JP2017205930A - 装飾パネル、装飾パネルセット及び装飾壁面 - Google Patents

装飾パネル、装飾パネルセット及び装飾壁面 Download PDF

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春香 岡田
Haruka Okada
春香 岡田
秀和 黒澤
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秀和 黒澤
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Abstract

【課題】建物の内装用装飾パネルのデザインの種類を容易に増加させ得るようにする。
【解決手段】第1〜第3装飾パネルP1〜P3は矩形板状であり、第1装飾パネルP1の表面には、長さ方向の一側に、対向する長辺部間に亘り傾斜して直線状に延びる1つの帯状模様部1が形成されている。第2装飾パネルP2の表面には、対向長辺部間に亘り傾斜して直線状に延びかつ装飾パネルP2の長さ方向中央部Cに対し線対称に配置された帯状模様部1及び縞状模様部2が形成されている。第3装飾パネルP3の表面には、対向長辺部間に亘り傾斜して直線状に延びかつ装飾パネルP3の長さ方向の中央部Cでかつ幅方向の中央部C1に対し点対称に配置された2つの縞状模様部2,2が形成されている。装飾パネルP1〜P3の長辺部同士を突き合わせた状態で並べたときに、各装飾パネルP1〜P3の模様部1,2により複数の異なるデザインを作成可能とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、表面に模様部が形成された装飾パネル、その装飾パネルが複数枚組み合わされたパネルセット、及び複数枚の装飾パネルが施工された装飾壁面に関する。
従来、この種の装飾パネルセットとして、例えば特許文献1に示されるように、表面に凹溝からなる複数の傾斜模様部が一定間隔をあけて平行に形成された複数枚の正方形板状のパネルからなるものが知られている。このパネルセットは、複数枚のパネルを突き合わせて並べ、その状態で各パネルを裏面で壁面に吊り掛けることにより、壁面を装飾するようになっている。
特開2014−000676号公報
ところで、住宅等の建物における内装仕上げの一例として、その装飾のために羽目板による仕上げを行うことは知られている。この羽目板表面の外観は木目柄の化粧シートや突板等であり、複数枚の羽目板を各々の表面の外観に応じて左右方向及び上下方向に組み合わせながら施工するようにしているものの、その羽目板表面の模様の組み合わせによってデザインの多様なバリエーションを作り上げることは容易でない。
一定のデザイン性を併せ持った仕上げにしようとする場合、壁面の全てを1枚の仕上げ材で仕上げれば、意図した所期のデザインを得ることが可能となるものの、施工が大掛かりになって施工上の問題が生じる。
また、複数枚に分割した仕上げ材を組み合わせて一定のデザイン性を持たせようとする場合、仕上げ材を組み上げる際に施工の順序を間違えるとうまく仕上がらず、所望のデザイン性を発揮させることが難しくなる。
上記引用文献1の装飾パネルセットでは、複数枚のパネルの並べ方を変えることによって、表される意匠に変化を与え、種々のデザインを得ることができるようになっている。
しかし、各パネルのデザインは互いに同じであり、その同じパネルが組み合わせられるので、得られるデザインのバリエーションが自ずと限られてしまうのは避けられない。
尚、引用文献1の装飾パネルセットの各パネルは裏面で壁面に吊り掛けられていて、壁面に固定されていない。このことから、各パネルの吊り換えによって容易にデザインを変更できるとはいえ、内装仕上げに関しては問題がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その主たる目的は、装飾パネルに改良を加えることにより、その装飾パネルにより得られるデザインの種類を容易に増加させ得るようにすることにある。
上記の目的を達成すべく、第1の発明は、長辺部及び短辺部を有する矩形板状の装飾パネルであって、表面の一部には模様部が装飾パネルの対向する長辺部間に亘るように形成されており、長辺部の少なくとも一部を他の装飾パネルの長辺部と突き合わせた状態で並べられて配置されることで、装飾パネルの模様部により複数の異なるデザインを作成可能なことを特徴とする。
この第1の発明では、装飾パネルの表面の一部に模様部が装飾パネルの対向する長辺部間に亘るように形成され、この装飾パネルが他の装飾パネルと並べられて配置される。そのとき、装飾パネルの長辺部の少なくとも一部が他の装飾パネルの長辺部と突き合わせた状態で並べられる。このような配置により、隣接する装飾パネル同士の模様部が互いに関連付けられた状態となり、複数の装飾パネルの各々の模様部により複数の異なるデザインが作成され、それら複数のパネルにより作成されるデザインを増やすことができる。
また、複数枚の装飾パネルは、長辺部の少なくとも一部が突き合わされた状態で並べられて配置されるので、それらのパネルを内装仕上げのために例えば床下地上に固定することで、パネルを裏面で壁面に吊り掛ける場合のように不安定になることはなく、安定した内装仕上げが実現できる。
第2の発明は、第1の発明において、上記模様部は、装飾パネルの長さ方向の中央部で分けられた状態、又は該中央部に対し対称に形成されていることを特徴とする。
