関連出願の相互参照
本出願は、2014年4月4日出願の米国仮特許出願第61/975,673「デジタルカメラ用放送モジュール」の優先権を主張する。同出願は、参照によりその全体が本明細書中に組み込まれる。
デジタルカメラは、レンズ、光学フィルタ、一又は複数の電子画像センサアレイ、画像センサアレイからの画像を記録、処理、及び保存する電子回路、画像ファイルを保存及び転送するための内蔵又は外付け記憶装置、電源、並びに、記録画像をプレビュー表示する表示システムなど、一連の機能部品を含む。これらの部品は、光学的、電子的、物理的観点のいずれから見ても、統合され相互依存しているのが普通である。外付けレンズや電源は、カメラへの取り付け及び取り外しができる場合が多い。しかし、残りの部品は普通、本体構造又はハウジング内に永久的に統合され、実用的に取り外したり交換したりすることはできない。その結果、これらカメラの性能や機能性は、最も旧式の部品か、又は、最初に故障する部品により制限される。さらに、これらのカメラは、最新技術にアップグレードすることができず、ある1つの部品だけに行なわれた技術改良点のメリットを享受するためには、その全体を交換しなければならない。加えて、従来のカメラは構成可変性に限りがあるために、適した用途や利用状況の範囲が限られているのが普通である。例えば、これらカメラは一般に、静止画又は動画撮影のいずれかに適しているが、両方には適さない。その結果、様々な利用状況や多様な用途で撮影を行いたいユーザは、所望の結果を得るために複数のカメラを購入しなければならない。
このため、デジタルカメラには当該技術で利用可能な様々な選択肢があるものの、ユーザによる完全なカスタマイズが可能で、上記の制限を克服するカメラシステムが、いまだに必要とされている。
さらに、放送や映画など所定のカメラ仕様環境によっては、すべての部品を接続するのは面倒で時間がかかる場合がある。
本開示は完全モジュール式デジタル・カメラ・システムを提供する。所定の実施形態においては、例えば、デジタル・カメラ・システムは、随意で静止画と動画両方の撮影に構成することができるデジタル・スチル/モーション・カメラ(DSMC)とすれば有利であり得る。様々な実施形態で、カメラシステムは、デジタル・スチル・カメラ、デジタル動画カメラ、又はデジタル・スチル/モーション・カメラとすることができる。各モジュールはシステムから取り外して、システムの残り部分の機能は維持したまま、例えば技術がアップグレードされたモジュールと交換することができる。このようなモジュール設計の交換可能性により、カメラの所有者は様々な部品がアップグレードされ改良されるのに伴いこれらを交換することができ、カメラシステム全体を取り替える必要がない。
さらに、ユーザはモジュールを分離して組み立て直し、システムの物理的構成を素早く変更することができる。様々な電子部品モジュールは、あらゆる順序で、多様な形状に互いに接続又は積層することができ、ユーザの好みに合わせてシステムを構築し直すことができる。
例えば、モジュール式カメラシステムは、ボトム・グリップ・ハンドルなどのハンドルと共に使用するDSLRモードに組み立てることができる。このシステムを分解して、(例えばショルダマウントと共に使用する)エレクトロニクスニュース収集(ENG)モードに、又は、三脚、ドリー、クレーン上で用いるスタジオ構成に、組み立て直すことができる。再構築することで重心を視軸に沿って前方又は後方に移動させることができ、組み立てた構成に合わせて適宜、グリップ、バー、フレームなど様々な支持部材のいずれでも、モジュール式システムに素早く接続することができる。
モジュール式カメラシステムは、所定の実施形態ではセンサモジュール、すなわち「ブレーン」を備え、センサモジュールとブレーンモジュールという用語は本願では同じ意味で用いる。ブレーンモジュールは、さらにデジタル信号処理電子部品を備えるのが好ましく、さらに、機能モジュールを着脱可能に収容するインターフェースを備えてもよい。機能モジュールは、録画モジュール、パワーモジュール、入出力モジュール、ユーザ・インターフェース・モジュール、レンズマウント、又はその他種類の機能モジュールのうち一又は複数とすることができる。
本開示の一局面によれば、モジュール式デジタルカメラが提供される。カメラは第一インターフェースを有するセンサモジュールを備える。第二及び第三インターフェースを有するパワーモジュールが設けられ、第四及び第五インターフェースを有する録画モジュールが設けられる。第一インターフェースは少なくとも第二及び第四インターフェースのいずれとも機能的に係合可能である。このようにして、パワーモジュール、録画モジュール、及びその他随意のモジュールは、どのような順序でもセンサモジュール上に積層することができる。所定の実施形態では、第三インターフェースが第四インターフェースと機能的に係合可能であり、第二インターフェースが第五インターフェースと機能的に係合可能である。
パワーモジュールは、動画の画像データをパワーモジュールを介して送信するために、第二及び第三インターフェース間に延びる録画バスを有する。録画モジュールは、電力を録画モジュールを介して送信するために、第四及び第五インターフェース間に延びるパワーバスを有する。
モジュール式カメラはさらに、第六及び第七インターフェースを有する入出力モジュールを備えると好ましい。第六インターフェースは少なくとも第一インターフェースと係合可能であり、第七インターフェースは少なくとも第二インターフェースと係合可能である。このようにして、パワーモジュール、録画モジュール、及び入出力モジュールは、どのような順序でもセンサモジュール上に積層することができる。
ユーザ・インターフェース・モジュールをさらに設けると好ましい。ユーザ・インターフェース・モジュールは、システムの他のインターフェースのいずれとも係合可能な第八インターフェースを備えることができる。本開示の一実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュールが、第三及び第五インターフェースのいずれとも係合可能な第八インターフェースを備える。ユーザインターフェースはさらに、センサモジュールなどその他の装置との無線通信用に送受信機を備えることができる。ユーザインターフェースはしたがって、モジュール式カメラシステムと、機能的に繋がりながら物理的に離すことができる。
一実施形態では、モジュール式カメラはさらに、第九及び第十インターフェースを有する少なくとも1つの第二パワーモジュールを備える。第二パワーモジュールは、好ましくは、動画の画像データを第二パワーモジュールを介して送信するために、第九及び第十インターフェース間に延びる録画バスを有する。第二パワーモジュールはまた、好ましくは、制御信号を第二パワーモジュールを介して送信するために、第九及び第十インターフェース間に延びる制御バスを有する。
モジュール式カメラシステムはさらに、センサモジュールに解放可能に接続できるレンズ・マウント・モジュールを備えると好ましい。センサモジュール内にデジタル信号プロセッサがあってもよい。
センサモジュールはその他モジュールと、直接的又は間接的に係合可能とすることができる。例えば所定の実施形態では、第一インターフェースが、解放可能に取り付けできるアダプタプレートを介して第二及び第四インターフェースのいずれとも間接的に機能的に係合可能である。その他、実施形態によっては、第一インターフェースが、一又は複数のダミーモジュールを介して第二及び第四インターフェースのいずれとも間接的に機能的に係合可能である。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式カメラが提供される。カメラは第一バスセグメントを有するセンサモジュールと、第二バスセグメントを有する録画モジュールと、第三バスセグメントを有するパワーモジュールとを備える。モジュールはそれぞれ、他のいずれのモジュールとも解放可能に接続することができ、モジュールをどのような構成に組み立てても、バスセグメント同士は、各モジュール間で機能的電気通信が可能なように互いに通信するよう配される。
モジュール式カメラシステムはさらに、他のバスセグメントのいずれとも直接接続可能な第四バスセグメントを有する入出力モジュールを備えると好ましい。所定の実施形態のセンサモジュールは、他のモジュールのいずれとも直接的又は間接的に、解放可能に接続することができる。例えばセンサモジュールは、解放可能に取り付けられるアダプタプレート、ダミーモジュールなどの一又は複数を介して、他のモジュールのいずれとも間接的に解放可能に接続することができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式コンバーチブルカメラが提供される。カメラはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてENG構成を有するカメラが作られ、また、少なくとも1つ又は2つのモジュール、好ましくは各モジュールが、分離されて、DSLR構成を有する第二構造体に組み立て直すことができる。カメラはさらに入出力モジュールを備えることができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式コンバーチブル・カメラ・システムが提供される。システムはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてENG構成を有するカメラが作られ、また、少なくとも1つ又は2つのモジュール、好ましくは各モジュールが、分離されて、スタジオ構成を有する第二構造体に組み立て直すことができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式コンバーチブルカメラが提供される。カメラはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてスタジオ構成を有するカメラが作られ、また、少なくとも1つ又は2つのモジュール、好ましくは各モジュールが、分離されて、DSLR構成を有する第二構造体に組み立て直すことができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式マルチコンポーネント・コンバーチブル・カメラが提供される。モジュール式カメラはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてENG構成を有するカメラが作られ、各モジュールは、分離されて、DSLR構成を有する第二構造体に組み立て直すことができ、また、各モジュールは、分離されて、スタジオ構成を有する第三構造体に組み立て直すことができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式カメラのサブアセンブリが提供される。このサブアセンブリは、センサと、デジタル信号処理電子部品と、約16mm以下の後側焦点距離とを有するセンサモジュールを備える。センサモジュールは、外部録画モジュール及び外部パワーモジュールと接続するよう構成される。
本開示のさらなる局面によると、異なる焦点距離を有する複数のレンズのいずれかを用いて動作するよう構成されたモジュール式カメラシステムが提供される。本システムは、レンズ・マウント・モジュールを着脱可能に収容するインターフェースを有するセンサモジュールを備える。それぞれが異なる焦点距離を有する少なくとも第一及び第二レンズ・マウント・モジュールを着脱可能にインターフェースに接続することができる。各レンズ・マウント・モジュールの焦点距離は、センサモジュールに装着されてモジュール式カメラシステムの後側焦点距離に加算されシステムの全体焦点距離となるよう選択される。システムの全体焦点距離は、17mm、35mm、46mm、48mm、52mm、その他焦点距離を含む様々な距離のいずれでもよい。本開示の一実施形態では、後側焦点距離が約16mm以下である。
モジュール式カメラシステムはさらに、センサモジュール内にデジタル信号処理電子部品を備えると好ましい。センサモジュールはさらに、機能モジュールを着脱可能に収容するインターフェースを備えてもよい。機能モジュールは、録画モジュール、パワーモジュール、入出力モジュール、及びユーザ・インターフェース・モジュールのうちいずれか1つ又は複数であることができる。
本開示のさらなる局面によると、画像センサと第一バスセグメントとを有するカメラ本体を備えるモジュール式カメラが提供される。本モジュール式カメラは、第二バスセグメントを有する第一モジュールと、第三バスセグメントを有する第二モジュールとを備えることができる。所定の実施形態では、カメラ本体、第一モジュール、及び第二モジュールのそれぞれを、互いに解放可能に接続することができる。実施形態によっては、モジュールを組み立てた少なくとも1つの構成で、バスセグメント同士は、各モジュール間で機能的電気通信が可能なように互いに通信するよう配される。実施形態によっては、モジュールを組み立てたすべての構成で、バスセグメント同士は、各モジュール間で機能的電気通信が可能なように互いに通信するよう配される。いくつかの実施形態によると、カメラ本体は、解放可能に接続できるアダプタプレートを介して、第一及び第二モジュールそれぞれに解放可能に接続することができる。
モジュール式カメラは様々なモジュールを備えることができる。実施形態によっては、第一モジュールが録画モジュールであり、第二モジュールがパワーモジュールである。一実施形態では、モジュール式カメラがさらに、第四バスセグメントを有する第三モジュールを備える。
所定の実施形態では、第一、第二、第三バスセグメントのそれぞれが、例えばパワーバスを備えることができる。さらに、実施形態によっては、第一、第二、第三バスセグメントのそれぞれが、SATAバスを備える。実施形態によっては、第一、第二、第三バスセグメントのそれぞれが、PCI Expressバスを備える。
本開示の一局面によると、画像取得装置が提供される。本画像取得装置は、複数のセンサ素子を有する電子画像センサを備えることができ、所定の実施形態では、センサ素子が光を検出して、検出光を表す出力を提供する。本画像取得装置は、検出光を表す出力をデジタル形式に変換するデジタル化モジュールを備える。画像取得装置はさらに、デジタル化されたセンサ出力をデジタルバスに伝達するよう構成されたプロセッサを備えることができる。さらに、画像取得装置は、電子画像センサ、デジタル化モジュール、及びプロセッサを収容するハウジングを備えることができる。ハウジングは、脱着可能なモジュールにデジタルバスを電子的に接続するよう構成されたバスインターフェースを備えることができる。所定の実施形態では、ハウジングはまた、脱着可能なモジュールにハウジングを物理的に固定するよう構成された係合機構を備える。所定の実施形態では、デジタル化されたセンサ出力を、デジタルバスに伝達する前に圧縮する。
本開示の所定の局面によればモジュール式カメラが提供される。モジュール式カメラは、画像センサと第一モジュールインターフェースとを備えるカメラ本体を備えることができる。第一モジュールインターフェースは例えば、対合部と電気的結合部とを有する。モジュール式カメラはさらに、複数のモジュールを備え、それぞれが、カメラ本体及び複数の他のモジュールのそれぞれと、解放可能に機能的に係合可能である。複数のモジュールはそれぞれ、所定の実施形態では第一インターフェースを備える。第一インターフェースは対合部と電気的結合部とを有する。第一インターフェースの対合部は第一モジュールインターフェースの対合部と解放可能に機械的に対合可能である。さらに、第一インターフェースの電気的結合部は、カメラ本体とモジュール間で信号を伝達するために、第一モジュールインターフェースの電気的結合部と電気的に結合可能である。複数のモジュールはそれぞれ、対合部と電気的結合部とを有することができる第二インターフェースも備えることができる。第二インターフェースの対合部は、例えば複数の他のモジュールそれぞれの第一インターフェースの対合部と解放可能に機械的に係合可能である。第二インターフェースの電気的結合部は、複数の他のモジュールそれぞれの第一インターフェースの電気的結合部と電気的に結合可能である。所定の実施形態では、モジュールそれぞれが、第一インターフェース及び第二インターフェース間で信号を伝達するためのバスセグメントも有する。
所定の実施形態では、複数のモジュールそれぞれの第一インターフェースが、対応するモジュールのハウジングの第一側に位置している。複数のモジュールそれぞれの第二インターフェースは、対応するモジュールのハウジングの、第一側とは反対側の第二側に位置することができる。
所定の実施形態では、組み立て後の構成で、複数のモジュールのうち第一モジュールがカメラ本体に取り付けられ、複数のモジュールのうち残りのモジュールは、第一モジュールから拡張するよう積層して配されている。実施形態によっては、複数のモジュールのうち第一モジュールが録画モジュールである。実施形態によっては、複数のモジュールのうち第二モジュールはパワーモジュールである。所定の実施形態では、複数のモジュールのうち第二モジュールはカメラ本体との無線通信用に構成されたユーザ・インターフェース・モジュールである。所定の実施形態では、複数のモジュールのうち少なくとも1つのモジュールが冷却ユニットである。
実施形態によっては、カメラ本体は、第一モジュールインターフェースを含む、解放可能に取り付け可能なアダプタプレートを備える。
バスセグメントは、第一インターフェース及び第二インターフェース間で画像データを送信するための録画バスを含むことができる。バスセグメントはまた、第一インターフェース及び第二インターフェース間で電力を送信するためのパワーバスを含むことができる。
実施形態によっては、カメラは、カメラ本体のレンズ・マウント・インターフェースに解放可能に接続することができるレンズ・マウント・モジュールを備える。カメラはまた、カメラ本体のインターフェースに解放可能に接続することができるハンドルモジュールを備えることができる。所定の実施形態では、カメラ本体はさらに、複数のモジュールそれぞれと解放可能に機能的に係合可能な第二モジュールインターフェースを備える。
本開示の所定の局面によれば、モジュール式画像取得装置と接続するよう構成されるモジュールが提供される。本モジュールはハウジングを備えることができ、さらに、ハウジングの第一面上に位置する第一の種類の電気接続部を有する第一バスインターフェースを備えることができる。第一バスインターフェースはまた、ハウジングの第一面とは反対側の面上に位置する第二の種類の電気接続部を有する第二バスインターフェースを備えることができる。例えば、第一の種類の電気接続部は、第二の種類の電気接続部の電気接続部と動作可能に結合することができる。モジュールはさらに、ハウジングの第一面上に位置する第一の種類の第一係合インターフェースと、ハウジングの第二面上に位置する第二の種類の第二係合インターフェースとを備えることができる。第一の種類の係合インターフェースは、第二の種類の係合インターフェースと固着するよう構成することができる。所定の実施形態では、第一バスインターフェース、第二バスインターフェース、第一係合部品、第二係合部品が、同一構成の複数モジュールを共にデイジーチェーンとなるようにハウジング内に位置している。
所定の実施形態では、モジュールはさらに、第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間にリピータを備えることができる。所定の実施形態では、モジュールはまた、第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間に増幅器を備えることができる。所定の実施形態では、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースは、例えばシリアルATAとの互換性を有する。また別の実施形態では、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースは、Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)との互換性を有する。所定の実施形態では、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースが少なくとも2つの広帯域バスと互換性を有する。例えば、この少なくとも2つの広帯域バスはシリアルATAとPCIeバスである。実施形態によっては、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースが少なくとも3つの広帯域バスと互換性を有する。この少なくとも3つの広帯域バスはそれぞれ、例えば、少なくとも約1GB/sのデータスループットが可能である。所定の実施形態では、この少なくとも3つの広帯域バスはシリアルATA、PCIe、及びXAUIバスである。実施形態によっては、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースはさらに、複数のサポートバスとの互換性を有する。所定の実施形態では、複数のサポートバスは例えば、Inter-integrated circuit(I2C)バス、Serial Peripheral Interface(SPI)バス、1−Wire(登録商標)バス、及びRS−232バスのうち2つ以上のバスを備える。
モジュールは、画像データをモジュールを通して送信するために第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間に延びる録画バスを備えることができる。モジュールはまた、電力をモジュールを通して送信するために第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間に延びるパワーバスを備えることができる。
本開示の所定の局面によれば、モジュール式カメラシステムと共に用いるアダプタモジュールが提供される。本アダプタモジュールは、例えば、互換性のない接続部を有するモジュール式画像取得装置と機能モジュールとを接続するよう構成することができる。アダプタモジュールは例えばハウジングを備えることができる。所定の実施形態のアダプタモジュールは、ハウジングの第一面上に位置する第一の種類の電気接続部を有する第一バスインターフェースと、ハウジングの第一面とは反対側の面上に位置する第二の種類の電気接続部を有する第二バスインターフェースを備えることができる。第一の種類の電気接続部は、モジュール式画像取得装置の電気接続部と動作可能に結合することができる。第二の種類の電気接続部は、モジュール式カメラシステムの拡張モジュールの電気接続部と動作可能に結合することができる。アダプタモジュールはさらに、ハウジングの第一面上に位置する第一係合インターフェースと、ハウジングの第二面上に位置する第二係合インターフェースとを備えることができる。第一係合インターフェースは、アダプタモジュールをモジュール式画像取得装置と固着させるよう構成された第一の種類とすることができる。第二係合インターフェースは、アダプタモジュールを拡張モジュールと固着させるよう構成された第二の種類とすることができる。
所定の実施形態では、第一の種類の電気接続部は、第二の種類の電気接続部と動作可能に結合することができる。また別の実施形態では、第一の種類の電気的インターフェースは、第二の種類の電気的インターフェースと動作可能に結合できない。実施形態によっては、第一の種類の係合インターフェースは、第二の種類の係合インターフェースと固着するよう構成されていない。所定の実施形態では、第一の種類の係合インターフェースは、第二の種類の係合インターフェースと固着するよう構成される。
本開示の更に別の所定の局面によれば、モジュール式コンバーチブル・デジタル・スチル/モーション・カメラ・システムが提供される。本カメラシステムは、センサモジュールを備えることができ、さらに、それぞれがセンサモジュールに直接的又は間接的に解放可能に接続できる複数の機能モジュールを備えることができる。所定の実施形態では、複数の機能モジュールのうち少なくとも1つの第一群が、第一構造体においてセンサモジュールに直接的又は間接的に解放可能に接続され、動画用構成を有するカメラを作ることができる。所定の実施形態では、複数の機能モジュールのうち少なくとも1つの第二群を、静止画用構成を有する第二構造体においてセンサモジュールに直接的又は間接的に解放可能に接続することができる。
所定の実施形態では、解放可能に取り付け可能なアダプタモジュールを介して、センサモジュールを、複数の機能モジュールのうち少なくとも1つに、間接的に解放可能に接続することができる。
モジュール構成には様々なものが可能である。所定の実施形態では、第一群中の少なくとも1つの機能モジュールが録画モジュールである。実施形態によっては、第一群中の少なくとも1つの機能モジュールがパワーモジュールである。第一群中の少なくとも1つの機能モジュールは例えば入出力モジュールでもよい。所定の実施形態では、第二群中の少なくとも1つの機能モジュールがハンドルモジュールである。ハンドルモジュールは例えば電源を有することができる。実施形態によっては、第二構造体はDSLR構成である。様々な実施形態で、第一構造体はスタジオ構成又はENG構成とすることができる。
実施形態によっては、第一群中の少なくとも1つの機能モジュールが、第二群中の少なくとも1つの機能モジュールとは異なるものである。所定の実施形態では、第一群が、第一構造体に組み立てたとき、デイジーチェーン接続された機能モジュールを少なくとも2つ備える。
本開示の別の局面によれば、モジュール式カメラシステムにおける電力分配方法が提供される。本方法は、モジュール式カメラシステムのセンサモジュールの少なくとも1つのプロセッサにより、複数の機能モジュールの一又は複数と関連の、一又は複数の利用可能な第一電源の存在を検出する工程を含むことができる。複数の機能モジュールはそれぞれ、例えばセンサモジュールに直接的又は間接的に取り付けることができる。所定の実施形態では、パワーバスが、センサモジュールと複数の機能モジュールそれぞれとの間に延在する。所定の実施形態では、本方法はさらに、センサモジュールにおいて、かつ入力パワーバスを介して、第一の入力電力信号を、一又は複数の利用可能な第一電源のうちの1つから受信する工程を含むことができる。本方法はさらに、パワーバスを介して、出力電力信号を、複数の機能モジュールの電子部品による消費用に、複数の機能モジュールに送信する工程を含むことができる。所定の実施形態では、本方法は、一又は複数の利用可能な第一電源に関連の一又は複数の機能モジュールのそれぞれに、利用可能な第一電源のうちのいずれをパワーバスに配すべきかを伝達する工程を含むことができる。
実施形態によっては、一又は複数の利用可能な第一電源は、単一の機能モジュールに関連の複数の電源である。一実施形態では、単一の機能モジュールは4本入り電池パックである。利用可能な第一電源は、例えば、複数の機能モジュールに関連の電源であってもよい。所定の実施形態では、本方法はさらに、出力電力信号を、第一入力電力信号と、一又は複数の利用可能な第二電源に関連の一又は複数の第二入力電力信号のうちの1つから選択する工程を含む。実施形態によっては、一又は複数の利用可能な第二電源は、カメラシステムにセンサモジュールの入力ポートを介して接続可能な外部電源である。さらに別の実施形態では、一又は複数の利用可能な第二電源は、センサモジュールに解放可能に接続することができるハンドルアセンブリ内に収容された電池である。
本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つの一局面には、映画市場用に設計されたものを含めた映画撮影用カメラの、ワイヤレスの選択肢が現状より改善されれば、ユーザの利便性は大幅に改善するだろうという認識が含まれる。例えば、カメラで動画撮影を行う場合、カメラオペレータの他にも一又は複数の人がおり、リアルタイム又はほぼリアルタイムでカメラが録画する動画をモニタリングしたい場合がある。しかし、カメラに付いている、録画中に動画を出力するためのビデオ出力ポートは普通、数が限られている。また、カメラのビデオ出力ポート数を増やすのは実現困難な場合もある。
したがって、本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つによれば、カメラが録画する動画を表す映像信号を送信するよう構成されたワイヤレスビデオ出力モジュールをカメラが備えることができる。これによれば、一又は複数の異なるモニタを、カメラからの映像信号を受信するよう構成することができ、これにより、異なるユーザがカメラにより録画される動画を一又は複数の異なる場所でモニタリングすることが可能になる。
本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つの別の局面には、ビデオカメラを含む様々な機器をタイム・コード・ジェネレータに接続するのは手間もかかり面倒である場合があるという認識が含まれる。したがって、本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つによれば、カメラが、録画した動画中に埋め込まれるタイムコード信号を受信するよう構成されたワイヤレスのタイム・コード・レシーバを備える。
その他ワイヤレスによる解決策において、上述のものをカメラ及び/又はカメラに接続可能なモジュールに含めることができる。実施形態によっては、このようなモジュールをカメラに固着してカメラハウジングの一部とすることができる。
カメラは、カメラのセンサモジュールからデータを受信し、モニタリング、録画、放送などに適した標準ビデオ出力を提供するよう構成された放送モジュールを備えることができる。放送モジュールは、動画データに一又は複数のプログラム可能なルックを適用して、異なるカラー設定及び画像処理設定のプレビューを提供するよう構成することができる。放送モジュールは、複数の出力コネクタを設けて複数のビデオストリームを利用可能に構成することができる。これによりユーザは、ビデオストリームを放送及び/又は録画用に同時に提供しながらビデオストリームのプレビューを見ることができて有利である。
図1A、Bは、本願に記載の実施形態に係るモジュール式カメラシステムの一構成を示す、分解斜視図である。
図1Cは、図1のカメラシステムのレンズ、レンズ・マウント・モジュール、及びブレーンモジュールを、分解した構成で示す。
図1Dは、ブレーンモジュールの背面立面図である。
図2は、本願に記載の実施形態に係るモジュール式カメラシステム内の様々なモジュールの概略図である。
図3A、Bは、本願に記載の実施形態に係るモジュール式カメラシステムの別の構成を示す、分解斜視図である。
図4は、本願に記載の実施形態に係る、単一のモジュールの概略図である。
図5は、図1のカメラシステムのブレーンモジュールの背面図を示す。
図6A、Bは、図1のカメラシステムのアダプタモジュールの正面図及び背面図を示す。
図7A、Bは、図1のカメラシステムの拡張モジュール、特に、録画モジュールの正面図及び背面図を示す。
図8は、図1のカメラシステムのユーザ・インターフェース・モジュールの背面図を示す。
図9A、Bは、本願に記載の実施形態に係るカメラシステムの拡張モジュールの別の実施形態の正面図及び背面図を示す。
図10A、B、11、12は、本願に記載の実施形態に係るカメラシステム構成の別の実施形態の斜視図である。
図13は、いくつかの実施形態に係る放送モジュールを示す。
図14は、ソフトスイッチング機能を設けるよう構成した放送モジュールの一例の部品を示す。
図15は、あるシーンの画像データを記録する、放送モジュールを有するデジタルカメラの一例を示す。
図16A〜Cは、放送モジュールの一実施形態例の等角図、正面図、及び背面図をそれぞれ示す。
以下、添付の図面を参照して、様々な実施形態を説明する。これらの実施形態は例として示し説明しているだけであり、限定的なものではない。
システム概要
図1を参照すると、本開示に係るモジュール式カメラシステム10を概略図示している。本願においてはカメラシステムを主に動画カメラシステムとして説明するが、本開示の原理はデジタル・スチル・カメラ、デジタル動画カメラ、及びデジタル・スチル/モーション・カメラ(DSMC)に適用可能であることは言うまでもない。
さらに、本願での説明は主に、本願のカメラシステムの物理的電子部品や光学モジュールについてのものであるが、追加のモジュール、部品やアクセサリも本開示のシステムに含まれるものとする。これらは例えば、レンズ、レンズマウント、安定化モジュール又は機能、中性密度フィルタ及び中性密度フィルタを含むモジュール、個別の電子部品モジュール有り又は無しのブレーンモジュール、ユーザ・インターフェース・モジュール、入出力モジュール、様々なシステムバス構成、録画モジュール、LCDなど様々なディスプレイ、冷却ユニット、電子ビューファインダ、光学ビューファインダ、ハンドルのうちのいずれか、又はこれらの組合せを含む。
本開示のカメラはまた、レール、ロッド、ショルダマウント、三脚マウント、ヘリコプタマウント、マットボックス、フォロー・フォーカス・コントロール、ズームコントロールやその他、当該技術で知られる機能やアクセサリを備える、又は互換性を有することができる。
本願に記載のカメラシステムの、較正済みモジュールという特徴により、ユーザは様々な構成でモジュール式カメラを組み立てることができる。例えば、第一ブレーンモジュールは、小さい第一センササイズを備えることができる。より大きなセンサ、録画エリア、録画速度などが望まれる場合は、ユーザは、第一センササイズを有するブレーンモジュールから本願に記載の様々なその他の機能モジュールを取り外し、より大きな第二センササイズを有する第二ブレーンモジュールを用いてモジュール式システムを組み立て直すことができる。第二ブレーンモジュールと共に組み立て直されたモジュールはすべて自動で較正されてシームレスに機能することができ、追加の較正又は調整工程を必要としない。このためユーザは、センサ又はその他のブレーン部品を、新しいカメラ又はカメラシステムを購入することなくアップグレードすることができる。
本開示のシステム内のモジュールそれぞれについて、同様の交換・アップグレード機能が得られる。このため、最新技術が利用できるようになるとモジュールを外して取り替えるだけでよいので、様々なモジュールに用いられる特定の技術は、従来技術のシステムに比べると、その重要性が低くなる。しかも、カメラシステム110は、ブレーンモジュール112周辺のモジュールを交換及び/又は再配置する、又は、ブレーンモジュール112そのものを別のブレーンモジュールに交換することで特定用途に合わせることができる様々な構造体に構成することができる。例えば、所定の実施形態のカメラシステム110は、静止画撮影に適した第一構造体(例えばDSLR構造体)と、動画撮影用に構成される第二構造体(例えばスタジオ又はENG構造体)として使用されるよう構成することができる。さらなる構成の別の例としては、スタジオ使用向けのスタジオ構造体、及び手持ち使用向けのポータブル構造体としてシステムを構成することができる。ユーザは概して、特定用途に応じて、多種多様な構造体の中から選択することができる。さらに、同一のモジュール、モジュールの組合せや部分的組合せを、様々な構造体間で用いることができるので、ユーザは、使用状況又は用途に特有のカメラを購入する必要なく様々な使用状況で撮影を行なうことができる。例えば、様々な実施形態に係るカメラシステム110は、これらに限られないが、静止画用、動画用、ポータブル用、スタジオ用、据付型、手持ち型、プロ用、一般消費者用の構造体、又はこれらの一部を含む、数多くの構造体にカスタマイズ可能である。
モジュール式カメラシステム110は、センサ・電子部品(又はブレーン)モジュール112とレンズ116を備える。モジュール式カメラシステム110はまた、少なくとも1つの録画モジュール120、少なくとも1つのユーザ・インターフェース・モジュール122、少なくとも1つのパワーモジュール124、少なくとも1つの入出力モジュール126、及び、アダプタモジュール128を含む一又は複数のオプションモジュールを備えることができ、これらと機能的に係合可能に構成される。実施形態によっては、システム110が、各種モジュールを2つ以上有し、図1に示すモジュールのうち一又は複数を含まなくてもよい。さらに、システム110は、図1に示さない多様なその他種類のモジュールを含むことができる。
ブレーンモジュール
ブレーンモジュール112内に含まれる画像センサは、例えば、CCD、CMOS、フォビオン(登録商標)センサなどの積層型CMOSデバイス、又は、センサ間で光を分割するプリズムを用いたマルチセンサアレイを含む、様々な動画センサデバイスのいずれでもよい。実施形態によっては、画像センサは約1200万個のフォトセルを有するCMOSデバイスを含むことができる。ただし、その他サイズのセンサ又はセンサ技術も用いることができる。
構成によっては、2k(例えば16:9(2048×1152画素)、2:1(2048×1024画素)など)、3k(例えば16:9(3072×1728画素)、2:1(3072×1536画素)など)、4k(例えば4096×2540画素、16:9(4096×2304画素)、2:1(4096×2048画素)など)、4.5k水平解像度、Quad HD(例えば3840×2160画素)、5k(例えば5120×2700画素)水平解像度、6k(例えば6144×3160)、8k(例えば7680×4320)、又はそれ以上の解像度でビデオ出力するようカメラを構成することができる。(上述の2kや4kなど)、xkの形で表す語は、本願で使用する場合、「x」の大きさがだいたいの水平解像度を示している。したがって、4k解像度は約4000個以上の水平画素数に相当し、2kは約2000個以上の画素数に相当する。
センサは、約1/2インチ(8mm)の小さいものから2/3インチ、S35(シネマ)、35mmフルサイズ(静止画)、645まで様々あるが、少なくとも約1.0インチ、6cm×17cm以上であってもよい。一連のブレーンモジュールにおいて、センサは、少なくとも約10.1×5.35mm、24.4×13.7mm、30×15mm、36×24mm、56×42mm、186×56mmのサイズを有することが考えられる。さらに、画像センサは、センサの所定部分のみを選択的に出力することにより、解像度が可変であるよう構成することができる。例えば、センサ及び/又は画像処理モジュールは、ユーザが画像データ出力の解像度を特定できるように構成することができる。
所定の実施形態のブレーンモジュール112は、例えばカメラシステム110の「ブレーン」と呼ぶことができる。したがって、本願に記載の通り、ユーザは、異なるブレーンモジュール112又は「ブレーン」を選択し、これに合わせて、多様に構成することが可能なカメラシステムを組み立てることができる。
カメラはまた、ダウンサンプリング後にセンサ出力を処理し2K、1080p、720pその他の解像度でビデオ出力を生成することなどにより、解像度を下げるよう構成することができる。例えば、センサからの画像データをウィンドウ化することにより出力画像サイズを縮小し読出速度を上げることができる。又は、異なるセンササイズを有するブレーンモジュールを、所望の効果に応じて交換してもよい。さらに、カメラを、センサ出力をアップサンプリングすることで、より高い解像度でビデオ出力を生成するよう構成することができる。実施形態によっては、センサはBayerパターンフィルタを備えることができる。このようなセンサは、そのチップセット(図示せず)により、画像センサの個々のフォトセルが検出する赤、緑、青色光の強度を表すデータを出力する。本開示のモジュール式カメラシステムにおいては、様々なセンササイズやその他センサ特性のいずれを用いてもよい。
センサ内に含まれる電子部品及び電子部品モジュール112は、センサが記録する画像データを処理するデジタル信号処理電子部品である。ブレーンモジュールは、様々な性能特性のうち所望のものが得られるように構成すればよい。例えば、センサが受光した光を、少なくとも毎秒フレーム数が約23(fps)のrawデジタル画像データに変換し、rawデータを少なくとも約23fpsで録画モジュール120に圧縮、録画することができる。様々な実施形態において、フレームレートは約1fpsから約250fps以上とすることができる。例えば、フレームレートは解像度設定に左右される場合がある。実施形態によっては、カメラ110が、5k解像度モードで約1fps〜約100fps、4k解像度モードで約1fps〜約125fps、Quad HDモードで約1fps〜約125fps、3k解像度モードで約1fps〜約160fps、2k解像度モードで約1fps〜約250fpsのフレームレートとなるよう構成される。フレームレートとして可能性のあるものには、例えば12より大きいフレームレートであって、20、23.976、24、30、59.94、60、120fps、又は、これらのフレームレート間のいずれか、又はそれより大きいものが含まれる。カメラ110は、別個の圧縮モジュールを含むか、又は圧縮電子部品をブレーンモジュール112内に搭載することができる。圧縮電子部品は別個のチップの形でもよいし、又は、ソフトウェアや別のプロセッサと共に実装してもよい。汎用プロセッサ、DSP、カスタムチップ、画像処理専用プロセッサを用いることができる。例えば、圧縮電子部品は、JPEG2000方式によるもの、又はその他の圧縮技術を用いて圧縮を行なう市販の圧縮チップの形でもよい。
実施形態によっては、圧縮モジュールが、カスタムASIC、FPGA、又は数多くある市販の圧縮チップ又はチップセットの1つを用いてもよい。圧縮モジュールは、画像データ圧縮の並行処理が可能なようにサブコンポーネントを含んでいてもよい。例えば、圧縮モジュールは、第一波長に対応するピクチャ要素を圧縮する第一プロセッサ又は圧縮チップと、第二波長に対応するピクチャ要素を圧縮する第二プロセッサ又は圧縮チップとを用いることができる。
実施形態によっては、圧縮モジュールは、一又は複数のJPEG2000圧縮チップを備える。実施形態によっては、圧縮モジュールは、Analog Devices社が販売するJPEG2000ビデオ・コーデック・チップのADV202又はADV212を一又は複数備える。実施形態によっては、圧縮モジュールは、QuVIS,Inc社が販売するQuVISデジタル・マスタリング・コーデックを一又は複数備える。実施形態によっては、圧縮モジュールは、株式会社リコーが販売するJPEG2000用コーダのRB5C635を一又は複数備える。
