JP2018123761A - 燃料タンク - Google Patents

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宏樹 菅原
Hiroki Sugawara
宏樹 菅原
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Abstract

【課題】エンジンから戻った高温の燃料をエンジンへ送出することを抑制する。【解決手段】燃料タンク1は、燃料を収容する収容部10と、収容部10内の燃料を吸い込む吸い込み口22を有し、吸い込んだ燃料をエンジンへ送出する送出管20と、エンジンから戻った燃料が、収容部10内へ落下する開口32を有する戻り管30と、開口32からの燃料の落下点Pと吸い込み口22との間に位置し、燃料の吸い込み口22への移動を規制する遮蔽壁44と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、車両に搭載される燃料タンクに関する。
トラック等の車両には、エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクが設けられている。
燃料タンクは、燃料を収容する収容部と、収容部に収容された燃料を吸い込んでエンジンへ送出する送出管と、エンジンで消費されなかった余剰の燃料を収容部に戻す戻り管とを有する。なお、戻り管を介して収容部へ戻った燃料は、その後、送出管を介して再度エンジンへ送出される。
特開2009−108710号公報
ところで、戻り管を介して収容部へ戻る燃料は、エンジンを通っているので、高温である。高温の燃料が、送出管によって吸い込まれてエンジンへ再度送出されると、エンジンにおいて不具合が発生する恐れがある。例えば、高温の燃料がエンジンへ送出されると、エンジンのパッキン等が熱劣化を引き起こす恐れがある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、エンジンから戻った高温の燃料をエンジンへ送出することを抑制することを目的とする。
本発明の一の態様においては、燃料を収容する収容部と、前記収容部内の前記燃料を吸い込む吸い込み口を有し、吸い込んだ前記燃料をエンジンへ送出する送出管と、前記エンジンから戻った燃料が、前記収容部内へ落下する開口を有する戻り管と、前記開口からの前記燃料の落下点と前記吸い込み口との間に位置し、前記燃料の前記吸い込み口への移動を規制する規制部と、を備える、燃料タンクを提供する。
かかる燃料タンクによれば、戻り管の開口から落下点へ落下した高温の燃料が、拡散する際に、規制部によって吸い込み口に辿り着き難くなる。また、燃料が規制部を迂回して吸い込み口に辿り着く場合には、長い時間を要するので、燃料の温度が低下する。このため、戻り管の開口から落下した高温の燃料が、直ぐに吸い込み口から吸い込まれて、エンジンへ供給されることを防止できる。
また、前記規制部は、前記吸い込み口の周囲に位置し、前記燃料の前記吸い込み口への移動を遮蔽する遮蔽板であることとしてもよい。
また、前記燃料タンクは、前記送出管において前記吸い込み口の周囲に取り付けられたフィルタ部材を更に備え、前記規制部は、前記フィルタ部材に設けられていることとしてもよい。
また、前記フィルタ部材は、円筒状の部材であり、前記規制部は、前記フィルタ部材の円弧状の壁であることとしてもよい。
本発明によれば、エンジンから戻った高温の燃料をエンジンへ送出することを抑制できるという効果を奏する。
本発明の一の実施形態に係る燃料タンク1の外観構成の一例を説明するための図である。 燃料タンク1の内部構成の一例を説明するための図である。 フィルタ部材40の構成の一例を説明するための図である。 フィルタ部材40の送出管20に対する固定状態の一例を説明するための図である。 収容部10内の燃料の水位が低い場合を説明するための図である。 燃料の落下点Pからの拡散の一例を説明するための模式図である。
<燃料タンクの構成>
図1及び図2を参照しながら、本発明の一の実施形態に係る燃料タンク1の構成について説明する。
図1は、一の実施形態に係る燃料タンク1の外観構成の一例を説明するための図である。図2は、燃料タンク1の内部構成の一例を説明するための図である。なお、図1では、燃料タンク1内の送出管20を破線で示している。
燃料タンク1は、車両の一例であるトラックに搭載されている。燃料タンク1は、車両のエンジン(不図示)に供給される燃料を貯留する。燃料タンク1は、図1及び図2に示すように、収容部10と、送出管20と、戻り管30と、大気開放バルブ35と、フィルタ部材40とを有する。
