JP2017507761A - 薬物注入用の投与ユニットの初期化 - Google Patents

薬物注入用の投与ユニットの初期化 Download PDF

Info

Publication number
JP2017507761A
JP2017507761A JP2016558099A JP2016558099A JP2017507761A JP 2017507761 A JP2017507761 A JP 2017507761A JP 2016558099 A JP2016558099 A JP 2016558099A JP 2016558099 A JP2016558099 A JP 2016558099A JP 2017507761 A JP2017507761 A JP 2017507761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dosing
dosing chamber
valve
unit
priming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016558099A
Other languages
English (en)
Inventor
トーチェ、ダビド
ケッテンマン、ペーター
Original Assignee
エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト, エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト filed Critical エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
Publication of JP2017507761A publication Critical patent/JP2017507761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14244Pressure infusion, e.g. using pumps adapted to be carried by the patient, e.g. portable on the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14216Reciprocating piston type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/36Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests with means for eliminating or preventing injection or infusion of air into body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M2005/1401Functional features
    • A61M2005/1402Priming
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/10General characteristics of the apparatus with powered movement mechanisms
    • A61M2205/103General characteristics of the apparatus with powered movement mechanisms rotating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/33Controlling, regulating or measuring
    • A61M2205/3331Pressure; Flow
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/70General characteristics of the apparatus with testing or calibration facilities
    • A61M2205/702General characteristics of the apparatus with testing or calibration facilities automatically during use

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

携帯型注入装置(30)の投与ユニット(20)を初期化するための方法を開示し、この方法は第1のプライミングルーチンを実行することを含む。第1のプライミングルーチンは、排出バルブ(205)が閉鎖され充填バルブ(204)が開放された状態で、投与ユニット(20)に最小投与チャンバ容量を有する投与チャンバ(202)を設けることを含む。第1のプライミングルーチンはさらに、初期貯蔵部流体圧p2を測定し、第1のプライミング量v1を算出することを含む。この方法はさらに、第1のプライミング量v1だけ投与チャンバ容量を増加させることを含み、第1のプライミング量v1は、投与チャンバ容量の増加の終了時には貯蔵部連結導管が液体薬剤で略完全に満たされるように算出される。第1のプライミングルーチンはさらに、充填バルブ(204)を閉鎖し、排出バルブ(205)を開放し、投与チャンバ容量を最小投与チャンバ容量まで減少させることによって投与ユニット(20)を空にすることを含む。投与ユニットおよび携帯型注入装置の動作を制御する制御ユニットをさらに開示する。

