JP2017211900A - ドッキング装置及び電子機器システム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯用情報機器と着脱可能に接続されるドッキング装置を提供する。【解決手段】ドッキング装置は、装置筐体と、前記装置筐体の外面から突出し、携帯用情報機器に設けられた係合穴に係合可能な係合レバーと、前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する電動機構と、前記装置筐体の外面に設けた開口部から操作可能であり、前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する手動操作部と、前記開口部を開閉可能に閉塞するロック壁を有するロック機構とを備える。【選択図】図9B
Description
本発明は、携帯用情報機器と着脱可能に接続されるドッキング装置に関する。
従来、携帯用情報機器と着脱可能に接続されるドッキング装置がある。
携帯用情報機器と着脱可能に接続されるドッキング装置を提供する。
本開示によるドッキング装置は、装置筐体と、前記装置筐体の外面から突出し、携帯用情報機器に設けられた係合穴に係合可能な係合レバーと、前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する電動機構と、前記装置筐体の外面に設けた開口部から操作可能であり、前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する手動操作部と、前記開口部を開閉可能に閉塞するロック壁を有するロック機構とを備える。
本発明によれば、携帯用情報機器と着脱可能に接続されるドッキング装置が提供される。
図1は、本開示に係る電子機器システム10の構成図であり、ドッキング装置11と携帯用情報機器12とを分離させた状態での斜視図である。図2は、図1に示すドッキング装置11と携帯用情報機器12とを接続した状態での一部断面側面図である。図3は、図2に示す電子機器システム10を反対側から見た側面図である。図4は、図1に示す携帯用情報機器12の底面16aの構成を模式的に示す底面図である。
本開示は、携帯用情報機器12の一例であるノート型PCを冷却装置となるドッキング装置11に接続することで、携帯用情報機器12の冷却機能を補強する電子機器システム10を例示する。ドッキング装置11は、携帯用情報機器12の処理機能、電源機能及び周辺機器やネットワークに対する接続機能を拡張・補強する機能を有するものであってもよい。携帯用情報機器12はノート型PC以外であってもよく、例えばタブレット型PCやスマートフォン等であってもよい。
先ず、電子機器システム10の全体的な構成を説明する。
図1に示すように、携帯用情報機器12は、本体筐体16に対してディスプレイ筐体18を開閉可能に連結したクラムシェル型構造である。本体筐体16の上面にはキーボード20が設けられている。ディスプレイ筐体18の前面にはディスプレイ22が設けられている。
図2及び図4に示すように、本体筐体16の底面16aには、ドッキング装置11のコネクタ24と電気的に接続されるコネクタ25と、矩形の開口部26と、一対の係合穴31とが設けられている。開口部26は、シャッター部材27によって開閉可能に覆われている。シャッター部材27は、例えば両開き構造となっている。開口部26の内部には、シャッター部材27によって開閉可能に覆われた放熱側ヒートシンク29が配置されている。係合穴31は、ドッキング装置11側から突出する係合レバー30と係合可能である。
コネクタ25は、本体筐体16の内部に収容された図示しない基板に接続されている。放熱側ヒートシンク29は、ドッキング装置11側の受熱側ヒートシンク32に当接することで携帯用情報機器12の冷却機能を拡張するものである。放熱側ヒートシンク29と受熱側ヒートシンク32とが当接して熱的に接続されることで、携帯用情報機器12内で発生した熱をドッキング装置11に伝達して外部に放熱することができる。シャッター部材27は、高温になる放熱側ヒートシンク29が携帯用情報機器12の底面16aに常時露出することを防止するものである。
図1〜図3に示すように、ドッキング装置11は、携帯用情報機器12の本体筐体16を載置させた状態で用いられるものである。ドッキング装置11は、合成樹脂材や金属材によって成形した装置筐体33にPC搭載部34及び操作部36を設けて構成されている。
