JP2018020902A - 上部スプレッダ取付方法、およびクレーン - Google Patents
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図1〜図5を参照して第1実施形態のクレーン1について説明する。
クレーン1は次のように作動する。図5に示すブーム20などの組立は次のように行われる。以下では、ブーム20などの組立の手順に沿って説明する。なお、下記の手順は変更されてもよい。
ブーム20など分解は、基本的には、ブーム20などの組立の手順と逆の手順により行われる。
次に、ブーム20が接地した状態で、起伏ロープ45が、さらに繰り出される(緩められる)。すると、上部スプレッダ50が、下側Z2に移動し(降下し)、スプレッダ取付部70に近づく。また、巻取装置80が、取付ロープ85を巻き取る。起伏ロープ45の繰り出しと、取付ロープ85の巻き取りとが、同時または別々に行われる。これにより、上部スプレッダ50がスプレッダ取付部70に向かって移動しやすい。よって、スプレッダ取付部70に対する上部スプレッダ50のブーム軸方向Aのずれが減る。そして、図3に示すスプレッダ側ガイド部54および取付部側ガイド部74によるガイドが可能な位置に、上部スプレッダ50が移動する。例えば、ローラ54aがローラガイド74aに当たる位置に、上部スプレッダ50が移動する。そして、このガイドが行われることで、上部スプレッダ50が、スプレッダ取付位置50Aに配置される(収まる、収納される)。次に、ピンP1が、スプレッダ側ピン孔55と取付部側ピン孔75とに差し込まれる。その結果、上部スプレッダ50が、スプレッダ取付部70に取り付けられる(格納が完了する)。その結果、クレーン1が、図4に示す状態(ブーム20分解開始姿勢)になる。
図4に示す取付ロープ85(ここではスプレッダ側ロープ85b)の上部スプレッダ50への接続(「接続α」とする)は、次のように行われる。接続αは、地面に近い位置、またはブーム背面20bの足場に近い位置で行われることが好ましい。接続αは、上部スプレッダ50取付工程の前に行われ、ブーム20による吊上作業が行われる前に行われ、ブーム20の組立時に行われる。接続αは、ブーム20が伏せられた状態で行われる。ブーム20が伏せられた状態とは、ブーム軸方向Aが水平方向または略水平方向になるようにブーム20が配置された状態である(以下同様)。ブーム20が伏せられた状態には、ブーム20接地状態が含まれる。接続αは、図3に示す上部スプレッダ50がスプレッダ取付位置50Aに配置された状態で行われる。接続αは、上部スプレッダ50およびスプレッダ取付部70にピンP1が取り付けられた状態で行われてもよく、ピンP1が取り外された状態で行われてもよい。取付ロープ85(スプレッダ側ロープ85b)は、上部スプレッダ50取付工程の完了後に、上部スプレッダ50から取り外される。なお、取付ロープ85(スプレッダ側ロープ85b)は、上部スプレッダ50に常設されてもよい。スプレッダ側ロープ85bが上部スプレッダ50に常設される場合、接続αは1回のみ行われればよい。
図2に示す巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとの、着脱部85cでの接続(「接続β」とする)は、次のように行われる。接続βは、地面に近い位置で行われることが好ましい。接続βは、巻取装置80による取付ロープ85の巻き取りの前に行われる。接続βは、巻取装置80による取付ロープ85の巻き取りの直前に行われてもよく、吊上作業の前に行われてもよく、ブーム20の組立時に行われてもよい。接続βは、上部スプレッダ50がスプレッダ取付部70よりも上側Z1にある(浮いている)時に行われてもよい。接続βは、ブーム20が伏せられた状態で行われる。接続βは、スプレッダ取付部70よりも下側Z2で行われる。図2に示す例では、接続βは、伏せられた状態のブーム20の下部よりも下側、すなわちブーム腹面20vよりも下側Z2で行われる。接続βは、伏せられた状態のブーム20の下部(ブーム20の中心軸よりも下側Z2部分)、例えばブーム腹面20vの近傍で行われてもよい。接続βは、ブーム背面20bとブーム腹面20vとの間で行われてもよい。巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとは、上部スプレッダ50取付工程の完了後に、着脱部85cで切り離される。
巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとが着脱部85cで切り離された状態で吊上作業が行われる場合は、図1に示すように、スプレッダ側ロープ85bの取付部85b1が、ブーム20に取り付けられる(「取り付けγ」とする)。取り付けγにより、吊上作業時にスプレッダ側ロープ85bが邪魔になることが抑制される。取り付けγは、吊上作業が行われる前に行われ、例えばブーム20の組立時に行われ、例えばブーム20が伏せられた状態で行われる。図4において二点鎖線で示すスプレッダ側ロープ85bのように、取り付けγは、スプレッダ取付部70よりも下側Z2で行われ、ブーム腹面20vまたはその近傍で行われ、ブーム背面20bとブーム腹面20vとの間で行われてもよい。
図2に示す巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとが着脱部85cで接続された状態で吊上作業が行われる場合は、着脱部85cが、ブーム20に取り付けられる(「取り付けδ」とする)(図示なし)。取り付けδにより、吊上作業時に、取付ロープ85および着脱部85cが邪魔になることが抑制される。着脱部85cの取り付けδの位置およびタイミングは、取付部85b1のブーム20への取り付けγと同様である。
巻取装置80は、リービングウインチと兼用される。リービングウインチは、図1に示す巻上ロープ25をブーム20に取り付けるためのウインチである。巻取装置80は、ブーム20の組立時に、リービングウインチとして用いられる。巻取装置80は、ブーム20の分解時に、上部スプレッダ50取付工程に用いられる。そのため、巻取装置80がリービングウインチと兼用されても問題がない。
図2に示す上部スプレッダ50取付方法による効果は次の通りである。上部スプレッダ50取付方法は、クレーン1に用いられる。
[構成1−3]図3に示すように、取付ロープ85は、スプレッダ取付位置50Aを通る。スプレッダ取付位置50Aは、スプレッダ取付部70に上部スプレッダ50が取り付けられたときの上部スプレッダ50の位置である。
[構成1−4]図2に示すように、ブーム20が接地した状態で、起伏ロープ45が繰り出され、巻取装置80が取付ロープ85を巻き取る。
上記の[構成1−1]〜[構成1−3]を備えない場合は、次の問題がある。起伏ロープ45が繰り出されることで上部スプレッダ50がブーム20側(下側Z2)に移動するとき、上部スプレッダ50が、スプレッダ取付部70に対してブーム先端側A1またはブーム基端側A2にずれるおそれがある。この原因は、例えば次の通りである。
[構成2]図4に示す取付ロープ85の上部スプレッダ50への取り付けは、ブーム20による吊上作業が行われる前に行われる。取付ロープ85の上部スプレッダ50への取り付けは、ブーム20が伏せられた状態、かつ、上部スプレッダ50がスプレッダ取付位置50A(図3参照)に配置された状態で行われる。
[構成3−1]図2に示すように、取付ロープ85は、巻取装置側ロープ85aと、スプレッダ側ロープ85bと、着脱部85cと、を備える。巻取装置側ロープ85aは、巻取装置80に取り付けられる。スプレッダ側ロープ85bは、上部スプレッダ50に取り付けられる。着脱部85cは、巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとを着脱自在に接続する。
[構成4]巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとの着脱部85cでの接続は、伏せられた状態のブーム20の下部、または、伏せられた状態のブーム20の下部よりも下側Z2で行われる。
[構成5]図4に示すように、スプレッダ側ロープ85bのうち上部スプレッダ50に近い側とは反対側の部分(取付部85b1)は、ブーム20による吊上作業が行われる前に、ブーム20に取り付けられる。