Description

本発明は、携帯型注入システムの投与ユニットを初期化するための方法、携帯型注入システムの投与ユニットの動作を制御するための制御ユニット、および携帯型注入装置に関する。
携帯型注入装置は、たとえば、インスリン皮下持続注入(CSII)による糖尿病の治療および疼痛治療または癌治療などの技術において周知であり、Roche Diagnostics社(独国)やMedtronic MiniMed社(米国カリフォルニア州)など多くの供給業者から入手可能である。
確立されている標準的な設計によれば、これらの携帯型注入装置は、典型的には注射器ポンプ型のものである。このような装置は、多数の欠点が当該技術において知られている。とりわけ、このような装置は、ミリリットル範囲の全体の薬剤容量を有する薬剤カートリッジの中から、典型的にはナノリットル範囲などの非常に少ない薬剤量の運搬に関与することから、精度が制限される。それゆえ、薬剤貯蔵部の下流の専用の投与ユニットを用いるさらなる概念および構成が提案されてきた。このような投与ユニットは、たとえば、マイクロメンブレンポンプまたはマイクロピストンポンプなどの小型ポンプを備える。これは液体薬剤貯蔵部に連結するように構成され、さらにとりわけ、少ないマイクロリットル範囲またはナノリットル範囲での少量の正確な投与のために設計される。このような投与ユニット用のいくつかの設計が当該技術において既知であるが、これらはかなり複雑で、そのほとんどは高価であるか、および/または大きな規模に対して臨界的である。
特許文献1は、投与ユニットとして小型のピストンポンプを備えるシステムを開示する。この投与ユニットは、より大きな貯蔵部に繰り返し連結され、貯蔵部から繰り返し充填される投与シリンダを含み、その後投与シリンダは注入ラインに連結され、長期間にわたって段階的に投与シリンダから液体薬剤が注入される。投与シリンダを貯蔵部および注入ラインに交互に連結させるために、バルブシステムが提案される。
例示目的のために、特許文献1の開示による例示的な投与ユニットを概略構造図で示す図1を参照する。投与ユニットは、投与ピストン3(単に「ピストン」ともいう)を変位させることによって段階的にまたは徐々に変えられてもよい投与チャンバ6を備える投与シリンダ2(「ポンプシリンダ」ともいう)を含む。投与シリンダ2は、薬剤容器から供給管4または貯蔵部連結導管4を介して可変な投与チャンバを薬剤で満たすための、および可変な投与容量から薬剤をカテーテルまたは注入ライン5内へ放出するための、単一の開口または孔2aを有してもよい。投与シリンダ2の近接する壁部分に配置される孔2aは、投与シリンダ2をその長手軸周りで密封静止部材(参照符号なし、図1においてはU字型の部品)に対して回転させることによって、貯蔵部連結ポートまたは出口ポートと交互に位置合わせされ得るので、それにより投与チャンバ6を貯蔵部連結導管4または注入ライン5に交互に連結させる。組み合わされたポンプシリンダおよび静止部材は、貯蔵部連結導管4と連結する充填バルブと、カテーテルと連結する排出バルブとを備えるバルブ配列を形成する。投与シリンダの回転位置に応じて、充填バルブまたは排出バルブのいずれかが、他方のバルブが閉鎖された状態で開放され得る。中間状態においては、充填バルブおよび排出バルブの両方が閉鎖される。充填バルブおよび排出バルブの同時の開放は、バルブ配列の設計により防がれる。投与チャンバを満たす工程を「装填」といってもよく、投与チャンバから薬剤を放出する工程を「吐出」といってもよい。充填バルブを、したがって「装填バルブ」といい、排出バルブを「吐出バルブ」といってもよい。
欧州特許出願公開第1970677号明細書
専用の投与ユニットを含む携帯型注入システムに関する主な重大事項および懸案事項は、流体路における気体、特に空気の取り扱いである。一般に、液体薬剤、たとえば液体インスリン製剤で完全に満たされ、空気が全く入っていない薬剤貯蔵部を提供することが望ましいが、携帯型注入システムに典型的に与えられる状況の下では、合理的なコストおよび操作労力ではほとんどなしえない。また、初めに液体薬剤中に溶解している空気のガス放出は、たとえば温度の変動によって使用中に生じることが知られている。さらに、投与ユニットは、典型的な注射器ポンプ型とは対照的に、薬剤貯蔵部と一体ではなく、供給状態において空気で満たされる流体貯蔵部連結導管を介して薬剤貯蔵部と流体的に連結される。不完全または不適切に連結された流体接続の場合、空気が投与チャンバ内へとさらに引き込まれるおそれがある。
本発明の目的は、携帯型注入システムの投与ユニットを初期化するための改良された方法、対応する制御ユニット、および対応する携帯型注入装置を提供することである。とりわけ、本発明の目的は、携帯型注入システムの流体系における気体の存在下で確実なプライミング(priming)を可能にする、方法および制御ユニットを提供することである。
インスリンなど、携帯型注入システムを介して注入される多くの薬剤は、静脈よりもむしろ皮下組織内に注入されるが、意図しない空気の注入は、それに伴う注入薬剤の欠乏または減少に結びつき、これはいくつかの状況においては、深刻な内科的合併症を発症させるおそれがある。
ここで、および以下において、「初期化する」および「初期化」という語は概して、携帯型注入システムにおいて新たな投与ユニットを用いるときに実行される必要のある準備的な操作ステップのことをいう。投与ユニットは、典型的には数日毎に交換される。「プライミング」は初期化処理の一部であり、液体薬剤での流体導管の最初の充填のことをいう。
本発明によれば、これらの目的は独立請求項の特徴を通して達成される。また、さらなる有利な実施形態は、従属請求項ならびに全般的な説明および例示的な実施形態の記載から得られる。
一態様によれば、本発明の目的は、携帯型注入システムの投与ユニットを初期化する方法を提供することによって達成される。以下のこの方法の説明において、個別のステップは、注記されない場合には、提示の順番にしたがって実行されるものとする。また、各ステップから同時に生じる最終的な流体の構成が次に続くステップのための初期または開始構成を定めるように、本明細書に記載されるステップの間にさらなる動作、とりわけ投与チャンバ容量の変更および/またはバルブの切り替えがないものとする。
この方法は、第1のプライミングルーチンを実行することを含む。第1のプライミングルーチンは、排出バルブが閉鎖され充填バルブが開放された状態で、投与ユニットに最小投与チャンバ容量を有する投与ユニットの投与チャンバを設けるステップを含む。このステップは、充填バルブおよび/または排出バルブがそのような状態にない場合には、投与ユニットの充填バルブおよび/または排出バルブを作動させ、投与ユニットの充填バルブを開放することを含んでもよい。このステップはさらに、充填バルブおよび排出バルブの状態をそれぞれ決定することを含んでもよい。このステップはさらに、投与チャンバ容量が初めに最小でない場合に、投与チャンバ容量を最小投与チャンバ容量に減少させることを含んでもよい。
第1のプライミングルーチンはさらに、初期貯蔵部流体圧p2を測定し、初期貯蔵部流体圧p2に基づき、第1のプライミング量v1を算出することを含み、初期貯蔵部流体圧p2は液体薬剤貯蔵部内の流体の圧力である。液体薬剤貯蔵部は、貯蔵部連結導管および開放された充填バルブを介して投与チャンバに流体連結される。初期貯蔵部流体圧p2は、液体運動がないか無視可能である、平衡圧であることが好ましい。初期貯蔵部流体圧p2は、特に周囲の環境の圧力であってもよい基準圧prefに対する差圧として測定される。
第1のプライミングルーチンはさらに、第1のプライミング量v1だけ投与チャンバ容量を増加させるステップを含む。第1のプライミング量v1は、投与チャンバ容量の増加の終了時には貯蔵部連結導管が液体薬剤で略完全に満たされるように、初期貯蔵部流体圧p2に依存して算出される。また、このステップの前に貯蔵部連結導管内に存在していた空気/気体は、このステップで計測チャンバ内に吸引される。したがって、このステップの最後には液体薬剤および気体の混合物が計測チャンバに存在し、合計量は第1のプライミング量v1に等しい。
第1のプライミングルーチンはさらに、充填バルブを閉鎖し排出バルブを開放するステップを含む。第1のプライミングルーチンはさらに、投与チャンバ容量を最小投与チャンバ容量まで減少させることによって、投与ユニットを空にすることを含む。これにより、液体および空気/気体の混合物は排出バルブを介して放出される。ここにおよび以下において、最小投与チャンバ容量は無視できるかまたはゼロであるものとする。
ここに記載する第1のプライミングルーチンおよびこの方法の任意の他のルーチンを実行する間は、薬剤が注入されないように、投与ユニットは患者に流体連結されない。替わりに、排出バルブの排出口が、直接、またはすでに接続されている注入ラインを介して、環境に流体連結される。
本発明において、投与チャンバは、通常の動作、すなわち薬剤注入のための動作の間、投与チャンバ容量を増加させることによって液体薬剤で繰り返し満たされる流体チャンバであって、その後、長期間にわたって連続的にまたは実質的に無限に段階的に投与チャンバ容量を減少させることによって投与チャンバから薬剤が投与される。投与チャンバは、交互に開放状態または閉鎖状態となるためにアクティブに制御される充填バルブを介して、液体薬剤貯蔵部に連結される。投与チャンバはさらに、交互に開放状態または閉鎖状態となるために同様にアクティブに制御される排出バルブを介して、注入路に連結される。さらに、同時に両方ではなく、充填バルブ、または排出バルブのみが開放状態であり得るものとする。これは、対応するバルブの制御および/または以下にさらに記載する対応する機械的なバルブ設計によって達成できる。充填バルブおよび排出バルブの両方は、しかしながら、同時に閉鎖状態となるように制御されてもよい。いくつかの実施形態において、機械的なバルブ設計は、開放した充填バルブと開放した排出バルブとの間の切り替え時に、常に、充填バルブおよび排出バルブの両方が閉鎖される一時的な状態を通過する。開示される方法を用いて初期化され得る投与ユニットは、たとえば、図1に概略的に示されるような投与ユニットである。投与ユニットの設計に関する別の選択肢および代替例を以下にさらに記載する。
