JP2018093342A - プリズムユニット、固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

プリズムユニット、固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固体撮像装置の製造精度を高め、製品の信頼度を向上させること。【解決手段】本技術に係るプリズムユニット12は、イメージセンサ21Rを取り付ける光射出面を有する多板式の波長分解プリズム14と、多板式の波長分解プリズム14の両側面に固着された固定板15と、を備え、波長分解プリズム14の光射出面側の側縁部に凹部26が形成されている。凹部26は、波長分解プリズム14の光射出面側の両側縁部に形成されていてもよい。【選択図】図4

Description

本技術は、プリズムユニットに関する。より詳しくは、固体撮像素子を取り付ける多板式の波長分解プリズムと、その波長分解プリズムに固着される固定板と、を備えたプリズムユニットに関する。
従来から、カラービデオカメラ又は種々の工業用光学機器において、多板式の波長分解プリズムを備えた固体撮像装置を製造する場合、プリズムユニットを前面板に取り付け、固体撮像素子(イメージセンサ)が取り付けられた撮像素子取付基板を、プリズムユニットのプリズム表面に取り付けることが行われている。ここで、固体撮像素子をプリズムユニットに取り付けるときには、波長分解プリズムの各チャンネルの結像位置と固体撮像素子の受光結像面を一致(フォーカス)させるのみではなく、各チャンネル毎の固体撮像素子受光面の傾き(片ボケ)調整及び各チャンネル相互間のレジストレーション(光軸に垂直面の平行及び回転)調整を考慮して決定されなければならない。
そして、上記調整後に、固体撮像素子をプリズムユニットに取り付ける手法としては、固体撮像素子とプリズムユニットとを接着剤で接合し、その接着剤に紫外線(UV光)を照射して硬化させて固体撮像素子をプリズムユニットに固定することが行われている。
具体的には、例えば、特許文献1に、色分解プリズムの出射端とスペーサとの接着面のうちの少なくとも一方の接着面、及び固体撮像素子又は素子座とスペーサとの接着面のうちの少なくとも一方の接着面をそれぞれ微細な凹凸を有する面としたこと、が開示されている。これにより、スペーサの移動に大きな抵抗力が生じないようにしたため、結果として光硬化型接着剤の厚みが均一化され、光硬化型接着剤の硬化時にレジストレーションが変化しないようにすることができる、とされている。
また、例えば、特許文献2には、プリズムに撮像素子を固着する場合に、まず基板に実装された撮像素子を固着板に接着するようにし、次に固着板の撮像素子非装着面とプリズムの側面とを固着する固着部材上の、固着板の撮像素子非装着面側及びプリズムの側面側に紫外線硬化接着剤を塗布するようにして、接着剤が塗布された固着部材を、固着板の撮像素子非装着面上をすべらせてプリズムの側面に当て、最後に紫外線を照射して紫外線硬化接着剤を硬化させるようにすること、が開示されている。これにより、固着部材とプリズムとを線接触により固着できるようになり、プリズムと線膨張係数の異なる接着剤の量を、最小限に減らすことができる、とされている。
特開2007−060112号公報 特開2008−103846号公報
しかしながら、特許文献1および2の技術では、例えば、プリズムと撮像素子との間隔が狭く、紫外線を照射する隙間がほとんどない場合に、接着部に適切な量の紫外線を照射することが困難となり、プリズムと撮像素子との固着強度が弱くなるおそれがある。そのため、各チャンネル毎の固体撮像素子受光面の片ボケや各チャンネル相互間のレジストレーションずれが生じ得るために、固体撮像装置を精度高く製造することができず、製品の信頼度も低下するという問題が考えられる。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、固体撮像装置の製造精度を高め、製品の信頼度を向上させる撮像素子ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本技術は、固体撮像素子を取り付ける光射出面を有する多板式のプリズムと、多板式のプリズムの両側面に固着された固定板と、を備え、プリズムの光射出面側の側縁部に凹部が形成されたプリズムユニットを提供する。なお、凹部は、プリズムの光射出面側の両側縁部に形成されていてもよい。
