前述の発明の概要、および特定の実施形態の以下の詳細な説明、および特許請求の範囲は、添付図面とともに読まれるとき、より良好に理解されるだろう。図が様々な実施形態の機能ブロックのダイアグラムを示す程度まで、機能ブロックは、ハードウェア電気回路間の境界を必ずしも示す必要はない。したがって、例えば、1つ以上の機能ブロック(例えば、プロセッサ、制御装置、またはメモリ)は、単一のハードウェア(例えば、汎用の信号プロセッサまたはランダムアクセスメモリ、ハードディスクなど)または複数のハードウェアで実施してもよい。同様に、プログラムは、スタンドアローンのプログラムであってもよく、オペレーティングシステムでサブルーチンとして組み込んでもよく、インストールされたソフトウェアパッケージの関数などであってもよい。様々な実施形態が図面に示された配置および手段に限定されない点が理解されるべきである。
ここで使用されるとき、単数形で記載され、「a」または「an」という単語に続けられた要素またはステップは、前記排除が明示的に述べられていない場合、複数の前記要素またはステップを排除しないように理解されるべきである。さらに、「1つの実施形態」への言及は、記載された特徴も組み込む追加の実施形態の存在を排除するように解釈されることは意図していない。さらに、反対に明示的に述べられていない場合、特定の特性を有する1つの要素または複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有しない追加の前記要素を含んでもよい。
様々な実施形態は、医療撮像システムを提供し、詳細には、核医学(NM)撮像システムは、核医学(NM)撮像システムに装着された複数の異なるタイプの撮像検出器を有するガントリーを有する。例えば、核医学撮像システムの様々な実施形態では、単光子放出コンピュータ断層撮影画像情報を取得する異なるタイプの検出器を組み合わせた複数の検出器を含む単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)イメージングスキャナが提供されている。様々な実施形態は、異なるコリメーションなどを有する、異なる構成または配置を有する異なる材料から形成された検出器を含んでもよい。システムは、単一の同位体または複数の同位体イメージングを実行するように構成してもよい。
注目すべきは、様々な実施形態が単光子放出コンピュータ断層撮影検出器システムのような特定の核医学撮像システムに関連して説明されたが、様々な実施形態は、ポジトロン放出断層撮影(PET)撮像システムのような他の撮像システムに関連して実施してもよい点である。さらに、撮像システムは、人以外の物体を含む異なる物体を撮像するように使用してもよい。
医療撮像システム10は、図1に示されるように設けてもよい。被験部18は、1つの実施形態では、ヒトの患者であってもよい。注目すべきは、被験部18はヒトである必要がない点である。様々な実施形態では、他のいくつかの生物または無生物であってもよい。最も有利な撮像位置に被験部を位置させるために、被験部18は、被験部を水平に移動させることができるパレット14の上に置くことができる。ベッド機構16は、最も有利な撮像位置に被験部を位置させるために、パレット14を垂直に上げ下げすることができる。1つの実施形態では、ガントリー12は、円形のように示されている。他の実施形態では、ガントリー12は、四角形、楕円形、「C」形、または六角形のようにいかなる形であってもよい。
図2は、別の実施形態に従う医療撮像システム20を示す。医療撮像システム20は、単光子放出コンピュータ断層撮影検出器カラム22a〜22fとして構成された複数の核医学カメラを有して設けてもよい。注目すべきは、様々な実施形態が、示されたような6つの検出器カラム22を有する医療撮像システム20、または示された検出器カラム22のサイズまたは形に限定されない点である。例えば、医療撮像システム20は、程度の差はあるが、異なる形および/またはサイズを有する、または異なる材料から形成された検出器カラム22を含んでもよい。様々な実施形態における医療撮像システム20は、複数の検出器カラム22を有するハイブリッドの単光子放出コンピュータ断層撮影システムとして構成され、検出器の少なくとも2つが異なる材料から形成されているか、異なる構成または配置を有するか、異なるコリメーションを有するか、または異なっている。いくつかの実施形態では、検出器カラムは、検出器ユニットと称されることがある。
操作時、患者24のような被験部は、撮像のための1つ以上の検出器カラム22に近接して配置されている。撮像システム20は、必要とされるとき、患者24若しくは例の実施形態での心臓28である関心領域から、または患者24若しくは例の実施形態で心臓28である関心領域の近くに、検出器カラム22をさらに再調整することができる。患者24の撮像は、1つ以上の検出器カラム22によって実行される。検出器カラム22のそれぞれによる撮像は、同時に、並行して、または連続的に実行してもよい。
検出器カラム22間の相対的な位置、検出器カラム22の傾斜、角度、回転などを含む、検出器カラム22の位置は変更してもよい。さらに、検出器カラム22のそれぞれは、検出器カラム22のそれぞれに装着されたまたは連結された対応するコリメータ26a〜26fを有してもよい。コリメータ26a〜26fは、同様に異なるタイプを有してもよい。1つ以上の検出器カラム22は、異なるタイプのコリメータ26(例えば、平行穴、ピンホール、ファンビーム、コーンビームなど)に結合してもよい。結果的に、様々な実施形態では、検出器カラム22は、全てにコリメータ26を含む。
検出器カラム22は、単光子放出コンピュータ断層撮影画像データを取得するように構成されている単一の結晶若しくは複数の結晶の検出器、または画素化された検出器、またはシンチレータをベースにした検出器を含んでもよい。例えば、検出器カラム22は、特に、しばしばCZTとして言及されるテルル化カドミウム亜鉛(CdZnTe)、テルル化カドミウム(CdTe)、およびケイ素(Si)を含む半導体材料、または異なるタイプの結晶シンチレータ、例えば、特に、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ゲルマン酸ビスマス(BGO)、セリウムをドープしたルテチウムイットリウムオルトケイ酸塩(LYSO)、ガドリニウムオキシオルトシリケート(GSO)、ヨウ化セシウム(CsI)、臭化ランタン(III)(LaBr3)のような非半導体シンチレータ材料のような異なる材料から形成された検出器要素を有してもよい。さらに、適切な構成要素を設けてもよい。例えば、検出器カラム22は、1つの配列の光電子増倍管(PMT)、アバランシェフォトダイオード検出器(APD)などのような光センサに結合してもよい。
撮像システム20は、検出器カラム22および/またはコリメータ26の移動を制御するために操作する検出器制御装置30を含むこともできる。例えば、検出器制御装置30は、患者24の周りで検出器カラム22を回動するように、または軌道を回るように検出器カラム22の移動を制御してもよく、検出器制御装置30は、部分に集める多くの移動または運動が提供されるように、患者24から近くにまたは遠くに検出器を移動すること、および検出器カラム22を旋回すること/回転することも含んでもよい。検出器制御装置30は、検出器カラム22が前よりも患者24に対して新しい角度で存在するように、ガントリー穴の縁の周りでの検出器カラム22の軌道回動をさらに制御してもよい。検出器制御装置30は、検出器カラム22から独立したコリメータ26の移動を任意に制御してもよい。注目すべきは、1つ以上の検出器カラム22および/またはコリメータ26は、撮像操作中に移動させてもよいし、撮像操作の前に移動させてもよいが、撮像操作中は静止したままであるか、または固定して配置されるか若しくは固定された配向性のままにしてもよい点である。様々な実施形態では、検出器制御装置30は、検出器カラム22およびコリメータ26の両方の移動を制御する単一のユニットであってもよいか、独立したユニットであってもよいか、または検出器カラム22の操作のみを制御する単一のユニットであってもよいか、またはコリメータ26の操作のみを制御する単一のユニットであってもよい。
撮像システム20は、検出器カラム22から受信された取得された画像情報36から画像を作成するように構成された画像再構成モジュール34も含む。例えば、画像再構成モジュール34は、患者の心臓28のような関心の物体を含むことができる、患者24の単光子放出コンピュータ断層撮影画像を作成するために、核医学画像再構成技術を使用して操作してもよい。画像再構成技術は、画像情報36を取得し画像再構成モジュール34および/またはプロセッサ32に送信する検出器カラム22の設置ステータスに基づいて決定してもよい。
