本発明は、ボアホールの調査ツールに関する。
本発明は、特に、必ずしもこれに限らないが、坑井を調査するためのツール、特に、クリーニングツール及びカメラを含むダウンホール調査ツールに関連して考案されている。
背景技術の以下の説明は、本発明の理解を容易にすることだけを意図される。この説明は、言及される題材のいずれも本出願の優先日の時点で技術常識の一部である又はあったと承認又は自認するものではない。
坑井の噴出(キックとも呼ばれる)は大惨事につながる場合がある。こうした事故の例は、2010年4月20日に起こったBritish Petroleum社の環境汚染事故である。
坑井噴出は、坑井からの炭化水素の制御されていない放出である。通常、噴出は、坑井に収容された圧力制御システムの故障の後に起こる。
現在、坑井は噴出を回避するために噴出防止装置(BOP)を含む。BOPは、坑井内の圧力及び炭化水素の流れを制御するとともに、ツール及び掘削部品が坑井の外に放り出されることを回避する。
坑井の内部の、特にBOPの定期試験が行われることが不可欠である。例えば、BOPは、泥、セメント、又は金属質残渣などの屑がこびりつく場合がある、シャー及びパッキングシールを含む。これはBOPを動作不能にする場合がある。これらのシールの定期検査及びクリーニングが、BOPの適正な機能を保証するのに不可欠である。
定期試験は、坑井に入れられた器具の、特にBOPの目視検査を含む。目視検査が行われる理由の1つは、屑の位置及び構成を視覚化できるようにするためである。屑の位置及びその構成の視覚化は、屑が存在する特定の位置でクリーニングプロセスを適用することを可能にする。これは、クリーニングプロセスをより効率的なものにする。
従来の調査ツールの特有の欠点は、これらの従来のツールを用いる検査及びクリーニングプロセスが面倒で時間がかかることである。これは、プロセスが坑井に別々に配置される必要がある数多くのドリルストリングツールを使用する必要があるので特にそうである。例として、通常は、まず初めにジェットクリーニングツールがライザに配置される。このツールは、坑井の内部、特にBOPをクリーニングする。この特定のクリーニングプロセスの完了後に、ジェットクリーニングツールが坑井から取り出され、坑井の内部及びその器具の検査のために従来のダウンホールカメラが坑井の中に挿入される。
残念なことに、多くの場合に、クリーニングツールによって実施されるクリーニングプロセスは、すべての屑を適正に除去しない場合があり、これらの状況下では、坑井の内部はジェットクリーニングツールを用いてさらにクリーニングされる必要がある。このために、坑井のさらなるクリーニングのためにクリーニングツールを坑井に配置するべく調査ツールを坑井から撤退する必要がある。これは掘削工事に追加費用を発生させる。
現在、クリーニング流体を坑井の中に放出するための出口を組み込んでいる調査ツールが存在する。これは、坑井の内部の及び坑井内に位置する器具の検査の前に、屑のいくらかが除去されることを可能にする。
しかしながら、この流体の放出は、坑井の内部及びそこに位置する器具を適正にクリーニングするのに十分ではない。現在、適正なクリーニングは、ジェットクリーニングツールを用いることでのみ実施可能である。
この背景に対して本発明が開発されている。
本発明の第1の態様によれば、調査ツールをボアホールに挿入するためのドリルストリングに取り付けられる調査ツールであって、ドリルストリングに取り付けるように適合された近位端を有するハウジングと、ドリルストリングから流体を受け入れるように適合されたハウジングを横断するボアと、ボア内に受け入れられるように適合されたピストンとを備え、ピストンが、少なくとも第1の状態と第2の状態との間で選択的に変位されるように適合され、第1の状態において流体がハウジングの第1の位置に存在し、第2の状態において流体がハウジングの第2の位置に存在する、調査ツールが提供される。
好ましくは、ピストンは、第1の状態と、第2の状態と、さらに第3の状態との間で選択的に変位されるように適合される。
好ましくは、第3の状態において、流体は、流体がハウジングを出てボアホールをフラッシングすることを可能にするハウジングの第3の位置に存在する。
好ましくは、第1の位置は、ボアホールの側壁又はボアホールに収容される器具に圧力噴射するために流体がハウジングを出ることを可能にするハウジングの側部を含む。
好ましくは、第2の位置はハウジングの遠位端の位置を含む。
好ましくは、ハウジングの遠位端はカメラを受け入れるように適合される。
好ましくは、第2の位置は、カメラのクリーニング及び/又は冷却のためにカメラに流体を送達するべく遠位端に隣接する。
好ましくは、ハウジングは、流体がハウジングを出ることを可能にするために開口部の複数の組を備える。
好ましくは、ハウジングは高圧噴射通路の第1の組を備え、通路は、ボアホールの側壁又はボアホールに収容される器具の圧力噴射を可能にするためにハウジングの側部を横断する。
好ましくは、ハウジングは前方噴射通路の第2の組を備え、通路は、カメラのクリーニング及び/又は冷却を可能にするためにハウジングの遠位端を横断する。
好ましくは、ハウジングは大量通路の第3の組を備え、通路は、ボアホールのフラッシングを可能にするためにハウジングを横断する。
好ましくは、ピストンは、第1の位置にあるときに、流体が高圧噴射通路を通ってハウジングを出ることを可能にし、かつ、流体が前方噴射通路を通って及び大量通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ピストンは、第2の位置にあるときに、流体が前方噴射通路を通ってハウジングを出ることを可能にし、かつ、流体が大量通路を通って及び高圧噴射通路を通って流れるのを阻止する。
ピストンが、第3の位置にあるときに、流体が大量通路を通ってハウジングを出ることを可能にし、かつ、流体が前方噴射通路を通って及び高圧噴射通路を通って流れるのを阻止する、請求項11〜請求項13のいずれか一項に記載の調査ツール。
好ましくは、ハウジング及びピストンは、ドリルストリングの流体を閉じ込めるためにハウジングのボア内に圧力チャンバを画定するように適合される。
好ましくは、圧力チャンバは上方圧力チャンバを備え、上方圧力チャンバはピストンが第1の位置にあるときに画定される。
好ましくは、圧力チャンバは下方圧力チャンバをさらに備え、下方圧力チャンバはピストンが第2の位置及び第3の位置に存在するときに画定される。
好ましくは、ピストンは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って移動させるために少なくとも1つのアクチュエータに作動的に接続される。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って移動させるためにピストンに作動的に接続されるスピンドルドライブウォームシャフトを備える電気モータを備える。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンを移動させるように適合される上方チャンバ及び下方チャンバを備え、上方チャンバ及び下方チャンバは、ピストンの移動のために作動液を選択的に受け入れるように適合され、上方チャンバは、ピストンをハウジングの遠位端に移動させるために作動液を受け入れ、下方チャンバは、ピストンをハウジングの近位端に移動させるために作動液を受け入れる。
好ましくは、作動液は、上方チャンバ及び下方チャンバに流体接続される水圧ポンプによって駆動され、ポンプは電気モータによって駆動される。
好ましくは、電気モータ及び水圧ポンプはピストンの内部に位置する。
好ましくは、電気モータ及び水圧ポンプはドリルストリング上に位置する。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って第1の位置と、第2の位置と、第3の位置との間で選択的に移動させるためにピストンの遠位端に作動的に接続される電気モータを備える。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って第1の位置と、第2の位置と、第3の位置との間で選択的に回転させるためにピストンの遠位端に作動的に接続される電気モータを備える。
好ましくは、ピストンは、流体を受け入れるためのボアを備える。
好ましくは、ピストンは、ピストンが第1の状態、第2の状態、及び第4の状態のいずれかにあるときに流体がハウジングを出ることを可能にするために複数の開口部を備える。
好ましくは、開口部の第1の組、第2の組、及び第3の組が存在する。
好ましくは、開口部の第1の組は、ピストンが第1の位置にあるときに開口部の第1の組がハウジングの高圧噴射通路と流体連通するようにピストン上の第1の位置に位置する。
好ましくは、開口部の第2の組は、ピストンが第2の位置にあるときに開口部の第2の組がハウジングの前方噴射通路と流体連通するようにピストン上の第2の位置に位置する。
好ましくは開口部の第3の組は、ピストンが第3の位置にあるときに開口部の第3の組がハウジングの大量通路と流体連通するようにピストン上の第3の位置に存在する。
好ましくは、調査ツールは、流体が外スリーブの出口を通過することを可能にするためにハウジングの通路の複数の組と流体連通される出口を備える外スリーブをさらに備える。
好ましくは、高圧噴射通路の第1の組は、流体をフィルタするための高圧フィルタノズルを備える。
好ましくは、調査ツールは、電気モータ及びカメラに電気的に接続されるように適合された電気エネルギー源をさらに備える。
好ましくは、エネルギー源は、ハウジングによって受け入れられるように適合されたバッテリを備える。
好ましくは、ハウジングの近位端は一方向フリップフラップ弁を備える。
好ましくは、ハウジングの近位端は一方向フラップパップを備える。
好ましくは、ハウジングの遠位端は屑を収集するように適合されたバスケットを備える。
本発明の第2の態様によれば、先行する請求項のいずれか一項に記載の調査ツールを備えるドリルストリングが提供される。
本発明の第3の態様によれば、先行する請求項のいずれか一項に記載の調査ツールを備えるダウンホールカメラが提供される。
本発明のさらなる特徴が、そのいくつかの非限定的な実施形態の以下の説明においてより十分に説明される。この説明は本発明を単に例示する目的で含まれる。これは上記に示す本発明の広範囲の要約、開示、又は説明に対する制約として理解されるべきではない。添付の図面を参照しながら説明を行う。
本発明の第1の実施形態に係る調査ツールの斜視図である。
図1に示された調査ツールの分解図である。
図1に示された調査ツールのメインボディの及びバッテリハウジング並びに電気モータの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのメインハウジングから分離されたカメラ及びバッテリハウジングの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのメインハウジングから分離されたカメラ及びバッテリハウジングの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのキャップの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのピストンの分解断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図4aに示された調査ツールのピストンの断面図である。
本発明の第3の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図5aに示された調査ツールのメインボディの断面図である。
本発明の第4の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図6aに示された調査ツールのメインボディの断面図である。
本発明の第5の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図7aに示された調査ツールのメインボディの断面図である。
一方向フラップ弁を組み込んでいる本発明の第1〜第5の実施形態のいずれか一つに係る調査ツールの斜視図である。
屑収集バスケットを組み込んでいる本発明の第1〜第5の実施形態のいずれか一つに従って示される調査ツールの斜視図である。
図1〜図9は単なる概略であることに留意されたい。
さらに、本明細書の説明の段落[0149]は、列挙される符号を付された調査ツールの部分の名称を示す図1〜図7に示される符号のリストを含む。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る調査ツール1の概略図である。
