JP2018090796A - 移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用 - Google Patents

移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用 Download PDF

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Abstract

【課題】移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用、及び洗濯洗浄プロセスにおける移染防止剤としての前述の両親媒性グラフトポリマーの使用方法の提供。【解決手段】ポリアルキレンオキシドとビニルエステルとを主成分とする両親媒性グラフトポリマーであり、好ましくはグラフト基材として水溶性ポリアルキレンオキシド(A)と、ビニルエステル成分の重合により形成された側鎖(B)と、を主成分とする、両親媒性グラフトポリマーを使用する。【選択図】なし

Description

本発明は、移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用、及び洗濯洗浄プロセスにおける、移染防止剤としての前述の両親媒性グラフトポリマーの使用を開示する。
消費者は、洗濯プロセス中に洗濯洗剤組成物を使用する。このような洗濯洗剤組成物は、洗濯作業中に布にクリーニング及び/又はケア効果を提供する。水溶性単位用量物品は、便利であり、洗濯作業中に使いやすいことから、消費者らに特に好まれる。
洗濯洗剤組成物に複数の活性材料を処方して、消費者に好まれる効果を複数提供することが望ましい。しかしながら、活性成分を処方に含めるには容量(space)上の制約があり、ある活性成分と他の活性成分とで優先順位をつける必要があることから、処方業者らは多くの場合、他の効果を優先するためにある効果を諦めることになる。これは、例えば、活性成分を組成物に処方するにあたって利用可能な容量が限られる、水溶性単位用量物品において見られる、コンパクト処方などに特に当てはまる。
したがって、当該技術分野では、優先度からある効果が別の効果の犠牲になるのを抑えつつ、又はある効果を別の効果の犠牲にせずに、洗濯洗剤組成物、特に、水溶性単位用量物品などのコンパクト組成物に複数の効果を提供する、活性成分を処方することが望まれている。
現在、消費者は、特に白色の洗濯物と色物の洗濯物とを分けたくないと思っていることから、洗濯洗剤組成物、特に、水溶性単位用量洗濯洗剤に移染防止剤を処方することが、より強く望まれている。より具体的には、当該技術分野では、洗剤活性成分を更に処方するための容量に限りがあることを理由として1種以上の他の効果を犠牲にせずに、移染防止剤を洗濯洗剤組成物、特に水溶性単位用量物品に処方するのが望ましく、すなわち、洗濯洗剤組成物に期待される重要な性能による効果の域を超えた、特に、グリース除去、身体に由来する汚れ落とし、汚れの懸濁、及び白色維持性能の効果の域を超えた移染防止効果を提供する活性成分を処方することが特に望ましい。
両親媒性グラフトポリマーは、油汚れ除去、身体に由来する汚れ落とし(body soil cleaning)、汚れの懸濁、及び白色維持効果を提供することが知られている。
現在では、驚くべきことに、両親媒性グラフトポリマーは、従来使用目的とされてきたグリース除去、身体に由来する汚れ落とし、汚れの懸濁、及び白色度維持効果に加えて、移染防止効果も提供することが判明した。
本発明の第一の態様は、移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用であって、両親媒性グラフトポリマーが、ポリアルキレンオキシドとビニルエステルとを主成分とするものであり、好ましくはグラフト基材としての(A)水溶性ポリアルキレンオキシドと、ビニルエステル成分の重合により形成された側鎖(B)と、を主成分とするものであり、好ましくは、かかるポリマーが、アルキレンオキシド単位50個当たり平均して<1のグラフト部位を有し、両親媒性グラフトポリマーが、グラフト基材として、両親媒性グラフトポリマーの20重量%〜70重量%のポリアルキレンオキシド(A)、好ましくは水溶性ポリアルキレンオキシド(A)を有し、かつ両親媒性グラフトポリマーが、30〜80重量%のビニルエステル成分(B)と、0重量%〜30重量%のC1〜C8アルキルアクリレート(B2)と、を含む、使用である。
本発明の第二の態様は、洗濯洗浄作業における移染防止剤としての本発明による両親媒性グラフトポリマーの使用であって、好ましくは、両親媒性グラフトポリマーが洗浄液中に含まれ、洗浄液が、洗浄される布と接触する、使用である。
使用
本発明は、移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用を開示する。両親媒性グラフトポリマーを以下に詳細に記載する。
本明細書において、本発明者らは、「移染防止剤」により、洗浄サイクル中、好ましくは洗濯洗浄サイクル中、色を有する第1の物品、好ましくは洗濯物からの、第2の物品、好ましくは洗濯物上への染料の移行を防止する又は低減する活性物質を意味する。理論に束縛されることを望むものではないが、移染防止剤は、第1の物品上で「染料を固定」し、洗浄液内に泣き出した染料を捕捉する、又は第2の物品を泣き出した染料から守る。