様々な実施形態に対するバリエーションおよび修正が熟考される。例えば、複数のヘッドがあるシステム、すなわち、2つ以上の検出器カラム22を有するシステムでは、それぞれの検出器カラム22は、異なる材料から形成していてもよく、異なるコリメータ26を有してもよい。結果的に、少なくとも1つの実施形態では、質の高い情報(例えば、より正確な光子計数)を提供するために、別の検出器を組み合わせたものが小さい関心領域(ROI)に焦点を合わせるように構成されているが、1つの検出器の組み合わせは、視野(FOV)全体、例えば脊椎全体に対する情報を得るように構成してもよい。さらに、1つの検出器の組み合わせによって取得された情報は、撮像中に少なくとも1つの他の検出器の組み合わせについての位置、配向性などを調整するように使用してもよい。
画像再構成モジュール34は、撮像システム20に接続された検出器制御装置30および/またはプロセッサ32と接続してまたは撮像システム20に接続された検出器制御装置30および/またはプロセッサ32上で実施してもよい。任意には、画像再構成モジュール34は、検出器制御装置30および/またはプロセッサ32に結合されたまたは設置されたモジュールまたは装置として実施してもよい。それぞれの処理モジュールは、様々な実施形態で独立したハードウェアモジュールまたはソフトウェアモジュールであってもよいか、または1つのチップまたはモジュールに一緒に組み合わせてもよい。
プロセッサ32および/または画像再構成モジュール34によって受信された画像情報36は、(例えば、処理中の)短期間の間、または(例えば、もっと後のオフライン検索のための)長期間の間、メモリ38に記憶してもよい。メモリ38は、情報のデータベースを記憶することができるいかなるタイプのデータ記憶装置であってもよい。メモリ38は、プロセッサ32の一部分から独立していてもよいし、またはプロセッサ32の一部分を形成してもよい。コンピュータマウス、トラックボール、および/またはキーボードのようなユーザインターフェース選択装置を含むことができるユーザ入力39も、ユーザ入力を受け付けるために設けてもよい。ユーザ入力は、ガントリー穴での検出器カラム22配置を交代するために、検出器制御信号を検出器制御装置30に送信するようにプロセッサ32に向けてもよい。任意には、ユーザ入力39は、提案としてプロセッサ32によって考慮されてもよく、プロセッサ32は、基準に基づいて提案を実行しないように選択してもよい。
したがって、操作中、複数の検出器/ガントリー角度からの投影データのような画像情報36を含むことができる検出器カラム22からの出力は、1つ以上の画像の再構成および形成のためのプロセッサ32および画像再構成モジュール34に伝送される。再構成された画像および他のユーザ出力は、コンピュータモニタまたはプリンタ出力のような表示部40に伝送することができる。再構成された画像および他のユーザ出力は、ネットワーク42を介して、リモート計算装置に伝送することもできる。
検出器カラム22および/またはコリメータ26の異なる組み合わせおよびバリエーションがここで説明されるだろう。注目すべきは、様々な実施形態は、特定の検出器、コリメータ、または検出器を組み合わせたものに限定されないが、例えば、異なるタイプまたは構造の少なくとも2つの検出器カラム22を有する、複数の異なるタイプの検出器カラム22および/またはコリメータ26を有するいかなる撮像システムを含んでもよい点である。さらに、検出器カラム22の数および配置は、望まれるときまたは必要とされるとき、例えば、実行される撮像のタイプまたは取得される画像情報のタイプに基づいて変更してもよい。結果的に、様々な実施形態は、複数の検出器カラム22を有する撮像システム20を含み、検出器カラム22の少なくとも2つは異なっており、患者24(または他の物体)の撮像を実行するように構成されている。
例えば、図2に示された1つの実施形態では、1つの材料から形成された1つの検出器カラム22aを有する構成が設けられ、残りの検出器カラム22b〜22lは、異なる材料から形成されている。示された実施形態では、検出器カラム22aは、ヨウ化ナトリウム材料から形成されており、残りの検出器カラム22b〜22lは、テルル化カドミウム亜鉛材料から形成されている。結果的に、この構成では、単一のヨウ化ナトリウム検出器カラム22aおよび複数のテルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lが設けられている。検出器カラム22a〜22lは、同一のまたは異なる寸法が決められ成形されてもよい。例えば、図2に示された実施形態では、ヨウ化ナトリウム検出器カラム22aが患者24全体を撮像することができ、テルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lが心臓28のような患者24の一部分に焦点を合わせるように構成されるように、ヨウ化ナトリウム検出器カラム22aは、テルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lのそれぞれよりも大きい。この実施形態では、1つ以上のテルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lは、焦点を合わせた撮像を提供するために、異なる角度でまたは異なるように傾斜して配置し配向してもよい。しかしながら、1つ以上のテルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lは、同一の角度に配置してもよいか、または傾斜してもよい。図2の実施形態では、テルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lは、全体で、テルル化カドミウム亜鉛検出器カラム22b〜22lが心臓28のような特定の関心領域の代わりに、患者24の体全体に焦点を合わせるように、角度を付けて配置される。したがって、1つ以上の検出器カラム22は、撮像されるものの全体の視野をカバーするように配置し構成してもよいが、1つ以上の他の検出器は、物体の内部に焦点を合わせる視野をカバーするように配置され構成されている。
注目すべきは、ここで使用されるとき、1セットの検出器が、一般に、検出器カラム22として言及され、1セットのコリメータが、一般に、コリメータ26として言及される点である。さらに、検出器カラム22およびコリメータ26に対する数字指定の後の文字指定の使用は、説明しやすくするために使用され、様々な実施形態または図面で、必ずしも同一の検出器カラム22またはコリメータ26を表さない。したがって、文字指定は、検出器カラム22またはコリメータ26の相対的な配置を表し、必ずしも検出器のタイプまたは種類を表さない。さらに、検出器カラム22のサイズおよび形は、望まれるとき、または必要とされるとき、変更してもよい。
図2では、コリメータ26a〜26lは、同一あってもよいか、または異なってもよい。例えば、コリメータ26aは、平行穴コリメータのような第1のタイプであってもよいが、コリメータ26b〜26lは、望まれるまたは必要とされる感度または分解能、並びにコリメータ26が結合される検出器カラム22の位置および配向性に基づいて、異なるタイプ(例えば、合流するタイプ、分岐するタイプ、またはピンホールタイプ)を有してもよい。したがって、コリメータ26は、いかなるタイプからなっていてもよい。
図3は、実施形態に従う検出器カラム22のより詳細な実施を示す。カラムアーム44は、ガントリーに結合し、径方向運動レール46、径方向運動モータ48、および検出器ヘッド50のための支持部を提供し、径方向運動レール46、径方向運動モータ48、および検出器ヘッド50を含む。径方向運動モータ48は、検出器ヘッド50を径方向運動レール46に沿って延ばすことによって、または引っ込めることによって、検出器ヘッド50の移動を制御する。これは、撮像システムへのカスタマイズ可能性および柔軟性を提供する。検出器カラムは、径方向の外側および内側に移動するとき、延びたり収縮したりすることができる伸縮カバーを含むことができる。
検出器ヘッド50は、スイープモータ52、検出器要素54、およびコリメータ56を含む。検出器要素54は、撮像データを検出するために全体にわたって説明された、テルル化カドミウム亜鉛モジュールまたは他の検出器要素モジュールであってもよい。スイープモータ52は、アーム44に対する検出器ヘッド50の回動角度を制御する。曲線の回転軸線53は、検出器ヘッド50の回動角度軸線を示す。検出器制御装置30は、指示を提供することができ、径方向運動モータ48およびスイープモータ52のいずれかまたは両方に対して制御する。したがって、それぞれの検出器カラム22は、径方向位置、およびの検出器ヘッド50の傾斜角度において、独立して制御可能である。径方向運動モータ48およびスイープモータ52は、図3の実施形態では、示されるように、2つの独立したモータであってもよい。代案として、2つのモータの機能は、1つのモータによって提供してもよい。
