JP2017206446A - 油中水乳化化粧料 - Google Patents
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前記(A)を、ポリオキシエチレン鎖を有するシリコーンエラストマーとすることで、仕上がりの均一性、感触のみずみずしさといった使用感、及び酸化鉄粒子の分散性、酸化鉄粒子の経時分散安定性、もみ刺激に対する酸化鉄粒子の分散安定性を向上させることができる。
前記(B)を疎水化処理酸化亜鉛粒子とすることで、酸化亜鉛粒子の油中での分散性を向上させることができる。
前記(B)をハイドロジェンジメチコンにより表面が疎水処理された酸化亜鉛粒子とすることで、酸化鉄粒子の分散性、仕上がりの均一性を向上させることができる。
前期(B)の含有量を上記範囲とすることで、酸化鉄粒子の分散性、酸化鉄粒子の経時分散安定性、もみ刺激に対する酸化鉄粒子の分散安定性を向上させることができる。
前記(C)を疎水化処理酸化鉄粒子とすることにより、酸化鉄粒子の油中への分散性を向上させることができる。
前記(C)を(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーにより表面が処理された酸化鉄粒子とすることにより、酸化鉄粒子の分散性、仕上がりの均一性を向上させることができる。
さらに好ましい形態では、前記(D)は下記一般式(I)〜(III)から選ばれる化合物である。
(一般式(I)中のZ1は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R1は単糖類またはリン酸基を表す。nは1〜4の整数を表す。)
(一般式(II)中のZ2は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R2は水素原子、または炭素数1〜16の炭化水素基を表す。m、lは1〜4の整数を表す。)
(一般式(III)中のZ3は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R3、R4はそれぞれ独立して水酸基または単糖類を表す。R5は水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基を表す。)
前記(D)の化合物を上記形態とすることにより、酸化鉄粒子の分散性、酸化鉄粒子の経時分散安定性、もみ刺激に対する酸化鉄粒子の分散安定性を向上させることができる。
これらの化合物を含有することにより、酸化鉄粒子の分散性、酸化鉄粒子の経時分散安定性、もみ刺激に対する酸化鉄粒子の分散安定性に優れた油中水乳化化粧料を提供することができる。
以下、各構成について説明する。
本発明において(A)のシリコーンエラストマーは、カルボキシル基、カルボニル基、アミノ基、水酸基、リン酸基などの親水基を有するシリコーンエラストマーである。(A)のシリコーンエラストマーは好ましくはポリオキシエチレン鎖、またはポリグリセリン鎖を有するシリコーンエラストマーである。ポリオキシエチレン鎖、またはポリグリセン鎖を有するシリコーンエラストマーとは、好ましくはシリコーンの側鎖、末端または両方にポリエチレングリコールまたはポリグリセリン鎖が導入された、ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤である。好ましくは、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−10ジメチコン、PEG−12ジメチコン、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等が例示できる。(A)のシリコーンエラストマーとして、より好ましくはPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンを例示できる。
(B)の酸化亜鉛粒子としては、何れの粒径のものを用いてもよいが、一次粒子径が10〜100nmの微粒子を用いることが好ましい。ここで、一次粒子径は顕微鏡を用いて測定することができる。
本発明において(C)の酸化鉄粒子としては、何れの粒径のものを用いてもよいが、一次粒径が0.05〜2μmの顔料級の酸化鉄粒子を用いることが好ましい。例として、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄などが示される。ここで、一次粒子径は顕微鏡を用いて測定することができる。
(D)の化合物の親水性基とは、水との間に親和性を示す官能基であり、本発明においては、好ましくはカルボキシル基、カルボニル基、アミノ基、水酸基、リン酸基、スルホ基から選ばれる。(D)の化合物の親水性基は、より好ましくは、カルボキシル基、アミノ基、水酸基から選ばれる。また、(D)の化合物の環状構造は、単環構造、縮合環構造、架橋構造、複素環構造の何れであってもよい。
(一般式(I)中のZ1は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R1は単糖類またはリン酸基を表す。nは1〜4の整数を表す。)
(一般式(II)中のZ2は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R2は水素原子、または炭素数1〜16の炭化水素基を表す。m、lは1〜4の整数を表す。)
(一般式(III)中のZ3は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R3、R4はそれぞれ独立して水酸基または単糖類を表す。R5は水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基を表す。)
また、R5で表される炭素数1〜4の炭化水素基は、メチル基、エチル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基等が例示できる。本発明において、R5はより好ましくは、n−ブチル基である。
