JP2018091002A - 通気部材およびこれを備えた外壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外側の開口から雨水の浸入を低減させることができる通気部材およびこれを備えた外壁構造を提供する。【解決手段】通気部材3は、壁下地1と外壁材12との間に形成された通気層13と屋外空間とを連通し、該通気層13を通気するための通気部材3である。通気部材3は、通気層13内に開口するように配置される屋内側開口37と、屋内側開口37に連通すると共に屋外側に開口する屋外側開口38と、屋外空間から前記屋外側開口に向かう気流を邪魔する邪魔板33とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、通気部材およびこれを備えた外壁構造に関する。
特許文献1には、従来の外壁構造が開示されている。この特許文献1記載の外壁構造においては、外壁材と壁下地との間に通気空間(以下、通気層)が形成され、外壁材の上端には、見切材が設けられている。この見切材は、上記通気層と屋外空間とを連通する通気路を有しており、この通気路を介して通気層を換気することができる。
特開2011−106234号公報
ところで、この従来の見切材は、屋外側の開口が下方または側方に開口している。このため、例えば荒天時に、外壁面に沿って吹き上がる風に乗った雨が、見切材の通気路に吹き込む場合がある。この場合、通気路に吹き込んだ水が通気路を介して通気層に浸入し、外壁材の裏面や壁下地の表面に付着すると、外壁材や壁下地の耐久性等の観点から好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、屋外側の開口からの雨水の浸入を低減させることができる通気部材およびこれを備えた外壁構造を提供することにある。
本発明の通気部材は、外壁材の上側に設けられ、壁下地と該外壁材との間に形成された通気層と屋外空間とを連通し、該通気層を通気するための通気部材であって、前記通気層内に開口する屋内側開口と、前記屋内側開口に連通すると共に屋外側に開口する屋外側開口と、前記屋外空間から前記屋外側開口に向かう気流を邪魔する邪魔板とを備えていることを特徴とする。
また、この通気部材において、前記邪魔板は、前記屋外側開口の下方に配置され、該屋外側開口よりも屋外側に向かって延出していることが好ましい。
また、この通気部材において、前記邪魔板は、屋外側ほど上方に位置するように傾斜していることが好ましい。
また、この通気部材において、前記屋外側開口の上方に設けられ、前記通気部材の屋外側に設けられる化粧部材と当接する当接部をさらに備え、前記当接部は、前記邪魔板よりも屋外側に位置することが好ましい。
また、外壁構造は、上記のいずれかの通気部材を備えた外壁構造であって、前記壁下地との間で前記通気層を形成する前記外壁材と、前記外壁材の上方に配置され、前記通気層と前記屋外空間とを連通する前記通気部材とを備え、前記邪魔板は、前記外壁材の屋外側の面よりも屋外側に突出していることを特徴とする。
本発明の通気部材およびこれを備えた外壁構造によれば、屋外側の開口からの雨水の浸入を低減させることができる。
図1は、本発明の実施形態1の外壁構造の要部断面図である。 図2は、同上の通気部材の要部の斜視図である。 図3Aは、変形例1の外壁構造の要部断面図である。図3Bは、変形例2の外壁構造の要部断面図である。図3Cは、変形例2のさらに他例の外壁構造の要部断面図である。 図4は、本発明の実施形態2の通気部材の要部の斜視図である。 図5は、同上の外壁構造の要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態の住宅家屋は、図1に示すように、軒の外壁面からの突出の程度が小さい住宅家屋である。本実施形態の屋根は、例えば片流れ屋根により構成される。
屋根は、垂木22,野地板2,屋根材21,軒先水切材23を有している。軒先水切材23は、野地板2と屋根材21との間に位置する固定片231と、固定片231の軒先側の端部から鉛直下方に延びる垂下片232とを有している。垂下片232の下端部は、外壁材12の上端面とほほ同じ高さに位置しており、後述の通気部材3の底板32よりも下方に配置されている。
外壁は、図1に示すように、壁下地1と、壁下地1の屋外側の面に固定された複数の縦胴縁11と、これら縦胴縁11に固定された外壁材12と、この外壁材12の上方に配置された通気部材3とを備えている。