ブレーンモジュール112は、センサからのデータに多様な圧縮処理を行なうよう構成することができる。実施形態によっては、ブレーンモジュール112は、画像処理システムが行なう技術を利用した圧縮技術を実行する。例えば画像処理システムは、緑の画像データの強度を減算してゼロ値の数を増加させたりその他の効果を得ることによって赤及び青データの値の強度を低減するよう構成することができる。さらに、画像処理システムは、画像データのエントロピを利用するrawデータ操作を行ってもよい。このように、ブレーンモジュール112が実行する圧縮技術は、出力される圧縮データのサイズを縮小するためにゼロの列を大きくすることにより利点を得るものであれば、いかなる種類のものでもよい。
さらにまた、ブレーンモジュール112は、センサからの画像データを、視覚的にロスの無い出力となるよう圧縮するよう構成することができる。ブレーンモジュール112は、既知の圧縮技術のいずれを適用するよう構成してもよく、JPEG2000、MotionJPEG、DCT系のコーデック、RGB画像データ圧縮用のコーデック、H.264、MPEG4、Huffman、その他技術などがあるが、これらに限られない。また、システム内のその他のモジュール部品と同様に、ブレーンモジュール112のモジュール性によって、技術の発展と新技術の出現と共に、その他の圧縮及び/又は処理技術を組み込むことが可能となる。
使用する圧縮技術の種類によっては、視覚的にロスの無い出力となるよう、圧縮技術の様々なパラメータを設定することができる。例えば、上述の圧縮技術の多くは、圧縮率を異なるものに調節可能であり、解凍して得られる画像は、低圧縮率の場合は画質が良くなり、高圧縮率の場合は画質が低くなる。したがって、視覚的にロスの無い出力となるように画像データを圧縮するように圧縮能力を設定したり、又は、ユーザが様々なパラメータを調節して視覚的にロスの無い出力を得るよう設定することができる。例えばブレーンモジュール112は、約6:1、7:1、8:1又はそれより大きい圧縮率で画像データを圧縮するよう構成することができる。実施形態によっては、ブレーンモジュール112は、12:1又はそれ以上の圧縮率で画像データを圧縮するよう構成することができる。実施形態によっては、ブレーンモジュール112は、約2:1、3:1、4:1又は5:1の圧縮率を実現する。
さらにブレーンモジュール112は、ユーザが圧縮率を調節できるよう構成することができる。例えば、カメラ110は、ブレーンモジュール112に圧縮率を変更させるコマンドをユーザが入力できるユーザインターフェースを、ユーザ・インターフェース・モジュール122上などに含むことができる。このように実施形態によっては、カメラ110は可変圧縮が可能である。
「視覚的にロスの無い」とは本願で用いる場合、同一の表示装置上でオリジナルの(圧縮されていない)画像データと並べて比べたときに、拡大することなく画像の目視検査のみに基づく場合、当業者にもどちらがオリジナルか妥当な正確度で判断できないような出力を含むことを意図している。その他の好ましい搭載型の圧縮raw画像データハンドリング機能の特徴は、2008年4月11日出願の米国特許出願第12/101,882号「ビデオカメラ」(出願人Jannard他)に開示されており、同出願は参照によりその全体が本願に組み込まれる。
拡張インターフェース138上に設けられるコネクタに加え、いくつかの実施形態のブレーンモジュール112は、様々な入力及び/又は出力を備える。例えば図1Bを参照すると、一実施形態では、ブレーンモジュール112が、データ入力及び/又は出力用の様々なコネクタ101を備える。様々な実施形態で、このようなコネクタ101は、一又は複数のビデオ入出力(例えばHDMIやBNC)、オーディオ入出力、データコネクタ、及び/又は電源コネクタを備える。実施形態によっては、ブレーンモジュール112が、電源ボタン102などの一又は複数の操作部を備える。
実施形態によっては、ブレーンモジュール112内にある様々な部品を取り外し可能とすることができる。これら部品には例えば、光学ロー・パス・フィルタ(OLPF)などのフィルタ、ケーブルコネクタなどが含まれる。一実施形態では、センサをブレーンモジュール112から取り外しでき、別のセンサと交換することができる。
図1Dに示し前述したように、ブレーン112はポート配列101を含むことができる。例えば具体的には、ポート配列101は、HD−SDIポート1300、ヘッドフォン・オーディオ・ポート1302、動画同期ポート1304、RS232コントロールポート1306などのリモコンポート、ギガ・ビット・イーサネット・ポートなどの形とすることができるデータポート1308、直流(DC)電源ポート1310、HDMIビデオ出力ポート1312を含むことができる。ただし、ブレーン112は、映像信号、オーディオ信号、リモコン信号、タイムコード信号、データなどのその他形式用のその他種類のポートを有していてもよい。
レンズ・マウント・モジュール
図1Cを参照すると、所定の実施形態のブレーンモジュール112には、レンズ・マウント・モジュール114上の補助ブレーン・モジュール・インターフェース115に解放可能に接続するためのレンズ・マウント・モジュール・インターフェース113が設けられる。図1Cは、カメラシステム110のレンズ・マウント・モジュール114を、分解した構成で示す。レンズ・マウント・モジュール114には、レンズ116上の補助インターフェース134に解放可能に接続するためのレンズインターフェース117が設けられている。
例えばユーザは、レンズ・マウント・モジュール114を、複数の装着ボルト121を用いてカメラシステム110に解放可能に接続することができる。別の実施形態では、レンズ・マウント・モジュール114及びレンズ・マウント・モジュール・インターフェース113の対応部分が、スナップフィット又は摩擦嵌合機構、ネジ式マウントなどその他の装着機構を備える。
ブレーンモジュール112のレンズ・マウント・モジュール・インターフェース113は、所定の実施形態において、電気コネクタ103などの電気的インターフェースを備える。電気的インターフェースは、レンズ・マウント・モジュール114のブレーン・モジュール・インターフェース115上の対応する電気的インターフェース(図示せず)に接続する。電気的インターフェースには様々な電気接続の種類があり、例えばブレーンモジュールと、マウントモジュール114及びレンズ116の一又は複数との間の通信を可能にする。一実施形態では、ブレーンモジュール112は電気的インターフェースにより、レンズ116のうちの焦点を自動で合わせるために駆動信号をレンズ116に送信することができる。
実施形態によっては、レンズインターフェース117は、係止リング118と、レンズ116を収容する開口部を画定する内側面119とを備える。係止リング118は、レンズ116を開口部内に挿入した後、ユーザが締めつけることによりレンズ116を定位置に係止するが、レンズ116を定位置に固定するための機構には様々なものがあり得る。
モジュール式カメラシステム110は、様々なレンズ製造業者から購入可能な多様なレンズシステムのいずれとも協働するよう構成することが望ましい。したがって、複数のレンズ・マウント・モジュール114を設けて、そのそれぞれが、ブレーンモジュール112に解放可能に接続するためのブレーン・モジュール・インターフェースと、RED−PLマウント、REDミニPLマウント(Red Digital Cinema Camera Company)、PLマウント、キャノンマウント、ニコンマウント、ミディアム・フォーマット・マウント、間宮マウント、RED617マウント、Linhofマウント、アルファマウントなどの固有のレンズインターフェ−スとを、有することができる。
レンズ・マウント・モジュール114上のレンズ・マウント・インターフェースはまた、例えば同種のレンズマウントから複数の異なる種類のレンズシステムのいずれも収容できるよう構成するのが好ましいが、これに限られない。レンズシステムの様々なサイズには例えば、50〜100mm(T3)ズームレンズ、50〜150mm(T3)ズームレンズ、18〜50mm(T3)ズームレンズ、18〜85mm(T2.9)ズームレンズ、300mm(T2.8)レンズ、18mm(T2.9)レンズ、25mm(T1.8)レンズ、35mm(T1.8)レンズ、50mm(T1.8)レンズ、85mm(T1.8)レンズ、85mm(T1.8)レンズ、100mm(T1.8)、及び/又はその他レンズがあるが、これらに限られない。所定の実施形態においては、50〜100mm(F2.8)ズームレンズ、18〜50mm(F2.8)ズームレンズ、300mm(F2.8)レンズ、15mm(F2.8)レンズ、25mm(F1.9)レンズ、35mm(F1.9)レンズ、50mm(F1.9)レンズ、85mm及び/又は(F1.9)レンズを用いることができる。各レンズ・マウント・モジュールは、どのような補助レンズ・マウント・モジュール−レンズのアセンブリが装着されていても、ブレーンモジュール112内の画像センサの感光面に的確に画像の焦点が合うように、対応のレンズにカスタマイズされる。
モジュール式カメラシステムの焦点距離は、レンズ・マウント・モジュールのレンズインターフェースとセンサ表面間の光軸上の直線距離である。これには、ブレーンモジュール内の後側焦点距離と、レンズ・マウント・モジュールの焦点距離の合計が含まれる。それぞれのレンズマウントが、市販のレンズを本開示のモジュール式カメラシステムに装着するよう構成された、複数のレンズ・マウント・モジュールを、本モジュール式カメラシステムと協働させるために設けることができる。本開示に係るレンズ・マウント・モジュールは、その焦点距離が、補助レンズ・マウント・モジュールとブレーンモジュールの全体の焦点距離が約17mm、35mm、46mm、48mm、52mm、又はその他所望の焦点距離となるようなものとなる。センサモジュールの後側焦点距離は約16mm以下であるのが好ましく、実施形態によっては約14mm以下、一実施形態では約12mmである。
上述したように、本開示のカメラシステムの較正済みモジュールという特徴により、ユーザは、例えば小さな第一センササイズを有する第一ブレーンモジュールを備えるモジュール式カメラを構成することができる。より大きなセンサが望まれる場合は、ユーザは、第一センササイズを有するブレーンモジュールからレンズ・マウント・モジュールと電子部品モジュールを取り外し、より大きな第二センササイズを有する第二ブレーンモジュールを用いてモジュールシステムを組み立て直すことができる。第二ブレーンモジュールと共に組み立て直されたモジュールはすべて自動で較正されてシームレスに機能することができ、追加の較正又は調整工程を必要としない。このためユーザは、新しいカメラ又はカメラシステムを購入することなく、センサをアップグレードすることができる。本システム内のモジュールそれぞれについて、同様の交換・アップグレード機能が得られる。
本システムはさらに、レンズ変更時の機械的公差の僅かな変化や、温度変化などの要因による焦点距離の変動を特に考慮に入れるために、カメラレンズ116とレンズ間の焦点距離を細かく調節することができる、焦点較正装置を備える。このような較正装置は、フォーカスリングのように比較的単純な操作部を有し、ユーザが簡単に操作できて、レンズ較正工程を簡易に迅速に行うことができる。
実施形態によっては、焦点較正装置又はその一部が、レンズ・マウント・モジュール114、センサモジュール112、又はその組合せの中に含まれていてもよい。一実施形態では、較正装置全体がレンズ・マウント・モジュール114内に含まれる。例えば、いくつかの実施形態の焦点較正装置は、約0.002インチ以下、実施形態によっては約0.001インチ以下、また、実施形態によっては約0.0005インチ以下の、センサとレンズ間の光路長を制御しつつ調整することができる。調節は連続的に行ってもよいし、段階的な機能でもよい。本願に記載のカメラシステムと共に用いることができる焦点較正装置の例は、2009年11月24日出願の米国特許出願第12/625,451号(出願第'451号)に示され、同出願は参照により本願にその全体が組み込まれる。
さらに、本願に開示のモジュール式カメラシステムの拡張モジュールは、互いに、及び/又はブレーンモジュールに、どのような順序でも接続することができる。様々なモジュールを含むカメラシステム200の概略図である図2を参照して、この機能を説明する。モジュール式カメラシステム210は、センサ・電子部品モジュール212、レンズ216、及び、録画モジュール220、ユーザ・インターフェース・モジュール222、パワーモジュール224、入出力モジュール226、及び随意のアダプタモジュール228を含む様々な拡張モジュールを備える。
点線で示すように、様々なモジュールは互いに、またブレーンモジュール212に、概してどのような順序でも接続することができる。カメラシステム200はさらに、レンズ・マウント・モジュール214を備えることができる。引き続き図2を参照すると、当該技術で理解されるような画像安定化を可能にするため、随意で画像安定化モジュール218を設けてもよい。一実施形態では、画像安定化モジュール218は、ブレーンモジュール212とレンズ・マウント・モジュール214との間に接続されるよう構成される。
様々な実施形態で、図2のカメラシステム210の、ブレーンモジュール212、録画モジュール220、ユーザ・インターフェース・モジュール222、パワーモジュール224、入出力モジュール226、及びアダプタモジュール228を含むモジュールは、図1のカメラシステム110の対応するモジュールと概して同様、又は同一のものでよい。又は、別の実施形態では、図2のカメラシステム210のモジュールのうち一又は複数は、図1のカメラシステム110のモジュールとは異なるものである。
アダプタモジュール
再び図1A、Bを参照すると、互換性のあるブレーンモジュールは、様々な物理的寸法、機械的接続種類、及び/又は電気的接続種類を有することができる。他方で、本システムの様々な他のモジュールは、概して共通種類のインターフェースを有し、本願に記載のように、どのような順序でも互いに接続又は積層することができる。
所定の実施形態におけるアダプタモジュール128は、ブレーンモジュールと、その他モジュール上に含まれる共通インターフェースとの間の接続を可能にし、様々な種類のインターフェースを有する様々なセンサモジュールを、モジュール式に拡張することができる。任意のアダプタモジュール128は、カメラシステム110のブレーンモジュール112と、(録画モジュール120、ユーザ・インターフェース・モジュール122、パワーモジュール124、及び/又は入出力モジュール126などの)様々な拡張モジュールとの間のインターフェースを提供するものである。アダプタモジュール128は本願において、アダプタプレート128と呼ぶ場合もあり、アダプタモジュール128と同じ意味で用いられる。
例えば、実施形態によってはアダプタモジュール128が、ブレーンモジュール112と、異なる機械的インターフェースを有するその他の様々なモジュールとの間の機械的変換を行う。実施形態によってはアダプタモジュール128が、ブレーンモジュール112の電気的インターフェースと、システム110のその他の様々なモジュールの電気的インターフェースとの間の電気的変換を行う。
ブレーンモジュール112は拡張インターフェース138を備え、入出力モジュール126、録画モジュール120、及びパワーモジュール124を含む拡張モジュールは、これらのモジュールそれぞれに共通の第一インターフェース142を有する。いくつかの構成では、ブレーンモジュール112が、例えばブレーンモジュール112の側面などに、一又は複数の追加の拡張インターフェース138を備えていてもよい。
ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138は、所定の構成では、拡張モジュールの第一インターフェース142と機械的、電気的又はその他形式で互換可能でない場合がある。例えば拡張インターフェース138は、第一インターフェース142と機械的に協働しない。この非互換性の問題に対し、アダプタモジュール128は、ブレーンモジュール112上の拡張インターフェース138と協働するよう構成されたブレーン・モジュール・インターフェース136と、カメラシステム110の所定の拡張モジュールに共通である第一インターフェース142と協働するよう構成されたモジュールインターフェース140とを備えている。したがって、アダプタモジュール128は、ブレーンモジュール112と、例えば入出力モジュール126、録画モジュール120、パワーモジュール124、及びその他モジュールを一又は複数含む拡張モジュールとの間で協働させることができる。
上述のように、アダプタモジュールは様々なブレーンモジュールと共に用いるよう設計することができる。例えば、実施形態によっては、第一アダプタモジュールが第一ブレーンモジュールと共に用いられるよう設計され、第二アダプタモジュールが第二ブレーンモジュールと共に用いられるよう設計される。図3A、Bは、図1のブレーンモジュール112とは異なるブレーンモジュール312を備えるモジュール式カメラシステム310の別の構成を示す、前方及び後方分解斜視図である。モジュール式カメラシステム310はまた、レンズ316とアダプタモジュール328を備える。モジュール式カメラシステム310はまた、例えば図1の録画モジュール120、ユーザ・インターフェース・モジュール122、パワーモジュール124、及び入出力モジュール126を含む様々なモジュールを備えることができる。
図示するように、図3のブレーンモジュール312は拡張モジュール120、124、126より細い。したがって、アダプタモジュール328は、ブレーンモジュール312上のインターフェース338と協働するよう構成された第一インターフェース336を終端に有する狭小部344を有する。アダプタモジュール328はさらに、拡張モジュール120、124、126の幅と同様の幅を有する幅広部346を有する。幅広部346の終端は、拡張モジュール120、124、126の第一インターフェース142と協働するよう構成された第二インターフェース340となっている。
このように、図1のカメラシステム110のアダプタモジュール128は第一ブレーンモジュール112と共に用いるよう設計され、図3の第二アダプタモジュール328は第二ブレーンモジュール312と共に用いるよう設計されている。したがって、共通の拡張モジュールインターフェースと、特有のブレーン・モジュール・インターフェースとに解放可能に接続するインターフェースをそれぞれが備えた様々なアダプタモジュールを設けることができる。
ブレーン・モジュール・インターフェースの種類に応じて、様々なアダプタモジュール構成が可能である。例えば、比較的幅が広く高さがあり、又は不規則な形状を有するブレーンモジュールと共に用いるアダプタモジュールなど、様々な物理的特徴を有するブレーンモジュールと共に用いるよう設計されたアダプタモジュールを設けることができる。実施形態によっては、アダプタモジュールは、拡張モジュールのとは異なる種類の電気接続を有するブレーンモジュールとのインターフェース用に設計される。
様々な実施形態では、一又は複数のモジュールが、アダプタモジュールを使用することなくブレーンモジュール上のインターフェースと直接、解放可能に接続できるか、又は、互換性を有する。例えば、ユーザ・インターフェース・モジュール122は、図1のブレーンモジュール112の拡張インターフェース138と、図3のブレーンモジュール312のインターフェース338と解放可能に係合できるインターフェース148を備えることができる。このような実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュール122はまた、図1のアダプタモジュール128のモジュールインターフェース140、及び/又は図3のアダプタモジュール328のインターフェース340とも、解放可能に係合することができる。
実施形態によっては、アダプタモジュール128が含まれず、ブレーンモジュール112が、カメラシステム110の(例えば録画モジュール120、パワーモジュール124、及び/又は入出力モジュール126などの)拡張モジュールの第一インターフェース142と協働するよう構成される。
拡張モジュール
再び図1A、Bを参照すると、モジュール式カメラシステム110の拡張モジュールは、互いに、及び/又はブレーンモジュール112に、どのような順序でも接続することができる。本開示のカメラシステムと共に用いるモジュールは、少なくとも1つの録画モジュール120、少なくとも1つのユーザ・インターフェース・モジュール122、少なくとも1つのパワーモジュール124、及び少なくとも1つの入出力モジュール126を含むが、これらに限られない。拡張モジュールは本願では機能モジュール、モジュールと呼ばれ、拡張モジュールと同じ意味で用いられる。
いくつかの実施形態における少なくとも1つの録画モジュール120は、第一録画モジュール120aと第二録画モジュール120bとを含む。一実施形態では、第一録画モジュール120aがソリッド・ステート・ディスク(SSD)であり、第二録画モジュール120bがCFメモリカードである。様々な構成において、互換性のあるストレージ技術であれば概して何を用いてもよい。例えば録画モジュール120は、ハードドライブ、スピニングドライブ、フラッシュメモリ、ソリッド・ステート・ドライブ、RAIDドライブ、光ディスクその他、当該技術で開発され得る様々な記憶技術のいずれを備えてもよい。本システムの他のモジュールと同様に、アップグレード技術が入手可能になるとモジュールを簡単に取り外し交換することができるため、従来技術のシステムのいくつかと比べると、現モジュールで用いている特定のメディアの重要性は低くなる。本カメラシステム110は2つ1組の録画モジュール120a、120bを示しているが、用途次第で、録画モジュールは1つのみでもよく、又は3つ以上の録画モジュールを用いてもよい。
実施形態によっては、録画モジュール120のストレージ媒体又はその一部が、録画モジュール120のハウジング内に統合されていない。このような実施形態では、録画モジュール120を、一又は複数の記憶装置を解放可能に収容するよう構成することができる。例えば図1Bを参照すると、一実施形態の第一録画モジュール120aは、一又は複数のソリッド・ステート・ハード・ドライブ105を収容するドライブベイ104を備える。一実施形態では、第二録画モジュール120bがCFカード107を解放可能に収容するスロット106を備える。別の実施形態では、ストレージ媒体及びこれに対応する収容機構は概してどのようなものを用いてもよい。
実施形態によっては、ストレージ装置は、解像度12メガ画素、色解像度12ビット、60fpsの少なくとも約30分の動画に相当する画像データを圧縮回路から保存するのに十分なサイズを有することができる。ただし、ストレージ装置は所望のいかなるサイズを有していてもよい。本開示の一実装形態では、録画モジュール20は、ハードウェアRAID内に配される1又は2以上の2.5インチ160GBラップトップ・ハード・ドライブを備える。
実施形態によっては、録画モジュールを、モジュール式カメラの外部に装着することができる。二次的なストレージ装置を追加の録画モジュールに搭載し、カメラ又はその外部に装着することができる。ストレージ装置は、標準又はカスタムの通信ポートを介してその他部品に接続することができ、これらポートは例えばイーサネット、USB、USB2、USB3、IEEE1394(FireWire 400、FireWire 800、FireWire S3200、FireWire S800T、i.LINK、DVを含むがこれらに限られない)、SATA、SCSIを含むが、これらに限られない。さらに、実施形態によっては、ストレージ装置は、RAIDプロトコルで動作するハードドライブなどを複数備えることができる。ただし、どのようなストレージ装置を用いてもよい。
図1Bを参照すると、ユーザインターフェース122は、サンプル画像を見るためのビュー画面123、カメラ操作用の操作部146など、様々な標準的ユーザインターフェース機能を備える。画面123は操作部146が統合されたタッチスクリーンでもよいし、又はボタン、キーパッドなど、別個の操作部146を用いてもよい。操作部146により例えば、カメラを動画と静止画モード間で切り替えたり、録画モードを開始したり、カメラシステム110の一又は複数のディスプレイ又はその他部品を操作したりなど、様々な機能を行なうことができる。例えば実施形態によっては、ユーザ・インターフェース・モジュール122によりカメラをDSLRモードに切り替えることができる。
実施形態によっては、ユーザインターフェース122及び/又はブレーンモジュール112が、解像度を下げた画像データをユーザ・インターフェース・モジュール122上のモニタに出力するよう構成されたサブサンプリングシステムを備えていてもよい。例えば、このようなサブサンプリングシステムは、2K、1080p、720p又はその他の解像度をサポートするよう映像データを出力するよう構成することができる。実施形態によっては、デモザイク処理に用いるフィルタを、ダウンサンプリングとフィルタリングを同時に行うことができるように、ダウンサンプリングフィルタリングを行うよう構成することもできる。ブレーンモジュール112は、センサからのデータにデモザイク処理を行うよう構成することができ、その種類はどのようなものでもよい。その後、デモザイク処理した画像データは、モニタ上に表示することができる。
ユーザ・インターフェース・モジュール122上のディスプレイ123は、どのような種類のモニタ装置を有してもよい。例えば、これに限られないが、ディスプレイは、ユーザインターフェース122がサポートする4インチ液晶ディスプレイパネルとすることができる。所定の実施形態では、カメラ110が、ユーザ・インターフェース・モジュール122内に組み込まれたディスプレイ123に代えて、又はこれに加えて、別個のディスプレイを備える。様々なその他の実施形態では、ディスプレイは、2.8インチ、5インチ、7インチ、9インチ液晶ディスプレイパネルである。実施形態によっては、ユーザがカメラ110に対するどのような角度でもディスプレイを見ることができるように、ディスプレイをユーザ・インターフェース・モジュール122のハウジング及びカメラシステム110に対してどのような位置にも調整することができるよう構成された無限調整可能なマウントに、ディスプレイを接続することができる。実施形態によっては、ディスプレイを、例えばRGB形式又はYCC形式ビデオケーブルなど、あらゆる種類のビデオケーブルを介してモニタモジュールに接続することができる。以下で説明する図12は、視角調整が可能な別個のディスプレイを備えるカメラ構成例を示す。
ユーザインターフェース122は、ブレーンモジュール112との無線通信用に、無線送受信機を備えるのが好ましい。一実施形態では、ユーザインターフェース122は、ユーザインターフェース122がブレーンモジュール112から所定距離内(例えば100フィート)にあるとき、ブレーンモジュール112と通信するよう構成される。これは、以下で述べるように、システム内に物理的に接続するためにユーザインターフェース122内に設けられた配線接続バスと並行して行われる。これによりユーザインターフェース122は、モジュール式カメラに直接装着して配線接続することもできるし、また、モジュール式カメラから取り外して、遠隔操作でカメラ機能を操作することができる。他の実施形態では、ユーザインターフェース122はブレーンモジュール112との物理的な接続のみを備え無線接続は備えないか、又はその逆である。
実施形態によっては、ユーザインターフェース機能の様々な局面を、例えばブレーンモジュール112やその他モジュールなどカメラシステムのその他の部分で分配、及び/又は複製してもよい。例えば、ブレーンモジュール112はユーザ・インターフェース・モジュール122上に設けられるものと同様の操作部を一又は複数備えていてもよい。
本開示の所定の実装形態では、モジュール式カメラが、デジタル・スチル及びモーション・モード(DSMC)のそれぞれのモードで機能する。本モードでは、ユーザインターフェース122は、カメラが動画カメラとして用いられるときは適切な設定、操作部、動画のフィードバックを表示し、カメラが静止画モードで用いられるときは、事前設定された画面と操作モードに自動的に切り替わるように構成されるのが好ましい。動画モード撮影を開始するための第一スイッチ又はボタンと、静止画撮影を開始するための第二スイッチ又はボタンなどの操作部の操作に応じて、画面と操作部が、動画モードと静止画モード間を自動で切り替わるようにすることができる。このようにして、写真家は適切なシャッター操作部を選択するだけで所望通りに静止画撮影と動画撮影間を切り替えることができ、ユーザインターフェースは自動で再構築を行ったり、適切なフィードバックと操作部間を切り替える。シャッター操作スイッチは、トリガースイッチ、プッシュボタン、トグルスイッチ、スライダスイッチ、つまみ、タッチ・スクリーン・センサ、又は当該技術で知られるその他スイッチなど多様なもののうちいずれでもよい。第一及び第二スイッチは隣接して配し、操作部が実装されるモジュール本体の隣接部分と、大きさ、形、触感、高さを異らせて区別することができる。
ユーザは静止画撮影設定を、例えば、5K、ISO500、絞り優先、F5.6、平均測光、連続オート・フォーカス・モード、5FPS、あるソフトウェアの選択、などと設定する場合がある。ユーザが特定用途用に所望の設定を決定するまでは、これらの変数のいずれも所望通りに変更することができる。同じ設定で動画を撮影する場合、ユーザは、4K、ISO500、手動露出調整、60FPS、及び、別のソフトウェアを選択するかもしれない。これらの設定はどちらもカメラ内に残される。ユーザが「静止画」録画ボタンを押すと、静止画設定がすべて実施され、及び/又は液晶ディスプレイ又はその他のモニタに表示される。そしてユーザが「動画」録画ボタンを押すと、カメラは自動的に、先に選択された動画関連の設定を実施及び/又は表示するので、ユーザは、カメラ設定を手動で設定し直す必要がない。触感フィードバック又はその他の機構などによりユーザが動画録画操作部と静止画録画操作部の区別ができるようにして、モニタ又はEVFから目を離さずにモード切り替えができるようにすると好ましい。
パワーモジュール124は、電池、燃料電池、太陽電池、トランスフォーマ又はスタジオ電源などからのライン入力、その他電源又はこれらの組合せなど、様々な既知の電源のいずれを備えていてもよい。一般には、従来の充電式電池が用いられるだろう。モジュール式カメラシステム110には1又は2又は3又は4又はそれ以上のパワーモジュール124を設けることができ、これらは、システムの所望の物理的構成次第で、その他モジュールに対してどのような順序でもモジュール式アセンブリ上に積層することができる。実施形態によっては、1つのパワーモジュール124が2又は3又は4又はそれ以上の別個の電源(例えば電池)を備えることができる。実施形態によっては個別の電源がパワーモジュール124から解放可能である。一実施形態では、パワーモジュール124は、4つの別々の電池を含む4本入り電池パックである。パワーモジュール124は様々なモジュールの中で最も重い場合が多い。この結果、パワーモジュール124をシステムの光軸に沿って他のモジュールに対し前方又は後方方向に移動させると、システムの重心が変わる。この点を利用して、DSLRモード対ENGモードに構成する際など、意図する構成用にカメラのバランスを最適化したり、及び/又は、大きな又は小さいレンズを使用する際に所望のバランスを得ることができる。このようなバランス調整は、パワーモジュール124に代えて、又はこれに加えて、本願に記載の拡張モジュールの、概していずれを動かすことによっても行うことができる。
本開示のモジュール式カメラシステムはさらに、随意で、1又は2又は3又はそれ以上のダミーモジュール(図示せず)を設けることができ、これらはモジュール積層体に物理的に接続することができ、ダミーモジュールが積層体後部よりブレーンモジュールに近い位置にある場合などはダミーモジュールを介したバスが完成されるような内部電子部品を備えている。ダミーモジュールは、スルーバス配線を有するモジュールハウジングを備えるが、追加の重量や電子部品、又は所定の重量等級は有さないのが好ましい。これにより、システム全体の重心を、特殊な構成用に所望通りに変更することができる。さらに、一又は複数のダミーモジュールを用いることにより、ブレーンモジュールに対して残りのモジュールを再配置することができるが、これは、以下で述べるように望ましい場合がある。
ダミーモジュールはさらに、モジュール式カメラシステムをさらに拡張させるための機械的接続部又はマウント箇所を備えることができる。例えば、本願に記載のダミーモジュール又はその他モジュールは、レール、ハンドル、ビューファインダ、ショルダパッド、その他の適切なカメラ部品などの部品用マウントを含むことができる。様々な実施形態で、マウントは、装着バー、留め金、締め具、雄ネジ部又は雌ネジ部、スナップフィット又は摩擦嵌合機構などを含むことができる。
上で参照したように、本開示に係るモジュール式カメラは、動画撮影、静止画撮影、又はDSMC(デジタルスチル/モーション)負荷用に互換可能に構成することができる。デジタル静止画撮影の場合、入出力モジュール126はユーザの好みによっては利用しない場合がある。しかし、動画モードで撮影する際は入出力モジュール126を設ける方が好ましい。本システムの他のモジュールと同様、入出力モジュール126はブレーンモジュール112に直接的又は間接的にどのような順序でも取り付けられるよう構成される。
入出力モジュール126は、例えばオーディオ信号、同期信号、デュアルリンクHD−SDIモニタリング及び映画制作環境で有用なその他の接続部材を含む様々な入出力接続部108を含む。一般に、特定の入出力モジュール126の構成は、制作条件やユーザの好みによりカスタマイズすることができる。
さらに、いくつかの実施形態の入出力モジュール126は、電子ビューファインダの表示画面などの、本願に記載の表示画面のいずれか1つを結合するためのインターフェース109を含む。
映画芸術では知られるように、映画のカメラは、支持フレーム、ケーブル、レール、ロッド、ショルダマウント、三脚マウント、その他機器が狭小空間に密に詰めこまれた環境で装着、使用されることが多い。したがって、入出力モジュール126を光軸上で他のモジュールに対して前後に動かせることで、隣のケーブルや構造物が最も邪魔にならないよう、モジュール126に接続する入出力ケーブルの位置を変更できるという貴重な利点が得られる。これは、上述の機能モジュールの配置を変更することと、モジュール積層体内の一又は複数のダミーモジュールを位置決めすることの、いずれによっても行うことができる。
図1〜3は、現在考えられるモジュール種類の例をいくつか含む所定の構成例を示す。ユーザの特定要件に従ってカスタム設計されるモジュールなど、その他種類のモジュールを用いることができる。さらに、様々な構成で、その他の数の拡張モジュールを用いることができる。例えば、充電までのランタイムを長くするために多数のパワーモジュール124を用いてもよい。入出力機能を高める別種の入出力端子を追加で備える入出力モジュール126などの第二入出力モジュール126を用いてもよい。別の構成では、図1〜3に示すモジュールの一又は複数が含まれず、又は、図示のモジュールが別の物理的配置で設置されている。
本願に記載の通り、図1に示さない様々なその他種類のモジュールを実施することができる。一例として、一実施形態では、図示のモジュールの一又は複数、又はその他モジュールが、例えばファンなどの冷却ユニットを備える。さらに、所定の複数モジュールの機能を1つの脱着可能なモジュール内に組みこんでもよい。例えば、様々な実施形態で、個別のモジュールが2以上の電源、録画機能、入出力機能、ユーザインターフェース機能、又はその他機能を備えることができる。さらに、本願に記載のカメラシステム110のモジュール性の局面のいくつかは、別の実施形態ではフィルム録画と互換性を有することができる。例えば一実施形態では、ブレーンモジュール112が、デジタルセンサを備える代わりに、又はこれに加えて、写真フィルムを受像、露出するよう構成される。
モジュールインターフェース
図4を参照すると、本開示に係るある単一のモジュール430の一実施形態の概略図を示す。図4のモジュール430は、本願に記載の電子部品モジュールのいずれでもよい。これは、光信号を受信するよう構成されたブレーンモジュール112、レンズ・マウント・モジュール114、もしある場合は画像安定化モジュール118などの光学モジュールとは区別されるが、これらモジュールも、モジュール430のものと同様のインターフェース及び特徴を備えることができ、またその逆もあり得る。
図4を参照すると、モジュール430はハウジング432を備える。ハウジング432には隣接モジュールに解放可能に接続するための第一インターフェース434が少なくとも1つ設けられている。これまでの記載から分かる通り、ハウジング432には、モジュールが他の2つのモジュール間に挟まれた積層体内で位置決めされ電気的及び機械的に係合することができるよう、2つ以上のインターフェースを設けるのが好ましい。第一及び第二インターフェースを、モジュールを非線形形状に積層することができるように、モジュールの対向面上に設けるか、又はモジュールの隣接面上に設けることができる。
図示する実施形態では、第一インターフェース434がハウジング432の第一面436に設けられ、好ましくは第二インターフェース(図示せず)が、図4では見えないハウジングの反対側の第二面上に設けられる。第一インターフェース434及び第二インターフェースの一又は複数を、本願に記載のブレーンモジュールのうちの1つなどのブレーンモジュールのインターフェースと協働するよう構成することができる。したがって、一又は複数のモジュールをブレーンモジュール上に積層することができる。さらに、アダプタモジュールを使用する実施形態では、第一インターフェース434及び第二インターフェースの一又は複数を、ブレーンモジュールと直接ではなくアダプタモジュールと協働するよう構成することができる。インターフェースは、隣接モジュールと電気通信を行うための多機能電気コネクタ438を備える。インターフェースはさらに、隣接モジュールとの機械的な解放可能な係止を容易にするための機械的コネクタ440を備える。又は、多機能電気コネクタ438を、隣接モジュール間の機械的連結にも用いることができる。
図5は、図1のブレーンモジュール112の背面図を示し、図6Aは、図1のアダプタモジュール128の正面図を示す。ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138は、アダプタモジュール128の対応するブレーン・モジュール・インターフェース136と協働するよう構成される。これらインターフェースは、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間で解放可能に安定して電気通信と機械的連結を行うよう構成される。
図5及び6Aを参照すると、ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138は、アダプタモジュール128のブレーン・モジュール・インターフェース136の対応するインターフェースと解放可能に係合するよう構成された機械的インターフェースを有する。一実施形態の機械的インターフェースは、装着面139と、係止切欠部151を有する支持部150と、孔152とを備える。
拡張モジュール138はまた、第一、第二コネクタ154、156を含む電気的インターフェースを備える。所定の実施形態の第一、第二コネクタ154、156は、アダプタモジュール128及びアダプタモジュールを介して取り付けられた拡張モジュール全般との電気通信を行うための多機能電気コネクタを備える。また別の実施形態では、電気的インターフェースは1種類の電気コネクタのみ、又は3種類以上の電気コネクタを備える。
一実施形態では、アダプタモジュール128の対応するブレーン・モジュール・インターフェース136が、装着面156、支持凹部158、ペグ160を含む機械的インターフェースを備える。機械的インターフェースは、ブレーンモジュール112の装着面139、支持部150、孔152それぞれを含む、ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138に対応する部分と協働するよう構成される。このように、対応する機械的インターフェースにより、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間を解放可能に機械的に連結する。
図5及び6Aをさらに参照すると、支持部150及び対応する支持凹部158は二等辺三角形に形成され、組み立てた構成において、アダプタモジュール128や取り付けられる拡張モジュールの重みをブレーンモジュール112上に効率良く分散させている。その他の構成では、支持部150及び凹部158に、長方形、正方形、円形を含むその他様々な形状を用いることができる。支持部150及び凹部158が、終端に角を有する形状(例えば長方形、正方形、三角形)である所定の実施形態では、これらの角が尖らないよう丸みをつけるか又はその他の方法で滑らかにして、支持部150及び凹部138間の応力(例えば破断荷重)を最小限とすることが望ましい。例えば支持部150及び凹部158は概して三角形であるが、それぞれ、頂部は平坦であり底側の角は丸みをおびている。
アダプタモジュール128はさらに、コネクタ164を含む電気的インターフェースを備える。コネクタ164はブレーンモジュール112の第二コネクタ156と協働するよう構成され、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間の電気通信を行うものである。ブレーンモジュール112の第一コネクタ154は凹部162に物理的に収容される。実施形態によっては、凹部162が、ブレーンモジュール110の第一コネクタ154と電気通信を行うよう構成された電気コネクタを含む。別の実施形態では、凹部は電気通信用には構成されない。
