JP2018092692A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧設定テーブルを不揮発性メモリのメモリ領域に格納する場合、その領域が大きくなってしまう。【解決手段】半導体装置は、メモリ装置と、前記メモリ装置を制御する制御装置と、を備える。前記メモリ装置は、不揮発性メモリ素子で構成され、書き換えに必要な設定情報を格納するメモリと、第一レジスタおよび書換え終了フラグを有する第一制御回路と、書き換え電圧を生成する電源回路と、を備える。前記制御装置は、書換え開始フラグを有する第二制御回路と、前記書換え開始フラグおよび前記書換え終了フラグに基づいて書換え電圧印加時間を計測するカウンタと、前記書換え電圧印加時間に基づいて次の書き換え電圧を格納する第二レジスタと、を備える。前記制御装置は、前記メモリを書き換えるコマンドを受けた場合、前記メモリ内の書き換えに必要な設定情報を読出して、前記第一レジスタに書き戻しを行う。【選択図】図1
Description
本開示は半導体装置に関し、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換え可能な不揮発性メモリ装置を内蔵する半導体装置に適用可能である。
現在、プログラムやデータを格納しておくデバイスとして、電気的に書換え可能な不揮発性メモリ装置の一つであるフラッシュメモリが幅広く使われている。フラッシュメモリは、書き換え時に印加する電圧を読み取り時の電圧よりも高くすることで何回も記憶内容の消去・書き込みが可能なメモリ素子である。つまり、メモリ素子に対してパルス状の電圧を印加し、ゲート絶縁膜に電流を流してメモリ素子に電子を注入したり、電子を引き抜いたりすることによって書き換えを行う。
このように、フラッシュメモリは、書き換えを行う度にゲート絶縁膜に電流を流す必要があるため、本質的に劣化を避けることができない。このため、フラッシュメモリはメモリ素子の劣化が進むと書き換えができなくなり、書き換え回数に限界があるという特徴がある。よって、書き換えの際にメモリ素子に対して適切なパルス電圧を適切なパルス幅で印加する技術が重要となってくる。
このように、フラッシュメモリは、書き換えを行う度にゲート絶縁膜に電流を流す必要があるため、本質的に劣化を避けることができない。このため、フラッシュメモリはメモリ素子の劣化が進むと書き換えができなくなり、書き換え回数に限界があるという特徴がある。よって、書き換えの際にメモリ素子に対して適切なパルス電圧を適切なパルス幅で印加する技術が重要となってくる。
国際公開第2014/033851号(特許文献1)には、「半導体装置では、バンド間トンネル方式によるデータ消去の際に、チャージポンプ回路の出力電圧が所定の基準電圧まで回復したという条件に加えて、消去対象のメモリセルへの昇圧電圧の供給を開始してから所定の基準時間が経過したという条件が満たされたとき、消去対象のメモリセルへの昇圧電圧の供給を終了する。」ことが開示されている。
しかし、特許文献1の技術を実現するためには、1サイクルごとに設定するチャージポンプ回路の出力電圧値やメモリゲート電圧値等の消去時の電圧設定テーブルが必要となる。詳細に設定電圧を決めようとすると、テーブル規模が拡大してしまう。このテーブルをフラッシュメモリ等の不揮発性メモリのメモリ領域に格納する場合、その領域が大きくなってしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、半導体装置は、不揮発性メモリの書き換え電圧印加時間を計測し、計測時間に基づいて次の書き換え電圧を決定する。
すなわち、半導体装置は、不揮発性メモリの書き換え電圧印加時間を計測し、計測時間に基づいて次の書き換え電圧を決定する。
上記半導体装置によれば、書き換え電圧テーブルの大きさを低減することができる。
以下、実施形態および実施例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。
まず、実施形態に係る半導体装置である不揮発性メモリ装置について図1〜4を用いて説明する。図1は実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成および動作を説明するためのブロック図である。図2は消去電圧の波形を示す図である。図3は電源回路のチャージポンプ回路の電圧−電流特性を示す図である。
実施形態に係る不揮発性メモリ装置NVMはメモリ装置FMUと制御装置FCUとを備える。メモリ装置FMUはメモリMRYと第一レジスタREG1を有する第一制御回路PE1と電源回路PSCとを備える。なお、不揮発性メモリ装置NVMがメモリ装置FMUを複数有する場合は、電源回路PSCを共用し、個々のメモリ装置FMUそれぞれが電源回路PSCを備えなくてもよい。制御装置FCUは第二制御回路PE2と第二レジスタREG2と消去電圧印加時間を計測するカウンタCNTとを備える。メモリMRYはメモリアレイとその周辺回路を備え、消去等の書き換えに必要な初期設定情報(テーブル)が格納される。メモリの書き換え実施には制御装置FCUがメモリMRY内のテーブルのデータを読出して、メモリ装置FMU内の第一レジスタREG1に書き戻しを行う。なお、メモリの書き換えではメモリの消去動作と書込み動作が行われる。
メモリMRYは、例えば電荷蓄積部を有し、電荷蓄積部の電荷量に応じた閾値電圧の変化によってデータを記憶するメモリセルトランジスタを備える。電源回路PSCは、例えば書換え動作時にメモリセルトランジスタの一方の主電極に供給するための書換え電圧を生成する電圧生成回路と、電圧生成回路の出力電圧を検出して基準値と比較する検出回路と、を備える。
不揮発性メモリ装置NVMの消去動作について以下説明する。
(1)制御装置FCUはCPU等の外部から消去コマンドを受けて消去に必要な初期設定情報をメモリ装置FMU内のメモリMRYから制御装置FCUへ転送するように制御し、制御装置FCU内の第二レジスタREG2に格納する。その後、制御装置FCUは第二レジスタREG2内の初期設定情報(初期消去電圧情報)をメモリ装置FMUの第一制御回路PE1内の第一レジスタREG1へ書き戻す。
(2)制御装置FCUの第二制御回路PE2は消去開始フラグをメモリ装置FMUおよび制御装置FCU内のカウンタCNTへ発行する。これにより、メモリ装置FMUは消去動作を開始し、制御装置FCU内のカウンタCNTはカウント動作を開始する。
(3)メモリ装置FMUは消去開始フラグおよび第一レジスタREG1に書き込まれた情報に基づいて電源回路PSCを制御してメモリMRYのメモリセルトランジスタの消去を実施する。例えば、第一制御回路PE1は、消去開始フラグに基づいて消去電圧をメモリセルトランジスタの主電極に供給する。
(4)メモリ装置FMUの第一制御回路PE1は1回目の消去動作の終了を検出した後、制御装置FCUに対して消去終了フラグを発行する。なお、消去動作終了は消去印加電圧が初期電圧に戻ったことを検出する。例えば、検出回路は消去電圧が基準値よりも大きくなることを検出して終了フラグをセットし、消去電圧の供給を停止する。これにより、制御装置FCUの第二制御回路PE2は制御装置FCU内のカウンタCNTを停止し、カウント数に対応する消去電圧印加時間(Tp)を計測する。
(5)制御装置FCU内のカウンタCNTは計測結果(カウント数)を制御装置FCU内の第二制御回路PE2へ転送する。
(6)制御装置FCUの第二制御回路PE2は計測結果に応じた電圧値を設定してメモリ装置FMU内の第一レジスタREG1に設定する。例えば、第二制御回路PE2は、カウンタCNTの計数結果に基づいて、次にメモリセルトランジスタの主電極に印加する消去電圧を決定する。
(7)上記(2)〜(6)を規定消去回数に達するまで実行する。
(8)消去ベリファイを実行する。
(1)制御装置FCUはCPU等の外部から消去コマンドを受けて消去に必要な初期設定情報をメモリ装置FMU内のメモリMRYから制御装置FCUへ転送するように制御し、制御装置FCU内の第二レジスタREG2に格納する。その後、制御装置FCUは第二レジスタREG2内の初期設定情報(初期消去電圧情報)をメモリ装置FMUの第一制御回路PE1内の第一レジスタREG1へ書き戻す。
(2)制御装置FCUの第二制御回路PE2は消去開始フラグをメモリ装置FMUおよび制御装置FCU内のカウンタCNTへ発行する。これにより、メモリ装置FMUは消去動作を開始し、制御装置FCU内のカウンタCNTはカウント動作を開始する。
(3)メモリ装置FMUは消去開始フラグおよび第一レジスタREG1に書き込まれた情報に基づいて電源回路PSCを制御してメモリMRYのメモリセルトランジスタの消去を実施する。例えば、第一制御回路PE1は、消去開始フラグに基づいて消去電圧をメモリセルトランジスタの主電極に供給する。
