「ハロゲン」(「ハロ」)という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素(フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード)を指す。
本明細書において使用される場合、「アルキル」または「アルク」という用語は、単独または複合語として使用されて、C1〜20、例えばC1〜10またはC1〜6アルキルを含む、直鎖または分岐アルキルを指す。直鎖および分岐アルキルの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、1,1−ジメチル−プロピル、ヘキシル、4−メチルペンチル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、1,2,2,−トリメチルプロピル、1,1,2−トリメチルプロピル、ヘプチル、5−メチルヘキシル、1−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、3,3−ジメチルペンチル、4,4−ジメチルペンチル、1,2−ジメチルペンチル、1,3−ジメチルペンチル、1,4−ジメチル−ペンチル、1,2,3−トリメチルブチル、1,1,2−トリメチルブチル、1,1,3−トリメチルブチル、オクチル、6−メチルヘプチル、1−メチルヘプチル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、ノニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−または7−メチル−オクチル、1−、2−、3−、4−または5−エチルヘプチル、1−、2−または3−プロピルヘキシル、デシル、1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−および8−メチルノニル、1−、2−、3−、4−、5−または6−エチルオクチル、1−、2−、3−または4−プロピルヘプチル、ウンデシル、1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−または9−メチルデシル、1−、2−、3−、4−、5−、6−または7−エチルノニル、1−、2−、3−、4−または5−プロピルオクチル、1−、2−または3−ブチルヘプチル、1−ペンチルヘキシル、ドデシル、1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−、9−または10−メチルウンデシル、1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−エチルデシル、1−、2−、3−、4−、5−または6−プロピルノニル、1−、2−、3−または4−ブチルオクチル、1−2−ペンチルヘプチル等が挙げられる。アルキル基が一般的に「プロピル」、「ブチル」等と呼ばれる場合、これは、必要に応じて直鎖または分岐異性体のいずれかを示し得ることが理解される。アルキル基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。
「基A基B」と記述される用語は、二価形態の基Bにより連結された基Aを示すことを意図する。例えば、例として、「ヒドロキシアルキル」は、アルキレン基により連結された場合のヒドロキシ基であり、「ハロアルキル」は、アルキレン基により連結された場合のハロ基であり、「アルコキシアルキル」は、アルキレン基により連結された場合のアルコキシ基である。同様に、例として、「アルコキシ」は、酸素原子により連結された場合の本明細書において定義されるようなアルキルを指し、「アリールオキシ」は、酸素原子により連結された場合のアリールを指す。
「アリール」という用語は、芳香族残基を含有する、単環式、二環式または多環式(共役および縮合を含む)炭化水素環系のいずれかを指す。アリールの例としては、フェニル、ビフェニル、ターフェニル、クオーターフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル(テトラリニル)、アントラセニル、ジヒドロアントラセニル、ベンズアントラセニル、ジベンズアントラセニル、フェナントレニル、フルオレニル、ピレニル、イデニル、イソインデニル、インダニル、アズレニルおよびクリセニルが挙げられる。アリールの具体例としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。アリール基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。
「カルボシクリル」という用語は、非芳香族単環式、二環式および多環式(縮合、架橋または共役を含む)炭化水素残基のいずれか、例えばC3〜20(例えばC3〜10またはC3〜8)を含む。環は、飽和している、例えばシクロアルキルであってもよく、または、1つ以上の二重結合(シクロアルケニル)および/または1つ以上の三重結合(シクロアルキニル)を有してもよい。カルボシクリルの例は、単環式5〜6員または二環式9〜10員環系である。好適な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロオクテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニル、シクロオクタテトラエニルおよびデカリニルが挙げられる。カルボシクリル基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。モノカルボシクリル基は、架橋基により置換されて、二環式架橋基を形成してもよい。
「ヘテロシクリル」という用語は、単独または複合語として使用される場合、非芳香族ヘテロ原子含有環を含有する基を提供するように1個以上の炭素原子がヘテロ原子により独立して置き換えられた、単環式、二環式または多環式(縮合、架橋または共役を含む)炭化水素残基のいずれか、例えばC3〜20(例えばC3〜10またはC3〜8)を含む。好適なヘテロ原子は、O、N、S、PおよびSe、特にO、NおよびSを含む。2個以上の炭素原子が置き換えられる場合、これは、同じヘテロ原子の2個以上または異なるヘテロ原子によるものであってもよい。ヘテロシクリル基は、飽和または部分飽和していてもよく、例えば、1つ以上の二重結合を有してもよい。特に好ましいヘテロシクリルは、単環式5〜6および二環式9〜10員ヘテロシクリルである。ヘテロシクリル基の好適な例としては、アズリジニル、オキシラニル、チイラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、2H−ピロリル、ピロリジニル、1−、2−および3−ピロリニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、インドリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、チオモルホリニル、ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピロリル、テトラヒドロチオフェニル(テトラメチレンスルフィド)、ピラゾリニル、ジオキサラニル、チアゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ジヒドロピラニル、オキサジニル、チアジニル、チオモルホリニル、オキサチアニル、ジチアニル、トリオキサニル、チアジアジニル、ジチアジニル、トリチアニル、チアジアゾリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル、インデニル、インダニル、3H−インドリル、イソインドリニル、4H−キノラジニル、クロメニル、クロマニル、イソクロマニル、ベンゾキサジニル(2H−1,3、2H−1,4−、1H−2,3−、4H−3,1−、4H−1,4)ピラニルならびにジヒドロピラニルを挙げることができる。ヘテロシクリル基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。
「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1つの芳香族ヘテロ原子含有環を有する残基を提供するように1個以上の炭素原子がヘテロ原子により置き換えられた、単環式、二環式、多環式(縮合または共役)炭化水素残基のいずれかを含む。いくつかの例示的なヘテロアリールは、3〜20個、例えば3〜10個の環原子を有する。ヘテロアリールのさらなる例は、5〜6単環式および9〜10員二環式環系である。好適なヘテロ原子は、O、N、S、PおよびSe、特にO、NおよびSを含む。2個以上の炭素原子が置き換えられる場合、これは、同じヘテロ原子の2個以上または異なるヘテロ原子によるものであってもよい。ヘテロアリール基の好適な例としては、ピリジル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、フラニル、ベンゾチエニル、イソベンゾチエニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、インドリル、イソインドリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリジニル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、1,5−ナフチリジニル、キノザリニル、キナゾリニル、キノリニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、トリアジニル、テトラゾリルおよびフラザニルを挙げることができる。ヘテロアリール基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。
「アシル」という用語は、単独または複合語として、C=O部分を含有する基(いくつかの例においては、カルボン酸、エステルまたはアミドではない)を指す。好ましいアシルは、C(O)−Rを含み、Rは、水素またはアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリルもしくはヘテロシクリル基である。アシルの例としては、ホルミル、直鎖または分岐アルカノイル(例えばC1〜20)、例えばアセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロパノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、ヘプタデカノイル、オクタデカノイル、ノナデカノイルおよびイコサノイル;シクロアルキルカルボニル、例えばシクロプロピルカルボニル シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニルおよびシクロヘキシルカルボニル;アロイル、例えばベンゾイル、トルオイルおよびナフトイル;アラルカノイル、例えばフェニルアルカノイル(例えばフェニルアセチル、フェニルプロパノイル、フェニルブタノイル、フェニルイソブチリル、フェニルペンタノイルおよびフェニルヘキサノイル)およびナフチルアルカノイル(例えばナフチルアセチル、ナフチルプロパノイルおよびナフチルブタノイル];アラルケノイル、例えばフェニルアルケノイル(例えばフェニルプロペノイル、フェニルブテノイル、フェニルメタクリロイル、フェニルペンテノイルおよびフェニルヘキセノイルおよびナフチルアルケノイル(例えばナフチルプロペノイル、ナフチルブテノイルおよびナフチルペンテノイル);アリールオキシアルカノイル、例えばフェノキシアセチルおよびフェノキシプロピオニル;アリールチオカルバモイル、例えばフェニルチオカルバモイル;アリールグリオキシロイル、例えばフェニルグリオキシロイルおよびナフチルグリオキシロイル;アリールスルホニル、例えばフェニルスルホニルおよびナフチルスルホニル;ヘテロ環式カルボニル;ヘテロ環式アルカノイル、例えばチエニルアセチル、チエニルプロパノイル、チエニルブタノイル、チエニルペンタノイル、チエニルヘキサノイル、チアゾリルアセチル、チアジアゾリルアセチルおよびテトラゾリルアセチル;ヘテロ環式アルケノイル、例えばヘテロ環式プロペノイル、ヘテロ環式ブテノイル、ヘテロ環式ペンテノイルおよびヘテロ環式ヘキセノイル;ならびにヘテロ環式グリオキシロイル、例えばチアゾリルグリオキシロイルおよびチエニルグリオキシロイルが挙げられる。R残基は、本明細書に記載のように任意選択で置換されていてもよい。
「アルケニル」という用語は、本明細書において使用される場合、以前に定義されたようなエチレン性一価、二価または多価不飽和アルキル基を含む、少なくとも1つの炭素間二重結合を含有する直鎖または分岐炭化水素残基から形成される基、好ましくはC2〜20アルケニル(例えばC2〜10またはC2〜6)を指す。アルケニルの例としては、ビニル、アリール、1−メチルビニル、ブテニル、イソ−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、1−ヘキセニル、3−ヘキセニル、1−ヘプテニル、3−ヘプテニル、1−オクテニル、1−ノネニル、2−ノネニル、3−ノネニル、1−デセニル、3−デセニル、1,3−ブタジエニル、1−4,ペンタジエニル、1,3−ヘキサジエニルおよび1,4−ヘキサジエニルが挙げられる。アルケニル基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。
本明細書において使用される場合、「アルキニル」という用語は、以前に定義されたようなエチレン性一価、二価または多価不飽和アルキル基を含む、少なくとも1つの炭素間三重結合を含有する直鎖または分岐炭化水素残基から形成される基を指す。炭素原子の数が指定されない限り、この用語は、好ましくはC2〜20アルキニル(例えばC2〜10またはC2〜6)を指す。例としては、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、およびブチニル異性体、およびペンチニル異性体が挙げられる。アルキニル基は、本明細書において定義されるような1つ以上の任意選択の置換基により任意選択で置換されていてもよい。
「任意選択で置換された」とは、基が、以下から選択されるものを含む、1つ以上(例えば、許容される場合は2つ、3つ、4つまたは5つ)の同じ、または異なる任意選択の置換基でさらに置換されていてもよい、またはされていなくてもよいことを意味するように解釈される。
アルキル(例えばC1〜6アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル)、
シクロアルキル(例えばC3〜6シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)、
ヒドロキシアルキル(例えばヒドロキシC1〜6アルキル、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル)、
アルコキシアルキル(例えばC1〜6アルコキシC1〜6アルキル、例えばメトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキシプロピル)、
アルコキシ(例えばC1〜6アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ)、
アルコキシアルコキシ(例えばC1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、例えばメトキシメトキシ、メトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、エトキシメトキシ、エトキシエトキシ、エトキシプロポキシ、プロポキシメトキシ、プロポキシエトキシ、プロポキシプロポキシ)、
シクロアルコキシ(例えばシクロプロポキシ、シクロブトキシ、シクロペントキシル、シクロヘキシルオキシ)、
ハロ、
ハロアルキル(モノ−、ジ−、およびトリハロ、例えばハロC1〜6アルキル、例えばトリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメチルを含む)、
ハロアルコキシ(モノ−、ジ−、およびトリハロ、例えばハロC1〜6アルコキシ、例えばトリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリブロモメトキシを含む)、
ヒドロキシ、
チオール(−SH)、
アルキルチオ(例えば−SC1〜6アルキル)、
フェニル(それ自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
ベンジル(ベンジル自体が、例えばC1−6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
フェノキシ(フェニル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
ベンジルオキシ(ベンジル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
−NH2、
アルキルアミノ(例えば−NHC1〜6アルキル、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ等)、ジアルキルアミノ(例えば−NH(C1〜6アルキル)2、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ)、アシルアミノ(例えば−NHC(O)C1〜6アルキル、例えば−NHC(O)CH3)、
フェニルアミノ(すなわち−NHフェニル、フェニル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)C1〜6アルキルの1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
ニトロ、
シアノ、
ホルミル、
−C(O)−アルキル(例えば−C(O)C1〜6アルキル、例えばアセチル)を含むアシル、
−O−C(O)−アルキル(例えば−OC(O)C1〜6アルキル、例えばアセチルオキシ)、
ベンゾイル(ベンジル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
ベンゾイルオキシ(ベンジル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
CO2H、
CO2アルキル(例えばCO2C1〜6アルキル、例えばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル)、CO2フェニル(フェニル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
CO2ベンジル(ベンジル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
−CONH2、
−C(O)NHフェニル(フェニル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
−C(O)NHベンジル(ベンジル自体が、例えばC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上によりさらに置換されていてもよい)、
−C(O)NHアルキル(例えばC(O)NHC1−6アルキル、例えばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルアミド)、
−C(O)NHジアルキル(例えばC(O)NH(C1〜6アルキル)2)、
アミノアルキル(例えば、HNC1〜6アルキル−、C1〜6アルキルHN−C1〜6アルキル−および(C1〜6アルキル)2N−C1〜6アルキル−)、チオアルキル(例えばHSC1〜6アルキル−)、
カルボキシアルキル(例えばHO2CC1〜6アルキル−)、
カルボキシエステルアルキル(例えばC1〜6アルキルO2CC1〜6アルキル−)、
アミドアルキル(例えばH2N(O)CC1〜6アルキル−、H(C1〜6アルキル)N(O)CC1〜6アルキル−)、
ホルミルアルキル(例えばH(O)CC1〜6アルキル−)、
アシルアルキル(例えばC1〜6アルキル(O)CC1〜6アルキル−)、
ニトロアルキル(例えばO2NC1〜6アルキル−)、
CH2のC=Oによる置き換え。
また、2個の炭素原子(1,2または1,3)が、それぞれ−O−(CH2)n−O−または−NH−(CH2)n−NH−基(式中、nは1または2である)の1つの端部により置換される。
さらなる実施形態において、任意選択の置換基は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、ヒドロキシ、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、アミノ、C1〜6アルキルアミノ、ジ、シアノ、C1〜6アルキルアミノ、C(=O)C1〜6アルキル、OC(=O)C1〜6アルキル、チオール、SC1〜6アルキル、ベンジル(任意選択でC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上により置換されている)、フェニル(任意選択でC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上により置換されている)、ベンジルオキシ(任意選択でC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上により置換されている)、フェニルオキシ(任意選択でC1〜6アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OC(O)C1〜6アルキル、−NH2、−NHC1〜6アルキル、−NHC(O)C1〜6アルキルおよび−N(C1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)の1つ以上により置換されている)から選択される。
少なくとも1つはNでなければならず、残りはN、OおよびSから選択される、2個または3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロ芳香族環は、以下のヘテロ環式環(a)〜(u)(式中、#で標示された結合は、Lに結合する)から選択される。
いくつかの実施形態において、Qは、Q1、Q2およびQ3:
(式中、
X1は、O、SまたはNHであり、X2およびX3は、独立してCHまたはNであるが、但し両方がCHではなく(式(a)、(b)、(e)、(f)、(k)、(p)、(s)、(t)および(u));
X5は、O、SまたはNHであり、X4およびX6は、独立してCHまたはNであるが、但し両方がCHではなく(式(c)、(g)、(j)、(f)、(m)、(o)および(r));ならびに
X9は、O、SまたはNHであり、X7およびX8は、独立してCHまたはNであるが、但し両方がCHではない(式(d)、(h)、(i)、(l)、(n)および(q)))から選択される。
いくつかの実施形態において、Qは、3個の環ヘテロ原子を有する(式(c)、(d)、(g)、(h)、(k)、(p)および(s))。そのいくつかの例において、Qは、2個の環窒素原子および1個の環酸素原子を有する。その他の例において、Qは、2個の環窒素原子および1個の環硫黄原子を有する。
他の実施形態において、Qは、2個の環ヘテロ原子を有する(式(a)、(b)、(e)、(f)、(i)(j)(l)、(m)、(n)、(o)、(q)、(r)、(t)および(u))。そのいくつかの例において、Qは、1個の環窒素原子および1個の環酸素原子を有する。その他の例において、Qは、1個の環窒素原子および1個の環硫黄原子を有する。
他の実施形態において、Qは、1個または2個の環窒素原子、および1個の環酸素原子を有する(式(c)、(d)、(e)、(f)、(k)(l)(m)、(n)および(o))。
他の実施形態において、Qは、1個または2個の環窒素原子および1個の環硫黄原子を有する(式(a)、(b)、(g)、(h)、(i)、(j)、(p)、(q)および(r))。
他の実施形態において、Qは、2個または3個の環窒素原子を有し、OまたはS環原子を有さない(式(s)、(t)、および(u))。
いくつかの実施形態において、Qは、(c)、(d)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(p)から選択される。
いくつかの実施形態において、Qは、(c)、(d)、(f)、(h)、(i)、(j)、(k)および(p)から選択される。
いくつかの実施形態において、Qは、(c)、(d)、(f)、(i)、(j)、(k)および(p)から選択される。
いくつかの実施形態において、Qは、オキサジアゾリル基(式(c)、(d)および(k))である。
指定されない限り、原子価は、水素原子により満たされることが理解される。
