CXCR2は、好中球、ケラチノサイト、肥満細胞、好酸球、マクロファージ、内皮細胞および感覚ニューロンを含むニューロンをはじめとする種々の細胞で発現される。CXCR2は、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬、慢性閉塞性肺疾患、炎症性筋障害およびアテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病およびパーキンソン病などの神経変性疾患、HIVおよび癌などの神経変性感染性疾患といった炎症性疾患を含む種々の疾患の病理に関連付けられている(Liu et al. (2010) Nat. Neurosci.13:19-26、 Mihara et al. (2005) Eur.J.Immunol.35: 2573-82、 Ono et al. (2003) J.Allergy Clin. Immunol.111:1185-99、 Xia & Hyman (2002) J. Neuroimmunol.122: 55-64、 Edman et al. (2008) Stem Cells 26:1891-1900、 Dorsam & Gutkind (2007) Nature Rev. Cancer 7:79-94, Manjavachi et al. (2010), European Journal of Pain, 14: 23-31, Langford et al., J Neurovirol.(2002), 8(6):625-38, De Paepe et al., Acta Neuropathol. (2005), 109(6):576-82.)。
化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は、化学療法治療計画を受けている患者が経験する末梢神経系に対する傷害として定義される。CIPNは、白金化合物(例えば、オキサリプラチン)、タキサン、ビンカアルカロイド、サリドマイドおよびボルテゾミブなどのより新しい薬剤を含む多くの化学療法薬の頻度の高い主要な用量制限の副作用である[Balayssac, Expert Opin. Drug Saf., 10, 407-417, 2011)]。これは、末端器官神経毒性および神経障害は、患者の生活の質に重大な影響を持つ有効な療法の中断を必要とする場合があることから、多くの異なる癌の治療に大きな制限をもたらす。
後根神経節(DRG)およびその感覚ニューロン内のオキサリプラチン取り込みおよび白金蓄積は、オキサリプラチンの神経毒性の主要な決定因子である(Jong, J.Pharmacol. Exp. Ther., 338(2):537-47 (2011) 。加えて、炎症性カスケードの活性化は、損傷したニューロン環境への免疫細胞の浸潤を伴うCIPNの誘発および進行に役割を果たす[Wang, Cytokine, 59, 3-9 (2012)]。
炎症誘発性ケモカイン受容体CXCR2は感覚ニューロンで発現され、そのリガンドは、ニューロンの興奮を支配するナトリウムおよびカリウム流の増大の調節に関連付けられている[Wang, Mol. Pain, 24, 38 (2008)、 Yang, Mol. Pain, 5, 26 (2009)]。末梢ニューロン損傷において、CXCR2+炎症誘発性分泌免疫細胞の動員もまた、急性および持続性両方の疼痛に関与し、CXCR2拮抗作用により遮断されることが知られている[Manjavachi, Eur. J. Pain, 14, 23-31 (2010)、 Kiguchi, J. Pharmacol. Exp. Ther., 340, 577-587 (2012)、 Stadtmann & Zarbock, Front. Immunol., 3, 263 (2012)]。CXCR2リガンドは、侵害受容処理に関与するTRPv1チャネルの機能を調節し [Dong, Neurosci. Bull., 28, 155-164 (2012)]、感覚ニューロンにおいてカルシウム流入と疼痛媒介性のペプチドであるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の放出を刺激することが示されている(Qin, J. Neurosci. Res., 82, 51-62 (2005)。ヒト末梢神経外植片およびシュワン細胞培養物はIL−8などのCXCR2炎症誘発性サイトカインを発現し[Ozaki, NeuroReport, 19, 31-35 (2008)]、分泌する[Rutkowski, J. Neuroimmunol., 101, 47-60 (1999)]、このサイトカインは糖尿病性およびアルコール性神経障害および長さ依存性小径線維神経障害において有意に上昇している[AboElAsar, Cytokine, 59, 86-93 (2012)]、 (Michalowska-Wender, Folia Neuropathol., 45, 78-81 (2007)、 Ueceyler, Neurology, 74, 1806 (2010)]。ニューロンのCXCR2受容体系はまた、ニューロンの連絡を支配する再有随化[Veenstra & Ransohoff, J. Neuroimmunol., 246, 1-9 (2012)]およびシナプス可塑性(Xiong, J. Neurosci. Res., 71, 600-607 (2003)のプロセスを調節することも示されている。
CXCR2受容体およびそのリガンドはまた結腸直腸癌でも上方調節され、化学耐性[Acharyya, Cell, 150, 165-178 (2012)]、腫瘍成長、血管形成、癌細胞増殖および腫瘍微小環境へ好中球動員[Verbeke, Cytokine & Growth Factor Review, 22, 345-358 (2012)]に関連付けられている。
CXCR2が種々の疾患の発症に果たす役割を鑑みれば、CXCR2により媒介される疾患の治療または予防において使用され得る、CXCR2活性を阻害する化合物を製造することが望ましい。
第1の側面によれば、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する:
(式中、R
1、R
2、R
3およびR
4は本明細書に定義される)。
本発明のさらなる側面は、
i)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を用いてCXCR2により媒介される疾患を治療または予防する方法、例示的疾患としては、限定されるものではないが、自己免疫性または炎症性疾患(例えば、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬、慢性閉塞性肺疾患)、神経変性疾患(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病)、癌、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、外傷性脳損傷および脊髄損傷が挙げられる、
ii)a)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩と、b)薬学的に許容可能な担体または賦形剤とを含んでなる医薬組成物、および
iii)CXCR2により媒介される疾患を治療または予防するための式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩の使用
を含む。
発明の具体的説明
第1の側面によれば、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する:
[式中、
R
1は、H、C
1−3アルキル、C
1−3ハロアルキルまたはハロであり、
R
2は、H、C
1−3アルキル、C
1−3ハロアルキルまたはハロであり、
R
3は、フルオロ、クロロまたはシアノであり、かつ
R
4は、以下からなる群から選択される:
a)フルオロ、C
1−3アルコキシ、C
1−3フルオロアルキル、C
1−3フルオロアルコキシおよびヒドロキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル、
b)−(CH
2)
n−N(R
4a)(R
4b)、
ここで、
nは、0、1または2であり、
−(CH
2)
n−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、かつ
R
4aおよびR
4bは独立にC
1−3アルキルであるか、またはR
4aおよびR
4bは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員環を形成してもよく、この環は、
i)窒素および酸素から選択される1個の付加的環ヘテロ原子を含んでよく、
ii)飽和していてよく、またはその環が5もしくは6員である場合には不飽和しているかもしくは芳香族であってよく、
iii)1以上の重水素で置換されていてもよいC
1−3アルキル、フルオロ、C
1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C
1−3アルコキシ、C
1−3アルコキシC
1−3アルキルおよびC
1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてよく、または
iv)さらなる5または6員環とオルト縮合されていてもよく、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく、このさらなる環は窒素および酸素から選択される1個の付加的環ヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよい、
c)−(CH
2)
p−ヘテロアリール、ここで、
pは1または2であり、
前記−(CH
2)
p−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、
前記ヘテロアリールは5または6員であり、かつ、環炭素原子を介して前記−(CH
2)
p−と結合され、かつ
ここで、前記ヘテロアリールは、C
1−3アルキル、フルオロ、C
1−3フルオロアルキル、C
1−3アルコキシ、C
1−3アルコキシC
1−3アルキルおよびC
1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または隣接する環原子上の2個の置換基は、相互連結原子と共に、前記ヘテロアリール基とオルト縮合されたさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であり、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個の付加的ヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよい、
d)−(CH
2)
q−ヘテロシクリル、ここで、
qは0、1または2であり、
前記−(CH
2)
q−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、
前記ヘテロシクリル基は3、4、5または6員であり、かつ、環炭素原子を介して−(CH
2)
q−と結合されていてもよく、
前記ヘテロシクリルは飽和であっても不飽和であってよく、かつ、
ここで、前記ヘテロシクリル基は、重水素、C
1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C
1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C
1−3アルコキシ、C
1−3アルコキシC
1−3アルキル、C
1−3フルオロアルコキシ、C
3−6シクロアルキルおよび−(CH
2)
sNR
4cR
4dからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記ヘテロシクリル上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は窒素および酸素から選択される1個の付加的ヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、sは0または1であり、かつ、ここで、R
4cおよびR
4dは独立にC
1−3アルキルであるか、またはR
4cおよびR
4dは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成し、この環は1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい、および
e)−(CH
2)
r−C
3−6シクロアルキル、ここで、
rは0、1または2であり、
前記−(CH
2)
r−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、かつ
ここで、前記C
3−6シクロアルキル基は、C
1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C
1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C
1−3アルコキシ、C
1−3アルコキシC
1−3アルキル、C
1−3フルオロアルコキシおよび−(CH
2)
tNR
4eR
4fから独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、またはここで、前記シクロアルキル基上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、およびこのさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個のヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R
4eおよびR
4fは独立にC
1−3アルキルであるか、またはR
4eおよびR
4fはそれらが結合する窒素と共に4、5または6員の飽和環を形成してよく、この環は1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい]。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、アルキル置換基は、非環式アルカンから1個の水素原子を除去することにより誘導される一価のラジカルである。例えば、C1−Xアルキルは、1〜X個の炭素を含有するこのようなアルキル置換基を意味する。このようなアルキル置換基にはメチルおよびエチルが含まれ、直鎖(すなわち、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシル)であっても分岐鎖(例えば、イソプロピル、イソブチル、secブチル、tert−ブチル、イソペンチルおよびネオペンチル)であってもよい。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなアルキル置換基は、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピルである。
本明細書で使用する場合、ハロ置換基は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードラジカルを意味する。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなハロ置換基はフルオロまたはクロロである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、ハロアルキル置換基は、1以上のハロ置換基で置換されたアルキル基であり、このハロ置換基は同じであっても異なっていてもよい。例えば、C1−Xハロアルキルは、1〜X個の炭素を含有するこのようなハロアルキル置換基を意味する。このようなハロアルキル置換基には、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび1−クロロ−2−フルオロエチルが含まれる。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなハロアルキル置換基は、モノフルオロメチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、フルオロアルキル置換基は、1以上のフルオロ置換基で置換されたアルキル基である。例えば、C1−Xフルオロアルキルは、1〜X個の炭素を含有するこのようなフルオロアルキル置換基を意味する。このようなフルオロアルキル置換基には、モノフルオロメチル、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルが含まれる。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなフルオロアルキル置換基は、モノフルオロメチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、アルコキシ置換基は、式「R−O−」の基であり、ここで、Rは上記で定義されたようなアルキルである。例えば、C1−Xアルコキシは、1〜X個の炭素を含有するこのようなアルコキシ置換基を意味する。このようなアルコキシ置換基には、メトキシおよびエトキシが含まれ、直鎖(すなわち、n−プロポキシ、n−ブトキシ、n−ペントキシおよびn−ヘキシルオキシ)であっても分岐鎖(例えば、イソプロポキシ、イソブトキシ、secブトキシ、tert−ブトキシ、イソペントキシおよびネオペントキシ)であってもよい。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなアルコキシ置換基は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシまたはイソプロポキシである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、ハロアルコキシ置換基は、式「R−O−」の基であり、ここで、Rは、上記で定義されるようなハロアルキルである。例えば、C1−Xハロアルコキシは、1〜X個の炭素を含有するこのようなハロアルコキシ置換基を意味する。このようなハロアルコキシ置換基は、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシおよび1−クロロ−2−フルオロエトキシであり、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなハロアルコキシ置換基は、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、フルオロアルコキシ置換基は、式「R−O−」の基であり、ここで、Rは、フルオロアルキルである。例えば、C1−Xフルオロアルコキシは、1〜X個の炭素を含有するこのようなフルオロアルコキシ置換基を意味する。このようなフルオロアルコキシ置換基には、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシおよびトリフルオロメトキシが含まれ、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。1つの実施形態では、特に断りのない限り、このようなハロアルコキシ置換基は、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、ヘテロアリールは、単環式5または6員複素芳香環から1個の水素原子を除去することにより誘導される一価のラジカルであり、この環は、環炭素原子と、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される環ヘテロ原子からなり、かつ、この環は芳香族である。例えば、ヘテロアリールは、5または6個の環原子からなり、そのうち1〜3個が環ヘテロ原子である単環式ヘテロアリールである。ヘテロアリールの例は、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、アゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニルおよびジアゼピニルである。1つの実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニルまたはイミダゾリルである。
本明細書で使用する場合、特に断りのない限り、ヘテロシクリルは、3、4、5または6員単環式複素環式環から1個の水素原子を除去することにより誘導され、この環は、環炭素原子と、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される環ヘテロ原子からなり、かつ、この環は飽和または不飽和である。例えば、ヘテロシクリルは、3〜6個の環原子からなり、そのうち1または2個が環ヘテロ原子である単環式飽和ヘテロシクリルである。単環式飽和ヘテロシクリルの例は、ピロリジニル、ジオキソラニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ジオキサニル、モルホリノ、ジチアニル、チオモルホリノおよびピペラジニルであり、かつ、この環は、1または2個の二重結合を含んでなる。例えば、単環式不飽和ヘテロシクリルは、3〜6個の環原子からなり、そのうち1または2個が環ヘテロ原子である単環式不飽和ヘテロシクリルである。単環式不飽和ヘテロシクリルの例は、2H−ピロリル、2−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニル、2H−ピラニルおよび4H−ピラニルである。1つの実施形態では、ヘテロシクリルは、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはピペリジニルである。
本明細書で使用する場合、C3−6シクロアルキルは、3、4、5または6員単環式シクロアルカンから1個の水素原子を除去することにより誘導される一価ラジカルである。例えば、C3−6シクロアルキルは、3〜6個の環炭素原子からなるシクロアルキルである。シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
本明細書で使用する場合、環上の2個の置換基がそれらの1または複数の相互連結原子と一緒になってさらなる環を形成する場合、この環はスピロ縮合またはオルト縮合されていてよい。スピロ縮合環系は、炭素原子を1個だけ共有する2つの環からなる。オルト縮合されている環系は、原子2個および結合1個だけを共有する2つの環からなり、例えば、ナフタレンである。
1つの実施形態では、R1は、メチル、フルオロまたはクロロである。さらなる実施形態では、R1は、メチルまたはクロロである。
1つの実施形態では、R2はH、フルオロまたはクロロである。さらなる実施形態では、R2はHである。
1つの実施形態では、R3は、クロロまたはシアノである。
1つの実施形態では、R3は、クロロである。
1つの実施形態では、R3は、シアノである。
1つの実施形態では、R4が選択肢a)である場合、R4は、フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキルである。
さらなる実施形態では、R4が選択肢a)である場合、R4は、1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキルである。
1つの実施形態では、R4が選択肢b)である場合、R4は、スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)であり、ここで、R4aおよびR4bは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に5または6員環を形成してもよく、この環は、i)窒素および酸素から選択される1個の付加的環ヘテロ原子を含んでよく、ii)飽和、不飽和または芳香族であってよく、iii)C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、またはiv)さらなる6員環とオルト縮合されていてもよく、このさらなる環は飽和、不飽和または芳香族であってよく、このさらなる環は、1個の付加的環窒素原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、R4が選択肢b)である場合、R4はスルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)であり、ここで、R4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環またはピペラジン環を形成し、それらの環はいずれも、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシから独立に選択される1以上の置換基で置換されていてよい。
1つの実施形態では、R4が選択肢c)である場合、R4は−(CH2)−ヘテロアリールであり、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、R4が選択肢c)である場合、R4は−(CH2)−ヘテロアリールであり、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニルまたはイミダゾリルである。
1つの実施形態では、R4が選択肢d)である場合、R4は、1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基であり、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4dからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子からなる。
さらなる実施形態では、R4が選択肢d)である場合、R4は、1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリルであり、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロから独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む。
なおさらなる実施形態では、R4が選択肢d)である場合、R4は、1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されているテトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはピペリジニルであり、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、R4が選択肢e)である場合、R4は、スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基であり、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、R4が選択肢e)である場合、R4は、スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキルであり、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、本化合物は式(Ic)を有する:
1つの実施形態では、R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキル、
b)スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)、ここで、R4aおよびR4bは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に5または6員環を形成してよく、この環は、i)窒素および酸素から選択される1個の付加的環ヘテロ原子を含んでよく、ii)飽和、不飽和または芳香族であってよく、iii)C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、またはiv)さらなる6員環とオルト縮合されていてもよく、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく、このさらなる環は、1個の付加的環窒素原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよい、
c)−(CH2)−ヘテロアリール、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4d、からなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に、4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、R4は、下記からなる群から選択される:
a)1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキル、
b)スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)、ここで、R4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環またはピペラジン環を形成し、それらの環はいずれも、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよい、
c)−(CH2)−ヘテロアリール、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニルまたはイミダゾリルである、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロから独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル、ここで、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシ、C1−3フルオロアルキル、C1−3フルオロアルコキシおよびヒドロキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、
d)−(CH2)q−ヘテロシクリル、ここで、
qは0、1または2であり、
前記−(CH2)q−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、
前記ヘテロシクリル基は3、4、5または6員であり、かつ、1個の環炭素原子を介しておよび−(CH2)q−と結合され、
前記ヘテロシクリルは飽和または不飽和であってよく、かつ、
前記ヘテロシクリル基は、重水素、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3フルオロアルコキシ、C3−6シクロアルキルおよび−(CH2)sNR4cR4dからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記ヘテロシクリル基上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個の付加的ヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、sは0または1であり、かつ、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4cおよびR4dは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい、および
e)−(CH2)r−C3−6シクロアルキル、ここで、
rは0、1または2であり、
前記−(CH2)r−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、かつ、前記C3−6シクロアルキル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3フルオロアルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記シクロアルキル基上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個のヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキル、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4dからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、R4は、下記からなる群から選択される:
a)1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキル、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、
R1は、メチル、フルオロまたはクロロであり、
R2は、H、フルオロまたはクロロであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキル、
b)スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)、ここで、R4aおよびR4bは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に5または6員環を形成してもよく、この環は、i)窒素および酸素から選択される1個の付加的環ヘテロ原子を含んでよく、ii)飽和、不飽和または芳香族であってよく、iii)C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基により置換されていてもよく、またはiv)さらなる6員環とオルト縮合されていてもよく、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく、このさらなる環は、1個の付加的環窒素原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよい、
c)−(CH2)−ヘテロアリール、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択されるおよび1または2個の基で置換されていてもよく、ここで、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4dからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、
R1は、メチル、フルオロまたはクロロであり、
R2は、H、フルオロまたはクロロであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキル、
b)スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)、ここで、R4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環またはピペラジン環を形成し、それらの環はいずれも、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてよい、
c)−(CH2)−ヘテロアリール、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニルまたはイミダゾリルである、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロから独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このR4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルでるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、
R1は、メチル、フルオロまたはクロロであり、
R2は、H、フルオロまたはクロロであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシ、C1−3フルオロアルキル、C1−3フルオロアルコキシおよびヒドロキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、
d)−(CH2)q−ヘテロシクリル、ここで、
qは0、1または2であり、
前記−(CH2)q−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、
前記ヘテロシクリル基は3、4、5または6員であり、かつ、1個の環炭素原子を介して−(CH2)q−と結合され、
前記ヘテロシクリルは、飽和または不飽和であってよく、かつ
前記ヘテロシクリル基は、重水素、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3フルオロアルコキシ、C3−6シクロアルキルおよび−(CH2)sNR4cR4dからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記ヘテロシクリル基上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個の付加的ヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、sは0または1であり、かつ、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルでるか、またはR4cおよびR4dは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい、および
e)−(CH2)r−C3−6シクロアルキル、ここで、
rは0、1または2であり、
前記−(CH2)r−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、かつ
前記C3−6シクロアルキル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3フルオロアルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記シクロアルキル基の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個のヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、
R1は、メチル、フルオロまたはクロロであり、
R2は、H、フルオロまたはクロロであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキル、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4dからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子を含んでよい、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、
R1は、メチル、フルオロまたはクロロであり、
R2は、H、フルオロまたはクロロであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキル、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロから独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、
R1は、メチルまたはクロロであり、
R2は、Hであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキル、
b)スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)、ここで、R4aおよびR4bは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に5または6員環を形成してもよく、この環は、i)窒素および酸素から選択される1個の付加的環ヘテロ原子を含んでよく、ii)飽和、不飽和または芳香族であってよく、iii)C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、またはiv)さらなる6員環とオルト縮合されていてもよく、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく、このさらなる環は、1個の付加的環窒素原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよい、
c)−(CH2)−ヘテロアリール、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4dからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、
R1は、メチルまたはクロロであり、
R2は、Hであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキル、
b)スルホンに直接結合されている−N(R4a)(R4b)、ここで、R4aおよびR4bは、それらが結合する窒素と共に、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環またはピペラジン環を形成し、それらの環はいずれも、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキルおよびC1−3フルオロアルコキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてよい、
c)−(CH2)−ヘテロアリール、ここで、前記−(CH2)−リンカーは、フルオロおよびメチルから独立に選択される1または2個の基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、C1−3アルキルおよびフルオロから独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、前記ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニルまたはイミダゾリルである、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロから独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよい、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、
R1は、メチルまたはクロロであり、
R2は、Hであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシ、C1−3フルオロアルキル、C1−3フルオロアルコキシおよびヒドロキシからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、
d)−(CH2)q−ヘテロシクリル、ここで、
qは0、1または2であり、
前記−(CH2)q−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、
前記ヘテロシクリル基は3、4、5または6員であり、かつ、1個の環炭素原子を介して−(CH2)q−と結合され、
前記ヘテロシクリルは、飽和または不飽和であってよく、かつ
前記ヘテロシクリル基は、重水素、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3フルオロアルコキシ、C3−6シクロアルキルおよび−(CH2)sNR4cR4dからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記ヘテロシクリル基上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらなる5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個の付加的ヘテロ原子を含んでよく、かつ、さらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、sは0または1であり、かつ、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルでるか、またはR4cおよびR4dは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい、および
e)−(CH2)r−C3−6シクロアルキル、ここで、
rは0、1または2であり、
前記−(CH2)r−リンカーは、フルオロおよび1以上の重水素で置換されていてもよいメチルから独立に選択される1以上の基で置換されていてもよく、かつ
前記C3−6シクロアルキル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3フルオロアルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、または前記シクロアルキル基上の2個の置換基は、1または複数の相互連結原子と共にさらな5または6員環を形成し、このさらなる環は、飽和、不飽和または芳香族であってよく(さらなる環がオルト縮合されている場合)、かつ、このさらなる環は、窒素および酸素から選択される1個のヘテロ原子を含んでよく、かつ、このさらなる環は、1以上のフルオロまたはメチル置換基で独立に置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、
R1は、メチルまたはクロロであり、
R2は、Hであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)フルオロ、C1−3アルコキシおよびC1−3フルオロアルキルからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよいC1−4アルキル、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル基、このヘテロシクリル基は、C1−3アルキル(1以上の重水素で置換されていてもよい)、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−NR4cR4dからなる群から独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R4cおよびR4dは独立にC1−3アルキルであり、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から独立に選択される1または2個の環ヘテロ原子を含む、および
e)スルホンと直接結合されているC4−6シクロアルキル基、このシクロアルキル基は、フルオロ、C1−3フルオロアルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよび−(CH2)tNR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、tは0または1であり、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−3アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
さらなる実施形態では、
R1は、メチルまたはクロロであり、
R2は、Hであり、
R3は、クロロまたはシアノであり、かつ
R4は、下記からなる群から選択される:
a)1、2または3個のフルオロで置換されていてもよいC1−4アルキル、
d)1個の環炭素原子を介してスルホンと直接結合されている5または6員飽和ヘテロシクリル、このヘテロシクリル基は、メチル、ジューテリオメチルおよびフルオロから独立に選択される1、2または3個の置換基で置換されていてもよく、かつ、このヘテロシクリル基は、窒素および酸素から選択される1個の環ヘテロ原子を含む、および
e)Cスルホンと直接結合されている4−6シクロアルキル、このシクロアルキル基は、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシおよび−NR4eR4fからなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、かつ、R4eおよびR4fは独立にC1−2アルキルであるか、またはR4eおよびR4fは、それらが結合する窒素と共に4、5または6員飽和環を形成してもよく、この環は、1以上のフルオロ置換基で置換されていてもよい。
1つの実施形態では、本化合物は、
(R)−1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物40)、
(R)−1−(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物191)、
1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物192)、
1−(4−クロロ−3−((トランス−3−(ジメチルアミノ)シクロブチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物193)、
(R)−1−(4−クロロ−3−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物194)、
1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)、
1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物196)、
1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物197)、および
1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物198)
またはその薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される。
1つの実施形態では、本化合物は、式(Ib)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物196)またはその薬学的に許容可能な塩である。
1つの実施形態では、本化合物は、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩である。
第1の側面に定義される化合物は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸およびリン酸などの無機酸とともに、カルボン酸とともにまたは有機スルホン酸とともに形成される酸付加塩を形成し得る。例としては、HCl、HBr、HI、硫酸塩または重硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩またはリン酸水素塩、酢酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、サッカリン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、カンシル酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびパモ酸塩が挙げられる。あるいは、第1の側面に定義される化合物は、金属塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アルミニウム、カルシウム、マグネシウムおよび亜鉛)およびアンモニウム塩(例えば、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン塩)とともに形成される塩基付加塩を形成し得る。好適な製薬塩についての総説としては、Berge et al, J. Pharm, Sci., 66, 1-19, 1977、 P L Gould, International Journal of Pharmaceutics, 33 (1986), 201-217、およびBighley et al, Encyclopedia of Pharmaceutical Technology, Marcel Dekker Inc, New York 1996, Volume 13, page 453-497を参照。
1つの実施形態では、薬学的に許容可能な塩はピペラジン塩である。さらなる実施形態では、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)のピペラジン塩が提供される。
当業者には、最終脱保護段階の前に製造され得る、第1の側面に定義される化合物の特定の保護誘導体はそれ自体薬理活性を持たなくてもよく、特定の場合に、経口または非経口的に投与され、その後に体内で代謝されて薬理学的に活性な第1の側面に定義される化合物を形成してもよいことが認識されるであろう。よって、このような誘導体は「プロドラッグ」として記載され得る。第1の側面に定義される化合物の総ての保護誘導体およびプロドラッグが本発明の範囲内に含まれる。本発明の化合物の好適なプロドラッグの例は、Drugs of Today, Volume 19, Number 9, 1983, pp 499 - 538およびTopics in Chemistry, Chapter 31, pp 306 - 316および“Design of Prodrugs” by H. Bundgaard, Elsevier, 1985, Chapter 1(これらの文献の開示は、引用することにより本明細書の一部とされる)に記載されている。さらに、当業者には、例えばH. Bundgaardにより“Design of Prodrugs”(この文献の開示は、引用することにより本明細書の一部とされる)に記載されているように、「プロ部分」として当業者に知られている特定の部分を、適当な官能基が第1の側面に定義される化合物内に存在する場合に、そのような官能基上に配置させることができることも認識されるであろう。よって、さらなる側面において、本発明は、第1の側面に定義される化合物のプロドラッグを提供する。
第1の側面に定義される化合物、それらの薬学的に許容可能な塩またはプロドラッグは、溶媒和物または水和物の形態で存在してもよい。よって、さらなる側面において、本発明は、第1の側面に定義される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の溶媒和物または水和物を提供する。
第1の側面に定義される化合物、それらの薬学的に許容可能な塩、または溶媒和物もしくは水和物は1以上の多形形態で存在し得る。よって、さらなる側面において、本発明は、第1の側面に定義される化合物もしくはそれらの薬学的に許容可能な塩の多形体、または第1の側面に定義される化合物もしくはその薬学的に許容可能な塩の溶媒和物もしくは水和物の多形体を提供する。
以下、第1の側面に定義される化合物、それらの塩およびプロドラッグ、任意の塩またはプロドラッグの任意の溶媒和物または水和物、ならびに任意の化合物、塩、溶媒和物または水和物の任意の多形体は、「本発明の化合物」と呼ばれる。用語「本発明の化合物」はまた、第1の側面に関して記載される総ての実施形態も含む。
本発明の化合物は1以上のキラル中心を有してよく、従って、いくつかの立体異性形で存在し得る。総ての立体異性体およびその混合物が本発明の範囲内に含まれる。ラセミ化合物は、分取HPLCおよびキラル固定相を用いたカラムを用いて分離するか、または当業者に公知の方法を用いて個々の鏡像異性体を得るために分割するかのいずれかが可能である。加えて、キラル中間化合物は分割し、本発明のキラル化合物を製造するために使用可能である。加えて、本発明のキラル化合物はキラル合成により製造することもできる。
本発明の化合物は、1以上の互変異性形で存在し得る。総ての互変異性体およびその混合物が本発明の範囲内に含まれる。例えば、2−ヒドロキシキノリニルに対する請求は、その互変異性形であるα−キノリノニルも包含する。
本発明はまた、本発明の化合物の総ての好適な同位体変形形態を含む。本発明の化合物の同位体変形形態は、少なくとも1つの原子が同じ原子番号を有するが、自然界に通常見られる原子質量とは異なる原子質量を有する原子で置換されたものと定義される。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素および塩素の同位体、例えばそれぞれ2H、3H、11C、13C、14C、15N、17O、18O、35S、18Fおよび36Clが挙げられる。本発明の特定の同位体変形形態、例えば、3Hまたは14Cなどの放射性同位体が組み込まれているものは、薬物および/または基質組織分布研究に有用である。トリチウム化、すなわち3H、および炭素−14、すなわち14C同位体は、それらの製造の容易さと検出能のために特に好ましい。さらに、重水素、すなわち2Hなどの同位体での置換は、代謝安定性の増大による特定の治療利点、例えば、in vivo半減期の延長または用量要求の低減を与え、従って、状況によっては好ましい場合がある。本発明の化合物の同位体変形形態は、一般に、従来の手順により、例えば、例示的方法、または好適な試薬の適当な同位体変形形態を用いた以下の実験の節に記載される製法により製造され得る。
本発明の化合物は種々の方法で製造可能である。以下の反応スキームおよび以下では、特に断りのない限り、R1〜R4は第1の側面に定義される通りである。これらの方法は本発明のさらなる側面をなす。
本明細書を通じ、一般式はローマ数字(I)、(II)、(III)、(IV)などで表される。これらの一般式のサブセットは、(Ia)、(Ib)、(Ic)など…(IVa)、(IVb)、(IVc)などと定義される。
一般式(I)の化合物は、反応スキーム1に従い、一般式(II)のイソシアン酸化合物を一般式(III)のアニリンと反応させることにより製造できる。典型的な反応条件は、0℃〜80℃の間でおよそ12〜72時間、DCMまたはピリジン中で(II)と(III)を反応させることを含んでなる。
あるいは、一般式(I)の化合物の保護型を製造した後に脱保護して一般式(I)の化合物を得ることもできる。例えば、式(Ia)の化合物、すなわち、R4がピペリジン−4−イルである一般式(I)の化合物は、tert−ブトキシカルボニル化合物(IV)からトリフルオロ酢酸下での反応により製造することができる(反応スキーム2参照)。式(Ia)の化合物は、例えば、ピペリジン窒素上でアルキル化することにより、式(I)の他の化合物に変換することができる。典型的な反応条件は、塩基での処理とその後のアルキル化剤の添加を含んでなる。ピペリジン窒素がエチルで置換された式(I)の化合物への変換は、アセトアルデヒドとの反応とその後のトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤の添加によって達成され得る。
一般式(II)の化合物は、一般式(V)の化合物から、反応スキーム3に従ったトリホスゲンまたはビス(トリクロロメチル)カーボネートとの反応により製造することができる。典型的な反応条件は、重炭酸ナトリウム水溶液の存在下でDCM中、(V)をビス(トリクロロメチル)カーボネートと反応させるか、または高温下(例えば、80℃)で、トルエン中、(V)をトリホスゲンと反応させることを含んでなる。
あるいは、イソシアネート(II)は、(V)を4−ニトロフェニルカルボノクロリデートと反応させ、次いで、式(III)の化合物と反応させることにより生成することができる(反応スキーム1参照)。
一般式(V)の化合物は、一般式(VI)の化合物から、反応スキーム4に従い、イソインドリン−1,3−ジオンと反応させて(VII)を得た後にヒドラジンで処理することにより製造することができる。典型的な反応条件は、好ましくは0℃で、その後、室温に温めながら、(VI)をトリフェニルホスフィン、イソインドリン−1,3−ジオンおよびアゾジカルボン酸ジイソプロピル(DIAD)で処理して(VII)を得ることである。次に、式(V)の化合物を、高温下で(VII)をヒドラジンで処理することにより製造する。
式(VI)の化合物は、熟練の化学者に周知の様々な手順によって製造することができる。例えば、式(VI)のアルコールは、対応するケトンを還元することにより製造することができる。典型的な反応条件は、塩化セリウム(III)の存在下、水素化ホウ素ナトリウムでの処理を含んでなる。別の還元条件も以下の実験の節に記載されている。
式(III)の化合物は、式(VIII)の化合物から反応スキーム5に従って製造することができる。典型的な条件は、高温下、ジオキサンと水の混合物中、VIIIとプロトン性の酸(例えば、硫酸または塩酸)の反応を含んでなる。
式(VIII)の化合物は、式(IX)の化合物から、反応スキーム6に従い、メタクロロ過安息香酸などの酸化剤での処理により製造することができる。
式(IX)の化合物は、式(X)の化合物から、反応スキーム7に従い、炭酸カリウムまたはトリエチルアミンなどの好適な塩基の存在下、Xがブロモまたはメチルスルホニルなどの好適な脱離基であるR4−Xなどのアルキル化剤との反応により製造することができる。
R3がクロロである式(X)の化合物は、米国特許公報第US20070249672A1号に記載の手順により製造することができる。
R3がシアノである式(X)の化合物は、R3がクロロである式(X)の対応する化合物から、高温下でのシアン化銅(II)との反応により製造することができる。
R3がフルオロである式(X)の化合物は、米国特許公報第US20070249672A1号、国際特許公報第WO0168033号、およびBusch-Petersen et al [Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, 16 (2006), 5513-5516]に記載の手順により製造することができる。
式(IX)の化合物は、熟練の化学者に知られた手順を用い、式(IX)の他の化合物に変換することができる。例えば、スルホン部分に結合された非置換または部分置換sp3炭素を有する式(IXa)の化合物は、反応スキーム8に従ってアルキル化することができる。典型的な反応条件は、(IXa)を強塩基(例えば、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、n−ブチルリチウムまたはリチウムジイソプロピルアミド)で処理した後に、Yが良好な脱離基であるRx−Yなどのアルキル化剤を添加することを含んでなる。
熟練の化学者には、式(I)の化合物は当技術分野で公知の方法により式(I)の他の化合物に変換可能であることが認識されるであろう。
本発明の化合物は、CXCR2により媒介される疾患の治療または予防に有用であり得る。このような疾患の例としては、自己免疫性または炎症性疾患(例えば、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬、クローン病、炎症性腸疾患、シェーグレン(Sjorgen’s syndrome)、視神経炎、慢性閉塞性肺疾患およびI型糖尿病、視神経脊髄炎、重症筋無力症(Myasthenia Gavis)、ブドウ膜炎、ギラン−バレー症候群、乾癬性関節炎、グレーブス病(Gaves’ disease)、喘息、慢性閉塞性肺疾患およびアレルギー)、神経変性疾患(例えば、アルツハイマー病およびパーキンソン病)および癌が挙げられる。CXCR2により媒介される疾患のさらなる例は、COPD、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、外傷性脳損傷および脊髄損傷である。
本明細書で使用する場合、「治療(“treat”, “treating”または“treatment”」は、ある疾患に関して、(1)その疾患またはその疾患の生物学的徴候の1以上を改善すること、(2)(a)その疾患に至るもしくはその疾患に応答性のある生体カスケードの1以上の点、または(b)その疾患の生物学的徴候の1以上に干渉すること、(3)その疾患に関連する症状または影響の1以上を緩和すること、(4)その疾患の進行またはその疾患の生物学的徴候の1以上を緩徐化すること、および/または(5)疾患またはその疾患の生物学的徴候の重篤度の尤度を引き下げることを意味する。
本明細書で使用する場合、「予防(“prevent”, “preventing”または“prevention”)」は、ある疾患またはその生物学的徴候の発生の尤度を引き下げるため、または発生を遅延させるための薬物の予防的投与を意味する。
本発明の化合物は、必要ではないが通常、適当な経路により患者に投与するために医薬組成物に処方される。よって、別の側面において、本発明は、本発明の化合物と、1種類以上の薬学的に許容可能な賦形剤とを含んでなる医薬組成物を提供する。
本明細書で使用する場合、「薬学的に許容可能な賦形剤」は、本発明の1または複数の化合物以外に医薬組成物または投与形態中に存在する薬学的に許容可能ないずれの材料も意味する。一般に、この材料は、医薬組成物に形態、稠度および性能を与える。
本発明の医薬組成物は一般に、1種類の本発明の化合物を含有する。しかしながら、特定の実施形態では、本発明の医薬組成物は、2種類以上の本発明の化合物を含有する。加えて、本発明の医薬組成物は、1以上の付加的な薬学上有効な化合物を含んでなり得る。
本組合せまたは組成物の化合物は同時に(同じまたは異なる医薬処方物のいずれかで)、個別にまたは逐次に投与可能であることが認識されるであろう。
1つの実施形態では、本発明の化合物は、化学療法薬の投与により引き起こされるCIPNを予防または治療する。よって、CIPNの予防または治療における本発明の化合物は、化学療法薬と組み合わせて投与され得る。1つの実施形態では、CIPNの予防または治療のための本発明の化合物は1種類以上の一次化学療法薬と組み合わせられ、その有効薬剤は下記のリスト:白金化合物(例えば、オキサリプラチン)、タキサン、ビンカアルカロイド、サリドマイドおよびボルテゾミブから選択される。さらなる実施形態では、一次化学療法薬はオキサリプラチンである。
多くの場合、化学療法薬は、難治性集団の治療を含め、有効な患者コンプライアンスの抗癌治療のための治療選択肢の拡大をもたらす付加的薬剤(例えば、他の化学療法薬、血管新生阻害剤)と組み合わせて投与される。さらなる実施形態では、本発明の化合物は、a)一次化学療法薬、およびb)ベバシズマブ、イリノテカン、カペシタビン、セツキシマブ、パニツムマブ、レゴラフェニブおよびZiv−アフリバーセプトからなる群から選択される付加的薬剤とともに投与される。
本発明 のこのような医薬組成物は、安全かつ有効な量の本発明の化合物が分散でき、その後、粉末またはシロップなどとともに患者に与えることができるバルク形態で製造および包装してもよい。あるいは、本発明の医薬組成物は、物理的に分離した各投与形態が安全かつ有効な量の本発明の化合物を含有する投与形態として製造および包装してもよい。よって、別の側面では、本発明は、本発明の医薬組成物を含んでなる投与形態を提供する。分離した各投与形態は一般に、0.1mg〜100mgの本発明の化合物を含有する。
本発明の組成物は一般に、所望の投与経路による患者への投与に適合した投与形態に処方される。例えば、投与形態には、(1)錠剤、カプセル剤、カプレット剤、丸剤、トローチ剤、散剤、シロップ剤、エリキシル剤、懸濁液、溶液、エマルション、サシェ剤およびカシェ剤などの経口投与に適合したもの、(2)無菌溶液、懸濁液、インプラントおよび再構成用散剤などの非経口投与に適合したもの、(3)経皮パッチなどの経皮投与に適合したもの、(4)坐剤、膣坐剤およびフォームなどの直腸および膣投与に適合したもの、(5)ドライパウダー、エアゾール、懸濁液および溶液(スプレーおよび滴剤)などの吸入および鼻腔内に適合したもの、(6)クリーム、軟膏、ローション、溶液、ペースト、滴剤、スプレー、フォームおよびゲルなどの局所的投与に適合したもの、(7)滴剤、軟膏、スプレー、懸濁液およびインサートなどの眼投与に適合したもの、(8)トローチ剤、パッチ剤、スプレー、滴剤、チューインガムおよび錠剤などの口内および舌下投与に適合したものが含まれる。
好適な薬学的に許容可能な賦形剤は、選択される特定の投与形態によって変化する。加えて、好適な薬学的に許容可能な賦形剤は、組成物において役立ち得る特定の機能に関して選択することができる。例えば、特定の薬学的に許容可能な賦形剤は、均質な投与形態の製造を助けるそれらの能力に関して選択することができる。特定の薬学的に許容可能な賦形剤は、安定な投与形態の製造を助けるそれらの能力に関して選択することができる。特定の薬学的に許容可能な賦形剤は、ひと度患者に投与されると、ある器官または身体部分から別の器官または身体部分への、本発明の1または複数の化合物の運搬または輸送を助けるそれらの能力に関して選択することができる。特定の薬学的に許容可能な賦形剤は、患者のコンプライアンスを高めそれらの能力に関して選択することができる。特定の薬学的に許容可能な賦形剤は、その病態を治療または予防するために適当な速度での本発明の化合物の放出を助けるそれらの能力に関して選択することができる。
好適な薬学的に許容可能な賦形剤には、下記のタイプの賦形剤:希釈剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、流動促進剤、造粒剤、コーティング剤、湿潤剤、溶媒、補助溶媒、沈殿防止剤、乳化剤、甘味剤、香味剤、矯味剤、着色剤、固化防止剤、保湿剤、キレート剤、可塑剤、増粘剤、速度調整剤、酸化防止剤、保存剤、安定剤、界面活性剤および緩衝剤が含まれる。当業者ならば、特定の薬学的に許容可能な賦形剤が2つ以上の機能を果たす場合があり、どの程度の賦形剤が処方物中に存在するかおよび他のどんな成分が処方物中に存在するかによって、別の機能を果たす場合があることを認識するであろう。
当業者は、本発明の化合物とともに使用するための適当な量の好適な薬学的に許容可能な賦形剤を決定することを可能とする当技術分野の知識および技能を有する。加えて、薬学的に許容可能な賦形剤を記載し、好適な薬学的に許容可能な賦形剤を選択するのに有用であり得る、当業者に利用可能ないくつかの資料がある。例として、Remington's Pharmaceutical Sciences (Mack Publishing Company)、The Handbook of Pharmaceutical Additives (Gower Publishing Limited)、およびThe Handbook of Pharmaceutical Excipients (the American Pharmaceutical Association and the Pharmaceutical Press)が挙げられる。本発明の医薬組成物は、当業者に公知の技術および方法を用いて製造することができる。当技術分野で慣用される方法のいくつかがRemington's Pharmaceutical Sciences (Mack Publishing Company)に記載されている。
1つの側面において、本発明は、安全かつ有効な量の本発明の化合物と希釈剤または増量剤を含んでなる錠剤またはカプセル剤などの固体経口投与形態を対象とする。好適な希釈剤および増量剤には、ラクトース、スクロース、デキストロース、マンニトール、ソルビトール、デンプン(例えば、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、およびアルファー化デンプン)、セルロースおよびその誘導体(例えば、微晶質セルロース)、硫酸カルシウム、および第二リン酸カルシウムが含まれる。経口固体投与形態は、結合剤をさらに含み得る。好適な結合剤には、デンプン(例えば、コーンスターチ、ジャガイモデンプンおよびアルファー化デンプン)、ゼラチン、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸、トラガカントガム、グアーガム、ポビドン、およびセルロースおよびその誘導体(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)が含まれる。経口固体投与形態は、崩壊剤をさらに含んでなり得る。好適な崩壊剤には、デンプン、クロスポビドン、グリコール酸ナトリウムデンプン、クロスカルメロース、アルギン酸、およびカルボキシメチルセルロースナトリウムが含まれる。経口固体投与形態は、滑沢剤をさらに含んでなり得る。好適な滑沢剤には、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、およびドデシル硫酸ナトリウムが含まれる。経口固体投与形態は、タルクおよびコロイド状二酸化ケイ素などの流動促進剤をさらに含んでなり得る。経口固体投与形態は、化粧特性または機能特性を持ち得る外層コーティングをさらに含んでなり得る。
本発明は下記のさらなる側面を含むことが認識されるであろう。上記の疾患および病態は、適当であれば、これらのさらなる側面に拡張する。加えて、第1の側面に関して上記で定義された実施形態は、これらのさらなる側面に拡張する。
