JP2017209105A - ソース及びそれを含む食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
ソースの製造方法であって、
塩基性アミノ酸を配合することを含み、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、方法。
[2]
前記塩基性アミノ酸が、アルギニン、ヒスチジン、およびリジンから選択される1種またはそれ以上の塩基性アミノ酸である、前記方法。
[3]
前記塩基性アミノ酸が、0.05〜1.5重量%配合される、前記方法。
[4]
前記ソースが、前記タンパク質を0.1〜20重量%含有する、前記方法。
[5]
前記ソースが、前記油分を1〜60重量%含有する、前記方法。
[6]
前記ソースが、ホワイトソース、ブラウンソース、カスタードソース、またはチーズソースである、前記方法。
[7]
ソースを含有する食品の製造方法であって、
ソースを加工することを含み、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記ソースが、塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、方法。
[8]
ソース又は該ソースを含有する食品の食感を向上させるための組成物であって、
塩基性アミノ酸を含有し、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、組成物。
[9]
ソース又は該ソースを含有する食品の食感を向上させる方法であって、
ソースに塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%配合することを含み、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、方法。
[10]
ソースであって、
油分および/またはタンパク質を含有し、
塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、ソース。
本発明の方法は、油分および/またはタンパク質を含有するソースに関連して塩基性アミノ酸を利用する方法である。
られる。植物油脂としては、例えば、菜種油、米油、紅花油、ヒマワリ油、オリーブ油、落花生油、パーム油、やし油、大豆油、コーン油、綿実油、ごま油、ぶどう種子油、えごま油、その他各種植物の油脂が挙げられる。油分を含有するソースは、油分を配合してソースを製造することにより得られる。よって、本発明のソースの製造方法は、油分を配合すること(油分を配合する工程)を含んでいてもよい。配合される油分は、精製品であってもよく、そうでなくてもよい。油分としては、当該油分を含有する素材を用いてもよい。言い換えると、油分は、当該油分を含有する素材を配合することによりソースに配合されて(すなわちソースに含有されて)もよい。すなわち、「油分を配合すること」には、当該油分そのものを配合することに限られず、当該油分を含有する素材を配合することも包含される。油分を含有する素材における油分の含有量は、ソースにおいて所望の油分含有量を達成できる限り特に制限されない。油分を含有する素材としては、上記例示した油分が由来する農水畜産物やそれらの加工品が挙げられる。油分を含有する素材として、具体的には、例えば、乳、卵、それらの加工品が挙げられる。乳としては、例えば、牛乳、山羊乳、羊乳、水牛乳、トナカイ乳、ロバ乳、ラクダ乳等の動物の乳が挙げられる。卵としては、例えば、鶏卵等の動物の卵が挙げられる。油分を含有する素材として、より具体的には、例えば、全乳、バター、クリーム、カード、チーズ、ヨーグルト、全卵、卵黄、それらの加工品が挙げられる。油分を含有する素材は、1種の油分を含有していてもよく、2種またはそれ以上の油分を含有していてもよい。
ホワイトソース(ベシャメルソースともいう)、ブラウンソース、ヴルーテソース、クリームソース、シチューソース、デミグラスソース、グラタンソース、カルボナーラソース、カレーソース、マヨネーズソース、卵ソース、カスタードソース、チーズソースが挙げられる。ソースとしては、特に、ホワイトソース、ブラウンソース、カスタードソース、チーズソースが挙げられる。
ソース含有食品の種類等の諸条件に応じて適宜設定できる。ソースは、通常、水分を含有していてよい。ソースが水分を含有する場合、ソースにおける水分の含有量は、例えば、30重量%以上、35重量%以上、40重量%以上、45重量%以上、50重量%以上、60重量%以上、または70重量%以上であってもよく、98重量%以下、95重量%以下、90重量%以下、80重量%以下、70重量%以下、60重量%以下、または50重量%以下であってもよく、それらの矛盾しない組み合わせであってもよい。ソースにおける水分の含有量は、具体的には、例えば、30〜98重量%、好ましくは50〜90重量%であってもよい。水分の含有量は、ソースを加熱して水分を蒸発させ、加熱前後の重量を測定することにより、測定することができる。加熱条件としては、例えば、105℃、16
時間が挙げられる。
。同方法により製造されるソースは、具体的には、食感が改善されたソースである。また、同方法により製造されるソースは、具体的には、油分および/またはタンパク質を含有し、且つ、塩基性アミノ酸を含有するソースである。ソースは、そのまま使用できる態様で提供されてもよく、そうでなくてもよい。ソースは、例えば、使用前または使用時に使用に適するように調製される態様で提供されてもよい。ソースは、具体的には、例えば、水分の一部又は大部分が除去された濃縮物又は乾燥物として提供されてもよい。したがって、同方法は、ソースから水分を除去する工程を含んでいてもよい。濃縮物又は乾燥物の形態は特に制限されず、ペースト状、固形状、粉末状、顆粒状等のいずれであってもよい。ソースが濃縮物又は乾燥物の場合は、例えば、使用時に水、牛乳、ブイヨン等で希釈、分散、又は溶解等して調理することができる。
本発明の組成物は、塩基性アミノ酸を含有する、上記のようなソース又は該ソースを含
