JP2017520007A - 構造体を作用電極として扱う直線分極抵抗可撓性センサ及び方法 - Google Patents

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Abstract

構造体それ自体を電気化学的測定手段の一部分として使用することにより構造体の腐食を監視するシステム及び方法が開示される。ある実施形態によれば、構造体の腐食を直接監視するための直線分極抵抗(LPR)センサ装置が提供される。ある革新によれば、センサ装置は、反対電極、基準電極、及び監視される構造体より成る作用電極のような3つの電極を備えている。更に別の実施形態では、各電極は、ポリイミドのようなポリマーの柔軟性基板ケーブル上に構成され、各電極は、貴金属、例えば、金メッキされた銅、又は環境への露出により外面が酸化しない金属系から製造される。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照:本願は、参考としてここにそのまま援用する2014年6月26日出願の米国プロビジョナル特許出願第62/017,799号の利益/優先権を主張するものである。
本発明は、一般的に、構造体それ自体を電気化学的測定手段の一部分として使用することにより構造体の腐食を監視するシステム及び方法に関する。
腐食センサは、次の分類、即ち直接的又は間接的、及び侵入的又は非侵入的により区別される。直接的な腐食監視は、酸化・還元反応の直接的な結果として発生される電流又は電位のような応答信号を測定する。通常の直接的腐食監視技術は、例えば、腐食クーポン、電気抵抗(ER)、電気インピーダンス分光学(EIS)、及び直線分極抵抗(LPR)技術である。一方、間接的な腐食監視技術は、腐食プロセスの結果を測定するもので、最も一般的な間接的技術の2つは、超音波テスト及びX線撮影である。侵入的な測定は、構造体にアクセスすることを必要とする。腐食クーポン、ER、EIS及びLPRプローブは、構造体にアクセスしなければならないので、侵入的である。非侵入的技術は、超音波テスト及びX線撮影を含む。
これらの方法は、各々、利点と欠点を有する。腐食クーポンは、最も信頼できる物理的証拠を与える。不都合なことに、クーポンは、通常、労力に関して著しい時間を要求し、そしてそれにより与えられる時間平均化データは、リアルタイム又はオンライン腐食監視には利用できない。ERプローブは、金属ロスの基本的測定を与えるが、クーポンとは異なり、金属ロスの値は、必要以上の頻度でいつでも測定することができ、一方、プローブは、その場にあって、構造体に永久的に露出される。欠点として、ERプローブは、監視される構造体の材料特性で校正する必要がある。LPR技術の利点は、腐食率の測定が瞬間的に行われることである。これは、基本的な測定が金属ロスであったり腐食率を決定するのにある程度の露出時間が必要であったりするクーポン又はERよりパワフルなツールである。LPR技術の欠点は、比較的清潔な水性電解質環境でしか首尾良く遂行できないことである。EISは、運動的(腐食率)及び機械的の両情報を与える非常にパワフルな技術である。EISの使用に関連した主な欠点は、計装が複雑であると共に、各周波数スイープに要求される時間が長いために現場での使用が時々困難なことである。更に、データの解釈も困難である。最後に、超音波テスト及びX線撮影は、非破壊的及び非侵入的な手段を通して腐食を検出しそして測定する(深さ)のに使用することができる。超音波テスト及びX線撮影装置に伴う欠点は、腐食クーポンと同じで、労力に関して著しい時間を要求すると共に、リアルタイム又はオンラインの腐食監視に使用できないことである。
又、構造体の劣化を監視するために種々の微細加工センサ装置が存在する。そのような装置は、第1フィンガを有する第1電極と、第2フィンガを有する第2電極を含む。第2フィンガは、第1フィンガから最大約1mm離れて位置される。第1電極と第2電極との間に流れる電流は、それら電極の劣化の程度に相関される。
本明細書の一部分を構成する添付図面は、本発明の種々の実施形態及び観点を例示するもので、以下の説明と共に、本発明の原理を例示する上で役立つ。
ここに述べる革新の1つ以上の観点によるマイクロ直線分極抵抗可撓性センサの概略図である。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により構造体に取り付けられたマイクロ直線分極抵抗可撓性センサの概略図である。 ここに述べる革新の1つ以上の観点によるセンサ装置に使用される計装増幅回路の回路図である。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により埋設ハードウェアに接続された例示的可撓性回路装置のブロック図である。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により埋設ハードウェアに接続された例示的可撓性回路装置のブロック図である。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗又は濡れ時間及び塩度から腐食率を計算するための例示的プロセスを示すフローチャートである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗又は濡れ時間及び塩度から腐食率を計算するための例示的プロセスを示すフローチャートである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点によりラップジョイント例に対してターフェル定数を校正するのに使用されるターフェル曲線の規範的プロットである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗の測定値から変換された腐食率対時間の規範的プロットである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗の測定値から変換された腐食率対時間の規範的プロットである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗の測定値から変換された腐食率対時間の規範的プロットである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極測定値対時間から計算された全質量ロス及び洗浄後に測定された質量ロスの誤差バーとしての腐食の規範的プロットである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点によりセンサ装置を使用して測定質量ロスと推定質量ロスを比較した規範的プロットである。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により4つの異なる温度条件に対して2つの櫛型電極間で測定された測定抵抗対相対的湿度の校正データを示す。 ここに述べる革新の1つ以上の観点により2つの櫛型電極間で測定された測定抵抗対塩度の校正データを示す。
添付図面に実施例が示された本発明について以下に詳細に説明する。以下の説明で述べる実施形態は、本発明による全ての実施形態を表わすものではない。むしろ、それらは、本発明の革新に関連した幾つかの観点による幾つかの実施例に過ぎない。可能な限り、同じ又は同様の部分を指すために図面全体にわたり同じ参照番号が使用される。
構造体の腐食を直接監視するための直線分極抵抗(LPR)センサ装置のシステム及び方法が提供される。ここに述べる幾つかの革新によれば、例えば、センサ装置は、3つの電極を含む。更に別の実施形態では、各電極は、ポリイミドのようなポリマー柔軟性基板ケーブル上に構成され、各電極は、貴金属、例えば、金メッキされた銅、又は環境露出により外面が酸化されない金属系から製造される。種々の規範的実施形態によれば、最初の2つの電極は、約1から約10ミルの厚み及び約0.1mmから約20mmの長さで製造される。更に、そのような電極対は、約10ミル以下の分離距離をもつ櫛型形態で構成される。柔軟基板ケーブル(可撓性ケーブル)は、一対の電極と、監視される構造体との間に多孔性スクリム又はメンブレーンを含む。そのようなスクリムは、更に、櫛型電極と構造体との間に電気的絶縁を与える。第3電極は、最初の2つから約10mm以下に配置され、そして電極世構造体との間に導電性転写テープ(例えば、1ミル厚み等)を配置することにより構造体に電気的接触される。可撓性ケーブルは、接着材を使用することにより構造体に取り付けられるか、或いは当接ジョイント又はラップジョイント構成で配置する場合には、ジョイントそれ自体により保持力が与えられる。腐食は、既知の物理的定数から、及び3つの電極を使用して電解溶液と構造体との間で測定される分極抵抗を測定することにより、計算される。更に、濡れ時間及び塩度は、ルックアップテーブルから、及び櫛型電極対間の抵抗を測定して、計算される。
