JP2018206552A - 電磁調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理容器が容器載置部から外れた位置に置かれても調理を継続して行うことができ、使い勝手を向上させることができる電磁調理装置を提供する。【解決手段】加熱コイル3を下面側に備える天板の調理容器Wを載置する位置に容器載置部4を設ける。調理容器Wが容器載置部4から位置ずれしている場合、第1温度検出手段6と第2温度検出手段7との検出温度差が所定範囲内であれば、継続運転制御部12が第1温度検出手段6の検出温度に基づいて加熱コイル3への通電を制御する。調理容器Wが容器載置部4から位置ずれしているとき、第1温度検出手段6と第2温度検出手段7との検出温度差が所定範囲を超えている場合に、運転禁止処理部13が加熱コイルへの通電を禁止する。【選択図】図1

Description

本発明は、天板の下面側に設けられた誘導加熱(IH)方式の加熱コイルによって天板上に載置された調理容器を加熱する電磁調理装置に関する。
電磁調理装置は、天板と、天板の下面側に設けられた加熱コイルとを備えている。加熱コイルは、通電により磁界を発生させ、天板上の強磁性材料からなる鍋やフライパン等の調理容器を誘導加熱する。
この種の電磁調理装置では、天板の加熱コイルに対応する位置に容器載置部が設定されている。調理容器を容器載置部上に正確に載置することにより、調理容器を効率よく加熱することができる。
また、容器載置部の下面の中央部には、調理容器の温度を検知するための温度検出手段が設けられている。そして、温度検出手段による検出温度に基づいて、加熱コイルへの通電を制御することが行われる。
ところで、鍋等の調理容器には、底部の中央部が天板から離れた状態に反っているものがある。底部の反った調理容器を電磁調理装置で加熱すると、底部の中央部と天板との間の空気層により熱伝達が阻まれるために調理容器の熱が容器載置部の中央部に位置する温度検出手段に十分に伝わらず、実際の調理容器の温度より温度検出手段による検出温度が低くなる。
そこで、2つの温度検出手段を加熱コイルの中心部と周辺部との夫々に設けた電磁調理装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
一方の温度検出手段である第1温度検出手段は、前述した加熱コイルの中心部に配置されているものであるが、他方の温度検出手段である第2温度検出手段は、加熱コイルの周縁より内方に位置し、第1温度検出手段から所定距離を存した位置に配置されている。
そして、第1温度検出手段と第2温度検出手段との検出温度の何れか一方が予め設定された上限温度以上となった場合に、加熱コイルへの通電を停止する。
また、調理容器が容器載置部から外れた位置に置かれた場合には、第1温度検出手段の検出温度に対して第2温度検出手段の検出温度が近接する。そして、第1温度検出手段と第2温度検出手段との検出温度差が小さくなって所定の温度範囲に入ったとき、第1温度検出手段や第2温度検出手段の検出温度では加熱コイルへの通電を正しく制御することができないために、加熱コイルへの通電を停止する。
特開2005−183055号公報
しかし、調理容器が容器載置部から外れた位置に置かれても、第1温度検出手段と第2温度検出手段との一方の検出温度が上限温度未満であれば(即ち、過加熱状態でなければ)、そのまま調理を継続した方が好ましい場合がある。この場合に加熱コイルへの通電を停止すると、調理失敗を招くおそれがあって使い勝手が悪い。
上記の点に鑑み、本発明は、調理容器が容器載置部から外れた位置に置かれても調理を継続して行うことができ、使い勝手を向上させることができる電磁調理装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、天板と、該天板の調理容器を載置する位置に設けられた容器載置部と、該容器載置部に対応する前記天板の下面側に配置されて通電により前記容器載置部上の前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、該加熱コイルの中心部に配置された第1温度検出手段と、前記加熱コイルの周縁より内方に位置すると共に前記第1温度検出手段から所定距離を存した位置に配置された第2温度検出手段と、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段から得られる検出温度に基づいて前記加熱コイルへの通電を制御する制御手段とを備える電磁調理装置において、前記制御手段は、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段との何れか一方の検出温度が予め設定された上限温度以上となったとき、前記加熱コイルへの通電を停止させるハイカット停止処理部と、前記第2温度検出手段の検