JP2017210140A - 作業車の走行装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピッチングシリンダの短縮を抑制し、作業車の機体フレームや燃料タンクが走行クローラと干渉する問題を解消する。
【解決手段】左右のローリングシリンダ(13)の伸縮作動によって回動し、左右の走行装置(2,2)を車体に対して左右独立して昇降させてこの車体の左右傾斜を調節する前側の左右のローリングアーム(14)および後側の左右のローリングアーム(14)と、ピッチングシリンダ(19)の伸縮作動によって回動し、後側の左右のローリングアーム(14)の回動軸心を車体に対して昇降させてこの車体の前後傾斜を調節するピッチングアーム(20)を備え、後側のローリングアーム(14)と前記ピッチングアーム(20)との間に、ピッチングシリンダ(19)の作動油のリークによる該ピッチングシリンダ(19)の短縮を規制する規制部材(24)を設ける。
【選択図】図2
【解決手段】左右のローリングシリンダ(13)の伸縮作動によって回動し、左右の走行装置(2,2)を車体に対して左右独立して昇降させてこの車体の左右傾斜を調節する前側の左右のローリングアーム(14)および後側の左右のローリングアーム(14)と、ピッチングシリンダ(19)の伸縮作動によって回動し、後側の左右のローリングアーム(14)の回動軸心を車体に対して昇降させてこの車体の前後傾斜を調節するピッチングアーム(20)を備え、後側のローリングアーム(14)と前記ピッチングアーム(20)との間に、ピッチングシリンダ(19)の作動油のリークによる該ピッチングシリンダ(19)の短縮を規制する規制部材(24)を設ける。
【選択図】図2
Description
この発明は、コンバイン等の作業車の走行装置に関する。
従来、コンバイン等の作業車において、左右前後のローリングアームとローリングシリンダの伸縮作動により、左右の走行装置を車体に対して左右独立して昇降させて車体の左右傾斜を調節するローリング機構と、ピッチングアームとピッチングシリンダの伸縮作動により、車体の前後傾斜を調節するピッチング機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のピッチング機構は、車高がある一定以下の場合、後下げ傾斜できないように制御される構成になっている。
しかしながら、車高を最も下げた状態で格納中、シリンダやこのシリンダへの送油経路において作動油のリーク(漏れ)を起こすと、車体の後部が下がり、機体フレームや燃料タンクが走行クローラと干渉する問題が発生しうる。
本発明の課題は、上記の干渉の問題を回避することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、左右のローリングシリンダ(13)の伸縮作動によって回動し、左右の走行装置(2,2)を車体に対して左右独立して昇降させてこの車体の左右傾斜を調節する前側の左右のローリングアーム(14)および後側の左右のローリングアーム(14)と、ピッチングシリンダ(19)の伸縮作動によって回動し、前記後側の左右のローリングアーム(14)の回動軸心を車体に対して昇降させてこの車体の前後傾斜を調節するピッチングアーム(20)を備え、前記後側のローリングアーム(14)と前記ピッチングアーム(20)との間に、前記ピッチングシリンダ(19)の作動油のリークによる該ピッチングシリンダ(19)の短縮を規制する規制部材(24)を設けた作業車の走行装置とする。
請求項2記載の発明は、前記規制部材(24)を伸縮調整可能な構成とした請求項1記載の作業車の走行装置とする。
請求項3記載の発明は、前記規制部材(24)を長さ方向で二つに分割し、この分割された二つの規制部材(24)を連結ボルト(26)で連結した請求項1又は請求項2記載の作業車の走行装置とする。
請求項4記載の発明は、前記規制部材(24)は、前記ローリングアーム(14)の上部と前記ピッチングアーム(20)の上部の間に取り付けてある請求項1又は請求項2又は請求項3記載の作業車の走行装置とする。
請求項5記載の発明は、前記規制部材(24)は、前記ローリングアーム(14)の上部とピッチングアーム(20)の上部との左右方向での位置ずれに対応するように平面視で複数段に屈折した形状に形成してある請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の作業車の走行装置とする。
請求項6記載の発明は、前記規制部材(24)の両端部は、前記ローリングシリンダ(13)と前記ローリングアーム(14)の連結部である一方の支持ピン(27)と、前記ピッチングシリンダ(19)と前記ピッチングアーム(20)の連結部である他方の支持ピン(27)の夫々に取り付けてある請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の作業車の走行装置とする。
