JP2017207463A - 感圧センサ及び把持検出装置 - Google Patents

感圧センサ及び把持検出装置 Download PDF

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雄介 井口
武 戸倉
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Abstract

【課題】簡単な回路構成で広い検出範囲を有する感圧センサを提供する。【解決手段】感圧センサ20Aは、ステアリングホイール10のリム12に取付可能な下側基板22と、下側基板22の上方に配置される上側基板26と、3つの電極対80A,80B,80Cと、電極対80A,80B,80Cの周囲に配置される基板スペーサ24とを備える。電極対80A,80B,80Cのそれぞれは、下側基板22の上面に取り付けられる下側電極50と、下側電極50に対向するように上側基板26の下面に取り付けられる上側電極60とにより構成される。上側電極60及び下側電極50は感圧電極により構成される。感圧センサ20Aは、電極対80Bの上側電極60Bと電極対80Aの上側電極60Aとを電気的に接続する上側共通配線41と、電極対80Bの下側電極50Bと電極対80Cの下側電極50Cとを電気的に接続する下側共通配線51とを備える。【選択図】図13

Description

本発明は、感圧センサ及び把持検出装置に係り、特に自動車のステアリングホイールのリムを運転者が把持したことを検出する把持検出装置に関するものである。
自動車には様々なセンサが実装されており、これらのセンサにより検出された信号を用いて各種機器の制御が行われている。例えば、運転者がステアリングホイールのリムを把持しているか否かに応じて、カーナビゲーションシステムや運転支援システム、ヒータ、エアバッグなどを制御することが行われている。このように、運転者がリムを把持したか否かを検出するために、リムに複数のタッチセンサを組み込み、これらのタッチセンサにより運転者の手がリムに接触しているか否かを検出することも行われている(例えば、特許文献1参照)。
リムの把持状態をより正確に検出するためには、広い範囲にわたってリムの把持を検出できることが必要となる。このため、特許文献1に開示されている技術では、複数のタッチセンサをリムの周方向に沿って等間隔で配置して検出範囲を広げている。しかしながら、これらのタッチセンサは、それぞれ独立して接触又は非接触を判断するものであるため、タッチセンサの数だけ独立した配線が必要となり、配線が複雑化し、コストも上昇するという問題があった。
また、リムの把持状態をより正確に検出するためには、リムの周方向だけではなく、リムの断面の周方向でも複数の箇所で独立して接触又は非接触を検出することが好ましいが、特許文献1に開示されている技術では、リムの断面の周方向には1つのタッチセンサしか設けられておらず、リムの断面の周方向に複数のタッチセンサを追加すると、上述した配線の複雑化とコストの上昇の問題がより一層顕著になる。
特開2014−061761号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な回路構成で広い検出範囲を有する感圧センサを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、リムを運転者が把持したことを正確に検出することができる把持検出装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の第1の態様によれば、簡単な回路構成で広い検出範囲を有する感圧センサが提供される。この感圧センサは、ステアリングホイールのリムに組み込まれる。上記感圧センサは、上記リムに取付可能な下側基板と、上記下側基板の上方に配置される上側基板と、少なくとも3つの電極対と、上記少なくとも3つの電極対の周囲に配置される基板スペーサとを備える。上記少なくとも3つの電極対のそれぞれは、上記下側基板の上面に取り付けられる下側電極と、該下側電極に対向するように上記上側基板の下面に取り付けられる上側電極とにより構成される。上記上側電極及び上記下側電極の少なくとも一方は感圧電極により構成される。上記基板スペーサは、上記上側基板と上記下側基板との間に配置される。また、上記感圧センサは、上記少なくとも3つの電極対から選択された電極対における上記上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の上記上側電極とを電気的に接続する上側共通配線と、上記選択された電極対における上記下側電極と、上記2つの電極対のうち他方の電極対の上記下側電極とを電気的に接続する下側共通配線とを備えている。
このように、上側電極及び下側電極の少なくとも一方が感圧電極により構成されているため、単に電極間の接触又は非接触による検出ではなく、感圧電極に作用する押圧力(接触圧)に基づく検出が可能となる。したがって、それぞれの電極の面積を大きくしてもリムの把持状態の検出が可能であり、広い検出範囲を確保できる。このように、それぞれの電極の面積を大きくすることができるので、電極の総数を減らすことができる。これに伴い、配線の数が減るため、センサの回路構成を簡略化してコストを下げることができる。
また、上記感圧センサは、少なくとも3つの電極対を備えているため、リムに組み込んだ際にリム上の複数の箇所で独立して接触圧を検出することができ、より正確な把持状態の検出が可能となる。さらに、選択された電極対における上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の上側電極とを上側共通配線により電気的に接続し、上記選択された電極対における下側電極と、上記2つの電極対のうち他方の電極対の下側電極とを下側共通配線により電気的に接続することにより、独立して導通を検出するように上側電極及び下側電極に接続される配線系統を上側基板と下側基板とに効率的に分配することができる。したがって、互いに隣接して配置することができる電極対の数を増やすことができる。これにより、接触圧を検出できる箇所が増えるため、より正確な把持状態の検出が可能となる。
上記感圧センサは、互いに対向する上記下側電極と上記上側電極とが離間するように上記基板スペーサの内側に配置される少なくとも1つの電極スペーサであって、上記リムの延びる方向に対応する第1の方向の長さが上記リムの延びる方向に垂直なリム断面の周方向に対応する第2の方向の長さよりも短くなるように形成される少なくとも1つの電極スペーサをさらに備えてもよい。このような構成により、感圧電極を用いることにより電極の面積が大きくなったセンサをリム断面の周方向に沿って湾曲させた場合でも、一対の電極対の周囲に設けられた基板スペーサの内側に電極スペーサが介在する結果、該上側電極と下側電極とが意図せず接触することを防止することができる。
本発明の第2の態様によれば、簡単な回路構成で広い検出範囲を有する感圧センサが提供される。この感圧センサは、ステアリングホイールのリムに組み込まれるものである。そして、この感圧センサは、互いに隣接する第1の電極ユニット及び第2の電極ユニットを含み、上記リムの延びる方向に対応する第1の方向に連設された複数の電極ユニットを備えている。上記複数の電極ユニットのそれぞれは、上記リムに取付可能な下側基板と、上記下側基板の上方に配置される上側基板と、少なくとも3つの電極対と、上記少なくとも3つの電極対の周囲に配置される基板スペーサとを備える。上記少なくとも3つの電極対のそれぞれは、上記下側基板の上面に取り付けられる下側電極と、該下側電極に対向するように上記上側基板の下面に取り付けられる上側電極とにより構成される。上記上側電極及び上記下側電極の少なくとも一方は感圧電極により構成される。上記基板スペーサは、上記上側基板と上記下側基板との間に配置される。また、上記感圧センサは、上記少なくとも3つの電極対から選択された電極対における上記上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の上記上側電極とを電気的に接続する上側共通配線と、上記選択された電極対における上記下側電極と、上記2つの電極対のうち他方の電極対の上記下側電極とを電気的に接続する下側共通配線とを含んでいる。この感圧センサでは、上記第1の電極ユニットにおいて上記上側共通配線が電気的に接続される2つの上記上側電極と、上記第2の電極ユニットにおいて上記上側共通配線が電気的に接続されない1つの上記上側電極とが電気的に接続されており、上記第1の電極ユニットにおいて上記下側共通配線が電気的に接続される2つの上記下側電極と、上記第2の電極ユニットにおいて上記下側共通配線が電気的に接続されない1つの上記下側電極とが電気的に接続されている。
このように、上側電極及び下側電極の少なくとも一方が感圧電極により構成されているため、単に電極間の接触又は非接触による検出ではなく、感圧電極に作用する押圧力(接触圧)に基づく検出が可能となる。したがって、それぞれの電極の面積を大きくしてもリムの把持状態の検出が可能であり、広い検出範囲を確保できる。このように、それぞれの電極の面積を大きくすることができるので、電極の総数を減らすことができる。これに伴い、配線の数が減るため、センサの回路構成を簡略化してコストを下げることができる。
また、上記感圧センサは、少なくとも3つの電極対を備えているため、リムに組み込んだ際にリム上の複数の箇所で独立して接触圧を検出することができ、より正確な把持状態の検出が可能となる。さらに、選択された電極対における上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の上側電極とを上側共通配線により電気的に接続し、上記選択された電極対における下側電極と、上記2つの電極対のうち他方の電極対の下側電極とを下側共通配線により電気的に接続することにより、独立して導通を検出するように上側電極及び下側電極に接続される配線系統を上側基板と下側基板とに効率的に分配することができる。したがって、互いに隣接して配置することができる電極対の数を増やすことができる。これにより、接触圧を検出できる箇所が増えるため、より正確な把持状態の検出が可能となる。