PC搭載部34は、携帯用情報機器12を載置することのできる大きさの上面を有した箱体である。PC搭載部34は、載置面34aと、逃げ面34bとを備える。載置面34aは、前側から後側に向かうに従って漸次高さ寸法が大きくなるように傾斜し、携帯用情報機器12の底面16aが着地する面である。逃げ面34bは、載置面34aの後側で一段低く形成されている。逃げ面34bは、携帯用情報機器12の後方下面から図示しないバッテリ等が突出している場合に、該バッテリ等を避けるための低部である。
逃げ面34bの後部左右両端には、それぞれ支持部材35L,35Rが設けられている。支持部材35L,35Rは、携帯用情報機器12の底面16aの後端部を上下動可能に弾性支持するクッション部材である。
載置面34a上には、コネクタ24と、載置面34aに形成された開口部38を開閉可能に覆うシャッター部材40とが設けられている。開口部38の内部には受熱側ヒートシンク32が配置され、シャッター部材40によって開閉可能に覆われている。
コネクタ24は、PC搭載部34の内部に収容された図示しない基板等に接続されており、載置面34a上に突出している。コネクタ24は、ドッキング装置11に設けた各種拡張機能の接続端子を構成し、携帯用情報機器12の底面16aに設けたコネクタ25に接続されるものである。コネクタ24にコネクタ25を接続することにより、ドッキング装置11と携帯用情報機器12が電気的に接続され、ドッキング装置11に設けた各種拡張機能を携帯用情報機器12から使用することが可能となる。
コネクタ24の左右側部からは係合レバー30がそれぞれ突出し、その上部が載置面34a上に露出している。各係合レバー30は、レバーばね30aによって係合穴31に対する係合方向(後方)に付勢されている。各係合レバー30の前側及び左右側の三方を囲むように平面視コの字状のガイドポスト41が突出形成されている。ガイドポスト41は、ドッキング装置11に携帯用情報機器12が接続される際、係合レバー30と共に携帯用情報機器12側の係合穴31に挿入され、装置筐体33に対して携帯用情報機器12を位置決めする位置決めピンとして機能する。さらに載置面34a上で各ガイドポスト41の側方には、エジェクト部材42がそれぞれ設けられている。エジェクト部材42は、ドッキング装置11から携帯用情報機器12を取り外す際、係合レバー30の係合穴31への係合状態が解除された後に上昇し、携帯用情報機器12の底面16aを押し上げるものである。
載置面34aの操作部36側の側面には、装置筐体33内に搭載した電動機構50を手動操作する際に使用する第1手動操作部52及び第2手動操作部53が配設されている。
操作部36は、PC搭載部34よりも大きな高さ寸法を有した直方体状部分である。操作部36は、PC搭載部34の一側方において後方側となる部位(逃げ面34bの側部)に設けてある。操作部36は、エジェクトボタン(操作ボタン)37と、キー挿入孔39とを有する。エジェクトボタン37は、ドッキング装置11に接続された携帯用情報機器12を取り外す際に操作する操作ボタンである。エジェクトボタン37は、例えば上下動可能に弾性支持された押ボタンである。キー挿入孔39は、例えば図示しないワイヤ式ロックキーを挿入するための開口である。ワイヤ式ロックキーをキー挿入孔39に挿入してロック位置へと回転操作することにより、エジェクトボタン37に対する入力操作が無効となる。これにより、携帯用情報機器12のドッキング装置11からの取り外しが防止され、携帯用情報機器12の盗難防止が図られる。
次に、ドッキング装置11と携帯用情報機器12の接続構造及び冷却構造について具体的に説明する。
図5は、ドッキング装置11の内部構造を模式的に示す平面図である。図6は、図5に示すドッキング装置11の手動操作部52,53をロックした状態を示す平面図である。図7は、ドッキング装置11と携帯用情報機器12とを接続した状態での内部構造を模式的に示す側面図である。
図4及び図7に示すように、携帯用情報機器12は、シャッター部材27で開閉可能に設けられた放熱側ヒートシンク29を底面16aに有する。放熱側ヒートシンク29は、銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料によって形成された矩形板状部材である。放熱側ヒートシンク29は、本体筐体16内に設けられた発熱体43と熱的に接続されている。発熱体43は、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の電子部品である。発熱体43で発生した熱は放熱側ヒートシンク29に効率よく伝達される。