好ましくは、両親媒性グラフトポリマーは、洗濯洗浄作業において移染防止剤として使用される。当業者であれば、好適な洗濯洗浄作業を認識するであろう。理論に束縛されることを望むものではないが、洗濯洗浄作業は、洗浄液を調製することを含む。洗浄する布を、かかる洗浄液に接触させる。洗浄作業は、手洗い作業、自動洗濯作業、又はこれらの組み合わせであってよい。
好ましくは、両親媒性グラフトポリマーは洗浄液中に含まれ、洗浄液は洗浄される布と接触する。
「布」により、本発明者らは、好ましくは、天然繊維又は人造繊維の網目構造を含む織物又は生地を意味する。当業者であれば、好適な布を認識するであろう。布は、綿、ポリエステル、綿/ポリエステル混紡、又はこれらの組み合わせから選択されてよく、好ましくは綿である。布は、除去される染み、汚れ、又はこれらの混合物を含み得る。当業者であれば、除去されるのに好適な染み又は汚れを認識するであろう。
好ましくは、洗浄液は、洗濯洗剤組成物、好ましくは、液体洗濯洗剤組成物を水で希釈することにより調製され、洗濯洗剤組成物は、両親媒性グラフトポリマーを含む。好ましくは、洗濯洗剤組成物は、水で300〜800倍、より好ましくは400〜700倍に希釈されて、洗浄液を形成する。当業者であれば、好適な洗濯洗剤組成物を認識するであろう。洗濯洗剤組成物は、粉末、液体、又はこれらの混合物であってよい。洗濯洗剤組成物は、水溶性フィルムを含む水溶性単位用量物品内に含まれ得る。洗濯洗剤組成物及び水溶性単位用量物品は、以下により詳細に記載される。
好ましくは、洗浄液は、5℃〜90℃、好ましくは10℃〜60℃、より好ましくは12℃〜45℃、最も好ましくは15℃〜40℃の温度である。
好ましくは、洗浄ステップには、完了までに5分間〜50分間、好ましくは5分間〜40分間、より好ましくは5分間〜30分間、更により好ましくは5分間〜20分間、最も好ましくは6分間〜18分間かかる。
好ましくは、洗浄される布は、両親媒性グラフトポリマー、布地柔軟化活性剤、又はこれらの混合物を含む洗浄液で予め洗浄されている。好ましくは、洗浄される布は、下洗いサイクル又はすすぎサイクルにおいてかかる布上に付着した両親媒性グラフトポリマー、布地柔軟化活性剤又はこれらの混合物を含む。
洗浄される布上に付着した下洗い洗浄液中の両親媒性グラフトポリマーは、洗浄液中の両親媒性グラフトポリマーと同じであっても異なっていてもよい。好ましくは、洗浄される布上に付着した下洗い洗浄液中の両親媒性グラフトポリマーは、洗浄液中の両親媒性グラフトポリマーと同じである。
布地柔軟化活性剤は、第四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、多糖、脂肪酸、柔軟化オイル、ポリマーラテックス、柔軟化クレイ(softening clay)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。好ましくは、布地柔軟化活性剤は、第四級アンモニウム化合物及びこれらの混合物からなる群から選択され、より好ましくはエステル第四級塩からなる群から選択され、最も好ましくは、布地柔軟化活性剤は、モノエステル第四級塩、ジエステル第四級塩、トリエステル第四級塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、より好ましくは、ジエステル第四級塩、最も好ましくは、ジエチルエステルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される。
両親媒性グラフトポリマー
驚くべきことに、両親媒性グラフトポリマー、好ましくは、グラフト基材としての水溶性ポリアルキレンオキシド(A)と、ビニルエステル成分の重合により形成された側鎖(B)と、を主成分とする両親媒性グラフトポリマーが、洗濯サイクル中の布間の染料の移行を防止することが判明した。
両親媒性グラフトポリマーは、好ましくは、低分枝度(グラフト率)を有する。それらは、平均して、得られる反応混合物に基づき、アルキレンオキシド単位50個当たり、1個以下のグラフト部位、好ましくは0.6個以下のグラフト部位、より好ましくは0.5個以下のグラフト部位、最も好ましくは0.4個以下のグラフト部位を有する。それらは、得られる反応混合物に基づき、平均して、アルキレンオキシド単位当たり50個、好ましくは少なくとも0.05個、特に少なくとも0.1個のグラフト部位を含む。分枝の程度は、例えば、13C NMRスペクトルを用いて、グラフト部位及びポリアルキレンオキシドの−CH2−基のシグナルの積分から測定することができる。
分枝度が低いことに合致して、好ましい両親媒性グラフトポリマーにおけるグラフト化アルキレンオキシド単位の、未グラフト化アルキレンオキシド単位に対するモル比は、0.002〜0.05、好ましくは0.002〜0.035、より好ましくは0.003〜0.025、及び最も好ましくは0.004〜0.02である。
好ましい両親媒性グラフトポリマーの平均分子量Mwは、3000〜100,000、好ましくは6000〜45,000、より好ましくは8000〜30,000である。
好ましい両親媒性グラフトポリマーは狭いモル質量分布を特徴とし、故に多分散度Mw/Mnが一般に<3、好ましくは<2.5、及びより好ましくは<2.3であることを特徴とする。最も好ましくは、その多分散度Mw/Mnは1.5〜2.2の範囲である。