いくつかの実施形態において、Lは、−NH−もしくは−*C(=O)−NH−であるか、または存在しない。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]において説明されるようなQに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Lは、存在しない。さらなる実施形態において、Qは、(c)ではない。さらなる実施形態において、Qは、オキサジアゾリル(式(c)、(d)または(k))である。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]において説明されるようなQに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Lは、−NH−である。そのさらなる実施形態において、Qは、(b)、(e)、(f)、(i)、(p)または(s)ではない。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]において説明されるようなQに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Lは、−*C(=O)−NH−である。そのさらなる実施形態において、Qは、(c)、(d)、(f)、(i)、(j)、(l)、(m)、(q)、(r)、または(t)ではない。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]において説明されるようなQに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Lは、−*CH2−NH−である。そのさらなる実施形態において、Qは、(p)ではない。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]において説明されるようなQに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Lは、−*NH−NH−である。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]において説明されるようなQに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Lは、−*NH−CH2−である。そのさらなる実施形態において、Qは、(b)、(d)、(i)、(l)、(p)または(s)ではない。
式(I)の条件に従ういくつかの例示的実施形態を、以下に記載する。
Qは、(a)であり、Lは、NHである。
Qは、(b)であり、Lは、NHである。
Qは、(c)であり、Lは、NHである。
Qは、(d)であり、Lは、NHである。
Qは、(e)であり、Lは、NHである。
Qは、(f)であり、Lは、NHである。
Qは、(g)であり、Lは、NHである。
Qは、(h)であり、Lは、NHである。
Qは、(i)であり、Lは、NHである。
Qは、(j)であり、Lは、NHである。
Qは、(k)であり、Lは、NHである。
Qは、(l)であり、Lは、NHである。
Qは、(m)であり、Lは、NHである。
Qは、(n)であり、Lは、NHである。
Qは、(o)であり、Lは、NHである。
Qは、(p)であり、Lは、NHである。
Qは、(q)であり、Lは、NHである。
Qは、(r)であり、Lは、NHである。
Qは、(s)であり、Lは、NHである。
Qは、(t)であり、Lは、NHである。
Qは、(u)であり、Lは、NHである。
Qは、(a)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(b)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(c)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(d)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(e)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(f)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(g)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(h)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(i)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(j)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(k)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(l)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(m)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(n)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(o)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(p)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(q)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(r)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(s)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(t)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(u)であり、Lは、*C(=O)−NHである。
Qは、(a)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(b)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(c)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(d)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(e)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(f)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(g)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(h)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(i)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(j)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(k)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(l)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(m)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(n)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(o)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(p)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(q)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(r)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(s)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(t)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(u)であり、Lは、*NH−CH2−である。
Qは、(a)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(b)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(c)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(d)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(e)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(f)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(g)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(h)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(i)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(j)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(k)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(l)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(m)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(n)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(o)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(p)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(q)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(r)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(s)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(t)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(u)であり、Lは、*CH2−NH−である。
Qは、(a)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(b)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(c)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(d)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(e)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(f)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(g)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(h)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(i)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(j)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(k)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(l)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(m)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(n)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(o)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(p)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(q)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(r)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(s)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(t)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(u)であり、Lは、*NH−NH−である。
Qは、(a)であり、Lは、存在しない。
Qは、(b)であり、Lは、存在しない。
Qは、(c)であり、Lは、存在しない。
Qは、(d)であり、Lは、存在しない。
Qは、(e)であり、Lは、存在しない。
Qは、(f)であり、Lは、存在しない。
Qは、(g)であり、Lは、存在しない。
Qは、(h)であり、Lは、存在しない。
Qは、(i)であり、Lは、存在しない。
Qは、(j)であり、Lは、存在しない。
Qは、(k)であり、Lは、存在しない。
Qは、(l)であり、Lは、存在しない。
Qは、(m)であり、Lは、存在しない。
Qは、(n)であり、Lは、存在しない。
Qは、(o)であり、Lは、存在しない。
Qは、(p)であり、Lは、存在しない。
Qは、(q)であり、Lは、存在しない。
Qは、(r)であり、Lは、存在しない。
Qは、(s)であり、Lは、存在しない。
Qは、(t)であり、Lは、存在しない。
Qは、(u)であり、Lは、存在しない。
段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]および[0050]におけるQ、ならびに段落[0052]において説明されるL、ならびに段落[0053]、[0054]、[0055]、[0056]、[0057]、[0058]、および[0059]において説明されるようなそれらの組み合わせに関する実施形態の任意の1つ以上を含むいくつかの実施形態において、Raは、水素、ハロ(例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード)、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル(例えばトリハロC1〜6アルキル)、C1〜6アルコキシ、ハロC1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシ C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルキルC1〜6アルキル、C3〜6シクロアルコキシ、フェニル、フェニルC1〜6アルキル(例えばベンジル)、5〜6員ヘテロシクリル、および5〜6員ヘテロアリールから選択される。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]、[0050]、[0052]、[0053]、[0054]、[0055]、[0056]、[0057]、[0058]、[0059]および[0060]のいずれか1つにおいて説明されるような、Q、LおよびRa、ならびにそれらの組み合わせに関する実施形態のいずれかを含むいくつかの実施形態において、Aは、Nである。
上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]、[0050]、[0052]、[0053]、[0054]、[0055]、[0056]、[0057]、[0058]、[0059]および[0060]のいずれか1つにおいて説明されるような、Q、LおよびRa、ならびにそれらの組み合わせに関する実施形態のいずれかを含むいくつかの実施形態において、Aは、C−Rbである。RbがC(=NRc)NHRdまたは−C(=O)NHRdであるいくつかの実施形態において、RcおよびRdは、水素、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、フェニル、C3〜6シクロアルキル、C(=O)C1〜6アルキル、5〜6環員ヘテロアリールおよび5〜6環員ヘテロシクリルから独立して選択される。そのいくつかの例において、Rbは、OH、−C(=N−OH)NH2および−C(=NH)NH2から選択される。さらなる実施形態において、Rbは、−C(=N−OH)NH2および−C(=NH)NH2から選択される。他の例において、Rbは、式(i)、(ii)、または(iii)の環式基であってもよい。式(ii)中、R’は、メチル、エチル、プロピル(n−およびi−)、ブチル、(n−、sec−およびtert−)、ペンチル(直鎖および分岐)ならびにヘキシル(直鎖および分岐)であってもよい。式(iii)中、nは、0、1、2、3 ,4、5または6であってもよい。式(iii)のいくつかの実施形態において、nは、0または1である。さらなる実施形態において、nは、1である。式(iii)のいくつかの実施形態において、Zの1つがOHである。そのさらなる例において、Zの2つがOHである。そのさらに他の例において、Zの3つがOHである。(iii)のさらに他の例において、全てのZが水素である。Z基がOHである場合、立体中心が形成されることが理解される。本開示は、任意の1つ以上のそのような中心において、実質的に光学的に純粋な形態(例えば少なくとも95%、96%、97%、98%、または99%光学的に純粋である)、例えば実質的に純粋な鏡像異性体およびジアステレオマー、ならびにラセミ体を含む立体異性体の混合物を含む。
上述の環式Rbのいくつかの例示的実施形態は、
(式中、nは、0または1である)を含む。
さらなる実施形態において、Rbは、−C(=N−OH)NH2、−C(=NH)NH2、ならびに式(i)、(ii)または(iii)、例えば(i)−a、(i)−b、(ii)−a、(ii)−bおよび(iii)−aの環式基から選択される。
さらなる実施形態において、本明細書において企図される化合物は、各々すぐ上に記載されたそれぞれの段落から選択されるRa基およびRb基を有する。
いくつかのさらなる実施形態において、Raは、ハロであり、Lは、NHである。
他の実施形態において、Raは、ハロであり、Lは、*C(=O)NHである。
他の実施形態において、Raは、ハロであり、Lは、存在しない。
いくつかの実施形態において、本開示は、式(Ia)
(式中、
Lは、−NH−、−*NH−CH2−、−*CH2−NH−、*NH−NH−、および−*C(=O)−NH−から選択される二価連結基であり、*で標示された連結原子は、Qに結合し;
Aは、C−Rbであり、式中、Rbは、C(=NRc)NHRdおよび式(i)〜(iii)から選択される環式基から選択され;
QおよびRaは、式(I)、または上記段落[0041]、[0042]、[0043]、[0044]、[0045]、[0046]、[0047]、[0048]、[0049]、[0050]および[0060]のいずれか1つにおいて説明されるようなQおよびRaの任意の実施形態に関して説明される通りである)の化合物を企図する。
式(Ia)のさらなる例において、Rbは、−C(=N−OH)NH2、−C(=NH)NH2、ならびに式(i)−a、(i)−b、(ii)−a、(ii)−bおよび(iii)−aの環式基から選択される。
いくつかの実施形態において、本開示は、式(Ia)に関して定義されるようなQ、L、RaおよびRbを有するが、Rbがまた、式(I)に関して説明された条件(v)、(ix)、(xi)および(xiv)に従ってOHを有してもよい、式(IA)の化合物に関する。
上述のようなQおよびL、ならびにそれらの組み合わせに関する実施形態の任意の1つ以上を含む、式(I)および(IA)のいくつかの実施形態において、Raは、ハロであり、Rbは、OH、C(=NH)NH2、C(=N−OH)NH2、または式(i)−a、(i)−b、(ii)−a、(ii)−bもしくは(iii)−aの環式基である。そのさらなる実施形態において、Lは、NH、C(=O)NHであるか、または存在しない。
式(I)および(IA)のいくつかの実施形態において、Qは、(c)、(d)および(k)から選択されるオキサジアゾリル基であり、Raは、水素、ハロ(例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード)、アルキル(例えばC1〜6アルキル)、ハロアルキル(例えばトリハロC1〜6アルキル、例えばトリフルオロメチル)、アルコキシ(例えばC1〜6アルコキシ)、アリール、例えばフェニル、およびヘテロアリールから選択され、アリールおよびヘテロアリール基は、非置換であっても、または本明細書に記載のような1つ以上の任意選択の置換基によりさらに置換されていてもよく、Rbは、OH、C(=NH)NH2、C(=N−OH)NH2、または式(i)−a.(i)−b、(ii)−a、(ii)−bもしくは(iii)−aの環式基から選択される。そのさらなる実施形態において、Qは、(k)である。
式(I)、(IA)および(Ia)のいくつかの実施形態において、Qは、(k)であり、Lは、NHである。さらなる実施形態において、Raは、水素またはハロ、例えばクロロもしくはヨードである。
式(I)および(IA)のいくつかの実施形態において、Raは、水素であり、Qは、(k)であり、Lは、NHであり、Rbは、OHまたは−C(=NRc)NHRdである。そのさらなる例において、Raは、クロロまたはヨードである。さらなる例において、Rbは、OH、−C(=NH)NH2、−C(=N−OH)NH2、または式(i)−a.(i)−b、(ii)−a、(ii)−bもしくは(iii)−aの環式基から選択される。
式(I)および(IA)のいくつかの実施形態において、Raは、水素であり、Qは、(c)、(d)または(k)であり、Lは、存在せず、Rbは、OH、−C(=NRc)NHRd、C(=O)NHRd、または式(i)〜(iii)の環式基である。そのさらなる例において、Raは、クロロまたはヨードである。そのさらなる例において、Rbは、OH、−C(=NH)NH2、−C(=N−OH)NH2、C(=O)NH2、または式(i)−a、(i)−b、(ii)−a、(ii)−bもしくは(iii)−aの環式基から選択される。
いくつかの実施形態において、Qは、(k)であり、Lは、存在せず、Rbは、OH、C(=NOH)NH2、C(=NH)NH2、CONH2、または式(i)−a、(i)−b、(ii)−a、(ii)−bもしくは(iii)−aの基である。そのさらなる実施形態において、Raは、上記実施形態のいずれかに関して説明された通りである。
式(I)、(IA)および(Ia)のいくつかの実施形態において、Lは、*C(=O)−NHであり、Qは、(c)、(d)、(f)、(h)、(i)、(k)である。
式(I)、(IA)および(Ia)のいくつかの実施形態において、Lは、NHであり、Qは、(i)または(c)、(h)である。
式(I)、(IA)および(Ia)のいくつかの実施形態において、Lは、NHまたはNH−NHであり、Qは、(d)、(g)、(k)または(p)である。
いくつかの実施形態において、Lは、NHまたは*C(=O)−NHであり、Raは、ハロ(例えば、Cl、I、BrもしくはF)またはハロC1〜6アルキル(例えばCF3)であり、Rbは、式(i)−bまたはC(=NOH)NH2の基である。
本開示はまた、ほぼ等しい分子形状および体積、ほぼ同じ電子分布を有し、同様の物理的特性を示す化合物または基として定義され得る、生物学的等価体を企図する(Pro.Drug Res.,1991,37,287)。RbがOH基である場合、これはフェノール部分を形成し、本開示はまた、フェノール生物学的等価体を有する化合物を企図する。いくつかの例示的フェノール生物学的等価体は、OHラジカルがB(OH)2またはBF3.M(M=Na、K、Ca、もしくはMg)により置き換えられた場合に形成される。したがって、表2に示される化合物を含む、本明細書に記載の実施形態の任意の1つ以上において、OHは、B(OH)2またはBF3.M(M=Na、K、Ca、もしくはMg)により置き換えられてもよく、あるいはB(OH)2および/またはBF3.M(M=Na、K、Ca、もしくはMg)がRbのさらなる代替例として含まれてもよい。
ある特定の実施形態において、本明細書において企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つ以上に従い、Q、Ra、Rb、Rc、Rd、およびLの任意の1つ、2つ、3つまたはそれ以上を有する。
したがって、さらなる例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、QおよびRaを有する。
他の例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、QおよびAを有する。
他の例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、QおよびLを有する。
他の例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、LおよびRaを有する。
他の例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、LおよびRbを有する。
他の例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、Q、LおよびRaを有する。
他の例において、企図される化合物は、本明細書の表2に示される化合物E−1〜E−32の任意の1つに従い、Q、LおよびRbを有する。
本明細書において企図される化合物は、ヘテロ環式化合物を生成するための既知の任意の適切な手段により調製され得る。いくつかの例示的な方法が、以降の例1において説明され、以下のスキーム1〜13において図示される。当業者は、これらを式(I)、(IA)および(Ia)の他の化合物の合成に外挿することができる(例えば、適切に置換されたフェニル環(AがC−Rbである化合物の場合)をピリジル環(AがNである場合であり、逆も成り立つ)で置き換えることにより)。
