JP2018080480A - 水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実に改質水の逆流を抑制できる水栓装置を提供する。【解決手段】飲料可能な水を改質することにより、飲料可能な水から改質水を生成する改質水生成器と、改質水生成器よりも下流に設けられ、改質水を吐水する吐水口を有する吐水部と、改質水生成器よりも上流側に設けられ、改質水生成器に飲料可能な水を供給する流路を開閉する第1流路弁と、改質水生成器と第1流路弁との間に設けられた負圧破壊装置と、を備え、負圧破壊装置は、改質水生成器よりも上流側に設けられた逆止弁と、逆止弁よりも下流側を大気開放する吸気口と、逆止弁が閉じた際に、吸気口を開放し、逆止弁が開いた際に、吸気口を閉塞するように、逆止弁の開閉動作に連動して吸気口を開閉する吸気弁と、を有し、吸気口は、改質水生成器から吐水口までの流路の越流面よりも上方に設けられていることを特徴とする水栓装置である。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、水栓装置に関する。
アルカリイオン水などの改質水を生成する改質水生成器を備えた水栓装置が知られている。このような水栓装置では、改質水が上水側に逆流することを抑制するため、改質水生成器よりも上流側に逆止弁を設けている。
しかしながら、逆止弁を備えた水栓装置では、逆止弁にゴミ噛みが発生した状態で、逆止弁よりも上流側に負圧が発生した場合、あるいは逆止弁よりも下流側から逆圧が発生した場合に、逆止弁の本来の機能が果たされず、改質水生成器によって生成された改質水が上水側に逆流してしまう可能性がある。
このため、改質水生成器を備えた水栓装置では、より確実に改質水の逆流を抑制できるようにすることが望まれる。
特開2002−195652号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、より確実に改質水の逆流を抑制できる水栓装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、飲料可能な水を改質することにより、前記飲料可能な水から改質水を生成する改質水生成器と、前記改質水生成器よりも下流に設けられ、前記改質水を吐水する吐水口を有する吐水部と、前記改質水生成器よりも上流側に設けられ、前記改質水生成器に前記飲料可能な水を供給する流路を開閉する第1流路弁と、前記改質水生成器と前記第1流路弁との間に設けられた負圧破壊装置と、を備え、前記負圧破壊装置は、前記改質水生成器よりも上流側に設けられた逆止弁と、前記逆止弁よりも下流側を大気開放する吸気口と、前記逆止弁が閉じた際に、前記吸気口を開放し、前記逆止弁が開いた際に、前記吸気口を閉塞するように、前記逆止弁の開閉動作に連動して前記吸気口を開閉する吸気弁と、を有し、前記吸気口は、前記改質水生成器から前記吐水口までの流路の越流面よりも上方に設けられていることを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、改質水生成器の上流に負圧破壊装置を設け、負圧破壊装置の逆止弁が閉じた際に、吸気口を開放して逆止弁よりも下流側を大気開放するようにしている。これにより、例えば、逆止弁にゴミ噛みなどが発生した場合でも、改質水が上水側に逆流してしまうことを抑制することができる。また、改質水生成器から吐水口までの流路の越流面よりも上方に吸気口を設けることにより、大気開放時に逆止弁より下流の流路内の水が逆止弁側に向かうことを抑制することができる。従って、より確実に改質水の逆流を抑制できる水栓装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記負圧破壊装置の下流側に設けられ、前記負圧破壊装置と前記吐水口との間の流路を開閉する第2流路弁を、さらに備えたことを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、第2流路弁を閉じることにより、大気開放時に流路内に残った水が吐水口から排出されてしまうことを、より抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記第2流路弁は、前記改質水生成器と連動する電磁弁であることを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