調査ツール1は、調査ツールを坑井などのボアホールに配置するためにドリルストリング上に設置されるように適合される。図面に示される調査ツール1は、カメラ及びクリーニングツールを備える。
カメラ14は、110チルトカメラで360度の連続回転及び10倍光学ズーム並びに40倍デジタルズームを有するリアルタイムビューを提供するように適合される。クリーニング及び検査される領域を照らすためにLED照明も設けられる。
図1の調査ツール1の特定の構成は3つの異なるクリーニングモードで動作することができる。
第1のクリーニングモードは、主にカメラ14をクリーニングするための前方を向いているジェットノズルを備える。特に、このモードは、主にカメラのレンズをクリーニングし、カメラの前にある屑を破砕する。
第2のクリーニングモードは、検査される領域をクリーニングするために大量の流体でのフラッシングを可能にする。これは、対象の区域の高品質ビューを保証する。
第3のクリーニングモードは、例えば、内側BOP表面の内部部品のクリーニングを可能にし、特に、ねじ溝、シール、ケーシング並びにチュービングハンガー、及び流体継手のクリーニングを可能にする。このクリーニングモードは、側方ジェットクリーニングを含む。
調査ツール1は、坑井のクリーニングプロセス及び坑井のビュープロセスが単一のツールを用いて実施されることを可能にするので特に有利である。
さらに、調査ツール1の第1のクリーニングモード、第2のクリーニングモード、及び第3のクリーニングモードは、BOPのキャビティからすべての屑が確実に適正に除去されるようにするために連続的に繰り返すことができる。特定のクリーニングモードが選択される順序も必要に応じて変えてもよい。
クリーニングモードは、調査ツール1のハウジング2に対して移動するピストン20の作動を通じて変更されてもよい。ピストン20を移動させることで、調査ツール1によって実施されるクリーニングモードのタイプを選択することが可能である。実施されるクリーニングモードのタイプの選択、並びに、画像のビュー又は取り込みをいつ行うかは、調査ツールの遠位の位置から制御することができる。例えば、掘削リグにいるオペレータが調査ツール1を制御してもよい。
ここで図2を参照する。図2は、図1に示された調査ツール1の分解図を示す。
図2に示すように、調査ツール1は、メインボディ2及びキャップ29を備える。キャップ29は、ドリルストリングの遠位端に取り付けられるように適合された上方のねじ切りされた端30と、メインボディ2に取り付けるための下端を備える。メインボディ12は、メインボディ1を受け入れるように適合されたプラスチックカバー17を備える。
キャップ29は、クリーニングプロセスを実施するために調査ツール1のメインボディ2に送達する流体を受け入れるように適合された開放端を備える。
調査ツール1は、メインボディ12の上方開放端によって受け入れられるように適合されたピストン20を備える。ピストン20は、調査ツール1の縦軸に沿ってメインボディ2内でスライドするように適合される。ピストン20をメイン内でスライドさせることで、調査ツール1の第1のクリーニングモード、第2のクリーニングモード、及び第3のクリーニングモードの選択が可能である。
さらに、調査ツール1は電気モータ15を備える。電気モータ15は、ピストン20をメインボディ2内でスライドさせるためにピストン20に作動可能に接続される。
電気モータ15は、モータ15をバッテリ12に電気的に接続するためのコード44を備える。バッテリ12は、内壁8(図3a及び図3b参照)を有するバッテリハウジング内に含まれる。ハウジングは、メインボディ2の下端によってスライド可能に受け入れられる。
さらに、カメラ14が、メインボディの下端に取り付けられるように適合される。カメラ14はバッテリ12に作動的に接続される。カメラ14はレンズを備える。レンズは、キャップ29の遠位のメインボディ2の下端に位置する。
先に述べたように、ピストン20は、メインボディ2の上方の位置とメインボディ2の下方の位置との間で選択的にスライドするように適合される。
メインボディ2は複数の通路を備える。通路は、メインボディの壁を縦横に横断する。通路は、流体が、メインボディを通って、メインボディのハウジングを横断する出口を経由して流れることを可能にする。
前述のように、メインボディは外スリーブ17を備える。外スリーブ17は、外スリーブ17を流体が通過できるようにするためにメインボディ2の通路の出口と整合する出口57を備える。
メインボディ1を横断する通路の目的は以下の説明から明らかとなるであろう。
前述のように、調査ツール1は、調査ツール1のオペレータが選択的に選ぶことができる3つのクリーニングモードを提供するように適合される。特定のクリーニングモードの選択は、通路の異なるタイプの組の存在に起因して可能である。通路の1つの組は第1のクリーニングモードの実施を可能にし、通路の別の組は第2のクリーニングモードの実施を可能にし、通路のさらなる組は第3のクリーニングモードの実施を可能にする。
特に、第1のクリーニングモードは、流体が図1の通路40(本明細書では前方噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第2のクリーニングモードは、流体が図1の通路19(本明細書では大量フラッシング出口と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第3のクリーニングモードは、流体が図3の通路65(本明細書では高圧噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択される。
通路19、40、及び65の特定の組の選択は、弁手段によって達成される。弁手段は、特定のクリーニングモードを選択するべく流体を通路の特定の組に分流することを可能にする。
本発明の第1の実施形態によれば、弁手段は、メインボディ2のハウジングに対して移動するように適合されるピストン20を含む。
先に述べたように、ピストン20は、メインボディ2によってスライド可能に受け入れられるように適合される。さらに、キャップ29が、メインボディ2上に設置されて蓄圧チャンバを画定するように適合される。ピストン20は、より小さい外壁直径25を有し、ピストン20がハウジング弁本体下方壁59の中に下げられることを可能にし、第1区分チャンバ3及び第2区分チャンバ60を画定する。
中空のピストン20は、ハウジング弁本体2に対して移動可能であり、これによりハウジング2内の流体の流れを制御できる。特に、メインボディ2の縦軸に沿ったピストン20の移動は、流体が通路の特定の組を通じて分流することを可能にする。
キャップ29は、掘削リグ(又はインターベンション作業船)から流れる流体がドリルストリングを下って蓄圧分散チャンバに入ることを可能にするボアを備える。この構成は、所望のクリーニングモードのタイプに応じて流体が特定の通路19、40、及び65の組に分流することを可能にする。これは、メインボディ2の縦軸に沿ったピストン20の特定の位置に応じて、ピストンの外壁25が一対の通路の入口を封鎖し、一方、通路の特定の組は開いたままとなり、特定の開いた通路を流体が通過するのを許すためである。
例として、ピストン20を下げることによって、ピストン20は、ハウジング弁本体下方壁59(図3参照)をシールする。これは、流体が大量フラッシング出口19を越えて流れることを防ぐ。ピストン20が大量出口を越えてさらに下に移動してシール53(図3参照)を押し下げる際に、ピストン20がシール47を押し下げ、前方噴射通路40を閉鎖する。ピストン20がその最も下方の位置に後退する際に、ピストン20は第2区分チャンバ60を完全に閉鎖する。
この位置で、第1の拡張チャンバ3における複数の高圧噴射通路65が開いて、流体が複数の高圧噴射通路65を通り、次いで複数の長手方向高圧噴射通路66を通り、複数の横方向ジェットノズル出口67を出ることができる。これは、側方高圧噴射を可能にする。特定の構成では、出口67は、高圧フィルタノズル18を受け入れるように適合されてもよい。
ピストン20は外ピストンシール54を有し、外ピストンシール54でピストンの外壁25と第1区分チャンバ3との間をシールして第1区分チャンバ3からの流れを止める。
ピストン20はアクチュエータを介して動かされる。アクチュエータは、ギヤボックス及び電気モータ15、スピンドルドライブウォームシャフト16、及びスピンドルドライブウォームシャフトナット58を備える(図1〜図3参照)。設計によって、電気モータ15は、メインボディ2の縦軸に沿ったピストンの位置を判定及び提供するために組み込みホールセンサを有することになる。
モータ15及びそれぞれのギヤボックスは、スピンドルギヤを保持する細長いキャップ61(図3参照)にねじ込まれ、シールされる。
スピンドルギヤ保持キャップ61は、スピンドルギヤキャップ61の内部と電気モータ15との間をシールするためのシールを有する。モータ15及びギヤボックスは、細長いスピンドルギヤ保持キャップ61の中にシールされる。スピンドルギヤ保持キャップ61は、メインボディ2内に画定された通路62(図3参照)の中に配置される。細長いキャップ61は、細長いキャップ61をハウジング62内に受け入れるために整合する凹部を備え、シール51が、ハウジング62の内部とスピンドルギヤ保持キャップ61との間の隙間をシールする。
モータ15、スピンドルドライブ及びギヤ16、並びにスピンドルギヤ保持キャップ61は、ハウジング62内にシールされるOF設備(oil filled provision)に挿入される。それらは定位置にねじ込まれる又はボルト締めされるサークリップ63(図3参照)によって定位置に保持される。スピンドルギヤ保持キャップ61は、モータ15及びスピンドルギヤ組立体16が通路62の内部で回転するのを阻止する。電気モータ15は、防水コネクタ43を有する電力ケーブル、グランドパッキンナット、及び電力リード線44の周りをシールするためのシーリンググロメット64を備える。
ピストン20のベースは、スピンドルシャフト16を受け入れるためにねじ切りされたギヤナット組立体58を備える。ピストン20の上方部分に、スピンドルギヤ通路21につながる通路23が存在し、これは、ねじ回し又はアレンキーなどのツールが通るようにするためである。このツールアクセスポート23は、ピストン20を手作業で取り出すためにスピンドルドライブ16を手作業で操作することを可能にする。アクセス穴23は、これらの通路23を閉鎖するために挿入されるグラブねじ22を有することになる。
さらに、図3を参照すると、メインボディ2のハウジングの特定の構成は、サークリップ63によってそれぞれのサークリップリテーナ位置37に固定される少なくとも1つのフィルタ36を受け入れるように適合される一連のフィルタ凹部35を備える。これは、ハウジングの外部からフィルタ36を通って流れる汚染された流体をフィルタすることを可能にする。フィルタされた流体は、フィルタ36の開口部38を通ってピストン20の下方に流れてもよい。これは、ピストン20の移動を阻止する場合があるピストン20の下に生じる真空を除去する。フィルタリングプロセスはまた、流体から屑を除去し、部品が詰まるのを回避することになる。
ここで特に図3a及び図3bを参照する。
電気モータ15及びカメラ14は、バッテリ12によって電気的に駆動される。図3a及び図3bは、バッテリ12、回路基板、及びカメラ14を示す。
バッテリ12は、制御信号及び電力がバッテリキャップ69を横断することができるが水密シールを維持する目的で、防水コネクタ70を有するキャップ69を備える。
バッテリキャップ69上のショルダは、側壁上のシール構成71を含む。このように、バッテリハウジングの整合するショルダ8との間に水密シールが形成される。
バッテリキャップ60は、バッテリをバッテリハウジング内に締結するためにキャップ60の周囲に複数の長手方向の穴72(図示せず)を備える。
カメラ14はバッテリ12に電気的に接続される。このために、アンビリカル56がカメラハウジングのアンビリカルサイドポート10に通される。アンビリカル56の一方の端は、バッテリキャップ69の水密コネクタ70に接続される。アンビリカル56の他方の端は、カメラベース上の水密コネクタ79に接続される。アンビリカル56は、プラスチック保護カバーの機械加工された凹部とメインボディ2のハウジングの機械加工された凹部との間に延びる。
カメラリテーナがカメラ14上に設置される。カメラリテーナとカメラ保持ハウジング73の前方フラッシングポートは、対応する前方フラッシングポートと整列されることになる。
