JP2019011745A - 電動オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受部の負担を軽減するオイルポンプを提供する。【解決手段】上記の課題を解決するオイルポンプは、モータ部2の一本のシャフト23により回転駆動される第1ポンプ部51と、第2ポンプ部151と、を備える。そして、第1ポンプ部51の第1吸入口61は、第2ポンプ部151の第2吐出口162と径方向において同じ側に形成されると共に、第1ポンプ部51の第1吐出口62は、第2ポンプ部151の第2吸入口161と径方向において同じ側に形成される。【選択図】図2
Description
本発明は、電動オイルポンプに関する。
従来から、例えば、車両に適用されるオイルポンプとして、電動モータのシャフトをハウジングに形成された軸受部により回転自在に軸支し、1本のシャフトに2つのポンプ部が取り付けられるものが知られている。また、こうした電動ポンプの中には、2つのポンプ部がそれぞれの吸入口からオイルを吸入し、それぞれの吐出口からオイルを吐出するものが知られている。(特許文献1)
一般的に、オイルポンプは、オイルを吸入して吐出する圧送過程で吸入側が低圧になり、吐出側が高圧になる。そのため、ポンプ駆動時、オイルを圧送する際に吸入側と吐出側との圧力差によって、インナロータを回転させるシャフトには、インナロータを介してポンプ効率を低下させる方向(例えば、径方向)に力が作用する。その結果、シャフトを軸支する軸受部やシャフトは、シャフトの回転によりポンプ効率を低下させる方向に力を受けるので負担がかかり、摩耗が促進されるものとなる。
上記した構成のオイルポンプでは、2つのポンプ部が軸方向に並設されて設けられているので、ポンプ駆動時には、軸受部でのポンプ効率を低下させる方向の力がより大きく寄与することとなり、より摩耗が促進される。
そこで、本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングのシャフトを軸支する軸受部の負担を軽減可能なオイルポンプを提供することにある。
上記の課題を解決する電動オイルポンプは、一方側にロータとステータを有するモータ部と、他方側に前記ロータと一体回転するシャフトが回転してポンプ駆動を行うポンプ部と、を有するハウジングと、前記モータ部と前記ポンプ部との間に設けられ、前記シャフトを回転自在に軸支する軸受部とを備え、前記ポンプ部は、第1ポンプ部と第2ポンプ部が並設して設けられ、前記第1ポンプ部は、前記ハウジングの第1ポンプ室にオイルを吸入する第1吸入口と前記第1ポンプ室からオイルを吐出する第1吐出口とを有すると共に、前記第2ポンプ部は、前記ハウジングの第2ポンプ室にオイルを吸入する第2吸入口と前記第2ポンプ室からオイルを吐出する第2吐出口とを有し、前記第1吸入口は前記第2吐出口と径方向において同じ側に形成されると共に、前記第1吐出口は前記第2吸入口と径方向において同じ側に形成される構成とした。
上記した構成によれば、第1吸入口が第2吐出口と径方向において同じ側に形成されると共に、第1吐出口が第2吸入口と径方向において同じ側に形成されるので、第1ポンプ部と第2ポンプ部とのオイルを圧送する方向が反対となる。そのため、第1ポンプがシャフトに作用する径方向の力の方向と、第2ポンプがシャフトに作用する径方向の力の方向と、が反対方向とすることができるので、シャフトに作用する力をお互いに打ち消しあうことができ、シャフトを軸支する軸受部の負担を効率良く軽減することができ、軸受部の摩耗を防止することができる。
上記構成において、前記ハウジングは、第1ポンプ部が配設される第1ハウジング部材と、第2ポンプ部が配設される第2ハウジング部材と、を更に有し、前記第1ハウジング部材は、第2ハウジング部材より前記モータ部の近くに配設され、前記軸受部は、前記シャフトと同じ半径の貫通孔として第1ハウジング部材に形成され、前記第2ハウジング部材には、シャフトを挿入するシャフト挿入孔が形成され、前記シャフト挿入孔は、シャフトを挿入すると所定の隙間が形成されることが好ましい。
