JP2018155193A - 液圧回転機 - Google Patents

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大二朗 新井
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【課題】バルブプレートに形成された圧抜き孔を通過する噴流の乱れによるキャビテーションの発生を防止しつつ、バルブプレート及びケーシングのエロージョンを抑制することができる液圧回転機を提供する。【解決手段】油圧ピストンポンプ1は、ケーシング2に固定され、圧抜き孔21の出口部分と対面するように配置されたピン部材6を更に備え、前記圧抜き孔は、バルブプレート7のシリンダブロック8との摺接面側に形成された第1円筒孔部21aと、前記第1円筒孔部の下流側に前記第1円筒孔部と同軸に形成され、上流から下流に向かって内径寸法が拡大する円錐凹部21bとを有し、前記ピン部材は、前記円錐凹部と対面するように配置され、前記円錐凹部との間に上流から下流に向かって流路断面積が拡大する環状流路24を形成する円錐凸部6aを有する。【選択図】 図4

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧ポンプや油圧モータに好適なアキシャルピストンポンプ・モータ等の液圧回転機に関する。
一般に、油圧ポンプ、油圧モータ等の液圧回転機のバルブプレートには、シリンダポートと吐出ポートとの連通が断たれてからシリンダポートと吐出ポートとが連通するまでの間にシリンダポートと連通する圧抜き孔が形成されている。圧抜き孔はドレンに接続されており、シリンダ内に残った圧液をドレンに逃がすことで、シリンダポートから吸込ポートへの圧液の逆流を防いでいる。このような液圧回転機を開示するものとして、例えば特許文献1及び2がある。
特許文献1には、各シリンダボアのシリンダポートが前記吐出ポートから吸込ポートに切換るバルブプレートの予膨張区間(切換ランド)に形成され、前記シリンダポートに連通可能な開口を有する袋止まり形状の第1穴(圧抜き孔の一部)と、前記第1穴の前記開口と底部との途中から分岐し、前記バルブプレートから開口してなる第2穴(圧抜き孔の他の一部)とを備え、前記第2穴が、前記第1穴からの圧油をドレインしてなることを特徴とする油圧ピストン回転機が記載されている。
また、特許文献2には、シリンダ内の残圧を逃すコンジット(圧抜き孔の一部)を有するバルブプレートを本体を形成するケーシング内に設け、前記バルブプレートを前記ケーシングに固定するノックピンと、前記コンジットの逃し通路(圧抜き孔の他の一部)に連通するドレンとを備えたアキシャルピストンポンプ・モータにおいて、前記ノックピンの取付穴を前記コンジットの近傍に配置するとともに、この取付穴と前記コンジットの前記逃し通路とを連通させ、前記取付穴に挿入させたノックピン部分に、前記ドレンに連通する隙間を設けたことを特徴とするアキシャルピストンポンプ・モータが記載されている。
特開2006−207501号公報 特開平8−210242号公報
従来の油圧回転機では、シリンダ内に残った圧液が圧抜き孔から高速の噴流となって排出され、この噴流がケーシング等に衝突することにより、ケーシングがエロージョン(浸食)によって損傷するという問題があった。
これを防ぐ方法としては、圧抜き孔の出口部分の開口面積を広げて流速を低下させることが考えられるが、一般的なバルブプレートの厚さ寸法内で十分に流速を低下させるためには開口面積を急激に増加させる必要があり、圧抜き孔の出口部分でキャビテーションが発生するリスクが生じる。
そこで、特許文献1に記載の油圧ピストン回転機では、シリンダポートから流出する噴流を第1穴の底部に一端衝突させることにより、噴流の運動エネルギーを衝突エネルギーとして消費している。これにより、運動エネルギーが減少した圧油が第1穴の途中から分岐した第2穴を介してケーシング内のドレンに排出されるため、エロージョンによるケーシングの損傷を抑制することができる。