図1、図5及び図7に示すように、ドッキング装置11は、受熱側ヒートシンク32と、ラジエータ44と、循環ポンプ46とを配管47で環状に接続して冷却水を循環させる水冷ユニット48を備える。
受熱側ヒートシンク32は、銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料によって形成された矩形板状部材である。受熱側ヒートシンク32は、入口用の配管47と出口用の配管47が接続され、内部の図示しないフィンが配設された冷却水流通空間に冷却水が流通する。この冷却水流通空間は、受熱側ヒートシンク32の上面を形成する薄い蓋体の内側に形成されている。フィンは、その端面が蓋体の内面に当接した状態で冷却水流通空間内に所定間隔を介して複数並列されている。このように、受熱側ヒートシンク32は、冷却水流通空間内のフィンの周囲に冷却水が流通することで、フィンと冷却水との間で熱交換を行う水冷ジャケット構造とされている。
水冷ユニット48では、ラジエータ44で放熱した冷却水が循環ポンプ46を介して受熱側ヒートシンク32に導入される。受熱側ヒートシンク32で放熱側ヒートシンク29側からの熱を回収した冷却水は、再びラジエータ44に導入される。これにより、受熱側ヒートシンク32は高い冷却効率で放熱側ヒートシンク29を冷却することができる。
図5及び図7に示すように、ドッキング装置11は、電動機構50と、第1手動操作部52及び第2手動操作部53と、ロック機構54と、制御部56とを備える。
電動機構50は、シャッター駆動機構58と、昇降機構60と、エジェクト機構62とを有する。電動機構50は、第1電動モータ64と、第2電動モータ65とを備える。第1電動モータ64は、シャッター駆動機構58及び昇降機構60を動作させる。第2電動モータ65は、エジェクト機構62を動作させる。
シャッター駆動機構58は、シャッター部材27及びシャッター部材40を開閉駆動する機構部である。シャッター駆動機構58は、第1電動モータ64の駆動力を受けてシャッター部材40やシャッター開閉部材58aを動作させるラックギアやリンク部材等を有する。シャッター開閉部材58aは、薄板状部材である。シャッター駆動機構58は、制御部56の制御下にシャッター部材40をスライド移動させて開閉する。さらにシャッター駆動機構58は、ドッキング装置11に接続された携帯用情報機器12の底面16aの孔部16bを挿通したシャッター開閉部材58aを回転駆動し、シャッター部材27も開閉させる。
昇降機構60は、受熱側ヒートシンク32を昇降駆動する機構部である。昇降機構60は、第1電動モータ64の駆動力を受けて受熱側ヒートシンク32を昇降させるガイド部材等を有する。昇降機構60は、制御部56の制御下に受熱側ヒートシンク32を昇降させる。昇降機構60によって昇降する水冷ジャケット構造の受熱側ヒートシンク32とラジエータ44及び循環ポンプ46との間の配管47は柔軟性を持ったホース状部材で構成されている。
エジェクト機構62は、ドッキング装置11に接続された携帯用情報機器12を取り外す際に係合レバー30及びエジェクト部材42を駆動する機構部である。エジェクト機構62は、第2電動モータ65の駆動力を受けて係合レバー30やエジェクト部材42を動作させるラックギアやリンク部材等を有する。エジェクト機構62は、制御部56の制御下に係合レバー30を図示しない弾性体の付勢力に抗して移動させ、係合レバー30の係合穴31に対する係合状態を解除する。さらにエジェクト機構62は、制御部56の制御下にエジェクト部材42を上昇させて底面16aを押し上げ、携帯用情報機器12をポップアップさせる。
図3及び図5に示すように、第1手動操作部52は、第1電動モータ64の回転軸64aの先端面に形成されている。第1手動操作部52は、例えばマイナスドライバ等の工具66の先端を嵌合させて回転軸64aを手動回転させるための溝部である。第1手動操作部52は、装置筐体33(PC搭載部34)の側面に設けた開口部33aの内側に配置されている。開口部33aは工具66の先端を挿通可能な貫通孔である。第1手動操作部52は、開口部33aを通して装置筐体33の外部から操作可能である。第1手動操作部52を工具66で手動操作することにより、第1電動モータ64を手動回転させ、シャッター駆動機構58及び昇降機構60を手動で動作させることができる。