この第2の発明では、装飾パネルの表面において、模様部がパネル長さ方向の中央部で分けられた状態に形成され、或いは模様部がパネル長さ方向の中央部に対し対称に形成されているので、装飾パネルの長辺部を他の装飾パネルの長辺部と突き合わされた状態で並べて配置するとき、隣接する装飾パネルを長辺部全体が突き合わさるように配置したり、長さ方向に互いに所定長さだけずらして配置したりする等のレイアウトで、複数の装飾パネル間で各々の模様部が直接に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性を容易に作り出すことができる。
また、このことで、装飾パネル間の模様部が異なっていても、雑多な印象が生じず、模様の連続性によってすっきりした印象を与えることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、装飾パネルの長辺部における模様部の幅は一定値であることを特徴とする。
この第3の発明では、装飾パネルの長辺部における模様部の幅は一定値であるので、装飾パネルを他の装飾パネルに対し各々の長辺部同士を突き合わせて配置し、両パネルの模様部を対応させたときに、両パネルの模様部の長辺部における幅が同じになる。このことで、両パネルの模様部により連続した模様を形成することができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、上記模様部は、装飾パネルの対向する長辺部間に亘り該長辺部に対し所定の傾斜角度で傾斜して直線状に延びるように形成された1つの直線模様部からなることを特徴とする。
この第4の発明では、装飾パネルの表面に傾斜した1つの直線模様部が形成されているので、複数の装飾パネル間で各々の直線模様部が直接に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性が得られる。
第5の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、上記模様部は、各々装飾パネルの長辺部間に亘り該長辺部に対し所定の傾斜角度で傾斜して直線状に延びるように形成されかつ装飾パネルの長さ方向中央部に対し線対称に配置された2つの直線模様部からなることを特徴とする。
この第5の発明では、装飾パネルの表面に傾斜した2つの直線模様部がパネルの長さ方向中央部に対し線対称に形成されているので、複数の装飾パネル間で各々の直線模様部が直接に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性が得られる。
第6の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、上記模様部は、各々装飾パネルの長辺部間に亘り該長辺部に対し所定の傾斜角度で傾斜して直線状に延びるように形成されかつ装飾パネルの長さ方向の中央部でかつ幅方向の中央部に対し点対称に配置された2つの直線模様部からなることを特徴とする。
この第6の発明では、装飾パネルの表面に傾斜した2つの直線模様部がパネルの長さ方向及び幅方向の中央部に対し点対称に形成されているので、複数の装飾パネル間で各々の直線模様部が直接に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性が得られる。
第7の発明は、第4〜第6の発明のいずれか1つにおいて、上記直線模様部は、一定幅の帯状模様部、又は複数の直線部が互いに間隔をあけて配置された縞状模様部の一方からなることを特徴とする。
この第7の発明では、直線模様部は、帯状模様部又は縞状模様部であるので、識別性のある模様部が得られる。
第8の発明は、第1〜第7の発明のいずれか1つにおいて、模様部は、凹部、塗膜又は印刷部により形成されていることを特徴とする。
この第8の発明では、模様部を凹部、塗膜又は印刷部によって容易に形成することができる。
第9の発明は装飾パネルセットに係り、この装飾パネルセットは、第4〜第6の発明のいずれか1つの装飾パネルが複数枚組み合わされてなることを特徴とする。
この第9の発明では、装飾パネルセットにおける同じ種類の複数枚の装飾パネルが、各々の長辺部の少なくとも一部を突き合わせかつ直線模様部を隣接する他の装飾パネルの直線模様部と関連付けた状態で並べられて配置されることで、複数の装飾パネル間で各々の直線模様部が直接に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性が得られる。
第10の発明は装飾パネルセットに係り、この装飾パネルセットは、第4の発明の装飾パネル、第5の発明の装飾パネル及び第6の発明の装飾パネルが複数枚組み合わされてなることを特徴とする。
この第10の発明では、装飾パネルセットにおける異なる種類の複数枚の装飾パネルが、各々の長辺部の少なくとも一部を突き合わせかつ直線模様部を隣接する他の装飾パネルの直線模様部と関連付けた状態で並べられて配置されることで、複数の装飾パネル間で各々の直線模様部が直接に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性が得られる。
第11の発明は装飾壁面に係り、この装飾壁面は、第1〜第8の発明のいずれか1つの複数枚の装飾パネルが、各々の長辺部の少なくとも一部を突き合わせかつ模様部を隣接する他の装飾パネルの模様部と関連付けた状態で並べられて壁下地上に施工されていることを特徴とする。
この第11の発明では、複数枚の装飾パネルが、各々の長辺部の少なくとも一部を突き合わせた状態で並べられて壁下地上に施工されているので、複数の装飾パネルの各々の模様部により複数の異なるデザインが作成された装飾壁面が得られる。
以上説明したように、本発明によると、長辺部及び短辺部を有する矩形板状の装飾パネルの表面の一部に模様部をパネルの対向する長辺部間に亘るように形成し、装飾パネルの長辺部を他の装飾パネルの長辺部と突き合わせた状態で並べたときに、各装飾パネルの模様部により複数の異なるデザインを作成可能としたことにより、複数枚の装飾パネルにより形成されるデザインを増やすことができる。