(4)メモリ装置FMUの第一制御回路PE1は1回目の消去動作の終了を検出した後、制御装置FCUに対して消去終了フラグを発行する。なお、消去動作終了は消去印加電圧が初期電圧に戻ったことを検出する。例えば、検出回路は消去電圧が基準値よりも大きくなることを検出して終了フラグをセットし、消去電圧の供給を停止する。これにより、制御装置FCUの第二制御回路PE2は制御装置FCU内のカウンタCNTを停止し、カウント数に対応する消去電圧印加時間(Tp)を計測する。
(5)制御装置FCU内のカウンタCNTは計測結果(カウント数)を制御装置FCU内の第二制御回路PE2へ転送する。
(6)制御装置FCUの第二制御回路PE2は計測結果に応じた電圧値を設定してメモリ装置FMU内の第一レジスタREG1に設定する。例えば、第二制御回路PE2は、カウンタCNTの計数結果に基づいて、次にメモリセルトランジスタの主電極に印加する消去電圧を決定する。
(7)上記(2)〜(6)を規定消去回数に達するまで実行する。
(8)消去ベリファイを実行する。
図3に示すように、電源回路PSCのチャージポンプ回路は電圧が所定電圧(例えばV1)よりも高くなると、供給電流が減少し、ポンプ能力が減少する。そこで、第二制御回路PE2はカウンタCNTのカウント数と電圧増減幅の関係を下記の様に設定する。
(a)カウンタCNTのカウント数が多い場合、電源回路PSCのチャージポンプ能力が不足していると判断し、消去電圧を下げることで高い能力で消去を行う。このときの消去電圧は例えばV1とし、減少電圧幅はΔVdである。
(b)消去電圧が低いままだとVth変動が困難である(Vthを深くできない)ため、カウンタCNTのカウント数が少なくなったところで消去電圧を上げる。このときの消去電圧は例えばV2とし、増加電圧幅はΔViである。ここで、ΔViはΔVd以上とする。これにより、消去電圧を高めていくことができる。
(c)上記(a)、(b)を繰り返す。
(a)カウンタCNTのカウント数が多い場合、電源回路PSCのチャージポンプ能力が不足していると判断し、消去電圧を下げることで高い能力で消去を行う。このときの消去電圧は例えばV1とし、減少電圧幅はΔVdである。
(b)消去電圧が低いままだとVth変動が困難である(Vthを深くできない)ため、カウンタCNTのカウント数が少なくなったところで消去電圧を上げる。このときの消去電圧は例えばV2とし、増加電圧幅はΔViである。ここで、ΔViはΔVd以上とする。これにより、消去電圧を高めていくことができる。
(c)上記(a)、(b)を繰り返す。
以上、消去動作について説明したが、書込み動作についても同様である。書込み動作時は、「消去」を「書込み」と読み替える。なお、消去と書込みを区別しない場合は、「書換え」を使用する。
従来、書換え時の印加電圧の設定値は実機評価を繰返し、最適な値を決めていた。また、この値は半導体チップごとではなくマージンをもってすべての半導体チップに対応できる値となっている。本実施形態では最適な設定値(印加電圧情報)は制御装置FCUが書換え時間(カウンタCNTのカウント値)から算出する。これにより、半導体チップごとの書換え特性に合わせた電圧印加が可能であり、最低限の電圧と時間で書換えを実施するので、メモリセルの信頼性向上に寄与できる。
また、書換え時間に基づいて印加電圧情報(電圧インクリメント幅)を決めるため、テーブル規模の削減が可能である。これにより、メモリ装置FMU内の書換え情報格納用メモリ領域の削減、制御装置FCU内のレジスタ数の削減および書換え情報の転送時間の削減が可能になる。
次に、書換え時間(消去時間および書込み時間)の上限設定について図4を用いて説明する。図4は消去時間の上限設定を説明するための図である。
消去時間(カウンタCNTのカウント数)の上限(Tmax)を設定し、消去終了フラグを受信する前に、消去電圧のパルス印加時間が上限(Tmax)を超える場合は、制御装置FCUは、自動で消去電圧を所定電圧に降下させる(図4のA、例えば、7.0V⇒6.0V)。このとき、計測していた消去時間(カウンタCNT)をリセットし、上記(2)以降の処理を実行する。消去時間上限(Tmax)以内の場合は、上記(4)以降の処理(消去時間に応じた電圧上昇を行って次の消去電圧のパルス印加)を実施する(図4のB)。消去時間の上限設定について説明したが、書込み時間の上限設定についても同様である。これにより、半導体チップ毎の書換え特性に合わせた最適な電圧および幅の書換えパルスを印加することができ、メモリセルの信頼性向上に寄与することができる。
消去電圧をモニタし、消去電圧が所定電圧以上になるまでは消去ベリファイを行わないようにしてもよい。また、書込み電圧をモニタし、書込み電圧が所定電圧以上になるまでは書込みベリファイを行わないようにしてもよい。これにより、無駄なベリファイをスキップすることができ、書換え時間の短縮が可能となる。
実施形態の一例について以下の実施例を用いて説明する。
[半導体装置の構成]
図5は、実施例による半導体装置の構成を示すブロック図である。図5には、半導体装置の一例であるマイクロコンピュータは、一つの半導体チップに、CPU(Central Processing Unit)2と、RAM(Random Access Memory)3と、不揮発性メモリ装置4と、周辺回路5と、インターフェース回路(I/F)7と、これらを相互に接続するデータバス8と、電源回路6とを含む。
図5は、実施例による半導体装置の構成を示すブロック図である。図5には、半導体装置の一例であるマイクロコンピュータは、一つの半導体チップに、CPU(Central Processing Unit)2と、RAM(Random Access Memory)3と、不揮発性メモリ装置4と、周辺回路5と、インターフェース回路(I/F)7と、これらを相互に接続するデータバス8と、電源回路6とを含む。
電源回路6は、マイクロコンピュータ1の外部から受けた外部電源電圧(VCC)に基づいて内部電源電圧(VDD)を生成する。内部電源電圧(VDD)は、マイクロコンピュータ1の各部に供給される(図5では、不揮発性メモリ装置4への供給のみが代表的に示されている)。
不揮発性メモリ装置4は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read-only Memory)またはフラッシュメモリなどである。不揮発性メモリ装置4の各メモリセルは、ゲート電極とチャネル層との間に電荷蓄積部を有する。電荷蓄積部に蓄積された電荷によってメモリセルの閾値電圧が変化し、これによって「1」、「0」の情報を記憶することができる。電荷蓄積部として、一般に、多結晶シリコン膜で形成された浮遊ゲート(フローティングゲート)、または窒化ケイ素膜などが用いられる。窒化ケイ素膜は、膜中に分散して存在する捕獲準位(トラップレベル)によって電荷を蓄積する。この実施の形態では、窒化ケイ素膜を電荷蓄積部として用いた例について説明する。次に、メモリセルの具体的構成をさらに詳しく説明する。
[メモリセルの構成]
図6Aは、メモリセルの構成を模式的に示す断面図である。図6Bは、メモリセルの回路図記号を示す図である。図6Aおよび図6Bにおいて、対応する部分には同一の参照符号を付す。
図6Aは、メモリセルの構成を模式的に示す断面図である。図6Bは、メモリセルの回路図記号を示す図である。図6Aおよび図6Bにおいて、対応する部分には同一の参照符号を付す。
図6Aおよび図6Bを参照して、メモリセル(「メモリセルトランジスタ」とも称する)MCは、基板20上に形成され、コントロールゲート(CG:Control Gate)21、電荷蓄積部22、メモリゲート(MG:Memory Gate)23、ソース領域24、およびドレイン領域25を含む。コントロールゲート21は、P型シリコン基板20の表面上に絶縁層(図示せず)を介して形成される。電荷蓄積部22は、コントロールゲート21の側壁に酸化シリコン膜(図示せず)、窒化ケイ素膜(図示せず)、および酸化シリコン膜(図示せず)からなるONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜で形成される。ONO膜上には、サイドウォール構造のメモリゲート23が形成される。ソース領域24およびドレイン領域25は、コントロールゲート21の左側およびメモリゲート23の右側の基板20にN型不純物を注入することによってそれぞれ形成される。基板20に垂直な方向から見て、メモリゲート23の一部とソース領域24の一部とはオーバーラップし、コントロールゲート21の一部とドレイン領域25の一部とはオーバーラップしている。
メモリセルMCが複数配列されたメモリアレイには、各々が、メモリセル行に対応して行方向Xに延在する、メモリゲート線MGL、コントロールゲート線CGL、およびソース線SLが設けられる。メモリセル列に対応して列方向Yに延在する主ビット線BLが設けられる。各メモリセルMCにおいて、メモリゲート23は、対応のメモリゲート線MGLに接続される。コントロールゲート21は、対応のコントロールゲート線CGLに接続される。ソース領域24は、対応のソース線SLに接続される。ドレイン領域25は、対応の主ビット線BLに接続される。