第2手動操作部53は、第2電動モータ65の回転軸65aの先端面に形成されている。第2手動操作部53は、工具66の先端を嵌合させて回転軸65aを手動回転させるための溝部である。第2手動操作部53は、装置筐体33(PC搭載部34)の側面に設けた開口部33bの内側に配置されている。開口部33bは工具66の先端を挿通可能な貫通孔である。第2手動操作部53は、開口部33bを通して装置筐体33の外部から操作可能である。第2手動操作部53を工具66で手動操作することにより、第2電動モータ65を手動回転させ、エジェクト機構62を手動で動作させることができる。
図8Aは、アンロック位置にあるロック機構54の構成を示す斜視図である。図8Bは、ロック位置にあるロック機構54の構成を示す斜視図である。図9Aは、ロック機構54がアンロック位置にある場合の手動操作部52,53の状態を模式的に示す側面図である。図9Bは、ロック機構54がロック位置にある場合の手動操作部52,53の状態を模式的に示す側面図である。
図5、図8A及び図8Bに示すように、ロック機構54は、キーシリンダ68と、ロック壁70とを有する。
キーシリンダ68は、装置筐体33(操作部36)の外面にキー挿入孔39を露出させて配置され、操作部36内で回転可能である。キーシリンダ68のキー挿入孔39側とは反対側の端面には、キーシリンダ68の回転をロック壁70に伝達するためのリンクバー68aが突出形成されている。リンクバー68aは、キーシリンダ68がアンロック位置からロック位置に回転されると、その前後方向位置が前側から後側に移動する。リンクバー68aは、キーシリンダ68がロック位置からアンロック位置に回転されると、その前後方向位置が後側から前側に移動する。
ロック壁70は、手動操作部52,53に対応する開口部33a,33bを設けた装置筐体33の側面に沿って前後方向に延びた薄板状部材である。ロック壁70は、装置筐体33の側面の内面に沿って前後方向に移動可能である。ロック壁70には、開口部33a,33b間と同一ピッチで設けられた一対の貫通孔70a,70bが形成されている。各貫通孔70a,70bは工具66の先端を挿通可能な貫通孔である。ロック壁70の後端部には、キーシリンダ68のリンクバー68aによって前後方向に従動されるリンクスライダ72が一体的に設けられている。リンクスライダ72は、前後方向に延びた前後一対の長孔72aと、キーシリンダ68に対向した側面に形成された凹部72bとを有する。各長孔72aには、装置筐体33の内面に固定されたガイドねじ74が挿通されている。凹部72bには、リンクバー68aが挿入されている。
キーシリンダ68がアンロック位置(図5及び図8A参照)からロック位置(図7及び図8B参照)に回転されると、リンクバー68aがリンクスライダ72の凹部72b内で前側から後側に移動しつつ、凹部72bの壁面を押圧する。その結果、リンクスライダ72がガイドねじ74のガイド作用下に前側から後側に移動し、ロック壁70も前側から後側に移動する。キーシリンダ68がロック位置からアンロック位置に回転された場合、ロック壁70は後側から前側に移動する。
図5及び図9Aに示すように、キーシリンダ68がアンロック位置にある場合、ロック壁70は各貫通孔70a,70bが各手動操作部52,53と各開口部33a,33bとの間となる位置に配置される。つまり、各開口部33a,33bと各貫通孔70a,70bと各手動操作部52,53とが略同軸上に配置される。換言すれば、ロック壁70が各開口部33a,33b及び各手動操作部52,53を開放する。このため、アンロック位置では、工具66を各開口部33a,33bから各貫通孔70a,70bを通して各手動操作部52,53に嵌合させることができる。その結果、装置筐体33の外部から工具66によって手動操作部52,53を回転操作することができる。さらにアンロック位置ではエジェクトボタン37に対する入力操作が有効となる。