さらに、互いに隣接する上記第1の電極ユニット及び上記第2の電極ユニットのうち、上記第1の電極ユニットにおいて上記上側共通配線が電気的に接続される2つの上記上側電極と、上記第2の電極ユニットにおいて上記上側共通配線が電気的に接続されない1つの上記上側電極とが電気的に接続されており、かつ、上記第1の電極ユニットにおいて上記下側共通配線が電気的に接続される2つの上記下側電極と、上記第2の電極ユニットにおいて上記下側共通配線が電気的に接続されない1つの上記下側電極とが電気的に接続されている。このような構成により、第1の電極ユニットと第2の電極ユニットとが共通配線により電気的に接続されているにもかかわらず、第1の電極ユニットの電極対の導通と第2の電極ユニットの電極対の導通とを独立して検出することができる。したがって、第1の電極ユニットと第2の電極ユニットとの間にリムのエリアの境界部が位置するように感圧センサをリムに配置することにより、電極対毎にかつリムが把持されたエリアを区別して電極対の導通を検出することが少ない配線で可能となる。
ここで、上記複数の電極ユニットのうち少なくとも1つが、互いに対向する上記下側電極と上記上側電極とが離間するように上記基板スペーサの内側に配置される少なくとも1つの電極スペーサであって、上記第1の方向の長さが上記リムの延びる方向に垂直なリム断面の周方向に対応する第2の方向の長さよりも短くなるように形成される少なくとも1つの電極スペーサをさらに備えてもよい。このような構成により、感圧電極を用いることにより電極の面積が大きくなったセンサをリム断面の周方向に沿って湾曲させた場合でも、一対の電極対の周囲に設けられた基板スペーサの内側に電極スペーサが介在する結果、該上側電極と下側電極とが意図せず接触することを防止することができる。
上記少なくとも3つの電極対は、上記リムの延びる方向に垂直なリム断面の周方向に対応する第1の方向に沿って配置されることが好ましい。このような構成により、リムの断面の周方向に沿った3以上の箇所で独立して接触圧を検出することができ、より正確な把持状態の検出が可能となる。
また、上記少なくとも3つの電極対の個数が奇数であることが好ましい。電極対の個数を奇数とすることにより、上述した電極対の数を増やすことができる効果がより大きくなる。また、電極対の数を奇数とすれば、上側電極のパターン及び下側電極のパターンとして同一のパターンを使用し得るので、上側電極と下側電極とを同一の製造工程により製造することができ、製造コストを低減することができる。
本発明の第2の態様によれば、リムを運転者が把持したことを正確に検出することができる把持検出装置が提供される。この把持検出装置は、ステアリングホイールのリムに組み込まれた上述した感圧センサと、上記感圧センサの上記上側電極及び上記下側電極に電気的に接続される把持検出部とを備えている。この把持検出部は、上記感圧センサの上記上側電極と該上側電極に対向する上記下側電極との間の導通状態に基づいて運転者が上記リムを把持したことを検出する。
上述したセンサは広い検出範囲を有するものであるから、このような構成の把持検出装置は、広い範囲でリムの把持を検出することが可能であり、運転者がリムを把持したことを正確に検出することができる。
上記把持検出部は、上記感圧センサの上記少なくとも3つの電極対における上記上側電極及び上記下側電極に電気的に接続される検出回路を含んでいてもよい。この検出回路は、上記感圧センサの上記少なくとも3つの電極対のそれぞれの上記上側電極と上記下側電極との間で形成される電気抵抗を検出するように構成され得る。また、上記把持検出部は、上記検出回路からの出力に基づいて上記ステアリングホイールの上記リムの把持状態を判断する判断部を含んでいてもよい。
上記把持検出部の上記判断部は、上記少なくとも3つの電極対のうち互いに隣り合う2つの電極対のそれぞれにおける上記電気抵抗が所定の閾値よりも低いと判断した場合に、上記ステアリングホイールの上記リムが把持されていると判断するように構成されていることが好ましい。このような構成により、運転者が感圧センサのいずれか1つの電極対に対応する部分に偶然触れてしまった場合などにリムが把持されていると誤検出されることが防止される。
本発明に係る感圧センサによれば、上側電極及び下側電極の少なくとも一方が感圧電極により構成されているため、単に電極間の接触又は非接触による検出ではなく、感圧電極に作用する押圧力(接触圧)に基づく検出が可能となる。したがって、それぞれの電極の面積を大きくしてもリムの把持状態の検出が可能であり、広い検出範囲を確保できる。このように、それぞれの電極の面積を大きくすることができるので、電極の総数を減らすことができる。これに伴い、配線の数が減るため、センサの回路構成を簡略化してコストを下げることができる。
また、上記感圧センサは、少なくとも3つの電極対を備えているため、リムに組み込んだ際にリム上の複数の箇所で独立して接触圧を検出することができ、より正確な把持状態の検出が可能となる。さらに、選択された電極対における上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の上側電極とを上側共通配線により電気的に接続し、上記選択された電極対における下側電極と、上記2つの電極対のうち他方の電極対の下側電極とを下側共通配線により電気的に接続することにより、独立して導通を検出するように上側電極及び下側電極に接続される配線系統を上側基板と下側基板とに効率的に分配することができる。したがって、互いに隣接して配置することができる電極対の数を増やすことができる。これにより、接触圧を検出できる箇所が増えるため、より正確な把持状態の検出が可能となる。
本発明に係る把持検出装置によれば、上述した感圧センサを利用するため、広い範囲でリムの把持を検出することが可能であり、運転者がリムを把持したことを正確に検出することができる。
本発明の第1の実施形態における把持検出装置の構成を模式的に示す図である。 図1のA−A線断面を模式的に示す図である。 図1に示す把持検出装置における感圧センサを示す平面図であり、ステアリングホイールのリムに組み込む前の感圧センサの状態を示すものである。 図3に示す感圧センサの底面図である。 図3のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。 図5に示す基板スペーサの平面図である。 図5のD−D線断面図である。 図5のE−E線断面図である。 図3に示す感圧センサをリムのコアに取り付けた状態を示す図である。 図5に示す感圧センサの上側基板上に形成される上側電極と上側配線とを模式的に示す底面図である。 図5に示す感圧センサの下側基板上に形成される下側電極と下側配線とを模式的に示す平面図である。 図1に示す把持検出装置の回路構成を模式的に示す図である。 図1に示す把持検出装置の回路構成を模式的に示す図である。 図1に示す把持検出装置の回路構成を模式的に示す図である。 図1に示す把持検出装置の回路構成を模式的に示す図である。 図1に示す把持検出装置の回路構成を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る感圧センサとは異なる配線系統を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る感圧センサの配線系統を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る感圧センサの配線系統の一変形例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る感圧センサの配線系統の他の変形例を模式的に示す図である。 エリアを区別して検出可能な感圧センサにおける配線系統の一例を模式的に示す図である。 エリアを区別して検出可能な感圧センサにおける配線系統の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図11に対応する図である。 本発明の第2の実施形態を示す図12に対応する図である。 本発明の第2の実施形態に係る感圧センサの配線系統を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る把持検出装置の実施形態について図1から図26を参照して詳細に説明する。なお、図1から図26において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図26においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。
図1は、本発明の第1の実施形態における把持検出装置1の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、把持検出装置1は、ステアリングホイール10のリム12に組み込まれた3つの感圧センサ20A,20B,20Cと、ステアリングホイール10のハブ14内に配置された把持検出部30と、それぞれの感圧センサ20A,20B,20Cと把持検出部30とを電気的に接続する接続配線部40とを備えている。それぞれの感圧センサ20A,20B,20Cは、ハブ14内の把持検出部30からステアリングホイール10のスポーク15の内部を通って延びる接続配線部40に接続される接続部21A,21B,21Cを有している。
感圧センサ20Aは、リム12の左側の領域Hから上側の領域Jにわたって設けられており、感圧センサ20Bは、リム12の右側の領域Mから上側の領域Jにわたって設けられており、感圧センサ20Cは、リム12の下側の領域Kの部分に設けられている。以下では、これら3つの感圧センサ20A,20B,20Cのうち感圧センサ20Aを中心に説明するが、他の感圧センサ20B,20Cの構成は、以下に述べる感圧センサ20Aの構成と同様である。なお、感圧センサ20A,20B,20Cの位置や数は図示のものに限られるものではない。例えば、感圧センサの数を1つにしてもよく、あるいは2つにしてもよく、あるいは4つ以上にしてもよい。
図2は、図1のA−A線断面を模式的に示す図である。図2における上側はリム12の表側(図1の紙面表側)、下側はリム12の裏側(図1の紙面裏側)を示している。図2に示すように、リム12のコア16の外周面にはクッション材300が周設されている。感圧センサ20Aは、リム12のコア16の断面の外周面を略全面にわたり覆うようにこのようなクッション材300上に取り付けられている。なお、このようなクッション材300を例えばウレタンなどで構成してもよい。
感圧センサ20Aの外周面上には、感圧センサ20Aによる凹凸を吸収してリム12の表面に凹凸が生じないようにするための緩衝材17が設けられている。この緩衝材17の外周面は、革などから構成されるスキン18により覆われており、運転者はこのスキン18の上からリム12を握って自動車を操縦する。