[メモリセルの動作]
各メモリセルMCには固有のアドレスが割り当てられ、各メモリセルMCは電荷蓄積部22の電荷量に応じた閾値電圧の変化によって1ビットのデータを記憶する。
各メモリセルMCには固有のアドレスが割り当てられ、各メモリセルMCは電荷蓄積部22の電荷量に応じた閾値電圧の変化によって1ビットのデータを記憶する。
図7A〜図7Dには、メモリセルMCの動作時の状態が示される。図7Aはプログラムパルス印加動作時の状態を示す図であり、図7Bは消去パルス印加動作時の状態を示す図であり、図7Cは読出動作時の状態を示す図であり、図7Dはプログラムベリファイ動作時の状態を示す図である。
図7Aを参照して、プログラムパルス印加動作時は、メモリゲート23に6.4〜11Vの間の選択された電圧が印加され、コントロールゲート21には1.0Vが印加され、ソース領域24には3.2〜7.0Vの間の選択された電圧が印加され、ドレイン領域25には0.8Vが印加される。これにより、ソースサイド注入(SSI:Source Side Injection)方式により、ホットエレクトロンが電荷蓄積部22に注入されてメモリセルMCの閾値電圧が高くなる。プログラムパルス印加動作は、メモリセルMCの閾値電圧が所定のプログラムベリファイ電圧(PV)よりも高くなるまで繰り返し行なわれる。プログラムされたメモリセルMCには、データ“0”と“1”のうちのたとえば“1”が記憶される(“0”と決めてもよいが、この明細書では“1”とする)。なお、メモリゲート23の電圧は、メモリセルMCの閾値電圧が高くなり難い場合に正側に高いレベルに設定される。ソース領域24の電圧は、メモリゲート23の電圧に応じて設定される。
図7Bを参照して、消去パルス印加動作時は、メモリゲート23に−3.3〜−8Vの間の選択された電圧が印加され、コントロールゲート21には0Vが印加され、ソース領域24には3.2〜7.0Vが印加され、ドレイン領域25はOPEN状態にされ、基板20は接地される(0Vが印加される)。これによって、メモリゲート23とオーバーラップしているソース領域24の部分には高電界がかかる。このため、エネルギーバンドが曲がるので、価電子帯(Valence Band)から伝導帯(Conduction Band)に電子がトンネルするバンド間トンネル(BTBT:Band To Band Tunneling)が生じる。バンド間トンネルによって、価電子帯には正孔(ホール)が生成される。トンネルした電子はソース線SLに到達し、価電子帯に生成された正孔の一部は基板20に到達するので、ソース線SLから基板20に電流が流れる。生成された正孔の一部は高電界で加速されることによりホットホールとなって、電荷蓄積部22に注入される。この結果、メモリセルMCの閾値電圧が低下する。
このバンド間トンネル方式による消去パルスの印加動作は、メモリセルMCの閾値電圧が所定の消去ベリファイ電圧(EV)よりも低くなるまで繰り返し行なわれる。消去されたメモリセルMCには、データ“0”と“1”のうちのたとえば“0”が記憶される。なお、メモリゲート23の電圧は、メモリセルMCの閾値電圧が低くなり難い場合に負側に高いレベルに設定される。ソース領域24の電圧は、メモリゲート23の電圧に応じて設定される。
図7Cを参照して、読出動作時は、メモリゲート23およびソース領域24に0Vが印加され、コントロールゲート21およびドレイン領域25に1.5Vが印加され、ドレイン領域25とソース領域24の間に流れる読出し電流(Id)が閾値電流よりも大きいか否かが判定される。読出し電流(Id)が閾値電流よりも大きい場合は、メモリセルMCの閾値電圧が低いのでメモリセルMCの記憶データは“0”であると判定される。逆に、読出し電流(Id)が閾値電流よりも小さい場合は、メモリセルMCの閾値電圧が高いのでメモリセルMCの記憶データは“1”であると判定される。
図7Dを参照して、プログラムベリファイ動作時は、メモリゲート23にプログラムベリファイ電圧(PV)が印加され、ソース領域24に0Vが印加され、コントロールゲート21およびドレイン領域25に1.5Vが印加され、ドレイン領域25とソース領域24の間に流れる読出し電流(Id)が閾値電流よりも大きいか否かが判定される。読出し電流(Id)が閾値電流よりも大きい場合は、メモリセルMCの閾値電圧がプログラムベリファイ電圧(PV)よりも低いので、プログラムは完了していないと判定される。逆に、読出し電流(Id)が閾値電流よりも小さい場合は、メモリセルMCの閾値電圧がプログラムベリファイ電圧(PV)よりも高いので、プログラム完了したと判定される。
消去ベリファイ動作時には、図7Dにおいて、メモリゲート23には、プログラムベリファイ電圧(PV)に代えて消去ベリファイ電圧(EV)が印加される。その他箇所に印加される電圧は図7Dの場合と同じである。ドレイン領域25とソース領域24の間に流れる読出し電流(Id)が閾値電流よりも大きい場合は、メモリセルMCの閾値電圧が消去ベリファイ電圧(EV)よりも低いので、消去は完了したと判定される。逆に、読出し電流(Id)が閾値電流よりも小さい場合は、メモリセルMCの閾値電圧が消去ベリファイ電圧(EV)よりも高いので、消去は完了していないと判定される。
[不揮発性メモリ装置の構成]
図8は、図5の不揮発性メモリ装置の全体構成を示すブロック図である。不揮発性メモリ装置4はメモリ装置FMUと制御装置FCUとを備える。メモリ装置FMUは、メモリMRYと、第一レジスタREG1(図示せず)を有する制御回路40(PE1)と、電源回路50(PSC)と、電源切替回路60と、を備える。メモリMRYは、消去等の書き換えに必要な初期設定情報(テーブル)が格納される。メモリMRYは、メモリアレイ30、アドレスバッファ31、入出力回路32、ワード線デコーダ部35、コントロールゲート線ドライバ部36、メモリゲート線ドライバ部37、カラム系選択回路38、ソース線ドライバ部33、ソース線ゲートドライバ部34、を含む。なお、上述したように、制御装置FCUは消去開始フラグを有する第二制御回路PE2(図示せず)と第二レジスタREG2(図示せず)と消去電圧印加時間を計測するカウンタCNT(図示せず)とを備え、上述した動作を行う。
図8は、図5の不揮発性メモリ装置の全体構成を示すブロック図である。不揮発性メモリ装置4はメモリ装置FMUと制御装置FCUとを備える。メモリ装置FMUは、メモリMRYと、第一レジスタREG1(図示せず)を有する制御回路40(PE1)と、電源回路50(PSC)と、電源切替回路60と、を備える。メモリMRYは、消去等の書き換えに必要な初期設定情報(テーブル)が格納される。メモリMRYは、メモリアレイ30、アドレスバッファ31、入出力回路32、ワード線デコーダ部35、コントロールゲート線ドライバ部36、メモリゲート線ドライバ部37、カラム系選択回路38、ソース線ドライバ部33、ソース線ゲートドライバ部34、を含む。なお、上述したように、制御装置FCUは消去開始フラグを有する第二制御回路PE2(図示せず)と第二レジスタREG2(図示せず)と消去電圧印加時間を計測するカウンタCNT(図示せず)とを備え、上述した動作を行う。
メモリアレイ30には、図6A、6Bで説明したメモリセルMCが行列状に多数配列される。この実施例では、ビット線は、複数の主ビット線BLと副ビット線SBLとを含む。各主ビット線BLには、スイッチ用のトランジスタQCを介して複数の副ビット線SBLが接続される。メモリセルMCのドレイン領域25は、対応の副ビット線SBLに接続される。
アドレスバッファ31は、不揮発性メモリ装置4の外部(例えば、図5のCPU2)から、アドレス信号(行アドレス信号、列アドレス信号)を受ける。アドレスバッファ31は、外部から受けた行アドレス信号をワード線デコーダ部35に出力し、列アドレス信号をカラム系選択回路38に出力する。
アドレスバッファ31は、不揮発性メモリ装置4の外部(例えば、図5のCPU2)から、アドレス信号(行アドレス信号、列アドレス信号)を受ける。アドレスバッファ31は、外部から受けた行アドレス信号をワード線デコーダ部35に出力し、列アドレス信号をカラム系選択回路38に出力する。
入出力回路32は、不揮発性メモリ装置4の外部(例えば、図5のCPU2)から受けた書込データ信号をカラム系選択回路38に出力する。入出力回路32は、さらに、カラム系選択回路38から受けた読出データ信号を不揮発性メモリ装置4の外部に出力する。
ワード線デコーダ部35は、アドレスバッファ31を介して受けた行アドレス信号をデコードすることによって、メモリアレイ30の選択行を指定する信号を出力する。
コントロールゲート線ドライバ部36は、ワード線デコーダ部35によって指定された選択行に対応するコントロールゲート線CGLに、電源切替回路60を介して受けた所定の動作電圧を供給する。