[構成6]図2に示す巻取装置側ロープ85aとスプレッダ側ロープ85bとの着脱部85cでの接続は、ブーム20による吊上作業が行われる前に行われる。着脱部85cは、吊上作業が行われる前に、ブーム20に取り付けられる。
[構成7]巻取装置80は、リービングウインチと兼用される。リービングウインチは、ブーム20で吊荷を吊り上げるための巻上ロープ25(図1参照)をブーム20に取り付けるためのものである。
図2に示すクレーン1による効果は次の通りである。
[構成8]クレーン1は、上記[構成1−1]、[構成1−2]および[構成1−3]を備える。
[構成9]クレーン1は、上記[構成3−1]を備える。着脱部85cは、ブーム20が伏せられた状態のとき、スプレッダ取付部70よりも下側Z2に配置される。
[構成10]着脱部85cは、ブーム20が伏せられた状態のとき、ブーム20の下部、または、ブーム20の下部よりも下側Z2に配置される。
図6を参照して、第2実施形態のクレーン201について、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第2実施形態のクレーン201のうち、第1実施形態との共通点については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略した。相違点は、巻取装置280および取付ロープ285の構成である。
図2において二点鎖線で示すように、巻取装置180は、本体10に取り付けられてもよい。巻取装置180は、上部旋回体13に取り付けられてもよく、下部走行体11の本体部に取り付けられてもよい。図6において二点鎖線で示すように、巻取装置380は、ブーム背面20bに配置されてもよく、例えばブーム背面20bの足場上に配置されてもよい。巻取装置380は、スプレッダ取付部70の近傍に配置されてもよく、例えば、横方向Yから見てスプレッダ取付部70と重なる位置に配置されてもよい。
図2に示す着脱部85cは、吊上作業前にブーム20に固定されなくてもよい。この場合、ブーム20が起伏し、スプレッダ取付部70から上部スプレッダ50までの距離が変わると、着脱部85cが移動する。この時に、着脱部85cが取付ロープ85の動きを阻害しないように、着脱部85cの位置が設定される。例えば、着脱部85cがアイドラシーブ89に干渉しないように、着脱部85cの位置が設定される。例えば、巻取装置80とアイドラシーブ89との間で着脱部85cが移動できるように、着脱部85cの位置が設定される。例えば、アイドラシーブ89とスプレッダ取付部70との間で着脱部85cが移動できるように、着脱部85cの位置が設定される。
第1実施形態、第2実施形態、および変形例の、構成要素のどうしが組み合わされてもよい。例えば、上部スプレッダ50のスプレッダ取付部70への取付作業専用の巻取装置280(図6参照)が、図2に示す巻取装置80と同様の位置に配置されてもよい。各構成要素の形状が変更されてもよい。例えば、図3に示すスプレッダ側ガイド部54および取付部側ガイド部74の形状が変更されてもよい。また、構成要素の一部が設けられなくてもよく、構成要素の数が変更されてもよい。
20 ブーム
25 巻上ロープ
30 ガントリ
41 ガイライン
45 下部スプレッダ起伏ロープ
50 上部スプレッダ
50A スプレッダ取付位置
70 スプレッダ取付部
80、180、280、380 巻取装置
85 取付ロープ
85a 巻取装置側ロープ
85b スプレッダ側ロープ
85c 着脱部
Claims (11)
- 本体と、
前記本体に起伏自在に取り付けられるブームと、
前記本体に取り付けられ、前記ブームを起伏させるガントリと、
前記ブームに接続されるガイラインと、
前記ガントリに設けられる下部スプレッダに接続される起伏ロープと、
前記ガイラインと前記起伏ロープとに接続される上部スプレッダと、
前記ブームに固定され、前記上部スプレッダを取り付け可能に構成されるスプレッダ取付部と、
前記ブームまたは前記本体に取り付けられる巻取装置と、