初期貯蔵部流体圧p2は、典型的には、可撓性のあるバッグあるいは袋、たとえばバネ付勢される可動ピストンを備える剛体のカートリッジ、または剛体のシェルとたとえば箔などの可撓性のあるカバーシェルとを備える半剛体の貯蔵部のいずれかとして実現される薬剤貯蔵部内の、平衡流体圧力である。初期貯蔵部流体圧は、圧力センサによって測定され得る。投与における圧力センサの適切な配置は、以下にさらに記載される。
いくつかの実施形態において、第1のプライミングルーチンは、
Figure 2017507761
として第1のプライミング量v1を算出することを含み、式中V0は貯蔵部連結導管の設計で定まる流体容量であり、Prefは基準圧、詳細には周囲の環境の圧力であり、Vsは安全マージン容量である。本実施形態に対する論拠は、容量および圧力の積が一定である仮想の等温線の仮定に基づき、基準圧Prefで、すなわちp2=0の場合、
Figure 2017507761
の項は1と等しい。すなわち、第1のプライミング量はこの場合、貯蔵部連結導管の流体容量V0に安全マージンVsを加えた和と等しく、ここで安全マージン容量は、薬剤貯蔵部から投与チャンバ内に吸引されるおそれのあるあらゆる空気/気体および機械的公差などを補償する。貯蔵部において相対的な高圧である場合、すなわち、p2>0の場合、貯蔵部連結導管に最初に存在する空気/気体が、交換される液体とは対照的に圧縮されるという事実を反映して上述の項は1よりも小さくなる。貯蔵部において任意の相対的な低圧である場合、すなわち、p2<0の場合についても同様のことが類似した方法で適合する。
基準圧Prefは実際の環境の気圧であってもよいし、1013mbarなどの公称の環境の気圧であってもよい。
いくつかの実施形態において、この方法はさらに、第1のプライミングルーチンを実行する前に、センサ較正ルーチンを実行することを含む。センサ較正ルーチンは、初期状態の投与ユニットに、気体で満たされた投与チャンバを設けるステップを含み、充填バルブおよび排出バルブの両方が閉鎖されており、その結果投与チャンバは流体的に分離される。このステップは、充填バルブおよび排出バルブの両方を閉鎖することを含んでもよい。このステップはさらに、充填バルブおよび排出バルブそれぞれの状態を決定することを含んでもよい。
センサ較正ルーチンはさらに、投与チャンバ容量を減少させ、それにより投与ユニット内の気体を圧縮係数c1まで圧縮するステップを含む。センサ較正ルーチンはさらに、圧縮係数c1において、投与チャンバと流体連結している圧力センサの出力値p1 *を読み取り、出力値p1 *および圧縮係数c1に基づき圧力センサ較正を算出し、算出された較正を記憶することを含む。
センサ較正ルーチンはさらに、充填バルブが閉鎖されたままの状態で排出バルブを開放するステップを含む。センサ較正ルーチンはさらに、投与チャンバ容量を最小投与チャンバ容量までさらに減少させることによって、投与シリンダを空にするステップを含む。これにより気体が排出バルブを介して投与チャンバから放出される。
第1のプライミングルーチンを実行する前に実行され得るセンサ較正ルーチンは、後に続く上述の第1のプライミングルーチンにおいて流体貯蔵部の圧力を相対圧力として測定するために用いられ、かつ、任意には、以下にさらに記載する、さらに後続の第2のプライミングルーチンにおいて用いられ得る投与ユニットの圧力センサを較正する。同一の圧力センサは、特にシステムの詰まり/閉塞を検出するために、後続の注入中にさらに用いられてもよい。「較正」という語は、必ずではないが、典型的には測定圧力pと対応する出力値、たとえば電圧値p*との間の線形関係を決定するという意味で理解されるべきである。
圧力較正ルーチンの始めに、投与チャンバに最初から存在する気体は、原理上は環境の空気であってもよい。しかしながら、投与チャンバは、使用中、患者の体内に注入される液体薬剤で満たされるので、無菌の空気または不活性気体が好ましい。投与ユニットは、容易に、無菌のボックスや他のパッケージ内のこのような気体で満たされて供給者によって提供されてもよい。
初期状態において、投与チャンバ内の気体は、既知の環境の圧力、すなわち基準圧Prefであり、これは開放した排出バルブを投与ユニットに設けることによって達成される。そうでない場合や保証できない場合には、圧力センサ較正ルーチンは、閉鎖した充填バルブおよび排出バルブの両方を投与ユニットに設ける前に、等圧化に充分な長さの期間、排出バルブを開放することを含んでもよい。
投与チャンバ容量の任意の減少から生じる圧縮係数は、相互の相対的な容量変化に比例する。たとえば、投与チャンバを圧縮率c=2に半減させると、投与チャンバ内の気体の圧力は二倍になる。したがってどのような投与チャンバ容量についても、圧縮係数および気体の圧力は既知となり、圧力センサ較正が可能となる。
本開示によるセンサ較正ルーチンのさらなる態様および変形例は、例示的な実施形態に関連して以下にさらに記載される。
いくつかの実施形態において、この方法はさらに、第1のプライミングルーチンの実行に続いて、第2のプライミングルーチンを実行することを含む。第2のプライミングルーチンは、排出バルブを閉鎖し、充填バルブを開放することを含む。第2のプライミングルーチンはさらに、第2のプライミング量v2だけ投与チャンバ容量を増加させることを含む。これにより、液体薬剤が、液体薬剤貯蔵部から投与ユニット内へと吸い出される。第2のプライミングルーチンを含む実施形態においては、第2のプライミングルーチン後に、終了処理ルーチンが任意に実行されてもよい。このような終了処理ルーチンのステップは、例示的な実施形態に関連して以下にさらに記載される。
第2のプライミングルーチンはさらに、排出バルブが閉鎖されたままの状態で充填バルブを閉鎖することを含み、その結果、投与チャンバは流体的に分離される。第2のプライミングルーチンはさらに、投与チャンバ容量を変更し、この変更の間、投与チャンバ圧力pCを監視し、投与チャンバ圧力pCが基準圧と等しくなると変更を停止することを含む。第2のプライミングルーチンはさらに、投与チャンバ容量の変更量に基づき、投与チャンバ内の空気の空気体積Vairを算出することを含む。
投与チャンバ容量の増加または減少の必要があるかどうかを決定するために、投与チャンバを流体的に分離した後に、初期投与チャンバ圧力pC,0が測定され、基準圧prefに対する初期投与チャンバ圧力pC,0の符号は、投与チャンバ容量を増加させるか、減少させるかを決定するための基準として用いられる。初期投与チャンバ圧力pC,0が負である場合、初期圧力が低圧/陰圧であることを示し、投与チャンバ容量は、その後、基準圧prefと等しくなるよう減少させられる。初期投与チャンバ圧力pC,0が正である場合、初期圧力が高圧/陽圧であることを示し、投与チャンバ容量は、その後、基準圧prefと等しくなるよう増加させられる。
第2のプライミングルーチンを含むいくつかの実施形態において、第2のプライミングルーチンは、空気体積Vairを、あらかじめ設定される閾値空気体積Vair,thresholdと比較し、空気体積Vairが閾値空気体積Vair,thresholdを超える場合に警報を提供することを含む。閾値空気体積Vair,thresholdは、さまざまな一般的な要因および/または患者の一日あたりの合計薬剤量など患者に特有の要因に依存してもよく、全体的なリスク方針にしたがって、および/または、規制要件に基づいて決定される。投与チャンバの空気は、上述のように液体薬剤貯蔵部から吸引される場合もあるし、漏出する流体連結や有害な状況である他のいずれかの流体路の漏出により環境から吸引される場合もある。
第2のプライミングルーチンを含むいくつかの実施形態において、第2のプライミングルーチンは、空気体積Vairを算出するために、投与チャンバの境界壁の機械的コンプライアンスを考慮に入れることを含む。この種の実施形態に関して、空気体積Vairは以下の式によって算出されてもよい。
Figure 2017507761
式中、ΔVは等圧化のために投与チャンバ容量が変更された変更量であり、ΔVcomplianceは、壁の追従性により投与チャンバ容量が変化する量であって設計で定まる量である。この式は、仮想の等温線の仮定に基づき、すなわち、容量および圧力の積は一定である。投与チャンバの壁が機械的コンプライアンスを無視できるほどに充分に堅い場合、ΔVcomplianceはゼロに設定され得る。
投与チャンバ容量の増減が、投与シリンダにおける投与ユニットの投与ピストンを変位させることによって達成され、投与ピストンが段階的に変位可能である実施形態の場合、上述の式は
Figure 2017507761
に書き換えられてもよく、式中、mはピストンが等圧化のために変位されるステップの数であり、mcomplianceは設計で定まる壁の機械的コンプライアンスを補償するためのステップの数であり、Vstepはステップごとの設計で定まる段階的な変更容量である。ステップの数mは、投与チャンバ容量を変更する間、等圧化のために必要なステップの数を計数することによって決定され得る。