理論に束縛されることを望むものではないが、多分散度は、所定のポリマーサンプルにおける分子量分布の尺度である。多分散度は、重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除することによって計算されるものである。多分散性により、ポリマーバッチのそれぞれの分子量の分散を示す。多分散度は、1以上の値を有するものの、ポリマー鎖の鎖長が一様になるほど、多分散度も1に近づく。
ゲル浸透クロマトグラフィーを使用して、Mw及びMnを特定した後、Mw/Mnとして多分散度を計算する。グラフトポリマーの多分散度は、例えば、標準として分布の狭いポリメチルメタクリレートを使用するゲル浸透クロマトグラフィーにより測定することができる。
分枝度及び多分散度が低いことから、本発明のグラフトポリマーの両親媒特性及びブロックポリマー構造は特に注目に値する。好ましい両親媒性グラフトポリマーは、ごく少量の未グラフト化ポリビニルエステル(B)も有する。一般に、それらは、<10重量%、好ましくは<7.5重量%、より好ましくは<5重量%の未グラフト化ポリビニルエステル(B)を含む。
未グラフト化ポリビニルエステルが低含量であること及び成分(A)と(B)とのバランスの比率がよいことから、好ましい両親媒性グラフトポリマーは、水又は水/アルコール混合物(例えば、25重量%ジエチレングリコールモノブチルエーテル水溶液)に可溶性である。それらは明らかに低曇点を有し、かかる曇点は、50℃以下で水に可溶性であるグラフトポリマーについては、一般に<95℃、好ましくは<85℃、より好ましくは<75℃であり、25重量%のジエチレングリコールモノブチルエーテル中の他のグラフトポリマーについては、一般に<90℃、好ましくは45〜85℃である。
好ましい両親媒性グラフトポリマーは、
(A)グラフト基材としての20重量%〜70重量%の水溶性ポリアルキレンオキシドと、
(B)側鎖であって、
(B1)70重量%〜100重量%の酢酸ビニル及び/又はプロピオン酸ビニルと、(B2)0〜30重量%の更なるエチレン性不飽和モノマーと、から構成される30〜80重量%のビニルエステル成分を、(A)の存在下でフリーラジカル重合させることにより形成される側鎖と、を有する。
より好ましくは、それらは、25重量%〜60重量%のグラフト基材(A)と、40重量%〜75重量%のポリビニルエステル成分(B)と、を含む。
グラフト基材を形成するのに好適な水溶性ポリアルキレンオキシド(A)は、原則として、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも75重量%の共重合形エチレンオキシドを含む、C2〜C4アルキレンオキシドを主成分とする全てのポリマーである。
ポリアルキレンオキシド(A)は、好ましくは多分散度Mw/Mnが低い。それらの多分散度は、好ましくは<1.5である。
ポリアルキレンオキシド(A)は、遊離形態においての、すなわちOH末端基を有する、対応するポリアルキレングリコールであってよいが、これらは一方又は両方の末端基において封鎖されていてもよい。好適な末端基は、例えば、C1〜C25アルキル基、フェニル基、及びC1〜C14アルキルフェニル基である。
特に好適なポリアルキレンオキシド(A)の具体的な例としては、
(A1)一方又は両方の末端基にて、特にC1〜C25アルキル基にて封鎖されてもよいが、好ましくはエーテル化されておらず、好ましくは1500〜20,000、より好ましくは2500〜15,000の平均モル質量Mnを有するポリエチレングリコール、
(A2)エチレンオキシド及びプロピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドのコポリマーであって、エチレンオキシド含量が少なくとも50重量%であり、同様に一方又は両方の末端基にて、特にC1〜C25アルキル基で封鎖されてもよいが、好ましくはエーテル化されておらず、1500〜20,000、より好ましくは2500〜15,000の平均モル質量Mnを有するコポリマー、
(A3)特に2500〜20,000の平均モル質量を有する鎖伸長生成物であって、200〜5000の平均モル質量Mnを有するポリエチレングリコール(A1)又は200〜5000の平均モル質量Mnを有するコポリマー(A2)と、C2〜C12の、ジカルボン酸若しくはジカルボン酸エステルとの、又はC6〜C18ジイソシアネートとの反応によって得ることができる生成物、が挙げられる。
好ましいグラフト基材(A)はポリエチレングリコール(A1)である。
本発明のグラフトポリマーの側鎖は、グラフト基材(A)の存在下におけるビニルエステル成分(B)の重合により形成される。
ビニルエステル成分(B)は、有利なことに、(B1)酢酸ビニル若しくはプロピオン酸ビニル、又は酢酸ビニルとプロピオン酸ビニルとの混合物から構成されてよく、ビニルエステル成分(B)としては酢酸ビニルが特に好ましい。
しかしながら、グラフトポリマーの側鎖はまた、酢酸ビニル及び/又はプロピオン酸ビニル(B1)並びに更なるエチレン性不飽和モノマー(B2)を共重合させることにより形成することもできる。ビニルエステル成分(B)中のモノマー(B2)の分率は、30重量%以下であってよく、これはグラフトポリマー中の(B2)の含有量である24重量%に一致する。