メモリゲート線ドライバ部37は、ワード線デコーダ部35によって指定された選択行に対応するメモリゲート線MGLに、電源切替回路60を介して受けた所定の動作電圧を供給する。
コントロールゲート線ドライバ部36は、ワード線デコーダ部35によって指定された選択行に対応するコントロールゲート線CGLに、電源切替回路60を介して受けた所定の動作電圧を供給する。
メモリゲート線ドライバ部37は、ワード線デコーダ部35によって指定された選択行に対応するメモリゲート線MGLに、電源切替回路60を介して受けた所定の動作電圧を供給する。
ソース線ドライバ部33は、複数のソース線ドライバSLDを含む。各ソース線ドライバSLDは、対応のソース線SLに、接地電圧または電源切替回路60を介して受けた所定の動作電圧を供給する。なお、各ソース線ドライバSLDは、対応のスイッチ用のトランジスタQAを介在してソース線SLに接続される。
ソース線ゲートドライバ部34は、複数のソース線ゲートドライバSGDを含む。各ソース線ゲートドライバ部34は、対応のトランジスタQAのゲートを駆動する。
カラム系選択回路38には、主ビット線BLにそれぞれ対応して複数の書込ラッチが設けられる。各書込ラッチは、入出力回路32を介して入力された書込データを格納する。
カラム系選択回路38には、さらに、アドレスバッファ31を介して受けた列アドレス信号をデコードするカラムデコーダ回路が設けられる。カラム系選択回路38は、データ書込時には、カラムデコーダ回路によるデコード結果および書込ラッチに格納された書込データに基づいて、選択された主ビット線BL(選択列に対応する主ビット線BL)に、接地電圧または電源切替回路60を介して受けた所定の動作電圧を供給する。
カラム系選択回路38には、さらに、選択された主ビット線BLを介して読出対象のメモリセルMCに流れる電流を検知する読出用センスアンプ(SA:Sense Amplifier)回路、および選択された主ビット線BLを介してプログラム対象または消去対象のメモリセルMCに流れる電流を検知するベリファイ用センスアンプ回路などが含まれる。
制御回路40は図1の第一制御回路PE1に対応し、図5のCPU2などのホストから受けたコマンドに従って、プログラムパルス印加動作、消去パルス印加動作、読出動作、プログラムベリファイ動作、および消去ベリファイ動作などの各動作モードを実行する第二制御回路PE2からの制御信号に従ってメモリMRYを制御する。制御回路40は、さらに、各動作モードに必要な動作電圧が各ドライバ部に供給されるように、電源回路50および電源切替回路60を制御する。メモリの書き換え実施の際は、制御装置FCUがメモリMRY内のテーブルのデータを読出して、制御回路40内の第一レジスタREG1に書き戻しを行う。
より詳細には、制御回路40は、制御装置FCUから制御信号を受ける主制御部41と、電源回路制御部42と、タイミング制御部43とを含む。電源回路制御部42は、主制御部41の制御に従って電源回路50を制御する。タイミング制御部43は、主制御部41の制御に従ってソース線ドライバ部33に制御信号(SLDCTL)を出力することにより、各ソース線SLに動作電圧(昇圧電圧(VUCP))を供給するタイミングを制御する。この明細書では、消去動作時にソース線ドライバ部33に出力される制御信号(SLDCTL)を「消去パルス」とも称する。
図8では図示を省略しているが、タイミング制御部43は、さらに、メモリゲート線ドライバ部37に制御信号を出力することにより、各メモリゲート線MGLに動作電圧を供給するタイミングを制御し、コントロールゲート線ドライバ部36に制御信号を出力することにより、各コントロールゲート線CGLに動作電圧を供給するタイミングを制御する。
電源回路50は、図5の電源回路6で生成された内部電源電圧(VDD)を正方向に昇圧または負方向に昇圧することによって、各動作モードに応じた種々の大きさの動作電圧を生成するチャージポンプ回路を含む。
例えば、電源回路50は、消去パルス印加動作時にソース線に供給する昇圧電圧(VUCP)を生成するための構成として、図8に示すチャージポンプ回路52と電圧検出部53とを含む。また、電源回路50には、各動作モードに応じた種々の大きさの動作電圧を生成するために同様の回路構成が複数設けられている。
電圧生成回路であるチャージポンプ回路52は、リング発振器(図示省略)からの駆動信号(クロック)(DRV)に基づいて内部電源電圧(VDD)を昇圧した昇圧電圧(VUCP)を生成する。
電圧検出部53は、チャージポンプ回路52の出力電圧(昇圧電圧(VUCP))を検出し、昇圧電圧(VUCP)を分圧した電圧と基準電圧発生回路(図示省略)によって生成された参照電圧(Vref)とを比較する。電圧検出部53は、昇圧電圧(VUCP)を分圧した電圧が参照電圧(Vref)以上となっているとき、制御信号(UCPOK)を活性状態にする。チャージポンプ回路52は、電圧検出部53から活性状態の制御信号(UCPOK)を受けたとき昇圧動作を停止する。制御信号(UCPOK)は、タイミング制御部43にも入力される。図10、図11で詳しく説明するように、タイミング制御部43は、制御信号(UCPOK)に基づいてソース線ドライバSLDに出力する制御信号(SLDCTL)のタイミングを制御する。
電源切替回路60は、電源回路50で生成された種々の大きさ動作電圧を受けて、各動作モードに応じて、供給する動作電圧の大きさや供給先を切替えるスイッチ群である(ディストリビュータとも称する)。
電源切替回路60は、電源回路50で生成された種々の大きさ動作電圧を受けて、各動作モードに応じて、供給する動作電圧の大きさや供給先を切替えるスイッチ群である(ディストリビュータとも称する)。
メモリアレイ30は、一例として、図6A、6BのメモリセルMCが64行4096列に配列される。メモリアレイ30は、各々が16行512列のメモリセルMCからなる32個のメモリブロックに分割される。したがって、メモリアレイ30内で、32個のメモリブロックは4行8列に配列される。各メモリブロックではソース線SLが相互に接続されることにより共通になっている。
ソース線ドライバ部33は、メモリブロックのソース線をそれぞれドライブするソース線ドライバSLDを含む。ソース線ドライバSLDにそれぞれ対応して32個のスイッチ用のNMOS(Negative-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタQAが設けられる。ソース線ドライバSLDの各々から出力された動作電圧は、対応のNMOSトランジスタQAを介して対応のメモリブロックに設けられる共通のソース線SLに供給される。NMOSトランジスタQAは、ソース線ゲートドライバSGDから出力された信号に応じてオンまたはオフに切替わる。なお、図8には図示していないが、ソース線ドライバSLDおよびNMOSトランジスタQAは例えば32個設けられる。
[消去動作時のチャージポンプ回路の出力電圧の変化]
次に、実施例の不揮発性メモリ装置4における消去動作について説明する。
次に、実施例の不揮発性メモリ装置4における消去動作について説明する。
図9は、消去動作時におけるチャージポンプ回路の出力電流と出力電圧の変化について説明するための図である。図9では、上から順に、メモリセルの閾値電圧(Vth)、チャージポンプ回路の出力電流(消去電流)、図8の制御回路40のタイミング制御部43から出力される制御信号(消去パルス)(SLDCTL)、および図8のチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)の波形が示されている。
図8、図9を参照して、図9の第一時刻(t1)から第三時刻(t3)までの期間、ソース線ドライバSLDに供給される制御信号(SLDCTL)が活性状態(実施例の場合、H(High)レベル)となる。この期間、メモリセルMCのソース領域24に正の高電圧(VUCP)が印加される。このとき、メモリゲートMGには負の高電圧が印加されているので、ソース領域24のうちメモリゲート23とオーバーラップしている部分にはバンド間トンネルによって電子・正孔対が生成される。生成された電子はソース線SLに到達し、生成された正孔の一部は基板20に到達する。生成された正孔の他の一部は、高電界で加速されることによってホットホールとなって電荷蓄積部22に注入される。このホットホールの注入によって、メモリセルMCの閾値電圧(Vth)が低下する。電荷蓄積部22へのホットホールの注入が進むにつれてソース領域24にかかる電界が減少するので、消去電流は次第に減少しやがて飽和する。
チャージポンプ回路52は、フィードバック制御によって出力電圧(VUCP)を目標電圧(TV)に保つように動作する。しかしながら、消去パルス印加期間(第一時刻(t1)から第三時刻(t3)まで)のうち最初の間(図9の第一時刻(t1)から第二時刻(t2)までの期間)、比較的大きな消去電流が流れるために、消去電流がチャージポンプ回路の出力能力を超えてしまう。このため、出力電圧(VUCP)は目標電圧(TV)よりも一時的に低下する。時間の経過とともに消去電流は減少し、やがて消去電流がチャージポンプ回路の出力能力以下になると、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)は目標電圧(TV)まで回復する。