i)CXCR2受容体の拮抗作用により媒介される疾患または病態を治療または予防するための薬剤の製造における本発明の化合物の使用。1つの実施形態では、この使用は、自己免疫性または炎症性疾患、神経変性疾患、癌、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、外傷性脳損傷および脊髄損傷からなるリストから選択される疾患または病態を治療または予防することである。1つの実施形態では、この使用は、アルツハイマー病を治療することである。別の実施形態では、この使用は、多発性硬化症を治療することである。別の実施形態では、この使用は、COPDを治療することである。別の実施形態では、この使用は、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)を治療することである。別の実施形態では、この使用は、CIPNを予防することである。1つの実施形態では、CIPNの治療または予防用薬剤の製造のための、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩の使用が提供される。1つの実施形態では、CIPNの予防用の薬剤の製造のための、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩の使用が提供される。
ii)本発明の化合物を投与することを含んでなる、ヒトにおけるCXCR2受容体の拮抗作用により媒介される疾患または病態を治療または予防する方法。1つの実施形態では、本方法は、自己免疫性または炎症性疾患、神経変性疾患、癌、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、外傷性脳損傷および脊髄損傷からなるリストから選択される疾患または病態を治療または予防することである。1つの実施形態では、本方法は、アルツハイマー病を治療することある。別の実施形態では、本方法は、多発性硬化症を治療することある。別の実施形態では、本方法は、COPDを治療することある。別の実施形態では、本方法は、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)を治療することある。別の実施形態では、本方法は、CIPNを予防することである。別の実施形態では、この使用は、CIPNを予防することである。1つの実施形態では、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩を投与することを含んでなる、ヒトにおけるCIPNを治療または予防する方法が提供される。1つの実施形態では、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩を投与することを含んでなる、ヒトにおいてCIPNを予防する方法が提供される。
iii)a)本発明の化合物と、b)1種類以上の薬学的に許容可能な賦形剤とを含んでなる医薬組成物。1つの実施形態では、本化合物は、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩である。
iv)a)0.05〜1000mgの本発明の化合物と、b)0.1〜2gの1種類以上の薬学的に許容可能な賦形剤とを含んでなる医薬組成物。1つの実施形態では、本化合物は、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩である。
v)本発明の化合物を含んでなる、CXCR2受容体の拮抗作用により媒介される疾患の治療または予防用の医薬組成物。1つの実施形態では、本組成物は、自己免疫性または炎症性疾患、神経変性疾患、癌、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、外傷性脳損傷および脊髄損傷からなるリストから選択される疾患または病態を治療または予防するためのものである。1つの実施形態では、本組成物は、アルツハイマー病を治療するためのものである。別の実施形態では、本組成物は、多発性硬化症を治療するためのものである。別の実施形態では、本組成物は、COPDを治療するためのものである。別の実施形態では、本組成物は、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)を治療するためのものである。別の実施形態では、本組成物は、CIPNを予防するためのものである。1つの実施形態では、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩を含んでなる、CIPNの治療または予防のための組成物が提供される。1つの実施形態では、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩を含んでなる、CIPNの予防のための組成物が提供される。
vi)治療において使用するための本発明の化合物。1つの実施形態では、本化合物は、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩である。
vii)CXCR2受容体の拮抗作用により媒介される疾患の治療または予防において使用するための本発明の化合物。1つの実施形態では、この使用は、自己免疫性または炎症性疾患、神経変性疾患、癌、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、外傷性脳損傷および脊髄損傷からなるリストから選択される疾患または病態を治療または予防することである。1つの実施形態では、この使用は、アルツハイマー病の治療である。別の実施形態では、この使用は、多発性硬化症の治療である。別の実施形態では、この使用は、COPDの治療である。別の実施形態では、この使用は、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)の治療である。別の実施形態では、この使用は、CIPNの予防である。1つの実施形態では、CIPNの治療または予防において使用するための、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩が提供される。1つの実施形態では、CIPNの予防において使用するための、式(Id)の1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)またはその薬学的に許容可能な塩が提供される。
補助化合物
本発明の化合物および中間体は、ACD/Name PRO 6.02化学命名ソフトウエア(Advanced Chemistry Development Inc.、トロント、オンタリオ州、M5H2L3、カナダ)を用いて命名された。
LCMS条件:
1)酸性条件:
移動相:0.05%TFA/アセトニトリルを含有する水
カラム:XBridge(商標)C18 30×100mm−5ミクロン
検出:MSおよびフォトダイオードアレイ検出器(PDA)
2)塩基性条件:
移動相:0.08%NH4HCO3/アセトニトリルを含有する水
カラム:XBridge(商標)C18 30×100mm−5ミクロン、
検出:MSおよびフォトダイオードアレイ検出器(PDA)
MDAP条件:
1)酸性条件:
機器:Waters Instrument
カラム:Sunfire Prep C18カラム(5um、19×50mm)
移動相:0.05%TFA/アセトニトリルを含有する水
2)塩基性条件:
機器:Waters Instrument
カラム:Xbridge Prep C18カラム(5um、19×50mm)
移動相:0.04%アンモニア/アセトニトリルを含有する水
分析的SFC条件:
機器:SFC Method Station(Thar、Waters)
他の条件は各場合を参照
分取−SFC条件:
機器:SFC−80(Thar、Waters)
カラム:Chiralpak AD−H 50*250mm、5um(Daicel)、
Chiralpak AS−H 50*250mm、5um(Daicel)、
Chiralpak OJ−H 50*250mm、5um(Daicel)、
Chiralpak OZ−H 50*250mm、5um(Daicel)、
Chiralpak IC 30*250mm、5um(Daicel)、
カラム温度:40℃
移動相:有機溶媒:メタノール、EtOHまたはiPrOH
添加剤:DEA(0〜1%)
有機溶媒/CO2:10〜50%
流速:50〜80g/分
背圧:100バール
スタックインジェクションのサイクル時間:6〜20分
補助化合物/中間体
以下に続く手順では、各出発材料の後に、一般に中間体に関して示される。これは単に熟練の化学者に対する補助として示されるものである。出発材料は、必ずしも記載のバッチから製造されたものでなくてもよい。
中間体1:(R)−1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン
工程1:メタノール(10mL)中、シクロペント−2−エノン(1.2g)の溶液に、過酸化水素溶液(30%、0.5g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加え、得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン(1.3g)を黄色油状物として得た。
工程2:メタノール(10mL)および水(3mL)中、6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン(25g)の溶液に、塩化セリウム(III)七水和物(95g)を加えた。得られた混合物を70℃で1時間撹拌した。冷水(30mL)を加え、得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−クロロシクロペント−2−エノン(29g)を黄色油状物として得た。
工程3:メタノール(20mL)中、2−クロロシクロペント−2−エノン(600mg)の溶液に、塩化セリウム(III)七水和物(1918mg)およびNaBH4(195mg)を加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。冷水(30mL)を加え、得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−クロロシクロペント−2−エノール(400mg)を黄色油状物として得た。
工程4:THF(200mL)中、2−クロロシクロペント−2−エノール(20.0g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(37.2g)の溶液に、0℃でPh3P(66.4g)およびDIAD(49.2mL)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(18.0g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 248 (MH+)。
工程5:2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(14g)をSFCにより精製し、(R)−2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(5.0g)を白色固体として、および(S)−2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(5.5g)を黄色油状物として得た。(R)−2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン:Chiral HPLC(カラム:AD−H(250*4.6mm、5um)、移動相:MeOH/CO2=15%、流速:3.0ml/分、温度:40℃):tR=2.54分、ee%=100%、1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.74-7.98 (m, 4H), 6.04 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 5.32 (dd, J = 9.3, 1.9 Hz, 1H), 2.77 (ddd, J = 9.4, 8.0, 3.0 Hz, 1H), 2.41-2.62 (m, 2H), 2.22-2.39 (m, 1H)、(S)−2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン:Chiral HPLC(カラム:AD−H(250*4.6mm、5um)、移動相:MeOH/CO2=15%、流速:3.0ml/分、温度:40℃):tR=3.04分、ee%=100%、1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.32-8.36 (m, 4H), 6.03 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 5.31 (dd, J = 9.3, 1.8 Hz, 1H), 2.77 (ddd, J = 9.4, 8.0, 3.0 Hz, 1H), 2.40-2.64 (m, 2H), 2.32 (ddd, J = 14.2, 8.7, 3.8 Hz, 1H)。
工程6:エタノール(100mL)中、(R)−2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(3.5g)の溶液に、ヒドラジン(水中85%、0.7mL)を加えた。3時間還流した後、反応混合物を室温に冷却した。沈澱を濾過し、EtOH(10mL)ですすいだ。濾液を溶媒の半分が除去されるように濃縮した。この溶液に、エーテル中HCl(1M、20mL)を加え、濃縮し、(R)−2−クロロシクロペント−2−エナミンを塩酸塩として得た(2.0g)。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.53 (s, 3H), 6.22 (s, 1H), 4.19 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 2.49-2.54 (m, 1H), 2.26-2.45 (m, 2H), 1.90-2.04 (m, 1H)。
工程7:トルエン(15mL)中、(R)−2−クロロシクロペント−2−エナミン塩酸塩(600mg)の溶液に、炭酸ビス(トリクロロメチル)(694mg)を加えた。この混合物を120℃で4時間撹拌した。次に、この混合物を室温に冷却し、(R)−1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エンのトルエン溶液を得た。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
中間体2:(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン
工程1:ベンゼン(500mL)中、2−メチルシクロペンタン−1,3−ジオン(27.0g)、2−メチルプロパン−1−オール(62.5g)およびTsOH(4.6g)の溶液を、一晩、加熱還流した。溶媒を真空で除去し、残渣を真空下で蒸留し、3−イソブトキシ−2−メチルシクロペント−2−エノン(34.5g)を黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 3.92 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 2.53-2.70 (m, 2H), 2.32-2.52 (m, 2H), 2.04 (dp, J = 13.3, 6.7 Hz, 1H), 1.64 (t, J = 1.5 Hz, 3H), 1.01 (d, J = 6.7 Hz, 6H)、 MS(ES+) m/z 169 (MH+)。
工程2:DCM(300mL)中、3−イソブトキシ−2−メチルシクロペント−2−エノン(34.5g)の溶液に、0℃でDIBAL−H(ヘキサン中1M、250mL)を滴下した。この反応混合物をこの温度で90分間撹拌したた。この反応物を水で急冷した後、DCM(200mL)とHCl溶液(1M、100mL)とで分液した。水層をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液(100mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−メチルシクロペント−2−エノールと2−メチルシクロペント−2−エノン(27.0g)の混合物を黄色油状物として得た。
工程3:ジエチルエーテル(200mL)中、工程2からの2−メチルシクロペント−2−エノールおよび2−メチルシクロペント−2−エノン(27.0g)と酸化マンガン(IV)(5.0g)の混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濾過し、濾液を真空濃縮した。残渣を真空で蒸留し、2−メチルシクロペント−2−エノン(16.5g)を無色の油状物として得た。
工程4:無水THF(20mL)中、(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキシアザボロル(トルエン中1M、31.8mL)の溶液に、2−メチルシクロペント−2−エノン(15.3g)およびBH3(THF中1M、111mL)を注意深く加え、この混合物を1時間撹拌した。メタノール(150ml)、次いで、ブラインを加え、水層をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、(S)−2−メチルシクロペント−2−エノール(未知のee%、16.0g)を黄色油状物として得た。
工程5:N2下、THF(240mL)中、(S)−2−メチルシクロペント−2−エノール(16.0g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(36.0g)の溶液に、トリフェニルホスフィン(77.0g)を加えた。この混合物を0℃に冷却した。この混合物にアゾジカルボン酸ジイソプロピル(63.4mL)を滴下した。30分間撹拌した後、この混合物を0℃で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製(PE:EA=10:1で溶出)して粗生成物を得、これをSFCにより精製し、(R)−2−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(10.6g、>98%ee)を白色固体として得た。Chiral HPLC(カラム:AD−H、4.6*250mm、5μm、MeOH/CO2=10%、カラム温度:40℃、CO2流速:2.7mL/分):R=2.17分、ee%:>98%、1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.83 (dd, J = 5.4, 3.1 Hz, 2H), 7.76-7.61 (m, 2H), 5.68 (s, 1H), 5.21 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 2.69 (dd, J = 5.7, 3.5 Hz, 1H), 2.42-2.30 (m, 2H), 2.22-2.12 (m, 1H), 1.61 (s, 3H)、 MS (ES+) m/z 228 (MH+)。
工程6:エタノール(150mL)中、(R)−2−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(10.7g)の溶液に、ヒドラジン(水中85%、3.0mL)を加えた。3時間還流した後、この反応混合物を室温に冷却した。沈澱を濾過し、濾過ケーキをEtOH(10mL)ですすいだ。この濾液にジオキサン中HCl(4M、5mL)を加え、この混合物を濃縮した。得られた残渣を水に溶かした後、凍結乾燥させ、塩酸塩としての(R)−2−メチルシクロペント−2−エナミン(6.3g)を褐色固体として得、これを精製せずに次の工程で使用した。
工程7:トルエン(30mL)中、(R)−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(420mg)の溶液に、トリホスゲン(560mg)を加えた。得られた混合物を110℃で6時間撹拌した。次に、この混合物を室温に冷却し、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンのトルエン溶液を得た。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
工程8:DCM(3mL)および飽和NaHCO3水溶液(3mL)中、(R)−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(23mg)の溶液に、0℃で、炭酸ビス(トリクロロメチル)(18mg)を加えた。この混合物を0℃〜25℃で2時間撹拌した。生じた2層を分離し、水層をDCM(60mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(20mg)を白色固体として得、これをそれ以上精製せずにそのまま次の工程で使用した。MS(ES+) m/z 141(MH+)(M:水酸化アンモニウムでの尿素誘導体)。
中間体3: 5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン
工程1:メタノール(20mL)中、2−メチルシクロペント−2−エノン(中間体2工程3、20.0g)の溶液に、塩化セリウム(III)七水和物(78.0g)およびテトラヒドロホウ酸ナトリウム(7.9g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−メチルシクロペント−2−エノール(18.0g)を黄色油状物として得た。
工程2:N2下、THF(5mL)中、2−メチルシクロペント−2−エノール(3.0g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(6.8g)の溶液に、Ph3P(14.4g)を加えた。この混合物を0℃に冷却した。この混合物にDIAD(11.9mL)を滴下した。3分間撹拌した後、この混合物を0℃で一晩撹拌した。溶媒を真空で除去した。残渣を分取TLC(PE)により精製し、2−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.4g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 228 (MH+)。
工程3:エタノール(50mL)中、2−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.0g)の溶液に、ヒドラジン(水中85%、0.5mL)を加えた。4時間還流した後、この反応混合物を室温に冷却した。沈澱を濾過し、濾過ケーキをEt2O(10mL)ですすいだ。この濾液に(ジオキサン中4M、5mL)HCl溶液を加えた。得られた混合物を濃縮し、2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩として得(2.1g)、これを精製せずに次の工程で使用した。
工程4:トルエン(40mL)中、2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(0.8g)の溶液に、トリホスゲン(0.4g)を加えた。この反応混合物を110℃で6時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンのトルエン溶液を得た。この溶液を濃縮および精製せずにそのまま次の工程に使用した。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
工程1:メタノール(80mL)中、シクロペント−2−エノン(10.0g)およびCeCl3(47.7g)の撹拌溶液に、0℃で、NaBH4(5.1g)を加えた。この反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。この混合物をブラインで希釈し、EA(4×100mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EA=10:1で溶出)により精製し、シクロペント−2−エノール(8.8g)を黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.10-5.73 (m, 2H), 4.86 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 2.60-2.40 (m, 1H), 2.37-2.12 (m, 2H), 1.74-1.60 (m, 1H)。
工程2:N2下、THF(150mL)中、シクロペント−2−エノール(8.8g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(23.1g)の溶液に、Ph3P(41.2g)を加えた。0℃に冷却した後、この混合物にDIAD(30.5mL)を滴下し、得られた混合物を一晩撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し(ヘキサン:EA=30:1で溶出)、2−(シクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(6.1g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 214.2 (MH+)。
工程3:2−(シクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(4.0g)をTHF(20mL)およびヒドラジン(水中85%、1.1g)に溶かした。次に、この反応混合物を還流下で23時間加熱した。室温に冷却した後、この混合物を濾過し、冷Et2Oで洗浄した。濾液にHCl溶液(ジオキサン中2M、10mL)を加え、この溶液を真空濃縮した。残渣をEt2O(50mL)で洗浄し、シクロペント−2−エナミン塩酸塩として(0.9g)を淡黄色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.26 (s, 5H), 6.34-6.00 (m, 2H), 5.77 (dd, J = 5.3, 2.3 Hz, 2H), 4.14 (s, 2H), 2.51-2.46 (m, 2H), 2.39-2.25 (m, 2H), 2.25-2.10 (m, 2H), 1.77 (ddt, J = 13.5, 8.8, 4.3 Hz, 2H)。
工程4:トルエン(20mL)中、シクロペント−2−エナミン塩酸塩(320mg)の懸濁液に、トリホスゲン(476mg)を加えた。110℃で4時間撹拌した後、反応混合物は透明となった。この反応混合物を冷却し、3−イソシアナトシクロペント−1−エンのトルエン溶液を得た。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
中間体5:(S)−1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン
工程1:エタノール(120mL)中、(S)−2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(中間体1、工程5、5.5g)の溶液に、ヒドラジン(水中85%、1.4mL)を加えた。3時間還流した後、この反応混合物を室温に冷却した。沈澱を濾過し、濾過ケーキをEtOH(10mL)ですすいだ。この濾液にHCl溶液(ジオキサン中4.0M、5mL)を加え、この混合物を濃縮した。得られた残渣を水に溶かし、凍結乾燥させ、塩酸塩としての(S)−2−クロロシクロペント−2−エナミン(3.0g)を褐色固体として得、これを精製せずに次の工程で使用した。 MS(ES+) m/z 118 (MH+)。
工程2:トルエン(20mL)中、(S)−2−クロロシクロペント−2−エナミン塩酸塩(0.3gの溶液に、炭酸ビス(トリクロロメチル)(0.4g)を加え、この混合物を110℃で6時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、(S)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンのトルエン溶液を得た。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
中間体6:1−クロロ−3−イソシアナト−2−メチルシクロペント−1−エン
工程1:DCM(80mL)中、2−メチルシクロペンタン−1,3−ジオン(5.0g)およびDMF(0.3mL)の撹拌溶液に、0℃で、二塩化オキサリル(5.7mL)を加えた。0.5時間撹拌した後、この混合物をブラインで希釈し、EAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させ、3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エノン(4.6g)を黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.72-2.86 (m, 2H), 2.45-2.60 (m, 2H), 1.79 (t, J = 2.1 Hz, 3H)。
工程2:メタノール(180mL)中、3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エノン(4.6g)およびCeCl3(13.8g)の撹拌溶液に、0℃で、NaBH4(1.5g)を加えた。この混合物を反応が完了するまで同じ温度で撹拌した。この混合物をブラインで希釈し、EAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EA=10:1で溶出)により精製し、3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エノール(2.6g)を黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 4.51 (m, 1H), 3.78-2.29 (m, 4H), 1.78 (s, 3H)。
工程3:N2下、THF(100mL)中、3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エノール(2.6g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(4.3g)の溶液に、トリフェニルホスフィン(7.7g)を加えた。この混合物を0℃に冷却し、30分間撹拌した。この混合物にDIAD(5.7mL)を滴下し、この混合物を0℃で一晩撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PEで溶出)により精製し、2−(3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.7g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 262 (MH+)。
工程4:THF(20mL)中、2−(3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.7g)の溶液に、ヒドラジン(水中85%、0.3mL)を加えた。還流下で4時間加熱した後、この反応混合物を室温に冷却し、濾過した。酸性条件に調整するため濾液にHCl溶液(ジオキサン中4M)を加えた。この混合物を濃縮し、3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エナミンを塩酸塩として得(1.0g)、これを精製せずに次の工程で使用した。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.42 (s, 2H), 4.10 (s, 1H), 5.83 (s, 1H), 2.77-2.64 (m, 1H), 2.48 (d, J =18.4 Hz, 2H), 2.41-2.24 (m, 1H), 1.92-1.80 (m, 1H), 1.78 (s, 3H)。
工程5:トルエン(10mL)中、3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(980mg)の溶液に、室温で、炭酸ビス(トリクロロメチル)(884mg)を加え、この反応混合物を還流下で5時間加熱した。この混合物を室温に冷却し、1−クロロ−3−イソシアナト−2−メチルシクロペント−1−エンのトルエン溶液を得た。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
中間体7:1−フルオロ−3−イソシアナト−2−メチルシクロペント−1−エン
工程1:アセトニトリル(120mL)中、トリフェニルホスフィン(15.2g)の撹拌溶液に、室温で、ヨウ素(14.7g)を加え、撹拌を15分間続けた。TEA(8.1mL)を加えた。さらに5分の撹拌後、2−メチルシクロペンタン−1,3−ジオン(5.0g)を加えた。この溶液を反応が完了するまで還流下で加熱した。溶媒を真空で蒸発させ、残渣にジエチルエーテルを加えた。次に、溶媒をデカントした。この手順を3回繰り返した。合わせた有機層をシリカゲルで濾過し、ジエチルエーテルで洗浄した。次に、溶媒を真空で蒸発せ、3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エノン(9.4g)を黄色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 3.00 (dd, J = 4.6, 2.2 Hz, 2H), 2.53 (dd, J = 5.9, 3.4 Hz, 2H), 1.81 (s, 3H)。
工程2:メタノール(80mL)中、3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エノン(9.4g)および塩化セリウム(16.5g)の撹拌溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(1.8g)を加えた。この反応混合物を反応が完了するまで同じ温度で撹拌した。この混合物をブラインで希釈し、EAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EA=10:1で溶出)により精製し、3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エノール(9.8g)を黄色油状物として得た。
工程3:N2下、THF(220mL)中、3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エノール(9.8g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(9.6g)の溶液に、トリフェニルホスフィン(17.2g)を加えた。この混合物を0℃で30分間撹拌し、この混合物にDIAD(12.7mL)を滴下した。この混合物を0℃で一晩撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残渣を分取TLC(PE)により精製し、2−(3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(5.3g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 354 (MH+)。
工程4:エタノール(30mL)中、2−(3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(5.3g)の溶液に、ヒドラジン(水中85%、0.5mL)を加えた。この混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温に冷却し、濾過した。pHを酸性条件に調整するために、この濾液にHCl溶液(ジオキサン中4M)を加えた。この混合物を濃縮し、3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エナミンを塩酸塩として得た(2.1g)。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.44 (s, 3H), 4.00 (s, 1H), 2.67-2.98 (m, 1H), 2.57 (m, 1H), 2.20-2.42 (m, 1H), 1.70-1.99 (m, 4H)。
工程5:DCM(30mL)中、3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(2.1g)の撹拌溶液に、室温で、TEA(3.4mL)を加え、撹拌を15分間続けた。二炭酸ジ−tert−ブチル(2.3mL)を加えた。反応が完了した後、水(10mL)を加え、得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15:1で溶出)により精製し、(3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(1.0g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 268 (MH+)。
工程6:THF(50mL)中、(3−ヨード−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(500mg)およびN−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(732mg)の溶液に、−78℃、N2下で、ブチルリチウム溶液(ヘキサン中2.5M、1.9mL)を加えた。得られた混合物をこの温度で1時間撹拌した。NH4Cl溶液(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PEで溶出)により精製し、(3−フルオロ−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(160mg)を無色の油状物として得た。
工程7:HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M、10mL)の撹拌溶液に、室温で、(3−フルオロ−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(160mg)を加えた。一晩撹拌した後、この混合物を真空濃縮し、塩酸塩としての3−フルオロ−2−メチルシクロペント−2−エナミン(130mg)を白色固体として得た。
工程8:DCM(3mL)と飽和NaHCO3溶液(3mL)の混合物中、3−フルオロ−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(83mg)の溶液に、0℃で、炭酸ビス(トリクロロメチル)(46mg)を加えた。この混合物を50分間撹拌した。有機相を分離し、乾燥させ、濃縮し、1−フルオロ−3−イソシアナト−2−メチルシクロペント−1−エン(63mg)を淡黄色油状物として得、これをそれ以上精製せずに使用した。
中間体8:1−フルオロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン
工程1:THF−H2O(v:v=1:1、1000mL)中、シクロペント−2−エノン(25.0g)の撹拌溶液に、K2CO3(50.5g)、次いで、ヨウ素(116.0g)、次いで、DMAP(37.2g)を加えた。反応が完了した際に、この混合物をEA(600mL)で希釈し、飽和Na2S2O3(600mL)、次いで、HCl(0.1M、600mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、2−ヨードシクロペント−2−エノン(25.8g)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 209 (MH+)。
工程2:メタノール(450mL)およびTHF(450mL)中、2−ヨードシクロペント−2−エノン(25.8g)の溶液に、塩化セリウム(III)七水和物(55.5g)を加えた。次に、水素化ホウ素ナトリウム(4.7g)を0℃で30分かけて少量ずつ加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をHCl水溶液(0.5M、80mL)でpH約5まで急冷した後、でEA(2×300mL)抽出した。合わせた有機相をブライン(150mL)、飽和NaHCO3(150mL)、次いで、再びブライン(150mL)で洗浄した。得られた混合物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ヨードシクロペント−2−エノール(18.5g)を淡黄色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.33-6.26 (m, 1H), 4.74-4.65 (m, 1H), 2.55-2.44 (m, 1H), 2.36-2.25 (m, 2H), 1.93 (s, 1H), 1.90-1.84 (m, 1H)。
工程3:THF(120mL)中、2−ヨードシクロペント−2−エノール(18.0g)の混合物に、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(14.4g)およびTsOH(1.3g)を加えた。この混合物を撹拌し、還流下で一晩加熱した。室温に冷却した後、この混合物をEA(80mL)で希釈した。この混合物を飽和NaHCO3溶液(80mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=18:1で溶出)により精製し、2−((2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(19.0g)を淡黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.32 (d, J = 33.6 Hz, 1H), 4.77-4.82 (m, 1H), 3.84-3.97 (m, 1H), 3.46-3.60 (m, 1H), 2.43-2.55 (m, 1H), 2.17-2.39 (m, 2H), 1.91-2.05 (m, 1H), 1.76-1.91 (m, 2H), 1.62-1.75 (m, 2H), 1.52-1.61 (m, 3H)。
工程4:THF(200mL)中、2−((2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(9.0g)およびN−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(11.6g)の溶液に、nBuLi(ヘキサン中2.5M、24.5mL)を加えた。この混合物を−78℃で一晩撹拌した。飽和NH4Cl溶液(40mL)を加え、得られた混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=18:1で溶出)により精製し、2−((2−フルオロシクロペント−2−エン−1−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(4.0g)を黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 5.12-5.23 (m, 1H), 4.69-4.75 (m, 1H), 3.79-3.86 (m, 1H), 3.43-3.47 (m, 1H), 2.25-2.31 (m, 1H), 2.07-2.20 (m, 2H), 1.84-1.93 (m, 1H), 1.73-1.81 (m, 2H), 1.63-1.68 (m, 1H), 1.46-1.57 (m, 5H)、 MS(ES+) m/z 187 (MH+)。
工程5:メタノール(30mL)中、2−((2−フルオロシクロペント−2−エン−1−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(8.0g)の溶液に、PPTS(5.4g)を加えた。この反応混合物を70℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水(30mL)で希釈した後、DCM(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCMで溶出)により精製し、2−フルオロシクロペント−2−エノール(2.1g)を淡黄色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 5.22 (t, J = 2.3 Hz, 1H), 4.71-4.76 (m, 1H), 2.32-2.43 (m, 2H), 2.14-2.24 (m, 1H), 2.10 (s, 1H), 1.78-1.81 (m, 1H)。
工程6:N2下、THF(300mL)中、2−フルオロシクロペント−2−エノール(2.0g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(3.0g)の溶液に、Ph3P(6.5g)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却した。DIAD(5.3mL)を滴下し、この混合物を0℃で一晩撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15:1で溶出)により精製し、2−(2−フルオロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.1g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 232 (MH+)。
工程7:無水THF(20mL)中、2−(2−フルオロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.8g)の溶液に、ヒドラジン(H2O中98%、0.4g)を注意深く加えた。この混合物を18時間75℃に加熱した。室温に冷めた際に、この混合物を濾過し、濾液にHCl溶液(1,4−ジオキサン中4M、2.2mL)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をジエチルエーテル(3×30mL)で洗浄し、塩酸塩としての2−フルオロシクロペント−2−エナミン(1.1g)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.65 (s, 3H), 5.55 (s, 1H), 4.22 (s, 1H), 2.27-2.43 (m, 2H), 2.16-2.26 (m, 1H), 1.84-1.95 (m, 1H)。
工程8:トルエン(20mL)中、2−フルオロシクロペント−2−エナミン塩酸塩(300mg)の溶液に、トリホスゲン(388mg)を加えた。この反応混合物を110℃で6時間撹拌した。次に、この混合物を室温に冷却し、濃縮および精製せずにそのまま次の工程に使用した。
工程9:DCM(15mL)と飽和NaHCO3溶液(15mL)の混合物中、2−フルオロシクロペント−2−エナミン塩酸塩(450mg)の溶液に、0℃で、炭酸ビス(トリクロロメチル)(340mg)を加え、この混合物を50分間撹拌した。有機相を分離し、乾燥させ、溶媒の半分を除去した。得られた溶液をそれ以上精製せずに使用した。
中間体9:1−フルオロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン
工程1:乾燥THF(30mL)中、トリフェニルホスフィン(2.5g)、2−ヨードシクロペント−2−エノール(中間体8、工程2、1.0g)およびイソインドリン−1,3−ジオン(1.4g)の溶液に、0℃で、DIAD(1.8mL)を滴下した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をEA(50mL)で希釈し、有機相を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=8:1で溶出)により精製し、2−(2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(460mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 340 (MH+)。
工程2:N2下、トルエン(20mL)、エタノール(15mL)および水(10mL)の混合物中、2−(2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(1500mg)、炭酸カリウム(917mg)および2,4,6−トリビニル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナンの、ピリジンとの複合体(1:1、426mg)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(102mg)を加えた。得られた混合物を90℃に加熱し、2時間撹拌した。この混合物をEA(20mL)で希釈し、有機相を水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=25:1で溶出)により精製し、2−(2−ビニルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(700mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 240 (MH+)。
工程3:窒素雰囲気下、THF(50mL)中、2−(2−ビニルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(600mg)の溶液に、Pd/C(267mg)を加えた。得られた混合物を水素雰囲気下、室温で15時間撹拌した。この混合物を濾過し、濾液を濃縮し、2−(2−エチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(500mg)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 242 (MH+)。
工程4:2−(2−エチルシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(450mg)、エタノール(25mL)とヒドラジン(水中85%、0.07mL)の混合物を還流下で加熱しながら12時間撹拌した。室温に冷却した後、この混合物を濾過し、濾液に塩酸(ジオキサン中4M、1.0mL)を加えた。この混合物を真空濃縮し、残渣を冷水(100mL)で洗浄し、真空下で乾燥させ、塩酸塩としての2−エチルシクロペント−2−エナミン(180mg)を白色固体として得た。
工程5:2−エチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(80mg)およびトリホスゲン(75mg)の溶液にトルエン(9mL)を加えた。得られた混合物を還流下で4時間加熱した。室温に冷却した後、溶液をそれ以上精製せずにそのまま次の工程に使用した。
中間体10:1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン
工程1:2−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(中間体5、工程2、9.0g)を無水THF(100mL)に溶かした後、ヒドラジン(H2O中95%、2.5g)を注意深く加えた。この反応混合物を60℃で一晩加熱した。室温に冷めた際に、この混合物を濾過し、冷THFで洗浄した。合わせた濾液および洗液を真空濃縮し、塩酸塩としての2−クロロシクロペント−2−エナミン(2.2g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 118 (MH+)。
工程2:トルエン(32mL)中、2−クロロシクロペント−2−エナミン塩酸塩(0.6g)の溶液に、トリホスゲン(0.6g)を加え、この反応混合物を110℃で6時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、標題化合物のトルエン溶液を得、これをそのまま次の工程で使用した。この溶液は、毎回新たに合成しなければならない。
中間体11:1−フルオロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン
工程1:窒素雰囲気下、メタノール(15mL)中、2−(2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(中間体9、工程1、700mg)の溶液に、ヒドラジン水和物(155mg)を加えた。75℃で一晩撹拌した後、この反応混合物を室温に冷却した。この混合物を濾過し、濾液を真空濃縮した。残渣をMeOH(5mL)で処理し、蒸発させた。この手順を数回繰り返し、2−ヨードシクロペント−2−エナミン(410mg)を得た。MS(ES+) m/z 210 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(30mL)中、2−ヨードシクロペント−2−エナミン(930mg)の溶液に、TEA(0.3mL)および二炭酸ジ−tert−ブチル(971mg)を加え、この混合物を一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:20で溶出)により精製し、(2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(1.0g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 332 (MH+)。
工程3:(2−ヨードシクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(50mg)、HMPA(0.2mL)、2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸メチル(124mg)およびヨウ化銅(I)(185mg)の溶液をDMF(2mL)中、80℃で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加え、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、(2−(トリフルオロメチル)シクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(30mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 196 (M+H+H-tBu+)。
工程4:(2−(トリフルオロメチル)シクロペント−2−エン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(657mg)およびHCl(ジオキサン中4M、2.6mL)の溶液をメタノール(6mL)中、室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下で除去し、塩酸塩としての2−(トリフルオロメチル)シクロペント−2−エナミン(450mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 152 (MH+)。
工程5:2−(トリフルオロメチル)シクロペント−2−エナミン塩酸塩(49mg)および炭酸ビス(トリクロロメチル)(31mg)の溶液をトルエン(5mL)中、110℃で5時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、標題化合物(30mg)を油状物として得た。
中間体12:6−アミノ−3−クロロ−2−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で撹拌したDMF(70mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(7.0g)(製造については米国特許公報US2007/0249672を参照)の溶液に、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(6.7g)を加えた。この反応混合物を80℃で一晩撹拌した。冷めたところで、この反応混合物を水(100mL)で洗浄し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2,2,2−トリフルオロエチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(9.0g)を得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
工程2:室温で撹拌した無水DCM(90mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2,2,2−トリフルオロエチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(9.0g)の溶液に、mCPBA(14.4g)を加え、この反応混合物を48時間室温で撹拌した。この反応混合物を濾過し、濾液をNa2S2O3水溶液、次いで、NaOH溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2,2,2−トリフルオロエチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(7.0g)を得、これをそのまま次の工程で使用した。
工程3:THF(50mL)およびHMPA(45mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2,2,2−トリフルオロエチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.2g)およびヨードメタン(12.8g)の溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(THF中2M、13.5mL)を加え、この混合物を−78℃で10分間撹拌した。この混合物をNH4Cl、次いで、HCl水溶液(10%)で急冷した。得られた溶液をEAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.0g)を得た。MS(ES+) m/z 384 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.0g)の溶液に、濃HCl(7.5mL)を加え、この混合物を100℃で24時間撹拌した。室温に冷めた際、pHを約8に調整した。この混合物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 318 (MH+)。
中間体13:6−アミノ−2−(tert−ブチルスルホニル)−3−クロロフェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:DMF(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(3.0g)の溶液に、2−ヨードプロパン(2.1g)を加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.5g)を得た。
工程2:DCM(40mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.5g)の溶液に、15℃で、mCPBA(5.3g)を加えた。この混合物を15℃で48時間撹拌した後、飽和Na2SO3溶液で急冷した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.6g)を加えた。MS(ES+) m/z 316 (MH+)。
工程3:THF(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.0g)の溶液に、LiHMDS(THF中1.2M、31.7mL)を加えた。この混合物を−78℃で10分間撹拌した。ヨードメタン(6.7g)を加えた。この混合物を−78℃で10分間撹拌した後、NH4ClおよびHCl水溶液(10%)で急冷した。この混合物をEAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−7−(tert−ブチルスルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(2.8g)を得た。MS(ES+) m/z 330 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−7−(tert−ブチルスルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(2.7g)の溶液に、60℃で、濃HCl溶液(3mL)を加えた。この混合物を60℃で16時間撹拌した。この混合物を濃縮した後、DCMに溶かした。pHを約9に調整し、濃縮した。残渣を分取HPLC(酸性条件)により精製し、標題化合物(430mg)を得た。MS(ES+) m/z 264 (MH+)。
中間体14:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(ピリジン−2−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:メタノール(100mL)中、1−(ピリジン−2−イル)エタノン(5.0g)の溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(3.1g)を加えた。この反応混合物を0℃〜室温で2時間撹拌した。この混合物を水で急冷した後、EA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、1−(ピリジン−2−イル)エタノール(5.1g)を無色の油状物として得た。
工程2:DCM(80mL)中、1−(ピリジン−2−イル)エタノール(5.1g)の氷冷溶液に、TEA(11.5mL)、次いで、MsCl(3.5mL)を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。水(100mL)を加えた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、メタンスルホン酸1−(ピリジン−2−イル)エチル(7.8g)を黄色液体油状物として得た。MS(ES+) m/z 202 (MH+)。
工程3:DMF(40mL)中、メタンスルホン酸1−(ピリジン−2−イル)エチル(2.8g)および2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(3.0g)の溶液に、炭酸カリウム(2.7g)を加えた。この反応混合物を50℃で一晩撹拌した。EA(100mL)を加え、この混合物をブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.3g)を黄色の粘稠な液体として得た。MS(ES+) m/z 347 (MH+)。
工程4:DCM(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.7g)の溶液に、0℃で、TFA(4.2mL)、次いで、mCPBA(6.1g)を少量ずつ加えた。この反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した。NaHCO3水溶液およびNa2SO3水溶液を加えた。この混合物をDCMと水とで分液した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE中0−50%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 379 (MH+)。
工程5:THF(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.9g)の溶液に、LiHMDS(THF中1.0M、4.1mL)を−70℃で滴下した。この混合物を−70℃で30分間撹拌した後、ヨードメタン(0.3mL)を加えた。撹拌をさらに1時間続けた。その後、この混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で急冷し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で蒸発させた。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAの勾配で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(ピリジン−2−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.7g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 393 (MH+)。
工程6:1,4−ジオキサン(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(ピリジン−2−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.5g)の溶液に、濃塩酸(8mL)を加えた。110℃で4時間撹拌した後、この反応混合物を濃縮し、標題化合物(1.7g)を淡褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 327 (MH+)。
中間体15:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、オキセタン−3−イルメタノール(0.9g)の氷水冷却溶液に、TEA(2.9mL)、次いで、MsCl(1.2mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり室温に温め、2時間撹拌した。これをNaHCO3水溶液で急冷した後、EA(3×50mL)で抽出した。有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸オキセタン−3−イルメチル(1.3g)を得た。
工程2:DMF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.0g)およびメタンスルホン酸オキセタン−3−イルメチル(1.3g)の溶液に、炭酸カリウム(1.0g)を加えた。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この反応を水に注いだ。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.3g)を得た。MS(ES+) m/z 312 (MH+)。
工程3:DCM(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.3g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(3.6g)を加えた。得られた混合物を室温に温め、一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3およびNa2S2O3水溶液で急冷した後、EA(2×100mL)で抽出した。有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)で精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。
工程4:THF(50mL)中、ヨードメタン(0.4mL)および2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、9.3mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり温め、3時間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)を得た。
工程5:エタノール(5mL)/水(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(300mg)の溶液に、水酸化ナトリウム(161mg)を加えた。得られた反応混合物を60℃で2時間撹拌した。反応が完了した後、この混合物を濃縮した。残渣を水(50mL)で希釈し、NaHCO3水溶液で塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(0.3g)を得た。MS(ES+) m/z 390 (MH+)。
工程6:THF(10mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(0.3g)の溶液に、Boc2O(0.4mL)およびDMAP(9.4mg)を加えた。得られた反応混合物を60℃で4時間撹拌した。出発材料が消費された後、この混合物を室温に冷却した。ヒドラジン(0.1g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。 反応が完了した後、この混合物を水(50mL)で希釈し、EA(2×50mL)で抽出した。有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し(PE中0−30%EAで溶出)、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.2g)を得た。MS(ES+) m/z 428 (MNa+)。
工程7:DCM(5mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg)の溶液に、TFA(0.4mL)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水(20mL)で希釈し、NaHCO3水溶液で注意深く塩基性化した。この混合物をEA(2×25mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(150mg)を得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体16:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(7.0g)、3−ブロモプロパン−1−オール(4.0g)および炭酸セシウム(9.4g)の混合物を100℃、窒素雰囲気下で5時間撹拌した。この混合物を濾過し、濾液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)プロパン−1−オール(4.6g)を得た。MS(ES+) m/z 300 (MH+)。
工程2:DCM(2mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)プロパン−1−オール(1.0g)の溶液に、0℃で、mCPBA(1.7g)を加えた。この混合物を30℃で18時間撹拌した。この反応混合物をNa2SO3水溶液(50mL)で急冷した。有機相をNaOH水溶液(1M、20mL)および水(100mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン−1−オール(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 332 (MH+)。
工程3:DCM(50mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン−1−オール(4.9g)、tert−ブチルクロロジメチルシラン(4.5g)および1H−イミダゾール(2.0g)の混合物を30℃で2時間撹拌した。この混合物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−7−((3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)を得た。MS(ES+) m/z 446 (MH+)。
工程4:THF(10mL)中、2−(tert−ブチル)−7−((3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)の溶液に、−70℃で、NaHMDS(THF中1M、90mL)を加え、この混合物をこの温度で30分間撹拌した。MeI(5.6mL)を加え、この混合物を−70℃でさらに30分間撹拌した。この反応物をNH4Cl溶液(5mL)で急冷した後、EA(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−7−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(3.9g)を得た。MS(ES+) m/z 474 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(25mL)およびHCl水溶液(37%、25mL)中、2−(tert−ブチル)−7−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)の溶液を100℃で4時間撹拌した。NaOH水溶液を加え、pHを約8に調整した。この混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、標題化合物(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 316 (MNa+)。