好適なコモノマー(B2)は、例えば、モノエチレン性不飽和カルボン酸及びジカルボン酸並びにそれらの誘導体、例えばエステル、アミド及び無水物、並びにスチレンである。当然ながら、異なるコモノマーの混合物を使用することも可能である。コモノマーの具体例としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸のC1〜C12アルキル及びヒドロキシ−C2〜C12アルキルエステル、(メタ)アクリルアミド、N−C1〜C12アルキル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(C1〜C6アルキル)(メタ)アクリルアミド、マレイン酸、マレイン酸無水物、及びマレイン酸のモノ(C1〜C12アルキル)エステルが挙げられる。好ましいモノマー(B2)は、(メタ)アクリル酸及びヒドロキシエチルアクリレートのC1〜C8アルキルエステルであり、特に好ましいのは(メタ)アクリル酸のC1〜C4アルキルエステルである。
極めて特に好ましいモノマー(B2)は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、特にn−ブチルアクリレートである。好ましい両親媒性グラフトポリマーがビニルエステル成分(B)の構成要素としてモノマー(B2)を含むとき、(B2)におけるグラフトポリマーの含量は、好ましくは0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%、最も好ましくは2〜10重量%である。
最も好ましい両親媒性グラフトポリマーは、次の構造
Figure 2018090796
のとおりの、ポリエチレングリコールグラフト基材と、酢酸ビニル側鎖とのグラフトコポリマーである。ポリマーは、好ましくは、約30%/70%〜約50%/50%、最も好ましくは約40%/60%のエチレンオキシド/酢酸ビニル含量を有し、かつ約10000g/mol〜約20000g/mol、より好ましくは約10000g/mol〜約15000g/mol、最も好ましくは約13100g/molのMn値を有し、かつ約20000g/mol〜約30000g/mol、好ましくは約25000g/mol〜約30000g/mol、最も好ましくは約27100g/molのMW値を有し、約1〜3、好ましくは1.5〜2.5、最も好ましくは約2.1の多分散度Mw/Mnを生じる。ポリエチレングリコールポリマーのグラフト基材当たりの平均グラフト単位数は、好ましくは、2.7未満であり、好ましくは0.5〜2.5、より好ましくは1〜2、最も好ましくは約1.6である。nは、好ましくは、平均して30〜70、より好ましくは40〜60、最も好ましくは50〜55である。ポリマーは、例えば、ラジカル開始剤を使用し、PEG6000と酢酸ビニルとの重量比が40:60での反応を介し作製され得る。
記載の両親媒性グラフトポリマーは、当該技術分野においてこれまでに報告のある手法を使用して作製することができ、当業者であれば、かかる化合物の製造方法を認識するであろう。両親媒性グラフトポリマーは、フリーラジカル形成開始剤(C)が40〜500分の分解半減期を有する平均重合温度にて、反応混合物中の未転化グラフトモノマー(B)及び開始剤(C)の割合が、ポリアルキレンオキシド(A)に対して常に量的欠乏状態に維持されるように、水溶性ポリアルキレンオキシド(A)、フリーラジカル形成開始剤(C)並びに所望により成分(A)、(B)及び(C)の合計に基づいて40重量%以下の有機溶媒(D)の存在下にて、酢酸ビニル及び/又はプロピオン酸ビニル(B1)並びに所望により更なるエチレン性不飽和モノマー(B2)から構成されるビニルエステル成分(B)を重合させることによって調製できる。
理論に束縛されることを望むものではないが、本発明の両親媒性グラフトポリマーは、ポリマーの親水性の度合いの、疎水性の度合いに対するバランスがよい。ポリマーを全体として確実に水溶解性にするためには、グラフト度合いを低くする必要がある。ポリマーに組み込まれるグラフト度合いが高すぎると、不溶性になり、移染防止効果を提供しなくなってしまう。一方、未グラフト化成分の量があまりに少なすぎると、ポリマーは水溶解性になるものの、布上への移行を防止する必要のある各染料との疎水性相互作用を有しなくなってしまう。
洗濯洗剤組成物
好ましくは、洗浄液は、洗濯洗剤組成物、好ましくは、液体洗濯洗剤組成物を水で希釈することにより調製され、洗濯洗剤組成物は、両親媒性グラフトポリマーを含む。
洗濯洗剤組成物は、布の洗濯作業に使用するのに適した任意の洗剤である。
洗濯洗剤組成物は、粉末形態、液体形態、又はこれらの混合物の形態においてのものであってよい。最も好ましくは、洗濯洗剤は、液体洗濯洗剤と水溶性フィルムとから構成される水溶性単位用量物品である。
「液体洗濯洗剤組成物」という用語は、布を濡らし、処理することが可能な液体を含む、任意の洗濯洗剤組成物を意味し、限定するものではないが、液体、ゲル、ペースト、分散液などが挙げられる。液体組成物は、適宜分割された形態において、固体又は気体を含み得るものであるが、液体組成物としては、錠剤又は顆粒等の、全体として非流動性の形態は除外する。
洗濯洗剤組成物は、洗濯洗剤組成物の0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜7重量%、より好ましくは0.75重量%〜5重量%、更により好ましくは1重量%〜4重量%、最も好ましくは1.25重量%〜3重量%の両親媒性グラフトポリマーを含み得る。
