本開示は、いくつかの態様では、ワイヤレス通信システムにおける干渉低減に関する。詳細には、ワイヤレス通信ネットワークによっては、ネットワークエンティティが免許周波数帯および免許不要周波数帯でのカバレージを提供し得る一方、他のネットワークエンティティが免許周波数帯でのカバレージのみを提供し得る。したがって、免許周波数帯でのLTE/LTE Advancedに加えて、免許不要周波数帯でのLTE/LTE Advancedをサポートするキャリアアグリゲーション(CA)または補助ダウンリンク(SDL:supplementary downlink)モードのいずれかにおいて動作するユーザ機器(UE)が、最初に一次的セルと接続する必要がある。たとえば、UEは、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のネットワークエンティティのカバレージ内にあっても、免許周波数帯におけるカバレージのみを提供するネットワークエンティティを有する一次的セルに接続する必要があり得る。現在、カバレージ範囲拡張(CRE:coverage range extension)および拡張セル間干渉協調(eICIC:enhanced inter-cell interference coordination)が、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供するネットワークエンティティのカバレージを拡張するために適用され得る。しかしながら、このようにしてカバレージを拡張することは、他のネットワークエンティティが一次的セルとして指定されているので、十分ではないことがある。場合によっては、一次的セルとして指定されたネットワークエンティティによってサービスされるUEが、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のネットワークエンティティの範囲に入ることがある。しかしながら、他方のネットワークエンティティは一次的として指定されていないので、UEはそれに接続することを妨げられ得る。さらに、両方の周波数帯におけるカバレージを提供する他方のネットワークエンティティは、一次的セル上の専用チャネルに移されることがある。しかしながら、場合によっては、他方のネットワークエンティティのための専用チャネルが存在しないことがある。結果として、UEが一次的セル上の単一チャネルのみにアクセスを有するので、免許不要周波数帯は利用されないことがある。したがって、免許不要周波数帯の利用を制限することによって、UEは、それのダウンリンクおよびアップリンクの能力を最適化することが可能ではないことがある。
したがって、本方法および装置は、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のネットワークエンティティに接続する能力をUEにもたらすように、免許周波数帯におけるカバレージのみを提供するネットワークエンティティのセルカバレージを調整することができる。免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供するネットワークエンティティは、データレートの上昇およびブロードバンド体験の向上を可能にする。したがって、いくつかの態様では、本方法および装置は、ネットワークエンティティが、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のネットワークエンティティのセルカバレージ内にUEがあると判断し、UEがその他方のネットワークエンティティに接続できるように、それ自体のセルカバレージを調整することができるようにするための、現在の解決策と比較して効率的な解決策を提供することができる。
本開示の態様は、以下の説明および特定の開示された態様を対象とする関連する図面において、提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替の態様が考案され得る。加えて、さらに関連性のある詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている態様は詳細に説明されないことがあり、または省略されることがある。さらに、多くの態様が、たとえばコンピュータデバイスの要素によって実行されるべき一連の動作に関して説明される。本明細書で説明する様々な動作は、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つもしくは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実行され得ることを認識されよう。加えて、本明細書で説明するこれらの一連の動作は、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明する機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形式のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現化されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求される主題の範囲内にすべて入ることが企図されているいくつかの異なる形態で具現化され得る。加えて、本明細書で説明する態様ごとに、任意のそのような態様の対応する形態について、たとえば、説明する動作を実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明することがある。
図1は、例示的な通信システム100(たとえば、通信ネットワークの一部分)のいくつかのノードを示す。例示のために、互いに通信する、1つまたは複数のアクセス端末、アクセスポイント、およびネットワークエンティティの文脈において、本開示の様々な態様について説明する。しかしながら、本明細書の教示は、他の専門用語を使用して参照される、他のタイプの装置または他の同様の装置に適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、様々な実装形態では、アクセスポイントは、基地局、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、スモールセル、マクロセル、フェムトセルなどと呼ばれること、またはそれらとして実装されることがあり、一方、アクセス端末は、ユーザ機器(UE)、移動局などと呼ばれること、またはそれらとして実装されることがある。
システム100におけるアクセスポイントは、内部に置かれ得る、またはシステム100のカバレージエリア中でローミングし得る1つまたは複数のワイヤレス端末(たとえば、アクセス端末102またはアクセス端末104)に、1つまたは複数のサービスへのアクセス(たとえば、ネットワーク接続性)を提供し、アクセスポイントの各々は、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のアクセスポイント(たとえば、図4におけるネットワークエンティティ304)に接続する能力をアクセス端末(たとえば、図4におけるUE302)にもたらすために、免許周波数帯におけるカバレージのみを提供するアクセスポイント(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージを調整するように構成された負荷分散構成要素320(図4)を含むことができる。たとえば、様々な時点において、アクセス端末102は、アクセスポイント106、またはシステム100内の何らかの他のアクセスポイント(図示せず)に接続し得る。同様に、アクセス端末104は、アクセスポイント108または何らかの他のアクセスポイントに接続し得る。
アクセスポイントのうちの1つまたは複数は、広いエリアのネットワーク接続を容易にするために、互いに通信することを含めて、(便宜的にネットワークエンティティ110によって表される)1つまたは複数のネットワークエンティティと通信することができる。そのようなネットワークエンティティのうちの2つ以上は、コロケートされている可能性があり、かつ/または、そのようなネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク全体に分布している可能性がある。
ネットワークエンティティは、たとえば、1つまたは複数の無線ネットワークエンティティおよび/またはコアネットワークエンティティなどの様々な形態をとり得る。したがって、様々な実装形態では、ネットワークエンティティ110は、ネットワーク管理(たとえば、運用、アドミニストレーション、管理、およびプロビジョニングのエンティティを介した)、呼制御、セッション管理、モビリティ管理、ゲートウェイ機能、インターワーキング機能、または何らかの他の適切なネットワーク機能のうちの少なくとも1つなどの機能を表すことができる。いくつかの態様では、モビリティ管理は、トラッキングエリア、位置エリア、ルーティングエリア、または何らかの他の適切な技法の使用を通してアクセス端末の現在位置を追跡することと、アクセス端末のページングを制御するステップと、アクセス端末にアクセス制御を提供することに関する。
アクセスポイント106(またはシステム100における任意の他のデバイス)が第1のRATを使用して所与のリソース上で通信するとき、この通信は、第2のRATを使用してそのリソース上で通信する近くのデバイス(たとえば、アクセスポイント108および/またはアクセス端末104)からの干渉を受けることがある。たとえば、特定の免許不要RF帯域でのLTEを介したアクセスポイント106による通信は、その帯域上で動作しているWi-Fiデバイスからの干渉を受けることがある。便宜上、免許不要RF帯域でのLTEは、本明細書では免許不要周波数帯におけるLTE/LTE-Advancedと呼ばれることがあり、または単に、周囲の文脈ではLTEと呼ばれることがある。
いくつかのシステムでは、免許不要周波数帯におけるLTEはスタンドアロン構成において利用されてよく、すべてのキャリアがワイヤレス周波数帯の免許不要の部分において独占的に動作する(たとえば、LTE Standalone)。他のシステムでは、免許不要周波数帯におけるLTEは、ワイヤレス周波数帯の免許された部分(たとえば、LTE補助ダウンリンク(SDL))において動作するアンカー免許キャリアとともに、ワイヤレス周波数帯の免許不要の部分において動作する1つまたは複数の免許不要のキャリアを提供することによって、免許帯域の動作を補助する方式で利用され得る。いずれの場合も、異なるコンポーネントキャリアを管理するためにキャリアアグリゲーションが利用されてよく、1つのキャリアが対応するUEのための一次的セル(PCell)として機能し(たとえば、LTE SDLにおけるアンカー免許キャリア、またはLTE Standaloneにおける免許不要キャリアの指定された1つ)、残りのキャリアがそれぞれの二次的セル(SCell)として機能する。このようにして、PCellは、FDDペアリングされたダウンリンクおよびアップリンク(免許された、または免許不要の)を提供することができ、各SCellは、望まれる通りに追加のダウンリンク容量を提供することができる。
LTEは、ダウンリンク上で直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、かつアップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、また一般にはトーン、ビンなどと呼ばれる、複数の(K個の)直交サブキャリアに、システム帯域幅を区切る。各サブキャリアは、データで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域において、SC-FDMでは時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は、固定でもよく、サブキャリアの総数(K)は、システム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくてもよい。システム帯域幅はまた、サブバンドに区切られ得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーすることができ、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16のサブバンドが存在し得る。
図2は、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造200を示す。ダウンリンクの伝送タイムラインは、無線フレームの単位202、204、206に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有することができ、0〜9のインデックスを有する10個のサブフレーム208に区分され得る。各サブフレームは、2つのスロット、たとえばスロット210を含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスを有する20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間を含んでもよく、たとえば、図2に示されるように、通常のサイクリックプレフィックス(CP)に対して7個のシンボル期間212を含んでもよく、または、拡張されたサイクリックプレフィックスに対して6個のシンボル期間を含んでもよい。通常のCPおよび拡張されたCPは、本明細書では、異なるCPタイプと呼ばれ得る。各サブフレームにおける2L個のシンボル期間は、0〜2L-1のインデックスを割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中のN個のサブキャリア(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