Qが(i)であり、Lが*C(=O)−NHである化合物は、スキーム1に従って調製され得る。
Qが(i)であり、LがNHである化合物は、スキーム2に従って調製され得る。
Qが(c)であり、LがNHである化合物は、スキーム3に従って調製され得る。
Qが(d)であり、LがNHおよび−NH−NH−である化合物は、スキーム4に従って調製され得る。
Qが(k)または(p)であり、LがNHまたは−NH−NH−である化合物は、スキーム5に従って調製され得る。
Qが(h)であり、LがNHである化合物は、スキーム7に従って調製され得る。
Qが(g)であり、LがNHまたは−NH−NH−である化合物は、スキーム8に従って調製され得る。
Qが(f)であり、Lが*C(=O)−NHである化合物は、スキーム9に従って調製され得る。
Qが(k)であり、Lが*C(=O)−NHである化合物は、スキーム10に従って調製され得る。
Qが(d)であり、Lが*C(=O)−NHである化合物は、スキーム11に従って調製され得る。
Qが(c)であり、Lが*C(=O)−NHである化合物は、スキーム12に従って調製され得る。
Qが(h)であり、Lが*C(=O)−NHである化合物は、スキーム13に従って調製され得る。
本発明により企図される化合物の調製のためのプロセスの間、適用される反応または転換条件に反応性または感受性となり得るある特定の官能基を保護することが必要または望ましくなり得る。そのような基の例としては、OH(ジオールを含む)、NH2、CO2H、SHおよびC=Oが挙げられる。そのような官能基に好適な保護基は、当該技術分野において知られており、標準的技法に従って使用され得る。本明細書において使用される場合、「保護基」という用語は、特定の官能基をある特定の条件下で一時的に不活性化する導入官能基を示す。そのような保護基、ならびにそれらを組み込む、およびその後適切な段階で除去するための方法は、参照により本明細書に全内容が援用される、Protective Groups in Organic Chemistry(有機化学における保護基),3rd Edition,T.W.Greene and P.G.Wutz,John Wiley and Sons,1999に記載されている。保護基の例示的形態は、以下を含む。
アミノ(NH2)に対しては、カルバメート(例えばCbz、Boc、Fmoc)、ベンジルアミン、アセトアミド(例えばアセトアミド、トリフルオロアセトアミド);
カルボニルに対しては、アセタール、ケタール、ジオキサン、ジチアン、およびヒドラゾン;
ヒドロキシに対しては、エーテル(例えばアルキルエーテル、アルコキシルアルキルエーテル、アリルエーテル、シリルエーテル、ベンジルエーテル、テトラヒドロピラニルエーテル)、カルボン酸エステル、アセタール(例えばアセトニドおよびベンジリデンアセタール);
チオ(SH)に対しては、エーテル(例えばアルキルエーテル、ベンジルエーテル)、エステル;ならびに
CO2Hに対しては、エステル(例えばアルキルエステル、ベンジルエステル)。
また、本開示のある特定の化合物は、不斉中心を有してもよく、したがって2つ以上の立体異性体、例えば鏡像異性体およびジアステレオマーの形態で存在し得ることが理解される。したがって、本発明はまた、1つ以上の不斉中心において実質的に純粋な異性体の形態の光学的に活性な化合物(複数を含む)、例えば約90%ee、例えば約95%もしくは97%ee、または99%ee超である鏡像異性体、およびラセミ体を含むそれらの混合物に関する。そのような異性体は、例えばキラル中間体を使用して不斉合成により調製され得、酵素または混合物は、従来の方法、例えばクロマトグラフィー、再結晶、または分割剤の使用により分割され得る。
理論により本開示を限定しないが、本明細書に記載の化合物は、本明細書においてスフィンゴシンキナーゼSphK1およびSphK2等のスフィンゴ脂質酵素、ならびにDes1とも呼ばれる、スフィンゴ脂質生合成経路における1つ以上の酵素を標的化し得る、すなわち酵素と相互作用する。本明細書において使用される場合、「相互作用」という用語は、本開示の化合物およびスフィンゴリオイド酵素に少なくとも関連して使用される際、酵素の生化学的活性を部分的または完全に開始、促進もしくは向上させる、または代替として阻害、抑制もしくは防止するような、化合物と酵素との関連を含む(例えば、S1Pを生成するスフィンゴシンのリン酸化、またはセラミドを生成するジヒドロセラミドへのΔ4二重結合の導入)。これは、酵素の1つ以上の部位での化学的もしくは会合による結合、他の内因性分子との反応の促進、または酵素の分解もしくは構造変化をもたらすような様式での関連等の、任意の手段により生じ得る。ある特定の実施形態において、1つ以上の化合物は、内因性化合物の結合ドメイン(オルソステリック部位)での結合、または別の部位(アロステリック部位)、例えばS1P媒介自己阻害の部位での結合により、酵素の活性を阻害することができてもよい。化合物は、一方または両方の結合部位との相互作用が可能であってもよい。化合物と1つ以上の酵素との相互作用の決定は、例において説明される手順等の酵素活性阻害を測定する方法を含む、本技術分野の任意の好適な方法に従って決定され得る。いくつかの実施形態において、化合物は、使用される手順に従って、酵素活性阻害の少なくとも測定可能または別様に決定可能なレベルを示す場合、酵素と相互作用するとみなすことができる。選択的相互作用、例えば選択的阻害は、別の酵素および/または結合部位よりも完全または部分的に優先的な、化合物と酵素および/またはその結合部位との相互作用を示す。
理論により本開示を限定しないが、式(I)の1つ以上の化合物が、Des1、SphK1およびSphK2の1つのみ、2つまたは3つと相互作用し得る。相互作用は、別の酵素よりも1つの酵素に対して選択的に優先されてもよい。例えば、化合物は、Des1、SphK1およびSphK2の1つと選択的に相互作用し得るがその他とは相互作用せず、または、その活性が他よりも大きく阻害されるように、1つとより大きく相互作用し得る。他の実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、別の酵素よりも優先的に2つのスフィンゴ脂質酵素と選択的に相互作用し得る。例えば、化合物は、Des1、SphK1およびSphK2の2つと選択的に相互作用し得るが、その他とは相互作用せず、または、その活性が他よりも大きく阻害されるように、2つの酵素と相互作用し得る。
式(I)の1つ以上の化合物は、SphK1および/もしくはSphK2および/もしくはDes1の阻害活性を示す、ならびに/または抗増殖活性を示す、ならびに/または抗線維症活性を示すことができる。
式(I)の1つ以上の化合物、または上記実施形態において説明されるような化合物の群は、他よりもSphK1またはSphK2の1つに対して選択的相互作用活性を有してもよく、すなわち、SphK2よりもSphK1との選択的相互作用を示す、またはSphK1よりもSphK2との選択的相互作用を示してもよい。
いくつかの実施形態において、式(I)の1つ以上の化合物は、SphK1の阻害活性を示す。いくつかの実施形態において、式Iのある特定の化合物は、SphK2の阻害活性を示す。さらなる実施形態において、式(I)のある特定の化合物は、SphK1およびSphK2の阻害活性を示す。他の実施形態において、式Iのある特定の化合物は、SphK2よりもSphK1の選択的阻害活性を示す。さらに他の実施形態において、式Iのある特定の化合物は、SphK1よりもSphK2の選択的阻害活性を示す。
いくつかの実施形態において、式(I)、(IA)および(Ia)の1つ以上の化合物は、抗増殖活性を示す。さらなる例において、抗増殖活性は、単一の細胞株もしくは細胞型に対して観察され得、または2つ以上の異なる細胞株もしくはがん型において観察され得る。したがって、本開示の1つ以上の化合物は、単一のがん型または2つ以上のがん型に対する治療において有用となり得る。いくつかのさらなる実施形態において、式(I)、(IA)および(Ia)のある特定の化合物は、SphK1およびSphK2に対する阻害活性なしに抗増殖活性を示し、すなわちそれらは選択的抗増殖剤である。そのさらなる実施形態において、式(I)、(IA)および(Ia)の1つ以上の化合物はまた、上述のようなSphK1および/またはSphK2の阻害活性を示してもよい。
理論により本開示を限定しないが、化合物がSphK1および/またはSphK2と相互作用する場合、本開示の化合物は、SphK1およびSpK2のオルソステリックおよびアロステリック部位の1つ以上と相互作用し得る。いくつかの実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、SphK1/2のオルソステリックおよびアロステリック部位の一方または他方と選択的に相互作用し得る。したがって、いくつかの実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、SphK1および/またはSphK2のオルソステリック部位と選択的に相互作用して、キナーゼ活性を阻害し得る。他の実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、SphK1および/またはSphK2のアロステリック部位と選択的に相互作用して、キナーゼ活性を阻害し得る。さらに、相互作用は、他よりもSphK1およびSphK2の1つに対して選択的であってもよい。キナーゼ活性を阻害する化合物は、炎症、喘息および疼痛等の疾患または状態の治療における実用性を有し得る。
いくつかの実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、SphK1およびSpK2のアロステリック部位の一方または他方と選択的に相互作用し得る。理論により本開示を限定しないが、そのような相互作用は、キナーゼの分解をもたらし得る。そのような様式で相互作用する化合物は、望ましくない細胞増殖または転移が関与または関連する疾患および状態の治療における実用性を有し得る。
いくつかの実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、SphK1および/またはSpK2の両方の部位と相互作用し得る。
いくつかの実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、Des1と相互作用し得る。さらなる実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、Des1、ならびにSphK1およびSpK2の少なくとも1つと相互作用し得る。さらなる実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、Des1およびSphK1と相互作用し得る。さらなる実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、Des1およびSphK1と相互作用し得る。さらなる実施形態において、本開示の1つ以上の化合物は、Des1およびSphK1およびSphK2と相互作用し得る。実施形態において、化合物がDes1と相互作用し、またSphK1およびSpK2の少なくとも1つと相互作用する場合、その相互作用は、酵素の部位のいずれか1つ、例えばSphK1もしくはSpK2のオルソステリック部位、SphK1もしくはSpK2のアロステリック部位、SphK1およびSpK2の両方のオルソステリック部位、SphK1およびSpK2の両方のアロステリック部位、SphK1のオルソステリック部位およびSphK2のアロステリック部位、またはSphK1のアロステリック部位およびSphK2のオルソステリック部位にあってもよい。
いくつかの実施形態において、1つ以上の化合物は、Des1およびSphK2と相互作用してもよく、抗増殖および/または抗線維症活性を示すことができる。
処置される対象は、哺乳動物対象、すなわち人間、霊長類、家畜動物(ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタおよびヤギを含む)、コンパニオンアニマル(イヌ、ネコ、ウサギ、モルモットを含む)、ならびに捕獲された野生動物を含む。ウサギ、マウス、ラット、モルモットおよびハムスター等の実験動物もまた、好都合な試験系を提供し得るため企図される。鳥、両生類および魚等の非哺乳動物種もまた、本発明のある特定の実施形態において企図され得る。
本開示の化合物は、がんおよび/もしくは転移の処置もしくは阻害、または線維性疾患の処置を含む、過剰な、または望ましくないスフィンゴ脂質酵素活性が関与する、例えば望ましくない細胞増殖が関連する疾患または状態の処置に有用となり得、処置または阻害有効量で対象に投与され得る。処置または阻害有効量は、所望の投薬計画に従って投与された場合、所望の治療的処置または阻害効果を少なくとも部分的に達成する量を含むことを意図し、治療されている特定の障害もしくは状態、またはその病変の、1つ以上の症状を軽減する、排除するもしくはその発生頻度を低減すること、その発症を予防もしくは遅延させること、その進行を阻害すること、またはその発症もしくは進行を中断するもしくは逆転させること(部分的もしくは全体的)の1つ以上を含み得る。本明細書において使用される場合、「望ましくない細胞増殖を阻害する」とは、がん成長または転移において生じ得るような、過剰な、制御されていない、有害な、または別様に望ましくない細胞増殖を予防する、停止する、その速度もしくは程度を抑制する、または別様に遅延もしくは逆転させることを含む。
したがって、本開示の化合物またはその塩もしくは溶媒和物は、ホルモン関連がん、例えば乳がんおよび前立腺がん、ならびにそれらの転移を含むがん性状態において見られるように、例えば望ましくない細胞増殖の処置における抗増殖剤として有用となり得る。本明細書に記載の化合物による処置に適する可能性のある他のがん性状態は、肺がん、結腸がん、膵臓がんおよび脳腫瘍、ならびにリンパ腫を含む。本明細書に記載の化合物は、原発性がんの処置、および/または転移(すなわち二次がん)の処置もしくは阻害における実用性を有し得る。
ここで、酵素Des1を阻害する式(I)のいくつかの化合物がまた、抗線維症活性を有することが示された。したがって、いくつかの実施形態において、その薬学的に許容される塩および溶媒和物を含むDes1を阻害する化合物は、線維症および線維性疾患、例えば特発性肺線維症および嚢胞性線維症を含む肺線維症;肝臓線維症、例えば硬変;心内膜心筋線維症、心房線維症、および心筋梗塞(心臓発作)から生じる線維症を含む心筋線維症;例えば糖尿病性ネフロパシーから生じる腎臓線維症;胆嚢線維症、皮膚または真皮線維症、例えば強皮症、肥厚性瘢痕およびケロイド;骨髄線維症、ならびに腸管線維症、例えばクローン病の処置において有用となり得る。
本明細書において企図される1つ以上の化合物は、有利には、他の知られているスフィンゴ脂質酵素阻害剤、例えば本明細書に記載のようなSKI−IIと比較して、増加した効用または有効性(例えば、スフィンゴシンキナーゼ阻害剤、Des1阻害剤、抗増殖剤もしくは抗がん剤、または抗線維症剤として)、ならびに低減された代謝および/または毒素族易罹病性の1つ以上を示す。
好適な投薬量および投薬計画は、担当医により決定され得、処置されている特定の状態、状態の重症度、ならびに対象の全般的年齢、健康状態および体重に依存し得る。好適な投薬量は、1μgから1gの範囲内の化合物、塩または溶媒和物、例えば1μg〜1mg(例えば100μg、250μg、500μg、750μg)、1mg〜10mg(例えば2、5もしくは7mg)、10mg〜50mg(例えば15、20、25、30、もしくは40mg)、50mg〜100mg(例えば60、70、80、90mg)または100mg〜500mg(例えば200、250、300、400mg)であってもよい。用量は、1日1回または複数回(例えば2、3、もしくは4回)、あるいは週1回以上、隔週、または月1回投与され得る。投与は、急性の障害または状態を処置するために限定された期間、例えば1、2、3、もしくは4週間、または2もしくは3ヶ月間にわたってもよく、あるいは、慢性の障害または状態を処置するために長期間、例えば3ヶ月超、例えば6もしくは12ヶ月間、1〜2年間、またはそれより長い期間行われてもよい。
活性成分は、単回投薬または一連の投薬で投与され得る。活性成分は単独で投与され得るが、組成物として、好ましくは医薬組成物として、1種以上の薬学的に許容される添加剤と共に提供されるのが好ましい。組成物はまた、1種以上の他の治療薬剤および/または抗増殖もしくは抗がん剤と組み合わせてパッケージまたは提供され得る。組み合わせの構成成分は、必要に応じて単一組成物または別個の組成物として、同時に、または別個の時点で互いに併せて投与されてもよい。したがって、本明細書において企図される組成物は、唯一の治療薬剤または抗増殖/抗がんもしくは抗線維症剤として、本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含有してもよく、あるいは、1種以上の追加的な治療または抗増殖/抗がんもしくは抗線維症剤をさらに含有してもよい。したがって、本開示はまた、過剰な、もしくは望ましくないスフィンゴシンキナーゼ活性が関与する疾患もしくは状態を処置するための医薬の製造、あるいは望ましくない細胞増殖の阻害、例えば、がんの処置、または転移の阻害もしくは予防、または線維性疾患の処置における、式(I)、(IA)もしくは(Ia)またはそれらの薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の使用に関する。
そのような組成物の製剤化は、当業者に周知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences(レミントンの薬学),21st Edition,Mack Publishing,2005を参照されたい。組成物は、任意の好適な添加剤、担体、希釈剤または賦形剤を含有してもよい。これらは、全ての従来の溶媒、分散媒体、充填剤、固体担体、コーティング、抗真菌および抗菌剤、皮膚浸透剤、界面活性剤、等張および吸収剤等を含む。本発明の組成物はまた、他の補助的生理活性剤を含んでもよいことが理解される。
添加剤は、組成物の他の成分に適合し、対象に有害ではないという点で、薬学的に許容されなければならない。組成物は、経口、直腸内、経鼻、局所(経皮、口腔および舌下を含む)、膣内または非経口(皮下、筋肉内、静脈内および皮内を含む)投与に好適なものを含む。組成物は、単位投薬形態で好都合に提供されてもよく、また、調剤技術分野において周知の任意の方法により調製することができる。そのような方法は、活性成分を、1つ以上の必要成分を構成する添加剤と関連付けるステップを含む。一般に、組成物は、活性成分を、液体添加剤もしくは微粉化された固体添加剤、またはその両方と均一および密に関連付け、次いで必要な場合は生成物を成形することにより調製される。
経口投与に好適な本発明の組成物は、それぞれ所定量の活性成分を含有するカプセル、小袋もしくは錠剤等の個別の単位として;粉末または顆粒として;水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁液として;または水中油液体エマルションもしくは油中水液体エマルションとして提供されてもよい。
錠剤は、任意選択で1種以上の副成分と共に、圧縮または成形により作製され得る。圧縮錠剤は、結合剤(例えば不活性希釈剤)、保存料、崩壊剤(例えばデンプングリコール酸ナトリウム、架橋ポリビニルピロリドン、架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース)、表面活性または分散剤と任意に混合して、粉末または顆粒等の自由流動形態の活性成分を好適な機械で圧縮することにより調製することができる。成形錠剤は、不活性な液体希釈剤で湿らせた粉末化合物の混合物を、好適な機械で成形することにより製造することができる。錠剤は、任意選択で、コーティングされる、または刻み目を入れられてもよく、所望の放出プロファイルを提供するように、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロースを様々な割合で使用して、その中の活性成分の徐放または制御放出を提供するように製剤化されてもよい。錠剤には、胃ではなく腸の一部での放出を提供するために、任意選択で腸溶性コーティングが提供されてもよい。
口内の局所的投与に好適な組成物は、風味付けされた基材、通常はスクロースおよびアカシアまたはトラガカントガム中に活性成分を含む薬用キャンディー;不活性ベース、例えばゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアガム中に活性成分を含むトローチ;ならびに好適な液体担体中に活性成分を含むマウスウォッシュを含む。
皮膚への局所投与に好適な組成物は、任意の好適な担体または基材中に溶解または懸濁された化合物を含んでもよく、ローション、ゲル、クリーム、ペースト、軟膏等の形態であってもよい。好適な担体は、鉱物油、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、乳化ワックス、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水を含む。パッチ等の経皮送達用デバイスもまた、本発明の化合物を投与するために使用され得る。
直腸内投与用の組成物は、例えばココアバター、グリセリン、ゼラチンまたはポリエチレングリコールを含む好適な基材と共に坐剤として提供され得る。
膣内投与に好適な組成物は、活性成分に加えて、当該技術分野において知られているような担体を適宜含有するペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、フォームまたはスプレー製剤として提供され得る。
非経口投与に好適な組成物は、酸化防止剤、緩衝剤、静菌薬、および組成物を対象被投与者の血液と等張性にする溶質を含有し得る、水性および非水性等張性滅菌注射液;ならびに、懸濁剤および増粘剤を含み得る、水性および非水性滅菌懸濁液を含む。組成物は、単位用量または複数用量の密閉容器内、例えばアンプルおよびバイアル内に提供されてもよく、使用直前に注射用の水等の滅菌液体担体を添加するだけでよい、フリーズドライ(凍結乾燥)状態で保存され得る。上述したような無菌粉末、顆粒、および錠剤から、即席の注射液および懸濁液が調製され得る。
好ましい単位投薬組成物は、活性成分の1日用量もしくは単位、本明細書において上述されるような1日部分用量、またはその適切な一部分を含有するものである。
具体的に上述された活性成分に加えて、本開示の組成物は、問題となる組成物の種類を考慮して、当該技術分野において従来的な他の添加剤または薬剤を含んでもよく、例えば、経口投与に好適なものは、結合剤、甘味剤、増粘剤、香料添加剤、崩壊剤、コーティング剤、保存料、滑剤および/または時間遅延剤等のさらなる薬剤を含んでもよい。好適な甘味剤は、スクロース、ラクトース、グルコース、アスパルテームまたはサッカリンを含む。好適な崩壊剤は、コーンスターチ、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、キサンタンガム、ベントナイト、アルギン酸または寒天を含む。好適な香料添加剤は、ペパーミント油、冬緑油、サクランボ、オレンジまたはラズベリー香料を含む。好適なコーティング剤は、アクリル酸および/もしくはメタクリル酸のポリマーもしくはコポリマー、ならびに/またはそれらのエステル、ワックス、脂肪アルコール、ゼイン、セラックあるいはグルテンを含む。好適な保存料は、安息香酸ナトリウム、ビタミンE、α−トコフェロール、アスコルビン酸、メチルパラベン、プロピルパラベンまたは亜硫酸水素ナトリウムを含む。好適な滑剤は、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、オレイン酸ナトリウム、塩化ナトリウムまたはタルクを含む。好適な時間遅延剤は、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルを含む。