図1は、第1装飾パネルの平面図である。 図2は、第1装飾パネルの側面図である。 図3は、第2装飾パネルの平面図である。 図4は、第2装飾パネルの側面図である。 図5は、第3装飾パネルの平面図である。 図6は、第3装飾パネルの側面図である。 図7は、複数枚の第3装飾パネルにより形成された装飾壁面のデザインを示す正面図である。 図8は、複数枚の第1及び第2装飾パネルにより形成された装飾壁面のデザインを示す正面面図である。 図9は、複数枚の第1〜第3装飾パネルにより形成された装飾壁面のデザインを示す正面図である。 図10は、複数枚の第1〜第3装飾パネルにより形成された装飾壁面のデザインの他の例を示す正面図である。 図11は、装飾パネルの変形例を示す平面図である。 図12は、装飾パネルの変形例を示す平面図である。 図13は、装飾パネルの変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1〜図6は本発明の実施形態に係る3種類の装飾パネルP1〜P3を示し、図1及び図2は第1装飾パネルP1を、また図3及び図4は第2装飾パネルP2を、さらに図5及び図6は第3装飾パネルP3をそれぞれ示している。これら第1〜第3装飾パネルP1〜P3は、いずれも幅方向に対向する1対の長辺部(各図で上下方向に延びる辺部)と、長さ方向に対向する1対の短辺部(同左右方向に延びる辺部)とを有する同じ大きさの細長い矩形板材からなり、例えば長辺部の長さは600mm、短辺部の長さ(幅)は110mm、厚さは15mmである。この板材は例えば木質材、石膏ボード、ケイ酸カルシウム板、セメント板、火山性ガラス質複層板等からなっている。そして、第1〜第3装飾パネルP1〜P3は、その各々の表面に互いに異なる模様が形成されている。
(第1装飾パネル)
図1及び図2に示すように、上記第1装飾パネルP1の表面には、第1装飾パネルP1の対向する両長辺部間に亘り所定幅dをもって直線状に延びる1つの直線模様部(模様部)としての帯状模様部1が形成されている。この帯状模様部1は、第1装飾パネルP1の長さ方向の一半部に、つまり該長さ方向の中央部Cで分けられた状態に形成され、第1装飾パネルP1の長辺部に対し所定の傾斜角度θ(例えばθ=tan−1(110/150)≒36.25°)で傾斜している。
具体的な寸法を説明すると、帯状模様部1の一端部は、第1装飾パネルP1の一方の長辺部(図1の左側)における長さ方向の一端(図1の上端)から例えば450mmまでの位置と同580mmまでの位置との間に、また他端部は、第1装飾パネルP1の他方の長辺部(図1の右側)における長さ方向の一端(図1の上端)から例えば300mmまでの位置と同430mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、帯状模様部1はこれら両端部間に亘り直線状に延びていて広幅の模様部となっている。
すなわち、帯状模様部1は、端部が装飾パネルP1の両方の長辺部まで延びていて、該各長辺部における模様部1の幅(長辺部に沿った方向の端部の長さ)は一定値で例えば130mmとされている。
尚、この第1装飾パネルP1において、帯状模様部1に代えて後述する縞状模様部2を形成してもよい。すなわち、直線模様部としては帯状模様部1又は縞状模様部2のいずれであってもよい。
(第2装飾パネル)
図3及び図4に示すように、上記第2装飾パネルP2の表面には、各々第2装飾パネルP2の対向する両長辺部間に亘り直線状に延びる1つの帯状模様部1と1つの縞状模様部2とが互いに平行にかつ第2装飾パネルP2の長さ方向に間隔をあけて形成され、これらはいずれも直線模様部(模様部)を構成している。
帯状模様部1は、上記第1装飾パネルP1の帯状模様部1と同じものであり、該帯状模様部1と同じ幅dをもって直線状に延び、かつ第2装飾パネルP2の長辺部に対し上記第1装飾パネルP1の帯状模様部1と同じ傾斜角度θ(例えばθ≒36.25°)で傾斜している。
具体的には、帯状模様部1の一端部は、第2装飾パネルP2の一方の長辺部(図3の左側)における長さ方向の一端(図3の上端)から例えば170mmまでの位置と同300mmまでの位置との間に、また他端部は、第2装飾パネルP2の他方の長辺部(図3の右側)における長さ方向の一端(図3の上端)から例えば20mmまでの位置と同150mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、帯状模様部1はこれら両端部間に亘り直線状に延びていて広幅の模様部となっている。
一方、縞状模様部2は、複数本(例えば5本)の直線部2a,2a,…からなる。これら直線部2a,2a,…は、帯状模様部1と平行に延びかつ互いに一定の間隔をあけて配置され、直線部2a,2a,…の全体からなる縞状模様部2の幅dは帯状模様部1と同じとされている。
具体的には、縞状模様部2の一端部は、第2装飾パネルP2の一方の長辺部(図3の左側)における長さ方向の一端(図3の上端)から例えば450mmまでの位置と同580mmまでの位置との間に、また他端部は、第2装飾パネルP2の他方の長辺部(図3の右側)における長さ方向の一端(図3の上端)から例えば300mmまでの位置と同430mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、複数の直線部2a,2a,…はこれら両端部間に亘り第2装飾パネルP2の長さ方向に例えば20mmの間隔をあけて直線状に延びており、これらの直線部2a,2a,…により縞状模様部2は広幅の模様部となっている。