また、特許文献2に記載のアキシャルピストンポンプ・モータでは、シリンダ内の高圧油をコンジットの逃し通路、ノックピン部分に設けた隙間を介してドレンに逃している。このとき、ノックピン部分に設けた隙間により圧油の流れが狭められ、その噴流の勢いが弱められる。これにより、勢いの弱い圧油の流れがドレンに排出されるため、エロージョンによるケーシングの損傷を抑制することができる。
しかしながら、上述した特許文献1又は2に記載の構成では、圧抜き孔がバルブプレート内で大きく屈曲しているため、高い運動エネルギーを持った圧液の噴流が圧抜き孔の内壁に衝突する。一般にバルブプレートを構成する材料としては、硬化処理をした鋼材の他に、高力黄銅や、硬化処理をしていない鋼母材に銅合金接合したもの等がある。このため、バルブプレートの材質によっては、圧抜き孔の屈曲部においてエロージョンが促進されるおそれがある。また、大きく屈曲した圧抜き孔を通過する際に噴流の流れ方向や流速が急激に変化するため、噴流の乱れによるキャビテーションが発生するおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブプレートに形成された圧抜き孔を通過する噴流の乱れによるキャビテーションの発生を防止しつつ、バルブプレート及びケーシングのエロージョンを抑制することができる液圧回転機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ケーシングと、前記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸と一体に回転するように前記ケーシング内に配置され、周方向に離間して位置し軸方向に延びる複数のシリンダが形成されたシリンダブロックと、前記複数のシリンダに往復運動可能に挿嵌された複数のピストンと、前記ケーシングに固定され、前記シリンダブロックが摺接するバルブプレートとを備え、前記バルブプレートは、一対の切換ランドを挟んで形成され、前記シリンダブロックが回転するとき前記複数のシリンダと間欠的に連通する吸込ポート及び吐出ポートを有し、前記一対の切換ランドのうち、前記シリンダブロックが回転するとき前記複数のピストンが吐出工程から吸込工程に切り換わる側の切換ランドに前記複数のシリンダの圧液を前記ケーシング内に設けられたドレンに排出する圧抜き孔が形成された液圧回転機において、前記ケーシングに固定され、前記圧抜き孔の出口部分に対面するように配置されたピン部材を更に備え、前記圧抜き孔は、前記バルブプレートの前記シリンダブロックとの摺接面側に形成された第1円筒孔部と、前記第1円筒孔部の下流側に前記第1円筒孔部と同軸に形成され、上流から下流に向かって内径寸法が拡大する円錐凹部とを有し、前記ピン部材は、前記円錐凹部と対面するように配置され、前記円錐凹部との間に上流から下流に向かって流路断面積が拡大する環状流路を形成する円錐凸部を有するものとする。
以上のように構成した本発明によれば、圧抜き孔の第1円筒孔部から流出した高速の噴流は、圧抜き孔の出口部分に対面するように配置されたピン部材に衝突する。ピン部材に衝突した噴流は、圧抜き孔の円錐凹部とピン部材の円錐凸部との間に形成された環状流路を通過する。ここで、第1円筒孔部から流出した直後の流れ方向と環状流路に流入した直後の流れ方向との角度差は円錐凸部の頂角の1/2程度と小さく、環状流路の流路断面積は上流から下流に向かって緩やかに拡大しているため、環状流路を通過する際に噴流の流れが乱れることなく噴流の流速と圧力が低下する。環状流路を通過して低速低圧力となった噴流は油溝を介してケーシング内のドレンに排出される。これにより、圧抜き孔の第1円筒孔部から流出した高速の噴流がバルブプレート又はケーシングに直接衝突しないため、バルブプレート及びケーシングのエロージョンを抑制することができる。また、環状流路を通過する際に噴流の流れが乱れることなく噴流の流速と圧力が低下するため、噴流の乱れによるキャビテーションの発生を抑制することができる。