前記巻取装置に巻き取られ、前記上部スプレッダに取り付けられ、前記スプレッダ取付部に前記上部スプレッダが取り付けられたときの前記上部スプレッダの位置であるスプレッダ取付位置を通る取付ロープと、
を備えるクレーンの上部スプレッダ取付方法であって、
前記ブームが接地した状態で、前記起伏ロープが繰り出され、前記巻取装置が前記取付ロープを巻き取る、
上部スプレッダ取付方法。 - 請求項1に記載の上部スプレッダ取付方法であって、
前記取付ロープの前記上部スプレッダへの取り付けは、前記ブームによる吊上作業が行われる前に行われ、前記ブームが伏せられた状態、かつ、前記上部スプレッダが前記スプレッダ取付位置に配置された状態で行われる、
上部スプレッダ取付方法。 - 請求項1または2に記載の上部スプレッダ取付方法であって、
前記取付ロープは、
前記巻取装置に取り付けられる巻取装置側ロープと、
前記上部スプレッダに取り付けられるスプレッダ側ロープと、
前記巻取装置側ロープと前記スプレッダ側ロープとを着脱自在に接続する着脱部と、
を備え、
前記巻取装置側ロープと前記スプレッダ側ロープとの前記着脱部での接続は、前記巻取装置が前記取付ロープを巻き取る前に、前記ブームが伏せられた状態で、前記スプレッダ取付部よりも下側で行われる、
上部スプレッダ取付方法。 - 請求項3に記載の上部スプレッダ取付方法であって、
前記巻取装置側ロープと前記スプレッダ側ロープとの前記着脱部での接続は、伏せられた状態の前記ブームの下部、または、伏せられた状態の前記ブームの下部よりも下側で行われる、
上部スプレッダ取付方法。 - 請求項3または4に記載の上部スプレッダ取付方法であって、
前記スプレッダ側ロープのうち前記上部スプレッダに近い側とは反対側の部分は、前記ブームによる吊上作業が行われる前に、前記ブームに取り付けられる、
上部スプレッダ取付方法。 - 請求項3または4に記載の上部スプレッダ取付方法であって、
前記巻取装置側ロープと前記スプレッダ側ロープとの前記着脱部での接続は、前記ブームによる吊上作業が行われる前に行われ、
前記着脱部は、前記吊上作業が行われる前に、前記ブームに取り付けられる、
上部スプレッダ取付方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の上部スプレッダ取付方法であって、
前記巻取装置は、前記ブームで吊荷を吊り上げるための巻上ロープを前記ブームに取り付けるためのリービングウインチと兼用される、
上部スプレッダ取付方法。 - 本体と、
前記本体に起伏自在に取り付けられるブームと、
前記本体に取り付けられ、前記ブームを起伏させるガントリと、
前記ブームに接続されるガイラインと、
前記ガントリに設けられる下部スプレッダに接続される起伏ロープと、
前記ガイラインと前記起伏ロープとに接続される上部スプレッダと、
前記ブームに固定され、前記上部スプレッダを取り付け可能に構成されるスプレッダ取付部と、
前記ブームまたは前記本体に取り付けられる巻取装置と、
前記巻取装置に巻き取られ、前記上部スプレッダに取り付けられ、前記スプレッダ取付部に前記上部スプレッダが取り付けられたときの前記上部スプレッダの位置であるスプレッダ取付位置を通る取付ロープと、
を備えるクレーン。 - 請求項8に記載のクレーンであって、
前記取付ロープは、
前記巻取装置に取り付けられる巻取装置側ロープと、
前記上部スプレッダに取り付けられるスプレッダ側ロープと、
前記巻取装置側ロープと前記スプレッダ側ロープとを着脱自在に接続する着脱部と、
を備え、
前記着脱部は、前記ブームが伏せられた状態のとき、前記スプレッダ取付部よりも下側に配置される、
クレーン。 - 請求項9に記載のクレーンであって、
前記着脱部は、前記ブームが伏せられた状態のとき、前記ブームの下部、または、前記ブームの下部よりも下側に配置される、
クレーン。 - 請求項8〜10のいずれか1項に記載のクレーンであって、
前記巻取装置は、前記ブームで吊荷を吊り上げるための巻上ロープを前記ブームに取り付けるためのリービングウインチと兼用される、
クレーン。
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