すなわち、第2装飾パネルP2における帯状模様部1と縞状模様部2とは、第2装飾パネルP2の長さ方向の中央部Cでかつ幅方向の中央部C1に対し点対称に配置されている。そして、帯状模様部1及び縞状模様部2は、いずれも装飾パネルP2の両方の長辺部まで延びていて、該各長辺部における模様部1,2の幅(長辺部に沿った方向の長さ)は、第1装飾パネルP1の帯状模様部1と同じ一定値(例えば130mm)とされている。
また、このように、帯状模様部1と縞状模様部2とは同じ幅dを有しているが、両模様部1,2間の間隔は帯状模様部1及び縞状模様部2の各幅dよりも大きく、両模様部1,2間に、第2装飾パネルP2の長さ方向に例えば150mmの間隔があけられている。
尚、この第2装飾パネルP2において、2つの直線模様部をいずれも共に帯状模様部1にするか縞状模様部2にするかしてもよい。すなわち、2つの直線模様部は帯状模様部1又は縞状模様部2のいずれであってもよい。
(第3装飾パネル)
図5及び図6に示すように、上記第3装飾パネルP3の表面には、各々第3装飾パネルP3の長辺部間に亘り直線状に延びる2つの直線模様部(模様部)としての縞状模様部2,2が第3装飾パネルP3の長さ方向に並んだ状態で形成されている。両縞状模様部2,2は、傾斜の向きが異なるだけで、第3装飾パネルP3の長辺部に対し上記第2装飾パネルP2の縞状模様部2と同じ傾斜角度θで傾斜して直線状に延びている。各縞状模様部2は、第2装飾パネルP2の縞状模様部2と同じものであり、複数本(例えば5本)の直線部2a,2a,…からなる。これら直線部2a,2a,…は、互いに平行に延びかつ一定の間隔をあけて配置され、直線部2a,2a,…全体の縞状模様部2の幅dは第2装飾パネルP2の縞状模様部2と同じとされている。そして、2つの縞状模様部2,2は、第3装飾パネルP3の長さ方向の中央部Cに対し線対称になるよう互いに間隔をあけて形成されている。
具体的には、図5上側に位置する一方の縞状模様部2の一端部は、第3装飾パネルP3の一方の長辺部(図5の左側)における長さ方向の一端(図5の上端)から例えば170mmまでの位置と同300mmまでの位置との間に、また他端部は、第3装飾パネルP3の他方の長辺部(図5の右側)における長さ方向の一端(図5の上端)から例えば20mmまでの位置と同150mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、複数の直線部2a,2a,…はこれら両端部間に亘り第3装飾パネルP3の長さ方向に例えば20mmの間隔をあけて直線状に延びており、これらの直線部2a,2a,…により縞状模様部2は広幅の模様部となっている。
これに対し、図5下側の他方の縞状模様部2の一端部は、第3装飾パネルP3の一方の長辺部(図5の左側)における長さ方向の一端(図5の上端)から例えば300mmまでの位置と同430mmまでの位置との間に、また他端部は、第3装飾パネルP3の他方の長辺部(図5の右側)における長さ方向の一端(図5の上端)から例えば450mmまでの位置と同580mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、複数の直線部2a,2a,…はこれら両端部間に亘り第3装飾パネルP3の長さ方向に例えば20mmの間隔をあけて直線状に延びており、これらの直線部2a,2a,…により縞状模様部2は広幅の模様部となっている。
すなわち、第3装飾パネルP3における2つの縞状模様部2,2は、いずれも装飾パネルP3の両方の長辺部まで延びていて、該各長辺部における模様部2の幅(長辺部に沿った方向の長さ)は第1装飾パネルP1の帯状模様部1と同じ一定値(例えば130mm)とされている。
尚、この第3装飾パネルP3において、2つの直線模様部を共に帯状模様部1にしてもよい。すなわち、2つの直線模様部は帯状模様部1又は縞状模様部2のいずれであってもよい。
上記第1〜第3装飾パネルP1〜P3の表面に形成される帯状模様部1と、縞状模様部2の各直線部2aとは、各装飾パネルP1〜P3の表面を研削することで他の部分よりも凹陥した例えば7mmの深さの凹溝(凹部)からなる。この凹溝によって帯状模様部1や縞状模様部2を容易に形成することができる。この凹溝の底面に塗装が施されていてもよく、底面が着色されていてもよい。
そして、以上のように構成された第1〜第3の3種類の装飾パネルP1〜P3は、同じ種類の装飾パネル(第1装飾パネルP1、第2装飾パネルP2、又は第3装飾パネルP3のうちの1つ)が複数枚組み合わされて使用されるか、或いは異なる種類の装飾パネルP1〜P3が複数枚組み合わされて使用される。それら複数枚の装飾パネルP1〜P3は、各々の幅方向に対向する長辺部の全部又は一部を突き合わせかつ模様部1,2を隣接する他の装飾パネルP1〜P3の模様部1,2と関連付けた状態で並べられて配置(施工)されるようになっており、このことで装飾パネルP1〜P3の模様部1,2により複数の異なるデザインが作成可能に構成されている。
(装飾パネルセット)
そして、本発明の実施形態に係る装飾パネルセットは、上記第1〜第3の3種類の装飾パネルP1〜P3のうち、同じ種類の装飾パネル(第1装飾パネルP1、第2装飾パネルP2、又は第3装飾パネルP3のうちの1つ)が複数枚組み合わされたもの、2種類の装飾パネル(第1装飾パネルP1、第2装飾パネルP2、又は第3装飾パネルP3のうちの2つ)が複数枚組み合わされたもの、或いは、3種類全部の装飾パネルP1〜P3が複数枚組み合わされたものである。
次に、例えば建物における壁下地(図示せず)上に上記複数枚の装飾パネルP1〜P3が並べられて羽目板として施工される羽目板仕上げの装飾壁面について説明する。
(デザイン1)