また、本技術は、固体撮像素子と、固体撮像素子が実装された撮像素子取付基板と、固体撮像素子を取り付ける光射出面を有する多板式のプリズムと、多板式のプリズムの両側面に固着された固定板と、を有し、プリズムの光射出面側の側縁部に凹部が形成されたプリズムユニットと、を備えた固体撮像装置を提供する。
また、本技術は、撮像素子取付基板の基板表面に固体撮像素子を取り付けて撮像素子ユニットを組み立てる工程と、光射出面を有する多板式のプリズムの両側面に固定板を固着し、プリズムの光射出面側の側縁部に凹部を形成して、プリズムユニットを組み立てる工程と、多板式のプリズムの光射出面に、接着剤で撮像素子ユニットを固定する工程と、プリズムの光射出面側の側縁部に形成された凹部に紫外線を照射して接着剤を硬化させる工程と、を含む固体撮像装置の製造方法を提供する。
本技術によれば、固体撮像装置の製造精度を高め、製品の信頼度を向上させることができる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係るイメージセンサ用光学装置の外観を模式的に示す斜視図である。 本技術の一実施形態に係るイメージセンサ用光学装置を模式的に示す側面図である。 本技術の一実施形態に係るセンサ取付基板を模式的に示す正面図である。 本技術の一実施形態に係るプリズムユニットの一部を模式的に示す拡大側面図である。 本技術の一実施形態に係るセンサユニット取付装置の外観を模式的に示す斜視図である。 本技術の一実施形態に係るイメージセンサ用光学装置の分解した外観を模式的に示す斜視図である。 本技術の一実施形態に係るイメージセンサ用光学装置の製造工程を示すフロー図である。 本技術の他の実施形態に係るプリズムユニットの一部を模式的に示す拡大側面図である。
以下、本技術を実施するための好適な形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。また、本技術は、下記の各実施形態及びその変形例のいずれかを互いに組み合わせることもできる。
<実施形態1>
本技術の一実施形態に係るプリズムユニットを適用した固体撮像素子(イメージセンサ)用光学装置について説明する。
[全体構成]
図1は、本技術の一実施形態に係るプリズムユニットを適用したイメージセンサ用光学装置の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本技術の一実施形態に係るプリズムユニットを適用したイメージセンサ用光学装置を模式的に示す側面図である。本実施形態に係るイメージセンサ用光学装置1は、光学装置前面板11と、プリズムユニット12と、3個のセンサユニット13R、13G、13Bと、を備えている。
[光学装置前面板]
光学装置前面板11は、プリズムユニット12と接合し、固体撮像装置の一例であるカメラのレンズ等に取り付けられる。
[プリズムユニット]
プリズムユニット12は、例えば、光学装置前面板11とセンサユニット13R、13G、13Bとの間に取り付けられ、レンズ(図示せず)から入射された光学情報を各センサユニット13R、13G、13Bへ送信している。
プリズムユニット12は、光学装置前面板11から入射した光を出射する光射出面を有する、多板式の一例である3板式の波長分解プリズム14と、波長分解プリズム14の左右両側面に固着する固定板15と、を備えている。固定板15には、波長分解プリズム14の光射出面と同一面にセンサユニット13R、13G、13Bを接合するための複数の突出部25が設けられている。本実施形態の突出部25は、一例として、先端部がくさび状に形成されているが、突出部25の形状はこれに限られない。また、固定板15の素材としては、例えば、波長分解プリズム14の材料と近似の熱膨張係数を有する金属板又はセンサユニット13R、13G、13Bとの接合面にメタライズ処理したセラミック板等が用いられている。
さらに、波長分解プリズム14および固定板15のセンサユニット13R、13G、13Bへの光射出面側の両側縁部には、それぞれ溝状の凹部26が形成されている。本実施形態では、溝状の凹部26は、平面形状が略V字形状に形成されている。なお、本実施形態では、固定板15に溝状の凹部26が形成されているが、溝状の凹部26は固定板15に形成されていなくてもよい。