洗濯洗剤組成物は、洗濯洗剤組成物の10重量%〜60重量%、好ましくは15重量%〜55重量%、より好ましくは20重量%〜50重量%、最も好ましくは25重量%〜45重量%の非石けん界面活性剤を含み得る。好ましくは、非石けん界面活性剤は、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤を含む。より好ましくは、アニオン性界面活性剤のノニオン性界面活性剤に対する重量比は、1:2〜20:1、好ましくは1:1〜15:1、より好ましくは1.5:1〜10:1、最も好ましくは5:1〜10:1である。
非石けんアニオン性界面活性剤は、好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホネート、アルキルサルフェート、アルコキシル化アルキルサルフェート、又はこれらの混合物から選択される。好ましくは、アルコキシル化アルキルサルフェートはエトキシル化アルキルサルフェートであり、好ましくは0.5〜4、好ましくは1〜4、より好ましくは2〜4、最も好ましくは約3の平均エトキシル化度を有する。
好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホネートのアルコキシル化アルキルサルフェートに対する重量比は15:1〜1:3、好ましくは10:1〜1:2、より好ましくは5:1〜1:1、更により好ましくは3:1〜1:1、最も好ましくは2:1〜1:1である。
ノニオン性界面活性剤は、脂肪アルコールアルコキシレート、オキソ反応により合成した脂肪アルコールアルコキシレート、Guerbetアルコールアルコキシレート、アルキルフェノールアルコールアルコキシレート、アルキルポリグルコシド、又はこれらの混合物から選択される。好ましくは、ノニオン性界面活性剤は、脂肪アルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤を含む。更により好ましくは、ノニオン性界面活性剤は、脂肪アルコールエトキシレート界面活性剤から構成される。
好適な脂肪アルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤としては、脂肪族アルコールと1〜25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖状又は分枝鎖状、guerbet、第一級又は第二級でよく、一般的に8〜22個の炭素原子を含有する。反応を開始するアルコールは天然物から誘導されたものでよく、例えば、天然油を出発原料としてよく、又は合成により誘導したものでよく、例えば、オキソ法、改変オキソ法、若しくはフィッシャー・トロプシュ法により得られたアルコールでよい。オキソ法により誘導される脂肪アルコールの例としては、Sasol社のLial及びIsalchem脂肪アルコール、並びにBASF社のLutensol脂肪アルコールが挙げられる。改変オキソプロセスから誘導される脂肪アルコールの例としては、Shell社のNeodol脂肪アルコールが挙げられる。フィッシャー・トロプシュ法により誘導される脂肪アルコールとしては、Sasol社のSafol脂肪アルコールが挙げられる。脂肪アルコールエトキシレートのアルコキシレート鎖は、エトキシレート基のみから構成される。
好ましくは、脂肪アルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤は、アルコール炭素鎖中に、平均して8〜18、より好ましくは10〜16、更により好ましくは12〜15個の炭素原子を含み、エトキシル化鎖中に、平均して5〜12個、好ましくは6〜10個、より好ましくは7〜8個のエトキシ単位を含む。
好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホネートのノニオン性界面活性剤に対する重量比は、2:1〜20:1、好ましくは2:1〜10:1であり、より好ましくは5:1〜10:1である。
好ましくは、アルコキシル化アルキルサルフェートのノニオン性界面活性剤に対する重量比は2:1〜20:1であり、好ましくは2:1〜10:1、より好ましくは2:1〜5:1である。
好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホネートの脂肪アルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤に対する重量比は2:1〜20:1であり、好ましくは2:1〜10:1、より好ましくは5:1〜10:1である。
好ましくは、アルコキシル化アルキルサルフェートの脂肪アルコールエトキシレートノニオン性界面活性剤に対する重量比は2:1〜20:1であり、好ましくは2:1〜10:1、より好ましくは2:1〜5:1である。
液体洗濯洗剤組成物は、ポリマー、好ましくは、アルコキシレート化、好ましくは、エトキシル化ポリエチレンイミン、アルコキシル化ポリアルキルフェノール、ポリエステルテレフタレート、ヒドロキシエチルセルロース、好ましくは、第四級ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、又はこれらの混合物から選択されるポリマーを更に含み得る。
液体洗濯洗剤組成物は添加剤を含み、添加剤は、好ましくはポリマー、ビルダー、分散剤、酵素安定剤、触媒材料、漂白剤、漂白活性剤、ポリマー分散剤、再付着防止剤、消泡剤、美観用染料(aesthetic dye)、乳白剤、香料、香料送達システム、構造剤、ヒドロトロープ、加工助剤、顔料、及びこれらの混合物から選択される。
