JP2018199468A - 自動車用空調ダクト構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車室のフロア表面よりも下方に配置される管路で、車室の前方から後端開口を経て後席側に空調ユニットの空調風を案内する床下ダクトと、フロア表面に形成されたダクト用開口と、ダクト用開口に昇降自在に嵌められて、ダクト側壁と、ダクト側壁の上部を塞ぐ上面とを有する昇降ダクトとを備える。昇降ダクトのダクト側壁は、車室の前方側又は側方側に開口する連通孔と、連通孔よりも上部で、車室の後方側に開口する吹き出し口とを有する。昇降ダクトの昇降位置は、吹き出し口がフロア表面よりも上方に露出した状態で、後端開口及び連通孔を介して床下ダクトと昇降ダクトとが連通される通風位置と、上面がフロア表面以下の下方に位置し、後端開口を連通孔よりも上部のダクト側壁で塞ぐ収納位置とを有する。
【選択図】図1
Description
車室のフロア表面よりも下方に配置される管路で、前記車室の前方から後端開口を経て後席側に空調ユニットの空調風を案内する床下ダクトと、
前記フロア表面に形成されたダクト用開口と、
前記ダクト用開口に昇降自在に嵌められて、ダクト側壁と、ダクト側壁の上部を塞ぐ上面とを有する昇降ダクトとを備え、
前記昇降ダクトのダクト側壁は、
前記車室の前方側又は側方側に開口する連通孔と、
前記連通孔よりも上部で、前記車室の後方側に開口する吹き出し口とを有し、
前記昇降ダクトの昇降位置は、
前記吹き出し口が前記フロア表面よりも上方に露出した状態で、前記後端開口及び連通孔を介して前記床下ダクトと前記昇降ダクトとが連通される通風位置と、
前記上面が前記フロア表面以下の下方に位置し、前記後端開口を前記連通孔よりも上部の前記ダクト側壁で塞ぐ収納位置とを有する。
〈概要〉
実施形態1の自動車用空調ダクト構造は、図1に示すように、車室100のフロア表面100Fよりも下方に配置される床下ダクト110を備える。床下ダクト110は、図5の空調ダクトと同様に、空調ダクトの一部を構成し、車両前方に設けられた空調ユニットACから後席側に空調風を案内する。この空調ダクト構造の特徴の一つは、図1に示すように、床下ダクト110の後端部に昇降ダクト120を設け、この昇降ダクト120を所定位置に上下動させることで、後席での空調の要否などの状況に応じた空調環境や車室内環境を実現することにある。以下、各部の構成を詳しく説明する。
車室100の概要は、図5に示す従来の構成と概ね共通である。この車室100の前方には、インストルメントパネルIPが設けられ、後方に向かって順次、前席FrS、後席(図示略)が設けられている。インストルメントパネルIPには、その内部に空調ユニットACが内蔵され、同パネルIPの表面には前席FrSの空調用として、DEF用、Face用、Foot用などの複数の吹き出し口AC1,AC2,AC3が開口されている(図1、図5)。
空調ダクトは、空調ユニットACからフロア表面100Fの下方を通って車室100の後方に延びるダクト本体111と、ダクト本体111の後端で複数に分岐される分岐ダクト113と、分岐ダクト113の後端に繋がれる昇降ダクト120とを備える。ダクト本体111と分岐ダクト113が床下ダクト110を構成している。
ダクト本体111は、空調ユニットACから一旦下方に延び、車両後方に屈曲されて、前席FrSの途中あたりまで空調風を案内する管路である。本例では、断面が扁平な矩形のダクトを車幅方向のほぼ中央に配置してダクト本体111としている。ダクト本体111の断面形状は特に限定されず、円形や楕円形でもよい。この点は、次述の分岐ダクト113でも同様である。
分岐ダクト113は、ダクト本体111の後端から分岐して、後席足元における車幅方向の複数箇所に空調風を供給する管路である。本例では、ダクト本体111の後端部から二股に分岐する2本の分岐ダクト113を有している。分岐ダクト113の数は2本に限定されるわけではなく、例えば3本であってもよい。いずれの分岐ダクト113も断面が扁平な矩形のダクトである。各分岐ダクト113は、前席FrSの下方に対応する位置に配置され、ほぼ前席FrSの後部に至る箇所まで延びている。本例では、分岐ダクト113の後端がダクト収納筒130の導入口131に嵌められて支持されている。
昇降ダクト120は、ダクト収納筒130に昇降自在に収納され、空調ダクトの後端部を構成する中空部材である。本例では、平面視した形状がほぼD型の中空部材としているが、この形状は特に限定されない。矩形などの多角形や円形、楕円形であってもよい。
上記の通風位置、収納位置、及び遮蔽位置の各位置における昇降ダクト120の昇降状態と後席側での空調状態を図2〜図4に基づいて説明する。
通風位置は、後席に乗員が乗車しており、後席乗員のために後席側で空調が必要な場合に好適な位置である。通風位置では、昇降ダクト120を上昇させて、フロア表面100Fの上部開口133から突出させ、吹き出し口125がフロア表面100Fよりも上方に露出した状態とする。このとき、昇降ダクト120の連通孔124がダクト収納筒130の導入口131と重なる。つまり、床下ダクト110(分岐ダクト113)と昇降ダクト120とが導入口131及び連通孔124を介して連通される。そのため、分岐ダクト113内を通ってきた空調風は、後端開口110H、導入口131、連通孔124を介して昇降ダクト120内に導入され、吹き出し口125から後席側に供給される。このとき、前席FrSの下面と昇降ダクト120の上面122との間には、ある程度のクリアランスが形成されるため、このクリアランスを介して前席FrSでの空調風を後席側に供給することも可能である。さらに、昇降ダクト120の連通孔124がダクト収納筒130の導入口131とずれて部分的に重なる位置で昇降ダクト120の上下位置を保持すれば、連通孔124と導入口131とが合致して重なる場合に比べて昇降ダクト120内に導入される空調風の風量を規制することができる。