LTEでは、(eNBと呼ばれる)アクセスポイントは、そのeNB中の各セルに対して、一次同期信号(PSS)および二次同期信号(SSS)を送ることができる。主要なおよび二次的な同期信号は、図2に示すように、通常のサイクリックプレフィックスを有する各無線フレームのサブフレーム0および5の各々において、それぞれシンボル期間6および5内で送られ得る。同期信号は、セル検出および取得のために(UEと呼ばれる)アクセス端末によって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0から3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送ることができる。PBCHは、あるシステム情報を搬送することができる。
eNBは、eNB中の各セルに対するセル固有参照信号(CRS)を送ることができる。CRSは、通常のサイクリックプレフィックスの場合には各スロットのシンボル0、1および4において、拡張されたサイクリックプレフィックスの場合には各スロットのシンボル0、1および3において送られ得る。CRSは、物理チャネルのコヒーレント復調、タイミングおよび周波数の追跡、無線リンク監視(RLM)、参照信号受信電力(RSSP)、および参照信号受信品質(RSRQ)の測定などのために、UEによって使用され得る。
図2においては第1のシンボル期間全体において描かれているが、eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部分のみにおいて物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送ることができる。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を搬送することができ、Mは、1、2または3に等しくてよく、サブフレームにより異なっていてもよい。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくてよい。図2に示す例では、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において(図2ではM=3)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送ることができる。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEに対するリソースの割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルに対する制御情報とを、搬送することができる。図2における第1のシンボル期間には示されていないが、PDCCHおよびPHICHは第1のシンボル期間にも含まれることを理解されたい。同様に、図2にはそのように示されていないが、PHICHおよびPDCCHは両方とも、第2のシンボル期間および第3のシンボル期間内にもあり得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンクでのデータ送信がスケジューリングされている、UEのためのデータを搬送することができる。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA)、Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211で説明され、これは公開されている。
eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいて、PSS、SSS、およびPBCHを送ることができる。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間にシステム帯域幅全体にわたって、PCFICHおよびPHICHを送ることができる。eNBは、システム帯域幅のある部分においてUEのグループにPDCCHを送ることができる。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送ることができる。eNBは、ブロードキャスト方式で、PSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHをすべてのUEに送ることができ、ユニキャスト方式で、PDCCHを特定のUEに送ることができ、ユニキャスト方式でPDSCHを特定のUEに送ることもできる。
各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーすることができ、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において参照信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)に配列され得る。各REGは、1つのシンボル期間において4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは4個のREGを占有してよく、4個のREGは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離隔され得る。PHICHは3個のREGを占有してよく、3個のREGは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数全体に分散され得る。たとえば、PHICHの3つのREGは、シンボル期間0にすべて属し得るか、またはシンボル期間0、1および2に分散され得る。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、32、または64個のREGを占有し得る。REGのある特定の組合せのみが、PDCCHについて許されてもよい。
UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知っていることがある。UEは、PDCCHを求めてREGの異なる組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は通常、PDCCHに対して許可された組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送ることができる。UEは、複数のeNBのカバレージ内にあり得る。これらのeNBのうちの1つが、UEにサービスするために選択され得る。サービスするeNBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)などの様々な基準に基づいて選択され得る。
図1に戻ると、本開示は、いくつかの態様において、本明細書ではキャリア検知適応送信(CSAT)と呼ばれる技法に関し、この技法は、一般に使用されるリソース(たとえば、特定の免許不要RF帯域またはコチャネル)で動作する異なる技術間の共存を容易にするために使用され得る。アクセスポイント106は、コロケートされた無線装置(たとえば、トランシーバ)112および114を含む。無線装置112は、第2のRAT(たとえば、LTE)技術を使用して通信する。無線装置114は、第1のRAT(たとえば、Wi-Fi)を使用して信号を受信することが可能である。さらに、インターフェース116は、無線装置112および114が互いに通信することを可能にする。
これらのコロケートされた無線装置は、無線装置114がコチャネルでの測定を反復的に(たとえば、周期的に)実行するキャリア検知多元接続のような(CSMAのような)動作モードを可能にするために活用される。これらの測定に基づいて、無線装置112は、第1のRATで動作しているデバイスによってコチャネルが利用されている度合いを判断する。したがって、無線装置112は、リソース利用率に従って(第2のRATを使用する)チャネル上での無線装置112の通信を適応させることが可能である。
たとえば、Wi-Fiデバイスによるリソースの利用率が高い場合、LTE無線装置は、LTE無線装置によるコチャネルの使用が減るように、LTE無線装置がコチャネルを介して通信するために使用する1つまたは複数の送信パラメータを調整することができる。たとえば、LTE無線装置は、それの送信デューティサイクル、送信電力または周波数割振りを下げることができる。
逆に、Wi-Fiデバイスによるリソースの利用率が低い場合、LTE無線装置は、LTE無線装置によるコチャネルの使用が増えるように、LTE無線装置がコチャネルを介して通信するために使用する1つまたは複数の送信パラメータを調整することができる。たとえば、LTE無線装置は、それの送信デューティサイクル、送信電力または周波数割振りを上げることができる。
開示する方式は、いくつかの利点をもたらし得る。たとえば、第1のRATに関連する信号に基づいて通信を適応させることによって、第2のRATは、第1のRATを使用するデバイスによるコチャネルの利用にのみ反応するように構成され得る。したがって、所望される場合、他のデバイス(たとえば、非Wi-Fiデバイス)による干渉または隣接チャネルの干渉は無視され得る。別の例として、この方式は、所与のRATを使用するデバイスが、別のRATを使用するデバイスによるコチャネル通信にどれだけの保護が与えられるべきかを制御することを可能にする。また、そのような方式は、LTE PHYまたはMACを変更することなくLTEシステムにおいて実施され得る。たとえば、これらの変更は、単にLTEソフトウェアを変更することによって実施され得る。
いくつかの態様では、本明細書で述べる利点は、Wi-Fiチップまたは同様の機能をLTEアクセスポイントに追加することによって達成され得る。望まれる場合、低機能のWi-Fi回路がコストを減らすために採用され得る(たとえば、低レベルのスニッフィングを提供するだけであるWi-Fi回路)。
本明細書で使用される場合、様々な態様では、コロケートされた(たとえば、無線装置、アクセスポイント、トランシーバなど)という用語は、たとえば、同じ筐体の中にある構成要素、同じプロセッサによってホストされる構成要素、互いに定められた距離内にある構成要素、または任意の要求される構成要素間通信(たとえば、メッセージング)のレイテンシ要件を満たすインターフェース(たとえば、イーサネット(登録商標)スイッチ)を介して接続される構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。
図3は、免許不要周波数帯におけるLTEのためのCSAT時分割多重化(TDM)デューティサイクリングの一例を示す。時間TON中、免許不要RF帯域での送信が可能にされ、この時間はCSAT ON期間と呼ばれ得る。時間TOFF中、コロケートされたWi-Fi無線装置が測定を実行できるようにするために、免許不要RF帯域での送信が不可能にされ、この時間はCSAT OFF期間と呼ばれ得る。このようにして、適応可能TDM送信パターンを作成するために、免許不要周波数帯におけるLTEのためのTDM通信デューティサイクリングが実施され得る。負荷分散に関する本開示の態様は、CSAT TDMとは異なる技法を使用して実施される免許不要周波数帯におけるLTEにも適用され得る。
図4を参照すると、一態様では、ワイヤレス通信システム300が、少なくともネットワークエンティティ304およびネットワークエンティティ306の通信カバレージ中のアクセス端末102/104(図1)に対応する少なくとも1つのUE302を含み、ネットワークエンティティ304およびネットワークエンティティ306の各々は、アクセスポイント106および/または108(図1)に対応し得る。UE302は、ネットワークエンティティ304およびネットワークエンティティ306の一方または両方を介してネットワーク308と通信することができる。いくつかの態様では、UE302を含む複数のUEが、ネットワークエンティティ304およびネットワークエンティティ306を含む1つまたは複数のネットワークエンティティによる通信カバレージ中にあり得る。たとえば、UE302は、免許周波数帯での1つまたは複数の通信チャネル310、および免許不要周波数帯での1つまたは複数の通信チャネル311を介して、または使用して、ネットワークエンティティ304と通信することができる。一態様では、免許不要周波数帯は、競合ベースのネットワーク運用に使用される無線周波数帯域を指し得る。さらに、たとえば、UE302は、免許不要周波数帯での1つまたは複数の通信チャネル312を介して、または使用して、ネットワークエンティティ306と通信することができる。