図7は装飾壁面のデザイン1を示し、第3装飾パネルP3のみの1種類が複数枚用いられている。このデザイン1では、複数枚(図示例では6枚)の第3装飾パネルP3,P3,…が各々の長辺部の全体を互いに突き合わせた状態で並べられて施工されていて、隣接する2枚の第3装飾パネルP3,P3は長さ方向にずれていない。そして、これら隣接する2枚の第3装飾パネルP3,P3間の各々の両縞状模様部2,2の傾斜方向は互いに逆向きになっており、3枚以上の第3装飾パネルP3,P3,…間では各々の2つの縞状模様部2,2が逆向きのジグザグ状(折れ線状)に連続している。
(デザイン2)
図8は装飾壁面のデザイン2を示し、第1及び第2装飾パネルP1,P2の2種類が複数枚用いられている。すなわち、デザイン2では、複数枚(図示例では3枚)ずつの第1及び第2装飾パネルP1,P2が各々の長辺部の全体を互いに突き合わせた状態で交互に並べられて施工されていて、隣接する第1及び第2装飾パネルP1,P2は長さ方向にずれていない。第1装飾パネルP1にあっては、帯状模様部1が長さ方向の一側(図8で下側)に位置している一方、第2装飾パネルP2にあっては、縞状模様部2が第1装飾パネルP1の帯状模様部1と同じ側である長さ方向の一側(図8で下側)に、また帯状模様部1が長さ方向の他側(図8で上側)にそれぞれ位置している。このことで、装飾壁面の一部において、第2装飾パネルP2の帯状模様部1及び縞状模様部2の間の部分に第1装飾パネルP1の帯状模様部1が対応して位置し、それらが直線状に並ぶようになっている。
(デザイン3)
図9は装飾壁面のデザイン3を示し、第1〜第3装飾パネルP1〜P3の全ての種類が複数枚用いられている。このデザイン3では、第1及び第3装飾パネルP1,P3が短辺部(長さ方向の端部)を突き合わせた状態で並べられたパネル列と、2枚の第2装飾パネルP2,P2が短辺部を突き合わせた状態で並べられたパネル列とを有する。第1及び第3装飾パネルP1,P3からなる2つのパネル列間に、2枚の第2装飾パネルP2,P2からなる1つのパネル列が各々の装飾パネルP1〜P3の長辺部を突き合わせるように配置されており、図示例では、これら第1及び第3装飾パネルP1,P3からなる2つのパネル列と、2枚の第2装飾パネルP2,P2からなる1つのパネル列とを組み合わせたものが2組並べられていて、全体で6つのパネル列となっている。
説明の便宜上、6つのパネル列を図9の左端から右側に向かって順に第1パネル列、第2パネル列、…、第6パネル列とし、図9の上側及び下側をそれぞれ上側及び下側として説明すると、第3及び第6パネル列では上側に第1装飾パネルP1が、また下側に第3装飾パネルP3がそれぞれ配置され、第1装飾パネルP1は上側に帯状模様部1が位置するように配置され、第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右上がり(左下がり)に、また下側の縞状模様部2が右下がり(左上がり)にそれぞれ傾斜するように配置されている。
また、第1及び第4パネル列では下側に第1装飾パネルP1が、また上側に第3装飾パネルP3がそれぞれ配置され、第1装飾パネルP1は上側に帯状模様部1が位置するように配置されている。第1パネル列の第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右上がりに、また下側の縞状模様部2が右下がりにそれぞれ傾斜するように配置されている一方、第4パネル列の第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右下がりに、また下側の縞状模様部2が右上がりにそれぞれ傾斜するように配置されている。
さらに、第5パネル列では、上下の第2装飾パネルP2,P2のいずれも上側に帯状模様部1が、また下側に縞状模様部2がそれぞれ位置するように配置されているのに対し、第2パネル列では、上側の第2装飾パネルP2は上側に帯状模様部1が、また下側に縞状模様部2がそれぞれ位置する一方、下側の第2装飾パネルP2は、上側の第2装飾パネルP2とは逆に、上側に縞状模様部2が、また下側に帯状模様部1がそれぞれ位置するように配置されている。
そして、第1、第3及び第4パネル列では、上下位置が互いに同じであるのに対し、第2及び第6パネル列では、装飾パネルP1〜P3の長さ(長辺部の長さ)の1/4である150mmだけ、また第5パネル列では、装飾パネルP1〜P3の長さの1/2である300mmだけそれぞれ第1、第3及び第4パネル列よりも上側にずれるように配置されている。
このような配置により、例えば第1パネル列における第3装飾パネルP3の上側の縞状模様部2と第2パネル列における上側の第2装飾パネルP2の帯状模様部1とが、また第1パネル列における第1装飾パネルP1の帯状模様部1と第2パネル列における下側の第2装飾パネルP2の縞状模様部2とがそれぞれ直線状に連続している。また、第2及び第3パネル列間並びに第5及び第6パネル列間でも同様に帯状模様部1及び縞状模様部2同士、又は縞状模様部2,2同士が直線状に連続している。一方、例えば第3パネル列における第1装飾パネルP1の帯状模様部1と第4パネル列における第3装飾パネルP3の上側の縞状模様部2とが、またこの上側の縞状模様部2と第5パネル列における上側の第2装飾パネルP2の縞状模様部2とがそれぞれ折れ線状に連続している。
(デザイン4)
図10は装飾壁面のデザイン4を示し、デザイン3と同様に第1〜第3装飾パネルP1〜P3の全てが複数枚用いられている。このデザイン4では、上記デザイン3よりも大きなランダム性を有するようにしたものであり、第1〜第3装飾パネルP1〜P3が短辺部を突き合わせた状態で並べられて5つのパネル列が設けられている。この例でも、説明の便宜上、5つのパネル列を図10の左端から右側に向かって順に第1パネル列、第2パネル列、…、第5パネル列とし、図10の上側及び下側をそれぞれ上側及び下側として説明する。