図4Aは、12の検出器カラム22がガントリー穴の内側に沿って互いに一致した角度、この例では30度で設置された撮像システムの径方向の構造を示す。したがって、検出器カラム22は、この例では均等に分配されている。それぞれの検出器カラム22は、径方向の軸線に沿って移動可能である。これは、検出器カラム22が撮像するための被験部18から近くにまたは遠くに存在できるようにする。図の円は、検出器カラム22の検出器ヘッド50の位置を描写する。検出器カラムは、1つの実施形態のこの図において、検出器カラムの外側の限界位置として点で描いた線に沿って示されている。2つから構成されるヘッド径方向の矢印は、検出器カラム22の動きの内外方向を描写する。
図4Bは、12の検出器カラム22が一致した角度で設置された12の検出器カラム22のヘッドを有し患者24に近い位置で存在するように径方向内側に移動された径方向の構造を示す。図4Bが示すように、検出器ヘッドのいくつかは、他のものよりも検出器ヘッドの径方向の軸線のさらに中心に向かって存在する。これにより、物体のサイズ変更に対して高画質の撮像結果を得ることができる。
図5は、検出器ヘッド50を含む検出器カラム22が、1つの実施形態に従って、部分的にのみ装着されている、患者24の真ん中部分をスキャンする核医学医療撮像システム60を示す。図4Aおよび図4Bのような完全に装着されたシステムと比較して、部分的に装着されたシステムは、撮像システムが支持するように構成された部分的な量の検出器カラム22の設置を含む。図5は、矢状面、冠状面、および横断面を含むスキャン面も明示する。個別の関心領域または選択されたイメージスキャンタイプに基づいて、患者の撮像は、これらの平面の領域で焦点が合わせられることのみを必要としてもよい。ここでのいくつかの実施形態は、状況および設置情報の制約に与えられた最高画質および最短スキャン時間のための核医学撮像システム60のような部分的に装着された撮像システムに合わせることに向けられている。
図6は、12の検出器カラム22を支持することができるガントリー62を示す。ガントリー62は、1つの実施形態で図2のシステムの特徴の全てを含むことができる。6つの検出器カラム22のみが、ガントリー62に設置されている。これは、例えば、システムのより低いコスト、より容易なメンテナンス、または他の理由のために存在することができる。したがって、図6のシステムは、部分的に装着された核医学撮像システムである。システムのための設置情報は、12の検出器カラム22を支持することができるが、6つの検出器カラム22のみが設置されているということを示すので、図6のシステムは部分的に装着されている。検出器カラムを設置することができる、または取り付けることができる位置は、いくつかの実施形態では、受信機位置64と称されることがある。図6の検出器カラム22は、径方向に延ばした位置に示されている。この実施形態の検出器カラム22は、専門技能を有しないオペレータによって取り外すことができる。この実施形態の検出器カラム22は、12の受信機位置64の1つから取り外すことができ、ガントリー62の周りの空いた受信機位置64の1つに留めることができ、ねじで取り付けることができ、クランプすることができ、または別の方法で取り付けることができる。したがって、検出器カラム22は、さらに、システム構成を作り出すために着脱可能である。このシステムは、いくつかの実施形態では、モジュラーシステムを考慮することができる。専門技能を有しないオペレータは、撮像システムの設置および調整について専門的に訓練していないか、または上級の訓練を受けていない人であってもよい。専門技能を有するオペレータは、例えば、フィールドエンジニアであってもよい。
設置情報は、1つの実施形態では、受信機位置64の設置確認要素からの情報に基づいて、プロセッサ32または検出器制御装置30によって同時にアップデートすることができ、メモリ38に記憶することができる。設置確認要素は、システムに設置された、または設置されていないハードウェアの存在を検出するいかなる種類のスイッチ、ボタン、センサ、または他の装置であってもよい。受信機位置64の設置確認要素は、システムが設置情報を検出することができ、アップデートすることができる1つの方法である。設置情報は、1つの実施形態では、ガントリー62に物理的に取り付けられた検出器カラムアーム44に関する。さらに、設置情報は、別の実施形態では、完全に機能するアームに加えて物理的な取り付けの両方を検出する。この実施形態では、径方向運動モータ48、スイープモータ52、および/または検出器要素54のいずれかが操作不可能である場合、検出器カラム22がガントリー62に取り付けられいてさえも、設置情報は、検出器カラムを、設置されていない、および/または操作不可能であるものとして示すことができる。設置情報は、下でさらに説明されるように、個別の検出器要素54の装着を示すこともできる。
いくつかの実施形態では、設置情報は、構成情報とも称される。これは、設置情報が撮像システムの現在のハードウェア構成に関連している情報を与え、同時にアップデートすることができるからである。したがって、時には構成情報と称される設置情報は、顧客に届けられたときのシステムの初期のセットアップ情報だけではなく、システムの耐用年数の初めから終わりまでの多くのハードウェア因子に基づいた同時にアップデートされる情報でもある。
図7Aは、12の検出器カラム22の設置および操作を支持することができるガントリー62を示す。7つの検出器カラム22のみが、ガントリー62に設置されている。これは、部分的に装着された撮像システムの例である。図7Aの検出器カラム22は、径方向に延ばした形で示されているが、図6と同様に径方向に延びるように示されていない。この構成は、仰臥位の患者のために最良であってもよく、心臓は、関心領域の例として、ガントリーの頂部および側部の近くに存在する。検出器制御装置30は、7つの設置された検出器カラム22と、7つの設置された検出器カラム22がガントリー62の穴の周りに存在する7つの受信機位置64とがあるという設置情報から特定することができる。その後、検出器制御装置30は、穴の周りに検出器カラム22を、ユーザ入力39、または例えばメモリ38若しくはネットワーク42のような他の情報源からの検査および患者の情報に基づいて関心がある特定の領域のための理想的な位置に回動する。この理想的な位置は、撮像情報に必須の配置位置と称することもある。したがって、検出器カラム22および検出器ヘッド50を、それぞれのタイプの手続きに必須の撮像情報を捕捉するための最良の位置に移動することは、重要であり、複数の実施形態によって行われる。
図7Bは、患者に対して新しい径方向の軸線を有する位置に検出器カラム22を移動させるために検出器制御装置30によって制御される、ガントリー62の内側で軌道を回る装置によって7つの検出器カラム22を回動したガントリー62を示す。検出器カラムは、この例での患者24である撮像される被験部の周りに360度回動することができる。図7Aから図7Bを比較して分かるように、検出器カラム22aは、患者24の下方の軸線方向の位置から患者24の上方の軸線方向の位置に回動されている。その結果として、検出器カラム22gは、この例では患者の上方から下方に移動されている。図7Bの例は、関心領域の例としての心臓が、ガントリーの底部および側部の近くに存在する腹臥の患者に対して最良であってもよい。
図8は、1つの実施形態に対する操作方法を描写するフローチャートである。示されるようなステップは、必ずしもリストに挙げられたような順番で流れなくてもよいが、単なる例として、この順番で示されている。
ステップ80では、システムは、設置情報を決定する。これは、システムでどのような操作および機構が利用可能であるかを決定する手助けをする。いくつかの実施形態では、受信機位置64に検出器カラム22が設置されていることを示す設置情報、および受信機位置64に検出器カラム22が設置されていないことを示す設置情報は、検出器カラム取り付けステータス71を含むことができる。これは、それぞれの検出器ユニットをどれぐらい遠くに径方向に延ばすことができるか、および検出器ユニットの軌道移動が、操作中にどのぐらい多く生じることを必要とするかの両方をシステムに伝えることができる。設置情報は、さらに、スイープモータステータス72を含むことができる。このステータスは、それぞれの検出器カラム22がヘッドを回動できるようにするためのスイープモータ52を有するかどうかということ、スイープモータ52が操作可能であるかどうかということ、および(いくつかの検出器ヘッド50が他のものよりもさらに回動するように構成されているときの状況での)その運動範囲を示すことができるか、または対応していないことを示すことができる。設置情報は、さらに、径方向運動モータステータス73を含むことができる。このステータスは、それぞれの検出器カラム22が径方向運動モータ48を有するかどうかということ、径方向運動モータ48の径方向運動距離、径方向位置ステータス、およびモータが現在操作可能であるか否かを示すことができる。設置情報は、さらに、検出器要素構成ステータス74を含むことができる。