ブレーンモジュール112の第一、第二電気コネクタ154、156と、アダプタモジュール128の対応する凹部162及びコネクタ164とによって、さらに、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間の機械的連結を行ってもよい。
ブレーンモジュール112の拡張モジュール138は、所定の実施形態では、中間のアダプタモジュール128無しに一又は複数の拡張モジュールと直接対合するよう構成される。例えば、図8を参照して以下で述べるように、実施形態によっては、ユーザ・インターフェース・モジュール122がブレーンモジュール112に直接対合する。別の実施形態ではアダプタモジュール128を用いず、他の拡張モジュールがブレーンモジュール112と直接結合するよう構成される。
図6Bは図1のアダプタモジュール128の背面図を示す。図7A、Bは図1の第二録画モジュール120bの正面図及び背面図を示す。第二録画モジュール120bは第一インターフェース142と第二インターフェース144を備える。録画モジュール120bを例示の目的で示しているが、一又は複数のその他の拡張モジュール(例えば第一録画モジュール120a、パワーモジュール124及び入出力モジュール126)が、録画モジュール120bのものと概して同一の第一インターフェース142及び第二インターフェース144を含み、拡張モジュール間での互換性を得ている。
アダプタモジュール140のモジュールインターフェース140及び第一インターフェース142は、アダプタモジュール128と、第二録画モジュール120bを含む様々な拡張モジュールとの間の解放可能で確実な電気通信と機械的連結を行うよう構成される。
アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140は、録画モジュール120bなどの拡張モジュールの第一インターフェース142の対応する機械的インターフェースと解放可能に係合するよう構成される機械的インターフェースを有する。一実施形態の機械的インターフェースは、装着面166と、下部孔168a、168bと、係止切欠部171を含む支持部170と、凹部172a、172bと、上部スロット174とを備える。
モジュールインターフェース140はさらに、第一、第二電気コネクタ176、178を含む電気的インターフェースを備える。第一、第二コネクタ176、178は多機能電気コネクタを備え、拡張モジュールとの電気通信を行う。また別の実施形態では、電気的インターフェースは1種類の電気コネクタのみを備えるか、又は、3種類以上の電気コネクタを備える。
第一インターフェース142は、装着面180、ペグ181a、181b、支持凹部183、リブ182a、182b、上部突条184を含む機械的インターフェースを備える。このインターフェースは、装着面166、下部スロット168a、168b、支持部170、凹部172a、172b、上部スロット174それぞれを含むモジュールインターフェース140の機械的インターフェースの対応部分と対合するよう構成される。
第一インターフェース142はさらに、電気コネクタ186を含む電気的インターフェースを備える。電気コネクタ186はアダプタモジュール128の第二コネクタ178と協働するよう構成され、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間の電気通信を行う。アダプタモジュール128の第一コネクタ176は凹部185に物理的に収容される。実施形態によっては、凹部185がさらに、アダプタモジュール128の第一コネクタ176と動作可能に結合する電気コネクタを備える。アダプタモジュール128の第一、第二コネクタ176、178と、録画モジュール120b及びその他拡張モジュールの対応する凹部185及びコネクタ186によってさらに、アダプタモジュール128と拡張モジュール間の機械的連結を行ってもよい。
図7Bを参照すると、録画モジュール120b及びその他拡張モジュールは第二インターフェース144を備える。記載の通り、所定の実施形態では、図1に示すように、各拡張モジュールは、録画モジュール120bの第一インターフェース142及び第二インターフェース144とほぼ同一の第一インターフェース142及び第二インターフェース144をモジュール対向面に備えるのが好ましい。実施形態によっては、第二インターフェース144は第一インターフェース142と協働するよう構成される種類のものである。このように、拡張モジュールは、本願に記載の通り、ユーザによるカスタマイズ可能な構成用に、概してどのような順序でも積層することができる。
さらに、上述の通り、アダプタモジュール128の第二インターフェース144及びモジュールインターフェース140はいずれも、拡張モジュールの第一インターフェース142と協働するよう構成される。このため第二インターフェース144は、アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140とほぼ同じか、ほぼ同様の機械的、電気的インターフェースを含むことができる。例えば、第二インターフェース144は、第一インターフェース142の対応する機械的インターフェースと解放可能に係合するよう構成された機械的インターフェースを有する。一実施形態の機械的インターフェースは、装着面187と、下部孔188a、188bと、係止切欠部199を有する支持部190と、凹部189a、189bと、上部スロット191とを備える。
いくつかの実施形態の第二インターフェース144はさらに、第一、第二電気コネクタ192、193を含む電気的インターフェースを備える。第一、第二電気コネクタ192、193は、その他の拡張モジュールと電気通信を行うための多機能電気コネクタを備える。また別の実施形態では、電気的インターフェースは1種類の電気コネクタのみ、又は3種類以上の電気コネクタを備える。第二インターフェース144の機械的電気的インターフェースは、アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140と概して同様の仕方で、第一インターフェース142の対応部分と機械的に連結及び電気的に結合する。
図8はユーザ・インターフェース・モジュール122のインターフェース194の詳細図を示す。インターフェース194は、ユーザ・インターフェース・モジュール122とモジュール式カメラシステム110の様々な拡張モジュールとの間で解放可能で確実な電気通信及び機械的連結を行うよう構成される。例えば、ユーザ・インターフェース・モジュール122は拡張モジュールの第二インターフェース144、アダプタモジュール128のモジュールインターフェース、及び/又はブレーンモジュール112の拡張インターフェース138と接続するよう構成される。このためユーザ・インターフェース・モジュールはアダプタモジュール128を用いることなくブレーンモジュール112と共に用いることができる。また別の実施形態では、インターフェース194は第二録画モジュール120b及びその他拡張モジュールの第一インターフェース142と同一である。
一実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュール122のインターフェース194は、装着面195、支持凹部197、係止凸部198を含む機械的インターフェースを備える。インターフェース194はさらに、電気コネクタ196を有する電気的インターフェースを備える。機械的インターフェースは、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、拡張モジュールの第二インターフェース144の機械的インターフェースと協働するよう構成され、ユーザ・インターフェース・モジュール122を対応するモジュールに締結する。
図5及び8を参照すると、支持凹部197はブレーンモジュール112の支持部150を収容するよう構成される。さらに、係止凸部198は、ブレーンモジュール112の支持部150の対応する係止切欠部151に係合し、ユーザ・インターフェース・モジュール122とブレーンモジュール112とをさらに強固に係止する。図6B、7B、8を参照すると、ユーザ・インターフェース・モジュールは、アダプタモジュール128及び拡張モジュールの支持部170、195とこれに対応する係止切欠部171、199との係合と同様の方法で機械的に対合している。
所定の実施形態では、アダプタモジュール128及び拡張モジュールの支持凹部158、183が、ユーザインターフェース122の係止凸部198と同様の機構も備えている。
図5、6B、7B、8を参照すると、ユーザ・インターフェース・モジュール122の電気コネクタ196は、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、及び拡張モジュールそれぞれの第一電気コネクタ154、176、192と動作可能に結合して、ユーザ・インターフェース・モジュール122とモジュール式カメラシステム110の残りの部分との間の電気通信を行う。電気コネクタ196によってさらに、ユーザ・インターフェース・モジュールとカメラシステム110のその他モジュールとの間の機械的連結を行ってもよい。
図5、6B、7Bを参照すると、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、及び録画モジュール120b(又はその他拡張モジュール)それぞれの第一電気コネクタ154、176、192は、様々な種類のコネクタとすることができる。一実施形態では例えば、第一電気コネクタは、Mill−Max Mfg.Corp製の、一列のバネ付き面実装型相互接続されたヘッダ(例えば製造番号812−22−003−30−003101)である。図8を参照すると、所定の実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュール122の電気コネクタ196は、このようなコネクタと電気的及び/又は機械的に係合するよう構成された対応ソケットを備える。図示例の実施形態には示していないが、アダプタモジュール128及び録画モジュール120b(又はその他拡張モジュール)の凹部162、185も同様に、第一電気コネクタ154、176、192と電気的及び/又は機械的に係合するよう構成された対応ソケットを備えることができる。
再び図5、6B、7Bを参照すると、その他種類のコネクタを用いてもよいが、一実施形態では、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、及び録画モジュール120b(及び/又はその他拡張モジュール)それぞれの第二電気コネクタ156、178、193が、Samtec製SEARAY(商標)シリーズのメス型180ピン・コネクタ・ソケット(例えば型番SEAF−30−06.5−X−06−X)である。図5、6A、7Aを参照すると、このような実施形態では、アダプタモジュール140及び録画モジュール120b(及び/又はその他拡張モジュール)それぞれの電気コネクタ164、186は、Samtec製SEARAY(商標)シリーズのオス型180ピン端子(例えば型番SEAM−30−06.5−X−06−X)である。さらに、カメラシステム110にて用いる様々なコネクタは、比較的多数回の対合サイクルに耐えうる機械的設計とすることで耐久性を高めることができる。
モジュール式カメラシステム110の様々な機械的連結機能は、使用中に安定した信頼性の高い接続が行われるよう設計される。例えば、拡張モジュールを複数含む構成などでは、様々なモジュール間の機械的接続部に比較的高い負荷がかかる。さらにユーザがカメラを扱う際には、機械的接続部には当然、様々なストレスがかかる。本願に記載のインターフェースはそれぞれ、相乗的に動作するよう選択し空間的に配置された様々な補助的連結機構を提供するものである。この結果、このような条件下であっても、カメラシステムの様々なモジュール間で、接続不良、モジュール間の過度な機械的遊び、その他望ましくない影響を受けることなく、安定した接続が保たれる。
さらに、この機械的連結によって、様々なモジュールを互いに接続したり分離したりすることが簡単にできる。これにより、カメラシステムを所望のモジュール構成に効率良く簡単に配置することができる。
例えば、図7A、Bを参照すると、一実施形態では、ユーザが、第一拡張モジュールを第二拡張モジュール(例えばカメラシステムの最後方のモジュール)に、第一モジュールの第一インターフェース142の突条184を、第二モジュールの第二インターフェース144の上部スロット191に挿入することにより取り付ける。ユーザは次いで、第一インターフェース142を第二インターフェース144と面一に合わせる。この結果、ペグ181a、181bが孔188a、188bと摩擦嵌合し、リブ182a〜182cが係合部分189a〜189cと係合し、2つのモジュールの電気的インターフェースが互いに結合する。モジュールを分離するには、一実施形態では、ユーザが、第一モジュールのペグ181a、181bと隣接モジュールの孔188a、188bとの間の摩擦嵌合を超える力で最後方モジュールを隣接モジュールから引き離して、さらに、残りの結合部品を分離する。ユーザは、アダプタモジュール128とブレーンモジュール112や、拡張モジュールとアダプタモジュール128とを、概して同様のやり方で接続、分離することができる。
一実施形態では、ユーザは、ユーザ・インターフェース・モジュール122を、システム110の最後方の拡張モジュールの第二インターフェース144などの所望のモジュールの適切なインターフェース上に下方にスライドさせることによりモジュール122を接続する。装着凹部197及び係止凸部198が第二インターフェース144の装着部170及び係止切欠部171とそれぞれ係合して、ユーザ・インターフェース・モジュール122を固定する。電気コネクタ196もまた第二インターフェース144の電気コネクタ176と結合する。例えば図示するように、所定の実施形態のコネクタ196は、第二インターフェース144の第一電気コネクタ176上の対応するピンを収容する複数のスラットを備える。図示する実施形態のスラットは細長で、上述のようにユーザ・インターフェース・モジュール122を隣接モジュールの対応インターフェース上に向け下方にスライドさせることで、モジュールを解放可能に固定することができる。所定の実施形態では、ユーザは、ユーザ・インターフェース・モジュール122をアダプタモジュール128のモジュールインターフェース140又はブレーンモジュール112の拡張インターフェース138に同様のやり方で取り付ける。
別の実施形態では、システムにおける部品の結合、分離には、他に様々なインターフェース構成及びこれに対応する方法が可能である。例えば実施形態によっては、センサモジュール112と拡張モジュールとの間、拡張モジュールとその他拡張モジュールとの間などの接続部を固定する様々な機構を用いることができる。例えば一又は複数のスライディングロック機構を用いることができる。図7A、Bを参照すると、一又は複数のモジュールは、隣に取り付けたモジュールのペグ181a、181bと係合する係止ピンを収容するよう構成することができる。又は、このようなピンは、実施形態によっては、ボビーピン、コッタピン、Rクリップ、割りピンなど、又は構造や機能上これらと同様の種類のピンとすることができる。例えばユーザが第一モジュールを隣接の第二モジュールに接続するとする。このときユーザはピンを、第一モジュールの幅方向に横に延びるスロットに届くよう第一モジュールの一面に位置する開口部(図示せず)に挿入することができる。他の構成も可能であるが、一実施形態では、スロットは、モジュールの対向面に位置する第二開口部まで、モジュールの幅全体に渡って延びている。スロットは第一モジュールの孔188a、188bを横切るように構成され、ピンをスロット内に挿入するとピンが隣接の第二モジュールのペグ181a、181bと係合して、ピンを抜かない限りモジュールが分離しないようにすることもできる。
さらに、実施形態によっては、組み立てたカメラシステム又はその一部を支持するために別個の支持構造(図示せず)を用いることもできる。例えば様々な実施形態で、細長トレイ、レールセット、その他の構造を用いて、拡張モジュールの重量を支え、センサモジュール112と拡張モジュールとの間の接続部にかかるストレスを緩衝することができる。一実施形態では例えば、細長トレイが解放可能にセンサモジュール112に固着され、拡張モジュール下面に沿って延びている。
さらに、所定の構成では、インターフェース又はその一部の向きが概して逆向きでもよい。一実施形態では、モジュールのオス型メス型の機械的連結機能や電気コネクタが概して逆向きである。さらに、図示した実施形態のものに代えて、又はこれに加えて、その他種類の機械的連結機能及び/又は電気コネクタが考えられる。例えば実施形態によっては、接着剤や磁気による接続部が用いられる。実施形態によっては、アダプタモジュール128は用いず、ブレーンモジュール112が直接拡張モジュールとの互換性を有し、拡張インターフェース138は、拡張モジュールの第二インターフェース144と類似又は同一のものである。
モジュールインターフェースのその他実施形態
図9A、Bはカメラシステムの別の実施形態の拡張モジュール920bを示す。図示するように、拡張モジュール920bの機械的連結機能には、図1、5〜8のカメラシステム110又は図3のカメラシステム310の拡張モジュールとは異なる部分がある。拡張モジュール920bは例えば、本願に記載の一又は複数の録画モジュールと同様のものとすることができる。
1つの拡張モジュール920bしか示していないが、拡張モジュール920は、その他拡張モジュール、ブレーンモジュール、及び/又はアダプタモジュールなど様々なその他部品を含むカメラシステムと互換性を有することができる。
第二録画モジュール920bは、第一インターフェース942及び第二インターフェース944を備える。第二インターフェース944は第一インターフェース942と協働するよう構成される種類のものである。さらに、一又は複数の他の拡張モジュールが、録画モジュール920bのものと概して同一の第一インターフェース942及び第二インターフェース944を備える。したがって拡張モジュールは、本願に記載の通り、ユーザによるカスタマイズ可能な構成用に、概してどのような順序でも積層することができる。さらに、所定の実施形態では、第一インターフェース942は、アダプタモジュール及び/又はブレーンモジュール(図示せず)の対応するインターフェース間を解放可能に信頼性高く電気通信及び機械的連結するように構成される。
拡張モジュールの第一インターフェース942は、装着面980、フック981a、981b、支持凹部983、リブ982a、982b及び上部突条984を含む機械的インターフェースを備える。第一インターフェース942はさらに、アダプタモジュール928の第二コネクタ978と協働してブレーンモジュール912とアダプタモジュール928間で電気通信を行うよう構成された電気コネクタ986を含む電気的インターフェースを備える。
第二インターフェース944は、第一インターフェース942の対応する機械的インターフェースと解放可能に係合するよう構成された機械的インターフェースを有する。機械的インターフェースは、装着面987、下部フック用スロット988a、988b、係止切欠部995を有する支持部990、凹部989a、989b、及び上部スロット991を備える。第二インターフェース144(944)はさらに、第一、第二電気コネクタ992、993を含む電気的インターフェースを備える。第一、第二電気コネクタ992、993は、その他の拡張モジュールと電気通信を行うための多機能電気コネクタを備える。
一実施形態では、ユーザが、第一拡張モジュールを第二拡張モジュール(例えばカメラシステムの最後方モジュール)に、まず第一モジュールの第一インターフェース942の突条984を第二モジュールの第二インターフェース944の上部スロット991に挿入することにより取り付ける。ユーザは次いで、第一インターフェース942を第二インターフェース944と面一に合わせる。一実施形態では、フック981a、981bがそれぞれ、第二インターフェース944のスロット988a、988b内に位置する対応の留め金(図示せず)に当たると向きを変えるようにバネ機構に結合されている。ユーザが両モジュールを面一に合わせると、フック981a、981bがそれぞれの留め金を通り越してから、留め金の後ろにある元の位置に跳ね戻り、このようにして解放可能にモジュールを固定する。
モジュールを分離するには、一実施形態では、ユーザは、フック981a、981bのバネ動作を超える力で最後方モジュールを隣接モジュールから引き離す。別の実施形態では、フックを外すための解放機構がモジュールに設けられている。例えば、バネ機構に結合された解放ボタンやスライダスイッチが設けられ、ユーザはボタン又はスイッチを操作してモジュールを分離する。ユーザは、アダプタモジュールとブレーンモジュールや、拡張モジュールとアダプタモジュールとを、概して同様のやり方で接続、分離することができる。
その他モジュールと構成
上述のように、本願に記載の様々なモジュールは対向面に概して均一なインターフェースを備え、概してどのような順序でもモジュールを積層することができる。これらのうち所定の実施形態では、これらモジュールをブレーンモジュール後面から離れた箇所で(例えばアダプタモジュールを介して)繋げることができる。さらに、異なる種類のインターフェースを有する複数のモジュールをカメラシステムの様々な箇所に取り付けることができ、ユーザの好みに従ってシステムを構成する柔軟性を向上することができる。様々な実施形態では、これらモジュールは、例えばブレーンモジュール又はその他の拡張モジュールの様々な箇所に取り付けられる。
図10A、10Bは、ブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる様々なオプションモジュールを備える構成1000を示す。同構成1000は、サイドハンドル1002、底部ハンドル1004、録画部品1006、及び電子ビュー・ファインダ(EVF)・モジュール1008を備える。所定の実施形態では光学ビュー・ファインダ・モジュール(図示せず)もまた、構成1000と互換可能である。さらに、電子ビューファインダ及び光学ビューファインダの両方が含まれる構成など実施形態によっては、本願に記載のカメラシステムは電子ビュー・ファインダ・モードと光学ビュー・ファインダ・モードとの間で切り替えが可能である。
所定の実施形態のシステム1000はDSLRモードで動作可能であり、図示した構成はDSLR構成と呼ぶことができる。例えばシステム1000は物理的に比較的薄型に構成され、手持ちでの使用を容易にするためのハンドル1002、1004及びストラップ1012などの部品を備える。このような構成は、DSLRモードでの使用に適した構成の一例といえる。本システム1000は、ブレーンモジュール1012に取り付けた拡張モジュール又はアダプタモジュールを有さないよう描かれているが、一又は複数の拡張モジュール又はアダプタモジュールを取り付けることができる。例えば録画モジュールが含まれ、ブレーンモジュール102に取り付けられていてもよい。
図10A、10Bの構成はDSLR構成と呼ぶことができるが、本開示中に示す他の構成もまたDSLRモードでの動作及び/又はDSLR構成が可能である。以下から分かるように、DSLR構成は静止画撮影に使用することができる。実施形態によっては、本願に記載のカメラシステムを、静止画撮影(例えばデジタル・ポイント・アンド・シュート)に適した他の構造体において配置することができる。静止画用構造体は、概して静止画撮影の方に適していると当業者が理解する構造体を含むことができる。例えば、静止画用構造体は、コンパクトな構造体、比較的録画スペースの小さい、及び/又は動画用構造体より比較的入出力機能が少ない構造体、一又は複数のハンドルモジュール、光学ビューファインダ、ストラップなどを含む構造体を含むことができる。これらの特徴や部品は特に動画用構造体に関連づけられるかもしれないが、以下から分かるように、所定の実施形態では、所定の動画用構造体もこれらの特徴や部品のうち一又は複数を含むことができる。
サイドハンドル1002は、サイドハンドル1002をブレーンモジュール1012の対応するインターフェース(図示せず)に機械的及び/又は電気的に結合する機能を含むインターフェース(図示せず)を備える。例えばサイドハンドル1002は、摩擦嵌合、スナップフィット、ネジ部品などを含む様々な機構によりブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。一実施形態では、ハンドル1002はフック部とカム係止ネジを有する。さらに、様々な電気コネクタを用いることができる。
実施形態によっては、サイドハンドル1002はさらに、カメラシステム操作用の様々な操作部1010を備える。操作部1010は、ユーザによる設定が可能で静止画及び/又は動画用途での使用に適した露出操作部、焦点操作部などを含む。ハンドル1002はまた、実施形態によっては、ハンドストラップ1012及びグリップ部1014を有し、ユーザがカメラを取り扱う上での人間工学的で丈夫なインターフェースを提供している。サイドハンドル1002は手持ちや軽量の三脚での使用に特に適していると言える。所定の実施形態では、サイドハンドル1002が充電式電池を含み、別個のパワーモジュール又はその他電源無しに、軽量で薄型の遠隔使用が可能である。
底部ハンドル1004は、ハンドル1004をブレーンモジュール1012上の対応するインターフェース(図示せず)に機械的及び/又は電気的に結合する機能を有するインターフェース(図示せず)を備える。例えば底部ハンドル1004は、摩擦嵌合、スナップフィット、ネジ部品など、又はこれらの組合せを含む様々な機構を介してブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。さらに、様々な電気コネクタを用いることができる。
底部ハンドル1004はさらに、カメラシステムを操作するための様々な操作部1030を有する。操作部1030は、ユーザによる設定が可能で静止画及び/又は動画用途での使用に適した露出操作部、焦点操作部などを含む。ハンドル1004はまた、グリップ部1032を有し、ユーザがカメラを取り扱う上での人間工学的で丈夫なインターフェースを提供している。サイドハンドル1004は、例えば手持ちでの使用に特に適していると言える。所定の実施形態では、サイドハンドル1004が充電式電池を含み、別個のパワーモジュール又はその他電源無しに、軽量で薄型の遠隔使用が可能である。カメラシステム1000のハンドルモジュール(例えば底部及びサイドハンドル1002、1004)又はカメラシステム1000のその他の部品が電源を有する場合、このような部品はパワーモジュールと呼ぶことができる。
その他所定の構成では、一又は複数のサイド及び/又は底部ハンドル1002、1004は、別個の操作部、電池やその他電気部品を含まず、それぞれのハンドリングインターフェースの機械的利点のみを提供する。実施形態によっては、サイド及び底部ハンドル1002、1004はいずれか1つのみが用いられる。両方のハンドル1002、1004を含む構成では、ハンドル1002、1004はそれぞれの機能を補い合い、カメラシステムのハンドリング及び/又は電子制御を向上させている。さらに別の実施形態では、ブレーンモジュール1012の頂部、ブレーンモジュール1012の別の箇所、又は、本願に記載の一又は複数の拡張モジュールなどシステムにおけるその他箇所に、ハンドルが取り付けられる。
所定の実施形態では、録画部品1006がブレーンモジュール1012の側面などのブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けられる。録画部品1006は、録画部品1006をブレーンモジュール1012上の対応するインターフェースに機械的及び電気的に結合する機能を有するインターフェースを備える。一実施形態では、機械的インターフェースが、ブレーンモジュール1012の対応するネジ穴と協働するネジボルト1040を一組備えることができる。録画部品1006は、摩擦嵌合、スナップフィット、その他種類のネジ部品など、又はこれらの組合せを含む様々な機構を介してブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。さらに、様々な電気コネクタ(図示せず)を用いて、録画部品1006をブレーンモジュール312に電気接続することができる。一実施形態ではSATAインターフェースを用いる。
録画部品1006は、記憶部品1046を収容するよう構成されたメモリ・カード・スロットを備え、記憶部品はイジェクトボタン1044を介して解放可能であるが、その他種類の解放機構を用いてもよい。一実施形態の記憶装置用スロットはコンパクト・フラッシュ(CF)・カードを収容するよう構成されるが、ハードドライブ、スピニングドライブ、その他種類のフラッシュメモリ、ソリッド・ステート・ドライブ、RAIDドライブ、光ディスク、又は当該技術で開発され得るその他のものなど、様々なその他記憶技術を用いることができる。
EVFユニット1008はブレーンモジュール1012の底部に随意で取り付けた装着ブラケット1070上に装着することができ、EVFユニット1008をブレーンモジュール1012の対応するインターフェースに電気的に結合するインターフェース(図示せず)を備える。EVFユニット1008は、摩擦嵌合、スナップフィット、ネジ部品など、又はこれらの組合せを含む様々な機構を介してブレーンモジュール312に解放可能に取り付けることができる。さらに、センサユニット1012に電気接続するために様々な電気コネクタを用いることができる。
EVFユニット1008は、EVFユニット1008本体内部に配置されるディスプレイを備える。ユーザはアイピース1060を介してディスプレイを見ることができる。センサはレンズを通した光景を録画する。この光景が処理されてEVFユニット1008のディスプレイ上に投影され、これをアイピース1060を介して見ることができる。処理はブレーンモジュール1012内のプロセッサ、EVFユニット1008、又はその他プロセッサで行うことができる。ディスプレイ上の画像は、カメラの照準を定めるのに用いられる。
本願に記載のカメラは、様々なレール、ロッド、ショルダマウント、三脚マウント、ヘリコプタマウント、マットボックス、フォロー・フォーカス・コントロール、ズームコントロールやその他、当該技術で知られる機能やアクセサリとの互換性を有する。図11に、本願に記載の様々なモジュールやその他部品を含むカメラシステム1100の一例を示す。本カメラシステム1100はまた、上部と下部にそれぞれ一組のロッド1102、1103を備え、これが、延長ハンドル1106、上部ハンドル1107、サイドハンドル1108、マルチツール1110、及びショルダマウント1112、1114を含む様々な部品の装着箇所となる。本カメラシステム1100の構成は、所定の実施形態ではENG構成と呼ぶことができる。ENG構成は、プロによる手持ちの使用に適した構成を含み、場合によっては、テレビカメラ構成と呼ぶこともできる。例えば、ENG構成は、手持ち使用中にカメラをカメラマンの肩に載せるためのショルダマウント又はショルダストックを含むことができる。本システム1100はENG構成と呼ぶことができるが、本願に記載のその他構成もENG構成とすることができる。
図12は、下部と上部それぞれ一組のロッド1204、1206を含むカメラシステム1200の別のモジュール構成を示す。本カメラシステム1202はまた、マットボックス1208及び調整可能なディスプレイ1210を備える。図示するように、ディスプレイ1210は、保管、搬送、又はその他の非使用時には、カメラ本体に対して概して平らになるよう位置させることができる。又は、使用中には、ディスプレイ1210を、所望の視野角にピン1211回りに回動させることができる。一実施形態では、ディスプレイ1210は、図1の入出力モジュール126のポート109のような入出力モジュールのポートに接続される。様々な実施形態では、ディスプレイを位置決め又は接続するその他の機構が用いられる。本カメラシステム1200の構成は、所定の実施形態ではスタジオ構成と呼ぶことができる。スタジオ構成は、概してスタジオ環境でのプロによる撮影用に構成されたもの、例えば三脚、ドリー、又はクレーンに装着することができる構成を含むことができる。例えば、このような構成は、取り付けモジュールや、ケージ、マウント、レールなどその他アクセサリを比較的多数備えることができる。本システム1200はスタジオ構成を有すると言うことができるが、本願に記載のその他構成もスタジオ構成とすることができる。
図11、12の構成はそれぞれENG構成、スタジオ構成と呼ぶことができるが、本開示中に示した他の構造体もまたENG及び/又はスタジオ用構造体とすることができる。以下から分かるように、ENG構成及びスタジオ構成は、動画撮影に用いることができ、また、特に適しているということができる。実施形態によっては、本願に記載のカメラシステムを、動画撮影に適したその他モード、構成、又は構造体に構成することができる。当業者には分かる通り、動画用構造体は一般に、カメラが動画使用に適しているものを含む。このような構造体は、比較的大容量の録画スペースを組み込んだものや、図1のパワーモジュール124のような一又は複数のパワーモジュールを備えるものを含むことができる。動画用構造体はまた、図1の入出力モジュール126のような一又は複数の入出力モジュールを備えるもの、ディスプレイ1210のようなディスプレイを組み込んだものなど、又は、一般的に動画撮影に適しているその他の機能を備えるものを含むことができる。これらの特徴や部品は特に動画用構造体に関連づけられるかもしれないが、以下から分かるように、所定の実施形態では、所定の静止画用構造体も、これらの特徴や部品のうち一又は複数を含むことができる。
上述のように、本願で用いる、静止画用構成、静止画モード、静止画用構造体などの用語は、静止画撮影に特に適したものと理解されるモジュール構造体を指す。ただし、以下から分かるように、実施形態によっては、静止画用構造体で静止画撮影と動画撮影の両方が可能である。同様に、本願で用いる、動画用構成、動画モード、動画用構造体などの用語は、動画撮影に特に適したものと理解されるモード、構造体又は構成を指す。ただし、以下から分かるように、実施形態によっては、動画用構造体で静止画撮影と動画撮影の両方が可能である。
モジュール式システムバス
上述のように、本カメラシステムは、例えば画像やその他データ、制御及び電力などの電気信号の通信用にシステムバスを備える。また、上述のように、本カメラシステムはモジュール式であり、モジュールを、積層構成を含めて概して様々な構成に配置することができる。例えば、異なる種類のモジュールを互いの間に積層することができる。本システムバスは、有利には、カメラシステムにおけるモジュールの物理的配置にかかわらず、モジュールのサブセット間での通信を可能にするよう構成され、これによりカメラシステムのモジュール性が保たれる。例えば、所定の実施形態では、バスがモジュール間で有利に分割されている。
図1、5〜8のカメラシステム110及び拡張モジュール120bについて、システムバスの特徴を以下で説明する。この記載はまた、例えば図2、3のカメラシステム210、310又は図4のモジュール430など、本願に記載のその他カメラシステム及びモジュールのシステムバスにも当てはまる場合がある。カメラシステム110のモジュール120bは、コネクタ186、192、193などの、第一インターフェース142及び第二インターフェース142の一又は複数の多機能電気コネクタに電気的に結合されたバスセグメント(図示せず)を備える。バスセグメントの設計はカメラシステム110におけるモジュール間で共通しているのが好ましく、これにより、モジュールのあらゆるサブセット及び/又はモジュールに接続されたカメラシステム110におけるその他部品の間で情報を有利に転送することができる。
例えば実施形態によっては、カメラシステム110の拡張モジュールそれぞれがバスセグメントを備える。実施形態によっては、図1のシステム110のアダプタモジュール128、入出力モジュール126、録画モジュール120a、120b、及びパワーモジュール124それぞれが、バスセグメントを備える。一実施形態のユーザ入力モジュール122はバスセグメントを備えないか、又は、分割システムバスの一部のみを実施する。例えば、所定の実施形態では、分割バスのうち選択されたサブセットのみをユーザ・インターフェース・モジュール122との間でルーティングすることができる。他の実施形態では、ユーザ入力モジュール122がバスセグメントを備えている。
上述のように、モジュール120bの電気コネクタ186、192、193の一又は複数は、カメラシステム110における各モジュール間で共通している。カメラシステム110の機能モジュールはそれぞれ、分割バスに関連の一又は複数の機能を実行するよう構成された共通の演算モジュール(図示せず)をさらに備えることができる。演算モジュールは、例えば機能モジュール120bのプロセッサ上で動作するソフトウェアモジュールを含むことができる。他の実施形態では、演算モジュールはハードウェアモジュールを備えるか、又は、ハードウェア及びソフトウェアを組合せて備えることができる。
一構成では例えば、パワーモジュール124が、少なくとも1つの録画モジュール120とブレーンモジュール112との間に積層される。パワーモジュール124自体が画像データを処理、保存、又はその他の方法で利用することがなくても、パワーモジュール124に関連の共通のバスセグメントは、画像データを受信、送信するよう構成される。したがって、画像データを、パワーモジュール124を通じてブレーンモジュール112と録画モジュール124間で転送することができる。本願に記載の通り、一又は複数の録画モジュール120、ユーザ・インターフェース・モジュール122、パワーモジュール124、入出力モジュール126及び/又はダミーモジュールを含む積層モジュールのその他構成が可能である。
所定の実施形態の分割システムバスは、相補的機能を提供して柔軟性、性能及び効率を高める、多数のバスインターフェースを備えるよう構成される。さらに、システムバスを、非使用時には一又は複数のバスインターフェースの電源を切るよう構成し、バスの電力効率を向上させ、カメラシステム110の電池寿命を延ばすことができる。
所定の構成では、システムバスがバスインターフェースのクラスを複数含む。実施形態によっては例えば、システムバスが、一又は複数の広帯域バスインターフェースと、一又は複数のサポート又は制御バスインターフェースを備えることができる。広帯域インターフェースは非常に高いスループットのデータパイプを提供することができ、制御バスインターフェースは比較的低電力、低オーバーヘッドの制御インターフェースを提供する。したがって、これらインターフェースの組合せによって、動画の録画、ビデオストリーミング、ポータブル使用などのカメラ用途に合わせたバスを提供することができる。例えば一又は複数のオーディオインターフェースなど専用のインターフェースを設けることもできる。分割システムバスは本願では、バスアーキテクチャに関連の所定の利点を例示するためにインターフェースのカテゴリ、クラス、種類などについて記載しているが、これらの特徴づけによって限定されることを意図するものではない。
また、所定の実施形態の分割システムバスは、クラス内におけるバスインターフェースを複数種類含む。例えば、システムバスは、様々な構成で、広帯域インターフェース、制御インターフェース、及び/又は専用インターフェースそれぞれの2、3、又はそれ以上の種類を備えることができる。
システムバス間で様々なクラスや種類のバスインターフェースを設けることで、有利にはカメラシステム110の柔軟性、性能及び効率が、多くの面で改善される。例えばバスインターフェースが異なる方が特定用途には適している場合がある。モジュール又は外部装置の中には、大量のデータを送信、受信、及び/又は処理するものがあり、特定の広帯域バスインターフェースが有効な場合がある。又は、モジュール又は外部装置によっては、ごく低いレイテンシパラメータで動作するものもあり、例えばレイテンシの低いシリアルプロトコルが有効な場合がある。さらに、所定の外部部品は特定種類のインターフェースしかサポートしていない場合がある。上述のように、モジュール式カメラシステム110の分割システムバス110は、バスインターフェースの選択肢を複数設けるよう構成することができる。したがって、カメラシステム110は概して広範囲の外部装置及びモジュールと相互に動作可能であり、このためシステム110の柔軟性が高い。さらに、特定のモジュール又は外部装置に許容範囲内のパラメータでバス機能を提供することがそれぞれ可能な複数のバスインターフェースを、分割バス上で利用可能な場合がある。このような場合、システム設計者又はシステム110自体は、モジュール又は外部装置との通信に適した方のバスを選択することができる。例えば、利用可能なもののうち、特定のバスインターフェースを使用することで、システムバス上で利用可能な許容範囲の他のバスインターフェースを使用するよりも、速度及び/又は効率を高めることができる。システム設計者又はシステム110自体が適切な方のバスを選択することで、性能及び効率を改善することができる。
例えば画像データ、その他種類のデータ、制御情報などの転送などリソース集約的なタスクには、システム110は広帯域バスインターフェースを用いることができる。制御バスインターフェースは例えば、一又は複数のシリアルインターフェースを含むことができ、システム110はこれを利用して、モジュール及び周辺機器の特定及び/又は制御などのサポート/制御機能を提供することができる。制御バスインターフェースは所定の実施形態では0又は低レイテンシのサポート機能を提供することができ、構成によっては、複数台のカメラの同期、又は、レンズやフラッシュなどの周辺機器の制御を行うのに用いることができる。制御バスインターフェースはまた、同じ意味で、サポート・バス・インターフェースとも呼ぶことができる。さらに、一又は複数の専用インターフェースにより、例えばオーディオデータの送信など専用機能を提供することができる。