収容部10は、燃料を収容する。収容部10は、箱状の形状を成しており、内部に燃料を収容する空間12を有する。収容部10内の燃料は、給油口から適宜給油される。収容部10は、ここでは軽油を収容するが、これに限定されず、例えばガソリンを収容してもよい。
送出管20は、収容部10内の燃料を吸い込んで、エンジンへ送出するフィードパイプである。送出管20は、先端に、燃料を吸い込む吸い込み口22を有する。送出管20は、戻り管30と共に、収容部10の上部に固定されている。なお、送出管20は、収容部10とエンジンとの間に配置されており、途中には燃料を吸い込むためのポンプ(不図示)が設けられている。
送出管20は、図1に示すように、収容部10内で屈曲している。具体的には、送出管20は、吸い込み口22が収容部10の下方の中央に位置するように、屈曲している。例えば、送出管20は、2つの屈曲部24、26を有する。これにより、例えば車両の走行中に収容部10内で燃料の水位が斜めになっても、燃料が吸い込み口22から吸い込まれやすくなる。
戻り管30は、エンジンで消費されなかった燃料を、収容部10内へ戻すリターンパイプである。戻り管30は、エンジンから戻った燃料が収容部10内へ落下する開口32を有する。なお、戻り管30から収容部10内へ落下する燃料は、エンジンを通過しているため、エンジンへ供給される時よりも温度が高くなっている。
大気開放バルブ35は、収容部10内を大気圧と同等にするため空気を内部へ取り込んだり、外部へ放出するためのバルブである。収容部10内へ空気を取り込むことでポンプの燃料吸い込みにより収容部10内が負圧化することを防ぎ燃料の吸い込みが円滑に行われるようになる。
フィルタ部材40は、燃料中の異物が吸い込み口22から吸い込まれることを抑制する機能を有する。異物としては、例えば低温時に燃料の水分が氷結した氷結物や、ゴミ等が挙げられる。
フィルタ部材40は、図2に示すように送出管20の先端部に取り付けられている。具体的には、フィルタ部材40は、円筒状の部材であり、送出管20において吸い込み口22の周囲に取り付けられている。また、フィルタ部材40は、ネジ等の締結部材を介さずに、送出管20の屈曲部24の上方に固定されている。
<フィルタ部材の詳細構成>
図3及び図4を参照しながら、フィルタ部材40の詳細構成について説明する。
図3は、フィルタ部材40の構成の一例を説明するための図である。図4は、フィルタ部材40の送出管20に対する固定状態の一例を説明するための図である。なお、図4では、説明の便宜上、図3に示すメッシュ50が省略されている。
フィルタ部材40は、樹脂製である。フィルタ部材40は、図3及び図4に示すように、本体部42と、遮蔽壁44と、挿通部45と、円筒部46と、延出部47と、係止部48とを有する。
本体部42は、図4に示すように円筒状に形成されている。すなわち、本体部42は、送出管20(具体的には、吸い込み口22)を囲むように位置している。本体部42の底面42aは、吸い込み口22と所定距離だけ離れて対向している。
本体部42には、図4に示すように、周方向に沿った開口42bが形成されている。開口42bには、メッシュ50(図3)が設けられている。メッシュ50は、網目状に形成されており、燃料中の異物の通過を阻止している。例えば、メッシュ50は、低温時の水分の氷結物の通過を阻止している。
遮蔽壁44は、本体部42においてメッシュ50が設けられていない部分であり、戻り管30からの燃料の落下点に面する側の円弧状の壁である(図2参照)。遮蔽壁44は、燃料の落下点と吸い込み口22との間に位置し、戻り管30から落下した燃料の吸い込み口22への移動を規制する規制部としての機能を有する。遮蔽壁44にメッシュ50が設けられていないので、遮蔽壁44は、戻り管30から落下した燃料の吸い込み口22への移動を遮蔽する遮蔽板である。
挿通部45は、送出管20が挿通する部分である。挿通部45には、送出管20が挿通可能な貫通孔(不図示)が形成されている。フィルタ部材40を送出管20に取り付ける際には、送出管20の吸い込み口22側から挿通部45を挿通させる。なお、フィルタ部材40をスムーズに取り付けられるように、挿通部45の貫通孔の直径は、送出管20の外径よりも大きくなっている。
円筒部46は、挿通部45から軸方向に沿って延出している円筒状の部分である。円筒部46は、図3に示すように、軸方向において挿通部45の両側に形成されている。円筒部46を設けることによって、フィルタ部材40の送出管20の半径方向への移動を規制できる。
延出部47は、図4に示すように、本体部42から軸方向に延出している部分である。延出部47は、円筒部46から垂直に上方へ延出している。
