JP2017536867A - 身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法 - Google Patents

身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法 Download PDF

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Abstract

身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法が提供される。一実施形態では、ハードウェア装置が、心音、肺音、腹部音、および身体が発する他の音などの身体的特徴、ならびに温度および超音波などの他の特徴を検出するセンサーを備えた聴診器として動作し得る。聴診器は、ビルドされたソリッドステートメモリもしくはSIMカードとは無関係に作動するように構成され得る。聴診器は、無線通信プロトコルを介して、1つ以上の電子装置と対になるように構成されてよく、そのような電子装置と対になると、クラウドのネットワークレジデントに登録されることができ、それによって、同様の聴診器のユーザーのネットワークを作り上げることができる。

Description

開示の内容
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2014年10月14日に出願された「Stethoscope」というタイトルのオーストラリア仮特許出願第2014904100号、2014年11月24日に出願された「Systems and Methods for Capturing Data, for Processing the Same and Delivering Output Representative of Body Sounds, Other Characteristics and Conditions」というタイトルのオーストラリア仮特許出願第2014904742号、2015年8月27日に出願された「Systems and Methods for Capturing Data, for Processing the Same and Delivering Output Representative of Body Sounds, Other Characteristics and Conditions」というタイトルの米国仮特許出願第62/210,558号の優先権を主張し、これらは、参照により全体として本明細書に組み込まれる。
〔分野〕
本開示は、概して、身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法に関する。
〔背景〕
従来の聴診器は、身体の内部音を聴診するか、もしくは聞くための音響装置である。従来の音響聴診器は、肺音および心音、ならびに腸音や、動脈および静脈内の血流を聞くためにしばしば用いられる。従来の音響聴診器は、典型的には、隔壁もしくはプラスチックディスク、あるいはベルもしくは中空のカップであってよい、チェストピースを有する。チェストピースは、典型的には、空気で満たされた中空の管に取り付けられ、この中空の管は、一般開業医(GP)もしくは他の専門医の各耳と係合するイヤーピースをそれぞれが有する、一対のチューブを形成することができる。ベルは、低周波音を伝達し、隔壁は、高周波音を伝達する。従来の音響聴診器を用いると、音響レベルの低さ、専門医の聴力不足(hearing deficiency)、および/または、従来の音響聴診器が使用されている室内もしくは他の場所における周辺もしくは背景のノイズといった、任意の1つ以上の問題により、専門医が身体の内部音を聞くことが難しい場合がある。
一部の従来の聴診器は、電子式であり、体内音を電子的に増幅することによって、従来の音響聴診器の音響レベルの低さを克服しようとするものである。従来の電子聴診器は、無線装置であってよく、記録装置であってよく、また、ノイズ低減、信号強調、視覚的出力、および音声出力を提供することができる。従来の電子聴診器からの心音をデジタル化することで、収集した心音データを分析することができ、遠隔医療(遠隔診断)および教授目的で、心臓学的および呼吸器学的な音のグラフィック表示を生成し、送信することができる。いくつかの従来の電子聴診器は、ラップトップコンピュータまたはMP3レコーダーなどの外部記録装置と共に使用され得る、音声出力を特徴としている。従来の電子聴診器は、典型的には、構造が複雑であり、このため、製造が難しく、また高価になり、その結果、高価な装置となり、かつ/または、ユーザーが使用方法を学ぶことが困難な装置となってしまう。従来の電子聴診器も管を使用する。従来の音響聴診器および従来の電子聴診器の管は、聴診器が使用されている被験者に専門医が極めて接近していることを必要とし、これにより、感染症の制御に不都合であること、被験者が何をしでかすか予測できないかもしくは危険である場合(例えば、特定の動物の場合)に専門医を危険な状況に置いてしまうこと、ならびに/または、極めて近接していることおよび/もしくは慣れていないことにより被験者が神経質になること(例えば、いつもの介護者と一緒にいるときだけ心地よく感じる子供の場合、もしくは特定の飼育係と一緒にいるときに最も心地よく感じる動物園の動物の場合)など、任意の1つ以上の問題が生じる。
従来の聴診器を聞くには、ユーザーは、高度な訓練を受けて、管を通して聞こえる音声信号中のかすかな音および微妙な違いを検出する専門性を身につける必要がある。医療専門家は、医学部にいる間に聴診学を教わる。そのため、音を聞くのに従来の聴診器を使用することで、聴診器の使用および使用に対する理解が、医療専門家に限定される。
したがって、身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するための、改善されたシステム、装置、および方法に対する必要性が存在する。
〔概要〕
身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法を提供する。
一態様では、医療装置が提供され、これは、一実施形態では、被験者の身体の外側から被験者の体内音を感知するように構成された音声センサーと、振動するように構成された振動発生器と、点灯するように構成されたライトと、体内音の感知と同時に、感知された体内音を示すパターンで振動発生器を振動させるように構成され、かつ、体内音の感知と同時に、感知された体内音を示すパターンでライトを点灯させるように構成されたプロセッサと、を含む、聴診器を含む。
医療装置は、任意の数の変形体を有し得る。例えば、聴診器は、聴診器の外部にある電子装置と電子通信するように構成されたネットワークインターフェースを含み得る。プロセッサは、体内音の感知と同時に、感知された体内音を、ネットワークインターフェースを介して電子装置に対して表すデータを、生じさせるように構成され得る。
別の実施例では、聴診器は、加速度計と、ジャイロスコープと、を含んでよく、プロセッサは、加速度計およびジャイロスコープにより感知されたときの聴診器の動きに基づいて、聴診器を省エネルギー状態と通常のエネルギー消費状態との間で切り替えさせるように構成され得る。さらに別の実施例では、体内音は、心音を含み得る。さらに別の実施例では、体内音は、肺音を含み得る。別の実施例では、振動によって、聴診器から音を発することができ、聴診器は、振動し、点灯し、かつ音を発することを同時に行うように構成されている。さらに別の実施例では、聴診器は、心電図(ECG)センサーを含んでよく、プロセッサは、ECGセンサーによって感知されたデータを示すパターンで振動発生器を、そのデータの感知と同時に、振動させるように構成されてよく、また、プロセッサは、ECGセンサーによって感知されたデータを示すパターンでライトを、そのデータの感知と同時に、点灯させるように構成されていてよい。さらに別の実施例では、聴診器は、聴診器の無線充電を可能にするように構成された無線充電レシーバーを含み得る。
別の実施例では、聴診器は、被験者の身体に接触するように構成された表面を有する基部と、プロセッサが中に収容された本体と、ヘッドと、を含み得る。ヘッドは、選択的に、音声センサーによる体内音の感知を開始させ、音声センサーによる体内音の感知を停止させるために、基部および本体に対して可動であってよい。ヘッドは、基部および本体に対して回転するように構成されてよく、また、基部および本体に対して垂直に動くように構成されている。回転および垂直な動きのうちの一方は、選択的に、音声センサーによる体内音の感知を開始させ、音声センサーによる体内音の感知を停止させるように構成され得る。回転および垂直な動きのうちのもう一方は、聴診器のネットワーク接続性を選択的にオンおよびオフにするように構成され得る。ヘッドは、基部および本体に対して動いて、音声センサーのゲインを調節するように構成され得る。
別の態様では、医療システムが提供され、これは、一実施形態では、聴診器と、聴診器に連結されたディスプレイと、を含む。聴診器は、被験者の身体に接触するように構成された表面を有する遠位部分と、選択的に、センサーによる被験者の体内音の感知を開始させ、センサーによる体内音の感知を停止させるために、遠位部分に対して動くように構成された近位ヘッドと、を含む。ディスプレイは、信号の収集と同時に、感知された体内音のグラフィック表示を示すように構成されている。
医療システムは、さまざまな形で変化し得る。例えば、ディスプレイは、近位ヘッド上にあってよい。近位ヘッドは、取り外し可能かつ取り換え可能に、遠位部分に連結されていてよく、あるいは、近位ヘッドは、取り外し不能に遠位部分に連結されていてよい。取り外し可能かつ取り換え可能な近位ヘッドは、近位ヘッドを遠位部分から取り外した後で、着用可能な電子装置に、取り外し可能かつ取り換え可能にドッキングされるように構成され得る。
別の実施例では、ディスプレイは、聴診器の外側にあり、かつ聴診器とは別個である電子装置上にあってよい。さらに別の実施例では、体内音は、心音および肺音のうちの少なくとも1つを含み得る。さらに別の実施例では、医療システムは、体内音の感知に応じてディスプレイにグラフィック表示を示させるように構成された、プロセッサを含み得る。
別の態様では、方法が提供され、これは、一実施形態では、聴診器を患者の身体上に置くことと、音声センサーを起動して、体内音の感知を開始し、これによって、体内音の感知と同時に、感知された体内音を示すパターンで振動発生器を振動させること、および体内音の感知と同時に、感知された体内音を示すパターンでライトを点灯させることを開始することと、を含む。
この方法は、任意の数の変形体を有し得る。例えば、この方法は、体内音の感知と同時に、感知された体内音を表すデータを、聴診器の外側にある電子装置に送信することを含み得る。
別の実施形態では、方法が提供され、これは、被験者の体内音が電子聴診器により感知されるのと同時に、電子聴診器が感知した体内音を示すデータを、ネットワーク接続された装置において受信することと、ネットワーク接続された装置のユーザーに対して検出可能な出力を、ネットワーク接続された装置に提供させることと、を含み、この出力は、受信したデータを示すものである。出力は、体内音が電子聴診器により感知されるのと同時に提供される。
この方法は、さまざまな形で変化し得る。例えば、出力を提供することは、受信したデータを示す情報を、ネットワーク接続された装置のディスプレイ上に表示することを含み得る。別の実施例では、出力を提供することは、ネットワーク接続された装置が振動すること、ネットワーク接続された装置が音声を発すること、ネットワーク接続された装置のライトが点灯すること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
さらに別の実施例では、電子聴診器は、電子聴診器により感知されている体内音を示す出力を、電子聴診器のユーザーに提供することができ、電子聴診器の出力は、電子聴診器が振動すること、および、電子聴診器の1つ以上のライトが点灯すること、のうち少なくとも一方を含み得る。ネットワーク接続された装置の出力は、電子聴診器の出力と同じであってよい。
さらに別の実施例では、ネットワーク接続された装置は、複数のネットワーク接続された装置を含んでよく、複数のネットワーク接続された装置はそれぞれ、同時出力を提供する。別の実施例では、ネットワーク接続された装置は、ネットワークを介してその装置にダウンロードされたアプリケーションを含んでよく、そのアプリケーションは、データの受信および出力の提供を制御することができる。さらに別の実施例では、ネットワーク接続された装置は、電話、ヘッドセット、腕時計、タブレット、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、サーバのうちの1つを含み得る。さらに別の実施例では、ネットワーク接続された装置は、第2の電子聴診器を含み得る。
別の実施形態では、方法が提供され、これは、第1の電子聴診器を第2の電子聴診器に電子的に連結することと、第1の電子聴診器において、被験者の体内音を表す生データ信号を収集することと、音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む第1の出力を、第1の電子聴診器において出力することと、を含み、第1の出力は、収集された信号を示す。第1の電子聴診器での出力は、収集と同時に行われる。この方法はまた、収集された信号を、第1の電子聴診器から第2の電子聴診器へと送信することと、音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む第2の出力を、第2の電子聴診器において出力することと、を含む。第2の出力は、収集された信号を示し、第2の電子聴診器での出力は、収集と同時に行われる。
この方法は、さまざまな形で変化し得る。例えば、第1の出力は、音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも2つを含み得る。別の実施例では、第1の出力は、音声出力、触覚型出力、および照明出力のすべてを含み得る。さらに別の実施例では、体内音は、心音および肺音のうちの少なくとも1つを含み得る。さらに別の実施例では、第2の出力は、第1の出力と同一であってよい。別の実施例では、この方法は、起こり得る異常が患者の体内音中に存在するかどうかを判断するために、収集された信号を分析することを含んでよく、起こり得る異常が存在すると判断された場合、第1の出力は、その起こり得る異常を示すことができる。
さらに別の実施例では、方法は、第1の電子聴診器を第1の外部電子装置と対にすることを含み得る。第1の外部電子装置は、その第1のディスプレイ上に、収集された信号を示す第1の情報を表示することができる。第1のディスプレイ上での表示は、収集と同時に行われ得る。この方法は、第2の電子聴診器を第2の外部電子装置と対にすることを含むこともできる。第2の外部電子装置は、その第2のディスプレイ上に、収集された信号を示す第2の情報を表示することができる。第2のディスプレイ上での表示は、収集と同時に行われ得る。
別の実施形態では、方法が提供され、これは、電子聴診器を介して、被験者の体内音を表す生データ信号を収集することと、信号の収集と同時に、収集された信号のグラフィック表示をディスプレイに示させることと、を含む。グラフィック表示は、トラックを含み、これに沿って、マーカーが、収集された信号と同期してトラバースする。この方法はまた、起こり得る異常が患者の体内音中に存在するかどうかを判断するために、収集と同時に、収集された信号を分析することと、起こり得る異常が存在すると判断された場合、起こり得る異常が存在する時間に対応するトラックに沿った位置でトラック上にマークを出現させることと、を含み、マークは、起こり得る異常を示すものである。
この方法は、任意の数の変形体を有し得る。例えば、ディスプレイは、聴診器上にあってよい。別の実施例では、ディスプレイは、物理的には聴診器と無関係であり、かつ電子的に聴診器に連結された、電子装置上にあってよい。さらに別の実施例では、この方法は、音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む出力を、電子聴診器において出力することを含んでよく、この出力は、収集された信号を示しており、電子聴診器での出力は、収集と同時に行われ得る。
別の実施例では、体内音は心音を含み得る。トラックの長さは、1回の心拍周期に対応し得る。マークは、トラック上の、その心拍周期における第1の心音(S1)および第2の心音(S2)に対して、起こり得る異常が存在する時間に、出現することができる。
さらに別の実施例では、体内音は肺音を含み得る。トラックの長さは、1回の呼吸周期に対応し得る。マークは、トラック上の、その呼吸周期における吸気の開始および呼気の開始に対して、起こり得る異常が存在する時間に、出現し得る。
別の実施形態では、方法は、電子聴診器を介して、被験者の心音を表す生データ信号を収集することと、被験者の心拍数を決定するために、収集と同時に、収集された信号を分析することと、被験者の呼吸速度を決定するために、収集と同時に、決定された心拍数を分析することと、を含む。
この方法は、さまざまな形で変化し得る。例えば、方法は、収集と同時に、決定された呼吸速度のグラフィック表示をディスプレイに示させることを含み得る。
非一時的コンピュータプログラム製品(すなわち、物理的に具体化されたコンピュータプログラム製品)もまた提供され、これは、命令を記憶していて、この命令が、1つ以上のコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサが、本明細書に記載する動作を行う。同様に、コンピュータシステムも提供され、これは、1つ以上のプロセッサと、その1つ以上のプロセッサに連結される1つ以上のメモリと、を含み得る。1つ以上のメモリはそれぞれ、一時的または永続的に命令を記憶することができ、この命令により、少なくとも1つのプロセッサが、本明細書に記載する動作のうちの1つ以上を実行する。さらに、単一のコンピュータシステム内にあるか、または2つ以上のコンピュータシステム間に分配された、1つ以上のプロセッサにより、方法を実行することができる。このようなコンピュータシステムは、ネットワーク(例えば、インターネット、ワイヤレス広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、有線ネットワークなど)を通じた接続を含むがこれに制限されない1つ以上の接続を介する、複数のコンピュータシステムのうちの1つ以上の間での直接接続を介するなどして、接続されることができ、また、データおよび/もしくはコマンドまたは他の命令などをやり取りすることができる。
本発明は、添付図面と併せて、以下の詳細な説明を読むことにより、さらに十分に理解されるであろう。
〔詳細な説明〕
本明細書に記載する装置および方法の構造、機能、製造、および使用の原理を総合的に理解できるよう、ある例示的な実施形態をこれから説明する。これらの実施形態の1つ以上の実施例を、添付図面に示す。本明細書に具体的に記載し、添付図面に示す装置および方法が非限定的な例示的実施形態であり、本発明の範囲が請求項によってのみ定められることを、当業者は理解するであろう。1つの例示的な実施形態に関連して例示または説明する特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせられてよい。そのような改変および変形は、本発明の範囲に含まれることが意図されている。
さらに、本開示では、複数の実施形態の、同様の名前を持つ構成要素は、一般的に類似の特徴を有し、そのため、特定の実施形態において、同様の名前を持つ構成要素それぞれの各特徴は、必ずしも十分に詳しく述べてはいない。
身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法を提供する。少なくともいくつかの実施形態では、ハードウェア装置が、心音(例えば、鼓動および他の心音)、肺音、腹部音、および他の身体が発する音といった被験者の身体的特徴、ならびに温度および超音波などの他の特徴を検出するように構成された1つ以上のセンサーを備えた聴診器として動作するように構成され得る。聴診器は、ビルドされたソリッドステートメモリ(built solid state memory)もしくはSIMカードとは無関係に作動するように構成され得る。聴診器は、モバイル機器、ラップトップコンピュータなどといった1つ以上の電子装置と通信するように構成され得る。身体的特徴に関連する、聴診器により収集されたデータは、聴診器から診断モデルへと送信され得る。診断モデルの出力により診断を得ることができ、グラフィカルユーザーインタフェースに、その出力の解釈が与えられる。聴診器は、ブルートゥース、Wi−Fi、もしくは他の無線通信プロトコルを介して、この1つ以上の電子装置と対になるように構成されてよく、電子装置と対になったら、クラウドのネットワークレジデント(network resident)に登録されることができ、それによって、同様の聴診器のユーザーのネットワークを作り上げることができる。
したがって、聴診器は、聴診器のユーザーが、任意のブルートゥース無線電話、携帯電話(mobile)、または他の装置を通じて聞くこと、また、一体化した照明により、検出された身体的特徴の視覚的表示、例えば、心臓の鼓動および脈の視覚的表示、呼吸速度の視覚的表示などを見ることを可能にし得る、一体化したブルートゥースおよび一体化した視覚システムを特徴とするセンサーデザインを含み得る。よって、聴診器は、従来の聴診器とは違って、一人のGPもしくは他の専門医が懸命に聞くことに依存する必要はなく、かつ/または、聴診器のユーザーの動きを制限する管を必要としないので、この聴診器は、従来の聴診器とは違って、ユーザーが被験者に極めて近接することを必要とせず、また、音声を意味のある情報へと転換するユーザーの専門的技術も必要としない。
聴診器は、聴覚および視覚聴診の組み合わせを含んでよく、検出された身体的特徴、例えば、検出された心臓の鼓動および脈などの分析を提供するように構成され得る。聴診器は、聴診器が収集した音を、複数の他の装置、例えば、他の聴診器、もしくは、ブルートゥースヘッドセットおよび携帯電話など、さまざまなタイプの電子装置と共有することを可能にするように構成された、複合的同期機能(multiple sync function)を有することができる。よって、傍観者、被験者の家族、ペットの飼い主、医学生、同僚などといった、聴診器を使用していない複数の人が、これらの他の装置を使用することにより、聴診器の音を聴取することができる。他の装置はそれぞれ、アプリケーション(APP)をインストールされていてよく、このAPPは、受け取った音情報を記憶、送信、分析および表示し、その情報に基づいて、例えば、受け取った心臓の鼓動および脈の情報に基づいて、考えられる診断を提示するように構成され得る。したがって、聴診器を直接使用しているユーザー以外の人が、聴診器が収集した情報に少なくとも部分的に基づいて、被験者の状態を評価し、診断および/もしくは治療法の決定を行うことができる。例えば、心拍数を含む、検出された身体的特徴の場合、心拍は、おおよその心拍数をユーザーおよび/もしくはその他の複数の人に提示するために、平均をとられることができる。点灯したライトによりもたらされた一連の色は、ある範囲の異なる心拍数を示すのに使用され得るので、予測される標準の範囲外の心拍数を容易に検出するのに使用され得る。