本開示はまた、式(I)のプロドラッグに関する。式(I)の化合物のプロドラッグである任意の化合物が、本発明の範囲および精神に含まれる。「プロドラッグ」という用語は、その最も広い意味で使用され、in vivoで酵素的または加水分解的に本発明の化合物に変換される誘導体を包含する。そのような誘導体は、当業者が容易に思い付くことができ、例えば、遊離チオールもしくはヒドロキシ基がエステルに、例えばホスホネート、スルホネートおよびカルボキシエステル、例えばアセテート、もしくはチオエステルに変換される化合物、または、遊離アミノ基がアミドに、例えばカルボキシ、ホスホネートまたはスルホネートアミドに変換される化合物を含む。本発明の化合物をアシル化して、例えばエステルおよびアミドプロドラッグを調製するための手順は、当該技術分野において周知であり、好適な触媒または塩基の存在下での適切なカルボン酸、無水物または塩化物による化合物の処理を含み得る。カルボン酸(カルボキシ)基のエステルもまた企図される。好適なエステルは、C1〜6アルキルエステル;C1〜6アルコキシメチルエステル、例えばメトキシメチルまたはエトキシメチル;C1〜6アルカノイルオキシメチルエステル、例えばピバロイルオキシメチル;フタリジルエステル;C3〜8シクロアルコキシカルボニルC1〜6アルキルエステル、例えば1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル;1,3−ジオキソレン−2−オニルメチルエステル、例えば5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オニルメチル;およびC1〜6アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例えば1−メトキシカルボニルオキシエチルである。アミノ官能基のプロドラッグは、アミド(例えば、Adv.BioSci.,1979,20,369,Kyncl,J.et alを参照されたい)、エナミン(例えば、J.Pharm.Sci.,1971,60,1810,Caldwell,H.et alを参照されたい)、シッフ塩基(例えば、米国特許第2,923,661号およびAntimicrob.Agents Chemother.,1981,19,1004,Smyth,R.et alを参照されたい)、オキサゾリジン(例えば、J.Pharm.Sci,1983,72,1294,Johansen,M.et alを参照されたい)、マンニッヒ塩基(例えば、J.Pharm.Sci.1980,69,44,Bundgaard,H.et alおよびJ.Am.Chem.Soc.,1959,81,1198,Gottstein,W.et alを参照されたい)、ヒドロキシメチル誘導体(例えば、J.Pharm.Sci,1981,70,855,Bansal,P.et alを参照されたい)ならびにN−(アシルオキシ)アルキル誘導体およびカルバメート(例えば、J.Med.Chem.,1980,23,469,Bodor,N.et al、J.Med.Chem.,1984,27,1037,Firestone,R.et al、J.Med.Chem.,1967,10,960,Kreiger,M.et al、米国特許第5,684,018号およびJ.Med.Chem.,1988,31,318−322,Alexander,J.et alを参照されたい)を含む。好適なプロドラッグの選択および調製のための他の従来の手順は、当該技術分野において知られており、例えば、WO00/23419;Design of Prodrugs(プロドラッグの設計),H.Bundgaard,Ed.,Elsevier Science Publishers,1985;Methods in Enzymology(酵素学における方法),42: 309−396,K.Widder,Ed,Academic Press,1985;A Textbook of Drug Design and Development(薬物設計および開発のテキスト),Krogsgaard−Larsen and H.Bundgaard,Eds,Chapter 5,p113−191(1991);Advanced Drug Delivery Reviews,8; 1−38(1992);Journal of Pharmaceutical Sciences,77;285(1988),H.Bundgaard,et al;Chem Pharm Bull,32692(1984),N.Kakeya et alならびにThe Organic Chemistry of Drug Design and Drug Action(薬物設計および薬物作用の有機化学),Chapter 8,pp352−401,Academic press,Inc.,1992において説明されている。
式(I)、(IA)または(Ia)の化合物の好適な薬学的に許容される塩としては、限定されないが、薬学的に許容される無機酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、カルボン酸、ホウ酸、スルファミン酸、および臭化水素酸の塩、または、薬学的に許容される有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、酒石酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フマル酸、マレイン酸、クエン酸、乳酸、粘液酸、グルコン酸、安息香酸、コハク酸、シュウ酸、フェニル酢酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、サリチル酸、スルファニル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、エデト酸、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ラウリン酸、パントテン酸、タンニン酸、アスコルビン酸、フェンディゾ(fendizoic)酸、4−4’−メチレンビス−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、o−(p−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、4’−4’’−ジヒドロキシトリフェニルメタン−2−カルボン酸および吉草酸の塩を挙げることができる。塩基塩としては、限定されないが、薬学的に許容されるカチオン、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウムおよびアルキルアンモニウム等と形成されるものが挙げられる。塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド、例えば塩化、臭化、およびヨウ化メチル、エチル、プロピル、およびブチル、または硫酸ジアルキル、例えば硫酸ジメチルおよびジエチル等の試薬で四級化されてもよい。
本明細書の態様、実施形態または例のいずれかにおいて説明される化合物のいずれかの薬学的に許容される塩の例は、塩酸塩である。
本開示の化合物は、遊離化合物として、または溶媒和物としての結晶形態であってもよく、両方の形態が本発明の範囲内であることが意図される。「溶媒和物」という用語は、溶質、すなわち本開示の化合物の1つ以上の分子、および溶媒の1つ以上の分子により形成される複合物または集合体を示す。好適な溶媒は、当該技術分野において十分に理解されており、例えば、水(すなわち水和物を形成する)、ならびに一般的な有機溶媒、例えばアルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール)および酢酸等を含む。溶媒和の方法は、当該技術分野において一般的に知られており、例えば、適切な溶媒からの再結晶である。
本開示の化合物はまた、獣医学的組成物における使用に供され得る。これらは、当該技術分野において知られている任意の好適な手段により調製され得る。そのような組成物の例は、以下に適合されたものを含む。
経口投与、外用(例えば、水性および非水性溶液または懸濁液を含むドレンチ)、錠剤、ボーラス、粉末、顆粒、飼料との混合用のペレット、舌への適用のためのペースト;
滅菌溶液または懸濁液としての非経口投与、例えば皮下、筋肉内または静脈内注射;
局所適用、例えばクリーム、軟膏、ゲル、ローション等。
ここで、例示を目的として含められ、上述の開示の一般性を限定することを意図しない以下の例により、本開示のいくつかの実施形態をさらに実証する。
例1−試験化合物の調製
1.5−(4−クロロフェニル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(E−1)
DMF(1.5mL)中の2−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(Vachal,P.; Toth,L.M.Tetrahedron Letters 2004,45,7157−7161)(0.1g、0.385mmol)、4−アミノフェノール(0.105g、0.963mmol)およびDIPEA(164μL、0.963mmol)を、70℃で3時間加熱した。冷却した溶液を、EtOAc(150mL)および水(100mL)に分配した。水層を除去し、有機層を、水(3×100mL)、次いでブライン(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで黒色残渣となるまで濃縮し、これをEtOAcで溶出しながらシリカプラグを通して濾過し、残渣となるまで濃縮し、これを50%EtOAc:石油スピリットで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画をプールし、固形物となるまで濃縮し、これをEtOAcと摺り混ぜると、表題化合物がベージュ色の固形物として得られた(0.031g、収率28%)。Mp 252℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.31(s,1H)、9.16(s,1H)、7.87(d,J=8.6Hz,2H)、7.63(d,J=8.6Hz,2H)、7.39(d,J=8.9Hz,2H)、6.77(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.4、156.7、152.6、135.3、130.3、129.5、127.1、122.9、119.0、115.5。LCMS Rf(分)=5.44。MS m/z 288.0(M+H)。HR−ESI C14H11ClN3O2 +(M+H)の計算値288.0534、実測値288.0534。
2.4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ)フェノール(E−2)
DMF(1mL)中の2−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール(市販されている)(0.53g、1.925mmol)、4−メトキシアニリン(0.595g、4.815mmol)およびDIPEA(820μL、4.815mmol)を、100〜105℃で2日間加熱した。冷却した溶液を、EtOAc(150mL)および希HCl(100mL)に分配した。水層を除去し、有機層を、水(3×100mL)、次いでブライン(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで半固形物となるまで濃縮し、これをDCMと摺り混ぜると、中間体メチルエーテルが金色の固形物として得られ、これを濾過してDCMで洗浄した(0.132g、収率22%)。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.36(s,1H)、7.90−7.81(m,2H)、7.61−7.51(m,4H)、7.00−6.91(m,2H)、3.74(s,3H)。メチルエーテルの一部(0.05g、0.157mmol)をN2雰囲気下で乾燥DCM(5mL)中に懸濁させ、未処理BBr3(19μL、0.2mmol)を0℃で添加し、この温度で3時間撹拌した。次いで、混合物に飽和重炭酸塩(1mL)を、続いてEtOAc(20mL)を滴下により添加し、2分間激しく撹拌した。次いで、撹拌溶液に水(5mL)を添加し、続いてpHが2に達するまで6M HClを添加した。水層を除去し、有機層を、水(3×30mL)、次いでブライン(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで固形物となるまで濃縮し、これをEtOAcと摺り混ぜ、これを濾過して、EtOAc、および最後にCHCl3で洗浄すると、表題化合物が淡褐色粉末として得られた(0.013g、収率27%)。Mp 252℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.22(s,1H)、9.23(s,1H)、7.84(d,J=8.7Hz,2H)、7.55(d,J=8.7Hz,2H)、7.41(d,J=8.9Hz,2H)、6.77(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 165.5、155.2、153.1、134.4、132.5、129.4、129.2、128.2、120.0、115.6。LCMS Rf(分)=5.66。MS m/z 304.0(M+H)。HR−ESI C14H11ClN3O2+(M+H)の計算値288.0534、実測値288.0534。
3.4−((5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ)フェノール(E−3)
メチル(Z)−N’−(4−クロロベンゾイル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)カルバムイミドチオエート(Rasmussen,C.R.et al Synthesis 1988,1988,456−459)(0.5g、1.559mmol)を、EtOH(20mL)中のNH2−OH.HCl(0.542g、7.795mmol)およびDBU(1.63mL、10.913mmol)の混合物に添加し、混合物を4h時間還流した。冷却した溶液を残渣となるまで濃縮し、これを水(30mL)中に入れ、6M HClで中和した。得られた固形物を濾過し、水で洗浄すると、白色固形物が得られた(0.308g)。固形物をDCM(300mL)中に溶解し、50%EtOAc:石油スピリットで溶出しながら短いシリカカラムを通して濾過した。適切な分画の濃縮から得られた固形物をEtOHから再結晶させると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.092g、収率21%)。Mp 119〜122℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.65(s,1H)、9.05(s,1H)、8.06(d,J=8.8Hz,2H)、7.71(d,J=8.8Hz,2H)、7.30(d,J=9.0Hz,2H)、6.74(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 171.6、165.7、151.9、137.8、131.8、129.7、129.4、122.6、118.7、115.4。LCMS Rf(分)=5.80。MS m/z 288.0(M+H)。HR−ESI C14H11ClN3O2 +(M+H)の計算値288.0534、実測値288.0532。
4.4−((3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アミノ)フェノール(E−4)
3−(4−クロロフェニル)−5−(トリクロロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール(Layton,M.E.,et al,ACS Chemical NeuroScience 2011,2,352−62)(0.613g、2.057mmol)、続いて4−アミノフェノール(0.748g、6.859mmol)およびDBU(1.04mL、6.909mmol)を室温でDMSO(9.2mL)中に溶解した。混合物を3時間撹拌し、次いでEtOAc(50mL)で希釈し、1M HCl(20mL)、次いで水(4×20mL)、最後にブライン(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、次いでEtOAcで溶出しながらシリカプラグを通して濾過し、黒色/褐色半固形物となるまで濃縮した。粗生成物をDCM(5mL)と摺り混ぜると、暗褐色粉末が得られた(0.164g、純度85〜90%)。粉末を、30%EOAc:石油スピリットで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画の濃縮から、固形物が淡褐色固形物として得られ、これをiPrOH−石油スピリットから再結晶させると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.058g、収率10%)。Mp 238〜241℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.75(s,1H)、9.28(s,1H)、7.97(d,J=8.7Hz,2H)、7.61(d,J=8.7Hz,2H)、7.42(d,J=8.9Hz,2H)、6.79(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 168.6、166.6、153.5、135.8、129.5、129.2、128.6、126.1、120.1、115.6。LCMS Rf(分)=5.80。MS m/z 288.0(M+H)。HR−ESI C14H11ClN3O2 +(M+H)の計算値288.0534、実測値288.0531。
5.4−(4−クロロフェニル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−カルボキサミド(E−5)
250mLの乾燥THF中のホルムアミド(7.75g、172mmol)を、氷浴中で冷却し、P4S10(13.2g、30mmol)を、激しい撹拌と共に1度に添加した。添加後、氷浴を取り外し、反応物を30℃で3時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、THF(10mL)中の2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)エタン−1−オン(3.76g、16.2mmol)を含有する500mL rbに直接濾過を介して入れた。混合物を40〜50℃まで3時間加熱した。次いで、混合物を5時間還流し、次いで室温で一晩静置した。真空下でTHFを除去し、残渣をEtOAc(200mL)中に入れ、水(50mL)で希釈した飽和重炭酸塩(100mL)と共に10分間激しく撹拌した。水層を分離し、有機層を、水(3×200mL)、および最後にブライン(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで淡黄色の油となるまで濃縮した(5.48g)。次いで、粗生成物を、DCMで溶出しながらシリカプラグを通して濾過すると、濃縮後に固形物が得られた(3.6g)。固形物を石油スピリットから再結晶させると、4−(4−クロロフェニル)チアゾールが白色針状物として得られた(2.36g、収率74%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.88(d,J=2.0Hz,1H)、7.87(d,J=8.7Hz,2H)、7.53(d,J=2.0Hz,1H)、7.41(d,J=8.8Hz,2H)。4−(4−クロロフェニル)チアゾールの一部を、N2雰囲気下で乾燥THF(20mL)中に溶解し、iPrOH/CO2(固体)浴で−78℃に冷却した。次いで、混合物にnBuLi(2M、0.511mL、1.022mmol)を滴下により添加した。添加後、混合物を−78℃で20分間撹拌した。次いで、混合物中にCO2(気体)を15分間吹き込み、その後−78℃でさらに15分間撹拌した。iPrOH/CO2(固体)浴を取り外し、1.5時間撹拌した。混合物を飽和NH4Cl溶液(10mL)でクエンチし、次いでEtOAc(25mL)で希釈した。この撹拌溶液に、6M HCl(1mL)を添加した。水層を廃棄し、有機層を、水(2×50mL)、および最後にブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、固形物となるまで濃縮した(0.219g)。固形物を、1M NaOH(15mL)およびエーテル(50mL)に分配した。有機層を廃棄し、水層をエーテル(50mL)で洗浄した。水層を氷上で冷却し、次いで6M HClでpH1〜2に酸性化した。得られた沈殿物をブフナー漏斗/フラスコ上で回収し、水で洗浄し、次いでKOH上で真空乾燥させると、4−(4−クロロフェニル)チアゾール−2,5−ジカルボン酸で汚染された4−(4−クロロフェニル)チアゾール−2−カルボン酸0.150gが得られた。この粗材料を、精製せずに次のステップに使用した。
50mgの粗酸(0.209mmol)をDMF(2mL)中に溶解し、HBTU(0.119g、0.313mmol)、続いてp−アニシジン(0.077g、0.626mmol)を添加した。この撹拌溶液にトリエチルアミン(0.116mL、0.834mmol)を添加し、次いで一晩撹拌した。混合物を水で徐々に希釈すると、沈殿物が得られた。沈殿物をブフナー漏斗/フラスコ上で回収し、水で洗浄し、吸引乾燥させた(0.076g)。固形物をEtOHから再結晶させた(0.048g、67%)。アミド化生成物を、N2雰囲気下で氷浴中で冷却されたCH2Cl2(5mL)および未処理BBr3(0.04mL、0.418mmol)に入れ、氷冷と共に2時間撹拌した。次いで、BBr3(0.04mL、0.418mmol)のさらなるアリコートを滴下により添加し、氷浴を取り外してさらに2時間撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、飽和NH4Cl溶液(10mL)で徐々にクエンチした。水層を除去し、有機層をブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、固形物となるまで濃縮し、これを10%v/v EtOAc/石油スピリットで溶出しながらシリカゲルカラム上でクロマトグラフ処理し、DCM中で摺り混ぜると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.017g、37%)。Mp 178〜180℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.43(s,1H)、9.37(s,1H)、8.51(s,1H)、8.19(d,J=8.6Hz,2H)、7.61(d,J=8.9Hz,2H)、7.57(d,J=8.6Hz,2H)、6.78(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.0、157.1、154.4、154.0、133.2、132.3、129.2、128.8、128.2、122.7、120.5、115.1。LCMS Rf(分)=5.93。MS m/z 331.0(M+H)。HR−ESI C16H12ClN2O2S+(M+H)の計算値331.0303、実測値331.0301。
6.2−(4−クロロフェニル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−4−カルボキサミド(E−6)
エチル2−ブロモチアゾール−4−カルボキシレート(Kelly,T.R.; Lang,F.J.Org.Chem.1996,3263,4623−4633)(0.1g、0.424mmol)を、K3PO4.H2O(0.293g、1.271mmol)および(4−クロロフェニル)ボロン酸(0.132g、0.847mmol)を含有するDMF(2.5mL)中に入れ、10分間撹拌溶液にN2を吹き込むことにより脱気した。次いで、混合物にPd[PPh3]2Cl2(0.014g、0.0212mmol、5モル%)を添加し、次いでN2雰囲気下で110℃まで5時間加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈し、0.5M HCl(10mL)で、次いで水(3×20mL)、および最後にブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、固形物となるまで濃縮し、これをDCM(10mL)中に入れ、DCM(50mL)で溶出しながらシリカプラグを通して濾過し、残渣となるまで濃縮した(0.102g)。この反応を、処理後に得られる粗材料をシリカプラグを通して濾過せずに同一スケールで繰り返すと、さらに0.22gの粗生成物が得られた(合計0.302g)。鈴木カップリング粗生成物(0.302g)をMeOH(20mL)および水(5mL)中に入れ、この混合物に、NaOH(約0.2g、1ペレット)を添加し、室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、次いで水(100mL)およびエーテル(100mL)に分配した。エーテル層を廃棄し、水層をエーテル(2×50mL)、次いで最後にEtOAc(50mL)で洗浄した。水層を6M HClで約pH2に酸性化し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせたEtOAc層を、水(20mL)、および最後にブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、(4−クロロフェニル)ボロン酸で汚染された固形物となるまで濃縮した(0.159g)。粗材料(0.159g)を、DMF(2mL)中に溶解し、HBTU(0.377g、0.995mmol)、p−アニシジン(0.245g、1.99mmol)、および最後にEt3N(368μL、2.654mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで混合物をEtOAc(30mL)および水(60mL)に分配した。水層を除去し、有機層を希HCl(20mL)、飽和重炭酸塩(30mL)、水(20mL)、および最後にブライン(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、暗褐色残渣となるまで濃縮した(0.187g)。粗材料を、10〜20%EtOAc:石油エーテルで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を獲得し、固形物(0.088g、0.848mmolのエチル2−ブロモチアゾール−4−カルボキシレートからの収率30%)となるまで濃縮した。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 9.14(s,1H)、8.19(s,1H)、7.94(d,J=8.7Hz,2H)、7.65(d,J=9.0Hz,2H)、7.47(d,J=8.8Hz,2H)、6.93(d,J=9.0Hz,2H)、3.83(s,3H)。上記材料(0.088g、0.255mmol)をDCM(8mL)中に溶解し、N2雰囲気下で氷浴中で冷却し、氷浴上で3時間撹拌しながら混合物に未処理BBr3(121μL、1.276mmol)を添加した。混合物を、EtOAc(20mL)および飽和重炭酸塩(10mL)に分配した。水層を除去し、有機層を、飽和重炭酸塩(10mL)、水(10mL)、および最後にブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、黄色固形物となるまで濃縮し、これをEtOHから再結晶させると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.028g、収率33%)。Mp 217〜220℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.06(s,1H)、9.30(s,1H)、8.43(s,1H)、8.18(d,J=8.7Hz,2H)、7.63(d,J=8.7Hz,2H)、7.60(d,J=8.9Hz,2H)、6.76(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 165.8、158.5、154.0、150.8、135.4、131.3、129.8、129.3、128.4、125.1、122.4、115.0。LCMS Rf(分)=6.06。MS m/z 331.0(M+H)。HR−ESI C16H12ClN2O2S+(M+H)の計算値331.0303、実測値331.0300。