このステータスは、検出器要素54が設置された個別の位置、および検出器要素54を設置することができるが設置されていない個別の位置を示すことができる。例えば、図16から図17を参照する。このステータスは、どのような材料が撮像データを検出するために使用されているかを示すこともできる。それぞれの検出器カラムまたは検出器要素は、設定された異なるシンチレータまたは半導体材料を有することができる。この検出器要素構成ステータス74は、どのようなコリメータ56構造が検出器ヘッドで使用されているかを示すこともできる。上で述べたように、異なるコリメータ56は、異なる検出器ヘッド50で利用することができる。設置情報は、ガントリー回動能力を含む他の設置因子75をさらに含むことができる。これは、ガントリーがどのぐらい多くの回動度(またはどのぐらい多くの「ステップ」)をガントリーの軌道の周りに検出器カラムを回動することができるかについての表示である。設置情報は、撮像システムの構成要素の設置ステータスだけでなく、撮像システムがセットアップされる部屋、ユーザによる因子入力、安全情報、およびシステム全体の設置についての他のタイプの情報のような他の設置因子75をさらに含むことができる。例えば、多くの単光子放出コンピュータ断層撮影システムは、SPECT/CT(コンピューター断層撮影)を組み合わせたシステムに設置され、システムは、どのようなCTセットアップが設定されているかということに関連している情報も取得してもよい。
ステップ82では、システムは、個別の撮像スキャンが何になるかということおよび被験部情報を有する設定情報を比較する。(CT、SPECT、PET、MRIのような、または使用されている個別の放射性医薬品または実行される健康診断のタイプに関連することができる)撮像スキャンタイプ情報76は考慮することができる。(心臓、脳、甲状腺のような)関心領域情報77は考慮することができる。パレットまたはベッドでの患者位置情報78は考慮することができる。被験部サイズ、年齢、性別、体重、および他の医療特性(患者の体のタイプの情報、または患者医療情報、または被験部個別の情報)は、他のユーザ入力因子79に関する処理に影響を及ぼすことがある。撮像スキャンは、一般に、取得するSPECTデータに基づいた核医学撮像スキャンであるが、システムは、他のタイプの撮像情報のための他のスキャン配置で使用することができる。
ステップ84では、撮像システム20は、被験部スキャン情報と比較して、設置情報に基づいて、最適なスキャンシナリオを展開する。例えば、スキャンが心臓のスキャンであり、被験部患者が小さい場合、選択されたシナリオは、アームの径方向の延長部を高くセットし、アームは、心臓に最も近いガントリーの側部に向かって軌道上で移動させることが推奨されるだろう。被験部の角度が困難である場合、シナリオは、検出器ヘッド50のいくつかを被験部に向かってより正確に調整するように回動させることを含んでもよい。
ステップ86では、システムは、スキャンシナリオを閾値時間内で実行することができるかどうかを決定する。これは、全体の撮像操作時間予測と称することもある。この決定は、完全な要求された撮像が追加のスキャンデータを得るために再構成されているとき、システム再配置時間を加えた撮像時間に基づいて完全な要求された撮像を行うために、システムがどれぐらいかかるかということを考慮する。閾値は、ユーザによってセットされた「受け入れ可能な」時間、被験部患者の望ましい時間、行われるタイプの最も多くのスキャンと比較して標準化された時間に基づいて、および/または安全性の閾値に関連して存在することができる。全体の撮像操作時間予測は、患者を調整するのにどれぐらい長くかかるかということ、および検出器カラム、検出器ヘッド、および/または検出器要素を調整するのにどれぐらい長くかかるかということも考慮する。最適なスキャンシナリオを完了するための時間が閾値よりも長い場合、システムは、ステップ86に続いて、ステップ88に進む。
ステップ88では、ユーザは、システムの現在の設置セットアップが、要求されたスキャンを閾値時間で完了することができないかもしれないことが通知される。オプションのリストは、ステップに関連してユーザに示してもよく、ユーザは、問題を抑制するために行うことができるか、または問題を乗り越えることができる。
ステップ90では、ユーザは、システムの設定配置/セッティングを変更するか否かを決定する。ユーザは、システムに戻す意思の回答を入力することができる。ユーザは、いくつかの点で手動で、他の点でコンピュータ制御によって自動的にシステムを調整することができる。ユーザがシステムを調整する場合、したがって、設置情報を変更する場合、方法は、設置情報を再評価するためにステップ80に戻る。時間閾値を満たしてまたは超えて、ユーザがOKである場合、システムは、ステップ92に進むことができる。
ステップ92では、システムは、最適なスキャンシナリオで推奨された物理的な修正を実行する。これは、ガントリー軌道の周りでの検出器カラムの軸線方向の位置、(軸線方向の半径に沿って患者に対してどのぐらい遠いかまたは近いかを)スキャンするための軸線方向の半径位置、スイープモータによって制御されるような検出器ヘッド角度、および全体を通して説明された他の物理的な調整を構成することを含むことができる。
ステップ94では、被験部がシステムに存在し、画像が取得される。検出器カラム22、検出器ヘッド50、および/または検出器要素54の複数の物理的な位置が必要とされる場合、システムは、ステップ96で撮像操作中にそれらを調整する。これは、物理的なシステムを同時に調整する1つの例である。
ステップ98では、最終的な要求された画像データは、出力である。再構成アルゴリズムは、画像データ収集の後、または画像データ収集中に積極的に、適用してもよい。表示部、ネットワークに接続された計算装置、プリンタ、画像保管通信システム(PACS)、または他の出力位置への出力は存在してもよい。
少なくとも1つの実施形態の撮像システムは限定された設置装備から始めることができるので、システムは、低コストイメージングを実行することができるが、アップグレード可能性も提供できる。例えば、病院が少ない予算を有し、心臓のスキャンを実行する場合、それらは、心臓に対する検出器カラムセットアップを最良にし追加のコストを加えることがある追加の検出器カラムを含まないシステムを購入することができる。病院は、さらに、他のタイプのスキャンを行うことができるが、異なるスキャンタイプを扱うために異なる画像スキャンシナリオに再調整するために、システムに対して長く待たなければならないだろう。これは、時間を加えることがあり、時には、完全に装着されたまたはカスタマイズされたシステムよりも低画質の画像を提供することがある。病院は、多くの検出器カラム、または任意の検出器ヘッドスイープ機構を有する検出器カラム、または任意の検出器半径延長機構を有する検出器カラム、または複数のタイプの画像取得材料を有する検出器カラムをアップグレードすることができ購入することができ、性能を向上させるために、それらをシステムに設置することができる。これは、検出器要素にも当てはまる。検出器要素は、コストのドライバでもある。そのため、病院は、例えば、(例えば図16Bで見られるスキャン時間が長い、)検出器要素総数が少ないものを購入することができ、後でアップグレードすることができる。
図9は、心臓の画像を対象にするために特にセットされた撮像システムの正面図を示す。患者100は、心臓104をこの図のシステムの左側にして、図1のパレット14付きのベッド機構16と同様であってもよいベッド102に横たわる。この心臓の適用のために、離れた位置106は、検出器カラムが装着されていなくても(使われていなくても)よく、またはそれらは(例えば電気を節約するために、)画像を受信しないようにセットすることができる。このケースでは、使用されていない検出器カラムは、後退していてもよく、患者に向かって前進しなくてもよい。システムの検出器カラムの1つが検出器カラムのモータ、ケーブル、アーム、または検出器要素の1つのような壊れた外観を有するとき、これは有益であってもよい。システムは、現在のスキャンで使用されないように、壊れた検出器カラムを軌道上で離れた位置106に移動させることができる。問題に関する通知は、ユーザまたはオペレータに送信することができ、ユーザまたはオペレータは、ローカルの表示部またはリモートの施設にいることができる。この実施形態では、検出器カラムが、例えば被験部から遠すぎて、距離が画像の分解能を低下させ、ガンマ線源、この例での患者の心臓104から減衰を加えるので、システムは、離れた位置106でいかなる検出器カラムを使用することも必要としない。したがって、離れた位置106での検出器カラムの画像寄与も無視できる。