本発明によれば、液圧回転機において、バルブプレートに形成された圧抜き孔を通過する圧液の噴流の流れを乱すことなくその流速と圧力を低下させることにより、噴流の乱れによるキャビテーションの発生を防止しつつ、バルブプレート及びケーシングのエロージョンを抑制することができる。
本発明の第1の実施例に係る油圧ピストンポンプの断面図である。 図1に示す油圧ピストンポンプに備えられたバルブプレートをシリンダブロックとの摺接面側から見た平面図である。 図1に示す油圧ピストンポンプに備えられたバルブプレートをケーシングとの当接面側から見た平面図である。 図3のA−A方向から見た油圧ピストンポンプの部分断面図である。 図4に示すピン部材の近傍を拡大して示す図である。 本発明の第2の実施例に係る油圧ピストンポンプに備えられるバルブプレートをケーシング当接面側から見た平面図である。 図6のA−A方向から見た油圧ピストンポンプの部分断面図である。 図6のB−B方向から見た油圧ピストンポンプの部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る液圧回転機として例えば油圧ショベルに用いられる斜板式アキシャルピストンポンプ(以下「油圧ピストンポンプ」という。)を例に挙げ、図面を参照して説明する。なお、各図中、同等の部材には同一の符号を付し、重複した説明は適宜省略する。
本発明の第1の実施例について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る油圧ピストンポンプの断面図である。
図1において、油圧ピストンポンプ1は、ケーシング2と、回転軸3と、シリンダブロック8と、ピストン10と、シュー11と、斜板5と、カムプレート14と、リテーナ12と、ブッシング13と、バルブプレート7とを備えている。
ケーシング2は両端が閉じた筒状をしており、ケーシング2の両端に回転軸3が軸受4a、4bを介して回転可能に支持されている。回転軸3の一端はケーシング2から突出しており、その外周面には動力装置と連結するためのスプライン(図示せず)が形成されている。
ケーシング2内には、回転軸3と一体に回転するようにシリンダブロック8が配置されている。シリンダブロック8には回転軸3が通る中央穴8aが形成されており、その内周面には回転軸3と連結するためのスプライン(図示せず)が形成されている。シリンダブロック8には、周方向に離間して位置し軸方向に延びる複数のシリンダ9が形成され、これらシリンダ9にピストン10が往復運動可能に挿嵌されている。各シリンダ9には、シリンダブロック8が回転するとき後述のバルブプレート7に形成された吐出ポート及び17吸込ポート18と間欠的に連通するシリンダポート15が形成されている。
ピストン10は、シリンダブロック8の回転に伴いシリンダ9内を往復運動する。各ピストン10の先端にはシュー11が揺動可能に嵌合されている。シュー11はリテーナ12によって保持され、リテーナ12はシリンダブロック8に嵌合されたブッシング13によって支持されている。ケーシング2のシュー11側の端部には、所定の傾斜角を持った斜板5が固定されている。斜板5にはカムプレート14が嵌合されており、シュー11はシリンダブロック8の回転に伴いカムプレート14上を円周状に摺動する。
ケーシング2の斜板5と反対側の端部には、シリンダブロック8の端面に摺接するバルブプレート7が固定されている。バルブプレート7はケーシング2に当接し、ノックピン(図示せず)によってケーシング2に固定されている。図3に示すように、バルブプレート7のケーシング2との当接面には、ノックピン(図示せず)が嵌合する一対のピン穴22が形成されている。バルブプレート7には、吐出ポート17及び吸込ポート18が一対の切換ランド19a,19bを挟んで形成されている。前述したように、吐出ポート17及び吸込ポート18は、シリンダブロック8の回転に伴い、シリンダブロック8に形成された各シリンダ9とシリンダポート15を介して間欠的に連通する。
図2は、図1に示す油圧ピストンポンプ1に備えられたバルブプレート7をシリンダブロック8との摺接面側から見た平面図である。