7.N−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−4−ヒドロキシベンゼンアミニウムクロリド(E−7)
2−(クロロメチル)−5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.1g、0.437mmol)を、DMSO(440μL)中に溶解し、混合物に、p−アニシジン(0.062g、0.5mmol)、続いてK2CO3(0.175g、1.264mmol)を添加し、室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(4×30mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、褐色/琥珀色の樹脂となるまで濃縮した(0.139g)。樹脂を、0〜5%EtOAc:DCMで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理すると、生成物がオフホワイトの固形物として得られた(0.057g、収率41%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 7.98(d,J=8.8Hz,2H)、7.50(d,J=8.8Hz,2H)、6.83(d,J=9.1Hz,2H)、6.76(d,J=9.1Hz,2H)、4.63(s,2H)、4.09(s,1H)、3.77(s,3H)。上記メチルエーテル(0.057g、0.181mmol)をDCM(5mL)中に溶解し、N2雰囲気下で氷浴中で冷却し、未処理BBr3(85μL、0.903mmol)を滴下により添加し、3時間氷冷撹拌した。混合物を、EtOAc(20mL)および飽和重炭酸塩(10mL)に分配した。水層を除去し、有機層を、飽和重炭酸塩(10mL)、水(10mL)、および最後にブライン(10mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、固形物となるまで濃縮し、これをEtOAc(10mL)およびジオキサン中の4M HCl(300μL)中に入れると、沈殿物が得られ、これを濾過し、EtOAcで洗浄すると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.037g、収率61%)。Mp 206℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 7.97(d,J=8.7Hz,2H)、7.69(d,J=8.7Hz,2H)、6.77(d,J=8.7Hz,2H)、6.63(d,J=8.8Hz,2H)、4.63(s,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 163.8、162.8、153.7、137.0、129.76、128.4、124.4、124.1、121.9、119.4、115.9、41.4。LCMS Rf(分)=5.84。MS m/z 302.1(M+H)。HR−ESI C15H13ClN3O2 +(M+H)の計算値302.0691、実測値302.0697。
8.4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンズアミド(E−8)
4−クロロベンゾヒドラジド(0.532g、3.121mmol)および4−イソチオシアナトベンゾニトリル(0.5g、3.121mmol)を、THF(15mL)中で合わせ、室温で一晩撹拌した。この混合物に、塩化トシル(0.714g、3.748mmol)、続いてピリジン(530μL、6.554mmol)を添加した。混合物を、撹拌しながら6時間還流し、次いで室温で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、得られた固形物を濾過し、水(20mL)、EtOH(5mL)、および最後にDCM(20mL)で連続して洗浄すると、4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンゾニトリルが淡黄色固形物として得られた(0.45g、収率49%)。Mp 274〜276℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.34(s,1H)、7.92(d,J=8.8Hz,2H)、7.84(d,J=9.0Hz,2H)、7.77(d,J=9.0Hz,2H)、7.67(d,J=8.8Hz,2H)。
4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンゾニトリル(0.05g、0.169mmol)を、濃H2SO4(約2mL)中に室温で18時間溶解した。混合物を氷浴中で冷却し、砕いた氷(50g)を撹拌溶液に添加すると、固形物が得られた。混合物を、飽和重炭酸塩で中和し、固形物を濾過し、多量の水で洗浄すると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.05g、収率94%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.03(s,1H)、7.94−7.88(m,4H)、7.86(s,1H)、7.70−7.62(m,4H)、7.23(s,1H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 167.4、159.7、157.3、141.1、135.7、129.5、128.8、127.6、127.4、122.6、116.3。HR−ESI C15H12ClN4O2 +(M+H)の計算値315.0643、実測値315.0643。
9.(Z)−4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミド(E−9)
4−クロロベンゾヒドラジド(0.532g、3.121mmol)および4−イソチオシアナトベンゾニトリル(0.5g、3.121mmol)を、THF(15mL)中で合わせ、室温で一晩撹拌した。この混合物に、塩化トシル(0.714g、3.748mmol)、続いてピリジン(530μL、6.554mmol)を添加した。混合物を、撹拌しながら6時間還流し、次いで室温で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、得られた固形物を濾過し、水(20mL)、EtOH(5mL)、および最後にDCM(20mL)で連続して洗浄すると、4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンゾニトリルが淡黄色固形物として得られた(0.45g、収率49%)。Mp 274〜276℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.34(s,1H)、7.92(d,J=8.8Hz,2H)、7.84(d,J=9.0Hz,2H)、7.77(d,J=9.0Hz,2H)、7.67(d,J=8.8Hz,2H)。
4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンゾニトリル(0.15g、0.506mmol)を、EtOH(5mL)および水(1mL)中の塩酸ヒドロキシルアミン(0.039g、0.556mmol)、NaHCO3(0.047g、0.556mmol)の溶液に添加した。混合物を18時間還流し、次いで室温に冷却し、レモン色の沈殿物を、EtOHおよび水で濾過洗浄した(0.132g)。固形物をEtOHから再結晶させると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.12g、収率66%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.85(s,1H)、9.51(s,1H)、7.91(d,J=8.8Hz,2H)、7.68(d,J=6.5Hz,2H)、7.66(d,J=6.3Hz,2H)、7.60(d,J=8.9Hz,2H)、5.75(s,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 159.9、157.1、150.5、139.0、135.6、129.5、127.4、127.0、126.3、122.7、116.6。LCMS Rf(分)=4.71。MS m/z 330.1(M+H)。HR−ESI C15H13ClN5O2 +(M+H)の計算値330.0752、実測値330.0754。
10.5−(4−クロロフェニル)−N−(4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(E−10)
AcOH(2mL)中の(Z)−4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミドE−9(0.05g、0.152mmol)に、無水酢酸(15.8μL、0.167mmol)を添加し、室温で0.5時間撹拌し、次いで70℃まで一晩撹拌した。冷却した溶液を水(5mL)で希釈すると沈殿物が得られ、これを回収して、重炭酸塩、次いで水で洗浄すると、灰色/緑色の固形物が得られた(0.033g)。固形物をAcOHから再結晶させると、表題化合物が得られた(0.014g、収率26%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.14(s,1H)、8.01(d,J=8.9Hz,2H)、7.92(d,J=8.7Hz,2H)、7.78(d,J=8.9Hz,2H)、7.67(d,J=8.7Hz,2H)、2.65(s,3H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 177.2、167.3、159.7、157.4、141.2、135.8、129.6、128.2、127.5、122.6、119.6、117.4、12.0。LCMS Rf(分)=5.89。MS m/z 354.1(M+H)。HR−ESI C17H13ClN5O2 +(M+H)の計算値354.0752、実測値354.0751。
11.5−(4−クロロフェニル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボキサミド(E−11)
エチル5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボキシレート(Bartroli,J.et al.J.Med.Chem.1998,41,1855−68)(1g、3.958mmol)を、THF(20mL)およびMeOH(39mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。混合物に、水(4mL)中のLiOH.H2O(0.332g、7.916mmol)を添加し、混合物を一晩撹拌した。混合物を固形物となるまで濃縮し、20%EtOAc:石油エーテルと摺り混ぜた。固形物を回収し、エーテルで洗浄すると、リチウム5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボキシレートがオフホワイトの固形物として得られた(0.852g、収率93%)。1H NMR(400MHz、D2O) δ 7.93(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.55(dd,J=8.5,1.1Hz,1H)。リチウム塩(0.15g、6.507mmol)、続いて4−アミノフェノール(0.092g<0.846 mmol)、HATU(0.371g、0.976mmol)、および最後にEt3N(272μL、1.952mmol)を、DMF(5mL)に添加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで沈殿物が形成されるまで水で希釈した。固形物をEtOHから再結晶させると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.048g、収率23%)。Mp 259℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.02(s,1H)、9.46(s,1H)、8.13(d,J=8.8Hz,2H)、7.74(d,J=8.8Hz,2H)、7.59(d,J=9.0Hz,2H)、6.78(d,J=9.0 Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.4、158.8、154.7、150.9、137.5、129.8、129.0、129.0、122.6、121.8、115.2。LCMS Rf(分)=6.03。MS m/z 316.0(M+H)。HR−ESI C15H11ClN3O3 +(M+H)の計算値316.0483、実測値316.0482。
12.(2S,3S)−2−((4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)カルバモイル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イウムクロリド(E−12)
(2S,3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(0.0765g、0.331mmol)を、N2雰囲気下で乾燥した三口フラスコに入れ、無水THF(3.3mL)中に溶解した。フラスコを氷−塩浴(約−15℃)中で冷却し、N−メチルモルホリン(40.2μL、0.365mmol)を1度に添加し、続いてクロロギ酸イソブチル(47.1μL、0.365mmol)を滴下により添加し、20分間撹拌した(氷−塩浴は、この期間中補充されず、20分で−10℃まで温まった)。次いで、LA−3−126(0.09g、0.331mmol)を1度に添加し、冷却浴を補充することなく一晩撹拌した。溶液をEtOAc(50mL)で希釈し、水(20mL)、次いでブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、黄色の半固形物となるまで濃縮した(0.233g)。半固形物を最小限の氷冷EtOAcと摺り混ぜ、濾過し、濾過ケーキを氷冷EtOAcで洗浄すると、中間体Boc保護生成物が白色固形物として得られた(0.07g、収率43%、EtOAcから再結晶可能)。Mp 218℃。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 9.86(s,1H)、8.16−7.97(m,4H)、7.69(d,J=8.5Hz,2H)、7.51(d,J=8.6Hz,2H)、5.00−4.82(m,1H)、4.50−4.35(m,1H)、3.75−3.46(m,2H)、2.26−1.96(m,2H)、1.52(s,9H)、1.25(s,1H)。HR−ESI C24H26ClN4O5 +(M+H)の計算値485.1586、実測値485.1585。
Boc誘導体の一部(0.05g、0.103mmol)を、N2雰囲気下で無水ジオキサン(2mL)中に溶解し、混合物にジオキサン中の4M HCl(2mL)を添加し、室温で3時間撹拌した。混合物を固形物となるまで濃縮し、EtOAcと摺り混ぜ、濾過すると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.041g、収率94%)。Mp 280℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.40(s,1H)、9.96(s,1H)、8.79(s,1H)、8.22−8.05(m,4H)、7.91(d,J=8.9Hz,2H)、7.72(d,J=8.7Hz,2H)、5.99(d,J=3.3Hz,1H)、4.62−4.46(m,1H)、4.34(d,J=1.4 Hz,1H)、3.49−3.39(m,2H)、2.17−1.83(m,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 165.8、163.9、163.1、141.5、136.7、129.6、128.4、127.8、122.3、119.9、118.6、73.9、67.4、44.5、32.3。LCMS Rf(分)=4.69。MS m/z 385.2(M+H)。HR−ESI C19H18ClN4O3 +(M+H)の計算値385.1062、実測値385.1063。
13.2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(E−13)
エチル5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボキシレート(Bartroli,J.et al..Med.Chem.1998,41,1855−68)(2.13g、8.431mmol)を、THF(42mL)およびMeOH(84mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。混合物に、水(8.4mL)中のLiOH.H2O(1.77g、42.153mmol)を添加し、氷浴を補充することなく混合物を3〜4時間撹拌した。混合物を固形物となるまで濃縮し、水(100mL)中に溶解した。セライトを通して溶液を濾過し、次いで約pH1〜2に酸性化すると、2−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾールが白色固形物として沈殿し、これを回収して水で洗浄した(1.14g、収率75%)。Mp 127〜131℃。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.47(s,1H)、8.03(d,J=8.8Hz,2H)、7.51(d,J=8.8Hz,2H)。
オキサジアゾール(0.595g、3.293mmol)の一部をDMSO(6.6mL)中に入れ、この溶液にCuI(0.06g、0.659mmol、20モル%)、1,10−フェナントロリン(0.238g、1.318mmol、40モル%)、Cs2CO3(1.07g、3.293mmol)、および最後に4−ヨードベンゾニトリル(1.51g、6.589mmol)を連続して添加した。混合物を、100℃で4時間加熱し、次いで室温に冷却した。得られた混合物を、水(30mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、半固形物となるまで濃縮した(2.82g)。半固形物を、20%EtOAc:石油エーテルで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理すると、4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾニトリルが固形物として得られ、これをEtOHから再結晶させた(0.603g、収率65%)。Mp 247〜249℃。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.26(d,J=8.7Hz,1H)、8.10(d,J=8.8Hz,1H)、7.85(d,J=8.7Hz,1H)、7.55(d,J=8.8Hz,1H)。
ニトリルの一部(0.3g、1.065mmol)を、DMF(1.5mL)中に溶解し、この混合物に、NaN3(0.083g、1.278mmol)およびNH4Cl(0.068g、1.278mmol)を添加した。混合物を100℃まで18時間加熱した。冷却した溶液を、水(10mL)で希釈し、6M HCl(1mL)で酸性化すると沈殿物が得られ、これを回収して水で洗浄した。次いで、固形物を2.5M NaOH(10mL)中に懸濁させ、室温で0.5時間撹拌した。溶液を濾過し、濾過ケーキを0.25M NaOH(5mL)で洗浄した。合わせた濾液を6M HClで酸性化し、沈殿物を回収して水で洗浄した。固形物を沸騰EtOH(10mL)と摺り混ぜ、漏斗上で回収し、EtOH、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物が白色固形物(0.273g、収率79%)として得られた。Mp 270℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 8.38(d,J=8.5Hz,1H)、8.29(d,J=8.6Hz,1H)、8.19(d,J=8.6Hz,1H)、7.74(d,J=8.6Hz,1H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 163.6、163.5、155.3、136.9、129.6、128.5、127.8、127.6、127.4、125.3、122.1。LCMS Rf(分)=5.80。MS m/z 325.0(M+H)。HR−ESI C15H10ClN6O+(M+H)の計算値325.0599、実測値325.0598。
14.(Z)−4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミド(E−14)
4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾニトリル(0.37g、1.314mmol)を、EtOH(13mL)中の塩酸ヒドロキシルアミン(0.274g、3.941mmol)、Et3N(546μL、3.941mmol)の溶液に添加した。混合物を16時間還流し、次いで室温に冷却し、沈殿物を、水、EtOH、および最後にエーテルで濾過洗浄した(0.38g)。固形物をEtOHから再結晶させると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.215g、収率52%)。Mp 239〜241℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.93(s,1H)、8.17(d,J=8.7Hz,2H)、8.14(d,J=8.7Hz,2H)、7.93(d,J=8.7Hz,2H)、7.73(d,J=8.7Hz,2H)、5.99(s,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.0、163.3、150.0、136.8、136.6、129.6、128.5、126.6、126.1、123.3、122.2。LCMS Rf(分)=4.41。MS m/z 315.1(M+H)。HR−ESI C15H12ClN4O2 +(M+H)の計算値315.0643、実測値315.0640。
15.3−(4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(E−15)
(Z)−4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミド(0.26g、0.826mmol)を、THF(10mL)中に懸濁させた。この混合物に、CDI(0.201g、1.239mmol)を添加し、混合物を撹拌しながら16時間還流した。冷却した溶液を水(約80mL)で希釈し、混合物にNaOH(0.2g)を添加し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を6M HClで約pH2に酸性化した。沈殿物を濾過し、水、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物が白色固形物として得られたが、これはDMSOから再結晶され得る(0.23g、収率82%)。).Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 13.19(s,1H)、8.35(d,J=8.7Hz,2H)、8.19(d,J=8.7Hz,2H)、8.06(d,J=8.7Hz,2H)、7.74(d,J=8.7Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 163.7、163.4、160.1、156.9、137.0、129.6、128.6、127.5、127.0、126.4、126.2、122.1。LCMS Rf(分)=5.74。MS m/z 341.1(M+H)。HR−ESI C16H10ClN4O3 +(M+H)の計算値341.0436、実測値341.0436。
16.3−(4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(E−16)