図7及び図9Bに示すように、キーシリンダ68がロック位置にある場合、ロック壁70は各貫通孔70a,70bが各手動操作部52,53と各開口部33a,33bとの間となる位置から位置ずれして配置される。つまり、各開口部33a,33bと各手動操作部52,53との間をロック壁70が閉塞する。このため、ロック位置では、各開口部33a,33bから挿入した工具66はロック壁70に阻まれて各手動操作部52,53に嵌合させることができない。その結果、装置筐体33の外部から工具66によって手動操作部52,53を回転操作することができなくなる。さらにアンロック位置ではエジェクトボタン37に対する入力操作が無効となる。
制御部56は、ドッキング装置11の全体的な制御を行うと共に、水冷ユニット48及び電動機構50を駆動制御する。制御部56は、係合レバー30によってオンオフされる装着センサ76及び携帯用情報機器12の底面16aによってオンオフされるオンセンサ77の検出信号を受けて、ドッキング装置11を待機状態から動作状態に切換制御する。本開示において待機状態とは、例えばドッキング装置11に携帯用情報機器12が接続されていない状態で、装着センサ76からの検出信号を受信可能な状態である。この待機状態では、水冷ユニット48及び電動機構50は停止状態にある。本開示において動作状態とは、例えばドッキング装置11に携帯用情報機器12が接続されている状態で、水冷ユニット48による冷却運転が実行されている状態である。電動機構50を構成するシャッター駆動機構58、昇降機構60及びエジェクト機構62の各動作も動作状態時に実行される。制御部56は、支持部材35L,35Rによってオンオフされる図示しない取外しセンサの検出信号を受けて、ドッキング装置11を動作状態から待機状態に切換制御する。さらに制御部56は、ロック機構54のキーシリンダ68に付設されたロックセンサ78の検出信号を受けて、ドッキング装置11の電源のオンオフも制御する。本開示では、キーシリンダ68がアンロック位置にある場合、例えばドッキング装置11の電源がオンされて待機状態又は動作状態となる。一方、キーシリンダ68がロック位置にある場合、ドッキング装置11の電源がオフされ、装着センサ76等での検出も停止される。
制御部56は、例えばCPU等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
次に、電子機器システム10の動作について説明する。
先ず、ドッキング装置11に携帯用情報機器12が接続されていない状態では、シャッター部材27によって放熱側ヒートシンク29が閉じられ、シャッター部材40によって受熱側ヒートシンク32が閉じられた状態にある。このためユーザが誤って放熱側ヒートシンク29や受熱側ヒートシンク32に接触することがない。この際、キー挿入孔39にロックキーを挿入してロック機構54をアンロック位置に設定する。これにより、ドッキング装置11の電源がオンされて待機状態となり、制御部56は装着センサ76及びオンセンサ77からの検出信号の待受状態となる。
次に、待機状態にあるドッキング装置11に携帯用情報機器12を接続する際には、図6に示すように各係合レバー30を携帯用情報機器12の係合穴31に挿入させつつ、コネクタ24とコネクタ25とを接続する。これにより、コネクタ24とコネクタ25とが電気的に接続される。さらに係合レバー30が係合穴31に係合することによってドッキング装置11からの携帯用情報機器12の離脱が阻止された状態となる。
この接続動作時、係合レバー30は、その頂面が係合穴31の縁部に摺接することで、レバーばね30aの付勢力に抗して係合穴31に対する係合方向とは反対方向に一旦移動する。そして、頂面が係合穴31の縁部を乗り越えると、係合レバー30はレバーばね30aの付勢力によって係合方向に移動し、係合穴31に係合する。従って、装着センサ76は、その検出スイッチが係合レバー30に当接してオン信号を発信した状態から、オフ信号を発信した後、再びオン信号を発信する。なお、オンセンサ77は携帯用情報機器12の底面16aによって押圧されることで下降し、オン信号を発信する。
制御部56は、装着センサ76から順に発せられたオフ信号、オン信号の検出信号と、オンセンサ77からのオン信号の検出信号とを受けると、ドッキング装置11を待機状態から動作状態に切り換える。オンセンサ77を省略し、ドッキング装置11を待機状態から動作状態に切り換えるための検出は、装着センサ76のみを用いてもよい。