図10は、脳、手足、または小児の画像のような小さい被験部を対象にするために特にセットされた撮像システムの正面図を示す。この撮像操作では、患者領域108は、体全体よりも小さい。検出器カラム22は、この例では、近付けることによって最高の画像分解能を得るために、ガントリーの外側の限界位置のそれらの開始位置から患者108に向かって径方向に延びるそれらのヘッドを有する。この例は、完全に装着された、全ての12の検出器カラムのガントリーでの受信機位置が検出器カラムでいっぱいになっているケースを示し、全ての12の検出器カラムが患者領域108から最も近い距離を得ようとするとき、アームが衝突するので、システムは、必ずしも理想的である必要はない。
図11は、脳または小児の画像を対象にするために特にセットされた撮像システムの別の正面図を示す。これは、図10と同様の状況であるが、システムは、図8または図13のフローチャートステップの後、設置情報(このケースでは、例として、径方向運動モータが全て作動中である12の検出器カラムを有する完全に装着されたシステム)を決定し、被験部スキャン情報(スキャンタイプはサイズの小さい頭部であるか、または被験部タイプはサイズの小さい子供であるという事実のいずれか)を取り込み、最適なスキャンシナリオを展開する。このケースは、完全に延ばしたいくつかの検出器カラム110を含み、このケースでは、他の全ては完全に延ばしていないいくつかの検出器カラム112を有する。図10では、完全に延ばした検出器カラム110を有する実施は、検出器カラム衝突のために実行できなかった。均等に延ばしていない検出器カラムによって、このような実施は、図11のシナリオで実行できる。
図12は、脳または小児の画像を対象にするために特にセットされた撮像システムの別の正面図を示す。このシステムでは、図6と同様に、検出器カラム設置のための考えられる受信機位置の半分のみが、設置された検出器カラムを有する。ユーザは、個別のハードウェア実施によって技術的に精通していても、または技術的に精通していなくても、システムから必要とされていない検出器カラムを取り外すことができる。顧客は、供給業者から、例えば、コストの理由のために、設置される検出器カラムのいくつかのみを有する撮像システムを発注することができる。あるいは、顧客は、図10または図11の完全に装着されたシステムを購入することができ、取り外し可能な検出器カラムのいくつかは、後の時間に取り外すことができる。これは、システムのユーザおよび所有者のための柔軟性およびアップグレード可能性を作り出す。特定の撮像システムユーザは、撮像操作で脳撮像のみに焦点を合わせる場合、図10または図11の完全に装着されたシステムに関連したコストおよびメンテナンスを有する余分な検出器カラムを必要としなくてもよい。
図13は、1つの実施形態におけるシステムの操作のフローチャートを示す。ステップ130では、システムオペレータは、脳スキャン、胸スキャン、心臓スキャン、または他の物体のスキャンのような手続きタイプを示すユーザ入力39を与える。
ステップ132では、システムは、検出器カラム22、検出器ヘッド50、および検出器要素54がどのように配置されるべきかについての最適なスキャン技術を作り出す。この最適なスキャン技術は、例えば、臓器タイプ、患者サイズ、所望の取得時間に基づいて存在することができる。これらは、それぞれのためのユーザ入力値、またはシステム検出値であってもよい。例えば、患者サイズは、周囲の迅速なスキャンによって自動的に決定することができる。
ステップ133では、システムは、システムで設定されたハードウェアが最適なスキャン技術を実行することができるかどうかを決定する。最適なハードウェアセットアップが、設置情報に基づいて、現在の状況に対して適切な所に存在する場合、これは、決定として考えられてもよい。システムが、(設置情報が最適なスキャン配置に合致するということを意味する)最適な結果のために設置されたハードウェアの全てを有する場合、システムは、ステップ135に進む。そうでない場合、システムは、ステップ134に進む。
システムがステップ134に到達した場合、システムは、最適なスキャン技術を実行することができないことを決定するために、設置情報を使用している。これは、例えば、1つの検出器カラムが欠けているために、最適な配置を達成することができず、スキャン時間が必然的に長くなるということであってもよい。ステップ134では、システムは、スキャンタイプまたはスキャン物体に関連している設置情報および/または他の因子を使用して、状況を満たすために新しい適応スキャン技術を作り出すか、または現在の状況に適用することができる、前に保存したROMメモリからの適応スキャン技術を読み出す。適応スキャン技術は、スキャンに時間を加えることがあるが、オペレータまたは顧客は、完全に装着されたまたは完全に特徴付けられたシステムに対して支払う必要はないので、低いコストにすることができる。任意には、適応スキャン技術は、欠けているまたは正常に動作しない検出器が存在すべきだった位置に作動している検出器をもってくるために、ガントリーの運動または回動または両方を含んでもよい。
ステップ135では、システムは、被験部の上で撮像操作を実行する。撮像操作は、選択されたスキャン技術(最適または適応のいずれか)に適合させる方法でシステムのハードウェア要素を制御することによって完了される。この制御は、検出器カラム22を延ばすことまたは引っ込めること、検出器ヘッド50を異なるスキャン角度に回動すること、または(図7Aと図7Bとの間の検出器カラムの軌道移動のような、)検出器カラム22をガントリーの周りに軌道上で被験部に対して新しい径方向の角度に移動することを含むことができるが、これらに限定されない。
ステップ136では、システムは、画像取得シナリオに基づいて再構成アルゴリズムに適合させ、画像再構成モジュール34を使用して、検出器要素54で拾われた撮像情報を再構成する。画像再構成処理またはアルゴリズムは、選択されたスキャン技術に対応するように適合させることができる。これは、システムのハードウェア制約に与えられた実行できる最高画質の画像を作り出す。
ステップ138では、システムは、ユーザ、オペレータ、患者、または他の人に画像出力を表示する。これは、画像出力がネットワーク42を経由して送信された後、表示部40でまたはいくつかのリモートの位置で存在することができる。
図14は、軌道上で検出器カラムを回動するためのガントリーの能力を示す。検出器カラム22は、この完全に装着された例では、互いに等しい角度に設置されている。いくつかの実施形態では、ガントリー回動範囲146は、他の実施形態の0度と同じように小さい360度全ての回動であり、その間のいずこであってもよい。これは、アップグレードできる機構であり、設置情報に関連している。ガントリーは、例えば30度の回動のみを支持するハードウェアによって、最初に設定することができる。その後、顧客は、ガントリーに180度または360度の回動能力を与えるように設置される2、3の追加のモータまたはハードウェア構成要素を有するアップグレードを購入することができる。図14は、30度のガントリー回動範囲146を有するシステムを示す。これは、12の検出器カラムシステムに10度毎の範囲を与えることができるようにする。図14は、回動のステップ1である最初の位置140の検出器カラム148Aを示す。検出器カラム148B,148Cは、新しい軌道位置142,144それぞれの、検出器カラム148Aと同一の物理的な検出器カラムである。さらに、図14は、異なる軌道位置150B,150Cに回動される検出器カラム150Aを示す。したがって、システムは、システムで検出器カラムの全てを回動させることなく、全ての検出器カラムを被験部から新しい径方向の角度に移動させるために、または個別の検出器カラムのみを新しい位置に移動させるために、軌道上で回動させることができる。図14は、後者の配置を示し、検出器カラム148A,150Aのみが回動されたとき、他の全ての検出器カラム22は被験部に対して径方向の同一角度にとどまっている。
図15は、軌道上で検出器カラム154のような検出器カラムを回動するための、部分的に装着されたガントリーの能力を示す。この例では、検出器カラムは、ガントリー位置で部分的にのみ装着されている。6つのガントリー位置は、60度間隔で設置された検出器カラムを有するが、交互の6つの位置は空いている。ガントリー回動範囲152は、この例では60度であり、検出器カラム154は、それぞれ10度オフセットしてセットされた6つの「ステップ」またはスキャン位置を有する。
図16Aは、完全に装着された検出器ヘッド50の詳細図である。図16Aは、撮像操作で光子または他の撮像インジケータを拾うための検出材料を含む検出器要素54を示す。検出器要素を設置することができる全ての7つの位置に検出器要素54が設置されているので、図16Aの検出器ヘッド50は、完全に装着されていると考えられている。検出器要素54が設置されているかされていないかは、1つのタイプの設置情報であってもよい。また、それぞれの検出器要素54に埋め込まれた材料のタイプは、1つのタイプの設置情報であってもよい。ヘッドは、いかなる数の検出器要素位置を有してもよい。7つは、この特定の実施形態の単なる例である。