図2に示すように、感圧センサ20Aは、クッション材300上に取り付けられた下側基板22と、下側基板22上に固定された基板スペーサ24と、基板スペーサ24上に固定された上側基板26と、下側基板22の上面に取り付けられた複数の下側電極50と、上側基板26の下面に取り付けられた複数の上側電極60と、互いに対向する下側電極50と上側電極60との間に配置される少なくとも1つの電極スペーサ90とを含んでいる。本実施形態において、互いに対向する下側電極50及び上側電極60は、電極スペーサ90により互いに離間されており、これらの下側電極50及び上側電極60により1つの電極対80が構成される。
図3はリム12に組み込まれる前の感圧センサ20Aを示す平面図であり、図4は底面図である。また、図5は図3のB−B線断面図、図6は図5のC−C線断面図である。図3及び図4に示すように、上側基板26と下側基板22とは、同一の外形をしており、例えばポリイミドやポリエチレンテレフタラート(PET)などの可撓性を有する樹脂から形成される。図3及び図4において、Y方向(第1の方向)は、リム12(コア16)が延びる方向E(図1参照)に対応しており、X方向(第2の方向)は、感圧センサ20Aをコア16の外周面に取り付けた際のリム12が延びる方向に垂直なリム断面(コア16の断面)の周方向R(図2参照)に対応している。以下、リム12(コア16)が延びる方向をリム延在方向E、リム断面の周方向をリム断面周方向Rということがある。
図3に示すように、上側基板26は、Y方向に長い略矩形状の板材から構成されており、Y方向に沿って所定の間隔でX方向の両側に切り欠き70が形成されている。このような切り欠き70を形成することによって、上側基板26は、複数の略短冊状の基板片26AがY方向に連結された構造となっている。同様に、図4に示すように、下側基板22は、Y方向に長い略矩形状の板材から構成されており、Y方向に沿って所定の間隔でX方向の両側に切り欠き71が形成されている。このような切り欠き71を形成することによって、下側基板22は、複数の略短冊状の基板片22AがY方向に連結された構造となっている。
図5及び図6に示すように、上側基板26と下側基板22との間には基板スペーサ24が配置されている。ここで、図7はこの基板スペーサ24の平面図である。図7に示すように、基板スペーサ24は、上側基板26及び下側基板22と略同一の外形を有しており、例えばポリイミドやポリエチレンテレフタラート(PET)などの可撓性を有する樹脂から形成され得る。基板スペーサ24は、Y方向に長い略矩形状の板材から構成されており、Y方向に沿って所定の間隔でX方向の両側に切り欠き72が形成されている。このような切り欠き72を形成することによって、基板スペーサ24は、複数の略短冊状の基板スペーサ片24AがY方向に連結された構造となっている。
このように、感圧センサ20Aは、それぞれ略同一の外形を有する下側基板22と基板スペーサ24と上側基板26とが互いに重なった積層構造を有している。すなわち、下側基板22の上に基板スペーサ24が配置され、基板スペーサ24の上に上側基板26が配置された積層構造を有している(図5参照)。ここで、下側基板22の1つの基板片22A、その上に配置された基板スペーサ片24A、この基板片22Aに形成された下側電極50、この基板スペーサ片24Aの上に配置された上側基板26の基板片26A、この基板片26Aに形成された上側電極60、及び下側電極50と上側電極60との間に配置された電極スペーサ90を1つのまとまりとして電極ユニット75(図3〜図6参照)ということとする。本実施形態において、それぞれの電極ユニット75はX方向に沿って配置された3つの電極対80を有しており、それぞれの電極対80に対して2つの電極スペーサ90が配置される(図5及び図6参照)。すなわち、本実施形態における電極ユニット75は、合計で6つの電極スペーサ90を含んでいる。感圧センサ20Aは、このような複数の電極ユニット75(本実施形態では15個)がY方向に連結された構造を有している(図3及び図4参照)。
なお、本実施形態において、電極ユニット75は3つの電極対80を含んでいるが(図5参照)、これに限られるものでなく、電極ユニット75が4つ以上の電極対を含んでいてもよい。また、本実施形態において、感圧センサ20AはY方向に15個の電極ユニット75が連結した構造を有しているが(図3及び図4参照)、電極ユニットの数は適宜変更できることはいうまでもない。
ここで、図7に示すように、基板スペーサ24のそれぞれの基板スペーサ片24Aには、上側電極60及び下側電極50に対応して、3つの貫通孔25,25がX方向に沿って所定の間隔で形成されている。なお、本実施形態では、電極ユニット75を構成する電極対80が3つであることに対応して基板スペーサ片24Aに3つの貫通孔25が形成されているが、電極ユニット75を構成する電極対の数に応じて貫通孔25の数を変更してもよい。
再び図5及び図6を参照すると、基板スペーサ24の貫通孔25の中に互いに対向する上側電極60と下側電極50(すなわち電極対80)が位置している。すなわち、それぞれの電極対80のX方向の両側には基板スペーサ24が位置している。そして本実施形態では、電極対80の周囲を囲むようにして基板スペーサ24が配置されている。この基板スペーサ24によって、それぞれの電極ユニット75を構成する下側基板22と上側基板26とが互いに離間されており、このように下側基板22と上側基板26とを互いに離間した状態で感圧センサ20Aをコア16の外周面に取り付けることが可能となっている。
図5における電極ユニット75には、X方向に沿って3つの電極対80が形成されている。ここで、それぞれの電極対80を構成する上側電極60及び下側電極50は、貫通孔25より少し小さい寸法を有しており、略長方形の同一の外形を有している。このような構成により、電極対80を形成する下側電極50と上側電極60とが、互いに全面的に対向するようになっている。なお、基板スペーサ24は、電極ユニット75を構成する下側基板22と上側基板26とが互いに離間するように下側基板22と上側基板26との間に配置されればよく、電極対80を構成する上側電極60及び下側電極50を、貫通孔25より少し大きい寸法とし、上側電極60及び下側電極50の周囲(周縁)を囲むように基板スペーサ24が配置されるようにしてもよい。
図8は図5のD−D線断面図、図9は図5のE−E線断面図である。図8及び図9に示すように、上側電極60及び下側電極50はいずれも外形が略矩形状の同一形状であり、上述したように互いに対向している。そして、上側電極60及び下側電極50は基板スペーサ24に周囲を囲まれている。したがって、感圧センサ20Aをコア16の外周面に取り付けた際には、それぞれの電極対80のリム断面周方向Rの両側とリム延在方向Eの両側には基板スペーサ24が位置することとなる。このような構成により、下側基板22と上側基板26とが互いに離間した状態で感圧センサ20Aがコア16の外周面に取り付けられる(図2参照)。
また、図8及び図9に示すように、電極対80の周囲を囲む基板スペーサ24の内側には、電極対80のY方向の中央部近傍に(該中央部を挟んでその両側に)X方向に延びる2つの細長い電極スペーサ90が配置されている。すなわち、互いに対向する下側電極50と上側電極60との間に、その電極対80のY方向の中央部近傍にX方向に延びる2つの細長い電極スペーサ90が配置されている。それぞれの電極スペーサ90は、Y方向における幅がX方向における長さに比べて極めて短い、概して直線状のスペーサとして構成されている。このような電極スペーサ90が、電極対80のX方向における一方の端部から他方の端部にわたって延びており、下側電極50の上面501と上側電極60の下面601とを連結している(図6参照)。このような構成により、電極対80を形成する下側電極50と上側電極60とが互いに離間され、感圧センサ20Aをコア16の外周面に取り付けた際にも、下側電極50と上側電極60とが互いに離間された状態が維持される(図2参照)。なお、このような電極スペーサ90を例えばシリコンゴムなどの可撓性のある材料によって形成してもよい。
図10は、感圧センサ20Aをリム12のコア16に取り付けた状態を示す平面図であり、感圧センサ20Aがスキン18(図2参照)で覆われる前の状態を示している。図10に示すように、感圧センサ20Aは、感圧センサ20AのX方向の中央がコア16の環状部の外周部に沿うように(リム延在方向Eに沿って)取り付けられる。ここで、上述したように、互いに隣接する電極ユニット75間に切り欠き70,71,72が形成されているため、感圧センサ20Aをコア16の外周面に取り付けた際にリム延在方向Eに隣接する電極ユニット75が重なり合うことを防止することができるとともに、感圧センサ20Aがコア16の外周面を覆う面積を大きくすることができる。
ここで、本実施形態における下側電極50及び上側電極60は、押圧される力によって抵抗値が変化する感圧電極として構成されており、例えば銀をカーボンなどの感圧材料でコーティングすることにより形成される。このような感圧電極は、対向する2つの電極が接触したか否かのみを検出する接触型のセンサと異なり、抵抗値の変化により押圧される力を検出することができるため、それぞれの電極の面積を大きくすることにより検出範囲を広げることが可能となる。
ところで、図2及び図10に示すように、感圧センサ20Aをリム12に取り付ける際には、感圧センサ20Aはリム断面周方向Rに沿って大きく湾曲する(すなわち、図5に示すZ方向に大きく湾曲する)こととなるため、それぞれの電極対80を構成する下側電極50及び上側電極60の面積を大きくしようとすると、感圧センサ20Aをリム12に取り付ける際に、上側電極60が撓んで下側電極50に接触してしまうことが考えられる。このような状態では、運転者がリム12を把持していない場合であっても、電極対80が常に導通した状態となるため、把持検出部30による正確な把持検出ができない。本実施形態では、図8及び図9に示すように、電極対80の下側電極50と上側電極60との間に上述した電極スペーサ90を配置することにより、上側電極60及び下側電極50の面積を大きくした場合であっても、感圧センサ20Aをリム12に取り付ける際に上側電極60と下側電極50とが意図せず接触することが防止される(図2参照)。なお、本実施形態では、1つの電極対80に対して2つの電極スペーサ90を設けているが、1つの電極対80に対する電極スペーサ90の数はこれに限られるものではない。