有する食品の食感を向上させるための組成物である。本発明の組成物は、具体的には、ソース又は該ソースを含有する食品の食感を向上させるための組成物であって、塩基性アミノ酸を含有し、前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有する組成物であってよい。本発明の組成物は、塩基性アミノ酸を有効成分として含有していてよい。本発明の組成物におけるソースやソース含有食品およびそれらに関連する事項については、本発明の方法におけるソースやソース含有食品およびそれらに関連する事項についての記載を準用できる。また、本発明の組成物は、本発明の方法を実施するために用いられてよい。例えば、本発明の組成物は、ソースに、塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%、好ましくは0.1〜1重量%、より好ましくは0.2〜0.8重量%配合する(含有させる)ために用いられてよい。また、例えば、ソースが含有するタンパク質は、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質であってよい。本発明の組成物における塩基性アミノ酸の含有量は、例えば、1重量%以上、5重量%以上、10重量%以上、30重量%以上、または50重量%以上であってもよく、99.9重量%以下、70重量%以下、50重量%以下、または30重量%以下であってもよく、それらの矛盾しない組み合わせであってもよい。
本発明のソースおよびソース含有食品は、上記のようなソース又は該ソースを含有する食品である。本発明のソースは、具体的には、油分および/またはタンパク質を含有し、且つ、塩基性アミノ酸を含有するソースであってよい。本発明のソース含有食品は、具体的には、本発明のソースを含有する食品であってよい。本発明のソースおよびソース含有食品およびそれらに関連する事項については、本発明の方法におけるソースやソース含有食品およびそれらに関連する事項についての記載を準用できる。例えば、本発明のソースは、塩基性アミノ酸を、0.05〜1.5重量%、好ましくは0.1〜1重量%、より好ましくは0.2〜0.8重量%含有していてよい。また、例えば、ソースが含有するタンパク質は、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質であってよい。
本実施例では、グルテンフリーホワイトソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
本実施例では、卵ソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
本実施例では、ブラウンソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
本実施例では、ベシャメルソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
たものを用いて、官能評価を実施した。官能評価は、試験区Aの評点を3点とし、実施例1と同様に実施した。
本実施例では、ベシャメルソースにアルギニンを種々の濃度で添加して、食感に与える効果を評価した。
処理1:凍結させた試料を、スチームコンベクションオーブンを用いて蒸し加熱(100℃
、湿度100%、10分)し、解凍調理した。
処理2:処理1を施した試料を、4時間常温(25℃)で保存した。
処理3:処理2を施した試料を、スチームコンベクションオーブンを用い、再加熱(100
℃、湿度100%、5分)した。
本実施例では、タンパク質含有量の異なるソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
、表14の配合で油脂を添加して混合し、試料を得た。
本実施例では、カスタードソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
本実施例では、シチューにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
ギニン無添加)に、アルギニンを0.3重量%添加し、シチュー(アルギニン添加)を得た。
本実施例では、クリームコロッケのベシャメルソースにアルギニンを添加して、食感に与える効果を評価した。
表20に示す配合で、ベシャメルソースを製造した。すなわち、バター、小麦粉を混合してルーを調製し、それに牛乳を加えて混合し、重量が90%になるまで加熱し、以てベシ
ャメルソース(アルギニン無添加)を得た。ベシャメルソース(アルギニン無添加)にアルギニンを0.5重量%添加し、ベシャメルソース(アルギニン添加)を得た。各ベシャメルソースを冷却後、衣を付けて冷凍した。その後、冷凍品を175℃で6分間油調し、クリームコロッケを得た。
本実施例では、ベシャメルソースに種々のアミノ酸を添加して、食感に与える効果を評価した。
Claims (10)
- ソースの製造方法であって、
塩基性アミノ酸を配合することを含み、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、方法。 - 前記塩基性アミノ酸が、アルギニン、ヒスチジン、およびリジンから選択される1種またはそれ以上の塩基性アミノ酸である、請求項1に記載の方法。
- 前記塩基性アミノ酸が、0.05〜1.5重量%配合される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記ソースが、前記タンパク質を0.1〜20重量%含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ソースが、前記油分を1〜60重量%含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ソースが、ホワイトソース、ブラウンソース、カスタードソース、またはチーズソースである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- ソースを含有する食品の製造方法であって、
ソースを加工することを含み、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記ソースが、塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、方法。 - ソース又は該ソースを含有する食品の食感を向上させるための組成物であって、
塩基性アミノ酸を含有し、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、組成物。 - ソース又は該ソースを含有する食品の食感を向上させる方法であって、
ソースに塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%配合することを含み、
前記ソースが、油分および/またはタンパク質を含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、方法。 - ソースであって、
油分および/またはタンパク質を含有し、
塩基性アミノ酸を0.05〜1.5重量%含有し、
前記タンパク質が、乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、および小麦由来タンパク質から選択される1種またはそれ以上のタンパク質である、ソース。
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