システムバスの広帯域インターフェースを用いると、大量の画像及び/又は制御データの比較的高速での転送が可能になる。例えば実施形態によっては、広帯域インターフェースは、約12GB/sまで対応可能な拡張可能データパイプを備えることができる。その他の帯域も可能である。また別の実施形態では、広帯域インターフェースは約8GB/s、約10GB/s、又は約14GB/sまで対応可能である。別の実施形態の広帯域バスインターフェースは例えば、いくつかの実施形態の双方向帯域全体の15GB/sまでの送信を可能にする。実施形態によっては、広帯域バスインターフェースは例えば、約16GB/s、約18GB/s、約20GB/s、約21GB/s又はそれ以上の広い帯域に対応可能である。一実施形態では、バスが、少なくとも約1GB/sのデータスループットで配信可能な3つの広帯域インターフェースを実装する。一実施形態では例えばバスがPCI Express(PCIe)インターフェース、SATAインターフェース、及びXAUI系インターフェースを備える。別の構成も可能であるが、一実施形態では、PCIeインターフェースがPCI2.x×4インターフェースを備え、例えば高性能モードでは、全スループットが約4GB/sまでの配信が可能である。一実施形態では例えば、PCIeインターフェースを、各方向に500MB/sのスループットで、アクティブチャンネルを4つまで有するよう設定することができる。所定の実施形態では、レーンをどのように組み合わせてもいつでも使用できるようにレーンを設定することができる。別の実施形態では、PCIeインターフェースを、例えば5GB/s、10GB/s又はそれ以上など、別の全データスループット量に設定することができる。SATAインターフェースは、所定の実施形態では、約3GB/sまでの帯域となるよう設定することができる。実施形態によっては、SATAインターフェースを、例えば6GB/s又はそれ以上など、別の全データスループット量に設定することができる。実施形態によっては、XAUI系広帯域インターフェースが、約5GB/sまでのスループットで配信可能である。例えば一実施形態では、XAUIが、1レーン当たり6.25Gbpsの4チャンネルを有する全二重通信x4レーンリンクである。いくつかの実施形態では、XAUIが、10Gの電気プロトコルを用い、低オーバーヘッドのL2、L3プロトコル層を実装する。実施形態によっては、制御データ、画像データ、又はこれらの組合せの送信にXAUIインターフェースを用いる。XAUIインターフェースはまた、例えばSATAパケットや、オンスクリーン・ディスプレイ(OSD)・グラフィックスを含むその他形態のデータの転送に用いることもできる。実施形態によっては、XAUIインターフェースはモニタ及び/又は汎用拡張バスとして機能し、スケーリングが可能である。
さらに、アクティブなPCIeレーン数は、特定用途のデータ及び/又はパワー要件に基づいて設定することができる。相乗的機能を得るためには異なる広帯域インターフェースの組合わせが選択され、これらは一般に、特にカメラ用途に適した相補的機能を有する。例えばPCIeでは高度な設定が可能で非常にスループットの高いデータパイプが得られ、SATAインターフェースでは比較的低オーバーヘッドでありながらも比較的高いスループットが得られる。
様々な広帯域インターフェースはそれぞれ、適した用途であれば概してどのようなものでも、現在考えられるモジュールやその他モジュールと併せて使用することができる。例えば一実施形態では、raw画像データを処理及び/又は保存するため、カメラから外部計算装置へのストリーミングにPCIeを用いる。例えば一実施形態では、カメラシステム110の積層可能なモジュールのうちの1つが、PCIeデータ出力用に構成されたPCIeポートを有する。raw動画データはPCIeインターフェースを介してブレーンモジュール112からその拡張モジュールへ、間にモジュールが介在する場合はこれを通して、送信される。データは次いで、PCIeポートを介してカメラシステム110からストリーミング配信される。SATAインターフェースは、SATAと互換性のあるハードドライブ、コンパクト・フラッシュ・モジュールなどの録画モジュールへの通信を含む様々な用途に用いることができる。
別の実施形態では、バスが2つのPCI Express(PCIe)インターフェース、PCIe2.0x8及びx1と、XAUIインターフェースとを含む。この組合せのPCIe機能によれば、例えば低パワーモードでは約1GB/sまで、高性能モードでは約8GB/sまで配信可能である。PCIeインターフェースはまた、OSIモデル層(例えば物理層、トランザクション層、及び/又はデータリンク層)用のPCIe標準プロトコルと、例えばOSIモデル層の変形を含むその他プロトコルの両方を実施するよう設定することもできる。様々な実施形態で、上述のものに代えて、又は加えて、例えばInifiniBand(登録商標)、StarFabric、HyperTransport、RapidIO(登録商標)又はその他バスインターフェースなどの広帯域バスインターフェースを備えることができる。
いくつかの実施形態では一又は複数の制御インターフェースが複数のシリアルインターフェースを含む。実施形態によっては例えば制御インターフェースは3つのシリアルインターフェースを備える。例えば一実施形態では、サポートインターフェースはI2Cインターフェース、Serial Peripheral Interface(SPI)、及び1−Wire(登録商標)インターフェースを含む。別の実施形態では、制御インターフェースはI2Cインターフェース、SPIインターフェース、1−Wire(登録商標)インターフェース、及びRS−232インターフェースを含む。所定の実施形態ではRS−232インターフェースと併せて一又は複数のUART装置が用いられる。
これらインターフェースは、様々な制御及びサポート機能をもたらすことで、柔軟性が得られるように用いることができる。例えば所定の実施形態で複数の制御インターフェースが設けられていれば、システム設計者は特定用途に最も適したインターフェースを選択することができる。例えば一実施形態の1−Wire(登録商標)インターフェースは、システムが、システム内のモジュールを素早く特定することができるように設定される。1−Wire(登録商標)インターフェースは例えば、共通のマルチドロップバスとして機能することができる。RS−232インターフェース及び/又はUART装置は、ユーザ・インターフェース・モジュール122と通信するために用いることができる。例えば、所定の実施形態ではユーザ・インターフェース・モジュール122は全体に共通のバスセグメントを含まないが、分割システムバスを介してカメラシステム110と通信するためにRS−232準拠インターフェースを含むことができる。RS−232インターフェースは例えばユーザ・インターフェース・モジュール122のコネクタ196を介してアクセス可能である。
また、汎用入出力インターフェース(GPIO)を含めることもできる。GPIOインターフェースにより、カメラ複数台の同期や、例えばレンズやフラッシュなどその他外部装置の制御などの制御機能を得ることができる。様々な実施形態では、RS−485インターフェース又はその他種類のインターフェースなど、その他のサポートインターフェースを実装することができる。さらに、構成次第で、概してインターフェースはいくつあってもよいし、どのような組合せでもよい。所定の実施形態ではシステムが少なくとも2つの制御インターフェースを含む。別の構成ではシステムは少なくとも3、4、5、あるいはそれ以上の制御インターフェース、又は単一のシリアルインターフェースを含むことができる。
上述のように、一又は複数の専用インターフェースをシステムバスの一部として備えることができる。例えば専用インターフェースで、カメラシステム10のモジュール、カメラシステム10のその他部品、及び/又は一又は複数のオーディオ周辺機器間でオーディオデータ送信を行うことができる。専用インターフェースは、システム110内の部品間、システム110と外部装置間での音声データの通信用に、Inter−IC Sound(I2S)インターフェースを含んでもよい。一実施形態では、時分割多重化(TDM)オーディオインターフェースを用いることができる。一実施形態では、チャンネル当たり192KHzまでのモノラルオーディオを16チャンネルまでサポートするよう設定されたTDMインターフェースを用いる。さらに、柔軟性や様々なオーディオ部品との相互利用性を得るために所定のパラメータを変更してもよい。例えば実施形態によっては、サンプリングレートやサンプリング幅をチャンネル毎に調整してもよい。様々な実施形態で、専用インターフェースによりその他機能を得たり、例えば、オーディオデータに代えて、又は加えてその他種類のデータの送信を行うことができる。
上述のインターフェースに加えて、分割システムバスが、特定用途専用の様々な信号や信号群を含むことができる。例えば一又は複数の信号を、割り込みラインとして構成し、システム110における一又は複数のモジュールに割り込み機能を与える。一又は複数の専用の存在検出信号を用いて、システム110内の拡張モジュール又はその他部品の有無を検出することができる。分割システムバスはまた、様々な専用のクロック信号を含むこともできる。
実施形態によっては、一又は複数の専用ストレージインターフェースがシステムバス内に含まれる。このようなインターフェースは例えば上述のものなどのSATAインターフェースを含むことができる。別の実施形態では、SCSIインターフェースなど、その他種類のストレージインターフェースを用いてもよい。
様々な実施形態で、その他種類の様々なインターフェースを分割バスに組み込むことができ、これには、イーサネット、USB、USB2、USB3、IEEE 1394(FireWire 400、FireWire 800、FireWire S3200、FireWire S800T、i.LINK、DVを含むがこれに限らない)などが含まれるがこれに限らない。
分割システムバスはまた、システム110の部品に電力を供給するよう設定された共通の給電インターフェースを備える。例えば、給電インターフェースにより、利用可能な電源群の中から所望の一又は複数をカメラモジュールに自動的にルーティングすることができる。利用可能な電源群は、システム110の特定のモジュール構成に応じて様々あり得る。所定の実施形態の給電インターフェースは、拡張して、概していくつの入力電源からでも給電することができる。
給電インターフェースは、一又は複数の電源が利用不可になった場合、又はその他の理由で異なる電源からの給電が望ましい場合に、自動障害防止機能を提供するよう設定することができる。様々な方法が可能であるが、一実施形態の電源は、優先順に論理的にカスケード接続されている。最も優先順位の高い電源が利用不可の場合、又はその他理由で電源切り替えが望ましい場合、給電インターフェースは自動的に、優先順位が次に高い電源からシステムに電力をルーティングする。
ある構成では、給電インターフェースは、ブレーンモジュール112の入力ジャックに接続された外部電源、モジュール式ハンドル内に組み込まれた電池(例えば図10A〜Bのサイドハンドル1002)、4本入り電池パックからなるパワーモジュール12の4本組電池、を含む6つの利用可能な電源のうちの1つから給電するよう設定される。別の構成では、異なる数及び/又は種類の電源が存在する。例えば電源は、2つ、3つ、4つ、5つ、7つ、又はそれ以上あってもよい。また別の実施形態では、電源が1つである。一実施形態では、ブレーンモジュール112の入力ジャックの優先順位が最も高く、次がサイドハンドルに組み込まれた電池、次いで、パワーモジュール124の4つの電池それぞれである。ある使用状況で、ユーザがブレーンモジュール112の入力ジャックからパワーケーブルを引き抜くと、給電インターフェースはサイドハンドル電池からカメラシステム110に電力をルーティングする。ユーザが次いで、サイドハンドル又はパワーモジュール124の一又は複数の電池を取り外すと、給電インターフェースは自動的に適切な電源に切り替える。実施形態によっては、給電インターフェースは、中断することなく電力を供給することで、電源間で自動的に切り替わる間も間断なくカメラを操作できる。
いくつかの実施形態の給電インターフェースは、利用可能な電源が加わると、分割バス内の通信インターフェースの1つを通じてこれを検出する。例えば、以下で詳述する分割バスの制御インターフェース、又は、分割バス内の一又は複数の他の信号を用いることができる。利用可能な電源の他の検出方法を用いてもよいが、一実施形態では、取り付けられたモジュールのうち電源を有するものからブレーンモジュール112へメッセージが送られる。ブレーンモジュール112上で動作するプロセッサがメッセージを受信する。このようにしてシステム110に電源の存在を通知する。次いで、適宜の選択方法(例えばランク付け、その他の優先方式)により、システム110が利用可能な電源の中から選択して、システム110に給電するために用いられる電源を決定する。
実施形態によっては、例えば、電力をカメラシステム110の残り部分の消費用に送る前に、概してブレーンモジュール112を通してルーティングする。したがってブレーンモジュール112は電力分配のハブとして機能することができる。
このような実施形態に係る給電インターフェースは例えば、積層モジュールを通じてルーティングされブレーンモジュール112に受信される第一パワーバスを備えることができる。第一パワーバスは各積層モジュールを通じて、積層モジュールからブレーンモジュール112へ、一又は複数の電力信号をルーティングする。ブレーンモジュール112は積層不可の電源(例えばブレーンモジュール112の入力ジャックやハンドルモジュール内に組み込まれた電池)から一又は複数の電力信号をさらに受信することができる。給電インターフェースはさらに、ブレーンモジュール112から、システム110内のモジュールを通じて消費用にルーティングされた第二パワーバスを含む。いずれかの時点で、システムへの給電にどの電源が選択されているかによって、ブレーンモジュールは、第一パワーバスからの電力信号又は追加の積層不可の電源のうちの1つからの電力信号を、第二パワーバスに配する。
一実施形態では、積層モジュールから延びる第一パワーバスが単一の給電線であり、積層モジュールは複数の電源を含むことができる。このケースでは、ブレーンモジュール112はシステム110内のモジュールそれぞれに調停メッセージを送ることにより、複数の電源のうちいずれからの電力を単一の給電線に配するかを調停する。受信したメッセージに基づき、モジュールは、第一パワーバスを制御するか、又は、他のモジュールに譲って、1つの電源のみがバスに配されブレーンモジュール112に給電されるようにして、衝突を回避する。例えばあるケースでは、ブレーンモジュール112が、4本組電池パワーモジュール124の第一電池要素が第一パワーバスに配されるよう指示するメッセージを送ることができる。このメッセージに応じて、パワーモジュール124はその第一電池要素の出力をバスに配し、システム110内の他のモジュールは第一パワーバスの制御をパワーモジュール124に譲る。別の実施形態では、第一パワーバスが複数の給電線を備え、積層モジュール内の電源それぞれからの電力信号がブレーンモジュール112に送られる。
図1に示す積層構成例では、パワーモジュール124から、介在するモジュールそれぞれのバスセグメントを通じて、最終的にはブレーンモジュール112へ、第一パワーバスをルーティングすることができる。第二パワーバスは逆に、ブレーンモジュール112から、介在するモジュールそれぞれを通じて、終端がパワーモジュール124となるようルーティングすることができる。このような実施形態では、ユーザ入力モジュール122は、組み込まれた充電式電池など別の電源から電力を受信する。別の実施形態では、ユーザインターフェース122は共通の給電インターフェース又はその一部を備え、給電インターフェースの第一及び第二パワーバスの一又は複数が、ユーザ入力モジュール122へ、及びこれから、それぞれルーティングされる。
実施形態によっては、ブレーンモジュール112による電源選択の決定は、適切な条件下で取り消すことができる。例えば、電源を含むあるモジュールが、ブレーンモジュール112による決定を取り消すことができる。パワーモジュール124が複数の電池要素を含む一実施形態では、パワーモジュール124が、システム110に給電するためにブレーンモジュール112が選択した電池要素の充電が不十分であることを検出する。このような状況では、パワーモジュール124は自動的に別の、十分充電されている電池要素から電力をルーティングする。さらに、構成によっては、システム110がマニュアルオーバーライド機能を有し、ユーザが適切な電源を選択することができる。
給電インターフェースがモジュール性を有し分割可能であるため、給電バスを拡張して、カスケード接続の電源入力を概していくつでもサポートすることができる。例えば、所定の実施形態によれば、ユーザは、その他種類のモジュールと共に、パワーモジュール124を概してどのような構成にでも積層することができ、所望のモジュール構造体を形成する上での柔軟性が得られる。さらに、いくつかの実施形態によれば、ユーザは、モジュール構成上に概していくつでもパワーモジュール124を積層することができる。したがって、ユーザは所望の電池寿命に従ってモジュール構成をカスタマイズすることができる。また、現在考えられる電源に加えて、いくつかの実施形態では、給電インターフェースを拡張して、他の電源を組み入れた様々な他のモジュール設計をサポートすることができる。このような、給電インターフェースの拡張可能性によっても、システム設計者は技術の変化に適応することができる。
給電インターフェースはまた、いくつかの構成では、電力を外部装置に提供するよう設定することもできる。例えば一実施形態では、給電インターフェースが、外部モータ又はその他装置に電流制限を行いながら出力電力を提供し、カメラシステム110の様々な装置との相互利用性を高めることができる。
好ましい実施形態について述べたが、分割バスの給電インターフェースは、これらの特徴とは異なるように設定してもよい。例えば、システム110が自動で決定するのに代えて、又はこれに加えて、ユーザにより手動で電源を選択してもよい。
放送モジュール付きデジタルカメラ
本願に記載のカメラなどのデジタルカメラは、センサモジュールからのraw及び/又は処理済み動画データを受信し、動画データにカラー処理及び/又はその他画像処理を適用し、放送、モニタリング、及び/又は保存に適した一又は複数のビデオストリームを出力するよう構成された放送モジュールを備えることができる。本放送モジュールは、動画データに異なるルックを適用して、異なるカラー設定及び/又は画像処理設定による効果のプレビューを見ることができるよう構成することができる。放送モジュールは、処理済み動画データを保存するために、録画モジュール、又は、その他ストレージ装置に、ビデオ出力を送るよう構成することができる。これにより、デジタルカメラにより得られた動画のレビュー及びモニタリングを比較的迅速に行うことができる。
図13はいくつかの実施形態による放送モジュール1400を示す。本放送モジュール1400は、本願に記載のセンサモジュール112などのセンサモジュールから動画データを受信し、受信した動画データを処理し、複数のビデオストリームを出力するよう構成することができ、複数のビデオストリームは、送信又はさらなる処理を行うために、録画モジュール、モニタ、及び/又は放送システムに送ることができる。放送モジュール1300は、放送標準に適合する標準化出力を提供して、既存の放送機器とデジタルカメラ間の相互利用を容易にするよう構成することができる。これにより、デジタルカメラを放送環境に比較的簡単かつシームレスに統合することができる。
放送モジュール1400は、ビデオ入力接続ポイント1410にて受信した入力動画データを処理するよう構成された一又は複数のモジュールを備え、初期化、カラー化、及び/又は分割したビデオ出力を複数のビデオ出力接続ポイント1420に提供することができる。放送モジュール1400は、ビデオ入力データを入力形式で受信し、他のモジュール1404、1406、1408及び/又はビデオ出力接続ポイント1420に適した出力動画データストリームを提供するよう構成された初期化モジュール1402を備える。初期化モジュール1402は、例えば、これに限らないが、圧縮raw画像データ、非圧縮raw画像データ、圧縮動画、デモザイク処理された画像データ、カラー化処理された画像データなどの、独占所有物である動画データを受信することができる。初期化モジュール1402は、カラー処理、画像処理、カラーマトリックスの適用、ホワイトバランス、ガンマ補正、カラーマッピング、これらの組合せなどの適用に先立つ準備としてファイル形式を変更することができる。
放送モジュール1400は、カラーマトリックス、カラーマッピング、ホワイトバランス、ガンマ補正、又はこれらの組合せを初期化済み画像データに適用するよう構成されたカラー処理モジュール1404を備える。カラー処理モジュール1404は、ユーザが一又は複数のルックをカラー処理モジュール1404に与えて、ルックのプレビュー及び/又はモニタリングを可能とするようにプログラム可能である。ルックは、画像データを所望の又は狙った方法で変換するカラー処理設定を含むことができる。例えば、動画データを標準色空間にマッピングするようにルックを構成することができる。いくつかの実施形態では、入力動画データがデモザイク処理されたrawデータのストリームであり、カラー処理モジュール1404は、画像データをカラー化するためにルックを入力動画データに適用することができる。実施形態によっては、カラー処理モジュール1404はルックを切り替えるよう構成することができる。ユーザはインターフェースを用いてルックを切り替え、異なるルックを評価することができる。実施形態によっては、カラー処理モジュール1404は複数のルックを適用し、対応する複数のビデオ出力を生成するよう構成することができる。例えば、入力動画データをコピーし、第一画像データが第一ルックを、第二画像データ(例えば第一画像データのコピー)が第二ルックを受信するようにしてもよい。複数のビデオ出力はビデオ出力ポイント1420を介してアクセスできる。
実施形態によっては、放送モジュール1400が受信する画像データは、放送モジュール1400外部(例えばセンサモジュール112内)の部品によって処理されたものである。放送モジュール1400が受信する前に、デモザイク処理、カラー化処理、ホワイトバランス処理、ガンマ補正、又はこれらの組合せをデータに行うことができる。放送モジュールは、カラー処理モジュール1404を用いてさらなるカラー処理を行って、カメラ内での画像処理を強化することができる。例えば、放送モジュール1400が行うさらなる処理は、ビデオ出力が放送標準に適合するよう行うことができる。
放送モジュール1400は、ストリーミングに適したビデオ出力を一又は複数のビデオ出力ポイント1420に提供するよう構成されたビデオ・ストリーム・モジュール1406を備える。ビデオ・ストリーム・モジュール1406は、標準ビデオストリームを提供するよう構成することができる。ビデオ・ストリーム・モジュール1406は例えば、一又は複数のSDI映像接続リンク間で動画を提供することができる。実施形態によっては、ビデオ・ストリーム・モジュール1406は、一又は複数のSDIコネクタ間で4kのカラー画像データを提供する。実施形態によっては、ビデオ・ストリーム・モジュール1406は、特定の放送プロトコルに準拠する画像データを出力する。これにより放送モジュール1400は、センサモジュール112からデータを受信して、少なくとも部分的に放送標準に基づく放送ビデオストリームを提供することができる。
放送モジュール1400は、録画モジュール又はその他データストレージ装置への録画に適したビデオ出力を提供するよう構成されたビデオ録画モジュール1408を備える。ビデオ録画モジュール1408は、様々なサードパーティ製のレコーダ、プロジェクタなどに適したビデオ出力を提供するよう構成することができる。実施形態によっては、ビデオ録画モジュール1408は、4k 4:2:2 YUV非圧縮画像データであるビデオ出力を提供する。ビデオ録画モジュール1408が出力する画像データは、入力画像データと同一の水平垂直解像度を有することができる。ビデオ録画モジュール1408が出力する画像データは、入力画像データと同一のフレームレートを有することができる。実施形態によっては、ビデオ録画モジュール1408は、入力画像データのものとは異なる解像度及び/又はフレームレートを有する出力画像データを提供することができる。
放送モジュール1400は、一又は複数の出力ビデオストリームにアクセスできるよう構成されたビデオ出力接続ポイント1420を備える。ビデオ出力接続ポイント1420は、これらに限られないが例えばHDMI、SDI、HD−SDI、BNCなどの一又は複数のコネクタを含むことができる。実施形態によっては、ビデオ出力接続ポイント1420のそれぞれが、約1.5Gbps、約3Gbps、及び/又は約6Gbpsでビデオ出力を提供するよう構成することができる。
放送モジュール1400は、ビデオ出力ストリーム、又はその一部を、対象となるビデオ出力接続ポイント1420に送るスイッチング機能を提供するよう構成することができる。このようにして、動画データを放送用に送信するのに一又は複数のビデオ出力接続ポイント1420を用い、出力された動画データのモニタリングに一又は複数の他のビデオ出力接続ポイント1402を用いることができる。
放送モジュール1400は、録画、放送、及び/又はモニタリングに適した標準出力画像データを提供するよう構成することができる。放送モジュール1400は、1.5Gbps、3Gbps、6Gbps、及び/又はデュアル6Gbpsの動画データを、一又は複数の動画接続ポイント1420(例えばSDI)を介して提供することができる。放送モジュール1400は、センサモジュール112からのraw画像データ(例えば4kのRGBセンサデータ)を、複数の標準に準拠したビデオストリームにブリッジして、録画モジュール、映像モニタ、画像処理システム、及び/又は放送システムなどのサードパーティのシステムと容易に接続できるように構成することができる。
放送モジュール1400のビデオ出力は解像度が主に4kであるものと説明してきたが、ビデオ出力は様々な解像度を有することができ、これは例えば、2k(例えば16:9(2048×1152画素)、2:1(2048×1024画素)など)、3k(例えば16:9(3072×1728画素)、2:1(3072×1536画素)など)、4k(例えば4096×2540画素、16:9(4096×2304画素)、2:1(4096×2048)など)、4.5k水平解像度、Quad HD(例えば3840×2160画素)、5k水平解像度(例えば5120×2700)、6k(例えば6144×3160)、8k(例えば7680×4320)、又はそれ以上の解像度を含むがこれらに限られない。放送モジュール1400のビデオ出力は例えば、約23フレーム/秒(fps)、約30fps、約60fps、約120fps、約240fps、約23.976fps、約24fps、又は、約1fps〜約250fps又はそれ以上までのフレームレートを有することができるがこれらに限られない。カラーサンプリング方式は、例えば、4:2:2 YUV、4:4:4 YUV、4:4:4 RGB、4:2:2、4:2:0、4:1:0、3:1:1など様々なものを用いることができるがこれらに限られない。
実施形態によっては、録画用のビデオストリームとストリーミング用のビデオストリームが、異なる解像度及び/又はフレームレートを有する。例えば録画用は120fpsの4k動画データで、ストリーミング用は30fpsの4k動画データとすることができる。
実施形態によっては、放送モジュール1400が、ビデオ出力ストリーム内に映像タイミング及び/又は同期情報を組み込む。放送モジュール1400は下流の部品にタイミング信号を提供することができる。
上では放送モジュール1400をデジタルカメラのモジュール式部品として説明したが、本願に記載の放送モジュール1400の一又は複数の機能を、デジタルカメラ及び/又はモジュール式デジタルカメラ用の一又は複数のモジュールに統合してもよい。
図14は、放送モジュール1400が提供する例えばソフトスイッチング機能を説明するため、放送モジュール1400の一例の部品を示している。ソフトスイッチング機能とは、ビデオコネクタ1420に配信されるビデオストリームを制御する機能を指す。放送モジュールは例えば、2つのコネクタの組み合わせを用いて、4kの動画データを提供し、それぞれ1つのコネクタを用いて2つの2kの動画データストリームを提供することができる。これにより、2つの2kモニタを用いて、4kの動画データの放送と、出力ビデオストリームのモニタリングを、同時に行うことが可能になる。
放送モジュール1400は、センサモジュール出力1452を受信するよう構成された処理部品1450を備える。処理部品1450は、FPGA、ASIC、PLD又はその他プログラマブル部品などのハードウェア部品とすることができる。処理部品1450は、センサモジュール出力1452を再初期化するよう構成することができる。処理部品1450は、センサモジュール出力1452にカラー処理を行うよう構成することができる。処理部品1450は、センサモジュール出力1452を受信し、ビデオストリーミング及び/又はビデオ録画用標準プロトコルに適合するビデオ出力ストリームを提供することができる。センサモジュール出力1452は、本願に記載の画像データ形式のいずれでもよい。
処理部品1450の出力は、データをパラレル及びシリアル形式間で変換するよう構成された複数のシリアル/デシリアル化部1454に送信することができる。実施形態によっては、ビデオ出力コネクタ1420と同数のシリアル/デシリアル化部が設けられる。実施形態によっては、4つのシリアル/デシリアル化部1454及び4つのビデオ出力コネクタ1420が設けられる。シリアル/デシリアル化部1454及び/又はビデオ出力コネクタ1420の数はそれぞれ、これより多くても少なくてもよい。例えば、シリアル/デシリアル化部1454及びビデオ出力コネクタ1420のいずれか又は双方を、1、2、3、5、6、7、8、9、10、11、12、16、20個などの数で設けることができる。
各シリアル/デシリアル化部1454の出力は、様々な用途用に所望の、適切な、又は適正な終端を設けるよう構成されたドライバコンポーネント1456に送信することができる。ドライバコンポーネントは例えば、放送用途用に適正な終端を設けるよう構成された75Ωのドライバチップとすることができる。
ドライバコンポーネント1456の出力は次いで、ビデオ出力コネクタ1420に配信することができる。ビデオ出力コネクタ1420は、本願に記載の様々なプロトコルのいずれかを用いて動画を送信するよう構成することができる。実施形態によっては、ビデオ出力コネクタ1420はBNCコネクタであり、6Gbpsで10−bit 4:2:2の動画をSDI経由で送信するよう構成することができる。実施形態によってはそれぞれが約6Gbpsで動画配信するよう構成されたビデオ出力コネクタが4つ設けられる。
放送モジュール1400の出力は、モニタリング、録画、さらなる画像処理、及び/又は放送に適した標準ビデオ出力1458とすることができる。ビデオ出力1458は本願に記載のプロトコル及び/又は形式のいずれに適合するものでもよい。
処理部品1450は、一又は複数のビデオ出力コネクタ1420をビデオ出力ストリームの送信先として示す入力を受信するよう構成することができる。実施形態によっては、ビデオ出力ストリームは単一のビデオ出力コネクタ1420に送られる。例えば、約30fps又は約60fpsの2kビデオストリームであるビデオ出力ストリームを、約3Gbps又は約6Gbpsでデータ送信可能なSDIコネクタ1420に送ることができる。実施形態によっては、ビデオ出力ストリームが、いくつかのビデオ出力コネクタの組合せに送られる。例えば、約60fpsの4kビデオストリームであるビデオ出力ストリームを、それぞれが約6Gbpsでデータ送信可能な2つのSDIコネクタ1420に送ることができる。
処理部品1450は、ビデオ出力コネクタ1420に配信されるビデオストリームを切り替えるよう構成することができる。これによりユーザは、ユーザ入力に基づき、異なるビデオ出力ストリームを単一のモニタに送ることができる。処理部品1450は、画像データの異なる空間部分を異なるビデオ出力コネクタ1420に提供するよう構成することができる。例えば、あるシーンの画像を4つの空間象限に分割し、各象限
が特定のビデオ出力コネクタ1420に送られるよう構成することができる。これによりカメラのオペレータは、例えば、モニタ上で、記録したシーンの一部分のプレビューを見ることができ、このモニタ上の画素はセンサ出力1452及び/又は最大解像度のビデオ出力ストリーム(カラー処理及び再初期化後)の画素と1:1で対応する。
処理部品1450は、単一のビデオ出力コネクタで、センサ出力1452をスケーリングしたものを提供するよう構成することができる。例えば、センサ出力1452が非圧縮の4kのrawデータのとき、処理部品1450はセンサ出力1452をスケーリングして2kの出力ビデオストリームを提供し、スケーリング後のビデオストリームを単一のコネクタ1420に送るよう構成することができる。これによりカメラのオペレータは、例えば、記録したシーン全体のプレビューを、センサ出力1452より低い解像度を有する単一のモニタ上で見ることができる。
処理部品1450はまた、データ送信速度を切り替えるよう構成することができる。処理部品1450は例えば、出力データを6Gbps、3Gbps、及び/又は1.5Gbps間で切り替えるよう構成することができる(例えばこれらデータ速度は6G、3G、及び/又は1.5Gのデータと呼ぶこともできる)。
放送モジュール1400の機能のいくつかを図15を参照して説明する。これは放送モジュール1400が提供する一部機能の例に過ぎず、これら機能を包括的に説明するものではない。図15は放送モジュール1400を有するデジタルカメラ10の一例を示し、カメラ10はあるシーンの画像データを記録する。シーンは4つの象限に分割されるが、本願での説明の目的上そうするにすぎない。デジタルカメラ10が記録する画像データは放送モジュール1400により処理され、放送及びモニタリングを目的として複数のビデオコネクタに出力することができる。放送モジュール1400によりデジタルカメラ10が放送及びモニタリング用に同時に動画データを出力できるようにすると有利である。同様に、放送モジュール1400により、デジタルカメラ10は、特定のコネクタに送られるビデオストリームを切り替えることができ、これを利用して動画データをモニタリングすることができる。モニタリングするビデオストリームの画素は、出力ビデオストリームの画素の一部と1:1の対応関係を有し、及び/又は、モニタリングするビデオストリームは出力ビデオストリームをスケーリングしたものである。
例えば放送モジュール1400は、それぞれがSDI動画データを約6Gbpsで送信するよう構成された2対のビデオ出力コネクタ1420間で4kの放送ビデオストリームを出力することができる。このデータストリームは、例えば調整室内の放送切替部に配信することができる。
別の例としては、放送モジュール1400は、単一のコネクタを用いてモニタ・ビデオ・ストリームを出力することができる。モニタ・ビデオ・ストリームは、放送ビデオストリームの画素に1:1で対応するよう構成することができる。したがって、4kの放送ビデオストリームに対して、モニタ・ビデオ・ストリームは例えば2kの解像度を有することができる。これは、放送モジュールによる選択可能な象限のプレビューモードを示す。
別の例としては、放送モジュール1400は、単一のコネクタを用いて第二のモニタ・ビデオ・ストリームを出力することができる。第二のモニタ・ビデオ・ストリームは、放送ビデオストリームをスケーリングしたものとして構成することができる。4kの放送ビデオストリームであれば、第二のモニタ・ビデオ・ストリームの解像度は2kとしつつも、4kの放送ビデオストリームにおけるシーン全体を表示することができる。
図16A〜Cは、放送モジュール1400の一実施例の等角図、正面図、及び背面図をそれぞれ示す。放送モジュール1400は、図5を参照して本願に記載したインターフェースコネクタ150、154、156と同様のものを含むことができる。放送モジュール1400は例えば、本願に記載のデータバス及び/又はパワーバスを備えることができる。放送モジュール1400はモジュール式デジタルカメラにモジュール式に接続するためのサポート150を備えることができる。データバス及び/又はパワーバスは、スルーバス(例えばモジュール両面に対応するコネクタを有するもの)でもよいし、又は、放送モジュール1400が終端要素であって、モジュールの片面にデータバス及び/又はパワーバス用のコネクタのみがあってもよい。図16Bに示すように、放送モジュール1400は複数のビデオ出力コネクタ1420を備えることができる。図16Cに示すように、放送モジュール1400は、物理的接続部、データ接続部、及び/又は電力接続部用のインターフェース158、162、164を備えることができる。
結論
本願に記載のカメラシステム及び関連のモジュールの所定の実施形態の機能は、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、又はこれらの組合せにより実装することができる。様々な実施形態で、この機能はハードウェア、ファームウェア、プロセッサ上で実行可能なソフトウェアの命令、又はアナログ回路にて具体化することができる。
本願で用いる条件語、特に、「〜できる(can)」「〜かもしれない(could)」「〜する場合がある(might)」「〜してもよい(may)」「例えば(e.g.)」などは、別段特に記載のない限り、又は、用いられている文脈の中で別に理解される場合を除き、概して、所定の実施形態が、所定の特徴、要素及び/又は状態を含むのに対し、他の実施形態は含まないことを伝えることを意図している。したがって、このような条件語は概して、なんらかの特徴、要素及び/又は状態が一又は複数の実施形態に必要であるとか、これらの特徴、要素及び/又は状態が、執筆者の情報提供又は誘導の有る無しに関わらず、いずれか特定の実施形態に含まれる又は実施されるべきかどうかを決定する必然性が一又は複数の実施形態に含まれるということを示唆しようとするものではない。
実施形態によっては、本願に記載のいずれかの方法のうちの、ある動作、出来事、又は機能を、別の順序で行ったり、追加したり、統合したり、又は完全に省略することができる(例えば、記載した動作又は出来事のすべてが、方法の実施に必要なわけではない)。また、所定の実施形態では、例えばマルチスレッド処理、割り込み処理、あるいは複数プロセッサ又はプロセッサコアにより、動作又は出来事を順次ではなく同時に行うことができる。
本願に開示の実施形態に関して説明した様々な例示のロジックブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズム工程は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はこれらの組合せにより実装することができる。このようにハードウェア及びソフトウェアのいずれでも実装できることを明らかに示すために、様々な例示の部品、ブロック、モジュール、回路、及び工程を、上記では概してそれらの機能について説明した。これらの機能をハードウェア又はソフトウェアで実装するかどうかは、特定用途と、システム全体に及ぶ設計上の制約に左右される。説明した機能は様々な方法で特定用途ごとに実装できるが、このような実装上の決定を本開示の範囲からの逸脱につながるものと解釈すべきではない。
本願に開示の実施形態に関して説明した様々な例示のロジックブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又は、その他プログラマブル・ロジック・デバイス、個別のゲート又はトランジスタロジック、個別のハードウェア部品、又は、本願に記載の機能を実行するよう設計されたこれらの組合せにより実装又は実施することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでよいが、これに代えて、プロセッサが、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械のいずれかでもよい。プロセッサはまた、計算装置の組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用する一又は複数のマイクロプロセッサ、又はこのようなその他構成の組合せとして実装することもできる。
本願に開示の実施形態に関して説明した方法及びアルゴリズムのブロックは、直接ハードウェアで、又はプロセッサが実行するソフトウェアモジュールで、又はこの2つの組合せにより具体化することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、その他、当該技術で知られるいかなる形態のコンピュータ可読ストレージ媒体であってもよい。ストレージ媒体の一例は、プロセッサがストレージ媒体から情報を読み出し、また情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。又は、ストレージ媒体はプロセッサと一体でもよい。プロセッサ及びストレージ媒体はASIC内に存在してもよい。
以上の詳細な説明で様々な実施形態に適用される新規な特徴を示し、説明し、指摘したが、本開示の精神から逸脱することなく例示の装置やアルゴリズムの形状や細部に様々な省略、置換、及び変更を行うことができることは理解されよう。また言うまでもなく、本願に記載の本発明の所定の実施形態は、いくつかの特徴はその他の特徴とは別個に使用又は実行できることから、本願に記載の特徴及び利点のすべてを提供するわけではない形態で実施することができる。本願に開示の所定の発明の範囲は上述の説明によるものではなく添付の請求の範囲により示される。請求の範囲の意味及び均等の範囲内にある変更はすべて、請求の範囲内に包含される。