[センサユニット]
センサユニット13Rは、イメージセンサ21Rと、センサ取付基板22Rと、コネクタ23Rと、がこの順序で取り付けられて構成されている。同様に、センサユニット13G、13Bは、それぞれ、イメージセンサ21G、21Bと、センサ取付基板22G、22Bと、コネクタ23G、23Bと、がこの順序で取り付けられて構成されている。なお、イメージセンサ21R、21G、21Bは、例えば、CMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサのいずれであってもよい。
センサユニット13Rのイメージセンサ21Rの側面およびセンサ取付基板22Rの表面には、固定板15に設けられた複数の突出部25が接着剤28で接合されている。センサ取付基板22Rの表面に取り付けられたイメージセンサ21Rの表面と波長分解プリズム14の光射出面との間には、遮光および埃等の侵入防止のための弾力材で形成されたマスク24Rが取り付けられている。
同様に、センサユニット13G、13Bのイメージセンサ21G、21Bの側面およびセンサ取付基板22G、22Bの表面には、それぞれ固定板15に設けられた複数の突出部25が接着剤28で接合されている。センサ取付基板22G、22Bの表面に取り付けられたイメージセンサ21G、21Bの表面と波長分解プリズム14の光射出面との間には、それぞれ遮光および埃等の侵入防止のための弾力材で形成されたマスク24G、24Bが取り付けられている。
[センサ取付基板]
図3は、実施形態1のセンサ取付基板を示す正面図である。図2および図3を用いて、本実施形態に係るセンサ取付基板について説明する。本実施形態では、センサ取付基板の一例として、センサユニット13Rのセンサ取付基板22Rを用いて説明する。
センサユニット13Rのセンサ取付基板22Rは、平面形状が矩形形状をなし、イメージセンサ21Rを実装した上面側(波長分解プリズム14の突出部25と接合する側)から見て左側の短辺中央にV字形状の凹部31が1つ形成され、イメージセンサ21Rを実装した上面側から見て右側の短辺の上下の両隅にV字形状の凹部32a、32bが2つ形成されている。
本実施形態のセンサ取付基板22Rは、上面側から見て左側の短辺中央にV字形状の凹部31が1つ形成され、上面側から見て右側の短辺の上下の両隅にV字形状の凹部32a、32bが2つ形成されているが、本技術のセンサ取付基板はこれに限らず、センサ取付基板22Rの凹部31と凹部32a、32bとの位置が左右逆であってもよい。また、本技術のセンサ取付基板は、対向する辺に非対称の凹部が形成されていれば、凹部の個数は3つに限らず、4つまたは5つ以上であってもよいし、凹部の位置は短辺中央と短辺の上下の両隅に限られない。また、凹部の形状は、V字形状に限らず、U字形状等であってもよい。ただし、基板上に配線等を形成するスペースを広くとることができるように、凹部の位置は短辺の両隅に近い位置に形成されていることが望ましい。
本実施形態のセンサ取付基板22Rに形成されたV字形状の凹部31、32a、32bは、センサ取付基板22Rをプリズムユニット12に接合する際に、取付装置のアーム等で把持するために用いられる。このように、センサ取付基板22Rの対向する辺に左右非対称のV字形状の凹部31と凹部32a、32bとを形成することにより、イメージセンサ用光学装置1の製造時に、センサ取付基板22Rの上下方向を間違えて逆方向にアーム等で把持することを防止することができる。このため、イメージセンサ21Rを適切な方向でプリズムユニット12に接合することができる。
[センサユニットの取付方法]
図4は、本実施形態のプリズムユニットの一部を模式的に示す拡大側面図である。図4を用いて、本実施形態のプリズムユニットにセンサユニットを取り付ける方法について説明する。本実施形態では、センサユニットの取付方法の一例として、実施形態1のセンサユニット13Rをプリズムユニット12に取り付ける方法について説明する。
本実施形態の波長分解プリズム14の光射出面側の両側縁部に形成された溝状の凹部26は、それぞれイメージセンサ21Rを取り付ける光射出面に平行な平行面41と、平行面41から、光射出面との間の距離が広がる方向に傾斜角θで傾斜した傾斜面42と、を有している。本実施形態では、傾斜面42の傾斜角θは45度に形成されているが、本発明の傾斜角θはこれに限られず、傾斜面42への入射光と反射光とのなす角が90度となるように傾斜角θを設定することができる。これにより、平行面41に平行な方向から傾斜面42に入射した紫外線(UV光)を、その入射方向に垂直な方向へより多く反射させることができる。