聴覚および視覚聴診の組み合わせを含み、検出された身体的特徴の分析を提供するように構成されている、聴診器により、医学訓練を受けているかどうかにかかわらず、あらゆるユーザーが、収集した音声信号を視覚的出力(例えば、ライト)および触覚型出力(例えば、振動)に転換することで、検出された身体的特徴を理解することが可能となり得る。例えば、検出された心音に関しては、聴診器は、第1の色(例えば、緑色)の光を出力して、正常な心臓状態を示すように、正常な心臓状態が検出された場合は振動しないように、第2の異なる色(例えば、オレンジ色)の光を出力して、雑音などの、検出された起こり得る異常を示すように、かつ検出された起こり得る異常が存在する場合は振動するように、構成されることができる。別の実施例では、検出された肺音に関して、聴診器は、第1の色(例えば、緑色)の光を出力して、正常な呼吸状態を示すように、正常な呼吸状態が検出された場合には振動しないように、第2の異なる色(例えば、オレンジ色)の光を出力して、喘鳴などの、検出された起こり得る異常を示すように、かつ検出された起こり得る異常が存在する場合は振動するように、構成されることができる。
少なくともいくつかの実施形態では、身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法は、データを取り込むことと、データを処理することと、体内音を表す出力を伝達することと、を含み得る。これらのシステム、装置、および方法は、他の装置と対になることで、没入型の3次元フィードバック体験を、聴診器のユーザーに加えて、一人以上のユーザーと共有できるように構成された、聴診器を含み得る。
少なくともいくつかの実施形態では、身体的特徴に関するデータを取り込んで出力するためのシステム、装置、および方法は、心音、雑音、および他の体内音の検出精度を高めることができるので、不要な紹介患者および心臓事象の減少を達成することができる。これらのシステム、装置、および方法は、代表的な生データを追跡し、代表的な生データを経時的に研究する方法を提供することができる。利用可能な機械学習および予測モデリングならびに人工知能検索エンジン、臨床ソフトウェアおよび電子医療記録(EHR)プラットフォームがあれば、これらのシステム、装置、および方法の聴診器は、生データを提供でき、したがって、診断および追跡のための分析、情報の共有、教授のための代表的な生データを提供することができると共に、医療専門家のネットワークのためのプラットフォームを可能にすることができ、医療専門家は、データを送受信し、同時に互いとの書面および口頭および視覚的な通信を行うことができるようになる。「同時(実時間)(real time)」とは、任意の1つ以上の要因、例えばネットワークのデータ伝送能力およびプロセッサの処理速度に対する小さな制限による、何らかのわずかな時間遅延を含み得ることを、当業者は認識するであろう。(人に対する、また動物に対する)医療専門家が聴診器を使用できるだけでなく、代表的なデータが評価のため離れた場所にいる一人以上の医療専門家にネットワークを介して送信されれば、非医療従事者(例えば、患者、患者の家族、ペットの飼い主、若者など)も使用することができる。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器は、局所的に、または遠隔に位置する他の類似の聴診器を検索し、これに接続されるよう構成され得る。聴診器は、没入型の3次元フィードバック体験を、接続された聴診器の一人以上のユーザーに提供するように構成されることができ、これにより、ユーザーは、検出された同じ体内音、例えば、鼓動、呼吸などを、同時に聞き、感知し、共有することができる。このようにして、聴診器は、学生が個別に自分たちの器具を患者の上に置く必要のない、臨床教育能力を提供することができる。これにより、患者に対する邪魔が少なくなり、かつ/または、衛生状態をより良くすることができる。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器、および/もしくは聴診器が感知したデータを送信する電子装置は、先に記録した代表的なデータを比較し、かつ/または、そのデータを、家族データと比較するように構成され得る。このデータは、特に聴診器のセンサーが本明細書で論じるような周囲状況および場所のデータといった他のデータを取得し得るので、研究に使用され得る。例えば、運動選手では、聴診器が単なる心拍数だけでなく、心臓弁の動作を監視し得るので、このような機能性は有益となり得る。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器は、聴診器のユーザーに、また、聴診器を直接使用していない遠隔ユーザーに、没入型の3次元フィードバック体験を提供するように構成され得る。聴診器の1つ以上のセンサーが、例えば聴診器のヘッドもしくはノブを押し下げることによって、起動され、1つ以上のセンサーが被験者の身体から入力を受信し始めると、聴診器は、心拍入力に対して振動し、心拍入力に対して点灯し、かつ1つ以上のセンサーにより感知された音響信号を、人の身体が発する音と同時に同期して1つ以上のヘッドセットに送信するように構成され得る。聴診器が1つ以上の他の聴診器と、直接、または、例えばモバイル機器を介して、対にされると、他の聴診器は、没入型の3次元フィードバック体験を提供するよう、同様に構成され得る。聴診器のセンサーデータは、例えば、異なる場所で同じ3次元フィードバック体験をするために聴診器と通信しているリモートサーバを介して、遠隔場所に、テレコミュニケーションを介して、同時に送信され得る。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器は、ヘッドセット、ならびにモバイル機器およびパーソナルコンピュータ(PC)のうちの少なくとも一方と対にされるように構成され得る。モバイル機器およびPCのいずれか、または両方は、別名クラウドとして知られる、リモートサーバと通信していてよい。聴診器は、データを、分析用に後から送信するため、かつ/または、聴診器もしくは任意の他の適切な装置と対にされたモバイル機器および/もしくはPCに、記憶するように構成された、メモリを含むことができる。聴診器は、計算能力が分析論に利用可能であるため、そのような分析論用に構成され得る。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器は、1つ以上のセンサーを介して、被験者の心音および肺音の生データを含む生データを受信するように構成され得る。聴診器は、ジャイロスコープおよび加速度計などのセンサーを含んで、心音/肺音センサーおよび/もしくは他のセンサーが診断のため信号を受信している間に書き留められ、かつ/もしくは記録され得る被験者の姿勢情報を提供することができる。データを取得している間の被験者の姿勢は、以前に記録したデータを、後から記録したデータと比較する場合に特に有用となり得る。例えば、上体を起こしている、または横たわっている、被験者の姿勢は、結果として生じるデータに影響を及ぼし得る。1つ以上のセンサーは、ECG信号、ジャイロスコープ信号、温度信号、赤外線信号、および超音波信号、ならびに他の信号のうち任意の1つ以上を感知するように構成され得る。これらの信号は、診断が提示され得るように処理されることができる。診断は、例えば、モバイル機器またはPCなどの電子装置のディスプレイ装置上のグラフィカルユーザーインタフェースを介して、伝達され得る。
少なくともいくつかの実施形態では、ヘッドセットは、有線接続または無線接続によって聴診器と対にされるように構成され得る。ヘッドセットは、首の後ろにある構成(behind-the-neck configuration)を含んでよく、対にされた聴診器が感知した音(例えば、心音、肺音など)に同期することができる、ヘッドセットのイヤーピース上の発光ダイオード(LED)インジケータを含むことができる。これらのライトは、同僚もしくは近くにいる他の人々に対して、ヘッドセットのユーザーがいつ音を聞いているかを示すことができ、このため、ユーザーは、邪魔をされず、かつ/または、同期したライトを観察することのできる同僚もしくは近くにいる他の人々に情報を提供することができる。ヘッドセットは、同僚もしくは近くにいる他の人々に、ユーザーが体内音をいつ聞いているのかを示すのに役立ち得る、首の後ろの部材に収容されたLEDインジケータを有してよい。LEDインジケータは、少なくとも2つの照明状態を有し得る。照明は、聴診器が使用されていないときには、低い状態にあってよく、また、聴診器が使用されているときには、高い状態にあってよい。任意の他の色を、LEDインジケータに用いてもよく、色の任意の組み合わせを用いて表示を作り出してもよい。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器は、対にされた電子装置(モバイル機器、PCなど)と共に、または対にされた電子装置なしで、使用されるように構成され得る。対にされた電子装置は、表示のためにデータの分析を提供するように構成され得る。対にされた電子装置が、例えば、手術室内や飛行機の中で、使用できない場合に、対にされた電子装置が分析を提供するためにリモートサーバにアクセスしなければならない場合、代わりに、PCまたは他のコンピュータシステムを分析のために使用することができる。本開示は、分析機能を実行する装置のタイプを制限することは意図していない。
少なくともいくつかの実施形態では、聴診器は、感知された体内音に同期する振動および照明などの特徴を弱めるか、またはオフにするために制御装置を含み得る。可聴周波数は、同時に、または後で、例えばモバイルアプリケーションを介して後で、所望の音を単離するために、望ましくないノイズを除去するよう、微調整および補強されるように構成され得る。聴診器が収集したデータは、聴診器に記憶されることができ、後になって、データは電子装置に送信されてよく、この電子装置が、このデータの視覚的出力を提供することができる。言い換えれば、電子装置は、聴診器が感知するのと同時に、または同時ではなく、代わりに、後から、出力を提供することができる。
図1および図2は、聴診器10の一実施形態を示している。この例示された実施形態にあるように、聴診器は、(図5〜図7にも図示されている)ノブ11と、ノブ11が近位端部に可動に連結されている(図3、図5、図6にも図示されている)中空本体9と、中空本体9およびノブ11の中に配された(図3、図4、図6、図7にも図示されている)回転型ポテンショメータ8と、中空本体9の遠位端部が中に入れられている(図5、図6にも図示されている)基部13と、を含み得る。ノブ11は、さまざまな構成を有し得る。図示のとおり、ノブ11は、ユーザーの手(不図示)によって握られると牽引力を提供するように構成された、複数のぎざぎざのついたエッジ12などの把持特徴部を、ノブの外周の周りに含んでよい。複数のぎざぎざのついたエッジ12の代わりに、またはこれに加えて、ノブ11は、1つ以上の指用のくぼみ、粘着性表面などといった、別のタイプの把持特徴部を含んでもよい。
ノブ11は、その近位内側表面から遠位に延びる、中央ボス44を含み得る。中央ボス44には、回転型ポテンショメータ8を中に受容するように構成された、底面もしくは遠位キャビティ45が形成されていてよい。キャビティ45は、その内側表面に形成された、長さ方向スプライン21Aを含み得る。
中空本体9は、さまざまな構成を有し得る。図示のとおり、中空本体9は、ノブ11に可動に係合するように構成された近位直立本体部分14と、基部13の中空内部18に収容されるように構成された遠位部分17と、を含み得る。中空本体9は、聴診器10をコンピュータなどの電子装置へ電子接続するのを容易にし得る、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート15、任意の有線ヘッドホンセットを聴診器10に取り付けることを可能にするよう標準的な3.5mmのヘッドホンジャックに入るミニUSBジャック、または携帯用USBドライブを含み得る。USBポート15の代わりに、またはこれに加えて、聴診器10は、当業者が認識するように、任意の1つ以上の他のタイプの有線データ接続ポートを有し得る。やはり当業者が認識するように、USBポート15および/もしくは他のポートを介して別の電子装置と有線接続されることで通信するように構成されることに加えて、またはその代わりに、聴診器10は、ブルートゥースを介するなどして、別の電子装置と無線通信するように構成され得る。
中空本体9の近位部分14は、その外表面に形成された(本明細書中、「環状凹部」もしくは「凹部」とも呼ばれる)円形の溝16を有し得る。環状凹部16は、回転可能なノブ11の内側表面に形成され、かつこの内側表面から半径方向外側に延びる、周辺リブ45Aに係合するように構成され得る(図6および図7を参照)。凹部16は、ノブ11を、中空本体9と取り外し不能に係合した状態に保持するように構成され得る。リブ45Aは、ノブ11が、図5の線A‐Aで表される、その長さ方向軸を中心に回転する間、凹部16内でスライドするように構成され得る。ノブ11の長さ方向軸は、図示のとおり、全体的に、聴診器10の長さ方向軸と同じであってよい。溝16は、リブ45Aの高さより高い高さB(図6)を有し得る。よって、リブ45Aは、高さBにより定められる最大距離で、溝16内を垂直に(例えば、近位および遠位に)動くように構成され得る。したがって、ノブ11は、中空本体9に対して2つの別々の可動域を有するように構成されてよく、ノブ11の回転が、1つの可動域であり、ノブ11の垂直な動きが、もう1つの可動域である。ノブ11は、溝16内で、近位位置に付勢されてよく、例えば、リブ45Aは、リブ45Aの近位表面に隣接するように付勢され得る。ノブ11は、図6および図7では、この付勢されるか、またはデフォルトの位置で図示されている。ノブ11は、以下でさらに論じるように、聴診器10内に配されたバネなどの付勢要素により上方もしくは近位に付勢されることなど、さまざまな方法で、このように付勢されることができる。
図3に示すように、中空本体9の遠位部分は、中空内部29を有し得る。1つ以上の突出部30が、中空内部29の、中空本体9の内側表面から半径方向内側に延びることができる。中空本体9は、この例示された実施形態では、2つの突出部30を含んでいる。1つ以上の突出部30は、回路基板19の周囲部に形成された対応する1つ以上の凹部31に係合して、回路基板19が中空本体9の内部、例えば中空内部29の中、および基部13の内部、例えば、中空内部18の中に確実に設置されるのを容易にするよう、構成され得る。
中空本体9は、中空内部29より近位に中空凹部41を含み得る。中空凹部41は、この例示された実施形態にあるように、矩形の形状を有し得る。中空凹部41は、図6に示すように、回転型ポテンショメータ8の上部エッジ部42(例えば、その下方もしくは遠位部分23)に係合するように構成され得る。中空凹部41は、やはり図6に示すように、回転型ポテンショメータ8の接続端子22と係合するように構成された、中央開口部43を有し得る。中央開口部43は、中央開口部43の周囲部を画定する周囲表面47を有し得る。周囲表面47は、回転型ポテンショメータ8のベアリング表面20に接触するように構成され得る。中空本体9は、中空凹部41と一体であり、かつ、その上端部を画定する横向き部分46を含み得る。
聴診器10は、聴診器10の携帯性を促進し得る、回路基板上の電源(on-board power source)を含み得る。中空本体9は、バッテリー54などの電源を中に収容するように構成されたキャビティ53を含み得る。バッテリー54は、USBポート15を介した電力接続などによって、再充電可能となるように構成されてよく、これにより、聴診器10の有用寿命を長くすることができる。他の実施形態では、バッテリー54は再充電不可能であってよい。
(図8にも図示されている)回路基板19は、さまざまな構成を有し得る。一般的に、回路基板19には、聴診器10の電子部品が搭載されているか、または別様に取り付けられていてよい。回路基板19は、第1の接続要素24によってポテンショメータ8(例えば、その遠位部分23)に接続された増幅器チップ25を含んでよく、第1の接続要素24は、この例示された実施形態では複数の接続要素を含むが、1つの接続要素であってもよい。増幅器チップ25は、デジタル信号プロセッサ(DSP)または処理用チップセットとして構成され得る。
回路基板19は、第2の接続要素26によってポテンショメータ(例えば、その遠位部分23)に接続された(本明細書では「プロセッサ」とも呼ばれる)プロセッサチップセット27を含んでよく、第2の接続要素26は、この例示された実施形態では1つの接続要素を含むが、複数の接続要素であってもよい。
回路基板19は、ブルートゥースを介した外部電子装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレット、ラップトップコンピュータ、ヘッドセットなど)との無線通信を促進するように構成されたブルートゥースチップ28を含み得る。ブルートゥースチップ28は、選択的に起動されるように構成されてよく、これにより、ブルートゥースが必要なときだけアクティブになることが可能となり、このことは、電力を節約し、かつ/またはプロセッサリソースを節約するのに役立ち得る。ブルートゥースは、ある時間(例えば、1分、2分、5分など)が経過すると、自動的にオフになるか、または接続を切るように構成されてよく、このことは、電力を節約し、かつ/またはプロセッサリソースを節約するのに役立ち得る。ブルートゥースがアクティブなとき、聴診器10は、以下でさらに論じるように、ブルートゥース能力を有する外部電子装置と対にされることができる。ノブ11を第1の方向(例えば、時計回り)に回転させることは、ブルートゥースチップ28を起動させて、ブルートゥース機能性をオンにするように構成され得る。この回転は、ノブ11および中空本体9が対応する係合特徴部を有することなどにより、クリック音などの可聴音で、ブルートゥースがアクティブであることを示させるように構成されてよく、対応する係合特徴部は、ノブ11が第1の方向にある量だけ回転された後で互いに係合して、係合部材が回転中に通過する際に可聴音を生成する。ノブ11を第2の反対方向(例えば、反時計回り)に回転させることは、ブルートゥースチップ28を停止させて、ブルートゥース機能性をオフにするように構成され得る。この回転は、可聴音で、ブルートゥースがアクティブでないことを示させるよう、同様に構成されてよい。
回路基板19は、USBポート15に挿入されたUSB装置と電子通信するように構成された、USBユニット19uを含み得る。
回路基板19は、(本明細書中「マイク」とも呼ばれる)少なくとも1つの音声センサーを含んでよく、音声センサーは、この例示された実施形態では、第1のマイク19Mおよび第2のマイク19Nを含む。少なくとも1つのマイクのゲインは、音量を調節するために調節されるように構成され得る。ノブ11は、図6の矢印Bで示すように、下方(遠位)に押されて、少なくとも1つのマイクを起動し(例えば、オンにし)、それにより、聴診器10が、身体的特徴、例えば鼓動もしくは呼吸を示す音を集めることを可能にするように構成され得る。押し下げられたノブ11を、押し下げたままにして、第1の方向(例えば、時計回り)に回転させることは、マイクの正のゲインを生じさせるように構成され得、押し下げられたノブ11を第2の反対方向(例えば、反時計回り)に回転させることは、マイクの負のゲインを生じさせるように構成され得る。ノブ11が付勢された近位位置に動くことができるようにノブ11を離すことなどによって、ノブ11を上方(近位)に動かすと、少なくとも1つのマイクを停止させる(例えば、オフにする)ことができ、これにより、ユーザーを聴覚器官のスパイク(auditory spikes)から保護することができる。よって、少なくとも1つのマイクは、選択的に起動されるように、また、起動される間にそのゲインが調節されるように構成され得る。ノブ11の近位への動きは、聴診器10から外部電子装置へのデータ送信、例えば回路基板外の記憶および/もしくは分析のための収集されたデータの無線送信を生じるように構成され得る。ノブ11が、押し下げられ回転してマイクのゲインを調節し、また、押し下げられずに回転してブルートゥース能力を調節する代わりに、ノブは、押し下げられ回転してブルートゥース能力を調節し、また、押し下げられずに回転してマイクのゲインを調節するように構成されることもできる。少なくともいくつかの実施形態では、少なくとも1つのマイクは、ノブ11がその近位位置にあるときに音を発することができないように、電源をオフにされるよう構成されてよく、これは、電力の節約に役立ち得る。
回路基板19は、少なくとも1つのマイクによる音の受け取りを容易にするように構成された、マイクピックアップ51を含み得る。基部13が聴診器10の使用中に被験者の上に置かれるので、マイクピックアップ51は、図6に示すように、基部13に向かい合うことができる。
回路基板19は、1つ以上のライトを含んでよく、このライトは、この例示された実施形態では、8個の発光ダイオード(LED)33、34、35、36、37、38、39、40を含む。ライトが1つの場合、このライトは、回路基板19の中央に取り付けられ得る。ライトが複数ある場合、複数のライトは、聴診器10の周囲部の周りに延びるライトの輪またはライトパイプとして構成され得る。これらのライトは、回路基板19の周囲部の周りに等距離に配されてよく、これにより、聴診器10の周囲部の周りが均等に照明されるのを促進することができる。