ここで、電荷蓄積部22にホットホールが注入されることにより閾値電圧(Vth)が大きく低下するのは、消去パルスの印加期間の初期(第一時刻(t1)から第二時刻(t2)まで)である。したがって、比較的大きな消去電流が流れている間(消去電流が飽和している期間に比べ比較的大きな消去電流が流れる期間)集中的に消去パルスを印加するようにすれば、より短い消去時間で効果的に閾値電圧(Vth)を低下させることができる。
図10は、適切な消去パルスの印加時間の設定方法について説明するための図である。
図10には、消去電流が比較的小さく閾値電圧(Vth)の低下が小さい場合(A)と、消去電流が比較的大きく閾値電圧(Vth)が大きく低下する場合(C)と、これらの中間の場合(B)とが示されている。消去電流が比較的小さい場合(A)は、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が一時的に低下する期間(図10の第一時刻(t1)から第二時刻(t2)まで)が比較的短く、消去電流が比較的大きい場合(C)は、出力電圧(VUCP)が一時的に低下する期間(図10の第一時刻(t1)から第六時刻(t6)まで)が比較的長い。これらの中間の消去電流が流れる場合(B)は、出力電圧(VUCP)が一時的に低下する期間(図10の第一時刻(t1)から第四時刻(t4)まで)はAおよびCの場合の中間になる。
したがって、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が一時的に低下する期間に基づいて消去パルスの印加時間を最適化することができる。具体的には、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が回復してから所定の待ち時間(Twait)が経過したときに、ソース線ドライバSLDの制御信号(SLDCTL)を非活性状態(実施例の場合、L(Low)レベル)に戻し、消去パルスの印加を終了させる。たとえば、中間的な消去電流が流れる場合(B)には第一時刻(t1)から第五時刻(t5)までの間、制御信号(SLDCTL)が活性化され、比較的大きな消去電流が流れる場合(C)には第一時刻(t1)から第七時刻(t7)までの間、制御信号(SLDCTL)が活性化される。待ち時間(Twait)は消去時間の短縮を考慮して予め設定されるが、0であっても構わない。
[具体的な消去動作]
図11は、図8で示した不揮発性メモリ装置における消去動作を説明するための図である。図11では、上から順に、メモリアレイ30の各メモリセルMCのメモリゲートMGに印加される電圧(メモリゲート電圧(VMG))、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)、スタートパルス信号(STRPLS)、および32個のソース線ドライバSLD0〜SLD31(図12参照)にそれぞれ供給される制御信号(消去パルス)(SLDCTL0〜SLDCTL31)の波形が示される。
[具体的な消去動作]
図11は、図8で示した不揮発性メモリ装置における消去動作を説明するための図である。図11では、上から順に、メモリアレイ30の各メモリセルMCのメモリゲートMGに印加される電圧(メモリゲート電圧(VMG))、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)、スタートパルス信号(STRPLS)、および32個のソース線ドライバSLD0〜SLD31(図12参照)にそれぞれ供給される制御信号(消去パルス)(SLDCTL0〜SLDCTL31)の波形が示される。
バンド間トンネルを利用した消去方式のように消去動作時にメモリセルに流れる電流が比較的大きい場合には、チャージポンプ回路の電流供給能力に限界があるため、同時に消去を行なうことができるメモリセル数が制限される。このため、図8の不揮発性メモリ装置4では、メモリブロックごとにソース線に高電圧(昇圧電圧(VUCP))が印加される。
図11を参照して、消去動作時には、まず、テーブルの情報が格納される第一レジスタREG1の内容に基づいてメモリゲート電圧(VMG)およびチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)がそれぞれ初期値(VMGinit),初期値(VUCPinit)に設定される。図8のトランジスタQAはオン状態になっているとする。
次の第一時刻(t1)で、図8の主制御部41が、スタートパルス信号(STRPLS)をタイミング制御部43に出力する。タイミング制御部43は、スタートパルス信号(STRPLS)が活性状態(実施例の場合、Hレベル)に変化したことを受けて、第二時刻(t2)にソース線ドライバSLD0に供給する制御信号(SLDCTL0)を活性状態(実施例の場合、Hレベル)にする。これによって第一メモリブロックのソース線にチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が印加される。チャージポンプ回路52の電流供給能力に限界があるせいで、出力電圧(VUCP)は一時的に低下する。(図8のトランジスタQAオンしていることが前提である。)
チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が目標電圧(例えば初期値(VUCPinit))まで回復すると、図8の電圧検出部53は制御信号(UCPOK)を活性状態にする。タイミング制御部43は、制御信号(UCPOK)が活性化されたことを受けて、第三時刻(t3)にソース線ドライバSLD0に供給する制御信号(SLDCTL0)を非活性状態(実施例の場合、Lレベル)にし、ソース線ドライバSLD1に供給する制御信号(SLDCTL1)を活性状態(Hレベル)にする。この結果、第一メモリブロックのソース線への昇圧電圧(VUCP)の印加が終了し、第二メモリブロックのソース線への昇圧電圧(VUCP)の印加が開始される。
チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が目標電圧(例えば初期値(VUCPinit))まで回復すると、図8の電圧検出部53は制御信号(UCPOK)を活性状態にする。タイミング制御部43は、制御信号(UCPOK)が活性化されたことを受けて、第三時刻(t3)にソース線ドライバSLD0に供給する制御信号(SLDCTL0)を非活性状態(実施例の場合、Lレベル)にし、ソース線ドライバSLD1に供給する制御信号(SLDCTL1)を活性状態(Hレベル)にする。この結果、第一メモリブロックのソース線への昇圧電圧(VUCP)の印加が終了し、第二メモリブロックのソース線への昇圧電圧(VUCP)の印加が開始される。
次に、タイミング制御部43は、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が目標電圧(初期値(VUCPinit))まで回復した結果、制御信号(UCPOK)が活性化されたことを受けて、第四時刻(t4)に制御信号(SLDCTL1)を非活性化し、ソース線ドライバSLD2に供する制御信号(SLDCTL2)を活性化する。
以下同様の制御によって、図8のタイミング制御部43は、ソース線ドライバSLD3〜SLD31にそれぞれ供給する制御信号(SLDCTL3〜SLDCTL31)を順次、活性化する。すなわち、タイミング制御部43は、第i+1番目(1≦i≦30)の制御信号(SLDCTLi)を活性化するときには、第i番目の制御信号(SLDCTLi−1)を非活性化する。図11の第六時刻(t6)に最後の制御信号(SLDCTL31)が非活性状態(Lレベル)に戻る。この明細書では、この第一時刻(t1)から第六時刻(t6)までを「1サイクル」と称する。
以下同様の制御によって、図8のタイミング制御部43は、ソース線ドライバSLD3〜SLD31にそれぞれ供給する制御信号(SLDCTL3〜SLDCTL31)を順次、活性化する。すなわち、タイミング制御部43は、第i+1番目(1≦i≦30)の制御信号(SLDCTLi)を活性化するときには、第i番目の制御信号(SLDCTLi−1)を非活性化する。図11の第六時刻(t6)に最後の制御信号(SLDCTL31)が非活性状態(Lレベル)に戻る。この明細書では、この第一時刻(t1)から第六時刻(t6)までを「1サイクル」と称する。
1サイクルの消去動作が終了した時点で、第一レジスタREG1の内容に基づいてメモリゲート電圧(VMG)の設定値が所定の電圧幅(ΔVMG)だけ低下し、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)の設定値が所定の電圧幅(ΔVUCP)だけ増加する。これによってメモリセルMCのソース領域24とメモリゲート23との間にはより高電圧が印加される。