、電磁弁が改質水生成器と連動して電磁弁を閉じるので、改質水の吐止水(生成)に応じて、第2流路弁を開閉することができ、大気開放時に流路内に残った水が吐水口から排出されてしまうことを、より確実に抑制することができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、前記改質水生成器及び前記第1流路弁は、隠蔽された部分に設けられていることを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、改質水生成器及び第1流路弁が隠蔽されるので、水栓装置全体の意匠性を向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれか1つにおいて、前記負圧破壊装置は、前記吐水部を有する水栓本体と別体に設けられていることを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、負圧破壊装置を水栓本体と別体に設けることにより、水栓本体を小型化することができ、かつ水栓本体の意匠性を向上させることもできる。
本発明の態様によれば、より確実に改質水の逆流を抑制できる水栓装置が提供される。
実施形態に係る水栓装置を表す側面図である。 図2(a)及び図2(b)は、負圧破壊装置を表す断面図である。 実施形態に係る水栓装置を表すブロック図である。 実施形態に係る水栓装置の変形例を表すブロック図である。 実施形態に係る水栓装置の変形例を表す側面図である。 実施形態に係る水栓装置の変形例を表すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る水栓装置を表す側面図である。
図1に表したように、水栓装置10は、改質水生成器12と、水栓本体14と、第1流路弁16と、負圧破壊装置18と、を備える。
改質水生成器12は、飲料可能な水を改質することにより、飲料可能な水から改質水を生成する。改質水生成器12は、第1流路弁16及び負圧破壊装置18を介して給水源WSに接続される。給水源WSは、例えば、給水管や給湯管である。改質水生成器12には、例えば、水道水(上水)が供給される。改質水生成器12は、例えば、水道水を電気分解することにより、水道水からアルカリイオン水や酸性水を改質水として生成する。
水栓本体14は、吐水部20と、第1流量調整部21と、第2流量調整部22と、を有する。吐水部20は、改質水生成器12よりも下流に設けられ、改質水を吐水する吐水口20aを有する。吐水部20は、例えば、改質水を吐水するとともに、原水を吐水する。原水とは、改質前の水であり、例えば水道水である。吐水部20は、例えば、アルカリイオン水や酸性水を吐水口20aから吐水するとともに、水道水を吐水口20aから吐水する。
第1流量調整部21は、原水の吐止水の切り替えに用いられる。第2流量調整部22は、改質水の吐止水の切り替えに用いられる。第1流量調整部21を操作することにより、吐水口20aから水道水が吐水され、第2流量調整部22を操作することにより、吐水口20aからアルカリイオン水や酸性水が吐水される。また、第1流量調整部21は、例えば、原水の吐止水を切り替えるとともに、吐水される原水の流量及び温度を調整する。第2流量調整部22は、例えば、改質水の吐止水を切り替えるとともに、吐水される改質水の流量を調整する。
第1流量調整部21及び第2流量調整部22は、例えば、水栓本体14と別体に設けてもよい。水栓本体14は、少なくとも吐水部20を有していればよい。
第1流路弁16は、改質水生成器12よりも上流側に設けられ、改質水生成器12に原水を供給する流路31を開閉する。
負圧破壊装置18は、流路31を介して第1流路弁16と接続されるとともに、流路32を介して改質水生成器12と接続される。すなわち、負圧破壊装置18は、改質水生成器12と第1流路弁16との間に設けられる。負圧破壊装置18は、例えば、バキュームブレーカ(VB)である。
水栓装置10は、例えば、システムキッチン2に用いられる。システムキッチン2は、例えば、カウンタ3と、カウンタ3から下方に向かって凹状に形成されたシンク4と、カウンタ3及びシンク4の下方に設けられたキャビネット5と、を有する。キャビネット5は、カウンタ3及びシンク4を支持するとともに、中空状に形成され、内部の空間に物品を収納可能とする。キャビネット5は、引き出し式でもよいし、扉式でもよい。