中間体17:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(300mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(15.0g)、2−ブロモ−2−メチルプロパン酸エチル(12.1g)および炭酸カリウム(17.2g)の混合物を100℃で3時間撹拌した。この反応物を濾過し、濃縮した。水(200mL)を加えた。この混合物をEA(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を水(3×100mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−2−メチルプロパン酸エチル(20.0g)を得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程2:DCM(200mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−2−メチルプロパン酸エチル(20.0g)の溶液に、0℃で、mCPBA(28.5g)を加えた。25℃で18時間撹拌した後、この混合物を濾過し、Na2SO3水溶液(100mL)で急冷した。有機相をNaOH水溶液(1M、2×50mL)および水(3×50mL)で洗浄した。得られた有機溶液を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出により精製し)、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパンエチル酸(12.0g)を得た。MS(ES+) m/z 388 (MH+)。
工程3:THF(150mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン酸エチル(7.5g)の溶液に、−70℃で、DIBAL−H(ヘキサン中1M、97mL)を加えた。この反応混合物を30℃で4時間撹拌した。MeOH(10mL)をゆっくり加えた。その後、この混合物を濃縮した。水(200mL)およびEA(300mL)を加えた。この混合物を濾過し、水相をEA(2×200mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(5.0g)を得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
工程4:−10℃で撹拌したDCM(100mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(4.5g)およびピリジン(5.2g)の溶液に、無水トリフルオロメタンスルホン酸(7.4g)を滴下した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した後、水で急冷した。この混合物を水およびHCl(1M)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、トリフルオロメタンスルホン酸2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロピル(7.4g)を得た。
工程5:アセトニトリル(100mL)中、トリフルオロメタンスルホン酸2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロピル(7.2g)およびフッ化テトラブチルアンモニウム3H2O(9.5g)の溶液を80℃4時間撹拌した。この溶液を濃縮し、残渣を水に注いだ。この混合物を濾過した。水で3回洗浄した後、固体を減圧下で乾燥させ、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.2g)を得た。MS(ES+) m/z 348 (MH+)。
工程6:1,4−ジオキサン(40mL)および濃HCl溶液(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)の溶液を110℃で一晩撹拌した。溶液のpHをNaOH水溶液で約7に調整した。この混合物をEA(3×100mL)で抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:5で溶出)により精製し、標題化合物(1.8g)を得た。MS(ES+) m/z 282 (MH+)。
中間体18:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−メチル−1−(ピロリジン−1−イル)
プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で、アセトニトリル(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(5.0g)および炭酸カリウム(5.7g)の溶液に、2−ブロモ−2−メチルプロパン酸エチル(4.4g)を加えた。80℃で4時間撹拌した後、この混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−2−メチルプロパン酸エチル(5.5g)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程2:0℃で、DCM(200mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−2−メチルプロパン酸エチル(5.5g)の溶液に、mCPBA(9.5g)を加えた。25℃で12時間撹拌した後、この 反応物をNaHCO3およびNa2S2O3水溶液で急冷した。この混合物をDCM(2×200mL)で抽出した。有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1かsら4:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン酸エチル(4.4g)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 388 (MH+)。
工程3:DCM(200mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン酸エチル(4.4g)の溶液に、−78℃で、DIBAL−H(ヘキサン中1M、25.0mL)を加えた。この反応混合物を−78℃で0.5時間撹拌した。HCl水溶液(1M)を加えた。有機層を分離し、ブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパナール(2.5g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 344 (MH+)。
工程4:DCE(15mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパナール(2.0g)およびピロリジン(1.2g)の溶液に、室温で、酢酸(1.7mL)を加えた。25℃で1時間撹拌した後、0℃で、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.8g)を加えた。この混合物を室温で12時間撹拌した。この反応溶液を、出発材料として2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパナール(0.5g)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をEA(100mL)で希釈した。有機相を飽和NaHCO3溶液(50mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=12:1から4:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メチル−1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(620mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 399 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(10mL)および水(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メチル−1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(550mg)の溶液に、室温で、HCl水溶液(35%、5mL)を加えた。この反応混合物を120℃で12時間撹拌した。この反応溶液を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メチル−1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(50mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を濃縮し、 残渣をMeOHに溶かした。NaHCO3水溶液をpH=8まで加えた。この混合物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させ、標題化合物(400mg)を灰色の固体として得た。MS(ES+) m/z 333 (MH+)。
中間体19:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
1,4−ジオキサン(10mL)およびHCl水溶液(37%、10mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(中間体17、工程3、2.0g)の混合物を、窒素雰囲気下、100℃で4時間撹拌した。反応が完了した後、pHを8に調整した。得られた混合物を分取HPLCにより精製し、標題化合物(410mg)を得た。MS(ES
+) m/z 280 (MH
+)。
中間体20:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で撹拌したアセトニトリル(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(10.0g)およびCs2CO3(16.2g)の溶液に、ブロモフルオロメタン(5.6g)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をDCM(300mL)で希釈し、この混合物を水(3×100mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((フルオロメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(11.0g)を得た。
工程2:室温で撹拌したDCM(200mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((フルオロメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(11.0g)の溶液に、mCPBA(24.5g)を少量ずつ加えた。室温で一晩撹拌した後、この混合物を濾過し、濾液を飽和Na2S2O3溶液、次いで、NaOH水溶液(1M)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((フルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(10.3g)を得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
工程3:窒素雰囲気下、−78℃で撹拌したTHF(100mL)中、ジイソプロピルアミン(7.1g)の溶液に、nBuLi(ヘキサン中2.5M、28mL)を滴下した。この反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。次に、この溶液を、−78℃で、THF(200mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((フルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(10.7g)の溶液に滴下した。この混合物を−78℃でさらに1時間撹拌した。MeI(6.6mL)を滴下した。得られた溶液を室温に温めた後、飽和NH4Cl溶液で急冷した。この混合物をEAで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.1g)を得た。MS(ES+) m/z 334 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(20mL)および濃HCl溶液(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.1g)の溶液を120℃で一晩撹拌した。この溶液のpHをNaOH溶液で約7に調整し、DCMで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 268 (MH+)。
中間体21:6−アミノ−3−クロロ−2−(イソプロピルスルホニル)フェノール
工程1:空気中、室温で撹拌したアセトニトリル(1L)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(50.0g)および2−ヨードプロパン(42.2g)の懸濁液に、K2CO3(42.9g)を加えた。室温で3時間撹拌した後、この反応混合物を濃縮した。次に、DCM(500mL)およびH2O(500mL)を加えた。有機層を分離し、水相をDCM(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(52.0g)を得た。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(15.0g)および2−ブロモプロパン(5.8mL)の溶液に、K2CO3(17.2g)を加えた。得られた混合物を50℃で一晩撹拌した。反応が完了した後、この混合物を水に注ぎ、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させた。溶媒を除去し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(16.0g)を得た。
工程3:空気中、室温で撹拌したDCM(1000mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(50.0g)の懸濁液に、mCPBA(89.0g)を少量ずつ加えた。室温で16時間撹拌した後、この混合物を濾過した。濾液をNa2SO3水溶液で処理し、NaOH水溶液で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮し、6−クロロ−2−イソプロピル−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(50.0g)を得た。MS(ES+) m/z 316 (MH+)。
工程4:空気中、室温で撹拌した1,4−ジオキサン(500mL)中、6−クロロ−2−イソプロピル−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(40.0g)の溶液に、濃HCl溶液(100mL)を少量ずつ加えた。この反応混合物を110℃で16時間撹拌した。冷却後、この混合物をDCMで抽出した。pHをNaOH水溶液で 約8に調整した。水相をDCMで抽出した。有機相を乾燥させ、濃縮して粗生成物を得、これを結晶化により精製し、6−アミノ−3−クロロ−2−(イソプロピルスルホニル)フェノール(20.0g)を得た。MS(ES+) m/z 250 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(500mL)および水(500mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(18.0g)の溶液に、濃HCl溶液(34.6mL)を加えた。得られた混合物を100℃で一晩撹拌した。溶媒を除去した。残渣をNH3.H2O水溶液でpH=9まで塩基性化した後、EA(2×500mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させた。溶媒を除去し、6−アミノ−3−クロロ−2−(イソプロピルスルホニル)フェノール(10.0g)を得た。MS(ES+) m/z 250 (MH+)。
工程6:1,4−ジオキサン(20mL)および水(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.8g)の溶液に、硫酸(4.0mL)を加えた。得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。冷水(10mL)を加え、この混合物をDCM(2×100mL)で洗浄した。水層にNaOH水溶液(2M)を加えてpHを9に調整した。水層をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を分取HPLC(C8、移動相0.01%NH4HCO3/H2O、CH3OH、30mL/分)(40%〜60%、6分、60〜70%、6分、70%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(1.7g)を暗色固体として得た。MS(ES+) m/z 250 (MH+)。
中間体22:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(40mL)中、メタンスルホン酸1−(ピリジン−2−イル)エチル(中間体14、工程2、3.7g)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(4.0g)の溶液に、炭酸カリウム(3.7g)を加えた。この反応混合物を50℃で一晩撹拌した。EA(100mL)を加えた。この混合物をブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。得られた濾液を濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(5.7g)を黄色の粘稠な液体として得た。MS(ES+) m/z 347 (MH+)。
工程2:DCM(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(5.5g)の溶液に、0℃で、TFA(5mL)を加えた後、mCPBA(7.2g)を少量ずつ加えた。この反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した。NaHCO3およびNa2SO3水溶液を加えた。この混合物をDCMと水とで分液した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE中0−50%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 379 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.5g)の溶液に、HCl水溶液(37%、8mL)を加えた。110℃で4時間撹拌した後、この反応混合物を濃縮し、標題化合物(1.6g)を淡褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 313 (MH+)。
中間体23:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(ピリミジン−2−イル)エチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(25mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.2g)の混合物に、2−(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩(2.0g)および炭酸カリウム(3.4g)を加えた。60℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を水(250mL)に注いだ後、EA(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:3で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリミジン−2−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.6g)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 334 (MH+)。
工程2:0℃で、DCM(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリミジン−2−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.6g)およびTFA(3.0mL)の撹拌溶液に、DCM(120mL中、mCPBA(5.9g)の溶液をゆっくり加えた。この反応混合物を30℃で一晩撹拌した。Na2S2O3水溶液(150mL)およびNa2CO3水溶液(200mL)を加えた。この混合物をDCM(3×140mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリミジン−2−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(660mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 366 (MH+)。
工程3:THF(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリミジン−2−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(660mg)の溶液に、室温で、カリウムtert−ブトキシド(211mg)を加えた。この混合物をこの温度で1時間撹拌した。MeI(0.1mL)を加えた。この混合物を室温でさらに2時間撹拌した。水(50mL)を加えた。この混合物をEA(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリミジン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(490mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 380 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(8mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(ピリミジン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(490mg)および濃HCl溶液(3mL)の混合物を85℃で一晩加熱した。飽和NaHCO3溶液(50mL)を加えた。この混合物をEA(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:1で溶出)により精製し、標題化合物(333mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 314 (MH+)。
中間体24:4−アミノ−3−ヒドロキシ−2−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾニトリル
工程1:NMP(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体12、工程3、1000mg)の溶液に、シアン化銅(I)(2334mg)を加えた。この混合物を200℃で12時間撹拌した。EA(100mL)を加えた。 有機層を飽和アンモニア(3×100mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−7−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボニトリル(340mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 375 (MH+)。
工程2:50℃で、エタノール(2mL)および水(2mL)中、2−(tert−ブチル)−7−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボニトリル(300mg)の撹拌溶液に、水酸化ナトリウム(160mg)を加えた。この混合物をこの温度で2時間撹拌した。冷水(50mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、N−(4−シアノ−2−ヒドロキシ−3−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(300mg)を淡黄色固体として得た。MS (ES+) m/z 393 (MH+)。
工程3:THF(5mL)中、N−(4−シアノ−2−ヒドロキシ−3−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(380mg)の溶液に、Boc2O(0.5mL)およびDMAP(11.8mg)を加えた。得られた混合物を50℃で3時間撹拌した。冷却後、ヒドラジン(水中85%、0.4mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。得られた溶液を水(50mL)で希釈し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−50%EAで溶出)により精製し、(4−シアノ−2−ヒドロキシ−3−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(270mg)を得た。MS(ES+) m/z 409 (MH+)。
工程4:DCM(10mL)中、(4−シアノ−2−ヒドロキシ−3−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(270mg)の溶液に、TFA(0.5mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、NaHCO3水溶液でpH=8まで急冷した。得られた溶液をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(110mg)を得た。MS(ES+) m/z 309 (MH+)。
中間体25:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(100mL)中、1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルバルデヒド(10.0g)の溶液に、0℃で、MeI(ジエチルエーテル中1.0M、182mL)を加えた。この混合物を0℃で3時間撹拌した後、NH4Cl溶液(250mL)で急冷した。得られた混合物をEA(5×400mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エタノール(11.0g)を得た。
工程2:THF(65mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(5.9g)、1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エタノール(6.5g)およびPh3P(13.4g)の溶液に、0℃で、DEAD(8.1mL)を加えた。この反応混合物を20℃で18時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(10.0g)を得た。MS(ES+) m/z 350 (MH+)。
工程3:DCM(60mL)中、TFA(2.4mL)および2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(6.0g)の溶液に、0℃で、mCPBA(3.9g)を加えた。25℃で18時間撹拌した後、この反応物をNaHSO3水溶液(20mL)で急冷した後、DCM(3×100mL)で抽出した。濃縮後、残渣を分取HPLCにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.5g)を得た。
工程4:1,4−ジオキサン(2mL)および水(2mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、HCl水溶液(37%、4mL)を加えた。この混合物を100℃で4時間撹拌した後、濃縮した。pHを7〜8に調整した。得られた混合物を分取HPLCにより精製し、標題化合物(375mg)を得た。MS(ES+) m/z 316 (MH+)。
中間体26:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−ヒドロキシプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:アセトニトリル(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(1.2g)の溶液に、2−ブロモプロパン酸エチル(1.0g)およびK2CO3(1.4g)を加えた。添加後、これを80℃で2時間撹拌した。この混合物を水に注ぎ、EA(2×80mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=8:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)プロパン酸エチル(1.5g)を得た。MS(ES+) m/z 342 (MH+)。
工程2:DCM(50mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)プロパン酸エチル(1.4g)の溶液に、mCPBA(2.5g)を加えた。この反応混合物を一晩室温で撹拌した。この反応物をNaHCO3およびNa2S2O3水溶液で急冷した。この混合物をEA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1から10:3で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン酸エチル(1.3g)を得た。MS(ES+) m/z 374 (MH+)。
工程3:トルエン(20mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン酸エチル(1.3g)の溶液を−78℃に冷却した。DIBAL−H(ヘキサン中1M、6.7mL)を加えた。この反応混合物を4時間撹拌した後、MeOHで急冷した。飽和NaHCO3溶液を加えた。得られた混合物をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=6:1から4:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン−1−オール(800mg)を得た。MS(ES+) m/z 332 (MH+)。
工程4:2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン−1−オール(260mg)を濃HCl溶液(5mL)および水(5mL)に溶かした。この反応混合物を一晩120℃で撹拌した。溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これを、出発材料として2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)プロパン−1−オール(165mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を、水およびアセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(90mg)を得た。MS(ES+) m/z 266 (MH+)。
中間体27:6−アミノ−3−クロロ−2−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)フェノール
工程1:−78℃で撹拌したアセトニトリル(80mL)および水(80mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(6.0g)および水酸化カリウム(13.9g)の溶液に、(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチル(11.9g)を一度に加えた。この反応混合物を室温まで温め、30分間撹拌した。EA(200mL)を加えた。有機相を分離した。水相をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾液を濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(7.2g)を無色の液体として得た。MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
工程2:0℃で、DCM(200mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(7.2g)の溶液に、mCPBA(19.5g)を加えた。LCMSは、スルホキシドのみが生成したことを示した。さらなるmCPBA(19.5g)を追加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。目的生成物は、LCMSにおける完全な変換で見られた。Na2SO3水溶液を加えた。有機相を分離し、飽和炭酸ナトリウム溶液、次いで、ブラインで洗浄した。得られた溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し(PE中0−60%EAの勾配で溶出)、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
工程3:THF(30mL)およびHMPA(27.0mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.2g)およびMeI(4.2mL)の溶液に、LDA(ヘプタン中2M、13.5mL)を加えた。−50℃で30分間撹拌した後、この混合物を飽和NH4Cl溶液およびHCl水溶液(10%)で中和した。この混合物をEA(50mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で蒸発させた。残渣を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 338 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、塩酸水溶液(37%、20mL)を加えた。この混合物を110℃で4時間還流した後、濃縮した。残渣をEA(20mL)に溶かした。この混合物のpHをTEAで8に調整した。溶媒を除去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−80%EAで溶出)により精製し、標題化合物(1.0g)を淡褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 272 (MH+)。
中間体28:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−ヒドロキシ−1−メチルシクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(250mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(25.0g)の溶液に、4−ブロモbut−1−エン(16.8g)、次いで、K2CO3(21.4g)を加えた。得られた混合物を60℃で4時間撹拌した。冷却後、これを水(1L)に注ぎ、EA(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄した。Na2SO4上で乾燥させた後、有機層を濃縮し、7−(ブト−3−エン−1−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(27.6g)を得た。MS(ES+) m/z 296 (MH+)。
工程2:DCM(400mL)中、7−(ブト−3−エン−1−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(27.6g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(84.0g)を少量ずつ加えた。室温で一晩撹拌した後、NaHCO3およびNa2S2O3水溶液を加えた。この混合物をDCM(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0から7:3で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(オキシラン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(26.0g)を得た。
工程3:THF(200mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(オキシラン−2−イル)エチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(10.0g)の溶液に、−70℃で、臭化メチルマグネシウム(エーテル中3M、38.8mL)を加えた。この混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をNH4Cl水溶液に注ぎ、EA(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を除去した後、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1から3:2で溶出)により精製し、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(7.2g)を得た。
工程4:DCM(50mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(1.0g)の溶液に、DMAP(0.036g)およびイミダゾール(0.4g)を加えた。10分間撹拌した後、tert−ブチルクロロジメチルシラン(0.9g)を加えた。この反応混合物を飽和NaHCO3溶液(30mL)で急冷し、EAで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=0:1から9:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−7−((シス−3−((tertブチルジメチルシリル)オキシ)シクロブチル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 458 (MH+)。
工程5:THF(25mL)中、2−(tert−ブチル)−7−((シス−3−((tertブチルジメチルシリル)オキシ)シクロブチル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)およびMeI(0.2mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液(温度:−70℃)に、−70℃で、LiHMDS(THF中1M、3.9mL)を滴下した。この混合物をゆっくり温め、室温で3時間撹拌した。この反応混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮し、2−(tert−ブチル)−7−((−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−メチルシクロブチル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 472 (MH+)。
工程6:THF(5mL)中、2−(tert−ブチル)−7−((3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−メチルシクロブチル)スルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)の溶液に、TBAF(THF中1M、5.1mL)を滴下した。この混合物を窒素雰囲気下で2時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=9:1から7:3で溶出)により精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−3−メチルシクロブタノール(0.9g)を得た。
工程7:1,4−ジオキサン(10mL)および水(20mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−3−メチルシクロブタノール(570mg)の溶液に、濃H2SO4(0.8mL)を滴下した。この混合物を120℃で一晩撹拌した後、NH3.H2O水溶液(7M)でpH約9まで塩基性化した。この混合物を逆相クロマトグラフィー(酸性条件)により精製した後、塩基性化された標題化合物を得た(280mg)。MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
中間体29:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(100mL)中、テトラヒドロフラン−3−オール(5.0g)の氷水 冷却溶液に、TEA(11.9mL)およびMsCl(4.9mL)を加えた。得られた反応混合物を0℃で3時間撹拌した後、NaHCO3水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮し、メタンスルホン酸テトラヒドロフラン−3−イル(6.2g)を得た。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(11.8g)の溶液に、メタンスルホン酸テトラヒドロフラン−3−イル(6.2g)およびK2CO3(7.7g)を加えた。得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、これを水(500mL)に注ぎ、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(11.4g)を得た。
工程3:DCM(200mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(7.4g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(11.7g)を加えた。得られた混合物を室温で2日間撹拌した後、NaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×200mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.3g)を得た。MS(ES+) m/z 344 (MH+)。
工程4:THF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.3g)およびMeI(2.0mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、31.3mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で30分間撹拌した。NH4Cl水溶液を加えた。この混合物をEA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.4g)を得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(150mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.4g)の溶液に、HCl水溶液(37%、30.3mL)を加えた。この混合物を120℃で一晩還流した後、濃縮した。残渣を水(100mL)に溶かした。この溶液のpHをNaHCO3水溶液で8に調整し、EAで抽出した。有機相を洗浄し、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し(PE中0−80%EAの勾配で溶出)、標題化合物(2.4g)を得た。MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
中間体30:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(200mL)中、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(10.0g)の溶液に、TEA(12.9g)および塩化メタンスルホニル(11.3g)を加えた。この混合物を0℃で1時間撹拌した後、H2Oで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(15.5g)を得た。
工程2:アセトニトリル(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(18.0g)およびCs2CO3(12.1g)の溶液に、メタンスルホン酸テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(14.8g)を加えた。この混合物を90℃で16時間撹拌した。室温に冷却した後、この混合物を濃縮した。残渣をEA(100mL)とH2O(100mL)とで分液した。有機層を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(24.0g)を得た。MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程3:DCM(1000mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(24.0g)の溶液に、mCPBA(31.8g)を加えた。この混合物を15℃で2時間撹拌した後、Na2SO水3溶液で急冷した。pH約7に調整した。有機層を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(18.0g)を得た。
工程4:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)の溶液に、−78℃、窒素雰囲気下で、BuLi(ヘキサン中2.5M、6.2mL)を加えた。この混合物を−78℃で45分間撹拌した。MeI(2.2g)を加えた。この反応混合物を−78℃で1時間撹拌した後、NH4Cl水溶液で急冷した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.8g)を得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、HCl水溶液(37%、10mL)を加えた。110℃で4時間還流した後、この混合物を濃縮し、標題化合物(1.0g)を灰色の固体として得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体31:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−d
3
−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)および水(10mL)中、NaOH(3.9g)および[d4]−メタノール(1.0g)の混合物に、氷浴温度で、THF(16mL)中、TsCl(10.6g)の溶液を滴下した。反応温度を4時間−5〜0℃に維持した。この混合物を氷水に注いだ後、DCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、p−トルエンスルホン酸[d3]−メチル(4.5g)を得た。MS(ES+) m/z 190 (MH+)。
工程2:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体30、工程3、0.9g)およびp−トルエンスルホン酸[d3]−メチル(0.7g)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、3.77mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め3時間撹拌した。NH4Cl水溶液を加えた。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−d3−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)を得た。MS(ES+) m/z 375 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−d3−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)の溶液に、濃H2SO4溶液(0.6mL)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した。溶媒を除去した。残渣をNH3.H2O水溶液で塩基性化した後、カラムクロマトグラフィー(PE中10−40%EAで溶出)で精製し、標題化合物(0.2g)を得た。MS(ES+) m/z 309 (MH+)。
中間体32:(±)−トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:クロロホルム(30mL)中、シクロペント−2−エノン(0.5g)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(1.3g)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌した。ジエチルエーテル(50mL)を加えた。次に、有機相をNaOH水溶液(5%w/w、2×20mL)、水(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。得られた溶液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノン(1.4g)を淡黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
工程2:DCM(10mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノン(1.4g)の溶液に、0℃で、mCPBA(1.6g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を飽和K2CO3溶液(2×10mL)および水(10mL)で洗浄した。有機液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、3−((2−(tertブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノン(800mg)を無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程3:−78℃で、THF(6mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノン(200mg)の溶液に、L−セレクトリド(1.0mL)をシリンジでゆっくり加えた。この混合物を窒素雰囲気下、−78℃で2時間撹拌した。次に、この混合物を室温に温め、18時間撹拌した。水(5mL)を注意深く加えた。この混合物をHCl水溶液(4M)でpH=6に調整した。この混合物をEA(2×15mL)で抽出した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:2で溶出)により精製し、(±)−トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(120mg)を無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程4:(±)−トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(560mg)を1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした後、濃HCl溶液(4.8mL)を加えた。この混合物を3時間100℃に加熱した。この混合物を室温に冷却し、減圧下で蒸発させた。この混合物を氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した。得られた混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、標題化合物(350mg)を淡黄色ゲルとして得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.49 (s, 1H), 6.87 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.41-4.27 (m, 2H), 3.79-3.62 (m, 1H), 2.33-2.14 (m, 3H), 2.01-1.89 (m, 2H), 1.89-1.77 (m, 1H)、 MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
中間体33:(±)トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−ヒドロキシシクロヘキシル)スルホニル)フェノール
工程1:2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(350mg)の溶液に、7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン(143mg)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。濃縮後、残渣を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(30mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をHCl水溶液(4M)で処理してpHを6に調整した後、DCM(4×20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロヘキサノール(320mg)を淡黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 340 (MH+)。
工程2:DCM(10mL)中、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロヘキサノール(300mg)の溶液に、0℃で、mCPBA(335mg)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。反応が完了した後、この混合物を飽和K2CO3溶液(2×10mL)および水(2×10mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノール(150mg)を無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程3:(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノール(150mg)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶かした後、濃HCl溶液(1.2mL)を加えた。この混合物を4時間100℃に加熱して褐色溶液を得た。この混合物を室温に冷却した。濃縮後、この混合物を氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した。この混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(130mg)を褐色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体34:6−アミノ−3−クロロ−2−(((3R,4R)−4−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(200mL)中、2,3−ジヒドロキシコハク酸(2R,3R)−ジエチル(100.0g)とDIPEA(157.0g)の混合物に、0℃で、DCM(100mL)中、クロロ(メトキシ)メタン(98.0g)の溶液を加えた。この混合物を25℃で18時間撹拌した後、t−BuOMe(1L)を加えた。この混合物を濾過し、濾液を蒸発させ、2,3−ビス(メトキシメトキシ)コハク酸(2R,3R)−ジエチル(130.0g)を黄色油状物として得た。
工程2:0℃で、THF(900mL)中、LiAlH4(23g)の懸濁液に、THF(100mL)中、2,3−ビス(メトキシメトキシ)コハク酸(2R,3R)−ジエチル(120.0g)の溶液を滴下した。この混合物を室温で2時間撹拌した後、水(25mL)で急冷した。NaOH水溶液(15%w/w、25mL)を加えた後、水(75mL)を加えた。この混合物を一晩撹拌した後、濾過した。濾液を蒸発させ、(2S,3S)−2,3−ビス(メトキシメトキシ)ブタン−1,4−ジオール(70.0g)を白色固体として得た。
工程3:(2S,3S)−2,3−ビス(メトキシメトキシ)ブタン−1,4−ジオール(60.0g)、トリフェニルホスフィン(90.0g)、DEAD(49.2mL)、THF(200mL)およびトルエン(800mL)の混合物を20℃で36時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1で溶出)により精製し、粗生成物(11.0g)を黄色油状物として得た。粗油状物を真空蒸留により蒸留し、画分を75℃で回収し、(3S,4S)−3,4−ビス(メトキシメトキシ)テトラヒドロフラン(7.5g)を無色の油状物として得た。
工程4:(3S,4S)−3,4−ビス(メトキシメトキシ)テトラヒドロフラン(6.3g)、濃HCl溶液(4mL)およびメタノール(12mL)の混合物を30℃で12時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、(3S,4S)−テトラヒドロフラン−3,4−ジオール(3.3g)を無色の油状物として得、これは数分後に固化した。
工程5:0℃で撹拌したピリジン(15mL)中、(3S,4S)−テトラヒドロフラン−3,4−ジオール(1.5g)の溶液に、4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.7mL)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。DCM(50mL)を加えた。pH値をHCl水溶液(2M)の添加により4に調整した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、4−メチルベンゼンスルホン酸(3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル(2.6g)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 281 (MH+)。
工程6:アセトニトリル(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.6g)および4−メチルベンゼンスルホン酸(3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル(2.6g)の溶液に、Cs2CO3(1.6g)を加えた。この反応混合物を60℃で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、濃縮し、(3S,4R)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)テトラヒドロフラン−3−オール(3.3g)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 328 (MH+)。
工程7:窒素雰囲気下、−78℃で撹拌したDCM(10mL)中、(3S,4R)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)テトラヒドロフラン−3−オール(600mg)の溶液に、DAST(0.5mL)を加えた。この反応混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。この混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。有機相を回収し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4R)−4−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(604mg)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 330 (MH+)。
工程8:DCM(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4R)−4−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(604mg)の溶液に、0℃で、mCPBA(1231mg)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、NaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=7:3から1:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4R)−4−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(660mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 362 (MH+)。
工程9:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4R)−4−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(320mg)の溶液に、濃HCl溶液(2mL)を加えた。110℃で一晩還流した後、この混合物を濃縮し、得られた残渣を逆相クロマトグラフィー(MeCN/H2O(0.1%TFAを含有)=0:1から3:2で溶出)により精製し、標題化合物128mg)を灰色の固体として得た。MS(ES+) m/z 296 (MH+)。
中間体35:トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−(ジフルオロメチル)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(20mL)中、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸シス−エチル(4.5g)、DMAP(0.4g)およびピリジン(15.2mL)の溶液に、DMF(20mL)中TsCl(7.7g)を加えた。添加後、これを45℃で一晩撹拌した。この反応混合物を水(300g)に注ぎ、DCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=6:1で溶出)により精製し、3−(トシルオキシ)シクロブタンカルボン酸シス−エチル(6.0g)を無色の油状物として得た。
工程2:DMF(20mL)中、3−(トシルオキシ)シクロブタンカルボン酸シス−エチル(2.7g)と2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.6g)の混合物を50℃で5時間撹拌した。この反応混合物を氷水(400mL)に注ぎ、EA(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(150mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:10で溶出)により精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブタンカルボン酸トランス−エチル(2.4g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 368 (MH+)。
工程3:0℃で、DCM(60mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブタンカルボン酸トランス−エチル(2.1g)の撹拌溶液に、mCPBA(3.1g)を少量ずつ加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。Na2S2O3水溶液(100mL)およびNa2CO3水溶液(150mL)を加えた。この反応混合物をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルボン酸トランス−エチル(2.4g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 400 (MH+)。
工程4:−78℃で、THF(8mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルボン酸トランス−エチル(800mg)の溶液に、DIBAL−H(341mg)を加えた。1時間撹拌した後、水(15mL)を加えた。有機層を分離し、HCl水溶液(2M)で中和した。得られた混合物をDCM(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、トランス−(3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタノール(660mg)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程5:トランス−(3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタノール(800mg)およびPCC(578mg)の溶液を、DCM(12mL)中、室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加え、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルバルデヒド(400mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程6:−100℃に冷却したDCE(10rnL)中、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルバルデヒド(400mg)の撹拌溶液に、30分かけてDAST(4mL)を加えた。この反応混合物をこの温度で1時間、次いで、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を砕氷とNaHCO3の混合物で急冷した。有機層を分離した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−(ジフルオロメチル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(401mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 378 (MH+)。
工程7:硫酸(65%、2mL)およびジオキサン(4mL)中、トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−(ジフルオロメチル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(400mg)の溶液を90℃で4時間撹拌した。この反応混合物を分取HPLC(C8、移動相0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分)(10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(120mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 312 (MH+)。
中間体36:トランス−(R)−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(20mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、1.0g)およびN,N−ジエチルプロパン−2−アミン(0.9mL)の溶液に、0℃で、塩化メタンスルホニル(0.3mL)を加えた。この混合物を0℃で4時間撹拌した。次に、この反応混合物を水に注ぎ、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(1.3g)を無色の固体として得た。MS(ES+) m/z 422 (MH+)。
工程2:DMF(10mL)中、メタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(2.2g)、炭酸カリウム(1.1g)および(R)−3−フルオロピロリジン(0.7g)の溶液を80℃で2日間撹拌した。冷水(30mL)を加え、得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を、CHCl3−AcOEt(8:1、2倍)を用いる分取TLC(シリカゲル、GF254 10−40μ、25×25cm)により精製し、それ以上精製せずにトランス−(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(460mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 415 (MH+)。
工程3:トランス−(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(460mg)を1,4−ジオキサン(20mL)および水(4mL)に溶かした。濃硫酸(1.0mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱した。この混合物を室温に冷却した。溶媒を除去した。次に、残渣を氷浴中、6M NaOHでpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(200mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 349 (MH+)。
中間体37:6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−フルオロシクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(8mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、2.0g)の溶液に、−20℃で、ピリジン(0.9mL)および無水triflic(11.6mL)を加えた。この反応混合物を−20℃〜10℃で2時間撹拌した。EA(50mL)を加えた。この混合物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、トリフルオロメタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(2.8g)を得た。MS(ES+) m/z 476 (MH+)。
工程2:−15℃で撹拌したDCM(15mL)中、トリフルオロメタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(2.8g)の溶液に、テトラ−n−ブチルフッ化アンモニウム(3.0g)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−フルオロシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−フルオロシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)の溶液に、濃硫酸(4.6mL)をゆっくり加えた。この反応混合物を還流下で一晩撹拌した。この混合物をEAで希釈した。有機相を分離し、水で3回洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAで溶出)により精製し標題化合物(1.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 280 (MH+)。