本実施形態では、まず、固定板15の2か所にある突出部25の内側側面とイメージセンサ21Rの側面との間の隙間に、それぞれ紫外線硬化型の接着剤28を充填する。次に、イメージセンサ21Rの両側面に垂直な方向から接着剤28に向けて、UV光を照射する。ここで、イメージセンサ21Rの両側面に垂直な方向からUV光を照射すると、突出部25を透過させて接着剤28に照射することになり、接着剤28に直接UV光を照射することができない。また、プリズムユニット12およびセンサユニット13Rの構造から、突出部25の内側側面とイメージセンサ21Rの側面との間の隙間に向けて、波長分解プリズム14の光射出面に垂直な方向からUV光を照射することは困難を要する。
そこで、本実施形態では、イメージセンサ21Rの両側面に垂直な方向から照射するUV光の一部を波長分解プリズム14の溝状の凹部26の傾斜面42に入射させ、傾斜面42で反射したUV光を突出部25の内側側面とイメージセンサ21Rの側面との間の隙間にある接着剤28に照射している。同様に、突出部25の内側側面とイメージセンサ21G、21Bの側面との間の隙間にある接着剤28にもUV光を照射することができる。
このように、本実施形態のプリズムユニット12は、波長分解プリズム14に傾斜面42を有する溝状の凹部26が形成されていることにより、UV光を接着剤28に直接照射できない場合や、プリズムと撮像素子との間隔が狭く、UV光を照射する隙間がほとんどない場合であっても、接着剤28に適切な量のUV光を照射することができる。そのため、各チャンネル毎のイメージセンサ21R、21G、21Bの受光面の片ボケや各チャンネル相互間のレジストレーションずれが生じることを防ぐことができる。したがって、本技術により、イメージセンサ用光学装置1やイメージセンサ用光学装置1を備えた固体撮像装置の製造精度を高め、製品の信頼度を向上させることができる。
本実施形態では、傾斜面42の傾斜角θは45度に形成されているが、本技術の傾斜角θはこれに限られない。また、傾斜面42は、UV光を反射する反射部材を有していてもよい。これにより、傾斜面42に入射したUV光の反射率を高めることができる。なお、接着剤28の充填位置は、突出部25の内側側面とイメージセンサ21Rの側面との間の隙間に限られず、プリズムユニット12とセンサユニット13R、13G、13Bとを固定し、傾斜面42で反射したUV光を直接照射できる位置であればよい。また、波長分解プリズム14の材質は特に限定されず、紫外線選択透過性を有するものであれば、フィルタガラス、白板ガラスまたは青板ガラス等であってもよい。
[センサユニット取付装置]
図5は、本実施形態のセンサユニットをプリズムユニットに接合するセンサユニット取付装置の外観を模式的に示す斜視図である。図5を用いて、本実施形態に係るセンサユニット取付装置について説明する。
本実施形態に係るセンサユニット取付装置51は、本体52と、右側アーム53と、左側アーム54と、を備えている。右側アーム53の先端には、センサ取付基板22Rに形成された凹部31に挿入可能な円柱形状のアーム先端部55が形成されている。左側アーム54の先端には、センサ取付基板22Rに形成された凹部32a、32bに挿入可能な円柱形状の2つのアーム先端部56a、56bが形成されている。アーム先端部55およびアーム先端部56a、56bによりセンサ取付基板22Rを把持し、センサユニット13Rをプリズムユニット12に接合する。
本実施形態では、センサユニット取付装置51に対して左右方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、前後方向をZ軸方向とし、X軸、Y軸およびZ軸周りの回転角をそれぞれθ、θおよびθとする。センサユニット取付装置51は、X軸方向に右側アーム53および左側アーム54を稼働させてセンサ取付基板22Rを把持し、Z軸方向に本体52を移動させてセンサユニット13Rをプリズムユニット12に近づける。そして、X軸、Y軸、Z軸、θ方向、θ方向およびθ方向の6軸方向の位置を調整して精度よく位置決めし、センサユニット13Rをプリズムユニット12に取り付ける。