水栓本体14は、例えば、カウンタ3の上やシンク4内に設けられ、シンク4内に向けて吐水口20aから原水又は改質水を吐水する。シンク4は、図示を省略した排水口を有し、水栓本体14から吐水された水を排水口を介して外部の排水管などに排水する。
改質水生成器12及び第1流路弁16は、例えば、キャビネット5内に設けられる。このように、改質水生成器12及び第1流路弁16は、キャビネット5などによって隠蔽された部分に設けられる。換言すれば、水栓装置10において、水栓本体14及び負圧破壊装置18以外の部分は、隠蔽された部分に設けられる。これにより、水栓装置10全体の意匠性を向上させることができる。
負圧破壊装置18は、例えば、システムキッチン2が設置されたキッチンの壁面KBなどに取り付けられる。このように、負圧破壊装置18は、水栓本体14とは別体に設けられる。負圧破壊装置18は、例えば、システムキッチン2の上部キャビネットの内部などに収納してもよい。すなわち、負圧破壊装置18は、隠蔽された部分に設けてもよい。
水栓装置10は、システムキッチン2に限ることなく、例えば、洗面化粧台などに用いてもよい。水栓本体14は、例えば、洗面化粧台の洗面ボウルに向けて原水や改質水を吐水するように構成してもよい。
図2(a)及び図2(b)は、負圧破壊装置を表す断面図である。
図2(a)及び図2(b)に表したように、負圧破壊装置18は、本体部40を有する。本体部40は、第1接続口41と、第2接続口42と、吸気口43と、主流路44と、分岐流路45と、を有する。第1接続口41は、流路31を介して第1流路弁16と接続される。第2接続口42は、流路32を介して改質水生成器12と接続される。主流路44は、第1接続口41と第2接続口42とを接続する。分岐流路45は、主流路44の途中から分岐する。吸気口43は、分岐流路45の端部に設けられる。すなわち、分岐流路45は、吸気口43を主流路44の途中に接続する。
本体部40は、例えば、第1接続口41を上方に向け、第2接続口42を下方に向けた状態で設置される。分岐流路45は、例えば、略L字状に屈曲し、吸気口43を上方に向ける。吸気口43は、例えば、第1接続口41を上方に向けた状態において、第1接続口41とともに上方を向く。
負圧破壊装置18は、逆止弁46と、吸気弁47と、連結機構48と、をさらに有する。逆止弁46、吸気弁47、及び連結機構48は、本体部40内に設けられる。逆止弁46は、主流路44を開閉することにより、上流側への水の逆流を抑制する。負圧破壊装置18は、改質水生成器12よりも上流側に逆止弁46を設けることにより、改質水生成器12で生成された改質水が上水側に逆流することを抑制する。
吸気弁47は、吸気口43を開閉する。吸気弁47は、連結機構48を介して逆止弁46と接続されることにより、逆止弁46が閉じた際に、吸気口43を開放し、逆止弁46が開いた際に、吸気口43を閉塞するように、逆止弁46の開閉動作に連動して吸気口43を開閉する。
吸気口43は、分岐流路45を介して逆止弁46の下流に接続されることにより、吸気弁47が開放した時に、逆止弁46よりも下流側を大気開放する。これにより、改質水生成器12で生成された改質水が上水側に逆流することを、より確実に抑制することができる。負圧破壊装置18は、いわゆる大気圧式のバキュームブレーカ、あるいは、圧力式のバキュームブレーカである。
また、吸気口43は、改質水生成器12から吐水口20aまでの流路33の越流面OFL(図1参照)よりも上方に設けられる。越流面OFLは、換言すれば、改質水生成器12から吐水口20aまでの流路33の最高点(最も高い位置)である。より詳しくは、吸気弁47のシート面SSは、越流面OFLよりも上方に設けられる。シート面SSは、吸気弁47が吸気口43を閉塞する面である。シート面SSは、例えば、越流面OFLよりも150mm以上上方に設けられる。
負圧破壊装置18では、第1流路弁16が開放され、給水源WSの一次圧が第1接続口41側に加わった際に、図2(a)に表したように、逆止弁46が開き、吸気弁47が吸気口43を閉塞する。これにより、原水が改質水生成器12に供給される。そして、第1接続口41側に負圧が加わった際に、図2(b)に表したように、逆止弁46が閉じ、吸気弁47が吸気口43を開放する。これにより、一次側に負圧が発生した場合などにも、改質水の上水側への逆流を抑制することができる。