壁下地1は、外壁材12が取り付けられる部分である。壁下地1は、例えば、土台の長手方向に間隔をおいて立ち上げられた複数の柱(間柱,管柱等)と、複数の柱の屋外側の面に固定された透湿防水シートとを備えている。縦胴縁11は、透湿防水シートを介して柱に固定されている。複数の縦胴縁11は、柱の並設方向(つまり土台の長手方向)に一定の間隔をおいて配置されている。
複数の縦胴縁11には、外壁材12が取り付けられている。外壁材12は、板状の壁材であり、例えば、窯業系サイディング材や、金属サイディング材などにより構成される。本実施形態の外壁材12は、横張り用の外壁材12であるが、縦張り用の外壁材12により構成されてもよい。なお、外壁材12を縦張りする場合には、縦胴縁11に替えて横胴縁が用いられる。
外壁材12と壁下地1との間には、通気層13が形成されている。通気層13は、縦胴縁11により形成された壁下地1と外壁材12との間の隙間により構成される。通気層13には、外壁材12の下方から空気が流入し、流入した空気が通気層13を上昇し、その後、通気部材3を介して屋外側の空間(屋外空間)に流出する。この通気層13内における空気の移動により、通気層13が換気され、外壁材12の屋内側の面や壁下地1の屋外側の面(透湿防水シートの屋外側の面)に結露が生じるのを抑制することができ、また、通気層13を構成する空気層により断熱効果を得ることができる。
なお、外壁材12の下方から空気が流入する構造については、スタータ金具を用いた周知の構造であるため、説明を省略する。
通気部材3は、通気層13を通気するための部材であり、通気層13と屋外空間とを連通する。通気部材3は、本体部30と、本体部30の下端部に設けられた邪魔板33と、これらを外壁材12の上方において保持する取付部39とを備えている。本実施形態の通気部材3は、一枚の鋼板を曲げ加工することにより形成されており、本体部30と邪魔板33と取付部39とは一体に形成されている。
本体部30は、通気部材3の主体を構成する部分である。本体部30は、図2に示すように、天板35,水受け部36,外側板34,下底板45,支持板41,上底板46,内側板31,底板32により構成されており、これらは、金属板を曲げ加工することで一体に成形されている。
天板35は、本体部30の上面を構成する部分である。天板35は、水平面に沿って延びている。天板35の屋内側の端部には、下方に延びる水受け部36が設けられている。水受け部36は、鉛直方向に延びている。水受け部36は、内側板31に対し、一定寸法離れた状態で平行に形成されており、その下端部が、設置された状態において通気層13の屋内外方向の中程に位置するように配置される。外側板34は、天板35の屋外側の端部から下方に延びている。外側板34は、鉛直面に沿って形成されており、本体部30の屋外側の面を構成する。外側板34の下端には、屋内側に延びる下底板45が設けられている。下底板45は、天板35に平行に形成されている。
下底板45の屋内側の端部には、支持板41が設けられている。支持板41は、本体部30の屋外側の開口(屋外側開口38)から本体部30の内部に雨水が浸入しても、支持板41よりも下流側に雨水が浸入するのを妨げることができる。支持板41には、複数の貫通孔43が一定のピッチで形成されている。支持板41は、上側ほど屋外側に位置するように傾斜している。
支持板41の上端部には、屋内側に延びる上底板46が設けられている。上底板46は、天板35に対し一定寸法離れた状態で平行に形成されている。上底板46の屋内側の端部には、下方に延びる内側板31が設けられている。
内側板31は、本体部30の屋内側の面を構成する部分である。この内側板31は鉛直面に沿って形成されており、水受け部36に対して平行に形成されている。内側板31の下端部には、屋外側に延びる底板32が設けられている。底板32は、本体部30の下面を構成する部分である。底板32は、天板35に対して平行に形成されている。
このような構成の本体部30は、図1に示すように、通気層13内に開口する屋内側開口37と、屋外側に開口する屋外側開口38と、これら屋内側開口37と屋外側開口38とを連通する通気路40とを備えている。屋内側開口37は、水受け部36の下端部と、内側板31とで構成された開口により構成される。屋外側開口38は、底板32の屋外側の端部と、下底板45とで構成された開口により構成される。