UE302は、ネットワークエンティティ304およびネットワークエンティティ306の一方または両方に含まれているか、または配置されている1つまたは複数のセルと通信し得ることを理解されたい。すなわち、UE302は、ネットワークエンティティ304における1つのセルからネットワークエンティティ304における別のセルに切り換える、または再度切り換えることができる。他の態様では、ネットワークエンティティ304は代替的に、UE302がRRC接続状態を維持するネットワークエンティティと呼ばれることがある。さらに、UE302は、ネットワークエンティティ304および/またはネットワークエンティティ306との間でワイヤレス通信を送信および/または受信することができる。たとえば、そのようなワイヤレス情報は、限定はしないが、周波数測定に関係する情報を含み得る。
いくつかの態様では、UE302はまた、当業者によって(ならびに本明細書において互換的に)、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、ワイヤレス送信/受信ユニット、モノのインターネット(IoT)用デバイスと呼ばれるか、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。
加えて、ネットワークエンティティ304およびネットワークエンティティ306は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、アクセスポイント、リレー、ノードB、モバイルノードB、eノードB(eNB)、(たとえば、ピアツーピアもしくはアドホックモードにおいてUE302と通信する)UE、またはUE302においてワイヤレスネットワークアクセスを提供するためにUE302と通信することができるほぼどんなタイプの構成要素でもあり得る。
本態様によれば、ネットワークエンティティ306は、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供するネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)によってUE(たとえば、UE302)がサービスされ得ると判断するように構成され得る負荷分散構成要素320を含むことができる。たとえば、負荷分散構成要素320は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)に複数の周波数測定を実行するよう要求し、複数の周波数測定に少なくとも部分的に基づいて電力バックオフ値を計算し、電力バックオフ値に少なくとも部分的に基づいてセルカバレージ(たとえば、第2のセル)を調整することができる。したがって、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、第2のセル(たとえば、ネットワークエンティティ306)のカバレージ内にもはや位置しなくなり得る。したがって、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は自由に、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)などの別のセルに接続することができる。結果的に、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)によって提供される免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方を利用することが可能であり得る。
一態様では、負荷分散構成要素320は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)に複数の周波数測定を実行するよう求める要求を送信するように構成され得る要求構成要素330を含むことができる。たとえば、要求構成要素330は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)に1つまたは複数のセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)に関する免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方での測定を実行するよう求める要求を送信するように構成され得る。測定は、免許周波数帯における1つまたは複数のネットワークエンティティの周波数内参照信号受信電力(RSRP)レベル、および1つまたは複数のネットワークエンティティの周波数間RSRPレベルを測定することを含み得る。さらに、測定は、免許周波数帯における1つまたは複数のネットワークエンティティの周波数内参照信号受信品質(RSRQ)レベル、および1つまたは複数のネットワークエンティティの周波数間RSRQレベルを測定することを含み得る。加えて、UE302は、そのような測定中に、第2のセル(たとえば、ネットワークエンティティ306)とのCAまたはSDL接続状態にあり得る。
さらに、負荷分散構成要素320および/または要求構成要素330は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)から複数の周波数測定を受信するように構成され得る。たとえば、要求構成要素330は、要求を送信したことに応答して、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)から周波数内RSRPレベル、周波数間RSRPレベル、周波数内RSRQレベル、および周波数間RSRQレベルを含む測定を受信するように構成され得る。
負荷分散構成要素320は、複数の周波数測定に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が1つまたは複数のネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)によって提供される免許周波数帯および免許不要周波数帯にアクセスを有するかどうかを判断するように構成され得る判断構成要素350を随意に含むことができる。たとえば、判断構成要素350は、要求構成要素330から複数の周波数測定を受信し、周波数内RSRPレベル、周波数間RSRPレベル、周波数内RSRQレベル、および周波数間RSRQレベルを含む測定の存在に基づいて、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が免許周波数帯および免許不要周波数帯にアクセスを有するかどうかを判断するように構成され得る。
追加の態様では、負荷分散構成要素320は、複数の測定のうちのいずれかがしきい値(たとえば、電力しきい値)を満たすかまたはそれを超えるかどうかを判断するように構成され得る比較構成要素360を随意に含むことができる。たとえば、比較構成要素360は、複数の測定に基づいて電力バックオフ値を計算する前に、複数の測定のうちのいずれかが電力しきい値を満たすかまたはそれを超えるかどうかを判断するように構成され得る。たとえば、比較構成要素360は、要求構成要素330または判断構成要素350から測定を受信することができ、測定を送信する前に、測定を電力しきい値と比較して、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が1つまたは複数のネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)にオフロードされる可能性があるかどうかを判断することができる。
さらに、負荷分散構成要素320は、複数の周波数測定に少なくとも部分的に基づいて電力バックオフ値(たとえば、送信電力が低減される量)を計算するように構成され得る計算構成要素370を含むことができる。いくつかの態様では、計算構成要素370は、比較構成要素360から測定を受信し得る。したがって、計算構成要素370は、それの計算を、周波数内RSRPレベル、周波数間RSRPレベル、周波数内RSRQレベル、および周波数間RSRQレベルに基づかせることができる。その上、計算構成要素370は、それの電力バックオフ値計算を、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方においてネットワークリッスンモードにあるかどうかに基づかせることができる。したがって、計算構成要素370は、電力しきい値以上であると比較構成要素360が判断した複数の測定のうちの1つまたは複数に基づいてのみ計算することができる。したがって、電力バックオフ計算は、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方にアクセスを有するUE(たとえば、UE302)に関してのみ実行され得る。
さらに、負荷分散構成要素320は、計算構成要素370によって計算された電力バックオフ値に少なくとも部分的に基づいてネットワークエンティティ306のセルカバレージを調整するように構成され得るカバレージ構成要素380を含むことができる。詳細には、たとえば、カバレージ構成要素380は、送信電力を調整する(たとえば、減らす)ように構成され得るので、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ306)のカバレージ内にもはや位置しなくなり得る。したがって、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は自由に、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)などの別のセルに接続することができる。結果的に、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)によって提供される免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方を利用することが可能になる。
図5は、図4のネットワークエンティティ306中に存在する負荷分散構成要素320の一態様の概略図である。一般に、負荷分散構成要素320は、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304および/または306)に存在することができ、ネットワークエンティティ306に割り当てられた複数のUE(たとえば、UE302)に関する負荷分散パラメータを管理するように構成され得る。
詳細には、一態様では、負荷分散構成要素320は、1つまたは複数のUE(たとえば、図4におけるUE302)に複数の周波数測定332を実行するよう要求するように構成され得る要求構成要素330を含むことができる。たとえば、要求構成要素330は、それのセルカバレージエリア内に位置する1つまたは複数のUEに、免許周波数帯334および免許不要周波数帯340における周波数測定332を実行するよう要求することができる。ある場合には、要求構成要素330は、1つまたは複数のUEに、ネイバーセル(たとえば、図4に示すように、ネットワークエンティティ306に負荷分散構成要素320が存在する場合には、ネットワークエンティティ304などの第2のネットワークエンティティ)の免許周波数帯334および免許不要周波数帯340における周波数測定332を実行するよう要求することができる。場合によっては、周波数測定332は、免許周波数帯334におけるネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)の周波数内参照信号受信電力(RSRP)レベル336および周波数内参照信号受信品質(RSRQ)レベル338の測定を含むことができる。さらに、周波数測定332は、免許不要周波数帯340におけるネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)の周波数間RSRPレベル342および周波数間RSRQレベル344の測定を含むことができる。RSRP336およびRSRQ338レベルのこれらの周波数測定332は、ネイバーセルの信号強度および品質に対応する。一般に、RSRPは、ある周波数帯域幅内でセル固有参照信号を搬送するリソース要素における平均受信電力に対応する。RSRQは、受信参照信号の品質に対応し、場合によっては、RSRPが信頼できるハンドオーバまたはセル再選択の決定を行うのに十分ではないときに、追加情報を提供する。RSRPは、無線リソース制御(RRC)アイドルモードとRRC接続モードの両方において適用可能であり得る一方、RSRQは、RRC接続モードにおいてのみ適用可能であり得る。アイドルモードにおけるセル選択およびセル再選択の手順では、RSRPが使用され得る。