(Z)−4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミドE−9(0.3g、0.91mmol)を、DMF(5mL)およびTHF(11mL)の混合物中に溶解した。この混合物に、CDI(0.221g、1.365mmol)を添加し、一晩還流した。混合物を冷却し、半固形物となるまで濃縮し、水(25mL)およびNaOH(約0.2g)を添加し、全ての固形物が溶解するまで混合物を撹拌した。水層をEtOAc(30mL)で洗浄し、水層を濾過し、次いで6M HClで酸性化すると、ゼラチン質の沈殿物が得られた。沈殿物を、水、次いでエーテルで濾過洗浄した。ゼラチン質材料をEtOH(50mL)中で沸騰させると、冷却後に表題化合物が白色粉末として得られた。粉末を漏斗上で回収し、EtOH、および最後にエーテルで洗浄した(0.226g、収率70%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 12.88(s,1H)、11.22(s,1H)、7.92(d,J=8.7Hz,2H)、7.83(d,J=9.0Hz,2H)、7.78(d,J=9.0Hz,2H)、7.67(d,J=8.7Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.0、159.5、157.5、157.0、141.8、135.8、129.5、127.4、127.3、122.5、117.2、116.3。LCMS Rf(分)=5.18。MS m/z 356.1(M+H)。HR−ESI C16H11ClN5O3 +(M+H)の計算値356.0545、実測値356.0548。
17.アミノ(4−(5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)メタンイミニウムクロリド(E−17)
3−(4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンE−15(0.1g、0.294mmol)を、AcOH(18mL)および水(2mL)中に入れ、この混合物に、10%Pd/C(0.1g)を添加した。混合物を、H2(気体)雰囲気下で室温で約16時間水素化し、次いで、セライトを通して濾過し、固形物となるまで濃縮し、これをエーテルと摺り混ぜ、漏斗上で回収した(0.083g)。固形物を乾燥ジオキサン(5mL)中に入れ、混合物にジオキサン中の4M HCl(1mL)を添加し、0.5時間撹拌した。混合物を約1mLまで濃縮し、次いでEtOAc(15mL)で希釈すると固形物が沈殿し、これをEtOAc、および最後にエーテルで濾過洗浄すると、表題化合物が淡黄色固形物として得られた(0.06g、68%)。Mp 276〜281℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.67(s,2H)、9.46(s,2H)、8.35(d,J=8.4Hz,2H)、8.27−8.14(m,2H)、8.09(d,J=8.4Hz,2H)、7.76−7.55(m,3H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.9、164.6、163.1、132.3、130.9、129.5、129.3、127.7、127.0、126.9、123.1。LCMS Rf(分)=3.99。MS m/z 265.2(M+H)。HR−ESI C15H13N4O+(M+H)の計算値265.1084、実測値265.1080。
18.(2S,3S)−2−((4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバモイル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イウムクロリド(E−18)。
(4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)メタンアミニウムクロリド(0.1g、0.3104mmol)、(2S,3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(0.072g、0.3104mmol)およびHOBt(0.05g、0.373mmol)を、DMF(3mL)中で撹拌し、撹拌混合物にDIPEA(53μL、0.3104mmol)を室温で添加した。混合物に、EDC(0.065g、0.3414mmol)を添加し、次いで室温で一晩撹拌した。混合物を水(約20mL)で徐々に希釈し、室温で2時間撹拌した。沈殿物を回収し、水で洗浄し、吸引乾燥させると、粗Boc保護生成物がオフホワイトの粉末として得られた(0.145g)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.15−8.00(m,4H)、7.52(d,J=8.8Hz,2H)、7.43(d,J=8.3Hz,2H)、4.89−4.07(m,4H)、3.84−3.38(m,2H)、2.28−1.88(m,2H)、1.45(s,9H)。Boc化合物の一部(0.1g、0.201mmol)を、ジオキサン中の4M HCl(3mL)中に溶解し、室温で3時間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、濾過した。固形物を、EtOAc、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.082g、収率94%)。Mp 294℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.85(s,1H)、9.38(t,J=5.9Hz,1H)、8.69(s,1H)、8.15(d,J=8.7Hz,2H)、8.12(d,J=8.4Hz,2H)、7.72(d,J=8.7Hz,2H)、7.55(d,J=8.4Hz,2H)、5.90(d,J=3.7Hz,1H)、4.47(d,J=5.9Hz,2H)、4.45−4.38(m,1H)、4.13(s,1H)、2.02−1.85(m,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 166.7、164.1、163.2、142.9、136.8、129.6、128.5、128.2、126.9、122.3、122.0、73.8、66.3、44.1、42.4、32.3。LCMS Rf(分)=4.83。MS m/z 399.1(M+H)。HR−ESI C20H20ClN4O3 +(M+H)の計算値399.1218、実測値399.1215。
19.アミノ(4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)メタンイミニウムクロリド(E−19)
4−(5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾニトリル(0.12g、0.426mmol)を、THF(5mL)中に懸濁させ、N2雰囲気下で氷浴中で冷却し、LiHMDS(THF中1M、900μL、0.9mmol)を滴下により添加し、氷浴中で4時間、次いで室温で一晩12時間撹拌し続けた。混合物を氷浴およびジオキサン中の4M HCl(852μL、3.408mmol)中で再び冷却し、氷浴中で4時間、次いで室温で20分間撹拌した。沈殿物を濾過し、EtOAc、次いでエーテルで洗浄すると、白色固形物が得られた(0.182g)。固形物をMeOH(約5mL)中に溶解し、温めて溶解させた。溶液を濾過し、水(約10mL)で希釈し、沈殿物が得られるまで1M NaOHを滴下により添加した。沈殿物を回収し、水、および最後にエーテルで洗浄した(0.092g)。固形物をジオキサン中の4M HCl(1mL)およびEtOAc(4mL)中で撹拌し、一晩撹拌した。沈殿物を濾過し、EtOAc、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.094g、収率66%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.63(s,2H)、9.40(s,2H)、8.36(d,J=8.7Hz,2H)、8.20(d,J=8.8Hz,2H)、8.08(d,J=8.7Hz,2H)、7.73(d,J=8.8Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.9、163.9、163.2、137.1、131.0、129.6、129.3、128.7、127.6、127.0、122.0。LCMS Rf(分)=4.23。MS m/z 299.1(M+H)。HR−ESI C15H12ClN4O+(M+H)の計算値299.0694、実測値299.0695。
20.アミノ(4−((5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェニル)メタンイミニウムクロリド(E−20)
3−(4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(0.104g、0.294mmol)を、AcOH(18mL)および水(2mL)中に懸濁させた。混合物に、10%Pd/C(0.1g)を添加し、次いでH2雰囲気下で36時間水素化した。セライトを通して混合物を濾過し、次いで残渣となるまで濃縮し、これをジオキサン中の4M HCl(3mL)と共に一晩撹拌した。沈殿物を濾過し、EtOAc、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物が白色固形物として得られた(0.038g、収率41%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.47(s,1H)、9.28(s,2H)、9.04(s,2H)、7.94−7.89(m,4H)、7.85−7.80(m,2H)、7.62−7.56(m,3H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.7、159.4、158.3、143.6、131.3、129.6、129.4、125.7、123.6、120.3、116.7。LCMS Rf(分)=4.52。MS m/z 280.1(M+H)。HR−ESI C15H14N5O+(M+H)の計算値280.1193、実測値280.1190。
212.(2S,3S)−2−((4−(5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)カルバモイル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イウムクロリド(E−21)
(Z)−4−(アジドメチル)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミド(Weber,L.et al PCT国際出願、WO2001014320A1 20010301)(0.5g、2.615mmol)を、キシレン(10mL)中で撹拌し、撹拌溶液にピリジン(1.5mL)を添加した。得られた透明溶液を、室温で4−クロロベンゾイルクロリド(332μL、2.615mmol)で処理した。添加後、混合物を2時間還流し、次いで室温に冷却した。冷却した混合物を、EtOAc(100mL)で希釈し、1M HCl(30mL)、水(50mL)、飽和重炭酸塩(50mL)、および最後にブライン(30mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで固形物(0.8g、収率98%)となるまで濃縮した。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.25−8.12(m,4H)、7.55(d,J=8.8Hz,2H)、7.48(d,J=8.5Hz,2H)、4.44(s,2H)。オキサジアゾール(0.2g、0.642mmol)をMeOH(17mL)中で懸濁させ、混合物に、ギ酸アンモニウム(0.303g、4.812mmol)、続いて新しく活性化させた亜鉛粉(0.315g、4.812mmol)を添加し、室温で3時間撹拌した。混合物を水(50mL)およびDCM(50mL)で希釈し、激しく撹拌した。次いで、NaOHの3つのペレット(約0.6g)を添加し、さらに30分間激しい撹拌を継続した。次いで、混合物をセライトを通して濾過し、有機層を分離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで濃縮すると、(4−(5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタンアミンが固形物として得られた(0.181g、収率98%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.17(d,J=8.8Hz,2H)、8.13(d,J=8.3Hz,2H)、7.54(d,J=8.8Hz,2H)、7.47(d,J=8.5Hz,2H)、3.97(s,2H)、1.55(bs,2H)。
(4−(5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタンアミン(0.18g、0.629mmol)、続いて(2S,3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(0.146g、0.629mmol)、HATU(0.359g、0.945mmol)、および最後にDIPEA(429μL、2.519mmol)を、DMF(5mL)中に溶解した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで水(100mL)で希釈し、(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物を、水(20mL)、0.5M HCl(50mL)、飽和重炭酸塩(30mL)、および最後にブライン(30mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで濃縮すると、Boc保護生成物が固形物として得られた(0.36g)。固形物をMeOHから再結晶させると、オフホワイトの固形物が得られた(0.16g、収率51%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.16(d,J=8.8Hz,2H)、8.11(d,J=8.1Hz,2H)、7.54(d,J=8.7Hz,2H)、7.40(d,J=8.3Hz,2H)、4.83−4.19(m,4H)、3.77−3.43(m,2H)、2.23−1.27(m,13H)。Boc誘導体の一部(0.11g、0.221mmol)を、EtOAc(1mL)中に溶解し、室温で一晩、撹拌混合物にジオキサン中4M HClを添加した。得られた沈殿物を濾過し、EtOAc、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.85g、収率89%)。Mp 278℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.98(bs,1H)、9.41(t,J=5.9Hz,1H)、8.68(bs,1H)、8.19(d,J=8.8Hz,2H)、8.06(d,J=8.4Hz,2H)、7.75(d,J=8.8Hz,2H)、7.52(d,J=8.4Hz,2H)、5.92(bs,1H)、4.55−4.34(m,3H)、4.14(s,1H)、3.40(s,2H)、2.03−1.85(m,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 174.6、168.1、166.6、142.4、138.2、129.8、129.7、128.1、127.2、124.7、122.2、73.9、66.3、44.1、42.4、32.3。LCMS Rf(分)=4.97。MS m/z 399.1(M+H)。HR−ESI C20H20ClN4O3 +(M+H)の計算値399.1218、実測値399.1217。
22.(2S,3S)−2−((4−(3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンジル)カルバモイル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イウムクロリド(E−22)
4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)安息香酸(0.628g、2.5mmol)を、ジオキサン(25mL)中に溶解し、N−メチルモルホリン(275μL、2.5mmol)を添加し、次いで氷浴中で冷却した。クロロギ酸イソブチルを滴下により添加し、氷上で5分間撹拌し、次いで氷浴を取り外してさらに5分間撹拌した。(Z)−4−クロロ−N’−ヒドロキシベンズイミドアミド(0.427g、2.5mmol)を添加し、室温で2時間撹拌し、次いで2時間還流した。冷却した溶液を、固形物となるまで濃縮し、次いでEtOAc(150mL)中に入れ、水(50mL)、飽和重炭酸塩(50mL)、水(50mL)、0.5M HCl(50mL)、および最後にブライン(30mL)で連続して洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで固形物となるまで濃縮した(0.94g)。固形物を、20%EtOAc:石油エーテルで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理すると、Boc保護生成物が白色固形物として得られた(0.48g、収率50%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.18(d,J=8.4Hz,2H)、8.12(d,J=8.7Hz,2H)、7.51−7.44(m,4H)、5.06−4.88(m,1H)、4.42(d,J=5.7Hz,2H)、1.48(s,9H)。オキサジアゾールの一部(0.2g、0.518mmol)を、EtOAc(2mL)中に溶解し、混合物にジオキサン中の4M HCl(2mL)を添加し、室温で一晩撹拌した。得られた沈殿物を濾過し、EtOAc、最後にエーテルで洗浄した(0.12g、収率72%)。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 8.36(bs,3H)、8.26(d,J=8.4Hz,2H)、8.11(d,J=8.7Hz,2H)、7.76(d,J=8.4Hz,2H)、7.70(d,J=8.7Hz,2H)、4.18(s,2H)。
オキサジアゾールの一部(0.1g、0.3104mmol)を、DMF(2.5mL)中に懸濁させ、この混合物にHATU(0.177g、0.466mmol)、(2S,3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(0.072g、0.3104mmol)、および最後にDIPEA(264μL、1.552mmol)を添加し、室温で一晩撹拌した。混合物を、EtOAc(50mL)および水(30mL)に分配した。水層を除去し、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、次いで残渣となるまで濃縮した(0.191g)。残渣を、少量のEtOAcから再結晶させた(0.15g、収率97%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.16(d,J=8.1Hz,2H)、8.11(d,J=8.8Hz,2H)、7.49(d,J=8.7Hz,2H)、7.45(d,J=8.3Hz,2H)、4.92−4.17(m,4H)、3.79−3.42(m,2H)、2.27−1.86(m,4H)、1.57−1.32(m,9H)。
Boc保護誘導体(0.15g、0.3mmol)を、EtOAc(2mL)中に懸濁させ、ジオキサン中の4M HCl(3mL)を添加すると、透明溶液が得られた。混合物を室温で一晩撹拌し、得られた沈殿物を濾過し、少量のEtOAc、iPrOH、EtOAc、および最後にエーテルで連続して洗浄すると、表題化合物がオフホワイトの固形物として得られた(0.117g、収率90%)。Mp 284℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.10(bs,1H)、9.51(t,J=6.0Hz,1H)、8.67(bs,1H)、8.15(d,J=8.4Hz,2H)、8.09(d,J=8.7Hz,2H)、7.68(d,J=8.7Hz,2H)、7.59(d,J=8.4Hz,2H)、5.97(bs,1H)、4.49(d,J=5.9Hz,2H)、4.43(bs,1H)、4.16(d,J=1.8Hz,1H)、3.43−3.24(m,4H)、2.03−1.85(m,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 175.5、167.5、166.8、144.4、136.4、129.5、128.9、128.3、128.1、125.0、121.9、73.9、66.3、44.1、42.3、32.4。LCMS Rf(分)=4.98。MS m/z 399.1(M+H)。HR−ESI C20H20ClN4O3 +(M+H)の計算値399.1218、実測値399.1217。
23.アミノ(4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェニル)メタンイミニウムクロリド(E−23)
4−クロロベンゾヒドラジド(0.532g、3.121mmol)および4−イソチオシアナトベンゾニトリル(0.5g、3.121mmol)を、THF(15mL)中で合わせ、室温で一晩撹拌した。この混合物に、塩化トシル(0.714g、3.748mmol)、続いてピリジン(530μL、6.554mmol)を添加した。混合物を、撹拌しながら6時間還流し、次いで室温で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、得られた固形物を濾過し、水(20mL)、EtOH(5mL)、および最後にDCM(20mL)で連続して洗浄すると、4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンゾニトリルが淡黄色固形物として得られた(0.45g、収率49%)。Mp 274〜276℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.34(s,1H)、7.92(d,J=8.8Hz,2H)、7.84(d,J=9.0Hz,2H)、7.77(d,J=9.0Hz,2H)、7.67(d,J=8.8Hz,2H)。
4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ベンゾニトリル(0.5g、1.685mmol)をジオキサン(0.5mL)中に懸濁させ、DMAP(10.3mg、0.0843mmol)、続いてBoc2O(1.1g、5.055mmol)を添加し、混合物を、油浴(約60℃)中で約20分間撹拌した(ガスの発生が止まる)。冷却した溶液をEtOAc(30mL)で希釈し、短いシリカパッドを通して濾過し、油性残渣となるまで濃縮した(1.17g)。油を20%EtOAc:石油エーテルと摺り混ぜると、白色固形物が得られ、これを濾過して20%EtOAc:石油エーテルで洗浄した(0.495g、収率74%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 7.96(d,J=8.8Hz,2H)、7.71(d,J=8.8Hz,2H)、7.52(d,J=6.3Hz,2H)、7.50(d,J=6.3Hz,2H)、1.51(s,9H)。Boc誘導体の一部(0.15g、0.378mmol)を、無水THF(4.5mL)中に溶解し、N2雰囲気下で氷浴中で冷却した。撹拌溶液に、THF中の1M LiHMDS(799μL、0.799mmol)を滴下により添加し、氷冷下で4時間、次いで室温で一晩撹拌を継続した。翌日、氷冷溶液にジオキサン中の4M HClを滴下により添加し、2時間撹拌した。混合物を、1M HCl(40mL)およびEtOAc(30mL)に分配した。水層を重炭酸塩で中和し、約50時間静置した。沈殿物を濾過し、水で洗浄すると、黄色/褐色固形物が得られた(0.038g)。固形物を粉末化し、次いでEtOAc(10mL)中に懸濁させ、混合物にジオキサン中の4M HCl(1mL)を添加し、室温で2時間撹拌した。塩酸塩を濾過し、多量のEtOAc、および最後にエーテルで洗浄すると、表題化合物が淡褐色固形物として得られた(0.036g、収率27%)。Mp>300℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 11.46(s,1H)、9.25(bs,2H)、8.97(bs,2H)、7.92(d,J=8.7Hz,2H)、7.90(d,J=8.8Hz,2H)、7.82(d,J=8.9Hz,2H)、7.68(d,J=8.7Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 164.7、159.4、157.6、143.5、135.8、129.5、129.5、127.4、122.4、120.3、116.7。LCMS Rf(分)=4.72。MS m/z 314.1(M+H)。HR−ESI C15H13ClN5O+(M+H)の計算値314.0803、実測値314.0799。
24.4−((5−(4−ヨードフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェノール(E−24)