通気路40は、屋外側開口38と屋内側開口37とを連通する流路である。通気路40は、底板32と内側板31と上底板46とでなすコ字状の部分と、下底板45との間,外側板34と天板35と水受け部36とでなすコ字状の部分と、上底板46との間により構成されている。通気路40は、本体部30の内部において、蛇行するように迷路状に形成されている。
このように、通気路40は、迷路状に形成されていることで、設置された状態において、屋外側開口38から雨水が浸入しても、支持板41で遮ることができる上に、迷路状に形成されていることで、一層雨水の浸入を防ぐことができ、屋内側開口37に至る水を大幅に抑制できる。
邪魔板33は、本体部30の底板32の屋外側の端部から、屋外側に延出しており、屋外側開口38よりも屋外側に突出している。邪魔板33の突出先端は、本体部30との間に隙間を有している。邪魔板33は、屋外側開口38を下方から覆うように形成されており、屋外空間から屋外側開口38に向かう気流を邪魔することができる。なお、ここでいう「屋外側開口38に向かう気流を邪魔する」とは、邪魔板33が設けられない構造に比べて、屋外側開口に吹き込む気流を一定程度遮ることができればよく、気流を完全に遮断する必要はない。
また、邪魔板33は、底板32の屋外側の端部から、屋外側ほど上方に位置するように傾斜している。邪魔板33は、底板32とのなす角度が、例えば45°となるように形成されている。邪魔板33は、本体部30の長さ方向の全長にわたって形成されている。これにより、邪魔板33は、下方から吹き上げる風を屋外側開口38から離れる方向に導くことができる。
邪魔板33と底板32との境界部には、図2に示すように、水抜き孔42が形成されている。水抜き孔42は、本体部30の長手方向に沿って所定ピッチで複数形成されている。これにより、底板32の上面に付着した水滴を、水抜き孔42を介して排出することができる。
本体部30には取付部39が設けられている。取付部39は、底板32の屋内側の端部から下方に延びている。取付部39は、図1に示すように、縦胴縁11に取り付けられるように構成されており、本体部30を外壁材12の上方に位置させ、屋内側開口37を通気層13内に位置させた状態で保持する。なお、外壁材12の上端面と本体部30との間には、シーリング材5が充填される。
このように取り付けられた状態の通気部材3は、邪魔板33が、外壁材12の屋外側の面(外壁面)よりも屋外側に突出している。このため、外壁面を伝って吹き上げる風は、傾斜した邪魔板33によってスムーズに方向転換される。
このような構成の外壁構造は、通常時において、通気層13内を上昇した空気は、屋内側開口37を介して通気路40に流入し、屋外側開口38を介して外部に流出する。これにより、通気層13が換気される。
一方、例えば、風雨の強い場合、外壁面を吹き上げる風雨は、大部分が邪魔板33により邪魔されるが、一部が屋外側開口38を介して通気部材3の内部に入り込む。この時、入り込んだ雨水の一部は支持板41により遮られるものの、支持板41に遮られなかったごく僅かな雨水が、通気路40に沿って屋内側開口37に至る。
屋内側開口37に至ったごく僅かな雨水は、水受け部36によって受けられ、この水受け部36を伝って流下する。水受け部36は、通気層13の屋内外方向の中程(より詳しくは通気層13内)に位置しているため、水受け部36を流れ落ちた雨水は、通気層13の空間内を落下する。このとき、水受け部36から落下した水は、外壁材12および壁下地1の双方にほとんど付着しないようにできる。
また、本実施形態の通気部材3は、図1に示すように流路断面積が、通気路40の通気方向に沿って順に、大小繰り返し形成されている。具体的に、邪魔板33と下底板45との間よりも、下底板45と底板32との間の隙間が大きく形成され、下底板45と底板32との間の隙間よりも、下底板45と内側板31との間の隙間が狭く形成されている。さらに、下底板45と内側板31との間の隙間よりも、下底板45と上底板46との間の隙間が広く形成され、貫通孔43によって流路断面積が小さく形成され、その後、支持板41と外側板34との間の隙間が広く形成され、上底板46と外側板34との間が狭く形成され、上底板46と天板35との間が広く形成されている。
このように、通気路40の流路断面積が、通気方向に沿って、大小繰り返し形成されている。空気が、流路断面積が小さい箇所から大きい箇所に移動すると、流速が低下するため、気流に含まれる水が落下する。このように、繰り返し流速を低下させる箇所を形成することで、水が通気層13に至りにくくすることができる。
〔変形例1〕
上記実施形態の通気部材3は、例えば、図3Aに示すような軒先の構造に対しても適用可能である。