別の態様では、負荷分散構成要素320は、1つまたは複数のUE(たとえば、図4におけるUE302)が免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方を介して第2のネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)にアクセスを有するかどうかを判断するように構成され得る判断構成要素350を随意に含むことができる。たとえば、判断構成要素350は、周波数測定332に基づいて、UE302がネットワークエンティティ304にアクセスを有するかどうかを判断することができる。ある場合には、要求構成要素330は、周波数内RSRP336およびRSRQ338レベルの測定と周波数間RSRP342およびRSRQ344レベルの測定とを含むUE302からの複数の周波数測定332を受信することができ、判断構成要素350は、接続すべきネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)をUE302が選択することが可能になるかどうかの判断を行うことができる。ネイバーセルは、免許周波数帯334と免許不要周波数帯340(たとえば、通信チャネル310と通信チャネル311)の両方でのカバレージを提供しなければならない。判断構成要素350は、ネットワークエンティティ304がUE302にセルカバレージを提供するかどうかを周波数測定332が示すかどうかを判断することができる。ネットワークエンティティ304がUE302にセルカバレージを提供しないことを周波数測定332が示すと判断構成要素350が判断する場合には、計算構成要素370は、電力バックオフ値372を計算することを妨げられる。
追加の態様では、負荷分散構成要素320は、周波数測定332を電力しきい値と比較するように構成され得る比較構成要素360を随意に含むことができる。たとえば、比較構成要素360は、免許周波数帯334における測定が免許電力しきい値362を満たすかどうか、および免許不要周波数帯340における測定が免許不要電力しきい値364を満たすかどうかを判断するために、UE302が行った周波数内RSRP336およびRSRQ338レベルの測定と周波数間RSRP342およびRSRQ344レベルの測定とを電力しきい値362と比較することができる。場合によっては、UE302は、ネットワークエンティティ304のセルカバレージ内に位置するが、免許周波数帯334のカバレージ内にのみ位置し、免許不要周波数帯340のカバレージ内に位置しないことがある。したがって、比較構成要素360は、ネットワークエンティティ304によって提供される免許周波数帯334における十分なセルカバレージがあると判断するために、周波数内RSRP336およびRSRQ338レベルの測定を免許電力しきい値362と比較する。さらに、比較構成要素360は、ネットワークエンティティ304によって提供される免許不要周波数帯340における十分なセルカバレージがあると判断するために、周波数間RSRP342およびRSRQ344レベルの測定を免許不要電力しきい値364と比較する。比較構成要素360は、ネットワークエンティティ304が免許周波数帯334におけるセルカバレージを提供する場合でも、免許不要周波数帯340におけるネットワークエンティティ304によって提供されるセルカバレージの範囲内にUE302が位置しないときに、UE302がネットワークエンティティ304を不必要に選択することを防ぐ。
結果として、比較構成要素360は、周波数測定332と電力しきい値との比較に基づいて、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)をオフロードセット366に置くように構成され得る。特定のUE(たとえば、UE302)の周波数測定332が免許電力しきい値362と免許不要電力しきい値364の両方を満たす場合、比較構成要素360は、その特定のUEをオフロードセット366に置く。場合によっては、オフロードセット366は、ネットワークエンティティ306のセルカバレージを調整した結果として、ネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)にオフロードされるUE(たとえば、UE302)を指定する。オフロードセット366に置かれないUEは、セルカバレージ382が調整された後もネットワークエンティティ306のセルカバレージ内にとどまることになるUEとして指定される。
別の態様では、負荷分散構成要素320は、電力バックオフ値372を計算するように構成され得る計算構成要素370を含むことができる。たとえば、計算構成要素370は、複数の周波数測定332に基づいて、1つまたは複数のネイバーセルに対応する電力バックオフ値372を計算することができる。場合によっては、計算構成要素370は、UE302が行った周波数内RSRP336およびRSRQ338レベルの測定と周波数間RSRP342およびRSRQ344レベルの測定とに基づいて、電力バックオフ値372を計算することができる。他の場合には、計算構成要素370は、所定のパーセンテージおよび/または数のUEがネットワークエンティティ306のセルカバレージ内にもはや存在しなくなるように、電力バックオフ値372を計算することができる。電力バックオフ値372は、ネットワークエンティティ306のセルカバレージ382を調整するために使用され得る。ある場合には、負の電力バックオフ値372がネットワークエンティティ306のセルカバレージ382を拡大し得る一方で、正の電力バックオフ値372がネットワークエンティティ306のセルカバレージ382を縮小し得る。セルカバレージ382を縮小することは、ネットワークエンティティ306がセルカバレージを提供する物理的エリアを縮小し得る。電力バックオフ値372は、ネットワークエンティティ306のセルカバレージ382内のUEの数および周波数内信号強度の点で最強ネイバーセルのインデックスに関して計算され得る。計算構成要素370は、各ネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)に対する電力バックオフ値372を計算することができる。各ネイバーセルは、各UE(たとえば、UE302)が行った周波数内RSRP336およびRSRQ338レベルの測定と周波数間RSRP342およびRSRQ344レベルの測定とに基づいて決定され得る。たとえば、UE302は、1つまたは複数のネイバーセルに関する周波数測定332を含む複数の周波数測定332を行っていることがある。複数の周波数測定332は、複数のUEが行った複数の周波数測定332が1つまたは複数のネイバーセルに正しく関連付けられ得るように、それらがどのネイバーセルに関連付けられるかについての指示を含むことができる。結果として、最強ネイバーセルを判断するために、各電力バックオフ値372が比較され得る。場合によっては、計算構成要素370は、オフロードセット366内のUEにのみ基づいて、1つまたは複数の電力バックオフ値372を計算するように構成され得る。したがって、ネットワークエンティティ306のセルカバレージ382からオフロードされるよう指定されたUEのみが、電力バックオフ値372を計算するために使用され得る。計算構成要素370は、1つまたは複数の電力バックオフ値372を計算するときに、ネットワークエンティティ306のセルカバレージ382内にとどまるように指定されたUEを考慮に入れないように構成され得る。
さらなる態様では、負荷分散構成要素320は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)がセルカバレージ382の外にあるように、電力バックオフ値372に基づいてネットワークエンティティ306のセルカバレージ382を調整するように構成され得るカバレージ構成要素380を含むことができる。たとえば、カバレージ構成要素380は、電力バックオフ値372に基づいて送信電力384を調整することができる。ある場合には、電力バックオフ値372は、正値(たとえば、ゼロよりも大きい)であることがあり、それによって、送信電力384は値が低下する。送信電力384の値低下の結果として、セルカバレージが送信電力に正比例するので、セルカバレージ382は低減することになる。電力バックオフ値372に基づくセルカバレージ382の低減のレベルは、ネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)にオフロードされることが決定されたUEの計算されたパーセンテージおよび/または数に対応し得る。たとえば、ネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)の免許セルカバレージおよび免許不要セルカバレージ内の計算されたパーセンテージおよび/または数のUEがネットワークエンティティ306によってもはやサービスされなくなるように、セルカバレージ382は調整され得る。したがって、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は自由に、ネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)に接続することができる。結果的に、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、ネイバーセル(たとえば、ネットワークエンティティ304)によって提供される免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方を利用することが可能になる。
図6は、異種ネットワーク(Hetnet)における範囲拡張されたセルラー領域(たとえば、セルカバレージ)を示す図400である。図4の場合のような負荷分散構成要素320を含むネットワークエンティティ306は、ネットワークエンティティ304などのより低い電力クラスeNBとマクロネットワークエンティティ306との間の電力管理協調および場合によっては拡張セル間干渉協調を通じて、またUE302によって実行される干渉除去を通じて、セルラー領域401から低減または縮小された範囲低減セルラー領域403を有し得る。拡張電力管理協調では、ネットワークエンティティ306は、周波数測定に関するUE302からの情報を受信する。この情報は、ネットワークエンティティ304がセルラー領域402中でUE302にサービスすること、およびUE302が範囲低減されたセルラー領域403を去り、領域402に入ったときに、マクロネットワークエンティティ306からのUE302のハンドオフを受け入れることを可能にする。この例では、UE302が範囲低減されたセルラー領域403(たとえば、免許周波数帯カバレージエリアでのLTE/LTE Advanced)を去り、領域402に入ったとき、UE302は、免許周波数帯でのLTE/LTE Advancedと免許不要周波数帯でのLTE/LTE Advancedの両方を介してネットワークエンティティ304にアクセスすることを許可され得る。
図7は、キャリアアグリゲーション(CA)ネットワークを示す図410である。図4の場合のような負荷分散構成要素320を含むネットワークエンティティ306は、免許周波数帯411および免許不要周波数帯412のアップリンクおよびダウンリンクカバレージをUE302に提供する。CAネットワークでは、セルラー領域413にあるUE(たとえば、UE302)が、ネットワークエンティティ304によってサービスされ、免許不要アップリンクおよびダウンリンクカバレージによって補助またはアグリゲートされる免許アップリンクおよびダウンリンクカバレージを有し得る。
図8は、補助ダウンリンク(SDL)ネットワークを示す図420である。図4の場合のような負荷分散構成要素320を含むネットワークエンティティ306と類似または同一のネットワークエンティティ304は、免許周波数帯421のアップリンクおよびダウンリンクカバレージと免許不要周波数帯422のダウンリンクカバレージとをUE302に提供する。SDLネットワークでは、セルラー領域423にあるUE(たとえば、UE302)が、ネットワークエンティティ304によってサービスされ、免許不要ダウンリンクカバレージによって補助される免許アップリンクおよびダウンリンクカバレージを有し得る。
図9および図10を参照すると、方法について、説明を簡単にするために、一連の行為として図示し説明している。しかし、いくつかの行為は、1つまたは複数の態様に従って、本明細書において図示し説明する順序とは異なる順序で行われ、かつ/または本明細書において図示し説明する以外の行為と同時に行われ得るので、方法(およびその方法に関連するさらなる方法)が、行為の順序によって制限されることがないことを理解し、諒解されたい。たとえば、方法は、代わりに、状態図などにおいて、一連の相互に関係する状態またはイベントとして表され得ることを諒解されたい。その上、本明細書で説明する1つまたは複数の特徴に従って方法を実施するために、示されたすべての行為が必要とされ得るわけではない。
図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート500である。本方法は、図4の場合のような負荷分散構成要素320を含むネットワークエンティティ306などのネットワークエンティティによって、免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方におけるカバレージを提供するネットワークエンティティ304にUE(たとえば、UE302)が接続できるようにネットワークエンティティのセルカバレージを調整するために実行され得る。
