JP2017219002A - ベローズポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このベローズポンプは、例えば、特許文献1に記載されているように、ポンプヘッドの左右方向(水平方向)の両側にポンプケースを連結して2つの空気室を形成し、各空気室の内部にそれぞれ左右方向に伸縮可能な一対のベローズを設け、各空気室に交互に加圧空気を供給することによって各ベローズを収縮又は伸長させるように構成されている。
ベローズポンプには、各ポンプケース内の空気室に供給する加圧空気を適正な空気圧に調整するための機械式レギュレータが接続されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ベローズの収縮中に移送流体の流量が変化しても、移送流体の吐出圧力が変動するのを抑制することができるベローズポンプ装置を提供することを目的とする。
<ベローズポンプ装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るベローズポンプ装置の概略構成図である。本実施形態のベローズポンプ装置1は、例えば半導体製造装置において薬液や溶剤等の移送対象(移送流体)を一定量供給するときに用いられる。このベローズポンプ装置1は、ベローズポンプ10と、当該ベローズポンプ10に加圧空気(加圧流体)を供給するエアコンプレッサ等の空気供給部2と、前記加圧空気の空気圧を調整する機械式レギュレータ3、第1電空レギュレータ(流体圧調整部)51、及び第2電空レギュレータ(流体圧調整部)52と、第1電磁弁4及び第2電磁弁5と、ベローズポンプ10の駆動を制御する制御部6とを備えている。
本実施形態のベローズポンプ10は、ポンプヘッド11と、このポンプヘッド11の左右方向(水平方向)の両側に取り付けられる一対のポンプケース12と、各ポンプケース12の内部において、ポンプヘッド11の左右方向の側面に取り付けられる第1ベローズ13及び第2ベローズ14と、各ベローズ13,14の内部において、ポンプヘッド11の左右方向の側面に取り付けられる合計4個のチェックバルブ15,16と、を備えている。
第1及び第2ベローズ13,14は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂により有底筒形状に形成され、その開放端部に一体形成されたフランジ部13a及びフランジ部14aはポンプヘッド11の側面に気密状に押圧固定されている。第1及び第2ベローズ13,14の各周壁は蛇腹形状に形成され、互いに独立して水平方向に伸縮可能に構成されている。
ポンプケース12は、有底円筒状に形成されており、その開口周縁部は、対応するベローズ13(14)のフランジ部13a(14a)に気密状に押圧固定されている。これにより、ポンプケース12の内部には、気密状態が保持された吐出側空気室(流体室)21が形成されている。
各ポンプケース12の底壁部12aの下方には、移送流体の吐出側空気室21への漏洩を検知するための漏洩センサ40が取り付けられている。
また、図2右側の吐出側空気室21が形成されたポンプケース12と、図2右側の吸込側空気室26が形成されたピストン体23及びシリンダ体25とにより、第2ベローズ14を最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第2エアシリンダ部(第2駆動部)28が構成されている。
第1エアシリンダ部27のシリンダ体25には、一対の近接センサ29A,29Bが取り付けられ、ピストン体23には各近接センサ29A,29Bにより検知される被検知板30が取り付けられている。被検知板30は、ピストン体23とともに往復動することで、近接センサ29A,29Bに交互に近接することにより検知される。
ポンプヘッド11は、PTFEやPFA等のフッ素樹脂から形成されている。ポンプヘッド11の内部には、移送流体の吸込通路34と吐出通路35とが形成されており、この吸込通路34及び吐出通路35は、ポンプヘッド11の外周面において開口し、当該外周面に設けられた吸込ポート及び吐出ポート(いずれも図示省略)に接続されている。
各吸込口36及び各吐出口37には、チェックバルブ15,16が設けられている。
吸込口36に取り付けられたチェックバルブ15(以下、「吸込用チェックバルブ」ともいう)は、バルブケース15aと、このバルブケース15aに収容された弁体15bと、この弁体15bを閉弁方向に付勢する圧縮コイルバネ15cとを有している。
次に、本実施形態のベローズポンプ10の動作を図3及び図4を参照して説明する。なお、図3及び図4においては第1及び第2ベローズ13,14の構成を簡略化して示している。
図3に示すように、第1ベローズ13が収縮し、第2ベローズ14が伸長した場合、ポンプヘッド11の図中左側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第1ベローズ13内の移送流体から圧力を受けて各バルブケース15a,16aの図中右側にそれぞれ移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が閉じるともに、吐出用チェックバルブ16が開き、第1ベローズ13内の移送流体が吐出通路35からポンプ外へ排出される。
以上の動作を繰り返し行うことで、左右のベローズ13,14は、交互に移送流体の吸引と排出とを行うことができる。
図1において、第1電磁弁4は、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21及び吸込側空気室26のうち、一方の空気室への加圧空気の給排、及び他方の空気室内への加圧空気の給排を切り換えるものである。第1電磁弁4は、例えば、一対のソレノイド4a,4bを有する三位置の電磁切換弁からなる。各ソレノイド4a,4bは制御部6から受けた指令信号に基づいて励磁されるようになっている。