係止部48は、図4に示すように、延出部47の先端側に設けられており、送出管20に係止している部分である。係止部48は、送出管20の屈曲部24から見て吸い込み口22とは反対側の部分(屈曲部24の上方の部分)に係止している。係止部48の先端は、送出管20に引っ掛かっている。なお、係止部48が送出管20に引っ掛かっている際には、送出管20の引っ掛かっている部分に対して係止部48が垂直になっている。これにより、簡易な構成で、フィルタ部材40を送出管20に固定できる。
<戻り管30から落下した燃料の拡散について>
燃料タンク1においては、エンジンで消費されなかった燃料は、戻り管30の開口32から収容部10へ落下し、落下点を中心に拡散する。
以下では、図5に示すように収容部10内の燃料が少なくなった場合を例に挙げて、開口32から落下した燃料の収容部10内での拡散の態様について説明する。
図5は、収容部10内の燃料の水位が低い場合を説明するための図である。図6は、燃料の落下点Pからの拡散の一例を説明するための模式図である。なお、図6では、説明の便宜上、送出管20及びフィルタ部材40については、吸い込み口22及び遮蔽壁44のみが示されており、他は省略されている。
図5に示す状態では、燃料の水位が吸い込み口22の位置に近い状態となっている。かかる場合には、燃料の水位が高い場合に比べて、落下点Pに落下した燃料が吸い込み口22に向かいやすい。
これに対して、本実施形態では、図6に示すように、落下点Pと吸い込み口22との間に遮蔽壁44が存在することで、落下点Pに落下した高温の燃料が直ぐに吸い込み口22から吸い込まれることを規制できる。
図6では、落下点Pに落下した燃料の拡散状態が、一点鎖線の同心円で示されている。すなわち、燃料は、落下点Pから半径が大きい円に向かって拡散する。この際、遮蔽壁44が落下点Pと吸い込み口22とを結ぶ線上に位置するので、拡散する燃料が吸い込み口22に辿りつき難い。特に、遮蔽壁44が、吸い込み口22の周囲に円弧状に形成されているので、燃料が吸い込み口22に辿り着くことをより有効に抑制できる。
また、落下点Pの燃料が遮蔽壁44を迂回して吸い込み口22に辿り着く場合には、吸い込み口22に辿り着くまでの時間が長くなる。このため、落下点Pに落下した高温の燃料が、時間の経過と共に収容部10内の燃料と混ざり、温度が低下する。この結果、高温の燃料が、吸い込み口22から吸い込まれることを抑制できる。
なお、上記では、遮蔽壁44がフィルタ部材40に設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、遮蔽壁44は、フィルタ部材40に設けられておらず、収容部10に固定された部材であってもよい。
<本実施形態における効果>
上述した実施形態によれば、図5に示すように、遮蔽壁44は、戻り管30の開口32からの燃料の落下点Pと、送出管20の吸い込み口22との間に位置している。そして、遮蔽壁44は、燃料の落下点Pから吸い込み口22への移動を規制する。
上記の構成により、開口32から落下点Pへ落下した高温の燃料が、拡散する際に、遮蔽壁44によって吸い込み口22に辿り着き難くなる。また、燃料が遮蔽壁44を迂回して吸い込み口22に辿り着く場合には、長い時間を要するので、燃料の温度が低下する。このため、開口32から落下した高温の燃料が、直ぐに吸い込み口22から吸い込まれることを防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 燃料タンク
10 収容部
20 送出管
22 吸い込み口
30 戻り管
32 開口
40 フィルタ部材
44 遮蔽壁
P 落下点

Claims (4)

  1. 燃料を収容する収容部と、
    前記収容部内の前記燃料を吸い込む吸い込み口を有し、吸い込んだ前記燃料をエンジンへ送出する送出管と、
    前記エンジンから戻った燃料が、前記収容部内へ落下する開口を有する戻り管と、
    前記開口からの前記燃料の落下点と前記吸い込み口との間に位置し、前記燃料の前記吸い込み口への移動を規制する規制部と、
    を備える、燃料タンク。
  2. 前記規制部は、前記吸い込み口の周囲に位置し、前記燃料の前記吸い込み口への移動を遮蔽する遮蔽板である、
    請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 前記送出管において前記吸い込み口の周囲に取り付けられたフィルタ部材を更に備え、
    前記規制部は、前記フィルタ部材に設けられている、
    請求項1又は2に記載の燃料タンク。
  4. 前記フィルタ部材は、円筒状の部材であり、
    前記規制部は、前記フィルタ部材の円弧状の壁である、
    請求項3に記載の燃料タンク。

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