図16Bは、部分的に装着された検出器ヘッド160の詳細図である。検出器要素54は、使われていない検出器要素位置162と互い違いになるように設置されている。検出器カラムのコストの多くは、検出器要素54から生じるので、この設置構成は、低コストのための検出器カラム22を提供する。コリメータは、装着される検出器要素の数に合わせて寸法を決めていてもよい。このケースでは、偶数の位置は空いており、奇数の位置は装着されている。
図16Cは、部分的に装着された検出器ヘッド164の詳細図である。検出器要素54は、全て、検出器ヘッド164の一側に向かって設置されている。使われていない検出器要素位置162は、検出器ヘッド164の他側に向かって存在している。この設置方式は、狭い視野の撮像操作に対して良好にすることができる。狭い視野の設置方式は、例えば脳スキャン(20cmの範囲)のために設置された5つの検出器要素54、心臓スキャン(16cmの範囲)のために設置された4つの検出器要素54、または甲状腺スキャン(8cmの範囲)のために設置された2つの検出器要素54を有して、小さい臓器スキャンに対して良好にすることができる。例として、検出器カラム22につき2つの検出器要素54のみを含むシステムが脳スキャンを完了しようとした場合、脳スキャンをするための時間がかなり長くなることがあるか、または画像結果がかなり悪くなることがある。図8のステップ86は、これを決定することができ、ステップ88でユーザに通知する。その後、ユーザは、現在の検出器カラムを、検出器カラムにつき5つの検出器要素を有する他のものと交換することができる。システムは、ステップ80で、設置情報を同時にアップデートするだろう。したがって、システムは、ユーザの要求および撮像状況に適合するために再構成可能でありカスタマイズ可能である。例えば、脳、甲状腺、心臓などのような大多数のスキャンが限定されて軸線方向に延びている医療施設は、コストを減少させるために、それらのシステムのための適切な装着を選択してもよい。ヘッドの装着された部分の幅よりも広い軸線方向の視野、例えば体全体のスキャンは、患者テーブルの軸線方向の移動によって達成してもよい。
図17Aおよび図17Bは、部分的に装着された検出器ヘッドの詳細図を示す。ガントリーが完全に装着された検出器カラム22を有する図20のようなシステムでは、奇数の番号が付けられた検出器カラムは、検出器ヘッド170におけるような奇数の装着された検出器要素を有することができる。偶数の番号が付けられた検出器カラムは、検出器ヘッド172のような偶数の装着された検出器要素を有することができる。したがって、設置情報は、1つの検出器カラムから次の検出器カラムに変更することができる。
任意には、検出器カラムの装着された検出器要素は、2つの隣接する検出器カラムで検出器要素を組み合わせたものが完全なセットを作り出すように、交互に入れ替えるように配置されている。これは、偶数のカラムが前に存在した位置に奇数のカラムを配置すること、および同一位置の2つのカラムから取得されたデータを組み合わせることによってセットされた完全なデータを取得できるようにする。注目すべきは、位置は同一でなくてもよいが、成功した再構成を可能にするために単に接近している点である。任意には、隣接するカラムは、少なくとも1つの通常装着される要素または通常欠けている要素を有していてもよく、しかも成功した再構成を可能にする。一般に、通常装着された要素によって作り出されるような「過大サンプリング」は、再構成で容易に補われ、過大にサンプリングされたスキャンされた体の部分のノイズを減少させる。通常装着されていない要素によって作り出されるような過小サンプリングは再構成で補わされてもよいが、それは、サンプリングされる間に存在したスキャンされた体の部分のノイズを増加させるかもしれない。しかしながら、体の全ての部分を同一精度でスキャンすることを必要とするわけではなく、したがって、あまり危機的ではない臓器が物体とされた場合、過小サンプリングを容認してもよい。
図18は、別の実施形態の検出器ヘッド構造の詳細図を示す。検出器ヘッド180の検出器要素は、格子に配置されている。個別の臓器または被験部を対象にするとき、直接の検出器要素が画像品質に対して最も重要であり、側部に対する別の検出器要素は、周囲の情報のためのみに必要である。したがって、コストを節約するために、検出器ヘッドは、示されるように構成することができる。固定された検出器要素184を有する真ん中領域は、検出器要素182よりも5倍良好な感度を与える。これは、スライドする検出器要素184が、様々な位置でデータを収集するために、撮像操作中にコリメータの後ろに移動するからである。この移動は、設置されたスイープモータ52または追加のモータのようなモータによって制御することができる。心臓のような臓器または被験部は、最適なスキャンシナリオで検出器ヘッドの真ん中に配置することができる。このようなシステムのための効果的な視野は、20センチメートル×36センチメートルであってもよい。このようなシステムのためのある品質の視野は、20センチメートル×20センチメートルであってもよい。この実施形態に対する設置情報は、それぞれの検出器要素の数字、位置、および移動能力を含むことができる。それぞれの検出器カラムがより多くの検出情報を扱うことができるので、検出器ヘッド180は、検出器カラム全体の数が少ないシステムの設置方式で極めて有用である。この実施形態では、コリメータは、検出器ヘッドそのものまたは個々の検出器要素に取り付けることができる。したがって、移動可能な検出器要素182は、移動可能な検出器要素182に取り付けられたコリメータを有することができ、そのため、コリメータは、全体の空間を作り出す必要がなく、これはコストを節約する。
図19は、異なる検出器要素構成を設置情報に加えることができる1つの実施形態のフローチャートである。点で描いた箱185は、ステップ186〜194が図8のステップ80で行うことができる決定のタイプの例であることを示す。ステップ200は、図8のステップ82で行うことができる決定のタイプの1つの例である。点で描いた箱198は、ステップ202〜208が、図8のステップ84で行うことができる決定のタイプの例であることを示す。
ステップ186では、システムは、(図8のステップ71〜75に示されるような)システム全体の様々な部分からデータを収集する。そのデータに基づいて、システムは、システムがステップ188での互い違いのセットアップ、ステップ190でのスライドするセットアップ、ステップ192での狭い視野のセットアップ、またはステップ194でのカスタム検出器要素のセットアップを有するかどうかを決定する。互い違いのセットアップは、図17Aおよび図17Bで明示されたようなものであってもよい。スライドするセットアップは、図18で明示されたようなものであってもよい。狭い視野のセットアップは、図16Cで明示されたようなものであってもよい。
ステップ200では、システムは、点で描いた箱185のステップからの決定された検出器要素のセットアップを被験部スキャン情報と比較する。この情報は、スキャンの被験部(すなわち、心臓、甲状腺、脳、胸など)、および実行されるスキャンタイプに基づいている。
点で描いた箱198のステップでは、被験部スキャン情報と比較して、設置情報に基づいて撮像操作が実行される。設置情報と良好に適合する場合、検出器要素に対応するスキャンが選択される。これは、水平線によって示されている。それぞれの検出器カラムによって、(図20Aから図20Cにおけるような)全範囲のうちの60度を横切ってスキャンするためのステップ202は、一般に、互い違いのセットアップがステップ188で決定され、互い違いのセットアップが被験部スキャン情報と良好に合致したときに実行される。スライドする縁の検出器要素を含めてスキャンするためのステップ204は、一般に、スライドするセットアップがステップ190で決定され、スライドするセットアップが被験部スキャン情報と良好に合致したときに実行される。設置された要素を有する検出器ヘッドの縁で焦点を合わせてスキャンするためのステップ206は、一般に、狭い視野のセットアップがステップ192で決定され、狭い視野のセットアップが被験部スキャン情報と良好に合致したときに実行される。カスタムスキャンシナリオを使用してスキャンするためのステップ208は、一般に、設置セットアップが被験部スキャン情報と合致しなかったか、または予め規定された配置で存在していなかったときに実行される。
図20Aから図20Cは、それぞれの検出器カラムが全範囲を横切って60度を横切ってスキャンするステップ202の撮像操作の詳細を示す。これは、上で詳細に説明された図17Aおよび図17Bのシステムに対して最良に実行することができる。奇数の検出器カラムは、設置された奇数の検出器要素を有し、偶数の検出器カラムは、設置された偶数の検出器要素を有する。それゆえに、被験部の完全なスキャンを得るために、システムは、撮像操作全体の間に、それぞれの検出器カラムを軌道上で60度回動させなければならないだろう。