出温度が前記第1温度検出手段の検出温度以下であるとき前記容器載置部に対して調理容器の位置ずれが生じていると判定する位置ずれ判定部と、前記位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されない場合に、前記第2温度検出手段の検出温度に基づいて前記加熱コイルへの通電を制御する正常運転制御部と、前記位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されたとき、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段との検出温度の差が所定範囲内であれば、前記第1温度検出手段の検出温度に基づいて前記加熱コイルへの通電を制御する継続運転制御部と、前記位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されたとき、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段との検出温度の差が予め設定された所定範囲を超えている場合に、前記加熱コイルへの通電を禁止する運転禁止処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記制御手段が、前記継続運転制御部を備えることにより、調理容器が容器載置部から多少ずれていても、調理を継続して行うことができ、使い勝手が向上する。
前記継続運転制御部によって実行される継続運転処理は、本発明者が各種試験から得た知見に基づくもである。即ち、調理容器が容器載置部に正確に載置されている場合には、第1温度検出手段の検出温度の上昇よりも第2温度検出手段の検出温度の上昇が大きい。これは、調理容器の底部の中央部の上方への反りの影響で調理容器から第1温度検出手段への温度の伝達が小さく、調理容器の底部が容器載置部に接している部分にある第2温度検出手段への温度の伝達が大きいからである。
そして、調理容器が容器載置部からずれると、容器載置部に接している部分が第2温度検出手段に対してずれるので、調理容器から第2温度検出手段への温度の伝達が小さくなる。これにより、第2温度検出手段の検出温度が第1温度検出手段の検出温度よりも低くなる。更に、調理容器が容器載置部からずれると、第1温度検出手段の検出温度の上昇よりも第2温度検出手段の検出温度の上昇が小さくなる。
本発明者の知見によれば、調理容器が容器載置部から位置ずれした際には、第2温度検出手段の検出温度は低くなるが、第1温度検出手段の検出温度はその変化が極めて少ない。
そこで、継続運転制御部によって前記加熱コイルへの通電を継続させているとき、比較的安定している第1温度検出手段の検出温度に基づいて加熱コイルへの通電を制御することにより、調理容器が容器載置部から位置ずれしている場合であっても調理を継続して行うことができ、使い勝手を向上させることができる。
本発明の実施形態の電磁調理装置の構成を模式的に示す説明図。 容器載置部に対する調理容器の位置を模式的に示す説明図であり、図2Aは調理容器が容器載置部の正しい位置ある状態、図2Bは調理容器が容器載置部から位置ずれした状態、図2Cは調理容器が容器載置部から図2Bよりも大きく位置ずれした状態を示す。 図2A、図2B、図2Cの夫々に対応する調理容器の位置ずれを示す説明的断面図であり、図3Aは調理容器が容器載置部の正しい位置ある状態、図3Bは調理容器が容器載置部から位置ずれした状態、図3Cは調理容器が容器載置部から図3Bよりも大きく位置ずれした状態を示す。 図2A、図2B、図2Cの夫々に対応する検出温度変化を示すグラフ。 本実施形態の電磁調理装置の作動のを示すフローチャート。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の電磁調理装置1は、図1に示すように、鍋やフライパン等の調理容器Wを載置する天板2を備えている。天板2における調理容器Wの載置位置の下側には、加熱コイル3が設けられている。
加熱コイル3の位置に対応する天板2には、調理容器Wの加熱に最も好適な位置である容器載置部4が設定されている。本実施形態においては、加熱コイル3の直径が155mmであり、容器載置部4の寸法も加熱コイル3と略等しい直径となっている。
加熱コイル3の通電は、コントローラ5(制御手段)によって制御される。コントローラ5には、加熱コイル3、中サーミスタ6(第1温度検出手段)、及び横サーミスタ7(第2温度検出手段)が電気的に接続されており、電源(図示せず)からの電力供給を受けて作動する。更に、コントローラ5には、電源・調理運転のON/OFF及び出力の調節を行うための操作部8が接続されている。
中サーミスタ6(第1温度検出手段)は、容器載置部4の中央(加熱コイル3の中心部)に配置されている。横サーミスタ7(第2温度検出手段)は、加熱コイル3の外周縁より内方で、中サーミスタ6の横方向に約50mmの距離を存して配置されている。