中間体38:(±)トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:エタノール(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(300mg)の溶液に、6−オキサ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン(144mg)を加えた。この混合物を25℃で2時間撹拌した。水を加えた。この混合物をDCMで抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をTLC(PE:EA=3:1)により精製し、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノール(174mg)を黄色油状物として得た。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.02 (dd, J = 11.0, 4.8 Hz, 1H), 3.66 (dd, J = 11.6, 6.9 Hz, 1H), 2.10-2.40 (m, 2H), 1.76-1.84 (m, 2H), 1.58-1.67 (m, 2H), 1.52 (s, 9H)、 MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程2:DCM(20mL)中、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノール(214mg)の溶液に、0℃で、mCPBA(283mg)を加えた。20℃で一晩撹拌した後、この混合物をNa2S2O3およびNaHCO3水溶で急冷した後、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、分取TLC(PE:EA=3:1)により精製し、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(180mg)を白色固体として得た。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 7.83 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.82 (q, J = 6.5 Hz, 1H), 3.83-3.99 (m, 1H), 1.95-2.22 (m, 3H), 1.70-1.85 (m, 3H), 1.52 (s, 9H)、 MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(6mL)中、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(230mg)の溶液に、HCl水溶液(12M、3mL)を加えた。この混合物を110℃で4時間撹拌した。この混合物を濃縮した。NaHCO3水溶液をpH=7まで加えた。この混合物をDCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(180mg)を赤褐色の油状物として得た。1H-NMR (500 MHz, MeOD-d4) δ ppm 6.79 (s, 2H), 4.48 (dd, J = 10.2, 4.3 Hz, 1H), 3.93-4.09 (m, 1H), 1.60-2.00 (m, 6H)、 MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
中間体39:(±)トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:クロロホルム(5mL)中、シクロヘクス−2−エノン(0.5g)および2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(1.2g) の溶液に、0℃で、TEA(0.07mL)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌した。ジエチルエーテル(20mL)を加えた。有機相を5%NaOH水溶液(2×10mL)、水(2×15mL)およびブライン(15mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロヘキサノン(1.3g)を淡黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 338 (MH+)。
工程2:DCM(25mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロヘキサノン(1.3g)の溶液に、0℃で、mCPBA(1.5g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。次に、この混合物を飽和K2CO3溶液(2×10mL)および水(10mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)により精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノン(900mg)を淡黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 370 (MH+)。
工程3:−78℃で、THF(30mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノン(900mg)の溶液に、L−セレクトリド(THF中1M、4.4mL)をシリンジでゆっくり加え、窒素雰囲気下、−78℃で2時間撹拌した。次に、得られた混合物を室温に温め、さらに18時間撹拌した。水(10mL)を注意深く加えた。pHをHCl水溶液(4M)でpH=6に調整した。この混合物をEA(2×25mL)で抽出した。有機層をブライン(2×15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、出発材料として3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノン(170mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)により精製し、(±)トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノール(350mg)を無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程4:(±)トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノール(270mg)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶かした後、濃HCl溶液(2.2mL)を加えた。この混合物を3時間100℃に加熱し、褐色の溶液を得た。この反応混合物を室温に冷却し、減圧下で蒸発させた。次に、残渣を氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した。この混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(200mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 305 (MH+)。
中間体40:(±)トランス
−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(20mL)中、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸(1.0g)の溶液に、無水酢酸(2.7g)を加えた。得られた混合物を30℃で一晩撹拌し、真空濃縮した。冷水(30mL)を加え、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製し、(S)−1−アセチルピロリジン−2−カルボン酸(500mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 158 (MH+)。
工程2:DCM(100mL)中、(S)−1−アセチルピロリジン−2−カルボン酸(10.0g)および4−メチルモルホリン(12.9g)の溶液に、室温で、イソブチルカルボノクロリデート(9.6g)を滴下した。20分後、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(9.3g)を加えた。この混合物を一晩撹拌した後、真空濃縮した。ブライン(50mL)を加え、水層をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM:メタノール=20:1で溶出)により精製し、(S)−1−アセチル−N−メトキシ−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミド(8.1g)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 201 (MH+)。
工程3:THF(10mL)中、(S)−1−アセチル−N−メトキシ−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミド(8.0g)の溶液に、−78℃で、LiHMDS(THF中1M、80mL)を滴下した。2時間後、HCl水溶液(1M、5mL)を滴下し、この混合物を周囲温度に温めた。水層をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、(S)−テトラヒドロ−1H−ピロリジン−1,3(2H)−ジオン(6.0g)を無色の油状物として得た。
工程4:エタノール(3mL)およびDCM(3mL)中、(S)−テトラヒドロ−1H−ピロリジン−1,3(2H)−ジオン(7.0g)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.6g)を加えた。この反応混合物を一晩撹拌した。冷水(10mL)を加え、得られた混合物をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、(1R,7aS)−1−ヒドロキシテトラヒドロ−1H−ピロリジン−3(2H)−オン(2.7g)を淡黄色油状物として得た。
工程5:THF(50mL)中、(1R,7aS)−1−ヒドロキシテトラヒドロ−1H−ピロリジン−3(2H)−オン(3.2g)の溶液に、LiAlH4(0.9g)を加えた。この反応混合物を4時間加熱還流した。室温に冷却した後、水(50mL)を滴下し、室温で1時間撹拌した。固体を濾過し、有機層を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=10:1で溶出)により精製し、(1R,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−オール(1.5g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 128 (MH+)。
工程6:THF(50mL)中、(1R,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−オール(1.8g)およびDIPEA(1.8g)の溶液に、4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(2.7g)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。室温に冷却した後、水(50mL)を滴下した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、4−メチルベンゼンスルホン酸(1R,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル(1.1g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 282 (MH+)。
工程7:DMF(10mL)中、4−メチルベンゼンスルホン酸(1R,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル(1.1g)および2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(421mg)の溶液を50℃で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((1S,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)を黄色油状物として得た。MS (ES+) m/z 282 (MH+)。MS(ES+) m/z 351 (MH+)。
工程8:メタノール(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((1S,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)、脱水タングステン酸ナトリウム(470mg)およびH2O2水溶液(30%、1mL)の溶液を室温で12時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分で溶出)(10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((1S,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(130mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 383 (MH+)。
工程9:硫酸(65%、2mL)およびジオキサン(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((1S,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(130mg)の溶液を90℃で4時間撹拌した。この反応混合物を逆相クロマトグラフィー(移動相0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分)(10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(100mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 317 (MH+)。
中間体41:6−アミノ−3−クロロ−2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:ピリジン(1000mL)およびAc2O(500mL)中、(3S,4R,5R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,3,4,5−テトラol(50.0g)とDMAP(4.1g)の混合物を28℃で18時間撹拌した。この混合物を濃縮した後、トルエン(200mL)に溶かした。この混合物をHCl水溶液(1M、2×100mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、四酢酸(3S,4R,5R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,3,4,5−テトライル(92.0g)を得た。
工程2:DCM(600mL)中、四酢酸(3S,4R,5R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,3,4,5−テトライル(60.0g)の溶液に、0℃で、トリブロモホスフィン(28.6mL)および水(20.4mL)を加えた。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した後、水(500mL)で急冷した。この混合物をDCM(3×200mL)で抽出した。合わせた有機相をNaHCO3水溶液(2×300mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、三酢酸(3S,4R,5R)−2−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(58.0g)を得た。
工程3:酢酸(880mL)中、三酢酸(3S,4R,5R)−2−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(58.7g)の溶液に、0℃で、水(100mL)中、硫酸銅(II)5H2O(11.7g)、および亜鉛(113g)を加えた。この反応混合物を0℃で1時間撹拌した。DCM(200mL)を加えた。濾過後、この混合物をDCM(2×400mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、二酢酸(3R,4S)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジイル(28.0g)を得た。
工程4:メタノール中、二酢酸(3R,4S)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジイル(23.0g)の溶液を、Hキューブ(設定:20℃、50psi)および触媒としての17.5gの10%Pd/Cを用いて水素化した。この混合物を濾過し、濃縮し、二酢酸(3R,4S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジイル(19.0g)を得た。
工程5:メタノール(190mL)中、二酢酸(3R,4S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジイル(19.0g)とナトリウムメトキシド(20.3g)の混合物を17℃で18時間撹拌した後、HCl水溶液(1M、10mL)で急冷した。この混合物を濃縮し、45℃で30分間、EA(3×300mL)で処理した。合わせた有機相を飽和NaHCO3溶液(500mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(3R,4S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジオール(8.0g)を得た。
工程6:ピリジン(90ml)中、(3R,4S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジオール(8.7g)の混合物に、0℃で、4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(14.0g)を加えた。この混合物を15℃で8時間撹拌した。この混合物をHCl水溶液(6M)で急冷した後、DCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、4−メチルベンゼンスルホン酸(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(11.0g)を得た。
工程7:DCM(100mL)中、DAST(10.9mL)の溶液に、DCM(50mL)中、4−メチルベンゼンスルホン酸(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(4.5g)の溶液を−30℃で滴下した。この混合物を−30℃で30分間撹拌した後、室温で一晩撹拌した。この混合物をMeOHで急冷した後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:4で溶出)により精製し、4−メチルベンゼンスルホン酸(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(850mg)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 275 (MH+)。
工程8:4−メチルベンゼンスルホン酸(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(800mg)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(923mg)、Cs2CO3(665mg)およびアセトニトリル(50mL)の混合物を100℃で6時間撹拌した。この混合物を濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:10で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(750mg)を無色の油状物として得、これは1日後に固化した。MS(ES+) m/z 344 (MH+)。
工程9:DCM(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)とmCPBA(753mg)の混合物を15℃で12時間撹拌した。この混合物をNaHSO3溶液で急冷した。有機相をNaOH水溶液(1M)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(520mg)を無色の油状物としてを得、これは1日後に固化した。MS(ES+) m/z 376 (MH+)。
工程10:1,4−ジオキサン(9mL)および水(9mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)の溶液を100℃で12時間撹拌した。溶媒を除去し、この混合物をNaOH水溶液で中和した。濃縮後、残渣を分取HPLCにより精製し、標題化合物(106mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 310 (MH+)。
中間体42:(R)−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、(S)−(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(1.0g)の氷水冷却(0℃)溶液に、TEA(2.7mL)およびMsCl(1.1mL)を加えた。この混合物を0℃で3時間撹拌した後、NaHCO3水溶液で急冷した。得られた混合物をEA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸(R)−(テトラヒドロフラン−3−イル)メチル(1.7g)を得た。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.0g)の溶液に、メタンスルホン酸(R)−(テトラヒドロフラン−3−イル)メチル(1.7g)およびK2CO3(2.0g)を加えた。得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水(500mL)に注ぎ、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.8g)を得た。MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程3:DCM(50mL)中、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.8g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(2.7g)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。反応が完了した後、この混合物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した。得られた混合物をEA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.9g)を得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程4:THF(50mL)中、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.9g)およびMeI(0.7mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、13.3mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で30分間撹拌した。反応が完了した後、この混合物をNH4Cl水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 386 (MH+)。
工程5:エタノール(25mL)および水(25mL)中、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)の溶液に、NaOH(1.0g)を加えた。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した後、濃縮した。残渣を水(50mL)に溶かし、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化した。この混合物をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 404 (MH+)。
工程6:THF(50mL)中、(R)−N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(2.0g)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(2.3mL)およびDMAP(0.06g)を加えた。得られた混合物を60℃で4時間撹拌した。冷却後、ヒドラジン(0.8g)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を水(100mL)で希釈し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)で精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸(R)−tert−ブチル(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 442 (MNa+)。
工程7:DCM(30mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸(R)−tert−ブチル(1.0g)の溶液に、TFA(1.8mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。水(50mL)を加えた。この混合物をNaHCO3水溶液で注意深く塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.7g)を得た。MS(ES+) m/z 342 (MNa+)。
中間体43:(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、(R)−(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(1.0g)の氷水冷却(0℃)溶液に、TEA(2.7mL)およびMsCl(1.1mL)を加えた。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した後、NaHCO3水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸(S)−(テトラヒドロフラン−3−イル)メチル(1.5g)を得た。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.6g)の溶液に、メタンスルホン酸(S)−(テトラヒドロフラン−3−イル)メチル(1.5g)およびK2CO3(1.7g)を加えた。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水(500mL)に注ぎ、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.5g)を得た。MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程3:DCM(50mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.5g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(2.9g)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。反応が完了した後、この混合物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した後、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.7g)を得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程4:THF(100mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.7g)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、MeI(1.0mL)およびLiHMDS(THF中1M、16.6mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で30分間撹拌した。反応が完了した後、この混合物をNH4Cl水溶液で急冷した後、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.8g)を得、これを精製せずに次の工程で使用した。 MS(ES+) m/z 386 (MH+)。
工程5:エタノール(25mL)および水(25mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.8g)の溶液に、NaOH(1.5g)を加えた。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。この混合物を濃縮した後、残渣を水(50mL)に溶かした。この混合物をクエン酸水溶液でpH=6まで酸性化した後、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(S)−N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(2.5g)を得た。MS(ES+) m/z 404 (MH+)。
工程6:THF(50mL)中、(S)−N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(2.5g)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(2.9mL)およびDMAP(0.08g)を加えた。得られた混合物を60℃で4時間撹拌した。冷却後、ヒドラジン(1.0g)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した後、水(100mL)で希釈した。得られた混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)で精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 442 (MNa+)。
工程7:DCM(25mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(1.0g)の溶液に、TFA(1.8mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。水(50mL)を加えた。この混合物をNaHCO3水溶液で注意深く塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.5g)を得た。MS(ES+) m/z 342 (MNa+)。
中間体44:6−アミノ−2−(tert−ブチルスルホニル)−3−クロロフェノール
工程1:DMF(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(3.0g)の溶液に、2−ヨードプロパン(2.1g)を加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌した。冷却後、溶媒を除去した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.5g)を得た。
工程2:DCM(40mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.5g)の溶液に、15℃で、mCPBA(5.3g)を加えた。この混合物を15℃で48時間撹拌した後、飽和Na2SO3溶液で急冷した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.6g)を得た。MS(ES+) m/z 316 (MH+)。
工程3:THF(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(イソプロピルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.0g)の溶液に、LiHMDS(THF中1M、31.7mL)を加えた。この混合物を−78℃で10分間撹拌した後、ヨードメタン(6.74g)を加えた。この混合物を−78℃で10分間撹拌した後、NH4Cl水溶液およびHCl水溶液(10%)で急冷した。この混合物をEAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−7−(tert−ブチルスルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(2.8g)を得た。MS(ES+) m/z 330 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−7−(tert−ブチルスルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(2.7g)の溶液に、60℃で、濃HCl溶液(3mL)を加えた。この混合物をこの温度で16時間撹拌した。この混合物を濃縮した後、DCMに溶かした。pHを約9に調整した。得られた混合物を濃縮した。残渣を分取HPLC(TFAを用いた酸性条件)により精製し、標題化合物(430mg)を得た。MS(ES+) m/z 263 (MH+)。
中間体45:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(2.0g)の氷水冷却溶液に、TEA(5.5mL)、次いで、MsCl(2.3mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり温め、室温で2時間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で急冷し、EA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸(テトラヒドロフラン−3−イル)メチル(3.2g)を加えた。
工程2:DMF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(4.5g)およびメタンスルホン酸(テトラヒドロフラン−3−イル)メチル(3.1g)の溶液に、炭酸カリウム(2.4g)を加えた。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水に注ぎ、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)を得た。MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程3:DCM(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(9.5g)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.6g)を得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程4:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)およびMeI(0.4mL)の冷却(−70℃)溶液に、LiHMDS(THF中1M、8.4mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で30分間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 386 (MH+)。
工程5:エタノール(15mL)および水(15mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)の溶液に、水酸化ナトリウム(0.6g)を加えた。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣を水(50mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化した後、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 404 (MH+)。
工程6:THF(10mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(1.2g)の溶液に、Boc2O(1.4mL)およびDMAP(0.04g)を加えた。得られた混合物を50℃で一晩撹拌した。この混合物を水(10mL)で希釈した。この混合物にヒドラジン(0.5g)を加えた。得られた混合物を5時間撹拌し、水(100mL)で希釈した後、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.9g)を得た。MS(ES+) m/z 442 (MNa+)。
工程7:DCM(20mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.9g)の溶液に、TFA(1.7mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液でpH=8まで塩基性化した後、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.6g)を得た。MS(ES+) m/z 320 (MH+)。
中間体46:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール(2.0g)の氷水冷却(0℃)溶液に、TEA(4.8mL)およびMsCl(2.0mL)を加えた。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した後、NaHCO3水溶液で急冷した。この混合物をEA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル(3.0g)を得た。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.3g)の溶液に、メタンスルホン酸(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル(2.0g)およびK2CO3(2.1g)を加えた。得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水(500mL)に注ぎ、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.4g)を得た。
工程3:DCM(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.4g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(4.9g)を加えた。得られた混合物を温め、室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3溶液で急冷したに後、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.3g)を得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程4:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)およびMeI(0.7mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、13.5mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で1時間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 400 (MH+)。
工程5:エタノール(25mL)および水(25mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)の溶液に、水酸化ナトリウム(1.0g)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣を水(100mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化した後、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(1.5g)を得た。
工程6:THF(25mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(1.5g)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(1.7mL)およびDMAP(0.04g)を加えた。得られた混合物を60℃で4時間撹拌した。冷却後、ヒドラジン(0.6g)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌し続けた。得られた混合物 を水(100mL)で希釈し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.8g)を得た。MS(ES+) m/z 456 (MNa+)。
工程7:DCM(20mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.8g)の溶液に、TFA(1.4mL)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物をNaHCO3水溶液に注意深く注ぎ、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.5g)を得た。MS(ES+) m/z 356 (MNa+)。
中間体47:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、オキセタン−3−イルメタノール(0.9g)の氷水冷却溶液に、TEA(2.9mL)、次いで、MsCl(1.2mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり温め、室温で2時間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で急冷し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸オキセタン−3−イルメチル(1.3g)を得た。
工程2:DMF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.0g)およびメタンスルホン酸オキセタン−3−イルメチル(1.3g)の溶液に、炭酸カリウム(1.0g)を加えた。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水に注ぎ、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.3g)を得た。(ES+) m/z 312 (MH+)。
工程3:DCM(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.3g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(3.6g)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。次に、この混合物をNaHCO3およびNa2S2O3水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−7:3で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 344 (MH+)。
工程4:THF(50mL)中、ヨードメタン(0.4mL)および2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オキセタン−3−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、9.3mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり温め、3時間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)を得た。
工程5:エタノール(5mL)および水(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(600mg)の溶液に、NaOH(323mg)を加えた。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。この反応混合物を水(50mL)で希釈した後、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(600mg)を得た。MS(ES+) m/z 390 (MH+)。
工程6:THF(5mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(400mg)の溶液に、DMAP(125mg)およびBoc2O(0.2mL)を加えた。この混合物を60℃で2時間撹拌した。ヒドラジン(0.2mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。次に、この混合物を水(50mL)で希釈し、EA(2×250mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−7:3で溶出)により精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg)を得た。MS(ES+) m/z 428 (MNa+)。
工程7:DCM(10mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((2−(オキセタン−3−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg)の溶液に、TFA(0.4mL)を加えた。室温で一晩撹拌した後、この反応混合物をNaHCO3水溶液で注意深く塩基性化した。この混合物をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラム(solumn)クロマトグラフィー(PE:EA=9:1から3:2で溶出)により精製し、標題化合物(50mg)を得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体48:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(80mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(11.0g)の溶液に、2−ブロモ−2−メチルプロパン酸エチル(9.0g)およびK2CO3(2.9g)を加えた。この混合物を60℃で3時間撹拌した。EA(200mL)を加えた後、この混合物をブライン(3×150mL)により洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−2−メチルプロパン酸エチル(14.8g)を白色固体として得た。
工程2:DCM(200mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−2−メチルプロパン酸エチル(14.8g)の溶液に、mCPBA(20.6g)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。Na2SO3水溶液を加えた。有機相を分離した後、飽和炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。得られた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−3:2で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン酸エチル(10.3g)を白色固体として得た。
工程3:窒素雰囲気下、−50℃で撹拌したTHF(130mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン酸エチル(5.0g)の溶液に、DIBAL−H(ヘキサン中1M、64.5mL)を加えた。この反応混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウムで急冷した後、EA(150mL)と水酸化ナトリウム溶液(2M、150mL)とで分液した。有機相をブライン(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で蒸発せ、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(4.5g)を白色固体として得た。
工程4:窒素雰囲気下、室温で撹拌したDCM(100mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(5.2g)の溶液に、ピリジン(2.1mL)および無水triflic(DCM中1M、19.4mL)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した後、DCM(100mL)とブライン(100mL)とで分液した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で蒸発せ、トリフルオロメタンスルホン酸2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロピル(6.5g)を白色固体として得た。
工程5:−15℃で、THF(100mL)中、トリフルオロメタンスルホン酸2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロピル(6.5g)の溶液に、TBAF(THF中1M、27.2mL)を滴下した。この混合物を徐々に30℃に温め、2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をEA(100mL)とブライン(100mL)とで分液した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で蒸発させた。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−1:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.4g)を白色固体として得た。
工程6:1,4−ジオキサン(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.4g)の溶液に、濃HCl溶液(20mL)を加えた。この混合物を110℃で4時間還流した後、濃縮した。残渣をEA(20mL)に溶かした。この溶液のpHをTEAで8に調整した。この混合物を濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0から1:4で溶出)により精製し、標題化合物(1.9g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 282 (MH+)。
中間体49:6−アミノ−3−クロロ−2−((ジフルオロ(ピリジン−2−イル)メチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(30mL)中、2−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩(1.8g)および2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.6g)の溶液に、K2CO3(4.2g)を加えた。この混合物を60℃で3時間撹拌した後、氷水に注いだ。粗生成物をEA(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)により精製し2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリジン−2−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.4g)を得た。MS(ES+) m/z 333 (MH+)。
工程2:TFA(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリジン−2−イルメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.4g)の溶液に、H2O2(0.5mL)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3およびNa2S2O3水溶液で急冷した後、EA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1−10:3)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリジン−2−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.2g)を得た。MS(ES+) m/z 365 (MH+)。
工程3:THF(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリジン−2−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)の溶液を−78℃に冷却した。LiHMDS(THF中1M、24.1mL)をゆっくり加えた。この混合物を1.5時間撹拌し続けた。THF(20mL)中、N−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(3.8g)を滴下した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した後、水で急冷した。得られた溶液をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロ(ピリジン−2−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.8g)を得た。MS(ES+) m/z 401 (MH+)。
工程4:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロ(ピリジン−2−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.8g)を1,4−ジオキサン(30mL)および水(15mL)に溶かした。濃HCl溶液(8mL)を加えた。この混合物を110℃で4時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をジオキサンとジエチルエーテルの混合物で洗浄し、標題合物(1.4g)を得た。MS(ES+) m/z 335 (MH+)。
中間体50:6−アミノ−3−クロロ−2−((フルオロ(ピリジン−2−イル)メチル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリジン−2−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体49、工程2、1.2g)の溶液を−78℃に冷却した。LiHMDS(0.5g)を滴下した。この混合物を1.5時間撹拌し続けた。N−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(0.9g)を滴下した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した後、水で急冷した。得られた溶液をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ピリジン−2−イルメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(305mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((フルオロ(ピリジン−2−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.9g)を得た。MS(ES+) m/z 383 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(20mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((フルオロ(ピリジン−2−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、濃HCl溶液(8mL)を加えた。この混合物を4時間110℃で撹拌した。溶媒を蒸発させた。残渣を分取HPLCにより精製し、標題化合物(450mg)を得た。MS(ES+) m/z 317 (MH+)。
中間体51:6−アミノ−3−クロロ−2−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−オール(2.0g)の氷水冷却溶液に、EA(4.9mL)、次いで、MsCl(2.0mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり温め、室温で2時間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で急冷し、EA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル(3.0g)を得た。
工程2:DMF(150mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(4.0g)の溶液に、メタンスルホン酸2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル(2.9g)および炭酸カリウム(2.1g)を加えた。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水(300mL)に注ぎ、EA(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、7−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)を得た。MS(ES+) m/z 338 (MH+)。
工程3:0℃で撹拌したDCM(100mL)中、7−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(5.0g)の溶液に、mCPBA(6.4g)を少量ずつ加えた。この混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液および飽和Na2S2O3溶液で急冷した後、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、7−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(4.6g)を得た。
工程4:THF(50mL)中、7−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.1g)およびMeI(0.3mL)の冷却(−70℃)溶液に、LiHMDS(THF中1M、4.5mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で60分間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 384 (MH+)。
工程5:エタノール(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、NaOH(0.5g)を加えた。得られた混合物を60℃60分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣を水(50mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化した後、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 402 (MH+)。
工程6:THF(10mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(1.0g)の溶液に、Boc2O(1.2mL)およびDMAP(0.03g)を加えた。得られた混合物を50℃で一晩撹拌した。この混合物を水(10mL)で希釈した。ヒドラジン(0.4g)を加えた。得られた混合物をさらに5時間撹拌した。次に、この混合物を水(100mL)で希釈し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.6g)を得た。MS(ES+) m/z 418 (MH+)。
工程7:DCM(10mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((6−メチル−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.6g)の溶液に、TFA(1.1mL)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液に注意深く注ぎ、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.4g)を得た。MS(ES+) m/z 318 (MH+)。
中間体52:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で、アセトニトリル(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.0g)および炭酸カリウム(3.1g)の溶液に、3−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン(1.9g)を加えた。この混合物を80℃で12時間撹拌した後、濾過し、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程2:0℃で、DCM(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(0.6g)の溶液に、mCPBA(1.1g)を加えた。この混合物を25℃で一晩撹拌した。得られた溶液を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(300mg)用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を飽和NaHCO3溶液およびNa2S2O3溶液で急冷した。有機層を分離し、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=8:1から4:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程3:−78℃で、THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)およびヨードメタン(793mg)の溶液に、LiHMDS(TFA中1M、1.7mL)を滴下した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した後、水(30mL)で急冷した。得られた混合物をEA(80mL)で抽出した。有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させた。溶媒を除去し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程4:室温で、1,4−ジオキサン(6mL)および水(3mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)の溶液に、HCl水溶液(35%、3mL)を加えた。この混合物を120℃で12時間撹拌した後、濃縮した。残渣をジオキサンとジエチルエーテルの混合物で洗浄し、標題化合物(250mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体53:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)フェノール塩酸塩
工程1:DCM(100mL)中、4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10.0g)の溶液に、氷浴中で、TEA(13.9mL)、次いで、MsCl(4.7mL)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌した。水(100mL)を加えた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(13.9g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 302 (MNa+)。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(12.0g)および4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(13.9g)の溶液に、炭酸カリウム(6.3g)を加えた。この混合物を80℃で2時間撹拌した。EA(200mL)を加えた。この溶液をブライン(4×200mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(19.3g)を黄色の液体として得た。MS(ES+) m/z 369 (M-tBu+H+H+)。
工程3:DCM(50mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(19.3g)の溶液に、0℃で、mCPBA(20.4g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、NaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した後、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をメタノール/H2O中での再結晶化により精製し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(14.0g)を得た。MS(ES+) m/z 479 (MH+)。
工程4:THF(50mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g)およびMeI(0.6mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、9.9mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、3時間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAで溶出)により精製し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.7g)を得た。MS(ES+) m/z 415 (M-tBu+H+H+)。
工程5:DCM(50mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.7g)の氷水冷却溶液に、TFA(4.4mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で注意深く急冷し、DCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 371 (MH+)。
工程6:DCM(8mL)およびアセトニトリル(8mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)およびシクロブタノン(0.3mL)の溶液を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.7g)を少量ずつ加えた。この混合物を室温で3日間撹拌した。EA(50mL)を加えた。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチル−4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 425 (MH+)。
工程7:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチル−4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)の溶液に、濃HCl溶液(10mL)を加えた。この混合物を2時間還流した後、濃縮し、標題化合物(0.4g)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 359 (MH+)。
中間体54:アミノ−3−クロロ−2−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体30、工程3、2.0g)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(1.1g)の冷却(−70℃)溶液に、LiHMDS(THF中1M、8.4mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で30分間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.2g)を得、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+) m/z 404 (MH+)。
工程2:エタノール(15mL)および水(15mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.2g)の溶液に、水酸化ナトリウム(1.1g)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した後、濃縮した。残渣を水(50mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−3−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 444 (MNa+)。
工程3:THF(10mL)中、N−(4−クロロ−3−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(2.0g)の溶液に、Boc2O(2.2mL)およびDMAP(0.06g)を加えた。得られた混合物を50℃で一晩撹拌した後、水(10mL)で希釈した。ヒドラジン(0.8g)を加えた。得られた混合物をさらに5時間撹拌した。水(100mL)を加えた。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)で精製し、(4−クロロ−3−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.6g)を得た。MS(ES+) m/z 460 (MNa+)。
工程4:DCM(10mL)中、(4−クロロ−3−((4−(2−フルオロエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.6g)の溶液に、TFA(1.1mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、NaHCO3水溶液でpH=8まで塩基性化した。この混合物をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.4g)を得た。MS(ES+) m/z 360 (MNa+)。