また、上述のように、下側基板22とリム12のコア16との間にはクッション材300(図2参照)が配置されている。このような構成により、感圧センサ20Aを湾曲させるために電極対80が上方から押されたような場合でも、この押圧をクッション材300に吸収させることができる。したがって、電極対80の下側電極50と上側電極60とが意図せず接触することをさらに効果的に防止することができる。なお、クッション材300を設けない場合でも、後述するように電極対80の下側電極50と上側電極60とが意図せず接触することを抑制することが可能である。
すなわち、本実施形態では、電極対80の下側電極50と上側電極60とは単にリム12に取り付けられただけでは互いに接触することがなく、上側基板26の外側から下側基板22に向けて力が加わり、上側基板26及び電極スペーサ90がコア16に向けて撓んではじめて、その部分の上側電極60が下側電極50に接触することとなる。したがって、上側電極60及び下側電極50の面積を大きくすることができ、検出範囲を広くするとともに、電極の数を減らして配線を簡単な構成にすることができる。
図11は、上側基板26を上側電極60及び配線とともに模式的に示す底面図である。図11に示すように、本実施形態における上側電極60は、リム12に組み込まれた際に、リム12の上側の領域J(図1参照)の表側に配置される5つの上側電極60AJと、領域Jの外周側に配置される5つの上側電極60BJと、領域Jの裏側に配置される5つの上側電極60CJと、リム12の左側の領域H(図1参照)の表側に配置される10個の上側電極60AHと、領域Hの外周側に配置される10個の上側電極60BHと、領域Hの裏側に配置される10個の上側電極60CHとを含んでいる。
上側基板26には、これらの上側電極60に加えて、上側電極60に電気的に接続される配線41〜47が形成されている。本実施形態においては、リム12の表側に配置される上側電極60AJ,60AHとリム12の外周側に配置される上側電極60BJ,60BHとが配線41により互いに接続されている。また、リム12の領域Jの外周側に配置される上側電極60BJ及び領域Hの外周上側に配置される5つの上側電極60BHは配線42により互いに接続されている。領域Jの上側電極60AJ,60BJ及び領域Hの上側の上側電極60AH,60BHは、配線43を介して接続部21Aに設けられた端子T1に接続されている。リム12の領域Hの外周下側に配置される5つの上側電極60BHも配線44により互いに接続されている。領域Hの下側の上側電極60AH,60BHは、配線45を介して接続部21Aに設けられた端子T2に接続されている。また、リム12の裏側に配置される上側電極60CJ,60CHは配線46により互いに接続されており、配線47を介して接続部21Aに設けられた端子T3に接続されている。これらの端子T1〜T3が把持検出部30から延びる接続配線部40(図1参照)の端子に接続されることによって、把持検出部30と上側電極60とが電気的に接続される。
図12は、下側基板22を下側電極50及び配線とともに模式的に示す平面図である。図12に示すように、本実施形態における下側電極50は、リム12に組み込まれた際に、リム12の上側の領域J(図1参照)の表側に配置される5つの下側電極50AJと、領域Jの外周側に配置される5つの下側電極50BJと、領域Jの表側に配置される5つの下側電極50CJと、リム12の左側の領域H(図1参照)の表側に配置される10個の下側電極50AHと、領域Hの外周側に配置される10個の下側電極50BHと、領域Hの裏側に配置される10個の下側電極50CHとを含んでいる。
下側基板22には、これらの下側電極50に加えて、下側電極50に電気的に接続される配線51〜57が形成されている。本実施形態においては、リム12の裏側に配置される下側電極50CJ,50CHとリム12の外周側に配置される下側電極50BJ,50BHとが配線51により互いに接続されている。また、リム12の外周側に配置される下側電極50BJ,50BHは配線52により互いに接続されている。下側電極50BJ,50CJ,50BH,50CHは、配線53を介して接続部21Aに設けられた端子T4に接続されている。リム12の領域Jの表側に配置される下側電極50AJ及び領域Hの表側上側に配置される5つの下側電極50AHは配線54により互いに接続されている。領域Jの下側電極50AJ及び領域Hの上側の下側電極50AHは、配線55を介して接続部21Aに設けられた端子T5に接続されている。また、リムの領域Hの表側下側に配置される5つの下側電極50AHも配線56により互いに接続されており、配線57を介して接続部21Aに設けられた端子T6に接続されている。これらの端子T4〜T6が把持検出部30から延びる接続配線部40(図1参照)の端子に接続されることによって、把持検出部30と下側電極50とが電気的に接続される。
図13から図17は、把持検出装置1の回路構成を模式的に示す図である。図13から図17では、理解を容易にするために、リム12の領域Jに配置される複数の電極ユニット75のうちの1つの電極ユニット75についての配線のみ図示し、他の電極ユニットについての配線は図示を省略する。図13から図17に示すように、把持検出部30は、リム12の表側に配置される電極対80Aに対応する検出回路32Aと、リム12の外周側に配置される電極対80Bに対応する検出回路32Bと、リム12の裏側に配置される電極対80Cに対応する検出回路32Cと、これらの検出回路32A,32B,32Cからの出力に基づいてステアリングホイール10のリム12の把持状態を判断する判断部34とを含んでいる。運転者がリム12を把持する場合には、リム12の表側と裏側の双方を押圧することが多いため、本実施形態のように電極対80A,80Cをリム12の表側と裏側に配置することにより、リム12の把持状態をより正確に検出することができる。なお、判断部34は、CPUなどのプロセッサ及びこれに付随するメモリなどから構成される。
図11を参照して説明したように、リム12の外周側に配置される上側電極60Bとリム12の表側に配置される上側電極60Aとは配線41(上側共通配線)により互いに接続されている。また、図12を参照して説明したように、上側電極60Bに対向する下側電極50Bとリム12の裏側に配置される下側電極50Cとは配線51(下側共通配線)により互いに接続されている。
図13に示すように、検出回路32Aは、リム12の表側に配置される上側電極60Aと下側電極50Aとの間に接続されており、上側電極60Aと下側電極50Aとの間の電圧VAを測定し、この電圧VAに基づいて上側電極60Aと下側電極50Aとの間に形成される電気抵抗を検出するものである。検出回路32Bは、リム12の外周側に配置される上側電極60Bと下側電極50Bとの間に接続されており、上側電極60Bと下側電極50Bとの間の電圧VBを測定し、この電圧VBに基づいて上側電極60Bと下側電極50Bとの間に形成される電気抵抗を検出するものである。検出回路32Cは、リム12の裏側に配置される上側電極60Cと下側電極50Cとの間に接続されており、上側電極60Cと下側電極50Cとの間の電圧VCを測定し、この電圧VCに基づいて上側電極60Cと下側電極50Cとの間に形成される電気抵抗を検出するものである。本実施形態においては、下側電極50A,50B,50C及び上側電極60A,60B,60Cが、押圧される力によって抵抗値が変化する感圧電極として構成されているため、上側電極60A,60B,60Cと下側電極50A,50B,50Cとの間に形成されるそれぞれの電気抵抗を検出することにより、感圧センサ20Aへの接触圧力を検出することができる。
運転者がステアリングホイール10のリム12を把持すると、その把持する力によって把持した部分の上側基板26がコア16側に押されて撓む。これに伴い、その部分の電極対80の上側電極60が下側電極50に接触してこの電極対80が導通するとともに、接触圧力に応じた抵抗値の変化により電圧(又は電流)が変化することとなる。検出回路32A,32B,32Cは、このリム12の把持により生ずる電極対80における電圧(又は電流)及び電気抵抗値の変化を検出するものである。検出回路32A,32B,32Cの出力は判断部34に入力され、判断部34は、検出回路32A,32B,32Cからの出力に応じて運転者がリム12を把持しているか否かを判断する。
このとき、判断部34は、任意の基準に従ってリム12の把持状態を判断することができる。例えば、所定の閾値を超える電圧が1つ以上の検出回路で検出されたときに把持状態にあると判断してもよいし、所定の閾値を超える電圧が複数の検出回路で検出されたときに把持状態にあると判断してもよいし、所定の閾値を超える電圧が特定の位置関係にある複数の検出回路で検出されたときに把持状態にあると判断してもよいし、その他様々な基準を設定することができる。本実施形態における判断部34は、電極対80A,80B,80Cのうち互いに隣り合う2つの電極対に対応する検出回路32A,32B,32Cにおいて所定の閾値を超える電圧が検出されたときに把持状態にあると判断するものとする。すなわち、判断部34は、検出回路32A及び検出回路32Bの双方で所定の閾値を超える電圧が検出されるか、検出回路32B及び検出回路32Cの双方で所定の閾値を超える電圧が検出されたときに把持状態にあるものと判断する。
図13は、運転者がステアリングホイール10のリム12を把持していない状態を示している。この状態では、上側電極60A,60B,60Cのいずれも下側電極50A,50B,50Cから離間しているため、検出回路32A,32B,32Cで測定される電圧VA,VB,VCは変化しない。
図14は、運転者の手がステアリングホイール10のリム12の表側に接触した状態を示している。この状態では、電極対80Aの上側電極60Aが下側電極50Aに接触している。この電極対80Aの接触圧の上昇に伴い、上側電極60Aと下側電極50Aとの間の電気抵抗値が低下し、把持検出部30の検出回路32Aにより測定される電圧VAが上昇する。このとき、電極対80Aに隣接する電極対80Bでは、上側電極60Bと下側電極50Bとが接触しておらず、電極対80Bに対応する検出回路32Bにおいて電圧VBの上昇が検出されない。この場合には「互いに隣接する2つの電極対80A,80B,80Cに対応する検出回路32A,32B,32Cにおいて所定の閾値を超える電圧が検出される」という把持状態の判定条件が満たされないため、判断部34は、運転者がリム12を把持していないと判断する。