次の第七時刻(t7)から時刻(t12)では、第一レジスタREG1の内容に基づいてこの新たなメモリゲート電圧(VMG)およびチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)の設定値において、第一時刻(t1)から第六時刻(t6)までと同様の1サイクル分の消去動作が実行される。すなわち、新たな高電圧下で更にメモリセルMCの閾値電圧を下げる動作が実施される。なお、第一時刻(t1)から第六時刻(t6)で一旦消去電流が飽和状態となっていたメモリセルは、新たな高電圧のもとで、再び図9に示されるような消去電流の特性を示す。
1サイクル分の消去動作が終了するごとに、第一レジスタREG1の内容に基づいてメモリゲート電圧(VMG)の設定値が所定の電圧幅(ΔVMG)だけさらに低下し、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)の設定値が所定の電圧幅(ΔVUCP)だけさらに増加する。これによってメモリセルMCのソース領域24とメモリゲート23との間には、サイクルが進むにつれてより高電圧が印加される。
たとえば、数サイクルの消去動作が終了してメモリゲート電圧(VMG)の設定値がある程度低下した以降、1サイクルの消去動作が完了するごとに消去ベリファイ動作が実行される。無論、最初から1サイクル毎の消去動作が完了するごとに消去ベリファイ動作が実行されても良い。各メモリセルMCの閾値電圧が消去ベリファイ電圧よりも低いことが確認されると消去は完了する。
[制御回路と電源回路との間の制御信号について]
図12は、図8の不揮発性メモリ装置において制御回路と電源回路間との間を流れる制御信号について説明するための図である。図12を参照して、制御回路40は、主制御部41と、電源回路制御部42と、タイミング制御部43とを含む。電源回路50は、リング発振器51と、チャージポンプ回路52と、電圧検出部53と、基準電圧発生回路54とを含む。
図12は、図8の不揮発性メモリ装置において制御回路と電源回路間との間を流れる制御信号について説明するための図である。図12を参照して、制御回路40は、主制御部41と、電源回路制御部42と、タイミング制御部43とを含む。電源回路50は、リング発振器51と、チャージポンプ回路52と、電圧検出部53と、基準電圧発生回路54とを含む。
主制御部41は第一レジスタREG1を備え、消去開始フラグの入力に応答してスタートパルス信号(STRPLS)をタイミング制御部43に出力する。第一レジスタREG1は消去電圧の設定値等が格納され、電源回路制御部42は第一レジスタREG1に設定された消去電圧等に基づいて、後述する選択信号(SLCT)を生成する。
電源回路制御部42は、主制御部41の制御に従って、リング発振器51の発振動作を可能にするためのイネーブル信号(RING_ENB)をリング発振器51に出力する。電源回路制御部42は、さらに、コンパレータを動作可能にするための作動信号(CMPON)と、電圧ディバイダの分圧比を選択するための選択信号(SLCT)とを電圧検出部53に出力する。電源回路制御部42は、さらに、スイッチの切替を制御するための制御信号(SWC0,SWC1)を電源切替回路60に出力する。
リング発振器51は、チャージポンプ回路52に駆動信号(DRV1,DRV2)を出力する。駆動信号(DRV1,DRV2)は、互いに位相が180度異なるクロック信号である。
基準電圧発生回路54は、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)を分圧した電圧との比較に用いられる参照電圧(Vref)と、定電流源用のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタに供給されるバイアス電圧(BIASN)とを生成する。基準電圧発生回路54は、生成した参照電圧(Vref)およびバイアス電圧(BIASN)を電圧検出部53に出力する。
電圧検出部53は、出力電圧(VUCP)の分圧電圧が参照電圧(Vref)以上となったときに、制御信号(UCPOK)を活性状態(実施例の場合、Hレベル)にする。制御信号(UCPOK)は、チャージポンプ回路52およびタイミング制御部43に出力される。
[チャージポンプ回路の構成例]
図13は、図12のチャージポンプ回路の構成の一例を示す回路図である。
図13を参照して、チャージポンプ回路52は、電源電圧(VDD)が入力される入力ノード82と、昇圧電圧(VUCP)を出力する出力ノード85との間に直列に接続されたPMOS(Positive-channel MOS)トランジスタ86およびNMOS(Negative-channel MOS)トランジスタ87〜90と、コンデンサ91〜94とを含む。
図13は、図12のチャージポンプ回路の構成の一例を示す回路図である。
図13を参照して、チャージポンプ回路52は、電源電圧(VDD)が入力される入力ノード82と、昇圧電圧(VUCP)を出力する出力ノード85との間に直列に接続されたPMOS(Positive-channel MOS)トランジスタ86およびNMOS(Negative-channel MOS)トランジスタ87〜90と、コンデンサ91〜94とを含む。
PMOSトランジスタ86は、ゲートに制御信号(UCPOK)を受ける。PMOSトランジスタ86は、制御信号(UCPOK)が活性状態(実施例の場合、Hレベル)になるとオフ状態に切替わる。この結果、チャージポンプ回路52の発振動作が停止する。すなわち、制御信号(UCPOK)の活性化が実質的にチャージポンプ回路の非活性化を指示していることにもなる。
NMOSトランジスタ87〜90の各々は、ドレインとゲートとが接続されたいわゆるダイオード接続のトランジスタである。NMOSトランジスタ87〜90のドレインにはコンデンサ91〜94の一端がそれぞれ接続されている。
コンデンサ91,93の他端には駆動信号(DRV1)が供給され、コンデンサ92,94の他端には駆動信号(DRV2)が供給される。これによって、NMOSトランジスタ87〜90は交互にオン状態になり、正電荷を入力ノード82から出力ノード85の方向に転送する電荷転送スイッチとして機能する。
[電圧検出部の構成例]
図14は、図12の電圧検出部の構成の一例を示す回路図である。図14を参照して、電圧検出部53は、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)(昇圧電圧(VUCP))を分圧する電圧ディバイダ(Voltage Divider)100と、電圧ディバイダの出力電圧(分圧電圧)と参照電圧(Vref)とを比較するコンパレータ(Comparator)106とを含む。
図14は、図12の電圧検出部の構成の一例を示す回路図である。図14を参照して、電圧検出部53は、チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)(昇圧電圧(VUCP))を分圧する電圧ディバイダ(Voltage Divider)100と、電圧ディバイダの出力電圧(分圧電圧)と参照電圧(Vref)とを比較するコンパレータ(Comparator)106とを含む。
電圧ディバイダ100は、昇圧電圧(VUCP)が入力される入力ノード104と接地ノード(VSS)110との間に直列接続された複数の抵抗素子101と、選択回路103とを含む。選択回路103は、選択信号(SLCT)に応答して、複数の抵抗素子101の接続ノードのうちの1つを選択し、選択した接続ノードの電圧を出力する。たとえば、図15において接続ノード102が選択されたとする。このとき、入力ノード104と接続ノード102との間の抵抗値をR1とし、接続ノード102と接地ノード110との間の抵抗値をR2とすると、分圧電圧(Vdiv)は、
Vdiv=VUCP×R2/(R1+R2)
で与えられる。したがって、より大きな昇圧電圧(VUCP)を得るためには、選択回路103によってR2がより小さくなるような接続ノードを選択する。
Vdiv=VUCP×R2/(R1+R2)
で与えられる。したがって、より大きな昇圧電圧(VUCP)を得るためには、選択回路103によってR2がより小さくなるような接続ノードを選択する。
コンパレータ106は、差動段107と、出力段108と、インバータ126,127とを含む。差動段107は、PMOSトランジスタ111,112と、NMOSトランジスタ118〜121とを含む。