1つ以上のライトは、1つの色で点灯するように構成され得る。この1つの色は、聴診器10が電源をオンにされたりオフにされたりするのに応じてライトが短時間点灯するか、または、USBポート15を介したデータ送信および/もしくは受信中にライトが点滅するといったように、聴診器10の特徴を示すため、ならびに/あるいは感知された鼓動と併せてライトが点滅するか、または心臓の雑音もしくは喘鳴など異常の検出に対応する時点でライトが点灯するといったように、聴診器10と関連する被験者の身体的特徴を示すために、使用され得る。代わりに、ライトは、複数の異なる色、例えば、赤色、青色、緑色、オレンジ色、黄色、紫色、白色などで点灯するように構成されてもよい。当業者が認識するように、ライトはそれぞれ、複数の色で点灯して、種々の色の光を作り出すように構成されてよく、あるいは、ライトのうちの種々のものが、種々の色で点灯して、種々の色の光を作り出すように構成されてよい。複数の色は、1つの色で点灯するように構成されたライトに関して前述したのと同様に、聴診器10の特徴、および/または聴診器10と関連する被験者の身体的特徴を示すために使用され得る。安定した(点滅しない)点灯状態にある複数の色はそれぞれ、別の特徴と関連付けられてよく、これにより、ライトが示している特徴を、ユーザーが素早く識別することが容易になり得る。同様に、点滅状態にある複数の色はそれぞれ、別の特徴と関連付けられてよく、これにより、ライトが示している特徴を、ユーザーが素早く識別することが容易になり得る。例えば、短時間の第1の色の安定した光は、聴診器10が電源をオン/オフにされたことを示すことができ、第2の色で点滅すると、USBポート15を介したデータ送信もしくは受信を示すことができ、第3の色で点滅すると、バッテリー54が再充電を必要としていることを示すことができ、第4の色の安定した光は、聴診器10が適切に電源をオンにされて、使用の準備ができていることを示すことができ、聴診器10を被験者に対して使用している間に第5の色で回る光が(例えば、ライトのうち連続したものが、トラック状パターンで点灯する)、異常の検出に対応する時点で第6の色に変わり、検出された異常がなくなると第5の色に戻り、第1の色で点滅する光は、聴診器10が別の聴診器と適切に同期したことを示すことなどができる。
1つ以上のライトの明るさは、調節されるように構成されてよい。聴診器10は、回路基板19に組み込まれた光センサー(不図示)を含み得る。光センサーは、外部の照明状況を検出して、1つ以上のライトの強度を調節し、1つ以上のライトの強度を適合させるように構成され得る。例えば、低レベルの光環境が検出された場合、ライトの強度は、過度に明るく表示しないように自動的に下げられ得る。別の実施例では、聴診器10が屋外で使用される場合、光センサーは、この動作環境を検出し、1つ以上のライトが、より強い設定(more intense setting)を発するようにすることができる。自動明るさ調節を容易にするように構成された光センサーを含む聴診器10に加え、またはその代わりに、明るさは、マイクのゲインの調節に関して前述したのと同じように調節され得、例えば、ノブ11を押し下げ、ノブ11を第1の方向に回転させて明るさを上げ、また、ノブ11を押し下げ、ノブ11を第2の方向に回転させて、明るさを下げる。よって、ノブ11の回転は、ブルートゥース能力、マイクのゲイン、およびライトの明るさのうちの任意の2つを調節するように構成されることができ、これらの特徴の1つは、ノブ11がその近位位置において回転されると調節可能であり、これらの特徴のうちの別の1つは、ノブ11が押し下げられた遠位位置で回転されると、調節可能である。あるいは、ノブ11は、ブルートゥース能力、マイクのゲイン、およびライトの明るさのすべてを調節するように構成されてもよく、これらの特徴のうちの1つ(例えば、ブルートゥース能力)は、ノブ11がその近位位置において回転されると調節可能であり、これらの特徴のうちのその他の2つ(例えば、マイクのゲイン、およびライトの明るさ)は、ノブ11が押し下げられた遠位位置で回転されると調節可能である。少なくともいくつかの実施形態では、ライトは、ノブ11がその近位位置にあるとき、点灯することができないように電源をオフにされるよう構成されてよく、これは、電力を節約するのに役立ち得る。
回路基板19は中心孔32を含み得る。中心孔32は、図6に示すように、中心孔32を通って延びるように構成された中央接続要素52を介して、回転型ポテンショメータ8を回路基板19に連結するのを促進するように構成され得る。中心孔32は、聴診器10の外側からの音、例えば、聴診器10の外部遠位表面(例えば、基部13の外部遠位表面)が載せられた被験者からの音が、第1のマイク19Mおよび第2のマイク19Nによって拾われるのを助けることにより、マイクのピックアップを促進するように構成され得る。
回転型ポテンショメータ8は、さまざまな構成を有し得る。回転型ポテンショメータ8は、遠位部分23、上方もしくは近位部分、および上方部分と下方部分との間の中間部分20を含み得る。遠位部分23は、回路基板19の中心孔32上に位置づけられてよく、回路基板19に遠位部分23を取り付けることができる。回転型ポテンショメータ8の上方部分は、ノブ11のキャビティ45内に収容されるように構成された、端子22を含み得る。端子22には、ノブ11の長さ方向スプライン21Aと動作可能に係合するように構成された長さ方向スプライン21が形成されていてよく、ノブ11が回転すると、これに応じて端子22を回転させ、それにより、端子22に取り付けられたポテンショメータ8の遠位部分23を回転させることができる。回転型ポテンショメータ8の中間部分20は、中空本体9がノブ11の回転と共に回転するように、ベアリング表面として構成され得る。
回転型ポテンショメータ8、例えばその遠位部分23は、バネなどの付勢要素(不図示)を含み得る。付勢要素は、回転型ポテンショメータ8を近位位置に付勢する、例えばバネ上げするように構成され得る。この付勢により、端子22を上方に付勢することができ、これにより、今度は、ノブ11を、中空本体9の溝16内部のデフォルトの最近位位置へと付勢することができる。
回転型ポテンショメータ8は、その中に、例えば遠位部分23の遠位表面に、形成された1つ以上のスロットを含み得る。聴診器10は、この例示された実施形態では、第1のスロット55および第2のスロット56を含む。第1のスロット55および第2のスロット56の高さは、矢印Bで示すようなノブ11の押し離しに反応した、図7の矢印Cで示すような、基部13に対するポテンショメータ8(およびノブ11)の垂直(近位/遠位)運動の量を定めることができる。ノブ11のスプライン21Aと端子22のスプライン21との間の係合の長さは、基部13に対するポテンショメータ8(およびノブ11)の垂直運動の量を定めることもできる。
回転型ポテンショメータ8は、一般に、可変抵抗器もしくは加減抵抗器として構成されてよく、よって、一般に、電位を測定することができる分圧器として機能し得る。回転型ポテンショメータ8は、調節可能なマイク出力を制御するため、例えば聴診器の少なくとも1つのマイクにより提供される音を増減させるため、かつ/または正もしくは負のマイクゲインを提供するために、使用され得る。
基部13は、さまざまな構成を有し得る。前述のとおり、基部13の中空内部18は、その中に中空本体9の遠位部分17を収容するように構成され、かつ、回路基板19を収容するように構成されることができる。基部13は、中空本体9の遠位部分17を中に保持するように構成された周辺キャビティ48を含み得る。基部のキャビティ48は、可撓性外壁49および可撓性内壁50によって画定され得る。
基部13は、その遠位表面に形成された中央開口部13cを有し得る。中央開口部13cは、マイクピックアップを促進するように構成されてよく、また、マイクピックアップをさらに促進するために回路基板19の中心孔32と整列することができる。
基部13は、1つ以上のライト33、34、35、36、37、38、39、40が発する光の可視化を容易にするように構成された観察窓13wを含み得る。例えば、観察窓13wは、光が観察窓を通って輝くことができるように構成された、透明または半透明の部分であってよい。観察窓13wは、基部13の周囲部の周りに十分に延びてよく、これにより、ほぼあらゆる観察角度からの放射光の可視化を促進することができる。例示的な実施形態では、観察窓13wは、基部13の近位端部にあるか、または、中空本体9の遠位部分の一部である。このように位置づけることで、点灯したディスプレイが、被験者の上に置かれた基部13の底よりも上(近位)にくるので、1つ以上のライト33、34、35、36、37、38、39、40の可視化が容易になり得る。よって、聴診器10のユーザー、ならびに被験者は、光表示を介して、体内音パルスを見ることができるようになる。
基部13は、中空本体9に取り外し不能に取り付けられていてよく、これは、防水装置および/または干渉もしくは損傷に耐性のある装置を提供するのに役立ち得る。あるいは、基部13は、中空本体9に取り外し可能かつ取り換え可能に連結されるように構成された、モジュール式部品であってもよく、これにより、基部13の掃除が容易になり得、かつ/または、種々の機能性を有するさまざまな基部を、聴診器10の残部に連結することが可能となり得る。聴診器10は、中空本体9に取り外し可能かつ取り換え可能に取り付けられるようにそれぞれが構成された複数の異なる基部を含むキットの一部として提供されてもよく、これにより、ユーザーは、聴診器10の特定の用途のために所望どおりに基部を交換することができるようになる。モジュール式基部の例としては、ECGセンサーを含む、心音検出のために構成された基部、いかなるECGセンサーも含まない、非心音検出のために構成された基部、1つ以上の酸素飽和度センサーを含む、呼吸音検出のために構成された基部、1つ以上の赤外線センサーを含む、温度の赤外線感知のために構成された基部、および、1つ以上の超音波センサーを含む、超音波感知のために構成された基部が含まれる。
基部13は、聴診器10を無線で充電することができるように、無線充電銅板などの無線充電レシーバー(不図示)を含むことができる。無線充電レシーバーは、聴診器10の充電を促進するように構成され得るUSBポート15に追加したもの、またはその代わりのものであってもよい。
ノブ11、中空本体9、および基部13は、さまざまな材料のうちのいずれかから形成され得る。例示的な実施形態では、ノブ11および中空本体9は、ステンレス鋼、チタン、もしくはいくつかのポリマーのうちのいずれかなど、1つ以上の生体適合性の剛性材料から形成され得る。剛性材料は、聴診器10への耐久性を与えるのに役立つことができる。例示的な実施形態では、基部13は、中空本体9の遠位部分17を弾性的に保持するように構成された、ネオプレンまたは他の可撓性もしくは弾性のプラスチック材料から形成され得る。基部13の可撓性内壁49および可撓性外壁50は、この弾性的な保持を容易にすることができる。
図9に示すように、聴診器10は、トリガー事象の発生に応じて振動するように構成された、(本明細書では「振動発生器」とも呼ばれる)振動モーター61を含み得る。振動発生器61は、当業者に認識されるように、任意のタイプの振動発生器を含み得る。振動モーター61は、この例示された実施形態に示すように、回路基板19に取り付けられることなどにより、聴診器10の内側にあってよく、これは、振動モーター61を損傷から保護するのに役立ち得る。振動モーター61の振動により、図9の音のライン60により表されるように、音を発することができる。聴診器10を扱っているユーザー、および近くにいる任意の他の人々が、この音を聞くことができ、それにより、トリガー事象が生じたことが信号伝達される。振動モーター61の振動は、聴診器10を扱っているユーザーにより明白に感じ取られることができ、これにより、トリガー事象が生じたことが、ユーザーに信号伝達される。よって、振動モーター61は、2つのタイプの信号、すなわち可聴(音声)信号および触覚(触知できる振動)信号、を提供するように構成されてよく、これは、両方のタイプの信号が何らかの理由で検出されなくても可聴信号および触覚信号のうちの少なくとも1つが検出可能であるはずなので、トリガー事象が発生したことを、聴診器10を扱っているユーザーが確実に認識するのに役立つことができ、また、聴診器10を扱っていない、ひいては振動を感じ取ることができない、関係する当事者が、音を聞くことができるので、トリガー事象の発生を確実に認識し得るのに役立ち得る。本明細書で論じるように、振動は、聴診器10を保持しているユーザーによって、また、聴診器10につながった聴診器をそれぞれが有する一人以上の他のユーザーそれぞれによって、および振動を与える独自の内部振動機構を使用する、聴診器10につながったモバイル機器もしくは他の電子装置を有する一人以上のユーザーそれぞれによって、感じ取られることができる。
さまざまなトリガー事象が、振動モーター61を振動させるように構成され得る。例えば、振動モーター61は、鼓動の音および感触を与えるよう、検出された心音と共に(例えば、短く鋭い振動として)振動するように構成され得る。別の実施例では、振動モーター61は、呼吸周期の音および感触を与えるように、吸気の検出された始まりと共に、また呼気の検出された始まりと共に、振動するように構成され得る。さらに別の実施例では、振動モーター61は、聴診器の電力状況を確認できるよう、聴診器10の電源がオンまたはオフになるのに応じて、1回、または短い一連の振動で振動するように構成され得る。
聴診器10は、多軸加速度計(不図示)を含んでよく、これは、聴診器10を使用した測定が行われたときに、被験者の身体上の聴診器10の配置の軸および位置を決定するのに使用され得る。多軸加速度計は、当業者が認識するように、任意のタイプの多軸加速度計を含み得る。加速度計は、振動モーター61と同様、回路基板19に取り付けられることなどにより、聴診器10の内部にあってよく、これは、加速度計を損傷から保護するのに役立ち得る。加速度計を用いて決定される軸および位置に関するデータは、聴診器10の読み取りが行われた際の被験者の姿勢(例えば、横になっている、椅子に座っているなど)、および/または、被験者の胸壁における動きもしくは鼓動の力の量を説明するのに役立ち得る。このデータは、被験者、聴診器10を扱っているユーザー、および/もしくは他の人が、被験者の最適な着座位置、角度など、および/もしくは聴診器10を使用して最も良い音(例えば、心音もしくは肺音)を被験者から拾うための、被験者の胸の上の最適な部位を決定することを可能にする上で、有用となり得る。
加速度計は、聴診器10がいつ複数の場所間を運ばれているのかということとは対照的に、いつ聴診器10が被験者に対して積極的に使用されているのかを示すのに役立つように構成され得る。加速度計の助けがある状態で、聴診器10が積極的に使用されていると聴診器10(例えば、そのプロセッサ27)が判断した場合、聴診器10は、聴診器10自体を通常のエネルギー消費状態にするように構成され得る(例えば、プロセッサ27は、聴診器10を省エネルギー状態から通常のエネルギー消費状態へと動かすことができる)。同様に、加速度計の助けがある状態で、聴診器が使用されておらず、運ばれているだけであると聴診器10が判断した場合、聴診器10は、聴診器10自体を省エネルギー状態にするように構成され得る。
聴診器10は、聴診器10から出力される音声からノイズを除去するように構成された、音声フィルター(不図示)を含み得る。音声フィルターは、当業者が認識するように、任意のタイプの音声フィルターを含み得る。音声フィルターは、振動モーター61と同様、回路基板19に取り付けられることなどにより、聴診器10の内側にあってよく、これは、音声フィルターを損傷から保護するのに役立ち得る。音声フィルターは、望ましくない表面の動きおよびひっかくようなノイズを取り除くように構成され得る。加速度計が聴診器10の動きを検出すると(例えば、加速度計が集めたデータを、聴診器10の動きを示すとプロセッサ27が解釈すると)、音声フィルターは、出力された音声から、あらゆる動きもしくはひっかくようなノイズを除去し得るように、自動的にオンになるように構成され得る。聴診器10が静止していることを加速度計が検出すると(例えば、加速度計が集めたデータを、聴診器10が動いていないことを示すとプロセッサ27が解釈すると)、音声フィルターは、出力音声をきれいにする必要がないので、自動的にオフになるように構成されることができ、これによって、電力および/またはプロセッサリソースを節約するのを助ける。
聴診器10は、身体特徴を感知するように構成された、1つ以上のセンサーを含み得る。感知されたデータは、聴診器10により収集された身体が発する音を医療専門家が理解するのを容易にし、かつ/または、被験者の診断を容易にすることができる。1つ以上のセンサーは、例えば、ノブ11を押し下げることによって、聴診器の少なくとも1つの音声センサーと同じように、かつ同時に、起動されるよう構成され得る。
例えば、聴診器10は、3つの心電図(ECG)EPIC(商標)型センサー(不図示)(例えば、センサープレート)を含み得る。例示的な実施形態では、ECGセンサーは、聴診器の基部13の外部遠位表面上の、3時および9時の位置に(例えば、聴診器10の両側で互いに180°離れて)位置づけられ得る。ECGセンサーを有することで、聴診器10を用いてII誘導ECG(two-lead ECG)をとることが可能となる。例えば、使用中、ユーザーは、ユーザーの人差し指と親指を聴診器10のノブ11の上に置いて聴診器10の基部13をつかみ、その後、親指を使って聴診器10のノブ11を押し下げて、ECGセンサーを起動させ、例えば、ECGセンサーを電子的に接続することができる。ECGセンサーから出力された電気信号は、その後、プロセッサ27の分析により、かつ/または回路基板外部のプロセッサ分析により、基本的なII誘導ECGを確立するために使用されることができる。
ECGセンサーにより出力された電気信号は、聴診器10の1つ以上のライトおよび/もしくは聴診器10の振動モーターを起動させる、トリガー事象を定めることができる。より具体的には、聴診器10の1つ以上のライト、例えば、LED33、34、35、36、37、38、39、40、および/または振動モーターは、プロセッサ27および/または回路基板外部のプロセッサにより分析された際にECGセンサーによって検出されたあらゆる異常を示すために、ECGセンサーにより出力された電気信号に応じて制御され得る。
別の実施例では、聴診器10は、体温を検出するように構成された、少なくとも1つの非接触体温計センサー(不図示)を含み得る。例示的な実施形態では、少なくとも1つの温度センサーが、聴診器10の使用中に被験者の皮膚表面に接触するように構成されるよう、基部13の外部遠位表面上に位置づけられ得る。
さらに別の実施例では、聴診器10は、聴診器の酸素率(pO2)センサーが被験者の指先に付けられたとき、血管内の被験者の血液中の酸素率(pO2)を検出するように構成された、少なくとも1つの酸素飽和度センサー(不図示)を含み得る。例示的な実施形態では、少なくとも1つの酸素飽和度センサーは、基部13の外部遠位表面上に位置づけられ得る。
聴診器10は、加速度計および/もしくはECGセンサーからのデータを、外部電子装置(例えば、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、サーバなど)で実行されるソフトウェアアプリケーションにストリーミングするように構成され得る。データは、有線接続(例えば、USBポート15による接続)を介して、または無線で、ストリーミングされ得る。プロセッサ27は、ストリーミングを制御するように構成され得る。
聴診器10は、言葉によるコマンドを用いて聴診器10の動作を制御することを可能にする、言語認識機能を含み得る。例えば、言語認識機能は、聴診器10に向かって話しかけられる「OK、Stethee」などの、言葉によるコマンドプロンプトに応じて、プロセッサ27が聴診器10を低エネルギー消費状態から通常のエネルギー消費状態へと起動させるように構成され得る。別の実施例では、言語認識機能は、聴診器10に向かって話しかけられる「音量を上げて」などの、言葉によるコマンドプロンプトに応じて、プロセッサ27が少なくとも1つのマイクにゲインを増大させるように、構成され得る。
聴診器10は、少なくとも1つのマイクをアクティブに保ち、かつブルートゥースをアクティブに保つように構成された、タッチボタン(不図示)を含み得る。よって、タッチボタンにより、ノブ11を押し下げ下がったまま保持する必要なしに、少なくとも1つのマイクおよびブルートゥースをアクティブにすることができる。押し下げて下がったまま保持することは、被験者の腹部にかけられた圧力が適切でないとき、被験者が圧力に特に敏感である場合などといった、あらゆる状況で適切でないと思われる。音声検出中に押し込まれて保持されるノブ11の代わりに、タッチボタンが押し込まれるように構成されてよい。タッチボタンを所定の時間(例えば、1秒)押し込んで保持することは、聴診器10を省エネルギー状態に維持するように構成されてよく、また、タッチボタンを再び押し込むことは、省エネルギー状態をオフにするように構成され得る。タッチボタンは、点灯する、例えば、緑色もしくは他の色で光を放って、この電力状態変化を示すように構成され得る。タッチボタンを、所定のさらに長い時間(例えば、5秒)押し込んで保持することは、聴診器10を、ブルートゥース接続モードにして、例えば、ブルートゥース接続を可能にするように構成され得る。タッチボタンは、例えば、青色もしくは他の色で光を放つことによって、エネルギー状態変化を示すのとは異なるワット(different wat)で点灯するように構成され得る。聴診器10がタッチボタンを含むのに加え、またはその代わりに、聴診器10に連結された電子装置は、聴診器10が遠隔制御により起動されるよう、その電子装置にインストールされたAPPを介してタッチボタンを提供することができる。聴診器10のすべての機能は、このAPPを介してアクセスされ、また、遠隔制御装置のように制御されるよう構成され得る。
聴診器10は、LEDディスプレイ、スマートウォッチ型有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどといった、ディスプレイ(不図示)を含み得る。例示的な実施形態では、ディスプレイは、ノブ11上にあってよく、これにより、聴診器10が使用されているとき、例えば、基部13が被験者に接触したときに、ディスプレイの可視化を促進することができる。ディスプレイは、画面を含んでよく、画面は、通常はインストールされたAPPを介するなどしてコンピュータもしくは他の電子装置で可視化される情報を、聴診器10のユーザーが見ることを可能にする。聴診器10が内蔵ディスプレイを含むことにより、聴診器10は、情報をグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)、例えば以下でさらに論じるGUIで見るためにモバイル機器もしくは他の電子装置に連結されることを必要としない、スタンドアローンの装置として機能することができる。ディスプレイは、さまざまなGUIに対して以下でさらに論じる設定など、設定メニューから聴診器10のさまざまな設定をユーザーが変えることを可能にする、タッチ画面として構成され得る。
聴診器10は、さまざまなサイズおよび重量を有し得る。聴診器10は、携帯用であってよく、したがって、聴診器10の容易な携帯性を促進するサイズおよび重量を有し得る。一実施形態では、聴診器10は、約38mmの(垂直に測定された)最大高さ、約55mmの(水平に測定された)最大幅、および約110gの重量を有し得る。
図10〜図12Bは、聴診器10’の別の実施形態を例示している。聴診器10’は、一般的に、図1および図2の聴診器10と同じように構成および使用されることができ、例えば、ノブ11’、中空本体9’、回転型ポテンショメータ(不図示)、基部13’、USBポート15’、電子部品(不図示)(例えば、増幅器チップ、プロセッサ、ブルートゥースチップ、USBユニット、1つ以上のマイク、1つ以上のライト、振動モーターなど)を有する回路基板(不図示)、電圧レギュレータなどを含み得る。