第1パネル列では、上側から順に第1装飾パネルP1、第3装飾パネルP3、第1装飾パネルP1及び第2装飾パネルP2が配置され、上側の第1装飾パネルP1は下側に、また下側の第1装飾パネルP1は上側にそれぞれ帯状模様部1が位置するように配置されている。第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右下がりに、また下側の縞状模様部2が右上がりになるように配置されている。第2装飾パネルP2は上側に帯状模様部1が、また下側に縞状模様部2がそれぞれ位置するように配置されている。
第2パネル列では、上側から順に第3装飾パネルP3、第2装飾パネルP2、第1装飾パネルP1及び第3装飾パネルP3が配置され、上側の第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部(図示せず)が右下がりに、また下側の縞状模様部2が右上がりになるように配置されている。下側の第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右下がりに、また下側の縞状模様部(図示せず)が右上がりになるように配置されている。第2装飾パネルP2は上側に帯状模様部1が、また下側に縞状模様部2がそれぞれ位置するように配置されている。第1装飾パネルP1は上側に帯状模様部1が位置するように配置されている。
第3パネル列では、上側から順に第1装飾パネルP1、第1装飾パネルP1、第3装飾パネルP3及び第1装飾パネルP1が配置され、最上位置及び最下位置の第1装飾パネルP1,P1は上側に帯状模様部1が位置するように、上から2番目の第1装飾パネルP1は下側に帯状模様部1が位置するようにそれぞれ配置されている。第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右下がりに、また下側の縞状模様部2が右上がりになるように配置されている。
第4パネル列では、上側から順に第2装飾パネルP2、第3装飾パネルP3、第2装飾パネルP2及び第1装飾パネルP1が配置され、2枚の第2装飾パネルP2,P2はいずれも上側に帯状模様部1が、また下側に縞状模様部2がそれぞれ位置するように配置されている。第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右下がりに、また下側の縞状模様部2が右上がりになるように配置されている。第1装飾パネルP1は上側に帯状模様部1が位置するように配置されている。
第5パネル列では、上側から順に第1装飾パネルP1、第1装飾パネルP1及び第3装飾パネルP3が配置され、2枚の第1装飾パネルP1,P1はいずれも上側に帯状模様部1が位置するように配置されている。第3装飾パネルP3は上側の縞状模様部2が右下がりに、また下側の縞状模様部2が右上がりになるように配置されている。
そして、第5パネル列の上下位置に対し、第1及び3パネル列は装飾パネルP1〜P3の長さ(長辺部の長さ)の略1/3だけ下側に、また第2パネル列は同1/2(300mm)だけ下側に、さらに第4列は同略1/5だけ上側にそれぞれずれるように配置されており、デザイン3と同様に、隣接するパネル列同士の装飾パネルP1〜P3間で、模様部1,2が直線状又は折れ線状に連続している。例えば第1パネル列における第3装飾パネルP3の下側の縞状模様部2と第2パネル列における第2装飾パネルP2の帯状模様部1とが直線状に、また第3パネル列における第3装飾パネルP3の上側の縞状模様部2と第4パネル列における第3装飾パネルP3の下側の縞状模様部2とが折れ線状にそれぞれ連続している。
尚、デザイン4では、第1〜第4パネル列の上下部を第5パネル列に合わせた位置で省略して示している。これは、実際の施工現場で内装の壁の大きさに合わせて装飾パネルP1〜P3を切断して施工するのと同じことである。また、デザイン1〜3についても同様である。
したがって、この実施形態においては、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、上記のように、第1〜第3の3種類の装飾パネルP1〜P3が同じ種類同士で又は他の種類と組み合わされて配置され、隣接する装飾パネルP1〜P3同士は、各々長辺部の一部又は全体が互いに突き合わされた状態で並べられて、例えば建物における壁下地上に施工される。このような配置により、隣接する装飾パネルP1〜P3同士の帯状模様部1や縞状模様部2が互いに関連付けられた状態となり、複数の装飾パネルP1〜P3の各々の模様部1,2により複数の異なるデザインが作成され、それら複数の装飾パネルP1〜P3により作成されるデザインを増やすことができる。
また、複数枚の装飾パネルP1〜P3は、長辺部の少なくとも一部が突き合わされた状態で並べられて配置されるので、それらの装飾パネルP1〜P3を内装仕上げのために例えば床下地上に固定することで、装飾パネルを裏面で壁面に吊り掛ける場合のように不安定になることはなく、安定した内装仕上げが実現できる。
また、第1装飾パネルP1の表面には、傾斜した1つの直線模様部としての帯状模様部1がパネル長さ方向の中央部Cで分けられた状態で形成され、第2装飾パネルP2の表面には、傾斜した2つの直線模様部としての帯状模様部1及び縞状模様部2がパネル長さ方向の中央部C及びパネル幅方向の中央部C1に対し点対称に形成され、第3装飾パネルP3の表面には、傾斜した2つの直線模様部としての縞状模様部2,2がパネル長さ方向の中央部Cに対し線対称に形成されており、帯状模様部1及び縞状模様部2の幅d及び傾斜角度θは互いに同じである。このため、複数枚の装飾パネルP1〜P3を並べて配置するとき、隣接する装飾パネルP1〜P3を長辺部全体が突き合わさるように配置したり、長さ方向に互いに所定長さだけずらして配置したりする等のレイアウトを採用することで、複数の装飾パネルP1〜P3間で各々の帯状模様部1や縞状模様部2が直接に直線状もしくは折れ線状に又は規則的に連続するようになり、模様の連続性を容易に作り出すことができる。