いくつかの実施形態において、投与チャンバ容量の増加は、投与ユニットの投与ピストンを遠位方向に変位させることによって達成され、投与チャンバ容量の減少は、投与ピストンを反対の近位方向に変位させることによって達成される。これは、たとえば図1に示すように、穴のような軸方向の凹部と、その凹部にスライド可能および密封して受容される投与ピストンとを備える、投与シリンダを含む投与ユニットの場合である。この種の実施形態に関しては、ピストンはしたがって投与チャンバの可動な境界壁を形成する一方で、投与チャンバの別の境界壁は、投与シリンダによって形成される。この種の実施形態に関して、投与ユニットは注射器のような容積式ポンプとして設計され、投与シリンダは注射器本体に対応する。
いくつかの実施形態において、充填バルブおよび排出バルブの開放および閉鎖は、投与ユニットの共通の遮断体を回転させることを含む。対応する投与ユニットの設計は、欧州特許出願第13195599.9号明細書に開示される。代替的に、共通の遮断体は、シフト(shifted)、すなわち直線的に変位されてもよいし、充填バルブおよび排出バルブの別々の遮断体が回転またはシフトされてもよい。代替的な実施形態において、充填バルブおよび排出バルブの開放および閉鎖は、図1および特許文献1に示すように、相対的な動作、たとえば、投与の投与シリンダの回転と静止部材とによって達成される。
さらなる態様によれば、本発明の目的は、制御ユニットを提供することによって達成される。制御ユニットは、携帯型注入システムの投与ユニットの動作を制御するように設計される。制御ユニットは、計測チャンバ容量制御装置、バルブ制御装置および圧力センサインターフェースを含む。制御ユニットは、第1のプライミングルーチンの実行を制御するように設計される。第1のプライミングルーチンは、
最小投与チャンバ容量を有する投与ユニットの投与チャンバと、閉鎖されている投与ユニットの排出バルブと、開放されている投与ユニットの充填バルブとを投与ユニットに設けることと、
液体薬剤貯蔵部が貯蔵部連結導管および開放されている充填バルブを介して投与チャンバに流体連結されている状態で、初期貯蔵部流体圧p2を測定し、初期貯蔵部流体圧p2に基づき、第1のプライミング量v1を算出することと、
投与チャンバ容量の増加の終了時には貯蔵部連結導管が液体薬剤で略完全に満たされるように算出される第1のプライミング量v1だけ、投与チャンバ容量を増加させることと、
充填バルブを閉鎖し、排出バルブを開放することと、
投与チャンバ容量を最小投与チャンバ容量まで減少させることによって投与ユニットを空にすることとを含む。
制御ユニットは、1つまたは複数のマイクロコントローラまたはマイクロコンピュータなどのプログラム可能な構成要素に基づく電子回路、ならびに電源回路、安全回路およびアクチュエータドライバ回路などの関連する周辺回路によって実現される。制御フローはハードコーディングされてもよいし、完全または部分的に、内部に記憶されるコンピュータプログラムコードを有する非一時的なコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品によって実現されてもよい。非一時的なコンピュータ可読媒体は、特に読み出し専用メモリ(ROM)や不揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)として実現されてもよい。
制御ユニットのいくつかの実施形態において、制御ユニットはさらに、第1のプライミングルーチンの実行を制御する前に、
充填バルブおよび排出バルブを閉鎖し、結果として投与チャンバが流体的に分離されるように、バルブ制御装置を介してバルブアクチュエータを制御し、
投与チャンバ容量を減少させ、それにより投与ユニット内の気体をあらかじめ設定した圧縮係数cまで圧縮するように、投与チャンバ容量制御装置を介して投与チャンバアクチュエータを制御し、
圧力センサインターフェースを介して、圧縮係数cにおいて圧縮センサの出力値p1 *を読み取り、出力値p1 *および圧縮係数cに基づき、圧縮センサ較正を算出し、算出された較正を記憶し、
充填バルブが閉鎖されたままの状態で排出バルブを開放するために、バルブ制御装置を介してバルブアクチュエータを制御し、
投与チャンバ容量をさらに減少させ、それにより投与チャンバから気体を放出するように、投与チャンバ容量制御装置を介して投与チャンバアクチュエータを制御することによって、センサ較正ルーチンの実行を制御するように構成される。
制御ユニットのいくつかの実施形態において、制御ユニットはさらに、第1のプライミングルーチンの実行の制御に続いて、第2のプライミングルーチンの実行を制御するように構成される。第2のプライミングルーチンは、
排出バルブを閉鎖し、充填バルブを開放することと、
第2のプライミング量v2だけ投与チャンバ容量を増加させることと、
排出バルブが閉鎖されたままの状態で充填バルブを閉鎖し、それにより投与チャンバが流体的に分離されることと、
投与チャンバ容量を変更し、この変更の間、投与チャンバ内のチャンバ圧力pCを監視し、チャンバ圧力pCが基準圧Prefと等しくなると変更を停止することと、
投与チャンバ容量の変更量に基づき、投与チャンバ内の空気の空気体積Vairを算出することとを含む。
制御ユニットのいくつかの実施形態において、投与チャンバ容量制御装置は、連続的にまたは段階的に投与チャンバ容量を交互に増減させるために投与チャンバアクチュエータを制御するように構成される。
制御ユニットのいくつかの実施形態において、バルブ制御装置は、回転式バルブモータをバルブアクチュエータとして制御するように構成され、投与チャンバ容量制御装置は、回転式投与チャンバモータを投与チャンバアクチュエータとして制御するように構成される。
制御ユニットはさらに、概して前に記載した方法および例示的な実施形態に照らしてさらに以下に記載される方法のような、任意の実施形態による投与ユニットを初期化するための方法の実行を制御するように構成されてもよい。それゆえ、開示されるこのような方法の任意の実施形態は、開示される方法の実行を制御するように構成される制御ユニットの対応する実施形態を同様に開示する。
さらに別の態様によれば、本発明の目的は、携帯型注入装置を提供することによって達成される。携帯型注入装置は、概して前に記載したものおよび例示的な実施形態に照らしてさらに以下に記載されるもののような制御ユニットを含む。携帯型注入装置はバルブアクチュエータをさらに含み、バルブアクチュエータは、バルブ制御装置に動作可能に連結され、投与ユニットのバルブアクチュエータ連結器と係合するように設計される。携帯型注入装置は投与チャンバアクチュエータをさらに含み、投与チャンバアクチュエータは、投与チャンバアクチュエータ制御装置に動作可能に連結され、投与チャンバの可動の境界壁と係合するように設計される。携帯型注入装置はケーシングをさらに含み、ケーシングは、制御ユニット、バルブアクチュエータおよび投与チャンバアクチュエータを取り囲む。携帯型注入装置は投与ユニットインターフェースをさらに含み、投与ユニットインターフェースは、バルブアクチュエータが投与ユニットのバルブアクチュエータ連結器と脱離可能に係合するように、携帯型注入装置を投与ユニットに脱離可能に連結するように設計される。
本開示に関連して用いられ得る(上述の)例示的な投与ユニットの概略図である。 本開示による例示的な携帯型注入装置を含む携帯型注入システムの概略図である。 圧力較正ルーチン、第1のプライミングルーチン、第2のプライミングルーチンおよび終了処理ルーチンを含むシーケンスの動作フローを示す図である。 センサ較正ルーチンの動作フローを示す図である。 第1のプライミングルーチンの動作フローを示す図である。 第2のプライミングルーチンの動作フローを示す図である。 終了処理ルーチンの動作フローを示す図である。
以下に、付加的に図面を参照して、本発明の例示的な実施形態をより詳細に記載する。
図1は、本開示に関連して用いることができる投与ユニットの例示的な実施形態としての、先行技術から既知のもののような投与ユニットを示す。このような投与ユニットのさらなる詳細な記載および説明については、発明の概要の対応するセクションを参照する。
図2は、関連する構成要素と共に、例示的な携帯型注入システムおよび関連する構成要素を概略図で示す図である。例示的な携帯型注入システムは、薬剤貯蔵部10、投与ユニット20および携帯型注入装置30を含む。
薬剤貯蔵部10は、密封しスライドする方法で変位可能なピストン101を受容する円筒状のカートリッジ本体100として例示されている。ピストン101は、任意の付勢バネ102によって方向A’に付勢される。代替的に、液体薬剤貯蔵部100は、たとえば、液体充填量の変更を可能にする、可撓性のあるバッグもしくは袋、または、剛性の本体および可撓性のあるカバーを備える半剛体の薬剤貯蔵部など、異なる方法で実現されてもよい。
投与ユニット20は、密封しスライドする方法で変位可能な投与ピストン201を受容し、それにより可変な容量の投与チャンバ202を備える注射器のような構成を形成する、穴のような凹部を備える投与シリンダ200を含む。投与チャンバ202の容量は、投与ピストン201を遠位方向に変位させることによって増加され、投与ピストン201を近位方向Aに変位させることによって減少され得る。したがって投与シリンダ200およびピストン201は、組み合わされて、小型の投与ピストンポンプを形成する。投与シリンダ200の近位端の共通の流体ポート(参照符号なし)を介して、投与シリンダ200、詳細には投与チャンバ202は、充填バルブ204a、204bおよび排出バルブ205a、205bと流体連結される。充填バルブはそれぞれ、交互に閉鎖状態204a、205aまたは開放状態20a、205bになり得る。充填バルブはさらに、液体薬剤貯蔵部10に流体連結される。排出バルブはさらに、注入ライン500に流体連結される。