更に、ここに述べる実施形態は、構造体の腐食を監視するためのシステム及び方法について記述する。そのようなシステムは、複数のLPRセンサ、電子的コントローラ、マルチプレクスネットワーク、及びポリイミド可撓性回路担体に取り付けられた電子的コンポーネントを備えている。各LPRセンサは、作用電極及び基準電極を含む。電子的コントローラは、各LPRセンサからの測定値を読み取るようにプログラムされる。マルチプレクスネットワークは、コントローラが各LPRセンサをアドレスしそして電子的コンポーネントがLPRセンサをコントローラとマッチングできるようにする。ポリイミド可撓性回路担体は、不動態化された金属相互接続部及びボンドパッドを備え、これには、LPRセンサ、電子的コンポーネント、電子的コントローラ、及びマルチプレクスネットワークが取り付けられる。
他の実施形態によれば、センサ装置を準備するシステム及び方法が設けられる。例えば、そのような方法は、互いに実質的に平行な平面内に第1表面及び第2表面を有する導電性材料を設けることを含む。更に、ある実施形態では、第1表面は、第1フィンガを有する第1電極及び第2フィンガを有する第2電極でフォトリソグラフィック的にパターン化され、そしてパターン化された電極は、第1表面と第2表面との間で部分的にエッチングされる。部分的にエッチングされた導電性材料は、第1表面が担体に接触するように担体にマウントされ、そして加熱接合される。第2表面は、第1表面のエッチング部分と整列される第1及び第2電極でパターン化され、そしてそれらパターンは、第1及び第2電極が形成されるまでエッチングされる。
直線分極抵抗
金属と電解溶液との界面で酸化及び還元反応が生じることにより金属が分解するときに金属の腐食が生じる。このプロセスは、電気化学的な半反応、即ち(1)電解液における金属の分解及び電子の放出を伴う陽極(酸化)反応、及び(2)大気中の酸素、O2、H2O、又は酸中のH+イオンのような電解種による電子の獲得を伴う陰極(還元)反応により生じる。陽極反応サイトから陰極反応サイトへの電子の流れは、腐食電流を生成する。通常の環境の下では、この電気化学的に生じる電流は、検出範囲以下であるが、外部電位を短時間印加すると、それらの値を正確に測定して、分極曲線を得ることができる。外部電位を印加すると、陽極及び陰極電流が指数関数的に増加し、分極曲線から瞬時腐食率を確認することができる。これらの分極曲線をそれらの直線領域へ外挿することで腐食電流が与えられ、これを使用して腐食率が計算される。
直線分極抵抗(LPR)の電気化学的技術を使用して腐食プロセスが研究される。というのは、腐食反応は、金属の表面に生じる電気化学的反応だからである。近代の腐食研究は、ワグナー及びトラウド(Wagner and Traud)により仮定された混合電位理論の概念をベースとするもので、これは、正味腐食反応が、独立して生じる酸化及び還元の和であると述べている。水性媒体の存在中で金属が腐食する場合には、腐食プロセスを次のように書き表すことができる。
但し、zは、金属の原子当りに失われる電子の数である。この反応は、陽極(酸化)反応
及び陰極(還元)反応
の結果である。
陽極及び陰極反応は金属表面上の多数のサイトで生じそしてそれらのサイトは位置及び時間に対する動的な統計学的分布で変化すると仮定する。従って、金属表面の腐食中に、陽極サイトでは電子のロスを伴い金属イオンが形成され、そしてそれら電子は、次いで、水の分子により消費されて水素分子を生成する。混合電位理論に基づいて説明される陽極サイトと陰極サイトとの相互作用は、電流(反応率)及び電位(駆動力)を使用して良く知られた関係により表わされる。前記一対の電気化学反応(陽極式2及び陰極式3)に対して、印加電流Iaと印加電位Eaとの間の関係は、バトラー・ボルマー(Butler-Volmer)式に従う。
但し、βa及びβcは、各々、陽極及び陰極ターフェル形態における分極曲線∂Ea/∂log10aの勾配により与えられる陽極及び陰極ターフェルパラメータであり、そしてEcorrは、腐食又は開路電位である。
腐食電流Icorrは、直接測定することができない。しかしながら、βa及びβcの先験的知識を、分極抵抗として知られた小信号分析技術と共に使用して、Icorrを間接的に計算することができる。直線分極とも称される分極抵抗技術は、EaがEcorr±10mV変動されたときにIaの小信号変化を推定する実験的電気化学的技術である。この範囲にわたって生じる曲線の勾配は、分極抵抗
である。
ASTM規格G59は、分極抵抗を測定するための手順を概説している。動電位、電位ステップ、及び電流ステップ方法を使用して、Rpを計算することができる。動電位スイープ方法は、Rpを測定するための最も一般的な方法である。動電位スイープは、典型的に0.125mV/sの低いスキャン率でEcorr±10mV間のEaを印加することにより行われる。それにより生じるEa対Ia曲線の直線適合を使用してRpが計算される。
印加電流Iaは、合計印加電流であって、電極面積で乗算されず、従って、式(5)で定義されるRpは、Ωの単位を有することに注意されたい。|Ea−Ecorr|/βa≦0.1及び|Ea−Ecorr|/βc≦0.1とすれば、第1次テイラー級数展開
exp(x) ≒ 1 + x
を式4及び式5に適用すると、次のようになる。
但し、B=βaβc/(2.303(βa+βc))は、比例定数である。それ故、Rp、βa及びβcが分かると、任意の瞬間にIcorrを直接決定することができる。腐食による質量ロスMloss(グラム)は、ファラディ定数F、酸化反応中に金属の原子当たりに失われる電子の数z、原子量AW、及びサンプル周期Tと共にIcorrから計算される。
ASTM規格G59は、ターフェル勾配βa及びβcを測定するための手順を概説している。先ず、Ecorrが開路電位から測定される。次いで、EaがEcorr−250mVに初期化される。次いで、典型的に0.125mV/sの低速スキャン率でEaをEcorr−250mVからEcorr+250mVへ増加することにより動電位スイープが行われる。次いで、Ea対log10Iaに対してターフェル曲線がプロットされる。βa及びβcの値は、直線外挿された陽極及び陰極電流の勾配から推定される。
ここに述べる幾つかの実施形態は、構造体それ自体の腐食ではなくセンサに対してローカルな構造体と同じ材料の腐食率のみを測定することにより2つの電極間で腐食を間接的に測定するのではなく、電極構造体に電解腐食を導入せずに3電極装置を使用して構造体の腐食を直接監視する。その1つの利点は、測定される腐食量又は質量ロスが電極の厚みにより制限されず、それ故、例えば、1ないし20ミルの厚みを有する前記電極は、数ミリメータ以上の腐食質量ロスを測定することができる。付加的な利点は、センサが不活性金属で製造されるので、濡れ時間及び塩度を一対の櫛型電極にわたって独立して測定できることである。
電極
図1は、本発明の1つ以上の観点によるマイクロ直線分極抵抗可撓性センサの概略図である。図1は、腐食による構造体の劣化を直接監視するのに有用な、可撓性ケーブル回路10に配置されたマイクロ製造のセンサ装置を示す。この装置は、3つの電極16、18及び20を備えている。各電極は、貴金属、典型的に、金メッキされた銅より成る可撓性回路上に製造される。作用電力16は、反対電極及び基準電極から10mm以下に配置される。基準電極18及び反対電極20は、1ないし10ミルの厚み及び0.1ないし20mmの長さで製造される。これらの電極は、10ミル以下の分離距離で櫛型形態に構成される。基準、反対及び作用電極は、ジャンパ14の使用により再構成される。
可撓性ケーブルの取り付け