カメラ保持ハウジング73は、複数の横方向カメラ保持通路74を有することになり、カメラハウジング保持グラブねじ75が、カメラハウジングを保持し、これをゴムシール55に密着させてホールドする。カメラ保持ハウジング73は、カメラが損傷されるのを防ぐために保護フレーム76を備える。
図4a〜図4bは、本発明の第2の実施形態に係る装置を示す。第2の実施形態に係る装置は第1の実施形態の装置に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
しかしながら、本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第2の実施形態は、水圧ポンプを駆動するための電気モータ032を備える。水圧ポンプによって駆動される作動液は、ピストン80をメインボディ2の縦軸に沿って移動させる。
前述のように、縦軸に沿ったピストン80の移動は、特定のクリーニングモードの選択を可能にする。特定のクリーニングモードの選択は、ピストン20を用いて通路の特定の組を開き、通路の残りの組を封鎖することによって達成される。
この第2の実施形態では、ピストン20は作動液によって駆動される。図4bに示された特定の構成では、メインボディ2の内壁はピストンチャンバ92を備える。ピストンチャンバ92の上端はピストンリテーナ98を備える。
ピストンチャンバ92は、図4bのように、(1)ピストンリテーナ98の外周上に位置する複数のOリングシール、及び、(2)ピストンリテーナ98の内周とピストンの外壁82との間に存在する複数のシール100によってシールされる。上方のピストンチャンバ92は、ピストンリテーナ98のショルダ101の下方と位置合わせするためのショルダ93を備える。
ピストンリテーナ98は、ピストンリテーナ98をメインボディ2のハウジングに固定するためにボルトを通すことができる複数の長手方向通路ボルト穴103を備える。
中空の内部に水圧ポンプを有するピストン80は、突起84及び86を備える。突起84及び86は、ピストンチャンバ92を下方チャンバ95と上方チャンバ96に分割する。
ピストンチャンバ92の下方チャンバ95及び上方チャンバ96は、突起84及び86の複数の溝に存在する複数のOリングシールによって互いからシールされる。
上方チャンバ96と下方チャンバ95は流体接続され、ピストン80を上げるために流体が上方チャンバ96から下方チャンバ95に流れることができる。流体はまた、ピストン80を下げるために下方チャンバ95から上方チャンバ96に流れてもよい。
上方チャンバ96と下方チャンバ95との間の流体連通を可能にするために、ピストン壁は通路85を備える。ピストン80はまた、横下に面するフランジ87によって画定される延長チューブ88を有する通路87を備える。チューブ88は、流体の中でピックアップを保つように適合される。
上方ピストンチャンバ96と下方ピストンチャンバ95との両方は、追加の流体供給に収容するのに必要とされるよりも大きく、流体供給ボトルの必要性をなくす。
通路85及び88は、水圧ポンプ電気モータ032に流体接続される。ポンプ032は、ピストン80をメインボディ2の縦軸に沿って変位させるために作動液を上方チャンバ96と下方チャンバ95との間で駆動する。
電気水圧モータ104がボルト105を介してピストン80の内部に設置される。ボルト105は、モータをピストン80に接続する適切な水密シール構成を有する。OFケーブル106がバッテリハウジングを通して水密コネクタと接続される。バッテリハウジングは防水フィッティング107を備える。
前述のように、ピストン80を移動させることで、クリーニングの目的で調査ツールから流体を出すことができる通路の組を選択することができる。第2の実施形態の特定の構成では、流体は、ピストンリテーナ98に隣接する位置でメインボディ2を横断する少なくとも1つの通路65を経由して通路の組67に移送される。流体は、通路67が開かれるときに通路の組67に提供される。通路67は、ピストン80が下げられて通路87を開くときに開状態にある。図4に示されるように、ピストン80の上方部分が通路65を封鎖するときに通路67は閉状態にある。
さらに、図4aに示すように、チャネル63が、メインボディ2に画定され、通路65と流体を収容するメインボディ2の内側ボアとの間の流体連通を可能にする。
図5a及び図5bは、本発明の第3の実施形態に係る装置を示す。第3の実施形態に係る装置は第2の実施形態に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
本発明の第3の実施形態は、本発明の第2の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第2の実施形態は、図5aに示すように、ドリルストリング108の外壁に取り付けられる電気モータ111(本発明の第2の実施形態ではモータ032と呼ばれる)を備える。
電気モータ111は、本発明の第2の実施形態のモータ032と実質的に同じである。モータ111は、メインボディ2の縦軸に沿ってピストン80を移動させるために作動液を上方チャンバ96と下方チャンバ95との間で移動させるように適合される。
上方チャンバ96と下方チャンバ95との間の流体輸送を可能にするために、上方ピストンチャンバ96を横断するポート112が設けられる。ポート112は、水圧モータ111に接続される水圧管114に取り付けられる長手方向通路113(キャップ29を通って上に延びる)に流体接続される。
さらに、下方ピストンチャンバ95を横断するポート115が設けられ、これは、水圧モータ111に接続される水圧管117に流体結合される長手方向通路116(キャップ29を通って上に延びる)に流体接続される。上方ピストンチャンバ96を横断するポート112が設けられ、これは、水圧モータ111に接続される水圧管114に流体結合される長手方向通路113(キャップ29を通って上に延びる)に流体接続される。
ピストン109(本発明の第2の実施形態ではピストン20と呼ばれる)の上方移動は、作動液を、ポート115を通じて下方ピストンチャンバ95に送り込むことによって達成され、ピストン109の下降は、作動液を、ポート112を通じて上方ピストンチャンバ96に送り込むことによって達成される。
上方ピストンチャンバ96と下方ピストンチャンバ95との両方は、追加の流体供給に収容するのに必要とされるよりも大きく、流体供給ボトルの必要性をなくす。
図6a〜図6bは、本発明の第4の実施形態に係る装置を示す。第4の実施形態に係る装置は第1の実施形態の装置に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
本発明の第3の実施形態は、本発明の第1の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第4の実施形態によれば、ピストン80(ここではピストン129と呼ばれる)は、ピストン129の下端に作動的に接続される電気モータ140の作用によってメインボディ2(ここではメインボディ120と呼ばれる)の縦軸に沿って移動する。
特に、電気モータ140はギヤボックスに作動的に接続される。ギヤボックスは、メインボディ120の縦軸に沿ったピストン129の移動を可能にする。先に述べたように、ピストン129の移動は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。ピストンは流体を受け入れるためのボアを備える。
図6bを参照すると、本発明の第4の実施形態に係る調査ツール1は、ドリルストリング(図示せず)に及びメインボディ120に取り付けるためのキャップ144を備える。第4の実施形態のこの特定の構成では、キャップ144の下端は、メインボディ120の上端に取り付けるための外ねじ145を有する。
キャップ144は、ボディの内壁121上でシールするためのシール124を備え、キャップ144は、キャップ144を整合するハウジングショルダ122と位置合わせする及び保持するための少なくとも1つのショルダ150を有することになる。
さらに、キャップ144は、ピストン129がメインボディ120の縦軸に沿ってスライドすることを可能にする通路を有する。ピストン129の内部をシールする、キャップ146の内部をシールする、及びピストン129の外部をメインボディの内壁121に接してシールするための複数のシールが設けられる。メインボディ120を横断するブリード通路148が圧力及び真空の解放を可能にする。
ピストン129は、アクチュエータを介してメインボディ120の縦軸に沿って移動する。アクチュエータは、電気モータ140と共にギヤボックス及びスピンドルドライブウォームシャフト141を備える。スピンドルドライブウォームシャフトナットも組み込まれる。
ピストン129の縦軸に沿った移動は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。これは、ピストン129の移動によって、クリーニングの目的で流体が調査ツール1を出ることを妨げる又は可能にするべく特定の通路を封鎖又は開放することができるためである。このために、ピストン155は、通路137の組がメインボディの通路151の組と流体連通するときに流体を調査ツール1の外に流すことができる通路(通路137など)の複数の組を備える。
例えば、図6bに示すように、メインボディ120は通路123、136、及び40の複数の組を備える。特定のクリーニングモードの選択は、通路123、136、及び40の異なるタイプの組の存在に起因して可能である。通路の1つの組は第1のクリーニングモードの実施を可能にし、通路の別の組は第2のクリーニングモードの実施を可能にし、通路のさらなる組は第3のクリーニングモードの実施を可能にする。特に、第1のクリーニングモードは、流体が図6aの通路40(本明細書では前方噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第2のクリーニングモードは、流体が図6aの通路19(本明細書では大量フラッシング出口と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第3のクリーニングモードは、流体が図6aの通路123(本明細書では高圧噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択される。
通路の特定の組の選択は、ピストン129の移動によって達成される。このために、通路の異なる組が互いに対してメインボディ120に沿った異なる位置に位置する。各組の通路を通路の他の組の位置とは異なる位置に配置することは、(ピストン129を移動させることによって)クリーニングの目的で流体をメインボディ120の外に流すことができる通路の特定の組の選択を可能にする。通路の残りの組は、ピストン129の壁によって封鎖されるので、流体をメインボディ120の外に流すことができない。
設計によって、電気モータ140は、ピストン210の位置を判定するためのホールセンサを有することになる。電気モータ140はギヤボックスと共に、水密バッテリコンパートメント149にねじ込まれ、シールされる。
ピストン129の下端は、電気モータ140に作動的に接続される。このために、ピストン129の下端は、スピンドルシャフト141を受け入れるためにねじ切りされたギヤナット組立体133を備える。
ピストン129が電気モータに作動的に接続されるという事実は、ピストン129をメインボディ120の縦軸に沿って移動させることを可能にする。本発明の第1の実施形態に関して説明したように、ピストン120(又は本発明の第1の実施形態の説明では言及される場合の80)の移動は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。
図7a〜図7bは、本発明の第5の実施形態に係る装置を示す。第5の実施形態に係る装置は第4の実施形態の装置に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
本発明の第5の実施形態は、本発明の第4の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第5の実施形態は、回転するように適合されるピストン155(本発明の第4の実施形態では129と呼ばれる)を備える。