中間体55:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体30、工程3、2.5g)およびブロモクロロメタン(0.7mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、10.5mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、1時間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し(PE中10−30%EAで溶出)、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(クロロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.6g)を得た。MS(ES+) m/z 406 (MH+)。
工程2:DMSO(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(クロロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.0g)および酢酸カリウム(7.3g)の混合物を120℃で3日間撹拌した。この混合物を水(500mL)で希釈し、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、酢酸(4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メエチル(1.3g)を得た。MS(ES+) m/z 430 (MH+)。
工程3:メタノール(25mL)中、酢酸(4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル(1.0g)の懸濁液に、K2CO3(0.3g)を加えた。この混合物を室温で30分間撹拌した。水(50mL)を加えた。この混合物をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール(0.9g)を得た。MS(ES+) m/z 388 (MH+)。
工程4:DCM(30mL)中、(4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール(1.0g)の乾燥氷エタノール冷却(−70℃)溶液に、DAST(2.7mL)を滴下した。この混合物を室温で8日間撹拌した後、NaHCO3水溶液に注意深く注いだ。得られた混合物をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.3g)を得た。MS(ES+) m/z 390 (MH+)。
工程5:エタノール(5mL)および水(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(250mg)の溶液に、水酸化ナトリウム(128mg)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣を水(25mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=7まで酸性化し、EA(2×25mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−3−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(0.2g)を得た。MS(ES+) m/z 408 (MH+)。
工程6:THF(10mL)中、N−(4−クロロ−3−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(220mg)の溶液に、Boc2O(0.3mL)およびDMAP(6.6mg)を加えた。得られた混合物を60℃で4時間撹拌した。冷却後、ヒドラジン(86mg)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した後、水(50mL)で希釈した。得られた混合物をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、(4−クロロ−3−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(150mg)を得た。MS(ES+) m/z 446 (MNa+)。
工程7:DCM(5mL)中、(4−クロロ−3−((4−(フルオロメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(150mg)の溶液に、TFA(0.3mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で注意深く塩基性化した後、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(100mg)を得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
中間体56:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−シクロブチル−4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール塩酸塩
工程1:DCM(100mL)中、4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10.0g)の溶液に、TEA(13.9mL)を加え、次いで、氷浴中でMsCl(4.7mL)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌した。水(100mL)を加えた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(13.9g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 302 (M+Na+)。
工程2:DMF(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(12.0g)および4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(13.9g)の溶液に、炭酸カリウム(6.3g)を加えた。この混合物を80℃で2時間撹拌した。EA(200mL)を加えた。有機相をブライン(4×200mL)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(19.3g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 369 (M-t-Bu+H+H+)。
工程3:DCM(50mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(19.3g)の溶液に、0℃で、mCPBA(20.4g)を加えた。室温で一晩撹拌した後、この混合物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した後、EA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物をメタノール/H2O中での再結晶化により精製し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(14.0g)を得た。MS(ES+) m/z 479 (MNa+)。
工程4:THF(60mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g)の溶液に、−78℃で、BuLi(n−ヘキサン中1.6M、12.3mL)を滴下した。1時間後、THF(8mL)中、N−フルオロベンゼンスルホンイミド(4.1g)の溶液を滴下した。この混合物を周囲温度に温め、1時間撹拌した。次に、この混合物を水(0.5mL)の添加により急冷した。この混合物を飽和NH4Cl溶液とEAとで分液した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−3:2で溶出)により精製し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.5g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 475 (MH+)。
工程5:DCM(20mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.5g)の溶液に、TFA(4mL)を加えた。この混合物を室温で30分間撹拌した。この混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液の添加によりpH約8に調整した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 375 (MH+)。
工程6:DCM(8mL)およびアセトニトリル(8mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)およびシクロブタノン(0.3mL)の溶液を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.8g)を少量ずつ加えた。この反応混合物を室温で3日間撹拌した。EA(50mL)を加えた。この混合物をブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を蒸発させた。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−3:2で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチル−4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 429 (MH+)。
工程7:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチル−4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)の溶液に、HCl溶液(10M、10mL)を加えた。この反応混合物を2時間還流した。の混合物を濃縮し、標題化合物(470mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 363 (MH+)。
中間体57:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(25mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体29、工程3、0.8g)およびN−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(1.1g)の乾燥氷エタノール冷却(−70℃)溶液に、LiHMDS(THF中1M、3.5mL)を加えた。得られた混合物を撹拌し、ゆっくり温めた。1時間撹拌した後、この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)で精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)を得た。MS(ES+) m/z 362 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)の溶液に、濃H2SO4(1.2mL)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をNH3.H2O水溶液で塩基性化し、逆相クロマトグラフィー(酸性条件下)により精製した。回収した画分をNaHCO3水溶液で塩基性化し、標題化合物(0.3g)を得た。MS(ES+) m/z 296 (MH+)。
中間体58:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体30、工程3、2.3g)の溶液に、−78℃で、LiHMDS(THF中1M、9.4mL)を滴下した。1時間後、THF(8mL)中、N−フルオロベンゼンスルホンイミド(3.0g)の溶液を滴下した。この混合物を周囲温度に温め、1時撹拌した。得られた混合物を水(0.5mL)の添加により急冷した後、飽和NH4Cl溶液とEAとで分液した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=0:100−40:60で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.4g)を白色固体としてを得た。MS(ES+) m/z 376 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.4g)の溶液に、HCl水溶液(37%、10mL)を加えた。110℃で一晩還流した後、この混合物を濃縮し、標題化合物(1.2g)を灰色の固体として得た。MS(ES+) m/z 310 (MH+)。
中間体59:6−アミノ−3−クロロ−2−((3,3−ジフルオロシクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で撹拌した水(2mL)、アセトニトリル(1mL)およびDCM(1mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、1.0g)の溶液に、塩化ルテニウム(III)(6.0mg)を加えた。次に、過ヨウ素酸ナトリウム(1.9g)を5分かけて加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(20mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3溶液およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノン(900mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 342 (MH+)。
工程2:−100℃に冷却した1,2−ジクロロエタン(10rnL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノン(800mg)の撹拌溶液に、DAST(0.9mL)を30分かけて加えた。この混合物をこの温度で1時間撹拌した後、室温に温めた。この混合物を室温で16時間撹拌した後、砕氷(30g)および固体NaHCO3(5g)の添加により急冷した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 364 (MH+)。
工程3:硫酸(65%、2mL)およびジオキサン(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)の溶液を90℃で4時間撹拌した。この混合物を逆相クロマトグラフィー(C18、移動相0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分、10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(350mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 298 (MH+)。
中間体60:2−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−6−アミノ−3−クロロフェノール
工程1:エタノール(10mL)および水(10mL)中、7−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(中間体51、工程3、1.0g)の溶液に、水酸化ナトリウム(0.5g)を加えた。得られた混合物を60℃で4時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣を水(100mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=5まで酸性化した。この混合物をEA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮しN−(3−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 388 (MH+)。
工程2:THF(10mL)中、N−(3−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(1.0g)の溶液に、Boc2O(1.2mL)およびDMAP(0.03g)を加えた。得られた混合物を50℃で一晩撹拌した後、水(10mL)で希釈した。この混合物にヒドラジン(0.4mL)を加えた。得られた混合物を5時間撹拌した後、水(100mL)で希釈した。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−7:3で溶出)により精製し、(3−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(450mg)を得た。MS(ES+) m/z 404 (MH+)。
工程3:DCM(20mL)中、(3−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(450mg)の溶液に、TFA(0.9mL)を加えた。得られた混合物を25℃で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(250mg)を得た。MS(ES+) m/z 304 (MH+)。
中間体61:6−アミノ−3−クロロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(100mL)中、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(2.0g)の溶液に、0℃で窒素雰囲気下、TEA(4.0g)および塩化メタンスルホニル(2.7g)を加えた。得られた混合物をこの温度で30分間撹拌した後、NaHCO3水溶液で急冷した。この混合物をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル(3.2g)を褐色油状物として得た。
工程2:室温で、DMF(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.6g)および炭酸カリウム(2.7g)の溶液に、メタンスルホン酸テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル(2.0g)を加えた。この混合物を80℃で12時間撹拌した。この反応混合物を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(0.1g)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をEA(200mL)で希釈し、水(2×40mL)およびブライン(40mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 326 (MH+)。
工程3:0℃で、DCM(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(800mg)の溶液に、mCPBA(1513mg)を加えた。この混合物を25℃で一晩撹拌した後、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(150mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を飽和NaHCO3溶液およびNa2S2O3溶液で急冷した。有機層を分離し、ブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=8:1から4:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(900mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 310 (MH+)。
工程4:室温で、1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(400mg)の溶液に、HCl水溶液(35%、1mL)を加えた。この混合物を120℃で12時間撹拌した後、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(50mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた溶液を濃縮した。残渣を分取HPLC(機器:gilson281、カラム:Shimadzu Shim−Pack、PRC−ODS、20×250mm、15μm、2本直列、移動相:ACN、水(0.05%TFA)、流速:30mL/分、検出波長(nm):214/254、保持時間(分):8.5分)により精製し、標題化合物(200mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
中間体62:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール塩酸塩
工程1:DMF(50mL)中、ピペリジン−4−オール(1.0g)およびトリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(1.6mL)の溶液に、Cs2CO3(6.4g)を加えた。この溶液を90℃で3時間撹拌した。この反応混合物を濾過し、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−オール溶液(DMF中0.2M、50mL)を得た。MS(ES+) m/z 184 (MH+)。
工程2:1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−オールの溶液(DMF中0.2M、50mL)に、氷浴温度下で、TEA(2.1mL)、次いで、MsCl(0.8mL)を加えた。室温で4時間撹拌した後、この混合物を濃縮し、メタンスルホン酸1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル(2.6g)を黄色油状物としてを得た。MS(ES+) m/z 262 (MH+)。
工程3:DMF(50mL)中、メタンスルホン酸1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル(2.6g)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.1g)の溶液に、K2CO3(2.1g)を加えた。この混合物を90℃で2時間撹拌した。EA(150mL)を加えた。この混合物をブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)を得た。MS(ES+) m/z 407 (MH+)。
工程4:0℃で撹拌したDCM(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(6.3g)およびTFA(7mL)の溶液に、mCPBA(3.5g)を少量ずつ加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を除去した。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(ACNおよび水で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(751mg)を得た。MS(ES+) m/z 439 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(751mg)の溶液に、濃HCl溶液(10mL)を加えた。この混合物を還流下で3時間撹拌した後、濃縮し、標題化合物(320mg)を得た。MS(ES+) m/z 373 (MH+)。
中間体63:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(2,2−ジフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で、DCM(20mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体56、工程3、1100mg)の撹拌溶液に、2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。この混合物をこの温度で2時間撹拌した。冷水(50mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(650mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 357 (MH+)。
工程2:室温で、DMF(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.3g)および1,1−ジフルオロ−2−ヨードエタン(0.2g)の溶液に、炭酸カリウム(0.1g)を加えた。この混合物を70℃で16時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2,2−ジフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(270mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 421 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(2mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2,2−ジフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.3g)の溶液に、硫酸(65%、0.06mL)を加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(170mg)を暗色固体として得た。MS(ES+) m/z 355 (MH+)。
中間体64:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール−d1塩酸塩
工程1:THF(45mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体56、工程3、3.0g)の溶液に、−70℃で、BuLi(n−ヘキサン中1.6M、12.3mL)を滴下した。この混合物を−70℃で30分間撹拌した。メタノール−d4(0.9g)を加えた。得られた混合物をさらに1時間撹拌し続けた。この混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で急冷し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−40%EAの勾配で溶出)により精製し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル−d1(2.3g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 402 (M-tBu+H+H+)。
工程2:DCM(10mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル−d1(2.3g)の溶液に、TFA(2mL)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−d1(1.8g)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程3:DCM(8mL)およびアセトニトリル(8mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−d1(0.4g)およびシクロブタノン(0.3mL)の溶液を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.7g)を少量ずつ加えた。この混合物を室温で3日間撹拌した。EA(50mL)を加えた。この混合物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチル−4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−d1(0.5g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 412 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−d1(0.5g)の溶液に、HCl水溶液(10M、10mL)を加えた。この混合物を2時間還流した後、濃縮し、標題化合物(470mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
中間体65:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール塩酸塩
工程1:DCM(10mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体56、工程3、1.1g)の溶液に、TFA(2mL)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した。DCM(40mL)を加えた。この混合物のpHを飽和炭酸ナトリウム溶液で8に調整した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.9g)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 357 (MH+)。
工程2:DCM(8mL)およびアセトニトリル(8mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)およびシクロブタノン(0.3mL)の溶液を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.7g)を少量ずつ加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。 EA(50mL)を加えた。この混合物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(450mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 411 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)の溶液に、HCl水溶液(10M、10mL)を加えた。この混合物を2時間還流した後、濃縮し、標題化合物(630mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 345 (MH+)。
中間体66:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で、DMF(3mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体65、工程1、0.3g)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(0.1g)の溶液に、炭酸カリウム(0.1g)を加えた。この混合物を30℃で3時間撹拌した。この混合物を氷水(50mL)に注ぎ、EA(4×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:0で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(230mg)を淡黄色固体としてを得た。MS(ES+) m/z 403 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(2mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−(2−フルオロエチル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(220mg)の溶液に、硫酸(65%、0.05mL)を加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。室温に冷却した後、冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和Na2CO3溶液で中和した。水層をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(120mg)を暗色固体としてを得た。MS(ES+) m/z 337 (MH+)。
中間体67:6−アミノ−3−クロロ−2−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)スルホニル)フェノール,TFA塩
工程1:0℃で、ジエチルエーテル(60mL)中、4,4−ジエトキシブタン−1−アミン(16.0g)の撹拌溶液に、新たに蒸留したブト−3−エン−2−オン(9.0g)を滴下した。この混合物を0℃で1時間維持した。アミンをHCl水溶液(2.5M、250mL)に抽出した。酸性水相を蒸気浴で2時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残渣を真空下で蒸留し(70℃、2mmHg)、ヘキサヒドロインドリジン−7(1H)−オン(2.6g)を無色の油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 3.33 (dd, J = 9.5, 7.6 Hz, 1H), 3.16 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.67-2.56 (m, 1H), 2.53 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 2.40-2.18 (m, 5H), 2.05-1.90 (m, 2H), 1.89-1.77 (m, 1H), 1.60-1.47 (m, 1H)、 MS(ES+) m/z 140 (MH+)。
工程2:THF(50mL)中、LiAlH4(1.2g)の懸濁液に、0℃で、THF(50mL)中、ヘキサヒドロインドリジン−7(1H)−オン(2.6g)の溶液を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した。冷却後、過剰な試薬を水(0.3mL)の添加により分解した。この混合物を室温さらに1時間撹拌した。この混合物をセライトパッドで濾過し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し。オクタヒドロインドリジン−7−オール(2.5g)を淡黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 142 (MH+)。
工程3:DCM(40mL)中、オクタヒドロインドリジン−7−オール(2.5g)の溶液に、TEA(4.9mL)を加え、次いで、氷浴中でMsCl(1.5mL)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌した。水(100mL)を加えた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、メタンスルホン酸オクタヒドロインドリジン−7−イル(3.7g)を黄色油状物としてを得た。
工程4:DMF(25mL)中、メタンスルホン酸オクタヒドロインドリジン−7−イル(3.6g)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(2.0g)の溶液に、炭酸カリウム(2.3g)を加えた。この混合物を90℃で2時間撹拌した。EA(150mL)を加えた。この混合物をブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(MeOH:DCM=0:1から15:85で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.7g)を黄色の粘稠な液体として得た。MS(ES+) m/z 365 (MH+)。
工程5:メタノール(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(200mg)およびH2O2(0.3mL)の溶液に、タングステン酸ナトリウム二水和物(9mg)を加えた。室温で一晩撹拌した後、この反応混合物を飽和次亜硫酸ナトリウムで急冷し、EA(25mL)と飽和炭酸ナトリウム(25mL)とで分液した。有機相をブライン(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィー(C18、0−50%MeCN:H2O(0.1%TFA):0:1から1:1)により精製し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(150mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 415 (MH+)。
工程6:1,4−ジオキサン(4mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(150mg)の溶液に、1,4−ジオキサン(4mL)中、濃HCl(2mL)を加えた。この混合物を100℃で一晩撹拌し、濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィー(C18、MeCN:H2O(0.1%TFA):0:1から1:1)により精製し、標題化合物(144mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 331 (MH+)。
中間体68:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(600mg)、3−フルオロアゼチジン塩酸塩(174mg)およびDIPEA(504mg)の溶液を室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(220mg)を黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 347 (MH+)。
工程2:ジオキサン(4mL)中、硫酸(65%、1mL)および2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(200mg)の溶液を90℃で4時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(150mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 281 (MH+)。
中間体69:(R)−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−フルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(600mg)、(R)−3−フルオロピロリジン(173mg)およびDIPEA(0.7mL)の溶液を、THF(6mL)中、室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 361 (MH+)。
工程2:(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(50mg)を1,4−ジオキサン(5mL)および水(1mL)に溶かした。濃硫酸(0.1mL)を加えた。この混合物を100℃で一晩加熱して褐色溶液を得た。この混合物を室温に冷却し、真空で蒸発させた後、氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(20mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 295 (MH+)。
中間体70:6−アミノ−3−クロロ−2−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.8mL)および3,3−ジフルオロピロリジン(215mg)の溶液に、室温で、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(618mg)を少量ずつ加えた。この混合物を一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1で溶出)により精製し2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(253mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 379 (MH+)。
工程2:硫酸(65%、2mL)および1,4−ジオキサン(8mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(253mg)の溶液を90℃で一晩撹拌した。残渣を逆相クロマトグラフィー(C8、移動相0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分)(10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(108mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 313 (MH+)。
中間体71:1−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−オール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.8mL)およびピペリジン−4−オール(203mg)の溶液に、室温で、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(618mg)を少量ずつ加えた。この混合物を一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し1−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−4−オール(300mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 373 (MH+)。
工程2:硫酸(65%、2mL)および1,4−ジオキサン(8mL)中、1−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−4−オール(300mg)の溶液を90℃で一晩撹拌した。残渣を逆相クロマトグラフィー(C8、移動相0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分)(10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(153mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 307 (MH+)。
中間体72:2−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)スルホニル)−6−アミノ−3−クロロフェノール
工程1:窒素雰囲気下、0℃で、THF(5mL)中、水素化ナトリウム(244mg)の混合物に、THF(8mL)中、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(600mg)の溶液をゆっくり加えた。この混合物を室温で20分間撹拌した。THF(15mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(1565mg)の溶液をゆっくり加えた。添加後、この混合物を室温で1時間撹拌した。NH4Cl(水溶液、75mL)を加えた。得られた混合物をEA(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:5で溶出)により精製し、7−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)スルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.5g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 390 (MH+)。
工程2:7−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)スルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(1.3g)を1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)に溶かした。濃硫酸(4.4mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱した。冷却後、この混合物を、出発材料として7−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)スルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(200mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。この混合物を氷浴中、炭酸ナトリウムでpH=8まで処理した。この混合物をEA(4×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製し、標題化合物(350mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
中間体73:6−アミノ−3−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェノール
工程1:THF(30mL)中、TEA(303mg)およびピペリジン(204mg)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(616mg)を加えた。この混合物を4時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(300mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 357 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(300mg)の溶液に、硫酸(65%、2mL)を加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。室温に冷却した後、冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和Na2CO3溶液で中和した。水層をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(150mg)を暗色固体としてを得た。MS(ES+) m/z 291 (MH+)。
中間体74:6−アミノ−3−クロロ−2−(((7S,8aS)−7−フルオロヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)スルホニル)フェノール
工程1:−100℃に冷却したDCE(30rnL)中、(2S,4R)−1−tert−ブチル2−メチル4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(1.0g)の撹拌溶液に、30分かけてDAST(0.6mL)を加えた。この混合物をこの温度で1時間、次いで、室温で16時間撹拌した。この混合物を砕氷(30g)および固体NaHCO3(5g)の添加により急冷した。有機層を分離した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、(2S,4S)−1−tert−ブチル2−メチル4−フルオロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(526mg)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 5.20 (d, J = 52.8 Hz, 1H), 4.49 (dd, J = 46.7, 9.4 Hz, 1H), 3.98-3.49 (m, 5H), 2.60-2.22 (m, 2H), 1.45 (dd, J = 22.4, 10.7 Hz, 9H)。
工程2:(2S,4S)−1−tert−ブチル2−メチル4−フルオロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(526mg)とHCl溶液(1,4−ジオキサン中1M、20mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸(2S,4S)−メチル塩酸塩(400mg)を白色固体として得た。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.02 (s, 1H), 5.45 (dt, J = 52.4, 3.8 Hz, 1H), 4.65 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.67-3.42 (m, 2H), 2.45 (m, 1H)。
工程3:4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸(2S,4S)−メチル塩酸塩(370mg)、TEA(0.3mL)および2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)酢酸(422mg)の溶液をDCM(20mL)中、室温で10分間撹拌した。次に、ビス(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ホスフィン酸クロリド(513mg)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1で溶出)により精製し、1−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)アセチル)−4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸(2S,4S)−メチル(570mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 339 (MH+)。
工程4:1−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)アセチル)−4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸(2S,4S)−メチル(620mg)およびPd/C(20mg)の溶液を、メタノール(40mL)中、H2下、室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加え、水層をDCM(2×100mL)で洗浄した後、真空濃縮し、(7S,8aS)−7−フルオロヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン(300mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 173 (MH+)。
工程5:THF(20mL)中、LiAlH4(55mg)の懸濁液に、0℃で、THF(2mL)中、(7S,8aS)−7−フルオロヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン(250mg)を加えた。得られた混合物を75℃で30分間撹拌した。この反応混合物を0℃に冷却し、水(2mL)をゆっくり加えた。この混合物を10分間撹拌した後、MgSO4で乾燥させた。得られた混合物をセライトパッドで濾過し、THF(20mL)で洗浄した。濾液を真空濃縮し、(7S,8aS)−7−フルオロオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(100mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 145 (MH+)。
工程6:2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(1385mg)、(7S,8aS)−7−フルオロオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(700mg)およびDIPEA(1.7mL)の溶液をTHF(15mL)中、室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((7S,8aS)−7−フルオロヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(400mg)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 412 (MH+)。
工程7:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((7S,8aS)−7−フルオロヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(130mg)を1,4−ジオキサン(8mL)および水(2mL)に溶かした。濃H2SO4(0.02mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。この反応混合物を室温に冷却し、真空で蒸発させた。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。得られた混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(96mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 350 (MH+)。
中間体75:(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((8a−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)スルホニル)フェノール
工程1:メタノール(10mL)中、(S)−2−メチルピロリジン−2−カルボン酸(1.0g)の溶液に、二塩化硫黄(4.6g)を加えた。得られた混合物を3時間撹拌した。溶媒を真空濃縮し、2−メチルピロリジン−2−カルボン酸(S)−メチル塩酸塩(1.1g)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 10.56 (s, 1H), 9.53 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.69-3.51 (m, 2H), 2.50-2.32 (m, 1H), 2.28-1.92 (m, 3H), 1.86 (d, J = 6.5 Hz, 3H)、 MS(ES+) m/z 144 (MH+)。
工程2:2−メチルピロリジン−2−カルボン酸(S)−メチル塩酸塩(840mg)、TEA(2.3mL)および2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)酢酸(1467mg)の溶液をDCM(20mL)中、室温で10分間撹拌した。次に、ビス(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ホスフィン酸クロリド(1785mg)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1で溶出)により精製し、1−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)アセチル)−2−メチルピロリジン−2−カルボン酸(S)−メチル(1.3g)を油状物としてを得た。MS(ES+) m/z 335 (MH+)。
工程3:1−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)アセチル)−2−メチルピロリジン−2−カルボン酸(S)−メチル(1.3g)およびPd/C(0.404g)の溶液をメタノール(46mL)中、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で洗浄した後、真空濃縮し、(S)−8a−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン(1.1g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 169 (MH+)。
工程4:THF(15mL)中、LiAlH4(812mg)の懸濁液に、0℃で、THF(2mL)中、(S)−8a−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン(900mg)を滴下した。得られた混合物を75℃で30分間撹拌した。この反応混合物を0℃に冷却し、水(2mL)をゆっくり加えた。この混合物を10分間撹拌した後、MgSO4で乾燥させた。得られた混合物をセライトパッドで濾過し、THF(20mL)で洗浄した。濾液を真空濃縮し、(S)−8a−メチルオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(580mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 141 (MH+)。
工程5:2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(1385mg)、(S)−8a−メチルオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(700mg)およびDIPEA(1.7mL)の溶液をTHF(15mL)中、室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加え、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((8a−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(400mg)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 412 (MH+)。
工程6:(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((8a−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(320mg)を1,4−ジオキサン(20mL)および水(5mL)に溶かした。濃H2SO4(0.04mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。この反応混合物を室温に冷却し、真空で蒸発させた。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し標題化合物(260mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
中間体76:4−アミノ−2−(tert−ブチルスルホニル)−3−ヒドロキシベンゾニトリル
工程1:この反応は、マイクロ波合成のために5つのバッチ(各600mg)で行い、精製のために合わせた:NMP(4mL)中、2−(tert−ブチル)−7−(tert−ブチルスルホニル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(中間体44、工程3、0.6g)とシアン化銅(I)(1.6g)の混合物をマイクロ波内で、180℃にて90分間撹拌した。冷却後、これらの5つのバッチを合わせ、EA(100mL)および水(100mL)で希釈した。濾過後、有機層を分離し、洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0から7:3で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−7−(tertブチルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボニトリル(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 321 (MH+)。
工程2:エタノール(25mL)および水(25mL)中、2−(tert−ブチル)−7−(tert−ブチルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボニトリル(1.0g)の溶液に、水酸化ナトリウム(0.3g)を加えた。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣を水(50mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮し、N−(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(1.1g)を得た。MS(ES+) m/z 361 (MH+)。
工程3:THF(30mL)中、N−(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(1.2g)の溶液に、DMAP(0.04g)およびBoc2O(1.6mL)を加えた。この混合物を60℃で2時間撹拌した。この混合物にヒドラジン.H2O(1.6mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、水(50mL)で希釈し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0〜7:3で溶出)により精製し、(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(1.2g)を得た。MS(ES+) m/z 355 (MH+)。
工程4:DCM(25mL)中、(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(1.2g)の溶液に、TFA(2.6mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。DCMを除去した。残渣をNaHCO3水溶液(pH=8)で塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(0.8g)を得た。MS(ES+) m/z 255 (MH+)。
中間体77:6−アミノ−3−クロロ−2−((シス−3−ヒドロキシシクロブチル)スルホニル)フェノール
1,4−ジオキサン(5mL)および水(10mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、1.2g)および濃H
2SO
4(1.9mL)の混合物を120℃で6時間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮した。残渣をNaHCO
3水溶液でpH=8まで処理した後、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.7g)を得た。MS(ES
+) m/z 278 (MH
+)。
中間体78:6−アミノ−3−クロロ−2−(((1r,3r)−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(30mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、3.0g)の溶液に、0℃で、窒素雰囲気下、TEA(2.6g)および塩化メタンスルホニル(1.2g)を加えた。得られた混合物をこの温度で30分間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液で急冷し、DCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(2.6g)を得た。MS(ES+) m/z 422 (MH+)。
工程2:DMF(30mL)中、メタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(2.4g)の溶液に、炭酸カリウム(1.6g)およびピロリジン(0.5g)を加えた。この混合物を80℃で一晩撹拌した。水(20mL)を加えた。粗生成物をEA(3×80mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、濾過し、濃縮して粗生成物を得、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 397 (MH+)。
工程3:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)をジオキサン中HCl(50mL)および水(50mL)に溶かした。この反応混合物を一晩120℃で撹拌した。溶媒を除去して粗生成物(1.5g)を得、これを、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.3g)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。この混合物を分取HPLCにより精製し、標題化合物(614mg)を得た。MS(ES+) m/z 331 (MH+)。
中間体79:6−アミノ−2−(((1r,4r)−4−(アゼチジン−1−イル)シクロヘキシル)スルホニル)−3−クロロフェノール
工程1:メタノール(3mL)中、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オン(1.0g)の溶液に、NaBH4(0.2g)を加えた。この混合物を30℃で1時間撹拌した後、H2O(20mL)に注いだ。この混合物をEA(10mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オール(750mg)を得た。
工程2:DCM(5mL)中、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オール(750mg)の溶液に、TEA(959mg)および塩化メタンスルホニル(652mg)を加えた。この混合物を5℃で16時間撹拌した後、H2Oで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル(1.0g)を得た。
工程3:DMF(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(270mg)の溶液に、メタンスルホン酸1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル(264mg)を加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌した。冷却後、この混合物を濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、7−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(350mg)を得た。MS(ES+) m/z 382 (MH+)。
工程4:DCM(4mL)中、7−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(200mg)の溶液に、15℃で、mCPBA(226mg)を加えた。この混合物を15℃で48時間撹拌した後、飽和Na2SO3溶液で急冷した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、7−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イルチオ)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(220mg)を得た。MS(ES+) m/z 398 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(30mL)中、7−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール(6.8g)の溶液に、60℃で、HCl水溶液(1mL)を加えた。この混合物を60℃で16時間撹拌した後、濃縮した。残渣をDCMに溶かし、pHを約9に調整した。濃縮後、粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)シクロヘキサノン(3.2g)を得た。MS(ES+) m/z 304 (MH+)。
工程6:DCM(50mL)中、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)シクロヘキサノン(1.2g)の溶液に、塩酸アゼチジン(1.8g)を加えた。この混合物を30℃で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えた。この混合物を30℃で3時間撹拌した後、濃縮した。残渣をSFCにより精製し、標題化合物(560mg)を得た。MS(ES+) m/z 345 (MH+)。
中間体80および131:6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩および6−アミノ−3−クロロ−2−((シス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
DCM(50mL)中、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)シクロヘキサノン(中間体79、工程5、3.0g)の溶液に、ピロリジン(0.7g)を加えた。この混合物を30℃で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(6.3g)を加えた。この混合物を30℃で3時間撹拌した後、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー、SFC、および分取HPLC(酸性条件)により精製し、6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩(中間体80、460mg)および6−アミノ−3−クロロ−2−((シス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩(中間体131、20mg)を得た。MS(ES
+) m/z 359 (MH
+)。
中間体81:(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(10mL)中、(R)−テトラヒドロフラン−3−オール(0.5g)およびTEA(1.7mL)の溶液に、氷水浴下、MsCl(0.5mL)を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。水(100mL)を加えた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、メタンスルホン酸(R)−テトラヒドロフラン−3−イル(1.0g)を黄色油状物として得た。
工程2:DMF(15mL)中、メタンスルホン酸(R)−テトラヒドロフラン−3−イル(1.0g)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(1.3g)の溶液に、炭酸カリウム(1.5g)を加えた。この反応混合物を90℃で2時間撹拌した。EA(50mL)を加えた。この混合物をブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。得られた濾液を濃縮し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.7g)を黄色の粘稠な液体として得た。MS(ES+) m/z 312 (MH+)。