図13Aおよび図13Bは、聴診器800の別の実施形態を例示している。聴診器800は、一般的には、図1および図2の聴診器10と同様に構成および使用されてよく、例えば、ノブ802、中空本体804、回転型ポテンショメータ(不図示)、基部806、USBポート808、電子部品が搭載されるか、もしくは別様に取り付けられた回路基板(不図示)などを含み得る。聴診器800は、この例示された実施形態では、充電ドック810を用いて無線で充電されるように構成されている。充電ドック810は、当業者が認識するように、さまざまな構成のうちのいずれかを有することができる。この例示された実施形態にあるように、充電ドック810は、その中に無線送信機(図13Aでは不明瞭)を含んでよく、また、充電ドックから延びるUSB充電コード812を含み得る。
図13B〜図13Dに示すように、基部806は、基部806の底面(遠位表面)において隔壁816に連結された、無線充電コイルの形態の無線充電レシーバー814を含み得る。無線充電レシーバー814は、例えば、隔壁816を形成する材料に埋め込まれてよい。無線充電レシーバー814は、例えばQiインターフェース標準を用いることによって、聴診器800が充電ドックの無線送信機の送信範囲内に十分入っている場合に充電ドック810を介した聴診器800の無線充電を促進するように構成され得る。当業者には認識されるであろうが、Qiインターフェース標準は、約4cmまでの距離からの誘導的な電力伝達を促進する。使用時に、無線充電レシーバー814を含む基部806の底面は、ドック810の上面(近位表面)上に直接、またはその有効範囲内に置かれてよく、これにより、共鳴誘導結合による聴診器800の無線充電を可能にすることができる。
隔壁816は、無線充電レシーバー814を含む第1の部分と、無線充電レシーバー814がない第2の自由部分と、を含み得る。自由部分を有する隔壁816は、それを通じた音響伝送を容易にすることができる。この例示された実施形態にあるように、第1の部分は、隔壁816の外側リングであってよく、第2の部分は、外側リング内の、隔壁816の内側エリアであってよい。
図13Dに示すように、聴診器800は、例えば聴診器のUSBポートを介して、充電ケーブル818に連結されて、聴診器800の有線充電を可能にするよう構成され得る。よって、ユーザーは、聴診器を、無線で、または有線接続により、選択的に充電することができる。
図14は、聴診器200のさらに別の実施形態を例示している。聴診器200は、一般的に、図1および図2の聴診器10と同様に構成および使用されてよく、例えば、ノブ202、中空本体204、回転型ポテンショメータ(不図示)、基部206、USBポート208、および、電子部品が搭載されるか、もしくは別様に取り付けられた回路基板(不図示)などを含み得る。図14は、USBポート208に挿入されたUSBコード210と、アクティブなUSB接続を示す、基部206の観察窓211を通じて点灯する青色のライトと、を示している。ノブ202および中空本体204は、この例示された実施形態では、ステンレス鋼から形成されている。ノブ202は、この例示された実施形態では、ゴム輪の形態をした把持特徴部212を有する。
図15は、聴診器200の回路基板に搭載されるか、または別様に取り付けられた電子部品を示す。図示のとおり、電子部品は、プロセッサ214と、プロセッサ214により制御されるように構成された1つ以上のライト215(この例示された実施形態では、少なくとも1つのRGB LED)と、ドライバ217を介してプロセッサ214により制御されるように構成された振動器(振動モーター)216と、プロセッサ214に出力を与えるように構成された1つ以上のマイク218と、ブルートゥース機能性を提供し、プロセッサ214と電子通信するように構成されたRFユニット220と、基部206上のECGセンサー224(この例示された実施形態では、ECGパッド)からプロセッサ214に増幅データを提供するように構成された増幅器222と、プロセッサ214にデータを提供するように構成された加速度計(動作検出器)226と、バッテリーユニット(電源)230およびプロセッサ214と通信し、USBポート208の誘導パッド234と電子通信しているマイクロUSB232を介して電荷を受け取るように構成されたバッテリーマネージャー(バッテリー管理)228と、プロセッサ214に出力を与えるように構成されたシャフトエンコーダおよびスイッチ236と、を含み得る。
図16Aに示すように、聴診器200は、3つの動作モード:聴診器200が電源をオフにされるオフモード238と、聴診器200が電源をオンにされて通常のエネルギー消費状態にあるオンモード240と、聴診器200が電源をオンにされて省エネルギー状態にあるスタンバイモード242と、を有し得る。本明細書に記載される他の聴診器は、同じように3つの動作モードを有するよう構成され得る。
オフモード238では、ノブ202は、中空本体204および基部206に対して(遠位に)押し下げられ(244)、所定の時間(この例示された実施形態では3秒)下げられたまま保持されて(244)、ブルートゥースをオンにし(246)(例えば、RFユニット220を起動し)、聴診器200をオフモード238からオンモード240に移行させることができる。聴診器200がオンモード240に入ると、聴診器200(例えば、そのプロセッサ214)は、ネットワークとの、かつ/または外部電子装置との聴診器200の接続性をチェックする(248)ように構成され得る。接続性が存在する場合、1つ以上のライトが第1の色(この例示された実施形態では青色)で複数回光を放ち(点滅し)(250)、接続性を聴診器200のユーザーに信号伝達することができる。接続性が存在しない場合、1つ以上のライトが第2の色(この例示された実施形態では赤色)で複数回光を放ち(点滅し)(252)、接続性がないことを聴診器200のユーザーに信号伝達することができ、このユーザーはその後、接続を確立するために障害追跡することができる。
オンモード240では、聴診器200は、身体的特徴、例えば鼓動もしくは呼吸を検出するように動作され得る(268)。ノブ202は、押し下げられて保持され(270)、少なくとも1つのマイク218を起動させ(271)、それによって、少なくとも1つのマイク218が受信した音のストリーミング(272)を可能にするように構成され得る。ノブ202は、第1の方向(この例示された実施形態では時計回り)に回転して(274)少なくとも1つのマイク218のゲインを増大させる(276)ように、また、第2の反対方向(この例示された実施形態では反時計回り)に回転して(278)少なくとも1つのマイク218のゲインを減少させる(280)ように、構成され得る。鼓動(もしくは呼吸音)の検出(282)に応じて、1つ以上のライト215は、点灯する(例えば、光を放つ(284))ように構成され得る。聴診器200は、例えば、ノブ202を、その下げられて保持された位置から離すこと(288)によって、作動(operation)268から、ストリーミング272の保留286へと動くように構成され得る。
オンモード240では、聴診器200は、例えば、聴診器200の被験者に対する使用が終わったこと、または時間の中断(break of time)が終わるまで再開されないことをユーザーが知ったときに、ユーザーによってオフモード238に手動で動かされる(266)ように構成され得る。この動きは、この例示された実施形態では、ユーザーが、ノブ202に、素早い下向きのタップを4回もしくは5回与えることを含む。
オンモード240では、聴診器200は、聴診器200が被験者に対してすぐに使用されないことをユーザーが知ったときに、例えば、電力および/もしくはプロセッサリソースを節約するため、ユーザーによって、スタンバイモード242に手動で動かされるように構成され得る。この動き254は、この例示された実施形態では、ユーザーが、ノブ202に素早い下向きのタップを2回与えることにより生じる。スタンバイモード242へと手動で動かされ得るのに加え、聴診器200は、スリープタイマー256が所定の時間(例えば、スタンバイモード242を引き起こすとしてプロセッサ214にプログラムされた時間)の経過をカウントするのに応じて、オンモード240からスタンバイモード242へと自動で動くように構成され得る。いくつかの実施形態では、聴診器200は、スタンバイモード242へと手動で動くことができるのみであるか、または、スタンバイモード242へと自動的に動くことができるのみであるように、構成され得る。スタンバイモード242に手動で到達するか、自動で到達するかにかかわらず、1つ以上のライト215は、第3の色(この例示された実施形態ではオレンジ色)で光を放ち(258)、オンからスタンバイへのモード変化を示すように構成され得る。
聴診器200は、スタンバイモード242からオンモード240へ、またはオフモード238へと動くように構成され得る。聴診器200は、例えば、ユーザーが、ノブ202に素早い下向きのタップを2回与えることによって、ユーザーにより、スタンバイモード242からオンモード240へと手動で動かされる(260)ように構成され得る。したがって、ユーザーは、ユーザーの準備ができたときに使用されるよう、聴診器200を準備することができる。聴診器200は、例えば、ユーザーがノブ202に素早い下向きのタップを4回もしくは5回与えることによって、ユーザーにより、スタンバイモード242からオフモード240へと手動で動かされる(262)ように構成され得る。さらに、聴診器200は、スタンバイモード242からオフモード238へ自動的に動く(264)ように構成されてよく、これは、聴診器200が使用されていない間、電力および/もしくはプロセッサリソースを節約するのに役立ち得る。いくつかの実施形態では、聴診器200は、スタンバイモード242からオフモード238へと手動で動くことができるのみであるか、または、スタンバイモード242からオフモード238へと自動で動くことができるのみであるように、構成され得る。
収集された心臓の体内音は、さまざまな方法で分析され得る。図16Bは、プロセッサ214が少なくとも1つのマイク218により収集された音声に対して行い得る心音分析の実施形態を示している。本明細書に記載の他の聴診器は、収集された音声に、同様の心音分析を受けさせることができる。一般的に、プロセッサ214は、心臓の雑音の検出のためおよびS1(第1の心音)、S2(第2の心音)、S3(第3の心音もしくは拡張初期奔馬調律)、S4(第4の心音もしくは収縮前期奔馬調律)心音事象の検出のための音の収集と同時に、音を処理するように構成され得る。振動器216および1つ以上のライト215は、1つ以上のライト215が検出された心拍数に従って脈動する(pulsing)ことなどによって、本明細書で論じるような、検出された雑音および/または検出されたS1、S2、S3、S4事象に応じて、出力を提供するように構成され得る。本明細書に記載する他の聴診器は、同じように音を処理するよう構成され得る。
少なくとも1つのマイク218は、16kHzの音サンプル290を収集し、その収集したデータをプロセッサ214に供給するように構成され得る。聴診器200は、アナログ/デジタル(A/D)変換器を含んでよく、これは、単独で、または少なくとも1つのマイク218のピックアップと共に、収集された可聴周波の音(gathered audio sounds)を、プロセッサ214が処理可能なデジタル信号へと変換させる。心臓の雑音を検出するため、プロセッサ214は、遮断周波数が1000Hzに設定されたハイパス無限インパルス応答(IIR)フィルター(例えば、ハイパスバターワースIIRフィルター)を通じ(291)、フィルタリングされた音を正規化するSNRノーマライザーを通じ(292)、先に算出された(291、292)サンプルSNR値を組み合わせて分離された音にする(例えば、所定の時間内に2つの音を組み合わせて1つの音にする)音検出器を通じ(293)、かつ例えば、その被験者の履歴データ、複数の被験者の履歴データ、音の長さ、音の振幅、検出された個々の音の関係、例えば、現在分析された音と1つ以上の以前の音との間の時間の経過(distance in time)などの任意の組み合わせに基づいて、分離された音のうちのいずれかが雑音を示しているかどうかを判断する、雑音分類器を通じて(294)、受信データを処理するように構成され得る。S音(S-sounds)を検出するためには、プロセッサ214は、信号対ノイズ比(SNR)を上げることによって低周波数ノイズの少なくとも一部を排除し、心臓のS音を取り出すために遮断周波数が100Hzに設定されたハイパスIIRフィルターを通じ(295)、フィルタリングされた音を正規化するSNRノーマライザーを通じ(296)、先に算出された(295、296)サンプルSNR値を組み合わせて、分離された音にする音検出器を通じ(297)、かつ例えば、その被験者の履歴データ、複数の被験者の履歴データ、音の長さ、音の振幅、検出された個々の音の関係、例えば、現在分析された音と1つ以上の以前の音との間の時間の経過の任意の組み合わせに基づいて、分離された音のうちいずれかがS1、S2、S3、もしくはS4事象のいずれかを示すかどうかを判断する、音声分類器を通じて(298)、受信データを処理するように構成され得る。
さらにまた、あるいは音を同時に処理する代わりに、音を後から(例えば、同時ではなく)処理することができ、これにより、さらにロバストな分析、および/または、同時にプロセッサ214に利用可能とならないデータとの比較が、可能となり得る。収集したデータのサンプリング速度は、収集された音の時間基準として使用されてよく、これにより、どの時点で音が収集されたかを知ることができるので、収集と同時の、また収集後の、データの分析が容易になり得る。
収集された呼吸音は、さまざまな方法で分析され得る。当業者によって認識されるように、心拍数は呼吸速度に関係しており、心拍数は、呼吸周期中に当然変化する(呼吸性洞性不整脈(RSA))。聴診器200は、本明細書で論じるように、心音を収集することができ、収集された心音は、心拍動における心拍数の可変性と心拍数との間に相互関係が存在するため、呼吸速度を決定するのに使用され得る。言い換えれば、心拍数は、吸気および呼気、すなわち呼吸相を決定するのに使用されてよく、呼吸相は、その後、呼吸速度を決定するのに使用され得る。本明細書に記載する他の聴診器は、それらが収集した音声を、同じような呼吸音分析にかけることができる。
呼吸音は、図16Bおよび心音の処理に関して前述したのと同様に、最初に処理され得る。すなわち、音サンプル290は、16kHzでサンプリングされてよく、受信データは、SNRを上げることによって低周波数ノイズの少なくとも一部を除去し、肺の呼吸音を取り出すために遮断周波数が100Hzに設定されたハイパスIIRフィルターを通じて(295)処理され、フィルタリングされた音を正規化するSNRノーマライザーを通じて(296)処理され、先に算出された(295、296)サンプルSNR値を組み合わせて分離された音にする音検出器を通じて(297)処理され、また、収集された音のS1およびS2パターンを介して、分離された音のいずれかが吸気および呼気を示しているかどうかを判断する音声分類器を通じて(298)処理されることができる。間隔(Ti)は、S1/S2心拍数周期のピーク間で測定されてよく、呼吸速度は、60/Tiとして定められ得る。
聴診器200は、1つ以上の追加的方法のうちのいずれかで心音を用いて決定された呼吸速度を確認するように構成され得る。したがって、複数の方法を通じて確認される呼吸速度は、より正確となり得る。呼吸速度を決定し得る追加的方法には、ピークフロースパイロメータなどの肺活量計から収集されたデータを使用すること、呼吸、呼息、および起こり得る呼吸異常の音を特定するために聴診器の1つ以上のマイクが収集した体内音データを使用すること、ジャイロスコープおよび加速度計を使用することが含まれる。肺活量計によって、吸気相および呼気相のそれぞれに対し肺容量の予測を行うこともできる。
図17Aは、聴診器700のさらに別の実施形態を示している。聴診器700は、一般的に、図1および図2の聴診器10と同じように構成および使用されることができ、例えば、ノブ702、中空本体704、回転型ポテンショメータ(不図示)、基部706、USBポート(不図示)、および電子部品が搭載されるか、または別様に取り付けられている回路基板(不図示)などを含み得る。聴診器700は、この例示された実施形態では、その上にディスプレイ708を備えている。ディスプレイ708は、図1の聴診器10に関して前述したとおり、LEDディスプレイ、スマートウォッチ型OLEDディスプレイなどといった、任意のタイプのディスプレイを含み得る。この例示された実施形態にあるように、ディスプレイ708は、ノブ702の上面(近位表面)上にあってよく、これにより、聴診器700が使用されているとき、例えば、基部706が被験者に接触したときに、ディスプレイ708の可視化を容易にすることができる。
図17Aは、インターフェースの一実施形態により、収集された心音を示す情報を表示しているディスプレイ708を示している。聴診器700は、本明細書で論じるように、心音および/または他のタイプの体内音を収集するように構成され得る。情報は、この例示された実施形態では、被験者の心拍数710と、この例示された実施形態ではS1とS2との間の心収縮期雑音の表示を含む、実時間の心臓データを提供する「円表示」712と、を含む。円表示712の構成は、例えば図79の実施形態を参照して、以下でさらに論じる。図17Bは、インターフェースの別の実施形態により、収集された心音を示す情報を表示しているディスプレイ708を示している。
聴診器のヘッドは、聴診器の遠位側の残部に、取り外し可能かつ取り換え可能に連結されるように構成され得る。このような除去性および取り換え可能性(replaceability)により、聴診器の修理が促進され得、聴診器の掃除が促進され得、かつ/または、ヘッドを別の聴診器(例えば、別の聴診器の遠位部分)もしくは外部電子装置に連結させることが可能になり、これによって、ヘッドがさらに多用途に使用され得るようになる。例示的な実施形態では、ヘッドに取り外し可能かつ取り換え可能に連結されるように構成された外部電子装置は、スマートウォッチ、もしくはスマートウォッチと同じように構成されたベルトなど、着用可能な電子装置を含み得る。
図17Aの聴診器700のヘッド702は、図17C〜図17Eにも図示されているが、聴診器の遠位部分、例えば聴診器700の本体704および基部706に、取り外し可能かつ取り換え可能に連結されるように構成されたヘッドの一実施例である。ヘッド702は、さまざまな方法で、聴診器700の遠位部分から解放されるように構成され得る。この例示された実施形態にあるように、ヘッド702は、聴診器700の遠位部分からヘッド702を解放する、例えば、ヘッド702が直接取り付けられ得る本体704からヘッド702を解放するために、押し下げられるように構成された、押しボタン714を含み得る。
ヘッド702は、解放機構を介して聴診器700の遠位部分に取り外し可能かつ取り換え可能に連結されるように構成され得る。この例示された実施形態にあるように、解放機構は、磁気コネクタを含み得る。ヘッド702は、聴診器700の遠位部分上、例えば本体704上の1つ以上の対応する電磁接触器718(この例示された実施形態では4個の電磁接触器718)に磁気係合するように構成された1つ以上の磁気要素716(この例示された実施形態では4個の磁気要素716)を含んでよく、ヘッド702は、聴診器700の遠位部分上、例えば本体704上の1つ以上の対応する磁気要素722(この例示された実施形態では1つの磁気要素722)に磁気係合するように構成された1つ以上の電磁接触器720(この例示された実施形態では1つの電磁接触器720)を含み得る。磁気要素716、722は、それぞれの電磁接触器718、720を引き寄せて、解放機構が作動するまで(例えば、押しボタン714が押されるまで)ヘッド702を聴診器700の遠位部分に連結されたままにするように構成され得る。解放機構の作動は、ヘッド702を聴診器の遠位部分から解放することができるように、磁力を「破壊する」ように構成され得る。
前述したとおり、聴診器のヘッドは、外部電子装置に取り外し可能かつ取り換え可能に連結されるように構成され得る。図17Fは、このような外部電子装置であるスマートウォッチ724の一実施形態を示しており、スマートウォッチ724は、聴診器のヘッド、例えば図17Aの聴診器700のヘッド702を、その面726に取り外し可能かつ取り換え可能に連結させるように構成されている。面726は、聴診器700の遠位部分と同じように、ヘッドの1つ以上の磁気要素716に磁気係合するように構成された1つ以上の電磁接触器と、ヘッドの1つ以上の電磁接触器722に磁気係合するように構成された1つ以上の磁気要素と、を含み得る。
本明細書に記載の聴診器は、さまざまな材料のうち任意の1つ以上から作られてよい。少なくともいくつかの実施形態では、聴診器のすべてまたはかなりの部分は、ステンレス鋼から作られてよく、これにより、耐久性が聴診器にもたらされ、かつ/または聴診器の掃除が容易になり得る。少なくともいくつかの実施形態では、聴診器のすべてまたはかなりの部分は、陽極酸化アルミニウム(aluminum anodised)もしくはプラスチックで作られてよく、これにより、この聴診器を、金属製(例えば、ステンレス鋼など)の聴診器よりも低コストで製造することができ、そのため、特にコスト意識の高い市場において医師および/または他のユーザーがより容易に入手することができる。
本明細書に記載の聴診器は、有線通信リンクを介して、例えば有線USB接続を介して、かつ/または無線通信リンクを介して、例えばブルートゥースを介して、1つ以上の追加装置に電子的に接続されるように構成され得る。図18は、ブルートゥース10Bを介した、図1および図2の聴診器10と、携帯電話10Cとの無線通信リンクの実施形態を示している。図18は、被験者(不図示)の心臓10Aも示しており、聴診器10は、この心臓の音を検出するように構成され得る。図18は、図1および図2の聴診器10を示しているが、本明細書に記載の他の聴診器が、同様に連結されることができる。携帯電話10Cには、APPがインストールされていてよく、このAPPは、以下でさらに論じるように、聴診器10が収集および処理した音声信号の波形を表示し、かつ聴診器10が送信した他のデータ分析を表示するように構成されている。APPは、聴診器10の構成および設定を制御するように構成され得る。APPの設定にアクセスすることによって、これらの変化は、聴診器10と関連付けられたハードウェアに、例えば、要請された変化を生じさせることができるプロセッサ27に、伝えられ得る。APPは、ユーザーが聴診器のハードウェアの設定を変更することができるように構成され得る。例えば、APPは、ユーザーが、少なくとも1つのライトの色を誘発する心拍数の速度を変えることができるように、構成され得る。APPは、ユーザーが、必要に応じて1つ以上のライトを消すか、振動を止めるか、または音声信号を止めることができるように構成され得る。あるいは、APPをインストールする代わりに、携帯電話10Cは、ウェブページにアクセスすることができ、そのウェブページを通じて同様の機能性を達成することができる。