縦軸を中心としたピストン155の回転は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。これは、ピストン155の回転によって、クリーニングの目的で流体が調査ツール1を出ることを妨げる又は可能にするべく特定の通路を封鎖又は開放することができるためである。このために、ピストン155は、通路157の組がメインボディの通路151の組と流体連通するときに流体を調査ツール1の外に流すことができる通路(通路157など)の複数の組を備える。
例えば、図7aに示すように、メインボディ152は通路154、19、及び40の複数の組を備える。特定のクリーニングモードの選択は、通路154、19、及び40の異なるタイプの組の存在に起因して可能である。通路の1つの組は第1のクリーニングモードの実施を可能にし、通路の別の組は第2のクリーニングモードの実施を可能にし、通路のさらなる組は第3のクリーニングモードの実施を可能にする。特に、第1のクリーニングモードは、流体が図7aの通路40(本明細書では前方噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第2のクリーニングモードは、流体が図7aの通路19(本明細書では大量フラッシング出口と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第3のクリーニングモードは、流体が図7aの通路154(本明細書では高圧噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択される。
通路の特定の組の選択は、ピストン155の回転によって達成される。このために、通路の異なる組が互いに対してメインボディ152の周りの異なる位置に位置する。各組の通路を通路の他の組の位置とは異なる位置(メインボディ152の縦軸の周りの)に配置することは、(ピストン155を回転させることによって)クリーニングの目的で流体をメインボディ152の外に流すことができる通路の特定の組の選択を可能にする。通路の残りの組は、ピストン155の壁によって封鎖されるので、流体をメインボディ152の外に流すことができない。
ピストン155は、アクチュエータの作用に起因して回転される。アクチュエータは電気モータ158を含む。アクチュエータは、ピストン155を回転させるべくピストン155の下方のギヤと係合するためにコグ159と共に電気モータ及びギヤボックス158を備える。
ここで図8を参照する。本発明のこの実施形態に係る調査ツール1は、一方向フラップ弁170を組み込んでいてもよい。調査ツール19は、ボアホールから掘削リグ上に流体が流れることを阻止するのでフラップ弁170を備えることが特に有利である。代替的な構成では、流体が掘削リグに流入することを回避するためにドリルストリングと調査ツールとの間に取り付けられる一方向フラップ弁パップ(pup)が設けられてもよい。
ここで図9を参照する。本発明のこの実施形態に係る調査ツール1は、屑を受け入れ及び収集して屑が坑井に落下するのを阻止するバスケット172を組み込んでいてもよい。調査ツール1にバスケット172が取り付けられていてもクリーニングプロセス及びビュープロセスを行うことができる。図9に示された特定の構成では、バスケットは、1つ以上のブラケット176を介して取り付けられる。
当業者には明白であるような修正及び変形は、本発明の範囲内であるとみなされる。
さらに、本発明の範囲は、開示された実施形態の範囲に限定されないことを理解されたい。例えば、上記の説明は、坑井で用いるためのダウンホール調査ツールに関連して記載されている。しかしながら、本発明の調査ツール1は、垂直掘削、水平掘削、又は方向性をもつ掘削であり得るどのタイプの掘削作業に用いられてもよい。水平掘削及び方向性をもつ掘削に関係した本発明の実施形態では、「近位」及び「遠位」という用語が、前の説明で用いられる「上方」及び「下方」という用語よりも(それぞれ)適切である場合がある。「上方」及び「下方」という用語は、本発明の第1〜第5の実施形態が坑井で用いるためのダウンホール調査ツールに関係することを視野に入れて前の説明で用いられる。しかしながら、本発明の範囲は垂直掘削プロセスに限定されない。
本明細書の全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「comprise」という言葉又は「comprises」若しくは「comprising」などの変形は、表記された整数又は整数の群の包含を示すが、いかなる他の整数又は整数の群も排除しないと理解される。
図1、2
●1 完成したユニット
●2 メインボディ
●3 第1区分チャンバ壁
●4 メインボディ上の位置合わせショルダ
●5 メインボディのショルダ壁
●6 ねじ切りされたボルト穴
●7 メインボディ上のグラブねじ
●8 カメラハウジング上のショルダシール
●9 バッテリキャップを受け入れるためにねじ切りされた穴
●10 アンビリカルサイドポート
●11 カメラグラブねじ
●12 バッテリ
●13 保護バッテリカバー
●14 カメラ
●15 dc電気モータ
●16 スピンドルドライブ組立体
●17 プラスチック保護スリーブ
●18 組み合わされた高圧フィルタとノズル
●19 大量出口
●20 ピストン
●21 スピンドルシャフトのための通路
●22 ピストン上のグラブねじ
●23 ねじ通路
●24 ピストンの内壁
●25 ピストンの外壁
●26 ピストンの面取りされた下端
●27 ピストンの面取りされた上端
●28 ピストンの面取りされた下端の外方
●29 キャップ
●30 キャップのねじ溝
●31 キャップ上の位置合わせショルダ
●32 キャップショルダ壁
●33 キャップ上方内壁
●34 ボルト穴
●35 フィルタ凹部
●36 フィルタ
●37 サークリップリテーナ
●38 クリーニング流体が通るための通路
●39 角度のついたクリーニングノズル
●40 前方噴射通路
●41 水がノズルを通るための通路
●42 カメラリテーナ
●43 防水コネクタ
●44 コアード
●45 シール
●46 0ピストンシール
●47 ピストンに接してシールするハウジング内の下方シール
●48 キャップシール上のボルト
●49、50 スピンドルギヤ保持キャップ上の内部シール
●51 スピンドルギヤ保持キャップ上の外部シール
●52 上方フラッシングシール
●53 下方フラッシングシール
●54 外ピストンシール
●55 回路基板
●56 アンビリカルコアード
●57 プラスチックカバーを通る横方向通路
●58 スピンドルドライブナット
●59 ハウジング弁本体下方壁
●60 第2区分チャンバ
●61 スピンドルギヤ保持キャップ
●62 スピンドルdc電気モータのためのハウジング
●63 サークリップ
●64 グラブナット
●65 横方向高圧噴射通路
●66 長手方向高圧噴射通路
●67 少なくとも1つのドリル穴又はノズルにねじを受け入れるためのねじ溝とすることができる横方向ジェットノズル出口
●68 ドリルストリング
●69 バッテリキャップ
●70 防水コネクタ
●71 バッテリキャップ側壁シール構成
●72 バッテリキャップ穴
●73 カメラ保持ハウジング
●74 カメラ保持通路
●75 カメラハウジング保持グラブねじ
●76 カメラプロテクタ
●77 カメラレンズ
●78 カメラの本体
●79 防水レンズ
図4
●80 内部にポンプを有する中空のピストン
●81 ピストンの内壁
●82 ピストンの上方外壁
●83 ピストンの下方外壁
●84 ピストンリテーナ溝
●85 DCモータピストン上側通路
●86 水圧ピストントルース
●87 DCモータピストン下側通路
●88 下方に延長された水圧通路
●89 ピストンの底部上の内側ベベル
●90 ピストンの底部上の外側ベベル
●91 上方外側ベベル
●92 ピストンチャンバ壁
●93 アライメントショルダ
●94 ハウジングボルト穴
●95 下方ピストンチャンバ
●96 上方ピストンチャンバ
●97 下方ピストンチャンバトルース
●98 上側ピストンリテーナ
●99 外側ピストンリテーナシール
●100 内側ピストンリテーナシール
●101 ピストンリテーナショルダ
●102 ピストンの外壁
●103 リテーナピストンボルト穴
●104 DC電気水圧モータ
●105 内部水圧締結ボルト
●106 OFケーブル及びコネクタ
●107 防水フィッティング
図5
●108 ドリルストリング
●109 ピストン
●110 ピストン上のシール
●111 水圧モータ
●112 上方ピストンチャンバ水圧横方向通路
●113 長手方向水圧通路
●114 水圧モータに延びる水圧チューブ
●115 下方ピストンチャンバ水圧横方向通路
●116 長手方向水圧通路
●117 水圧モータに延びる水圧チューブ
●118 OFケーブル及びコネクタ
図6
●119 メインボディ
●120 メインボディ上のキャップ受け入れねじ溝
●121 メインボディの内壁
●122 メインボディのショルダ
●123 横方向ジェットノズル出口
●124 キャップシール
●125 ピストン通路上の外側シール
●126 ピストン通路上の内側シール
●127 大量出口の上側シール
●128 大量出口の下側シール
●129 マルチゲート弁ピストン
●130 ピストンの外壁
●131 ピストンの内壁
●132 ピストンのベース
●133 ねじ切りされたギヤナット組立体
●134 ギヤスピンドル通路
●135 ピストンの下端上のベベル
●136 高圧出口
●137 横方向圧力通路
●138 外側上側ピストンシール
●139 区分通路
●140 DC電気モータ
●141 スピンドルドライブウォームシャフト
●142 グラブナット通路
●143 グラブねじ
●144 ドリルストリング設置キャップ
●145 下方外側キャップねじ溝
●146 ドリルストリングに取り付けるためのねじ溝
●147 キャップショルダ
●148 キャップ内部の通路
●149 バッテリコンパートメント
図7
●150 メインボディ
●151 キャップを設置するためのボディ上の受け入れねじ溝
●152 弁本体の内壁
●153 ボディ上のショルダ
●154 高圧噴射ノズル
●155 ピストン
●156 ピストンの外壁
●157 横方向ボア
●158 DC電気モータ
●159 モータコグ
●160 ギヤ
●161 キャップ
●162 ドリルストリングのねじ溝
●163 キャップ上に設置するための下方ねじ溝
●164 キャップ上のショルダ
●165 キャップのためのシール
●166 内側ピストンシール
●167 外側ピストンシール
●168 上側高圧出口シール
●169 下方シール
本発明は、ボアホールの調査ツールに関する。
本発明は、特に、必ずしもこれに限らないが、坑井を調査するためのツール、特に、クリーニングツール及びカメラを含むダウンホール調査ツールに関連して考案されている。
背景技術の以下の説明は、本発明の理解を容易にすることだけを意図される。この説明は、言及される題材のいずれも本出願の優先日の時点で技術常識の一部である又はあったと承認又は自認するものではない。
坑井の噴出(キックとも呼ばれる)は大惨事につながる場合がある。こうした事故の例は、2010年4月20日に起こったBritish Petroleum社の環境汚染事故である。
坑井噴出は、坑井からの炭化水素の制御されていない放出である。通常、噴出は、坑井に収容された圧力制御システムの故障の後に起こる。
現在、坑井は噴出を回避するために噴出防止装置(BOP)を含む。BOPは、坑井内の圧力及び炭化水素の流れを制御するとともに、ツール及び掘削部品が坑井の外に放り出されることを回避する。
坑井の内部の、特にBOPの定期試験が行われることが不可欠である。例えば、BOPは、泥、セメント、又は金属質残渣などの屑がこびりつく場合がある、シャー及びパッキングシールを含む。これはBOPを動作不能にする場合がある。これらのシールの定期検査及びクリーニングが、BOPの適正な機能を保証するのに不可欠である。
定期試験は、坑井に入れられた器具の、特にBOPの目視検査を含む。目視検査が行われる理由の1つは、屑の位置及び構成を視覚化できるようにするためである。屑の位置及びその構成の視覚化は、屑が存在する特定の位置でクリーニングプロセスを適用することを可能にする。これは、クリーニングプロセスをより効率的なものにする。
従来の調査ツールの特有の欠点は、これらの従来のツールを用いる検査及びクリーニングプロセスが面倒で時間がかかることである。これは、プロセスが坑井に別々に配置される必要がある数多くのドリルストリングツールを使用する必要があるので特にそうである。例として、通常は、まず初めにジェットクリーニングツールがライザに配置される。このツールは、坑井の内部、特にBOPをクリーニングする。この特定のクリーニングプロセスの完了後に、ジェットクリーニングツールが坑井から取り出され、坑井の内部及びその器具の検査のために従来のダウンホールカメラが坑井の中に挿入される。
