JP2018091210A - 水素ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱を抑制することができる水素ポンプを提供する。【解決手段】燃料電池の循環流路に配置された水素ポンプ24であって、水素ポンプ24は、水素を供給するロータ42、43が配置されたロータ部60と、ロータ42、43を駆動させるモータ72が配置されたモータ部70と、を備え、ロータ部60は、開口部が形成され、ロータ42,43を収容するハウジング41と、ハウジング41の開口部を覆うカバー75と、を備え、カバー75には、断熱材80が配置される。【選択図】図2
Description
この発明は、燃料電池の循環流路に配置された水素ポンプに関する。
一般に、水素と酸素を反応させて発電する燃料電池システムでは、水素ガスを燃料電池に供給する供給路と、燃料電池にて使用されなかった水素オフガスを再び供給路へと戻して燃料電池に再供給するための循環経路とが設けられている。また、この循環経路には、水素オフガスを搬送するための水素ポンプが設けられている。水素ポンプは、内部に配置された一対のロータの回転により、水素オフガスを搬送するようになっている。そして、水素ポンプにより供給路へと搬送された水素オフガスは、新たに供給された水素ガスに混合されることにより、燃料電池に再供給される。(例えば、特許文献1参照)。また、水素ポンプは、モータの回転による発熱や水素オフガスの断熱圧縮による発熱を運転時の熱源として利用している。
しかし、上記燃料電池システムにおいては、燃料電池の発電に伴って生成された水は、水素オフガスと共に燃料電池から排出され、水素オフガスと共に水素ポンプ内に進入する。そして、例えば、氷点下といった低温環境下で燃料電池システムが運転状態から停止されたとき、水素ポンプ内に水が残留していると、水が凍結してしまい、凍結によりロータの端面と水素ポンプの内壁面とが貼り付いてしまうことがあった。これにより、ロータの回転がロックしてしまうことがあった。
ロータの端面と水素ポンプの内壁面とが貼り付いた場合は、燃料電池システムの運転再開時に、ロータの端面を水素ポンプの内壁面から引き剥がすために、水素ポンプを十分に昇温させる必要があるが、氷点下といった低温環境下で燃料電池システムの運転を再開しても、モータの回転による発熱や水素オフガスの断熱圧縮による発熱よりも放熱の方が大きく、水素ポンプが十分に昇温できないことがあった。
そこで、本発明は、放熱を抑制することができる水素ポンプを提供することを目的とする。
本発明の水素ポンプは、水素を供給するロータが配置されたロータ部と、前記ロータを駆動させるモータが配置されたモータ部と、を備え、前記ロータ部は、開口部が形成され、前記ロータを収容するハウジングと、前記ハウジングの前記開口部を覆うカバーと、を備え、前記カバーには、断熱材が配置されることを特徴とする。
このような構成によれば、水素ポンプの放熱を断熱材によって抑制することができる。よって、氷点下の運転時においても、モータの回転による発熱や水素オフガスの断熱圧縮による発熱により、水素ポンプを昇温させることができ、水素ポンプが、ロックすることを抑制できる。
本発明にかかる水素ポンプは、放熱を抑制することができる。
<第1実施形態>
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池2、酸化ガス配管系3及び燃料ガス配管系4を備える。
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池2、酸化ガス配管系3及び燃料ガス配管系4を備える。
燃料電池2は、多数の単セルを積層したスタック構造を備える。固体高分子電解質型の単セルは、電解質膜の一方の面に空気極を有し、他方の面に燃料極を有し、さらに空気極及び燃料極を両側から挟みこむように一対のセパレータを有する。電解質膜は、一般にフッ素系の膜が用いられる。一方のセパレータの酸化ガス流路2aに酸化ガスが供給され、他方のセパレータの燃料ガス流路2bに燃料ガスが供給される。供給された酸化ガス及び燃料ガスの電気化学反応により、燃料電池2は電力を発生する。また、電気化学反応により、燃料電池2は発熱すると共に空気極側に水を生成する。
酸化ガス配管系3は、供給路11及び排出路12を有する。コンプレッサ14は、供給路11に設けられ、エアクリーナ13を介して酸化ガスとしての外気を取り込み、燃料電池2の酸化ガス流路2aに圧送する。圧送される酸化ガスは、加湿器15によって酸化オフガスとの間で水分交換がなされ、適度に加湿される。酸化オフガスは、酸化ガス流路2aから排出路12に排出され、エア調圧弁16及び加湿器15を経た後、図示省略したマフラーを経て最終的に排ガスとしてシステム外の大気中に排気される。
燃料ガス配管系4は、燃料ガスとしての水素ガスを燃料電池2に給排する。燃料ガス配管系4は、水素供給源21、供給路22、循環路23、水素ポンプ24及びパージ路25を有する。水素ガスは、元弁26を開くことで水素供給源21から供給路22に流出し、レギュレータ27及び遮断弁28を経て燃料ガス流路2bに供給される。その後、水素ガスは、燃料ガス流路2bから水素オフガスとして循環路23に排出される。水素オフガスは、循環路23と供給路22との合流点A1に水素ポンプ24によって圧送され、水素ガスに合流して再び燃料ガス流路2bに供給される。水素オフガスの一部は、パージ弁33の適宜の開弁により、循環路23からパージ路25へと排出され、図示省略した水素希釈器を経て外部に排出される。また、燃料電池2での電気化学反応によって生成された生成水が水素オフガスと共に燃料電池2から循環路23へと排出され、水素ポンプ24内に進入する。
図2は、水素ポンプ24の断面図であり、図3は、水素ポンプ24の斜視図であり、図4は、ロータ部60の斜視図である。
水素ポンプ24は、図2に示すように、水素を供給するロータ42、43が配置されたロータ部60と、ロータ42、43を駆動させるモータ72が配置されたモータ部70と、断熱材80と、を備えている。水素ポンプ24は、モータ72の回転による発熱や水素オフガスの断熱圧縮による発熱を運転時の熱源として利用している。
ロータ部60は、ハウジング41と、一対のロータ42、43と、カバー75と、を備えている。