投与ユニット20はさらに、環境の基準圧に対する圧力測定のための相対圧力センサとして実現される圧力センサ203を含む。圧力センサは、たとえば、ピエゾ抵抗式もしくは容量式センサとしてまたは光学式圧力センサとしてなど、多数の方法で実現され得る。圧力センサ203は、投与シリンダ200の流体ポートに流体連結される。充填バルブが開放し(204b)、排出バルブが閉鎖される(205a)と、圧力センサ203に測定される圧力が、静的または平衡状態において貯蔵部圧力に対応するように、液体薬剤貯蔵部10と、圧力センサ203および投与チャンバ202との間に流体連結が存在する。排出バルブが開放し(205b)、充填バルブが閉鎖される(204a)と、圧力センサ203に測定される圧力が、静的または平衡状態において注入ライン圧力に対応するように、注入ライン50と、圧力センサ203および投与チャンバ202との間に流体連結が存在する。充填バルブおよび排出バルブの両方が閉鎖される場合、投与チャンバ202および圧力センサ203は、薬剤貯蔵部10および注入ライン50の両方から流体的に分離される。
携帯型注入装置30は、制御ユニット300、投与チャンバ駆動部310、311、およびバルブ駆動部320、321を含む。
投与チャンバ駆動部310、311は、例示的に回転式投与チャンバモータ310、たとえば、ステッパモータ、標準DCモータ、またはブラシレスDCモータと考えられる投与チャンバアクチュエータ310を含む。動作可能な状態において、投与チャンバモータ310の出力素子、たとえば回転出力シャフトは、投与ピストン201に連結される。モータ出力シャフトと投与ピストン201との間には、投与チャンバギヤ311が配置される。投与チャンバギヤは、螺旋状の減速ギヤと、投与ピストン201を近位方向または遠位方向にそれぞれ変位させるために離脱可能な係合を介して投与ピストン201に作用する直線状の変位可能なねじ付きスピンドルとの組み合わせとして実現されてもよい。
バルブ駆動部320、321は、投与チャンバアクチュエータ310と同一の方法で実現され得、以下においては回転式バルブ駆動モータと考えられるバルブアクチュエータ321を含む。バルブ駆動モータ320の出力シャフトは、動作状態において、螺旋状の減速ギヤと、充填バルブ204a、204bおよび排出バルブ205a、205bとの脱離可能な回転係合のための連結器との組み合わせとして実現されてもよいバルブ駆動ギヤ321を介して、充填バルブ204a、205bおよび排出バルブ205a、205bに連結される。
制御ユニット300は、典型的には制御装置に基づく回路として実現される。制御ユニット300は、投与チャンバアクチュエータ310に動作可能に連結され、投与チャンバアクチュエータ310の動作を制御する投与チャンバ容量制御装置302を含む。同様に、制御ユニット300は、バルブアクチュエータ321に動作可能に連結され、バルブアクチュエータ321の動作を制御するバルブ制御装置304を含む。
制御ユニット300はさらに、動作状態において圧力センサ203に連結される圧力センサインターフェース303を含む。連結の種類は、圧力センサ203の設計および動作原理次第である。たとえば、圧力センサ203がピエゾ抵抗式もしくは容量式センサである場合、連結は典型的には電気的である。圧力センサ203が光学センサである場合、連結も光学的であってもよい。圧力センサインターフェース303は、後述のように圧力センサ203を中央制御ユニット301に連結するために必要な全ての回路を含む。圧力センサインターフェースは、特に、センサ電源、増幅器、フィルタ、アナログ/デジタル変換器、および/またはさらなる信号調整回路などの構成要素を含んでもよい。
制御ユニット300はさらに、携帯型注入装置30の動作全体を制御し、投与チャンバ容量制御装置302、バルブ制御装置304および圧力センサインターフェースに動作可能に連結される中央制御装置301を含む。中央制御装置は、携帯型注入装置300の動作全体を制御する。中央制御装置301は、典型的には、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、ASIC、および周辺の構成要素など、単一または多数の構成要素によって実現される。
図2に示すような制御装置300の別の機能ユニットは、何ら特定のハードウェア構造を示すわけではない。図2において互いから離れて示されているいくつかまたは全ての機能ユニットは、完全にまたは部分的に、共通のハードウェアコンポーネントによって実現されてもよい。同様に、機能ユニットは多数のハードウェアコンポーネントにわたって分配されてもよい。
携帯型注入装置30の図示される構成要素およびさらなる構成要素を収容し、対応するハウジング区画に薬剤貯蔵部10および投与ユニット20を取り外し可能に受容できるハウジング(図示せず)が存在してもよく、それにより操作可能な携帯型注入システムを形成する。薬剤貯蔵部10および投与ユニット20は、組み合わされたモジュールとして提供されてもよい。さらに、薬剤貯蔵部10および投与ユニット20の一方または両方は、ハウジング区画に受容されるのではなく、携帯型注入装置30のハウジングに取り付けられてもよい。
投与ユニット20、投与チャンバ駆動部310、311およびバルブ駆動部321、322の設計は、欧州特許出願第13195599.9号明細書にしたがってもよい。多数の態様に関して、しかしながら、修正または代替的な解決策が利用可能である。欧州特許出願第13195599.9号明細書においては、充填バルブおよび排出バルブは、投与チャンバ駆動部とは分離したバルブ駆動部を介して、遮断体を回転させることによって動作させられる。代替的に、バルブの切り替えは、たとえば、前述の特許文献1(たとえば、図1参照)や欧州特許第2163273号に開示されるように、静止部分に対して投与シリンダ200を回転またはシフトさせることによって得られてもよい。さらに、単一の回転モータのような単一の共通のアクチュエータが、バルブの切り替えおよびピストン変位の両方に用いられてもよい。
すでに言及した設計において、充填バルブ204a、204bおよび排出バルブ205a、205bはさらに、その設計のおかげで充填バルブおよび排出バルブの一方のみが同時点で開放し得ることを確実にする、共通のバルブユニットによって実現される。代替的に、充填バルブ204a、204bおよび排出バルブ205a、205bは、共通または分離したアクチュエータによって制御され得る分離した切り替えバルブまたは制御バルブとして実現されてもよい。このような実施形態に関して、両方のバルブの同時開放は、たとえば、機械的インターロックを介したバルブ設計によって、または制御ユニット300の対応する制御論理によって防がれ得る。
さらに、投与ユニット20は、投与シリンダ200および投与ピストン2011を備えるピストンポンプとは異なるポンプを含んでもよい。
図3は、本開示による投与ユニットを初期化する方法の動作フローを概略図で示す。方法の、組み合わせられた複数のステップをステップS1という。ステップS1は、ステップS10によるセンサ較正ルーチン、ステップS11による第1のプライミングルーチン、ステップS12による第2のプライミングルーチン、およびステップS13による付加的な終了処理ルーチンを、連続する順序で含む。
図4は、センサ較正ルーチンS10の動作フローを示し、センサ較正ルーチンは、ステップS100、S101、S102、S103、S104、S105を連続する順序で含む。最初のステップS100において、充填バルブおよび排出バルブの両方が閉鎖される。
ステップS100は、充填バルブ204および排出バルブ205の状態を決定し、閉鎖されていない場合には充填バルブ204または排出バルブ205を閉鎖することを含む。投与シリンダ201は、(無菌の)空気または他の不活性気体で満たされているものとする。代替的に、ステップ100は、充填バルブおよび排出バルブの両方を閉鎖する前に、計測チャンバ202の容量を増加させ、排出バルブ205が開放した構成で投与シリンダ200を空気で満たすことを含んでもよい。
次のステップS101において、投与チャンバ容量は、ピストン201を近位方向に変位させ、それにより投与チャンバ容量を減少させることによって、あらかじめ設定した圧縮係数c1まで減少される。圧縮係数c1の典型的な適値は、たとえば、投与チャンバ容量を半分に減らしたものに対応するc1=2である。最小チャンバ容量がゼロであるピストン型の投与ユニットに関しては、これは最大投与チャンバ容量と最小投与チャンバ容量との間の合計の変位範囲の半分までピストンを変位させることに対応する。
次のステップS102において、圧縮係数c1での圧力センサ203の出力値が読み取られる。
後続のステップS103において、圧力センサ較正が算出および記憶される。圧力pと対応する圧力センサ203の出力値p*との間が略線形関係である場合、ステップS103において線形の較正関数p=m・p*の傾斜mを決定するのに充分であり得る。変形例において、センサ較正ルーチンS10は、ステップS100で充填バルブおよび排出バルブの両方を閉鎖する前に、排出バルブ205bが開放され投与チャンバ202がそれにより排出バルブ205bを介して環境に通気される状態で、圧力センサ203のオフセット出力値p0 *を読み取り記憶することを含む。このような実施形態において、センサ較正p=m・p*+p0はステップS103で算出されてもよく、p0は環境の基準圧で圧力センサ203により測定されるオフセット圧力である。