図3は、実施形態に係る水栓装置を表すブロック図である。
図3に表したように、水栓本体14の第1流量調整部21は、給水配管51及び給湯配管52を介して給水源WSと接続されている。第1流量調整部21には、給水配管51及び給湯配管52を介して水とお湯とが供給される。第1流量調整部21は、使用者の操作に応じて水及びお湯のそれぞれの流量を調整し、水及びお湯を混合して吐水部20に供給する。これにより、流量及び温度が調整された原水が、吐水部20の吐水口20aから吐水される。
第1流路弁16は、分岐配管53を介して給水配管51及び給水源WSと接続される。これにより、第1流路弁16を開くことで、負圧破壊装置18及び改質水生成器12に原水が供給される。第1流路弁16は、例えば、負圧破壊装置18や改質水生成器12に給水源WSの一次圧が常時加わることを抑制する。
また、図3に表したように、水栓装置10は、例えば、制御部60と、操作部62と、流量センサ64と、第2流路弁66と、をさらに備える。制御部60は、水栓装置10の各部の動作を制御する。
操作部62は、制御部60と電気的に接続されている。操作部62は、使用者の操作に応じて制御部60に各種の操作指示を制御部60に入力する。操作部62は、例えば、アルカリイオン水の吐水や酸性水の吐水、及び吐水するアルカリイオン水や酸性水のpH値などを制御部60に入力する。なお、操作部62から制御部60への指示の入力は、有線でもよいし、無線を介して行ってもよい。
流量センサ64は、改質水生成器12よりも上流側に設けられ、改質水生成器12に供給される水の流量を測定する。流量センサ64は、制御部60と電気的に接続され、流量の測定結果を制御部60に入力する。
第2流路弁66は、負圧破壊装置18の下流側に設けられ、負圧破壊装置18と吐水口20aとの間の流路33を開閉する。この例では、第2流路弁66が、改質水生成器12の下流に設けられている。第2流路弁66は、例えば、負圧破壊装置18と改質水生成器12との間に設けてもよい。第2流路弁66の位置は、負圧破壊装置18よりも下流の任意の位置でよい。
第1流路弁16及び第2流路弁66は、制御部60と電気的に接続されている。第1流路弁16及び第2流路弁66の開閉は、制御部60によって制御される。すなわち、この例において、第1流路弁16及び第2流路弁66は、いわゆる電磁弁である。第1流路弁16及び第2流路弁66は、これに限ることなく、手動で開閉を切り替える弁でもよい。
制御部60は、改質水の非吐水時には、第1流路弁16及び第2流路弁66を閉状態にする。そして、制御部60は、改質水生成器12を動作させ、改質水を生成して吐水口20aから吐水する時に、第1流路弁16及び第2流路弁66を開状態にする。制御部60は、改質水生成器12による改質水の生成に連動して、第1流路弁16及び第2流路弁66の開閉を切り替える。このように、第1流路弁16及び第2流路弁66は、例えば、改質水生成器12と連動する電磁弁である。なお、第1流路弁16及び第2流路弁66は、必ずしも改質水生成器12の動作と連動させる必要はない。例えば、改質水生成器12を停止させたまま、改質水生成器12側の流路に原水を通水させるために第1流路弁16及び第2流路弁66を作動させてもよい。
水栓本体14の第2流量調整部22は、第2流路弁66の下流に接続されるとともに、分岐配管54を介して第1流量調整部21よりも下流の給水配管51に接続される。第1流量調整部21は、第2流量調整部22側から流入した水が、第1流量調整部21よりも上流側に流出することを抑制する。これにより、第2流路弁66及び第2流量調整部22を開くことで、改質水生成器12で生成された改質水が、吐水部20の吐水口20aから吐水される。この例では、第1流量調整部21が分岐配管53と分岐配管54との間に設けられている。第1流量調整部21の位置は、これに限ることなく、例えば、分岐配管53よりも上流側に設けてもよいし、分岐配管54よりも下流側に設けてもよい。第1流量調整部21の位置は、適宜変更可能である。
改質水生成器12は、電解槽70と、電磁弁72と、を有する。電解槽70の内部には、陽極板および陰極板が設けられている。電解槽70は、制御部60と電気的に接続されている。電解槽70は、制御部60から送信される信号に基づいて、内部を流れる水道水を電気分解する。これにより、電解槽70は、水道水からアルカリイオン水と酸性水とを改質水として生成する。