当業者であれば、既知の手法を用いた洗濯洗剤組成物の製造方法を認識するであろう。
水溶性単位用量物品
洗濯洗剤組成物は、水溶性フィルムを含む水溶性単位用量物品内に含まれ得る。
水溶性単位用量物品は、単位用量物品が水溶性フィルムにより取り囲まれた少なくとも1区画の内部区画を含むよう成形された水溶性フィルムを含み、洗濯洗剤組成物は、かかる区画内に存在する。単位用量物品は、内部区画を画定するよう互いに密封する第1の水溶性フィルムと、第2の水溶性フィルムと、を含み得る。水溶性単位用量物品は、保管中に洗濯洗剤組成物が区画から漏れ出さないように構成される。しかし、水溶性単位用量物品を水に添加すると、水溶性フィルムが溶解して、内部区画の内容物が洗浄液中へと放出される。
区画は、洗剤組成物を保持する単位用量物品内の閉じた内部空間を意味すると理解されるべきである。製造中、第1の水溶性フィルムは、洗剤組成物が添加される開放された区画を含むような形状であってよい。第2の水溶性フィルムは、区画の開口部を閉じるような配置で第1のフィルムを更に覆っている。第1及び第2のフィルムは更に、密封領域に沿って互いに密封される。
単位用量物品は、2つ以上の区画、更に少なくとも2つの区画、又は更に少なくとも3つの区画を含んでよい。区画は、重ね合わせ配置にて、すなわち一方が他方の上部に位置するように配置されてよい。このような配置において、単位用量物品は、3つのフィルム、すなわち、手前側のフィルム、間に挟まれるフィルム、及び後ろ側のフィルムを含み得る。あるいは区画は、並列配置にて、すなわち一方が他方に隣接する配置に位置してよい。更に区画は、「タイヤとリム」の配置であってよく、すなわち第1の区画が第2の区画に隣接して位置するように配置されるが、第1の区画が第2の区画を完全に封入せず、第2の区画を少なくとも部分的に取り囲んでいてもよい。あるいは、1つの区画が別の区画内に完全に封入されていてもよい。
単位用量物品が少なくとも2つの区画を含む場合、区画の一方が他方の区画より小さくてもよい。単位用量物品が少なくとも3つの区画を含む場合、区画のうちの2つが第3の区画より小さくてもよく、好ましくは小さい方の区画が大きい方の区画の上に重ね合わせられていてよい。重ね合わせられた区画は、並列に配置されることが好ましい。
多区画配置の場合、本発明による洗剤組成物が区画のうちの少なくとも1つの中に含まれ得る。例えば組成物は1つの区画内のみに含まれてもよく、又は2つの区画内、又は更には3つの区画内に含まれていてもよい。
各区画は、同一の又は異なる組成物を含む。異なる組成物は、全て同じ形態においてのものであってもよく、又は異なった形態においてのものであってもよい。
水溶性単位用量物品は少なくとも2つの内部区画を含んでよく、液体洗濯洗剤組成物は少なくとも1つの区画内に含まれ、好ましくは、単位用量物品は少なくとも3つの区画を含み、洗剤組成物は複数ある区画のうちの少なくとも1つに含まれる。
本発明のフィルムは、水溶性又は水分散性である。水溶性フィルムは、好ましくは、20〜150マイクロメートル(μm)、好ましくは35〜125μm、更により好ましくは50〜110μm、最も好ましくは約76μmの厚さを有する。
好ましくは、最大孔径20μmのガラスフィルタの使用後に本明細書に記載の方法により測定したフィルムの水溶性は、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更には少なくとも95%である。
予め計量した3Lのビーカーに、5グラム(g)±0.1gのフィルム材料を入れ、2L±5mLの蒸留水を入れる。これを、磁気攪拌器(Lablineモデル番号1250又は等価物)及び5cmの磁気攪拌子により、30℃にて30分間、600rpmで激しく攪拌した。その後、混合物を、上記で定義した孔径(最大20μm)の折り畳んだ定性分析用焼結ガラス濾紙で濾過する。回収した濾液から任意の従来の方法によって水を乾燥させ、残った材料の重量を測定する(これが溶解又は分散画分である。)。その後、溶解度(%)又は分散度(%)を計算することができる。
好ましいフィルム材料は、好ましくは、ポリマー材料である。フィルム材料は、当該技術分野において既知であるように、例えば、ポリマー材料のキャスティング、吹込成形、押出成形、又は吹込押出成形により得ることができる。
パウチ材料としての使用に好適な好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを包含するポリサッカライド、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマーの濃度、例えば、PVAポリマーの濃度は、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは約1000〜1,000,000、より好ましくは約10,000〜300,000、更により好ましくは約20,000〜150,000である。
ポリマー混合物もパウチ材料として使用することができる。
好ましいフィルムは、冷水、すなわち非加熱の蒸留水中で良好な溶解を示すものである。好ましくは、このようなフィルムは24℃の温度、更により好ましくは10℃の温度にて良好な溶解を示す。良好な溶解とは、上述のように、最大孔径20μmのガラスフィルタの使用後に本明細書に記載の方法により測定したフィルムの水溶性が、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更には少なくとも95%であることを意味する。