ハウジング41は、筒状であり、一対のロータ42、43を収容している。ハウジング41には、モータ部70と反対側において、図4に示すように、開口部55が形成されている。また、ケーシング41には、吸気口51と、図示しない排気口と、が形成されている。吸気口51と排気口とは、ロータ42、43を挟んで対向するように位置し、いずれも内部に連通している。水素オフガスは、吸気口51から内部へと吸入され、各ロータ42、43とハウジング41の内面との間で移動し、排気口から外部へと吐出される。
一対のロータ42、43は、図4に示すように、ハウジング41内において位相を約90度ずらした状態で配置されている。ロータ42、43は、それぞれ、回転軸61、62に接続されており、互いに逆向きに回転可能に構成されている。モータ72の出力が回転軸61に入力され、ロータ42が回転すると共に、回転軸61の回転力がギヤを介して回転軸62に伝達され、ロータ43が回転するようになっている。また、ロータ42、43が互いに逆向きに同期回転することで、水素オフガスを昇圧するようになっている。
カバー75は、円形状であり、ハウジング41に形成された開口部55を覆うように配置される。カバー75の外側には、断熱材80が配置される。
モータ部70は、ハウジング71と、モータ72と、を備えている。
ハウジング71は、筒状であり、ロータ部60のハウジング41と連結しており、内部にモータ72が配置されている。また、ハウジング71の内周は、ロータ部60のハウジング41の内周よりも小さくなるように形成されている。
モータ72は、ロータ42、43を回転させるための駆動源であり、回転軸61、62に駆動を入力する。
断熱材80は、円形状であり、カバー75上に配置されている。断熱材80は、図2に示すように、カバー75の厚さより厚くなっている。断熱材80は、例えば、断熱性の高い樹脂などから形成することができる。また、断熱材80の形状は、円形状に限定されず、例えば、矩形状であってもよい。
以上のような構成によれば、水素ポンプ24の放熱を断熱材80によって抑制することができる。よって、氷点下の運転時においても、モータ72の回転による発熱や水素オフガスの断熱圧縮による発熱により、水素ポンプ24を昇温させることができ、水素ポンプ24が、ロックすることを抑制できる。
また、断熱材80によって、カバー75の剛性が上がるため、水素ポンプ24に進入した生成水がロータ42とロータ43との間で押しつぶされ、回転軸61、62方向に押し出されるときに生じる衝撃波による騒音を抑制することができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態における水素ポンプ24の断面図である。第2実施形態における水素ポンプ24は、ロータ部60のハウジング41の内周面を樹脂材料81でコーティングしている。樹脂材料81は、例えば、水素オフガス及び生成水中の腐食生成イオンをイオン交換により吸着するイオン交換樹脂を用いるとよい。
図5は、第2実施形態における水素ポンプ24の断面図である。第2実施形態における水素ポンプ24は、ロータ部60のハウジング41の内周面を樹脂材料81でコーティングしている。樹脂材料81は、例えば、水素オフガス及び生成水中の腐食生成イオンをイオン交換により吸着するイオン交換樹脂を用いるとよい。
以上のような構成によれば、水素ポンプ24の放熱を樹脂材料81によって抑制することができる。よって、氷点下の運転時においても、モータ72の回転による発熱や水素オフガスの断熱圧縮による発熱により、水素ポンプ24を昇温させることができ、水素ポンプ24が、ロックすることを抑制できる。
また、樹脂材料81としてイオン交換樹脂をコーティングすれば、生成水に含まれる腐食生成イオンによる水素ポンプ24の腐食や燃料電池2の腐食を抑制することができる。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
2a 酸化ガス流路
2b 燃料ガス流路
3 酸化ガス配管系
4 燃料ガス配管系
23 循環路
24 水素ポンプ
41 ハウジング
42 ロータ
43 ロータ
55 開口部
60 ロータ部
70 モータ部
72 モータ
75 カバー
80 断熱材
81 樹脂材料
2 燃料電池
2a 酸化ガス流路
2b 燃料ガス流路
3 酸化ガス配管系
4 燃料ガス配管系
23 循環路
24 水素ポンプ
41 ハウジング
42 ロータ
43 ロータ
55 開口部
60 ロータ部
70 モータ部
72 モータ
75 カバー
80 断熱材
81 樹脂材料
Claims (1)
- 燃料電池の循環流路に配置された水素ポンプであって、
前記水素ポンプは、
水素を供給するロータが配置されたロータ部と、
前記ロータを駆動させるモータが配置されたモータ部と、
を備え、
前記ロータ部は、
開口部が形成され、前記ロータを収容するハウジングと、
前記ハウジングの前記開口部を覆うカバーと、
を備え、
前記カバーには、断熱材が配置される、水素ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016234792A JP2018091210A (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 水素ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016234792A JP2018091210A (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 水素ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018091210A true JP2018091210A (ja) | 2018-06-14 |
Family
ID=62565272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016234792A Pending JP2018091210A (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 水素ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018091210A (ja) |
-
2016
- 2016-12-02 JP JP2016234792A patent/JP2018091210A/ja active Pending
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