図2は、ここに述べる革新の1つ以上の観点により構造体に取り付けられる例示的なマイクロ直線分極抵抗可撓性センサの概略図である。図2のμLPR可撓性センサ10は、作用電極16と構造体26との間に〜1ミル厚みの導電性転写テープ22を配置することにより構造体に電気的接触する。作用電極との間に導電性接触をなす他の方法は、受け容れられるオーミック接触が得られ且つプロセスが可撓性ケーブルに影響を及ぼさない限り導電性エポキシ又は半田を使用することである。μLPR可撓性センサ10は、基準電極18及び反対電極20の両方と構造体26との間に絶縁/多孔性スクリム材料24を含む。μLPR可撓性センサ10は、接着材の使用を通して構造体26に取り付けられるか、或いは当接ジョイント又はラップジョイント構成で配置する場合には、ジョイントそれ自体により保持力が与えられる。
アナログ計装
図3は、ここに述べる革新の1つ以上の観点によるセンサ装置に使用される計装増幅回路の回路図である。図3は、電子的計装28の回路図である。印加電位信号は、マイクロプロセッサ30により発生され、そしてデジタル/アナログコンバータ(DAC)32を使用してアナログ信号に変換される。電圧ホロワ増幅器34は、バーチャル接地に対して反対電極20にまたがる印加電位をセットするのに使用される。スイッチ40は、印加電圧をディスエイブルするのに使用される。シングルプル・ダブルスロースイッチ36は、どの電極間で基準電位を測定するか決定するのに使用される。スイッチ36が通常閉じているとき、基準電位は、反対電極20と作用電極16との間で測定される。スイッチ36が別の状態にあるとき、基準電位は、基準電極18と作用電極16との間で測定される。両方の場合に、基準電位は、差動増幅器38を使用して測定される。更に、印加電流は、マイクロプロセッサ30により構成できる選択可能な利得44をもつトランスレジスタンス増幅器42を使用して測定される。それにより得られる基準電位及び印加電流測定値は、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)46によりデジタル化され、そしてマイクロコントローラ30により読み取られる。スイッチ36がデフォールト位置(常閉)にあるとき、マイクロコントローラ30は、構造体26に対して直線分極抵抗を計算する。或いは又、スイッチ36が別の位置にあるとき、マイクロコントローラ30は、センサ10の反対電極20及び作用電極16に対して直線分極抵抗を計算する。図3に示されたマイクロコントローラ30の特定例は、TI MSP−430であるが、一般的なマイクロコントローラユニットも、ここに述べる機能を果たす。
埋設ハードウェア
図4A及び4Bは、ここに述べる革新の1つ以上の観点により埋設ハードウェアに接続された例示的可撓性回路装置のブロック図である。図4Aは、埋設ハードウェアシステム48の図である。マイクロコントローラ40は、上述したデータ収集及びデータ処理、データ伝送、及びデータ記憶を整合する。例えば、マイクロコントローラ(例えば、TI MSP−430等)は、μLPR可撓性センサ10のアレイに質問し、そして計装回路28を通して読みを収集する。ある実施形態では、マイクロコントローラは、1組のマルチプレクス型スイッチ50を通してどのセンサがアクティブであるかチャンネル選択により決定する。マイクロコントローラ40は、印加電流及び基準電位から抵抗を計算し、そしてそれにより得られる値をメモリ52に記憶する。図4Bに示す特定の実施形態では、マイクロコントローラ40は、印加電流及び基準電位から抵抗を計算し、そしてそれにより得られる値を内部フラッシュメモリ52に記憶する。図4A及び図4Bの両方を参照すれば、センサデータは、外部データバス54を通してダウンロードされ又は取得されるか、或いはワイヤレスモジュール56を使用してアンテナ58を経てデータを送信する。電源60は、内部バッテリ、充電型バッテリ(リチウム−イオンのような)、及び/又はエネルギーハーベスティングエレメントを含む外部電源からの電力より成る。
信号測定
図5Aは、ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗又は濡れ時間及び塩度から腐食率を計算するための例示的フローチャートである。計装増幅器から分極抵抗を測定するプロセスが図5Aの例示的フローチャートに示されている。先ず、シングルプル・ダブルスロースイッチ36は、LPRを、構造体26に対して又はLPRセンサ10の反対電極20と作用電極16との間で測定するように構成される(ステップ63)。開路電位は、印加電圧がディスエイブルされたときに基準電位として測定される(ステップ64)。電流増幅器の利得は、最初、高にセットされる(ステップ65)。次いで、印加電位がイネーブルされ、開路電位より低いXボルトでスタートして限定時間巾の固定増分ステップでセットされる(ステップ66)。ある実施形態によれば、各ステップ間の時間量は、5msないし100msの範囲であり、使用される増幅回路及び電極構成に基づいてこの範囲に必ずしも限定されない。このステップが適用されると、それにより生じる信号から印加電流が測定されると共に、基準電極と作用電極との間で基準電位が測定される(ステップ67)。両波形から複数のサンプルが取得され、そしてノイズを減少するために一緒に平均化される(ステップ68)。次いで、測定された印加電流は、クリッピングに対して評価される(ステップ69)。この例示的実施形態によれば、印加電流が増幅器の上の範囲又は下の範囲の5%以内である場合には、電流利得が下げられそして測定が繰り返される(ステップ70)。さもなければ、印加電位は、Xボルトより低く開路電位より高いかどうか決定するために評価される(ステップ71)。もしそうであれば、印加電位は、Yボルト増加され、ここで、例えば、X/10<Y<X/5であり、印加電流及び基準電位の別の測定がなされる(ステップ72)。さもなければ、スキャンが完了し、印加電位がディスエイブルされる(ステップ73)。記録された印加電流及び基準電位測定値/データポイント対のポイントが全て検証される。不規則性(例えば、増幅器でクリップされた)を示すエラーデータポイントが省略される(ステップ74)。次いで、直線適合を遂行するために有効データポイントの数が少なくとも3であることを確保するためのチェックがなされる(ステップ75)。もしそうであれば、検証された基準電位対印加電流データポイントの直線適合を遂行することにより分極抵抗が決定される(ステップ76)。さもなければ、分極抵抗がN/Aとして報告される(ステップ77)。両方のケースにおいて、得られた分極抵抗値は、内部メモリに記憶される(ステップ78)。最終的に、スイッチ40を使用する電極構成に基づいて、記憶された定数から腐食率及び全腐食又は濡れ時間及び塩度が計算される(ステップ79)。
図5Bは、ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極抵抗又は濡れ時間及び塩度から腐食率を計算するための別の例示的フローチャートである。計装増幅器から分極抵抗を測定するプロセスが図5Bの例示的フローチャートに示されている。先ず、シングルプル・ダブルスロースイッチ36は、LPRを、構造体26に対して又はLPRセンサ10の反対電極20と作用電極16との間で測定するように構成される(ステップ63)。開路電位は、印加電圧がディスエイブルされたときに基準電位として測定される(ステップ64)。電流増幅器の利得は、最初、高にセットされる(ステップ65)。次いで、印加電位がイネーブルされ、開路電位より低い10mVでスタートして限定時間巾の固定増分ステップでセットされる(ステップ566)。各ステップ間の時間量は、5msないし100msのどこかにセットされる。このステップが適用されると、それにより生じる信号から印加電流が測定されると共に、基準電極と作用電極との間で基準電位が測定される(ステップ67)。両波形から複数のサンプルが取得され、そしてノイズを減少するために一緒に平均化される(ステップ68)。次いで、測定された印加電流は、クリッピングに対して評価される(ステップ69)。この例示的実施形態によれば、印加電流が増幅器の上の範囲又は下の範囲の5%以内である場合には、電流利得が下げられそして測定が繰り返される(ステップ70)。さもなければ、印加電位は、10mVより低く開路電位より高いかどうか決定するために評価される(ステップ571)。もしそうであれば、印加電位は、1−2mV増加され、印加電流及び基準電位の別の測定がなされる(ステップ572)。さもなければ、スキャンが完了し、印加電位がディスエイブルされる(ステップ73)。記録された印加電流及び基準電位測定値/データポイント対のポイントが全て検証される。不規則性(例えば、増幅器でクリップされた)を示すエラーデータポイントが省略される(ステップ74)。次いで、直線適合を遂行するために有効データポイントの数が少なくとも3であることを確保するためのチェックがなされる(ステップ75)。もしそうであれば、検証された基準電位対印加電流データポイントの直線適合を遂行することにより分極抵抗が決定される(ステップ76)。さもなければ、分極抵抗がN/Aとして報告される(ステップ77)。両方のケースにおいて、得られた分極抵抗値は、内部メモリに記憶される(ステップ78)。最終的に、スイッチ40を使用する電極構成に基づいて、記憶された定数から腐食率及び全腐食又は濡れ時間及び塩度が計算される(ステップ79)。