各油中水乳化化粧料について、仕上がりの均一性、感触のみずみずしさを官能評価した。各油中水乳化化粧料は、化粧品の官能評価に従事している熟練の研究者によって、それぞれの評価項目について、以下の基準により4段階で評価した。結果を表2に示した。
◎・・・仕上がりがかなり均一
○・・・仕上がりが均一
△・・・仕上がりがやや不均一
×・・・仕上がりがかなり不均一
◎・・・非常にみずみずしい
○・・・みずみずしい
△・・・ややみずみずしい
×・・・みずみずしくない
各種油中水乳化化粧料について、以下の方法により酸化鉄粒子の分散性試験を行った。各種油中水乳化化粧料を50mLガラス製スクリュー瓶にとり、24時間50℃下に放置し、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー処理酸化鉄粒子とオクチルシラン処理酸化鉄粒子の分散状態を肉眼にて観察した。結果を表2に示した。
◎・・・均一に分散している
○・・・スクリュー瓶壁にごくわずかに色ムラが見られる
△・・・スクリュー瓶壁にやや色ムラが見られる
×・・・スクリュー瓶壁に色ムラが見られる
各種油中水乳化化粧料について、以下の方法により酸化鉄粒子の経時分散安定性試験を行った。各種油中水乳化化粧料について、それぞれ低温(5℃)、高温(40℃)にて保管し、半年が経過した後の状態を観察して、標準温度(20℃)に保管しておいたサンプルと比較して、以下の基準により4段階に評価した。結果を表2に示した。
◎・・・色変化がまったく見られない
○・・・色変化がごくわずかに見られる
△・・・色変化がやや見られる
×・・・色変化が見られる
各油中水乳化化粧料について、以下の方法によりもみ刺激に対する酸化鉄粒子の分散安定性試験を行った。各油中水化粧料を、それぞれポリエチレンチューブに入れた後、500回のもみを行い、チューブの壁に生じた酸化鉄粒子による色ムラが見られないかを、以下の基準により評価した。結果を表2に示した。
◎・・・チューブの壁に色ムラがまったく見られない
○・・・チューブの壁に色ムラがごくわずかに見られる
△・・・チューブの壁に色ムラがやや見られる
×・・・チューブの壁に色ムラが見られる
この結果から、(A)のシリコーンエラストマー、(B)の酸化亜鉛粒子、(C)の酸化鉄粒子、(D)の化合物を含有する油中水化粧料は、仕上がりの均一性、感触のみずみずしさに優れ、かつ、酸化鉄粒子の分散性、酸化鉄粒子の経時分散安定性、もみ刺激に対する酸化鉄粒子の分散安定性に優れることがわかった。
表3に、本発明の油中水乳化化粧料の製造例を示す。
Claims (11)
- (A)親水性基を有するシリコーンエラストマーと、(B)酸化亜鉛粒子と、(C)酸化鉄粒子と、(D)分子量500以下であり、親水性基を有し、環状構造を持つ化合物と、を含有することを特徴とする、油中水乳化化粧料。
- 前記(A)が、ポリオキシエチレン鎖を含有することを特徴とする、請求項1に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(B)が、疎水化処理酸化亜鉛粒子であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(B)が、ハイドロジェンジメチコンにより表面が疎水化処理された酸化亜鉛粒子であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(B)の含有量が1質量%以上であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(C)が、疎水化処理酸化鉄粒子であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(C)が、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーにより表面が処理された酸化鉄粒子であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(D)の親水性基が、カルボキシル基、アミノ基、水酸基から選ばれることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(D)が、1つ又は2つの環状構造を持つ化合物であることを特徴とする、請求項1〜8の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
- 前記(D)が、下記一般式(I)〜(III)で表される化合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
一般式(I)
(I)
(一般式(I)中のZ1は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R1は単糖類またはリン酸基を表す。nは1〜4の整数を表す。)
一般式(II)
(II)
(一般式(II)中のZ2は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R2は水素原子、または炭素数1〜16の炭化水素基を表す。m、lは1〜4の整数を表す。)
一般式(III)
(III)
(一般式(III)中のZ3は酸素原子を含んでいてもよい五員環または六員環を表し、R3、R4はそれぞれ独立して水酸基または単糖類を表す。R5は水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基を表す。) - 前記(D)が、アスコルビン酸、トラネキサム酸、ハイドロキノン、4−n−ブチルレゾルシノールおよびそれらの塩または誘導体から選ばれる化合物であることを特徴とする、請求項1〜10の何れか一項に記載の油中水乳化化粧料。
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