関連出願の相互参照
本出願は、2014年4月4日出願の米国仮特許出願第61/975,673「デジタルカメラ用放送モジュール」の優先権を主張する。同出願は、参照によりその全体が本明細書中に組み込まれる。
デジタルカメラは、レンズ、光学フィルタ、一又は複数の電子画像センサアレイ、画像センサアレイからの画像を記録、処理、及び保存する電子回路、画像ファイルを保存及び転送するための内蔵又は外付け記憶装置、電源、並びに、記録画像をプレビュー表示する表示システムなど、一連の機能部品を含む。これらの部品は、光学的、電子的、物理的観点のいずれから見ても、統合され相互依存しているのが普通である。外付けレンズや電源は、カメラへの取り付け及び取り外しができる場合が多い。しかし、残りの部品は普通、本体構造又はハウジング内に永久的に統合され、実用的に取り外したり交換したりすることはできない。その結果、これらカメラの性能や機能性は、最も旧式の部品か、又は、最初に故障する部品により制限される。さらに、これらのカメラは、最新技術にアップグレードすることができず、ある1つの部品だけに行なわれた技術改良点のメリットを享受するためには、その全体を交換しなければならない。加えて、従来のカメラは構成可変性に限りがあるために、適した用途や利用状況の範囲が限られているのが普通である。例えば、これらカメラは一般に、静止画又は動画撮影のいずれかに適しているが、両方には適さない。その結果、様々な利用状況や多様な用途で撮影を行いたいユーザは、所望の結果を得るために複数のカメラを購入しなければならない。
このため、デジタルカメラには当該技術で利用可能な様々な選択肢があるものの、ユーザによる完全なカスタマイズが可能で、上記の制限を克服するカメラシステムが、いまだに必要とされている。
さらに、放送や映画など所定のカメラ仕様環境によっては、すべての部品を接続するのは面倒で時間がかかる場合がある。
本開示は完全モジュール式デジタル・カメラ・システムを提供する。所定の実施形態においては、例えば、デジタル・カメラ・システムは、随意で静止画と動画両方の撮影に構成することができるデジタル・スチル/モーション・カメラ(DSMC)とすれば有利であり得る。様々な実施形態で、カメラシステムは、デジタル・スチル・カメラ、デジタル動画カメラ、又はデジタル・スチル/モーション・カメラとすることができる。各モジュールはシステムから取り外して、システムの残り部分の機能は維持したまま、例えば技術がアップグレードされたモジュールと交換することができる。このようなモジュール設計の交換可能性により、カメラの所有者は様々な部品がアップグレードされ改良されるのに伴いこれらを交換することができ、カメラシステム全体を取り替える必要がない。
さらに、ユーザはモジュールを分離して組み立て直し、システムの物理的構成を素早く変更することができる。様々な電子部品モジュールは、あらゆる順序で、多様な形状に互いに接続又は積層することができ、ユーザの好みに合わせてシステムを構築し直すことができる。
例えば、モジュール式カメラシステムは、ボトム・グリップ・ハンドルなどのハンドルと共に使用するDSLRモードに組み立てることができる。このシステムを分解して、(例えばショルダマウントと共に使用する)エレクトロニクスニュース収集(ENG)モードに、又は、三脚、ドリー、クレーン上で用いるスタジオ構成に、組み立て直すことができる。再構築することで重心を視軸に沿って前方又は後方に移動させることができ、組み立てた構成に合わせて適宜、グリップ、バー、フレームなど様々な支持部材のいずれでも、モジュール式システムに素早く接続することができる。
モジュール式カメラシステムは、所定の実施形態ではセンサモジュール、すなわち「ブレーン」を備え、センサモジュールとブレーンモジュールという用語は本願では同じ意味で用いる。ブレーンモジュールは、さらにデジタル信号処理電子部品を備えるのが好ましく、さらに、機能モジュールを着脱可能に収容するインターフェースを備えてもよい。機能モジュールは、録画モジュール、パワーモジュール、入出力モジュール、ユーザ・インターフェース・モジュール、レンズマウント、又はその他種類の機能モジュールのうち一又は複数とすることができる。
本開示の一局面によれば、モジュール式デジタルカメラが提供される。カメラは第一インターフェースを有するセンサモジュールを備える。第二及び第三インターフェースを有するパワーモジュールが設けられ、第四及び第五インターフェースを有する録画モジュールが設けられる。第一インターフェースは少なくとも第二及び第四インターフェースのいずれとも機能的に係合可能である。このようにして、パワーモジュール、録画モジュール、及びその他随意のモジュールは、どのような順序でもセンサモジュール上に積層することができる。所定の実施形態では、第三インターフェースが第四インターフェースと機能的に係合可能であり、第二インターフェースが第五インターフェースと機能的に係合可能である。
パワーモジュールは、動画の画像データをパワーモジュールを介して送信するために、第二及び第三インターフェース間に延びる録画バスを有する。録画モジュールは、電力を録画モジュールを介して送信するために、第四及び第五インターフェース間に延びるパワーバスを有する。
モジュール式カメラはさらに、第六及び第七インターフェースを有する入出力モジュールを備えると好ましい。第六インターフェースは少なくとも第一インターフェースと係合可能であり、第七インターフェースは少なくとも第二インターフェースと係合可能である。このようにして、パワーモジュール、録画モジュール、及び入出力モジュールは、どのような順序でもセンサモジュール上に積層することができる。
ユーザ・インターフェース・モジュールをさらに設けると好ましい。ユーザ・インターフェース・モジュールは、システムの他のインターフェースのいずれとも係合可能な第八インターフェースを備えることができる。本開示の一実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュールが、第三及び第五インターフェースのいずれとも係合可能な第八インターフェースを備える。ユーザインターフェースはさらに、センサモジュールなどその他の装置との無線通信用に送受信機を備えることができる。ユーザインターフェースはしたがって、モジュール式カメラシステムと、機能的に繋がりながら物理的に離すことができる。
一実施形態では、モジュール式カメラはさらに、第九及び第十インターフェースを有する少なくとも1つの第二パワーモジュールを備える。第二パワーモジュールは、好ましくは、動画の画像データを第二パワーモジュールを介して送信するために、第九及び第十インターフェース間に延びる録画バスを有する。第二パワーモジュールはまた、好ましくは、制御信号を第二パワーモジュールを介して送信するために、第九及び第十インターフェース間に延びる制御バスを有する。
モジュール式カメラシステムはさらに、センサモジュールに解放可能に接続できるレンズ・マウント・モジュールを備えると好ましい。センサモジュール内にデジタル信号プロセッサがあってもよい。
センサモジュールはその他モジュールと、直接的又は間接的に係合可能とすることができる。例えば所定の実施形態では、第一インターフェースが、解放可能に取り付けできるアダプタプレートを介して第二及び第四インターフェースのいずれとも間接的に機能的に係合可能である。その他、実施形態によっては、第一インターフェースが、一又は複数のダミーモジュールを介して第二及び第四インターフェースのいずれとも間接的に機能的に係合可能である。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式カメラが提供される。カメラは第一バスセグメントを有するセンサモジュールと、第二バスセグメントを有する録画モジュールと、第三バスセグメントを有するパワーモジュールとを備える。モジュールはそれぞれ、他のいずれのモジュールとも解放可能に接続することができ、モジュールをどのような構成に組み立てても、バスセグメント同士は、各モジュール間で機能的電気通信が可能なように互いに通信するよう配される。
モジュール式カメラシステムはさらに、他のバスセグメントのいずれとも直接接続可能な第四バスセグメントを有する入出力モジュールを備えると好ましい。所定の実施形態のセンサモジュールは、他のモジュールのいずれとも直接的又は間接的に、解放可能に接続することができる。例えばセンサモジュールは、解放可能に取り付けられるアダプタプレート、ダミーモジュールなどの一又は複数を介して、他のモジュールのいずれとも間接的に解放可能に接続することができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式コンバーチブルカメラが提供される。カメラはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてENG構成を有するカメラが作られ、また、少なくとも1つ又は2つのモジュール、好ましくは各モジュールが、分離されて、DSLR構成を有する第二構造体に組み立て直すことができる。カメラはさらに入出力モジュールを備えることができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式コンバーチブル・カメラ・システムが提供される。システムはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてENG構成を有するカメラが作られ、また、少なくとも1つ又は2つのモジュール、好ましくは各モジュールが、分離されて、スタジオ構成を有する第二構造体に組み立て直すことができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式コンバーチブルカメラが提供される。カメラはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてスタジオ構成を有するカメラが作られ、また、少なくとも1つ又は2つのモジュール、好ましくは各モジュールが、分離されて、DSLR構成を有する第二構造体に組み立て直すことができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式マルチコンポーネント・コンバーチブル・カメラが提供される。モジュール式カメラはセンサモジュールと、録画モジュールと、パワーモジュールと、ユーザ・インターフェース・モジュールとを備える。各モジュールは第一構造体において直接的又は間接的にセンサモジュールに解放可能に接続されてENG構成を有するカメラが作られ、各モジュールは、分離されて、DSLR構成を有する第二構造体に組み立て直すことができ、また、各モジュールは、分離されて、スタジオ構成を有する第三構造体に組み立て直すことができる。
本開示のさらなる局面によると、モジュール式カメラのサブアセンブリが提供される。このサブアセンブリは、センサと、デジタル信号処理電子部品と、約16mm以下の後側焦点距離とを有するセンサモジュールを備える。センサモジュールは、外部録画モジュール及び外部パワーモジュールと接続するよう構成される。
本開示のさらなる局面によると、異なる焦点距離を有する複数のレンズのいずれかを用いて動作するよう構成されたモジュール式カメラシステムが提供される。本システムは、レンズ・マウント・モジュールを着脱可能に収容するインターフェースを有するセンサモジュールを備える。それぞれが異なる焦点距離を有する少なくとも第一及び第二レンズ・マウント・モジュールを着脱可能にインターフェースに接続することができる。各レンズ・マウント・モジュールの焦点距離は、センサモジュールに装着されてモジュール式カメラシステムの後側焦点距離に加算されシステムの全体焦点距離となるよう選択される。システムの全体焦点距離は、17mm、35mm、46mm、48mm、52mm、その他焦点距離を含む様々な距離のいずれでもよい。本開示の一実施形態では、後側焦点距離が約16mm以下である。
モジュール式カメラシステムはさらに、センサモジュール内にデジタル信号処理電子部品を備えると好ましい。センサモジュールはさらに、機能モジュールを着脱可能に収容するインターフェースを備えてもよい。機能モジュールは、録画モジュール、パワーモジュール、入出力モジュール、及びユーザ・インターフェース・モジュールのうちいずれか1つ又は複数であることができる。
本開示のさらなる局面によると、画像センサと第一バスセグメントとを有するカメラ本体を備えるモジュール式カメラが提供される。本モジュール式カメラは、第二バスセグメントを有する第一モジュールと、第三バスセグメントを有する第二モジュールとを備えることができる。所定の実施形態では、カメラ本体、第一モジュール、及び第二モジュールのそれぞれを、互いに解放可能に接続することができる。実施形態によっては、モジュールを組み立てた少なくとも1つの構成で、バスセグメント同士は、各モジュール間で機能的電気通信が可能なように互いに通信するよう配される。実施形態によっては、モジュールを組み立てたすべての構成で、バスセグメント同士は、各モジュール間で機能的電気通信が可能なように互いに通信するよう配される。いくつかの実施形態によると、カメラ本体は、解放可能に接続できるアダプタプレートを介して、第一及び第二モジュールそれぞれに解放可能に接続することができる。
モジュール式カメラは様々なモジュールを備えることができる。実施形態によっては、第一モジュールが録画モジュールであり、第二モジュールがパワーモジュールである。一実施形態では、モジュール式カメラがさらに、第四バスセグメントを有する第三モジュールを備える。
所定の実施形態では、第一、第二、第三バスセグメントのそれぞれが、例えばパワーバスを備えることができる。さらに、実施形態によっては、第一、第二、第三バスセグメントのそれぞれが、SATAバスを備える。実施形態によっては、第一、第二、第三バスセグメントのそれぞれが、PCI Expressバスを備える。
本開示の一局面によると、画像取得装置が提供される。本画像取得装置は、複数のセンサ素子を有する電子画像センサを備えることができ、所定の実施形態では、センサ素子が光を検出して、検出光を表す出力を提供する。本画像取得装置は、検出光を表す出力をデジタル形式に変換するデジタル化モジュールを備える。画像取得装置はさらに、デジタル化されたセンサ出力をデジタルバスに伝達するよう構成されたプロセッサを備えることができる。さらに、画像取得装置は、電子画像センサ、デジタル化モジュール、及びプロセッサを収容するハウジングを備えることができる。ハウジングは、脱着可能なモジュールにデジタルバスを電子的に接続するよう構成されたバスインターフェースを備えることができる。所定の実施形態では、ハウジングはまた、脱着可能なモジュールにハウジングを物理的に固定するよう構成された係合機構を備える。所定の実施形態では、デジタル化されたセンサ出力を、デジタルバスに伝達する前に圧縮する。
本開示の所定の局面によればモジュール式カメラが提供される。モジュール式カメラは、画像センサと第一モジュールインターフェースとを備えるカメラ本体を備えることができる。第一モジュールインターフェースは例えば、対合部と電気的結合部とを有する。モジュール式カメラはさらに、複数のモジュールを備え、それぞれが、カメラ本体及び複数の他のモジュールのそれぞれと、解放可能に機能的に係合可能である。複数のモジュールはそれぞれ、所定の実施形態では第一インターフェースを備える。第一インターフェースは対合部と電気的結合部とを有する。第一インターフェースの対合部は第一モジュールインターフェースの対合部と解放可能に機械的に対合可能である。さらに、第一インターフェースの電気的結合部は、カメラ本体とモジュール間で信号を伝達するために、第一モジュールインターフェースの電気的結合部と電気的に結合可能である。複数のモジュールはそれぞれ、対合部と電気的結合部とを有することができる第二インターフェースも備えることができる。第二インターフェースの対合部は、例えば複数の他のモジュールそれぞれの第一インターフェースの対合部と解放可能に機械的に係合可能である。第二インターフェースの電気的結合部は、複数の他のモジュールそれぞれの第一インターフェースの電気的結合部と電気的に結合可能である。所定の実施形態では、モジュールそれぞれが、第一インターフェース及び第二インターフェース間で信号を伝達するためのバスセグメントも有する。
所定の実施形態では、複数のモジュールそれぞれの第一インターフェースが、対応するモジュールのハウジングの第一側に位置している。複数のモジュールそれぞれの第二インターフェースは、対応するモジュールのハウジングの、第一側とは反対側の第二側に位置することができる。
所定の実施形態では、組み立て後の構成で、複数のモジュールのうち第一モジュールがカメラ本体に取り付けられ、複数のモジュールのうち残りのモジュールは、第一モジュールから拡張するよう積層して配されている。実施形態によっては、複数のモジュールのうち第一モジュールが録画モジュールである。実施形態によっては、複数のモジュールのうち第二モジュールはパワーモジュールである。所定の実施形態では、複数のモジュールのうち第二モジュールはカメラ本体との無線通信用に構成されたユーザ・インターフェース・モジュールである。所定の実施形態では、複数のモジュールのうち少なくとも1つのモジュールが冷却ユニットである。
実施形態によっては、カメラ本体は、第一モジュールインターフェースを含む、解放可能に取り付け可能なアダプタプレートを備える。
バスセグメントは、第一インターフェース及び第二インターフェース間で画像データを送信するための録画バスを含むことができる。バスセグメントはまた、第一インターフェース及び第二インターフェース間で電力を送信するためのパワーバスを含むことができる。
実施形態によっては、カメラは、カメラ本体のレンズ・マウント・インターフェースに解放可能に接続することができるレンズ・マウント・モジュールを備える。カメラはまた、カメラ本体のインターフェースに解放可能に接続することができるハンドルモジュールを備えることができる。所定の実施形態では、カメラ本体はさらに、複数のモジュールそれぞれと解放可能に機能的に係合可能な第二モジュールインターフェースを備える。
本開示の所定の局面によれば、モジュール式画像取得装置と接続するよう構成されるモジュールが提供される。本モジュールはハウジングを備えることができ、さらに、ハウジングの第一面上に位置する第一の種類の電気接続部を有する第一バスインターフェースを備えることができる。第一バスインターフェースはまた、ハウジングの第一面とは反対側の面上に位置する第二の種類の電気接続部を有する第二バスインターフェースを備えることができる。例えば、第一の種類の電気接続部は、第二の種類の電気接続部の電気接続部と動作可能に結合することができる。モジュールはさらに、ハウジングの第一面上に位置する第一の種類の第一係合インターフェースと、ハウジングの第二面上に位置する第二の種類の第二係合インターフェースとを備えることができる。第一の種類の係合インターフェースは、第二の種類の係合インターフェースと固着するよう構成することができる。所定の実施形態では、第一バスインターフェース、第二バスインターフェース、第一係合部品、第二係合部品が、同一構成の複数モジュールを共にデイジーチェーンとなるようにハウジング内に位置している。
所定の実施形態では、モジュールはさらに、第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間にリピータを備えることができる。所定の実施形態では、モジュールはまた、第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間に増幅器を備えることができる。所定の実施形態では、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースは、例えばシリアルATAとの互換性を有する。また別の実施形態では、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースは、Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)との互換性を有する。所定の実施形態では、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースが少なくとも2つの広帯域バスと互換性を有する。例えば、この少なくとも2つの広帯域バスはシリアルATAとPCIeバスである。実施形態によっては、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースが少なくとも3つの広帯域バスと互換性を有する。この少なくとも3つの広帯域バスはそれぞれ、例えば、少なくとも約1GB/sのデータスループットが可能である。所定の実施形態では、この少なくとも3つの広帯域バスはシリアルATA、PCIe、及びXAUIバスである。実施形態によっては、第一バスインターフェース及び第二バスインターフェースはさらに、複数のサポートバスとの互換性を有する。所定の実施形態では、複数のサポートバスは例えば、Inter-integrated circuit(I2C)バス、Serial Peripheral Interface(SPI)バス、1−Wire(登録商標)バス、及びRS−232バスのうち2つ以上のバスを備える。
モジュールは、画像データをモジュールを通して送信するために第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間に延びる録画バスを備えることができる。モジュールはまた、電力をモジュールを通して送信するために第一バスインターフェースと第二バスインターフェースとの間に延びるパワーバスを備えることができる。
本開示の所定の局面によれば、モジュール式カメラシステムと共に用いるアダプタモジュールが提供される。本アダプタモジュールは、例えば、互換性のない接続部を有するモジュール式画像取得装置と機能モジュールとを接続するよう構成することができる。アダプタモジュールは例えばハウジングを備えることができる。所定の実施形態のアダプタモジュールは、ハウジングの第一面上に位置する第一の種類の電気接続部を有する第一バスインターフェースと、ハウジングの第一面とは反対側の面上に位置する第二の種類の電気接続部を有する第二バスインターフェースを備えることができる。第一の種類の電気接続部は、モジュール式画像取得装置の電気接続部と動作可能に結合することができる。第二の種類の電気接続部は、モジュール式カメラシステムの拡張モジュールの電気接続部と動作可能に結合することができる。アダプタモジュールはさらに、ハウジングの第一面上に位置する第一係合インターフェースと、ハウジングの第二面上に位置する第二係合インターフェースとを備えることができる。第一係合インターフェースは、アダプタモジュールをモジュール式画像取得装置と固着させるよう構成された第一の種類とすることができる。第二係合インターフェースは、アダプタモジュールを拡張モジュールと固着させるよう構成された第二の種類とすることができる。
所定の実施形態では、第一の種類の電気接続部は、第二の種類の電気接続部と動作可能に結合することができる。また別の実施形態では、第一の種類の電気的インターフェースは、第二の種類の電気的インターフェースと動作可能に結合できない。実施形態によっては、第一の種類の係合インターフェースは、第二の種類の係合インターフェースと固着するよう構成されていない。所定の実施形態では、第一の種類の係合インターフェースは、第二の種類の係合インターフェースと固着するよう構成される。
本開示の更に別の所定の局面によれば、モジュール式コンバーチブル・デジタル・スチル/モーション・カメラ・システムが提供される。本カメラシステムは、センサモジュールを備えることができ、さらに、それぞれがセンサモジュールに直接的又は間接的に解放可能に接続できる複数の機能モジュールを備えることができる。所定の実施形態では、複数の機能モジュールのうち少なくとも1つの第一群が、第一構造体においてセンサモジュールに直接的又は間接的に解放可能に接続され、動画用構成を有するカメラを作ることができる。所定の実施形態では、複数の機能モジュールのうち少なくとも1つの第二群を、静止画用構成を有する第二構造体においてセンサモジュールに直接的又は間接的に解放可能に接続することができる。
所定の実施形態では、解放可能に取り付け可能なアダプタモジュールを介して、センサモジュールを、複数の機能モジュールのうち少なくとも1つに、間接的に解放可能に接続することができる。
モジュール構成には様々なものが可能である。所定の実施形態では、第一群中の少なくとも1つの機能モジュールが録画モジュールである。実施形態によっては、第一群中の少なくとも1つの機能モジュールがパワーモジュールである。第一群中の少なくとも1つの機能モジュールは例えば入出力モジュールでもよい。所定の実施形態では、第二群中の少なくとも1つの機能モジュールがハンドルモジュールである。ハンドルモジュールは例えば電源を有することができる。実施形態によっては、第二構造体はDSLR構成である。様々な実施形態で、第一構造体はスタジオ構成又はENG構成とすることができる。
実施形態によっては、第一群中の少なくとも1つの機能モジュールが、第二群中の少なくとも1つの機能モジュールとは異なるものである。所定の実施形態では、第一群が、第一構造体に組み立てたとき、デイジーチェーン接続された機能モジュールを少なくとも2つ備える。
本開示の別の局面によれば、モジュール式カメラシステムにおける電力分配方法が提供される。本方法は、モジュール式カメラシステムのセンサモジュールの少なくとも1つのプロセッサにより、複数の機能モジュールの一又は複数と関連の、一又は複数の利用可能な第一電源の存在を検出する工程を含むことができる。複数の機能モジュールはそれぞれ、例えばセンサモジュールに直接的又は間接的に取り付けることができる。所定の実施形態では、パワーバスが、センサモジュールと複数の機能モジュールそれぞれとの間に延在する。所定の実施形態では、本方法はさらに、センサモジュールにおいて、かつ入力パワーバスを介して、第一の入力電力信号を、一又は複数の利用可能な第一電源のうちの1つから受信する工程を含むことができる。本方法はさらに、パワーバスを介して、出力電力信号を、複数の機能モジュールの電子部品による消費用に、複数の機能モジュールに送信する工程を含むことができる。所定の実施形態では、本方法は、一又は複数の利用可能な第一電源に関連の一又は複数の機能モジュールのそれぞれに、利用可能な第一電源のうちのいずれをパワーバスに配すべきかを伝達する工程を含むことができる。
実施形態によっては、一又は複数の利用可能な第一電源は、単一の機能モジュールに関連の複数の電源である。一実施形態では、単一の機能モジュールは4本入り電池パックである。利用可能な第一電源は、例えば、複数の機能モジュールに関連の電源であってもよい。所定の実施形態では、本方法はさらに、出力電力信号を、第一入力電力信号と、一又は複数の利用可能な第二電源に関連の一又は複数の第二入力電力信号のうちの1つから選択する工程を含む。実施形態によっては、一又は複数の利用可能な第二電源は、カメラシステムにセンサモジュールの入力ポートを介して接続可能な外部電源である。さらに別の実施形態では、一又は複数の利用可能な第二電源は、センサモジュールに解放可能に接続することができるハンドルアセンブリ内に収容された電池である。
本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つの一局面には、映画市場用に設計されたものを含めた映画撮影用カメラの、ワイヤレスの選択肢が現状より改善されれば、ユーザの利便性は大幅に改善するだろうという認識が含まれる。例えば、カメラで動画撮影を行う場合、カメラオペレータの他にも一又は複数の人がおり、リアルタイム又はほぼリアルタイムでカメラが録画する動画をモニタリングしたい場合がある。しかし、カメラに付いている、録画中に動画を出力するためのビデオ出力ポートは普通、数が限られている。また、カメラのビデオ出力ポート数を増やすのは実現困難な場合もある。
したがって、本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つによれば、カメラが録画する動画を表す映像信号を送信するよう構成されたワイヤレスビデオ出力モジュールをカメラが備えることができる。これによれば、一又は複数の異なるモニタを、カメラからの映像信号を受信するよう構成することができ、これにより、異なるユーザがカメラにより録画される動画を一又は複数の異なる場所でモニタリングすることが可能になる。
本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つの別の局面には、ビデオカメラを含む様々な機器をタイム・コード・ジェネレータに接続するのは手間もかかり面倒である場合があるという認識が含まれる。したがって、本願で開示する実施形態のうち少なくとも1つによれば、カメラが、録画した動画中に埋め込まれるタイムコード信号を受信するよう構成されたワイヤレスのタイム・コード・レシーバを備える。
その他ワイヤレスによる解決策において、上述のものをカメラ及び/又はカメラに接続可能なモジュールに含めることができる。実施形態によっては、このようなモジュールをカメラに固着してカメラハウジングの一部とすることができる。
カメラは、カメラのセンサモジュールからデータを受信し、モニタリング、録画、放送などに適した標準ビデオ出力を提供するよう構成された放送モジュールを備えることができる。放送モジュールは、動画データに一又は複数のプログラム可能なルックを適用して、異なるカラー設定及び画像処理設定のプレビューを提供するよう構成することができる。放送モジュールは、複数の出力コネクタを設けて複数のビデオストリームを利用可能に構成することができる。これによりユーザは、ビデオストリームを放送及び/又は録画用に同時に提供しながらビデオストリームのプレビューを見ることができて有利である。
図1A、Bは、本願に記載の実施形態に係るモジュール式カメラシステムの一構成を示す、分解斜視図である。
図1Cは、図1のカメラシステムのレンズ、レンズ・マウント・モジュール、及びブレーンモジュールを、分解した構成で示す。
図1Dは、ブレーンモジュールの背面立面図である。
図2は、本願に記載の実施形態に係るモジュール式カメラシステム内の様々なモジュールの概略図である。
図3A、Bは、本願に記載の実施形態に係るモジュール式カメラシステムの別の構成を示す、分解斜視図である。
図4は、本願に記載の実施形態に係る、単一のモジュールの概略図である。
図5は、図1のカメラシステムのブレーンモジュールの背面図を示す。
図6A、Bは、図1のカメラシステムのアダプタモジュールの正面図及び背面図を示す。
図7A、Bは、図1のカメラシステムの拡張モジュール、特に、録画モジュールの正面図及び背面図を示す。
図8は、図1のカメラシステムのユーザ・インターフェース・モジュールの背面図を示す。
図9A、Bは、本願に記載の実施形態に係るカメラシステムの拡張モジュールの別の実施形態の正面図及び背面図を示す。
図10A、B、11、12は、本願に記載の実施形態に係るカメラシステム構成の別の実施形態の斜視図である。
図13は、いくつかの実施形態に係る放送モジュールを示す。
図14は、ソフトスイッチング機能を設けるよう構成した放送モジュールの一例の部品を示す。
図15は、あるシーンの画像データを記録する、放送モジュールを有するデジタルカメラの一例を示す。
図16A〜Cは、放送モジュールの一実施形態例の等角図、正面図、及び背面図をそれぞれ示す。
以下、添付の図面を参照して、様々な実施形態を説明する。これらの実施形態は例として示し説明しているだけであり、限定的なものではない。
システム概要
図1を参照すると、本開示に係るモジュール式カメラシステム10を概略図示している。本願においてはカメラシステムを主に動画カメラシステムとして説明するが、本開示の原理はデジタル・スチル・カメラ、デジタル動画カメラ、及びデジタル・スチル/モーション・カメラ(DSMC)に適用可能であることは言うまでもない。
さらに、本願での説明は主に、本願のカメラシステムの物理的電子部品や光学モジュールについてのものであるが、追加のモジュール、部品やアクセサリも本開示のシステムに含まれるものとする。これらは例えば、レンズ、レンズマウント、安定化モジュール又は機能、中性密度フィルタ及び中性密度フィルタを含むモジュール、個別の電子部品モジュール有り又は無しのブレーンモジュール、ユーザ・インターフェース・モジュール、入出力モジュール、様々なシステムバス構成、録画モジュール、LCDなど様々なディスプレイ、冷却ユニット、電子ビューファインダ、光学ビューファインダ、ハンドルのうちのいずれか、又はこれらの組合せを含む。
本開示のカメラはまた、レール、ロッド、ショルダマウント、三脚マウント、ヘリコプタマウント、マットボックス、フォロー・フォーカス・コントロール、ズームコントロールやその他、当該技術で知られる機能やアクセサリを備える、又は互換性を有することができる。
本願に記載のカメラシステムの、較正済みモジュールという特徴により、ユーザは様々な構成でモジュール式カメラを組み立てることができる。例えば、第一ブレーンモジュールは、小さい第一センササイズを備えることができる。より大きなセンサ、録画エリア、録画速度などが望まれる場合は、ユーザは、第一センササイズを有するブレーンモジュールから本願に記載の様々なその他の機能モジュールを取り外し、より大きな第二センササイズを有する第二ブレーンモジュールを用いてモジュール式システムを組み立て直すことができる。第二ブレーンモジュールと共に組み立て直されたモジュールはすべて自動で較正されてシームレスに機能することができ、追加の較正又は調整工程を必要としない。このためユーザは、センサ又はその他のブレーン部品を、新しいカメラ又はカメラシステムを購入することなくアップグレードすることができる。
本開示のシステム内のモジュールそれぞれについて、同様の交換・アップグレード機能が得られる。このため、最新技術が利用できるようになるとモジュールを外して取り替えるだけでよいので、様々なモジュールに用いられる特定の技術は、従来技術のシステムに比べると、その重要性が低くなる。しかも、カメラシステム110は、ブレーンモジュール112周辺のモジュールを交換及び/又は再配置する、又は、ブレーンモジュール112そのものを別のブレーンモジュールに交換することで特定用途に合わせることができる様々な構造体に構成することができる。例えば、所定の実施形態のカメラシステム110は、静止画撮影に適した第一構造体(例えばDSLR構造体)と、動画撮影用に構成される第二構造体(例えばスタジオ又はENG構造体)として使用されるよう構成することができる。さらなる構成の別の例としては、スタジオ使用向けのスタジオ構造体、及び手持ち使用向けのポータブル構造体としてシステムを構成することができる。ユーザは概して、特定用途に応じて、多種多様な構造体の中から選択することができる。さらに、同一のモジュール、モジュールの組合せや部分的組合せを、様々な構造体間で用いることができるので、ユーザは、使用状況又は用途に特有のカメラを購入する必要なく様々な使用状況で撮影を行なうことができる。例えば、様々な実施形態に係るカメラシステム110は、これらに限られないが、静止画用、動画用、ポータブル用、スタジオ用、据付型、手持ち型、プロ用、一般消費者用の構造体、又はこれらの一部を含む、数多くの構造体にカスタマイズ可能である。
モジュール式カメラシステム110は、センサ・電子部品(又はブレーン)モジュール112とレンズ116を備える。モジュール式カメラシステム110はまた、少なくとも1つの録画モジュール120、少なくとも1つのユーザ・インターフェース・モジュール122、少なくとも1つのパワーモジュール124、少なくとも1つの入出力モジュール126、及び、アダプタモジュール128を含む一又は複数のオプションモジュールを備えることができ、これらと機能的に係合可能に構成される。実施形態によっては、システム110が、各種モジュールを2つ以上有し、図1に示すモジュールのうち一又は複数を含まなくてもよい。さらに、システム110は、図1に示さない多様なその他種類のモジュールを含むことができる。
ブレーンモジュール
ブレーンモジュール112内に含まれる画像センサは、例えば、CCD、CMOS、フォビオン(登録商標)センサなどの積層型CMOSデバイス、又は、センサ間で光を分割するプリズムを用いたマルチセンサアレイを含む、様々な動画センサデバイスのいずれでもよい。実施形態によっては、画像センサは約1200万個のフォトセルを有するCMOSデバイスを含むことができる。ただし、その他サイズのセンサ又はセンサ技術も用いることができる。
構成によっては、2k(例えば16:9(2048×1152画素)、2:1(2048×1024画素)など)、3k(例えば16:9(3072×1728画素)、2:1(3072×1536画素)など)、4k(例えば4096×2540画素、16:9(4096×2304画素)、2:1(4096×2048画素)など)、4.5k水平解像度、Quad HD(例えば3840×2160画素)、5k(例えば5120×2700画素)水平解像度、6k(例えば6144×3160)、8k(例えば7680×4320)、又はそれ以上の解像度でビデオ出力するようカメラを構成することができる。(上述の2kや4kなど)、xkの形で表す語は、本願で使用する場合、「x」の大きさがだいたいの水平解像度を示している。したがって、4k解像度は約4000個以上の水平画素数に相当し、2kは約2000個以上の画素数に相当する。
センサは、約1/2インチ(8mm)の小さいものから2/3インチ、S35(シネマ)、35mmフルサイズ(静止画)、645まで様々あるが、少なくとも約1.0インチ、6cm×17cm以上であってもよい。一連のブレーンモジュールにおいて、センサは、少なくとも約10.1×5.35mm、24.4×13.7mm、30×15mm、36×24mm、56×42mm、186×56mmのサイズを有することが考えられる。さらに、画像センサは、センサの所定部分のみを選択的に出力することにより、解像度が可変であるよう構成することができる。例えば、センサ及び/又は画像処理モジュールは、ユーザが画像データ出力の解像度を特定できるように構成することができる。
所定の実施形態のブレーンモジュール112は、例えばカメラシステム110の「ブレーン」と呼ぶことができる。したがって、本願に記載の通り、ユーザは、異なるブレーンモジュール112又は「ブレーン」を選択し、これに合わせて、多様に構成することが可能なカメラシステムを組み立てることができる。
カメラはまた、ダウンサンプリング後にセンサ出力を処理し2K、1080p、720pその他の解像度でビデオ出力を生成することなどにより、解像度を下げるよう構成することができる。例えば、センサからの画像データをウィンドウ化することにより出力画像サイズを縮小し読出速度を上げることができる。又は、異なるセンササイズを有するブレーンモジュールを、所望の効果に応じて交換してもよい。さらに、カメラを、センサ出力をアップサンプリングすることで、より高い解像度でビデオ出力を生成するよう構成することができる。実施形態によっては、センサはBayerパターンフィルタを備えることができる。このようなセンサは、そのチップセット(図示せず)により、画像センサの個々のフォトセルが検出する赤、緑、青色光の強度を表すデータを出力する。本開示のモジュール式カメラシステムにおいては、様々なセンササイズやその他センサ特性のいずれを用いてもよい。
センサ内に含まれる電子部品及び電子部品モジュール112は、センサが記録する画像データを処理するデジタル信号処理電子部品である。ブレーンモジュールは、様々な性能特性のうち所望のものが得られるように構成すればよい。例えば、センサが受光した光を、少なくとも毎秒フレーム数が約23(fps)のrawデジタル画像データに変換し、rawデータを少なくとも約23fpsで録画モジュール120に圧縮、録画することができる。様々な実施形態において、フレームレートは約1fpsから約250fps以上とすることができる。例えば、フレームレートは解像度設定に左右される場合がある。実施形態によっては、カメラ110が、5k解像度モードで約1fps〜約100fps、4k解像度モードで約1fps〜約125fps、Quad HDモードで約1fps〜約125fps、3k解像度モードで約1fps〜約160fps、2k解像度モードで約1fps〜約250fpsのフレームレートとなるよう構成される。フレームレートとして可能性のあるものには、例えば12より大きいフレームレートであって、20、23.976、24、30、59.94、60、120fps、又は、これらのフレームレート間のいずれか、又はそれより大きいものが含まれる。カメラ110は、別個の圧縮モジュールを含むか、又は圧縮電子部品をブレーンモジュール112内に搭載することができる。圧縮電子部品は別個のチップの形でもよいし、又は、ソフトウェアや別のプロセッサと共に実装してもよい。汎用プロセッサ、DSP、カスタムチップ、画像処理専用プロセッサを用いることができる。例えば、圧縮電子部品は、JPEG2000方式によるもの、又はその他の圧縮技術を用いて圧縮を行なう市販の圧縮チップの形でもよい。
実施形態によっては、圧縮モジュールが、カスタムASIC、FPGA、又は数多くある市販の圧縮チップ又はチップセットの1つを用いてもよい。圧縮モジュールは、画像データ圧縮の並行処理が可能なようにサブコンポーネントを含んでいてもよい。例えば、圧縮モジュールは、第一波長に対応するピクチャ要素を圧縮する第一プロセッサ又は圧縮チップと、第二波長に対応するピクチャ要素を圧縮する第二プロセッサ又は圧縮チップとを用いることができる。
実施形態によっては、圧縮モジュールは、一又は複数のJPEG2000圧縮チップを備える。実施形態によっては、圧縮モジュールは、Analog Devices社が販売するJPEG2000ビデオ・コーデック・チップのADV202又はADV212を一又は複数備える。実施形態によっては、圧縮モジュールは、QuVIS,Inc社が販売するQuVISデジタル・マスタリング・コーデックを一又は複数備える。実施形態によっては、圧縮モジュールは、株式会社リコーが販売するJPEG2000用コーダのRB5C635を一又は複数備える。