無線通信リンクの場合、聴診器は、いったん装置が聴診器に十分に接近するように近づくと、その装置を自動的に検出するように構成され得る。例えば、聴診器は、聴診器が装置の近くに動かされると、チップ(例えば、動物に埋め込まれた識別用マイクロチップ、患者の情報を記憶する無線自動識別(RFID)タグなど)を読み取るように構成され得る。よって、聴診器は、聴診器が使用される被験者を識別するように構成され得、これにより、新たに収集されたデータを、被験者の履歴データと比較することが容易になり得、かつ/または患者について現在収集されたデータを患者の履歴データと比較することができるので、検出された音の異常に関するより正確な出力を聴診器が提供することが可能となり得る。別の実施例では、聴診器は、一番最近接続された装置が聴診器の範囲内へと移動したときに、その一番最近接続された装置に自動的に接続されるように構成され得る。さらに別の実施例では、聴診器は、聴診器が以前に接続された任意の装置が聴診器の範囲内へと移動してきたときに、その以前に接続された装置に自動的に接続されるように構成され得る。
本明細書に記載する聴診器は、ヒト被験者、および動物被験者に対して使用されるように構成され得る。例えば、動物の場合、ユーザーは、聴診器がユーザーによってヒトに直接使用されるのと同じように、聴診器を動物に対して直接使用することができる。別の実施例では、ユーザーは、胎児の心音および/もしくは呼吸音を検出するために聴診器を妊婦に対して使用することができる。さらに別の実施例では、医学的な訓練を受けていないユーザーが、被験者の自宅で被験者に対して第1の聴診器を使用してよく、医学的な訓練を受けたユーザーが、第1の聴診器に連結された第2の聴診器を使用することができる。よって、医学的な訓練を受けたユーザーは、医学的な訓練を受けたユーザーが被験者に物理的に近接することなく、検出された身体が発する音を解釈することができるようになる。さらに別の実施例では、動物の場合、動物の訓練者(例えば、動物園の飼育係、アニマルトレーナーなど)は、第1の聴診器をその動物に対して使用することができる。第2の聴診器は、第1の聴診器に連結(例えば、電子的に接続)されてよく、第1および第2の聴診器は同時に同じ出力、例えば、代表的な生データ信号に対する同じ触覚反応、代表的な生データ信号に対する同じ照明反応、および/もしくは代表的な生データ信号に対する同じ音声反応、を生成することができる。よって、典型的にはその動物が知っている人間である訓練者が動物に近づくことができ、したがって、動物は静かになり、かつ/または聴診器を動物に対して使用できる可能性が高くなる。第2の聴診器のユーザー、例えば医学的な訓練を受けた人間が、必要に応じて同じ出力を受信し、その出力を解釈することができるので、第1の聴診器を使用する訓練者は、第1の聴診器の出力を、少しでも、かつ/または出力と同時に、解釈できる必要はない。第2の聴診器のユーザーは、第2の聴診器を介して出力を受信するために動物の近くにいる必要はなく、このことは、より危険かつ/もしくは何をしでかすか予測できない動物の場合、および/または神経質なユーザーの場合に特に、ユーザーに安全性をもたらすのに役立ち得る。
本明細書に記載する聴診器は、医学教育を促進するように構成され得る。例えば、ヒト被験者または動物被験者の場合、教師、教授、または他の教育者は、第1の聴診器を被験者に対して使用することができる。一人以上の学生はそれぞれ、第1の聴診器に連結された聴診器を有してよい。よって、学生はそれぞれ、第1の聴診器からの実時間出力と同じ実時間出力を自分たちそれぞれの聴診器から受信することができる。したがって、学生は、教育者からの所見および指示に基づいて聴診器の出力を適切に解釈する方法を学ぶことができ、それにより、将来の被験者をより上手に扱うことができる。学生は、教育者と同じ教室にいてよいが、連結された聴診器は互いと同じ出力を提供するために互いと物理的に近接している必要はないので、学生のうちの任意の一人以上は、教育者から離れた場所にいてもよく、これにより、より多くの学生が教育にアクセスでき、教育を受けることができる。
本明細書に記載する聴診器は、被験者の呼吸に対する被験者の場所の影響の分析を容易にするように構成され得る。本明細書で論じるように、聴診器は、呼吸速度の決定、および起こり得る呼吸異常の検出を容易にするように構成され得る。聴診器が情報を収集したときの被験者の1つ以上の場所特異的要因と共にこの情報を使用すると、被験者の呼吸に対する被験者の場所の影響を評価することができる。例えば、被験者は、(例えば、携帯電話のGPS機能などを使用した)地理位置情報などの被験者の現在地、周辺温度、花粉数、UV指数、風速、風向、湿度、汚染指数、および高度に特異的な、1つ以上の要因を検出するように構成された、スマートフォンまたは他の携帯用電子装置と共にいてよい。これらの要因について収集されたデータは、タイムスタンプを押されてよく、収集された要因データは、収集された呼吸音データと時間を合わせられて(time-matched)、呼吸に対する被験者の場所の影響の評価を容易にすることができる。聴診器は、例えば有線もしくは無線通信リンクを介して、これらの要因について収集されたデータを受信するように構成され、かつこの分析を実行するように構成されることができる。さらに、または代わりに、回路基板外部のプロセッサが、この分析を実行するように構成されることができる。
本明細書に記載する聴診器は、被験者の喘息発作もしくは肺炎感染の深刻さを判断するのを容易にするように構成され得る。患者の呼吸の基準は、経時的に確立されることができ、聴診器から収集したデータを用いて確立されることができ、喘息発作もしくは肺炎などの被験者の異常な状態の場合に、データをこの基準と比較することができる。
本明細書に記載する聴診器は、さまざまな方法で使用され得る。図19〜図22は、図1および図2の聴診器10を用いる実施形態を示している。これらの使用は図1および図2の聴診器10に関して説明されているが、本明細書に記載する他の聴診器も同様に使用され得る。
図19に示すように、ノブ11(本明細書では「ヘッド」とも呼ばれる)は、第1の方向(例えば、時計回り)に回転され(300)(例えば回され)、聴診器10をオンにし、例えば、聴診器10をオフモードからオンモードに動かし、また、ブルートゥースをオンにし(302)、例えば、ブルートゥースチップ28を起動することができる。ブルートゥースがオンになった状態で、聴診器10は、例えば、聴診器10に一番最近連結された外部電子装置と自動的に対になること(304)によって、ヘッドセットもしくは聴診器10上のペアリングボタンを作動させる(例えば、押す)際にブルートゥースヘッドセットと手動で対になること(306)によって、かつ/または複数のブルートゥースヘッドセットと手動でもしくは自動的に対になること(308)によって、外部電子装置と所定の時間(例えば2分)、対になることができる。一番最近連結された装置と対になること(304)など、自動的に対になるのは、所定の時間(例えば、2分)が経過したら、自動的に終了し(310)、それによって、ブルートゥースをオフにする(312)、例えば、ブルートゥースチップ28を止めることができる。
聴診器10がオンの状態で、ノブ11は、押し下げられて、少なくとも1つのマイクおよび少なくとも1つのライトを起動させることができる。ノブ11が下がったままの状態で、ノブ11は、第1の方向(例えば、時計回り)に選択的に回転されて(314)マイクゲインを増大させ、かつ第2の反対方向(例えば、反時計回り)に回転されて(316)、マイクゲインを減少させることができる。ノブ11を離すこと(318)により、ノブ11は、その付勢された性質によって、上方に(近位に)動き、それにより、少なくとも1つのマイクおよび少なくとも1つのライトを止めることができる。離すこと(318)は、プロセッサ27が直前の聴取セッション中に少なくとも1つのマイクにより生成および/もしくは収集されたデータを外部電子装置に送信することを誘発するよう構成され得る。ゲインなど、送信されるデータの少なくとも一部は、送信前に、DSP、例えば増幅器25によって、処理され得る。
ノブ11は、聴診器10の基部13の外部遠位表面が被験者の標的皮膚表面エリア、例えば、被験者の心臓に隣接するエリアもしくは患者の肺に隣接するエリアに位置づけられた状態で、押し下げられ得る。図20に示すように、聴診器10が位置づけられた標的エリアにおける被験者内部からの音は、少なくとも1つのマイクおよびマイクピックアップ51を介して拾われることができる。収集された音は、プロセッサ27に送信され、かつプロセッサ27の指示に基づいて処理されて、例えば、ノイズを除去し、必要に応じて音を組み合わせるなどすることができる。プロセッサ27は、聴診器10が被験者の心臓に隣接して(例えば、上方に)位置づけられた、この例示された実施形態では、心音S1、S2などを含む、収集された音と同期して、LED33、34、35、36、37、38、39、40を脈動させる(回す)(320)ことができる。図21に示すように、LED33、34、35、36、37、38、39、40は、40〜70bpmの心拍数については第1の色(例えば、緑色)330で、70〜120bpmの心拍数については第2の色(例えば、琥珀色)332で、120〜180bpmの心拍数については第3の色(例えば、赤色)334、心臓雑音の可能性の場合には第4の色(例えば、紫色)336で、スピンパターン328で(例えば、ライトのうちの連続するものがトラック状パターンで点灯する)点灯する(326)ことができる。図21はまた、音のライン60で示すように、収集された音と同期した、よって、少なくとも1つのライトとも同期した、ノブ11の振動を示している。
図21はまた、少なくとも1つのライトが同期して点灯する前に、LED33、34、35、36、37、38、39、40が第5の色(例えば、青色)で点灯し(338)(例えば、点滅するか、回るか、もしくは安定し)、プロセッサ27がオンであり、外部電子装置322と対にされており、外部電子装置322にデータを送信していることを示し得ることを表している。例示的な実施形態では、LED33、34、35、36、37、38、39、40は、接続が確立されるまでサーチモードを示すために対になっている間は第5の色で点灯し(338)回ることができ、接続が確立された時点で、同期した点灯326が始まり得る。
プロセッサ27は、ブルートゥースチップ28を用いるブルートゥースを介して、この例示された実施形態では携帯電話を含む外部電子装置322に対する、収集された音データ(生データおよび/もしくはプロセッサ27によって処理されたもの)ならびに/または同期されたライトの色パターンを引き起こすように構成され得る。例示的な実施形態では、データは、聴診器の使用の現在のセッションが完了した後、例えば、ノブ11が離されて少なくとも1つのマイクをオフにした後で、送信され、このことは、音データの収集および分析を取り扱うために聴診器10上で利用可能な能力の量を最大にするのに役立ち得る。他の実施形態では、データは、その収集および分析と同時に、または、聴診器10使用の現在のセッション中に数回に分けて、送信され得る。外部電子装置322は、受信した音データを、アーカイブのためおよび/もしくはさらなる分析のために、クラウドベースのシステム、ウェブサイト、および/もしくは他の記憶システムに記憶させる(324)ことができる。
図22に示すように、聴診器10は、色セレクタパルススイッチ340と、色セレクタパルススイッチ340に連結され得るオン/オフパルスセレクタスイッチ342と、を含み得る。色セレクタパルススイッチ340およびオン/オフパルスセレクタスイッチ342は、収集された音に関するさまざまな状態を示すのに使用される色の、ユーザーによる色選択を可能にするように構成され得る。色は、ユーザーにより所望どおりに変更され得る、初期デフォルトに設定され得る。聴診器10のオン/オフおよびペアリング状況を示す少なくとも1つのライトは、オン/オフパルスセレクタスイッチ342を介して制御され得る。オン/オフパルスセレクタスイッチ342は、聴診器10と対にされた外部電子装置322によって、例えば、外部電子装置322にインストールされたAPPで、または外部電子装置322によりアクセスされるウェブページを介して、制御されるように、かつ/または、プロセッサ27によって、例えば、聴診器10にインストールされたソフトウェアアプリケーションを介して、制御されるように、構成され得る。収集された音を示す少なくとも1つのライトは、色セレクタパルススイッチ340を介して制御され得る。色セレクタパルススイッチ340により、ユーザーは、収集された音により示され得るさまざまな状態の範囲(例えば、複数のライトの色それぞれについて心臓のbpm範囲、または、複数のライトの色それぞれについて1分当たりの呼吸回数)を選択することができる。
プロセッサ27は、(前述のとおり、この例示された実施形態では心音を含む)収集された音により示されるパルスを算出し(344)、被験者の心拍数に合う光パルスを割り当てるように構成され得る。算出されたパルスおよび収集された音350(例えば、収集された心音S1、S2、雑音など)によって、心拍数が決定され(346)、これにより、少なくとも1つのライトのパルス繰り返し数が制御される(348)。外部電子装置322が、聴診器10から受信した収集された音を分析するよう構成されるのに加え、プロセッサ27も、収集された音354を分析する(352)ように構成され得る。
図23は、聴診器(例えば、本明細書に記載する聴診器のいずれか)と、聴診器の外部にある電子装置とのペアリング(連結)構成およびネットワーク設定の実施形態を示している。聴診器は、図23では「ハードウェア装置」101、111、115、123と呼ばれ、これらの用語は、本明細書では交換可能に使用される。図23の外部電子装置は、ブルートゥースヘッドセット109、113、117、125と、モバイル機器107、121、例えばスマートフォン、スマートウォッチ、タブレット、およびラップトップコンピュータ、とを含むが、前述したとおり、聴診器と対にされる外部電子装置は、他のタイプの電子装置、例えば非携帯型のサーバおよび非携帯型のデスクトップコンピュータであってもよい。図23に示すように、第1のハードウェア装置101は、第1のヘッドセット109、第2のヘッドセット113、第1のモバイル機器107、および第2のハードウェア装置111と対にされてよく、第2のハードウェア装置111はまた、第2のヘッドセット113と、また第1のモバイル機器107と対にされてよく、第3のハードウェア装置115は、第3のヘッドセット117と、また第1のモバイル機器107と対にされてよく、第4のハードウェア装置123は、第4のヘッドセット125と、また第2のモバイル機器121と、対にされてよい。よって、聴診器は、1つ以上の外部電子装置と同時に対にされる(例えば、第1のハードウェア装置101が第1のヘッドセット109および第1のモバイル機器107の両方と対にされる)ように構成されてよく、電子装置は、1つ以上の聴診器と同時に対にされる(例えば、第1のモバイル機器107が第1のハードウェア装置101、第2のハードウェア装置111、第3のハードウェア装置115と対にされる)ように構成され得る。
聴診器は、1つ以上の他の聴診器と対になる(連結される)ように構成され得る。このように、連結された聴診器のうちの1つがデータを収集すると、連結された聴診器のうちの1つ以上の他のものは、データを収集した聴診器から直接収集データを受け取ることができ、これにより、聴診器の全てが、聴診器のうちのただ1つにより収集された音を示す、同じ音、光、および/または振動を出力することができる。例えば、図23に示すように、第1のハードウェア装置101は、第2のハードウェア装置111と対にされる。したがって、第1のハードウェア装置101が、身体的特徴(例えば、心音、肺音、もしくは他の体内音)を表す生データ信号を受信し、代表的な生データ信号を伝達する(trans)と、第2のハードウェア装置111は、その代表的な生データ信号を第1のハードウェア装置101から受け取ることができる。したがって、第1のハードウェア装置101および第2のハードウェア装置111は同時に、代表的な生データ信号に対する触覚反応、代表的な生データ信号に対する照明反応、および/もしくは代表的な生データ信号に対する音声反応を含み得る、同じ出力を生成することができる。
図23は、聴診器と対にされた電子装置と電子通信するように構成され得るリモートサーバ119も示しており、これにより、履歴データの記憶および/またはデータの確実なバックアップが容易になり得る。この例示された実施形態では、モバイル機器107、121は、リモートサーバ119と電子通信している。よって、リモートサーバは、複数の電子装置と電子通信するように構成されてよく、したがって、複数の聴診器に関するデータを受信するように構成され得る。
離れた場所から、第1のモバイル機器107および第2のモバイル機器121はそれぞれ、リモートサーバ119からアプリケーション(APP)をダウンロードするように構成されてよく、これは、当業者が認識するように、その後、第1のモバイル機器107および第2のモバイル機器121にインストールされ得る。APPは、モバイル機器107、121を聴診器101、111、115、123のうちの1つ以上と対にすることを容易にし得る。第1のハードウェア装置101は、これと関連して、第1の一意識別子を有してよく、第2のハードウェア装置123は、これと関連して第2の一意識別子を有し得る。第1のモバイル機器101および第2のモバイル機器121は、リモートサーバ119に、第1の一意識別子および第2の一意識別子をそれぞれ送信するように構成され得る。APPは、第1の一意識別子および第2の一意識別子それぞれに従って、ネットワークにおいて第1のハードウェア装置101と第2のハードウェア装置121のリンクを確立するのを容易にし得る。したがって、第1のモバイル機器107に連結されたハードウェア装置101、111、115と、第2のモバイル機器121に連結されたハードウェア装置123との間でネットワークを介して、データ転送がもたらされ得る。メッセージ送信(テキストメッセージの送受信(texting)、電子メールの送信など)、声、およびビデオといった他の通信形態も、ネットワークを介して可能となり得る。したがって、前述のとおり、離れた場所では、例えば、第1のハードウェア装置101およびそれと対にされたヘッドセット109の同じ没入型の3次元ユーザー体験が、第4のハードウェア装置123およびそれと対にされたヘッドセット125を介して、同時に体験され得る。
使用中、第1のハードウェア装置101は、心音の生データ信号および肺音もしくは他の体内音の生データ信号のうち少なくとも1つを含み得る生データ信号103を生成するため、心音および肺音のうちの少なくとも1つをモニタリングすることができる。音は、第1および第2のユーザーによって第1のヘッドセット109および第2のヘッドセット113それぞれを介して、聞き取られることができ、また、これらのヘッドセットに連結された第1のハードウェア装置101および第2のハードウェア装置111において、音、振動、および/もしくは光により同じように出力されることができる。ペアリングが電子的であり、ネットワーク接続を介して遠隔的であってよいため、第2のハードウェア装置111は、第1のハードウェア装置101から離れていてよい。第1のハードウェア装置101は、心音を表す生データ信号、および肺音を表す生データ信号、または他の体内音信号のうち少なくとも1つを、ブルートゥース105を介して、第1のハードウェア装置101に連結された第1のモバイル機器107に送信することができる。生データ信号は、ECG信号、ジャイロスコープ信号、温度信号、赤外線信号、および超音波信号、ならびに含まれる他のもののうち少なくとも1つをさらに含み得る。例えば、加速度計信号は、ジャイロスコープ信号から得られた患者の姿勢情報を提供し得る。
図23に示すように、第1のモバイル機器107は、代表的な生データ信号105、代表的な生データ信号から決定された特徴を示す、代表的な生データ信号105のグラフィック形態の補間、および代表的な生データ105を診断モデルにかけることにより提供される代表的な生データ105により提示される診断、のうちの少なくとも1つのしるしを生成するためにディスプレイ装置を有し得る。以下では、代表的なデータが、第1のモバイル機器107(および代表的なデータを提供する聴診器に連結された任意の他の電子装置)に表示され得る、さまざまな方法を論じている。例えば、以下では、代表的な生データ信号のグラフィック形態での補間が示され、これは、代表的な生データ信号から決定された特徴が、心収縮および心拡張事象のタイミングを表すタイムライン上に、心収縮および心拡張事象の色分けされたしるしを含むことを示す。
図23のヘッドセット109、113、117、125は、当業者に認識されるようにさまざまな構成を有し得る。図23A〜図23Cは、ヘッドセット109、113、117、125のうちの任意の1つ以上として使用され得る、ヘッドセット181の一実施形態を示す。この例示された実施形態のヘッドセット181は、データを受信するように構成された、首の後ろに来るヘッドセット181として構成されている。ヘッドセット181は、複数のイヤホン182a、182b、イヤホン182a、182bを支持する首の後ろの部材183、ならびに、首の後ろの部材183に収容された外向きLED185を含み得る。点灯すると、LED185の光は、ヘッドセット181がユーザーにより着用されている場合にはユーザーの首から離れる外向き方向に向けられ得る。外向きLED185は、ヘッドセット181がデータを受信していないときには、低照明モードであってよい。外向きLED185は、ヘッドセット181がデータを受信しているときは、高照明モードであってよい。ヘッドセット181は、イヤホンの支持ハウジング187a、187b上に収容されたLED187を含んでよく、LED187は、ヘッドセット181がデータを受信していないときは低照明モードであってよく、ヘッドセット181がデータを受信しているときは、高照明モードであってよい。