ドッキング装置11が動作状態に切り換えられると、制御部56の制御下に先ずシャッター駆動機構58が動作してシャッター部材27とシャッター部材40が開かれる。次に、昇降機構60が動作し、受熱側ヒートシンク32が上昇して放熱側ヒートシンク29に圧接され、両者が密着する。その後、制御部56は、循環ポンプ46を所定の回転数で駆動制御する。これにより携帯用情報機器12の発熱体43で発生した熱は、放熱側ヒートシンク29から受熱側ヒートシンク32を経由し、ラジエータ44から外部に放熱される。
なお、ドッキング装置11に携帯用情報機器12を接続した状態で停電等が発生した場合には、電動機構50を動作させてドッキング装置11から携帯用情報機器12を取り外すことができない。そこで、このような非常時には、ロック機構54をアンロック位置とした状態で各手動操作部52,53に工具66を挿入する。そして、電動機構50を構成するシャッター駆動機構58、昇降機構60及びエジェクト機構62を手動で動作させる。これにより、放熱側ヒートシンク29から受熱側ヒートシンク32を離間させ、シャッター部材27,40を閉じ位置とし、係合レバー30の係合穴31に対する係合状態を解除することができる。
他方、ドッキング装置11に携帯用情報機器12を接続した状態で使用を終了する場合等には、例えば携帯用情報機器12をシャットダウンする。続いて、キー挿入孔39にロックキーを挿入して回転させ、ロック機構54をロック位置に設定する。これにより、ドッキング装置11の電源がオフされる。これによりエジェクトボタン37に対する入力操作が無効となり、電動機構50を用いた携帯用情報機器12のドッキング装置11からの取り外しができなくなる。同時に、ロック壁70が各開口部33a,33bと各手動操作部52,53との間を閉塞する(図7及び図9B参照)。その結果、第3者が各手動操作部52,53から電動機構50を手動操作してドッキング装置11から携帯用情報機器12を取り外すこともできなくなり、高い盗難防止性能が得られる。
次に、携帯用情報機器12をドッキング装置11から取り外す際には、ロック機構54がアンロック位置に設定された状態でエジェクトボタン37を操作することでドッキング解除操作を行う。このドッキング解除操作は、携帯用情報機器12のキーボード20や図示しないマウス等の入力手段によるソフトウェア上での入力操作によって行われてもよい。ドッキング解除操作が行われると、制御部56は、エジェクト機構62を動作させて係合レバー30を係合穴31から離脱させると共に、エジェクト部材42を押し上げて携帯用情報機器12を載置面34a上でポップアップさせる。これにより、携帯用情報機器12とドッキング装置11との接続状態が解除される。
携帯用情報機器12がポップアップされた後は、携帯用情報機器12を載置面34a上から持ち上げる。そうすると、支持部材35L,35Rが図1に示すように上昇し、取外しセンサがオフ信号を発信する。そこで、制御部56は昇降機構60を動作させ、受熱側ヒートシンク32を下降させて放熱側ヒートシンク29から離脱させる。続いて、制御部56はシャッター駆動機構58を動作させてシャッター部材27とシャッター部材40を閉じる。これにより、ドッキング装置11からの携帯用情報機器12の取り外し動作が完全に完了するため、制御部56はドッキング装置11を再び動作状態から待機状態に切り換える。
以上のように、本開示に係るドッキング装置11は、装置筐体33と、装置筐体33の外面から突出し、携帯用情報機器12に設けられた係合穴31に係合可能な係合レバー30と、係合レバー30を係合穴31への係合方向とは反対方向に移動させ、係合穴31への係合状態を解除する電動機構50と、装置筐体33の外面に設けた開口部33bから操作可能であり、係合レバー30を係合穴31への係合方向とは反対方向に移動させ、係合穴31への係合状態を解除する第2手動操作部53と、開口部33bを開閉可能に閉塞するロック壁70を有するロック機構54とを備える。
仮に、ドッキング装置11に携帯用情報機器12を接続した状態で停電等の非常事態が発生した場合、電動機構50の動作が不能となった場合であっても、第2手動操作部53による手動操作を行うことができる。その結果、係合レバー30の係合穴31に対する係合状態を手動で解除し、ドッキング装置11から携帯用情報機器12を取り外すことができる。しかもこの第2手動操作部53をロック壁70によって閉塞しておくことで、第3者が第2手動操作部53を不正に操作することが防止され、高い盗難防止性能が得られる。