一般的に、第2ハウジング部材のシャフト挿入孔を軸受部として機能するようシャフトの半径と同じ半径に形成すると、第1ハウジング部材と第2ハウジング部材にシャフトを挿入して組み立てるのが困難になる。
上記構成によれば、第1ハウジング部材と第2ハウジング部材を組み立ての際、第2ハウジング部材のシャフト挿入孔に所定の隙間があるので、軸受部とシャフト挿入孔にシャフトを挿入した状態での第1ハウジング部材と第2ハウジング部材の組み立てが容易になる。
上記構成において、前記第1ポンプ部は、前記第2ポンプ部より吐出量が多いことが好ましい。
上記構成によれば、シャフトに対して、第2ポンプ部より吐出量が多い第1ポンプ部が軸受部の近くに配設され、第1ポンプ部より吐出量が少ない第2ンプ部が軸受部から遠くに配設される。そのため、軸受部に軸支されたシャフトは、軸受部の近くに第2ポンプ部より大きい第1ポンプ部の径方向の力が作用し、軸受部から遠くに第1ポンプ部より小さい第2ポンプ部の力が作用するので、軸受部を支点としてシャフトに作用する第1ポンプ部の力のモーメントと、第2ポンプ部の力のモーメントと、がより打ち消しあう。
その結果、シャフトを支持している軸受部の負担を軽減することができ、軸受部の摩耗を簡単な配置により防止することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の電動オイルポンプ6が適用されるオイルポンプシステム7のシステム構成図である。
以下に示すオイルポンプシステム7は、例えば、一例として車両停止時にエンジンを停止するアイドルストップ機能を搭載した車両に適用される。
図1に示すオイルポンプシステム7は、例えば、エンジンE(図示しない)とトランスミッションTM(図示しない)との動力の切断を油圧により行うクラッチ1と、オイルにより摩擦の低減や冷却を行うエンジンE等に代表される摺動部品2と、オイルが流れるための流路3と、オイルを貯留するオイルパン4と、エンジンEにより駆動されるメカオイルポンプ5と、モータにより駆動される電動オイルポンプ6と、を備えた構成とした。
上記システムにおいて、エンジンEが駆動している際、メカオイルポンプ5の駆動により、オイルパン4からオイルを吸入し、クラッチ1と摺動部品2とにオイルを圧送する。(矢印W1経路)
アイドルストップなどエンジンEが停止している際には、速やかにエンジンEを再始動するため、クラッチ1にオイルを供給し、摺動部品2にオイルを供給する必要がある。しかしながら、エンジンEが停止しているとメカオイルポンプ5は、動力となるエンジンEと同期して動くため、動力が止まっているので駆動することができない。そこで、本発明では、電動オイルポンプ6によりクラッチ1及び摺動部品2にオイルを圧送することができる構成にしている。(矢印W2経路、矢印W3経路)
また、上記システムにおいて流路3には、図1に示すようにオイルパン4から異物を吸入しないためのストレーナ11と、オイルの逆流を防ぐ第1逆止弁12と、第2逆止弁13と、第3逆止弁14と、第4逆止弁15と、を備える。
アイドルストップなどエンジンEが停止している際には、速やかにエンジンEを再始動するため、クラッチ1にオイルを供給し、摺動部品2にオイルを供給する必要がある。しかしながら、エンジンEが停止しているとメカオイルポンプ5は、動力となるエンジンEと同期して動くため、動力が止まっているので駆動することができない。そこで、本発明では、電動オイルポンプ6によりクラッチ1及び摺動部品2にオイルを圧送することができる構成にしている。(矢印W2経路、矢印W3経路)
また、上記システムにおいて流路3には、図1に示すようにオイルパン4から異物を吸入しないためのストレーナ11と、オイルの逆流を防ぐ第1逆止弁12と、第2逆止弁13と、第3逆止弁14と、第4逆止弁15と、を備える。