例1:ラップジョイントを使用する腐食率の検証
サンプルをある長さにカットし、サンプルの両面の縁に接近してステンシルスタンプで独特のマークを付けた。次いで、アルカリ洗浄剤TURCO4215NC−LT−50g/Lを65℃で35分間使用して、サンプルを洗浄した。その後に、サンプルをタイプIV試薬グレードの脱イオン水ですすぎ、そして20%(v/v)硝酸溶液に15分間浸漬した。次いで、サンプルを脱イオン水で再びすすぎ、空気乾燥した。重量を最も近い第5有効数字まで記録し、そしてサンプルをデシケータに保管した。マッシングの後、サンプルをラップジョイント構成で組み立て、そして2ミルのエポキシ系プライマー及び2ミルのポリウレタンで被覆した。
腐食のない制御サンプルを、腐食したサンプルと同じ洗浄プロセスを受ける前及び後に計量して、洗浄手順から生じる金属ロスの程度を決定した。腐食したサンプルをナイロンの剛毛で軽くブラッシングした。次いで、腐食したサンプルをTURCO4215NC−LT−50g/Lの溶液に65℃で1時間入れた。その後に、ASTM G1、即ち腐食テスト試料を準備し、洗浄しそして評価する標準的慣例に従い、50mLの85%(v/v)燐酸、20gの三酸化クロム、及び1000mLにするための試薬水の溶液に90℃で10分間サンプルを入れた。次いで、20%(v/v)の硝酸に20℃で5分間サンプルを入れた。サンプルを、先ず、脱イオン水ですすぎ、次いで、エタノールですすいだ。すすぎに続いて、サンプルを空気乾燥し、デシケータに保管した。
変更型B117塩水噴霧テスト、特に、ASTM G85−Aテストを実行するサイクリック腐食チャンバーで腐食テストを遂行した。このテストは、2つの1時間ステップより成るものであった。第1ステップは、サンプルを塩水噴霧に25℃で1時間露出させるものであった。噴霧を構成する電解溶液は、0.05%の塩化ナトリウム及び0.35%の硫酸アンモニウムを脱イオン水に含むものであった。このステップの後に乾燥ステップがあり、内部環境を35℃へ加熱しながらチャンバーから噴霧をパージした。チャンバーの隔壁に延長ケーブルを通すことで密封チャンバーの外部に位置するAN110に可撓性センサのための電気的接続を行った。温度、相対湿度及びLPRデータを1分間隔で取得した。第1サイクルの間に、ASTM規格G59に従いポテンショスタット(ガムリ・リファレンス600)を使用してターフェル係数を取得した。図6は、ここに述べる革新の1つ以上の観点によりラップジョイント例に対するターフェル定数を校正するのに使用されるターフェル曲線の規範的なプロットである。係数は、図6に示すEa対log10aプロットから外挿された。
この実験の結論において、ラップジョイントを環境チャンバーから除去し、そして分解した。分解に続いて、アルミニウムパネル上のポリウレタン及びエポキシ被覆を、メチルエチルケトンを含む溶液中にそれらを入れることにより除去した。30分の浸漬の後に、パネルを除去し、そして脱イオン水ですすいだ。これらパネルは、65℃での50g/lのTurco4215NC−LTの常時攪拌溶液への35分間浸漬で再びアルカリ洗浄した。これに続いて、脱イオン水ですすぎ、そして400g/lの三酸化クロムを含む85%燐酸の90℃溶液に10分間浸漬した。燐酸処置に続いて、パネルを脱イオン水ですすぎ、25℃の20%硝酸溶液に5分間入れた。次いで、プレートを脱イオン水ですすぎ、エタノールに浸漬し、そしてヒートガンで乾燥した。この洗浄プロセスを、パネルの質量値が安定化するまで繰り返した。図7A、B、Cは、ここに述べる革新の1つ以上の観点により異なる腐食環境を受ける3つの個別の試料における直線分極抵抗測定値から換算された腐食率対時間の規範的プロットである。腐食率は、図6に示す材料特性及びターフェル定数を使用して直線分極抵抗から計算された。
図8は、ここに述べる革新の1つ以上の観点により直線分極測定値対時間から計算された全質量ロス及び洗浄後に測定された質量ロスの誤差バーとしての腐食の規範的プロットである。腐食率は、図8に示す質量ロスの尺度対時間として全腐食に換算された。
図9は、ここに述べる革新の1つ以上の観点によりセンサ装置を使用して測定質量ロスと推定質量ロスを比較した規範的なプロットである。前記値は、次いで、図9に示すように、腐食プロセスの前及び後にクーポンを計量することにより慣習的な質量ロス測定を通して測定された値と比較された。その結果は、センサから推定された腐食がクーポンから測定された実際の腐食の実験的エラーに一致することを示している。
例2:濡れ時間測定値の検証
図10は、ここに述べる革新の1つ以上の観点により4つの異なる温度条件に対して2つの櫛型電極間で測定された測定抵抗対相対的湿度の規範的な校正データを示す。定義によれば、濡れ時間とは、相対的湿度が少なくとも80%であるときに経過する時間量である。図10は、4つの異なる温度条件に対して相対的湿度の異なる値について反対電極と基準電極との間で測定される抵抗値間の関係を示す。校正された環境温度/湿度チャンバー(TestEquity 123H)を使用してデータを収集した。濡れ時間は、相対湿度が少なくとも80%であるポイントに対応する抵抗のスレッシュホールド値をセットすることにより決定される。次いで、濡れ時間は、抵抗がスレッシュホールドより低いと記録された時間量として計算される。校正データによれば、スレッシュホールドは、温度に基づき7MΩないし9MΩで変化する。温度変化が小さく、例えば、20℃ないし30℃である場合には、抵抗スレッシュホールドを80%湿度(±4%)に対応する8.5MΩ(±4%)にセットすることができる。温度変化が大きく、例えば、20℃ないし50℃である場合には、抵抗スレッシュホールドを80%湿度(±7%)に対応する8MΩ(±15%)にセットすることができる。現場で適用する場合には、このエラーを受け容れることができる。というのは、ほとんどの場合に、装置の電極間に水が存在するときには相対湿度が100%又は飽和に近いからである。
例3:塩度測定値の検証
図11は、ここに述べる革新の1つ以上の観点により2つの櫛型電極間で測定された測定抵抗対塩度の校正データを示す。定義によれば、塩度は、1リットル(又は1キログラム)の水に溶解した塩の量(グラム)の比として測定される。又、単位は、パーツ・パー・サウザンドで表すこともできる。図11は、500mLの蒸留水を入れた攪拌棒をもつビーカーに8個の個別のセンサを配置した実験からの校正データを示す。化学天秤を使用して塩化ナトリウムFcc/uspグレード99.8%を計量し、そしてビーカーに増分量で追加した。櫛型電極間で測定された平均抵抗を標準偏差と共に計算し、そして図11に抵抗対塩度として対数座標にプロットした。抵抗対塩度対数の直線適合から実験的関係を導出した。この関係を使用して、抵抗の尺度から塩度を推論することができる。
他の観点
文脈上明らかに他のことが要求されない限り、この説明全体にわたり且つそのどこかに現われる「備え(comprise)」、「備えている(comprising)」等の語は、排他的又は徹底的な意味ではなく、包括的な意味として解釈されるべきであり、即ち「含むが、それに限定されない」という意味である。又、単数又は複数を使用する語は、各々、複数又は単数も含む。更に、「ここでは」「以降」「上」「下」という語、及び同様の意味をもつ語は、本出願全体を指すもので、本出願の特定の部分を指すものではない。2つ以上のアイテムのリストを指して「又は(or)」という語が使用されるとき、その語は、次の全ての解釈、即ちリスト内のいずれかのアイテム、リスト内の全てのアイテム、及びリスト内のアイテムの任意の組合せ、を網羅している。