なお、本実施形態の第1及び第2電磁弁4,5は、三位置の電磁切換弁からなるが、中立位置を有しない二位置の電磁切換弁であってもよい。
制御部6は、第1検知部29及び第2検知部31(図2参照)の検知結果に基づいて、各電磁弁4,5を切り換えることで、ベローズポンプ10の第1エアシリンダ部27及び第2エアシリンダ部28の各駆動を制御するものである。
ここで、本明細書において、第1ベローズ13が最収縮状態となる「手前」とは、第1ベローズ13の収縮経過位置が収縮開始位置(最伸長位置)よりも収縮終了位置(最収縮位置)に近い位置にあることを意味し、より詳細には、第1ベローズ13がその収縮開始時点から最収縮状態となるまでの収縮時間T12(図5参照)の60%〜90%(好ましくは60%〜70%、より好ましくは66%)まで収縮した状態を意味する。同様に、第2ベローズ14が最収縮状態となる「手前」とは、第2ベローズ14の収縮経過位置が収縮開始位置(最伸長位置)よりも収縮終了位置(最収縮位置)に近い位置にあることを意味し、より詳細には、第2ベローズ14が、その収縮開始時点から最収縮状態となるまでの収縮時間T22(図5参照)の60%〜90%(好ましくは60%〜70%、より好ましくは66%)まで収縮した状態を意味する。
図1及び図2において、第1電空レギュレータ51は、機械式レギュレータ3と第1電磁弁4との間に配置されている。第2電空レギュレータ52は、機械式レギュレータ3と第2電磁弁5との間に配置されている。電空レギュレータ51,52は、制御部6で予め設定される設定圧力に基づいて出力ポート(図示省略)から出力する空気圧を無段階に調整する機能を有している。
第2電空レギュレータ52は、第2エアシリンダ部28の吸込側空気室26に供給する第1空気圧、及び第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21に供給する第2空気圧を調整する。
P=aX+b
ここで、Pは出力ポートから出力される加圧空気の空気圧(第2空気圧)、aは圧力増加係数、Xは第1ベローズ13の収縮経過位置、bは初期空気圧である。
そして、第1電空レギュレータ51は、第1ベローズ13の前記収縮時間T12のうち、前記最収縮手前時点t13から最収縮状態となる収縮終了時点t14までの間、第2空気圧が一定の空気圧cとなるように調整する。この空気圧cは制御部6から指示される。
そして、第2電空レギュレータ52は、第2ベローズ14の前記収縮時間T22のうち、前記最収縮手前時点t23から最収縮状態となる収縮終了時点t24までの間、第2空気圧が一定の空気圧cとなるように調整する。この空気圧cは制御部6から指示される。
図1において、制御部6は、第1ベローズ13の収縮中において単位時間ごとに第1ベローズ13の収縮経過位置を検出する第1位置検出部7の検出値に基づいて第1電空レギュレータ51を制御する。また、制御部6は、第2ベローズ14の収縮中において単位時間ごとに第2ベローズ14の収縮経過位置を検出する第2位置検出部8の検出値に基づいて第2電空レギュレータ52を制御する。第1及び第2位置検出部7,8としては、レーザセンサ、光ファイバーセンサ、赤外線センサ、およびリニアエンコーダー等が挙げられる。本実施形態の第1及び第2位置検出部7,8は、高精度に位置検出することができるレーザセンサからなる。
同様に、第2位置検出部8は、その検出面8aが図中右側のピストン体23の外壁面23aに対向して配置されており、第2ベローズ14の収縮中に当該第2ベローズ14と共に水平方向に移動するピストン体23の移動経過位置を単位時間(例えば10ms)ごとに検出する。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
Claims (3)
- 密閉された流体室に加圧流体を供給することで前記流体室内に配置されたベローズを収縮させて移送流体を吐出するとともに、前記流体室から加圧流体を排出することで前記ベローズを伸長させて移送流体を吸入するベローズポンプ装置であって、
前記ベローズの収縮中に、前記流体室に供給する加圧流体の流体圧を、前記ベローズの収縮特性に対応して上昇させるように調整する流体圧調整部と、
前記ベローズの収縮中において、単位時間ごとに当該ベローズの収縮経過位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部が検出した前記ベローズの収縮経過位置に応じて前記流体圧を上昇させるための圧力増加係数を決定し、決定した圧力増加係数に基づいて前記流体圧を調整するように前記流体圧調整部に制御指令を出力する制御部と、
を備えるベローズポンプ装置。 - 前記位置検出部はレーザセンサである、請求項1に記載のベローズポンプ装置。
- 前記ベローズは、互いに独立して伸縮自在な第1ベローズ及び第2ベローズを有し、
前記第1ベローズを最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第1駆動部と、
前記第2ベローズを最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第2駆動部と、をさらに備え、
前記制御部は、第1ベローズ及び第2ベローズのうち、一方のベローズが最収縮状態となる手前で他方のベローズを最伸長状態から収縮させるように、前記第1駆動部及び第2駆動部を駆動制御する、請求項1又は2に記載のベローズポンプ装置。
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