収納位置は、上記通風位置と次述する遮蔽位置以外の場合に好適な位置である。例えば、後席に乗員が乗車しているが、後席の空調が不要な場合が挙げられる。収納位置では、昇降ダクト120をダクト収納筒130の最奥部まで押し込む。このとき、昇降ダクト120の底面123はダクト収納筒130の底面134に突き当たり、昇降ダクト120の上面122はフロア表面100Fとほぼ面一となる。つまり、上部開口133からフロア表面100Fの上方に突出する部分がない。一方、昇降ダクト120の連通孔124は、ダクト収納筒130の導入口131よりも下方に位置する。換言すれば、ダクト収納筒130の導入口131は、連通孔124よりも上部のダクト側壁121で塞がれる。そのため、分岐ダクト113を通ってきた空調風が昇降ダクト120内に導入されることはなく、吹き出し口125から空調風が供給されることもない。
遮蔽位置は、後席での空調は行わないが、前席FrSのみで空調を行う場合、前席FrSの下面とフロア表面100Fとの間のクリアランスを昇降ダクト120で仕切り、前席FrSの空調風が昇降ダクト120の前方空間側から後方空間側に抜けることを抑制することに有効な位置である。遮蔽位置では、通風位置よりもさらに昇降ダクト120を上昇させる。そのとき、昇降ダクト120の連通孔124はフロア表面100Fよりも上方には露出せず、ダクト収納筒130における導入口131よりも上方の収納側壁132で塞がれる。併せて、ダクト収納筒130の導入口131は、昇降ダクト120の連通孔124よりも下方のダクト側壁121で塞がれる。そのため、分岐ダクト113を通ってきた空調風が昇降ダクト120内に導入されることはなく、吹き出し口125から空調風が供給されることもない。一方、フロア表面100Fから上方に突出した昇降ダクト120は、前席FrSの後方において、前席FrSの下面とフロア表面100Fとの間の空間を昇降ダクト120よりも前方の空間と後方の空間とに仕切ることができる。そのため、前席FrSの空調風が昇降ダクト120の前方空間側から後方空間側に抜けることを抑制することができる。
上記の空調ダクト構造によれば、後席での空調の要否や後席での乗員の有無に応じて、以下の効果を奏することができる。
上述の実施形態では、ダクト収納筒130を用いる構成を説明したが、ダクト収納筒130を省略しても良い。ダクト収納筒130を用いない場合、ダクト用開口100Hに直接昇降ダクト120が嵌められる。通風位置では、床下ダクト110(分岐ダクト113)の後端開口110Hが昇降ダクト120の連通孔124に対向することになる。収納位置では、床下ダクト110の後端開口110Hが連通孔124よりも上部のダクト側壁121で塞がれる。そして、床下ダクト110の後端開口110Hが連通孔124よりも下部のダクト側壁121で塞がれる。
IP インストルメントパネル
FrS 前席
Sc シートクッション
Sb シートバック
AC 空調ユニット
AC1 DEF用吹き出し口
AC2 Face用吹き出し口
AC3 Foot用吹き出し口
100F フロア表面
100H ダクト用開口
Fb フロアベースパネル
Fc フロアカーペット
110 床下ダクト
110H 後端開口
111 ダクト本体
113 分岐ダクト
115 吹き出し口
120 昇降ダクト
121 ダクト側壁
122 上面
123 底面
124 連通孔
125 吹き出し口
126 導風板
130 ダクト収納筒
131 導入口
132 収納側壁
133 上部開口
134 底面
Claims (1)
- 車室のフロア表面よりも下方に配置される管路で、前記車室の前方から後端開口を経て後席側に空調ユニットの空調風を案内する床下ダクトと、
前記フロア表面に形成されたダクト用開口と、
前記ダクト用開口に昇降自在に嵌められて、ダクト側壁と、ダクト側壁の上部を塞ぐ上面とを有する昇降ダクトとを備え、
前記昇降ダクトのダクト側壁は、
前記車室の前方側又は側方側に開口する連通孔と、
前記連通孔よりも上部で、前記車室の後方側に開口する吹き出し口とを有し、
前記昇降ダクトの昇降位置は、
前記吹き出し口が前記フロア表面よりも上方に露出した状態で、前記後端開口及び前記連通孔を介して前記床下ダクトと前記昇降ダクトとが連通される通風位置と、
前記上面が前記フロア表面以下の下方に位置し、前記後端開口を前記連通孔よりも上部の前記ダクト側壁で塞ぐ収納位置とを有する自動車用空調ダクト構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017106033A JP6844927B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 自動車用空調ダクト構造 |
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|---|---|---|---|
| JP2017106033A JP6844927B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 自動車用空調ダクト構造 |
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Country Status (1)
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| JP (1) | JP6844927B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11584272B2 (en) | 2020-03-11 | 2023-02-21 | Ford Global Technologies, Llc | Structural duct with seat attachment |
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-
2017
- 2017-05-29 JP JP2017106033A patent/JP6844927B2/ja active Active
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