変形例1の屋根は、上記実施形態1と同様、屋根の外壁に対する突出寸法が比較的短いものであるが、鼻隠し24が設けられている点で実施形態1とは異なっている。
鼻隠し24は、垂木22の屋外側の端部に固定された鼻隠し下地27を介して取り付けられている。鼻隠し24の下端部は、通気部材3の屋外側に配置されており、鼻隠し24の下端面が邪魔板33とは隙間を介して配置されている。
〔変形例2〕
上記実施形態の通気部材3は、例えば、図3Bに示すようなけらばに対しても適用可能である。
変形例2のけらばは、野地板2のけらば側の端部の下方に、破風板26が設けられている。破風板26の下端部は、通気部材3の屋外側に配置されており、破風板26の下端面が邪魔板33とは隙間を介して配置されている。
本変形例においても、外壁材12は縦胴縁11を介して壁下地1に取り付けられている。通気部材3は、外壁材12の上端面にシーリング材5を介して配置されており、縦胴縁11に取り付けられている。なお、図中の符号25は、けらば唐草である。
なお、本変形例において、通気部材3は、破風板26を有するけらばに設けられたが、図3Cに示すように、破風板26を有さないけらばにも適用可能である。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2について図4,5に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態の通気部材3は、実施形態1の通気部材3に比べて、本体部30の構造が異なるが、その他の構造は同じである。
本実施形態の通気部材3は、支持板41が、下底板45と内側板31とを連結している。支持板41は、水平面に沿っており、外側板34に直交している。
図5に示すように、屋内側開口37から流入した空気は、水受け部36と内側板31との間を通り、天板35と上底板46との間を通る。そして、下底板45と上底板46との間を通った空気は、支持板41の貫通孔43を通過して、屋外側開口38から流出する。
本実施形態の通気部材3においても、屋外側開口38を下方から覆う邪魔板33を有している。邪魔板33の先端は、図5に示すように、外壁面よりも屋外側に突出しているが、本体部30の外側板34よりも屋内側に位置している。
本実施形態の屋根は、垂木22の屋外側の端部に、化粧下地27が固定され、この化粧下地27の屋外側の端面に化粧部材24(鼻隠し)が固定されている。化粧部材24は、化粧下地27の下面よりも下方に突出している。
通気部材3は、外壁材12の上方に、実施形態1と同じようにして取り付けられる。通気部材3の本体部30の外側板34は、化粧部材24の屋内側の面に当接して設置される。このとき、本体部30は、邪魔板33の先端よりも屋外側に突出しているため、化粧部材24に当接して設置することで、化粧部材24と邪魔板33の屋外側の端部との間に隙間を形成することができ、施工時に、通気路40を塞いでしまうのを防ぐことができる。すなわち、本実施形態の本体部30の外側板34は、邪魔板33の屋外側の端部よりも屋外側に突出して化粧部材24と当接する当接部44を構成する。
この当接部44としては、本体部30の外側板34に構成されたものでなくてもよく、例えば、外側板34に、屋外側に突出したスペーサ部材を取り付け、このスペーサ部材により構成されてもよい。この場合、スペーサ部材は、化粧部材24の裏面に当接する。
また、本実施形態の通気部材3も、実施形態1と同様、通気路40の流路断面積が、通気方向に沿って、大小繰り返し形成されているため、万が一、屋外側開口38に雨水が流入した場合であっても、雨水が通気層13に至りにくい。
〔効果〕
以上説明したように、上記実施形態および変形例の通気部材3は、外壁材12の上側に設けられ、壁下地1と外壁材12との間に形成された通気層13と屋外空間とを連通し、該通気層13を通気するための通気部材3である。通気部材3は、通気層13内に開口する屋内側開口37と、屋内側開口37に連通すると共に屋外側に開口する屋外側開口38と、屋外空間から屋外側開口38に向かう気流を邪魔する邪魔板33とを備えている。
この構成によれば、通気部材3を外壁材12の上方に配置した場合において、外壁面を吹き上げる風雨が、屋外側開口38に吹き込むことを、邪魔板33によって邪魔することができるため、雨水が通気層13に浸水するのを抑制できる。
また、本実施形態の通気部材3は、次の付加的な構成を有する。すなわち、本実施形態の通気部材3において、邪魔板33は、屋外側開口38の下方に配置され、該屋外側開口38よりも屋外側に向かって延出している。