図24は、ハードウェア装置から集められたデータを処理する実施形態を示している。例として図23の第1のハードウェア装置101およびシステムを用いて、ハードウェア装置101は、身体および他の信号を感知し、生データを集め、代表的な生データ信号131を、任意の数の可能な場所に記憶された診断モデル133に送信するように構成され得る。生データ信号131は、心音信号(例えば、装置101の音声センサーにより収集された音)、ECG信号(例えば、装置101のECGセンサーにより収集されたECGデータ)、肺音信号(例えば、装置101の音声センサーにより収集された音)、ジャイロスコープ信号(例えば、装置101の加速度計もしくは他の方向センサーにより収集された、装置101の方向位置を示す方向データ)、温度信号(例えば、装置101の温度センサーにより感知された温度)、赤外線信号(例えば、装置101の赤外線センサーにより収集された赤外線データ)、および超音波信号(例えば、装置101の超音波センサーにより収集された超音波データ)のうちの任意の1つ以上を含み得る。例えば、診断モデル133は、第1のモバイル機器107、パーソナルコンピュータ(PC)135の形態の電子装置、またはリモートサーバ119に記憶されてよい。診断が行われる場所は、利用可能なリソースによって決まってよい。診断モデル133は、データライブラリ137へのアクセスを含んでよく、データライブラリ137では、疾病の症状を示す疾病データが記憶され得る。診断モデル133は、異常の代表的な生データ信号131を、疾病データと相関させるように構成され得る。
診断モデル131は、既知のアルゴリズムを含んでよく、特に第1のハードウェア装置101から集められた情報を処理する目的で確立されたアルゴリズムを含んでよい。データが、例えば、第1のモバイル機器107などのモバイル機器で日常的に利用可能なGPS信号に基づいて決定され得る場所に関して収集されると、例えば場所の影響の研究のためのモデルが確立され得る。比較モデリングは、湿度、温度、および気圧など周囲条件のデータに基づいて、診断モデル131によって実行され得る。高度を記録することができる。任意のタイプのデータ収集を、心臓の状態および/もしくは呼吸器の状態を理解するのを助けるために、行うことができる。したがって、心臓および他の状態のタイプおよび原因の新たな発見が、収集され得るデータおよびそのデータを処理するのに使用される分析のタイプに基づいて、可能である。さらに、年齢、人種、体重、身長、性別などといった他の属性、ならびにそのデータに対する任意の変化が、同時または異なる時間に収集された追加データが補充され得る、第1のハードウェア装置101により、収集データに基づいて出力をモデル化する、さらなる機会を与えることができる。
例えば、診断モデル133のアルゴリズムは、パターン検出の方法としてウェーブレット変換を使用するように構成されてよく、これは、医学的信号処理における非常に有効な方法である。これは、言語信号にも適用されており、また、言語および話者認識においてある程度実行されている。収集された心臓関連データに関して、入ってくる鼓動は、基本波形に分解され得、各波形は、一意識別子を与えられ得る。サンプル全体に関連して、タイミングおよび振幅ならびに空間位置は、独自の波形識別子に関連する情報に含まれ得る。各被験者の鼓動は、S1 S2マーカーおよび追加のS3 S4もしくはS5音の集合から構成されたコード(例えば、一連の数字など)を与えられ得る。他の異常は、S6 S7 S8 S9などを与えられ得る。振幅は、基準範囲A1〜A10を与えられ得る。タイミングは、+および−で、基準Tを与えられ得る。少なくともいくつかの実施形態では、3つのタイミング軸が提供され得る。振動力に関する時刻同期情報が含まれ得る。
ライブラリー137は、診断モデル133の同じアルゴリズムがサンプル音に適用された、心臓、肺、腹部、および他の体内音を収容し得る。医学的状態に関するすべての大小の心音ならびに肺および腹部音は、間隔相互間の最小および最大タイミングに加えて、このSおよびAコードが割り当てられ得る。それから、識別子が、(第1のハードウェア装置101により収集される)入ってくる音声信号およびライブラリー137のパターンと調和されて、被験者のプロフィール(例えば、年齢、体重、身長、性別、既往歴、薬歴、および家族の病歴)に基づいたマッチを生成して、臨床的に正確な診断アドバイスを与えるのを助けることができる。前述したように、例えば第1のモバイル機器107もしくはPC135の、ディスプレイ装置は、心臓関連データでは、診断モデル133の出力の結果として心収縮、心拡張、および異常事象のタイミングを示すタイムライン上に、心収縮および心拡張事象ならびに異常事象の色分けしたしるしを含む、代表的な生データ信号から決定された特徴を示す代表的な生データ信号のグラフィック形態で、補間を提供するように構成され得る。
図25は、データおよび通信が少なくとも2つのハードウェア装置間にもたらされ得るネットワークを形成する、少なくとも2つのハードウェア装置の確立の方法の実施形態を示している。図25の方法は、図23の要素を参照して説明されており、その抜粋が、議論を明確にするため、図26に示されているが、本明細書で論じる聴診器および電子装置のいずれも、同様に機能することができる。第1のモバイル機器107は、APPをリモートサーバ119から(例えば、第1のユーザー指示に応じて)ダウンロードする(141)ことができ、第2のモバイル機器121は、APPをリモートサーバ119から(例えば、第2のユーザー指示に応じて)ダウンロードする(143)ことができる。第1のハードウェア装置101は、リモートサーバ119と通信している第1のモバイル機器107と連結された第1のハードウェア装置101と、ネットワークを確立する機会を与えることができる。同様に、第4のハードウェア装置123は、リモートサーバ119と通信している第2のモバイル機器121に連結された第4のハードウェア装置123と、ネットワークを確立する機会を与えることができる。
第1のモバイル機器101および第4のモバイル機器123は、これらにダウンロードおよびインストールされたAPPを介して、第1のハードウェア装置105および第4のハードウェア装置123とそれぞれ対になる(145、147)ことができ、第1のハードウェア装置105および第4のハードウェア装置123はそれぞれ、リモートサーバ119に送信される(149、151)一意識別子を有し得る。第1のハードウェア装置101および第4のハードウェア装置123はそれぞれ、それらの対応する一意識別子に従ってネットワークに連結される(153)ことができる。ハードウェア装置101、123のユーザーは、装置101、123のうちの関連する1つに関するプロフィールを確立する(155、157)ことができ、ユーザーの資格(credentials)が決定され得る(159、161)。資格は、どのユーザーが医療専門家であるかを確立するのに役立つことができ、ネットワークは、医療専門家間で確立される(163)ことができる。ユーザー間で確立されたリンクに依存して、データが送信される(167)ことができ、メッセージ送信など他の通信形態が行われる(169)ことができる。
図27は、いったん本明細書に記載の聴診器がネットワーク内で確立されると、それらの聴診器のユーザー間で確立され得る、通信リンクのタイプを示している。前述のとおり、プロフィールの一部としての資格が決定され得る。この例示された実施例では、ユーザー、例えば患者、アシスタント、およびコンサルタント171a、171b、171cは、この例示された実施形態にあるように、互いに対する直接的なアクセスは与えられない場合がある。しかしながら、ピアー(ピアー#1、ピアー#2、ピアー#3)173は、ネットワークへのアクセスを提供するように構成され得る。ピアー173は、例えば医師であってよい。医師は、彼らが働いているクリニックまたは病院によってさらに管理され得る。ネットワークは、例えば、1つのレベルではピアー173間での、また別のレベルでは、他のユーザー171a、171b、171c間での、メッセージ送信、声、およびビデオを介して、データ転送および通信を提供するように構成され得る。
図28は、聴診器(例えば、本明細書に記載する聴診器のいずれか)と、聴診器の外部にある電子装置とのペアリング(連結)構成およびネットワーク設定の別の実施形態を示している。聴診器は、図28では、「Stethee」190、191、192、193、194と呼ばれている。図28の外部電子装置は、リモートサーバ195を含む。図示のとおり、聴診器190、191、192、193、194は、複数の異なる国に位置していてよく、サーバ195を介して情報を互いに共有するように構成され得る。よって、データ(図28では「パケット」と呼ばれる)は、離れた場所の間で共有され得、このことは、専門家向けネットワーク(professional network)196での共同研究およびコミュニティを促進することができ、かつ/または、聴診器190、191、192、193、194のうちの1つを被験者に対して使用すると共に、残りの聴診器190、191、192、193、194のうちの任意の1つ以上が被験者に対して使用されている聴診器と同じ音声、振動、および/もしくは光を出力できるようにすることで、学習を促進することができる。図28の国々は、単なる例である。
前述のとおり、身体的特徴に関連するデータは、さまざまな方法で表示され得る。データは、GUIもしくは画面を介して電子装置上に表示され得る。画面は、さまざまな異なるタイプの情報を示すことができ、その情報は、さまざまな方法のいずれかで表示され得る。
図29〜図80および図82〜図84は、システムによって提供されるようにそれぞれが構成され得る、聴診器の使用に関連するデータを含む画面の実施形態を示している。これらの画面に示される情報は、単なる例であり、画面のいずれも、より多い情報、またはより少ない情報を含み得る。図29〜図80および図82〜図84に関して以下で論じる画面は、タッチ画面であるが、類似の画面が、他のタイプのディスプレイに提供されてもよい。
図29〜図31は、(図29〜図31では「エイドリアンのStethee(Adrian's Stethee)」として識別される)聴診器により収集されたデータに関連する情報を表示する画面の実施形態を示している。生データは、聴診器により収集され、診断モデルにより処理され、ユーザーフレンドリーなGUIとして画面上に提供されて、代表的な生データを表すことができる。画面はそれぞれ、メニュー400を含んでよく、このメニュー400により、ユーザーは、心臓学的データ(例えば、心臓データ)、呼吸器データ(例えば、肺データ)、または一般的データ(例えば、心臓もしくは肺のいずれかに特異的な腹部データ)を選択することができる。選択されたメニューアイテムのうちの1つは、正確な情報が収集され、画面上に表示され、かつ起こり得る異常について適切に診療されることを確実にする助けとするため、収集されたデータの分析にどのアルゴリズムを使用するかを決定することができる。
図29〜図31の画面はそれぞれ、設定アイコン402を含んでよく、設定アイコン402により、ユーザーは、聴診器設定情報(例えば、色、音など)および聴診器が使用されている被験者に関する情報などの設定を見て、かつ/もしくは調節することができる。
図29および図30は、「心臓学」が選択され、心臓の情報を表示している。画面は、この例示された実施例では心収縮期雑音を含む、検出された起こり得る異常の表示404を含み得る。図30もまた、検出された起こり得る異常に関する詳細、すなわち、S1の0.02ミリ秒(ms)後、かつS2の0.34ミリ秒前に起こっていることを示している。画面は、現在の心拍数406を示すことができる。画面は、タイムライン408を含んでよく、タイムライン408により、ユーザーは、タイムライン408において現在強調されている期間を短くするか、もしくは長くすることで、分析するサンプルデータの量を選択することができる。タイムライン408の一部は、「心収縮」もしくは「心拡張」として識別され、心拍周期のどの相に、検出された任意の起こり得る異常が存在しているのかをユーザーが素早く識別するのを容易にし得る。この例示された実施形態では、この情報は、タイムライン408より下、かつグリッド410より上のバーにある。
画面は、グリッド410を含んでよく、グリッド410は、S1およびS2心音を識別し、互いに異なる色で(例えば、S1を青色、S2を緑色で)表して、心音の容易な識別を促進する。グリッド410はまた、余分な、もしくは異常な心音など、任意の起こり得る異常も識別し、表すことができる。起こりうる異常は、S1およびS2心音とは異なる色(例えば、赤色)でグリッド410上に存在し、それらの容易な識別を促進し得る。グリッド410は、この例示された実施形態では、S1とS2との間で10個のバーに分裂され、バーはそれぞれ、S1およびS2音に関する「余分な」音の場所と、S1およびS2音に関する「余分な」音のバーそれぞれの振幅と、を表している(図30に示すように、Y軸は振幅であり、X軸は、秒およびミリ秒の時間である)。「余分な」音は、検出された起こり得る異常を表す。「余分な」バーを選択することで、検出された起こり得る異常に関する詳細を出現させることができる。グリッド410におけるS1とS2との間のバーの数は、現在の心拍数での正常な心音の診断モデルおよびサンプルデータのアルゴリズムにより決定され得る。バーの感度は、例えば、S1とS2との間およびS2とS1との間で100個のバーまで調節され得る。一般的に、グリッド410により、ユーザーは、パターン認識およびバーの色に基づいて、心音の異常および診断を、素早く決定および分類することができる。
画面は、聴診器から入ってくる音声を表す波形412を含み得る。タイムライン408、グリッド410、および波形412はすべて、同じタイムスケール上にあって、互いに整合して、データの明確で矛盾のない表示および解釈を促進することができる。
画面は、選択可能な「共有」アイコンを含んでよく、この選択可能な「共有」アイコンにより、ユーザーは、収集されたデータを、被験者の一般開業医などの別の人、ユーザーの医療同業者のうちの一人以上などに送ることができる。画面は、選択可能な「履歴」アイコンを含んでよく、この選択可能な「履歴」アイコンにより、ユーザーは、聴診器が使用されている被験者の履歴データを見ることができる。画面は、選択可能な「音声処理」アイコンを含んでよく、この選択可能な「音声処理」アイコンにより、ユーザーは、一番最近収集された音を分析することができる。画面は、選択可能な「サンプル削除」アイコンを含んでよく、この選択可能な「サンプル削除」アイコンにより、ユーザーは、聴診器が被験者の胸部に不適切もしくは不規則に置かれたなど、任意の1つ以上の要因によりデータが正確に収集されなかったとユーザーが考える場合などに、一番最近収集された音を削除することができる。
図31は、「呼吸器」が選択されており、呼吸情報を表示している。画面は、現在の呼吸速度を示すことができ、この例示された実施形態では1分当たり19回の呼吸である。画面は、心音の場合のグリッド410と一般的に同じように構成され得るグリッド414を含んでよく、また、心音の場合の波形412と一般的に同じように構成され得る波形416を含んでよい。吸気(「Insp」)および呼気(「Exp」)は、心臓情報画面における「心収縮」もしくは「心拡張」ラベルと同様、時間(X)軸に沿って画面上で識別され得る。
図32〜図35は、聴診器が収集したデータに関連する情報に関して、チーム作りを促進し得る画面の実施形態を示している。チームのメンバーは、情報を、彼らの間で自動的に共有することができ、このことは、コミュニティ、正確な患者の診断、および/または学習を促進し得る。図32は、ユーザーのログイン画面を示す。図33は、ユーザーのアイデンティティ、チームの名前、および追加チームメンバーを加える能力を含む、ログインユーザーのチーム画面を示している。図34は、チームメンバーをチームに加えることを可能にし、チームのモットー(team moto)、チームの旗もしくはロゴ、およびチーム名など、チームに関連する他の設定を編集することを可能にする、チーム追加画面を示す。図35は、図34の追加画面を介してチームメンバーがチームに追加された後の、図33のチームページを示す。
図36〜図45は、聴診器により収集されたデータに関連する情報が、一人以上のピアーと(例えば、チームメンバー間で、聴診器が使用された被験者と、聴診器が使用された被験者の医師と、学生と、など)共有されるのを促進するための画面の実施形態を示す。図36は、聴診器のユーザーが、収集されたデータをピアー、この例示された実施形態では「ドクターD.ワイズマン(Dr. D. Wiseman)」、と共有することを可能にする、共有選択画面を示している。ユーザーは、共有すべき情報のタイプ(例えば、鼓動、肺音、もしくは腹部音)を選択することができ、また、共有される情報と共にピアーに送達されるようメッセージを追加することができる。図37および図38は、選択された一人のピアー(もしくは複数のピアー)と共有すべき収集された心臓データをユーザーが選択することを可能にする、心臓用共有画面を示す。図39は、(この例示された実施形態ではドクターD.ワイズマンからドクターエイドリアン(Dr. Adrians)へ)紹介患者を受け入れることを示す紹介患者受け入れ画面を示し、これは、この例示された実施形態ではドクターエイドリアンズである、選択されたピアーに送信されるべき、選択された情報を含んでいる。図40は、受け入れた紹介患者を示し、ユーザーが他のピアーと情報を共有することを可能にする、紹介センター画面を示している。図41は、この例示された実施形態ではドクターエイドリアンズがドクターD.ワイズマンから受け取った情報である、受け取った情報を示す、紹介情報画面を示している。図42は、例えば聴診器のGPS情報に基づいて決定され得る、ユーザーの聴診器の場所を示すマップ画面を示している。図43は、特定のピアー、この例示された実施形態ではドクターD.ワイズマンから受け入れたすべての紹介患者を示す、紹介患者リスト画面を示している。図44は、ユーザーの(ドクターエイドリアンズの)チームメンバー、および、チームメンバーのうち任意の一人以上と通信するための通信オプションを識別する、チーム画面を示す。図45は、ユーザーと、チームメンバーのうちの一人との間の通信画面を示している。
図46は、ログイン画面の別の実施形態を示している。
図47は、GUIにおいて選択されたライブラリーのモードを示すライブラリー画面の実施形態を示している。ライブラリーは、特定の人間の記憶されたデータ、または、診断モデルにより使用され得る一般データであってよい。
図48〜図64は、本明細書に記載する聴診器のさまざまな特徴を示す画面の実施形態を示しており、これらは、対にされた電子装置のGUIを介して設定可能および使用可能であるので、聴診器のシステムおよび方法と併せて見ることができる。図48は、被験者の名前、音データが収集された日付および時刻、記録された音の長さを含む、以前に記録された音を識別するライブラリー画面を示す。図49は、ライブラリー画面に似ているが、記録された音をそれぞれ再生するオプションも含む、ライブラリー詳細画面を示している。図50は、記録セッションが終了している(例えば、聴診器のマイクがオフにされている)こと、および記録されたデータが、聴診器においてローカルに、かつサーバにおいてリモートで保存されていることを示す、記録確認画面を示している。図51は、選択された被験者の全ての記録を列挙する被験者詳細画面を示し、これは、被験者の名前をライブラリー画面またはライブラリー詳細画面から選択することにより、アクセス可能である。図52は、再生特徴および遠隔アップロードオン/オフ特徴を含む、セッションの記録を提供する記録詳細画面を示している。図53は、記録を聴診器によりローカルに制御するか、もしくは電子装置のAPPを介してリモートに制御するかをユーザーが選択することを可能にする、記録制御画面を示している。記録制御画面はまた、再生特徴および遠隔アップロードオン/オフ特徴を含む。図54は、ローカル制御画面を含む。図55はリモート制御画面を示す。図56は、記録を開始させることができる開始画面を示している。図57は、図56の開始画面を介して記録が開始された後の記録進行画面を示している。図58は、図57の記録進行画面を介して停止された後の記録を示す停止画面を示している。図59は、図58の停止画面を介して停止された記録の再生を可能にする、再生画面を示している。図60は、表示された波形の解釈を容易にするのを助けるため、図59に示す記録よりも大きなタイムスケール上で図58の記録を示す、拡張再生画面を示している。再生画面は、図60では一時停止される、図60の拡張記録の再生を可能にする。図61は、図61では再生されている、図60の拡張記録の一時停止を可能にする別の再生画面を示している。図62は、記録を、記録された時間のサブセットへとトリミングすることを可能にする、編集画面を示している。図63は、別の開始画面を示す。図64は、図63の開始画面を介して記録が開始された後の、記録進行画面を示す。
図65は、聴診器と共に使用されるよう被験者を選択することを可能にする、被験者(患者)選択画面の実施形態を示す。図66は、図65の被験者選択画面を介して選択された患者に関する記録進行画面の実施形態を示す。
図67〜図78は、さまざまな電子装置の設定を設定するための画面の実施形態を示す。図67は、専門家用動作モードの装置設定画面を示す。この装置設定画面は、電子装置が対にされる聴診器のアイデンティティ、動作モード(「専門家」用である)、ゲイン、聴診器がスリープモードもしくは省エネルギー状態になる自動スリープ時間、および聴診器がオフになるか、もしくはオフモードになる自動シャットダウン時間を含む、電子装置の現在の設定を識別する。図68は、一般用動作モードの装置設定画面を示す。この装置設定画面は、電子装置が対にされる聴診器のアイデンティティ、動作モード(「一般」用である)、ゲイン、および聴診器がスリープモードもしくは省エネルギー状態になる自動スリープ時間を含む、電子装置の現在の設定を識別する。図69は、教師用動作モードの装置設定画面を示す。この装置設定画面は、電子装置が対にされる聴診器のアイデンティティ、および学生の聴診器への自動連結が可能であるかどうかを含む、電子装置の現在の設定を識別する。図70は、6つの学生の聴診器が聴診器に連結された後の、図69の装置設定画面を示す。図71は、学生用動作モードの装置設定画面を示す。この装置設定画面は、電子装置が対にされる聴診器のアイデンティティ、電子装置が対にされる教師の聴診器のアイデンティティ、および教師の聴診器がお気に入りとして設定されているかどうかを含む、電子装置の現在の設定を識別する。図72は、電子装置に連結された聴診器が、連結解除され(接続を切られ)、オフにされ、スリープになり、名前を変更されることを可能にする、聴診器設定画面を示す。図73は、アプリケーションを、一般用モード、専門家用モード、教師用モード、もしくは学生用モードで実行するのかを選択することができる、モード選択画面を示す。図74は、専門家用モードが選択された、図73のモード選択画面を示す。図75は、電子装置と連結されたすべての聴診器を識別する、連結済装置画面を示す。図76は、図75の連結済聴診器のうちどれが互いに連結されるか、例えば、「自分の聴診器」および「ナノ聴診器」が互いに連結されていて、「教師の聴診器」および「学生」が互いに連結されていること、を示す、別の連結済装置画面を示している。図77は、聴診器がスリープになる前に経過する時間をユーザーが選択することを可能にする、スリープ選択画面を示す。図78は、聴診器がシャットオフされる前に経過する時間をユーザーが選択することを可能にする、シャットオフ選択画面を示す。