PMOSトランジスタ111およびNMOSトランジスタ118はこの順で電源ノード109とノード129との間に直列に接続される。電源ノード109には内部電源電圧(VDD)が供給される。PMOSトランジスタ112およびNMOSトランジスタ119はこの順で電源ノード109とノード129との間に直列に接続される。PMOSトランジスタ112のゲートは、PMOSトランジスタ111のゲートおよびドレインと接続される。PMOSトランジスタ111,112は電流ミラー対を構成する。NMOSトランジスタ118のゲートには参照電圧(Vref)が入力され、NMOSトランジスタ119のゲートには、電圧ディバイダ100の出力電圧(昇圧電圧(VUCP)の分圧電圧)が入力される。NMOSトランジスタ118,119は差動対を構成する。
NMOSトランジスタ120,121はこの順でノード129と接地ノード110との間に接続される。接地ノード110には接地電圧(VSS)が供給される。NMOSトランジスタ120のゲートには、インバータ126,127を介して作動信号(CMPON)が入力される。したがって、NMOSトランジスタ120は、作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)になったときに導通状態になるスイッチとして機能する。NMOSトランジスタ121のゲートにはバイアス電圧(BIASN)が入力される。NMOSトランジスタ121は定電流源として機能する。
出力段108は、PMOSトランジスタ113〜117と、NMOSトランジスタ122〜125と、インバータ128とを含む。これらのトランジスタのうち、PMOSトランジスタ114は、作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)になったときに導通状態になるスイッチとして機能し、PMOSトランジスタ116およびNMOSトランジスタ112は、作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)になったときに非導通状態になるスイッチとして機能する。
NMOSトランジスタ120,121はこの順でノード129と接地ノード110との間に接続される。接地ノード110には接地電圧(VSS)が供給される。NMOSトランジスタ120のゲートには、インバータ126,127を介して作動信号(CMPON)が入力される。したがって、NMOSトランジスタ120は、作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)になったときに導通状態になるスイッチとして機能する。NMOSトランジスタ121のゲートにはバイアス電圧(BIASN)が入力される。NMOSトランジスタ121は定電流源として機能する。
出力段108は、PMOSトランジスタ113〜117と、NMOSトランジスタ122〜125と、インバータ128とを含む。これらのトランジスタのうち、PMOSトランジスタ114は、作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)になったときに導通状態になるスイッチとして機能し、PMOSトランジスタ116およびNMOSトランジスタ112は、作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)になったときに非導通状態になるスイッチとして機能する。
作動信号(CMPON)が活性状態(Hレベル)のとき、PMOSトランジスタ113およびNMOSトランジスタ123は、電源ノード109および接地ノード110間に直列に接続される。PMOSトランジスタ115およびNMOSトランジスタ124は、電源ノード109および接地ノード110間に直列に接続され、PMOSトランジスタ117およびNMOSトランジスタ125は、電源ノード109および接地ノード110間に直列に接続される。
PMOSトランジスタ113はPMOSトランジスタ111とカレントミラーを構成し、NMOSトランジスタ123はNMOSトランジスタ124とカレントミラーを構成するので、これらのトランジスタには等しい電流I1が流れる。
PMOSトランジスタ115のゲートはPMOSトランジスタ112のドレインに接続され、PMOSトランジスタ115のドレイン131はPMOSトランジスタ117およびNMOSトランジスタ125の各ゲートに接続される。PMOSトランジスタ117およびNMOSトランジスタ125の共通のドレインの電圧をインバータ128によって反転した信号が制御信号(UCPOK)として出力される。
以上のコンパレータ106の構成によれば、電圧ディバイダ100の出力電圧(昇圧電圧(VUCP))の分圧電圧(Vdiv)が参照電圧(Vref)よりも大きくなれば、NMOSトランジスタ119を流れる電流が電流(I1)よりも大きくなる。この結果、PMOSトランジスタ115およびNMOSトランジスタ125がオン状態となるので、制御信号(UCPOK)がHレベルとなる。選択信号(SLCT)によって設定された分圧電圧(Vdiv)すなわち昇圧電圧(VUCP)が基準電圧である参照電圧(Vref)よりも大きくなれば、制御信号(UCPOK)がHレベルとなり、図11の説明で上述したようにソース線への昇圧電圧(VUCP)の印加が終了し、図15の説明で後述するように消去終了フラグ152はセットされる。
[タイミング制御部の構成]
図15は、図12のタイミング制御部の構成を示すブロック図である。図15を参照して、タイミング制御部43は、主カウンタ150と、制御パルス信号(シフトパルス(SFTPLS)、クリアパルス(CLRPLS))を生成する制御パルス生成部151と、ソース線ドライバSLDを駆動するための制御信号(SLDCTL[31:0])を生成する駆動パルス生成部155と、を含む。
図15は、図12のタイミング制御部の構成を示すブロック図である。図15を参照して、タイミング制御部43は、主カウンタ150と、制御パルス信号(シフトパルス(SFTPLS)、クリアパルス(CLRPLS))を生成する制御パルス生成部151と、ソース線ドライバSLDを駆動するための制御信号(SLDCTL[31:0])を生成する駆動パルス生成部155と、を含む。
主カウンタ150は、各部の動作の基準となるマスタクロック(MCLK)を生成する。
制御パルス生成部151は、主制御部41から出力されたスタートパルス信号(STRPLS)に応答して、駆動パルス生成部155に制御パルス信号(シフトパルス(SFTPLS)、クリアパルス(CLRPLS))を出力する。駆動パルス生成部155は、制御パルス信号(シフトパルス(SFTPLS)、クリアパルス(CLRPLS))に応答して、ソース線ドライバSLD0〜SLD31に制御信号(SLDCTL0〜SLDCTL31)をそれぞれ出力する。
図12の電圧検出部53から出力された制御信号(UCPOK)を制御パルス生成部151に出力する。したがって、制御パルス生成部151は、シフトパルス(SFTPLS)を出力した後、制御信号(UCPOK)が活性状態(Hレベル)になったことに応答して次のシフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)を出力する。
図12の電圧検出部53から出力された制御信号(UCPOK)を制御パルス生成部151に出力する。したがって、制御パルス生成部151は、シフトパルス(SFTPLS)を出力した後、制御信号(UCPOK)が活性状態(Hレベル)になったことに応答して次のシフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)を出力する。
制御パルス生成部151に内蔵された消去終了フラグ152は、実施形態で説明した制御装置FCUで消去電圧の印加時間(Tp)を計測するために設けられている。制御パルス生成部151の消去終了フラグ152は、スタートパルス信号(STRPLS)のHレベルでクリアされ、制御信号(UCPOK)のHレベルでセットされる。
[不揮発性メモリ装置の消去動作]
図16は、不揮発メモリ装置の消去動作について説明するための図である。
図15、図16を参照して、制御パルス生成部151は、スタートパルス信号(STRPLS)が活性状態(Hレベル)になると(170)、シフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)を出力する(172)。駆動パルス生成部155は、Hレベルのスタートパルス信号(STRPLS)、シフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)に応答して、ソース線ドライバSLD0に出力する制御信号(SLDCTL0)を活性状態(Hレベル)に切替える(173)。この結果、図12のチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が一時的に低下する(174)。
図16は、不揮発メモリ装置の消去動作について説明するための図である。