その結果、装飾パネルP1〜P3間の帯状模様部1や縞状模様部2が互いに異なっていても、雑多な印象が生じず、模様の連続性によって全体としてすっきりした印象を与えることができる。
また、第1〜第3装飾パネルP1〜P3の各々の表面の帯状模様部1や縞状模様部2は、いずれも装飾パネルP1〜P3の両長辺部間に亘るように直線状に延び、互いに同じ幅dで、かつ長辺部に対する傾斜角度θも互いに同じであるので、各模様部1,2において装飾パネルP1〜P3の長辺部に位置する端部の長辺部に沿った方向の長さは一定の例えば130mmとなっている。このため、2枚の装飾パネルP1〜P3同士を各々の長辺部が突き合わされた状態で配置し、両装飾パネルP1〜P3の帯状模様部1や縞状模様部2を対応させたときに、両装飾パネルP1〜P3の模様部1,2の長辺部における端部の幅が同じになる。このことで、両パネルP1〜P3の模様部1,2により連続した模様を容易に形成することができる。
上記第1〜第3装飾パネルP1〜P3の表面に形成される直線模様部は、一定幅の帯状模様部1、又は複数の直線部2a,2a,…が互いに一定の間隔をあけて配置された縞状模様部2であるので、識別性のある模様部が得られる。
さらに、複数枚の装飾パネルP1〜P3が並べられて壁下地上に施工されている装飾壁面は、複数の装飾パネルP1〜P3の各々の帯状模様部1や縞状模様部2により複数の異なるデザインが作成されるので、デザインバリエーションの多い装飾壁面が容易に得られる。
(装飾パネルの変形例)
本発明に係る装飾パネルは、上記実施形態の第1〜第3装飾パネルP1〜P3に限定されず、図11〜図13に示すような装飾パネルP4〜P5であってもよい。これらの装飾パネルP4〜P5は、いずれも第1〜第3装飾パネルP1〜P3と同じ大きさで、例えば長辺部の長さが600mm、短辺部の長さ(幅)が110mm、厚さが15mmの細長い矩形板材であり、表面に凹溝によって形成される模様部の形状のみが異なっている(図1〜図6と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)。
図11に示す装飾パネルP4には、その表面に1つの帯状模様部1が形成されている。この帯状模様部1は、装飾パネルP4の長辺部に対し第1及び第2装飾パネルP1,P2の帯状模様部1と同じ傾斜角度θで傾斜し、その幅dも第1及び第2装飾パネルP1,P2の帯状模様部1と同じであるが、装飾パネルP4の長さ方向の中央部Cの両側に該中央部Cを跨ぐように形成されている。すなわち、この帯状模様部1は装飾パネルP4の長さ方向の中央部Cで分けられた状態で形成されていないが、長さ方向の中央部Cでかつ幅方向の中央部C1に対し点対称に形成されている。
具体的には、帯状模様部1の一端部は、装飾パネルP4の一方の長辺部(図11の左側)における長さ方向の一端(図11の上端)から例えば310mmまでの位置と同440mmまでの位置との間に、また他端部は、装飾パネルP4の他方の長辺部(図11の右側)における長さ方向の一端(図11の上端)から例えば160mmまでの位置と同290mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、帯状模様部1はこれら両端部間に亘り直線状に延びていて広幅の模様部となっている。
図12に示す装飾パネルP5には、図11に示す装飾パネルP4と同様に、その表面に1つの帯状模様部1が形成されている。この帯状模様部1は、装飾パネルP5の長辺部に対し第1及び第2装飾パネルP1,P2の帯状模様部1と同じ傾斜角度θで傾斜しているが、その幅は図11に示す装飾パネルP4(又は第1及び第2装飾パネルP1,P2)の帯状模様部1の幅dと異なり、それよりも大きい。この帯状模様部1も、装飾パネルP5の長さ方向の中央部Cの両側に該中央部Cを跨ぐように形成されている。この帯状模様部1は装飾パネルP5の長さ方向の中央部Cで分けられた状態で形成されていないが、長さ方向の中央部Cでかつ幅方向の中央部C1に対し点対称に形成されている。
具体的には、帯状模様部1の一端部は、装飾パネルP4の一方の長辺部(図12の左側)における長さ方向の一端(図12の上端)から例えば262mmまでの位置と同468mmまでの位置との間に、また他端部は、装飾パネルP4の他方の長辺部(図12の右側)における長さ方向の一端(図12の上端)から例えば132mmまでの位置と同338mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、帯状模様部1はこれら両端部間に亘り直線状に延びていてより広幅の模様部となっている。装飾パネルP4の長辺部に位置する端部の長辺部に沿った方向の長さは例えば206mmとなっている。
尚、図11及び図12に示す装飾パネルP4,P5において、帯状模様部1を縞状模様部2に変えてもよい。