図15は、運転者がステアリングホイール10のリム12を把持した状態を示している。この状態では、電極対80A,80Bの上側電極60A,60Bがそれぞれ下側電極50A,50Bに接触している。この場合には、電極対80A,80Bの接触圧の上昇に伴い、検出回路32A,32Bにより測定される電圧VA,VBが上昇する。このように上昇した電圧VA,VBが所定の閾値を超えると、「互いに隣接する2つの電極対80A,80Bに対応する検出回路32A,32Bとにおいて所定の閾値を超える電圧が検出される」という把持状態の判定条件が満たされることとなるので、判断部34は、運転者がリム12を把持していると判断し、外部のカーナビゲーションシステムや運転支援システム、ヒータ、エアバッグなどに制御信号を出力する。
図16及び図17は、運転者がステアリングホイール10のリム12を把持した別の状態を示している。図16に示す状態では、互いに隣接する2つの電極対80B,80Cに対応する検出回路32B,32Cにおいて所定の閾値を超える電圧が検出されることとなる。この場合にも、「互いに隣接する2つの電極対80B,80Cに対応する検出回路32B,32Cにおいて所定の閾値を超える電圧が検出される」という把持状態の判定条件が満たされることとなるので、判断部34は、運転者がリム12を把持していると判断する。また、図17に示す状態では、互いに隣接する3つの電極対80A,80B,80Cに対応する検出回路32A,32B,32Cのいずれにおいても所定の閾値を超える電圧が検出されることとなるので、判断部34は、上記と同様に、運転者がリム12を把持していると判断する。
このように、判断部34が、電極対80A,80B,80Cのうち互いに隣り合う2つの電極対のそれぞれに対応する検出回路32A,32B,32Cにおいて所定の閾値を超える電圧が検出されたとき(すなわち電極対80A,80B,80Cのうち互いに隣り合う2つの電極対における電気抵抗が所定の閾値よりも低いとき)にリム12が把持されたと判断することにより、運転者が感圧センサ20Aのいずれか1つの電極対に対応する部分に偶然触れてしまった場合などにリム12が把持されていると誤検出されることが防止される。
また、本実施形態では、上側電極60及び下側電極50が感圧電極により構成されているため、単に電極50,60間の接触又は非接触による検出ではなく、電極50,60に作用する押圧力に基づく検出が可能となる。したがって、それぞれの電極50,60の面積を大きくしてもリム12の把持状態の検出が可能であり、広い検出範囲を確保できる。このように、それぞれの電極50,60の面積を大きくすることができるので、電極50,60の総数を減らすことができる。これに伴い、配線の数が減るため、感圧センサ20Aの回路構成を簡略化してコストを下げることができる。
また、上述したような構成により、リムの断面の周方向に沿った複数の箇所(図示の例では3箇所)で独立して接触圧を検出することができ、より正確な把持状態の検出が可能となる。また、感圧センサ20Aを上述のように構成することにより、独立して導通を検出することができる電極対80の数を増やすことができる。以下、この点について説明する。
例えば、図18に示すように、2つの電極対80A,80Bを隣接して配置し、2つの電極対80A,80Bの導通を独立して検出する場合には、上側電極60A,60Bを1つの共通配線101で互いに接続して1つの配線系統S111を形成し、下側電極50A,50Bをそれぞれ個別配線102,103に接続して2つの配線系統S112,S113を形成することが考えられる。このとき、上側基板26に形成される配線系統の数は1、下側基板22に形成される配線系統の数は2であり、上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の最大数は2である。これに対して、本実施形態によれば、図19に示すように、3つの電極対80A,80B,80Cのうち電極対80Bの上側電極60Bとこれに隣接する電極対のうち一方の電極対80Aの上側電極60Aとを上側共通配線41で互いに接続して配線系統S2を形成し、電極対80Bの下側電極50Bとこれに隣接する電極対のうち他方の電極対80Cの下側電極50Cとを下側共通配線51で互いに接続して配線系統S4を形成することにより、上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の数をそれぞれ2とすることができる。このように、本実施形態によれば、上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の最大数が図18に示す例と同一であるにもかかわらず、配置する電極対80の数を1つ増やして3個にすることができる。
上述した実施形態では、1つの電極ユニット75が3つの電極対80A,80B,80Cで構成される例を説明したが、1つの電極ユニット75が4つ以上の電極対を含む場合にも本発明を適用することができる。図20は、1つの電極ユニット75が4つの電極対80A,80B,80C,80Dを含む場合の配線系統を模式的に示す図である。図20に示す例では、4つの電極対80A,80B,80C,80Dのうち電極対80Bの上側電極60Bとこれに隣接する電極対のうち一方の電極対80Aの上側電極60Aとを上側共通配線41で互いに接続して配線系統S12を形成し、電極対80Bの下側電極50Bとこれに隣接する電極対のうち他方の電極対80Cの下側電極50Cとを下側共通配線51で互いに接続して配線系統S14を形成し、さらに電極対80Cの上側電極60Cとこれに隣接する電極対のうち一方の電極対80Dの上側電極60Dとを上側共通配線141で互いに接続して配線系統S11を形成している。この場合には、上側基板26に形成される配線系統の数は2であり、下側基板22に形成される配線系統の数は3である。上側基板26又は下側基板22に形成される配線系統の最大数が3である場合、図18に示す例に倣えば3つの電極対しか隣接して配置できないが、図20に示す配線構成によれば4つの電極対80A,80B,80C,80Dを隣接して配置することが可能となる。
また、図21は、1つの電極ユニット75が5つの電極対80A,80B,80C,80D,80Eを含む場合の配線系統を模式的に示す図である。図21に示す例では、5つの電極対80A,80B,80C,80D,80Eのうち電極対80Bの上側電極60Bとこれに隣接する電極対のうち一方の電極対80Aの上側電極60Aとを上側共通配線41で互いに接続して配線系統S23を形成し、電極対80Bの下側電極50Bとこれに隣接する電極対のうち他方の電極対80Cの下側電極50Cとを下側共通配線51で互いに接続して配線系統S25を形成し、さらに5つの電極対80A,80B,80C,80D,80Eのうち電極対80Dの上側電極60Dとこれに隣接する電極対のうち一方の電極対80Cの上側電極60Cとを上側共通配線141で互いに接続して配線系統S22を形成し、電極対80Dの下側電極50Dとこれに隣接する電極対のうち他方の電極対80Eの下側電極50Eとを下側共通配線151で互いに接続して配線系統S26を形成している。この場合には、上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の数はそれぞれ3である。上側基板26又は下側基板22に形成される配線系統の最大数が3である場合、図18に示す例に倣えば3つの電極対しか隣接して配置できないが、図21に示す配線構成によれば5つの電極対80A,80B,80C,80D,80Eを隣接して配置することが可能となる。
このように、上側基板に形成される配線系統の数と下側基板に形成される配線系統の数のうち大きい方をNとすると、図18に示す例に倣えば、N個の電極対しか隣接して配置することができないが、選択された電極対の上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の上側電極とを上側共通配線により電気的に接続し、上記選択された電極対の下側電極と、上記2つの電極対のうち他方の電極対の下側電極とを下側共通配線により電気的に接続することにより、最大で(2N−1)個の電極対を隣接して配置することが可能となる。
また、隣接して並べることが可能な電極対の最大数は(2N−1)個、すなわち奇数であるから、本発明に係る配線構成を採用する場合には、電極対の数を奇数とすることにより上述した電極対の数を増やすことができる効果がより大きくなる。また、電極対の数を奇数とすれば、図11に示す上側電極60のパターン及び図12に示す下側電極50のパターンとして同一のパターンを使用し得るので、上側電極60と下側電極50とを同一の製造工程により製造することができ、製造コストを低減することができる。
上述した第1の実施形態によれば、独立して導通を検出可能な多くの電極対を少ない配線数で電極ユニット75に配置することができるため、リム断面周方向R(図2参照)におけるリム12が把持された位置を正確に検出することが可能となる。しかしながら、リム延在方向E(図1参照)におけるリム12が把持された位置を区別して検出する場合にも本発明を適用し得る。すなわち、リム12が把持されたエリア(例えば、領域J,H)を区別して検出する場合にも本発明を適用し得る。この点について、運転者が把持したリム12のエリアが領域Jであるか又は領域Hであるかを区別して検出可能な把持検出装置を構成する場合を例にして、図22から図26を参照して説明する。
なお、図22、図23、及び図26では、理解を容易にするために、複数の電極ユニット75のうち領域Jと領域Hの境界部に隣接して領域Jに配置された電極ユニット75Ja(図24及び図25参照)と、該境界部に隣接して領域Hに配置された電極ユニット75Ha(図24及び図25参照)とにおける(すなわち、該境界部を挟んで互いに隣接する電極ユニット75Ja,75Haにおける)配線構成のみを模式的に示す。
上述の実施形態(図19参照)を適用してこのような把持検出装置を構成する場合、図22のような配線構成を採用することが考えられる。図22に示す配線構成によれば、電極ユニット75Jaの上側電極60BJa,60CJaとの間の共通配線41Jaと把持検出部30の検出回路32BJ,32CJとに電気的に接続される配線系統S221と、電極ユニット75Jaの上側電極60AJaに対する個別配線205と検出回路32AJとに電気的に接続される配線系統S225とが上側基板26に形成される。また、電極ユニット75Haの上側電極60AHa,60BHaとの間の共通配線41Haと把持検出部30の検出回路32AH,32BHとに電気的に接続される配線系統S232と、上側電極60CHaに対する個別配線105と検出回路32CHとに電気的に接続される配線系統S231とが上側基板26に形成される。すなわち、上側基板26には4つの配線系統S221,S225,S231,S232が形成される。ここで、検出回路32AJ,32BJ,32CJのそれぞれは、領域Jに位置する電極対の導通を検出する回路であり、検出回路32AH,32BH,32CHのそれぞれは、領域Hに位置する電極対の導通を検出する回路である。