この構成によれば、外壁面に沿って吹き上げる気流が屋外側開口38に吹き込むのを効果的に防ぐことができる。
また、本実施形態の通気部材3は、次の付加的な構成を有する。すなわち、本実施形態の通気部材3において、邪魔板33は、屋外側ほど上方に位置するように傾斜している。
この構成によれば、外壁面を吹き上げる風雨が、邪魔板33によって方向転換されて、屋外側開口38から離れる方向に向く気流となる。この結果、風雨が滞留するのを抑制できる。さらに、屋外側開口38の近傍にスムーズな気流を形成できるため、屋外側開口38内を負圧にでき、通気側開口から空気を積極的に引くことができる。
また、本実施形態の通気部材3は、次の付加的な構成を有する。すなわち、本実施形態の通気部材3は、屋外側開口38の上方に設けられ、通気部材3の屋外側に設けられる化粧部材24と当接する当接部44をさらに備える。当接部44は、邪魔板33よりも屋外側に位置する。
この構成によれば、通気部材3を施工する際に、屋外側開口38を化粧部材24で塞いでしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態の外壁構造は、上述の通気部材3を備えた外壁構造である。外壁構造は、壁下地1との間で通気層13を形成する外壁材12と、通気部材3とを備える。通気部材3は、外壁材12の上方に配置され、通気層13と屋外空間とを連通し、邪魔板33を有する。邪魔板33は、外壁材12の屋外側の面よりも屋外側に突出している。
この構成によれば、外壁面を吹き上げる風雨が、屋外側開口38に吹き込むことを、邪魔板33によって遮ることができるため、雨水が通気層13に浸水するのを抑制できる。
〔応用〕
本実施形態の外壁材12は、縦胴縁11を介して壁下地1に取り付けられたが、縦胴縁11を設けず、取付金具を用いて、外壁材12を壁下地1に取り付けてもよい。なお、この場合、取付金具により通気層13が形成される。
邪魔板33は、屋外側ほど上方に位置するように傾斜していたが、これに限定されない。例えば、鉛直上方に突出するように構成して、屋外側開口38を覆ってもよい。屋外側開口38を覆っていれば、水平方向に延びてもよい。
上記実施形態および変形例の屋根は、外壁面からの突出寸法が比較的短い構造の屋根であったが、通常の突出寸法で形成された軒先を有する屋根に適用してもよい。
その他、上記実施形態の構成は、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、適宜設計変更を行うことができる。
1 壁下地
12 外壁材
13 通気層
24 化粧部材
3 通気部材
30 本体部
33 邪魔板
37 屋内側開口
38 屋外側開口
44 当接部

Claims (5)

  1. 外壁材の上側に設けられ、壁下地と該外壁材との間に形成された通気層と屋外空間とを連通し、該通気層を通気するための通気部材であって、
    前記通気層内に開口する屋内側開口と、
    前記屋内側開口に連通すると共に屋外側に開口する屋外側開口と、
    前記屋外空間から前記屋外側開口に向かう気流を邪魔する邪魔板と
    を備えている
    ことを特徴とする通気部材。
  2. 前記邪魔板は、前記屋外側開口の下方に配置され、該屋外側開口よりも屋外側に向かって延出している
    ことを特徴とする請求項1記載の通気部材。
  3. 前記邪魔板は、屋外側ほど上方に位置するように傾斜している
    ことを特徴とする請求項2記載の通気部材。
  4. 前記屋外側開口の上方に設けられ、前記通気部材の屋外側に設けられる化粧部材と当接する当接部をさらに備え、
    前記当接部は、前記邪魔板よりも屋外側に位置する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の通気部材。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の通気部材を備えた外壁構造であって、
    前記壁下地との間で前記通気層を形成する前記外壁材と、
    前記外壁材の上方に配置され、前記通気層と前記屋外空間とを連通する前記通気部材と
    を備え、
    前記邪魔板は、前記外壁材の屋外側の面よりも屋外側に突出している
    ことを特徴とする外壁構造。
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