コントローラ5は、正常運転制御部9、ハイカット停止処理部10、位置ずれ判定部11、継続運転制御部12、運転禁止処理部13、及び記憶部14を備えている。記憶部14は、複数の調理モードの夫々に対応する制御プログラム等、各制御プログラムが使用する各種データや、エラー等の報知を行うためのデータ等を記憶している。
ハイカット停止処理部10は、中サーミスタ6と横サーミスタ7との何れか一方の検出温度が上限温度(各調理モードの夫々に対応して予め設定されている)以上となったとき、前記加熱コイルへの通電を停止させる。
位置ずれ判定部11は、容器載置部4に対する調理容器Wの位置ずれを判定するもので、横サーミスタ7の検出温度が中サーミスタ6の検出温度以下であるときに調理容器Wの位置ずれありと判定する。
正常運転制御部9は、調理容器Wが容器載置部4に位置ずれなく載置されているとき(位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されない場合)、横サーミスタ7の検出温度に基づいて加熱コイル3への通電を制御する。
継続運転制御部12は、位置ずれ判定部11が調理容器Wに位置ずれが生じていると判定した場合に、中サーミスタ6と横サーミスタ7との検出温度の差が予め設定された所定範囲(調理容器Wの大きさや種類により異なるが例えば30℃の範囲)内のとき、中サーミスタ6の検出温度に基づいて加熱コイル3への通電を制御する。
運転禁止処理部13は、位置ずれ判定部11により調理容器Wに位置ずれが生じていると判定されたとき、中サーミスタ6と横サーミスタ7との検出温度の差が予め設定された所定範囲を超えている場合に、加熱コイル3への通電を禁止する。また、運転禁止処理部13は、加熱コイル3の直径(本実施形態では155mm)に対して極度に小さい(例えば直径120mm以下の)調理容器が容器載置部4に載置された場合でも、それを検出して加熱コイル3への通電を禁止する機能も備えている。
ここで、容器載置部4に対する調理容器Wの載置位置と温度との関係について説明する。図2Aに示すように、調理容器Wが容器載置部4の正しい位置ある状態では、図3Aに示すように、調理容器Wの底部の発熱部P(加熱コイル3によって加熱される部分)が横サーミスタ7の直上に位置する。このため、図4に示すように、調理容器Wの加熱を開始してから所定の時間範囲(約60〜300秒)には、中サーミスタ6の検出温度よりも横サーミスタ7の検出温度の上昇が大きくなる。
即ち、所定の時間範囲(約60〜300秒)においては中サーミスタ6の検出温度よりも横サーミスタ7の検出温度が高くなる。この場合には、横サーミスタ7の検出温度に基づいて、加熱コイル3を制御することで、比較的正確な温度で調理を行うことができる。
図2Bに示すように、調理容器Wが容器載置部4の正しい位置から左へ20mm位置ずれして載置されると、図3Bに示すように、調理容器Wの底部の発熱部Pが横サーミスタ7の直上からずれる。このため、図4に示すように、横サーミスタ7の検出温度の上昇度合いが鈍る。一方、中サーミスタ6の検出温度の上昇度合いは、さほど変化しない。しかし、この場合にも、中サーミスタ6の検出温度よりも横サーミスタ7の検出温度が高いことにより、横サーミスタ7の検出温度に基づいて、加熱コイル3を制御することで、中サーミスタ6を用いるよりも正確な温度で調理を行うことができる。この時点では、容器載置部4に対する調理容器Wの位置ずれはないとみなすことができる。
図2Cに示すように、調理容器Wが容器載置部4の正しい位置から左へ40mm位置ずれして載置されると、図3Cに示すように、横サーミスタ7の直上の調理容器Wの底部の発熱部Pが小さくなり、横サーミスタ7への熱伝達が小さくなる。一方、中サーミスタ6の検出温度の上昇度合いは、さほど変化しない。このため、図4に示すように、所定の時間範囲(約60〜300秒)においては横サーミスタ7の検出温度よりも中サーミスタ6の検出温度が高くなる。この場合には、変化の少ない中サーミスタ6の検出温度に基づいて、加熱コイル3を制御することで、比較的正確な温度で調理を行うことができる。
次に、上記の点を考慮したコントローラ5の作動について図5のフローチャートを用いて説明する。図5に示すように、コントローラ5は、STEP1で中サーミスタ6と横サーミスタ7との何れかの検出温度が上限温度より低い場合は、加熱コイル3による過熱が生じていないため、STEP2へ進む。コントローラ5は、STEP2へ進むと、横サーミスタ7の検出温度が中サーミスタ6の検出温度以上か否かが判断され、横サーミスタ7の検出温度が中サーミスタ6の検出温度以上である場合には、STEP3へ進んで位置ずれ判定部11が調理容器Wの位置ずれなしと判定する。そして、STEP4へ進んで、正常運転制御部9が加熱コイルの通電を制御して横サーミスタ7の検出温度に基づく調理運転を行う。