さらなる変形例において、投与チャンバ容量を減少させるステップS101およびそれに続く圧力センサの出力値p*を読み取るステップS102からなるシーケンスは、繰り返し実行される。この種の実施形態に関して、投与チャンバ容量は、ピストン201を多数の変位ステップで変位させることによって、等しいまたは等しくない圧縮ステップで減少され、出力値p*は各ステップで読み取られ記憶される。この種の実施形態に関して、ステップS103は、一般に知られるベストフィットアルゴリズムまたは回帰アルゴリズムを用いて、非線形の関係p=f(p*)を決定することを含む。
前述のステップS101、S102、S103は、投与チャンバ内の気体が1つまたは複数のあらかじめ設定した圧縮係数に圧縮され、センサ出力値がこれらの圧縮係数に関して読み取られる較正方法に基づく。しかしながら、代替的には、ステップS101は圧力センサの出力値があらかじめ設定した出力値p1 *を呈するまで、継続的に投与チャンバ容量を減少させ、圧力センサの出力値を読み取ることを含んでもよい。この種の実施形態に関して、後続のステップS102は、ステップS101におけるピストン変位から対応する圧力p1を決定することを含む。
後続のステップS104において、排出バルブ205は、充填バルブ204が閉鎖されたままの状態で開放される。これにより、投与チャンバ内部の圧力が環境の圧力と等しくなるまで、圧縮気体が排出バルブを介して投与チャンバから部分的に放出される。さらに後続のステップS105において、投与チャンバ容量は、ピストンを近位方向に変位させることによって最小投与チャンバ容量までさらに減少される。これにより、投与シリンダ101は空にされ、残りの気体が投与チャンバ202から放出される。
図5は、第1のプライミングルーチンS11の動作フローを示し、第1のプライミングルーチンS11は、ステップS110、S111、S112、S113、S114、S115を含む。投与チャンバ容量は、第1のプライミングルーチンS11の最初では最小投与チャンバ容量であるものとする。
ステップS110では、充填バルブ204が開放され排出バルブ205が閉鎖される。ステップS110は、バルブ作動の前に、充填バルブ204および排出バルブ205の状態をそれぞれ決定することを含んでもよい。ステップS110はさらに、充填バルブ204が開放されていない場合および/または排出バルブ205が閉鎖されていない場合だけバルブ作動を実行することを含んでもよい。
後続のステップS111において、貯蔵部流体圧p2は、圧力センサ203により提供される出力信号を読み取り、評価することによって測定される。
後続のステップS112において、第1のプライミング量v1は、上で説明した式にしたがって、すでに測定されている貯蔵部流体圧p2に基づき算出される。
Figure 2017507761
後続のステップS113において、投与チャンバ容量は、第1のプライミング量v1だけ増加され、これはピストン201を遠位方向に変位させることにより達成される。ステップS113でのピストン変位の終了時に、投与チャンバは、貯蔵部流体圧p2に応じて、空気および気体の混合物に対応する。貯蔵部連結導管は、しかしながら、いずれの場合でも液体薬剤で満たされている。
後続のステップS114において、充填バルブ204は閉鎖され、排出バルブ205が替わりに開放される。さらなる後続のステップS115において、投与チャンバ容量は、ピストンを近位方向に変位させることによって最小投与チャンバ容量にまで減少される。これにより、空気および液体薬剤の混合物は排出バルブを介して放出され、投与ユニットはステップS115の終了時には空である。
図6は、第2のプライミングルーチンS12の動作フローを示し、第2のプライミングルーチンS12は、ステップS120、S121、S122、S123、S124、S125a、S125b、S126a、S126b、S127、S128およびS129を含む。投与チャンバ容量は、第1のプライミングルーチンS12の開始時には、最小投与チャンバ容量であるものとする。
ステップS120において、充填バルブ204は開放され、排出バルブ205は閉鎖される。ステップS120は、バルブ作動の前に、充填バルブ204および排出バルブ205の状態をそれぞれ決定することを含んでもよい。ステップS110はさらに、充填バルブ204が開放されていない場合および/または排出バルブ205が閉鎖されていない場合だけバルブ作動を実行することを含んでもよい。
後続のステップS121では、投与チャンバ容量は第2のプライミング量v2だけ増加され、これはピストン102を遠位方向に変位させることによって達成される。投与チャンバ容量を第2のプライミング量v2だけ増加させると、液体薬剤貯蔵部10の第2のプライミング量が投与チャンバ内に吸引される。液体薬剤の第2のプライミング量は、液体薬剤貯蔵部から空気/気体が吸引されていない場合には第2のプライミング量v2と同一であってもよいが、そうでない場合、液体薬剤の第2のプライミング量は第2のプライミング量v2よりも少なく、投与チャンバはステップS121の終了時に、液体薬剤および空気/気体の混合物で満たされている。
後続のステップS122において、充填バルブ204は、排出バルブ205が閉鎖されたままの状態で閉鎖され、その結果投与チャンバは流体的に分離される。
後続のステップS123において、チャンバ圧力pCは、圧力センサ203の出力値を読み取り、評価することによって測定される。後続のステップS124において、動作フローは、投与チャンバ圧力pCが正であるか負であるかに応じて、すなわち、基準圧prefに対して高圧または低圧があるかに応じて分岐する。測定されたチャンバ圧力pCは、初期チャンバ圧力値pC,0として記憶される。
投与チャンバ圧力pCが正である場合、投与チャンバ容量は、ステップS125aにおいて遠位方向へ段階的にピストン201を変位させることによって増加され、それにより、正のチャンバ圧力pCを減少させる。後続のステップS126aでは、圧力センサ203の出力値を読み取り、評価することによって、投与チャンバ圧力pCが基準圧prefと等しいかどうかが決定される。等しい場合、動作フローはステップS127に進む。そうでない場合、動作フローはステップS125aを繰り返す。
投与チャンバ圧力pCが負である場合、投与チャンバ容量は、ステップS125bにおいて近位方向へ段階的にピストン201を変位させることによって減少され、それにより、負のチャンバ圧力pCの絶対値を減少させる。後続のステップS126bでは、圧力センサ203の出力値を読み取り、評価することによって、投与チャンバ圧力が基準圧prefと等しいかどうかが決定される。等しい場合、動作フローはステップS127に進む。そうでない場合、動作フローはステップS125bを繰り返す。
ステップS125a、S126aまたはS125a、S126bのシーケンスをそれぞれ繰り返し実行するときに、投与チャンバ圧力pCを基準圧prefと等しくするために必要なピストン201の変位ステップの数mが計数される。
ステップS125aおよびS126a、またはS125bおよびS126bのそれぞれにおいて投与チャンバ圧力pCを基準圧prefと等しくした後、動作フローはステップS127に進む。ステップS127において、投与チャンバ内の空気の量Vairは、上で説明した式に基づき算出される。
Figure 2017507761
後続のステップS128において、ステップS127で算出された空気体積Vairは、あらかじめ設定した閾値空気体積Vair,thresholdと比較される。空気体積Vairが閾値空気体積Vair,thresholdを超える場合、ステップS129において警報が提供される。
図7は、終了処理ルーチンS13の動作フローを示し、終了処理ルーチンS13は、第2のプライミングルーチンS12に続き、ステップS130、S131、S132、S133、S134を含む。
ステップS130において、投与チャンバ容量は、ピストン201を遠位方向へmSステップだけ変位させることによって増加され、これにより投与チャンバ内に負圧を生成する。ステップの数mSは、結果として生じるピストンの変位が、ピストン201の変位方向を逆にすることにより生じる機械的反動よりもいくぶん大きいように決定される。
後続のステップS131において、投与チャンバ容量は、段階的にピストン201を近位方向に変位させることによって減少される。後続のステップS132において、チャンバ圧力pCは圧力センサ203の出力値を読み取り、評価することによって測定される。
後続のステップS133において、投与チャンバ圧力pCが基準圧prefと等しいかどうかが決定される。等しい場合、動作フローはステップS134に進む。そうでない場合、動作フローはステップS131に進む。
後続のステップS134において、排出バルブ205は、充填バルブ204が閉鎖されたままの状態で開放される。後続のステップS135では、投与チャンバ容量は、ピストン102を近位方向に変位させることによって最小投与チャンバ容量まで減少される。これにより、液体薬剤は、排出バルブ205を介して投与チャンバから放出され注入ライン50内に入るので、注入ライン500をプライミングする。
第2のプライミングルーチンおよび終了処理ルーチンは、初期化およびプライミングに関連して実行され得るだけでなく、後続の通常の注入動作中の投与チャンバ(の再充填)のために実行されてもよい。このアプローチは、空気体積の算出を伴い、好ましくは、投与ユニットの投与チャンバが(再)充填されるたびに、過剰な空気体積の場合には警告を提供することから特に好ましい。それゆえ、これらのルーチンは、記載された種類の投与ユニットの投与チャンバを充填または再充填するための方法も開示する。