図13に示す装飾パネルP6の表面には、直線模様部としての帯状模様部1や縞状模様部2が形成されておらず、それらと異なり、1つの三角模様部5が形成されている。この三角模様部5は、装飾パネルP6の表面を研削することで他の部分よりも凹陥した凹部からなり、その深さは上記凹溝と同じである。三角模様部5は、二辺がそれぞれ装飾パネルP6の一方の長辺部(図13の左側)の中央から他方の長辺部(図13の右側)に向かって斜めに直線状に延び、残りの一辺が該他方の長辺部上に位置している。三角模様部5における上記二辺の装飾パネルP6の長辺部に対する傾斜角度θは帯状模様部1や縞状模様部2と同じ傾斜角度(例えばθ≒36.25°)であり、残りの一辺は装飾パネルP6の長さ方向の中央部Cで2等分されている。この三角模様部5も、装飾パネルP6の長さ方向の中央部Cの両側に該中央部Cを跨ぐように形成されている。この三角模様部5は装飾パネルP6の長さ方向の中央部Cで分けられた状態で形成されていないが、長さ方向の中央部Cに対し線対称に形成されている。
具体的には、三角模様部5の1つの頂点は、装飾パネルP6の一方の長辺部(図13の左側)における長さ方向の一端(図13の下端)から例えば300mmの位置に形成され、他の2つの頂点は、装飾パネルP6の他方の長辺部(図13の右側)における長さ方向の一端(図13の下端)から例えば150mmまでの位置と同450mmまでの位置との間にそれぞれ形成され、三角模様部5はこれら両頂点間に囲まれる部分に設けられている。
換言すれば、三角模様部5は、上記第3装飾パネルP3における2つの縞状模様部2,2間に挟まれる部分に形成されていることとなる。
これらの装飾パネルP4〜P6においても、基本的に上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、模様部1,2,5が凹溝や凹部で形成されているが、塗料による塗膜や印刷液による印刷部により形成されていてもよく、或いは、凹溝や凹部、塗膜、印刷部を組み合わせることもできる。いずれの場合でも、模様部1,2,5の位置や形状、面積を同じとすればよく、その模様部1,2,5を容易に形成することができる。
また、装飾パネルの表面に形成される模様部は、上記帯状模様部1や縞状模様部2、三角模様部5に限定されず、装飾パネルの対向する長辺部間に亘るように形成されていれば、どのようなものであってもよい。
また、上記のように表面に模様部1,2,5が形成される装飾パネルP1〜P6のみを複数枚並べて配置するのではなく、その装飾パネルP1〜P6に、表面に模様部が形成されていない同じ大きさの矩形板状のパネルを上記と同様に長辺部同士が突き合わされた状態で並べるようにしてもよい。
本発明は、建物の内装仕上げ等における装飾壁面のデザインバリエーションを容易に増やすことができ、産業上の利用可能性が高い。
P1 第1装飾パネル
P2 第2装飾パネル
P3 第3装飾パネル
P4〜P6 装飾パネル
C 長さ方向中央部
C1 幅方向中央部
1 帯状模様部(直線模様部、模様部)
d 幅
θ 傾斜角度
2 縞状模様部(直線模様部、模様部)
2a 直線部
5 三角模様部(模様部)

Claims (11)

  1. 長辺部及び短辺部を有する矩形板状の装飾パネルであって、
    表面の一部には模様部が装飾パネルの対向する長辺部間に亘るように形成されており、
    長辺部の少なくとも一部を他の装飾パネルの長辺部と突き合わせた状態で並べられて配置されることで、装飾パネルの模様部により複数の異なるデザインを作成可能なことを特徴とする装飾パネル。
  2. 請求項1において、
    模様部は、装飾パネルの長さ方向の中央部で分けられた状態、又は該中央部に対し対称に形成されていることを特徴とする装飾パネル。
  3. 請求項1又は2において、
    装飾パネルの長辺部における模様部の幅は一定値であることを特徴とする装飾パネル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    模様部は、装飾パネルの対向する長辺部間に亘り該長辺部に対し所定の傾斜角度で傾斜して直線状に延びるように形成された1つの直線模様部からなることを特徴とする装飾パネル。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    模様部は、各々装飾パネルの長辺部間に亘り該長辺部に対し所定の傾斜角度で傾斜して直線状に延びるように形成されかつ装飾パネルの長さ方向中央部に対し線対称に配置された2つの直線模様部からなることを特徴とする装飾パネル。
  6. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    模様部は、各々装飾パネルの長辺部間に亘り該長辺部に対し所定の傾斜角度で傾斜して直線状に延びるように形成されかつ装飾パネルの長さ方向の中央部でかつ幅方向の中央部に対し点対称に配置された2つの直線模様部からなることを特徴とする装飾パネル。
  7. 請求項4〜6のいずれか1つにおいて、
    直線模様部は、一定幅の帯状模様部、又は複数の直線部が互いに間隔をあけて配置された縞状模様部の一方からなることを特徴とする装飾パネル。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、
    模様部は、凹部、塗膜又は印刷部により形成されていることを特徴とする装飾パネル。
  9. 請求項4〜6のいずれか1つの装飾パネルが複数枚組み合わされてなることを特徴とする装飾パネルセット。
  10. 請求項4の装飾パネル、請求項5の装飾パネル及び請求項6の装飾パネルが複数枚組み合わされてなることを特徴とする装飾パネルセット。
  11. 請求項1〜8のいずれか1つの複数枚の装飾パネルが、各々の長辺部の少なくとも一部を突き合わせかつ模様部を隣接する他の装飾パネルの模様部と関連付けた状態で並べられて壁下地上に施工されていることを特徴とする装飾壁面。
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