JP2019011882A - 加熱システム、加熱装置、容器、加熱制御方法、及びプログラム - Google Patents

加熱システム、加熱装置、容器、加熱制御方法、及びプログラム Download PDF

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薫 渡辺
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志記 山元
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Takuya Koyanazu
拓哉 小柳津
靖也 飯尾
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Abstract

【課題】加熱装置に対する加熱条件の設定操作を不要とすることが可能な加熱システム、加熱装置、容器、加熱制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】加熱システム1は、加熱する対象物3の容器に加熱情報を取得可能な情報コード4を付しておき、加熱装置2の加熱室6内に対象物3が載置され、扉5が閉じられると、加熱装置2のコード読取部が対象物3に付された情報コード4を読み取って加熱情報を取得する。加熱装置2は、取得した加熱情報に従って対象物3の加熱を制御する。そのため、利用者が加熱条件の入力操作を行わなくても、対象物3に適した加熱条件に従って加熱装置2における加熱動作を行わせることが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱システム、加熱装置、容器、加熱制御方法、及びプログラムに関し、詳細には、情報コードを用いた加熱装置の制御に関する。
電子レンジ等の加熱装置を用いて加熱を施す食品の容器には、加熱時間や出力ワット数等の加熱に関する情報が、文字やイラスト等により表記されている。利用者は、それらの表記内容を目視により確認し、加熱装置の操作部を操作して加熱条件を設定し、加熱を開始する。
また、例えば特許文献1には、電子レンジ等の記憶装置に代表的な市販食品のJANコード対応数値に対応して加熱制御情報、食品名称を記憶しておき、入力装置からJANコード対応数値を入力すると、記憶装置に記憶されているJANコード対応数値から当該JANコード対応数値に対応した加熱制御情報を検索し、読み出した加熱制御情報に基づいて加熱調理を実行する電子レンジが記載されている。これにより、市販食品を簡単な入力操作で確実に加熱調理することが可能となる。
特開平11−182850号公報
しかしながら、特許文献1の加熱制御の方法は、利用者がJANコードの微細な文字を読み、数値入力する必要がある。加熱情報に関する表記が小型細字の場合には、特に高齢者等には読み難いこともあり、誤って設定してしまうことがある。また、電子レンジ側でJANコード対応数値に対応する加熱制御情報を記憶しておく必要があり、新商品については新に加熱制御情報を取得する等、情報の更新作業が随時必要である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、加熱装置に対する加熱条件の設定操作を不要とすることが可能な加熱システム、加熱装置、容器、加熱制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決するため第1の発明は、対象物に付した情報コードと、前記対象物を加熱する加熱装置と、を備えた加熱システムであって、前記情報コードには、前記対象物の加熱情報を取得可能な情報が記録され、前記加熱装置は、
前記情報コードから読み取った情報に基づき加熱情報を取得する加熱情報取得部と、取得した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御部と、
を備えることを特徴とする加熱システムである。
第1の発明によれば、加熱装置は、対象物に付された情報コードから対象物の加熱情報を取得し、取得した加熱情報に従って対象物への加熱を制御する。これにより、加熱装置に対して利用者が加熱条件の設定操作を行わなくても自動的に加熱条件の設定が行われ、適切に対象物を加熱することが可能となる。また、情報コードは印刷や貼付等によって簡単に対象物に付すことが可能であるため、汎用性の高い実用的な加熱システムを提供できる。
第1の発明において、前記加熱装置は、加熱室を有し、前記対象物が前記加熱室に載置された状態で前記情報コードを読み取るコード読取部を備えてもよい。このように、加熱装置にコード読取部を備えることにより、対象物が加熱室に載置された状態で情報コードを読み取ることができるため、コードを読み取るための特別な操作も不要となり便利である。
また、前記加熱情報は、前記対象物における1または複数の部分毎の加熱条件情報を含み、前記加熱制御部は、前記部分を、対応する前記加熱条件情報に従って加熱するようにしてもよい。これにより、部分毎に異なる加熱条件を容易に設定して部分加熱を行うことが可能となる。このとき、前記加熱情報は、前記部分の前記対象物内における位置情報である対象物内位置情報を含み、前記加熱制御部は、前記対象物内位置情報に基づいて、前記部分の前記加熱室内における位置情報である加熱室内位置情報を算出し、該加熱室内位置情報に基づいて前記部分の加熱領域を決定することが望ましい。これにより、情報コードから取得される各部分の位置情報(対象物内位置情報)に基づいて、加熱室内における各部分の位置情報(加熱室内位置情報)を算出し、各部分の加熱領域を決定することができる。