請求項1記載の発明によれば、ローリングアームとピッチングアームとの間に、ピッチングシリンダの作動油のリークによるこのピッチングシリンダの短縮を規制する規制部材を設けることで、作業車を、車高を下げた状態で格納していても、ピッチングシリンダの短縮が抑制されることで、機体フレームや燃料タンクが走行クローラと干渉する問題を解消することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の効果に加えて、規制部材が伸縮調整可能であるため、生産のバラツキに対応することができ、市場でも上述の干渉の問題に対応可能である。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、規制部材は、機体のバウンドやイレギュラーな衝撃を受けた場合でも、その分割部分を連結している連結ボルトがせん断されることにより、この連結ボルトが安全ピンの役目を果たし、他の重要部品の破損を防ぐことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の効果に加えて、規制部材の取り付け位置がローリングアームの上部とピッチングアームの上部の間であるため、組立、調整が簡単にできるものでありながら、湿田等の泥土や藁屑の影響も受けることが少なく、作動状態を円滑に維持できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の効果に加えて、規制部材が平面視で複数段に屈折されているため、機体のバウンドやイレギュラーな衝撃を受けた場合でもショックを吸収して安全装置の役目を果たし、他の重要部品の破損を防ぐことができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の効果に加えて、ローリングシリンダとローリングアームの連結部である一方の支持ピンと、ピッチングシリンダとピッチングアームの連結部である他方の支持ピンの夫々に規制部材を取り付けているため、取付軸の共用化を図ることができて、部品点数を削減でき、組立や調整が簡単にできる。
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、圃場に立毛する茎稈を自走しながら刈り取って脱穀する自脱型コンバインを示すものであり、下部に左右一対の走行装置、即ち、走行クローラ2,2を備えた車体1の前側には、分草具で分草された穀稈を引起し装置で引き起こして刈刃装置3で刈り取り、後方上方に挟持搬送して脱穀装置のフイドチェン5に受け渡す刈取部4と、フイドチェン5により扱室内に供給された穀稈を脱穀する脱穀部6を備え、前記刈取部4は、刈取昇降シリンダ7を介して上下に昇降するようになっている。
刈取部4の右側には運転席8を備えた操縦部を備え、刈取部4の後方には脱穀した穀粒を一時的に貯留するグレンタンク9を備え、このグレンタンク9には貯留された穀粒を機外に排出する排出オーガ10を備えている。
排出オーガ10は、モータ(図示省略)によって左右に旋回し、オーガ昇降シリンダ11によって上下に昇降するように構成されている。
車体1が、左右一側の走行クローラ2が他側よりも圃場面に大きく沈下することで左右方向に傾斜すると、操縦部での左右スイッチのON操作または左右傾斜センサによる車体1の左右傾斜角度の検出結果により、制御装置から出力がなされて、左又は右のローリングシリンダ13を伸縮作動させ、車体1側に前部ローリング軸22で軸支された前側のローリングアーム15及び連結アーム21に後部ローリング軸23Rで軸支された後側のローリングアーム16とが、連結ロッド17による平行リンクの形成により左又は右のクローラフレーム18を平行に上下動させる。このように、車体1に対して左右の走行クローラ2を独立して昇降させることにより、車体を左右方向において水平状態にローリング制御することができる。
なお、連結ロッド17は、前側のローリングアーム15の上部アーム15aの上端部と後側のローリングアーム16における上部アーム14の中間部との間に連結している。
なお、左右のローリングシリンダ13の基部は、車体1からリンクRを介して吊り下げ支持され、また、この左右のローリングシリンダ13の基部には、ピッチングアーム20の先端部に後端を軸支した連結プレートSの前端が軸支されている。
また、左右の走行クローラ2,2の沈下量が前部と後部とで異なることにより、車体1が前後方向に傾斜すると、操縦部での前後スイッチのON操作または前後傾斜センサによる車体1の前後傾斜角度の検出結果により、制御装置から出力がなされてピッチングシリンダ19を伸縮作動させ、車体1側に支点Qで軸支されたピッチングアーム20が上下回動する。これにより、このピッチングアーム20の前部に軸支された連結アーム21を介して、この連結アーム21に軸支された後側の左右のローリングアーム14が回動支点ごと昇降する。これにより、左右のクローラフレーム18の後部側を前部ローリング軸22を支点として上下動させて、車体を前後方向において水平状態にピッチング制御することができる。
なお、ピッチングシリンダ19の基部は、車体1上に固定されたステーに軸支されている。
ローリングシリンダ13を連結するローリングアーム14の上端部と、ピッチングシリンダ19を連結するピッチングアーム20の上端部との間には、ピッチングシリンダ19の短縮方向の動きを抑制する規制部材24が設けられている。
格納時等において、車体の重量によってピッチングシリンダに短縮方向の加重が掛かり続ける結果、ピッチングシリンダやこのピッチングシリンダへの送油経路の油圧のリークにより、ピッチングシリンダが短縮する。このため、ピッチングシリンダのピストンに直接、縮み防止用の規制カラーを装着することもあったが、着脱に手間がかかり、外し忘れによる機構部材の破損を招くことがあった。本例のように、ピッチングアームとローリングアームの相関関係を利用して規制部材を設けるようにすると、着脱に手間がかかることなく、また、外し忘れにより機構部品の破損もなく、有効に作用する。
なお、この規制部材24は左右のローリングアーム14,14のいずれか一方側に設ければよいが、組立調整のし易いグレンタンク(オープンできる)9側の右側ローリングアームに設けると良い(図2および3参照)。
そして、規制部材24は、本例では二つに分割されていて長孔25及び連結ボルト26を介して伸縮調整可能に構成されている。なお、この伸縮調整は、ターンバックル等によって構成することもできる。