一態様では、ブロック510において、方法500は、免許周波数帯におけるカバレージを提供する一次的ネットワークエンティティによってサービスされる1つまたは複数のユーザ機器(UE)が、二次的ネットワークエンティティの免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージ内にあると判断するステップを含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320(図4)は、免許周波数帯334におけるセルカバレージ382を提供する一次的ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ306)によってサービスされる1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が、二次的ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)の免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方におけるカバレージ内にあると判断するように構成され得る。
さらに、ブロック520において、方法500は、1つまたは複数のUEが二次的ネットワークエンティティに接続することが可能になるように、一次的ネットワークエンティティのカバレージを調整するステップを含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320(図4)は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が二次的ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)に接続することが可能になるように、一次的ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージを調整するように構成され得る。
図10は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート600である。本方法は、図4の場合のような負荷分散構成要素320を含むネットワークエンティティ306などのネットワークエンティティによって、免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方におけるカバレージを提供するネットワークエンティティ304にUE(たとえば、UE302)が接続できるようにネットワークエンティティのセルカバレージを調整するために実行され得る。
一態様では、ブロック610において、方法600は、1つまたは複数のUEに複数の周波数測定を実行するよう要求するステップを含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320は、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)に、1つまたは複数のセル(たとえば、ネットワークエンティティ304によって提供されるセルカバレージ)に関する免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方での複数の周波数測定332を実行するよう要求するために、要求構成要素330を実行することができる。たとえば、測定は、周波数内RSRPレベル336、周波数間RSRPレベル342、周波数内RSRQレベル338、および周波数間RSRQレベル344を含むことができる。
さらなる態様では、ブロック620において、方法600は、複数の周波数測定に基づいて、1つまたは複数のUEが免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方を介して第2のネットワークエンティティにアクセスを有するかどうかを判断するステップを随意に含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320は、複数の周波数測定332に基づいて、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方を介して第2のネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)にアクセスを有するかどうかを判断するために、判断構成要素350を実行することができる。1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方を介して第2のネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)にアクセスを有していない場合、方法600はブロック610に戻る。
一方、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)が免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方を介して第2のネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ304)にアクセスを有する場合、方法600はブロック630に進む。一態様では、ブロック630において、方法600は、免許周波数帯における測定が第1のしきい値を満たすかまたはそれを超えるかどうか、および免許不要周波数帯における測定が第2のしきい値を満たすかまたはそれを超えるかどうかを判断するステップを随意に含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320は、免許周波数帯334における測定が第1のしきい値(たとえば、免許電力しきい値362)を満たすかまたはそれを超えるかどうか、および免許不要周波数帯340における測定が第2のしきい値(たとえば、免許不要電力しきい値364)を満たすかまたはそれを超えるかどうかを判断するために、比較構成要素360を実行することができる。免許周波数帯334における測定が第1のしきい値(たとえば、免許電力しきい値362)を満たすこともそれを超えることもない場合で、かつ免許不要周波数帯340における測定が第2のしきい値(たとえば、免許不要電力しきい値364)を満たすこともそれを超えることもない場合、方法600はブロック610に戻る。
一方、免許周波数帯334における測定が第1のしきい値(たとえば、免許電力しきい値362)を満たすかまたはそれを超える場合で、かつ免許不要周波数帯340における測定が第2のしきい値(たとえば、免許不要電力しきい値364)を満たすかまたはそれを超える場合、方法600はブロック640に進む。一態様では、ブロック640において、方法600は、複数の周波数測定に基づいて電力バックオフ値を計算するステップを含むことができる。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320は、複数の周波数測定332に基づいて電力バックオフ値372を計算するために、計算構成要素370を実行することができる。
一態様では、ブロック650において、方法600は、電力バックオフ値に少なくとも部分的に基づいてセルカバレージを調整するステップを含む。たとえば、本明細書で説明するように、負荷分散構成要素320は、電力バックオフ値372に少なくとも部分的に基づいてネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージ382を調整するために、カバレージ構成要素380を実行することができる。詳細には、たとえば、カバレージ構成要素380は、送信電力384を調整する(たとえば、減らす)ように構成され得るので、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージ382にもはや位置しなくなり得る。したがって、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は自由に、ネットワークエンティティ304などのネイバーセルに接続することができる。結果的に、1つまたは複数のUE(たとえば、UE302)は、ネットワークエンティティ304によって提供される免許周波数帯334と免許不要周波数帯340の両方を利用することが可能になる。
図11は、本明細書で教示する通信適応動作をサポートするために、UE302(図4)に対応する装置702、負荷分散構成要素320を含み得るネットワークエンティティ304/306に対応する装置704、および装置706(たとえば、それぞれ、アクセス端末、アクセスポイント、およびネットワークエンティティに対応する)に組み込まれ得る(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、(たとえば、ASIC、SoCなどにおける)異なる実装形態における異なるタイプの装置に実装され得ることを諒解されたい。説明される構成要素を通信システム内の他の装置に組み込むこともできる。たとえば、システム内の他の装置は、同様の機能を提供するために説明される構成要素と同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置は、説明される構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作すること、および/または様々な技術を介して通信することを可能にする複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
装置702および装置704は各々、少なくとも1つの指定された無線アクセス技術を介して他のノードと通信するための(通信デバイス708ならびに通信デバイス714(および装置704がリレーである場合は通信デバイス720)によって表される)少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスを含む。各通信デバイス708は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信し符号化するための(送信機710によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信し復号するための(受信機712によって表される)少なくとも1つの受信機とを含む。同様に、各通信デバイス714は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機716によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を受信するための(受信機718によって表される)少なくとも1つの受信機とを含む。装置704がリレーアクセスポイントである場合、各通信デバイス720は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機722によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を受信するための(受信機724によって表される)少なくとも1つの受信機とを含み得る。
送信機および受信機は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として具現化される)集積デバイスを含むことができるか、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスおよび別個の受信機デバイスを含むことができるか、または他の実装形態では、他の方法で具現化され得る。いくつかの態様では、装置704のワイヤレス通信デバイス(たとえば、複数のワイヤレス通信デバイスのうちの1つ)は、ネットワークリッスンモジュールを含む。
装置706(および、装置704がリレーアクセスポイントでない場合は装置704)は、他のノードと通信するための(通信デバイス726、および場合によっては、720によって表される)少なくとも1つの通信デバイスを含む。たとえば、通信デバイス726は、ワイヤベースまたはワイヤレスのバックホールを介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成されたネットワークインターフェースを含み得る。いくつかの態様では、通信デバイス726は、ワイヤベースまたはワイヤレスの信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、または他のタイプの情報を送信および受信することを伴い得る。したがって、図11の例では、通信デバイス726は、送信機728と受信機730とを含むものとして示されている。同様に、装置704がリレーアクセスポイントでない場合、通信デバイス720は、ワイヤベースまたはワイヤレスのバックホールを介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成されたネットワークインターフェースを含み得る。通信デバイス726と同様に、通信デバイス720は、送信機722と受信機724とを含むものとして示されている。