図2において、矢符Xはシリンダブロック8の回転方向を示している。バルブプレート7の一対の切換ランド19a、19bのうち、シリンダブロック8が回転するときピストン10が吸込工程から吐出工程に切り換わる側の切換ランド19aには、吐出ポート17からシリンダブロック8の回転方向と逆の方向に延びる逃げ溝20が形成されている。逃げ溝20は、吐出ポート17よりも先にシリンダポート15に開口することにより、シリンダ9内が負圧になることを防いでいる。また、シリンダブロック8が回転するときピストン10が吐出工程から吸込工程に切り換わる側の切換ランド19bには、圧抜き孔21が形成されている。圧抜き孔21は、シリンダ9内に残った圧油(圧液)をケーシング2内に設けられたドレン16に逃がすことで、シリンダポート15から吸込ポート18への圧油の逆流を防いでいる。
図3は、図1に示す油圧ピストンポンプ1に備えられたバルブプレート7をケーシング2との当接面側から見た平面図である。
図3において、バルブプレート7のケーシング2との当接面には、圧抜き孔21の出口部分をドレン16に連通する油溝23が形成されている。油溝23の幅は、後述する圧抜き孔21の円錐凹部21bの最大内径寸法よりも大きく、バルブプレート7の外周端にかけて徐々に拡大している。これにより、圧抜き孔21の出口部分からドレン16にかけて流路断面積が緩やかに拡大するため、気泡の発生を抑えながらドレン16に流出する噴流の流速を低下させることができる。なお、油溝23は必ずしもバルブプレート7に形成する必要は無く、ケーシング2のバルブプレート7との当接面に形成しても良い。
図4は、図4のA−A方向から見た油圧ピストンポンプ1の部分断面図である。
図4において、圧抜き孔21は、バルブプレート7のシリンダブロック8との摺接面に形成された円筒孔部(第1円筒孔部)21aと、この円筒孔部21aの下流側に前記第1円筒孔部と同軸に形成され、上流から下流に向かって内径寸法が拡大する円錐凹部21bとを有する。
圧抜き孔21の出口部分には、ピン部材6が配置されている。ピン部材6は、圧抜き孔21の円錐凹部21bと対面するように配置された円錐凸部6aと、この円錐凸部6aと一体かつ同軸に形成された円柱形状の嵌合部(第1嵌合部)6bとを有する。嵌合部6bは、ケーシング2のバルブプレート7との当接面に形成された円筒形状の取付穴2aに嵌合して固定されている。ここで、ピン部材6には円筒孔部21aから流出した高速の噴流が直接衝突するため、ピン部材6にはエロージョンを抑制するための硬化処理を施しておくことが望ましい。なお、ピン部材6はバルブプレート7やケーシング2と比較して小さい部品であるため、低コストで硬化処理を施すことが可能である。
図5は、図4に示すピン部材6の近傍を拡大して示す図である。
図5において、圧抜き孔21の円錐凹部21bとピン部材6の円錐凸部6aとの間には、環状流路24が形成されている。ここで、円錐凸部6aの頂角θ1は、円錐凹部21bと円錐凸部6aとの間に形成される環状流路24の流路断面積が流れ方向に沿って拡大するように設定されている。すなわち、円錐凸部6aの頂角θ1は、環状流路24の流路断面積が上流から下流に向かって一定となる場合の円錐凸部6a1の頂角(>θ2)よりも小さく設定されている。
円錐凸部6aの高さ寸法T1は、ケーシング2の底面から円筒孔部21aの下流側開口部までの高さ寸法T2よりも小さく設定されている。これは、円筒孔部21aの出口側の流路が円錐凸部6aの頂部によって狭められることを防ぐためである。
円錐凸部6aの外径寸法φ1は、円筒孔部21aの内径寸法φ0よりも大きく設定されている。すなわち、円錐凸部6aの頂角θ1は、円筒孔部21aの内径寸法φ0と同一の外径寸法を有する場合の円錐凸部6a2の頂角よりも大きく設定されている。これにより、円筒孔部21aから流出した噴流が全て円錐凸部6aの傾斜した側面に衝突することとなり、ピン部材6に対する面圧が低下するため、ピン部材6のエロージョンを抑制することができる。
