JP2018024444A - 注出キャップ及び液体注出具 - Google Patents
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Description
図2及び図3に示すように、筒状部15は、平面視における、注出キャップ1の中心軸(以下、単に「中心軸」ともいう)Xからの距離(半径)が、根本部から先端部に向けて徐々に大きくなる広がり形状に形成されている。また、筒状部15は、根本部から先端部に向かって肉厚が徐々に薄くなるように形成されている。本実施形態では、筒状部15の先端部側において、内周面15aの曲率を外周面15bの曲率よりも大きくすることで、筒状部15を先端部に向けて広がり形状にすると共に、先端部側の肉厚を徐々に薄くしている。
筒状部15を根本部から先端部に向けて、外方に向かって曲面状に広がる広がり形状に形成することで、化粧水を注出し終えた際に、筒状部15の先端での化粧水の流れの切れを好適にすることができる。また、先端部に向かって肉厚が薄くなるようにすることで、先端部側が弾性変形しやすくなり、後述するオーバーキャップ3で筒状部15の先端部をシールし易くなる。
また、使用者に化粧水が粘度を有しているように感じさせ、化粧水の効果に対する期待感を向上させることも期待できる。
このように、本実施形態の突出部11は、天面部17と底部16との間に天面部17と底部16とを連結する外周部18を備えている。言い換えると、天面部17の内方且つ底部16の上方に空間が設けられるように外周部18が設けられている。外周部18を設けることで、外周部18に複数の流出孔12a〜12dを形成した場合に、複数の流出孔12a〜12dから容器2内に化粧水が戻り易くなる。例えば、粘度の高い化粧水や液状内容物の場合、流出孔12a〜12dに膜をはり易くなり、容器2にスクイズ性があると容器2を把持した際に、流出孔12a〜12dにシャボン玉のような泡ができやすくなる。しかし、上記構成にすることで、流出孔12a〜12dに膜がはられ難くなり、膜がはられた場合でも膜が除去され易くなる。つまり、容器2内に化粧水が戻り易くなり、化粧水が容器2内に戻り易くなることで、注出口部10内に化粧水が滞留することが防止され、注出口部10からの不要な液漏れを防止することができる。
しかし、本発明の効果がより確実に奏されるようにする観点から、複数の流出孔は2対以上有することが好ましく、本実施形態のように、2対の流出孔12a〜12dを設けることで、傾ける場所によらず安定した吐出を可能とし、また溝部19から内周面15を伝って、ゆっくり液を吐出させることができる。
また、複数の流出孔12a〜12dは、筒状部15の周方向に等間隔に配されることが好ましい。本実施形態では、複数の流出孔12a〜12dは、筒状部15をその周方向に360度に分割した時に、90度の間隔で配置されている。流出孔12a〜12dを筒状部15の周方向に等間隔で配することで、傾ける場所によらず、空気置換経路と液吐出経路を確実に分離できるため、流量のバラつきをなくし安定した吐出を可能にできる。特に、本実施形態のように、90度の間隔で配置することで、天面部17を4か所の外周部18で安定保持できるため、後述するオーバーキャップ3の第2シール部32と天面部17の強固な連結が可能となり、液シール構造を確保できる。
容器2は、中心軸Xにおける底部20と反対側の端部に口部21を有している。口部21の外周面には、第1ネジ部22が形成されている。第1ネジ部22は、注出キャップ1の取付け部13の内面に形成されたネジ部13aと螺合可能に形成されており、前述したように、第1ネジ部22に注出キャップ1の取付け部13のネジ部13aを螺合することで、注出キャップ1が容器2に固定される。
第1ネジ部22の下方には、第2ネジ部23が形成されている。第2ネジ部23は、後述するオーバーキャップ3のネジ部33に螺合可能に形成されている。第2ネジ部23は、オーバーキャップ3のネジ部33を螺合させることで、オーバーキャップ3が容器2に固定される。
第1シール部31は、筒状部15の先端部側の内径よりも僅かに大きな外径の略円柱状に形成されており、筒状部15の先端部側の内面にシール可能に形成されている。
第2シール部32は、突出部11の外径よりも僅かに小さな内径の略円柱状に形成されており、突出部11の天面部17の外縁及び外周部18の外周面18aにシール可能に形成されている。また、第2シール部32は、外周面18aに形成された複数の流出孔12a〜12dを封止可能に形成されている。
オーバーキャップ3は、外周面18aに形成された複数の流出孔12a〜12dを封止可能な第2シール部32を有することで、例えば、液体注出具100が倒れた場合においても、第2シール部32が複数の流出孔12a〜12dを封止することで、第1シール部31と第2シール部32との間の空間及び第2シール部32の内部空間(天面部17上部)に化粧水が溜まることが防止でき、その後にオーバーキャップ3を取り外した際に、化粧水が溢れて使用者の手に化粧水が付いてしまうことを防止できる。また、第1シール部31及び第2シール部32で注出キャップ1と係合することで、確実に化粧水の漏れを防止することができる。
ネジ部33は、容器2の第2ネジ部23に螺合可能に形成されている。ネジ部33は、容器2の第2ネジ部23に螺合することで、オーバーキャップ3を容器2に固定する。