ブレーンモジュール112は、センサからのデータに多様な圧縮処理を行なうよう構成することができる。実施形態によっては、ブレーンモジュール112は、画像処理システムが行なう技術を利用した圧縮技術を実行する。例えば画像処理システムは、緑の画像データの強度を減算してゼロ値の数を増加させたりその他の効果を得ることによって赤及び青データの値の強度を低減するよう構成することができる。さらに、画像処理システムは、画像データのエントロピを利用するrawデータ操作を行ってもよい。このように、ブレーンモジュール112が実行する圧縮技術は、出力される圧縮データのサイズを縮小するためにゼロの列を大きくすることにより利点を得るものであれば、いかなる種類のものでもよい。
さらにまた、ブレーンモジュール112は、センサからの画像データを、視覚的にロスの無い出力となるよう圧縮するよう構成することができる。ブレーンモジュール112は、既知の圧縮技術のいずれを適用するよう構成してもよく、JPEG2000、MotionJPEG、DCT系のコーデック、RGB画像データ圧縮用のコーデック、H.264、MPEG4、Huffman、その他技術などがあるが、これらに限られない。また、システム内のその他のモジュール部品と同様に、ブレーンモジュール112のモジュール性によって、技術の発展と新技術の出現と共に、その他の圧縮及び/又は処理技術を組み込むことが可能となる。
使用する圧縮技術の種類によっては、視覚的にロスの無い出力となるよう、圧縮技術の様々なパラメータを設定することができる。例えば、上述の圧縮技術の多くは、圧縮率を異なるものに調節可能であり、解凍して得られる画像は、低圧縮率の場合は画質が良くなり、高圧縮率の場合は画質が低くなる。したがって、視覚的にロスの無い出力となるように画像データを圧縮するように圧縮能力を設定したり、又は、ユーザが様々なパラメータを調節して視覚的にロスの無い出力を得るよう設定することができる。例えばブレーンモジュール112は、約6:1、7:1、8:1又はそれより大きい圧縮率で画像データを圧縮するよう構成することができる。実施形態によっては、ブレーンモジュール112は、12:1又はそれ以上の圧縮率で画像データを圧縮するよう構成することができる。実施形態によっては、ブレーンモジュール112は、約2:1、3:1、4:1又は5:1の圧縮率を実現する。
さらにブレーンモジュール112は、ユーザが圧縮率を調節できるよう構成することができる。例えば、カメラ110は、ブレーンモジュール112に圧縮率を変更させるコマンドをユーザが入力できるユーザインターフェースを、ユーザ・インターフェース・モジュール122上などに含むことができる。このように実施形態によっては、カメラ110は可変圧縮が可能である。
「視覚的にロスの無い」とは本願で用いる場合、同一の表示装置上でオリジナルの(圧縮されていない)画像データと並べて比べたときに、拡大することなく画像の目視検査のみに基づく場合、当業者にもどちらがオリジナルか妥当な正確度で判断できないような出力を含むことを意図している。その他の好ましい搭載型の圧縮raw画像データハンドリング機能の特徴は、2008年4月11日出願の米国特許出願第12/101,882号「ビデオカメラ」(出願人Jannard他)に開示されており、同出願は参照によりその全体が本願に組み込まれる。
拡張インターフェース138上に設けられるコネクタに加え、いくつかの実施形態のブレーンモジュール112は、様々な入力及び/又は出力を備える。例えば図1Bを参照すると、一実施形態では、ブレーンモジュール112が、データ入力及び/又は出力用の様々なコネクタ101を備える。様々な実施形態で、このようなコネクタ101は、一又は複数のビデオ入出力(例えばHDMIやBNC)、オーディオ入出力、データコネクタ、及び/又は電源コネクタを備える。実施形態によっては、ブレーンモジュール112が、電源ボタン102などの一又は複数の操作部を備える。
実施形態によっては、ブレーンモジュール112内にある様々な部品を取り外し可能とすることができる。これら部品には例えば、光学ロー・パス・フィルタ(OLPF)などのフィルタ、ケーブルコネクタなどが含まれる。一実施形態では、センサをブレーンモジュール112から取り外しでき、別のセンサと交換することができる。
図1Dに示し前述したように、ブレーン112はポート配列101を含むことができる。例えば具体的には、ポート配列101は、HD−SDIポート1300、ヘッドフォン・オーディオ・ポート1302、動画同期ポート1304、RS232コントロールポート1306などのリモコンポート、ギガ・ビット・イーサネット・ポートなどの形とすることができるデータポート1308、直流(DC)電源ポート1310、HDMIビデオ出力ポート1312を含むことができる。ただし、ブレーン112は、映像信号、オーディオ信号、リモコン信号、タイムコード信号、データなどのその他形式用のその他種類のポートを有していてもよい。
レンズ・マウント・モジュール
図1Cを参照すると、所定の実施形態のブレーンモジュール112には、レンズ・マウント・モジュール114上の補助ブレーン・モジュール・インターフェース115に解放可能に接続するためのレンズ・マウント・モジュール・インターフェース113が設けられる。図1Cは、カメラシステム110のレンズ・マウント・モジュール114を、分解した構成で示す。レンズ・マウント・モジュール114には、レンズ116上の補助インターフェース134に解放可能に接続するためのレンズインターフェース117が設けられている。
例えばユーザは、レンズ・マウント・モジュール114を、複数の装着ボルト121を用いてカメラシステム110に解放可能に接続することができる。別の実施形態では、レンズ・マウント・モジュール114及びレンズ・マウント・モジュール・インターフェース113の対応部分が、スナップフィット又は摩擦嵌合機構、ネジ式マウントなどその他の装着機構を備える。
ブレーンモジュール112のレンズ・マウント・モジュール・インターフェース113は、所定の実施形態において、電気コネクタ103などの電気的インターフェースを備える。電気的インターフェースは、レンズ・マウント・モジュール114のブレーン・モジュール・インターフェース115上の対応する電気的インターフェース(図示せず)に接続する。電気的インターフェースには様々な電気接続の種類があり、例えばブレーンモジュールと、マウントモジュール114及びレンズ116の一又は複数との間の通信を可能にする。一実施形態では、ブレーンモジュール112は電気的インターフェースにより、レンズ116のうちの焦点を自動で合わせるために駆動信号をレンズ116に送信することができる。
実施形態によっては、レンズインターフェース117は、係止リング118と、レンズ116を収容する開口部を画定する内側面119とを備える。係止リング118は、レンズ116を開口部内に挿入した後、ユーザが締めつけることによりレンズ116を定位置に係止するが、レンズ116を定位置に固定するための機構には様々なものがあり得る。
モジュール式カメラシステム110は、様々なレンズ製造業者から購入可能な多様なレンズシステムのいずれとも協働するよう構成することが望ましい。したがって、複数のレンズ・マウント・モジュール114を設けて、そのそれぞれが、ブレーンモジュール112に解放可能に接続するためのブレーン・モジュール・インターフェースと、RED−PLマウント、REDミニPLマウント(Red Digital Cinema Camera Company)、PLマウント、キャノンマウント、ニコンマウント、ミディアム・フォーマット・マウント、間宮マウント、RED617マウント、Linhofマウント、アルファマウントなどの固有のレンズインターフェ−スとを、有することができる。
レンズ・マウント・モジュール114上のレンズ・マウント・インターフェースはまた、例えば同種のレンズマウントから複数の異なる種類のレンズシステムのいずれも収容できるよう構成するのが好ましいが、これに限られない。レンズシステムの様々なサイズには例えば、50〜100mm(T3)ズームレンズ、50〜150mm(T3)ズームレンズ、18〜50mm(T3)ズームレンズ、18〜85mm(T2.9)ズームレンズ、300mm(T2.8)レンズ、18mm(T2.9)レンズ、25mm(T1.8)レンズ、35mm(T1.8)レンズ、50mm(T1.8)レンズ、85mm(T1.8)レンズ、85mm(T1.8)レンズ、100mm(T1.8)、及び/又はその他レンズがあるが、これらに限られない。所定の実施形態においては、50〜100mm(F2.8)ズームレンズ、18〜50mm(F2.8)ズームレンズ、300mm(F2.8)レンズ、15mm(F2.8)レンズ、25mm(F1.9)レンズ、35mm(F1.9)レンズ、50mm(F1.9)レンズ、85mm及び/又は(F1.9)レンズを用いることができる。各レンズ・マウント・モジュールは、どのような補助レンズ・マウント・モジュール−レンズのアセンブリが装着されていても、ブレーンモジュール112内の画像センサの感光面に的確に画像の焦点が合うように、対応のレンズにカスタマイズされる。
モジュール式カメラシステムの焦点距離は、レンズ・マウント・モジュールのレンズインターフェースとセンサ表面間の光軸上の直線距離である。これには、ブレーンモジュール内の後側焦点距離と、レンズ・マウント・モジュールの焦点距離の合計が含まれる。それぞれのレンズマウントが、市販のレンズを本開示のモジュール式カメラシステムに装着するよう構成された、複数のレンズ・マウント・モジュールを、本モジュール式カメラシステムと協働させるために設けることができる。本開示に係るレンズ・マウント・モジュールは、その焦点距離が、補助レンズ・マウント・モジュールとブレーンモジュールの全体の焦点距離が約17mm、35mm、46mm、48mm、52mm、又はその他所望の焦点距離となるようなものとなる。センサモジュールの後側焦点距離は約16mm以下であるのが好ましく、実施形態によっては約14mm以下、一実施形態では約12mmである。
上述したように、本開示のカメラシステムの較正済みモジュールという特徴により、ユーザは、例えば小さな第一センササイズを有する第一ブレーンモジュールを備えるモジュール式カメラを構成することができる。より大きなセンサが望まれる場合は、ユーザは、第一センササイズを有するブレーンモジュールからレンズ・マウント・モジュールと電子部品モジュールを取り外し、より大きな第二センササイズを有する第二ブレーンモジュールを用いてモジュールシステムを組み立て直すことができる。第二ブレーンモジュールと共に組み立て直されたモジュールはすべて自動で較正されてシームレスに機能することができ、追加の較正又は調整工程を必要としない。このためユーザは、新しいカメラ又はカメラシステムを購入することなく、センサをアップグレードすることができる。本システム内のモジュールそれぞれについて、同様の交換・アップグレード機能が得られる。
本システムはさらに、レンズ変更時の機械的公差の僅かな変化や、温度変化などの要因による焦点距離の変動を特に考慮に入れるために、カメラレンズ116とレンズ間の焦点距離を細かく調節することができる、焦点較正装置を備える。このような較正装置は、フォーカスリングのように比較的単純な操作部を有し、ユーザが簡単に操作できて、レンズ較正工程を簡易に迅速に行うことができる。
実施形態によっては、焦点較正装置又はその一部が、レンズ・マウント・モジュール114、センサモジュール112、又はその組合せの中に含まれていてもよい。一実施形態では、較正装置全体がレンズ・マウント・モジュール114内に含まれる。例えば、いくつかの実施形態の焦点較正装置は、約0.002インチ以下、実施形態によっては約0.001インチ以下、また、実施形態によっては約0.0005インチ以下の、センサとレンズ間の光路長を制御しつつ調整することができる。調節は連続的に行ってもよいし、段階的な機能でもよい。本願に記載のカメラシステムと共に用いることができる焦点較正装置の例は、2009年11月24日出願の米国特許出願第12/625,451号(出願第’451号)に示され、同出願は参照により本願にその全体が組み込まれる。
さらに、本願に開示のモジュール式カメラシステムの拡張モジュールは、互いに、及び/又はブレーンモジュールに、どのような順序でも接続することができる。様々なモジュールを含むカメラシステム200の概略図である図2を参照して、この機能を説明する。モジュール式カメラシステム210は、センサ・電子部品モジュール212、レンズ216、及び、録画モジュール220、ユーザ・インターフェース・モジュール222、パワーモジュール224、入出力モジュール226、及び随意のアダプタモジュール228を含む様々な拡張モジュールを備える。
点線で示すように、様々なモジュールは互いに、またブレーンモジュール212に、概してどのような順序でも接続することができる。カメラシステム200はさらに、レンズ・マウント・モジュール214を備えることができる。引き続き図2を参照すると、当該技術で理解されるような画像安定化を可能にするため、随意で画像安定化モジュール218を設けてもよい。一実施形態では、画像安定化モジュール218は、ブレーンモジュール212とレンズ・マウント・モジュール214との間に接続されるよう構成される。
様々な実施形態で、図2のカメラシステム210の、ブレーンモジュール212、録画モジュール220、ユーザ・インターフェース・モジュール222、パワーモジュール224、入出力モジュール226、及びアダプタモジュール228を含むモジュールは、図1のカメラシステム110の対応するモジュールと概して同様、又は同一のものでよい。又は、別の実施形態では、図2のカメラシステム210のモジュールのうち一又は複数は、図1のカメラシステム110のモジュールとは異なるものである。
アダプタモジュール
再び図1A、Bを参照すると、互換性のあるブレーンモジュールは、様々な物理的寸法、機械的接続種類、及び/又は電気的接続種類を有することができる。他方で、本システムの様々な他のモジュールは、概して共通種類のインターフェースを有し、本願に記載のように、どのような順序でも互いに接続又は積層することができる。
所定の実施形態におけるアダプタモジュール128は、ブレーンモジュールと、その他モジュール上に含まれる共通インターフェースとの間の接続を可能にし、様々な種類のインターフェースを有する様々なセンサモジュールを、モジュール式に拡張することができる。任意のアダプタモジュール128は、カメラシステム110のブレーンモジュール112と、(録画モジュール120、ユーザ・インターフェース・モジュール122、パワーモジュール124、及び/又は入出力モジュール126などの)様々な拡張モジュールとの間のインターフェースを提供するものである。アダプタモジュール128は本願において、アダプタプレート128と呼ぶ場合もあり、アダプタモジュール128と同じ意味で用いられる。
例えば、実施形態によってはアダプタモジュール128が、ブレーンモジュール112と、異なる機械的インターフェースを有するその他の様々なモジュールとの間の機械的変換を行う。実施形態によってはアダプタモジュール128が、ブレーンモジュール112の電気的インターフェースと、システム110のその他の様々なモジュールの電気的インターフェースとの間の電気的変換を行う。
ブレーンモジュール112は拡張インターフェース138を備え、入出力モジュール126、録画モジュール120、及びパワーモジュール124を含む拡張モジュールは、これらのモジュールそれぞれに共通の第一インターフェース142を有する。いくつかの構成では、ブレーンモジュール112が、例えばブレーンモジュール112の側面などに、一又は複数の追加の拡張インターフェース138を備えていてもよい。
ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138は、所定の構成では、拡張モジュールの第一インターフェース142と機械的、電気的又はその他形式で互換可能でない場合がある。例えば拡張インターフェース138は、第一インターフェース142と機械的に協働しない。この非互換性の問題に対し、アダプタモジュール128は、ブレーンモジュール112上の拡張インターフェース138と協働するよう構成されたブレーン・モジュール・インターフェース136と、カメラシステム110の所定の拡張モジュールに共通である第一インターフェース142と協働するよう構成されたモジュールインターフェース140とを備えている。したがって、アダプタモジュール128は、ブレーンモジュール112と、例えば入出力モジュール126、録画モジュール120、パワーモジュール124、及びその他モジュールを一又は複数含む拡張モジュールとの間で協働させることができる。
上述のように、アダプタモジュールは様々なブレーンモジュールと共に用いるよう設計することができる。例えば、実施形態によっては、第一アダプタモジュールが第一ブレーンモジュールと共に用いられるよう設計され、第二アダプタモジュールが第二ブレーンモジュールと共に用いられるよう設計される。図3A、Bは、図1のブレーンモジュール112とは異なるブレーンモジュール312を備えるモジュール式カメラシステム310の別の構成を示す、前方及び後方分解斜視図である。モジュール式カメラシステム310はまた、レンズ316とアダプタモジュール328を備える。モジュール式カメラシステム310はまた、例えば図1の録画モジュール120、ユーザ・インターフェース・モジュール122、パワーモジュール124、及び入出力モジュール126を含む様々なモジュールを備えることができる。
図示するように、図3のブレーンモジュール312は拡張モジュール120、124、126より細い。したがって、アダプタモジュール328は、ブレーンモジュール312上のインターフェース338と協働するよう構成された第一インターフェース336を終端に有する狭小部344を有する。アダプタモジュール328はさらに、拡張モジュール120、124、126の幅と同様の幅を有する幅広部346を有する。幅広部346の終端は、拡張モジュール120、124、126の第一インターフェース142と協働するよう構成された第二インターフェース340となっている。
このように、図1のカメラシステム110のアダプタモジュール128は第一ブレーンモジュール112と共に用いるよう設計され、図3の第二アダプタモジュール328は第二ブレーンモジュール312と共に用いるよう設計されている。したがって、共通の拡張モジュールインターフェースと、特有のブレーン・モジュール・インターフェースとに解放可能に接続するインターフェースをそれぞれが備えた様々なアダプタモジュールを設けることができる。
ブレーン・モジュール・インターフェースの種類に応じて、様々なアダプタモジュール構成が可能である。例えば、比較的幅が広く高さがあり、又は不規則な形状を有するブレーンモジュールと共に用いるアダプタモジュールなど、様々な物理的特徴を有するブレーンモジュールと共に用いるよう設計されたアダプタモジュールを設けることができる。実施形態によっては、アダプタモジュールは、拡張モジュールのとは異なる種類の電気接続を有するブレーンモジュールとのインターフェース用に設計される。
様々な実施形態では、一又は複数のモジュールが、アダプタモジュールを使用することなくブレーンモジュール上のインターフェースと直接、解放可能に接続できるか、又は、互換性を有する。例えば、ユーザ・インターフェース・モジュール122は、図1のブレーンモジュール112の拡張インターフェース138と、図3のブレーンモジュール312のインターフェース338と解放可能に係合できるインターフェース148を備えることができる。このような実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュール122はまた、図1のアダプタモジュール128のモジュールインターフェース140、及び/又は図3のアダプタモジュール328のインターフェース340とも、解放可能に係合することができる。
実施形態によっては、アダプタモジュール128が含まれず、ブレーンモジュール112が、カメラシステム110の(例えば録画モジュール120、パワーモジュール124、及び/又は入出力モジュール126などの)拡張モジュールの第一インターフェース142と協働するよう構成される。
拡張モジュール
再び図1A、Bを参照すると、モジュール式カメラシステム110の拡張モジュールは、互いに、及び/又はブレーンモジュール112に、どのような順序でも接続することができる。本開示のカメラシステムと共に用いるモジュールは、少なくとも1つの録画モジュール120、少なくとも1つのユーザ・インターフェース・モジュール122、少なくとも1つのパワーモジュール124、及び少なくとも1つの入出力モジュール126を含むが、これらに限られない。拡張モジュールは本願では機能モジュール、モジュールと呼ばれ、拡張モジュールと同じ意味で用いられる。
いくつかの実施形態における少なくとも1つの録画モジュール120は、第一録画モジュール120aと第二録画モジュール120bとを含む。一実施形態では、第一録画モジュール120aがソリッド・ステート・ディスク(SSD)であり、第二録画モジュール120bがCFメモリカードである。様々な構成において、互換性のあるストレージ技術であれば概して何を用いてもよい。例えば録画モジュール120は、ハードドライブ、スピニングドライブ、フラッシュメモリ、ソリッド・ステート・ドライブ、RAIDドライブ、光ディスクその他、当該技術で開発され得る様々な記憶技術のいずれを備えてもよい。本システムの他のモジュールと同様に、アップグレード技術が入手可能になるとモジュールを簡単に取り外し交換することができるため、従来技術のシステムのいくつかと比べると、現モジュールで用いている特定のメディアの重要性は低くなる。本カメラシステム110は2つ1組の録画モジュール120a、120bを示しているが、用途次第で、録画モジュールは1つのみでもよく、又は3つ以上の録画モジュールを用いてもよい。
実施形態によっては、録画モジュール120のストレージ媒体又はその一部が、録画モジュール120のハウジング内に統合されていない。このような実施形態では、録画モジュール120を、一又は複数の記憶装置を解放可能に収容するよう構成することができる。例えば図1Bを参照すると、一実施形態の第一録画モジュール120aは、一又は複数のソリッド・ステート・ハード・ドライブ105を収容するドライブベイ104を備える。一実施形態では、第二録画モジュール120bがCFカード107を解放可能に収容するスロット106を備える。別の実施形態では、ストレージ媒体及びこれに対応する収容機構は概してどのようなものを用いてもよい。
実施形態によっては、ストレージ装置は、解像度12メガ画素、色解像度12ビット、60fpsの少なくとも約30分の動画に相当する画像データを圧縮回路から保存するのに十分なサイズを有することができる。ただし、ストレージ装置は所望のいかなるサイズを有していてもよい。本開示の一実装形態では、録画モジュール120は、ハードウェアRAID内に配される1又は2以上の2.5インチ160GBラップトップ・ハード・ドライブを備える。
実施形態によっては、録画モジュールを、モジュール式カメラの外部に装着することができる。二次的なストレージ装置を追加の録画モジュールに搭載し、カメラ又はその外部に装着することができる。ストレージ装置は、標準又はカスタムの通信ポートを介してその他部品に接続することができ、これらポートは例えばイーサネット、USB、USB2、USB3、IEEE1394(FireWire 400、FireWire 800、FireWire S3200、FireWire S800T、i.LINK、DVを含むがこれらに限られない)、SATA、SCSIを含むが、これらに限られない。さらに、実施形態によっては、ストレージ装置は、RAIDプロトコルで動作するハードドライブなどを複数備えることができる。ただし、どのようなストレージ装置を用いてもよい。
図1Bを参照すると、ユーザインターフェース122は、サンプル画像を見るためのビュー画面123、カメラ操作用の操作部146など、様々な標準的ユーザインターフェース機能を備える。画面123は操作部146が統合されたタッチスクリーンでもよいし、又はボタン、キーパッドなど、別個の操作部146を用いてもよい。操作部146により例えば、カメラを動画と静止画モード間で切り替えたり、録画モードを開始したり、カメラシステム110の一又は複数のディスプレイ又はその他部品を操作したりなど、様々な機能を行なうことができる。例えば実施形態によっては、ユーザ・インターフェース・モジュール122によりカメラをDSLRモードに切り替えることができる。
実施形態によっては、ユーザインターフェース122及び/又はブレーンモジュール112が、解像度を下げた画像データをユーザ・インターフェース・モジュール122上のモニタに出力するよう構成されたサブサンプリングシステムを備えていてもよい。例えば、このようなサブサンプリングシステムは、2K、1080p、720p又はその他の解像度をサポートするよう映像データを出力するよう構成することができる。実施形態によっては、デモザイク処理に用いるフィルタを、ダウンサンプリングとフィルタリングを同時に行うことができるように、ダウンサンプリングフィルタリングを行うよう構成することもできる。ブレーンモジュール112は、センサからのデータにデモザイク処理を行うよう構成することができ、その種類はどのようなものでもよい。その後、デモザイク処理した画像データは、モニタ上に表示することができる。
ユーザ・インターフェース・モジュール122上のディスプレイ123は、どのような種類のモニタ装置を有してもよい。例えば、これに限られないが、ディスプレイは、ユーザインターフェース122がサポートする4インチ液晶ディスプレイパネルとすることができる。所定の実施形態では、カメラ110が、ユーザ・インターフェース・モジュール122内に組み込まれたディスプレイ123に代えて、又はこれに加えて、別個のディスプレイを備える。様々なその他の実施形態では、ディスプレイは、2.8インチ、5インチ、7インチ、9インチ液晶ディスプレイパネルである。実施形態によっては、ユーザがカメラ110に対するどのような角度でもディスプレイを見ることができるように、ディスプレイをユーザ・インターフェース・モジュール122のハウジング及びカメラシステム110に対してどのような位置にも調整することができるよう構成された無限調整可能なマウントに、ディスプレイを接続することができる。実施形態によっては、ディスプレイを、例えばRGB形式又はYCC形式ビデオケーブルなど、あらゆる種類のビデオケーブルを介してモニタモジュールに接続することができる。以下で説明する図12は、視角調整が可能な別個のディスプレイを備えるカメラ構成例を示す。
ユーザインターフェース122は、ブレーンモジュール112との無線通信用に、無線送受信機を備えるのが好ましい。一実施形態では、ユーザインターフェース122は、ユーザインターフェース122がブレーンモジュール112から所定距離内(例えば100フィート)にあるとき、ブレーンモジュール112と通信するよう構成される。これは、以下で述べるように、システム内に物理的に接続するためにユーザインターフェース122内に設けられた配線接続バスと並行して行われる。これによりユーザインターフェース122は、モジュール式カメラに直接装着して配線接続することもできるし、また、モジュール式カメラから取り外して、遠隔操作でカメラ機能を操作することができる。他の実施形態では、ユーザインターフェース122はブレーンモジュール112との物理的な接続のみを備え無線接続は備えないか、又はその逆である。
実施形態によっては、ユーザインターフェース機能の様々な局面を、例えばブレーンモジュール112やその他モジュールなどカメラシステムのその他の部分で分配、及び/又は複製してもよい。例えば、ブレーンモジュール112はユーザ・インターフェース・モジュール122上に設けられるものと同様の操作部を一又は複数備えていてもよい。
本開示の所定の実装形態では、モジュール式カメラが、デジタル・スチル及びモーション・モード(DSMC)のそれぞれのモードで機能する。本モードでは、ユーザインターフェース122は、カメラが動画カメラとして用いられるときは適切な設定、操作部、動画のフィードバックを表示し、カメラが静止画モードで用いられるときは、事前設定された画面と操作モードに自動的に切り替わるように構成されるのが好ましい。動画モード撮影を開始するための第一スイッチ又はボタンと、静止画撮影を開始するための第二スイッチ又はボタンなどの操作部の操作に応じて、画面と操作部が、動画モードと静止画モード間を自動で切り替わるようにすることができる。このようにして、写真家は適切なシャッター操作部を選択するだけで所望通りに静止画撮影と動画撮影間を切り替えることができ、ユーザインターフェースは自動で再構築を行ったり、適切なフィードバックと操作部間を切り替える。シャッター操作スイッチは、トリガースイッチ、プッシュボタン、トグルスイッチ、スライダスイッチ、つまみ、タッチ・スクリーン・センサ、又は当該技術で知られるその他スイッチなど多様なもののうちいずれでもよい。第一及び第二スイッチは隣接して配し、操作部が実装されるモジュール本体の隣接部分と、大きさ、形、触感、高さを異らせて区別することができる。
ユーザは静止画撮影設定を、例えば、5K、ISO500、絞り優先、F5.6、平均測光、連続オート・フォーカス・モード、5FPS、あるソフトウェアの選択、などと設定する場合がある。ユーザが特定用途用に所望の設定を決定するまでは、これらの変数のいずれも所望通りに変更することができる。同じ設定で動画を撮影する場合、ユーザは、4K、ISO500、手動露出調整、60FPS、及び、別のソフトウェアを選択するかもしれない。これらの設定はどちらもカメラ内に残される。ユーザが「静止画」録画ボタンを押すと、静止画設定がすべて実施され、及び/又は液晶ディスプレイ又はその他のモニタに表示される。そしてユーザが「動画」録画ボタンを押すと、カメラは自動的に、先に選択された動画関連の設定を実施及び/又は表示するので、ユーザは、カメラ設定を手動で設定し直す必要がない。触感フィードバック又はその他の機構などによりユーザが動画録画操作部と静止画録画操作部の区別ができるようにして、モニタ又はEVFから目を離さずにモード切り替えができるようにすると好ましい。
パワーモジュール124は、電池、燃料電池、太陽電池、トランスフォーマ又はスタジオ電源などからのライン入力、その他電源又はこれらの組合せなど、様々な既知の電源のいずれを備えていてもよい。一般には、従来の充電式電池が用いられるだろう。モジュール式カメラシステム110には1又は2又は3又は4又はそれ以上のパワーモジュール124を設けることができ、これらは、システムの所望の物理的構成次第で、その他モジュールに対してどのような順序でもモジュール式アセンブリ上に積層することができる。実施形態によっては、1つのパワーモジュール124が2又は3又は4又はそれ以上の別個の電源(例えば電池)を備えることができる。実施形態によっては個別の電源がパワーモジュール124から解放可能である。一実施形態では、パワーモジュール124は、4つの別々の電池を含む4本入り電池パックである。パワーモジュール124は様々なモジュールの中で最も重い場合が多い。この結果、パワーモジュール124をシステムの光軸に沿って他のモジュールに対し前方又は後方方向に移動させると、システムの重心が変わる。この点を利用して、DSLRモード対ENGモードに構成する際など、意図する構成用にカメラのバランスを最適化したり、及び/又は、大きな又は小さいレンズを使用する際に所望のバランスを得ることができる。このようなバランス調整は、パワーモジュール124に代えて、又はこれに加えて、本願に記載の拡張モジュールの、概していずれを動かすことによっても行うことができる。
本開示のモジュール式カメラシステムはさらに、随意で、1又は2又は3又はそれ以上のダミーモジュール(図示せず)を設けることができ、これらはモジュール積層体に物理的に接続することができ、ダミーモジュールが積層体後部よりブレーンモジュールに近い位置にある場合などはダミーモジュールを介したバスが完成されるような内部電子部品を備えている。ダミーモジュールは、スルーバス配線を有するモジュールハウジングを備えるが、追加の重量や電子部品、又は所定の重量等級は有さないのが好ましい。これにより、システム全体の重心を、特殊な構成用に所望通りに変更することができる。さらに、一又は複数のダミーモジュールを用いることにより、ブレーンモジュールに対して残りのモジュールを再配置することができるが、これは、以下で述べるように望ましい場合がある。
ダミーモジュールはさらに、モジュール式カメラシステムをさらに拡張させるための機械的接続部又はマウント箇所を備えることができる。例えば、本願に記載のダミーモジュール又はその他モジュールは、レール、ハンドル、ビューファインダ、ショルダパッド、その他の適切なカメラ部品などの部品用マウントを含むことができる。様々な実施形態で、マウントは、装着バー、留め金、締め具、雄ネジ部又は雌ネジ部、スナップフィット又は摩擦嵌合機構などを含むことができる。
上で参照したように、本開示に係るモジュール式カメラは、動画撮影、静止画撮影、又はDSMC(デジタルスチル/モーション)負荷用に互換可能に構成することができる。デジタル静止画撮影の場合、入出力モジュール126はユーザの好みによっては利用しない場合がある。しかし、動画モードで撮影する際は入出力モジュール126を設ける方が好ましい。本システムの他のモジュールと同様、入出力モジュール126はブレーンモジュール112に直接的又は間接的にどのような順序でも取り付けられるよう構成される。
入出力モジュール126は、例えばオーディオ信号、同期信号、デュアルリンクHD−SDIモニタリング及び映画制作環境で有用なその他の接続部材を含む様々な入出力接続部108を含む。一般に、特定の入出力モジュール126の構成は、制作条件やユーザの好みによりカスタマイズすることができる。
さらに、いくつかの実施形態の入出力モジュール126は、電子ビューファインダの表示画面などの、本願に記載の表示画面のいずれか1つを結合するためのインターフェース109を含む。
映画芸術では知られるように、映画のカメラは、支持フレーム、ケーブル、レール、ロッド、ショルダマウント、三脚マウント、その他機器が狭小空間に密に詰めこまれた環境で装着、使用されることが多い。したがって、入出力モジュール126を光軸上で他のモジュールに対して前後に動かせることで、隣のケーブルや構造物が最も邪魔にならないよう、モジュール126に接続する入出力ケーブルの位置を変更できるという貴重な利点が得られる。これは、上述の機能モジュールの配置を変更することと、モジュール積層体内の一又は複数のダミーモジュールを位置決めすることの、いずれによっても行うことができる。
図1〜3は、現在考えられるモジュール種類の例をいくつか含む所定の構成例を示す。ユーザの特定要件に従ってカスタム設計されるモジュールなど、その他種類のモジュールを用いることができる。さらに、様々な構成で、その他の数の拡張モジュールを用いることができる。例えば、充電までのランタイムを長くするために多数のパワーモジュール124を用いてもよい。入出力機能を高める別種の入出力端子を追加で備える入出力モジュール126などの第二入出力モジュール126を用いてもよい。別の構成では、図1〜3に示すモジュールの一又は複数が含まれず、又は、図示のモジュールが別の物理的配置で設置されている。
本願に記載の通り、図1に示さない様々なその他種類のモジュールを実施することができる。一例として、一実施形態では、図示のモジュールの一又は複数、又はその他モジュールが、例えばファンなどの冷却ユニットを備える。さらに、所定の複数モジュールの機能を1つの脱着可能なモジュール内に組みこんでもよい。例えば、様々な実施形態で、個別のモジュールが2以上の電源、録画機能、入出力機能、ユーザインターフェース機能、又はその他機能を備えることができる。さらに、本願に記載のカメラシステム110のモジュール性の局面のいくつかは、別の実施形態ではフィルム録画と互換性を有することができる。例えば一実施形態では、ブレーンモジュール112が、デジタルセンサを備える代わりに、又はこれに加えて、写真フィルムを受像、露出するよう構成される。
モジュールインターフェース
図4を参照すると、本開示に係るある単一のモジュール430の一実施形態の概略図を示す。図4のモジュール430は、本願に記載の電子部品モジュールのいずれでもよい。これは、光信号を受信するよう構成されたブレーンモジュール112、レンズ・マウント・モジュール114、もしある場合は画像安定化モジュール118などの光学モジュールとは区別されるが、これらモジュールも、モジュール430のものと同様のインターフェース及び特徴を備えることができ、またその逆もあり得る。
図4を参照すると、モジュール430はハウジング432を備える。ハウジング432には隣接モジュールに解放可能に接続するための第一インターフェース434が少なくとも1つ設けられている。これまでの記載から分かる通り、ハウジング432には、モジュールが他の2つのモジュール間に挟まれた積層体内で位置決めされ電気的及び機械的に係合することができるよう、2つ以上のインターフェースを設けるのが好ましい。第一及び第二インターフェースを、モジュールを非線形形状に積層することができるように、モジュールの対向面上に設けるか、又はモジュールの隣接面上に設けることができる。
図示する実施形態では、第一インターフェース434がハウジング432の第一面436に設けられ、好ましくは第二インターフェース(図示せず)が、図4では見えないハウジングの反対側の第二面上に設けられる。第一インターフェース434及び第二インターフェースの一又は複数を、本願に記載のブレーンモジュールのうちの1つなどのブレーンモジュールのインターフェースと協働するよう構成することができる。したがって、一又は複数のモジュールをブレーンモジュール上に積層することができる。さらに、アダプタモジュールを使用する実施形態では、第一インターフェース434及び第二インターフェースの一又は複数を、ブレーンモジュールと直接ではなくアダプタモジュールと協働するよう構成することができる。インターフェースは、隣接モジュールと電気通信を行うための多機能電気コネクタ438を備える。インターフェースはさらに、隣接モジュールとの機械的な解放可能な係止を容易にするための機械的コネクタ440を備える。又は、多機能電気コネクタ438を、隣接モジュール間の機械的連結にも用いることができる。
図5は、図1のブレーンモジュール112の背面図を示し、図6Aは、図1のアダプタモジュール128の正面図を示す。ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138は、アダプタモジュール128の対応するブレーン・モジュール・インターフェース136と協働するよう構成される。これらインターフェースは、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間で解放可能に安定して電気通信と機械的連結を行うよう構成される。
図5及び6Aを参照すると、ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138は、アダプタモジュール128のブレーン・モジュール・インターフェース136の対応するインターフェースと解放可能に係合するよう構成された機械的インターフェースを有する。一実施形態の機械的インターフェースは、装着面139と、係止切欠部151を有する支持部150と、孔152とを備える。
拡張モジュール138はまた、第一、第二コネクタ154、156を含む電気的インターフェースを備える。所定の実施形態の第一、第二コネクタ154、156は、アダプタモジュール128及びアダプタモジュールを介して取り付けられた拡張モジュール全般との電気通信を行うための多機能電気コネクタを備える。また別の実施形態では、電気的インターフェースは1種類の電気コネクタのみ、又は3種類以上の電気コネクタを備える。
一実施形態では、アダプタモジュール128の対応するブレーン・モジュール・インターフェース136が、装着面156、支持凹部158、ペグ160を含む機械的インターフェースを備える。機械的インターフェースは、ブレーンモジュール112の装着面139、支持部150、孔152それぞれを含む、ブレーンモジュール112の拡張インターフェース138に対応する部分と協働するよう構成される。このように、対応する機械的インターフェースにより、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間を解放可能に機械的に連結する。
図5及び6Aをさらに参照すると、支持部150及び対応する支持凹部158は二等辺三角形に形成され、組み立てた構成において、アダプタモジュール128や取り付けられる拡張モジュールの重みをブレーンモジュール112上に効率良く分散させている。その他の構成では、支持部150及び凹部158に、長方形、正方形、円形を含むその他様々な形状を用いることができる。支持部150及び凹部158が、終端に角を有する形状(例えば長方形、正方形、三角形)である所定の実施形態では、これらの角が尖らないよう丸みをつけるか又はその他の方法で滑らかにして、支持部150及び凹部158間の応力(例えば破断荷重)を最小限とすることが望ましい。例えば支持部150及び凹部158は概して三角形であるが、それぞれ、頂部は平坦であり底側の角は丸みをおびている。
アダプタモジュール128はさらに、コネクタ164を含む電気的インターフェースを備える。コネクタ164はブレーンモジュール112の第二コネクタ156と協働するよう構成され、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間の電気通信を行うものである。ブレーンモジュール112の第一コネクタ154は凹部162に物理的に収容される。実施形態によっては、凹部162が、ブレーンモジュール112の第一コネクタ154と電気通信を行うよう構成された電気コネクタを含む。別の実施形態では、凹部は電気通信用には構成されない。