装置702、704、および706は、本明細書で教示する通信適応動作と併せて使用され得る他の構成要素も含む。装置702は、たとえば、本明細書で教示する通信適応をサポートするためにアクセスポイントと通信することに関する機能を提供し、他の処理機能を提供するための処理システム732を含む。装置704は、たとえば、本明細書で教示する通信適応に関する機能を提供し、他の処理機能を提供するための処理システム734を含む。装置706は、たとえば、本明細書で教示する通信適応に関する機能を提供し、他の処理機能を提供するための処理システム736を含む。装置702、704、および706は、それぞれ、情報(たとえば、予約されたリソースを示す情報、しきい値、パラメータなど)を維持するためのメモリデバイス738、740、および742(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)を含む。加えて、装置702、704、および706は、それぞれ、ユーザに指示(たとえば、可聴的指示および/または視覚的指示)を与えるため、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスをユーザが作動させると)ユーザ入力を受信するためのユーザインターフェースデバイス744、746、および748を含む。
便宜上、装置702は、本明細書で説明する様々な例において使用され得る構成要素を含むものとして図11に示されている。実際には、示したブロックは、様々な態様において異なる機能を有する可能性がある。
図11の構成要素は、様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図11の構成要素は、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサおよび/または(1つもしくは複数のプロセッサを含み得る)1つもしくは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供する回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用すること、および/または組み込むことができる。たとえば、ブロック708、732、738、および744によって表される機能のうちのいくつかまたはすべては、装置702のプロセッサおよびメモリ構成要素によって(たとえば、適切なコードの実行によって、かつ/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック714、720、734、740、および746によって表される機能のうちのいくつかまたはすべては、装置704のプロセッサおよびメモリ構成要素によって(たとえば、適切なコードの実行によって、かつ/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック726、736、742、および748によって表される機能のうちのいくつかまたはすべては、装置706のプロセッサおよびメモリ構成要素によって(たとえば、適切なコードの実行によって、かつ/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。
本明細書で言及されるアクセスポイントのうちのいくつかは低電力アクセスポイントを含み得る。一般的なネットワークでは、低電力アクセスポイント(たとえば、フェムトセル)は、従来のネットワークアクセスポイント(たとえば、マクロアクセスポイント)を補完するために展開される。たとえば、ユーザの自宅または企業環境(たとえば、商業ビル)に設置された低電力アクセスポイントは、セルラー無線通信(たとえば、CDMA、WCDMA(登録商標)、UMTS、LTEなど)をサポートするアクセス端末に、音声および高速データサービスを提供することができる。一般に、これらの低電力アクセスポイントは、低電力アクセスポイントの近傍のアクセス端末に、よりロバストなカバレージおよびより高いスループットを提供する。
本明細書で使用する低電力アクセスポイントという用語は、カバレージエリア中の任意のマクロアクセスポイントの(たとえば、上記で定義した)送信電力よりも小さい送信電力(たとえば、最大送信電力、瞬時送信電力、名目送信電力、平均送信電力、または何らかの他の形態の送信電力のうちの1つまたは複数)を有するアクセスポイントを指す。いくつかの実装形態では、各低電力アクセスポイントは、マクロアクセスポイントの(たとえば、上記で定義した)送信電力よりも相対マージンだけ(たとえば、10dBm以上)小さい(たとえば、上記で定義した)送信電力を有する。いくつかの実装形態では、フェムトセルなどの低電力アクセスポイントは、20dBm以下の最大送信電力を有する可能性がある。いくつかの実装形態では、ピコセルなどの低電力アクセスポイントは、24dBm以下の最大送信電力を有する可能性がある。しかしながら、これらまたは他のタイプの低電力アクセスポイントは、他の実装形態では、より高いかまたはより低い最大送信電力(たとえば、ある場合には1ワットまで、ある場合には10ワットまでなど)を有する可能性があることを諒解されたい。
典型的には、低電力アクセスポイントは、携帯電話事業者のネットワークにバックホールリンクを提供するブロードバンド接続(たとえばデジタル加入者回線(DSL)ルータ、ケーブルモデム、または何らかの他のタイプのモデム)を介してインターネットに接続する。したがって、ユーザの自宅または商業用に展開された低電力アクセスポイントは、ブロードバンド接続を介して1つまたは複数のデバイスへのモバイルネットワークアクセスを提供する。
様々なタイプの低電力アクセスポイントが、所与のシステムにおいて採用され得る。たとえば、低電力アクセスポイントは、フェムトセル、フェムトアクセスポイント、スモールセル、フェムトノード、ホームノードB(HNB)、ホームeノードB(HeNB)、アクセスポイント基地局、ピコセル、ピコノード、またはマイクロセルとして実装されること、またはそのように呼ばれることがある。
便宜上、低電力アクセスポイントは、以下の説明では、単にスモールセルと呼ばれることがある。したがって、本明細書におけるスモールセルに関連するいずれの論述が一般に低電力アクセスポイントに(たとえば、フェムトセル、マイクロセル、ピコセルなどに)等しく適用可能であり得ることを諒解されたい。
スモールセルは、様々なタイプのアクセスモードをサポートするように構成され得る。たとえば、オープンアクセスモードでは、スモールセルは、任意のアクセス端末がスモールセルを介して任意のタイプのサービスを取得することを可能にし得る。制限された(または閉じた)アクセスモードでは、スモールセルは、許可されたアクセス端末のみがスモールセルを介してサービスを取得することを可能にし得る。たとえば、スモールセルは、ある加入者グループ(たとえば、限定加入者グループ(CSG))に属するアクセス端末(たとえば、いわゆる、ホームアクセス端末)のみがスモールセルを介してサービスを取得することを可能にし得る。ハイブリッドアクセスモードでは、異種のアクセス端末(たとえば、非ホームアクセス端末、非CSGアクセス端末)は、スモールセルに対する制限されたアクセスを与えられ得る。たとえば、スモールセルのCSGに属さないマクロアクセス端末は、スモールセルによって現在サービスされているすべてのホームアクセス端末にとって十分なリソースが利用可能である場合にのみ、スモールセルにアクセスすることを許可され得る。
したがって、これらのアクセスモードのうちの1つまたは複数において動作するスモールセルは、屋内のカバレージおよび/または拡張された屋外のカバレージを提供するために使用され得る。所望のアクセス動作モードの採用によりユーザへのアクセスを可能にすることによって、スモールセルは、カバレージエリア内で改善されたサービスを提供し、場合によっては、マクロネットワークのユーザにサービスカバレージエリアを拡張することができる。
したがって、いくつかの態様では、本明細書の教示は、大規模なカバレージ(たとえば、通常はマクロセルネットワークまたはWANと呼ばれる、第3世代(3G)ネットワークなどの広域セルラーネットワーク)と、より小規模のカバレージ(たとえば、通常はLANと呼ばれる、住宅ベースまたは建物ベースのネットワーク環境)とを含むネットワークにおいて採用され得る。アクセス端末(AT)がそのようなネットワークを通じて移動する際、アクセス端末は、いくつかの位置では、マクロカバレージを提供するアクセスポイントによってサービスされ得るが、一方、アクセス端末は、他の位置では、より小規模のカバレージを提供するアクセスポイントによってサービスされ得る。いくつかの態様では、より小さいカバレージノードは、(たとえば、よりロバストなユーザエクスペリエンスのために)漸進的なキャパシティ増大、屋内カバレージ、および異なるサービスを提供するために使用され得る。
本明細書の説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを提供するノード(たとえば、アクセスポイント)はマクロアクセスポイントと呼ばれる場合があり、一方、比較的小さいエリア(たとえば、住宅)にわたるカバレージを提供するノードはスモールセルと呼ばれる場合がある。本明細書の教示は、他のタイプのカバレージエリアに関連するノードに適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、ピコアクセスポイントは、マクロエリアよりも小さくフェムトセルエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージ(たとえば、商業ビル内のカバレージ)を提供し得る。様々な適用例で、マクロアクセスポイント、スモールセル、または他のアクセスポイントタイプのノードに言及するために、他の用語が使用され得る。たとえば、マクロアクセスポイントは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eノードB、マクロセルなどとして構成されるか、またはそのように呼ばれる場合がある。いくつかの実装形態では、ノードは、1つまたは複数のセルまたはセクタに関連付けられ得る(たとえば、そのように呼ばれるか、またはそれらに分割され得る)。マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、またはピコアクセスポイントに関連するセルまたはセクタはそれぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ばれ得る。
図12は、本明細書の教示が実装され得る、何人かのユーザをサポートするように構成されたワイヤレス通信システム800を示す。システム800は、たとえば、マクロセル802A〜802Gなどの複数のセル802のために通信を実現し、各セルが、対応するアクセスポイント804(たとえば、アクセスポイント804A〜804G)によってサービスされており、アクセスポイントの各々が、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のアクセスポイント(たとえば、図4におけるネットワークエンティティ304)に接続する能力をアクセス端末(たとえば、図4におけるUE302)にもたらすために、免許周波数帯におけるカバレージのみを提供するアクセスポイント(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージを調整するように構成された負荷分散構成要素320(図4)を含むことができる。図12に示すように、アクセス端末806(たとえば、アクセス端末806A〜806L)は、時間とともにシステム全体にわたって様々な位置に分散する可能性がある。各アクセス端末806は、たとえば、アクセス端末806が作動中であるかどうか、およびソフトハンドオフにあるかどうかに応じて、所与の瞬間に順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上の1つまたは複数のアクセスポイント804と通信し得る。ワイヤレス通信システム800は、広い地理的領域にわたってサービスを提供し得る。たとえば、マクロセル802A〜802Gは、近隣の数ブロック、または地方環境における数マイルをカバーすることができる。
図13は、1つまたは複数のスモールセルがネットワーク環境内に展開される、通信システム900の一例を示す。詳細には、システム900は、比較的小規模のネットワーク環境内(たとえば、1つまたは複数のユーザの住宅930内)に設置された複数のスモールセル910(たとえば、スモールセル910Aおよび910B)を含む。各スモールセル910は、DSLルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示せず)を介してワイドエリアネットワーク940(たとえば、インターネット)および携帯電話事業者コアネットワーク950に結合され得る。以下で論じるように、各スモールセル910は、関連するアクセス端末920(たとえば、アクセス端末920A)、および場合によっては他の(たとえば、ハイブリッドまたは異種の)アクセス端末920(たとえば、アクセス端末920B)にサービスするように構成され得る。言い換えれば、スモールセル910へのアクセスは、所与のアクセス端末920が一組の指定された(たとえば、ホーム)スモールセル910によってサービスされ得るが、任意の指定されていないスモールセル910(たとえば、近接するスモールセル910)によってサービスされ得ないように、制限することができる。