工程3:DCM(40mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.7g)の溶液に、mCPBA(2.7g)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。NaHCO3水溶液およびNa2SO3水溶液を加えた。有機相を分離し、飽和炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶液を濾過し、濾液を濃縮し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.9g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 344 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(6mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.9g)の溶液に、濃HCl(8mL)を加えた。110℃で4時間撹拌した後、この反応混合物を濃縮し、標題化合物(1.1g)を淡褐色固体として得た。
中間体82:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(2.0g)の溶液に、4−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(1.5g)および炭酸カリウム(2.3g)を加えた。この混合物を95℃で16時間撹拌した後、濃縮した。残渣をEAと水とで分液した。有機層を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.8g)を得た。MS(ES+) m/z 340 (MH+)。
工程2:DCM(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.6g)の溶液に、15℃で、mCPBA(3.3g)を加えた。この混合物を15℃で48時間撹拌した。この混合物を飽和Na2SO3溶液で急冷した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.4g)を得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程3:THF(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(750mg)の溶液に、LiHMDS(THF中1.2M、13.5mL)を加えた。この混合物を−78℃で10分間撹拌した。ヨードメタン(2863mg)を加えた。この混合物を−78℃で30分間撹拌した後、NH4Clで急冷した。得られた混合物をEAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(800mg)を得た。MS(ES+) m/z 400 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、100℃で、HCl水溶液(37%、3mL)を加えた。この混合物をこの温度で6時間撹拌した。冷却後、pHを約8に調整した。この混合物を濃縮し、DCMに溶かした。有機相を水(2×30mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣を分取HPLC(酸性条件下)により精製し、標題化合物(30mg)を得た。MS(ES+) m/z 356 (MNa+)。
中間体83:6−アミノ−3−クロロ−2−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)フェノール
工程1:−78℃で撹拌したアセトニトリル(80mL)および水(80mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(6.0g)および水酸化カリウム(13.9g)の溶液に、(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチル(11.9g)を一度に加えた。この混合物を室温に温め、30分間撹拌した。EA(200mL)を加えた。有機相を分離した。水相をEA(2×100mL)で抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(7.2g)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
工程2:0℃で、DCM(200mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(7.2g)の溶液に、mCPBA(19.5g)を加え、2時間撹拌した。出発材料が完全に消費されていなかったので、さらなるmCPBA(19.5g)を追加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。次に、Na2SO3水溶液を加えた。有機相を分離し、飽和炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。得られた溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−2:3で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
工程3:THF(30mL)およびHMPA(27mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.2g)およびヨードメタン(4.2mL)の溶液に、LDA(THF中2M、13.5mL)を加えた。この混合物を−50℃で30分間撹拌した。次に、この混合物を飽和NH4Cl溶液および10%HCl溶液で中和した。EA(50mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((ジフルオロメチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0−3:2で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 338 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、濃HCl溶液(20mL)を加えた。この混合物を110℃で4時間還流した後、濃縮した。得られた残渣をEA(20mL)に溶かした。この溶液のpHをTEAで8に調整した。この混合物を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:0〜1:4で溶出)により精製し、標題化合物(1.0g)を淡褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 272 (MH+)。
中間体84:6−アミノ−3−クロロ−2−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:メタノール(400mL)およびDCM(800mL)中、2−ブロモピリジン−3−オール(40.0g)の溶液に、(ジアゾメチル)トリメチルシラン(ヘキサン中2M、230mL)を加えた。この混合物を13℃で3時間撹拌した後、真空濃縮した。残渣をEt2Oに溶かした。この混合物を濾過し、濃縮し、2−ブロモ−3−メトキシピリジン(35.0g)を得た。MS(ES+) m/z 188 (MH+)。
工程2:濃硫酸(2mL)中、2−ブロモ−3−メトキシピリジン(0.1g)の溶液に、硝酸(0.1g)を加えた。この混合物を55℃で3時間撹拌した。冷却後、この混合物を水(10mL)に注いだ。この混合物を濾過した。固体を水で洗浄した後、DCMに再溶解させた。この溶液をNa2SO4で乾燥させ、真空濃縮し、2−ブロモ−3−メトキシ−6−ニトロピリジン(60mg)を得た。MS(ES+) m/z 233 (MH+)。
工程3:メタノール(400mL)およびEA(100mL)中、2−ブロモ−3−メトキシ−6−ニトロピリジン(33.0g)の溶液に、酢酸カリウム(15.3g)およびPd/C(1.5g)を加えた。この混合物をH2(50psi)下、50℃で48時間撹拌した。この混合物を濾過した。濾液を真空濃縮し、5−メトキシピリジン−2−アミン(16.0g)を得た。
工程4:メタノール(40mL)および水(20mL)中、5−メトキシピリジン−2−アミン(15.0g)の溶液に、2−クロロアセトアルデヒド(25.0g)および重炭酸ナトリウム(10.2g)を加えた。この混合物を還流下で2時間撹拌した後、濃縮した。残渣をEAとNaHCO3水溶液とで分液した。有機層を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製し、6−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(15.0g)を得た。
工程5:メタノール(200mL)中、6−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(15.0g)の溶液に、Pd(OH)2(1.4g)およびAcOH(0.6mL)を加えた。この混合物をH2(40psi)下、60℃で16時間撹拌した。この混合物を濾過した。濾液を真空濃縮し、6−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(16.0g)を得た。MS(ES+) m/z 153 (MH+)。
工程6:6−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(3.8g)をHBr水溶液(48%、1.4mL)に加えた。この混合物を100℃で72時間撹拌した後、濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製し、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−オール(3.6g)を得た。
工程7:DCM(5mL)中、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−オール(100mg)の溶液に、TEA(146mg)および塩化メタンスルホニル(99mg)を加えた。この混合物を5℃で16時間撹拌した後、水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル(125mg)を得た。MS(ES+) m/z 217 (MH+)。
工程8:DMF(20mL)中、メタンスルホン酸5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル(2.0g)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(2.2g)および炭酸カリウム(2.6g)を加えた。この混合物を95℃で16時間撹拌した後、濃縮した。得られた混合物をEAと水とで分液した。有機層を乾燥させ、濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLCにより精製し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チオ)フェニル)ピバルアミド(950mg)を得た。MS(ES+) m/z 380 (MH+)。
工程9:空気中で撹拌したトルエン(5mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チオ)フェニル)ピバルアミド(800mg)の溶液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(401mg)を一度に加えた。この反応混合物を85℃で20時間撹拌した後、濃縮した。残渣をEAに溶かした。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(880mg)を得た。MS(ES+) m/z 362 (MH+)。
工程10:DCM(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(400mg)の溶液に、30℃で、mCPBA(477mg)を加えた。この混合物を30℃で16時間撹拌した。得られた混合物を飽和Na2SO3溶液で急冷した。pHを約10に調整した。この混合物を水(2×30mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(270mg)を得た。MS(ES+) m/z 394 (MH+)。
工程11:1,4−ジオキサン(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(270mg)の溶液に、100℃で、HCl水溶液(37%、2mL)を加えた。この混合物をこの温度で4時間撹拌した。冷却後、この混合物のpHを約8に調整した。得られた混合物を濃縮した。残渣をDCMに溶かし、濾過し、濾液を濃縮した。残渣を分取HPLC(酸性条件下)により精製し、標題化合物(170mg)を得た。MS(ES+) m/z 328 (MH+)。
中間体85:6−アミノ−3−クロロ−2−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)スルホニル)フェノール塩酸塩
工程1:窒素雰囲気下、0℃で撹拌したジエチルエーテル(120mL)中、4,4−ジエトキシブタン−1−アミン(50.0g)の溶液に、ブト−3−エン−2−オン(21.7g)を滴下した。1時間撹拌した後、HCl水溶液(37%、127mL)を滴下した。この反応混合物を100℃で2時間撹拌した。冷却後、この混合物を濃縮した。水を加えた。pHを飽和K2CO3溶液で8〜10に調整した。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣を蒸留し、ヘキサヒドロインドリジン−7(1H)−オン(10.5g)を無色の液体として得た。
工程2:空気中、0℃で撹拌したメタノール(80mL)中、ヘキサヒドロインドリジン−7(1H)−オン(10.0g)の溶液に、NaBH4(1.4g)を少量ずつ加えた。この反応混合物を20℃で1時間撹拌した。水を加えた。この混合物をDCM(4×30mL)で抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮し、オクタヒドロインドリジン−7−オール(8.2g)を得た。MS(ES+) m/z 142 (MH+)。
工程3:DCM(20mL)中、オクタヒドロインドリジン−7−オール(2.0g)の溶液に、TEA(2.0mL)を加え、次いで、氷浴温度下でMsCl(1.1mL)を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。水(100mL)を加えた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。得られた濾液を濃縮し、メタンスルホン酸オクタヒドロインドリジン−7−イル(1.6g)を黄色液体油状物として得た。MS(ES+) m/z 220 (MH+)。
工程4:DMF(25mL)中、メタンスルホン酸オクタヒドロインドリジン−7−イル(3.1g)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(3.4g)の溶液に、炭酸カリウム(2.2g)を加えた。この反応混合物を90℃で2時間撹拌した。EA(150mL)を加えた。この混合物をブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(0−15%メトール(methol)/DCMで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(0.6g)を黄色の粘稠な液体として得た。MS(ES+) m/z 365 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((オクタヒドロインドリジン−7−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.1g)の溶液に、HCl水溶液(37%、6mL)を加えた。この混合物を4時間還流した。この混合物を濃縮し、標題化合物(107mg)を淡褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 331 (MH+)。
中間体86:6−アミノ−3−クロロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
1,4−ジオキサン(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体30、工程3、3.0g)の溶液に、HCl水溶液(37%、20mL)を加えた。110℃で4時間還流した後、この混合物を濃縮し、標題化合物(3.2g)を淡褐色固体として得た。MS(ES
+) m/z 292 (MH
+)。
中間体87:6−アミノ−3−クロロ−2−((3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(600mg)、3,3−ジフルオロアゼチジン(362mg)およびDIPEA(0.3mL)の溶液をTHF(10mL)中、室温で2時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(495mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 365 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(395mg)を1,4−ジオキサン(20mL)および水(4mL)に溶かした。濃硫酸(1.0mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を濃縮した後、氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(257mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 299 (MH+)。
中間体88:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(600mg)、塩酸3−フルオロアゼチジン(174mg)およびDIPEA(503mg)の溶液を、室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(550mg)を黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 347 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(450mg)を1,4−ジオキサン(35mL)および水(7mL)に溶かした。濃硫酸(1.2mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を真空濃縮した。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。得られた混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(333mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 281 (MH+)。
中間体89:(R)−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−フルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(6mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(600mg)、(R)−3−フルオロピロリジン(173mg)およびDIPEA(503mg)の溶液を室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(344mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 361 (MH+)。
工程2:(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(290mg)を1,4−ジオキサン(15mL)および水(3mL)に溶かした。濃硫酸(0.8mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を真空濃縮した。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。得られた混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(200mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 295 (MH+)。
中間体90:6−アミノ−3−クロロ−2−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(12mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(616mg)の溶液に、DIPEA(1.0mL)を加えた。冷却後、塩酸3,3−ジフルオロピロリジン(287mg)を2分かけて少量ずつ(potionwise)加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣(resiude)を水(20mL)で希釈し、EA(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(410mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 379 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(410mg)を1,4−ジオキサン(15mL)および水(3mL)に溶かした。濃硫酸(1.2mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を真空濃縮した。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(330mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 313 (MH+)。
中間体91:6−アミノ−3−クロロ−2−((4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(616mg)の溶液に、DIPEA(1.0mL)を加えた。0℃に冷却した後、塩酸4,4−ジフルオロピペリジン(315mg)を2分かけて少量ずつ(potionwise)加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣を水(20mL)で希釈し、EA(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(620mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 393 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(620mg)を1,4−ジオキサン(15mL)および水(3mL)に溶かした。濃硫酸(1.7mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を真空濃縮した。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(3×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(500mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 327 (MH+)。
中間体92:6−アミノ−3−クロロ−2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.6mL)およびピロリジン(142mg)の溶液に、室温で、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(616mg)を少量ずつ加えた。この混合物を一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(600mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 343 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(520mg)の溶液に、HCl(37%、6mL)を加えた。得られた混合物を100℃で15時間撹拌した。この反応混合物を真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、標題化合物(250mg)を黄色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.84 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.45-3.39 (m, 4H), 1.96-1.91 (m, 4H)、 MS(ES+) m/z 277 (MH+)。
中間体93:6−アミノ−3−クロロ−2−((5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.7mL)および5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン(200mg)の溶液に、室温で、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(500mg)を少量ずつ加えた。この混合物を一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1で溶出により精製し)、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(562mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 395 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(520mg)を1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした。濃HCl溶液(2.4mL)を加えた。この混合物を3時間100℃に加熱して褐色溶液を得た。この混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣を氷浴中、飽和NaHCO3溶液(solution)でpH=8まで処理した。この混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(320mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 329 (MH+)。
中間体94:6−アミノ−3−クロロ−2−(モルホリノスルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.5mL)およびモルホリン(113mg) の溶液に、室温で、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(400mg)を少量ずつ加えた。この混合物を一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(モルホリノスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(370mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 359 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(モルホリノスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(540mg)を1,4−ジオキサン(15mL)および水(3mL)に溶かした。濃硫酸(1.6mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を真空濃縮した。残渣を氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(440mg)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 293 (MH+)。
中間体95:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−エチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(25mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体30、工程3、0.8g)およびヨードエタン(0.3mL)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LiHMDS(THF中1M、4.5mL)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、3時間撹拌した。この混合物をNH4Cl水溶液で急冷した後、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−エチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)を得た。MS(ES+) m/z 386 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−エチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.8g)の溶液に、濃H2SO4(1.1mL)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣をNaHCO3水溶液で塩基性化し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中10−40%EAで溶出)で精製し、標題化合物(100mg)を得た。MS(ES+) m/z 342 (MNa+)。
中間体96:3−アミノ−6−クロロ−N,N−ジエチル−2−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド
工程1:2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(400mg)、TEA(263mg)およびジエチルアミン(114mg)の溶液をTHF(6mL)中、室温で6時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−N,N−ジエチルベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホンアミド(263mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 345 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−N,N−ジエチルベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホンアミド(300mg)を1,4−ジオキサン(15mL)および水(3mL)に溶かした。濃硫酸(0.8mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この反応混合物を真空濃縮した後、氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=12まで処理した。この混合物をEA(4×約50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=6:1で溶出)により精製し、標題化合物(190mg)を白色油状物としてを得た。MS(ES+) m/z 279 (MH+)。
中間体97:(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(20mL)中、(S)−1−メトキシプロパン−2−オール(5.4g)およびTEA(12.1g)の溶液に、0℃で、塩化メタンスルホニル(8.3g)を加えた。この混合物を0℃で4時間撹拌した。得られた溶液を水に注ぎ、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸(S)−1−メトキシプロパン−2−イル(10.8g)を淡黄色の液体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 4.86-4.90 (m, 1H), 3.46-3.53 (m, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 1.39 (d, J = 6.5 Hz, 3H)。
工程2:室温で、DMF(25mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(5.0g)およびメタンスルホン酸(S)−1−メトキシプロパン−2−イル(3.2g)の溶液に、K2CO3(2.6g)を加えた。この反応混合物を50℃で3時間撹拌した。得られた溶液を氷水(50mL)に注ぎ、EA(4×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(8mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:30で溶出)により精製し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.1g)を淡黄色固体としてを得た。MS(ES+) m/z 314 (MH+)。
工程3:DCM(20mL)中、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)の溶液に、0℃で、mCPBA(8.8g)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。この溶液を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)を無色の液体として得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(2mL)中、硫酸水溶液(65%、0.6mL)の溶液に、(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。冷水(50mL)を加えた。この溶液を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(1.1g)を暗色固体として得た。MS(ES+) m/z 280 (MH+)。
中間体98:4−アミノ−2−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)−3−ヒドロキシベンゾニトリル
工程1:NMP(10mL)中、シアン化銅(I)(2.5g)の懸濁液を200℃に加熱した。NMP(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体20、工程3、1.2g)の溶液を加えた。得られた混合物を200℃で2時間撹拌した。冷却後、この混合物をEA(150mL)で希釈した後、水酸化アンモニウム(2×100mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=6:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−7−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボニトリル(220mg)を灰白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.05 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 1.86 (s, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.54 (s, 8H)、 MS(ES+) m/z 342 (MNH4 +)。
工程2:エタノール(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−7−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボニトリル(510mg)の溶液に、NaOH(126mg)を加えた。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。この反応混合物を水(50mL)で希釈し、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−シアノ−3−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(530mg)を得た。MS(ES+) m/z 343 (MH+)。
工程3:THF(25mL)中、N−(4−シアノ−3−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(330mg)の溶液に、DMAP(11.8mg)および二炭酸ジ−tert−ブチル(421mg)を加えた。得られた混合物を50℃で3時間撹拌した。冷却後、ヒドラジン.H2O(241mg)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。得られた溶液を水(50mL)で希釈し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−50%EAで溶出)により精製し、(4−シアノ−3−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(230mg)を得た。MS(ES+) m/z 359 (MH+)。
工程4:DCM(10mL)中、(4−シアノ−3−((2−フルオロプロパン−2−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.2g)の溶液に、TFA(0.5mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。減圧下で濃縮後、残渣を水(50mL)で希釈し、NaHCO3水溶液で塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(130mg)を得た。MS(ES+) m/z 259 (MH+)。
中間体99:6−アミノ−3−クロロ−2−((シス−3−エトキシシクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(50mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、520mg)の溶液に、0℃で、NaH(73mg)を加えた。30分間撹拌した後、ヨードエタン(0.2mL)を加えた。この反応混合物をゆっくり温め、室温で3日間撹拌した。この反応混合物をNH4Cl水溶液で急冷した後、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1から3:2で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((シス−3−エトキシシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(100mg)を得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((シス−3−エトキシシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(100mg)の溶液に、濃HCl溶液(5mL)を加えた。この反応混合物を120℃で一晩加熱した。この溶液を室温に冷却し、逆相クロマトグラフィー(ACNおよび水で溶出)により精製し、標題化合物(80mg)を得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体100:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−エトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(15mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(中間体17、工程3、2.0g)およびヨードエタン(1.8g)の溶液に、0℃で、NaH(0.7g)を加えた。この反応混合物を30℃で4時間撹拌した後、でMeOH(5mL)急冷した。得られた混合物を濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−エトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS(ES+) m/z 374 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(20mL)およびHCl水溶液(37%、20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−エトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)の溶液を100℃で4時間撹拌した。この混合物を濃縮した。pHを8に調整した。得られた混合物を分取HPLCにより精製し、標題化合物(620mg)を得た。MS(ES+) m/z 308 (MH+)。
中間体101:シス−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−(ジメチルアミノ)シクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:クロロホルム(30mL)中、シクロペント−2−エノン(0.5g)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(1.3g)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌した。ジエチルエーテル(50mL)を加えた。この混合物をNaOH水溶液(5%、2×20mL)、水(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、 3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノン(1.4g)を淡黄色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 324 (MH+)。
工程2:DCM(10mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノン(1.4g)の溶液に、0℃で、mCPBA(1.6g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、飽和K2CO3溶液(2×10mL)および水(10mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し(purified)、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノン(800mg)を無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程3:−78℃で、THF(6mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノン(6.8g)の溶液に、L−セレクトリド(THF中1M、34.4mL)をシリンジでゆっくり加えた。この混合物を窒素雰囲気下、−78℃で2時間撹拌した。この混合物を室温に温め、18時間撹拌した。水(5mL)を注意深く加えた。pHを、HCl水溶液(4M)を加えて6に調整した。得られた混合物をEA(2×15mL)で抽出した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:2で溶出)により精製し、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(5.0g)無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程4:0℃で、THF中、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(1.0g)、イソインドリン−1,3−ジオン(0.5g)およびトリフェニルホスフィン(1.1g)の溶液に、DIAD(1.1mL)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=40:1で溶出)により精製し、2−(シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.1g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 487 (MH+)。
工程5:2−(シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンチル)イソインドリン−1,3−ジオン(900mg)を無水エタノール(12mL)およびTHF(12mL)に溶かした後、ヒドラジン(水中98%、69mg)を注意深く加えた。次に、このフラスコを18時間80℃に加熱した。室温に冷めた際に、生じた固体を濾過した。濾液にHCl溶液(1,4−ジオキサン中4M、1.9mL)を加えた後、室温で3時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣をEt2O(3×3mL)で洗浄し、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタンアミン塩酸塩(275mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 357 (MH+)。
工程6:0℃で、DMF(8mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタンアミン塩酸塩(265mg)、酢酸(0.04mL)およびホルムアルデヒド(0.5mL)の撹拌溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(157mg)を加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液(75mL)で急冷した。この混合物をEA(5×55mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(MeOH:DCM=1:20で溶出)により精製し、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロペンタンアミン(80mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 385 (MH+)。
工程7:シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロペンタンアミン(91mg)を1,4−ジオキサン(5mL)および水(1mL)に溶かした。濃硫酸(0.2mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱した。室温に冷却した後、この混合物を真空濃縮した。氷浴中、NaOH水溶液(6M)をpH=12まで加えた。この混合物をEA(4×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(77mg)を油状物として得た。MS(ES+) m/z 319 (MH+)。
中間体102:(±)シス−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(ジメチルアミノ)シクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:ホルムアルデヒド(25.5mL)およびギ酸(25.5mL)の予備冷却溶液に、(±)トランス−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩(1.2g)を加えた。この溶液を一晩100℃に加熱した。冷却後、HCl水溶液(6M、50mL)を加えた。次に、この溶液を濃縮して過剰なホルムアルデヒドおよびギ酸を除去した。残った固体をEAおよびエタノールから再結晶化させた。残渣をNaOH水溶液で処理し、エーテルで抽出し、K2CO3で乾燥させ、濃縮し、(±)トランス−2−(ジメチルアミノ)シクロペンタノール(874mg)を淡黄色油状物として得た。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 4.06 (dd, J = 12.6, 5.5 Hz, 1H), 3.54 (s, 1H), 2.44-2.52 (m, 1H), 2.29 (s, 6H), 1.41-1.98 (m, 6H)、 MS(ES+) m/z 130 (MH+)。
工程2:DCM(10mL)中、(±)トランス−2−(ジメチルアミノ)シクロペンタノール(874mg)の溶液に、DIPEA(3.4mL)および塩化メタンスルホニル(0.8mL)を加えた。この混合物を25℃で4時間撹拌した。水を加えた。この混合物をDCMで抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸(±)トランス−2−(ジメチルアミノ)シクロペンチル(884mg)を赤褐色の粘稠な液体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 4.15 (dt, J = 7.4, 4.5 Hz, 1H), 2.87 (td, J = 7.9, 4.8 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 5.8 Hz, 9H), 2.16 (dd, J = 13.8, 8.4 Hz, 1H), 1.98-1.92 (m, 2H), 1.79-1.84 (m, 1H), 1.67-1.73 (m, 1H), 1.47-1.56 (m, 1H)。
工程3:DMF(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(824mg)の溶液に、K2CO3(589mg)およびメタンスルホン酸(±)トランス−2−(ジメチルアミノ)シクロペンチル(884mg)を加えた。この混合物を90℃で2時間撹拌した。EA(20mL)を加えた。この混合物をブライン(3×10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(C18、移動相0.01%CF3COOH/H2O、CH3OH、30mL/分)(5%〜50%、5分、50〜50%、10分、50%〜95%、5分、95%〜95%、1分)により精製し、(±)シス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−N,N−ジメチルシクロペンタンアミン(1.3g)を黄色固体として得た。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 7.59 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.20 (dd, J = 7.1, 4.0 Hz, 1H), 3.21 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 3.04 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.28 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 1.98-2.19 (m, 2H), 1.85-1.93 (m, 2H), 1.73-1.82 (m, 1H), 1.51 (s, 9H)、 MS(ES+) m/z 353 (MH+)。
工程4:DCM(10mL)中、(±)シス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−N,N−ジメチルシクロペンタンアミン(320mg)の溶液に、mCPBA(313mg)および2,2,2−トリフルオロ酢酸(207mg)を加えた。この混合物を18℃で2日間撹拌した。この混合物をNa2S2O3水溶液およびNaHCO3水溶液で急冷した。得られた混合物をDCM(3×4mL)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=10:1で溶出)により精製し、(±)シス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロペンタンアミン(145mg)を紫色の油状物として得た。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.12 (dd, J = 14.3, 7.1 Hz, 1H), 3.68 (s, 1H), 2.24 (d, J = 19.5 Hz, 6H), 2.05 (s, 2H), 1.93 (s, 2H), 1.79 (s, 2H), 1.52 (s, 9H)、 MS(ES+) m/z 385 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(4mL)中、(±)シス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロペンタンアミン(180mg)の溶液に、HCl水溶液(12M、4mL)を加えた。この混合物を110℃で4時間撹拌した後、濃縮した。NaHCO3水溶液をpH=7まで加えた。得られた混合物をDCM(3×2mL)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、標題化合物(130mg)を褐色油状物として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.85 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.20 (d, J = 16.7 Hz, 2H), 2.26 (s, 6H), 1.97-2.06 (m, 3H), 1.79 (d, J = 6.3 Hz, 3H)、 MS(ES+) m/z 319 (MH+)。
中間体103:6−アミノ−3−クロロ−2−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(100mL)中、(1r,4r)−4−アミノシクロヘキサノール(3.0g)およびDIPEA(5.0mL)の撹拌混合物に、Boc2O(6.4mL)をゆっくり加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮し、((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(5.7g)を桃色の固体として得た。MS(ES+) m/z 160 (M-t-Bu+H+H+)。
工程2:0℃で、DCM(80mL)中、((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(5.0g)およびDIPEA(6.1mL)の撹拌溶液に、塩化メタンスルホニル(2.4mL)をゆっくり加えた。この反応混合物をこの温度で1時間維持した。この溶液をNaHCO3水溶液(60mL)で急冷した。この混合物をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、メタンスルホン酸(1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル(8.4g)を黄色固体としてを得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 4.62 (m, 1H), 3.47 (s, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.11 (m, 4H), 1.68 (m, 2H), 1.44 (s, 9H), 1.25 (m, 2H)。
工程3:室温で、DMF(80mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(3.1g)およびメタンスルホン酸(1r,4r)−4−((tertブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル(3.7g)の溶液に、K2CO3(3.5g)を加えた。この反応混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応溶液を、出発材料としてメタンスルホン酸(1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル(293mg)を用いた別のバッチと合わせた。合わせた混合物を氷水(400mL)に注ぎ、EA(4×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、((1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(6.2g)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 383 (M-t-Bu+H+H+)。
工程4:0℃で、DCM(100mL)中、((1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(6.0g)の撹拌溶液に、DCM(80mL)中、mCPBA(4.7g)の溶液を10分かけて加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。飽和Na2S2O3溶液および飽和Na2CO3溶液を加えた。この反応混合物をDCM(4×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、((1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(4.8g)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 415 (M-t-Bu+H+H+)。
工程5:0℃で、DCM(25mL)中、((1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(4.4g)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(7.2mL)を加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を、出発材料として((1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(400mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。この混合物に氷水(60mL)を加えた。NaHCO3水溶液を加えてpHを8に調整した。この混合物をDCM(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(MeOH:DCM=1:30で溶出)により精製し、(1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサンアミン(2.5g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 371 (MH+)。
工程6:0℃で、メタノール(40mL)中、(1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサンアミン(2.0g)、酢酸(0.3mL)およびホルムアルデヒド(4.0mL)の撹拌溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.5g)を加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物をNaHCO3水溶液(75mL)で急冷した。この混合物を、出発材料として(1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサンアミン(500mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をEA(5×55mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(MeOH:DCM=1:20で溶出)により精製し、(1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン(1.8g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 399 (MH+)。
工程7:1,4−ジオキサン(40mL)中、(1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン(1.6g)と濃HCl(10mL)の混合物を90℃で一晩加熱した。この混合物を、出発材料として(1s,4s)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン(200mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を減圧下で濃縮した。この残渣に飽和NaHCO3溶液(50mL)を加えた。この混合物をEA(5×35mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(MeOH:DCM=1:10で溶出)により精製し、標題化合物(900mg)を黄色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.84 (m, 2H), 3.66 (m, 1H), 2.17 (s, 6H), 2.03 (m, 3H), 1.90 (m, 2H), 1.57 (m, 2H), 1.45 (m, 2H)、 MS(ES+) m/z 333 (MH+)。
中間体104:6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−((ジメチルアミノ)メチル)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(100mL)中、3−オキソシクロブタンカルボン酸(10.0g)、MeOH(3.6mL)、DMAP(1.1g)およびEDC(25.2g)の混合物を25℃で18時間撹拌した。この混合物を水(8×200mL)で洗浄した。合わせた水相をDCM(3×300mL)で抽出した。合わせた有機液を乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−オキソシクロブタンカルボン酸メチル(10.0g)を得た。
工程2:メタノール(30mL)中、3−オキソシクロブタンカルボン酸メチル(5.0g)の溶液に、0℃で、NaBH4(1.5g)を加えた。この反応混合物を25℃で30分間撹拌した後、NH4Cl溶液(50mL)で急冷した。この混合物をEA(3×150mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸シス−メチル(4.3g)を得た。
工程3:DCM(40mL)中、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸シス−メチル(4.3g)およびTEA(9.2mL)の溶液に、0℃で、塩化メタンスルホニル(4.5g)を加えた。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した後、水(100mL)で急冷した。水相をDCM(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−((メチルスルホニル)オキシ)シクロブタンカルボン酸シス−メチル(6.0g)を得た。
工程4:アセトニトリル(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(5.2g)、3−((メチルスルホニル)オキシ)シクロブタンカルボン酸シス−メチル(4.9g)およびCs2CO3(7.0g)の混合物を100℃で4時間撹拌した。この反応混合物を濾過し、濃縮した。残渣をMDAPにより精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブタンカルボン酸トランス−メチル(2.0g)を得た。
工程5:ジクロロメタン(DCM)(20mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブタンカルボン酸トランス−メチル(2.0g)の溶液に、0℃で、mCPBA(2.9g)を加えた。この反応物を25℃で18時間撹拌した。この混合物をNa2SO3水溶液(50mL)で急冷した後、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaOH水溶液(1M、2×10mL)および水(50mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルボン酸トランス−メチル(1.1g)を得た。MS(ES+) m/z 386 (MH+)。
工程6:THF(8mL)中、LiAlH4(79mg)の混合物に、THF(4mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルボン酸トランス−メチル(400mg)の溶液を加えた。次に、この混合物を0℃、窒素雰囲気下で30時間撹拌した。この反応混合物を水(3mL)で急冷した。有機相を濾過し、カラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1で溶出)により精製し、(トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタノール(300mg)を得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程7:DCM(5mL)中、(トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタノール(200mg)の溶液に、0℃で、デス・マーチン・ペルヨージナン(474mg)を加えた。この反応混合物を30℃で18時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、濃縮し、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルバルデヒド(200mg)を得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程8:DCM(2mL)中、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタンカルバルデヒド(200mg)およびジメチルアミン(307mg)の混合物を室温で30分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(238mg)を加えた。この混合物を30℃、空気中で2時間撹拌した。溶媒を除去し、1−(トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)−N,N−ジメチルメタンアミン(200mg)を得た。MS(ES+) m/z 385 (MH+)。
工程9:1,4−ジオキサン(1mL)および水(1mL)中、1−(トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)−N,N−ジメチルメタンアミン(200mg)と濃HCl(0.4mL)の混合物を100℃で4時間撹拌した。溶媒を除去した。pHを8〜9に調整した。得られた混合物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、標題化合物(70mg)を得た。MS(ES+) m/z 319 (MH+)。
中間体105:6−アミノ−3−クロロ−2−(((1s,3s)−3−((ジメチルアミノ)メチル)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:エタノール(45mL)中、(1r,3r)−3−(アミノメチル)シクロブタノール(900mg)、Boc2O(2.1mL)およびDIEA(3.9mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を、出発材料として(1r,3r)−3−(アミノメチル)シクロブタノール(100mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を減圧下で濃縮し、真空で乾燥させ、(((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(2.0g)を無色の油状物として得た。MS(ES+) m/z 146 (M-t-Bu+H+H+)。
工程2:0℃で、DCM(80mL)中、(((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(1.8g)およびDIEA(2.3mL)の撹拌溶液に、塩化メタンスルホニル(0.9mL)をゆっくり加えた。添加後、この反応混合物をこの温度で1時間維持した。この溶液をNaHCO3水溶液(60mL)で急冷した。この混合物を、出発材料として(((1r,3r)−3−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、メタンスルホン酸(1r,3r)−3−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル(3.3g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 224 (M-t-Bu+H+H+)。
工程3:室温で、DMF(30mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(2.6g)およびメタンスルホン酸(1r,3r)−3−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル(3.0g)の溶液に、K2CO3(3.0g)を加えた。この混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応溶液を出発材料としてメタンスルホン酸(1r,3r)−3−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル(300mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を氷水(200mL)に注ぎ、EA(4×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、(((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(5.0g)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 369 (M-t-Bu+H+H+)。
工程4:0℃で、DCM(100mL)中、(((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(4.5g)の撹拌溶液に、10分かけて、DCM(50mL)中、mCPBA(3.7g)の溶液を加えた。添加後、この反応混合物を室温で2時間撹拌した。Na2S2O3水溶液およびNa2CO3水溶液を加えた。この反応混合物を、出発材料として(((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(500mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をDCM(4×80mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:PE=1:5で溶出)により精製し(purified)、(((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(2.2g)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 401 (M-t-Bu+H+H+)。