好ましいフィルムは、Monosolから商品参照番号M8630、M8900、M8779、M8310で供給されるものである。
フィルムは不透明、半透明又は透明であってよい。フィルムは印刷された領域を含んでよい。
印刷領域は、フレキソ印刷又はインクジェット印刷などの標準的な手法を使用して得ることができる。
フィルムは、苦味剤などの嫌悪剤を含んでよい。好適な苦味剤として、ナリンギン、オクタアセチルスクロース、塩酸キニーネ、安息香酸デナトニウム又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。任意の好適な濃度の嫌悪剤をフィルムに使用してよい。好適な濃度として、1〜5000ppm、又は更には100〜2500ppm、又は更には250〜2000rpmが挙げられるが、これらに限定されない。
当業者であれば、当該技術分野において既知の手法を用いた水溶性単位用量物品の製造方法を認識するであろう。
移染防止試験の方法
移染防止性能は、LaunderO−meter(Washtec DNTE LM.001device、供給元はRoaches International LTD)により、AISE dye transfer protocol(v.5.−November 2013)に従って試験した。100mL洗剤洗浄溶液[水硬度3.9g/L(15gpg)、製品の最終濃度1,47ml/lt)]を入れたLaunderO−meterのジャーに、それぞれ染料を含む1枚の染料泣き出し用布片[90g/mのダイレクトオレンジ39(wfk art.code E−134)で染色した4cmの綿布、90g/mのダイレクトブラック22(wfk art.code E−132)で染色した4cmの綿布、180g/mのダイレクトレッド83.1(wfk art.code E−130)で染色した4cmの綿布、65g/mのアシッドブルー113(wfk art.code E−131)で染色した4cmのポリアミド布]を、選択の染料を移行させる被染布片(寸法が6cm×16cmのウール、ポリアクリル、ポリエステル、ポリアミド、綿、ジアセテート、Testfabric,Inc.ISO Multifiber Adjacent Fabric Type「DW」)のうちの1つの布片2枚と一緒に入れて、4種の異なる染料(ダイレクトオレンジ39、ダイレクトブラック22、アシッドブルー113、ダイレクトレッド83.1)を別々に試験した。下記の洗剤処方を試験した。
洗浄は60℃で30分間行った。各ジャーに10個のステンレス球を入れて更に撹拌した。洗浄後、各布片を周囲温度の3.9g/L(15gpg)の水ですすぎ洗いし、80℃に設定したオーブンで乾燥させた。
洗浄及び乾燥後、ISO 105 A 04のプロトコルに従い、Polaris分光光度計により、染料を移行させた被染布片のΔEを測定して、泣き出した染料の量を求めた。本発明による両親媒性グラフトポリマーを含む組成物を、本発明による両親媒性ポリマーを含まないこと以外は同じ対照組成物と比較して、染料の泣き出しの違いを求めた。
泣き出させる染料/染料を移行させる被染布片/試験対照処方の各々を2回ずつ繰り返し試験した。平均Δ値を報告する。両親媒性グラフトポリマーを含む処方ではΔE値が高く、移染防止特性が改善されていることを示す。
試験処方
両親媒性グラフトポリマーの添加の有無を唯一の変更点として、以下の対照処方及び試験処方を調製した(表1)。
Figure 2018090796
EO鎖当たり20の平均エトキシル化度と、約600のMWのポリエチレンイミン主鎖と、を有するエトキシル化ポリエチレンイミン。
**ポリエチレングリコール主鎖(Pluriol E6000)と、疎水性酢酸ビニル側鎖と、を含み、ポリマー系の40重量%のポリエチレングリコール主鎖ポリマーと、ポリマー系の60重量%のグラフト化酢酸ビニル側鎖と、を含む、ポリエチレングリコールグラフトポリマー。
試験結果
下記表2から、本発明による両親媒性グラフトポリマーを含む試験処方は、本発明による両親媒性グラフトポリマーを含まないこと以外は同様の対照と比較して良好な移染防止特性を有すると結論付けることができる。
Figure 2018090796
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

Claims (15)

  1. 移染防止剤としての両親媒性グラフトポリマーの使用であって、前記両親媒性グラフトポリマーが、ポリアルキレンオキシドとビニルエステルとを主成分とするものであり、好ましくはグラフト基材としての水溶性ポリアルキレンオキシド(A)と、ビニルエステル成分の重合により形成された側鎖(B)と、を主成分とするものであり、好ましくは、前記ポリマーが、アルキレンオキシド単位50個当たり平均して<1のグラフト部位を有し、前記両親媒性グラフトポリマーが、グラフト基材として、前記両親媒性グラフトポリマーの20重量%〜70重量%の前記ポリアルキレンオキシド(A)、好ましくは前記水溶性ポリアルキレンオキシド(A)を有し、かつ前記両親媒性グラフトポリマーが、30〜80重量%の前記ビニルエステル成分(B)と、0重量%〜30重量%のC1〜C8アルキルアクリレート(B2)と、を含む、使用。