ここで、第1逆止弁12及び第2逆止弁13により、オイルは、W1経路のとおり流れて逆流しない。そして、第3逆止弁14によりオイルは、W2経路のとおり流れて逆流しない。さらに、第4逆止弁15によりオイルは、W3経路のとおり流れて逆流しない構成としている。
次に、このシステムにおける電動オイルポンプ6について図2〜5を参照にして、詳しく説明する。
図2は、電動オイルポンプ6の内部構成を示す断面図である。
図2に示すように、電動オイルポンプ6は、ハウジング25に設けられており、ハウジング25の一方側にロータ21とステータ35とを有するモータ部22と、他方側にロータ21の回転によりシャフト23と一体回転してポンプ駆動を行うポンプ部24と、を有する。
ハウジング25は、大別すると、モータ部22を有するモータハウジング31と、ポンプ部24を有するポンプハウジング32と、を有する。
モータハウジング31には、ポンプハウジング32と当接する側(図2の下方)にモータ部22を配設する凹部状を呈するモータ室33が形成される。モータ部22は、モータ室33の外径のモータハウジング31内部にコイル34が巻かれた状態で固定されるステータ35と、ステータ35と所定間隔を保持した状態でモータ室33にシャフト23を介して回転自在に保持されるロータ21と、を備える。ロータ21は、円板状をなす複数の磁性部材を積層して構成され、磁石挿入孔36とシャフト孔37が形成される。そして、磁石挿入孔36には、永久磁石38が挿入される。さらに、シャフト孔37に円柱状に形成されたシャフト23が挿入されることで、シャフト23は、ロータ21と一体回転可能となり、モータ部22の回転をポンプ部24に伝える。また、ステータ35の内径にはロータ21が所定間隔を保持した状態で配置されており、ステータ35に巻回されたコイル34に通電することで、ロータ21を回転駆動可能に構成している。
次に、ポンプ部24について、以下に説明する。
図2に示すように、ポンプハウジング32は、モータハウジング31と軸方向に連結される第1ハウジング部材41と、第1ハウジング部材41と軸方向に連結される第2ハウジング部材42と、第2ハウジング部材42と軸方向に連結されるキャップハウジング43と、により構成される。すなわち、第1ハウジング部材41は、第2ハウジング部材42よりモータ部22の近くに配設される。
第1ハウジング部材41には、モータハウジング31側において軸方向に突出するボス部44と、第2ハウジング部材42と接触する面に円柱状の凹部空間を呈する第1ポンプ室45と、シャフト23を回転自在に軸支する軸受部46と、が形成される。そして、第1ハウジング部材41は、ボス部44をモータ室33に挿入することでモータハウジング31と連結されている。この場合、ボス部44には、オイルがモータ室33に漏洩するのを遮断するリング状のオイルシール47が設けられている。軸受部46は、シャフト23が挿通されるとシャフト軸受となり、第1ハウジング部材41のボス部44からモータ室を回転軸方向に貫通する貫通孔で形成されており、軸受部46の半径の大きさは、シャフト23の半径と同じである。そして、軸受部46は、ポンプ部24とモータ部22との間に配設されるものとなる。
第2ハウジング部材42には、キャップハウジング43と当接する面(図2の下方)に円柱状の凹部空間を呈する第2ポンプ室48とシャフト23が挿入されるシャフト挿入孔49とが形成される。また、第2ポンプ室48の軸方向の長さは、第1ポンプ室45より短く、径方向の長さは略同じである。そして、シャフト挿入孔49の半径は、シャフト23の半径より大きく、シャフト挿入孔49にシャフト23を挿入すると所定の隙間がある。
ポンプ部24は、第1ポンプ室45に配設される第1ポンプ部51と、第2ポンプ室48に配設される第2ポンプ部151と、が軸方向に並設して設けられる。