工程5:0℃で、DCM(30mL)中、(((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(1.8g)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を加えた。添加後、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を、出発材料として(((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル(350mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を減圧下で濃縮した。この残渣に氷水(100mL)を加えた。NaHCO3を加えてpHを7〜8に調整した。この混合物をEA(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタンアミン(2.0g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 357 (MH+)。
工程6:0℃で、メタノール(30mL)中、((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタンアミン(1.9g)およびホルムアルデヒド(1.4mL)の撹拌溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.4g)を少量ずつ加えた。添加後、この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物をNaHCO3で急冷した後、出発材料として((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタンアミン(150mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をEA(4×40mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、1−((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)−N,N−ジメチルメタンアミン(2.2g)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 385 (MH+)。
工程7:1,4−ジオキサン(30mL)中、1−((1s,3s)−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)−N,N−ジメチルメタンアミン(2.2g)と濃HCl溶液(6mL)の混合物を90℃で一晩加熱した。冷却後、氷水(40mL)を加えた。この混合物のpHを、飽和NaHCO3溶液を加えることで8に調整した。この混合物をEA(6×30mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(メタノール:DCM=1:10で溶出)により精製し、標題化合物(375mg)を灰色の固体として得た。MS(ES+) m/z 319 (MH+)。
中間体106:6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−(ジメチルアミノ)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:室温で、DMF(3mL)中、メタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(中間体36、工程1、200mg)および塩化ジメチルアミン(77mg)の溶液に、 炭酸カリウム(262mg)を加えた。この反応混合物を100℃で12時間撹拌した後、出発材料としてメタンスルホン酸シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル(200mg)を用いた同じ反応の別のバッチを合わせた。合わせた混合物をでEA(50mL)希釈した。有機相を水(2×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロブタンアミン(250mg)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 371 (MH+)。
工程2:室温で、1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロブタンアミン(550mg)の溶液に、HCl水溶液(35%、5mL)を加えた。この反応混合物を120℃で3時間撹拌した後、出発材料としてトランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルシクロブタンアミン(400mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物を濃縮した。残渣をMeOHに溶かした。NaHCO3水溶液をpH=8まで加えた。この混合物を濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1で溶出)により精製し、標題化合物(220mg)を黒色油状物として得た。MS(ES+) m/z 305 (MH+)。
中間体107:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:室温で、アセトニトリル(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.6g)および炭酸カリウム(4.1g)の溶液に、2−クロロ−N,N−ジメチルエタンアミン塩酸塩(1.6g)を加えた。この反応混合物を80℃で1時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=8:1から1:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−N,N−ジメチルエタンアミン(1.5g)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 313 (MH+)。
工程2:0℃で、TFA(10mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−N,N−ジメチルエタンアミン(800mg)の溶液に、H2O2(30%、1mL)を加えた。この反応混合物を25℃で一晩撹拌した。反応溶液を、出発材料として2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−N,N−ジメチルエタンアミンを用いた同じ反応の別の2つのバッチ(100mgおよび300mg)と合わせた。合わせた混合物をNaOH水溶液(10%)でpH=8まで急冷した。Na2S2O3水溶液を加えた。この混合物をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルエタンアミン(500mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 345 (MH+)。
工程3:−78℃で、THF(50mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルエタンアミン(500mg)の溶液に、LiHMDS(THF中1M、4.4mL)を滴下した。1時間後、ヨードメタン(823mg)を滴下した。−78℃で1時間撹拌した後、この反応混合物を飽和NH4Cl溶液(30mL)の添加により急冷した。この混合物をEA(100mL)で抽出した。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N,2−トリメチルプロパン−1−アミン(400mg)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 373 (MH+)。
工程4:室温で、1,4−ジオキサン(4mL)および水(2mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N,2−トリメチルプロパン−1−アミン(300mg)の溶液に、HCl水溶液(35%、2mL)を加えた。この反応混合物を120℃で12時間撹拌した後、濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製し、標題化合物(170mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 307 (MH+)。
中間体108:6−アミノ−3−クロロ−2−((2−(ジメチルアミノ)−1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:−78℃で、THF(20mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−N,N−ジメチルエタンアミン(0.8g)の溶液に、LiHMDS(THF中1M、7.0mL)を滴下した。1時間後、THF(5mL)中、N−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(1.8g)を滴下した。−78℃で1時間撹拌した後、この反応混合物を飽和NH4Cl溶液(30mL)の添加により急冷した。この混合物をEA(100mL)で抽出した。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=15:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2,2−ジフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(600mg)を褐色油状物として得た。MS(ES+) m/z 381 (MH+)。
工程2:室温で、1,4−ジオキサン(6mL)および水(3mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2,2−ジフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(600mg)の溶液に、HCl水溶液(35%、3mL)を加えた。この反応混合物を120℃で12時間撹拌した後、出発材料として2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2,2−ジフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(300mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた溶液を濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製し、標題化合物(390mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 307 (MH+)。
中間体109:3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
工程1:THF(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(250mg)の溶液に、TEA(0.3mL)を加えた。0℃に冷却した後、塩酸ジメチルアミン(66mg)を2分かけて少量ずつ(potionwise)加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣(resiude)を水(20mL)で希釈し、EA(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−N,N−ジメチルベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホンアミド(140mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 317 (MH+)。
工程2:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−N,N−ジメチルベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホンアミド(140mg)を1,4−ジオキサン(5mL)および水(1mL)に溶かした。濃硫酸(0.5mL)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱して褐色溶液を得た。室温に冷却した後、この混合物を減圧下で濃縮した後、氷浴中、NaOH水溶液(6M)でpH=10まで処理した。この混合物をEA(4×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(73mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 251 (MH+)。
中間体110:6−アミノ−3−クロロ−2−(((1R,3s,5S)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:エタノール(100mL)中、(1R,3r,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オール(5.0g)の溶液に、TEA(11.0mL)およびBoc2O(10.0mL)を加えた。得られた混合物を25℃で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮し、3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(9.0g)を得た。
工程2:DCM(200mL)中、3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(9.0g)の溶液に、TEA(11.0mL)およびMsCl(3.7mL)を加えた。得られた混合物を0℃で2時間撹拌した後、水(100mL)で希釈した。この反応混合物をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、3−((メチルスルホニル)オキシ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(12.0g)を得た。
工程3:DMF(150mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(9.5g)の溶液に、K2CO3(10.9g)および3−((メチルスルホニル)オキシ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(12.0g)を加えた。得られた混合物を85℃で一晩撹拌した。冷却後、水を加えた。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄した。濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3s,5S)−tert−ブチル(10.2g)を得た。MS(ES+) m/z 395 (M-t-Bu+H+H+)。
工程4:DCM(200mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3s,5S)−tert−ブチル(10.2g)の溶液に、0℃で、mCPBA(12.7g)を加えた。得られた混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した。この混合物をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄した。濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中10−30%EAで溶出)により精製し、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3s,5S)−tert−ブチル(5.0g)を得た。MS(ES+) m/z 427 (M-t-Bu+H+H+)。
工程5:DCM(100mL)中、3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸(1R,3s,5S)−tert−ブチル(5.0g)の溶液に、TFA(8.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮し、7−((1R,3s,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール,トリフルオロ酢酸塩(5.0g)を得た。MS(ES+) m/z 383 (MH+)。
工程6:DMF(50mL)中、7−((1R,3s,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール,トリフルオロ酢酸塩(5.0g)、ホルムアルデヒド(2.8mL)およびAcOH(0.6mL)の氷水冷却溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(4.3g)を少量ずつ加えた。この反応混合物をゆっくり温め、室温で2時間撹拌した。得られた混合物をNaHCO3水溶液で急冷し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((1R,3s,5S)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.7g)を得た。MS(ES+) m/z 397 (MH+)。
工程7:1,4−ジオキサン(50mL)および水(100mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((1R,3s,5S)−8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.7g)の溶液に、濃HCl溶液(2.8mL)を加えた。この混合物を110℃で一晩撹拌した後、濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(酸性条件)により精製し、標題化合物(1.7g)を得た。MS(ES+) m/z 331 (MH+)。
中間体111:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−メチル−1−d
3
−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:DMF(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体53、工程5、0.8g)の溶液に、Cs2CO3(1.3g)およびp−トルエンスルホン酸[d3]メチル(中間体31、工程1、0.6g)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、水(50mL)で希釈した。この混合物をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をエタノール/水(1:1、v/v)から再結晶化させ、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−d3−メチル−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)を得た。MS(ES+) m/z 388 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−d3−メチル−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.4g)の溶液に、濃H2SO4(0.6mL)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌し、濃縮した。残渣をNH3.H2O水溶液で塩基性化した後、逆相クロマトグラフィー(酸性条件)で精製し、標題化合物(180mg)を得た。MS(ES+) m/z 322 (MH+)。
中間体112:6−アミノ−3−クロロ−2−((7−メチル−7−アザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)スルホニル)フェノール,トリフルオロ酢酸塩
工程1:DCM(20mL)中、2−ヒドロキシ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(1.9g)およびTEA(2.2mL)の溶液に、0℃で、塩化メタンスルホニル(1.1g)を加えた。この混合物を20℃で2時間撹拌した後、水(50mL)で急冷した。この混合物をDCM(3×200mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、2−((メチルスルホニル)オキシ)−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(2.4g)を得た。
工程2:アセトニトリル(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(2.2g)、2−((メチルスルホニル)オキシ)−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(2.4g)およびCs2CO3(1.0g)の混合物を100℃で2時間撹拌した後、濾過した。濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=20:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(2.6g)を得た。MS(ES+) m/z 409 (M-t-Bu+H+H+)。
工程3:DCM(20mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(2.4g)の溶液に、0℃で、mCPBA(2.4g)を加えた。この反応混合物を20℃で18時間撹拌した後、Na2SO3水溶液(50mL)で急冷した。得られた混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(2.3g)を得た。MS(ES+) m/z 441 (M-t-Bu+H+H+)。
工程4:MeOH/HCl(20mL)中、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(2.3g)の溶液を25℃で3時間撹拌した。この混合物を濾過し、乾燥させ、7−(7−アザスピロ[3.5]ノナン−2−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール塩酸塩(1.4g)を得た。MS(ES+) m/z 397 (MH+)。
工程5:DCM(10mL)中、7−(7−アザスピロ[3.5]ノナン−2−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール塩酸塩(1.0g)とホルムアルデヒド(0.7mL)の混合物を25℃で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.0g)を10℃で加えた。この反応混合物を、出発材料として7−(7−アザスピロ[3.5]ノナン−2−イルスルホニル)−2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール塩酸塩(200mg)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物をカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((7−メチル−7−アザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.3g)を得た。MS(ES+) m/z 411 (MH+)。
工程6:1,4−ジオキサン(3mL)および水(3mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((7−メチル−7−アザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.3g)の混合物。HCl水溶液(37%、6mL)を120℃で18時間撹拌した後、濃縮した。TEAの添加によりpHを7〜8に調整した。得られた混合物を分取HPLCにより精製し、標題化合物(420mg)を得た。MS(ES+) m/z 345 (MH+)。
中間体113:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.8mL)および1−メチルピペラジン(241mg)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(618mg)を室温で少量ずつ加えた。この混合物を4時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM:メタノール=50:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(540mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)の溶液に、硫酸水溶液(65%、0.1mL)を加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。冷却後、冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和Na2CO3溶液で中和した。水層をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(310mg)を暗色固体として得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体114:トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メトキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(4mL)中、NaH(33mg)の懸濁液に、0℃で、トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロペンタノール(中間体101、工程3、200mg)を加えた。室温で2時間撹拌した後、0℃で、ヨードメタン(0.1mL)を滴下した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メトキシシクロペンチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(30mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程2:トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メトキシシクロペンチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(30mg)を1,4−ジオキサン(4mL)に溶かした。濃HCl溶液(0.3mL)を加えた。この混合物を4時間100℃に加熱して褐色溶液を得た。この反応混合物を室温に冷却した後、氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した。この混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し標題化合物(25mg)を褐色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体115:トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−メトキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(3mL)中、トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)シクロペンタノール(中間体38、工程1、220mg)の懸濁液に、0℃で、ヨードメタン(0.1mL)を加えた。この混合物を室温で10分間撹拌した。NaH(29mg)を一度に加えた。この反応混合物を0℃でさらに30分間撹拌した後、室温に温め、一晩撹拌した。冷水(10mL)を加え、得られた混合物をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メトキシシクロペンチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(200mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 340 (MH+)。
工程2:DCM(10mL)中、トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メトキシシクロペンチル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(220mg)の溶液に、0℃で、mCPBA(349mg)を加えた。得られた混合物を室温で48時間撹拌した後、DCM(20mL)で希釈した。この混合物を飽和Na2S2O3溶液(10mL)で急冷し、水(2×10mL)で洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1で溶出)により精製し、トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メトキシシクロペンチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(200mg)を無色のゲルとして得た。MS(ES+) m/z 372 (MH+)。
工程3:トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メトキシシクロペンチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(200mg)を1,4−ジオキサン(4mL)に溶かした。濃HCl溶液(2.0mL)を加えた。この混合物を4時間100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した後、DCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(160mg)を褐色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体116:6−アミノ−3−クロロ−2−(((3R,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:アセトニトリル(50mL)中、4−メチルベンゼンスルホン酸(3R,4S)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル(中間体41、工程6、5.0g)、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール,ナトリウム塩(3.0g)およびCs
2CO
3(1.496g)の混合物を100℃、窒素雰囲気下で6時間撹拌した。濾過後、この混合物を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、(3R,4S)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(1.1g)を得た。MS (ES
+) m/z 342 (MH
+)。
工程2:DMF(10mL)中、水素化ナトリウム(0.4g)の混合物を10℃、窒素雰囲気下で10分間撹拌した。(3R,4S)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(1.0g)を加えた。20分後、ヨードメタン(1.2g)を加えた。この混合物を1時間撹拌した。この反応混合物を水(50mL)で急冷し、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(2×20mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(900mg)を得た。MS(ES+) m/z 356 (MH+)。
工程3:DCM(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.1g)の溶液に、0℃で、mCPBA(1.3g)を加えた。この混合物を10℃で18時間撹拌した。濾過後、この混合物をNaHSO3水溶液(100mL)およびNaOH水溶液(1M、100mL)で洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 388 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(4mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((3R,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液を100℃で4時間撹拌した後、濃縮した。pHを8〜9に調整した。得られた混合物を分取HPLCにより精製し、標題化合物(220mg)を得た。MS(ES+) m/z 322 (MH+)。
中間体117:6−アミノ−3−クロロ−2−((シス−3−メトキシシクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(20mL)中、シス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブタノール(中間体28、工程3、1.5g)の溶液に、0℃で、NaH(0.2g)を加えた。30分間撹拌した後、MeI(0.4mL)を加えた。この反応混合物をゆっくり温め、室温で2時間撹拌した。完了した後、この混合物をNH4Cl水溶液に注ぎ、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中20−40%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((シス−3−メトキシシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.7g)を得た。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((シス−3−メトキシシクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.7g)と濃H2SO4溶液(1.0mL)の混合物を120℃で一晩撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣をNaHCO3水溶液で塩基性化し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(0.4g)を得た。MS(ES+) m/z 292 (MH+)。
中間体118:(±)トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((2−メトキシシクロヘキシル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(3mL)中、(±)トランス−2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロヘキサノール(中間体33、工程2、400mg)の溶液に、0℃で、ヨードメタン(0.2mL)を加えた。この混合物を室温で10分間撹拌した。NaH(69mg)を0℃で一度に加えた。得られた混合物を0℃でさらに1時間撹拌した。この混合物を室温に温め、一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1で溶出)により精製し、(±)トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メトキシシクロヘキシル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(100mg)を淡黄色ゲルとして得た。MS(ES
+) m/z 386 (MH
+)。
工程2:(±)トランス−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((2−メトキシシクロヘキシル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(100mg)を1,4−ジオキサン(4mL)に溶かした。濃HCl溶液(8μL)を加えた。この混合物を2.5時間100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を減圧下で濃縮した後、氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した。この混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(80mg)を褐色ゲルとして得た。MS(ES+) m/z 320 (MH+)。
中間体119:6−アミノ−3−クロロ−2−(((3S,4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノールおよび中間体120:6−アミノ−3−クロロ−2−(((3R,4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:0℃で撹拌したDMF(8mL)中、(3S)−4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)チオ)テトラヒドロフラン−3−オール(中間体34、工程6、600mg)およびヨウ化メチル(0.3mL)の溶液に、水素化ナトリウム(73mg)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で急冷した。EA(20mL)を加えた。この混合物をブライン(3×20mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(626mg)を液体油状物として得た。MS(ES+) m/z 342 (MH+)。
工程2:DCM(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(626mg)の溶液に、0℃で、mCPBA(626mg)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、NaHCO3水溶液(solution)およびNa2S2O3水溶液で急冷した。この混合物をEA(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中30−50%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(684mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 374 (MH+)。
工程3:1,4−ジオキサン(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(((4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(342mg)の溶液に、HCl水溶液(36%、519mg)を加えた。110℃で一晩還流した後、この混合物を濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(0−60%MeCN:H2O(0.1%TFA)で溶出)により精製し、標題化合物(86mg(中間体119)および140mg(中間体120))を白色固体として得た。中間体119:MS (ES+) m/z 308 (MH+)。中間体120:MS (ES+) m/z 308 (MH+)。
中間体121:6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−(メトキシメチル)シクロブチル)スルホニル)フェノール
工程1:DMF(3mL)中、NaH(22mg)の混合物に、0℃で窒素雰囲気下、(トランス−3−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)シクロブチル)メタノール(中間体104、工程6、200mg)を加えた。30分間撹拌した後、MeI(0.04mL)を加えた。この混合物を1時間撹拌した後、水(5mL)で急冷した。得られた混合物をEA(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−(メトキシメチル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(60mg)を得た。MS(ES
+) m/z 372 (MH
+)。
工程2:1,4−ジオキサン(1mL)および水(1mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((トランス−3−(メトキシメチル)シクロブチル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(60mg)とHCl水溶液(37%、0.1mL)の混合物を100℃で4時間撹拌した。この混合物を濃縮した。pHを8〜9に調整した。有機相を濃縮し、分取TLC(PE:EA=3:1で溶出)により精製し、標題化合物(35mg)を得た。MS(ES+) m/z 306 (MH+)。
中間体122:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−メトキシピペリジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(10mL)中、TEA(0.7mL)および4−メトキシピペリジン(187mg)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(500mg)を室温で少量ずつ加えた。この混合物を一晩撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メトキシピペリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(310mg)を黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 387 (MH+)。
工程2:水(1mL)および1,4−ジオキサン(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メトキシピペリジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(391mg)の溶液に、硫酸(1982mg)を加えた。この混合物を100℃で一晩撹拌した。溶媒を真空で除去した。残渣をHPLC(C8、移動相0.01%CF3COOH、CH3OH、30mL/分)(10%〜55%、5分、55〜55%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(272mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 321 (MH+)。
中間体123:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(15mL)中、NaH(0.2g)の混合物に、2−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−オール(中間体17、工程3、1.4g)を加えた。10分間撹拌した後、MeI(0.3mL)を加えた。得られた混合物を0℃、窒素雰囲気下で2時間撹拌した後、水(10mL)で急冷した。この混合物をEA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を得た。MS(ES
+) m/z 360 (MH
+)。
工程2:1,4−ジオキサン(10mL)および水(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(900mg)およびHCl水溶液(37%、4.1mL)の溶液を100℃で4時間撹拌した後、濃縮した。pHを8に調整した後、カラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、標題化合物(500mg)を得た。MS(ES+) m/z 294 (MH+)。
中間体124:6−アミノ−3−クロロ−2−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:DCM(50mL)中、1−メトキシプロパン−2−オール(4.2g)の溶液に、TEA(7.1g)を加えた。0℃で10分間撹拌した後、塩化メタンスルホニル(6.9g)を滴下した。この混合物をさらに1時間撹拌した後、NaHCO
3水溶液で急冷した。得られた混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸1−メトキシプロパン−2−イル(4.0g)を得た。
工程2:室温で、DMF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(1.5g)およびK2CO3(1.6g)の溶液に、メタンスルホン酸1−メトキシプロパン−2−イル(1.0g)を加えた。この混合物を80℃で4時間撹拌した。冷却後、この混合物を水(100mL)に注ぎ、その後、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=20:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(1.1g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 314 (MH+)。
工程3:0℃で、DCM(70mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(3.0g)の溶液に、mCPBA(4.7g)を加えた。この混合物を25℃で4時間撹拌した後、NaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した。得られた混合物をDCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1から4:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(3.1g)を黄色油状物として得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(40mL)および水(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)の溶液に、HCl水溶液(12M、25mL)を加えた。この混合物を100℃で3時間撹拌した後、濃縮した。残渣をPEで洗浄し、標題化合物(500mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 280 (MH+)。
中間体125:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−メトキシ−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:アセトニトリル(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール(6.0g)、1−ブロモ−3−メトキシプロパン(4.8g)およびCs
2CO
3(3.4g)の混合物を100℃で2時間撹拌し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=100:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メトキシプロピル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(6.4g)を得た。MS(ES
+) m/z 314 (MH
+)。
工程2:DCM(60mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メトキシプロピル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(6.4g)の溶液に、0℃で、mCPBA(10.4g)を加えた。この混合物を30℃で18時間撹拌した後、濾過した。Na2SO3水溶液(100mL)を加えた。有機相をNaOH水溶液(1M、50mL)および水(2×100mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メトキシプロピル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(5.2g)を得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
工程3:THF(15mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メトキシプロピル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.3g)の溶液に、−70℃でNaHMDS(THF中1M、62.2mL)を加えた。−70℃で30分間撹拌した後、MeI(3.9mL)を加えた。この混合物を−70℃で30分間撹拌した後、水NH4Cl溶液(5mL)で急冷した。得られた混合物をEA(3×5mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メトキシ−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)を得た。MS(ES+) m/z 374 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メトキシ−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)とHCl水溶液(37%、5mL)の混合物を100℃で4時間撹拌した後、濃縮した。残渣を、出発材料として2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メトキシ−2−メチルブタン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を用いた同じ反応の別のバッチと合わせた。合わせた混合物のpHを8に調整した後、分取HPLCにより精製し、標題化合物(260mg)を得た。MS(ES+) m/z 308 (MH+)。
中間体126:6−アミノ−3−クロロ−2−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)スルホニル)フェノール
工程1:アセトニトリル(50mL)中、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g)の溶液をK
2CO
3(4.5g)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(1.6g)で処理した。この混合物を18時間80℃に加熱した。冷却後、この混合物を水(20mL)で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM中5%MeOHで溶出)により精製し、4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.4g)を無色の油状物として得た。MS(ES
+) m/z 245 (MH
+)。
工程2:4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.4g)をHCl(ジオキサン中4M、24mL)に溶かした。得られた溶液を室温で3時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。エタノールを加えた。溶媒を蒸発させた。エタノールおよびエーテルを加えた。固体を濾取し、1−(2−メトキシエチル)ピペラジン塩酸塩(1.8g)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.82 (s, 1H), 9.90 (s, 2H), 3.72-3.76 (m, 2H), 3.65 (s, 2H), 3.32-3.50 (m, 8H), 3.29 (s, 3H)、 MS(ES+) m/z 145 (MH+)。
工程3:THF(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(600mg)の溶液に、TEA(0.8mL)を加えた。0℃に冷却した後、1−(2−メトキシエチル)ピペラジン塩酸塩(528mg)を2分かけて少量ずつ(potionwise)加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣(resiude)を水(20mL)で希釈し、EA(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:2で溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(465mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 416 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(465mg)の溶液に、濃HCl溶液(2.0mL)を加えた。この混合物を3時間100℃に加熱して褐色溶液を得た。冷却後、この混合物を減圧下で濃縮し、その後、氷浴中、飽和NaHCO3溶液でpH=8まで処理した。得られた混合物をDCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮しを得た。標題化合物(400mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 350 (MH+)。
中間体126:6−アミノ−3−クロロ−2−(オキセタン−3−イルスルホニル)フェノール
工程1:THF(20mL)中、オキセタン−3−オン(1.2g)の懸濁液に、NaBH
4(0.8g)を加えた。得られた混合物を25℃で4時間撹拌した後、水NH
4Cl溶液(10mL)で急冷した。得られた溶液をNa
2SO
4で一晩乾燥させた。濾過後、溶媒を減圧下で除去し、オキセタン−3−オール(1.0g)を得た。
工程2:DCM(50mL)中、オキセタン−3−オール(1.0g)の氷水冷却溶液に、TEA(3.8mL)を加えた。次に、MsCl(1.6mL)を滴下した。得られた混合物をゆっくり温め、室温で2時間撹拌した。次に、この混合物をNaHCO3水溶液で急冷し、EA(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、メタンスルホン酸オキセタン−3−イル(1.2g)を得た。
工程3:DMF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(2.0g)およびメタンスルホン酸オキセタン−3−イル(1.2g)の溶液に、K2CO3(1.0g)を加えた。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却後、この混合物を水に注ぎ、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキセタン−3−イルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を得た。MS (ES+) m/z 298 (MH+)。
工程4:DCM(250mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキセタン−3−イルチオ)ベンゾ[d]オキサゾール(10.0g)の氷水冷却溶液に、mCPBA(15.9g)を加えた。添加後、この混合物をゆっくり温め、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷した。得られた混合物をEA(2×200mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)で精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキセタン−3−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(7.7g)を得た。MS(ES+) m/z 330 (MH+)。
工程5:1,4−ジオキサン(25mL)および水(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキセタン−3−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.3g)の溶液に、濃H2SO4(3.7mL)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮してジオキサンを除去した。残渣をNaHCO3水溶液でpH=8まで塩基性化し、EA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(1.6g)を得た。MS(ES+) m/z 264 (MH+)。
中間体127:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキセタン−3−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体126、工程4、1.5g)の溶液に、−78℃で、LiHMDS(n−ヘキサン中1.0M、9.1mL)を滴下した。1時間後、THF(8mL)中、ヨウ化メチル(0.4mL)の溶液を滴下した。この混合物を周囲温度に温め、1時間撹拌した。得られた混合物を水(0.5mL)で急冷した後、飽和NH
4Cl溶液とEAとで分液した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中10−30%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルオキセタン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(200mg)を得た。MS(ES
+) m/z 344 (MH
+)。
工程2:1,4−ジオキサン(5mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルオキセタン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.2g)の溶液に、濃H2SO4(0.3mL)を滴下した。この混合物を120℃で一晩撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をNaHCO3水溶液で塩基性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(70mg)を得た。MS(ES+) m/z 278 (MH+)。
中間体128:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−フルオロオキセタン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキセタン−3−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体126、工程4、1.5g)の溶液に、−78℃で、LiHMDS(n−ヘキサン中1.0M、9.1mL)を滴下した。1時間後、THF(8mL)中、N−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(1.4g)の溶液を滴下した。この混合物を周囲温度に温め、1時間撹拌した。この混合物を水(0.5mL)で急冷し、飽和NH4Cl溶液とEAとで分液した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中10−30%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロオキセタン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)を得た。
MS(ES+) m/z 348 (MH+)。
工程2:1,4−ジオキサン(5mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−フルオロオキセタン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.5g)の溶液に、濃H2SO4(0.8mL)を加えた。この混合物を120℃で一晩撹拌した後、濃縮した。得られた混合物をNH3.H2O水溶液で塩基性化した後、逆相クロマトグラフィー(酸性条件)により精製し、標題化合物(50mg)を得た。
中間体129:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(15mL)およびHMPA(13.5mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(中間体29、工程3、1.5g)およびp−トルエンスルホン酸[d3]−メチル(中間体31、工程1、1.2g)の乾燥氷エタノール冷却溶液に、LDA(THF中2M、3.3mL)を滴下した。10分間撹拌した後、この混合物を低温にて、NH4Cl水溶液で急冷した後、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 361 (MH+)。
工程2:エタノール(10mL)および水(10mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.5g)の溶液に、水酸化ナトリウム(1.4g)を加えた。この混合物を60℃で2時間撹拌した後、濃縮した。残渣を水(50mL)に溶かし、クエン酸水溶液でpH=6まで酸性化し、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(2.5g)を得た。MS(ES+) m/z 379 (MH+)。
工程3:THF(50mL)中、N−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)ピバルアミド(2.5g)の溶液に、DMAP(0.08g)およびBoc2O(3.1mL)を加えた。この混合物を60℃で2時間撹拌した。ヒドラジン.H2O(1.6mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、水(50mL)で希釈した。溶液をEA(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE中0−30%EAで溶出)により精製し、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(1.4g)を得た。MS(ES+) m/z 417 (MNa+)。
工程4:DCM(20mL)中、(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−(d3−メチル)テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)カルバミン酸tert−ブチル(1.4g)の溶液に、TFA(2.7mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、NaHCO3水溶液で注意深く急冷した。溶液をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮し、標題化合物(1.0g)を得た。MS(ES+) m/z 295 (MH+)。
中間体130:(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール
工程1:THF(20mL)中、(R)−1−メトキシプロパン−2−オール(5.4g)およびTEA(12.1g)の溶液に、0℃で、塩化メタンスルホニル(8.3g)を加えた。この混合物0℃で4時間を撹拌した。溶液水に注ぎ、EA(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮し、メタンスルホン酸(R)−1−メトキシプロパン−2−イル(10.6g)を淡黄色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 4.87-4.90 (m, 1H), 3.42-3.55 (m, 2H), 3.39 (d, J = 1.5 Hz, 3H), 3.05 (d, J = 1.4 Hz, 3H), 1.39 (dd, J = 6.5, 1.5 Hz, 3H)。
工程2:室温で、DMF(20mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(5.0g)およびメタンスルホン(R)−1−メトキシプロパン−2−イル(3.2g)の溶液に、K2CO3(2.6g)を加えた。この反応混合物を50℃で3時間撹拌した。溶液を氷水(50mL)に注ぎ、EA(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(8mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=30:1で溶出)により精製し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)を淡黄色の液体として得た。MS(ES+) m/z 314 (MH+)。
工程3:DCM(20mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)チオ)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)の溶液に、0℃で、3−フロロベンゾペルオキソ酸(hlorobenzoperoxoic acid)(8.8g)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1で溶出)により精製し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(4.0g)を無色の液体として得た。MS(ES+) m/z 346 (MH+)。
工程4:1,4−ジオキサン(8mL)中、硫酸(0.5mL)の溶液に、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1−メトキシプロパン−2−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(2.0g)を加え、得られた混合物を100℃で1時間 撹拌した。冷水(50mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題化合物(1.0g)を暗色固体として得た。MS(ES+) m/z 280 (MH+)。
補助化合物/化合物 方法1: 化合物1:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェニル)−3−(シクロペント−2−エン−1−イル)尿素
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)スルホニル)フェノール(中間体12、120mg)の溶液に、新鮮な3−イソシアナトシクロペント−1−エン溶液(中間体4、トルエン中0.08M、5mL)を加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をエタノール(10mL)で急冷し、減圧下で濃縮した。残渣をMDAP(酸性条件)で精製し、標題化合物(30mg)を得た、
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.35 (br. s., 1H), 8.31 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.17 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.89-5.96 (m, 1H), 5.66-5.75 (m, 1H), 4.64-4.74 (m, 1H), 2.16-2.45 (m, 3H), 1.63 (s, 6H), 1.43-1.57 (m, 1H)、 MS(ES
+) m/z 427 (MH
+)。
方法2: 化合物17:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロピルスルホニル)フェニル)−3−(3−フルオロ−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
DCM(10mL)中、1−フルオロ−3−イソシアナト−2−メチルシクロペント−1−エン(中間体7、63mg)の溶液に、0℃で、6−アミノ−3−クロロ−2−(イソプロピルスルホニル)フェノール(中間体21、111mg)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌した。この混合物を分取HPLC(C8、移動相0.01%NH
4HCO
3/H
2O、CH
3OH、30mL/分)(10%〜40%、5分、40〜40%、6分、40%〜95%、1分、95%〜95%、1分)により精製し、標題化合物(4.5mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.18 (s, 2H), 7.14 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.53 (s, 1H), 4.06 (s, 1H), 2.32 (t, J = 14.6 Hz, 3H), 1.54 (s, 1H), 1.53 (s, 3H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 6H)、 MS(ES
+) m/z 391 (MH
+)。
方法3: 化合物107:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
DCM(5mL)中、2−メチルシクロペント−2−エナミン二塩酸塩(中間体3、工程3、400mg)およびピリジン(0.6mL)の溶液に、4−ニトロフェニルカルボノクロリデート(391mg)を加えた。室温で一晩撹拌した後、この混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をDMF(5mL)に再溶解させた。上記の混合物をDMF(5mL)中、ピリジン(0.6mL)および6−アミノ−3−クロロ−2−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)フェノール(中間体30、350mg)の溶液に加えた。80℃で2日間撹拌した後、この混合物を濃縮し、MDAPにより精製し、標題化合物(16mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.29 (br. s., 1H), 8.38 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.09 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.50 (br. s., 1H), 4.47-4.60 (m, 1H), 3.84 (dd, J = 11.7, 4.1 Hz, 2H), 3.48 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.10-2.35 (m, 3H), 2.04 (td, J = 12.4, 5.0 Hz, 2H), 1.67 (s, 3H), 1.43-1.62 (m, 6H)、 MS(ES
+) m/z 429 (MH
+)。
方法4: 化合物45:(±)−トランス−1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
DCM(1mL)中、(±)−トランス−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル)フェノール(中間体32、100mg)の溶液に、0℃で、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、80mg)およびピリジン(5mL)を加えた。得られた混合物を80℃で72時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をMDAP(0.01%CF
3COOH/H
2OおよびCH