一方、下側基板22には、電極ユニット75Jaの下側電極50AJa,50BJaとの間の共通配線51Jaと把持検出部30の検出回路32AJ,32BJとに電気的に接続される配線系統S223と、下側電極50CJaに対する個別配線204と検出回路32CJとに電気的に接続される配線系統S227とが形成される。また、電極ユニット75Haの下側電極50BHa,50CHaとの間の共通配線51Haと把持検出部30の検出回路32BH,32CHとに電気的に接続される配線系統S234と、下側電極50AHaに対する個別配線102と検出回路32AHとに電気的に接続される配線系統S235とが形成される。すなわち、下側基板22には4つの配線系統S223,S227,S234,S235が形成される。
かかる配線構成によれば、電極ユニット75Jaの電極対50AJa,60AJaが導通した場合には、配線系統S223,S225と検出回路32AJとを含む第1の回路が形成される。また、電極対50BJa,60BJaが導通した場合には、配線系統S221,S223と検出回路32BJとを含む第2の回路が形成される。さらに、電極対50CJa,60CJaが導通した場合には、配線系統S221,S227と検出回路32CJとを含む第3の回路が形成される。一方、電極ユニット75Haの電極対50AHa,60AHaが導通した場合には、配線系統S232,S235と検出回路32AHとを含む第4の回路が形成される。また、電極対50BHa,60BHaが導通した場合には、配線系統S232,S234と検出回路32BHとを含む第5の回路が形成される。さらに、電極対50CHa,60CHaが導通した場合には、配線系統S231,S234と検出回路32CHとを含む第6の回路が形成される。
すなわち、このような配線構成によれば、6つの電極対のそれぞれに対して独立した6つの回路(第1の回路〜第6の回路)が形成される。そして、そのうちの第1の回路〜第3の回路は領域Jに位置する電極対の導通を検出する検出回路32AJ,32BJ,32CJを含んでおり、第4の回路〜第6の回路は領域Hに位置する電極対の導通を検出する検出回路32AH,32BH,32CHを含んでいる。したがって、電極ユニット75Ja,75Haの各々における電極対の導通を独立して検出することができ、かつ、導通した電極対が領域J及び領域Hのいずれに配置されているかを区別して(すなわち、導通した電極対が配置されたエリアを区別して)検出することができる。
ここで、図22の例において上側基板26に形成された配線系統の数は4であり、同様に、下側基板22に形成された配線系統の数も4である。すなわち、上側基板26及び下側基板22に形成された配線系統の最大数は4である。
また、図22の例において区別するエリアをもう1つ追加する場合、追加されたエリアを区別するために、該追加されたエリアに位置する電極ユニット75に対して、電極ユニット75Jaや電極ユニット75Haに形成されたのと同様の配線系統が形成される。すなわち、図22の例において3つエリアを区別する場合には、追加されたエリアに位置する電極ユニット75の上側基板26及び下側基板22のそれぞれに独立した2つの配線系統が新たに形成される。換言すれば、上側基板26及び下側基板22のそれぞれに6つの配線系統が形成される。そして、この場合における上側基板26及び下側基板22に形成された配線系統の最大数は6である。すなわち、図22の例によれば、N個のエリアを区別する場合の配線系統の最大数は2Nである。
一方、上述の実施形態(図19参照)を適用せずにこのような把持検出装置を構成する場合、例えば図23に示すような配線構成を採用することが考えられる。図23に示す例では、電極ユニット75Jaの上側電極60AJa,60BJa,60CJaに電気的に接続される共通配線201と、電極ユニット75Haの上側電極60AHa,60BHa,60CHaに電気的に接続される共通配線301と、共通配線201,301と把持検出部30の検出回路32AJ,32BJ,32CJ,32AH,32BH,32CHのそれぞれとに電気的に接続される配線系統S211とが上側基板26に形成されている。
一方、下側基板22には、電極ユニット75Jaの下側電極50AJaに対する個別配線202と把持検出部30の検出回路32AJとに電気的に接続される配線系統S212と、下側電極50BJaに対する個別配線203と検出回路32BJとに電気的に接続される配線系統S213と、下側電極50CJaに対する個別接続する配線204と検出回路32CJとに電気的に接続される配線系統S214と、電極ユニット75Haの3つの下側電極の下側電極50AHaに対する個別配線102と把持検出部30の検出回路32AHとに電気的に接続される配線系統S215と、下側電極50BHaに対する個別配線103と検出回路32BHとに電気的に接続される配線系統S213と、下側電極50CHaに対する個別配線104と検出回路32CHとに電気的に接続される配線系統S217とが形成されている。
このような配線構成によれば、電極ユニット75Jaの電極対50AJa,60AJaが導通した場合には、配線系統S211,S212と検出回路32AJとを含む第1の回路が形成される。また、電極対50BJa,60BJaが導通した場合には、配線系統S211,S213と検出回路32BJとを含む第2の回路が形成される。さらに、電極対50CJa,60CJaが導通した場合には、配線系統S211,S214と検出回路32CJとを含む第3の回路が形成される。一方、電極ユニット75Haの電極対50AHa,60AHaが導通した場合には、配線系統S211,S215と検出回路32AHとを含む第4の回路が形成される。また、電極対50BHa,60BHaが導通した場合には、配線系統S211,S216と検出回路32BHとを含む第5の回路が形成される。さらに、電極対50CHa,60CHaが導通した場合には、配線系統S211,S217と検出回路32CHとを含む第6の回路が形成される。
すなわち、このような配線構成によれば、6つの電極対のそれぞれに対して独立した6つの回路(第1の回路〜第6の回路)が形成される。そして、そのうちの第1の回路〜第3の回路は領域Jに位置する電極対の導通を検出する検出回路32AJ,32BJ,32CJを含んでおり、第4の回路〜第6の回路は領域Hに位置する電極対の導通を検出する検出回路32AH,32BH,32CHを含んでいる。したがって、電極ユニット75Ja,75Haの各々における電極対の導通を独立して検出することができ、かつ、導通した電極対が領域J及び領域Hのいずれに配置されているかを区別して(すなわち、導通した電極対が配置されたエリアを区別して)検出することができる。
しかしながら、図23に示す配線構成では、電極対毎にかつ2つのエリア(リム12の領域J,H)を区別して導通を検出するために、6つの下側電極50のそれぞれに対して配線系統を形成する必要がある。すなわち、下側基板22に6つの配線系統を形成する必要があるため、上側基板26及び下側基板22に形成された配線系統の最大数は6になってしまう。
また、区別するエリアをもう1つ追加する場合には、追加されたエリアに配置される電極ユニット75の各々における電極対を構成する3つの下側電極50に対応して、下側基板22に新たな独立した3つの配線系統を形成する必要がある。換言すれば、3つのエリアを区別するために、下側基板22に9つの配線系統を形成する必要がある。すなわち、図23に示す配線構成によれば、N個のエリアを区別するために、下側基板22に3N個の配線系統を形成する必要があり、この場合、N個のエリアを区別するための配線系統の最大数は3Nになってしまう。
このように、図19に示す配線構成を適用しない場合と適用した場合とを比較すると、適用しない場合はN個のエリアを区別するための配線系統の最大数が3Nとなってしまうのに対し、適用した場合は配線系統の最大数が2Nに低減される。したがって、リム12が把持されたエリアを区別して検出する場合に、本発明に係る配線構成(図19参照)を適用することによって効果的に配線数を低減することが可能となる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係る把持検出装置2によれば、上述した図22の例から配線系統の最大数をさらに低減することが可能となる。図24は、このような把持検出装置2の感圧センサ20Aaにおける上側基板26及びその配線を示す図であり、図11に対応するものである。図25は、感圧センサ20Aaにおける下側基板22及びその配線を示す図であり、図12に対応するものである。
図24に示すように、リム12の領域Jに配置された5つの電極ユニット75Jの各々において、上側電極60BJと上側電極60CJとは共通配線41(上側共通配線)により互いに電気的に接続されており、対して、上側電極60AJは共通配線41に電気的に接続されておらず、個別配線に電気的に接続されている。同様に、領域Hに配置された10個の電極ユニット75Hの各々において、上側電極60AHと上側電極60BHとは共通配線41(上側共通配線)により互いに電気的に接続されており、対して、上側電極60CHは共通配線41に電気的に接続されておらず、個別配線に電気的に接続されている。
上側基板26には、これらの上側電極60に加えて、4つの配線系統S201,S202,S205,S206が形成されている。配線系統S201は、電極ユニットの間に設けられて電極ユニット同士を電気的に接続させるユニット間配線242と、該ユニット間配線242と接続部21Aに設けられた端子T1とに電気的に接続される接続部配線243とを含んでいる。配線系統S202は、ユニット間配線246と、該ユニット間配線246と接続部21Aに設けられた端子T2とに電気的に接続される接続部配線247とを含んでいる。配線系統S205は、ユニット間配線244と、該ユニット間配線244と接続部21Aに設けられた端子T5とに電気的に接続される接続部配線245とを含んでいる。配線系統S206は、ユニット間配線248と、該ユニット間配線248と接続部21Aに設けられた端子T6とに電気的に接続される接続部配線249とを含んでいる。
配線系統S202のユニット間配線246は、電極ユニット75Hのうち上側に位置する5つの電極ユニット75H1の各々における上側電極60BHに電気的に接続されているが、下側に位置する5つの電極ユニット75H2や電極ユニット75Jには電気的に接続されていない。同様に、配線系統S206のユニット間配線248は、電極ユニット75H2の各々における上側電極60BHに電気的に接続されているが、上側に位置する5つの電極ユニット75H1や電極ユニット75Jには電気的に接続されていない。配線系統S205のユニット間配線244は、電極ユニット75Jの各々における上側電極60AJに電気的に接続されているが、電極ユニット75Hには電気的に接続されていない。