第1ポンプ部51は、第2ポンプ室48より軸受部46に近い第1ポンプ室45と、シャフト23に一体回転可能に取り付けられた第1インナロータ52と、第1インナロータ52の外径に配置された第1アウタロータ53と、を備えている。
図3及び図4に示すように、第1インナロータ52及び第1アウタロータ53は、第1ポンプ室45に配設され、第1インナロータ52の外周部には、複数の外歯が形成される。また、第1アウタロータ53の内周部には、第1インナロータ52の外歯より多くの内歯が第1インナロータ52の外歯と噛み合うように形成される。そして、図3に示すように、第1アウタロータ53は、第1インナロータ52のシャフト23の回転軸に対して偏心配置される。これにより、外歯と内歯との間に、第1吸入作動室54と第1吐出作動室55が第1ポンプ室45に複数形成される。そして、第1アウタロータ53の外周面は、ポンプ室の内周面に回転可能に密接している。
図2に示すように、第1ポンプ部51は、ハウジング25の第1ハウジング部材41に形成される第1ポンプ室45内の第1吸入作動室54にオイルを吸入する第1吸入口61と第1吐出作動室55からオイルを吐出する第1吐出口62と、をさらに有する。
第1ハウジング部材41には、第1吸入作動室54に連通する第1吸入口61aと、第1吐出作動室55に連通する第1吐出口62aとがそれぞれ形成される。そして、第2ハウジング部材42にも、第1吸入作動室54に連通する第1吸入口61bと、第1吐出作動室55に連通する第1吐出口62bとがそれぞれ形成される。ここで、第1吸入口61とは、第1ハウジング部材41に形成された第1吸入口61a及び第2ハウジング部材42に形成された第1吸入口61bのことであり、第1吐出口62とは、第1ハウジング部材41に形成された第1吐出口62a及び第2ハウジング部材42に形成された第1吐出口62bのことである。
さらに、第1ハウジング部材41には、第1吸入口61にオイルを供給する第1吸入ポート63と、第1吐出口62からオイルを吐出する第1吐出ポート64がそれぞれ連通接続するよう形成される。そして、第1吸入ポート63は、流路3と接続されオイルパン4からオイルを吸入し、第1吐出ポート64は、流路3と接続されクラッチ1にオイルを圧送する。
図4の矢印の如く、第1インナロータ52及び第1アウタロータ53が反時計回りに回転する場合、第1吸入作動室54は、第1インナロータ52及び第1アウタロータ53の回転に伴って容積が増大する。これにより、負圧が生じ、その結果、オイルパン4のオイルが第1吸入ポート63及び第1吸入口61を通って第1吸入作動室54に吸入される。
一方、第1吐出作動室55は、第1インナロータ52の回転に伴って容積が減少する。これにより、正圧が生じ第1吐出作動室55のオイルが第1吐出口62及び第1吐出ポート64を通ってクラッチ1に圧送される。
このため、第1吸入口61が第1吐出口62より低圧になり、第1吸入口61と第1吐出口62の間に圧力差が生じる。
図2に示すように、第2ポンプ部151は、第1ポンプ部51が配設された第1ポンプ室45より軸受部46から遠い第2ポンプ室48と、シャフト23に一体回転可能に取り付けられた第2インナロータ152と、第2インナロータ152の外径に配置された第2アウタロータ153と、を備えている。
図5に示すように、第2インナロータ152及び第2アウタロータ153は、第2ポンプ室48に配設され、第2インナロータ152の外周部には、複数の外歯が形成される。また、第2アウタロータ153の内周部には、第2インナロータ152の外歯より多くの内歯が第2インナロータ152の外歯と噛み合うように形成される。そして、図3に示すように、第2アウタロータ153は、第2インナロータ152のシャフト23の回転軸に対して、第1アウタロータ53と反対側に偏心配置される。これにより、第2ポンプ室48内の外歯と内歯との間に、第1吸入作動室54の反対側に第2吸入作動室154が複数形成され、第1吐出作動室55の反対側に第2吐出作動室155が複数形成される。
