処理部114は、信号Sの同期を確立すると、同期信号SYNCa#1〜#10をスイッチ部15に出力し、アライメントロック/デスキュー部136は、信号Sの同期を確立すると、同期信号SYNCb#0〜#19をスイッチ部15に出力する。
スイッチ部14は、例えば、所定の論理により信号Sの入力元の接続が切り替えられる物理的なスイッチである。スイッチ部15は、制御部の他例であり、共通処理部RCへの信号Sの入力元を、ブロック同期処理部114と受信変換処理部13のアライメントロック/デスキュー部136のうち、同期を確立した方とする。
このため、受信された信号Sは、FECが付与されている場合、受信変換処理部13のアライメントロック/デスキュー部136から共通処理部RCに出力され、FECが付与されていない場合、ブロック同期処理部114から共通処理部RCに出力される。
より具体的には、スイッチ部15は、信号Sの入力元をブロック同期処理部114の出力端子TA’と受信変換処理部13の出力端子TB’から選択する。スイッチ部15は、ブロック同期処理部114から同期信号SYNCa#1〜#10が入力された場合、信号Sの入力元を出力端子TA’に固定し、アライメントロック/デスキュー部136から同期信号SYNCb#0〜#19が入力された場合、信号Sの入力元を出力端子TB’に固定する。これにより、伝送装置6の受信側のFEC設定が自動的に切り替えられる。
したがって、伝送装置6は、FECの使用または不使用によらず信号Sを正常に受信することができる。
また、信号Sは、ブロック同期処理部114と受信変換処理部13のアライメントロック/デスキュー部136に同時に出力されるため、スイッチ部15は入力元を迅速に選択することができる。これに対し、図12の例の場合、スイッチ部14は、信号Sをブロック同期処理部114とアライメントロック/デスキュー部136に交互に出力した後、出力先を選択するため、選択の所要時間が本例より長くなる。
また、本例では受信処理部11の一部が、FECの使用または不使用に関わらず使用されるため、回路規模が図12の例の場合より低減される。
図19は、本例の伝送装置6の動作の一例を示すフローチャートである。まず、PMD機能部5は他の伝送装置6からの信号Sの受信を開始する(ステップSt11)。
次に、スイッチ部15は、ブロック同期処理部114から同期信号SYNCa#1〜#10を受信したか否かを判定する(ステップSt12)。これにより、スイッチ部15は、ブロック同期処理部114が同期を確立したか否かを判定する。
スイッチ部15は、同期信号SYNCa#1〜#10を受信した場合(ステップSt12のYes)、つまりブロック同期処理部114が同期を確立した場合、信号Sの入力元を端子TA’に固定する(ステップSt13)。これにより、共通処理部RCへの信号Sの入力元がブロック同期処理部114に決定される。この場合、信号SにはFECが付与されていないため、受信側のFEC設定はオフとなる。
また、スイッチ部15は、同期信号SYNCa#1〜#10を受信していない場合(ステップSt12のNo)、アライメントロック/デスキュー部136から同期信号SYNCb#0〜#19を受信したか否かを判定する(ステップSt14)。これにより、スイッチ部15は、アライメントロック/デスキュー部136が同期を確立したか否かを判定する。
スイッチ部15は、同期信号SYNCb#0〜#19を受信した場合(ステップSt14のYes)、つまりアライメントロック/デスキュー部136が同期を確立した場合、信号Sの入力元を端子TB’に固定する(ステップSt15)。これにより、共通処理部RCへの信号Sの入力元が受信変換処理部13に決定される。この場合、信号SにはFECが付与されているため、受信側のFEC設定はオンとなる。
また、スイッチ部15が同期信号SYNCb#0〜#19を受信していない場合(ステップSt14のNo)、再びステップSt1の処理が実行される。この場合、ブロック同期処理部114及びアライメントロック/デスキュー部136の何れも同期を確立できていないため、信号Sに異常があるものとして信号Sの受信のやり直しが行われる。このようにして、伝送装置6は動作する。
上記の受信方法では、信号Sを受信し、その受信した信号Sのアライメントロック/デスキュー部113への入力元を、FECが付与された信号Sの同期を確立するアライメントロック/デスキュー部136及びFECが付与されていない信号Sの同期を確立するブロック同期処理部114のうち、同期を確立した方とする。このため、伝送装置6は、FECの使用または不使用によらず信号Sを正常に受信することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
1 PCS機能部
2,4 PMA機能部
5 PMD機能部
6 伝送装置
14,15 スイッチ部
114 ブロック同期処理部
136 アライメントロック/デスキュー部
RC 共通処理部
2,4 PMA機能部
5 PMD機能部
6 伝送装置
14,15 スイッチ部
114 ブロック同期処理部
136 アライメントロック/デスキュー部
RC 共通処理部
Claims (4)
- 信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号のうち、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部と、
前記受信部が受信した信号のうち、前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部と、
前記受信部が受信した信号の出力先を、前記第1同期処理部及び前記第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする制御部とを有することを特徴とする伝送装置。 - 信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号のうち、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部と、
前記受信部が受信した信号のうち、前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部と、
信号に所定の信号処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部への信号の入力元を、前記第1同期処理部及び前記第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とする制御部とを有することを特徴とする伝送装置。 - 信号を受信し、
該受信した信号の出力先を、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部及び前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とすることを特徴とする受信方法。 - 信号を受信し、
該信号に所定の信号処理を行う信号処理部への信号の入力元を、誤り訂正符号が付与された信号の同期を確立する第1同期処理部及び前記誤り訂正符号が付与されていない信号の同期を確立する第2同期処理部のうち、同期を確立した同期処理部とすることを特徴とする受信方法。
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