電磁弁72は、電解槽70に接続されるとともに、水栓本体14に設けられた捨水口23に接続されている。また、電磁弁72は、制御部60と電気的に接続され、制御部60の制御に基づいて開閉する。
制御部60は、電解槽70の動作時に電磁弁72を開く。電解槽70は、操作部62からアルカリイオン水の吐水が指示された場合、電気分解で生成されたアルカリイオン水を吐水口20aに送り、吐水口20aから吐水させるとともに、電気分解で生成された酸性水を捨水口23に送り、捨水口23からシンク4などに排出する。電解槽70は、反対に、操作部62から酸性水の吐水が指示された場合、電気分解で生成された酸性水を吐水口20aに送り、吐水口20aから吐水させるとともに、電気分解で生成されたアルカリイオン水を捨水口23に送り、捨水口23からシンク4などに排出する。
なお、捨水口23は、必ずしも水栓本体14に一体に設ける必要はなく、水栓本体14とは別に設けてもよい。
次に、本実施形態に係る水栓装置10の動作について説明する。
水栓装置10の制御部60は、使用者の操作により、操作部62からアルカリイオン水の吐水が指示されると、第1流路弁16及び第2流路弁66を閉状態から開状態に切り替える。この後、使用者が第2流量調整部22を操作し、第2流量調整部22を開くことにより、改質水生成器12に原水が供給される。
制御部60は、使用者が第2流量調整部22を開き、改質水生成器12に原水が供給されたことを流量センサ64によって検知すると、電解槽70を動作させ、水道水の電気分解を開始するとともに、電磁弁72を開く。これにより、吐水口20aからアルカリイオン水が吐水されるとともに、捨水口23から酸性水が排出される。
制御部60は、例えば、使用者が第2流量調整部22を閉じたことを流量センサ64によって検知した場合、あるいは電解槽70の動作開始から所定時間が経過した場合に、電解槽70の動作を停止させ、電磁弁72を閉じるとともに、第1流路弁16及び第2流路弁66を開状態から閉状態に切り替える。
本実施形態に係る水栓装置10では、改質水生成器12の上流に負圧破壊装置18を設け、負圧破壊装置18の逆止弁46が閉じた際に、吸気口43を開放して逆止弁46よりも下流側を大気開放するようにしている。これにより、例えば、逆止弁46にゴミ噛みなどが発生した場合でも、改質水が上水側に逆流してしまうことを抑制することができる。また、改質水生成器12から吐水口20aまでの流路33の越流面OFLよりも上方に吸気口43を設けることにより、大気開放時に逆止弁46より下流の流路内の水が逆止弁46側に向かうことを抑制することができる。従って、より確実に改質水の逆流を抑制できる水栓装置10を提供することができる。
また、水栓装置10では、第2流路弁66を閉じることにより、一次側に負圧が発生して負圧破壊装置18の吸気口43が開き、逆止弁46よりも下流側が大気開放された場合にも、流路内に残った水が吐水口20aから排出されてしまうことを、より抑制することができる。
また、制御部60が、電磁弁である第2流路弁66を改質水生成器12と連動させるので、改質水の吐止水(生成)に応じて、第2流路弁66を開閉することができ、大気開放時に流路内に残った水が吐水口20aから排出されてしまうことを、より確実に抑制することができる。
また、水栓装置10では、改質水生成器12及び第1流路弁16が隠蔽されるので、水栓装置10全体の意匠性を向上させることができる。
また、水栓装置10では、負圧破壊装置18を水栓本体14と別体に設けることにより、水栓本体14を小型化することができ、かつ水栓本体14の意匠性を向上させることもできる。
また、負圧破壊装置18は、給水源WSから延びる流路に直結するように設けられている。換言すると、給水源WSから負圧破壊装置18へ延びる流路中に、縁切りされたタンク等が設けられていない。このように、縁切りタンク等を設ける必要が無いため、よりコンパクトな構成で、改質水の逆流を防止することができる。
図4は、実施形態に係る水栓装置の変形例を表すブロック図である。
図4に表したように、この例では、改質水生成器12が、添加剤供給部74をさらに有する。添加剤供給部74は、電解槽70の上流側に設けられ、電解槽70に供給する原水に添加剤を供給する。添加剤供給部74は、制御部60と電気的に接続され、制御部60の制御に基づいて動作する。添加剤供給部74は、例えば、カルシウムを電気分解促進剤(添加剤)として原水に供給する。これにより、例えば、電解槽70においてpH値10以上の強いアルカリイオン水を生成することができる。