図20Aは、60度のガントリー軌道回動範囲210を有し、完全に装着された検出器カラム22を有するシステムを示す。検出器アームは、システムで径方向に延ばすことができる。検出器カラムは完全に装着されているが、それぞれの検出器カラムの検出器要素は、上で説明されたように存在していない。
図20Bは、30度のガントリー軌道回動範囲212をカバーする第1の3つの移動位置の間の互い違いの撮像操作を示す。
図20Cは、30度の追加のガントリー軌道回動範囲214をカバーする最後の3つの移動位置の間の互い違いの撮像操作を示す。したがって、それぞれの角度のスキャン操作は、偶数および奇数の検出器要素によってカバーされている。撮像操作は、完全に装着された検出器要素を有するシステムよりも長くかかってもよく、システムは、システムで全体の検出器要素の半分のみを有することによって安くしてもよい。
熟考されるように、様々な実施形態は、撮像操作に対する低いコストの、アップグレード可能でありカスタマイズ可能なシステムを提供する。全ての機能は、コスト対取得時間のトレードオフによって維持することができる。
いくつかの実施形態の構成可能であり制御可能なシステムは、ユーザ入力によって制御することができる。したがって、ユーザは、システムの自動操作より優位に立つことができ、ユーザインターフェースによってシステムの構成要素の個別の完全な制御を行うことができる。
様々な実施形態および/または構成要素、例えば、モジュール、または構成要素、および制御装置は、1つ以上のコンピュータまたはプロセッサの一部分として実施してもよい。コンピュータまたはプロセッサは、計算装置、入力装置、表示ユニット、および例えばインターネットにアクセスするためのインターフェースを含んでもよい。コンピュータまたはプロセッサは、マイクロプロセッサを含んでもよい。マイクロプロセッサは、コミュニケーションバスに接続してもよい。コンピュータまたはプロセッサは、メモリを含んでもよい。メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリーメモリ(ROM)を含んでもよい。コンピュータまたはプロセッサは、さらに、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリのディスクドライブのような取り外し可能な記憶ドライブ、光学ディスクドライブなどで存在することができる記憶装置を含んでもよい。記憶装置は、コンピュータまたはプロセッサに、コンピュータプログラムまたは他の指示をロードするための他の同様の手段であってもよい。
ここで使用されるとき、「コンピュータ」または「モジュール」という用語は、マイクロ制御装置を使用するシステムを含むプロセッサをベースにしたまたはマイクロプロセッサをベースにしたシステム、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、特定用途向け集積回路(ASICs)、論理回路、およびここで説明されたファンクションを実行可能ないかなる他の回路またはプロセッサを含んでもよい。上の例は、単なる例示であり、したがって、「コンピュータ」という用語の定義および/または意味を何らかの形で限定することは意図されていない。
コンピュータまたはプロセッサは、入力データを処理するために、1つ以上の記憶要素に記憶されている1セットの指示を実行する。記憶要素は、望まれるまたは必要とされるようなデータまたは他の情報を記憶してもよい。記憶要素は、情報源、または処理装置の内部の物理的なメモリ要素の形で存在してもよい。
指示のセットは、本発明の様々な実施形態の方法およびプロセスのような個別の操作を実行するための処理装置として、コンピュータまたはプロセッサに指示する様々なコマンドを含んでもよい。指示のセットは、ソフトウェアプログラムの形で存在してもよい。ソフトウェアは、システムソフトウェアまたはアプリケーションソフトウェアのように、様々な形で存在してもよい。さらに、ソフトウェアは、独立したプログラムまたはモジュール、大きいプログラムの内部のプログラムモジュールまたはプログラムモジュールの一部分の選択の形で存在してもよい。ソフトウェアは、物体に向けられたプログラミングの形でのモジュラープログラミングも含んでもよい。処理装置による入力データの処理は、オペレータコマンドに応じて、または前の処理結果に応じて、または別の処理装置によって行われたリクエストに応じて存在してもよい。
ここで使用されるとき、「ソフトウェア」および「ファームウェア」という用語は、RAMメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、および不揮発性RAM(NVRAM)メモリを含む、コンピュータによって実行するためのメモリに記憶されたいかなるコンピュータプログラムを含んでもよい。上記メモリタイプは、単なる例示であり、したがって、コンピュータプログラムの記憶のために使用可能なメモリのタイプに対して限定されない。
上記説明は、例示的であり、限定的でないことが意図されていることが理解される。例えば、上で説明された実施形態(および/またはそれの態様)は、互いに組み合わせて使用してもよい。さらに、多くの修正は、それらの範囲から逸脱することなく、本発明の様々な実施形態の教示に対して、特定の状況または材料に適合させるように作成してもよい。ここで説明された材料の寸法およびタイプは、本発明の様々な実施形態のパラメータを規定することが意図されているが、実施形態は、決して限定されず、例示の実施形態である。他の多くの実施形態は、上記説明を見直したときに、当業者に明らかであるだろう。それゆえに、本発明の様々な実施形態の範囲は、前記特許請求の範囲の権利が与えられる等価物の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。
添付の特許請求の範囲では、「含む」および「in which」という用語は、「備える」および「wherein」というそれぞれの用語の平易な英語の等価物として使用される。さらに、以下の特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」、および「第3の」などの用語は、単にラベルとして使用され、数の要件をそれらの対象物に課すことは意図していない。さらに、以下の請求項の限定は、ミーンズプラスファンクションのフォーマットで記載されておらず、米国特許法第112条6項に基づいて解釈することは意図されていない。前記請求項の限定が、「のための手段」というフレーズを明示的に使用しない場合、および前記請求項の限定が、「のための手段」というフレーズを明示的に使用するまで、別の構造がない機能的記述に従う。
この記載された説明は、ベストモードを含み、当業者に本発明を実施できるようにする、いかなる装置またはシステムを作成し使用すること、および組み込まれた方法を実行することを含む、本発明の様々な実施形態を開示するための例を使用する。本発明の様々な実施形態の特許を受けることができる範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者に想到する他の例を含んでもよい。前記他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造的要素を有する場合、または特許請求の範囲の文言に対してごくわずかな差を有する等価構造要素を含む場合、特許請求の範囲内に入ることが意図されている。
図1および図5を参照すると、超音波プローブ10は、プローブヘッド12、コネクタ14、およびプローブヘッド12をコネクタ14に接続するケーブル16を含む。プローブヘッド12は、超音波エネルギーを送信および受信するための変換器および受信器を含む。ケーブル16は、プローブヘッド12とコネクタ14との間の電気連通および流体連通を提供する。コネクタ14は、モニタと、プローブヘッドから受信した画像を処理し、プローブヘッドを操作するための命令を送信するプロセッサとを含んでいてもよい超音波ステーションとのインターフェース18を含む。
図1を参照すると、冷却装置は、超音波プローブ電子部品から生じる熱を、プローブから取り除くことを可能にする。冷却装置は、プローブヘッド12内に位置する第1の熱交換器20、筺体40内に位置する第2の熱交換器22を含む。第1の熱交換器20は、ケーブル16を通って伸長する導管部分26により第2の熱交換器22と流体連通している。冷却流体を導管部分26を介して送出して、第1の熱交換器20から第2の熱交換器24へと熱を移動させる。1つの実施形態では、冷却流体は、液体である。コネクタ14の筺体内に位置するファン(非表示)は、第2の熱交換器22を覆う空気を循環させて、第1の熱交換器20から第2の熱交換器22へと移動させた熱を除去する。1つの実施形態では、第2の熱交換器22は、第2の熱交換器22の外側表面積を増加させて、第2の熱交換器22からの熱除去を支援するために、幾つかの外部隆起部または外部フィンを有する。