以上、本発明の現在好ましいと考えられる幾つかの実施形態を特に説明したが、本発明に関与した当業者であれば、ここに示して説明した種々の実施形態の変更や修正が、本発明の精神及び範囲から逸脱せずになされ得ることが明らかであろう。従って、本発明は、法律の適用規定により要求される程度に限定されるだけとする。
10:可撓性ケーブル回路(μLPR可撓性センサ)
14:ジャンパ
16:作用電極
18:基準電極
20:反対電極
22:導電性転写テープ
24:絶縁/多孔性スクリム材料
26:構造体
28:電子的計装
30:マイクロプロセッサ
32:デジタル/アナログコンバータ(DAC)
34:電圧ホロワ増幅器
36、40:スイッチ
40:マイクロコントローラ
42:トランスレジスタンス増幅器
44:選択可能な利得
46:アナログ/デジタルコンバータ(ADC)
48:埋設ハードウェアシステム
52:メモリ
54:データバス
56:ワイヤレスモジュール
58:アンテナ
60:電源

Claims (126)

  1. 構造体の腐食を監視するシステムにおいて、
    複数の電極を含む直線分極抵抗(LPR)センサ、
    前記LPRセンサに結合された計装回路であって、第1電極と接地とにまたがる印加電位をセットし、そのセットされた電位を選択的にイネーブル及びディスエーブルし、及び電位を測定すべき2つの電極を選択するように構成された計装回路、及び
    前記計装回路に結合されたマイクロコントローラ回路であって、前記印加電位を発生し、開路基準電位を測定し、前記選択された電極にまたがる電位を測定し、前記印加電位を調整し、及び前記測定された電位に基づいて分極抵抗を決定するように構成されたマイクロコントローラ回路、
    を備えたシステム。
  2. 前記計装回路に結合された複数のLPRセンサを更に備えた、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記複数の電極は、作用電極、基準電極及び反対電極を含む、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記基準電位は、前記反対電極と作用電極との間で測定される、請求項1から3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記第1電極は、反対電極である、請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記計装回路は、更に、電位を測定すべき2つの電極を選択するように構成されたスイッチを含む、請求項1から5のいずれかに記載のシステム。
  7. 前記スイッチは、シングルプル・ダブルスロースイッチである、請求項1から6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記スイッチを動作するように構成される、請求項1から7のいずれかに記載のシステム。
  9. 前記計装回路は、更に、前記セット電位を選択的にイネーブル及びディスエイブルするように構成されたスイッチを含む、請求項1から8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記スイッチを動作するように構成される、請求項1から9のいずれかに記載のシステム。
  11. 前記計装回路は、更に、前記印加電位をセットするように構成された増幅器を含む、請求項1から10のいずれかに記載のシステム。
  12. 前記増幅器は、電圧ホロワ増幅器である、請求項1から11のいずれかに記載のシステム。
  13. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記印加電位を発生するために前記増幅器に信号を供給するように構成される、請求項1から12のいずれかに記載のシステム。
  14. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記印加電位を発生するために前記増幅器に信号を供給するように構成される、請求項1から12のいずれかに記載のシステム。
  15. 前記計装回路は、更に、前記マイクロコントローラ回路から信号を受信し、その受信信号をアナログ信号に変換し、及びそのアナログ信号を前記増幅器に供給するように構成されたデジタル/アナログコンバータ(DAC)を更に含む、請求項1から14のいずれかに記載のシステム。
  16. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記印加電位を発生するために前記増幅器の利得を制御するように構成される、請求項1から15のいずれかに記載のシステム。
  17. 前記計装回路は、更に、前記基準電位及び前記LPRセンサからの測定された電位信号をデジタル信号に変換し、そしてそのデジタル信号を前記マイクロコントローラ回路に供給するように構成されたアナログ/デジタルコンバータ(ADC)を含む、請求項1から16のいずれかに記載のシステム。
  18. 前記マイクロコントローラ回路は、前記LPRセンサのどれがアクティブであるか決定するように構成される、請求項1から7のいずれかに記載のシステム。
  19. 前記マイクロコントローラ回路は、
    前記計装回路を経て電位を測定すべき2つの電極を選択し、
    前記計装回路を経て前記セット電位をディスエイブルし、
    前記計装回路を経て前記開路電位を測定し、
    前記計装回路を経て前記セット電位をイネーブルし、
    前記セット電位を固定増分ステップでセットし、
    セット電位ごとに、前記印加電位を測定し、
    その測定された印加電位ごとに、その測定された電位を評価して、前記開路電位に対するその値を決定し、
    前記開路電位対各評価された測定電位の直線適合に基づいて分極抵抗を決定し、及び
    前記分極抵抗に基づいて腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間、の少なくとも1つを計算する、
    ことにより、腐食を決定するように構成される、請求項1から18のいずれかに記載のシステム。
  20. 前記マイクロコントローラ回路に結合されたメモリを更に備えた、請求項1から18のいずれかに記載のシステム。
  21. 前記メモリは、フラッシュメモリである、請求項1から20のいずれかに記載のシステム。
  22. 前記メモリは、前記腐食の決定に使用される定数を記憶する、請求項1から21のいずれかに記載のシステム。
  23. 前記マイクロコントローラ回路は、前記決定された分極抵抗、腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間の少なくとも1つを前記メモリに記憶するように構成される、請求項1から22のいずれかに記載のシステム。
  24. 前記マイクロコントローラ回路に結合されたネットワークモジュール及び外部データベースの少なくとも1つを更に備えた、請求項1から23のいずれかに記載のシステム。
  25. 前記ネットワークモジュール及び/又は外部データベースは、前記決定された分極抵抗、腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間の少なくとも1つを送信するように構成される、請求項1から24のいずれかに記載のシステム。
  26. 前記計装回路は、更に、前記印加電圧をセットするように構成された増幅器を含む、請求項1から25のいずれかに記載のシステム。
  27. 前記マイクロコントローラ回路は、
    前記増幅器を高利得にセットし、
    前記2つの電極間に前記開路電位よりXボルト低い電位を印加し、
    前記測定された印加電位がクリップされるかどうか決定し、
    前記測定された印加電位がクリップされるときには、前記増幅器の利得を下げ、
    前記測定された印加電位がクリップされないときには、前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト未満だけ高いかどうか決定し、
    前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト以上高いときには、前記印加電位を除去し、及び