嵌合部6bの外径寸法φ1は、円錐凹部21bの円錐面形状をケーシング2の底面まで延長した場合の最大内径寸法φ2よりも大きく設定されている。これにより、圧抜き孔21の円錐凹部21b及びピン部材6の円錐凸部6aの円錐面形状に沿って流出した噴流がケーシング2に直接衝突しないため、ケーシング2のエロージョンを抑制することができる。なお、図5に示す例では、円錐凸部6aが円筒孔部21aと同軸に配置されているが、本発明はこれに限定されず、円錐凸部6aの頂点が円筒孔部21aの内周面形状を下流側に延長した場合の内径寸法φ0内に収まる限りにおいて、円筒孔部21aと同軸に配置しなくても良い。
このように構成された油圧ピストンポンプ1では、シリンダポート15は吐出ポート17との連通が断たれてから吸込ポート18と連通するまでの間に、バルブプレート7の切換ランド19bに形成された圧抜き孔21に連通する。これにより、シリンダ9内に残った圧油が円筒孔部21a、環状流路24及び油溝23を介してドレン16に排出されるため、吸込ポート18への圧油の逆流を防止することができる。
以上のように構成した本実施例によれば、圧抜き孔21の円筒孔部21aから流出した高速の噴流は、円筒孔部21aの下流側開口部と対面するように配置されたピン部材6に衝突する。ピン部材6に衝突した噴流は、圧抜き孔21の円錐凹部21bとピン部材6の円錐凸部6aとの間に形成された環状流路24を通過する。ここで、円筒孔部21aから流出した直後の流れ方向と環状流路24に流入した直後の流れ方向との角度差は円錐凸部6aの頂角θ1(図5に示す)の1/2程度と小さく、環状流路24の流路断面積は上流から下流に向かって緩やかに拡大しているため、環状流路24を通過する際に噴流の流れが乱れることなく噴流の流速と圧力が低下する。環状流路24を通過して低速低圧力となった噴流は油溝23を介してケーシング2内のドレン16に排出される。これにより、圧抜き孔21の円筒孔部21aから流出した高速の噴流がバルブプレート7又はケーシング2に直接衝突しないため、バルブプレート7及びケーシング2のエロージョンを抑制することができる。また、環状流路24を通過する際に噴流の流れが乱れることなく噴流の流速と圧力が低下するため、噴流の乱れによるキャビテーションの発生を抑制することができる。
本発明の第2の実施例について、図6〜図8を用いて説明する。
図6は、本実施例に係る油圧ピストンポンプに備えられるバルブプレートをケーシング当接面側から見た平面図である。
図6において、本実施例に係る油溝23は、後述する圧抜き孔21の円筒孔部21cの内径寸法よりも小さい幅を有し、バルブプレート7の径方向において円筒孔部21cと交差するように形成され、外周側溝部23aと内周側溝部23bとを有する。
図7は、図6のA−A方向から見た油圧ピストンポンプの部分断面図であり、図8は、図6のB−B方向から見た油圧ピストンポンプの部分断面図である。
図7又は図8において、本実施例に係る圧抜き孔21は、円錐凹部21bの下流側に円錐凹部21bと同軸に形成され、円錐凹部21bの最大内径寸法と同一の内径寸法を有する円筒孔部(第2円筒孔部)21cを更に有する。図7に示すように、外周側溝部23aと内周側溝部23bは、圧抜き孔21の近傍で円筒孔部21cと同程度の深さ寸法を有しており、環状流路24の出口部分と接続している。これにより、圧抜き孔21を通過した圧油をバルブプレート7の外周側と内周側とに向けて排出することができる。
本実施例に係るピン部材6は、円錐凸部6aと嵌合部(第1嵌合部)6bとの間に円錐凸部6aと同軸に形成され、圧抜き孔21の円筒孔部21cに嵌合して固定される嵌合部(第2嵌合部)6cを更に有する。図8に示すように、ピン部材6は、嵌合部6bがケーシング2底面の取付穴2aに嵌合して固定され、嵌合部6cが圧抜き孔21の円筒孔部21cに嵌合して固定されることで、バルブプレート7をケーシング2に固定するノックピンとして機能する。
以上のように構成した本実施例においても、第1の実施例と同様の効果が得られる。