また、規制部材24の両端部は、ローリングシリンダ13及びピッチングシリンダ19に対して支持ピン27,27によって枢支されてあり、そして、規制部材24の分割された部分の連結ボルト26は、前記支持ピン27の径よりも小径に構成され、ショックを受けるとせん断されるようになっており、安全ピンの役目を果たしている。
規制部材24は、ローリングアーム14とピッチングアーム20の上部に取り付けることによって組立、調整が簡単になり、湿田等の泥土や藁屑の影響も受けにくい。
また、図4に示すように、平面視でZ型形状に形成することによって、ショックを吸収できて、他の重要部品の破損を防ぎ、安全装置の役割を十分に果し得る。
規制部材24の両端部は、ローリングシリンダ13とローリングアーム14の支持ピン27及びピッチングシリンダ19とピッチングアーム20の支持ピン27に取り付けられている。これによると、取付軸の共用化を図ることができて、部品点数の削減、組立や調整が簡単にできることになる。
また、規制部材24の両端部には、スライド孔28が設けられ、通常のピッチング(ローリング)作動時に、支持ピン27がこのスライド孔28中をスライドするため、規制部材24が突っ張って不具合を招くことはない。
なお、規制部材24自体をバネ鋼で構成しておくと、バネ鋼による弾性作用で衝撃を吸収でき、重要部品の破損を防ぐダンパとしての効果がある。
図5は、12mmアップ時の規制部材24による規制位置を示すもので、この場合はエンジンを停止させた停車中にリークが発生しても、これ以上は下がらないようになっている。
図6は、車体最上げ位置を示し、図7は、車体最下げ位置状態を示すものである。
図8の油圧回路中、30は方向制御用プシュシリンダであり、31は走行旋回用クラッチを示す。
1 車体
2 走行装置(走行クローラ)
13 ローリングシリンダ
14 ローリングアーム
15 前部ローリングリンク
16 後部ローリングリンク
18 クローラフレーム
19 ピッチンシリンダ
20 ピッチングアーム
21 連結アーム
22 ローリング軸
24 規制部材
25 長孔
26 連結ボルト
27 支持ピン
2 走行装置(走行クローラ)
13 ローリングシリンダ
14 ローリングアーム
15 前部ローリングリンク
16 後部ローリングリンク
18 クローラフレーム
19 ピッチンシリンダ
20 ピッチングアーム
21 連結アーム
22 ローリング軸
24 規制部材
25 長孔
26 連結ボルト
27 支持ピン
Claims (6)
- 左右のローリングシリンダ(13)の伸縮作動によって回動し、左右の走行装置(2,2)を車体に対して左右独立して昇降させてこの車体の左右傾斜を調節する前側の左右のローリングアーム(14)および後側の左右のローリングアーム(14)と、ピッチングシリンダ(19)の伸縮作動によって回動し、前記後側の左右のローリングアーム(14)の回動軸心を車体に対して昇降させてこの車体の前後傾斜を調節するピッチングアーム(20)を備え、前記後側のローリングアーム(14)と前記ピッチングアーム(20)との間に、前記ピッチングシリンダ(19)の作動油のリークによる該ピッチングシリンダ(19)の短縮を規制する規制部材(24)を設けた作業車の走行装置。
- 前記規制部材(24)を伸縮調整可能な構成とした請求項1記載の作業車の走行装置。
- 前記規制部材(24)を長さ方向で二つに分割し、この分割された二つの規制部材(24)を連結ボルト(26)で連結した請求項1又は請求項2記載の作業車の走行装置。
- 前記規制部材(24)は、前記ローリングアーム(14)の上部と前記ピッチングアーム(20)の上部の間に取り付けてある請求項1又は請求項2又は請求項3記載の作業車の走行装置。
- 前記規制部材(24)は、前記ローリングアーム(14)の上部とピッチングアーム(20)の上部との左右方向での位置ずれに対応するように平面視で複数段に屈折した形状に形成してある請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の作業車の走行装置。
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|---|---|---|---|
| JP2016105283A JP2017210140A (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | 作業車の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109693723A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-30 | 尚一盛世(北京)科技有限公司 | 一种反恐防爆履带式机器人 |
| WO2021051756A1 (zh) * | 2019-09-16 | 2021-03-25 | 中联农业机械股份有限公司 | 一种甘蔗机转动调节自平衡底盘及甘蔗机 |
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2016
- 2016-05-26 JP JP2016105283A patent/JP2017210140A/ja active Pending
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| WO2021051756A1 (zh) * | 2019-09-16 | 2021-03-25 | 中联农业机械股份有限公司 | 一种甘蔗机转动调节自平衡底盘及甘蔗机 |
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