その後、コントローラ5は、STEP5へ進んで操作部8のOFF操作の有無を判断する。STEP5で操作部8のOFF操作があればSTEP6へ進んで加熱コイルへの通電を停止させて調理運転を終了させ、操作部8のOFF操作がない場合にはSTEP1へ戻る。
STEP1では、中サーミスタ6と横サーミスタ7との何れかの検出温度が上限温度以上となった場合は、コントローラ5は加熱コイル3による過熱が生じたとしてSTEP7へ進み、ハイカット停止処理部10が加熱コイル3への通電を停止させる。
また、STEP2で、横サーミスタ7の検出温度が中サーミスタ6の検出温度よりも低い場合には、STEP8へ進んで位置ずれ判定部11が調理容器Wの位置ずれありと判定する。次いで、コントローラ5はSTEP9へ進み、中サーミスタ6と横サーミスタ7との差が30℃以下であれば、前述した通り加熱コイル3による調理容器Wの加熱にさほど悪影響がないことにより、STEP10へ進む。STEP10へ進むと、継続運転制御部12が、加熱コイルの通電を制御して中サーミスタ6の検出温度に基づく調理運転を行う。これにより、調理容器Wが容器載置部4から位置ずれしていても、調理を継続させることができ、使い勝手がよい。
一方、コントローラ5はSTEP9で、中サーミスタ6と横サーミスタ7との差が30℃を越えている場合に、STEP11へ進んで運転禁止処理部13により加熱コイル3への通電を禁止する。これにより、調理容器Wが容器載置部4から極度に大きく位置ずれしている場合には、その状態で調理が行われることを防止することができる。
1…電磁調理装置、2…天板、3…加熱コイル、4…容器載置部、5…コントローラ(制御手段)、6…中サーミスタ(第1温度検出手段)、7…横サーミスタ(第2温度検出手段)、9…正常運転制御部、10…ハイカット停止処理部、11…位置ずれ判定部、12…継続運転制御部、13…運転禁止処理部、W…調理容器。

Claims (1)

  1. 天板と、該天板の調理容器を載置する位置に設けられた容器載置部と、該容器載置部に対応する前記天板の下面側に配置されて通電により前記容器載置部上の前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、該加熱コイルの中心部に配置された第1温度検出手段と、前記加熱コイルの周縁より内方に位置すると共に前記第1温度検出手段から所定距離を存した位置に配置された第2温度検出手段と、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段から得られる検出温度に基づいて前記加熱コイルへの通電を制御する制御手段とを備える電磁調理装置において、
    前記制御手段は、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段との何れか一方の検出温度が予め設定された上限温度以上となったとき、前記加熱コイルへの通電を停止させるハイカット停止処理部と、前記第2温度検出手段の検出温度が前記第1温度検出手段の検出温度以下であるとき前記容器載置部に対して調理容器の位置ずれが生じていると判定する位置ずれ判定部と、前記位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されない場合に、前記第2温度検出手段の検出温度に基づいて前記加熱コイルへの通電を制御する正常運転制御部と、前記位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されたとき、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段との検出温度の差が所定範囲内であれば、前記第1温度検出手段の検出温度に基づいて前記加熱コイルへの通電を制御する継続運転制御部と、前記位置ずれ判定部により調理容器に位置ずれが生じていると判定されたとき、前記第1温度検出手段と前記第2温度検出手段との検出温度の差が予め設定された所定範囲を超えている場合に、前記加熱コイルへの通電を禁止する運転禁止処理部とを備えることを特徴とする電磁調理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020091047A1 (ja) 2018-11-01 2020-05-07 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、および方法
WO2024111989A1 (ko) * 2022-11-22 2024-05-30 삼성전자 주식회사 가열 코일 위에서 피가열물의 어긋남을 감지하는 유도 가열 장치 및 방법

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