図79は、聴診器(例えば、本明細書に記載する聴診器のうちの1つ)を用いて収集され得る心血管情報を含む画面の一実施形態を示している。画面は、この例示された実施形態では、実時間心臓データを提供する「円表示」500を含む。円表示500の上部半球502は、心拡張期心血管情報を表すことができ、円表示500の下部半球504は、心収縮期心血管情報を表すことができる。
円表示500には、S1およびS2の開始をそれぞれ表す、S1マーク506およびS2マーク508が、静止して表示されていてよい。S1マーク506とS2マーク508との間の円表示500に沿った距離は、上部半球502および下部半球504を画定することができる。S1マーク506およびS2マーク508は、円表示500を定める線の色とは異なる色であってよく、これにより、マーク506、508を素早く可視化することが容易になり得る。S1マーク506およびS2マーク508はそれぞれ、この例示された実施形態では同じ色である。
再生ヘッド(本明細書では「マーカー」とも呼ばれる)510は、鼓動音が聴診器により検出されるのと同期して、円表示500の周囲を横切るように構成され得る。この横切りは、聴診器の周囲をトラック状パターンで回ることができる、回る1つ以上のライトと同様であってよい。再生ヘッド510は、この例示された実施形態では時計回りに動くが、再生ヘッド510は、他の実施形態では、反時計回りに動くことができる。再生ヘッド510は、この例示された実施形態ではドットを含むが、例えば、正方形、「x」、ハート形など、他の構成を有してもよい。再生ヘッド510が現在最も近いS1マーク506およびS2マーク508のうちの1つに焦点を合わせることができ、このことは、収集されている音が患者の心拍周期のどこにあるかを素早く視覚的に識別するのを容易にするのに役立ち得る。S2マーク508は、再生ヘッド510がS1よりもS2に近いので、図79ではフレアー状の点の形態をした焦点である。再生ヘッド510は、S1マーク506およびS2マーク508の色とは異なり、かつ円表示500の外周を定める線の色とも異なる色であってよく、これにより、再生ヘッド510の素早い可視化が容易になり得る。
検出された起こり得る異常はそれぞれ、記号、マーク、線など(本明細書では一般的に「マーク」と呼ばれる)と共に、円表示500上で、そのマークが円表示500の周囲に位置する場所により、異常検出音が検出された心拍周期中の時点において、反映されてよく、例えば、心拡張中のその時点および/または心収縮中のその時点に、検出された起こり得る異常が生じる。よって、異常検出音のタイミングは、画面の簡単な目視検査により、容易に識別され得る。マークは、例えば、そのマークが円表示500を定める線の周りにどれほど長く延びているかによって、異常検出音の持続時間を反映するように構成され得る。起こり得る異常の長さを反映することにより、マークは、心拡張中、心収縮中、または心拡張および心収縮両方の間に異常音が検出されたかどうかを示すことができ、異常検出音の長さは、画面の簡単な目視検査により、容易に識別され得る。マークは、例えばマークの濃さもしくは黒さによって、異常検出音の力(force)もしくはグレードを反映するように構成されてよく、より濃いマークは、より高い力もしくはグレードを示し、より黒いマークは、より高い力もしくはグレードを示す。マークは、再生ヘッド510の色、S1マーク506およびS2マーク508の色、円表示500の外周を定める線の色、とは異なる色であってよく、これにより、マークの迅速な可視化が容易になり、ひいては、潜在的な異常の迅速な可視化が容易になり得る。この例示された実施形態では、円表示500は、第1の起こり得る異常を示す第1のマーク512と、第2の起こり得る異常を示す第2のマーク514と、を有している。第1のマーク512は、円表示500を画定する線に沿って延びる線の形態であり、第1のマーク512の長さが、異常の持続時間を示す。再生ヘッド510が円表示の線のこの部分上を横切る際に第1のマーク512が繰り返し現れると、第1のマーク512は、雑音などの実際の異常を示している可能性が高い。第2のマーク514は、円表示500周辺の分離した地点における点の形態であり、起こり得る異常が心拍中のある特定の時点で検出されたため、追加で検出された心音すなわちS3、S4などの音である可能性があることを示す。
円表示500は、その上に被験者の既知の病状を含み得る。例えば、被験者に雑音もしくは追加の心音があることが分かっている場合、雑音もしくは追加の心音は、円表示500上においてマークで表されることができる。既知の病状のマークと同じ場所で検出された起こり得る異常を示すマークが円表示500上に現れた場合、この情報は、検出された起こり得る異常が恐らく本当であり、恐らく被験者の治療計画において既に考慮されていることを医療専門家が理解するのに役立ち得る。
画面は、心収縮期雑音と心拡張期雑音とを分けるベースライン516を含み得る。ライン516より下の雑音は、心収縮期雑音を示すことができ、ライン516より上の雑音は、心拡張期雑音を示すことができる。
画面は、検出された心拡張作用の長さ(この例示された実施形態では0.15ミリ秒)の表示および検出された心収縮作用の長さ(この例示された実施形態では0.21ミリ秒)の表示を提供し得る。画面は、現在の心拍数(この例示された実施形態では120bpm)、1分当たりの呼吸(この例示された実施形態では35呼吸/分)、日付、時刻、被験者名、および/もしくは他の個人識別(identification)などといった、他の現状情報を提供することができる。画面は、直接、または選択アイコンを介して、1つ以上のバイタルサインに関するバイタルサイン履歴などといった、被験者の履歴データを提供することができる。
心血管情報を表示する画面は、聴診器を用いて収集され得る呼吸器情報を同様に表示することができる。円表示500の上部半球502における心拡張期の心血管情報は、吸気の呼吸器情報で置き換えられてよく、円表示500の下部半球504における心収縮期の心血管情報は、呼気の呼吸器情報で置き換えられてよい。呼吸における検出された異常(例えば、喘鳴、断続性ラ音、硬化、流体蓄積など)および既知の呼吸器の病状が、心臓の異常のマークに関して前記で論じたのと同じように、円表示500上にマークされ得る。
図80は、聴診器を用いて収集され同時に提供され得る心血管情報を含む画面の別の実施形態を示す。図80の画面は、一般的に、図79の画面と同様に構成および使用されてよく、例えば、「円表示」518、再生ヘッド(不図示)、S1マーク520、S2マーク522、起こり得る異常マーク524、既知の病状マーク526、ベースライン528、現状情報、および履歴データを含み得る。履歴データは、この例示された実施形態では、以前に記録された複数の音のそれぞれについて、被験者のバイタルサイン履歴を含む。バイタルサイン履歴は、過去の被験者の健康状態の容易な識別を促進し得る、符号化情報を提供し得る。例えば、この例示された実施形態で見られるように、円表示518を表す円記号は、無地の円(solid circle)によって、心収縮期および心拡張期の両方で異常が検出されたことを示し、円の輪郭によって、心収縮期および心拡張期のいずれかで異常が検出されなかったことを示し、一方の半球に陰を付けた円532によって、その陰の付いた半球の段階(この例示された実施形態では心収縮期)で異常が検出されたことを示すことができる。別の実施例では、心拍数を表すハート記号の色が、心拍数の範囲を示すことができ、例えば、第1の色は40〜70bpmの心拍数を、第2の色は70〜120bpmの心拍数を、第3の色は120〜180bpmの心拍数を示す。さらに別の実施例では、呼吸速度を表す肺の記号の色は、呼吸速度の範囲を示すことができる。
この例示された実施形態に示すとおり、心血管情報を含む画面は、心臓の拍動の1サイクルの状況を要約するテキストを含んでよく、これは、表示の解釈を容易にするのに役立ち得る。テキストは、この例示された実施形態では、律動状況(正常)および異常検出状況(雑音が検出される)を示す。
図81は、図80の起こり得る異常マーク524を表し、かつ図80の既知の病状マーク526を表す、グリッド530を示す。グリッド530は、円表示518と同じ画面、もしくは異なる画面に、前述したように、表示され得る。
図82は、聴診器を用いて収集され同時に提供され得る呼吸器情報を含む画面の一実施形態を示している。図82の画面は、一般的に図79の画面と同じように構成および使用されてよく、例えば、「円表示」536、再生ヘッド(不図示)、起こり得る異常マーク538、既知の病状マーク540、ベースライン542、要約テキスト548、現状情報、および履歴データ(この例示された実施形態では、図80のものと同様のバイタルサイン履歴を含む)を含み得る。この例示された実施形態では、バイタルサイン履歴は、一方の半球が陰を付けられた円550を含み、その陰を付けられた段階(この例示された実施形態では吸気)において異常が検出されたことを示している。S1およびS2マークを含む代わりに、円表示536は、吸気の始まりマーク544、および呼気の始まりマーク546を含み得る。起こり得る異常および既知の病状のマークは、例えば、マークの濃さもしくは黒さにより、検出された呼吸音のタイミングもしくは強さを反映するように構成され得、より濃いマークは、より高いタイミングもしくは強さを示し、より黒いマークは、より高いタイミングもしくは強さを示す。マークは、前述したように、異常検出音の持続時間を反映するように構成され得る。
図83は、この例示された実施形態では、以前に記録された複数の音それぞれについて、被験者のバイタルサイン履歴を含む、履歴データ552を含む画面の一実施形態を示す。バイタルサイン履歴は、例えば、円記号、ハート記号、および肺の記号と共に、図80の画面に関して前述したのと同じような情報を含んでよい。
この例示された実施形態に示すように、履歴データ552を含む画面、または本明細書に記載する任意の他の画面は、データ選択メニュー554を含み得る。データ選択メニュー554は、ディスプレイが画面を示すことを含め、どのタイプのデータを現在電子装置上に示すかをユーザーが選択することができるように構成され得る。データ選択メニュー554は、任意の画面上に提示されてよく、または任意の画面を通じて利用可能であってよく、これにより、聴診器の使用中もしくは使用後の任意の時間に見る異なるデータをユーザーが選択することが容易になり得る。例えば、ユーザーがユーザーのバイタルサイン履歴に素早くアクセスできるようにすることは、医療専門家が傾向および/または異常を容易かつ迅速に識別するのに役立ち得る。データ選択メニュー554は、任意の数のデータ閲覧オプションを含んでよく、これは、この例示された実施形態では、識別テキストを備えた選択可能アイコンを含む。この例示された実施形態にあるように、データ選択メニュー554は、履歴データ552を見るオプション556、一人以上の医師の医師プロフィールを見るオプション558、被験者に関する情報を見るオプション560、およびフィードバックを与えるオプション562を含み得る。
図84は、記録詳細画面の別の実施形態を示す。図84の記録詳細画面は、一般的に、図52に関して前述した記録詳細画面と同様に構成および使用され得る。この例示された実施形態では、記録詳細画面は、図80の画面に関して前述したのと同じように心血管情報を示し、例えば、「円表示」564、S1マーク566、S2マーク568、既知の病状マーク(不図示)、ベースライン570、および現状情報を含み得る。図84の記録詳細画面は、記録が始まる前、例えば、スタートボタン572が選択される前に示され、そのため、画面は、まだ再生ヘッドまたは任意の起こり得る異常マークを含んでいない。
本明細書に記載する聴診器は、回路基板上のコンピュータシステムを有し得る。聴診器に連結されるように構成されているものとして本明細書に記載する外部電子装置は、それぞれが、コンピュータシステムを含み得る。
図85は、コンピュータシステム600の例示的な一実施形態を示している。図示のとおり、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600の動作を制御し得る、1つ以上のプロセッサ602を含み得る。プロセッサ602は、プログラム可能な汎用もしくは特殊用途のマイクロプロセッサおよび/またはさまざまな著作権のあるもしくは市販のシングルもしくはマルチプロセッサシステムのうちの任意の1つを含む、任意のタイプのマイクロプロセッサまたは中央処理装置(CPU)を含み得る。コンピュータシステム600は、1つ以上のメモリ604も含んでよく、メモリ604は、プロセッサ602により実行されるべきコードのため、または一人以上のユーザー、一つ以上の記憶装置、および/もしくはデータベースから取得されるデータのための、一時記憶装置を提供することができる。メモリ604は、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、1つ以上のさまざまなランダムアクセスメモリ(RAM)(例えば、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、もしくは同期型DRAM(SDRAM))、および/またはメモリテクノロジーの組み合わせ、を含み得る。
コンピュータシステム600のさまざまな要素が、バスシステム606に連結され得る。例示されたバスシステム606は、適切な橋、アダプタ、および/もしくはコントローラによって接続された、任意の1つ以上の別個の物理的バス、通信回線/インターフェース、および/またはマルチドロップもしくは2地点間接続を表す抽象概念である。コンピュータシステム600はまた、1つ以上のネットワークインターフェース608、1つ以上の入出力(I/O)インターフェース610、および1つ以上の記憶装置612を含み得る。
ネットワークインターフェース608は、コンピュータシステム600が、遠隔装置、例えば他のコンピュータシステムと、ネットワークを介して通信することを可能にでき、例えば、リモートデスクトップ接続インターフェース、イーサネットアダプタ、および/または、他のローカルエリアネットワーク(LAN)アダプタであってよい。I/Oインターフェース610は、コンピュータシステム600を他の電子機器と接続するために1つ以上のインターフェースコンポーネントを含み得る。例えば、I/Oインターフェース610は、高速データポート、例えばUSBポート、1394ポート、Wi‐Fi、ブルートゥースなど、を含み得る。さらに、コンピュータシステム600は、ヒトユーザーにとってアクセス可能であってよいので、I/Oインターフェース610は、ディスプレイ、スピーカー、キーボード、ポインティングデバイス、および/またはさまざまな他のビデオ、音声、もしくは英数字インターフェースを含み得る。記憶装置612は、不揮発性および/または非一時的な形でデータを記憶するための任意の従来のメディアを含み得る。よって、記憶装置612は、データおよび/もしくは命令を永続的な状態で保持するメモリを含んでよく、すなわち、値が、コンピュータシステム600への電力の停止にも関わらず、保持される。記憶装置612は、1つ以上のハードディスクドライブ、フラッシュドライブ、USBドライブ、光学式ドライブ、さまざまなメディアカード、ディスケット、コンパクトディスク、および/またはこれらの任意の組み合わせを含んでよく、また、コンピュータシステム600に直接接続されるか、もしくはネットワークなどを介してリモート接続されることができる。例示的な実施形態では、記憶装置は、データを記憶するように構成された有形もしくは非一時的なコンピュータ可読媒体、例えば、ハードディスクドライブ、フラッシュドライブ、USBドライブ、光学式ドライブ、メディアカード、ディスケット、コンパクトディスクなど、を含み得る。
図85に示される要素は、1つの物理的なマシンの要素の一部もしくはすべてであってよい。さらに、少なくとも外部電子装置の場合、例示された要素の全てが、同じ物理的なマシン上もしくは中に位置する必要はない。例示的なコンピュータシステムは、従来のデスクトップコンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などを含む。
例示的な実施形態では、コンピュータシステム600は、1つのハウジングなどの内部に収容された、1つのユニットとして、例えば、1つのサーバとして、1つのタワーとして、提供され得る。よって、システムおよび方法は、さまざまなユーザーインターフェースを表示し、本明細書に記載するデータを取り込むように構成された、単独のユニットとして提供され得る。単独のユニットはモジュール式であってよく、そのさまざまな側面が、システムの任意の他の側面の機能性を妨げることなく、例えば、更新、置換、メンテナンスなどのため、必要に応じて、交換されて出入りし得る。よって、単独のユニットは、追加の機能性が望まれ、かつ/または改良を加えられるときに、能力が追加された状態で、スケーラブルとなり得る。
コンピュータシステムは、ほんの一例として、オペレーティング・システムおよびデータベース管理システムを含む、さまざまな他のソフトウェアおよび/またはハードウェアコンポーネントのいずれかを含むこともできる。例示的なコンピュータシステムが本明細書では描かれ説明されているが、これは、普遍性および便宜のためであることが、認識されるであろう。他の実施形態では、コンピュータシステムは、ここで図示し説明したものとは、アーキテクチャーおよび動作が異なり得る。
当業者は、前述した実施形態に基づいて、本発明のさらなる特徴および利点を認識するであろう。したがって、本発明は、請求項に示すものを除いて、具体的に図示および説明したものにより制限されるものではない。本明細書で引用した全ての刊行物および参照文献は、参照により全体として明確に本明細書に組み込まれる。
〔実施の態様〕
(1) 医療装置において、
聴診器を含み、前記聴診器は、
被験者の体内音を、前記被験者の身体の外側から感知するように構成された音声センサーと、
振動するように構成された振動発生器と、
点灯するように構成されたライトと、
前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記振動発生器を振動させるように構成され、かつ前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記ライトを点灯させるように構成された、プロセッサと、
を含む、医療装置。
(2) 実施態様1に記載の装置において、
前記聴診器は、前記聴診器の外部にある電子装置と電子通信するように構成されたネットワークインターフェースをさらに含む、装置。
(3) 実施態様2に記載の装置において、
前記プロセッサは、前記体内音の感知と同時に、前記感知された体内音を、前記ネットワークインターフェースを介して前記電子装置に対して表すデータを生じさせるように構成されている、装置。
(4) 実施態様1に記載の装置において、
前記聴診器は、加速度計およびジャイロスコープをさらに含み、
前記プロセッサは、前記加速度計および前記ジャイロスコープにより感知されたときの前記聴診器の動きに基づいて、前記聴診器を省エネルギー状態と通常のエネルギー消費状態との間で切り替えさせるように構成されている、装置。
(5) 実施態様1に記載の装置において、
前記体内音は、心音を含む、装置。
(6) 実施態様1に記載の装置において、
前記体内音は、肺音を含む、装置。
(7) 実施態様1に記載の装置において、
前記振動により、前記聴診器から音が発せられ、前記聴診器が、振動し、点灯し、音を発することを同時に行うように構成されている、装置。
(8) 実施態様1に記載の装置において、
前記聴診器は、心電図(ECG)センサーをさらに含み、
前記プロセッサは、前記ECGセンサーにより感知されたデータを示すパターンで前記振動発生器を、前記データの感知と同時に、振動させるように構成され、かつ、前記ECGセンサーにより感知されたデータを示すパターンで前記ライトを、前記データの感知と同時に、点灯させるように構成されている、装置。
(9) 実施態様1に記載の装置において、
前記聴診器は、前記聴診器の無線充電を可能にするように構成された、無線充電レシーバーをさらに含む、装置。
(10) 実施態様1に記載の装置において、
前記聴診器は、前記被験者の身体に接触するように構成された表面を有する基部と、前記プロセッサが中に収容された本体と、ヘッドと、をさらに含み、前記ヘッドは、選択的に、前記音声センサーによる前記体内音の感知を開始させ、前記音声センサーによる前記体内音の感知を停止させるために、前記基部および前記本体に対して可動である、装置。
(11) 実施態様10に記載の装置において、
前記ヘッドは、前記基部および前記本体に対して回転するように構成され、かつ、前記基部および前記本体に対して垂直に動くように構成され、
前記回転および垂直な動きのうちの一方は、選択的に、前記音声センサーによる前記体内音の感知を開始させ、前記音声センサーによる前記体内音の感知を停止させるように構成されている、装置。
(12) 実施態様11に記載の装置において、
前記回転および垂直な動きのうちのもう一方は、前記聴診器のネットワーク接続性を、選択的にオンおよびオフにするように構成されている、装置。
(13) 実施態様10に記載の装置において、
前記ヘッドはまた、前記基部および前記本体に対して動いて、前記音声センサーのゲインを調節するように構成されている、装置。
(14) 医療システムにおいて、
被験者の身体に接触するように構成された表面を有する遠位部分、および選択的に、センサーによる前記被験者の体内音の感知を開始させ、前記センサーによる前記体内音の感知を停止させるために、前記遠位部分に対して動くように構成された近位ヘッドを含む、聴診器と、
前記聴診器に連結され、信号の収集と同時に、感知された前記体内音のグラフィック表示を示すように構成された、ディスプレイと、
を含む、医療システム。
(15) 実施態様14に記載のシステムにおいて、
前記ディスプレイは、前記近位ヘッド上にある、システム。
(16) 実施態様15に記載のシステムにおいて、
前記近位ヘッドは、取り外し可能かつ取り換え可能に前記遠位部分に連結されている、システム。
(17) 実施態様16に記載のシステムにおいて、
前記近位ヘッドは、前記近位ヘッドを前記遠位部分から取り外した後で、着用可能な電子装置に、取り外し可能かつ取り換え可能にドッキングされるように構成されている、システム。
(18) 実施態様15に記載のシステムにおいて、
前記近位ヘッドは、取り外し不能に前記遠位部分に連結されている、システム。
(19) 実施態様14に記載のシステムにおいて、
前記ディスプレイは、前記聴診器の外側にあり、かつ前記聴診器とは別個である電子装置上にある、システム。
(20) 実施態様14に記載のシステムにおいて、
前記体内音は、心音および肺音のうちの少なくとも1つを含む、システム。
(21) 実施態様14に記載のシステムにおいて、
前記体内音の感知に応じて前記ディスプレイに前記グラフィック表示を示させるように構成されたプロセッサをさらに含む、システム。
(22) 方法において、
実施態様1に記載の聴診器を患者の身体上に置くことと、