残念なことに、多くの場合に、クリーニングツールによって実施されるクリーニングプロセスは、すべての屑を適正に除去しない場合があり、これらの状況下では、坑井の内部はジェットクリーニングツールを用いてさらにクリーニングされる必要がある。このために、坑井のさらなるクリーニングのためにクリーニングツールを坑井に配置するべく調査ツールを坑井から撤退する必要がある。これは掘削工事に追加費用を発生させる。
現在、クリーニング流体を坑井の中に放出するための出口を組み込んでいる調査ツールが存在する。これは、坑井の内部の及び坑井内に位置する器具の検査の前に、屑のいくらかが除去されることを可能にする。
しかしながら、この流体の放出は、坑井の内部及びそこに位置する器具を適正にクリーニングするのに十分ではない。現在、適正なクリーニングは、ジェットクリーニングツールを用いることでのみ実施可能である。
この背景に対して本発明が開発されている。
本発明の第1の態様によれば、調査ツールをボアホールに挿入するためのドリルストリングに取り付けられる調査ツールであって、ドリルストリングから流体を受け入れるように適合される近位端及び調査機器を受け入れるための遠位端を有するボディと、ボディ内の第1のボアを画定する内面とボディの外側の少なくとも一部を画定する外面とを有する壁と、第1のボア内で変位されるように適合されるピストンとを備え、壁が、ボディの外側と第1のボアとの連通を可能にするためにボアと外面との間に延びる複数の通路を備え、ピストンが、ボアホールの第1の位置に流体を送達するために流体が複数の通路のうちの少なくとも1つの第1の通路を通って流れることを可能にする第1の状態と、ボアホールの第2の位置に流体を送達するために流体が複数の通路のうちの少なくとも1つの第2の通路を通って流れることを可能にする第2の状態との間で選択的に変位されるように適合される、調査ツールが提供される。
好ましくは、ボアホールの第1の位置は、調査ツールの壁に隣接するボアホールの領域を含む。
好ましくは、ボアホールの第2の位置は、調査器具によって調査されるボアホールの領域を含む。
好ましくは、ピストンは、調査ツールのボディの遠位端に流体を送達するために流体が複数の通路のうちの少なくとも1つの第3の通路を通って流れることを可能にする第3の位置に選択的に変位されるように適合される。
好ましくは、ピストンは、ドリルストリングから流体を受け入れるための第2のボアを備える。
好ましくは、ピストンは、第1のボアの縦軸に沿って第1の状態と第2の状態との間で移動するように適合される。
好ましくは、ピストンは、第1のボアの縦軸に沿って第1の状態と、第2の状態と、第3の状態との間で移動するように適合される。
好ましくは、ピストンは、ピストンの第1の状態と、第2の状態と、第3の状態との間の移動中に、流体が第2のボアから調査ツールの壁の少なくとも1つの第1の通路、第2の通路、又は第3の通路のうちのいずれか1つにそれぞれ流れることを可能にする複数の第4の通路を備える。
好ましくは、ピストンは、第1のボアの縦軸に沿って第1の状態と、第2の状態と、第3の状態との間で選択的に移動されるように適合される。
好ましくは、ピストンは、第1のボアの縦軸を中心として第1の状態と、第2の状態と、第3の状態との間で選択的に回転されるように適合される。
好ましくは、少なくとも1つの第1の通路は大量通路を含む。
好ましくは、少なくとも1つの第2の通路は高圧噴射通路を含む。
好ましくは、少なくとも1つの第3の通路は前方噴射通路を含む。
好ましくは、ピストンは、第1の位置にあるときに、流体が大量通路を通ってハウジングを出ることを可能にするが、流体が前方噴射通路を通って及び高圧噴射通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ピストンは、第2の位置にあるときに、流体が高圧噴射通路を通ってハウジングを出ることを可能にするが、流体が大量通路を通って及び前方噴射通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ピストンは、第3の位置にあるときに、流体が前方噴射通路を通ってハウジングを出ることを可能にするが、流体が大量通路を通って及び高圧噴射通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ピストンは、ピストンを調査ツールの本体の縦軸に沿って移動させるために少なくとも1つのアクチュエータに作動的に接続される。
好ましくは、アクチュエータはピストンチャンバを備え、ピストンチャンバは下方チャンバ及び上方チャンバを備え、下方チャンバと上方チャンバは、ピストンを調査ツールの本体の縦軸に沿って選択的に変位させるために流体接続される。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンを調査ツールの本体の縦軸に沿って移動させるためにピストンに作動的に接続されるスピンドルドライブウォームシャフトを備える電気モータを備える。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンを調査ツールの本体の縦軸に沿って選択的に回転させるためにピストンの遠位端に作動的に接続される電気モータを備える。
好ましくは、調査ツールは、流体が外スリーブの出口を通過することを可能にする本体の複数の通路と流体連通される出口を備える外スリーブをさらに備える。
好ましくは、高圧噴射通路は、流体をフィルタするための高圧フィルタノズルを備える。
好ましくは、調査器具はカメラを含む。
好ましくは、調査ツールは、電気モータ及び調査器具に電気的に接続されるように適合された電気エネルギー源をさらに備える。
好ましくは、エネルギー源は、調査ツールの本体によって受け入れられるように適合されたバッテリを備える。
本発明の第2の態様によれば、調査ツールをボアホールに挿入するためのドリルストリングに取り付けられる調査ツールであって、ドリルストリングに取り付けるように適合された近位端を有するハウジングと、ドリルストリングから流体を受け入れるように適合されたハウジングを横断するボアと、ボア内に受け入れられるように適合されたピストンとを備え、ピストンが、少なくとも第1の状態と第2の状態との間で選択的に変位されるように適合され、第1の状態において流体がハウジングの第1の位置で流出し、第2の状態において流体がハウジングの第2の位置で流出する、調査ツールが提供される。
好ましくは、ピストンは、第1の状態と、第2の状態と、さらに第3の状態との間で選択的に変位されるように適合される。
好ましくは、第3の状態において、流体は、流体がハウジングを出てボアホールをフラッシングすることを可能にするハウジングの第3の位置に存在する。
好ましくは、第1の位置は、ボアホールの側壁又はボアホールに収容される器具に圧力噴射するために流体がハウジングを出ることを可能にするハウジングの側部を含む。
好ましくは、第2の位置はハウジングの遠位端の位置を含む。
好ましくは、ハウジングの遠位端はカメラを受け入れるように適合される。
好ましくは、第2の位置は、カメラのクリーニング及び/又は冷却のためにカメラに流体を送達するべく遠位端に隣接する。
好ましくは、ハウジングは、流体がハウジングを出ることを可能にするために開口部の複数の組を備える。
好ましくは、ハウジングは高圧噴射通路の第1の組を備え、通路は、ボアホールの側壁又はボアホールに収容される器具の圧力噴射を可能にするためにハウジングの側部を横断する。
好ましくは、ハウジングは前方噴射通路の第2の組を備え、通路は、カメラのクリーニング及び/又は冷却を可能にするためにハウジングの遠位端を横断する。
好ましくは、ハウジングは大量通路の第3の組を備え、通路は、ボアホールのフラッシングを可能にするためにハウジングを横断する。
好ましくは、ピストンは、第1の位置にあるときに、流体が高圧噴射通路を通ってハウジングを出ることを可能にし、かつ、流体が前方噴射通路を通って及び大量通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ピストンは、第2の位置にあるときに、流体が前方噴射通路を通ってハウジングを出ることを可能にし、かつ、流体が大量通路を通って及び高圧噴射通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ピストンは、第3の位置にあるときに、流体が大量通路を通ってハウジングを出ることを可能にし、かつ、流体が前方噴射通路を通って及び高圧噴射通路を通って流れるのを阻止する。
好ましくは、ハウジング及びピストンは、ドリルストリングの流体を閉じ込めるためにハウジングのボア内に圧力チャンバを画定するように適合される。
好ましくは、圧力チャンバは上方圧力チャンバを備え、上方圧力チャンバはピストンが第1の位置にあるときに画定される。
好ましくは、圧力チャンバは下方圧力チャンバをさらに備え、下方圧力チャンバはピストンが第2の位置及び第3の位置に存在するときに画定される。
好ましくは、ピストンは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って移動させるために少なくとも1つのアクチュエータに作動的に接続される。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って移動させるためにピストンに作動的に接続されるスピンドルドライブウォームシャフトを備える電気モータを備える。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンを移動させるように適合される上方チャンバ及び下方チャンバを備え、上方チャンバ及び下方チャンバは、ピストンの移動のために作動液を選択的に受け入れるように適合され、上方チャンバは、ピストンをハウジングの遠位端に移動させるために作動液を受け入れ、下方チャンバは、ピストンをハウジングの近位端に移動させるために作動液を受け入れる。
好ましくは、作動液は、上方チャンバ及び下方チャンバに流体接続される水圧ポンプによって駆動され、ポンプは電気モータによって駆動される。
好ましくは、電気モータ及び水圧ポンプはピストンの内部に位置する。
好ましくは、電気モータ及び水圧ポンプはドリルストリング上に位置する。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って第1の位置と、第2の位置と、第3の位置との間で選択的に移動させるためにピストンの遠位端に作動的に接続される電気モータを備える。
好ましくは、アクチュエータは、ピストンをハウジングの縦軸に沿って第1の位置と、第2の位置と、第3の位置との間で選択的に回転させるためにピストンの遠位端に作動的に接続される電気モータを備える。
好ましくは、ピストンは、流体を受け入れるためのボアを備える。
好ましくは、ピストンは、ピストンが第1の状態、第2の状態、及び第4の状態のいずれかにあるときに流体がハウジングを出ることを可能にするために複数の開口部を備える。
好ましくは、開口部の第1の組、第2の組、及び第3の組が位置する。
好ましくは、開口部の第1の組は、ピストンが第1の位置にあるときに開口部の第1の組がハウジングの高圧噴射通路と流体連通するようにピストン上の第1の位置に位置する。
好ましくは、開口部の第2の組は、ピストンが第2の位置にあるときに開口部の第2の組がハウジングの前方噴射通路と流体連通するようにピストン上の第2の位置に位置する。
好ましくは開口部の第3の組は、ピストンが第3の位置にあるときに開口部の第3の組がハウジングの大量通路と流体連通するようにピストン上の第3の位置に位置する。
好ましくは、調査ツールは、流体が外スリーブの出口を通過することを可能にするためにハウジングの通路の複数の組と流体連通される出口を備える外スリーブをさらに備える。
好ましくは、高圧噴射通路の第1の組は、流体をフィルタするための高圧フィルタノズルを備える。
好ましくは、調査ツールは、電気モータ及びカメラに電気的に接続されるように適合された電気エネルギー源をさらに備える。
好ましくは、エネルギー源は、ハウジングによって受け入れられるように適合されたバッテリを備える。
好ましくは、ハウジングの近位端は一方向フリップフラップ弁を備える。
好ましくは、ハウジングの近位端は一方向フラップパップを備える。
好ましくは、ハウジングの遠位端は屑を収集するように適合されたバスケットを備える。
本発明の第3の態様によれば、先行する請求項のいずれか一項に記載の調査ツールを備えるドリルストリングが提供される。