[イメージセンサ用光学装置の製造手順]
図6は、本実施形態に係るイメージセンサ用光学装置の分解した外観を模式的に示す斜視図である。図6では、一例として、光学装置前面板11と、プリズムユニット12と、センサユニット13Rと、を組み立てる製造工程を表している。図7は、本実施形態に係るイメージセンサ用光学装置の製造工程を示すフロー図である。図5ないし図7を用いて、イメージセンサ用光学装置の製造手順の一例について説明する。
ステップS701において、センサユニット13Rを組み立てる。具体的には、まず、センサ取付基板22Rの波長分解プリズム14の突出部25と接合する側から見て左側の短辺中央にV字形状の凹部31を1つ形成し、波長分解プリズム14の突出部25と接合する側から見て右側の短辺の上下の両隅にV字形状の凹部32a、32bを2つ形成する。
次に、凹部31および凹部32a、32bを形成したセンサ取付基板22Rの波長分解プリズム14との接合面にイメージセンサ21Rを半田等により取り付け、イメージセンサ21Rの表面にマスク24Rを取り付ける。そして、センサ取付基板22Rのイメージセンサ21Rを取り付けた面の反対の面にコネクタ23Rを取り付ける。同様に、センサユニット13G、13Bも組み立てる。以上の工程により、センサユニット13R、13G、13Bを組み立てると、ステップS702に進む。
ステップS702において、プリズムユニット12を組み立てる。具体的には、まず、3板式の波長分解プリズム14の左右側面にそれぞれ固定板15を固着する。次に、波長分解プリズム14および固定板15のセンサユニット13R、13G、13Bへの光射出面側の両側縁部に、それぞれ平面形状が略V字形状の溝状の凹部26を形成する。溝状の凹部26は、イメージセンサ21Rを取り付ける光射出面に平行な平行面41と、平行面41から、光射出面との間の距離が広がる方向に傾斜角θで傾斜した傾斜面42と、を有するように形成する。これにより、プリズムユニット12を組み立てると、ステップS703に進む。なお、ステップS701の工程とステップS702の工程とは、手順が逆であってもよく、どちらのステップから作業を行ってもよい。
ステップS703において、ステップS702で組み立てたプリズムユニット12を光学装置前面板11に取り付ける。
ステップS704において、センサユニット13R、13G、13Bの取付け位置を調整(粗調整および微調整)して、センサユニット13R、13G、13Bをプリズムユニット12に固定する。
一例として、図5に示すように、センサ取付基板22Rの凹部31および凹部32a、32bにセンサユニット取付装置51のアーム先端部55およびアーム先端部56a、56bを挿入してセンサ取付基板22Rを把持する。同時に、別の2つのセンサユニット取付装置51で、それぞれセンサ取付基板22Gおよび22Bを把持する。これにより、センサユニット13R、13G、13Bの取付け位置を調整して、センサユニット13R、13G、13Bをプリズムユニット12に固定すると、ステップS705に進む。
ステップS705において、センサユニット13R、13G、13Bを固定した箇所にUV光を照射して、プリズムユニット12にセンサユニット13R、13G、13Bを取り付ける。具体的には、例えば、固定板15の突出部25の接合面とセンサ取付基板22R、22G、22Bの表面との間に紫外線硬化型接着剤28を充填し、そこに波長分解プリズム14に形成された溝状の凹部26の傾斜面42で反射したUV光を照射して接着剤28を硬化させ、固定板15にセンサ取付基板22R、22G、22Bを接着する。この工程により、センサユニット13R、13G、13Bをプリズムユニット12に取り付けると、ステップS706に進む。
ステップS706において、プリズムユニット12にセンサユニット13R、13G、13Bが適切に取り付けられたか否かを判定する。適切に取り付けられていて「YES」の場合は、上記製造工程を終了し、完成したイメージセンサ用光学装置1をカメラ等の固体撮像装置に取り付ける。プリズムユニット12にセンサユニット13R、13G、13Bが適切に取り付けられていなくて「NO」の場合、ステップS704に戻り、再度センサユニット13R、13G、13Bの取付け位置を調整して、センサユニット13R、13G、13Bをプリズムユニット12に固定する。