更に、本実施例に係るピン部材6はノックピンとしての機能を有するため、別途設けるノックピンの数を減らすことにより、油圧ピストンポンプの部品点数及び加工工程数を低減することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は、本発明を油圧ポンプに適用したものであるが、本発明はこれに限られず、油圧ピストンモータ等の液圧回転機にも適用できる。また、上記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成の一部を加えることも可能であり、ある実施例の構成の一部を削除し、あるいは、他の実施例の一部と置き換えることも可能である。
1…油圧ピストンポンプ、2…ケーシング、2a…取付穴、3…回転軸、4a,4b…軸受、5…斜板、6…ピン部材、6a…円錐凸部、6b…嵌合部(第1嵌合部)、6c…嵌合部(第2嵌合部)、7…バルブプレート、8…シリンダブロック、8a…中央穴、9…シリンダ、10…ピストン、11…シュー、12…リテーナ、13…ブッシング、14…カムプレート、15…シリンダポート、16…ドレン、17…吐出ポート、18…吸込ポート、19a,19b…切換ランド、20…逃げ溝、21…圧抜き孔、21a…円筒孔部(第1円筒孔部)、21b…円錐凹部、21c…円筒孔部(第2円筒孔部)、22…ピン穴、23…油溝、24…環状流路。

Claims (3)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、
    前記回転軸と一体に回転するように前記ケーシング内に配置され、周方向に離間して位置し軸方向に延びる複数のシリンダが形成されたシリンダブロックと、
    前記複数のシリンダに往復運動可能に挿嵌された複数のピストンと、
    前記ケーシングに固定され、前記シリンダブロックが摺接するバルブプレートとを備え、
    前記バルブプレートは、一対の切換ランドを挟んで形成され、前記シリンダブロックが回転するとき前記複数のシリンダと間欠的に連通する吸込ポート及び吐出ポートを有し、
    前記一対の切換ランドのうち、前記シリンダブロックが回転するとき前記複数のピストンが吐出工程から吸込工程に切り換わる側の切換ランドに前記複数のシリンダの圧液を前記ケーシング内に設けられたドレンに排出する圧抜き孔が形成された液圧回転機において、
    前記ケーシングに固定され、前記圧抜き孔の出口部分と対面するように配置されたピン部材を更に備え、
    前記圧抜き孔は、前記バルブプレートの前記シリンダブロックとの摺接面側に形成された第1円筒孔部と、前記第1円筒孔部の下流側に前記第1円筒孔部と同軸に形成され、上流から下流に向かって内径寸法が拡大する円錐凹部とを有し、
    前記ピン部材は、前記円錐凹部と対面するように配置され、前記円錐凹部との間に上流から下流に向かって流路断面積が拡大する環状流路を形成する円錐凸部を有することを特徴とする液圧回転機。
  2. 請求項1に記載の液圧回転機において、
    前記ピン部材は、前記円錐凸部と一体に形成され、前記ケーシングの前記バルブプレートとの当接面に形成された取付穴に嵌合して固定された第1嵌合部を更に有し、
    前記ピン部材の第1嵌合部は、前記円錐凹部の円錐面形状を前記ケーシングの底面まで延長した場合の最大内径寸法よりも大きい外径寸法を有することを特徴とする液圧回転機。
  3. 請求項2に記載の液圧回転機において、
    前記圧抜き孔は、前記円錐凹部の下流側に前記円錐凹部と同軸に形成され、前記円錐凹部の最大内径寸法と同一の内径寸法を有する第2円筒孔部を更に有し、
    前記ピン部材は、前記円錐凸部と前記第1嵌合部との間に前記円錐凸部と同軸に形成され、前記第2円筒孔部に嵌合して固定された第2嵌合部を更に有し、
    前記ピン部材は、前記第1嵌合部が前記ケーシングの取付穴に嵌合して固定され、前記第2嵌合部が前記圧抜き孔の第2円筒孔部に嵌合して固定されることで、前記バルブプレートを前記ケーシングに固定するノックピンとして機能することを特徴とする液圧回転機。
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