上述したように、本実施形態の液体注出具100は、注出キャップ1の注出口部10の内部に底部16から突出する突出部11が設けられており、突出部11は、距離d1と距離d2とが、関係式d1>d2/2を満たすように形成されている。突出部11は、距離d1と距離d2とが関係式d1>d2/2を満たすように形成することで、注出口部10の筒状部15との間の好適な位置に、好適な幅の環状の溝部19を形成することができる。具体的には、距離d1と距離d2とが関係式d1>d2/2を満たすようにすることで、溝部19を好適に湾曲させた形状にすることが可能になり、例えば、化粧水を注出するために液体注出具100を傾けた際に、化粧水が溝部19に沿って注出位置に向けて湾曲して流れ、直線的に流れる場合よりも時間をかけて注出位置に到達させることができる。そのため、化粧水の注出状態が視認し易くなり、化粧水の注出を安定して容易に行うことができる。また、使用者に化粧水が粘度を有しているように感じさせ、化粧水の効果に対する期待感を向上させることが期待できる。
更に、筒状部15の中心軸X方向の高さを全周に亘って同じ高さにすることで、化粧水を注出する際の液体注出具100の傾斜方向にかかわらず、筒状部15の何れの箇所からも化粧水を同じように注出させることができる。
筒状部15の中心軸X方向の高さH1は、前記H2に対して200%以上が好ましく、より好ましくは300%以上であり、また1000%以下が好ましく、より好ましくは800%以下である。具体的には、200%以上1000%以下が好ましく、より好ましくは300%以上800%以下である。
また筒状部15の中心軸X方向の高さH1は、前記d1に対して105%以上が好ましく、より好ましくは110%以上であり、また300%以下が好ましく、より好ましくは200%以下である。具体的には、105%以上300以下が好ましく、より好ましくは110%以上200%以下である。
また、複数の流出孔12a〜12dは、図7(a)に示す突出部11A及び図8(a)に示す突出部11Bに示すように、複数の流出孔12a〜12dを底部16に設ける場合においても、その総面積が、底部16の上面16aの、複数の流出孔12a〜12dの総面積を除いた面積よりも小さくなるように形成されることが好ましい。この場合、上面16aにおける複数の流出孔12a〜12dの総面積を除いた面積に対する複数の流出孔12a〜12dの総面積は、前述の観点から、0.5%以上が好ましく、より好ましくは1%以上である。また同様の観点から、50%以下が好ましく、更に好ましくは30%以下である。具体的には、0.5%以上50%以下が好ましく、更に好ましくは1%以上30%以下である。
また本実施形態では、突出部11を上部が封止された筒状の円錐台形状に形成したが、突出部は、上部が封止された略円筒状や、上部が封止された中空の四角柱形状又は多角柱形状等にしても良い。更に、図7(a)に示す突出部11Aのように、天面部17を半球体形状(ドーム形状)にしても良く、図8(a)に示す突出部11Bのように、底部16よりも突出した天面部17を有さない構成としても良い。
また本実施形態では、注出キャップ1と容器2とを別体に形成したが、本発明においては、注出キャップと容器とが一体形成されたものであっても良い。また、注出キャップ1は、容器2に対し脱着可能に取り付けられていても脱着不可能に取り付けられていても良い。更にまた、注出キャップは、取付け部13のネジ部13aを容器2の第1ネジ部22に螺合させることで、注出キャップ1を容器2に固定したが、他の固定手段により固定する構成であっても良い。
10 注出口部
11 突出部
12a〜12d 流出孔
15 筒状部
15a 内周面
16 底部
17 天面部
18 外周部
18a 外周面
19 溝部
2 容器
21 口部
22 第1ネジ部
3 オーバーキャップ
100 液体注出具
Claims (9)
- 容器の口部に取り付けられて使用される注出キャップであって、
有底筒状の注出口部と、該注出口部の底部から突出し、該注出口部の筒状部との間に環状の溝部を形成する突出部と、前記突出部の外周部又は平面視において該外周部より外側に設けられ、前記容器内の液状内容物を前記溝部内に流出させる複数の流出孔とを備えており、
前記突出部の中心軸から該突出部の前記外周部までの距離d1と、該中心軸から前記筒状部の内周面までの距離d2とが、関係式d1>d2/2を満たす注出キャップ。 - 前記複数の流出孔として、前記突出部の中心軸を挟んで相対向する位置に形成された一対の流出孔を一対又は複数対有している、請求項1に記載の注出キャップ。
- 前記複数の流出孔は、前記突出部の前記外周部に設けられており、
前記複数の流出孔の総面積は、前記外周部の外面の、前記複数の流出孔の総面積を除いた面積よりも小さい、請求項1又は2に記載の注出キャップ。 - 前記複数の流出孔は、前記筒状部の前記底部に設けられており、
前記複数の流出孔の総面積は、前記底部の表面の、前記複数の流出孔の総面積を除いた面積よりも小さい、請求項1又は2に記載の注出キャップ。 - 前記注出口部の前記筒状部は、前記中心軸方向の高さが該中心軸方向における前記突出部の高さよりも高い、請求項1〜4の何れか1項に記載の注出キャップ。
- 前記注出口部の前記筒状部は、前記中心軸方向の高さが前記突出部の前記中心軸から該突出部の前記外周部までの距離d1よりも長い、請求項1〜4の何れか1項に記載の注出キャップ。
- 突出部の基端と筒状部の内周面側の先端とを結ぶ線と、前記注出口部の前記底部とのなす角度θが、30°以上90°未満である、請求項1〜6の何れか1項に記載の注出キャップ。
- 請求項1〜7の何れか1項に記載の注出キャップと、液状内容物が収容された容器とを備えた液体注出具。
- 前記筒状部は、前記容器の口部の内周面の近傍に配置されている請求項8に記載の液体注出具。
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- 2016-08-08 JP JP2016155989A patent/JP6716387B2/ja active Active
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