このように、改質水生成器12は、添加剤供給部74を有し、添加剤供給部74から原水に添加剤を供給することにより、改質水を生成する構成でもよい。この場合、改質水が上水の水質基準から外れてしまう可能性がある。このような場合に、上記のように負圧破壊装置18を設け、改質水の逆流を抑制することが、より効果的である。強いアルカリ性のアルカリイオン水や酸性度の高い酸性水などを改質水として生成する場合でも、改質水の逆流を適切に抑制し、上水への影響を適切に抑制することができる。
上記実施形態では、アルカリイオン水及び酸性水を改質水として生成する改質水生成器12を示している。改質水生成器12は、これに限ることなく、例えば、水道水を電気分解することによって次亜塩素酸を含む液を改質水として生成する構成や、原水に炭酸水素ナトリウムや炭酸ガス(二酸化炭素)を添加剤として原水に供給することにより、炭酸水を改質水として生成する構成などでもよい。
また、改質水は、例えば、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む液でもよい。あるいは、電解塩素やオゾンを含む液などでもよい。改質水生成器12は、原水を改質して原水と異なる性質の水を生成する任意の構成でよい。
上記実施形態では、電磁弁の第2流路弁66を設けている。これに限ることなく、例えば、手動で操作される第2流量調整部22を第2流路弁としてもよい。但し、上記のように電磁弁の第2流路弁66を設け、改質水生成器12と連動させて第2流路弁66を設けることにより、例えば、手動操作による閉め忘れを抑制することができる。第2流量調整部22を閉め忘れ、大気開放時に吐水口20aから水が排出されてしまうことを、より確実に抑制することができる。
上記実施形態では、水栓本体14の第2流量調整部22を改質水生成器12の下流側に配置している。第2流量調整部22は、例えば、負圧破壊装置18の上流側に設けてもよい。この場合には、手動操作される第2流量調整部22を第1流路弁16として用いてもよい。
上記実施形態では、原水と改質水とを同じ吐水口20aから吐水している。これに限ることなく、原水は、改質水と異なる吐水口から吐水するようにしてもよい。また、水栓装置10は、原水と改質水とを吐水可能な構成に限ることなく、例えば、改質水のみを吐水する構成でもよい。
図5は、実施形態に係る水栓装置の変形例を表す側面図である。
図5に表したように、水栓装置100は、先端分岐具102を有する。なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
先端分岐具102は、水栓本体14の吐水部20の吐水口20aに取り付けられる。先端分岐具102は、可撓性を有するチューブなどの配管を介して負圧破壊装置18及び改質水生成器12と接続される。水栓装置100では、改質水生成器12及び負圧破壊装置18が、水栓本体14の第1流量調整部21よりも下流に設けられる。改質水生成器12及び負圧破壊装置18には、水栓本体14及び先端分岐具102を介して原水が供給される。
改質水生成器12は、可撓性を有するチューブなどの配管を介して先端分岐具102と接続される。改質水生成器12は、生成した改質水を先端分岐具102に戻す。先端分岐具102は、水栓本体14から供給された原水の経路を切り替えることにより、原水と改質水とを選択的に切り替えて吐水する。
また、水栓装置100では、改質水生成器12及び負圧破壊装置18が、カウンタ3の上に設けられる。
改質水生成器12は、上記実施形態と同様に、キャビネット5内に設けてもよい。但し、改質水生成器12及び負圧破壊装置18を先端分岐具102に接続する場合には、改質水生成器12及び負圧破壊装置18をカウンタ3の上に設けることにより、先端分岐具102との接続を容易にすることができる。例えば、既存のシステムキッチン2に水栓装置100を後付けする場合に、カウンタ3やキャビネット5などに加工を要することなく、水栓装置100を簡単に取り付けることができる。
図6は、実施形態に係る水栓装置の変形例を表すブロック図である。