そして、第2アウタロータ153の外周面は、第2ポンプ室48の内周面に回転可能に密接している。ここで、図1に示すように、第2インナロータ152及び第2アウタロータ153は、第1インナロータ52及び第1アウタロータ53と比べて軸方向の長さが短い。
図2に示すように、第2ポンプ部151は、ハウジング25の第2ポンプ室48内の第2吸入作動室154にオイルを吸入する第2吸入口161と第2吐出作動室155からオイルを吐出する第2吐出口162と、を有する。
第2ハウジング部材42には、第2吸入作動室154に連通する第2吸入口161aと、第2吐出作動室155に連通する第2吐出口162aとがそれぞれ形成される。そして、第2吸入口161aは、第1ハウジング部材41の第1吐出口62aと径方向において同じ側に形成され、第2吐出口162aは、第1ハウジング部材41の第1吸入口61aと径方向において同じ側に形成される。
また、キャップハウジング43にも、第2吸入作動室154に連通する第2吸入口161bと、第2吐出作動室155に連通する第2吐出口162bとがそれぞれ形成される。そして、第2吸入口161bは、第1ハウジング部材41の第1吐出口62bと径方向において同じ側に形成され、第2吐出口162bは、第1ハウジング部材41の第1吸入口61bと径方向において同じ側に形成される。
ここで、第2吸入口161とは、第2ハウジング部材42に形成された第2吸入口161a及びキャップハウジング43に形成された第2吸入口161bのことであり、第2吐出口162とは、第2ハウジング部材42に形成された第2吐出口162a及びキャップハウジング43に形成された第2吐出口162bのことである。
そのため、第2吸入口161は、第1吐出口62と径方向において同じ側に形成され、第2吐出口162は第1吸入口61と径方向において同じ側に形成される。言い換えると、第1吸入口61は第2吐出口162と径方向において同じ側に形成され、第1吐出口62は、第2吸入口161と径方向において同じ側に形成される。
さらに、第2ハウジング部材42には、第2吸入口161にオイルを供給する第2吸入ポート163と、第2吸入口161からオイルを吐出する第2吐出ポート164がそれぞれ連通接続するよう形成される。ここで、第2吸入ポート163は、流路3に接続されオイルパン4からオイルを吸入し、第2吐出ポート164は、流路3に接続され摺動部品2にオイルを圧送する。
図5の矢印の如く、第2インナロータ152及び第2アウタロータ153が反時計回りに回転する場合、第2吸入作動室154は、第2インナロータ152及び第2アウタロータ153の回転に伴って容積が増大する。これにより、負圧が生じオイルパン4のオイルが第2吸入ポート163及び第2吸入口161を通って第2吸入作動室154に吸入される。
一方、第2吐出作動室155は、第2インナロータ152の回転に伴って容積が減少する。これにより、正圧が生じ第2吐出作動室155のオイルが第2吐出口162及び第2吐出ポート164を通って摺動部品2に圧送される。
このため、第2吸入口161が第2吐出口162より低圧になり、第2吸入口161と第2吐出口162の間に圧力差が生じる。
ここで、第2ポンプ部151が第1ポンプ部51より軸方向の長さが短いので、第2吸入作動室154及び第2吐出作動室155の容量が少なくなり、第2ポンプ部151の吐出量が少なくなる。言い換えると、第1ポンプ部51は、第2ポンプ部151より吐出量が多い。そのため、摺動部品2より多くオイルを圧送する必要があるクラッチ1に第1ポンプ部51が接続され、摺動部品2に第2ポンプ部151が接続される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)上記した構成によれば、第1吸入口61が第2吐出口162と径方向において同じ側に形成されると共に、第1吐出口62が第2吸入口161と径方向において同じ側に形成されるので、第1ポンプ部51と第2ポンプ部151とのオイルを圧送する方向が反対となる。そのため、第1ポンプ51がシャフト23に作用する径方向の力の方向と、第2ポンプ151がシャフト23に作用する径方向の力の方向と、が反対方向とすることができるので、シャフト23に作用する力をお互いに打ち消しあうことができ、シャフト23を軸支する軸受部46の負担を効率良く軽減することができ、軸受部46の摩耗を防止することができる。