    前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト未満だけ高いときには、前記2つの電極間の印加電位をYボルト増加する、
    ことにより、前記セット電位を固定増分ステップでセットするように構成される、請求項1から25のいずれかに記載のシステム。
  28. 各電極は、不活性材料で形成される、請求項1から26のいずれかに記載のシステム。
  29. 前記基準電極及び反対電極は、それらの間に小さな分離距離又はギャップを伴う櫛型対である、請求項1から28のいずれかに記載のシステム。
  30. 前記反対電極及び基準電極は、薄い/多孔性の絶縁材料を使用することにより前記構造体から電気的に絶縁される、請求項1から29のいずれかに記載のシステム。
  31. 前記多孔性材料は、前記反対電極と基準電極と構造体との間に電解液を自由に通過させることができる、請求項1から30のいずれかに記載のシステム。
  32. 前記作用電極は、前記構造体に物理的接触しない、請求項1から31のいずれかに記載のシステム。
  33. 前記作用電極は、前記作用電極と前記構造体との間に配置された薄い導電性転写テープを使用して前記構造体と電気的接触する、請求項1から32のいずれかに記載のシステム。
  34. 前記導電性転写テープは、腐食を防止するために前記導電性転写テープと前記構造体との間の界面として非腐食性接着材を使用する、請求項1から33のいずれかに記載のシステム。
  35. 腐食は、質量ロス(mg)又は単位表面積当りの質量ロス(mg/cm2)として計算される、請求項1から34のいずれかに記載のシステム。
  36. 腐食は、質量ロス/単位表面積/単位時間(例えば、mg/cm2/yr)に関する率として報告される、請求項1から35のいずれかに記載のシステム。
  37. 腐食及び/又は腐食率は、前記マイクロコントローラによりオンボードで、又は監視される構造体に対する分極抵抗測定値及び既知の材料定数を使用してオフラインで計算される、請求項1から36のいずれかに記載のシステム。
  38. 前記濡れ時間及び塩度は、前記反対電極と基準電極との間の抵抗を測定しそして実験的に導出された校正曲線を適用することにより計算される、請求項1から37のいずれかに記載のシステム。
  39. 構造体の腐食を監視するシステムにおいて、
    作用電極、基準電極及び反対電極を含む直線分極抵抗(LPR)センサ、
    前記LPRセンサに結合された計装回路であって、前記反対電極と接地にまたがる印加電位をセットするように構成された増幅器、そのセットされた電位を選択的にイネーブル及びディスエーブルするよう構成された第1スイッチ、及び電位を測定すべき2つの電極を選択するように構成された第2スイッチを含む計装回路、及び
    前記計装回路に結合されたマイクロコントローラ回路であって、前記印加電位を発生し、開路基準電位を測定し、前記選択された電極にまたがる電位を測定し、前記印加電位を調整し、及び前記測定された電位に基づいて分極抵抗を決定するように構成されたマイクロコントローラ回路、
    を備えたシステム。
  40. 前記計装回路に結合された複数のLPRセンサを更に備えた、請求項39に記載のシステム。
  41. 前記基準電位は、前記反対電極と作用電極との間で測定される、請求項39又は40に記載のシステム。
  42. 前記第2スイッチは、シングルプル・ダブルスロースイッチである、請求項39から41のいずれかに記載のシステム。
  43. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記第1スイッチ及び第2スイッチの少なくとも一方を動作するよう構成される、請求項39から42のいずれかに記載のシステム。
  44. 前記増幅器は、電圧ホロワ増幅器である、請求項39から43のいずれかに記載のシステム。
  45. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記印加電位を発生するために前記増幅器に信号を供給するように構成される、請求項39から44のいずれかに記載のシステム。
  46. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記印加電位を発生するために前記増幅器に信号を供給するように構成される、請求項39から44のいずれかに記載のシステム。
  47. 前記計装回路は、更に、前記マイクロコントローラ回路から信号を受信し、その受信信号をアナログ信号に変換し、及びそのアナログ信号を前記増幅器に供給するように構成されたデジタル/アナログコンバータ(DAC)を更に含む、請求項39から46のいずれかに記載のシステム。
  48. 前記マイクロコントローラ回路は、更に、前記印加電位を発生するために前記増幅器の利得を制御するように構成される、請求項39から47のいずれかに記載のシステム。
  49. 前記計装回路は、更に、前記基準電位及び前記LPRセンサからの測定された電位信号をデジタル信号に変換し、そしてそのデジタル信号を前記マイクロコントローラ回路に供給するように構成されたアナログ/デジタルコンバータ(ADC)を含む、請求項39から48のいずれかに記載のシステム。
  50. 前記マイクロコントローラ回路は、前記LPRセンサのどれがアクティブであるか決定するように構成される、請求項39から49のいずれかに記載のシステム。
  51. 前記マイクロコントローラ回路は、
    前記計装回路を経て電位を測定すべき2つの電極を選択し、
    前記計装回路を経て前記セット電位をディスエイブルし、
    前記計装回路を経て前記開路電位を測定し、
    前記計装回路を経て前記セット電位をイネーブルし、
    前記セット電位を固定増分ステップでセットし、
    セット電位ごとに、前記印加電位を測定し、
    その測定された印加電位ごとに、その測定された電位を評価して、前記開路電位に対するその値を決定し、
    前記開路電位対各評価された測定電位の直線適合に基づいて分極抵抗を決定し、及び
    前記分極抵抗に基づいて腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間、の少なくとも1つを計算する、
    ことにより、腐食を決定するように構成される、請求項39から50のいずれかに記載のシステム。
  52. 前記マイクロコントローラ回路に結合されたメモリを更に備えた、請求項39から51のいずれかに記載のシステム。
  53. 前記メモリは、フラッシュメモリである、請求項39から52のいずれかに記載のシステム。
  54. 前記メモリは、前記腐食の決定に使用される定数を記憶する、請求項39から53のいずれかに記載のシステム。
  55. 前記マイクロコントローラ回路は、前記決定された分極抵抗、腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間の少なくとも1つを前記メモリに記憶するように構成される、請求項39から54のいずれかに記載のシステム。
  56. 前記マイクロコントローラ回路に結合されたネットワークモジュール及び外部データベースの少なくとも1つを更に備えた、請求項39から55のいずれかに記載のシステム。
  57. 前記ネットワークモジュール及び/又は外部データベースは、前記決定された分極抵抗、腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間の少なくとも1つを送信するように構成される、請求項39から56のいずれかに記載のシステム。
  58. 前記マイクロコントローラ回路は、
    前記増幅器を高利得にセットし、
    前記2つの電極間に前記開路電位よりXボルト低い電位を印加し、
    前記測定された印加電位がクリップされるかどうか決定し、
    前記測定された印加電位がクリップされるときには、前記増幅器の利得を下げ、
    前記測定された印加電位がクリップされないときには、前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト未満だけ高いかどうか決定し、