図14は、各々がいくつかのマクロカバレージエリア1004を含むいくつかのトラッキングエリア1002(または、ルーティングエリアもしくは位置エリア)が画定されたカバレージマップ1000の一例を示す。ここでは、トラッキングエリア1002A、1002Bおよび1002Cに関連するカバレージのエリアが太線によって示され、マクロカバレージエリア1004がより大きい六角形によって表される。トラッキングエリア1002は、フェムトカバレージエリア1006も含む。この例では、フェムトカバレージエリア1006(たとえば、フェムトカバレージエリア1006Bおよび1006C)の各々は、1つまたは複数のマクロカバレージエリア1004(たとえば、マクロカバレージエリア1004Aおよび1004B)内に示されている。しかしながら、フェムトカバレージエリア1006の一部またはすべてが、マクロカバレージエリア1004内にないことがあることを諒解されたい。実際には、多数のフェムトカバレージエリア1006(たとえば、フェムトカバレージエリア1006Aおよび1006D)が、所与のトラッキングエリア1002またはマクロカバレージエリア1004内に画定され得る。また、1つまたは複数のピコカバレージエリア(図示せず)が、所与のトラッキングエリア1002またはマクロカバレージエリア1004内に画定され得る。
再び図13を参照すると、スモールセル910の所有者は、たとえば、携帯電話事業者コアネットワーク950を介して提供される3Gモバイルサービスなどの、モバイルサービスに加入することができる。加えて、アクセス端末920は、マクロ環境中と、より小規模(たとえば、住宅)のネットワーク環境中の両方で動作することが可能であり得る。言い換えれば、アクセス端末920の現在の位置に応じて、アクセス端末920は、携帯電話事業者コアネットワーク950に関連するマクロセルアクセスポイント960によって、または一組のスモールセル910(たとえば、対応するユーザの住宅930内にあるスモールセル910Aおよび910B)のうちのいずれか1つによってサービスされ得る。たとえば、加入者が自宅外にいるとき、加入者は標準的なマクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント960)によってサービスされ、このアクセスポイントは、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のアクセスポイント(たとえば、図4におけるネットワークエンティティ304)に接続する能力をアクセス端末(たとえば、図4におけるUE302)にもたらすために、免許周波数帯におけるカバレージのみを提供するアクセスポイント(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージを調整するように構成された負荷分散構成要素320(図4)を含むことができ、加入者が自宅にいるとき、加入者はスモールセル(たとえば、スモールセル910A)によってサービスされる。ここで、スモールセル910は、レガシーアクセス端末920と後方互換性がある可能性がある。
スモールセル910は、単一の周波数上か、または代替として、複数の周波数上に展開され得る。特定の構成に応じて、単一の周波数または複数の周波数のうちの1つもしくは複数が、マクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント960)によって使用される1つまたは複数の周波数と重複し得る。
いくつかの態様では、アクセス端末920は、好ましいスモールセル(たとえば、アクセス端末920のホームスモールセル)への接続を、そのような接続が可能であるときはいつでも行うように構成され得る。たとえば、アクセス端末920Aがユーザの住宅930内にあるときはいつでも、アクセス端末920Aは、ホームスモールセル910Aまたは910Bとだけ通信するのが望ましい場合がある。
いくつかの態様では、アクセス端末920がマクロセルラーネットワーク950内で動作するが、(たとえば、好ましいローミングリスト内に定義された)その最も好ましいネットワーク上に存在していない場合、アクセス端末920は、より良いシステムが現在利用可能かどうかを判断し、続いてそのような好ましいシステムを取得するための利用可能なシステムの周期的走査を含み得るベターシステム再選択(BSR:better system reselection)手順を使用して、最も好ましいネットワーク(たとえば、好ましいスモールセル910)を探索し続けることができる。アクセス端末920は、特定の帯域およびチャネルの探索を制限し得る。たとえば、1つまたは複数のフェムトチャネルは、領域内のすべてのスモールセル(またはすべての制限スモールセル)がフェムトチャネル上で動作するように定義され得る。最も好ましいシステムの探索は、周期的に繰り返され得る。好ましいスモールセル910を発見すると、アクセス端末920は、そのスモールセル910を選択し、そのカバレージエリア内にあるときに使用するためにそれに登録する。
いくつかの態様では、スモールセルへのアクセスは制限され得る。たとえば、所与のスモールセルは、いくつかのアクセス端末にいくつかのサービスを提供することしかできない。いわゆる制限された(または限定された)アクセスを有する展開では、所与のアクセス端末は、マクロセルモバイルネットワークおよび定義された組のスモールセル(たとえば、対応するユーザの住宅930内に存在するスモールセル910)のみによってサービスされ得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイントは、少なくとも1つのノード(たとえば、アクセス端末)に、シグナリング、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限され得る。
いくつかの態様では、(限定加入者グループホームノードBと呼ばれることもある)制限スモールセルは、制限付きの供給された組のアクセス端末にサービスを提供するスモールセルである。この組は、必要に応じて、一時的または永続的に拡張され得る。いくつかの態様では、限定加入者グループ(CSG)は、アクセス端末の共通アクセス制御リストを共有するアクセスポイント(たとえば、スモールセル)の組として定義され得る。
所与のスモールセルと所与のアクセス端末との間には、このように様々な関係が存在する可能性がある。たとえば、アクセス端末の観点から、オープンスモールセルは、アクセスが制限されていないスモールセルを指す場合がある(たとえば、スモールセルは、どんなアクセス端末に対するアクセスも可能にする)。制限スモールセルは、何らかの方式で制限された(たとえば、アクセスおよび/または登録に関して制限された)スモールセルを指す場合がある。ホームスモールセルは、アクセス端末がアクセスし動作することを許可されたスモールセルを指す場合がある(たとえば、1つまたは複数のアクセス端末の定義された組に永続的アクセスが提供される)。ハイブリッド(またはゲスト)スモールセルは、様々なアクセス端末に様々なレベルのサービスが提供されるスモールセルを指す場合がある(たとえば、いくつかのアクセス端末は部分的および/または一時的なアクセスが許可されるが、一方、他のアクセス端末はフルアクセスが許可され得る)。異種のスモールセルは、おそらく緊急事態(たとえば緊急-911呼)を除いて、アクセス端末がアクセスし、または動作することを許可されないスモールセルを指す場合がある。
制限スモールセルの観点から、ホームアクセス端末は、そのアクセス端末の所有者の住宅内に設置された制限スモールセルにアクセスすることを許可されたアクセス端末を指す場合がある(通常、ホームアクセス端末は、そのスモールセルへの永続的アクセスを有する)。ゲストアクセス端末は、制限された(たとえば、最終期限、使用時間、バイト、接続カウント、または何らかの他の基準に基づいて制限された)スモールセルへの一時的なアクセスを有するアクセス端末を指す場合がある。異種のアクセス端末は、おそらく緊急事態、たとえば、911呼などを除いて、制限スモールセルにアクセスする許可を有しないアクセス端末(たとえば、制限スモールセルに登録する資格証明または許可を有さないアクセス端末)を指す場合がある。
便宜上、本明細書の開示は、スモールセルの文脈で様々な機能について説明する。しかしながら、ピコアクセスポイントが、より大きいカバレージエリアに対して同一または類似の機能を提供し得ることを諒解されたい。たとえば、ピコアクセスポイントは制限され得、ホームピコアクセスポイントは所与のアクセス端末に対して定義され得るなどである。
本明細書の教示は、複数のワイヤレスアクセス端末の通信を同時にサポートするワイヤレス多元接続通信システムにおいて採用され得る。ここで、各端末は、順方向および逆方向のリンク上の送信を介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(または、ダウンリンク)は、アクセスポイントから端末までの通信リンクを指し、逆方向リンク(または、アップリンク)は、端末からアクセスポイントまでの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(MIMO)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
MIMOシステムは、データ送信のために複数(NT個)の送信アンテナおよび複数(NR個)の受信アンテナを採用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、NS≦min{NT,NR}であるNS個の独立チャネルに分解可能であり、これは空間チャネルとも呼ばれる。NS個の独立チャネルの各々は、1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用される場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を提供し得る。
MIMOシステムは、時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)をサポートし得る。TDDシステムでは、順方向リンク送信および逆方向リンク送信が同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能であるとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
図15は、本明細書で説明するように適応され得る例示的な通信システム1100のワイヤレスデバイス1110(たとえば、スモールセルAP)およびワイヤレスデバイス1150(たとえば、UE)の構成要素をより詳細に示し、ワイヤレスデバイス1110は、免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージを提供する別のアクセスポイント(たとえば、図4におけるネットワークエンティティ304)に接続する能力をアクセス端末(たとえば、図4におけるUE302)にもたらすために、免許周波数帯におけるカバレージのみを提供するアクセスポイント(たとえば、ネットワークエンティティ306)のセルカバレージを調整するように構成された負荷分散構成要素320(図4)を含むことができる。デバイス1110において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース1112から送信(TX)データプロセッサ1114に提供される。各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。
TXデータプロセッサ1114は、そのデータストリームに対して選択された特定のコーディング方式に基づいて、各データストリームのトラフィックデータをフォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コーディングされたデータを提供する。各データストリームのコーディングされたデータは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために、受信機システムで使用され得る。次いで、多重化されたパイロットおよび各データストリームのコーディングされたデータは、そのデータストリームに対して選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)されて、変調シンボルが提供される。各データストリームのためのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ1130によって実行される命令によって決定され得る。データメモリ1132が、プロセッサ1130またはデバイス1110の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ1120に与えられ、TX MIMOプロセッサ1120は、さらに、(たとえば、OFDMのために)その変調シンボルを処理することができる。TX MIMOプロセッサ1120は、次いで、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(XCVR)1122A〜1122Tに提供する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1120は、データストリームのシンボルと、そのシンボルの送信元のアンテナとに、ビームフォーミング重みを適用する。