ブレーンモジュール112の第一、第二電気コネクタ154、156と、アダプタモジュール128の対応する凹部162及びコネクタ164とによって、さらに、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間の機械的連結を行ってもよい。
ブレーンモジュール112の拡張モジュール138は、所定の実施形態では、中間のアダプタモジュール128無しに一又は複数の拡張モジュールと直接対合するよう構成される。例えば、図8を参照して以下で述べるように、実施形態によっては、ユーザ・インターフェース・モジュール122がブレーンモジュール112に直接対合する。別の実施形態ではアダプタモジュール128を用いず、他の拡張モジュールがブレーンモジュール112と直接結合するよう構成される。
図6Bは図1のアダプタモジュール128の背面図を示す。図7A、Bは図1の第二録画モジュール120bの正面図及び背面図を示す。第二録画モジュール120bは第一インターフェース142と第二インターフェース144を備える。録画モジュール120bを例示の目的で示しているが、一又は複数のその他の拡張モジュール(例えば第一録画モジュール120a、パワーモジュール124及び入出力モジュール126)が、録画モジュール120bのものと概して同一の第一インターフェース142及び第二インターフェース144を含み、拡張モジュール間での互換性を得ている。
アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140及び第一インターフェース142は、アダプタモジュール128と、第二録画モジュール120bを含む様々な拡張モジュールとの間の解放可能で確実な電気通信と機械的連結を行うよう構成される。
アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140は、録画モジュール120bなどの拡張モジュールの第一インターフェース142の対応する機械的インターフェースと解放可能に係合するよう構成される機械的インターフェースを有する。一実施形態の機械的インターフェースは、装着面166と、下部孔168a、168bと、係止切欠部171を含む支持部170と、凹部172a、172bと、上部スロット174とを備える。
モジュールインターフェース140はさらに、第一、第二電気コネクタ176、178を含む電気的インターフェースを備える。第一、第二コネクタ176、178は多機能電気コネクタを備え、拡張モジュールとの電気通信を行う。また別の実施形態では、電気的インターフェースは1種類の電気コネクタのみを備えるか、又は、3種類以上の電気コネクタを備える。
第一インターフェース142は、装着面180、ペグ181a、181b、支持凹部183、リブ182a、182b、上部突条184を含む機械的インターフェースを備える。このインターフェースは、装着面166、下部スロット168a、168b、支持部170、凹部172a、172b、上部スロット174それぞれを含むモジュールインターフェース140の機械的インターフェースの対応部分と対合するよう構成される。
第一インターフェース142はさらに、電気コネクタ186を含む電気的インターフェースを備える。電気コネクタ186はアダプタモジュール128の第二コネクタ178と協働するよう構成され、ブレーンモジュール112とアダプタモジュール128間の電気通信を行う。アダプタモジュール128の第一コネクタ176は凹部185に物理的に収容される。実施形態によっては、凹部185がさらに、アダプタモジュール128の第一コネクタ176と動作可能に結合する電気コネクタを備える。アダプタモジュール128の第一、第二コネクタ176、178と、録画モジュール120b及びその他拡張モジュールの対応する凹部185及びコネクタ186によってさらに、アダプタモジュール128と拡張モジュール間の機械的連結を行ってもよい。
図7Bを参照すると、録画モジュール120b及びその他拡張モジュールは第二インターフェース144を備える。記載の通り、所定の実施形態では、図1に示すように、各拡張モジュールは、録画モジュール120bの第一インターフェース142及び第二インターフェース144とほぼ同一の第一インターフェース142及び第二インターフェース144をモジュール対向面に備えるのが好ましい。実施形態によっては、第二インターフェース144は第一インターフェース142と協働するよう構成される種類のものである。このように、拡張モジュールは、本願に記載の通り、ユーザによるカスタマイズ可能な構成用に、概してどのような順序でも積層することができる。
さらに、上述の通り、アダプタモジュール128の第二インターフェース144及びモジュールインターフェース140はいずれも、拡張モジュールの第一インターフェース142と協働するよう構成される。このため第二インターフェース144は、アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140とほぼ同じか、ほぼ同様の機械的、電気的インターフェースを含むことができる。例えば、第二インターフェース144は、第一インターフェース142の対応する機械的インターフェースと解放可能に係合するよう構成された機械的インターフェースを有する。一実施形態の機械的インターフェースは、装着面187と、下部孔188a、188bと、係止切欠部199を有する支持部190と、凹部189a、189bと、上部スロット191とを備える。
いくつかの実施形態の第二インターフェース144はさらに、第一、第二電気コネクタ192、193を含む電気的インターフェースを備える。第一、第二電気コネクタ192、193は、その他の拡張モジュールと電気通信を行うための多機能電気コネクタを備える。また別の実施形態では、電気的インターフェースは1種類の電気コネクタのみ、又は3種類以上の電気コネクタを備える。第二インターフェース144の機械的電気的インターフェースは、アダプタモジュール128のモジュールインターフェース140と概して同様の仕方で、第一インターフェース142の対応部分と機械的に連結及び電気的に結合する。
図8はユーザ・インターフェース・モジュール122のインターフェース194の詳細図を示す。インターフェース194は、ユーザ・インターフェース・モジュール122とモジュール式カメラシステム110の様々な拡張モジュールとの間で解放可能で確実な電気通信及び機械的連結を行うよう構成される。例えば、ユーザ・インターフェース・モジュール122は拡張モジュールの第二インターフェース144、アダプタモジュール128のモジュールインターフェース、及び/又はブレーンモジュール112の拡張インターフェース138と接続するよう構成される。このためユーザ・インターフェース・モジュールはアダプタモジュール128を用いることなくブレーンモジュール112と共に用いることができる。また別の実施形態では、インターフェース194は第二録画モジュール120b及びその他拡張モジュールの第一インターフェース142と同一である。
一実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュール122のインターフェース194は、装着面195、支持凹部197、係止凸部198を含む機械的インターフェースを備える。インターフェース194はさらに、電気コネクタ196を有する電気的インターフェースを備える。機械的インターフェースは、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、拡張モジュールの第二インターフェース144の機械的インターフェースと協働するよう構成され、ユーザ・インターフェース・モジュール122を対応するモジュールに締結する。
図5及び8を参照すると、支持凹部197はブレーンモジュール112の支持部150を収容するよう構成される。さらに、係止凸部198は、ブレーンモジュール112の支持部150の対応する係止切欠部151に係合し、ユーザ・インターフェース・モジュール122とブレーンモジュール112とをさらに強固に係止する。図6B、7B、8を参照すると、ユーザ・インターフェース・モジュールは、アダプタモジュール128及び拡張モジュールの支持部170、190とこれに対応する係止切欠部171、199との係合と同様の方法で機械的に対合している。
所定の実施形態では、アダプタモジュール128及び拡張モジュールの支持凹部158、183が、ユーザインターフェース122の係止凸部198と同様の機構も備えている。
図5、6B、7B、8を参照すると、ユーザ・インターフェース・モジュール122の電気コネクタ196は、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、及び拡張モジュールそれぞれの第一電気コネクタ154、176、192と動作可能に結合して、ユーザ・インターフェース・モジュール122とモジュール式カメラシステム110の残りの部分との間の電気通信を行う。電気コネクタ196によってさらに、ユーザ・インターフェース・モジュールとカメラシステム110のその他モジュールとの間の機械的連結を行ってもよい。
図5、6B、7Bを参照すると、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、及び録画モジュール120b(又はその他拡張モジュール)それぞれの第一電気コネクタ154、176、192は、様々な種類のコネクタとすることができる。一実施形態では例えば、第一電気コネクタは、Mill−Max Mfg.Corp製の、一列のバネ付き面実装型相互接続されたヘッダ(例えば製造番号812−22−003−30−003101)である。図8を参照すると、所定の実施形態では、ユーザ・インターフェース・モジュール122の電気コネクタ196は、このようなコネクタと電気的及び/又は機械的に係合するよう構成された対応ソケットを備える。図示例の実施形態には示していないが、アダプタモジュール128及び録画モジュール120b(又はその他拡張モジュール)の凹部162、185も同様に、第一電気コネクタ154、176、192と電気的及び/又は機械的に係合するよう構成された対応ソケットを備えることができる。
再び図5、6B、7Bを参照すると、その他種類のコネクタを用いてもよいが、一実施形態では、ブレーンモジュール112、アダプタモジュール128、及び録画モジュール120b(及び/又はその他拡張モジュール)それぞれの第二電気コネクタ156、178、193が、Samtec製SEARAY(商標)シリーズのメス型180ピン・コネクタ・ソケット(例えば型番SEAF−30−06.5−X−06−X)である。図5、6A、7Aを参照すると、このような実施形態では、アダプタモジュール128及び録画モジュール120b(及び/又はその他拡張モジュール)それぞれの電気コネクタ164、186は、Samtec製SEARAY(商標)シリーズのオス型180ピン端子(例えば型番SEAM−30−06.5−X−06−X)である。さらに、カメラシステム110にて用いる様々なコネクタは、比較的多数回の対合サイクルに耐えうる機械的設計とすることで耐久性を高めることができる。
モジュール式カメラシステム110の様々な機械的連結機能は、使用中に安定した信頼性の高い接続が行われるよう設計される。例えば、拡張モジュールを複数含む構成などでは、様々なモジュール間の機械的接続部に比較的高い負荷がかかる。さらにユーザがカメラを扱う際には、機械的接続部には当然、様々なストレスがかかる。本願に記載のインターフェースはそれぞれ、相乗的に動作するよう選択し空間的に配置された様々な補助的連結機構を提供するものである。この結果、このような条件下であっても、カメラシステムの様々なモジュール間で、接続不良、モジュール間の過度な機械的遊び、その他望ましくない影響を受けることなく、安定した接続が保たれる。
さらに、この機械的連結によって、様々なモジュールを互いに接続したり分離したりすることが簡単にできる。これにより、カメラシステムを所望のモジュール構成に効率良く簡単に配置することができる。
例えば、図7A、Bを参照すると、一実施形態では、ユーザが、第一拡張モジュールを第二拡張モジュール(例えばカメラシステムの最後方のモジュール)に、第一モジュールの第一インターフェース142の突条184を、第二モジュールの第二インターフェース144の上部スロット191に挿入することにより取り付ける。ユーザは次いで、第一インターフェース142を第二インターフェース144と面一に合わせる。この結果、ペグ181a、181bが孔188a、188bと摩擦嵌合し、リブ182a〜182cが係合部分189a〜189cと係合し、2つのモジュールの電気的インターフェースが互いに結合する。モジュールを分離するには、一実施形態では、ユーザが、第一モジュールのペグ181a、181bと隣接モジュールの孔188a、188bとの間の摩擦嵌合を超える力で最後方モジュールを隣接モジュールから引き離して、さらに、残りの結合部品を分離する。ユーザは、アダプタモジュール128とブレーンモジュール112や、拡張モジュールとアダプタモジュール128とを、概して同様のやり方で接続、分離することができる。
一実施形態では、ユーザは、ユーザ・インターフェース・モジュール122を、システム110の最後方の拡張モジュールの第二インターフェース144などの所望のモジュールの適切なインターフェース上に下方にスライドさせることによりモジュール122を接続する。装着凹部197及び係止凸部198が第二インターフェース144の装着部170及び係止切欠部171とそれぞれ係合して、ユーザ・インターフェース・モジュール122を固定する。電気コネクタ196もまた第二インターフェース144の電気コネクタ176と結合する。例えば図示するように、所定の実施形態のコネクタ196は、第二インターフェース144の第一電気コネクタ176上の対応するピンを収容する複数のスラットを備える。図示する実施形態のスラットは細長で、上述のようにユーザ・インターフェース・モジュール122を隣接モジュールの対応インターフェース上に向け下方にスライドさせることで、モジュールを解放可能に固定することができる。所定の実施形態では、ユーザは、ユーザ・インターフェース・モジュール122をアダプタモジュール128のモジュールインターフェース140又はブレーンモジュール112の拡張インターフェース138に同様のやり方で取り付ける。
別の実施形態では、システムにおける部品の結合、分離には、他に様々なインターフェース構成及びこれに対応する方法が可能である。例えば実施形態によっては、センサモジュール112と拡張モジュールとの間、拡張モジュールとその他拡張モジュールとの間などの接続部を固定する様々な機構を用いることができる。例えば一又は複数のスライディングロック機構を用いることができる。図7A、Bを参照すると、一又は複数のモジュールは、隣に取り付けたモジュールのペグ181a、181bと係合する係止ピンを収容するよう構成することができる。又は、このようなピンは、実施形態によっては、ボビーピン、コッタピン、Rクリップ、割りピンなど、又は構造や機能上これらと同様の種類のピンとすることができる。例えばユーザが第一モジュールを隣接の第二モジュールに接続するとする。このときユーザはピンを、第一モジュールの幅方向に横に延びるスロットに届くよう第一モジュールの一面に位置する開口部(図示せず)に挿入することができる。他の構成も可能であるが、一実施形態では、スロットは、モジュールの対向面に位置する第二開口部まで、モジュールの幅全体に渡って延びている。スロットは第一モジュールの孔188a、188bを横切るように構成され、ピンをスロット内に挿入するとピンが隣接の第二モジュールのペグ181a、181bと係合して、ピンを抜かない限りモジュールが分離しないようにすることもできる。
さらに、実施形態によっては、組み立てたカメラシステム又はその一部を支持するために別個の支持構造(図示せず)を用いることもできる。例えば様々な実施形態で、細長トレイ、レールセット、その他の構造を用いて、拡張モジュールの重量を支え、センサモジュール112と拡張モジュールとの間の接続部にかかるストレスを緩衝することができる。一実施形態では例えば、細長トレイが解放可能にセンサモジュール112に固着され、拡張モジュール下面に沿って延びている。
さらに、所定の構成では、インターフェース又はその一部の向きが概して逆向きでもよい。一実施形態では、モジュールのオス型メス型の機械的連結機能や電気コネクタが概して逆向きである。さらに、図示した実施形態のものに代えて、又はこれに加えて、その他種類の機械的連結機能及び/又は電気コネクタが考えられる。例えば実施形態によっては、接着剤や磁気による接続部が用いられる。実施形態によっては、アダプタモジュール128は用いず、ブレーンモジュール112が直接拡張モジュールとの互換性を有し、拡張インターフェース138は、拡張モジュールの第二インターフェース144と類似又は同一のものである。
モジュールインターフェースのその他実施形態
図9A、Bはカメラシステムの別の実施形態の拡張モジュール920bを示す。図示するように、拡張モジュール920bの機械的連結機能には、図1、5〜8のカメラシステム110又は図3のカメラシステム310の拡張モジュールとは異なる部分がある。拡張モジュール920bは例えば、本願に記載の一又は複数の録画モジュールと同様のものとすることができる。
1つの拡張モジュール920bしか示していないが、拡張モジュール920は、その他拡張モジュール、ブレーンモジュール、及び/又はアダプタモジュールなど様々なその他部品を含むカメラシステムと互換性を有することができる。
第二録画モジュール920bは、第一インターフェース942及び第二インターフェース944を備える。第二インターフェース944は第一インターフェース942と協働するよう構成される種類のものである。さらに、一又は複数の他の拡張モジュールが、録画モジュール920bのものと概して同一の第一インターフェース942及び第二インターフェース944を備える。したがって拡張モジュールは、本願に記載の通り、ユーザによるカスタマイズ可能な構成用に、概してどのような順序でも積層することができる。さらに、所定の実施形態では、第一インターフェース942は、アダプタモジュール及び/又はブレーンモジュール(図示せず)の対応するインターフェース間を解放可能に信頼性高く電気通信及び機械的連結するように構成される。
拡張モジュールの第一インターフェース942は、装着面980、フック981a、981b、支持凹部983、リブ982a、982b及び上部突条984を含む機械的インターフェースを備える。第一インターフェース942はさらに、アダプタモジュール928の第二コネクタ978と協働してブレーンモジュール912とアダプタモジュール928間で電気通信を行うよう構成された電気コネクタ986を含む電気的インターフェースを備える。
第二インターフェース944は、第一インターフェース942の対応する機械的インターフェースと解放可能に係合するよう構成された機械的インターフェースを有する。機械的インターフェースは、装着面987、下部フック用スロット988a、988b、係止切欠部999を有する支持部990、凹部989a、989b、及び上部スロット991を備える。第二インターフェース944はさらに、第一、第二電気コネクタ992、993を含む電気的インターフェースを備える。第一、第二電気コネクタ992、993は、その他の拡張モジュールと電気通信を行うための多機能電気コネクタを備える。
一実施形態では、ユーザが、第一拡張モジュールを第二拡張モジュール(例えばカメラシステムの最後方モジュール)に、まず第一モジュールの第一インターフェース942の突条984を第二モジュールの第二インターフェース944の上部スロット991に挿入することにより取り付ける。ユーザは次いで、第一インターフェース942を第二インターフェース944と面一に合わせる。一実施形態では、フック981a、981bがそれぞれ、第二インターフェース944のスロット988a、988b内に位置する対応の留め金(図示せず)に当たると向きを変えるようにバネ機構に結合されている。ユーザが両モジュールを面一に合わせると、フック981a、981bがそれぞれの留め金を通り越してから、留め金の後ろにある元の位置に跳ね戻り、このようにして解放可能にモジュールを固定する。
モジュールを分離するには、一実施形態では、ユーザは、フック981a、981bのバネ動作を超える力で最後方モジュールを隣接モジュールから引き離す。別の実施形態では、フックを外すための解放機構がモジュールに設けられている。例えば、バネ機構に結合された解放ボタンやスライダスイッチが設けられ、ユーザはボタン又はスイッチを操作してモジュールを分離する。ユーザは、アダプタモジュールとブレーンモジュールや、拡張モジュールとアダプタモジュールとを、概して同様のやり方で接続、分離することができる。
その他モジュールと構成
上述のように、本願に記載の様々なモジュールは対向面に概して均一なインターフェースを備え、概してどのような順序でもモジュールを積層することができる。これらのうち所定の実施形態では、これらモジュールをブレーンモジュール後面から離れた箇所で(例えばアダプタモジュールを介して)繋げることができる。さらに、異なる種類のインターフェースを有する複数のモジュールをカメラシステムの様々な箇所に取り付けることができ、ユーザの好みに従ってシステムを構成する柔軟性を向上することができる。様々な実施形態では、これらモジュールは、例えばブレーンモジュール又はその他の拡張モジュールの様々な箇所に取り付けられる。
図10A、10Bは、ブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる様々なオプションモジュールを備える構成1000を示す。同構成1000は、サイドハンドル1002、底部ハンドル1004、録画部品1006、及び電子ビュー・ファインダ(EVF)・モジュール1008を備える。所定の実施形態では光学ビュー・ファインダ・モジュール(図示せず)もまた、構成1000と互換可能である。さらに、電子ビューファインダ及び光学ビューファインダの両方が含まれる構成など実施形態によっては、本願に記載のカメラシステムは電子ビュー・ファインダ・モードと光学ビュー・ファインダ・モードとの間で切り替えが可能である。
所定の実施形態のシステム1000はDSLRモードで動作可能であり、図示した構成はDSLR構成と呼ぶことができる。例えばシステム1000は物理的に比較的薄型に構成され、手持ちでの使用を容易にするためのハンドル1002、1004及びストラップ1012などの部品を備える。このような構成は、DSLRモードでの使用に適した構成の一例といえる。本システム1000は、ブレーンモジュール1012に取り付けた拡張モジュール又はアダプタモジュールを有さないよう描かれているが、一又は複数の拡張モジュール又はアダプタモジュールを取り付けることができる。例えば録画モジュールが含まれ、ブレーンモジュール1012に取り付けられていてもよい。
図10A、10Bの構成はDSLR構成と呼ぶことができるが、本開示中に示す他の構成もまたDSLRモードでの動作及び/又はDSLR構成が可能である。以下から分かるように、DSLR構成は静止画撮影に使用することができる。実施形態によっては、本願に記載のカメラシステムを、静止画撮影(例えばデジタル・ポイント・アンド・シュート)に適した他の構造体において配置することができる。静止画用構造体は、概して静止画撮影の方に適していると当業者が理解する構造体を含むことができる。例えば、静止画用構造体は、コンパクトな構造体、比較的録画スペースの小さい、及び/又は動画用構造体より比較的入出力機能が少ない構造体、一又は複数のハンドルモジュール、光学ビューファインダ、ストラップなどを含む構造体を含むことができる。これらの特徴や部品は特に静止画用構造体に関連づけられるかもしれないが、以下から分かるように、所定の実施形態では、所定の動画用構造体もこれらの特徴や部品のうち一又は複数を含むことができる。
サイドハンドル1002は、サイドハンドル1002をブレーンモジュール1012の対応するインターフェース(図示せず)に機械的及び/又は電気的に結合する機能を含むインターフェース(図示せず)を備える。例えばサイドハンドル1002は、摩擦嵌合、スナップフィット、ネジ部品などを含む様々な機構によりブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。一実施形態では、ハンドル1002はフック部とカム係止ネジを有する。さらに、様々な電気コネクタを用いることができる。
実施形態によっては、サイドハンドル1002はさらに、カメラシステム操作用の様々な操作部1010を備える。操作部1010は、ユーザによる設定が可能で静止画及び/又は動画用途での使用に適した露出操作部、焦点操作部などを含む。ハンドル1002はまた、実施形態によっては、ハンドストラップ1012及びグリップ部1014を有し、ユーザがカメラを取り扱う上での人間工学的で丈夫なインターフェースを提供している。サイドハンドル1002は手持ちや軽量の三脚での使用に特に適していると言える。所定の実施形態では、サイドハンドル1002が充電式電池を含み、別個のパワーモジュール又はその他電源無しに、軽量で薄型の遠隔使用が可能である。
底部ハンドル1004は、ハンドル1004をブレーンモジュール1012上の対応するインターフェース(図示せず)に機械的及び/又は電気的に結合する機能を有するインターフェース(図示せず)を備える。例えば底部ハンドル1004は、摩擦嵌合、スナップフィット、ネジ部品など、又はこれらの組合せを含む様々な機構を介してブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。さらに、様々な電気コネクタを用いることができる。
底部ハンドル1004はさらに、カメラシステムを操作するための様々な操作部1030を有する。操作部1030は、ユーザによる設定が可能で静止画及び/又は動画用途での使用に適した露出操作部、焦点操作部などを含む。ハンドル1004はまた、グリップ部1032を有し、ユーザがカメラを取り扱う上での人間工学的で丈夫なインターフェースを提供している。底部ハンドル1004は、例えば手持ちでの使用に特に適していると言える。所定の実施形態では、底部ハンドル1004が充電式電池を含み、別個のパワーモジュール又はその他電源無しに、軽量で薄型の遠隔使用が可能である。カメラシステム1000のハンドルモジュール(例えば底部及びサイドハンドル1002、1004)又はカメラシステム1000のその他の部品が電源を有する場合、このような部品はパワーモジュールと呼ぶことができる。
その他所定の構成では、一又は複数のサイド及び/又は底部ハンドル1002、1004は、別個の操作部、電池やその他電気部品を含まず、それぞれのハンドリングインターフェースの機械的利点のみを提供する。実施形態によっては、サイド及び底部ハンドル1002、1004はいずれか1つのみが用いられる。両方のハンドル1002、1004を含む構成では、ハンドル1002、1004はそれぞれの機能を補い合い、カメラシステムのハンドリング及び/又は電子制御を向上させている。さらに別の実施形態では、ブレーンモジュール1012の頂部、ブレーンモジュール1012の別の箇所、又は、本願に記載の一又は複数の拡張モジュールなどシステムにおけるその他箇所に、ハンドルが取り付けられる。
所定の実施形態では、録画部品1006がブレーンモジュール1012の側面などのブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けられる。録画部品1006は、録画部品1006をブレーンモジュール1012上の対応するインターフェースに機械的及び電気的に結合する機能を有するインターフェースを備える。一実施形態では、機械的インターフェースが、ブレーンモジュール1012の対応するネジ穴と協働するネジボルト1040を一組備えることができる。録画部品1006は、摩擦嵌合、スナップフィット、その他種類のネジ部品など、又はこれらの組合せを含む様々な機構を介してブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。さらに、様々な電気コネクタ(図示せず)を用いて、録画部品1006をブレーンモジュール1012に電気接続することができる。一実施形態ではSATAインターフェースを用いる。
録画部品1006は、記憶部品1046を収容するよう構成されたメモリ・カード・スロットを備え、記憶部品はイジェクトボタン1044を介して解放可能であるが、その他種類の解放機構を用いてもよい。一実施形態の記憶装置用スロットはコンパクト・フラッシュ(CF)・カードを収容するよう構成されるが、ハードドライブ、スピニングドライブ、その他種類のフラッシュメモリ、ソリッド・ステート・ドライブ、RAIDドライブ、光ディスク、又は当該技術で開発され得るその他のものなど、様々なその他記憶技術を用いることができる。
EVFユニット1008はブレーンモジュール1012の底部に随意で取り付けた装着ブラケット1070上に装着することができ、EVFユニット1008をブレーンモジュール1012の対応するインターフェースに電気的に結合するインターフェース(図示せず)を備える。EVFユニット1008は、摩擦嵌合、スナップフィット、ネジ部品など、又はこれらの組合せを含む様々な機構を介してブレーンモジュール1012に解放可能に取り付けることができる。さらに、センサユニット1012に電気接続するために様々な電気コネクタを用いることができる。
EVFユニット1008は、EVFユニット1008本体内部に配置されるディスプレイを備える。ユーザはアイピース1060を介してディスプレイを見ることができる。センサはレンズを通した光景を録画する。この光景が処理されてEVFユニット1008のディスプレイ上に投影され、これをアイピース1060を介して見ることができる。処理はブレーンモジュール1012内のプロセッサ、EVFユニット1008、又はその他プロセッサで行うことができる。ディスプレイ上の画像は、カメラの照準を定めるのに用いられる。
本願に記載のカメラは、様々なレール、ロッド、ショルダマウント、三脚マウント、ヘリコプタマウント、マットボックス、フォロー・フォーカス・コントロール、ズームコントロールやその他、当該技術で知られる機能やアクセサリとの互換性を有する。図11に、本願に記載の様々なモジュールやその他部品を含むカメラシステム1100の一例を示す。本カメラシステム1100はまた、上部と下部にそれぞれ一組のロッド1102、1103を備え、これが、延長ハンドル1106、上部ハンドル1107、サイドハンドル1108、マルチツール1110、及びショルダマウント1112、1114を含む様々な部品の装着箇所となる。本カメラシステム1100の構成は、所定の実施形態ではENG構成と呼ぶことができる。ENG構成は、プロによる手持ちの使用に適した構成を含み、場合によっては、テレビカメラ構成と呼ぶこともできる。例えば、ENG構成は、手持ち使用中にカメラをカメラマンの肩に載せるためのショルダマウント又はショルダストックを含むことができる。本システム1100はENG構成と呼ぶことができるが、本願に記載のその他構成もENG構成とすることができる。
図12は、下部と上部それぞれ一組のロッド1204、1206を含むカメラシステム1200の別のモジュール構成を示す。本カメラシステム1200はまた、マットボックス1208及び調整可能なディスプレイ1210を備える。図示するように、ディスプレイ1210は、保管、搬送、又はその他の非使用時には、カメラ本体に対して概して平らになるよう位置させることができる。又は、使用中には、ディスプレイ1210を、所望の視野角にピン1211回りに回動させることができる。一実施形態では、ディスプレイ1210は、図1の入出力モジュール126のポート109のような入出力モジュールのポートに接続される。様々な実施形態では、ディスプレイを位置決め又は接続するその他の機構が用いられる。本カメラシステム1200の構成は、所定の実施形態ではスタジオ構成と呼ぶことができる。スタジオ構成は、概してスタジオ環境でのプロによる撮影用に構成されたもの、例えば三脚、ドリー、又はクレーンに装着することができる構成を含むことができる。例えば、このような構成は、取り付けモジュールや、ケージ、マウント、レールなどその他アクセサリを比較的多数備えることができる。本システム1200はスタジオ構成を有すると言うことができるが、本願に記載のその他構成もスタジオ構成とすることができる。
図11、12の構成はそれぞれENG構成、スタジオ構成と呼ぶことができるが、本開示中に示した他の構造体もまたENG及び/又はスタジオ用構造体とすることができる。以下から分かるように、ENG構成及びスタジオ構成は、動画撮影に用いることができ、また、特に適しているということができる。実施形態によっては、本願に記載のカメラシステムを、動画撮影に適したその他モード、構成、又は構造体に構成することができる。当業者には分かる通り、動画用構造体は一般に、カメラが動画使用に適しているものを含む。このような構造体は、比較的大容量の録画スペースを組み込んだものや、図1のパワーモジュール124のような一又は複数のパワーモジュールを備えるものを含むことができる。動画用構造体はまた、図1の入出力モジュール126のような一又は複数の入出力モジュールを備えるもの、ディスプレイ1210のようなディスプレイを組み込んだものなど、又は、一般的に動画撮影に適しているその他の機能を備えるものを含むことができる。これらの特徴や部品は特に動画用構造体に関連づけられるかもしれないが、以下から分かるように、所定の実施形態では、所定の静止画用構造体も、これらの特徴や部品のうち一又は複数を含むことができる。
上述のように、本願で用いる、静止画用構成、静止画モード、静止画用構造体などの用語は、静止画撮影に特に適したものと理解されるモジュール構造体を指す。ただし、以下から分かるように、実施形態によっては、静止画用構造体で静止画撮影と動画撮影の両方が可能である。同様に、本願で用いる、動画用構成、動画モード、動画用構造体などの用語は、動画撮影に特に適したものと理解されるモード、構造体又は構成を指す。ただし、以下から分かるように、実施形態によっては、動画用構造体で静止画撮影と動画撮影の両方が可能である。
モジュール式システムバス
上述のように、本カメラシステムは、例えば画像やその他データ、制御及び電力などの電気信号の通信用にシステムバスを備える。また、上述のように、本カメラシステムはモジュール式であり、モジュールを、積層構成を含めて概して様々な構成に配置することができる。例えば、異なる種類のモジュールを互いの間に積層することができる。本システムバスは、有利には、カメラシステムにおけるモジュールの物理的配置にかかわらず、モジュールのサブセット間での通信を可能にするよう構成され、これによりカメラシステムのモジュール性が保たれる。例えば、所定の実施形態では、バスがモジュール間で有利に分割されている。
図1、5〜8のカメラシステム110及び拡張モジュール120bについて、システムバスの特徴を以下で説明する。この記載はまた、例えば図2、3のカメラシステム210、310又は図4のモジュール430など、本願に記載のその他カメラシステム及びモジュールのシステムバスにも当てはまる場合がある。カメラシステム110のモジュール120bは、コネクタ186、192、193などの、第一インターフェース142及び第二インターフェース144の一又は複数の多機能電気コネクタに電気的に結合されたバスセグメント(図示せず)を備える。バスセグメントの設計はカメラシステム110におけるモジュール間で共通しているのが好ましく、これにより、モジュールのあらゆるサブセット及び/又はモジュールに接続されたカメラシステム110におけるその他部品の間で情報を有利に転送することができる。
例えば実施形態によっては、カメラシステム110の拡張モジュールそれぞれがバスセグメントを備える。実施形態によっては、図1のシステム110のアダプタモジュール128、入出力モジュール126、録画モジュール120a、120b、及びパワーモジュール124それぞれが、バスセグメントを備える。一実施形態のユーザ入力モジュール122はバスセグメントを備えないか、又は、分割システムバスの一部のみを実施する。例えば、所定の実施形態では、分割バスのうち選択されたサブセットのみをユーザ・インターフェース・モジュール122との間でルーティングすることができる。他の実施形態では、ユーザ入力モジュール122がバスセグメントを備えている。
上述のように、モジュール120bの電気コネクタ186、192、193の一又は複数は、カメラシステム110における各モジュール間で共通している。カメラシステム110の機能モジュールはそれぞれ、分割バスに関連の一又は複数の機能を実行するよう構成された共通の演算モジュール(図示せず)をさらに備えることができる。演算モジュールは、例えば機能モジュール120bのプロセッサ上で動作するソフトウェアモジュールを含むことができる。他の実施形態では、演算モジュールはハードウェアモジュールを備えるか、又は、ハードウェア及びソフトウェアを組合せて備えることができる。
一構成では例えば、パワーモジュール124が、少なくとも1つの録画モジュール120とブレーンモジュール112との間に積層される。パワーモジュール124自体が画像データを処理、保存、又はその他の方法で利用することがなくても、パワーモジュール124に関連の共通のバスセグメントは、画像データを受信、送信するよう構成される。したがって、画像データを、パワーモジュール124を通じてブレーンモジュール112と録画モジュール120間で転送することができる。本願に記載の通り、一又は複数の録画モジュール120、ユーザ・インターフェース・モジュール122、パワーモジュール124、入出力モジュール126及び/又はダミーモジュールを含む積層モジュールのその他構成が可能である。
所定の実施形態の分割システムバスは、相補的機能を提供して柔軟性、性能及び効率を高める、多数のバスインターフェースを備えるよう構成される。さらに、システムバスを、非使用時には一又は複数のバスインターフェースの電源を切るよう構成し、バスの電力効率を向上させ、カメラシステム110の電池寿命を延ばすことができる。
所定の構成では、システムバスがバスインターフェースのクラスを複数含む。実施形態によっては例えば、システムバスが、一又は複数の広帯域バスインターフェースと、一又は複数のサポート又は制御バスインターフェースを備えることができる。広帯域インターフェースは非常に高いスループットのデータパイプを提供することができ、制御バスインターフェースは比較的低電力、低オーバーヘッドの制御インターフェースを提供する。したがって、これらインターフェースの組合せによって、動画の録画、ビデオストリーミング、ポータブル使用などのカメラ用途に合わせたバスを提供することができる。例えば一又は複数のオーディオインターフェースなど専用のインターフェースを設けることもできる。分割システムバスは本願では、バスアーキテクチャに関連の所定の利点を例示するためにインターフェースのカテゴリ、クラス、種類などについて記載しているが、これらの特徴づけによって限定されることを意図するものではない。
また、所定の実施形態の分割システムバスは、クラス内におけるバスインターフェースを複数種類含む。例えば、システムバスは、様々な構成で、広帯域インターフェース、制御インターフェース、及び/又は専用インターフェースそれぞれの2、3、又はそれ以上の種類を備えることができる。
システムバス間で様々なクラスや種類のバスインターフェースを設けることで、有利にはカメラシステム110の柔軟性、性能及び効率が、多くの面で改善される。例えばバスインターフェースが異なる方が特定用途には適している場合がある。モジュール又は外部装置の中には、大量のデータを送信、受信、及び/又は処理するものがあり、特定の広帯域バスインターフェースが有効な場合がある。又は、モジュール又は外部装置によっては、ごく低いレイテンシパラメータで動作するものもあり、例えばレイテンシの低いシリアルプロトコルが有効な場合がある。さらに、所定の外部部品は特定種類のインターフェースしかサポートしていない場合がある。上述のように、モジュール式カメラシステム110の分割システムバスは、バスインターフェースの選択肢を複数設けるよう構成することができる。したがって、カメラシステム110は概して広範囲の外部装置及びモジュールと相互に動作可能であり、このためシステム110の柔軟性が高い。さらに、特定のモジュール又は外部装置に許容範囲内のパラメータでバス機能を提供することがそれぞれ可能な複数のバスインターフェースを、分割バス上で利用可能な場合がある。このような場合、システム設計者又はシステム110自体は、モジュール又は外部装置との通信に適した方のバスを選択することができる。例えば、利用可能なもののうち、特定のバスインターフェースを使用することで、システムバス上で利用可能な許容範囲の他のバスインターフェースを使用するよりも、速度及び/又は効率を高めることができる。システム設計者又はシステム110自体が適切な方のバスを選択することで、性能及び効率を改善することができる。
例えば画像データ、その他種類のデータ、制御情報などの転送などリソース集約的なタスクには、システム110は広帯域バスインターフェースを用いることができる。制御バスインターフェースは例えば、一又は複数のシリアルインターフェースを含むことができ、システム110はこれを利用して、モジュール及び周辺機器の特定及び/又は制御などのサポート/制御機能を提供することができる。制御バスインターフェースは所定の実施形態では0又は低レイテンシのサポート機能を提供することができ、構成によっては、複数台のカメラの同期、又は、レンズやフラッシュなどの周辺機器の制御を行うのに用いることができる。制御バスインターフェースはまた、同じ意味で、サポート・バス・インターフェースとも呼ぶことができる。さらに、一又は複数の専用インターフェースにより、例えばオーディオデータの送信など専用機能を提供することができる。