    前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト以上高いときには、前記印加電位を除去し、及び
    前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト未満だけ高いときには、前記2つの電極間の印加電位をYボルト増加する、
    ことにより、前記セット電位を固定増分ステップでセットするように構成される、請求項39から57のいずれかに記載のシステム。
  59. 各電極は不活性材料で形成される、請求項39から58のいずれかに記載のシステム。
  60. 前記基準電極及び反対電極は、それらの間に小さな分離距離又はギャップを伴う櫛型対である、請求項39から59のいずれかに記載のシステム。
  61. 前記反対電極及び基準電極は、薄い/多孔性の絶縁材料を使用することにより前記構造体から電気的に絶縁される、請求項39から60のいずれかに記載のシステム。
  62. 前記多孔性材料は、前記反対電極と基準電極と構造体との間に電解液を自由に通過させることができる、請求項39から61のいずれかに記載のシステム。
  63. 前記作用電極は、前記構造体に物理的接触しない、請求項39から62のいずれかに記載のシステム。
  64. 前記作用電極は、前記作用電極と前記構造体との間に配置された薄い導電性転写テープを使用して前記構造体と電気的接触される、請求項39から63のいずれかに記載のシステム。
  65. 前記導電性転写テープは、腐食を防止するために前記導電性転写テープと前記構造体との間の界面として非腐食性接着材を使用する、請求項39から64のいずれかに記載のシステム。
  66. 腐食は、質量ロス(mg)又は単位表面積当りの質量ロス(mg/cm2)として計算される、請求項39から65のいずれかに記載のシステム。
  67. 腐食は、質量ロス/単位表面積/単位時間(例えば、mg/cm2/yr)に関する率として報告される、請求項39から66のいずれかに記載のシステム。
  68. 腐食及び/又は腐食率は、前記マイクロコントローラによりオンボードで、又は監視される構造体に対する分極抵抗測定値及び既知の材料定数を使用してオフラインで計算される、請求項39から67のいずれかに記載のシステム。
  69. 前記濡れ時間及び塩度は、前記反対電極と基準電極との間の抵抗を測定しそして実験的に導出された校正曲線を適用することにより計算される、請求項39から68のいずれかに記載のシステム。
  70. 構造体の腐食を監視するシステムにおいて、
    反対電極、基準電極、及び監視される構造体より成る作用電極を各々含む複数の直線分極抵抗(LPR)センサ、及び
    前記LPRセンサの各々から測定値を読み取るようにプログラムされた電子的コントローラであって、第1電圧の印加電位を印加し、そしてその印加電位を、前記第1電圧より高い範囲の第2の値だけ増加する電子的コントローラ、
    を備えたシステム。
  71. 構造体の腐食を監視する方法において、
    マイクロコントローラ回路に結合された計装回路を経て電位を測定すべき2つの電極をマイクロコントローラ回路で選択し、前記2つの電極は、直線分極抵抗(LPR)センサの複数の電極から選択され、
    前記計装回路を経てセット電位を前記マイクロコントローラ回路でディスエイブルし、前記セット電位は、第1電極と接地とにまたがる印加電圧であり、
    前記計装回路を経て開路電位を前記マイクロコントローラ回路で測定し、
    前記計装回路を経て前記セット電位を前記マイクロコントローラ回路でイネーブルし、
    前記セット電位を固定の増分ステップにおいて前記マイクロコントローラ回路でセットし、
    各セット電位に対して、前記印加電位を前記マイクロコントローラ回路で測定し、
    各測定された印加電位に対して、前記測定された電位を前記マイクロコントローラ回路で評価して、前記開路電位に対するその値を決定し、
    前記開路電位対各評価された測定電位の直線適合に基づいて分極抵抗を前記マイクロコントローラ回路で決定し、及び
    前記分極抵抗に基づいて腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間、の少なくとも1つを前記マイクロコントローラ回路で計算する、
    ことを含む方法。
  72. 前記セット電位を固定増分ステップでセットすることは、
    前記増幅器を高利得にセットし、
    前記2つの電極間に前記開路電位よりXボルト低い電位を印加し、
    前記測定された印加電位がクリップされるかどうか決定し、
    前記測定された印加電位がクリップされるときには、前記増幅器の利得を下げ、
    前記測定された印加電位がクリップされないときには、前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト未満だけ高いかどうか決定し、
    前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト以上高いときには、前記印加電位を除去し、及び
    前記測定された印加電位が前記開路電位よりXボルト未満だけ高いときには、前記2つの電極間の印加電位をYボルト増加する、
    ことを含む、請求項71に記載の方法。
  73. 前記分極抵抗に基づく腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間、の少なくとも1つをメモリに記憶することを更に含む、請求項71又は72に記載の方法。
  74. 前記決定された分極抵抗、腐食率、全腐食、濡れ時間及び塩度の時間、の少なくとも1つを、ネットワークモジュール及び外部データベースの少なくとも1つを経て送信することを更に含む、請求項71から73のいずれかに記載の方法。
  75. 複数のLPRセンサのどれがアクティブであるか決定し、そしてアクティブなLPRセンサを、電極を選択するセンサとして選択することを更に含む、請求項71から74のいずれかに記載の方法。
  76. 腐食を、質量ロス(mg)又は単位表面積当りの質量ロス(mg/cm2)として計算する、請求項71から75のいずれかに記載の方法。
  77. 腐食を、質量ロス/単位表面積/単位時間(例えば、mg/cm2/yr)に関する率として報告する、請求項71から76のいずれかに記載の方法。
  78. 腐食及び/又は腐食率を、前記マイクロコントローラによりオンボードで計算するか、又は監視される構造体に対する分極抵抗測定値及び既知の材料定数を使用してオフラインで計算する、請求項71から77のいずれかに記載の方法。
  79. 前記濡れ時間及び塩度を、前記反対電極と基準電極との間の抵抗を測定しそして実験的に導出された校正曲線を適用することにより計算する、請求項71から78のいずれかに記載の方法。
  80. 構造体の腐食を監視する方法において、
    複数の直線分極抵抗(LPR)センサの腐食を測定し、各LPRセンサは、作用電極と、基準電極と、ポリイミドより成り電極を取り巻き且つ電極に結合されそしてそれに腐食不動態化を与えるマウント材料とを各々含み、そのマウント材料は、電極の露出側壁をカバーしてその側壁を保護し、電極の頂面に関連した腐食に関する直線分極腐食測定技術を使用して確立される電極の腐食抵抗は、広い範囲の腐食状態にわたって直線的であり、
    各LPRセンサから開路電位を測定し、
    前記開路電位より第1電圧だけ低い印加電位を印加し、及び
    前記第1電圧より10%ないし20%高い第2の値だけ前記印加電位を増加する、
    ことを含む方法。
  81. 電子回路は、μLPR可撓性センサのアレイから読みを収集する計装回路を含む、請求項80に記載の方法。
  82. 印加電位信号を発生し、印加電流を構成し、そして基準電位及び印加電流測定値を読み取る請求項80又は81に記載の方法。
  83. 前記計装回路は、前記印加電位信号をアナログ信号に変換し、そして前記基準電位及び印加電流測定値をデジタル化するデジタル/アナログコンバータを含む、請求項80から82のいずれかに記載の方法。
  84. 前記計装回路は、仮想接地に対して前記反対電極にまたがる前記印加電位をセットするのに使用される電圧ホロワ増幅器を含む、請求項80から83のいずれかに記載の方法。