(2)一般的に、第2ハウジング部材42のシャフト挿入孔49を軸受部46として機能するようシャフト23の半径と同じ半径に形成すると、第1ハウジング部材41と第2ハウジング部材42にシャフト23を挿入して組み立てるのが困難になる。
(1)上記した構成によれば、第1吸入口61が第2吐出口162と径方向において同じ側に形成されると共に、第1吐出口62が第2吸入口161と径方向において同じ側に形成されるので、第1ポンプ部51と第2ポンプ部151とのオイルを圧送する方向が反対となる。そのため、第1ポンプ51がシャフト23に作用する径方向の力の方向と、第2ポンプ151がシャフト23に作用する径方向の力の方向と、が反対方向とすることができるので、シャフト23に作用する力をお互いに打ち消しあうことができ、シャフト23を軸支する軸受部46の負担を効率良く軽減することができ、軸受部46の摩耗を防止することができる。
(2)一般的に、第2ハウジング部材42のシャフト挿入孔49を軸受部46として機能するようシャフト23の半径と同じ半径に形成すると、第1ハウジング部材41と第2ハウジング部材42にシャフト23を挿入して組み立てるのが困難になる。
上記構成によれば、第1ハウジング部材41と第2ハウジング部材42を組み立ての際、第2ハウジング部材42のシャフト挿入孔49に所定の隙間があるので、軸受部46とシャフト挿入孔49にシャフト23を挿入した状態での第1ハウジング部材41と第2ハウジング部材42の組み立てが容易になる。
(3)上記構成によれば、シャフト23に対して、第2ポンプ部151より吐出量が多い第1ポンプ部51が軸受部46の近くに配設され、第1ポンプ部51より吐出量が少ない第2ンプ部151が軸受部46から遠くに配設される。そのため、軸受部46に軸支されたシャフト23は、軸受部46の近くに第2ポンプ部151より大きい第1ポンプ部51の径方向の力が作用し、軸受部46から遠くに第1ポンプ部51より小さい第2ポンプ部151の力が作用するので、軸受部46を支点としてシャフト23に作用する第1ポンプ部51の力のモーメントと、第2ポンプ部151の力のモーメントと、がより打ち消しあう。
(3)上記構成によれば、シャフト23に対して、第2ポンプ部151より吐出量が多い第1ポンプ部51が軸受部46の近くに配設され、第1ポンプ部51より吐出量が少ない第2ンプ部151が軸受部46から遠くに配設される。そのため、軸受部46に軸支されたシャフト23は、軸受部46の近くに第2ポンプ部151より大きい第1ポンプ部51の径方向の力が作用し、軸受部46から遠くに第1ポンプ部51より小さい第2ポンプ部151の力が作用するので、軸受部46を支点としてシャフト23に作用する第1ポンプ部51の力のモーメントと、第2ポンプ部151の力のモーメントと、がより打ち消しあう。
その結果、シャフト23を支持している軸受部46の負担を軽減することができ、軸受部46の摩耗を簡単な配置により防止することができる。
(4)上記構成によれば、第1ポンプ部51と第2ポンプ部151は、シャフト23を除いた部材が別々に構成してあるので、要求される2種類のオイルの吐出量に対応することができる。
(変形例)
上記した実施形態の説明では、ポンプ部を2つの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、各ポンプ部の吸入口と吐出口との圧力差を考慮して、ポンプ部の吸入口と吐出口の配置関係を決定することができる。
(4)上記構成によれば、第1ポンプ部51と第2ポンプ部151は、シャフト23を除いた部材が別々に構成してあるので、要求される2種類のオイルの吐出量に対応することができる。