  2. グラフト化アルキレンオキシド単位の、未グラフト化アルキレンオキシド単位に対するモル比が、0.002〜0.05、好ましくは0.002〜0.035、より好ましくは0.003〜0.025、及び最も好ましくは0.004〜0.02である、請求項1に記載の使用。
  3. 前記両親媒性グラフトポリマーが、3000〜100,000の平均分子量Mwを有する、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記両親媒性グラフトポリマーが、3未満の多分散度Mw/Mnを有し、Mnが平均モル質量である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
  5. 前記両親媒性グラフトポリマーが、グラフト基材として、前記両親媒性グラフトポリマーの25重量%〜60重量%の前記ポリアルキレンオキシド(A)、好ましくは前記水溶性ポリアルキレンオキシド(A)を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 前記ビニルエステル成分(B)が、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、又はこれらの混合物(B1)と、任意にC1〜C8アルキルアクリレート(B2)とを含み、より好ましくは、70重量%〜100重量%の酢酸ビニル(B1)を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 前記ポリアルキレンオキシドグラフト基材(A)がポリエチレングリコールである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 前記両親媒性グラフトポリマーが、未グラフト化形態において、前記両親媒性グラフトポリマーの10重量%未満のポリビニルエステル(B)を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の使用。
  9. 前記両親媒性グラフトポリマーが、次の構造;
    Figure 2018090796
    のとおりの、ポリエチレングリコールグラフト基材と、酢酸ビニル側鎖とのグラフトコポリマーであり、
    好ましくは、前記エチレンオキシド/酢酸ビニル含量が30%/70%〜50%/50%であり、
    好ましくは、前記両親媒性グラフトポリマーが、10000g/mol〜20000g/mol、より好ましくは10000g/mol〜15000g/molの平均モル質量(Mn)値を有し、
    好ましくは、前記両親媒性グラフトポリマーが、20000g/mol〜30000g/mol、好ましくは25000g/mol〜30000g/molの平均分子量(Mw)値を有し、
    より好ましくは、1〜3、好ましくは1.5〜2.5の多分散度Mw/Mnを生じ、
    好ましくは、前記両親媒性グラフトポリマーが、ポリエチレングリコールポリマーのグラフト基材当たり、好ましくは2.7未満、好ましくは0.5〜2.5、より好ましくは1〜2の平均グラフト単位数を有し、
    好ましくは、前記両親媒性グラフトポリマーが、30〜70、より好ましくは40〜60、最も好ましくは50〜55の平均n値を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用。
  10. 洗濯洗浄作業中の移染防止剤としての請求項1〜9のいずれか一項に記載の両親媒性グラフトポリマーの使用であって、好ましくは、前記両親媒性グラフトポリマーが洗浄液中に含まれ、前記洗浄液が、洗浄される布と接触する、使用。
  11. 前記洗浄液が、洗濯洗剤組成物、好ましくは液体洗濯洗剤組成物を、水で好ましくは300〜800倍、より好ましくは400〜700倍に希釈することにより調製され、前記洗濯洗剤組成物が、前記両親媒性グラフトポリマーを含む、請求項10に記載の使用。
  12. 前記洗濯洗剤組成物が、前記洗濯洗剤組成物の0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜7重量%、より好ましくは0.75重量%〜5重量%、更により好ましくは1重量%〜4重量%、最も好ましくは1.25重量%〜3重量%の前記両親媒性グラフトポリマーを含む、請求項11に記載の使用。
  13. 前記洗濯洗剤組成物が、前記洗濯洗剤組成物の10重量%〜60重量%、好ましくは15重量%〜55重量%、より好ましくは20重量%〜50重量%、最も好ましくは25重量%〜45重量%の非石けん界面活性剤を含み、好ましくは、前記非石けん界面活性剤が、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤を含み、好ましくは、アニオン性界面活性剤のノニオン性界面活性剤に対する重量比が、1:2〜20:1、好ましくは1:1〜15:1、より好ましくは1.5:1〜10:1、最も好ましくは5:1〜10:1である、請求項12に記載の使用。
  14. 前記洗濯洗剤組成物が、水溶性フィルムを含む水溶性単位用量物品内に含まれる、請求項11〜13のいずれか一項に記載の使用。
  15. 前記洗浄される布が、両親媒性グラフトポリマー、布地柔軟化活性剤、又はこれらの混合物を含む洗浄液中で予め洗浄されている、請求項10〜14のいずれか一項に記載の使用。
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