1つの実施形態では、コネクタ14は、ポンプ30が位置するタンク28を含む。ポンプ30は、第1の熱交換器20と第2の熱交換器22との間に冷却流体を循環させるデバイスである。第2の熱交換器22は、導管部分32を介してタンク28およびポンプ30と流体連通している。ポンプ30は、冷却流体が第1の熱交換器20と第2の熱交換器22との間で循環する際に、冷却流体の圧力変動およびその結果としての振動を引き起こす場合がある。また、1つの実施形態では、ポンプ30は、冷却流体を、ダンパー34を通過させた後、第1の熱交換器20へと流動させる。冷却流体は、導管36を介してポンプ30からダンパー34へと送出される。ダンパー34を通過した後の冷却流体は、導管38を介して第1の熱交換器20へと誘導される。導管26、32、36、および38は、冷却流体が循環することのできる中空部分を有するチューブであってもよい。加えて、他の流体回路が企図される。図6を参照すると、冷却流体は、還流導管26を介して第1の熱交換器20からタンク28および/またはポンプ30へと誘導され、その後導管76を介してタンク/ポンプから第2の熱交換器22へと誘導されてもよく、その後、冷却流体を、導管78を介してダンパー34を循環させてから、第1の熱交換器20へと還流させてもよい。
1つの実施形態では、熱交換器22、タンク28、ポンプ30、およびダンパー34は全て、コネクタ14の筺体40内に位置している。ダンパー34は、プローブヘッド12内のポンプ30により誘導された冷却流体により引き起こされる過渡振動および調和振動を、減振、抑制、および/または緩和する。1つの実施形態では、ダンパー34は、ポンプの高圧側にある流体チューブの伸展性区間等の、導管または流体チューブの部分ではない個別の要素であると理解されるだろう。また、ダンパー34は、部分的に満たされているタンクの流体空気境界とは対照的に、意図的な追加構造であると理解されるだろう。ダンパー34は、タンク28の外側表面に固定または隣接していてもよく、または筺体40の部分として構築されていてもよい。
図2を参照すると、ダンパー34は、入口ポート42および出口ポート44を含む。入口ポート42は、ポンプからの冷却流体がダンパー34に進入することを可能にするとうに導管36に作動可能に接続されている。出口ポート44は、第1の熱交換器20に更に接続されている導管38に作動可能に接続されている。1つの実施形態では、ダンパー34は、ポンプおよび/またはタンクとプローブヘッド12との間に位置する。このように配置することにより、冷却流体内の振動が、プローブヘッドに進入する前に低減および/または除去される。ダンパー34は、ポンプとタンクとの間、または第2の熱交換器とポンプとの間、または第1の熱交換器と第2の熱交換器との間等、冷却流体流動回路の他所に配置することが可能である。
図2を参照すると、入口ポート42に進入する冷却流体は、層流を示す。冷却流体がダンパー34内で循環すると共に、冷却流体の流動は、非層流線48により示されているような乱流となる。冷却流体は、冷却流体が導管38に進入した際のような層流で、出口ポート44からダンパー34を出て、第1の熱交換器20へと循環する。
図3および図4を参照すると、ダンパー34は、膜50、下側部分52、および上側部分54を有する。下側部分52には、冷却流体の入口および出口に使用される入口ポート42および出口ポート44が設けられている。下側部分52および上側部分54は、それぞれ、互いに係合してダンパー34を確実に構築する係合スレッド56および58を有する。下側部材52には、膜50の外周縁部を支持するレッジ60が設けられている。スレッド56および58が完全に係合されると、膜50の周囲端部は、流体密封気密密閉が得されるように、レッジ60と、上側部分54の底部縁部62との間に捕捉される。入力ポート42からダンパー34に導入された冷却流体は、下側部分52および膜50により形成された空洞64に保持される。
膜50は、冷却流体の圧力変動により伸張するとエネルギーを吸収するように、エラストマー材料で形成されていてもよい。冷却流体内で膜50を移動させて上方に振動させるエネルギーは、少なくとも部分的には、その移動に伴う内部摩擦として散逸する。1つの実施形態では、膜は、フルオロポリマーゴムである。1つの実施形態では、膜は、約75のショアA硬さを有するエラストマーである。1つの実施形態では、膜の厚さは約1mmである。無論、他のショアA硬さおよび膜厚が企図される。
1つの実施形態では、上側部分54は、下側部分52の雌スレッド56に螺合する雄スレッド58を含む。膜50は、相当な抵抗を受けるまで上側部分54および下側部分52に捕捉され、流体密封密閉が作り出される。このように、空洞64内の冷却流体は、膜50と上側部分54との間の気体空洞66内に入ることはない。
1つの実施形態では、下側部分52は、アルミニウム等の金属で形成されていてもよい。無論、他のタイプの材料が企図される。下側部分は、流体入口ポート42および流体出口ポート44がそこから伸長する開口部を含む。1つの実施形態では、下側部分52のレッジ60は、約2.5cmの幅を有する。空洞64は、冷却流体が、入口ポート42に進入する際は層流を示し、冷却流体が空洞64内を循環する間に乱流に変換され、その後冷却流体が導管38へと出口ポート44を出て行く際にはまた層流に変換されるように構成されている。1つの実施形態では、空洞64は、直径約20mmおよび高さ約2.7mmの円柱状の形状を有する。無論、他の直径および高さの寸法が企図される。
入口ポート42および出口ポート44は各々、それぞれ入口ポート42および出口ポート44の中心部分を伸長する長手軸を有する。1つの実施形態では、入口ポート42の長手軸は、出口ポート44の長手軸と共線的ではない。1つの実施形態では、入口ポートの長手軸は、出口ポートの長手軸と空洞64内で交差する。入口ポート42、出口ポート44の配置、およびダンパー34の形状は、空洞64内の冷却流体の乱流に寄与する。1つの実施形態では、入口ポート42および出口ポート44は、接近して隣接しており、下側部分52の弓形外周から伸長している。1つの実施形態では、入口ポートの長手軸は、出口ポートの長手軸と約20度の角度を形成する。
空洞66内の気体は空気であってもよく、または冷却流体がプローブヘッド12へと循環する際に、冷却流体内の振動の除去および最小化を支援する別の気体であってもよい。膜50は中間位置では実質的に平面状であってもよく、または図3に例示されるような弓形の形状を有していてもよい。膜50の形状は、冷却流体回路内の圧力および/または冷却流体がダンパー34に進入する際の冷却流体内の振動に応じて様々であってもよい。
下側部分52は、入口ポート42および出口ポート44がそこから伸長する外側弓形側壁、および基部床を含む。レッジ60は、一般的に、基部床により画定される平面と平行である。空洞64は、側壁68の内側表面および基部床70の内側表面ならびに膜50の下側表面または第1の表面により画定される。同様に、空洞66は、上側部分54の内側側壁72およびカバー部分74の内側側面、および膜50の上側表面または第2の表面により形成される。1つの実施形態では、空洞66は、下側部分52および上側部分54が共に螺合する際に存在する周囲空気を単に含有している。1つの実施形態では、空洞66は、高さが約3.2mmであり、その高さのほとんどにわたって約20mmの直径を有する。1つの実施形態では、上側部分54は、アルミニウム等の金属で構築されている。しかしながら、他の材料も企図される。
1つの実施形態では、入口ポート42および出口ポート44の長手軸は、両方とも、レッジ60または基部床70により画定される平面と平行な共通平面にある。
1つの実施形態では、ダンパーは、流動血液等の人体の要素の動きを感知するために使用されるドップラースキャンと共に使用される。ダンパーは、プローブヘッド12のセンサーヘッドの振動により引き起こされるアーチファクトの可能性を低減する。血流を感知する場合、これにより、スキャンが逆方向の血流を誤って示す可能性が低減または排除される。1つの実施形態では、ダンパー34は、約50Hzの振動周波数および最大200Hzの支配的高次高調波を有するポンプと共に、50Hzを超える周波数を感知するスキャンで使用される。
本開示は、例示的な実施形態に関して記載されているが、当業者であれば、特許請求されている主題の趣旨および範囲から逸脱せずに、形態および詳細を変更することができることを認識するだろう。例えば、様々な例示的な実施形態が、1つまたは複数の利点を提供する1つまたは複数の特徴を含むと記載されているが、記載されている特徴は、記載されている例示的な実施形態または他の代替的な実施形態で、互いに交換またはその代わりに互いに組み合わせることができることが企図される。本開示の技術は比較的複雑であるため、本技術の全ての変更が予測可能であるとは限らない。例示的な実施形態に関して記載されており、以下の特許請求の範囲に示されている本開示は、可能な限り幅広く解釈されることが明示的に意図されている。例えば、特に別様の記載が無い限り、単一の特定の要素が示されている請求項は、複数のそのような特定の要素も包含する。