また、前記情報コードには、前記加熱情報を記憶する記憶領域のアドレス情報が記録され、前記加熱情報取得部は、前記情報コードから前記アドレス情報を読み取り、前記記憶領域にアクセスし、前記記憶領域から前記加熱情報を取得することが望ましい。これにより、情報コードに記録可能な情報量には限界があるが、アドレス情報に基づいて記憶領域にアクセス可能とすることで、加熱装置はより多くの情報量の加熱情報等を取得することが可能となる。
第2の発明は、対象物に付した情報コードと、前記対象物を加熱する加熱装置と、情報端末と、を備えた加熱システムであって、前記情報コードには、前記対象物の加熱情報を取得可能な情報が記録され、前記情報端末は、前記情報コードを読み取るコード読取部と、読み取った情報に基づき加熱情報を取得する加熱情報取得部と、取得した加熱情報を前記加熱装置に送信する送信部と、を備え、前記加熱装置は、前記情報端末から前記加熱情報を受信する受信部と、受信した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御部と、を備えることを特徴とする加熱システムである。
第2の実施の形態の加熱システムによれば、対象物に付された情報コードを情報端末により読み取って対象物の加熱情報を取得し、加熱装置へ送信する。加熱装置は情報端末から送信された加熱情報を取得して対象物への加熱を制御する。これにより、利用者が加熱条件の設定操作を行わなくても適切に対象物を加熱することが可能となる。また、情報コードは印刷や貼付等によって対象物に簡単に商品に付すことが可能であるため、汎用性の高い実用的な加熱システムを提供できる。また、加熱装置側に情報コードの読み取り部を設ける必要がないため、加熱装置を簡易な構成とすることが可能となる。
第3の発明は、対象物を加熱する加熱装置であって、前記対象物に付された情報コードから読み取った情報に基づき前記対象物の加熱情報を取得する加熱情報取得部と、取得した前記加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御部と、を備えることを特徴とする加熱装置である。
第3の発明によれば、加熱装置は、対象物に付された情報コードから対象物の加熱情報を取得し、取得した加熱情報に従って対象物への加熱を制御する。これにより、加熱装置に対して利用者が加熱条件の設定操作を行わなくても自動的に加熱条件の設定が行われ、適切に対象物を加熱することが可能となる。また、情報コードは印刷や貼付等によって簡単に対象物に付すことが可能であるため、汎用性が高く実用的である。
第4の発明は、加熱装置により加熱される内容物を入れる容器であって、前記加熱装置における加熱情報を取得可能な情報コードが付された容器である。
第4の発明によって、第1または第2の発明の加熱システムにおける対象物としての容器が提供される。
第5の発明は、対象物に付した情報コードと、前記対象物を加熱する加熱装置と、を備えた加熱システムにおける加熱制御方法であって、前記情報コードには、前記対象物の加熱情報を取得可能な情報が記録され、前記加熱装置が、前記情報コードから読み取った情報に基づき加熱情報を取得するステップと、取得した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御するステップと、を含むことを特徴とする加熱制御方法である。
第5の発明によれば、加熱装置は、対象物に付された情報コードから対象物の加熱情報を取得し、取得した加熱情報に従って対象物への加熱を制御する。これにより、加熱装置に対して利用者が加熱条件の設定操作を行わなくても自動的に加熱条件の設定が行われ、適切に対象物を加熱することが可能となる。また、情報コードは印刷や貼付等によって簡単に対象物に付すことが可能であるため、汎用性が高く実用的な加熱制御方法となる。
第6の発明は、対象物を加熱する加熱装置を制御するコンピュータを、前記対象物に付された情報コードから読み取った情報に基づき前記対象物の加熱情報を取得する加熱情報取得手段、取得した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御手段、として機能させるためのプログラムである。
第6の発明により、コンピュータを第1または第2の発明の加熱システムにおける加熱装置、及び第3の発明の加熱装置として機能させることが可能となる。
本発明により、加熱装置に対する加熱条件の設定操作を不要とすることが可能な加熱システム、加熱装置、容器、加熱制御方法、及びプログラムを提供できる。