前記音声センサーを起動して、前記体内音の感知を開始し、これによって、前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記振動発生器を振動させること、および前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記ライトを点灯させること、を開始することと、
を含む、方法。
(23) 実施態様22に記載の方法において、
前記体内音の感知と同時に、前記感知された体内音を表すデータを、前記聴診器の外側にある電子装置に送信することをさらに含む、方法。
(24) 方法において、
被験者の体内音が電子聴診器により感知されるのと同時に、前記電子聴診器が感知した前記体内音を示すデータを、ネットワーク接続された装置において受信することと、
前記ネットワーク接続された装置のユーザーに対して検出可能な出力を、前記ネットワーク接続された装置に提供させることと、
を含み、
前記出力は、受信したデータを示し、前記出力は、前記体内音が前記電子聴診器により感知されるのと同時に提供される、方法。
(25) 実施態様24に記載の方法において、
前記出力を提供することは、前記受信したデータを示す情報を、前記ネットワーク接続された装置のディスプレイに表示することを含む、方法。
(26) 実施態様24に記載の方法において、
前記出力を提供することは、前記ネットワーク接続された装置が振動すること、前記ネットワーク接続された装置が音声を発すること、および前記ネットワーク接続された装置のライトが点灯すること、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
(27) 実施態様24に記載の方法において、
前記電子聴診器は、前記電子聴診器により感知されている前記体内音を示す出力を、前記電子聴診器のユーザーに提供し、
前記電子聴診器の前記出力は、前記電子聴診器の振動、および前記電子聴診器の1つ以上のライトの点灯、のうちの少なくとも一方を含む、方法。
(28) 実施態様27に記載の方法において、
前記ネットワーク接続された装置の前記出力は、前記電子聴診器の前記出力と同じである、方法。
(29) 実施態様24に記載の方法において、
前記ネットワーク接続された装置は、複数のネットワーク接続された装置を含み、前記複数のネットワーク接続された装置はそれぞれ、同時出力を提供する、方法。
(30) 実施態様24に記載の方法において、
前記ネットワーク接続された装置は、ネットワークを介してその装置にダウンロードされたアプリケーションを含み、
前記アプリケーションは、前記データの受信、および前記出力の提供を制御する、方法。
(31) 実施態様24に記載の方法において、
前記ネットワーク接続された装置は、電話、ヘッドセット、腕時計、タブレット、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、およびサーバのうちの1つを含む、方法。
(32) 実施態様24に記載の方法において、
前記ネットワーク接続された装置は、第2の電子聴診器を含む、方法。
(33) 方法において、
第1の電子聴診器を第2の電子聴診器に電子的に連結することと、
前記第1の電子聴診器において、被験者の体内音を表す生データ信号を収集することと、
音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む第1の出力を、前記第1の電子聴診器において出力することであって、前記第1の出力は、収集された前記信号を示し、前記第1の電子聴診器での出力は、収集と同時に行われる、ことと、
収集された前記信号を前記第1の電子聴診器から前記第2の電子聴診器に送信することと、
音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む第2の出力を、前記第2の電子聴診器において出力することであって、前記第2の出力は、収集された前記信号を示し、前記第2の電子聴診器での出力は、収集と同時に行われる、ことと、
を含む、方法。
(34) 実施態様33に記載の方法において、
前記第1の出力は、前記音声出力、前記触覚型出力、および前記照明出力のうちの少なくとも2つを含む、方法。
(35) 実施態様33に記載の方法において、
前記第1の出力は、前記音声出力、前記触覚型出力、および前記照明出力のすべてを含む、方法。
(36) 実施態様33に記載の方法において、
前記体内音は、心音および肺音のうちの少なくとも1つを含む、方法。
(37) 実施態様33に記載の方法において、
前記第2の出力は、前記第1の出力と同一である、方法。
(38) 実施態様33に記載の方法において、
起こり得る異常が患者の前記体内音中に存在するかどうかを判断するために、前記収集された信号を分析することをさらに含み、
起こり得る異常が存在すると判断された場合、前記第1の出力は、前記起こり得る異常を示す、方法。
(39) 実施態様33に記載の方法において、
前記第1の電子聴診器を第1の外部電子装置と対にすることをさらに含み、
前記第1の外部電子装置は、その第1のディスプレイ上に、前記収集された信号を示す第1の情報を表示し、前記第1のディスプレイ上での表示は、前記収集と同時に行われる、方法。
(40) 実施態様39に記載の方法において、
前記第2の電子聴診器を第2の外部電子装置と対にすることをさらに含み、
前記第2の外部電子装置は、その第2のディスプレイ上に、前記収集された信号を示す第2の情報を表示し、前記第2のディスプレイ上での表示は、前記収集と同時に行われる、方法。
聴診器の一実施形態の斜視図である。 図1の聴診器の分解組立図である。 図1の聴診器の中空本体、回転型ポテンショメータ、回路基板の分解組立図である。 図3の回路基板および回転型ポテンショメータの斜視図である。 図1の聴診器の側面図である。 線A‐Aに沿った図5の聴診器の断面図である。 図6の聴診器の回転型ポテンショメータおよびノブの拡大図である。 図1の聴診器の回路基板の上面図である。 振動している図1の聴診器の斜視図である。 聴診器の別の実施形態の斜視図である。 図10の聴診器の側面図である。 図10の聴診器の遠位端面図である。 図10の聴診器の近位端面図である。 聴診器の別の実施形態、および無線送信機の一実施形態の側面図である。 図13Aの聴診器の底面図である。 図13Aの聴診器の隔壁の底面図である。 充電ケーブルの一実施形態に連結された図13Aの聴診器の隔壁の底面図である。 USBコードが連結されている、聴診器のさらに別の実施形態の斜視図である。 図14の聴診器の概略回路図である。 図14の聴診器のモードのフローチャートである。 図14の聴診器の音分析のフローチャートである。 ディスプレイを含む、聴診器の別の実施形態の斜視図である。 図17Aとは異なる情報がディスプレイに示されている、図17Aの聴診器の斜視図である。 図17Aの聴診器の近位部分の概略側面図である。 図17Aの聴診器の近位部分の一部の側面斜視図である。 図17Aの聴診器のヘッド、および図17Aの聴診器の遠位部分の一部の概略斜視図である。 聴診器のヘッドに連結されるように構成された着用可能な電子装置の一実施形態の斜視図である。 図1の聴診器を含むシステムの斜視図である。 図1の聴診器を用いる一実施形態を示す概略的なフローチャートである。 図1の聴診器を用いる別の実施形態を示す概略的なフローチャートである。 図1の聴診器を用いるさらに別の実施形態を示す概略的なフローチャートである。 図1の聴診器を用いるさらに別の実施形態を示す概略的なフローチャートである。 複数の聴診器および複数の電子装置を含むシステムの概略図である。 ブルートゥースヘッドセットの一実施形態の端面図である。 図23Aのヘッドセットの斜視図である。 図23Aのヘッドセットの別の端面図である。 聴診器、モバイル機器、およびリモートサーバを含むシステムの一実施形態の概略図である。 少なくとも2つの聴診器をつなぐ方法の一実施形態のフローチャートである。 図23のシステムの抜粋図である。 聴診器のユーザー間で確立され得る通信リンクのタイプの概略図である。 複数の聴診器とリモートサーバとを含むシステムの一実施形態の概略図である。 心臓学情報画面の一実施形態を示す図である。 心臓学情報画面の別の実施形態を示す図である。 呼吸器情報画面の一実施形態を示す図である。 ログイン画面の一実施形態を示す図である。 チーム画面の一実施形態を示す図である。 チーム追加画面の一実施形態を示す図である。 チームメンバーが追加された、図33のチーム画面を示す図である。 共有選択画面の一実施形態を示す図である。 心臓用の共有画面の一実施形態を示す図である。 心臓用の共有画面の別の実施形態を示す図である。 紹介患者受け入れ画面の一実施形態を示す図である。 紹介センター画面の一実施形態を示す図である。 紹介情報画面の一実施形態を示す図である。 マップ画面の一実施形態を示す図である。 紹介患者リスト画面の一実施形態を示す図である。 チーム画面の別の実施形態を示す図である。 通信画面の一実施形態を示す図である。 ログイン画面の別の実施形態を示す図である。 ライブラリー画面の一実施形態を示す図である。 ライブラリー画面の別の実施形態を示す図である。 ライブラリー詳細画面の一実施形態を示す図である。 記録確認画面の一実施形態を示す図である。 被験者詳細画面の一実施形態を示す図である。 記録詳細画面の一実施形態を示す図である。 記録制御画面の一実施形態を示す図である。 ローカル制御画面の一実施形態を示す図である。 リモート制御画面の一実施形態を示す図である。 開始画面の一実施形態を示す図である。 記録進行画面の一実施形態を示す図である。 停止画面の一実施形態を示す図である。 再生画面の一実施形態を示す図である。 拡張再生画面の一実施形態を示す図である。 再生画面の別の実施形態を示す図である。 編集画面の一実施形態を示す図である。 開始画面の別の実施形態を示す図である。 記録進行画面の別の実施形態を示す図である。 被験者選択画面の一実施形態を示す図である。 記録進行画面の別の実施形態を示す図である。 専門家用動作モードの装置設定画面の一実施形態を示す図である。 一般用動作モードの装置設定画面の一実施形態を示す図である。 教師用動作モードの装置設定画面の一実施形態を示す図である。 学生の聴診器をつないだ後の、図69の装置設定画面を示す図である。 学生用動作モードの装置設定画面の一実施形態を示す図である。 聴診器設定画面の一実施形態を示す図である。 モード選択画面の一実施形態を示す図である。 モードが選択された、図73のモード選択画面を示す図である。 連結済装置画面の一実施形態を示す図である。 連結済装置を示す、図75の連結済装置画面を示す図である。 スリープ選択画面の一実施形態を示す図である。 シャットオフ選択画面の一実施形態を示す図である。 心臓学情報画面の別の実施形態を示す図である。 心臓学情報画面のさらに別の実施形態を示す図である。 図80の画面のグリッドの一実施形態を示す図である。 呼吸器情報画面の別の実施形態を示す図である。 履歴データ画面の一実施形態を示す図である。 記録詳細画面の別の実施形態を示す図である。 コンピュータシステムの一実施形態の概略図である。

Claims (40)

  1. 医療装置において、
    聴診器を含み、前記聴診器は、
    被験者の体内音を、前記被験者の身体の外側から感知するように構成された音声センサーと、
    振動するように構成された振動発生器と、
    点灯するように構成されたライトと、
    前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記振動発生器を振動させるように構成され、かつ前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記ライトを点灯させるように構成された、プロセッサと、
    を含む、医療装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記聴診器は、前記聴診器の外部にある電子装置と電子通信するように構成されたネットワークインターフェースをさらに含む、装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    前記プロセッサは、前記体内音の感知と同時に、前記感知された体内音を、前記ネットワークインターフェースを介して前記電子装置に対して表すデータを生じさせるように構成されている、装置。
  4. 請求項1に記載の装置において、
    前記聴診器は、加速度計およびジャイロスコープをさらに含み、
    前記プロセッサは、前記加速度計および前記ジャイロスコープにより感知されたときの前記聴診器の動きに基づいて、前記聴診器を省エネルギー状態と通常のエネルギー消費状態との間で切り替えさせるように構成されている、装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、
    前記体内音は、心音を含む、装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、
    前記体内音は、肺音を含む、装置。
  7. 請求項1に記載の装置において、
    前記振動により、前記聴診器から音が発せられ、前記聴診器が、振動し、点灯し、音を発することを同時に行うように構成されている、装置。
  8. 請求項1に記載の装置において、
    前記聴診器は、心電図(ECG)センサーをさらに含み、
    前記プロセッサは、前記ECGセンサーにより感知されたデータを示すパターンで前記振動発生器を、前記データの感知と同時に、振動させるように構成され、かつ、前記ECGセンサーにより感知されたデータを示すパターンで前記ライトを、前記データの感知と同時に、点灯させるように構成されている、装置。
  9. 請求項1に記載の装置において、
    前記聴診器は、前記聴診器の無線充電を可能にするように構成された、無線充電レシーバーをさらに含む、装置。
  10. 請求項1に記載の装置において、
    前記聴診器は、前記被験者の身体に接触するように構成された表面を有する基部と、前記プロセッサが中に収容された本体と、ヘッドと、をさらに含み、前記ヘッドは、選択的に、前記音声センサーによる前記体内音の感知を開始させ、前記音声センサーによる前記体内音の感知を停止させるために、前記基部および前記本体に対して可動である、装置。
  11. 請求項10に記載の装置において、
    前記ヘッドは、前記基部および前記本体に対して回転するように構成され、かつ、前記基部および前記本体に対して垂直に動くように構成され、
    前記回転および垂直な動きのうちの一方は、選択的に、前記音声センサーによる前記体内音の感知を開始させ、前記音声センサーによる前記体内音の感知を停止させるように構成されている、装置。
  12. 請求項11に記載の装置において、
    前記回転および垂直な動きのうちのもう一方は、前記聴診器のネットワーク接続性を、選択的にオンおよびオフにするように構成されている、装置。
  13. 請求項10に記載の装置において、
    前記ヘッドはまた、前記基部および前記本体に対して動いて、前記音声センサーのゲインを調節するように構成されている、装置。
  14. 医療システムにおいて、
    被験者の身体に接触するように構成された表面を有する遠位部分、および選択的に、センサーによる前記被験者の体内音の感知を開始させ、前記センサーによる前記体内音の感知を停止させるために、前記遠位部分に対して動くように構成された近位ヘッドを含む、聴診器と、
    前記聴診器に連結され、信号の収集と同時に、感知された前記体内音のグラフィック表示を示すように構成された、ディスプレイと、
    を含む、医療システム。
  15. 請求項14に記載のシステムにおいて、
    前記ディスプレイは、前記近位ヘッド上にある、システム。
  16. 請求項15に記載のシステムにおいて、
    前記近位ヘッドは、取り外し可能かつ取り換え可能に前記遠位部分に連結されている、システム。
  17. 請求項16に記載のシステムにおいて、
    前記近位ヘッドは、前記近位ヘッドを前記遠位部分から取り外した後で、着用可能な電子装置に、取り外し可能かつ取り換え可能にドッキングされるように構成されている、システム。
  18. 請求項15に記載のシステムにおいて、
    前記近位ヘッドは、取り外し不能に前記遠位部分に連結されている、システム。
  19. 請求項14に記載のシステムにおいて、
    前記ディスプレイは、前記聴診器の外側にあり、かつ前記聴診器とは別個である電子装置上にある、システム。
  20. 請求項14に記載のシステムにおいて、
    前記体内音は、心音および肺音のうちの少なくとも1つを含む、システム。
  21. 請求項14に記載のシステムにおいて、
    前記体内音の感知に応じて前記ディスプレイに前記グラフィック表示を示させるように構成されたプロセッサをさらに含む、システム。
  22. 方法において、
    請求項1に記載の聴診器を患者の身体上に置くことと、
    前記音声センサーを起動して、前記体内音の感知を開始し、これによって、前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記振動発生器を振動させること、および前記体内音の感知と同時に、感知された前記体内音を示すパターンで前記ライトを点灯させること、を開始することと、
    を含む、方法。
  23. 請求項22に記載の方法において、
    前記体内音の感知と同時に、前記感知された体内音を表すデータを、前記聴診器の外側にある電子装置に送信することをさらに含む、方法。
  24. 方法において、
    被験者の体内音が電子聴診器により感知されるのと同時に、前記電子聴診器が感知した前記体内音を示すデータを、ネットワーク接続された装置において受信することと、
    前記ネットワーク接続された装置のユーザーに対して検出可能な出力を、前記ネットワーク接続された装置に提供させることと、
    を含み、
    前記出力は、受信したデータを示し、前記出力は、前記体内音が前記電子聴診器により感知されるのと同時に提供される、方法。
  25. 請求項24に記載の方法において、
    前記出力を提供することは、前記受信したデータを示す情報を、前記ネットワーク接続された装置のディスプレイに表示することを含む、方法。
  26. 請求項24に記載の方法において、
    前記出力を提供することは、前記ネットワーク接続された装置が振動すること、前記ネットワーク接続された装置が音声を発すること、および前記ネットワーク接続された装置のライトが点灯すること、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  27. 請求項24に記載の方法において、
    前記電子聴診器は、前記電子聴診器により感知されている前記体内音を示す出力を、前記電子聴診器のユーザーに提供し、
    前記電子聴診器の前記出力は、前記電子聴診器の振動、および前記電子聴診器の1つ以上のライトの点灯、のうちの少なくとも一方を含む、方法。
  28. 請求項27に記載の方法において、
    前記ネットワーク接続された装置の前記出力は、前記電子聴診器の前記出力と同じである、方法。
  29. 請求項24に記載の方法において、
    前記ネットワーク接続された装置は、複数のネットワーク接続された装置を含み、前記複数のネットワーク接続された装置はそれぞれ、同時出力を提供する、方法。
  30. 請求項24に記載の方法において、
    前記ネットワーク接続された装置は、ネットワークを介してその装置にダウンロードされたアプリケーションを含み、
    前記アプリケーションは、前記データの受信、および前記出力の提供を制御する、方法。
  31. 請求項24に記載の方法において、
    前記ネットワーク接続された装置は、電話、ヘッドセット、腕時計、タブレット、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、およびサーバのうちの1つを含む、方法。
  32. 請求項24に記載の方法において、
    前記ネットワーク接続された装置は、第2の電子聴診器を含む、方法。
  33. 方法において、
    第1の電子聴診器を第2の電子聴診器に電子的に連結することと、
    前記第1の電子聴診器において、被験者の体内音を表す生データ信号を収集することと、
    音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む第1の出力を、前記第1の電子聴診器において出力することであって、前記第1の出力は、収集された前記信号を示し、前記第1の電子聴診器での出力は、収集と同時に行われる、ことと、
    収集された前記信号を前記第1の電子聴診器から前記第2の電子聴診器に送信することと、
    音声出力、触覚型出力、および照明出力のうちの少なくとも1つを含む第2の出力を、前記第2の電子聴診器において出力することであって、前記第2の出力は、収集された前記信号を示し、前記第2の電子聴診器での出力は、収集と同時に行われる、ことと、
    を含む、方法。
  34. 請求項33に記載の方法において、
    前記第1の出力は、前記音声出力、前記触覚型出力、および前記照明出力のうちの少なくとも2つを含む、方法。
  35. 請求項33に記載の方法において、
    前記第1の出力は、前記音声出力、前記触覚型出力、および前記照明出力のすべてを含む、方法。
  36. 請求項33に記載の方法において、
    前記体内音は、心音および肺音のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  37. 請求項33に記載の方法において、
    前記第2の出力は、前記第1の出力と同一である、方法。
  38. 請求項33に記載の方法において、
    起こり得る異常が患者の前記体内音中に存在するかどうかを判断するために、前記収集された信号を分析することをさらに含み、
    起こり得る異常が存在すると判断された場合、前記第1の出力は、前記起こり得る異常を示す、方法。
  39. 請求項33に記載の方法において、
    前記第1の電子聴診器を第1の外部電子装置と対にすることをさらに含み、
    前記第1の外部電子装置は、その第1のディスプレイ上に、前記収集された信号を示す第1の情報を表示し、前記第1のディスプレイ上での表示は、前記収集と同時に行われる、方法。
  40. 請求項39に記載の方法において、
    前記第2の電子聴診器を第2の外部電子装置と対にすることをさらに含み、
    前記第2の外部電子装置は、その第2のディスプレイ上に、前記収集された信号を示す第2の情報を表示し、前記第2のディスプレイ上での表示は、前記収集と同時に行われる、方法。
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