本発明の第4の態様によれば、先行する請求項のいずれか一項に記載の調査ツールを備えるダウンホールカメラが提供される。
本発明のさらなる特徴が、そのいくつかの非限定的な実施形態の以下の説明においてより十分に説明される。この説明は、本発明を単に例示する目的で含まれる。これは上記に示す本発明の広範囲の要約、開示、又は説明の制約として理解されるべきではない。添付の図面を参照しながら説明を行う。
本発明の第1の実施形態に係る調査ツールの斜視図である。
図1に示された調査ツールの分解図である。
図1に示された調査ツールのメインボディの及びバッテリハウジング並びに電気モータの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのメインハウジングから分離されたカメラ及びバッテリハウジングの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのメインハウジングから分離されたカメラ及びバッテリハウジングの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのキャップの分解断面図である。
図1に示された調査ツールのピストンの分解断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図4aに示された調査ツールのピストンの断面図である。
本発明の第3の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図5aに示された調査ツールのメインボディの断面図である。
本発明の第4の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図6aに示された調査ツールのメインボディの断面図である。
本発明の第5の実施形態に係る調査ツールの分解断面図である。
図7aに示された調査ツールのメインボディの断面図である。
一方向フラップ弁を組み込んでいる本発明の第1〜第5の実施形態のいずれか一つに係る調査ツールの斜視図である。
屑収集バスケットを組み込んでいる本発明の第1〜第5の実施形態のいずれか一つに従って示される調査ツールの斜視図である。
図1〜図9は単なる概略であることに留意されたい。
さらに、本明細書の説明の段落[0174]は、列挙される符号を付された調査ツールの部分の名称を示す図1〜図7に示される符号のリストを含む。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る調査ツール1の概略図である。
調査ツール1は、調査ツールを坑井などのボアホールに配置するためにドリルストリング上に設置されるように適合される。図面に示される調査ツール1は、カメラ及びクリーニングツールを備える。
カメラ14は、110チルトカメラで360度の連続回転及び10倍光学ズーム並びに40倍デジタルズームを有するリアルタイムビューを提供するように適合される。クリーニング及び検査される領域を照らすためにLED照明も設けられる。
図1の調査ツール1の特定の構成は3つの異なるクリーニングモードで動作することができる。
第1のクリーニングモードは、主にカメラ14をクリーニングするための前方を向いているジェットノズルを備える。特に、このモードは、主にカメラのレンズをクリーニングし、カメラの前にある屑を破砕する。
第2のクリーニングモードは、検査される領域をクリーニングするために大量の流体でのフラッシングを可能にする。これは、対象の区域の高品質ビューを保証する。
第3のクリーニングモードは、例えば、内側BOP表面の内部部品のクリーニングを可能にし、特に、ねじ溝、シール、ケーシング並びにチュービングハンガー、及び流体継手のクリーニングを可能にする。このクリーニングモードは、側方ジェットクリーニングを含む。
調査ツール1は、坑井のクリーニングプロセス及び坑井のビュープロセスが単一のツールを用いて実施されることを可能にするので特に有利である。
さらに、調査ツール1の第1のクリーニングモード、第2のクリーニングモード、及び第3のクリーニングモードは、BOPのキャビティからすべての屑が確実に適正に除去されるようにするために連続的に繰り返すことができる。特定のクリーニングモードが選択される順序も必要に応じて変えてもよい。
クリーニングモードは、調査ツール1のハウジング2に対して移動するピストン20の作動を通じて変更されてもよい。ピストン20を移動させることで、調査ツール1によって実施されるクリーニングモードのタイプを選択することが可能である。実施されるクリーニングモードのタイプの選択、並びに、画像のビュー又は取り込みをいつ行うかは、調査ツールの遠位の位置から制御することができる。例えば、掘削リグにいるオペレータが調査ツール1を制御してもよい。
ここで図2を参照する。図2は、図1に示された調査ツール1の分解図を示す。
図2に示すように、調査ツール1は、メインボディ2及びキャップ29を備える。キャップ29は、ドリルストリングの遠位端に取り付けられるように適合された上方のねじ切りされた端30と、メインボディ2に取り付けるための下端を備える。メインボディ12は、メインボディ1を受け入れるように適合されたプラスチックカバー17を備える。
キャップ29は、クリーニングプロセスを実施するために調査ツール1のメインボディ2に送達する流体を受け入れるように適合された開放端を備える。
調査ツール1は、メインボディ12の上方開放端によって受け入れられるように適合されたピストン20を備える。ピストン20は、調査ツール1の縦軸に沿ってメインボディ2内でスライドするように適合される。ピストン20をメイン内でスライドさせることで、調査ツール1の第1のクリーニングモード、第2のクリーニングモード、及び第3のクリーニングモードの選択が可能である。
さらに、調査ツール1は電気モータ15を備える。電気モータ15は、ピストン20をメインボディ2内でスライドさせるためにピストン20に作動可能に接続される。
電気モータ15は、モータ15をバッテリ12に電気的に接続するためのコード44を備える。バッテリ12は、内壁8(図3a及び図3b参照)を有するバッテリハウジング内に含まれる。ハウジングは、メインボディ2の下端によってスライド可能に受け入れられる。
さらに、カメラ14が、メインボディの下端に取り付けられるように適合される。カメラ14はバッテリ12に作動的に接続される。カメラ14はレンズを備える。レンズは、キャップ29の遠位のメインボディ2の下端に位置する。
先に述べたように、ピストン20は、メインボディ2の上方の位置とメインボディ2の下方の位置との間で選択的にスライドするように適合される。
メインボディ2は複数の通路を備える。通路は、メインボディの壁を縦横に横断する。通路は、流体が、メインボディを通って、メインボディのハウジングを横断する出口を経由して流れることを可能にする。
前述のように、メインボディは外スリーブ17を備える。外スリーブ17は、外スリーブ17を流体が通過できるようにするためにメインボディ2の通路の出口と整合する出口57を備える。
メインボディ1を横断する通路の目的は以下の説明から明らかとなるであろう。
前述のように、調査ツール1は、調査ツール1のオペレータが選択的に選ぶことができる3つのクリーニングモードを提供するように適合される。特定のクリーニングモードの選択は、通路の異なるタイプの組の存在に起因して可能である。通路の1つの組は第1のクリーニングモードの実施を可能にし、通路の別の組は第2のクリーニングモードの実施を可能にし、通路のさらなる組は第3のクリーニングモードの実施を可能にする。
特に、第1のクリーニングモードは、流体が図1の通路40(本明細書では前方噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第2のクリーニングモードは、流体が図1の通路19(本明細書では大量フラッシング出口と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第3のクリーニングモードは、流体が図3の通路65(本明細書では高圧噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択される。
通路19、40、及び65の特定の組の選択は、弁手段によって達成される。弁手段は、特定のクリーニングモードを選択するべく流体を通路の特定の組に分流することを可能にする。
本発明の第1の実施形態によれば、弁手段は、メインボディ2のハウジングに対して移動するように適合されるピストン20を含む。
先に述べたように、ピストン20は、メインボディ2によってスライド可能に受け入れられるように適合される。さらに、キャップ29が、メインボディ2上に設置されて蓄圧チャンバを画定するように適合される。ピストン20は、より小さい外壁直径25を有し、ピストン20がハウジング弁本体下方壁59の中に下げられることを可能にし、第1区分チャンバ3及び第2区分チャンバ60を画定する。
中空のピストン20は、ハウジング弁本体2に対して移動可能であり、これによりハウジング2内の流体の流れを制御する。特に、メインボディ2の縦軸に沿ったピストン20の移動は、流体が通路の特定の組を通じて分流することを可能にする。
キャップ29は、掘削リグ(又はインターベンション作業船)から流れる流体がドリルストリングを下って蓄圧分散チャンバに入ることを可能にするボアを備える。この構成は、所望のクリーニングモードのタイプに応じて流体が特定の通路19、40、及び65の組に分流することを可能にする。これは、メインボディ2の縦軸に沿ったピストン20の特定の位置に応じて、ピストンの外壁25が一対の通路の入口を封鎖し、一方、通路の特定の組は開いたままとなり、特定の開いた通路を流体が通過するのを許すためである。
例として、ピストン20を下げることによって、ピストン20は、ハウジング弁本体下方壁59(図3参照)をシールする。これは、流体が大量フラッシング出口19を越えて流れることを防ぐ。ピストン20が大量出口を越えてさらに下に移動してシール53(図3参照)を押し下げる際に、ピストン20がシール47を押し下げ、前方噴射通路40を閉鎖する。ピストン20がその最も下方の位置に後退する際に、ピストン20は第2区分チャンバ60を完全に閉鎖する。
この位置で、第1の拡張チャンバ3における複数の高圧噴射通路65が開いて、流体が複数の高圧噴射通路65を通り、次いで複数の長手方向高圧噴射通路66を通り、複数の横方向ジェットノズル出口67を出ることができる。これは、側方高圧噴射を可能にする。特定の構成では、出口67は、高圧フィルタノズル18を受け入れるように適合されてもよい。
ピストン20は外ピストンシール54を有し、外ピストンシール54でピストンの外壁25と第1区分チャンバ3との間をシールして第1区分チャンバ3からの流れを止める。
ピストン20はアクチュエータを介して動かされる。アクチュエータは、ギヤボックス及び電気モータ15、スピンドルドライブウォームシャフト16、及びスピンドルドライブウォームシャフトナット58を備える(図1〜図3参照)。設計によって、電気モータ15は、メインボディ2の縦軸に沿ったピストンの位置を判定及び提供するために組み込みホールセンサを有することになる。
モータ15及びそれぞれのギヤボックスは、スピンドルギヤを保持する細長いキャップ61(図3参照)にねじ込まれ、シールされる。
スピンドルギヤ保持キャップ61は、スピンドルギヤキャップ61の内部と電気モータ15との間をシールするためのシールを有する。モータ15及びギヤボックスは、細長いスピンドルギヤ保持キャップ61の中にシールされる。スピンドルギヤ保持キャップ61は、メインボディ2内に画定された通路62(図3参照)の中に配置される。細長いキャップ61は、細長いキャップ61をハウジング62内に受け入れるために整合する凹部を備え、シール51が、ハウジング62の内部とスピンドルギヤ保持キャップ61との間の隙間をシールする。
モータ15、スピンドルドライブ及びギヤ16、並びにスピンドルギヤ保持キャップ61は、ハウジング62内にシールされるOF設備(oil filled provision)に挿入される。それらは定位置にねじ込まれる又はボルト締めされるサークリップ63(図3参照)によって定位置に保持される。スピンドルギヤ保持キャップ61は、モータ15及びスピンドルギヤ組立体16が通路62の内部で回転するのを阻止する。電気モータ15は、防水コネクタ43を有する電力ケーブル、グランドパッキンナット、及び電力リード線44の周りをシールするためのシーリンググロメット64を備える。