3OHで溶出)により精製し、標題化合物(34mg)を灰色の固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.81 (s, 1H), 8.35 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.10 (dd, J = 18.7, 8.6 Hz, 2H), 5.51 (s, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.53 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 4.22-4.13 (m, 2H), 2.38-1.92 (m, 5H), 1.81-1.72 (m, 3H), 1.67 (s, 3H), 1.64-1.45 (m, 2H)、 MS(ES
+) m/z 415 (MH
+)。
方法5: 化合物53:1−(4−クロロ−3−(((1S,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
ピリジン(3mL)中、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、58mg)の溶液に、0℃で、6−アミノ−3−クロロ−2−(((1S,7aS)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン−1−イル)スルホニル)フェノール(中間体40、100mg)を加えた。得られた混合物を50℃で18時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(移動相0.01%TFA/H
2O、CH
3CN、50mL/分)(10%〜40%、6分、40%〜60%、6分、60%〜95%、3分、95%〜95%、3分)により精製して粗生成物(110mg)を得、これを分取HPLC(移動相0.01%NH
4HCO
3/H
2O、CH
3CN、50mL/分)(10%〜40%、6分、40%〜60%、6分、60%〜95%、3分、95%〜95%、3分)により再び精製し、標題化合物(3.8mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.59-8.26 (m, 2H), 6.18-6.58 (m, 1H), 5.94 (s, 1H), 5.44 (s, 1H), 4.54 (s, 1H), 3.56-4.00 (m, 4H), 2.10-2.31 (m, 5H), 1.70-2.04 (m, 5H), 1.64 (s, 3H), 1.39-1.59 (m, 2H)、 MS(ES
+) m/z 440 (MH
+)。
以下の化合物(表1参照)は、示されている出発材料から上記化合物に関して記載したものと同様の手順を用いて製造した。
化合物191:(R)−1−(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
ピリジン(20mL)中、4−アミノ−2−(tert−ブチルスルホニル)−3−ヒドロキシベンゾニトリル(中間体76、450mg)の溶液に、トルエン(20mL)中、新鮮な(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、327mg)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を水(5mL)で急冷し、濃縮した。残渣をMDAP(酸性条件)で精製し、(R)−1−(3−(tert−ブチルスルホニル)−4−シアノ−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(120mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.13 (br. s., 1H), 8.51-8.64 (m, 2H), 7.60 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.54 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 2.11-2.37 (m, 3H), 1.66 (s, 3H), 1.46-1.60 (m, 1H), 1.30-1.46 (m, 9H)、 MS(ES
+) m/z 378 (MH
+)。
化合物192:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)フェノール(中間体78、80mg)の溶液に、トルエン(5mL)中、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、74mg)溶液を滴下した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、得られた残渣をDMF(8mL)に再溶解させ、MDAPにより精製し、トリフルオロ酢酸塩としての1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((トランス−3−(ピロリジン−1−イル)シクロブチル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素を(21mg)白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.44 (br. s., 2H), 8.28 (br. s., 1H), 8.18 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.49-4.62 (m, 2H), 4.02 (quin, J = 7.5 Hz, 1H), 2.82-3.23 (m, 2H), 2.64-2.80 (m, 5H), 2.11-2.36 (m, 3H), 1.80-2.08 (m, 4H), 1.67 (s, 3H), 1.45-1.64 (m, 1H)、 MS(ES
+) m/z 454 (MH
+)。
化合物193:1−(4−クロロ−3−((トランス−3−(ジメチルアミノ)シクロブチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−(ジメチルアミノ)シクロブチル)スルホニル)フェノール(中間体106、100mg)の溶液に、トルエン(5mL)中、新鮮な(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、40mg)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水(5mL)で急冷した。溶媒を除去した。残渣をMDAP(酸性条件)により精製し、トリフルオロ酢酸塩としての1−(4−クロロ−3−((トランス−3−(ジメチルアミノ)シクロブチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(40mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.46 (br. s., 1H), 8.32 (s, 1H), 8.16 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.06-7.17 (m, 2H), 5.52 (s, 1H), 4.50-4.58 (m, 1H), 4.40-4.50 (m, 1H), 3.98 (quin, J = 7.9 Hz, 1H), 2.62-2.82 (m, 10H), 2.11-2.36 (m, 3H), 1.67 (s, 3H), 1.49-1.59 (m, 1H)、 MS(ES
+) m/z 428 (MH
+)。
化合物194:(R)−1−(4−クロロ−3−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)フェノール(中間体83、84mg)の溶液に、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、トルエン中0.15M、4mL)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、残渣をDMF(8mL)に溶かし、MDAPにより精製し、(R)−1−(4−クロロ−3−((1,1−ジフルオロエチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(15mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.53 (br. s., 1H), 8.28 (s, 1H), 8.26 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.52 (br. s., 1H), 4.44-4.62 (m, 1H), 2.23-2.36 (m, 2H), 2.16-2.23 (m, 1H), 2.09 (t, J = 19.2 Hz, 3H), 1.67 (s, 3H), 1.47-1.59 (m, 1H)、 MS(ES
+) m/z 395 (MH
+)。
化合物195:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素 および化合物196:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
ピリジン(20mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール(中間体29、3000mg)の溶液に、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、2279mg)を加えた。得られた混合物を40℃で12時間撹拌した。冷水(30mL)を加え、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(4.1g)を暗色固体として得た。この化合物の一部(3.0g)をSFCおよび酸性条件下のMDAPにより精製し、純粋な2つの鏡像異性体:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195、666mg)および1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物196、626mg)を得た。
化合物195:HPLC(Chiralpak ICカラム(4.6*250mm、5uM)、1:1 ACN/IPA(0.5%DEA含有、CO2流速:2.55mL/分、co−溶媒流速:0.45mL/分、背圧:120バール)、tr=16.9分、>93%ee、 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.53 (s, 1H), 8.36 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.51 (s, 1H), 4.49-4.63 (m, 1H), 4.33 (d, J = 10.3 Hz, 1H), 3.76-3.89 (m, 2H), 3.61 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.68 (dt, J = 13.3, 7.9 Hz, 1H), 2.10-2.35 (m, 3H), 1.91-2.02 (m, 1H), 1.67 (s, 3H), 1.44-1.58 (m, 4H)、 MS(ES+) m/z 415 (MH+)、
化合物196:HPLC(Chiralpak ICカラム(4.6*250mm、5uM)、1:1 ACN/IPA(0.5%DEA含有)、CO2流速:2.55mL/分、補助溶媒流速:0.45mL/分、背圧:120バール)、tr=14.3分、>99%ee、 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.52 (s, 1H), 8.36 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.51 (s, 1H), 4.49-4.61 (m, 1H), 4.33 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 3.75-3.91 (m, 2H), 3.61 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.68 (dt, J = 13.3, 7.9 Hz, 1H), 2.09-2.37 (m, 3H), 1.90-2.02 (m, 1H), 1.67 (s, 3H), 1.42-1.59 (m, 4H)、 MS(ES+) m/z 415 (MH+)。
化合物195の合成の別法
1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)は、次のように別の合成経路により製造することができる。
a)メチルスルホン酸オキソラン−3−イルの製造
工程1a:
ジクロロメタン(4L)中、テトラヒドロフラン−3−オール(490.0g、5.57mol)の氷水冷却溶液に、トリエチルアミン(731.1g、7.24mol)、次いで、MsCl(701.3g、6.12mol)を30分かけて滴下した。この混合物を室温で一晩撹拌した。反応物を水で急冷し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、濃縮して標題化合物(747g)を得、これを精製せずに次の工程で使用した。
b)塩酸(R)−2−メチルシクロペント−2−エナミンの製造
工程1b:3−クロロ−2−メチルシクロペント−2−エン−1−オン
0℃に冷却したDCM(3L)中、2−メチルシクロペンタン−1,3−ジオン(245.0g、2.00mol)およびDMF(207mL、2.60mol)の溶液に、(COCl)2(212mL、2.40mol)を30分かけて加えた。この反応物を撹拌しながら1時間かけて周囲温度に温め、この混合物をエーテルと水の混合物(1:1、4L)に注いだ。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を除去した後、粗生成物をシリカゲルのショートカラムでのクロマトグラフィー(PE/EA=4:1)により精製した。溶媒を除去し、標題化合物(267g)を褐色油状物として得た。
工程2b:2−メチルシクロペント−2−エン−1−オン(3)
メタノール(3L)中、工程1bからの生成物(250.0g、1.78mol)の溶液に、亜鉛(870.0g、13.4mol)およびNH4Cl(1380.0g、25.79mol)を加え、この反応混合物を還流下で撹拌しながら2時間加熱した。この混合物を冷却し、濾過し、溶媒を蒸発させ、標題化合物(154g)を無色の油状物として得、これを精製せずに次の工程で使用した。
工程3b:(R,Z)−2−メチル−N−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イリデン)プロパン−2−スルフィンアミド
ディーン・スターク装置を備えた500mLの三つ口フラスコに、(R)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(9.5g、78.4mmol)およびトルエン(95mL)を装填し、この混合物を還流下で30分間加熱した。この溶液に工程2bからの生成物(5g、52.0mmol、1.0当量)およびTi(OH)4(17.8g、78.0mmol、1.5当量)を加え、得られた混合物を15時間加熱還流した。さらなるTi(OH)4(4.8g、20.8mmol、0.4当量)を追加し、反応混合物を還流下でさらに24時間撹拌した。この反応混合物を室温に冷却し、MTBE(50mL)中、水(3mL)で急冷した。この溶液を室温で30分間撹拌し、生じた沈澱を濾過した。濾過ケーキをMTBE(50mL)で2回洗浄し、合わせた有機相を水(100mL)で2回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、標題生成物(8.1g)を油状物とし得、これをそのまま次の工程で使用した。
工程4b:(R)−2−メチル−N−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)プロパン−2−スルフィンアミド
温度計を備えた3Lの三つ口フラスコに、N2下、工程3bからの生成物(64g、320mmol、1.0当量)およびTHF(640mL)を装填し、DIBAL−H(トルエン中1M溶液、320mL)を−70℃で30分かけて滴下した。−70℃でさらに1時間、HPLCにより出発材料が見られなくなるまで撹拌を続けた。この混合物を−70℃にて水(10mL)で急冷し、9%酒石酸カリウムナトリウム四水和物(1L)の水溶液を10℃で30分かけて加えた。この混合物をさらに30分間撹拌した。水相を分離し、有機相を濾過した。濾過ケーキを9%酒石酸カリウムナトリウム四水和物の水溶液(500mL)およびMTBE(200mL)で洗浄した。合わせた水相をMTBE(250mL×2)で抽出した。総ての有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(EA:n−ヘプタン=1:9から1:2)により精製し、標題生成物(38g)を得た。
工程5b:(R)−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩
メタノール(700mL)中、工程4bからの生成物(35g、155.4mmol)の溶液に、室温で、HCl溶液(ジオキサン中4M、140mL 3.2当量)を滴下し(dropise)、得られた混合物を室温で一晩、HPLCが出発材料の不在を示すまで撹拌した。この混合物を濃縮し(およそ100mL)、残渣を、MTBE(200mL×2)を用いた共沸蒸留により2回精製し、油状物を得た。MTBE(100mL)を加え、この混合物を40〜50℃で2時間撹拌した。得られた混合物を20℃に冷却した。生じた沈澱を濾過し、MTBEで洗浄し、濾過ケーキを乾燥させ、標題生成物(21.5g)を得た。
c)1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)の製造 工程1c:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−オキソラン−3−イルチオベンズオキサゾール
N,N−ジメチルホルムアミド(6L)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−チオール酸ナトリウム(製造に関しては、US特許出願第US2007/02496782号を参照)(1185.7g、4.50mol)の溶液に、炭酸カリウム(745.0g、5.40mol)およびメチルスルホン酸オキソラン−3−イル(上記の工程1aからの生成物)(747.0g、4.50mol)を加え、得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。冷却後、反応混合物を水(3.5L)に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させた後、濃縮し、標題化合物(1244g)を得、これを精製せずに次の工程で使用した。
工程2c:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(オキソラン−3−イルスルホニル)ベンズオキサゾール
ジクロロメタン(3.5L)中、工程1cからの生成物(350.0g、1.12mol)の氷水冷却溶液に、m−CPBA(500.0g、2.46mol)をゆっくり少量ずつ加えた。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌した。TLCは出発材料が消失したことを示した。この反応物をNaHCO3水溶液およびNa2S2O3水溶液で急冷し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させた後、濃縮して粗生成物を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100:1から3:1)により精製し標題生成物を得た。
工程3c:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−[(3−メチルオキソラン−3−イル)スルホニル]ベンズオキサゾール
窒素雰囲気下で−78℃に冷却したテトラヒドロフラン(2.7L)中、工程2cからの生成物(272.0g、0.79mol)およびヨードメタン(280.7g、1.98mol)の溶液に、LiHMDS(1M/L、1980mL、1.98mol)を45分かけてゆっくり注意深く滴下した。得られた反応混合物を−70℃で2時間撹拌した後、ゆっくり室温まで温め、一晩撹拌した。TLCは出発材料が完全に消費されたことを示した。冷却後、この混合物をNH4Cl水溶液で急冷し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮した。PE/EA(20:1)で摩砕して標題化合物(254g)を灰白色固体として得た。
工程4c:2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−[((3S)−3−メチルオキソラン−3−イル)スルホニル]ベンズオキサゾール
工程3cからのラセミ生成物を、分取キラルクロマトグラフィーを用いてそのキラル成分に分離した。工程3cからの生成物(100g)をDCM:IPAの1:1混合物(1000ml)に溶かした。分離装置および条件は次の通りとした。
この方法により標題生成物が95.8%の収率で得られた(47.9g)。
工程3cからの生成物を、分析的キラルクロマトグラフィーを用いて精製した。分離装置および条件は次の通りとした。
分析的キラルクロマトグラフィーにより、以下の1H NMRスペクトルを有する標題生成物が得られた:1HNMR (CDCl3, 400MHz ): δ 7.83(d, J=8.4Hz, 1H), 7.51 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.63(d, J=10Hz, 1H), 3.92-3.88(m, 2H), 3.62(d, J=10Hz, 1H), 3.01-2.94 (m, 1H), 1.92-1.85(m, 1H), 1.60 (s, 3H), 1.52 (s, 9H)。
工程5c:2−[((3S)−3−メチルオキソラン−3−イル)スルホニル]−6−アミノ−3−クロロフェノール
1,4−ジオキサン(150mL)中、工程4cからの生成物(155.0g、0.43mmol)の溶液に、濃塩酸水溶液(1100mL、13.2mmol)を加え、この混合物を還流下で一晩加熱した。TLCは出発材料が完全に消費されたことを示した。この混合物を室温に冷却し、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣をEAに溶かし、pHをNaHCO3水溶液で8に調整した。この混合物を抽出し、洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10:1)により精製し、標題化合物(114g)を得た。
工程6c:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)
トルエン(10mL)中、工程5bからの生成物(1.1g、純度78.6%、6.5mmol)の溶液に、室温で、トリホスゲン(1.6g、5.4mmol)を加え、得られた混合物を還流下で3時間撹拌した。さらなるトリホスゲン(0.2g、0.6mmol)を追加し、この混合物を還流下で5.5時間撹拌した。この反応物を室温に冷却し、ピリジン(10mL)中、工程5cの生成物(1.55g、4.7mmol)の溶液を滴下した。この反応混合物を室温で69時間、HPLCにより出発材料(工程5cからの)が見られなくなるまで撹拌した。この反応物を水(10mL)で急冷し、酢酸エチル(20mL)を加えた。この混合物を30分間撹拌し、得られた懸濁液を濾過した。相を分離し、水相を酢酸エチル(20mL×3)で3回抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、濃縮した。残渣(resided)をIPA(10mL)とともに共沸蒸留し、粗生成物を固体として得た。この固体を60℃でIPA(6mL)とヘプタン(12mL)の混合溶液に溶かした。得られた混合物を60℃、次いで20℃でそれぞれ1時間撹拌して懸濁液を得、これを濾過して固体を得た。この固体を酢酸エチル/ヘプタン(1:1)に溶かし、シリカパッドに通し、濾液を濃縮し、目的生成物(1.7g)を黄色固体として得た。生成物を、その黄色固体を70℃でイソプロパノール(15mL)に溶かし、30分間、透明な溶液が得られるまで撹拌することにより再結晶化させた。この溶液を30分かけて室温に、その後、30分かけて0℃に冷却した。生じた沈澱を濾過し、洗浄し、乾燥させ、標題生成物(1.0g、純度99.2%、95.2%d.e)を白色固体として得た。
さらに2回の再結晶化により生成物(0.7g、純度99.95%、98.6%d.e)を白色固体として得た。1H NMR: (DMSO-d6, 400MHz): δ 10.522 (s, 1H), 8.382 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.198 (s, 1H), 7.154 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.086(d, J=8.4Hz, 1H), 5.518(s, 1H), 4.538(d, J=6.8Hz, 1H), 4.339(d, J=10.4Hz, 1H), 3.854-3.794 (m, 2H), 3.612(d, J=10Hz, 1H), 2.716-2.663 (m, 1H), 2.289-2.243 (m,3H), 1.980-1.942 (m, 1H), 1.672(s,1H), 1.521-1.491 (m,4H)、 MS理論値: 414.9、 MS実測値: 415.1 (M+1)+。
化合物195のピペラジン塩:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
温度計、冷却器、磁気撹拌装置および窒素流入/流出口を備えた50mLフラスコに、メチルイソブチルケトン(5mL)中、1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物195)(600mg、純度97.7%)を加え、この混合物を50℃に加熱して透明な溶液を形成した。ピペラジン(131mg、1.05当量)を一度に加えて白色懸濁液を得た。さらなるメチルイソブチル ケトン(5mL)を追加し、この懸濁液を3時間50℃で撹拌した。この混合物を1時間かけて室温に冷却し、濾過し、白色固体を得た。この白色固体をTBME(1mL)ですすぎ、室温でにて真空で一晩乾燥させ、標題生成物を白色固体として得た(657mg)(プロセス回収率89.0%、純度97.7%)。示差走査熱量測定(DSC)は、194.05℃に164.3J/gの大きさの単一のピークを示し、単結晶形態であることを示した。
化合物197および198:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素および1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
ピリジン(20mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール(中間体29、600mg)の溶液に、トルエン(20mL)中、新鮮な(R)−1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン(中間体1、443mg)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。得られた溶液を水(5mL)で急冷し、濃縮した。残渣をMDAP(酸性条件)で精製し、1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(205mg)を得た。この化合物の一部(160mg)を、キラル分離(AD−H(4.6
*250mm、5um)、補助溶媒MeOH、1%DEA)、次いで、MDAP(酸性条件)により精製し、1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素および1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((R)−2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(化合物197および198、それぞれ37mgおよび31mg)を青紫色の固体として得た。
異性体1:HPLC(AD−Hカラム(4.6*250mm、5uM)、IPA(0.1% DEA含有)、CO2流速:2.25mL/分、補助溶媒流速:0.75mL/分、背圧:149バール)、tr=4.7分、>99%ee、 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.49 (s, 1H), 8.37 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 5.99 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.34 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 3.72-3.97 (m, 2H), 3.61 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 2.67 (m, 1H), 2.18-2.47 (m, 3H), 1.84-2.04 (m, 1H), 1.57-1.78 (m, 1H), 1.49 (s, 3H)、 MS(ES+) m/z 435 (MH+)。
異性体2:HPLC(AD−Hカラム(4.6*250mm、5uM)、IPA(0.1%DEA含有)、CO2流速:2.25mL/分、補助溶媒流速:0.75mL/分、背圧:149バール)、tr=5.5分、>93%ee、 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.49 (s, 1H), 8.37 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.37 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.34 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 3.71-3.96 (m, 2H), 3.61 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 2.62-2.78 (m, 1H), 2.19-2.44 (m, 3H), 1.84-2.06 (m, 1H), 1.56-1.78 (m, 1H), 1.49 (s, 3H)、 MS(ES+) m/z 435 (MH+)。
化合物199:(R)−1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(ピペラジン−1−イルスルホニル)フェニル)−3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
工程1:室温で、THF(50mL)中、2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−スルホニルクロリド(2.5g)およびピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.2g)の溶液に、TEA(0.8g)を加えた。この反応混合物を3時間撹拌した。この反応混合物を氷水(50mL)に注ぎ、EA(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=30:1で溶出)により精製し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g)を淡黄色油状物として得た。MS(ES
+) m/z 402 (M-t-Bu+H
+)。
工程2:室温で、DCM(20mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(700mg)の撹拌溶液に、2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。この反応混合物をこの温度で2時間撹拌した。冷水(50mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペラジン−1−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 358 (MH+)。
工程3:室温で、1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、炭酸水素ナトリウム(141mg)および(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(380mg)の溶液に、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−(ピペラジン−1−イルスルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(500mg)を加えた。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。冷水(30mL)を加えた。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロ−2,3−ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸(9H−フルオレン−9−イル)メチル(320mg)を淡黄色固体として得た。
工程4:1,4−ジオキサン(2mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸(9H−フルオレン−9−イル)メチル(320mg)の溶液に、硫酸(65%w/w、0.05mL)を加えた。得られた混合物を1時間100℃で撹拌した。冷水(30mL)を加えた。得られた混合物を飽和NaHCO3溶液で中和した。この混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸(9H−フルオレン−9−イル)メチル(150mg)を淡黄色固体として得た。MS(ES+) m/z 514 (MH+)。
工程5:ピリジン(1mL)中、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸(9H−フルオレン−9−イル)メチル(130mg)の溶液に、(R)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン(中間体2、62mg)を加えた。得られた混合物を12時間40℃で撹拌した。冷水(30mL)を加えた。この混合物をCH2Cl2(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−((6−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)ウレイド)フェニル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸(R)−(9H−フルオレン−9−イル)メチル(100mg)を白色固体としてを得た。
工程6:DMF(2mL)中、4−((6−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(3−(2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)ウレイド)フェニル)スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸(R)−(9H−フルオレン−9−イル)メチル(130mg)の溶液に、ピペリジン(174mg)を加えた。得られた混合物を2時間室温で撹拌した。冷水(30mL)を加えた。この混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を塩基性条件下のMDAPにより精製し、標題化合物(36mg)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.22 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.13 (br s, 1H), 6.96 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.20 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.45 (s, 1H), 4.49-4.55 (m, 1H), 3.25-3.30 (s, 4H), 2.78-2.93 (m, 4H), 2.13-2.23 (m, 3H), 1.64 (s, 3H), 1.44-1.50 (m, 1H)、 MS(ES+) m/z 415 (MH+)。
化合物200:(R)−1−(4−クロロ−3−((1−エチル−4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
工程1:1,4−ジオキサン(15mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体56、工程4、2.6g)の溶液に、HCl水溶液(37%、15mL)を加えた。この混合物を110℃で2時間還流した後、濃縮した。得られた残渣をEA(40mL)に溶かした。TEAを用いてpHを8〜9に調整した。Boc無水物(1.2mL)を加えた。この混合物を氷浴温度下で15分間撹拌した。有機層を分離し、飽和ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE中0−60%EAの勾配で溶出)により精製し、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(695mg)を得た。MS(ES
+) m/z 431 (MNa
+)。
工程2:ピリジン(5mL)中、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(220mg)の溶液に、トルエン(8mL)中、(R)−1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン(中間体1、77mg)の溶液を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮した。得られた残渣をDMF(8mL)に溶かし、MDAPにより精製し、4−((6−クロロ−3−(3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)ウレイド)−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチル(188mg)を白色固体として得た。MS(ES+) m/z 574 (MNa+)。
工程3:DCM(10mL)中、4−((6−クロロ−3−(3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)ウレイド)−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチル(188mg)の溶液に、TFA(0.03mL)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した後、濃縮し、(R)−1−(4−クロロ−3−((4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩(193mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 452 (MH+)。
工程4:アセトニトリル(10mL)中、(R)−1−(4−クロロ−3−((4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩(193mg)の溶液に、アセトアルデヒド(0.3mL)を加えた。この反応混合物を0℃で20分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(289mg)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。DCM(60mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。この溶液を濃縮し、得られた残渣をMADPにより精製し、標題化合物(75mg)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.03 (s, 1H), 7.92 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.34-6.44 (m, 1H), 5.94-5.98 (m, 1H), 4.72-4.82 (m, 1H), 3.45-3.65 (m, 2H), 2.74-2.94 (m, 5H), 2.59-2.73 (m, 1H), 2.15-2.45 (m, 6H), 1.58-1.73 (m, 1H), 1.04 (t, J = 7.3 Hz, 3H)、 MS(ES+) m/z 480 (MH+)。
化合物201:(S)−1−(4−クロロ−3−((1−エチル−4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
工程1:ピリジン(5mL)中、4−((3−アミノ−6−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物200、工程1、220mg)の溶液に、(S)−1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エンの溶液(中間体5、トルエン中0.1M、8mL)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮した。得られた残渣をDMF(8mL)に溶かし、MDAPにより精製し、4−((6−クロロ−3−(3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)ウレイド)−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル(210mg)を白色固体として得た。MS(ES
+) m/z 574 (MNa
+)。
工程2:DCM(10mL)中、4−((6−クロロ−3−(3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)ウレイド)−2−ヒドロキシフェニル)スルホニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル(210mg)の溶液に、TFA(0.03mL)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した後、濃縮し、(S)−1−(4−クロロ−3−((4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩(215mg)を褐色固体として得た。MS(ES+) m/z 452 (MH+)。
工程3:アセトニトリル(10mL)中、に(S)−1−(4−クロロ−3−((4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩(215mg)の溶液に、アセトアルデヒド(0.3mL)を加えた。この反応混合物を0℃で20分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(322mg)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。DCM(60mL)を加え、この混合物を飽和ブラインにより洗浄した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をMADPにより精製し、トリフルオロ酢酸塩としての(S)−1−(4−クロロ−3−((1−エチル−4−フルオロピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素(110mg)を白色固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.89 (br. s., 1H), 8.34 (s, 1H), 8.29 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.97-6.02 (m, 1H), 4.70-4.79 (m, 1H), 3.63 (d, J = 11.8 Hz, 2H), 3.02-3.21 (m, 4H), 2.53-2.69 (m, 1H), 2.23-2.48 (m, 6H), 1.61-1.72 (m, 1H), 1.21 (t, J = 7.3 Hz, 3H)、 MS(ES+) m/z 480 (MH+)。
化合物202:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)スルホニル)フェニル)−3−(シクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エチル)スルホニル)フェノール(中間体25、100mg)の溶液に、新鮮な3−イソシアナトシクロペント−1−エン溶液(中間体4、トルエン中0.08M、4mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、エタノール(10mL)で急冷した。得られた混合物を減圧下で濃縮した後、MDAP(酸性条件)で精製し、標題化合物(22.1mg)を得た。MS(ES
+) m/z 425 (MH
+)。
化合物203:1−(4−クロロ−3−((トランス−3−((ジメチルアミノ)メチル)シクロブチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((トランス−3−((ジメチルアミノ)メチル)シクロブチル)スルホニル)フェノール(中間体104、20mg)の溶液に、新鮮な1−クロロ−5−イソシアナトシクロペント−1−エン溶液(中間体1、トルエン中0.1M、4.5mL)を滴下した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、得られた残渣をDMF(8mL)に溶かし、MDAP(酸性条件)により精製し、標題化合物(1.4mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ ppm 8.30 (dd, J = 8.9, 4.1 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.94 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.86-4.82 (m, 1H), 4.66-4.56 (m, 1H), 3.29 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 2.97-3.14 (m, 1H), 2.88 (s, 6H), 2.67-2.86 (m, 2H), 2.44-2.61 (m, 3H), 2.27-2.44 (m, 3H), 1.72-1.87 (m, 1H)、
19F-NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ ppm -76.9、 MS(ES
+) m/z 462 (MH
+)。
化合物204:1−(4−クロロ−3−((シス−3−((ジメチルアミノ)メチル)シクロブチル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロシクロペント−2−エン−1−イル)尿素,トリフルオロ酢酸塩
ピリジン(5mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−((シス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル)スルホニル)フェノール(中間体131、20mg)の溶液に、新鮮な5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エン溶液(中間体2、トルエン中0.1M、4.5mL)を滴下した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、得られた残渣をDMF(8mL)に溶かし、MDAP(酸性条件)により精製し、標題化合物(1.7mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.34 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.57 (br. s., 1H), 4.66 (br. s., 1H), 3.69-3.79 (m, 1H), 3.63 (br. s., 2H), 3.08-3.28 (m, 3H), 2.10-2.45 (m, 9H), 1.92-2.09 (m, 2H), 1.77-1.90 (m, 2H), 1.75 (s, 3H), 1.51-1.70 (m, 3H)、 MS(ES
+) m/z 482 (MH
+)。
化合物205:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((S)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((S)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
工程1:6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール(中間体25、10.15g)をChiral HPLCにより精製し、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(6.77g)を得た。HPLC(CHIRALCEL OJ−Hカラム(4.6
*150mm)、ヘキサン/EtOH=95/5(v/v)、流速:1.0mL/分)、t
r=7.85分、>99%ee、他方の鏡像異性体(R)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾールも回収された。HPLC(CHIRALCEL OJ−Hカラム(4.6
*150mm)、ヘキサン/EtOH=95/5(v/v)、流速:1.0mL/分)、t
r=10.32分、>99%ee、
工程2:1,4−ジオキサン(150mL)中、(S)−2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(155.0g)の溶液に、濃塩酸水溶液(1100mL)を加えた。この混合物を一晩、加熱還流した。TLCは出発材料が完全に消費されたことを示した。室温に冷却した後、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣をEtOAcに溶かした。この溶液のpHをNaHCO3水溶液で8に調整し、抽出し、洗浄し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=10:1)によ精製し、(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール(114g)を得た。
工程3:トルエン(20mL)中、(S)−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(中間体2工程6と同様の方法を用いて合成される、1.1g)の溶液に、トリホスゲン(2.44g)を少量ずつ加えた。得られた混合物を120℃で6時間撹拌した。次に、(S)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンを冷却し、後処理を行わずに使用した。ピリジン(20mL)中、(S)−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール(1.6g)の溶液に、トルエン(20mL)中、新たに作製した(S)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンを滴下した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。その後、これを水(50mL)で急冷し、EtOAc(100mL*2)で抽出し、合わせた有機層を0.1M HCI(50mL*3)、飽和水NaHCO3(50mL)およびブライン(50mL*2)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させた。濾過後、溶液を濃縮し、残渣の一部を分取HPLCにより精製し、標題化合物(200mg)を得た。1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.50 (br, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.08 (dd, 2H), 5.49 (br, 1H), 4.50(d, 1H), 4.30 (d, 1H), 3.77-3.82 (m, 2H), 3.27 (d, 1H), 2.64-2.70 (m, 1H), 2.14-2.27 (m, 3H), 1.88-1.93 (m, 1H), 1.63 (s, 3H), 1.48 (s, 4H)、 MS(ES+) m/z 415 (MH+)。
化合物206:1−(4−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(((R)−3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェニル)−3−((S)−2−メチルシクロペント−2−エン−1−イル)尿素
トルエン(20mL)中、(S)−2−メチルシクロペント−2−エナミン塩酸塩(中間体2工程6と同様の方法を用いて合成される、1.75g)の溶液に、トリホスゲン(3.0g、10.28mmol)を少量ずつ加えた。得られた混合物を120℃で6時間撹拌した。その後、生成物(S)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンを冷却し、後処理を行わずに使用した。ピリジン(20mL)中、(R)−6−アミノ−3−クロロ−2−((3−メチルテトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)フェノール(化合物205工程2と同様の方法を用いて合成される、2.0g)の溶液に、トルエン(20mL)中、新たに作製した(S)−5−イソシアナト−1−メチルシクロペント−1−エンを滴下した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。その後、これを水(50mL)で急冷し、EtOAc(100mL
*2)で抽出し、合わせた有機層を0.1M HCI(50mL
*3)、飽和水NaHCO
3(50mL)およびブライン(50mL
*2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。濾過後、この溶液を濃縮し、残渣の一部を分取HPLCにより精製し、標題化合物(300mg)を得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.50 (br, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.08 (dd, 2H), 5.49 (br, 1H), 4.50 (d, 1H), 4.30 (d, 1H), 3.77-3.82 (m, 2H), 3.27 (d, 1H), 2.64-2.70 (m, 1H), 2.14-2.27 (m, 3H), 1.88-1.93 (m, 1H), 1.63 (s, 3H), 1.48 (s, 4H)、 MS(ES
+) m/z 415 (MH
+)。
上述のように、本発明の化合物はCXCR2アンタゴニストであり、CXCR2により媒介される疾患の治療または予防において有用である。本発明の化合物の生物活性は、CXCR2アンタゴニストとしての候補化合物の活性を決定するための任意の好適なアッセイ、ならびに組織およびin vivoモデルを用いて決定することができる。
アッセイ
a)CXCR2Tangoアッセイ
このアッセイでは、TEVプロテアーゼ部位およびGal4−VP16転写因子と連結された組換えヒトCXCR2を含有する安定な細胞株(Invitrogen)において、リガンドにより誘導される受容体CXCR2の活性化を測定する。受容体へのリガンドの結合は、受容体へのアレスチンタンパク質(プロテアーゼタグを有する)の動員をもたらし、連結されている転写因子の遊離を誘発する。この転写因子を核に入り、リポーター遺伝子の転写を活性化する。CXCR2の活性化を阻害する化合物の能力は、このリポーター遺伝子の活性を測定することにより間接的に評価される。
低温保存細胞のバイアルを液体窒素から取り出し、37℃の水浴中で穏やかに振盪しながら急速解凍した。バイアルの内容物を無菌15mlコニカルチューブ内の解凍媒体中に滴下して移した後、1000rpmで4〜5分遠心分離した。次に、細胞ペレットをアッセイ媒体に200,000細胞/mlの密度で再懸濁させた。試験化合物は総て、DMSOに10mMの濃度で溶かし、10点用量反応曲線が得られるように100%DMSO中に調製した。参照CXCR2アンタゴニスト第2行のウェルの第1〜5および7〜11列に加えた。例示的化合物1〜4、7、8〜10、13〜22、24〜26、28〜30、32、33、36、37、40、42〜44、95〜110、115〜118、120、121、125、126、129〜134、137、138、140、142、147〜149、153〜157、159〜162、163〜166、168、170、172、174〜180および202は、CXCR2アンタゴニストである3−クロロ−6−(3−(2,3−ジクロロフェニル)ウレイド)−2−スルファモイルフェノール酸ナトリウムを参照化合物(参照化合物1)(公開国際特許出願WO2002/079122)として使用して試験した。例示的化合物5〜7、11、12、23、27、31、34、35、38〜42、45〜94、111〜114、117、119、122〜124、127、128、135、136、139、141、143〜146、150〜152、158、163、166、167、169、171〜173、181〜201、205および206は、CXCR2アンタゴニストである1−(4−クロロ−3−((1,4−ジメチルピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)尿素を参照化合物(対照化合物2、参照化合物2を製造するための手順は以下に示される)を使用して試験した。試験化合物を第2行の第13〜17列および第19〜23列と、第3〜15行の第1〜5列および第7〜11列/第13〜17列および第19〜23列に加えた(第6列および第18列はそれぞれ陽性対照および無刺激対照、第12列および第24列は無細胞対照)。溶液中の化合物は、Echo(Labcyte)濃度反応プログラムを用いてアッセイプレート(Greiner 781090)に加えた(50nl/ウェル)。無細胞対照、無刺激対照および陽性対照には、総てのアッセイのプレート間でDMSO濃度が一定となることを保証するために、50nl/ウェルの純粋なDMSOを添加した。Multi−drop Combi(Thermo)を標準カセットとともに用い、無細胞対照(第12列および第24列)の各ウェルには、50μlのアッセイ媒体を加え、プレートの第18列の各ウェルには、hCXCL1(CXCR2リガンド)を含まない50μlの細胞懸濁液を加え(約10,000細胞/ウェル)、およびプレートの残りのウェルには、80nM hCXCL1を含む50μlの細胞懸濁液を加えた(約10,000細胞/ウェル)。これらの細胞を37℃/5%CO2で一晩インキュベートした。Multi−drop Combi(Thermo)を小チューブカセットとともに用い、10μlの6×基質混合物(Invitrogen,Inc.からのLiveBLAzer(商標)−FRET B/G基質(CCF4−AM)カタログ番号K1096)を各ウェルに加え、これらのプレートを暗所、室温で2時間インキュベートした。最後にプレートをEnVisionにて、1つの励起チャネル(409nm)と2つの発光チャネル(460nmおよび530nm)を用いて読み取った。
各ウェルについて青色/緑色発光比(460nm/530nm)を、バックグラウンドを差し引いた青色発光値を、バックグラウンドを差し引いた緑色発光値で割ることにより算出した。用量反応曲線はシグモイド用量反応モデルに基づいた。総ての比のデータは、各プレートで、陽性対照(hCXCL1)の最大発光比と陰性対照(DMSO)の最小発光比に基づいて正規化した。各化合物の固有活性(intrinsic activity)(IA)は、曲線フィッティング後のその最大反応の正規化したパーセンテージということになる。
総ての例示的化合物(化合物203と204を除く)を、CXCR2Tangoアッセイまたは上記の類似のアッセイで試験した。以下に述べるデータは、多重検定結果の平均pIC50値に相当する。以下に示されるデータは、試験の実施者によって使用された特定の条件および手順による妥当な変動を持ち得ると理解される。
総ての供試化合物はpIC50≧5.5を示した(pIC50<5を示した化合物181を除く)。化合物1〜6、9、10、12、14〜18、20〜27、29〜31、34、36〜41、44−46、48〜52、55〜63、65〜70、72〜78、80〜125、127〜134、136、137、139〜151、153、154、156〜158、161、162、164〜169、174〜180および183〜200は、pIC50≧8.0を示した。化合物2、6、20、21、23、31、37〜39、41、45、46、48〜52、57〜63、69、70、73〜77、81〜83、85、88〜91、94、95、98、101、106、119、122〜124、127、129、130、143、144、146、162、166〜169、186、189〜196および200はpIC50≧9.0を示した。化合物195は、9.0のpIC50を示した。化合物196は、9.0のpIC50を示した。
b)ヒト全血アッセイ
全血アッセイでは、ヒト全血でGROαにより刺激された好中球におけるCD11bのアップレギュレーションを阻害する化合物の能力を試験した。
同意を得た成人から静脈穿刺により血液を抜き取り、抗凝固剤ヘパリン(10uL/mL血液)を含有するSterilinチューブに注入した。総ての試験化合物を4mMとなるようにDMSOに溶かし、プレートで1:3の連続希釈を行い、10点用量反応曲線を得た。次に、化合物を−PBS[リン酸緩衝生理食塩水(塩化カルシウムおよび塩化マグネシウム不含)]で100倍希釈し、その後、1uLを、FXを用いて96U底Costarプレートに分注した。これは、DMSO終濃度を0.25%に引き下げるため、また、化合物が血液の添加後に10uMのアッセイ終濃度でスクリーニングされるように行った。
10uLの血液を、マルチチャネルピペットを用いて化合物プレートに移し、穏やかにタップし、37℃で15分間インキュベートした。15分後、刺激剤GROαを0.1%BSA(ウシ血清アルブミン)−PBS中で100nMに希釈し、終濃度33nMとなるように5uLを全プレートに分注する。プレートを穏やかにタップし、37℃でさらに15分間インキュベートした。プレートを氷上に1分間置いた後、BioLegend(所在:Cambridge Bioscience, Munro House, Trafalgar Way, Bar Hill, Cambridge, UK)から購入したCD11b−FITC(40ug/mL)およびBD Pharmingen(所在:The Danby Building, Edmung Halley Road, Oxford Science Park, Oxford, UK)から購入したCD16−PEからなる抗体カクテル(ストック濃度100試験、ストック容量2mLを1:5希釈する)10uLを加えた。プレートを暗所、氷上に1時間置いた。次に、200uL/ウェルの1×FACS(Flow Activated Cell Sorting)溶解溶液(Becton and Dickinson−BD)を用い、暗所、氷上で20分間細胞を固定した。プレートを1600rpmで5分間遠心分離し、200uLの氷冷PBSで再懸濁させた。この工程を2回繰り返し、最終工程で、フローサイトメトリー分析のため、プレートを50uLの氷冷−PBSで再懸濁させた。
サンプリングは、Becton and Dickinson(BD)−Acurri C6フローサイトメーターにて、HyperCytサンプリング装置(IntelliCyt)を流速2uL/秒で用いて実施した。CD11bのアップレギュレーションは、好中球でモニタリングし、側方散乱とCD16発現の両方の組合せを用いて同定する。
化合物5、20、23、27、31、39〜42、49、56、57、59、60、62、66、68〜70、72、75、76、78、82、83、90、92〜94、104、107、110、112、114、119、122、123、128、136、141、142、144、146、151、158、165、184〜186、191〜196、199および200をこのアッセイで試験したところ、5.6〜7.6の間のpIC50を示した。化合物195は、7.4のpIC50を示した。化合物196は、6.8のpIC50を示した。
c)OPC分化アッセイ
乏突起神経膠駆細胞(OPC)in vitro分化アッセイでは、精製または富化したOPCを培養し、未熟乏突起神経膠細胞、成熟乏突起神経膠細胞、およびミエリン形成乏突起神経膠細胞に分化させる(Watkins et al. (2008) Neuron 60:555-569)。OPC分化の各特定の段階には特異的マーカーが特定されている。成熟型および髄鞘形成乏突起神経膠細胞の特異的マーカーであるミエリン塩基性タンパク質(MBP)は、OPC分化および成熟の指標として使用される(Franklin et al. (2008) J Neurosci, 255 Suppl 1:19-25)。OPC分化アッセイは、多発性硬化症(mutiple scelerosis)(MS)患者で脱髄が起こった後、in vivoにおける下流の再有髄化修復の最初の段階であるOPC分化を促進する効力を有する化合物をスクリーニングするためのツールとなる。
ラット乏突起神経膠前駆細胞(OPC)はP1子ラットから取得し、DMEM/20S培地(20%FBS、4mM L−グルタミン、1mMピルビン酸ナトリウムおよびペニシリンを含むDMEM)(Zhang et al. (2007) Nature Protocol 2 (5):1044)中で培養した。富化したOPCを混合グリア細胞から単離した後、不透明壁の96ウェルプレート(Costar3603)の各ウェルの、通常OPC増殖培地BDM(4mM L−グルタミン、1mMピルビン酸ナトリウム、0.1%BSA、50ug/ml Apo−トランスフェリン、5μg/mlインスリン、30nM亜セレン酸ナトリウム、10nM D−ビオチン、10nMヒドロコルチゾンおよび1/100 N2およびペニシリンを含むDMEM)中に7000〜10000の生細胞を10ng/ml PDGFおよび10ng/ml bFGFとともに播種し、この培地は翌日に、基本分化培地(6ng/mlグルコース、2mM L−グルタミン、0.1mg/ml BSA、50ug/mlトランスフェリン、30nMトリヨードチロニン、20nMヒドロコルチゾン、20nMプロゲステロン、10nM D−ビオチンおよび30nM亜セレン酸ナトリウムおよび5ug/mlインスリンおよびペニシリンを含むDMEM/F12)(Mabie et al. 1999. J. Neurosci.19 (16):9074-83)と交換し、この培地に試験化合物を添加し、または添加しなった。ブランク群は培地に供試化合物を添加せずに行った。培養培地は3〜5日前後で交換し、その後、細胞の固定およびMBPに関する免疫染色(Milliporeカタログ番号LV1519581)を行った。プレートは、Cellomics(SN:04080019LH、P/N番号1−0117)にて、標的活性化プロトコールを用いて読み取り、OPCの分化を反映するMBP+細胞のパーセンテージを計算した。
化合物195をOPC分化アッセイで試験したところ、OPC分化を促進することが判明した。化合物195は、このアッセイで5.2のpIC50を示した。
1−(4−クロロ−3−((1,4−ジメチルピペリジン−4−イル)スルホニル)−2−ヒドロキシフェニル)−3−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)尿素[アッセイa)の参照化合物2]
1,4−ジオキサン(10mL)および水(1mL)中、6−アミノ−3−クロロ−2−[(1,4−ジメチル−4−ピペリジニル)スルホニル]フェノール塩酸塩(遊離塩基の作製に関しては下記を参照)(0.35g)の溶液に、NaHCO
3(0.225g)を加えた。この混合物を室温で10分間撹拌した。次に、2−クロロ−1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼン(0.153g)を加えた。さらに10分間撹拌を続けた。その後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、EA(2×50mL)で抽出した。次に、この溶液をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、MDAPにより精製し、標題生成物をそのトリフルオロ酢酸塩(130mg)として得た。
6−アミノ−3−クロロ−2−((1,4−ジメチルピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール
工程1:−78℃で、テトラヒドロフラン(THF)(25mL)中、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.35g)(中間体56工程3参照)の溶液に、n−ブチルリチウム(0.383mL、n−ヘキサン中1.6M)を加えた。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。次に、MeI(0.048mL)を加えた。−78℃で4時間撹拌を続けた。その後、この反応物をNH4Cl水溶液で急冷し、EA(2×50mL)で抽出した。次に、この溶液をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、4−((2−(tert−ブチル)−6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−7−イル)スルホニル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.4g)を得た。
工程2:ジクロロメタン(DCM)(20mL)中、工程1からの生成物(0.35g)の溶液に、TFA(0.572mL)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。得られた溶液を真空下で濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール,トリフルオロ酢酸塩(0.35g)を得た。
工程3:N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(10mL)中、工程2からの生成物(0.35g)の溶液に、AcOH(0.054mL)およびホルムアルデヒド(0.788mL)を加えた。次に、この反応混合物を0℃に冷却し、10分間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.6g)を少量ずつ加えた。さらに20分間撹拌を続けた。その後、この反応物を飽和NaHCO3水溶液(20mL)で急冷し、DCM(2×50mL)で抽出した。次に、この溶液をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、2−(tert−ブチル)−6−クロロ−7−((1,4−ジメチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ベンゾ[d]オキサゾール(0.3g)を得た。
工程4:1,4−ジオキサン(10mL)および水(10mL)中、工程3からの生成物(0.35g)の溶液に、HCl(0.747mL、水中37%)を加えた。この混合物を120℃で一晩加熱した。その後、得られた溶液を真空下で濃縮し、6−アミノ−3−クロロ−2−((1,4−ジメチルピペリジン−4−イル)スルホニル)フェノール塩酸塩(0.3g)を得、これをそれ以上精製せずに次の工程で使用した。