THF(100mL)中の4−ヨードベンザヒドリド(3.79g、14.478mmol)および1−イソチオシアナト−4−メトキシベンゼン(2mL、14.4784mmol)を、室温で一晩撹拌したが、この期間中、混合物は白色沈殿物を形成した。中間体の形成後、塩化トシル(3.312g、17.374mmol)およびピリジン(2.44mL、30.405mmol)を添加し、混合物を20時間70℃まで還流した。混合物にH2O(120mL)を添加し、10分間撹拌した。次いで、形成された金色の沈殿物を濾過し、高温EtOH(450mL)中で再結晶させると、5−(4−ヨードフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンが金色の結晶性固形物として得られた(4.9373g、収率89%)。Mp=269℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.49(s,1H,NH)、7.95(d,J=8.6Hz,2H,CH)、7.64(d,J=8.6Hz,2H,CH)、7.52(d,J=9.1Hz,2H,CH)、6.95(d,J=9.1Hz,2H,CH)、3.73(s,3H,CH3)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.68(C)、157.37(C)、154.95(C)、138.62(CH)、132.19(C)、127.57(CH)、123.71(C)、119.09(CH)、114.78(CH)、98.28(C)、55.67(CH3)。LCMS Rf(分)=3.510 MS m/z 394.0(M+H)。
DCM(25mL)中の5−(4−ヨードフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(1.0g、2.543mmol)に、BBr3(2.20mL、7.629mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応の終了後、飽和NaHCO3溶液(4mL)の0℃での滴下により混合物をクエンチした。次いで、H2O(100mL)を添加し、混合物を15分間撹拌した。次いで、溶液をEtOAc(3×70mL)で抽出してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した(0.940g)。ボロネート不純物の存在により、第2の処理を行った。粗材料をEtOAc(70mL)中に溶解し、飽和NaHCO3(50mL)で洗浄した。次いで、水層を回収し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。次いで、合わせた有機層を、H2O(50mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、黄色い結晶性固形物(0.713g、収率74%)となるまで濃縮した。Mp=279℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.34(s,1H,NH)、9.18(s,1H,OH)、7.95(d,J=8.6Hz,2H,CH)、7.63(d,J=8.6Hz,2H,CH)、7.39(d,J=8.9Hz,2H,CH)、6.76(d,J=8.9Hz,2H,CH)。13CNMR(101MHz、DMSO) δ 160.41(C)、156.95(C)、152.64(C)、138.18(CH)、130.26(C)、127.11(CH)、123.43(C)、118.98(CH)、115.54(CH)、97.75(C)。LCMS Rf(分)=3.271MS m/z 258.3(M+H)。HR−ESI C14H10IN3O2 +(M+H)の計算値379.9890、実測値379.9900。
25.4−((5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェノール(E−25)
EtOAc/MeOH(13.5mL/4.5mL)中の5−(4−ヨードフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(0.150g、0.382mmol)に、Pd/C 10%(0.080g)を添加した。無水状態とするために、混合物を真空吸引に供し、H2ガス充填と交互に4回繰り返した。次いで、混合物を室温で一晩撹拌した。反応の終了後、溶液を濾過してPd/C 10%触媒を除去してから濃縮すると、灰色固形物が形成した。固形物をDCMと摺り混ぜ、濾過すると、白色の結晶性固形物が得られた(0.053g)。次いで、濾液をDCM(50mL)中に溶解し、飽和NaHCO3(30mL)で洗浄することにより、濾液を精製した。次いで、有機層を回収し、乾燥させ(MgSO4)、濾過してから、白色固形物となるまで濃縮した(0.021g)。5−(4−ヨードフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンの両方の固形物試料を合わせた(74.2mg、収率73%)。Mp=210℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.46(s,1H,NH)、7.89(m,2H,CH)、7.58(m,J=5.1,1.9Hz,3H,CH)、7.54(d,J=9.1Hz,2H,CH)、6.97(d,J=9.1Hz,2H,CH)、3.75(s,3H,CH3)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.21(C)、157.56(C)、154.51(C)、131.92(C)、130.91(C)、129.38(CH)、125.49(CH)、123.92(CH)、118.64(CH)、114.39(CH)、55.28(CH3)。LCMS Rf(分)=3.647 MS m/z 268.2(M+H)。
DCM(3mL)中のN−(4−メトキシフェニル)−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(0.050g、0.187mmol)に、BBr3(0.0710mL、0.748mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応の終了後、飽和NaHCO3(1mL)の0℃での滴下により混合物をクエンチした。次いで、混合物にH2O(20mL)を添加し、次いでこれを15分間撹拌した。次いで、溶液をEtOAc(3×50mL)で抽出した。次いで、合わせた有機層を、H2O(50mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、クリーム色の固形物となるまで濃縮した。固形物およびEtOAc(50mL)を溶解し、飽和HCO3(30mL)で洗浄することにより、第2の処理を行った。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して濃縮すると、4−((5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェノールがクリーム色の固形物として得られた(45.1mg、収率95%)。Mp=231℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.29(s,1H,NH)、9.15(s,1H,OH)、7.87(m,2H,CH)、7.56(m,3H,CH)、7.40(d,2H,CH)、6.75(d,2H,CH)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.37(C)、157.46(C)、152.61(C)、130.83(C)、130.43(C)、129.38(CH)、125.41(CH)、123.96(CH)、118.95(CH)、115.59(CH)。LCMS Rf(分)=3.065 MS m/z 254.2(M+H)。HR−ESI C14H11N3O2 +(M+H)の計算値254.0924、実測値254.0928。
26.4−((5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェノール(E−26)
THF(20mL)中の4−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジン(Chen,Y.; et al.PloS One.2012,7,e35186)(0.5g、2.449mmol)および1−イソチオシアナト−4−メトキシベンゼン(0.338mL、2.449mmol)を、室温で一晩撹拌した。中間体の形成後、次いで塩化トシル(0.560g、2.939mmol)およびピリジン(0.414mL、5.143mmol)を添加し、混合物を20時間70℃まで還流した。混合物にH2O(50mL)を添加し、10分間撹拌した。得られたクリーム色の沈殿物を濾過した。粗材料を、10%EtOAc:石油スピリットで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、オフホワイトの固形物となるまで濃縮した。高温エタノールを使用した2回の再結晶ステップにより固形物をさらに精製すると、N−(4−メトキシフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンが白色の結晶性固形物として得られた(0.155g、収率19%)。Mp=258℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.58(s,1H,NH)、8.09(d,J=8.2Hz,2H,CH)、7.96(d,J=8.2Hz,2H,CH)、7.54(d,2H,CH)、6.98(d,2H,CH)、3.75(s,3H,CH3)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.84(C)、156.77(C)、154.86(C)、131.88(C)、130.48(C)、127.88(C)、126.57(CF3)、126.37(CH)、126.37(CH)、125.45(CH)、119.02(CH)、119.02(CH)、114.60(CH)、114.60(CH)、55.47(CH3)。LCMS Rf(分)=3.480 MS m/z 336.1(M + H)。23 注:CF3基に隣接するCHは、フッ素がもたらす効果により、13CNMRでは現れない。
DCM(3mL)中のN−(4−メトキシフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(0.050g、0.141mmol)に、BBr3(0.0566mL、0.597mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応の終了後、飽和NaHCO3溶液(2mL)の0℃での滴下により混合物をクエンチした。次いで、H2O(20mL)を添加し、混合物を15分間撹拌した。次いで、溶液をEtOAc(3×50mL)で抽出した。次いで、合わせた有機層を、H2O(2×50mL)、飽和NaHCO3(2×50mL)およびブライン(1×30mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、クリーム色の固形物となるまで濃縮した。高温EtOH:石油スピリットの組み合わせを使用して粗材料を再結晶化させると、4−((5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェノールが白色固形物として得られた(0.014g、収率31%)。Mp=265℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.42(s,1H,NH)、9.20(s,1H,OH)、8.07(d,J=8.2Hz,2H,CH)、7.94(d,J=8.2Hz,2H,CH)、7.41(d,J=8.8Hz,2H,CH)、6.78(d,J=8.8Hz,2H,CH)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.81(C)、156.50(C)、152.81(C)、130.58(C)、130.19(C)、127.74(C)、126.39(CF3)、126.15(CH)、119.17(CH)、115.62(CH)。LCMS Rf(分)=3.267 MS m/z 322.1(M+H)。HR−ESI C15H10F3N3O2 +(M+H)の計算値322.0798、実測値322.0802。注:CF3基に隣接するCHは、フッ素がもたらす効果により、13CNMRでは現れない。
27.5−(4−クロロフェニル)−N−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(E−27)
2−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(80.5mg、0.310mmol)および4−(2H−テトラゾール−5−イル)アニリン(60mg、0.3721mmol)を、DMF(1.6mL)中に溶解した。これに、トリエチルアミン(0.20mL)を添加し、90℃で4時間加熱した。反応混合物に水を添加し、約pH1となるまで10%HClで酸性化した。沈殿物を濾過し、水で洗浄すると、褐色固形物が得られた。濾液を75mLの水および3×50mLの酢酸エチルで抽出し、10mLのブラインで逆洗した。有機層をMgSO4で乾燥させ、真空下で減圧すると、黄色固形物が得られた。両方の固形物を合わせ、未処理EAでフラッシュカラムに通した。分画を減圧すると、黄色固形物が得られた。これをEtOH中で再結晶させ、濾過すると、褐色結晶が得られた(30.6mg、29.0%)。210℃で分解。1H NMR(400MHz、DMSO):8.12(d,2H,Ar)、7.79(d,2H,Ar)、7.75(d,2H,Ar)、6.72(d,2H,Ar)、5.72(b,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO):164.78、160.01、150.93、142.02、138.11、129.74、128.82、126.44、122.05、113.70、112.16。
28.5−(4−クロロフェニル)−N−[4−(2−オキシド−3H−1,2,3,5−オキサチアジアゾール−4−イル)フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(E−28)
(Z)−4−((5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミドE−9(50.0mg、0.152mmol)を、ピリジン(24.43uL、0.303mmol)および乾燥THF(2mL)中に溶解し、次いでこれをN2ガスでパージし、0℃に冷却した。塩化チオニル(17uL、0.227mmol)を0.5mLの乾燥THF中に溶解し、この溶液を反応混合物に徐々に添加した。反応混合物を、室温で20時間撹拌した。次いで、これを氷上で冷却し、別の塩化チオニル100uLを徐々に添加し、次いで1時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷上で冷却/ブラインおよび水を添加し、20分間撹拌した。得られた沈殿物を濾過し、多量の水およびエーテルで洗浄すると、淡緑色固形物が得られた。これを水中に懸濁させ、20%KOHで塩基性化して固形物を溶解し、濾過し、濾液を保存した。次いで濾液を10%HClで酸性化し、次いでNaHCO3で中和して、一晩沈降させた。これを濾過すると、暗緑/褐色固形物が得られ、これをEtOH中に懸濁させ、加熱した。これを冷却し、超音波照射し、沈降させ、濾過すると、灰色粉末が得られた(7.8mg、12.1%)。211℃で分解。1H NMR(400MHZ、DMSO):10.66(s,1H,NH)、10.05(b,1H,NH)、7.89(d,2H,Ar)、7.65(d,2H,Ar)、7.59(d,2H,Ar)、6.98(d,2H,Ar)。13C NMR(101MHz、DMSO):160.06、156.88、135.44、133.55、133.21、129.43、127.20、122.71、118.71、115.77、112.59
29.4−((5−(4−(2−シクロヘキシルエチル)フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)フェノール(E−29)
DMF(3mL)およびEt3N(3mL)中の5−(4−ヨードフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(E−24の合成を参照されたい)(0.2g、0.509mmol)に、1−エチニルシクロヘキセン(0.09mL、0.763mmol)を室温で滴下により添加した。次いで、混合物にN2を10分間吹き込んだ。その後、まだN2を吹き込みながら、Pd(PPh3)2Cl2(0.0179g、0.0254mmol)およびCuI(0.00242g、0.0127mmol)を添加した。混合物を室温で18時間撹拌した。反応の終了後、溶液をEtOAc(20mL)中で希釈し、H2O(2×30mL)および1.0M HCl(2×30mL)で洗浄した。次いで、有機層を回収し、H2O(1×30mL)およびブライン(1×30mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、褐色−クリーム色の固形物となるまで濃縮した(0.284g)。粗材料を、13〜30%EtOAc:DCMで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、濃縮すると、5−(4−(シクロヘキサ−1−エン−1−イルエチニル)フェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンが金色の結晶性固形物として得られた(0.181g、収率96%)。Mp=219℃。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 7.87(d,J=8.6Hz,2H,CH)、7.50(d,J=8.6Hz,2H,CH)、7.44(d,J=9.0Hz,2H,CH)、7.02(s,1H)、6.94(d,J=9.0Hz,2H,CH)、6.26(m,1H)、3.82(s,3H)、2.24(m,J=2.2Hz,2H)、1.66(m,J=23.9,5.9,2.1Hz,5H)。LCMS Rf(分)=3.867 MS m/z 372.2(M+H)。
EtOAc:MeOH(7mL:3mL)中の5−(4−(シクロヘキサ−1−エン−1−イルエチニル)フェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(0.160g、0.4308mmol)に、Pd/C 10%(0.160g)を添加した。無水状態とするために、混合物を真空吸引に供し、H2ガス充填と交互に4回繰り返した。次いで、混合物を室温で一晩撹拌した。反応の終了後、溶液を濾過してPd/C 10%触媒を除去してから濃縮すると、5−(4−(2−シクロヘキシルエチル)フェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンが白色固形物として得られた(0.105g、収率64%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 7.84(d,J=8.3Hz,2H,CH)、7.43(d,J=9.0Hz,2H,CH)、7.28(d,2H,CH)、6.93(d,J=9.0Hz,2H,CH)、3.81(s,3H,CH3)、2.66(dd,J=9.2,7.0Hz,2H,CH2)、1.71(m,9H,CH2)、1.52(dd,J=16.3,6.6Hz,4H,CH2)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 197.41(C)、195.03(C)、191.83(C)、183.33(C)、169.38(C)、166.53(CH)、162.88(CH)、158.82(C)、155.97(CH)、151.77(CH)、92.68(CH3)、75.89(CH2)、74.05(CH)、70.12(CH2)、69.78(CH2)、63.59(CH2)、63.18(CH2)。63.18(CH2)。LCMS Rf(分)=4.127 MS m/z 394.3(M+H)。
DCM(4mL)中の5−(4−(2−シクロヘキシルエチル)フェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(0.096g、0.2546mmol)に、BBr3(0.1mL、1.0183mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応の終了後、飽和NaHCO3溶液(2mL)の0℃での滴下により混合物をクエンチした。次いで、H2O(20mL)を添加し、混合物を15分間撹拌した。次いで、溶液をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、H2O(1×50mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、褐色固形物となるまで濃縮した(0.221g)。粗材料を、25〜50%EtOAc:DCMで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、淡褐色固形物となるまで濃縮した(0.109g、収率100%)。Mp=260℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.24(s,1H,NH)、9.14(s,1H,OH)、7.77(d,J=8.2Hz,2H,CH)、7.38(dd,J=8.5,4.8Hz,4H,CH)、6.75(d,J=8.9Hz,2H,CH)、2.66(m,3H,CH2)、1.69(dd,J=42.6,11.9Hz,6H,CH2)、1.49(dd,J=15.4,7.0Hz,2H)、1.17(t,J=7.1Hz,2H,CH2)、0.93(t,J=12.0Hz,2H,CH2)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 160.12(C)、157.48(C)、152.48(C)、145.79(C)、130.38(C)、129.16(CH)、125.45(CH)、121.45(C)、118.82(CH)、115.52(CH)、38.44(CH2)、36.63(CH)、32.70(CH2)、32.37(CH2)、26.17(CH2)、25.79(CH2)。LCMS Rf(分)=3.788 MS m/z 364.2(M+H)。HR−ESI C22H25N3O2 +(M+H)の計算値364.202、実測値364.2029。
30.5−(4−クロロフェニル)−N−(ピリジン−4−イルメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(E−30)
DMF(3mL)中の2−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.150g、0.578mmol)、4−(アミノメチル)ピペリジン(0.176mL、1.734mmol)およびDIPEA(0.3mL、1.734 mmol)を、70℃まで3時間加熱したが、この期間中溶液は黄色から橙色に変化した。反応の終了後、混合物をEtOAc(50mL)中で希釈し、H2O(30mL)で洗浄した。有機層を回収し、H2O(2×30mL)およびブライン(1×30mL)で洗浄してから回収し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、黄色半固形物となるまで濃縮した(0.177g)。次いで、粗材料をEt2O中で摺り混ぜ、濾過すると、橙色固形物が得られた(0.143g)。不純物を除去するために、この固形物をさらにEtOAc(4mL)中に溶解し、ジエチルエーテル(1mL)の2.0M HClを0℃で添加した。混合物を室温で撹拌してから濾過し、EtOAcで洗浄すると、淡褐色固形物が形成された(0.054g、収率43%)。Mp=191℃。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 9.01(s,1H,NH)、8.90(d,J=6.7Hz,2H,CH)、8.08(d,J=6.6Hz,2H,CH)、7.82(d,J=8.7Hz,2H,CH),7.62(d,J=8.7Hz,2H,CH)、4.81(s,2H,CH2)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 163.35(C)、159.92(C)、157.82(C)、141.45(CH)、135.75(C)、129.78(CH)、127.42(CH)、125.45(CH)、123.03(C)、45.61(CH2)。LCMS Rf(分)=3.185 MS m/z 287.1(M+H)。HR−ESI C14H16ClN3O2 +(M+H)の計算値287.0694、実測値287.0706。
31.4−((5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ)フェノール(E−31)
乾燥ジオキサン(5.5mL)中のトリメチルスズ−4−クロロフェニル(0.730g、1.763mmol)および3−ブロモ−5−クロロ1,2,4−チアジアゾール(0.17mL、1.763mmol)に、Pd(PPh3)4(0.102g、0.0882mmol)およびCuTC(0.034g、0.176mmol)を添加した。次いで、混合物にN2ガスを10分間吹き込み、いかなる酸素も除去した。次いで、混合物を60℃に加熱し、一晩撹拌した。反応の終了後、混合物をEtOAc(50mL)中に分配し、H2O(2×30mL)で洗浄した。次いで、水層を回収し、EtOAc(2×30mL)で逆抽出した。次いで、有機層を合わせてから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、褐色固形物となるまで濃縮した(0.994g)。次いで、粗材料を、5%EtOAc、95%PSで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、濃縮すると、3−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾールが白色固形物として得られた(0.336g、収率69%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 7.89(d,J=8.8Hz,2H)、7.50(d,J=8.8Hz,2H)。13C NMR(101MHz,CDCl3) δ 189.1、146.2、139.3、129.9、128.7、127.9。LCMS Rf(分)=4.14。MS m/z 275.0(M+2H)。