ピストン20のベースは、スピンドルシャフト16を受け入れるためにねじ切りされたギヤナット組立体58を備える。ピストン20の上方部分に、スピンドルギヤ通路21につながる通路23が存在し、これは、ねじ回し又はアレンキーなどのツールが通るようにするためである。このツールアクセスポート23は、ピストン20を手作業で取り出すためにスピンドルドライブ16を手作業で操作することを可能にする。アクセス穴23は、これらの通路23を閉鎖するために挿入されるグラブねじ22を有することになる。
さらに、図3を参照すると、メインボディ2のハウジングの特定の構成は、サークリップ63によってそれぞれのサークリップリテーナ位置37に固定される少なくとも1つのフィルタ36を受け入れるように適合される一連のフィルタ凹部35を備える。これは、ハウジングの外部からフィルタ36を通って流れる汚染された流体をフィルタすることを可能にする。フィルタされた流体は、フィルタ36の開口部38を通ってピストン20の下方に流れてもよい。これは、ピストン20の移動を阻止する場合があるピストン20の下に生じる真空を除去する。フィルタリングプロセスはまた、流体から屑を除去し、部品が詰まるのを回避することになる。
ここで特に図3a及び図3bを参照する。
電気モータ15及びカメラ14は、バッテリ12によって電気的に駆動される。図3a及び図3bは、バッテリ12、回路基板、及びカメラ14を示す。
バッテリ12は、制御信号及び電力がバッテリキャップ69を横断することができるが水密シールを維持する目的で、防水コネクタ70を有するキャップ69を備える。
バッテリキャップ69上のショルダは、側壁上のシール構成71を含む。このように、バッテリハウジングの整合するショルダ8との間に水密シールが形成される。
バッテリキャップ60は、バッテリをバッテリハウジング内に締結するためにキャップ60の周囲に複数の長手方向の穴72(図示せず)を備える。
カメラ14はバッテリ12に電気的に接続される。このために、アンビリカル56がカメラハウジングのアンビリカルサイドポート10に通される。アンビリカル56の一方の端は、バッテリキャップ69の水密コネクタ70に接続される。アンビリカル56の他方の端は、カメラベース上の水密コネクタ79に接続される。アンビリカル56は、プラスチック保護カバーの機械加工された凹部とメインボディ2のハウジングの機械加工された凹部との間に延びる。
カメラリテーナがカメラ14上に設置される。カメラリテーナとカメラ保持ハウジング73の前方フラッシングポートは、対応する前方フラッシングポートと整列されることになる。
カメラ保持ハウジング73は、複数の横方向カメラ保持通路74を有することになり、カメラハウジング保持グラブねじ75が、カメラハウジングを保持し、これをゴムシール55に密着させてホールドする。カメラ保持ハウジング73は、カメラが損傷されるのを防ぐために保護フレーム76を備える。
図4a〜図4bは、本発明の第2の実施形態に係る装置を示す。第2の実施形態に係る装置は第1の実施形態の装置に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
しかしながら、本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第2の実施形態は、水圧ポンプを駆動するための電気モータ032を備える。水圧ポンプによって駆動される作動液は、ピストン80をメインボディ2の縦軸に沿って移動させる。
前述のように、縦軸に沿ったピストン80の移動は、特定のクリーニングモードの選択を可能にする。特定のクリーニングモードの選択は、ピストン20を用いて通路の特定の組を開き、通路の残りの組を封鎖することによって達成される。
この第2の実施形態では、ピストン20は作動液によって駆動される。図4bに示された特定の構成では、メインボディ2の内壁はピストンチャンバ92を備える。ピストンチャンバ92の上端はピストンリテーナ98を備える。
ピストンチャンバ92は、図4bのように、(1)ピストンリテーナ98の外周上に位置する複数のOリングシール、及び、(2)ピストンリテーナ98の内周とピストンの外壁82との間に存在する複数のシール100によってシールされる。上方のピストンチャンバ92は、ピストンリテーナ98のショルダ101の下方と位置合わせするためのショルダ93を備える。
ピストンリテーナ98は、ピストンリテーナ98をメインボディ2のハウジングに固定するためにボルトを通すことができる複数の長手方向通路ボルト穴103を備える。
中空の内部に水圧ポンプを有するピストン80は、突起84及び86を備える。突起84及び86は、ピストンチャンバ92を下方チャンバ95と上方チャンバ96に分割する。
ピストンチャンバ92の下方チャンバ95及び上方チャンバ96は、突起84及び86の複数の溝に存在する複数のOリングシールによって互いからシールされる。
上方チャンバ96と下方チャンバ95は流体接続され、ピストン80を上げるために流体が上方チャンバ96から下方チャンバ95に流れることができる。流体はまた、ピストン80を下げるために下方チャンバ95から上方チャンバ96に流れてもよい。
上方チャンバ96と下方チャンバ95との間の流体連通を可能にするために、ピストン壁は通路85を備える。ピストン80はまた、横下に面するフランジ87によって画定される延長チューブ88を有する通路87を備える。チューブ88は、流体の中でピックアップを保つように適合される。
上方ピストンチャンバ96と下方ピストンチャンバ95との両方は、追加の流体供給に収容するのに必要とされるよりも大きく、流体供給ボトルの必要性をなくす。
通路85及び88は、水圧ポンプ電気モータ032に流体接続される。ポンプ032は、ピストン80をメインボディ2の縦軸に沿って変位させるために作動液を上方チャンバ96と下方チャンバ95との間で駆動する。
電気水圧モータ104がボルト105を介してピストン80の内部に設置される。ボルト105は、モータをピストン80に接続する適切な水密シール構成を有する。OFケーブル106がバッテリハウジングを通して水密コネクタと接続される。バッテリハウジングは防水フィッティング107を備える。
前述のように、ピストン80を移動させることで、クリーニングの目的で調査ツールから流体を出すことができる通路の組を選択することができる。第2の実施形態の特定の構成では、流体は、ピストンリテーナ98に隣接する位置でメインボディ2を横断する少なくとも1つの通路65を経由して通路の組67に移送される。流体は、通路67が開かれるときに通路の組67に提供される。通路67は、ピストン80が下げられて通路65を開くときに開状態にある。図4に示されるように、ピストン80の上方部分が通路65を封鎖するときに通路67は閉状態にある。
さらに、図4aに示すように、チャネル63が、メインボディ2に画定され、通路67と流体を収容するメインボディ2の内側ボアとの間の流体連通を可能にする。
図5a及び図5bは、本発明の第3の実施形態に係る装置を示す。第3の実施形態に係る装置は第2の実施形態に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
本発明の第3の実施形態は、本発明の第2の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第2の実施形態は、図5aに示すように、ドリルストリング108の外壁に取り付けられる電気モータ111(本発明の第2の実施形態ではモータ032と呼ばれる)を備える。
電気モータ111は、本発明の第2の実施形態のモータ032と実質的に同じである。モータ111は、メインボディ2の縦軸に沿ってピストン80を移動させるために作動液を上方チャンバ96と下方チャンバ95との間で移動させるように適合される。
上方チャンバ96と下方チャンバ95との間の流体輸送を可能にするために、上方ピストンチャンバ96を横断するポート112が設けられる。ポート112は、水圧モータ111に接続される水圧管114に取り付けられる長手方向通路113(キャップ29を通って上に延びる)に流体接続される。
さらに、下方ピストンチャンバ95を横断するポート115が設けられ、これは、水圧モータ111に接続される水圧管117に流体結合される長手方向通路116(キャップ29を通って上に延びる)に流体接続される。上方ピストンチャンバ96を横断するポート112が設けられ、これは、水圧モータ111に接続される水圧管114に流体結合される長手方向通路113(キャップ29を通って上に延びる)に流体接続される。
ピストン109(本発明の第2の実施形態ではピストン20と呼ばれる)の上方移動は、作動液を、ポート115を通じて下方ピストンチャンバ95に送り込むことによって達成され、ピストン109の下降は、作動液を、ポート112を通じて上方ピストンチャンバ96に送り込むことによって達成される。
上方ピストンチャンバ96と下方ピストンチャンバ95との両方は、追加の流体供給に収容するのに必要とされるよりも大きく、流体供給ボトルの必要性をなくす。
図6a〜図6bは、本発明の第4の実施形態に係る装置を示す。第4の実施形態に係る装置は第1の実施形態の装置に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
本発明の第3の実施形態は、本発明の第1の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第4の実施形態によれば、ピストン80(ここではピストン129と呼ばれる)は、ピストン129の下端に作動的に接続される電気モータ140の作用によってメインボディ2(ここではメインボディ120と呼ばれる)の縦軸に沿って移動する。
特に、電気モータ140はギヤボックスに作動的に接続される。ギヤボックスは、メインボディ120の縦軸に沿ったピストン129の移動を可能にする。先に述べたように、ピストン129の移動は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。ピストンは流体を受け入れるためのボアを備える。
図6bを参照すると、本発明の第4の実施形態に係る調査ツール1は、ドリルストリング(図示せず)に及びメインボディ120に取り付けるためのキャップ144を備える。第4の実施形態のこの特定の構成では、キャップ144の下端は、メインボディ120の上端に取り付けるための外ねじ145を有する。
キャップ144は、ボディの内壁121上でシールするためのシール124を備え、キャップ144は、キャップ144を整合するハウジングショルダ122と位置合わせする及び保持するための少なくとも1つのショルダ150を有することになる。
さらに、キャップ144は、ピストン129がメインボディ120の縦軸に沿ってスライドすることを可能にする通路を有する。ピストン129の内部をシールする、キャップ146の内部をシールする、及びピストン129の外部をメインボディの内壁121に接してシールするための複数のシールが設けられる。メインボディ120を横断するブリード通路148が圧力及び真空の解放を可能にする。
ピストン129は、アクチュエータを介してメインボディ120の縦軸に沿って移動する。アクチュエータは、電気モータ140と共にギヤボックス及びスピンドルドライブウォームシャフト141を備える。スピンドルドライブウォームシャフトナットも組み込まれる。
ピストン129の縦軸に沿った移動は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。これは、ピストン129の移動によって、クリーニングの目的で流体が調査ツール1を出ることを妨げる又は可能にするべく特定の通路を封鎖又は開放することができるためである。このために、ピストン155は、通路137の組がメインボディの通路151の組と流体連通するときに流体を調査ツール1の外に流すことができる通路(通路137など)の複数の組を備える。
例えば、図6aに示すように、メインボディ120は通路123、136、及び40の複数の組を備える。特定のクリーニングモードの選択は、通路123、136、及び40の異なるタイプの組の存在に起因して可能である。通路の1つの組は第1のクリーニングモードの実施を可能にし、通路の別の組は第2のクリーニングモードの実施を可能にし、通路のさらなる組は第3のクリーニングモードの実施を可能にする。特に、第1のクリーニングモードは、流体が図6aの通路40(本明細書では前方噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第2のクリーニングモードは、流体が図6aの通路19(本明細書では大量フラッシング出口と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第3のクリーニングモードは、流体が図6aの通路123(本明細書では高圧噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択される。