図15、図16を参照して、制御パルス生成部151は、スタートパルス信号(STRPLS)が活性状態(Hレベル)になると(170)、シフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)を出力する(172)。駆動パルス生成部155は、Hレベルのスタートパルス信号(STRPLS)、シフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)に応答して、ソース線ドライバSLD0に出力する制御信号(SLDCTL0)を活性状態(Hレベル)に切替える(173)。この結果、図12のチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が一時的に低下する(174)。
チャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が目標電圧まで回復すると(175)、図12の電圧検出部53が出力する制御信号(UCPOK)が活性状態(Hレベル)に切替わる(176)。Hレベルの制御信号(UCPOK)に応答して、消去終了フラグ(EEF)152がHレベルに切替わる(177)。
制御パルス生成部151は、Hレベルの制御信号(UCPOK)に応答して、次のマスタクロック(MCLK)の立上がりのタイミングでシフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)を出力する(178)。駆動パルス生成部155は、シフトパルス(SFTPLS)およびクリアパルス(CLRPLS)に応答して、ソース線ドライバSLD0に出力する制御信号(SLDCTL0)を非活性状態(Lレベル)に切替えるとともに、ソース線ドライバSLD1に出力する制御信号(SLDCTL1)を活性状態(Hレベル)に切替える(179)。この結果、図12のチャージポンプ回路52の出力電圧(VUCP)が一時的に低下する(180)。
以下、同様の制御動作が繰り返される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態および実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例の半導体装置は、不揮発性メモリ装置を内蔵するマイクロコンピュータについて説明したが、CPU等が内蔵されない半導体メモリであってもよい。
また、不揮発性メモリ装置はメモリ装置と制御装置とに分かれて構成されているが、メモリ装置と制御装置とは一体的に構成してもよい。
1:マイクロコンピュータ(半導体装置)、4:不揮発性メモリ装置、20:シリコン基板、21:コントロールゲート、22:電荷蓄積部、23:メモリゲート、24:ソース領域、25:ドレイン領域、30:メモリアレイ、40:制御回路、41:主制御部、42:電源回路制御部、43:タイミング制御部、50:電源回路、51:リング発振器、52:チャージポンプ回路、53:電圧検出部、54:基準電圧発生回路、60:電源切替回路、150:主カウンタ、151:制御パルス生成部、152:消去終了フラグ、155:駆動パルス生成部、BL:主ビット線、SBL:副ビット線、SLD0〜SLD31:ソース線ドライバ、CGL:コントロールゲート線、MC:メモリセル、MGL:メモリゲート線、SL:ソース線、NVM:不揮発性メモリ装置、FMU:メモリ装置、MRY:メモリ、PE1:第一制御回路、REG1:第一レジスタ、PSC:電源回路、FCU:制御装置、PE2:第二制御回路、CNT:カウンタ、REG2:第二レジスタ。
Claims (18)
- 半導体装置は、
メモリ装置と、
前記メモリ装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記メモリ装置は、
不揮発性メモリ素子で構成され、書き換えに必要な設定情報を格納するメモリと、
第一レジスタおよび書換え終了フラグを有する第一制御回路と、
書き換え電圧を生成する電源回路と、
を備え、
前記制御装置は、
書換え開始フラグを有する第二制御回路と、
前記書換え開始フラグおよび前記書換え終了フラグに基づいて書換え電圧印加時間を計測するカウンタと、
前記書換え電圧印加時間に基づいて次の書き換え電圧を格納する第二レジスタと、
を備え、
前記制御装置は、前記メモリを書き換えるコマンドを受けた場合、前記メモリから書き換えに必要な設定情報を読出して、前記第一レジスタに書き戻しを行う。 - 請求項1の半導体装置において、
前記メモリは、電荷蓄積部を有し、前記電荷蓄積部の電荷量に応じた閾値電圧の変化によってデータを記憶するメモリセルトランジスタを備え、
前記電源回路は、
書換え動作時に前記メモリセルトランジスタの一方の主電極に供給するための書換え電圧を生成する電圧生成回路と、
前記電圧生成回路の出力電圧を検出して基準値と比較する検出回路と、
を備え、
前記第一制御回路は、前記書換え開始フラグに基づいて前記書換え電圧を前記主電極に供給し、
前記検出回路は前記書換え電圧が前記基準値よりも大きくなることを検出して前記書換え終了フラグをセットし、
前記カウンタは前記書換え開始フラグによって計数を開始し、前記書換え終了フラグによって計数を終了し、
前記第二制御回路は、前記カウンタの計数結果に基づいて前記主電極に次に印加する書換え電圧を決定する。 - 請求項2の半導体装置において、
前記第二制御回路は、
前記カウンタの計数値が所定値よりも大きい場合は前記書換え電圧の設定値を下げ、
前記カウンタの計数値が所定値よりも小さい場合は前記書換え電圧の設定値を上げる。 - 請求項2の半導体装置において、
前記第一制御回路は、前記検出回路による検出および比較の結果、前記書換え電圧が前記基準値よりも大きくなったことを示す場合に、前記書換え電圧の前記主電極への供給を終了する。 - 請求項2の半導体装置において、
前記第一制御回路は、前記書換え終了フラグが活性化されず、前記書換え電圧の供給開始から所定時間が経過したときは、前記書換え電圧の設定値を所定値に下げる。 - 請求項2の半導体装置において、
前記第二制御回路は、前記書換え電圧が所定電圧よりも大きくなるまで上昇した後、ベリファイ動作を行う。 - 請求項2の半導体装置において、
前記電圧生成回路は、チャージポンプ回路を含む。 - 半導体装置は、
電荷蓄積部を有し、前記電荷蓄積部の電荷量に応じた閾値電圧の変化によってデータを記憶するメモリセルトランジスタと、
書換え動作時に前記メモリセルトランジスタの一方の主電極に供給するための昇圧電圧を生成する電圧生成回路と、
前記電圧生成回路の出力電圧を検出して基準値と比較する検出回路と、
前記書換え動作時に前記昇圧電圧を供給するタイミングを制御する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記昇圧電圧の供給を開始してから前記検出回路による検出および比較の結果が、前記昇圧電圧が前記基準値よりも大きくなることを検出するまでの時間を計測し、計測時間に基づいて前記主電極に次に印加する昇圧電圧を決定する。 - 請求項8の半導体装置において、
前記制御回路は、
前記昇圧電圧の供給の開始を指示する開始フラグと、
前記昇圧電圧が前記基準値よりも大きくなったことを示す終了フラグと、
前記開始フラグによって計数を開始し、前記終了フラグによって計数を終了するカウンタと、
を備え、
前記制御回路は、前記カウンタの計数値に基づいて次に印加する昇圧電圧の増減を決定する。 - 請求項9の半導体装置において、
前記制御回路は、さらに、前記昇圧電圧の設定値を格納するレジスタを備え、
前記昇圧電圧の設定値は前記基準値に対応する。 - 請求項10の半導体装置において、
前記制御回路は、
前記カウンタの計数値が所定値よりも大きい場合は前記昇圧電圧の設定値を下げ、
前記カウンタの計数値が所定値よりも小さい場合は前記昇圧電圧の設定値を上げる。 - 請求項8の半導体装置において、
前記制御回路は、前記検出回路による検出および比較の結果、前記昇圧電圧が前記基準値よりも大きくなったことを示す場合に、前記昇圧電圧の前記主電極への供給を終了する。 - 請求項8の半導体装置において、
前記制御回路は、前記終了フラグが活性化されず、前記昇圧電圧の供給開始から所定時間が経過したときは、前記昇圧電圧の設定値を所定値に下げる。 - 請求項8の半導体装置において、
前記制御回路は、前記昇圧電圧が所定電圧よりも大きくなるまで上昇した後、ベリファイ動作を行う。 - 請求項8の半導体装置において、
前記メモリセルトランジスタは、
コントロールゲートと、
電荷蓄積部と、
メモリゲートと、
ドレインと、
ソースと、
を備え、
前記制御回路は、バンド間トンネル方式による消去動作時に、前記ソースに前記昇圧電圧を印加する。 - 請求項8の半導体装置において、
前記電圧生成回路は、チャージポンプ回路を含む。 - 請求項8の半導体装置において、
前記メモリセルトランジスタを複数備えるメモリアレイを備え、
前記メモリアレイに前記書換え動作時の昇圧電圧情報を含むテーブルを格納する。 - 請求項17の半導体装置において、さらに、
前記テーブルの情報を格納するレジスタを備える。
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