  85. 前記計装回路は、前記印加電圧をディスエイブルするのに使用されるスイッチを含む、請求項80から84のいずれかに記載の方法。
  86. 前記計装回路は、どの電極間で前記基準電位を測定するか決定するのに使用されるシングルプル・ダブルスロースイッチを含む、請求項80から85のいずれかに記載の方法。
  87. 前記計装回路は、前記反対電極と作用電極との間、又は前記基準電極と作用電極との間で前記基準電位を測定する差動増幅器を含む、請求項80から86のいずれかに記載の方法。
  88. 前記計装回路は、前記印加電流を測定する選択可能な利得をもつトランスレジスタンス増幅器を含む、請求項80から87のいずれかに記載の方法。
  89. 前記電子回路は、データ収集、データ処理、送信及び記憶を整合するマイクロコントローラ回路を含む、請求項80から88のいずれかに記載の方法。
  90. 前記マイクロコントローラ回路は、前記印加電流及び基準電位から抵抗を計算し、それにより生じる値を読み取り、そしてそれらの値をメモリに記憶する回路コンポーネントを含む、請求項80から89のいずれかに記載の方法。
  91. 前記メモリは、内部フラッシュメモリである、請求項80から90のいずれかに記載の方法。
  92. 外部データバスを通してセンサデータがダウンロードされ又は取得される、請求項80から91のいずれかに記載の方法。
  93. アンテナを経てデータを送信するためにワイヤレスモジュールを使用してセンサデータがダウンロードされ又は取得される、請求項80から92のいずれかに記載の方法。
  94. 前記マイクロコントローラ回路は、測定のために印加電位信号を発生する、請求項80から93のいずれかに記載の方法。
  95. 前記マイクロコントローラ回路は、μLPR可撓性センサのアレイに質問しそして前記計装回路を経て読みを収集する、請求項80から94のいずれかに記載の方法。
  96. 前記マイクロコントローラ回路は、チャンネル選択を経てどのセンサがアクティブであるか決定する1組のマルチプレクス型スイッチを含む、請求項80から95のいずれかに記載の方法。
  97. 前記スイッチがデフォールト位置(常閉)にあるときには、前記マイクロコントローラ回路は、構造体に対して直線分極抵抗を計算する、請求項80から96のいずれかに記載の方法。
  98. 前記スイッチが別の位置にあるときには、前記マイクロコントローラ回路は、前記センサの反対電極及び作用電極に対して直線分極抵抗を計算する、請求項80から97のいずれかに記載の方法。
  99. 不活性材料(例えば、金メッキされた銅、ニッケル、等)で形成された3つの電極を備え、第1電極は反対電極であり、第2電極は基準電極であり、そして第3電極は作用電極である、腐食センサ。
  100. 前記基準電極及び反対電極は、それらの間に小さな分離距離又はギャップを伴う櫛型対である、請求項99に記載のセンサ。
  101. 前記反対電極及び基準電極は、薄い/多孔性の絶縁材料を使用することにより前記構造体から電気的に絶縁される、請求項99又は100に記載のセンサ。
  102. 前記多孔性材料は、前記反対電極と基準電極と構造体との間に電解液を自由に通過させることができる、請求項99から101のいずれかに記載のセンサ。
  103. 前記作用電極は、前記構造体に物理的接触しない、請求項99から102のいずれかに記載のセンサ。
  104. 前記作用電極は、前記作用電極と前記構造体との間に配置された薄い導電性転写テープを使用して前記構造体と電気的接触する、請求項99から103のいずれかに記載のセンサ。
  105. 前記導電性転写テープは、腐食を防止するために前記導電性転写テープと前記構造体との間の界面として非腐食性接着材を使用する、請求項99から104のいずれかに記載のセンサ。
  106. 腐食は、質量ロス(mg)又は単位表面積当りの質量ロス(mg/cm2)として計算される、請求項99から105のいずれかに記載のセンサ。
  107. 腐食は、質量ロス/単位表面積/単位時間(例えば、mg/cm2/yr)に関する率として報告される、請求項99から106のいずれかに記載のセンサ。
  108. 腐食及び/又は腐食率は、前記マイクロコントローラによりオンボードで、又は監視される構造体に対する分極抵抗測定値及び既知の材料定数を使用してオフラインで計算される、請求項99から107のいずれかに記載のセンサ。
  109. 前記濡れ時間及び塩度は、前記反対電極と基準電極との間の抵抗を測定しそして実験的に導出された校正曲線を適用することにより計算される、請求項99から108のいずれかに記載のセンサ。
  110. 前記第3の、作用電極は、監視される構造体である、請求項99に記載のセンサ。
  111. 不活性材料(例えば、金メッキされた銅、ニッケル、等)で形成された3つの電極を備え、第1電極は反対電極であり、第2電極は基準電極であり、そして第3電極は、監視される構造体でもある作用電極である、腐食センサ。
  112. 構造体の腐食を監視するセンサ装置において、
    反対電極、基準電極、及び監視される構造体より成る作用電極を各々含む複数の直線分極抵抗(LPR)センサ、及び
    前記LPRセンサの各々から測定値を読み取るようにプログラムされた電子的コントローラであって、第1電圧の印加電位を印加し、そしてその印加電位を、前記第1電圧より高い範囲の第2の値だけ増加する電子的コントローラ、
    を備えたセンサ装置。
  113. 前記範囲は、前記第1電圧より約10%ないし約20%高い、請求項112に記載の装置。
  114. 前記基準電極及び反対電極は、それらの間に小さな分離距離又はギャップを伴う櫛型対である、請求項112又は113に記載の装置。
  115. 前記反対電極及び基準電極は、薄い/多孔性の絶縁材料を使用することにより前記構造体から電気的に絶縁される、請求項112ないし114のいずれかに記載の装置。
  116. 前記多孔性材料は、前記反対電極と基準電極と構造体との間に電解液を自由に通過させることができる、請求項112ないし115のいずれかに記載の装置。
  117. ポリマーの柔軟性基板ケーブル上に各々構成された3つの電極を備え、
    各電極は、貴金属、例えば、金メッキされた銅、又は環境への露出により外面が酸化しない金属系から製造され、
    最初の2つの電極は、櫛型形態で配置され、
    第3の電極は、最初の2つの電極から約10mm以下に配置され、且つ電極と構造体との間に電気的接触を形成することにより構造体への電気的接触をなし、
    既知の物理的定数の関数として腐食率を発生し、且つ前記3つの電極を使用して電解溶液と構造体との間で測定される分極抵抗を測定する、センサ装置。
  118. 前記柔軟性基板ケーブル(可撓性ケーブル)は、前記一対の電極と監視される構造体との間に多孔性スクリム又はメンブレーン材料を含む、請求項117に記載の装置。
  119. 前記スクリム又はメンブレーンは、前記櫛型電極と構造体との間に電気的絶縁を与える、請求項117又は118に記載の装置。
  120. 前記濡れ時間及び塩度は、ルックアップテーブルから、及び前記櫛型電極対間の抵抗を測定して、計算される、請求項117ないし119のいずれかに記載の装置。
  121. 前記ポリマーの柔軟性基板ケーブルは、ポリイミドで作られる、請求項117ないし120のいずれかに記載の装置。
  122. 前記最初の2つの電極は、約1ないし約10ミルの厚み及び約0.1mmないし約20mmの長さで製造される、請求項117ないし121のいずれかに記載の装置。
  123. 前記最初の2つの電極は、約10ミル以下の分離距離で製造される、請求項117ないし122のいずれかに記載の装置。
  124. 前記構造体への電気的接触は、前記第3電極と前記構造体との間に導電性転写テープ(例えば、1ミル厚み等)を配置することにより形成される、請求項117ないし123のいずれかに記載の装置。
  125. 前記可撓性ケーブルは、接着材の使用により前記構造体に取り付けられる、請求項117ないし124のいずれかに記載の装置。
  126. 当接ジョイント又はラップジョイント構成の前記センサ配置は、ジョイントそれ自体により与えられる保持力で行われる、請求項117ないし125のいずれかに記載の装置。
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