<実施形態2>
図8は、実施形態2のプリズムユニットの一部を模式的に示す拡大側面図である。図8を用いて、本実施形態のプリズムユニットにセンサユニットを取り付ける方法について説明する。本実施形態が、実施形態1と相違する点は、プリズムユニット80の中央に位置し、センサユニット13Rと接合する波長分解プリズム14の両側面部にUV光を反射させる反射板81が取り付けられている点である。本実施形態では、一例として、プリズムユニット80にセンサユニット13Bを取り付ける方法について説明する。
本実施形態のプリズムユニット80にセンサユニット13Bを取り付ける場合、まず、センサユニット13Bを取り付ける側の波長分解プリズム14の側面部(図8の下方)に位置する反射板81でUV光を反射させる。次に、図8に示すように、反射させたUV光を傾斜面42Bに入射させることで、傾斜面42Bでさらに反射させたUV光を、突出部25の内側側面とイメージセンサ21Bの側面との間の隙間に充填した接着剤28に直接照射することができる。同様に、センサユニット13Gを取り付ける側(図8の上方)に位置する反射板81にUV光を照射することによって、突出部25の内側側面とイメージセンサ21Gの側面との間の隙間に充填した接着剤28にUV光を直接照射することができる。
したがって、本実施形態のプリズムユニット80は、波長分解プリズム14の側面部に反射板81を有することにより、プリズムユニット80に固定されたセンサユニット13R、13G、13B相互の間隔が狭く、各イメージセンサ21R、21G、21Bの側面に垂直な方向からUV光を照射できない場合であっても、接着剤28に適切な量のUV光を照射することができる。そのため、実施形態1と同様の効果を有することができる。
1 イメージセンサ用光学装置
11 光学装置用前面板
12、80 プリズムユニット
13R、13G、13B センサユニット
14 プリズム
15 固定板
21R、21G、21B イメージセンサ
22R、22G、22B センサ取付基板
23R、23G、23B コネクタ
24R、24G、24B マスク
25 突出部
26 溝状の凹部
28 接着剤
31、32a、32b V字形状の凹部
41 平行面
42 傾斜面
51 センサユニット取付装置
52 本体
53、54 アーム
55、56a、56b アーム先端部
81 反射板

Claims (7)

  1. 固体撮像素子を取り付ける光射出面を有する多板式のプリズムと、
    前記多板式のプリズムの両側面に固着された固定板と、
    を備え、
    前記プリズムの前記光射出面側の側縁部に凹部が形成されたプリズムユニット。
  2. 前記凹部は、前記プリズムの前記光射出面側の両側縁部に形成されている請求項1に記載のプリズムユニット。
  3. 前記凹部は、前記光射出面との間の距離が広がる方向に傾斜した傾斜面を有する請求項1または2に記載のプリズムユニット。
  4. 前記傾斜面は、前記光射出面に対して45度傾斜している請求項3に記載のプリズムユニット。
  5. 前記傾斜面は、紫外線を反射する反射部材を有している請求項3または4に記載のプリズムユニット。
  6. 固体撮像素子と、該固体撮像素子が実装された撮像素子取付基板と、該撮像素子取付基板に接合された請求項1ないし5のいずれか一項に記載のプリズムユニットと、を備えた固体撮像装置。
  7. 撮像素子取付基板の基板表面に固体撮像素子を取り付けて撮像素子ユニットを組み立てる工程と、
    光射出面を有する多板式のプリズムの両側面に固定板を固着し、前記プリズムの前記光射出面側の側縁部に凹部を形成して、プリズムユニットを組み立てる工程と、
    前記プリズムの前記光射出面に、接着剤で前記撮像素子ユニットを固定する工程と、
    前記プリズムの前記光射出面側の側縁部に形成された凹部に紫外線を照射して前記接着剤を硬化させる工程と、
    を含む固体撮像装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020217595A1 (ja) 2019-04-22 2020-10-29 株式会社ジェイエイアイコーポレーション 撮像装置

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