(変形例)
上記した実施形態の説明では、ポンプ部を2つの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、各ポンプ部の吸入口と吐出口との圧力差を考慮して、ポンプ部の吸入口と吐出口の配置関係を決定することができる。
上記した実施形態の説明では、第1ポンプ部は、第1ポンプ部の軸方向の長さを第2ポンプ部より長くすることにより第2ポンプ部より吐出量を多くしたが、第1ポンプ部は、第2ポンプ部より径方向の長さを長くしてもよいし、第1インナロータの外歯及び第1アウタロータの内歯の数を減らしてもよい。
5 メカオイルポンプ(メカO/P)
6 電動オイルポンプ(電動O/P)
23 シャフト
25 ハウジング
31 モータハウジング
32 ポンプハウジング
41 第1ハウジング部材
42 第2ハウジング部材
46 軸受部
51 第1ポンプ部
52 第1インナロータ
53 第1アウタロータ
61 第1吸入口
62 第1吐出口
151 第2ポンプ部
152 第2インナロータ
153 第2アウタロータ
161 第2吸入口
162 第2吐出口
6 電動オイルポンプ(電動O/P)
23 シャフト
25 ハウジング
31 モータハウジング
32 ポンプハウジング
41 第1ハウジング部材
42 第2ハウジング部材
46 軸受部
51 第1ポンプ部
52 第1インナロータ
53 第1アウタロータ
61 第1吸入口
62 第1吐出口
151 第2ポンプ部
152 第2インナロータ
153 第2アウタロータ
161 第2吸入口
162 第2吐出口
Claims (3)
- 一方側にロータとステータを有するモータ部と、他方側に前記ロータの回転によりポンプ駆動を行うポンプ部と、を有するハウジングと、
モータ部の回転をポンプ部に伝えるシャフトと、
前記モータ部と前記ポンプ部との間に設けられ、前記シャフトを回転自在に軸支する軸受部と、を備え、
前記ポンプ部は、第1ポンプ部と第2ポンプ部が並設して設けられ、
前記第1ポンプ部は、前記ハウジングオイルを吸入する第1吸入口と前記ハウジングからオイルを吐出する第1吐出口とを有すると共に、
前記第2ポンプ部は、前記ハウジングにオイルを吸入する第2吸入口と前記ハウジングからオイルを吐出する第2吐出口と、を有し、
前記第1吸入口は、前記第2吐出口と径方向において同じ側に形成されると共に、前記第1吐出口は、前記第2吸入口と径方向において同じ側に形成される電動オイルポンプ。 - 前記ハウジングは、第1ポンプ部が配設される第1ハウジング部材と、第2ポンプ部が配設される第2ハウジング部材と、を更に有し、
前記第1ハウジング部材は、第2ハウジング部材より前記モータ部の近くに配設され、
前記軸受部は、前記シャフトと同じ半径の貫通孔として第1ハウジング部材に形成され、
前記第2ハウジング部材には、シャフトを挿入するシャフト挿入孔が形成され、
前記シャフト挿入孔は、シャフトを挿入すると所定の隙間が形成される請求項1に記載の電動オイルポンプ。 - 前記第1ポンプ部は、前記第2ポンプ部より吐出量が多い請求項2に記載の電動オイルポンプ。
Priority Applications (1)
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| JP2017130138A JP2019011745A (ja) | 2017-07-03 | 2017-07-03 | 電動オイルポンプ |
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-
2017
- 2017-07-03 JP JP2017130138A patent/JP2019011745A/ja active Pending
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