乾燥NMP(2mL)中の上記3−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール(0.129g、0.468mmol)、p−アニシジン(0.231g、1.873mmol)およびDIPEA(0.38mL、2.107mmol)の溶液を、マイクロ波反応器内で160℃まで3.5時間加熱した。反応の終了後、混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、0.5M HCl(20mL)、H2O(2×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。次いで、水層を回収し、EtOAc(3×30mL)で逆抽出した。次いで、有機層を合わせてから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、暗褐色固形物となるまで濃縮した(0.09g)。DCMと摺り混ぜると、結晶性の金色固形物が得られた(0.022g)。次いで、濾液を、10%EtOAc、90%PSで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、金色の結晶性材料5−(4−クロロフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−3−アミン(0.077g、収率51%)となるまで濃縮した。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.20(s,1H)、7.98(d,J=8.7Hz,2H)、7.67(dd,J=8.9,2.3Hz,4H)、6.90(d,J=9.1Hz,2H)、3.72(s,3H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 183.8、166.7、154.0、136.8、133.9、129.7、128.7、128.7、118.5、114.0、55.2。LCMS Rf(分)=7.03。MS m/z 318.0(M+H)。
乾燥DCM(2.5mL)中の上記5−(4−クロロフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−3−アミン(0.048g、0.151mmol)の溶液に、BBr3(0.057mL、0.604mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応の終了後、飽和NaHCO3(5mL)により混合物をクエンチした。次いで、H2O(20mL)を添加し、混合物を30分間撹拌した。次いで、溶液をEtOAc(3×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、NaHCO3(2×20mL)およびブライン(10mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、暗褐色固形物となるまで濃縮した(0.037g)。次いで、粗材料を、15%EtOAc:85%PSで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、濃縮すると、4−((5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ)フェノールが褐色の結晶性固形物として得られた(0.019g、収率41%)。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 10.06(s,1H)、9.04(s,1H)、7.97(d,J=8.6Hz,2H)、7.66(d,J=8.6Hz,2H)、7.54(d,J=8.9Hz,2H)、6.71(d,J=8.9Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 183.7、166.9、152.0、136.7、132.5、129.7、128.8、128.7、118.8、115.2。LCMS Rf(分)=6.36。MS m/z 304.0(M+H)。HR−ESI C14H10ClN3OS+(M+H)の計算値304.0306、実測値304.0316。
32.4−((3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アミノ)フェノール(E−32)
3−ブロモ−N−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(Barth J.A.J.Prakt.Chem.1987,329,355−358)(0.05g、0.175mmol)、DMAP(0.002g、0.00875mmol)およびBoc2O(0.115g、0.525mmol)を、乾燥ジオキサン(0.5mL)中に懸濁させた。次いで、混合物を60℃まで20分間加熱したが、この時点でガスの発生が止まった。反応の終了後、冷却した溶液をEtOAc(30mL)で希釈し、短いシリカプラグを通して濾過した。溶液を圧力下で濃縮すると、tert−ブチル(3−ブロモ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)(4−メトキシフェニル)カルバメートが淡黄色固形物として得られた(0.068g、収率100%)。1H NMR(400MHz、DMSO) δ 7.37(d,J=9.0Hz,2H)、7.03(d,J=9.0Hz,2H)、3.82(s,3H)、1.40(s,9H)。13C NMR(101MHz、CDCl3) δ 180.3、159.6、153.4、146.8、140.8、130.1、128.8、114.6、55.5、27.9、27.4。LCMS Rf(分)=4.11。MS m/z 387.2(M+H)。
乾燥ジオキサン(5mL)中の上記tert−ブチル(3−ブロモ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)(4−メトキシフェニル)カルバメート(0.140g、0.363mmol)およびトリメチルスズ−4−クロロフェニル(0.200g、0.725mmol)に、Pd(tBu3P)2(0.010g、0.0181mmol)を添加した。次いで、混合物にN2ガスを10分間吹き込み、いかなる酸素も除去した。次いで、混合物を還流加熱し、一晩撹拌した。反応の終了後、混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、H2O(2×20mL)で洗浄した。水層を回収し、EtOAc(2×20mL)で逆抽出した。次いで、有機層を合わせてから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、褐色固形物となるまで濃縮した(0.254g)。次いで、粗材料を、5%EtOAc:95%PSで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、濃縮すると、tert−ブチル(3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)(4−メトキシフェニル)カルバメートが淡褐色の結晶性固形物として得られた(0.069g、収率44%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 7.98(d,J=8.7Hz,2H)、7.31(d,J=8.7Hz,2H)、7.20(d,J=9.0Hz,2H)、6.99(d,J=9.0Hz,2H)、3.90(s,3H)、1.48(s,9H)。13C NMR(101MHz、CDCl3) δ 179.6、166.6、159.4、153.6、135.9、131.8、131.2、129.4、129.2、128.7、114.4、85.0、55.6、31.1、28.1。LCMS Rf(分)=4.761。MS m/z 418.1(M+H)。
乾燥DCM(1mL)中の上記tert−ブチル(3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)(4−メトキシフェニル)カルバメート(0.0224g、0.0536mmol)を、TFA(0.1mL)に0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応の終了後、次いで混合物を圧力下で還元すると、3−(4−クロロフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミンが淡褐色の結晶性固形物として得られた(0.017g、収率100%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.05(d,J=8.6Hz,2H)、7.52(d,J=8.6Hz,2H)、7.29−7.24(m,2H)、7.00(d,J=8.9Hz,2H)、3.85(s,3H)。13C NMR(101MHz、CDCl3) δ 179.9、160.5、158.9、138.7、130.7、129.7、129.2、126.7、122.6、115.6、55.8。LCMS Rf(分)=6.97。MS m/z 318.0(M+H)。
乾燥DCM(1mL)中の上記3−(4−クロロフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(0.0284g、0.0894mmol)に、BBr3(0.025mL、0.268mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応の終了後、飽和NaHCO3(3mL)により混合物をクエンチした。次いで、H2O(15mL)を添加し、混合物を30分間撹拌した。次いで、溶液をEtOAc(3×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、NaHCO3(2×20mL)およびブライン(10mL)で洗浄してから乾燥させ(MgSO4)、濾過し、褐色固形物となるまで濃縮した(0.024g)。次いで、粗材料を、30%EtOAc:70%PSで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。適切な分画を回収し、濃縮すると、4−((3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アミノ)フェノールが淡褐色の結晶性固形物として得られた(0.017g、収率62%)。1H NMR(400MHz、CDCl3) δ 8.12(d,J=8.7Hz,2H)、7.42(d,J=8.7Hz,2H)、7.21(d,J=8.8Hz,2H)、6.91(d,J=8.8Hz,2H)。13C NMR(101MHz、DMSO) δ 167.5、153.8、134.8、131.7、129.3、128.9、120.3、115.9。LCMS Rf(分)=6.31。MS m/z 304.0(M+H)。HR−ESI C14H10ClN3OS+(M+H)の計算値304.0306、実測値304.0317。
例2 スフィンゴシンキナーゼ1および2ならびにDes1の阻害と、がん細胞株に対する活性
本開示のいくつかの例示的化合物を、参照化合物SK−IIと共に、その酵素阻害および抗がん活性に関して評価した。化合物SKI−IIは、SphK1阻害剤(French K.J.et al.J.Pharmacol.Exp.Ther.2006,318,596−603)、SphK1分解のプロモータ(Loveridge,C.et al.J.Biol.Chem.2010,285,38841−38852)、および、より最近では、Des1阻害剤(Cingolani,F.et al.J.Lipid Res.2014,55,1711−1720)として特定されている。結果は表2に示される。
SphK1/2活性アッセイ
使用したSphKアッセイは、外因性Sphおよび[γ32P]ATPの添加後の32P標識化S1Pの産生により、SphK活性を測定する。
SphK1およびSphK2の活性は、同一のアッセイ条件を使用して決定したが、但し、SphK1アッセイは、3ng/アッセイの組換えhisタグヒトSphK1(昆虫細胞を使用してバキュロウイルス系において実験室で作製)を使用し、一方SphK2アッセイは、30ng/アッセイの組換えヒトSphK2(Johnson and Johnsonから購入)を使用した。
溶液は、蒸留水を使用して分析用試薬で調製し、(別段に指定されない限り)室温で保存した。[γ32P]ATPを使用した全ての手順は、標準的な放射線安全技術に従い、保護用パースペックスシールドを用いて行った。放射線は、ガイガーカウンタを用いて監視した。
化合物を10mMでDMSO中に溶解し、混合物をボルテックスした(また、必要に応じて超音波照射した)。原液は、使用するまで4℃に維持した。
100μMの薬物化合物を含有するアリコートを作製した。次いで、これらのアリコートを、アッセイ緩衝液:100mM トリス/HCl pH7.4、100mM NaCl、1mMオルトバナジウム酸ナトリウム、10mM NaF中に希釈し、10μM溶液とした。
試料調製
組換え酵素をアッセイ緩衝液(上述)中で希釈し、0.03ng/μL(SphK1)または0.33ng/μL(SphK2)の最終濃度とした。
スフィンゴシン基質調製
40μLの組換え酵素をEppendorf(登録商標)Safe−Lock(登録商標)微小遠心分離管に入れた。これに続いて、調製されたアリコートからの薬物化合物を添加してから、ATP、[γ32P]ATPおよびSphを添加した。注:ATP原液は、1MトリスpH7.4および200mM MgCl2中で調製された。これにより、ATPは、Mgと複合化することができ、基質として利用可能となり得る。
次いで、溶液を、透明となるまで氷上で超音波照射した。
調製されたアリコートは、次いで−20℃で保存され得る。
インキュベーション
次いで、反応混合物の残りを、酵素試料に添加した(表1)。全ての反応は、3回行った。
反応混合物を、必要な試料の全てを分析するのに十分な体積で調製した。これを行うために、示された体積のそれぞれにn+1を乗じた(nは、分析する試料の数である)。使用したアッセイ緩衝液は、100mMトリス/HCl pH7.4、100mM NaCl、1mMオルトバナジウム酸ナトリウムおよび10mM NaFで調製された。
次いで、混合物を37℃で20分間(SphK1)/45分間(SphK2)インキュベートした。
後の放射能信号からリン酸塩濃度への変換のために、残りの反応混合物の水中の10倍連続希釈を行った。1/10、1/100、および1/1000希釈の2μLを、予め印の付いたワットマン紙にスポットした。
抽出
100μLのアッセイ混合物に、270μlのクロロホルム/メタノール/濃HCl(100:200:1)を添加する。
次いで、アッセイ混合物に、20μLの5M KClを添加した。
70μLのクロロホルムを添加して、相分離を形成させた。溶液をボルテックスして十分に混合した。
次いで、溶液を13,000×gで5分間遠心分離し、相を完全に分離させた。
上の水/メタノール相を吸引により分離した。
薄層クロマトグラフィー
次いで、20×20cmのシリカTLCプレートを、半分に切断した。
TLCプレートを底部から2cm測り、鉛筆を用いて縁と平行に線を引いた。次いで、試料を、プレートの縁から1.5cm以上離して、また互いに1.3cm以上離して線に合わせて塗布した(原点)。
ピペット先端を用いて、各試料スポット間に、数マイクロリットルの液体(直径5mm未満の円)を繰り返しスポットすることにより、下方のクロロホルム相の残った下方のクロロホルム相50μLを、TLCプレート上に塗布した。次いで、液体をプレートに吸収させてから、空気流で乾燥させた。
S1Pの分解および定量
TLCプレートを、移動相がTLCプレートの上部から1cm以内となるまで、ガラスTLC展開槽内で1−ブタノール/エタノール/氷酢酸/H2O(8:2:1:2)で展開した。
ピンセットでTLCプレートを展開槽から取り出し、15分間空気乾燥させた。次いで、TLCプレートをラップに包み、ジップロックプラスチック袋内に入れた。
次いで、TLCプレートを、貯蔵蛍光スクリーンに一晩曝露した。貯蔵蛍光スクリーンは、電離放射線(例えば32P)により生成された像を捕捉することで機能する。ホスホイメージャは、レーザを使用して潜在信号を光に変換するスクリーンを刺激する。光は、試料中の放射能の量に比例する。次いで、標準的な定量化ソフトウェア(ImageQuant(商標))を使用して画像が定量化される。アッセイ混合物希釈物を有するワットマン紙は、蛍光体信号の定量化を補助するために含められた。
ホスホイメージャを使用して貯蔵蛍光スクリーンが読み出されたら、使用した移動相による0.7のRfを有するS1Pスポットを定量した。
[γ32P]ATP標準曲線、試料タンパク質濃度、および4.27の増倍係数を使用して、不完全S1P抽出(約25%)、およびTLCプレート上へのクロロホルム相の一部のみのスポッティングが考慮された。S1Pスポット強度は、移動したリン酸塩の量/分/mgタンパク質に変換され得る。
ジヒドロセラミドデサチュラーゼ−1(Des1)活性の測定:
Des1活性の測定は、以前に説明されたように(Munoz−Olaya,J.M.et al.ChemMedChem 2008,3,946−953)DhCer−C6−NBDで標識化された無傷Jurkat細胞を使用し、感受性および再現性を高めるために修正を加えて、HPLCにより行った。これらの修正には、親Jurkat細胞の使用、培養培地中0.5%の血清、およびセラミド抽出を最大化するための500×gでの遠心分離による細胞採取が含まれた。抽出された試料(50ul)を、共に0.1%のトリフルオロ酢酸を含む1ml/分の20%H2Oおよび80%アセトニトリルで溶出した30cm C18逆相カラムを使用して、蛍光検出器に結合されたWaters HPLCで分析した。NBD標識化基質および生成物を、それぞれ465nmおよび530nmの励起および発光波長で定量した。
PC3細胞株アッセイにおける抗がん活性の測定
慣例的な細胞培養
PC3前立腺がん細胞株を、DMEM(10%ウシ胎仔血清およびペニシリン−ストレプトマイシンを含有する)中で培養した。
細胞の凍結アリコートを、5mLの温かい培地中に再懸濁させ、200×gで5分間遠心分離した。上清を吸引し、細胞ペレットを5mLの培地中に再懸濁させた。
次いで、細胞を組織培養フラスコ内で37℃および5%CO2で成長させ、80〜90%コンフルエントとなったら継代することを4回行ってから使用した。
播種
次いで、細胞を5分間トリプシンと共にインキュベートし、細胞培養フランクから分離した。次いで、酵素活性を等体積の血清含有培地でクエンチした。
次いで、細胞懸濁液を200×gで5分間遠心分離し、ペレットを5mLの培地中に再懸濁させた。細胞をトリパンブルーに曝露し(死細胞を除く)、血球計算器で計数した。
薬物化合物による処理の前に、細胞を96ウェルプレートで2,500細胞/ウェルで播種し、加湿インキュベータ内で37℃および5%CO2で24時間事前にインキュベートした。細胞を列3〜10および行C〜Fにのみ播種し、全てのウェルにわたり確実に湿度および温かさが均一となるようにした。残りのウェルには、100μLのリン酸緩衝生理食塩水を満たした。
薬物処理
薬物原液(50または10mM)を、培地中で1000倍希釈し、0.1%のDMSOビヒクル濃度で50μMまたは10μMの最終濃度とした。次いで、化合物を培地(0.1%DMSOを含有する)中で連続的に希釈し、8つの最終濃度に調製した(全て0.1%DMSO)。
細胞培養上清を吸引し、薬物含有培地で置き換えた。薬物処理を2つのウェルで行い、一方、細胞成長における潜在的なプレート配置に特異的な変動を、ビヒクル対照(0.1%DMSO)の添加により考慮した。未処理対照(培地のみ)および活性化合物対照(50μM SK−II)を、各アッセイに含めた。
次いで、アッセイの前に、細胞を薬物化合物と共に、加湿インキュベータ内で37℃および5%CO2で72時間インキュベートした。
細胞生存アッセイ
培地を、CellTitre AQueous One Solution(Promega、Australia;カタログ番号G3580)で、製造者の指示に従って希釈し、317μg/mLの最終濃度とした。
次いで、細胞培養上清をウェルから吸引し、100μLのCellTitre溶液で置き換えた。CellTitre溶液のみを含有する3つの細胞不含対照ウェルもまた、各アッセイに含めた。
次いで、細胞を、加湿インキュベータ内で37℃および5%CO2で1時間インキュベートし、この時点で、EnVisionマイクロプレートリーダ(Perkin Elmer、Australia)を用いて490nmで吸光度を読み出した。
データ分析
データ分析の際、バックグラウンド吸光度(細胞不含対照ウェルから得られる)を、各読出し値から差し引いた。細胞生存の阻害パーセントを決定するために、各薬物処理に対する吸光度読出し値は、ビヒクル対照(0.1%DMSO)読出し値との比として表現される。各薬物濃度に関して、平均(±SEM)が計算され、GraphPad Prism(バージョン5)を使用してグラフ化される。S字曲線がデータにフィッティングされ、各化合物のIC50を計算するために使用される。
MCF7細胞株における抗がん活性の測定
MCF7乳がん細胞を試験化合物で処理し、空気中、37℃、5%CO
2で72時間インキュベートした。調製されたMTS溶液を添加し、続いて2時間インキュベーションしてMTSアッセイを行い、OD読出し値および生データを記録した。データを表形式で管理し、値をビヒクル対照に対して調整し、調整された値をS字曲線としてグラフ化し、EC
50値を計算した。
例3 SphK1プロテアソーム分解試験:
これらの試験は、薬物SKI−IIに関して以前に説明されたように行った(C.Loveridge et al.J.Biol.Chem.2010,285,38891)。Flp−In T−Rex HEK293細胞における野生型SK1および変異体の発現を、基礎レベルを超えてSK1活性を約10倍増加させる低濃度のドキシサイクリン塩酸塩(50〜200ng/ml)で誘発した。24時間後、細胞を10μmの試験化合物、10μmのMG132、またはその両方で処理した。ビヒクル対照としてDMSOを使用した。さらに24時間後、細胞を採取し、溶解させ、抗FLAG(Sigma)、抗ERK1/2(Promega)、または抗α−チューブリン(Abcam)抗体を用いたSDS−PAGEおよび免疫ブロッティングに供した。結果は表3に示される。全ての場合において、MG132の組み込みは、試験化合物によるSphK1a分解を遮断した(0%分解)が、これは、分解がプロテアソーム依存的であることを示している(C.Loveridge et al.J.Biol.Chem.2010,285,38891)。
例4 新生児心臓線維芽細胞(NCF)におけるコラーゲン合成の阻害
NCFコラーゲン合成を、3H−プロリン取り込みにより決定した(表4)。
新生児心臓線維芽細胞(NCF)を、以前に報告されたように単離した(Lekawanvijit,S.Wang,B.H.,Krum,H.Eur Heart J.2010,31(14),1771−9)。単離後、NCF(継代0)をT75細胞培養フラスコ(BD Falcon、NSW、Australia)に入れ、1%抗生物質/抗真菌物質(Invitrogen、Mount Waverley、Vic、Australia)および10%ウシ胎仔血清(FBS)(JRH biosciences)の存在下で、5.33mM KCl(Invitrogen、Mount Waverley、Vic、Australia)を含有する高グルコース(25mM)DMEM中に維持した。細胞を、37℃および5%CO2で一晩インキュベートし、次いで培地を変更した。NCFコンフルエンスを微視的に確認し、NCFを二次培養した。培地を除去し、温かい1×PBSで3回洗浄した後、2mlの温かい0.05%トリプシン−EDTAを各フラスコに添加した。フラスコを37℃のインキュベータ内に1〜2分間設置し、細胞をフラスコの表面から剥離させた。10%FBSを含有する8mlのDMEMを添加することにより、トリプシンを不活性化した。NCF(継代1)を室温で1300rpmで6分間遠心分離した。細胞ペレットをDMEM+10%FBSで3回洗浄し、DMEM+10%FBS中に再懸濁させた。次いで、細胞を新たなフラスコに入れ、37℃および5%CO2で48時間インキュベートした。
NCFを播種するために、トリプシン処理から再懸濁までのステップを上述のように繰り返した。NCF(継代2)を、「Countess」細胞計数器で計数した。NCFを12ウェルプレートで50,000細胞/ウェルの密度でDMEM+10%FBS中に播種し、37℃および5%CO2で一晩インキュベートした。NCFを、0.15mMのビタミンCおよび0.5%のウシ血清アルブミン(BSA)を含有する培地で48時間血清飢餓状態とした。
3H−プロリンの低減が細胞成長の阻害に起因し得る程度を確認するために、同時細胞生存アッセイを行った(例えば下の図1を参照されたい)。NCF細胞増殖の阻害は、以前に説明されたように3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)アッセイを使用して測定した(Lekawanvijit,S.Wang,B.H.,Krum,H.Eur Heart J.2010,31(14),1771−9;Mosmann T.et al.J Immunol Methods 1983,65,55−63)。一般に、プロリン取り込みの阻害の程度は、低減された細胞成長に基づいて考慮することができず、これは、他の機構が働いていることを示している(サンプルデータ図1を参照されたい)。