通路の特定の組の選択は、ピストン129の移動によって達成される。このために、通路の異なる組が互いに対してメインボディ120に沿った異なる位置に位置する。各組の通路を通路の他の組の位置とは異なる位置に配置することは、(ピストン129を移動させることによって)クリーニングの目的で流体をメインボディ120の外に流すことができる通路の特定の組の選択を可能にする。通路の残りの組は、ピストン129の壁によって封鎖されるので、流体をメインボディ120の外に流すことができない。
設計によって、電気モータ140は、ピストン210の位置を判定するためのホールセンサを有することになる。電気モータ140はギヤボックスと共に、水密バッテリコンパートメント149にねじ込まれ、シールされる。
ピストン129の下端は、電気モータ140に作動的に接続される。このために、ピストン129の下端は、スピンドルシャフト141を受け入れるためにねじ切りされたギヤナット組立体133を備える。
ピストン129が電気モータに作動的に接続されるという事実は、ピストン129をメインボディ120の縦軸に沿って移動させることを可能にする。本発明の第1の実施形態に関して説明したように、ピストン120(又は本発明の第1の実施形態の説明では言及される場合の80)の移動は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。
図7a〜図7bは、本発明の第5の実施形態に係る装置を示す。第5の実施形態に係る装置は第4の実施形態の装置に係る装置と類似しており、類似の部分を識別するのに類似の符号が用いられる。
本発明の第5の実施形態は、本発明の第4の実施形態とはいくつかの特徴において異なる。例えば、本発明の第5の実施形態は、回転するように適合されるピストン155(本発明の第4の実施形態では129と呼ばれる)を備える。
縦軸を中心としたピストン155の回転は、用いられる特定のクリーニングモードの選択を可能にする。これは、ピストン155の回転によって、クリーニングの目的で流体が調査ツール1を出ることを妨げる又は可能にするべく特定の通路を封鎖又は開放することができるためである。このために、ピストン155は、通路157の組がメインボディの通路151の組と流体連通するときに流体を調査ツール1の外に流すことができる通路(通路157など)の複数の組を備える。
例えば、図7aに示すように、メインボディ152は通路154、19、及び40の複数の組を備える。特定のクリーニングモードの選択は、通路154、19、及び40の異なるタイプの組の存在に起因して可能である。通路の1つの組は第1のクリーニングモードの実施を可能にし、通路の別の組は第2のクリーニングモードの実施を可能にし、通路のさらなる組は第3のクリーニングモードの実施を可能にする。特に、第1のクリーニングモードは、流体が図7aの通路40(本明細書では前方噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第2のクリーニングモードは、流体が図7aの通路19(本明細書では大量フラッシング出口と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択され、第3のクリーニングモードは、流体が図7aの通路154(本明細書では高圧噴射通路と呼ばれる)を出ることを可能にすることによって選択される。
通路の特定の組の選択は、ピストン155の回転によって達成される。このために、通路の異なる組が互いに対してメインボディ152の周りの異なる位置に位置する。各組の通路を通路の他の組の位置とは異なる位置(メインボディ152の縦軸の周りの)に配置することは、(ピストン155を回転させることによって)クリーニングの目的で流体をメインボディ152の外に流すことができる通路の特定の組の選択を可能にする。通路の残りの組は、ピストン155の壁によって封鎖されるので、流体をメインボディ152の外に流すことができない。
ピストン155は、アクチュエータの作用に起因して回転される。アクチュエータは電気モータ158を含む。アクチュエータは、ピストン155を回転させるべくピストン155の下方のギヤと係合するためにコグ159と共に電気モータ及びギヤボックス158を備える。
ここで図8を参照する。本発明のこの実施形態に係る調査ツール1は、一方向フラップ弁170を組み込んでいてもよい。調査ツール19は、ボアホールから掘削リグ上に流体が流れることを阻止するのでフラップ弁170を備えることが特に有利である。代替的な構成では、流体が掘削リグに流入することを回避するためにドリルストリングと調査ツールとの間に取り付けられる一方向フラップ弁パップ(pup)が設けられてもよい。
ここで図9を参照する。本発明のこの実施形態に係る調査ツール1は、屑を受け入れ及び収集して屑が坑井に落下するのを阻止するバスケット172を組み込んでいてもよい。調査ツール1にバスケット172が取り付けられていてもクリーニングプロセス及びビュープロセスを行うことができる。図9に示された特定の構成では、バスケットは、1つ以上のブラケット176を介して取り付けられる。
当業者には明白であるような修正及び変形は、本発明の範囲内であるとみなされる。
さらに、本発明の範囲は、開示された実施形態の範囲に限定されないことを理解されたい。例えば、上記の説明は、坑井で用いるためのダウンホール調査ツールに関連して記載されている。しかしながら、本発明の調査ツール1は、垂直掘削、水平掘削、又は方向性をもつ掘削であり得るどのタイプの掘削作業に用いられてもよい。水平掘削及び方向性をもつ掘削に関係した本発明の実施形態では、「近位」及び「遠位」という用語が、前の説明で用いられる「上方」及び「下方」という用語よりも(それぞれ)適切である場合がある。「上方」及び「下方」という用語は、本発明の第1〜第5の実施形態が坑井で用いるためのダウンホール調査ツールに関係することを視野に入れて前の説明で用いられる。しかしながら、本発明の範囲は垂直掘削プロセスに限定されない。
本明細書の全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き(「comprise」という言葉又は「comprises」若しくは「comprising」などの変形)は、表記された整数又は整数の群の包含を示すが、いかなる他の整数又は整数の群も排除しないと理解される。
図1、2
●1 完成したユニット
●2 メインボディ
●3 第1区分チャンバ壁
●4 メインボディ上の位置合わせショルダ
●5 メインボディのショルダ壁
●6 ねじ切りされたボルト穴
●7 メインボディ上のグラブねじ
●8 カメラハウジング上のショルダシール
●9 バッテリキャップを受け入れるためにねじ切りされた穴
●10 アンビリカルサイドポート
●11 カメラグラブねじ
●12 バッテリ
●13 保護バッテリカバー
●14 カメラ
●15 dc電気モータ
●16 スピンドルドライブ組立体
●17 プラスチック保護スリーブ
●18 組み合わされた高圧フィルタとノズル
●19 大量出口
●20 ピストン
●21 スピンドルシャフトのための通路
●22 ピストン上のグラブねじ
●23 ねじ通路
●24 ピストンの内壁
●25 ピストンの外壁
●26 ピストンの面取りされた下端
●27 ピストンの面取りされた上端
●28 ピストンの面取りされた下端の外方
●29 キャップ
●30 キャップのねじ溝
●31 キャップ上の位置合わせショルダ
●32 キャップショルダ壁
●33 キャップ上方内壁
●34 ボルト穴
●35 フィルタ凹部
●36 フィルタ
●37 サークリップリテーナ
●38 クリーニング流体が通るための通路
●39 角度のついたクリーニングノズル
●40 前方噴射通路
●41 水がノズルを通るための通路
●42 カメラリテーナ
●43 防水コネクタ
●44 コアード
●45 シール
●46 0ピストンシール
●47 ピストンに接してシールするハウジング内の下方シール
●48 キャップシール上のボルト
●49、50 スピンドルギヤ保持キャップ上の内部シール
●51 スピンドルギヤ保持キャップ上の外部シール
●52 上方フラッシングシール
●53 下方フラッシングシール
●54 外ピストンシール
●55 回路基板
●56 アンビリカルコアード
●57 プラスチックカバーを通る横方向通路
●58 スピンドルドライブナット
●59 ハウジング弁本体下方壁
●60 第2区分チャンバ
●61 スピンドルギヤ保持キャップ
●62 スピンドルdc電気モータのためのハウジング
●63 サークリップ
●64 グラブナット
●65 横方向高圧噴射通路
●66 長手方向高圧噴射通路
●67 少なくとも1つのドリル穴又はノズルにねじを受け入れるためのねじ溝とすることができる横方向ジェットノズル出口
●68 ドリルストリング
●69 バッテリキャップ
●70 防水コネクタ
●71 バッテリキャップ側壁シール構成
●72 バッテリキャップ穴
●73 カメラ保持ハウジング
●74 カメラ保持通路
●75 カメラハウジング保持グラブねじ
●76 カメラプロテクタ
●77 カメラレンズ
●78 カメラの本体
●79 防水レンズ
図4
●80 内部にポンプを有する中空のピストン
●81 ピストンの内壁
●82 ピストンの上方外壁
●83 ピストンの下方外壁
●84 ピストンリテーナ溝
●85 DCモータピストン上側通路
●86 水圧ピストントルース
●87 DCモータピストン下側通路
●88 下方に延長された水圧通路
●89 ピストンの底部上の内側ベベル
●90 ピストンの底部上の外側ベベル
●91 上方外側ベベル
●92 ピストンチャンバ壁
●93 アライメントショルダ
●94 ハウジングボルト穴
●95 下方ピストンチャンバ
●96 上方ピストンチャンバ
●97 下方ピストンチャンバトルース
●98 上側ピストンリテーナ
●99 外側ピストンリテーナシール
●100 内側ピストンリテーナシール
●101 ピストンリテーナショルダ
●102 ピストンの外壁
●103 リテーナピストンボルト穴
●104 DC電気水圧モータ
●105 内部水圧締結ボルト
●106 OFケーブル及びコネクタ
●107 防水フィッティング
図5
●108 ドリルストリング
●109 ピストン
●110 ピストン上のシール
●111 水圧モータ
●112 上方ピストンチャンバ水圧横方向通路
●113 長手方向水圧通路
●114 水圧モータに延びる水圧チューブ
●115 下方ピストンチャンバ水圧横方向通路
●116 長手方向水圧通路
●117 水圧モータに延びる水圧チューブ
●118 OFケーブル及びコネクタ
図6
●119 メインボディ
●120 メインボディ上のキャップ受け入れねじ溝
●121 メインボディの内壁
●122 メインボディのショルダ
●123 横方向ジェットノズル出口
●124 キャップシール
●125 ピストン通路上の外側シール
●126 ピストン通路上の内側シール
●127 大量出口の上側シール
●128 大量出口の下側シール
●129 マルチゲート弁ピストン
●130 ピストンの外壁
●131 ピストンの内壁
●132 ピストンのベース
●133 ねじ切りされたギヤナット組立体
●134 ギヤスピンドル通路
●135 ピストンの下端上のベベル
●136 高圧出口
●137 横方向圧力通路
●138 外側上側ピストンシール
●139 区分通路
●140 DC電気モータ
●141 スピンドルドライブウォームシャフト
●142 グラブナット通路
●143 グラブねじ
●144 ドリルストリング設置キャップ
●145 下方外側キャップねじ溝
●146 ドリルストリングに取り付けるためのねじ溝
●147 キャップショルダ
●148 キャップ内部の通路
●149 バッテリコンパートメント
図7
●150 メインボディ
●151 キャップを設置するためのボディ上の受け入れねじ溝
●152 弁本体の内壁
●153 ボディ上のショルダ
●154 高圧噴射ノズル
●155 ピストン
●156 ピストンの外壁
●157 横方向ボア
●158 DC電気モータ
●159 モータコグ
●160 ギヤ
●161 キャップ
●162 ドリルストリングのねじ溝
●163 キャップ上に設置するための下方ねじ溝
●164 キャップ上のショルダ
●165 キャップのためのシール
●166 内側ピストンシール
●167 外側ピストンシール
●168 上側高圧出口シール
●169 下方シール