Claims (15)

  1. 携帯型投与システムの投与ユニット(20)を初期化するための方法であって、前記方法は第1のプライミングルーチンを実行することを含み、前記第1のプライミングルーチンは、
    前記投与ユニット(20)の排出バルブ(205)が閉鎖され前記投与ユニット(20)の充填バルブ(204)が開放された状態で、最小投与チャンバ容量を有する、前記投与ユニット(20)の投与チャンバ(202)を前記投与ユニット(20)に設けることと、
    液体薬剤貯蔵部(10)が貯蔵部連結導管および開放された前記充填バルブ(204)を介して前記投与チャンバ(202)に流体連結された状態で、初期貯蔵部流体圧p2を測定し、前記初期貯蔵部流体圧p2に基づき、第1のプライミング量v1を算出することと、
    前記投与チャンバ容量を、増加の終了時に前記貯蔵部連結導管が液体薬剤で略完全に満たされるように算出される前記第1のプライミング量v1だけ増加させることと、
    前記充填バルブ(204)を閉鎖し、前記排出バルブ(205)を開放することと、
    前記投与チャンバ容量を前記最小投与チャンバ容量まで減少させることによって、前記投与ユニット(20)を空にすることと
    を含む方法。
  2. 前記方法が、前記第1のプライミングルーチンを実行する前に、センサ較正ルーチンを実行することをさらに含み、前記センサ較正ルーチンは、
    前記投与チャンバ(202)を流体的に分離させることとなる前記充填バルブ(204)および前記排出バルブ(205)の両方が閉鎖された状態で、初期状態の前記投与ユニット(20)に気体で満たされた前記投与チャンバ(202)を設けることと、
    前記投与チャンバ容量を減少させることにより前記投与ユニット(20)内の前記気体を圧縮係数c1まで圧縮することと、
    前記圧縮係数c1で、前記投与チャンバ(202)と流体連結する圧力センサ(203)の出力値p1 *を読み取り、前記出力値p1 *および前記圧縮係数c1に基づき圧力センサ較正を算出し、算出された前記較正を記憶することと、
    前記充填バルブ(204)が閉鎖されたままの状態で前記排出バルブ(205)を開放することと、
    前記投与チャンバ容量を前記最小投与チャンバ容量までさらに減少させることにより、前記投与ユニット(20)を空にすることと
    を含む請求項1記載の方法。
  3. 前記方法が、前記第1のプライミングルーチンの実行に続いて、第2のプライミングルーチンを実行することをさらに含み、前記第2のプライミングルーチンは、
    前記排出バルブ(205)を閉鎖し、前記充填バルブ(204)を開放することと、
    第2のプライミング量だけ前記投与チャンバ容量を増加させることと、
    前記排出バルブ(205)が閉鎖されたままの状態で前記充填バルブ(204)を閉鎖することにより前記投与チャンバを流体的に分離することと、
    前記投与チャンバ容量を変更し、前記変更の間、投与チャンバ圧力pCを監視し、前記投与チャンバ圧力pCが基準圧と等しくなると前記変更を停止することと、
    前記投与チャンバ容量の変更量に基づき、前記投与チャンバ(202)内の空気の空気体積Vairを算出することと
    を含む請求項1または2記載の方法。
  4. 前記第2のプライミングルーチンが、前記空気体積Vairを、あらかじめ設定される閾値空気体積Vair,thresholdと比較し、前記空気体積Vairが前記あらかじめ設定される閾値空気体積Vair,thresholdを超える場合に警報を提供することを含む請求項3記載の方法。
  5. 前記第2のプライミングルーチンが、前記空気体積Vairを算出するために、前記投与チャンバ(202)の境界壁の機械的コンプライアンスを考慮に入れることを含む請求項3または4記載の方法。
  6. 前記最小投与チャンバ容量が無視できるかまたはゼロである請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1のプライミングルーチンが、
    Figure 2017507761
    として前記第1のプライミング量v1を算出することを含み、V0は前記貯蔵部連結導管の設計で定まる流体容量であり、Prefは基準圧、詳細には周囲の環境の圧力であり、Vsは安全マージン容量である請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記投与チャンバ容量の増加が、前記投与ユニット(20)のピストン(201)を遠位方向に変位させることによって達成され、前記投与チャンバ容量の減少が、前記ピストン(201)を反対の近位方向に変位させることによって達成され、前記ピストン(201)は、前記投与ユニット(20)の投与シリンダ(200)に受容されており、前記投与シリンダ(200)がピストンの変位軸に沿って延びているので、前記投与チャンバ(202)の可動な境界壁を形成する請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記充填バルブ(204)および前記排出バルブの開放状態と閉鎖状態との間での開放および閉鎖が、前記投与ユニット(20)の共通の遮断体を回転させることを含む請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 携帯型注入システムの投与ユニット(20)の動作を制御するように設計される制御ユニット(30)であって、前記制御ユニット(30)は、投与チャンバ容量制御装置(302)、バルブ制御装置(304)および圧力センサインターフェース(303)を含み、前記制御ユニット(30)はさらに、初期化ルーチンの実行を制御するように設計され、前記初期化ルーチンは第1のプライミングルーチンを含み、前記第1のプライミングルーチンは、
    前記投与ユニット(20)の排出バルブ(205)が閉鎖され前記投与ユニット(20)の充填バルブ(204)が開放された状態で、最小投与チャンバ容量を有する、前記投与ユニット(20)の投与チャンバ(202)を前記投与ユニット(20)に設けることと、
    液体薬剤貯蔵部(10)が貯蔵部連結導管および開放された前記充填バルブ(204)を介して前記投与チャンバ(202)に流体連結された状態で、初期貯蔵部流体圧p2を測定し、前記初期貯蔵部流体圧p2に基づき、第1のプライミング量v1を算出することと、
    前記投与チャンバ容量を、増加の終了時に前記貯蔵部連結導管が液体薬剤で略完全に満たされるように算出される前記第1のプライミング量v1だけ増加させることと、
    前記充填バルブ(204)を閉鎖し、前記排出バルブ(205)を開放することと、
    前記投与チャンバ容量を前記最小投与チャンバ容量まで減少させることによって、前記投与ユニット(20)を空にすることと
    を含む制御ユニット(30)。
  11. 前記制御ユニット(300)がさらに、前記第1のプライミングルーチンを制御する前に、センサ較正ルーチンの実行を制御するように設計され、前記センサ較正ルーチンが、
    前記充填バルブ(204)および前記排出バルブ(205)を閉鎖し、前記投与チャンバ(202)を流体的に分離させることと、
    前記投与チャンバ容量を減少させることにより前記投与ユニット(20)内の気体を圧縮係数c1まで圧縮することと、
    前記圧縮係数c1で、前記投与チャンバ(202)と流体連結する圧力センサ(203)の出力値p1 *を読み取り、前記出力値p1 *および前記圧縮係数c1に基づき圧力センサ較正を算出し、算出された前記較正を記憶することと、
    前記充填バルブ(204)が閉鎖されたままの状態で前記排出バルブ(205)を開放することと、
    前記投与チャンバ容量を前記最小投与チャンバ容量までさらに減少させることにより、前記投与ユニット(20)を空にすることと
    を含む請求項10記載の制御ユニット(300)。
  12. 前記制御ユニット(300)がさらに、前記第1のプライミングルーチンの実行の制御に続いて、第2のプライミングの実行を制御するように設計され、前記第2のプライミングルーチンは、
    前記排出バルブ(205)を閉鎖し、前記充填バルブ(204)を開放することと、
    第2のプライミング量v2だけ前記投与チャンバ容量を増加させることと、
    前記排出バルブ(205)が閉鎖されたままの状態で前記充填バルブ(204)を閉鎖することにより投与チャンバ(202)流体的に分離することと、
    前記投与チャンバ容量を変更し、前記変更の間、前記投与チャンバ(202)内のチャンバ圧力pCを監視し、前記チャンバ圧力pCが基準圧prefと等しくなると前記変更を停止することと、
    前記投与チャンバ容量の変更量に基づき、前記投与チャンバ(202)内の空気の空気体積Vairを算出することと
    を含む請求項10または11記載の制御ユニット(300)。
  13. 前記投与チャンバ容量制御装置(302)が、連続的にまたは段階的に前記投与チャンバ容量を交互に増減させるために投与チャンバアクチュエータ(310)を制御するように設計される請求項10〜12のいずれか1項に記載の制御ユニット(300)。
  14. 前記バルブ制御装置(304)が、回転式バルブモータをバルブアクチュエータ(320)として制御するように設計され、前記投与チャンバ容量制御装置(302)が、回転式投与チャンバモータを投与チャンバアクチュエータ(310)として制御するように設計される請求項10〜13のいずれか1項に記載の制御ユニット(300)。
  15. 携帯型注入装置(30)であって、
    請求項10〜14のいずれかによる制御ユニット(30)と、
    前記バルブ制御装置(304)に動作可能に連結され、投与ユニット(20)のバルブアクチュエータ連結器と係合するように設計されるバルブアクチュエータ(32)と、
    前記投与チャンバアクチュエータ制御装置(302)に動作可能に連結され、前記投与チャンバ(202)の可動な境界壁と係合するように設計される投与チャンバアクチュエータ(310)と、
    前記制御ユニット(300)、前記バルブアクチュエータ(320)および前記投与チャンバアクチュエータ(310)を取り囲むケーシングと、
    前記バルブアクチュエータ(304)が投与ユニット(20)のバルブアクチュエータ連結器と脱離可能に係合するように、前記携帯型注入装置(30)を前記投与ユニット(20)に脱離可能に連結するように設計される投与ユニットインターフェースと
    を含む携帯型注入装置(30)。
JP2016558099A 2014-03-17 2015-02-18 薬物注入用の投与ユニットの初期化 Pending JP2017507761A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14160177.3 2014-03-17
EP14160177.3A EP2921189B1 (en) 2014-03-17 2014-03-17 Initalization of a dosing unit for drug infusion
PCT/EP2015/053405 WO2015139905A1 (en) 2014-03-17 2015-02-18 Initialization of a dosing unit for drug infusion