各トランシーバ1122が、それぞれのシンボルストリームを受信し処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、そのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を与える。次いで、トランシーバ1122A〜1122TからのNT個の変調信号が、それぞれNT個のアンテナ1124A〜1124Tから送信される。
デバイス1150において、送信された変調信号は、NR個のアンテナ1152A〜1152Rによって受信され、各アンテナ1152から受信された信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1154A〜1154Rに提供される。各トランシーバ1154は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを与え、さらにそのサンプルを処理して対応する「受信」シンボルストリームを与える。
次いで、受信(RX)データプロセッサ1160が、特定の受信機処理技法に基づいて、NR個のトランシーバ1154からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「被検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ1160は、各被検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを再生する。RXデータプロセッサ1160による処理は、デバイス1110におけるTX MIMOプロセッサ1120およびTXデータプロセッサ1114によって実行される処理に対して相補的である。
プロセッサ1170が、どのプリコーディング行列を使用すべきかを定期的に決定する(後述する)。プロセッサ1170は、行列インデックス部分およびランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを編成する。データメモリ1172が、プロセッサ1170またはデバイス1150の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を含むことができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース1136からいくつかのデータストリームのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ1138によって処理され、変調器1180によって変調され、トランシーバ1154A〜1154Rによって調整され、デバイス1110に返信される。
デバイス1110において、デバイス1150からの変調信号は、アンテナ1124によって受信され、トランシーバ1122によって調整され、復調器(DEMOD)1140によって復調され、RXデータプロセッサ1142によって処理されて、デバイス1150によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ1130は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、その後、抽出されたメッセージを処理する。
デバイス1110および1150の各々に関して、説明した構成要素のうちの2つ以上の機能が、単一の構成要素によって提供される場合があることが諒解されよう。また、図11において示し、上述した様々な通信構成要素は、本明細書で教示する通信適応を実行するように、必要に応じてさらに構成される場合があることも諒解されよう。たとえば、プロセッサ1130/1170は、本明細書で教示する通信適応を実行するために、メモリ1132/1172、および/またはそれぞれのデバイス1110/1150の他の構成要素と協働することができる。
図16は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表された例示的なアクセス端末装置1200を示す。免許周波数帯におけるカバレージを提供する一次的ネットワークエンティティによってサービスされる1つまたは複数のユーザ機器(UE)が、二次的ネットワークエンティティの免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方におけるカバレージ内にあると判断するためのモジュール1202は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。1つまたは複数のUEが二次的ネットワークエンティティに接続することが可能になるように、一次的ネットワークエンティティのカバレージを調整するためのモジュール1204は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。
図17は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表された例示的なアクセス端末装置1300を示す。1つまたは複数のユーザ機器(UE)に複数の周波数測定を実行するよう要求するためのモジュールであって、複数の周波数測定が、免許周波数帯および免許不要周波数帯における測定を含む、モジュール1302は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。複数の周波数測定に基づいて、1つまたは複数のUEが免許周波数帯と免許不要周波数帯の両方を介して第2のネットワークエンティティにアクセスを有するかどうかを判断するためのモジュール1304は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。免許周波数帯における測定が第1のしきい値を満たすかまたはそれを超えるかどうか、および免許不要周波数帯における測定が第2のしきい値を満たすかまたはそれを超えるかどうかを判断するためのモジュール1306は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。複数の周波数測定に基づいて電力バックオフ値を計算するためのモジュール1308は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。1つまたは複数のUEがセルカバレージの外にあるように、電力バックオフ値に基づいてセルカバレージを調整するためのモジュール1310は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で述べる処理システムに対応し得る。
図16および図17のモジュールの機能は、本明細書の教示と矛盾しない様々な方法で実装されてもよい。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの態様では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書において論じられるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。したがって、異なるモジュールの機能は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして、一組のソフトウェアモジュールの異なるサブセットとして、またはそれらの組合せとして実装され得る。また、(たとえば、集積回路の、および/または一組のソフトウェアモジュールの)所与のサブセットが、2つ以上のモジュールのために機能の少なくとも一部を提供する場合があることも諒解されたい。
加えて、図16〜図17によって表される構成要素および機能ならびに本明細書で説明する他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。そのような手段はまた、少なくとも部分的に、本明細書で教示する対応する構造を使用して実装されてもよい。たとえば、図16〜図17の「ためのモジュール」構成要素とともに上記で説明した構成要素はまた、同様に指定された「ための手段」機能に対応し得る。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、プロセッサ構成要素、集積回路、または本明細書で教示する他の適切な構造のうちの1つまたは複数を使用して実装されてもよい。
いくつかの態様では、装置または装置の任意の構成要素は、本明細書で教示する機能を提供するように構成され得る(または動作可能であり得るか、もしくは適応させ得る)。これは、たとえば、機能を提供するように装置もしくは構成要素を製造する(たとえば、作製する)ことによって、機能を提供するように装置もしくは構成要素をプログラミングすることによって、または何らかの他の適切な実装技法の使用を通して、達成され得る。一例として、必要な機能を提供するために、集積回路を作製することができる。別の例として、集積回路を、必要な機能をサポートするために作製することができ、その後、必要な機能を提供するように(たとえばプログラミングを介して)構成することができる。さらに別の例として、必要な機能を提供するために、プロセッサ回路がコードを実行することができる。
本明細書において「第1の」、「第2の」などの呼称を用いる要素へのいかなる参照も、一般的には、それらの要素の量または順序を限定するものではないことは理解されたい。むしろ、これらの呼称は、2つ以上の要素の間、または要素の実例の間を区別する都合のよい方法として本明細書において用いられる場合がある。したがって、第1の要素および第2の要素への参照は、そこで2つの要素しか利用できないこと、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。また、別段に記載されていない限り、一組の要素は1つまたは複数の要素を含むことができる。さらに、本説明または特許請求の範囲において用いられる「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなる群のうちの少なくとも1つ」という形の用語は、「AまたはBまたはCまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、A、またはB、またはC、またはAおよびB、またはAおよびC、またはAおよびBおよびC、または2A、または2B、または2Cなどを含むことができる。
情報および信号が、多種多様な異なる技術および技法のいずれかを用いて表される場合があることが当業者には諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
さらに、本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、一般的にそれらの機能性に関してこれまで説明されてきた。そのような機能がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能を各特定の適用例に対して様々な方式で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する態様に関して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替的に、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。
したがって、本開示の一態様は、第1のネットワークエンティティによって、1つまたは複数のユーザ機器(UE)に複数の周波数測定を実行するよう要求するステップであって、複数の周波数測定が、免許周波数帯における測定および免許不要周波数帯における測定を含む、ステップと、第1のネットワークエンティティによって、複数の周波数測定に基づいて電力バックオフ値を計算するステップと、第1のネットワークエンティティによって、1つまたは複数のUEがセルカバレージの外にあるように、電力バックオフ値に基づいてセルカバレージを調整するステップとを行うための方法を具現化するコンピュータ可読媒体を含むことができる。したがって、本開示は、図示された例に限定されない。
上記の開示は例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および改変がなされ得ることに留意されたい。本明細書で説明する本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/または動作は、特定の順序で実行される必要はない。さらに、いくつかの態様は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。