配線系統S201のユニット間配線242は、電極ユニット75Jの各々における上側電極60BJに電気的に接続され、電極ユニット75Hの各々における上側電極60CHに電気的に接続される。また、領域Jと領域Hとの境界部に隣接して領域Jに配置された電極ユニット75Jaの上側電極60BJaと、該境界部に隣接して領域Hに配置された電極ユニット75Haの上側電極60CHaとに電気的に接続される。すなわち、ユニット間配線242は、領域Jと領域Hとの境界部を跨いで配線されたエリア間配線242Aを含んでおり、このエリア間配線242Aによって、電極ユニット75Ja(第1の電極ユニット)において共通配線41により互いに電気的に接続された2つの上側電極60BJa,60CJaと、電極ユニット75Ha(第2の電極ユニット)において個別配線に電気的に接続された1つの上側電極60CHaとが電気的に接続される。
図25に示すように、領域Jに配置される5つの電極ユニット75Jの各々において、下側電極50AJと下側電極50BJとは共通配線51(下側共通配線)により互いに電気的に接続されており、対して、下側電極50CJは共通配線51に電気的に接続されておらず、個別配線に電気的に接続されている。同様に、領域Hに配置される10個の電極ユニット75Hの各々において、下側電極50BHと下側電極50CHとは共通配線51(下側共通配線)により互いに電気的に接続されており、対して、下側電極50CHは共通配線51に電気的に接続されておらず、個別配線に電気的に接続されている。
下側基板22には、これらの下側電極50に加えて、5つの配線系統S203,S204,S207〜S209が形成されている。配線系統S203は、ユニット間配線252と、該ユニット間配線252と接続部21Aに設けられた端子T3とに電気的に接続された接続部配線253とを含んでいる。配線系統S204は、ユニット間配線256と、該ユニット間配線256と接続部21Aに設けられた端子T4とに電気的に接続された接続部配線257とを含んでいる。配線系統S207は、ユニット間配線254と、該ユニット間配線254と接続部21Aに設けられた端子T7とに電気的に接続された接続部配線255とを含んでいる。配線系統S208は、ユニット間配線258Aと、該ユニット間配線258Aと接続部21Aに設けられた端子T8とに電気的に接続された接続部配線259Aとを含んでいる。配線系統S209は、ユニット間配線258Bと、該ユニット間配線258Bと接続部21Aに設けられた端子T9とに電気的に接続された接続部配線259Bとを含んでいる。
配線系統S204のユニット間配線256は、電極ユニット75H1の各々における下側電極50BHに電気的に接続されているが、電極ユニット75H2や電極ユニット75Jには電気的に接続されていない。同様に、配線系統S209のユニット間配線258Bは、電極ユニット75H2の各々における下側電極50BHに電気的に接続されているが、電極ユニット75H1や電極ユニット75Jには電気的に接続されていない。また、配線系統S208のユニット間配線258Aは、電極ユニット75H2の各々における下側電極50AHに電気的に接続されているが、電極ユニット75H1や電極ユニット75Jには電気的に接続されていない。また、配線系統S207のユニット間配線254は、電極ユニット75Jの各々における下側電極50CJに電気的に接続されているが、電極ユニット75Hには電気的に接続されていない。
配線系統S203のユニット間配線252は、電極ユニット75Jの各々における下側電極50BJに電気的に接続され、電極ユニット75H1の各々における下側電極50AHに電気的に接続される。また、領域Jと領域Hとの境界部に隣接して領域Jに配置された電極ユニット75Jaの下側電極50BJaと、該境界部に隣接して領域Hに配置された電極ユニット75Haの下側電極50AHaとに電気的に接続される。すなわち、ユニット間配線252は、領域Jと領域Hとの境界部を跨いで配線されたエリア間配線252Aを含んでおり、このエリア間配線252Aによって、電極ユニット75Ja(第1の電極ユニット)において共通配線51により互いに電気的に接続された2つの下側電極50AJa,50BJaと、電極ユニット75Ha(第2の電極ユニット)において個別配線に電気的に接続された1つの下側電極50AHaとが電気的に接続される。
そして、図24及び図25に示すように、上述した9つの配線系統S201〜S209に対応して接続部21Aに設けられた9つの端子T1〜T9が把持検出部30から延びる接続配線部40(図1参照)の端子に接続されることによって、把持検出部30と、上側電極60及び下側電極50の各々とが電気的に接続される。
このような把持検出装置2によれば、上述の図22の例に比べて配線系統の最大数がさらに低減されているにもかかわらず、電極対毎にかつエリア毎に把持を検出することが可能となる。この点について図26を参照して説明する。
図26に示すように、本実施形態における上側基板26には、電極ユニット75Jaの上側電極60AJaに対する個別配線205及びこれに電気的に接続されるユニット間配線244を含む配線系統S205と、電極ユニット75Haの上側電極60AHa,60BHaの間の共通配線41Ha及びこれに電気的に接続されるユニット間配線246を含む配線系統S202と、電極ユニット75Jaの上側電極60BJa,60CJaの間の共通配線41Ja及び電極ユニット75Haの上側電極60CHaに対する個別配線105の双方に電気的に接続されるユニット間配線242を含む配線系統S201とが形成されている。すなわち、上側基板26には、3つの配線系統S201,S202,S205が形成されている。
そして、配線系統S201により、電極ユニット75Haの上側電極60CHaと、電極ユニット75Jaの上側電極60BJa,60CJaと、把持検出部30の検出回路32BJ,32CJと、把持検出部30の検出回路32CHとが電気的に接続される。また、配線系統S202により、電極ユニット75Haの上側電極60AHa,60BHaと把持検出部30の検出回路32AH,32BHとが電気的に接続され、配線系統S205により、電極ユニット75Jaの上側電極60AJaと検出回路32AJとが電気的に接続される。
一方、下側基板22には、電極ユニット75Jaの下側電極50CJaに対する個別配線204及びこれに電気的に接続されるユニット間配線254を含む配線系統S207と、電極ユニット75Haの下側電極50BHa,50CHaの間の共通配線51Ha及びこれに電気的に接続されるユニット間配線256を含む配線系統S204と、電極ユニット75Jaの下側電極50AJa,50BJaの間の共通配線51Ja及び電極ユニット75Haの下側電極50AHaに対する個別配線102の双方に電気的に接続されるユニット間配線252を含む配線系統S203とが形成されている。すなわち、下側基板22には3つの配線系統S203,S204,S207が形成されている。
そして、配線系統S203により、電極ユニット75Jaの下側電極50AJa,50BJaと、電極ユニット75Haの下側電極50AHaと、把持検出部30の検出回路32AJ,32BJと、把持検出部30の検出回路32AHとが電気的に接続される。また、配線系統S204により、電極ユニット75Haの下側電極50BHa,50CHaと把持検出部30の検出回路32BH,32CHとが電気的に接続され、配線系統S207により、電極ユニット75Jaの下側電極50CJaと検出回路32CJとが電気的に接続される。
このような配線構成によれば、電極ユニット75Jaの電極対50AJa,60AJaが導通した場合には、配線系統S203,S205と検出回路32AJとを含む第1の回路が形成される。また、電極対50BJa,60BJaが導通した場合には、配線系統S201,S203と検出回路32BJとを含む第2の回路が形成される。さらに、電極対50CJa,60CJaが導通した場合には、配線系統S201,S207と検出回路32CJとを含む第3の回路が形成される。一方、電極ユニット75Haの電極対50AHa,60AHaが導通した場合には、配線系統S202,S203と検出回路32AHとを含む第4の回路が形成される。また、電極対50BHa,60BHaが導通した場合には、配線系統S202,S204と検出回路32BHからなる第5の回路が形成される。さらに、電極対50CHa,60CHaが導通した場合には、配線系統S201,S204と検出回路32CHとを含む第6の回路が形成される。
すなわち、このような配線構成によれば、6つの電極対のそれぞれに対して独立した6つの回路(第1の回路〜第6の回路)が形成される。そして、そのうちの第1の回路〜第3の回路は領域Jに位置する電極対の導通を検出する検出回路32AJ,32BJ,32CJを含んでおり、第4の回路〜第6の回路は領域Hに位置する電極対の導通を検出する検出回路32AH,32BH,32CHを含んでいる。したがって、電極ユニット75Ja,75Haの各々における電極対の導通を独立して検出することができ、かつ、導通した電極対が領域J及び領域Hのいずれに配置されているかを区別して(すなわち、導通した電極対が配置されたエリアを区別して)検出することができる。
また、本実施形態によれば、上述したように上側基板26に形成された配線系統の最大数は3であり、同様に、下側基板22に形成された配線系統の数も3である。すなわち、上側基板26及び下側基板22に形成された配線系統の最大数は3であるため、図22の例(配線系統の最大数4)に比べて、配線系統の最大数をさらに低減できる。
さらに、本実施形態によれば、エリアの境界部を挟んで互いに隣接する2つの電極ユニットに電気的に接続される配線系統S201,S203を備えているため、区別するエリアをもう1つ追加して3つのエリアとする場合、追加されたエリアに配置される電極ユニットの上側基板26には、配線系統S201に加えて1つの配線系統を新たに形成すれば足りる。同様に、下側基板22には、配線系統S203に加えて1つの配線系統を新たに形成すれば足りる。