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017507761A true JP2017507761A (ja) 2017-03-23

Family

ID=50277126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016558099A Pending JP2017507761A (ja) 2014-03-17 2015-02-18 薬物注入用の投与ユニットの初期化

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10159784B2 (ja)
EP (1) EP2921189B1 (ja)
JP (1) JP2017507761A (ja)
KR (1) KR20160132855A (ja)
DK (1) DK2921189T3 (ja)
RU (1) RU2016140516A (ja)
WO (1) WO2015139905A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK3335746T3 (da) * 2016-12-14 2020-07-20 Hoffmann La Roche Ambulant infusionsenhed
EP3502469A1 (en) * 2017-12-20 2019-06-26 Sensile Medical AG Micropump
EP3505757A1 (en) 2017-12-28 2019-07-03 Sensile Medical AG Micropump
EP3823684A1 (en) * 2018-07-16 2021-05-26 KCI Licensing, Inc. Fluid instillation apparatus for use with negative-pressure system incorporating wireless therapy monitoring
WO2023043513A1 (en) * 2021-09-15 2023-03-23 Certus Critical Care, Inc. Devices, systems, and methods for fluid delivery
US11718427B1 (en) * 2022-05-01 2023-08-08 Vital Manufacturing Inc. Volumetric isobaric filling system
CN119097790A (zh) * 2023-06-08 2024-12-10 深圳硅基传感科技有限公司 基于微流控泵输送流体的装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4778451A (en) * 1986-03-04 1988-10-18 Kamen Dean L Flow control system using boyle's law
US5813842A (en) * 1989-09-22 1998-09-29 Tamari; Yehuda Pressure sensitive valves for extracorporeal pumping-3
US6190354B1 (en) * 1994-09-16 2001-02-20 Scimed Life Systems, Inc. Balloon catheter with improved pressure source
AU2002351395A1 (en) * 2001-12-17 2003-06-30 Joseph L. Mcfarland Jr. Portable, handheld, pneumatic driven medicinal nebulizer
EP1319417A1 (en) * 2001-12-17 2003-06-18 B. Braun Medizintechnologie GmbH Method and apparatus for monitoring a fluid conduit system of a medical instrument
US10537671B2 (en) * 2006-04-14 2020-01-21 Deka Products Limited Partnership Automated control mechanisms in a hemodialysis apparatus
US8409441B2 (en) * 2007-02-27 2013-04-02 Deka Products Limited Partnership Blood treatment systems and methods
ES2331546T3 (es) 2007-03-15 2010-01-07 F. Hoffmann-La Roche Ag Sistema de infusion con un dispositivo de dosificacion.
US9044537B2 (en) * 2007-03-30 2015-06-02 Medtronic, Inc. Devices and methods for detecting catheter complications
US9285354B2 (en) * 2007-04-02 2016-03-15 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The U.S. Environmental Protection Agency Systems and methods for the detection of low-level harmful substances in a large volume of fluid
US20080237142A1 (en) * 2007-04-02 2008-10-02 Battelle Energy Alliance, Llc Systems and methods for concentrating substances in fluid samples
US7892197B2 (en) * 2007-09-19 2011-02-22 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Automatic prime of an extracorporeal blood circuit
US9057370B2 (en) * 2008-08-08 2015-06-16 Hamilton Company Negative dead volume syringe
EP2361646B1 (en) 2008-09-12 2013-03-20 Roche Diagnostics GmbH Dosing unit and ambulatory infusion device comprising dosing unit
US8733736B2 (en) * 2009-05-27 2014-05-27 Carefusion 303, Inc. Intravenous piston pump disposable and mechanism
WO2012126745A2 (en) * 2011-03-18 2012-09-27 Gambro Lundia Ab Methods and devices for operating an infusion system
EP3219342B1 (en) * 2011-11-04 2019-01-09 DEKA Products Limited Partnership Medical treatment system and methods using a plurality of fluid lines
EP2931334B1 (en) * 2012-12-14 2017-08-09 Gambro Lundia AB Diaphragm repositioning for pressure pod using position sensing
EP2881128B1 (en) 2013-12-04 2018-10-24 F. Hoffmann-La Roche AG Ambulatory infusion system including a step switching mechanism for valve control
EP3283140B1 (en) * 2015-04-15 2019-07-10 Gambro Lundia AB Treatment system with infusion apparatus pressure priming

Also Published As

Publication number Publication date
US10159784B2 (en) 2018-12-25
EP2921189B1 (en) 2017-08-02
RU2016140516A (ru) 2018-04-18
KR20160132855A (ko) 2016-11-21
DK2921189T3 (da) 2017-11-13
EP2921189A1 (en) 2015-09-23
WO2015139905A1 (en) 2015-09-24
US20170106140A1 (en) 2017-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017507761A (ja) 薬物注入用の投与ユニットの初期化
US9962486B2 (en) System and method for detecting occlusions in an infusion pump
CN112888414B (zh) 医用泵系统
EP2698178B1 (en) Pump engine with metering system for dispensing liquid medication
US9402951B2 (en) Infusion pump device and method for improved dosing
CN103458940B (zh) 具有缸-活塞给药单元和光学活塞位置检测的输注泵装置
US9416775B2 (en) Internal cam metering pump
US10525211B2 (en) Infusion pump and method for improved filling of a fluidic system
JP7385555B2 (ja) 低液量センサを有するリザーバ
KR102431007B1 (ko) 공기를 검출하고 제거하는 공압적으로 결합된 유체 제어 시스템 및 방법
JP7191821B2 (ja) 医用流体送出に使用されるシリンジの内容物を確認するための方法およびシステム
EP2258333A1 (en) Device for filling a flexible reservoir
JP7703602B2 (ja) 薬剤送達デバイス
CN108601889B (zh) 间歇输注装置
US9611058B2 (en) Filling device and controller for filling an administration container
CN101495165A (zh) 用于流体制品的给药的装置
US20260091168A1 (en) Syringes for infusion pumps
JP2025520940A (ja) 薬剤送達装置のための、圧力センサベースの空リザーバー検出のためのシステムおよび方法
BR112019010693B1 (pt) Aparelho de infusão de ambulatório e sistema de infusão de ambulatório