本開示では、各手動操作部52,53は、電動機構50を手動操作する構成を例示した。しかしながら、例えば第1手動操作部52は、シャッター駆動機構58や昇降機構60を構成するギアやリンク部材等を直接的に操作するものであってもよい。また、例えば第2手動操作部53は、エジェクト機構62を構成するギアや係合レバー30を直接的に操作するものであってもよい。つまり、各手動操作部52,53は、各電動モータ64,65の回転軸64a,65aを回転操作する構成以外であってもよい。
なお、本発明は、上記した開示内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器システム
11 ドッキング装置
12 携帯用情報機器
11 ドッキング装置
12 携帯用情報機器
Claims (11)
- 装置筐体と、
前記装置筐体の外面から突出し、携帯用情報機器に設けられた係合穴に係合可能な係合レバーと、
前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する電動機構と、
前記装置筐体の外面に設けた開口部から操作可能であり、前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する手動操作部と、
前記開口部を開閉可能に閉塞するロック壁を有するロック機構と、
を備えるドッキング装置。 - 請求項1記載のドッキング装置において、
前記手動操作部は、前記電動機構を手動で動作させる操作部であるドッキング装置。 - 請求項2記載のドッキング装置において、
前記電動機構は、電動モータを有し、
前記手動操作部は、前記電動モータの回転軸を手動で回転させる操作部であるドッキング装置。 - 請求項1記載のドッキング装置において、
前記ロック機構は、前記装置筐体の外面にキー挿入孔を設けたキーシリンダと、
前記キーシリンダの回転動作と連動して移動する前記ロック壁とを有するドッキング装置。 - 請求項4記載のドッキング装置において、
前記キーシリンダをロック位置に回転させた場合には、前記ロック壁が前記開口部を閉塞する位置に移動し、
前記キーシリンダをアンロック位置に回転させた場合には、前記ロック壁が前記開口部を開放する位置に移動するドッキング装置。 - 請求項5記載のドッキング装置において、
前記電動機構を動作させ、前記係合レバーの前記係合穴への係合状態を解除する操作ボタンを備え、
前記操作ボタンは、前記キーシリンダがロック位置にある場合は入力操作が無効となり、前記キーシリンダがアンロック方向にある場合は入力操作が有効となるドッキング装置。 - 請求項1記載のドッキング装置において、
前記携帯用情報機器に搭載された発熱体と熱的に接続された放熱側ヒートシンクに対して熱的に接続されることで、前記発熱体の熱を吸熱する受熱側ヒートシンクを備えるドッキング装置。 - 請求項7記載のドッキング装置において、
前記携帯用情報機器の底面が載置される載置面と、
前記受熱側ヒートシンクを前記携帯用情報機器の底面に設けられた前記放熱側ヒートシンクに向かって上昇させて当接させる昇降機構と、
を備え、
前記昇降機構は、前記電動機構及び前記手動操作部のそれぞれによって動作可能であるドッキング装置。 - 請求項8記載のドッキング装置において、
前記受熱側ヒートシンクを開閉可能に覆うシャッター部材を前記載置面に備え、
前記シャッター部材は、前記電動機構及び前記手動操作部のそれぞれによって動作可能であるドッキング装置。 - 請求項7記載のドッキング装置において、
ラジエータ、前記受熱側ヒートシンク及び循環ポンプを配管で接続して冷却水を循環させる水冷ユニットを備えるドッキング装置。 - 携帯用情報機器と、
前記携帯用情報機器を着脱可能に接続されるドッキング装置と、
を備え、
前記ドッキング装置は、装置筐体と、
前記装置筐体の外面から突出し、携帯用情報機器に設けられた係合穴に係合可能な係合レバーと、
前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する電動機構と、
前記装置筐体の外面に設けた開口部から操作可能であり、前記係合レバーを前記係合穴への係合方向とは反対方向に移動させ、前記係合穴への係合状態を解除する手動操作部と、
前記開口部を開閉可能に閉塞するロック壁を有するロック機構とを備える電子機器システム。
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