図6に表したように、先端分岐具102は、流路切替弁110と、吐水口112と、捨水口114と、を有する。流路切替弁110は、吐水部20の吐水口20a、第1流路弁16、及び吐水口112と接続されている。流路切替弁110は、吐水口20aから供給された原水を第1流路弁16に供給する経路と、吐水口112に供給する経路と、を切り替える。流路切替弁110は、例えば、手動操作により、各経路を切り替える。流路切替弁110は、換言すれば、三方弁である。
流路切替弁110を吐水口112側に切り替える。これにより、先端分岐具102の吐水口112から原水が吐水される。一方、流路切替弁110を第1流路弁16側に切り替える。これにより、改質水生成器12に原水が供給される。
改質水生成器12の電解槽70は、第2流路弁66を介して吐水口112と接続されるとともに、電磁弁72を介して捨水口114と接続される。これにより、先端分岐具102の吐水口112から改質水が吐水されるとともに、酸性水などの不要な水が、捨水口114からシンク4などに排出される。
この水栓装置100においても、改質水生成器12から吐水口20aまでの流路の越流面OFLよりも上方に吸気口43を設けることにより、上記実施形態と同様に、より確実に改質水の逆流を抑制することができる。このように、改質水生成器12への原水の分岐は、第1流量調整部21よりも下流側で行ってもよいし、図3などに関して説明したように、第1流量調整部21よりも上流側で行ってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、水栓装置10、100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 システムキッチン、 3 カウンタ、 4 シンク、 5 キャビネット、 10、100 水栓装置、 12 改質水生成器、 14 水栓本体、 16 第1流路弁、 18 負圧破壊装置、 20 吐水部、 20a 吐水口、 21 第1流量調整部、 22 第2流量調整部、 23 捨水口、 31〜33 流路、 40 本体部、 41 第1接続口、 42 第2接続口、 43 吸気口、 44 主流路、 45 分岐流路、 46 逆止弁、 47 吸気弁、 48 連結機構、 51 給水配管、 52 給湯配管、 53、54 分岐配管、 60 制御部、 62 操作部、 64 流量センサ、 66 第2流路弁、 70 電解槽、 72 電磁弁、 74 添加剤供給部、 102 先端分岐具、 110 流路切替弁、 112 吐水口、 114 捨水口

Claims (5)

  1. 飲料可能な水を改質することにより、前記飲料可能な水から改質水を生成する改質水生成器と、
    前記改質水生成器よりも下流に設けられ、前記改質水を吐水する吐水口を有する吐水部と、
    前記改質水生成器よりも上流側に設けられ、前記改質水生成器に前記飲料可能な水を供給する流路を開閉する第1流路弁と、
    前記改質水生成器と前記第1流路弁との間に設けられた負圧破壊装置と、
    を備え、
    前記負圧破壊装置は、
    前記改質水生成器よりも上流側に設けられた逆止弁と、
    前記逆止弁よりも下流側を大気開放する吸気口と、
    前記逆止弁が閉じた際に、前記吸気口を開放し、前記逆止弁が開いた際に、前記吸気口を閉塞するように、前記逆止弁の開閉動作に連動して前記吸気口を開閉する吸気弁と、
    を有し、
    前記吸気口は、前記改質水生成器から前記吐水口までの流路の越流面よりも上方に設けられていることを特徴とする水栓装置。
  2. 前記負圧破壊装置の下流側に設けられ、前記負圧破壊装置と前記吐水口との間の流路を開閉する第2流路弁を、さらに備えたことを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. 前記第2流路弁は、前記改質水生成器と連動する電磁弁であることを特徴とする請求項2記載の水栓装置。
  4. 前記改質水生成器及び前記第1流路弁は、隠蔽された部分に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の水栓装置。
  5. 前記負圧破壊装置は、前記吐水部を有する水栓本体と別体に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の水栓装置。
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