システムバスの広帯域インターフェースを用いると、大量の画像及び/又は制御データの比較的高速での転送が可能になる。例えば実施形態によっては、広帯域インターフェースは、約12GB/sまで対応可能な拡張可能データパイプを備えることができる。その他の帯域も可能である。また別の実施形態では、広帯域インターフェースは約8GB/s、約10GB/s、又は約14GB/sまで対応可能である。別の実施形態の広帯域バスインターフェースは例えば、いくつかの実施形態の双方向帯域全体の15GB/sまでの送信を可能にする。実施形態によっては、広帯域バスインターフェースは例えば、約16GB/s、約18GB/s、約20GB/s、約21GB/s又はそれ以上の広い帯域に対応可能である。一実施形態では、バスが、少なくとも約1GB/sのデータスループットで配信可能な3つの広帯域インターフェースを実装する。一実施形態では例えばバスがPCI Express(PCIe)インターフェース、SATAインターフェース、及びXAUI系インターフェースを備える。別の構成も可能であるが、一実施形態では、PCIeインターフェースがPCI2.x×4インターフェースを備え、例えば高性能モードでは、全スループットが約4GB/sまでの配信が可能である。一実施形態では例えば、PCIeインターフェースを、各方向に500MB/sのスループットで、アクティブチャンネルを4つまで有するよう設定することができる。所定の実施形態では、レーンをどのように組み合わせてもいつでも使用できるようにレーンを設定することができる。別の実施形態では、PCIeインターフェースを、例えば5GB/s、10GB/s又はそれ以上など、別の全データスループット量に設定することができる。SATAインターフェースは、所定の実施形態では、約3GB/sまでの帯域となるよう設定することができる。実施形態によっては、SATAインターフェースを、例えば6GB/s又はそれ以上など、別の全データスループット量に設定することができる。実施形態によっては、XAUI系広帯域インターフェースが、約5GB/sまでのスループットで配信可能である。例えば一実施形態では、XAUIが、1レーン当たり6.25Gbpsの4チャンネルを有する全二重通信x4レーンリンクである。いくつかの実施形態では、XAUIが、10Gの電気プロトコルを用い、低オーバーヘッドのL2、L3プロトコル層を実装する。実施形態によっては、制御データ、画像データ、又はこれらの組合せの送信にXAUIインターフェースを用いる。XAUIインターフェースはまた、例えばSATAパケットや、オンスクリーン・ディスプレイ(OSD)・グラフィックスを含むその他形態のデータの転送に用いることもできる。実施形態によっては、XAUIインターフェースはモニタ及び/又は汎用拡張バスとして機能し、スケーリングが可能である。
さらに、アクティブなPCIeレーン数は、特定用途のデータ及び/又はパワー要件に基づいて設定することができる。相乗的機能を得るためには異なる広帯域インターフェースの組合わせが選択され、これらは一般に、特にカメラ用途に適した相補的機能を有する。例えばPCIeでは高度な設定が可能で非常にスループットの高いデータパイプが得られ、SATAインターフェースでは比較的低オーバーヘッドでありながらも比較的高いスループットが得られる。
様々な広帯域インターフェースはそれぞれ、適した用途であれば概してどのようなものでも、現在考えられるモジュールやその他モジュールと併せて使用することができる。例えば一実施形態では、raw画像データを処理及び/又は保存するため、カメラから外部計算装置へのストリーミングにPCIeを用いる。例えば一実施形態では、カメラシステム110の積層可能なモジュールのうちの1つが、PCIeデータ出力用に構成されたPCIeポートを有する。raw動画データはPCIeインターフェースを介してブレーンモジュール112からその拡張モジュールへ、間にモジュールが介在する場合はこれを通して、送信される。データは次いで、PCIeポートを介してカメラシステム110からストリーミング配信される。SATAインターフェースは、SATAと互換性のあるハードドライブ、コンパクト・フラッシュ・モジュールなどの録画モジュールへの通信を含む様々な用途に用いることができる。
別の実施形態では、バスが2つのPCI Express(PCIe)インターフェース、PCIe2.0x8及びx1と、XAUIインターフェースとを含む。この組合せのPCIe機能によれば、例えば低パワーモードでは約1GB/sまで、高性能モードでは約8GB/sまで配信可能である。PCIeインターフェースはまた、OSIモデル層(例えば物理層、トランザクション層、及び/又はデータリンク層)用のPCIe標準プロトコルと、例えばOSIモデル層の変形を含むその他プロトコルの両方を実施するよう設定することもできる。様々な実施形態で、上述のものに代えて、又は加えて、例えばInifiniBand(登録商標)、StarFabric、HyperTransport、RapidIO(登録商標)又はその他バスインターフェースなどの広帯域バスインターフェースを備えることができる。
いくつかの実施形態では一又は複数の制御インターフェースが複数のシリアルインターフェースを含む。実施形態によっては例えば制御インターフェースは3つのシリアルインターフェースを備える。例えば一実施形態では、サポートインターフェースはI2Cインターフェース、Serial Peripheral Interface(SPI)、及び1−Wire(登録商標)インターフェースを含む。別の実施形態では、制御インターフェースはI2Cインターフェース、SPIインターフェース、1−Wire(登録商標)インターフェース、及びRS−232インターフェースを含む。所定の実施形態ではRS−232インターフェースと併せて一又は複数のUART装置が用いられる。
これらインターフェースは、様々な制御及びサポート機能をもたらすことで、柔軟性が得られるように用いることができる。例えば所定の実施形態で複数の制御インターフェースが設けられていれば、システム設計者は特定用途に最も適したインターフェースを選択することができる。例えば一実施形態の1−Wire(登録商標)インターフェースは、システムが、システム内のモジュールを素早く特定することができるように設定される。1−Wire(登録商標)インターフェースは例えば、共通のマルチドロップバスとして機能することができる。RS−232インターフェース及び/又はUART装置は、ユーザ・インターフェース・モジュール122と通信するために用いることができる。例えば、所定の実施形態ではユーザ・インターフェース・モジュール122は全体に共通のバスセグメントを含まないが、分割システムバスを介してカメラシステム110と通信するためにRS−232準拠インターフェースを含むことができる。RS−232インターフェースは例えばユーザ・インターフェース・モジュール122のコネクタ196を介してアクセス可能である。
また、汎用入出力インターフェース(GPIO)を含めることもできる。GPIOインターフェースにより、カメラ複数台の同期や、例えばレンズやフラッシュなどその他外部装置の制御などの制御機能を得ることができる。様々な実施形態では、RS−485インターフェース又はその他種類のインターフェースなど、その他のサポートインターフェースを実装することができる。さらに、構成次第で、概してインターフェースはいくつあってもよいし、どのような組合せでもよい。所定の実施形態ではシステムが少なくとも2つの制御インターフェースを含む。別の構成ではシステムは少なくとも3、4、5、あるいはそれ以上の制御インターフェース、又は単一のシリアルインターフェースを含むことができる。
上述のように、一又は複数の専用インターフェースをシステムバスの一部として備えることができる。例えば専用インターフェースで、カメラシステム10のモジュール、カメラシステム10のその他部品、及び/又は一又は複数のオーディオ周辺機器間でオーディオデータ送信を行うことができる。専用インターフェースは、システム110内の部品間、システム110と外部装置間での音声データの通信用に、Inter−IC Sound(I2S)インターフェースを含んでもよい。一実施形態では、時分割多重化(TDM)オーディオインターフェースを用いることができる。一実施形態では、チャンネル当たり192KHzまでのモノラルオーディオを16チャンネルまでサポートするよう設定されたTDMインターフェースを用いる。さらに、柔軟性や様々なオーディオ部品との相互利用性を得るために所定のパラメータを変更してもよい。例えば実施形態によっては、サンプリングレートやサンプリング幅をチャンネル毎に調整してもよい。様々な実施形態で、専用インターフェースによりその他機能を得たり、例えば、オーディオデータに代えて、又は加えてその他種類のデータの送信を行うことができる。
上述のインターフェースに加えて、分割システムバスが、特定用途専用の様々な信号や信号群を含むことができる。例えば一又は複数の信号を、割り込みラインとして構成し、システム110における一又は複数のモジュールに割り込み機能を与える。一又は複数の専用の存在検出信号を用いて、システム110内の拡張モジュール又はその他部品の有無を検出することができる。分割システムバスはまた、様々な専用のクロック信号を含むこともできる。
実施形態によっては、一又は複数の専用ストレージインターフェースがシステムバス内に含まれる。このようなインターフェースは例えば上述のものなどのSATAインターフェースを含むことができる。別の実施形態では、SCSIインターフェースなど、その他種類のストレージインターフェースを用いてもよい。
様々な実施形態で、その他種類の様々なインターフェースを分割バスに組み込むことができ、これには、イーサネット、USB、USB2、USB3、IEEE 1394(FireWire 400、FireWire 800、FireWire S3200、FireWire S800T、i.LINK、DVを含むがこれに限らない)などが含まれるがこれに限らない。
分割システムバスはまた、システム110の部品に電力を供給するよう設定された共通の給電インターフェースを備える。例えば、給電インターフェースにより、利用可能な電源群の中から所望の一又は複数をカメラモジュールに自動的にルーティングすることができる。利用可能な電源群は、システム110の特定のモジュール構成に応じて様々あり得る。所定の実施形態の給電インターフェースは、拡張して、概していくつの入力電源からでも給電することができる。
給電インターフェースは、一又は複数の電源が利用不可になった場合、又はその他の理由で異なる電源からの給電が望ましい場合に、自動障害防止機能を提供するよう設定することができる。様々な方法が可能であるが、一実施形態の電源は、優先順に論理的にカスケード接続されている。最も優先順位の高い電源が利用不可の場合、又はその他理由で電源切り替えが望ましい場合、給電インターフェースは自動的に、優先順位が次に高い電源からシステムに電力をルーティングする。
ある構成では、給電インターフェースは、ブレーンモジュール112の入力ジャックに接続された外部電源、モジュール式ハンドル内に組み込まれた電池(例えば図10A〜Bのサイドハンドル1002)、4本入り電池パックからなるパワーモジュール124の4本組電池、を含む6つの利用可能な電源のうちの1つから給電するよう設定される。別の構成では、異なる数及び/又は種類の電源が存在する。例えば電源は、2つ、3つ、4つ、5つ、7つ、又はそれ以上あってもよい。また別の実施形態では、電源が1つである。一実施形態では、ブレーンモジュール112の入力ジャックの優先順位が最も高く、次がサイドハンドルに組み込まれた電池、次いで、パワーモジュール124の4つの電池それぞれである。ある使用状況で、ユーザがブレーンモジュール112の入力ジャックからパワーケーブルを引き抜くと、給電インターフェースはサイドハンドル電池からカメラシステム110に電力をルーティングする。ユーザが次いで、サイドハンドル又はパワーモジュール124の一又は複数の電池を取り外すと、給電インターフェースは自動的に適切な電源に切り替える。実施形態によっては、給電インターフェースは、中断することなく電力を供給することで、電源間で自動的に切り替わる間も間断なくカメラを操作できる。
いくつかの実施形態の給電インターフェースは、利用可能な電源が加わると、分割バス内の通信インターフェースの1つを通じてこれを検出する。例えば、以下で詳述する分割バスの制御インターフェース、又は、分割バス内の一又は複数の他の信号を用いることができる。利用可能な電源の他の検出方法を用いてもよいが、一実施形態では、取り付けられたモジュールのうち電源を有するものからブレーンモジュール112へメッセージが送られる。ブレーンモジュール112上で動作するプロセッサがメッセージを受信する。このようにしてシステム110に電源の存在を通知する。次いで、適宜の選択方法(例えばランク付け、その他の優先方式)により、システム110が利用可能な電源の中から選択して、システム110に給電するために用いられる電源を決定する。
実施形態によっては、例えば、電力をカメラシステム110の残り部分の消費用に送る前に、概してブレーンモジュール112を通してルーティングする。したがってブレーンモジュール112は電力分配のハブとして機能することができる。
このような実施形態に係る給電インターフェースは例えば、積層モジュールを通じてルーティングされブレーンモジュール112に受信される第一パワーバスを備えることができる。第一パワーバスは各積層モジュールを通じて、積層モジュールからブレーンモジュール112へ、一又は複数の電力信号をルーティングする。ブレーンモジュール112は積層不可の電源(例えばブレーンモジュール112の入力ジャックやハンドルモジュール内に組み込まれた電池)から一又は複数の電力信号をさらに受信することができる。給電インターフェースはさらに、ブレーンモジュール112から、システム110内のモジュールを通じて消費用にルーティングされた第二パワーバスを含む。いずれかの時点で、システムへの給電にどの電源が選択されているかによって、ブレーンモジュールは、第一パワーバスからの電力信号又は追加の積層不可の電源のうちの1つからの電力信号を、第二パワーバスに配する。
一実施形態では、積層モジュールから延びる第一パワーバスが単一の給電線であり、積層モジュールは複数の電源を含むことができる。このケースでは、ブレーンモジュール112はシステム110内のモジュールそれぞれに調停メッセージを送ることにより、複数の電源のうちいずれからの電力を単一の給電線に配するかを調停する。受信したメッセージに基づき、モジュールは、第一パワーバスを制御するか、又は、他のモジュールに譲って、1つの電源のみがバスに配されブレーンモジュール112に給電されるようにして、衝突を回避する。例えばあるケースでは、ブレーンモジュール112が、4本組電池パワーモジュール124の第一電池要素が第一パワーバスに配されるよう指示するメッセージを送ることができる。このメッセージに応じて、パワーモジュール124はその第一電池要素の出力をバスに配し、システム110内の他のモジュールは第一パワーバスの制御をパワーモジュール124に譲る。別の実施形態では、第一パワーバスが複数の給電線を備え、積層モジュール内の電源それぞれからの電力信号がブレーンモジュール112に送られる。
図1に示す積層構成例では、パワーモジュール124から、介在するモジュールそれぞれのバスセグメントを通じて、最終的にはブレーンモジュール112へ、第一パワーバスをルーティングすることができる。第二パワーバスは逆に、ブレーンモジュール112から、介在するモジュールそれぞれを通じて、終端がパワーモジュール124となるようルーティングすることができる。このような実施形態では、ユーザ入力モジュール122は、組み込まれた充電式電池など別の電源から電力を受信する。別の実施形態では、ユーザインターフェース122は共通の給電インターフェース又はその一部を備え、給電インターフェースの第一及び第二パワーバスの一又は複数が、ユーザ入力モジュール122へ、及びこれから、それぞれルーティングされる。
実施形態によっては、ブレーンモジュール112による電源選択の決定は、適切な条件下で取り消すことができる。例えば、電源を含むあるモジュールが、ブレーンモジュール112による決定を取り消すことができる。パワーモジュール124が複数の電池要素を含む一実施形態では、パワーモジュール124が、システム110に給電するためにブレーンモジュール112が選択した電池要素の充電が不十分であることを検出する。このような状況では、パワーモジュール124は自動的に別の、十分充電されている電池要素から電力をルーティングする。さらに、構成によっては、システム110がマニュアルオーバーライド機能を有し、ユーザが適切な電源を選択することができる。
給電インターフェースがモジュール性を有し分割可能であるため、給電バスを拡張して、カスケード接続の電源入力を概していくつでもサポートすることができる。例えば、所定の実施形態によれば、ユーザは、その他種類のモジュールと共に、パワーモジュール124を概してどのような構成にでも積層することができ、所望のモジュール構造体を形成する上での柔軟性が得られる。さらに、いくつかの実施形態によれば、ユーザは、モジュール構成上に概していくつでもパワーモジュール124を積層することができる。したがって、ユーザは所望の電池寿命に従ってモジュール構成をカスタマイズすることができる。また、現在考えられる電源に加えて、いくつかの実施形態では、給電インターフェースを拡張して、他の電源を組み入れた様々な他のモジュール設計をサポートすることができる。このような、給電インターフェースの拡張可能性によっても、システム設計者は技術の変化に適応することができる。
給電インターフェースはまた、いくつかの構成では、電力を外部装置に提供するよう設定することもできる。例えば一実施形態では、給電インターフェースが、外部モータ又はその他装置に電流制限を行いながら出力電力を提供し、カメラシステム110の様々な装置との相互利用性を高めることができる。
好ましい実施形態について述べたが、分割バスの給電インターフェースは、これらの特徴とは異なるように設定してもよい。例えば、システム110が自動で決定するのに代えて、又はこれに加えて、ユーザにより手動で電源を選択してもよい。
放送モジュール付きデジタルカメラ
本願に記載のカメラなどのデジタルカメラは、センサモジュールからのraw及び/又は処理済み動画データを受信し、動画データにカラー処理及び/又はその他画像処理を適用し、放送、モニタリング、及び/又は保存に適した一又は複数のビデオストリームを出力するよう構成された放送モジュールを備えることができる。本放送モジュールは、動画データに異なるルックを適用して、異なるカラー設定及び/又は画像処理設定による効果のプレビューを見ることができるよう構成することができる。放送モジュールは、処理済み動画データを保存するために、録画モジュール、又は、その他ストレージ装置に、ビデオ出力を送るよう構成することができる。これにより、デジタルカメラにより得られた動画のレビュー及びモニタリングを比較的迅速に行うことができる。
図13はいくつかの実施形態による放送モジュール1400を示す。本放送モジュール1400は、本願に記載のセンサモジュール112などのセンサモジュールから動画データを受信し、受信した動画データを処理し、複数のビデオストリームを出力するよう構成することができ、複数のビデオストリームは、送信又はさらなる処理を行うために、録画モジュール、モニタ、及び/又は放送システムに送ることができる。放送モジュール1400は、放送標準に適合する標準化出力を提供して、既存の放送機器とデジタルカメラ間の相互利用を容易にするよう構成することができる。これにより、デジタルカメラを放送環境に比較的簡単かつシームレスに統合することができる。
放送モジュール1400は、ビデオ入力接続ポイント1410にて受信した入力動画データを処理するよう構成された一又は複数のモジュールを備え、初期化、カラー化、及び/又は分割したビデオ出力を複数のビデオ出力接続ポイント1420に提供することができる。放送モジュール1400は、ビデオ入力データを入力形式で受信し、他のモジュール1404、1406、1408及び/又はビデオ出力接続ポイント1420に適した出力動画データストリームを提供するよう構成された初期化モジュール1402を備える。初期化モジュール1402は、例えば、これに限らないが、圧縮raw画像データ、非圧縮raw画像データ、圧縮動画、デモザイク処理された画像データ、カラー化処理された画像データなどの、独占所有物である動画データを受信することができる。初期化モジュール1402は、カラー処理、画像処理、カラーマトリックスの適用、ホワイトバランス、ガンマ補正、カラーマッピング、これらの組合せなどの適用に先立つ準備としてファイル形式を変更することができる。
放送モジュール1400は、カラーマトリックス、カラーマッピング、ホワイトバランス、ガンマ補正、又はこれらの組合せを初期化済み画像データに適用するよう構成されたカラー処理モジュール1404を備える。カラー処理モジュール1404は、ユーザが一又は複数のルックをカラー処理モジュール1404に与えて、ルックのプレビュー及び/又はモニタリングを可能とするようにプログラム可能である。ルックは、画像データを所望の又は狙った方法で変換するカラー処理設定を含むことができる。例えば、動画データを標準色空間にマッピングするようにルックを構成することができる。いくつかの実施形態では、入力動画データがデモザイク処理されたrawデータのストリームであり、カラー処理モジュール1404は、画像データをカラー化するためにルックを入力動画データに適用することができる。実施形態によっては、カラー処理モジュール1404はルックを切り替えるよう構成することができる。ユーザはインターフェースを用いてルックを切り替え、異なるルックを評価することができる。実施形態によっては、カラー処理モジュール1404は複数のルックを適用し、対応する複数のビデオ出力を生成するよう構成することができる。例えば、入力動画データをコピーし、第一画像データが第一ルックを、第二画像データ(例えば第一画像データのコピー)が第二ルックを受信するようにしてもよい。複数のビデオ出力はビデオ出力ポイント1420を介してアクセスできる。
実施形態によっては、放送モジュール1400が受信する画像データは、放送モジュール1400外部(例えばセンサモジュール112内)の部品によって処理されたものである。放送モジュール1400が受信する前に、デモザイク処理、カラー化処理、ホワイトバランス処理、ガンマ補正、又はこれらの組合せをデータに行うことができる。放送モジュールは、カラー処理モジュール1404を用いてさらなるカラー処理を行って、カメラ内での画像処理を強化することができる。例えば、放送モジュール1400が行うさらなる処理は、ビデオ出力が放送標準に適合するよう行うことができる。
放送モジュール1400は、ストリーミングに適したビデオ出力を一又は複数のビデオ出力ポイント1420に提供するよう構成されたビデオ・ストリーム・モジュール1406を備える。ビデオ・ストリーム・モジュール1406は、標準ビデオストリームを提供するよう構成することができる。ビデオ・ストリーム・モジュール1406は例えば、一又は複数のSDI映像接続リンク間で動画を提供することができる。実施形態によっては、ビデオ・ストリーム・モジュール1406は、一又は複数のSDIコネクタ間で4kのカラー画像データを提供する。実施形態によっては、ビデオ・ストリーム・モジュール1406は、特定の放送プロトコルに準拠する画像データを出力する。これにより放送モジュール1400は、センサモジュール112からデータを受信して、少なくとも部分的に放送標準に基づく放送ビデオストリームを提供することができる。
放送モジュール1400は、録画モジュール又はその他データストレージ装置への録画に適したビデオ出力を提供するよう構成されたビデオ録画モジュール1408を備える。ビデオ録画モジュール1408は、様々なサードパーティ製のレコーダ、プロジェクタなどに適したビデオ出力を提供するよう構成することができる。実施形態によっては、ビデオ録画モジュール1408は、4k 4:2:2 YUV非圧縮画像データであるビデオ出力を提供する。ビデオ録画モジュール1408が出力する画像データは、入力画像データと同一の水平垂直解像度を有することができる。ビデオ録画モジュール1408が出力する画像データは、入力画像データと同一のフレームレートを有することができる。実施形態によっては、ビデオ録画モジュール1408は、入力画像データのものとは異なる解像度及び/又はフレームレートを有する出力画像データを提供することができる。
放送モジュール1400は、一又は複数の出力ビデオストリームにアクセスできるよう構成されたビデオ出力接続ポイント1420を備える。ビデオ出力接続ポイント1420は、これらに限られないが例えばHDMI、SDI、HD−SDI、BNCなどの一又は複数のコネクタを含むことができる。実施形態によっては、ビデオ出力接続ポイント1420のそれぞれが、約1.5Gbps、約3Gbps、及び/又は約6Gbpsでビデオ出力を提供するよう構成することができる。
放送モジュール1400は、ビデオ出力ストリーム、又はその一部を、対象となるビデオ出力接続ポイント1420に送るスイッチング機能を提供するよう構成することができる。このようにして、動画データを放送用に送信するのに一又は複数のビデオ出力接続ポイント1420を用い、出力された動画データのモニタリングに一又は複数の他のビデオ出力接続ポイント1420を用いることができる。
放送モジュール1400は、録画、放送、及び/又はモニタリングに適した標準出力画像データを提供するよう構成することができる。放送モジュール1400は、1.5Gbps、3Gbps、6Gbps、及び/又はデュアル6Gbpsの動画データを、一又は複数の動画接続ポイント1420(例えばSDI)を介して提供することができる。放送モジュール1400は、センサモジュール112からのraw画像データ(例えば4kのRGBセンサデータ)を、複数の標準に準拠したビデオストリームにブリッジして、録画モジュール、映像モニタ、画像処理システム、及び/又は放送システムなどのサードパーティのシステムと容易に接続できるように構成することができる。
放送モジュール1400のビデオ出力は解像度が主に4kであるものと説明してきたが、ビデオ出力は様々な解像度を有することができ、これは例えば、2k(例えば16:9(2048×1152画素)、2:1(2048×1024画素)など)、3k(例えば16:9(3072×1728画素)、2:1(3072×1536画素)など)、4k(例えば4096×2540画素、16:9(4096×2304画素)、2:1(4096×2048)など)、4.5k水平解像度、Quad HD(例えば3840×2160画素)、5k水平解像度(例えば5120×2700)、6k(例えば6144×3160)、8k(例えば7680×4320)、又はそれ以上の解像度を含むがこれらに限られない。放送モジュール1400のビデオ出力は例えば、約23フレーム/秒(fps)、約30fps、約60fps、約120fps、約240fps、約23.976fps、約24fps、又は、約1fps〜約250fps又はそれ以上までのフレームレートを有することができるがこれらに限られない。カラーサンプリング方式は、例えば、4:2:2 YUV、4:4:4 YUV、4:4:4 RGB、4:2:2、4:2:0、4:1:0、3:1:1など様々なものを用いることができるがこれらに限られない。
実施形態によっては、録画用のビデオストリームとストリーミング用のビデオストリームが、異なる解像度及び/又はフレームレートを有する。例えば録画用は120fpsの4k動画データで、ストリーミング用は30fpsの4k動画データとすることができる。
実施形態によっては、放送モジュール1400が、ビデオ出力ストリーム内に映像タイミング及び/又は同期情報を組み込む。放送モジュール1400は下流の部品にタイミング信号を提供することができる。
上では放送モジュール1400をデジタルカメラのモジュール式部品として説明したが、本願に記載の放送モジュール1400の一又は複数の機能を、デジタルカメラ及び/又はモジュール式デジタルカメラ用の一又は複数のモジュールに統合してもよい。
図14は、放送モジュール1400が提供する例えばソフトスイッチング機能を説明するため、放送モジュール1400の一例の部品を示している。ソフトスイッチング機能とは、ビデオコネクタ1420に配信されるビデオストリームを制御する機能を指す。放送モジュールは例えば、2つのコネクタの組み合わせを用いて、4kの動画データを提供し、それぞれ1つのコネクタを用いて2つの2kの動画データストリームを提供することができる。これにより、2つの2kモニタを用いて、4kの動画データの放送と、出力ビデオストリームのモニタリングを、同時に行うことが可能になる。
放送モジュール1400は、センサモジュール出力1452を受信するよう構成された処理部品1450を備える。処理部品1450は、FPGA、ASIC、PLD又はその他プログラマブル部品などのハードウェア部品とすることができる。処理部品1450は、センサモジュール出力1452を再初期化するよう構成することができる。処理部品1450は、センサモジュール出力1452にカラー処理を行うよう構成することができる。処理部品1450は、センサモジュール出力1452を受信し、ビデオストリーミング及び/又はビデオ録画用標準プロトコルに適合するビデオ出力ストリームを提供することができる。センサモジュール出力1452は、本願に記載の画像データ形式のいずれでもよい。
処理部品1450の出力は、データをパラレル及びシリアル形式間で変換するよう構成された複数のシリアル/デシリアル化部1454に送信することができる。実施形態によっては、ビデオ出力コネクタ1420と同数のシリアル/デシリアル化部が設けられる。実施形態によっては、4つのシリアル/デシリアル化部1454及び4つのビデオ出力コネクタ1420が設けられる。シリアル/デシリアル化部1454及び/又はビデオ出力コネクタ1420の数はそれぞれ、これより多くても少なくてもよい。例えば、シリアル/デシリアル化部1454及びビデオ出力コネクタ1420のいずれか又は双方を、1、2、3、5、6、7、8、9、10、11、12、16、20個などの数で設けることができる。
各シリアル/デシリアル化部1454の出力は、様々な用途用に所望の、適切な、又は適正な終端を設けるよう構成されたドライバコンポーネント1456に送信することができる。ドライバコンポーネントは例えば、放送用途用に適正な終端を設けるよう構成された75Ωのドライバチップとすることができる。
ドライバコンポーネント1456の出力は次いで、ビデオ出力コネクタ1420に配信することができる。ビデオ出力コネクタ1420は、本願に記載の様々なプロトコルのいずれかを用いて動画を送信するよう構成することができる。実施形態によっては、ビデオ出力コネクタ1420はBNCコネクタであり、6Gbpsで10−bit 4:2:2の動画をSDI経由で送信するよう構成することができる。実施形態によってはそれぞれが約6Gbpsで動画配信するよう構成されたビデオ出力コネクタが4つ設けられる。
放送モジュール1400の出力は、モニタリング、録画、さらなる画像処理、及び/又は放送に適した標準ビデオ出力1458とすることができる。ビデオ出力1458は本願に記載のプロトコル及び/又は形式のいずれに適合するものでもよい。
処理部品1450は、一又は複数のビデオ出力コネクタ1420をビデオ出力ストリームの送信先として示す入力を受信するよう構成することができる。実施形態によっては、ビデオ出力ストリームは単一のビデオ出力コネクタ1420に送られる。例えば、約30fps又は約60fpsの2kビデオストリームであるビデオ出力ストリームを、約3Gbps又は約6Gbpsでデータ送信可能なSDIコネクタ1420に送ることができる。実施形態によっては、ビデオ出力ストリームが、いくつかのビデオ出力コネクタの組合せに送られる。例えば、約60fpsの4kビデオストリームであるビデオ出力ストリームを、それぞれが約6Gbpsでデータ送信可能な2つのSDIコネクタ1420に送ることができる。
処理部品1450は、ビデオ出力コネクタ1420に配信されるビデオストリームを切り替えるよう構成することができる。これによりユーザは、ユーザ入力に基づき、異なるビデオ出力ストリームを単一のモニタに送ることができる。処理部品1450は、画像データの異なる空間部分を異なるビデオ出力コネクタ1420に提供するよう構成することができる。例えば、あるシーンの画像を4つの空間象限に分割し、各象限
が特定のビデオ出力コネクタ1420に送られるよう構成することができる。これによりカメラのオペレータは、例えば、モニタ上で、記録したシーンの一部分のプレビューを見ることができ、このモニタ上の画素はセンサ出力1452及び/又は最大解像度のビデオ出力ストリーム(カラー処理及び再初期化後)の画素と1:1で対応する。
処理部品1450は、単一のビデオ出力コネクタで、センサ出力1452をスケーリングしたものを提供するよう構成することができる。例えば、センサ出力1452が非圧縮の4kのrawデータのとき、処理部品1450はセンサ出力1452をスケーリングして2kの出力ビデオストリームを提供し、スケーリング後のビデオストリームを単一のコネクタ1420に送るよう構成することができる。これによりカメラのオペレータは、例えば、記録したシーン全体のプレビューを、センサ出力1452より低い解像度を有する単一のモニタ上で見ることができる。
処理部品1450はまた、データ送信速度を切り替えるよう構成することができる。処理部品1450は例えば、出力データを6Gbps、3Gbps、及び/又は1.5Gbps間で切り替えるよう構成することができる(例えばこれらデータ速度は6G、3G、及び/又は1.5Gのデータと呼ぶこともできる)。
放送モジュール1400の機能のいくつかを図15を参照して説明する。これは放送モジュール1400が提供する一部機能の例に過ぎず、これら機能を包括的に説明するものではない。図15は放送モジュール1400を有するデジタルカメラ10の一例を示し、カメラ10はあるシーンの画像データを記録する。シーンは4つの象限に分割されるが、本願での説明の目的上そうするにすぎない。デジタルカメラ10が記録する画像データは放送モジュール1400により処理され、放送及びモニタリングを目的として複数のビデオコネクタに出力することができる。放送モジュール1400によりデジタルカメラ10が放送及びモニタリング用に同時に動画データを出力できるようにすると有利である。同様に、放送モジュール1400により、デジタルカメラ10は、特定のコネクタに送られるビデオストリームを切り替えることができ、これを利用して動画データをモニタリングすることができる。モニタリングするビデオストリームの画素は、出力ビデオストリームの画素の一部と1:1の対応関係を有し、及び/又は、モニタリングするビデオストリームは出力ビデオストリームをスケーリングしたものである。
例えば放送モジュール1400は、それぞれがSDI動画データを約6Gbpsで送信するよう構成された2対のビデオ出力コネクタ1420間で4kの放送ビデオストリームを出力することができる。このデータストリームは、例えば調整室内の放送切替部に配信することができる。
別の例としては、放送モジュール1400は、単一のコネクタを用いてモニタ・ビデオ・ストリームを出力することができる。モニタ・ビデオ・ストリームは、放送ビデオストリームの画素に1:1で対応するよう構成することができる。したがって、4kの放送ビデオストリームに対して、モニタ・ビデオ・ストリームは例えば2kの解像度を有することができる。これは、放送モジュールによる選択可能な象限のプレビューモードを示す。
別の例としては、放送モジュール1400は、単一のコネクタを用いて第二のモニタ・ビデオ・ストリームを出力することができる。第二のモニタ・ビデオ・ストリームは、放送ビデオストリームをスケーリングしたものとして構成することができる。4kの放送ビデオストリームであれば、第二のモニタ・ビデオ・ストリームの解像度は2kとしつつも、4kの放送ビデオストリームにおけるシーン全体を表示することができる。
図16A〜Cは、放送モジュール1400の一実施例の等角図、正面図、及び背面図をそれぞれ示す。放送モジュール1400は、図5を参照して本願に記載したインターフェースコネクタ150、154、156と同様のものを含むことができる。放送モジュール1400は例えば、本願に記載のデータバス及び/又はパワーバスを備えることができる。放送モジュール1400はモジュール式デジタルカメラにモジュール式に接続するためのサポート150を備えることができる。データバス及び/又はパワーバスは、スルーバス(例えばモジュール両面に対応するコネクタを有するもの)でもよいし、又は、放送モジュール1400が終端要素であって、モジュールの片面にデータバス及び/又はパワーバス用のコネクタのみがあってもよい。図16Bに示すように、放送モジュール1400は複数のビデオ出力コネクタ1420を備えることができる。図16Cに示すように、放送モジュール1400は、物理的接続部、データ接続部、及び/又は電力接続部用のインターフェース158、162、164を備えることができる。
結論
本願に記載のカメラシステム及び関連のモジュールの所定の実施形態の機能は、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、又はこれらの組合せにより実装することができる。様々な実施形態で、この機能はハードウェア、ファームウェア、プロセッサ上で実行可能なソフトウェアの命令、又はアナログ回路にて具体化することができる。
本願で用いる条件語、特に、「〜できる(can)」「〜かもしれない(could)」「〜する場合がある(might)」「〜してもよい(may)」「例えば(e.g.)」などは、別段特に記載のない限り、又は、用いられている文脈の中で別に理解される場合を除き、概して、所定の実施形態が、所定の特徴、要素及び/又は状態を含むのに対し、他の実施形態は含まないことを伝えることを意図している。したがって、このような条件語は概して、なんらかの特徴、要素及び/又は状態が一又は複数の実施形態に必要であるとか、これらの特徴、要素及び/又は状態が、執筆者の情報提供又は誘導の有る無しに関わらず、いずれか特定の実施形態に含まれる又は実施されるべきかどうかを決定する必然性が一又は複数の実施形態に含まれるということを示唆しようとするものではない。
実施形態によっては、本願に記載のいずれかの方法のうちの、ある動作、出来事、又は機能を、別の順序で行ったり、追加したり、統合したり、又は完全に省略することができる(例えば、記載した動作又は出来事のすべてが、方法の実施に必要なわけではない)。また、所定の実施形態では、例えばマルチスレッド処理、割り込み処理、あるいは複数プロセッサ又はプロセッサコアにより、動作又は出来事を順次ではなく同時に行うことができる。
本願に開示の実施形態に関して説明した様々な例示のロジックブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズム工程は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はこれらの組合せにより実装することができる。このようにハードウェア及びソフトウェアのいずれでも実装できることを明らかに示すために、様々な例示の部品、ブロック、モジュール、回路、及び工程を、上記では概してそれらの機能について説明した。これらの機能をハードウェア又はソフトウェアで実装するかどうかは、特定用途と、システム全体に及ぶ設計上の制約に左右される。説明した機能は様々な方法で特定用途ごとに実装できるが、このような実装上の決定を本開示の範囲からの逸脱につながるものと解釈すべきではない。
本願に開示の実施形態に関して説明した様々な例示のロジックブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又は、その他プログラマブル・ロジック・デバイス、個別のゲート又はトランジスタロジック、個別のハードウェア部品、又は、本願に記載の機能を実行するよう設計されたこれらの組合せにより実装又は実施することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでよいが、これに代えて、プロセッサが、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械のいずれかでもよい。プロセッサはまた、計算装置の組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用する一又は複数のマイクロプロセッサ、又はこのようなその他構成の組合せとして実装することもできる。
本願に開示の実施形態に関して説明した方法及びアルゴリズムのブロックは、直接ハードウェアで、又はプロセッサが実行するソフトウェアモジュールで、又はこの2つの組合せにより具体化することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、その他、当該技術で知られるいかなる形態のコンピュータ可読ストレージ媒体であってもよい。ストレージ媒体の一例は、プロセッサがストレージ媒体から情報を読み出し、また情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。又は、ストレージ媒体はプロセッサと一体でもよい。プロセッサ及びストレージ媒体はASIC内に存在してもよい。
以上の詳細な説明で様々な実施形態に適用される新規な特徴を示し、説明し、指摘したが、本開示の精神から逸脱することなく例示の装置やアルゴリズムの形状や細部に様々な省略、置換、及び変更を行うことができることは理解されよう。また言うまでもなく、本願に記載の本発明の所定の実施形態は、いくつかの特徴はその他の特徴とは別個に使用又は実行できることから、本願に記載の特徴及び利点のすべてを提供するわけではない形態で実施することができる。本願に開示の所定の発明の範囲は上述の説明によるものではなく添付の請求の範囲により示される。請求の範囲の意味及び均等の範囲内にある変更はすべて、請求の範囲内に包含される。