すなわち、3つのエリアを区別する場合、上側電極26及び下側電極22のそれぞれには4つの配線系統が形成されることにより、上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の最大数は4となるが、2つのエリアを区別する場合(配線系統の最大数3)に比べて配線系統の最大数は1しか増加しない。換言すれば、本発明の第2の実施形態を採用することにより、N個のエリアを区別する際に上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の最大数を(N+1)に抑えることができる。したがって、上述した図22の例(配線系統の最大数2N)に比べて配線系統の最大数をさらに低減することができる。
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、電極対毎にかつエリアを区別して電極対の導通を検出する場合に、上側基板26及び下側基板22に形成される配線系統の最大数を極めて効果的に低減することができるため、より簡単な回路構成で、把持されたエリアを区別しつつ正確な把持検知を行うことが可能となる。
なお、図26では、説明を容易にするために領域H1と領域H2とを区別していないが、図24及び図25に示すように、配線系統S202,S203,S204は、リム12の領域Hのうち領域H1のみに位置するものである。したがって、電極ユニット75Haの3つの電極対のいずれかが導通した際に実際に検出されるリム12のエリアは領域H1(リム12の左上側)となる。また、図24及び図25に示すように、本実施形態に係る感圧センサ20aは、リム12の領域H2のみに位置する配線系統S206,S208,S209をさらに備える。したがって、運転者がこれらの配線系統S206,S208,S209が位置するリム12のエリアを把持した場合には、領域H2(リム12の左下側)が把持されたと判断(検出)される。
また、上述した第2の実施形態では、領域Jに位置する電極ユニット75Jの各々において上側電極60BJ,60CJが共通配線41により電気的に接続され、かつ、領域Hに位置する電極ユニット75Hの各々において上側電極60AH,60BHが共通配線41により電気的に接続されているが(図24参照)、これに代えて、上側電極60AJ,60BJを共通配線41により電気的に接続し、かつ、上側電極60AH,60BHを共通配線41により電気的に接続してもよい。また、上側電極60BJ,60CJを共通配線41により電気的に接続し、かつ、上側電極60BH,60CHを共通配線41により電気的に接続してもよい。或いは、上側電極60AJ,60BJを共通配線41により電気的に接続し、かつ、上側電極60BH,60CHを共通配線41により電気的に接続してもよい。なお、下側基板22についても同様である。
また、上述した第2の実施形態では、3つの電極対を含む電極ユニット75に図26に示す配線構成を採用した例を説明したが、4つ以上の電極対を含む電極ユニットに対しても図26に示す配線構成を採用できることはいうまでもない。
また、上述の実施形態では、電極対80の上側電極60と下側電極50との間に形成される電気抵抗を検出するために、上側電極60と下側電極50との間の電圧を測定しているが、上側電極60と下側電極50との間に形成される電気抵抗と一定の関係があれば電圧以外の物理量(例えば電流)を測定することにより上側電極60と下側電極50との間に形成される電気抵抗を検出してもよい。
上述した実施形態では、上側電極60及び下側電極50の双方を感圧電極とした例について説明したが、上側電極60及び下側電極50の一方のみを感圧電極にしてもよい。
また、本明細書において使用した用語「下」及び「上」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいものであることは言うまでもない。
1 把持検出装置
10 ステアリングホイール
12 リム
14 ハブ
15 スポーク
16 コア
17 緩衝材
18 スキン
20A,20B,20C 感圧センサ
21A,21B,21C 接続部
22 下側基板
22A 基板片
24 基板スペーサ
24A 基板スペーサ片
25 貫通孔
26 上側基板
26A 基板片
30 把持検出部
32AJ,32BJ 検出回路
34 判断部
40 接続配線部
41 上側共通配線
42〜47 配線
50 下側電極
51 下側共通配線
52〜57 配線
60 上側電極
75 電極ユニット
80,80A,80B,80C,80D,80E 電極対
90 電極スペーサ
102〜105 個別配線
141 上側共通配線
151 下側共通配線
242,244,246,248 エリア間配線
243,245,247,249 接続部配線
252,254,256,258A,258B エリア間配線
253,255,257,259A,259B 接続部配線

Claims (9)

  1. ステアリングホイールのリムに組み込まれる感圧センサであって、
    前記リムに取付可能な下側基板と、
    前記下側基板の上方に配置される上側基板と、
    前記下側基板の上面に取り付けられる下側電極と、該下側電極に対向するように前記上側基板の下面に取り付けられる上側電極とにより構成される少なくとも3つの電極対であって、前記上側電極及び前記下側電極の少なくとも一方は感圧電極により構成される少なくとも3つの電極対と、
    前記少なくとも3つの電極対の周囲に配置される基板スペーサであって、前記上側基板と前記下側基板との間に配置される基板スペーサと、
    前記少なくとも3つの電極対から選択された電極対における前記上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の前記上側電極とを電気的に接続する上側共通配線と、
    前記選択された電極対における前記下側電極と、前記2つの電極対のうち他方の電極対の前記下側電極とを電気的に接続する下側共通配線と
    を備えた
    ことを特徴とする感圧センサ。
  2. 互いに対向する前記下側電極と前記上側電極とが離間するように前記基板スペーサの内側に配置される少なくとも1つの電極スペーサであって、前記リムの延びる方向に対応する第1の方向の長さが前記リムの延びる方向に垂直なリム断面の周方向に対応する第2の方向の長さよりも短くなるように形成される少なくとも1つの電極スペーサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の感圧センサ。
  3. ステアリングホイールのリムに組み込まれる感圧センサであって、
    互いに隣接する第1の電極ユニット及び第2の電極ユニットを含み、前記リムの延びる方向に対応する第1の方向に連設された複数の電極ユニットを備え、
    前記複数の電極ユニットのそれぞれは、
    前記リムに取付可能な下側基板と、
    前記下側基板の上方に配置される上側基板と、
    前記下側基板の上面に取り付けられる下側電極と、該下側電極に対向するように前記上側基板の下面に取り付けられる上側電極とにより構成される少なくとも3つの電極対であって、前記上側電極及び前記下側電極の少なくとも一方は感圧電極により構成される少なくとも3つの電極対と、
    前記少なくとも3つの電極対の周囲に配置される基板スペーサであって、前記上側基板と前記下側基板との間に配置される基板スペーサと、
    前記少なくとも3つの電極対から選択された電極対における前記上側電極と、該選択された電極対の両側に隣接して配置される2つの電極対のうち一方の電極対の前記上側電極とを電気的に接続する上側共通配線と、
    前記選択された電極対における前記下側電極と、前記2つの電極対のうち他方の電極対の前記下側電極とを電気的に接続する下側共通配線と
    を含み、
    前記第1の電極ユニットにおいて前記上側共通配線に電気的に接続される2つの前記上側電極と、前記第2の電極ユニットにおいて前記上側共通配線に電気的に接続されない1つの前記上側電極とが電気的に接続されており、
    前記第1の電極ユニットにおいて前記下側共通配線に電気的に接続される2つの前記下側電極と、前記第2の電極ユニットにおいて前記下側共通配線が電気的に接続されない1つの前記下側電極とが電気的に接続されている
    ことを特徴とする感圧センサ。
  4. 前記複数の電極ユニットのうち少なくとも1つが、互いに対向する前記下側電極と前記上側電極とが離間するように前記基板スペーサの内側に配置される少なくとも1つの電極スペーサであって、前記第1の方向の長さが前記リムの延びる方向に垂直なリム断面の周方向に対応する第2の方向の長さよりも短くなるように形成される少なくとも1つの電極スペーサをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項3に記載の感圧センサ。
  5. 前記少なくとも3つの電極対は、前記リムの延びる方向に垂直なリム断面の周方向に対応する第1の方向に沿って配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の感圧センサ。
  6. 前記少なくとも3つの電極対の個数が奇数であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の感圧センサ。
  7. ステアリングホイールのリムに組み込まれた請求項1から6のいずれか一項に記載の感圧センサと、
    前記感圧センサの前記上側電極及び前記下側電極に電気的に接続され、前記感圧センサの前記上側電極と該上側電極に対向する前記下側電極との間の導通状態に基づいて運転者が前記リムを把持したことを検出する把持検出部と、
    を備えたことを特徴とする把持検出装置。
  8. 前記把持検出部は、
    前記感圧センサの前記少なくとも3つの電極対における前記上側電極及び前記下側電極に電気的に接続される検出回路であって、前記感圧センサの前記少なくとも3つの電極対のそれぞれの前記上側電極と前記下側電極との間で形成される電気抵抗を検出する検出回路と、
    前記検出回路からの出力に基づいて前記ステアリングホイールの前記リムの把持状態を判断する判断部と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の把持検出装置。
  9. 前記把持検出部の前記判断部は、前記少なくとも3つの電極対のうち互いに隣り合う2つの電極対のそれぞれにおける前記電気抵抗が所定の閾値よりも低いと判断した場合に、前記ステアリングホイールの前記リムが把持されていると判断するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の把持検出装置。
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