本発明に係る加熱システム1の概観図 情報コード4の例と、情報コード4に基づき取得される加熱情報41の例を示す図 加熱装置2の構成を示すブロック図 加熱システム1が実行する加熱処理の流れを示すフローチャート 複数の部分を有する対象物3の一例を示す図 第2の実施の形態における加熱装置2Aの構成を示すブロック図 複数の部分を有する対象物3に付される情報コード4の例と、情報コード4に基づき取得される情報の例。(a)サイズ情報42、(b)内容物情報43、(c)加熱条件情報45 第2の実施の形態における加熱制御処理の流れを示すフローチャート 加熱室6内に載置された対象物3の画像(加熱室内画像61;上面図) 対象物3の各部分A1〜A4の加熱状態を説明する図 (a)高さ方向に複数の部分B1、B2を有する対象物3aの例、(b)(a)の対象物3aの情報コード4から取得可能な内容物情報43aの例 情報コード4の付し方の例。(a)複数の2次元コード4a、4bを並べて付す場合、(b)異なる種類の情報コード(バーコード4cと2次元コード4d)を用いる場合 本発明に係る加熱システム1のシステム構成例 本発明に係る加熱システム1Aのシステム構成例 本発明に係る加熱システム1Bのシステム構成例 本発明に係る加熱システム1Cのシステム構成例
[第1の実施の形態]
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る加熱システム1の概観構成を示す図、図2は、対象物3に付される情報コード4の例と、情報コード4に基づき取得される加熱情報41の例を示す図、図3は、第1の実施の形態における加熱装置2の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、加熱システム1は、対象物3を加熱する加熱装置2と、対象物3に付された情報コード4とを備えて構成される。加熱装置2は、例えば、電子レンジやオーブンレンジ等の調理用加熱装置であり、対象物3を載置可能な加熱室6、及び扉5を有する。加熱装置2の前面パネルには利用者による手動操作を入力する操作部26と、加熱情報41(出力ワット数や加熱時間等)等が表示される表示部27が設けられる。
情報コード4は、図2に示すような2次元コードやバーコード等を用い、加熱の対象物3の容器や包装(以下、容器と呼ぶ)に印刷または貼付により付される。容器は、どのような形状、材質を用いてもよいが、加熱装置2による加熱が可能な形状及び材質のものを採用する。情報コード4を付す位置は、対象物3が加熱装置2の加熱室6内に載置された際に、加熱室6内に設けられるコード読取部23により読み取り可能な位置とする。例えば、コード読取部23が加熱室6の庫内天井に設けられる場合は、情報コード4は対象物3の上面に設けられることが望ましい。なお、情報コード4を付す位置は上面に限定されず、対象物3の側面等としてもよい。情報コード4には、加熱装置2の出力ワット数や加熱時間等の加熱情報41が加熱装置2の制御部20が読み込める形式で記録される。或いは、情報コード4は、加熱装置2の記憶部25や、通信部28によりネットワーク10を介して接続可能なデータベース(図14参照)等の記憶領域に記憶された加熱情報41のアドレス情報が記録されていてもよい。また、情報コード4には加熱情報41の他に、食品名や内容量、消費期限等の情報またはこれらの情報を呼び出すためのアドレス情報が記録されてもよい。
加熱装置2は、図3に示すように、制御部20、扉センサ21、庫内照明部22、コード読取部23(カメラ)、加熱部24、記憶部25、操作部26、表示部27、及び通信部28等を備える。また、制御部20は、加熱情報取得部201、及び加熱制御部202を備える。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、加熱装置2の各部(扉センサ21、庫内照明部22、コード読取部23(カメラ)、加熱部24、記憶部25、操作部26、表示部27、及び通信部28)の動作等を制御する。CPUは、記憶部25、ROM等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バスを介して接続された各部を駆動制御する。ROMは、ブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部20が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。制御部20は、上記プログラムを実行することにより、加熱装置2の各機能部として機能する。制御部20は、機能部として加熱情報取得部201及び加熱制御部202を有する。
加熱情報取得部201は、コード読取部23により情報コード4から読み取った情報に基づき加熱情報41を取得する。図2に示すように、加熱情報41とは、例えば、加熱装置2の出力ワット(W)数(200W、500W、600W、1000W、1500W等)や加熱時間等の加熱に関する制御情報である。情報コード4にアドレス情報が記録されている場合、加熱情報取得部201は記憶部25または通信部28を介してネットワーク10に接続された記憶領域(DB11)から加熱情報41を取得する。加熱情報取得部201は、取得した加熱情報41を加熱制御部202に送信する。制御部20は、加熱情報取得部201により読み取った加熱情報41を表示部27に表示してもよい。
加熱制御部202は、加熱情報取得部20から取得した加熱情報41に基づいて加熱部24における加熱動作を制御する制御信号を生成し、加熱部24に送信する。例えば、図2に示す加熱情報41を取得した場合には、加熱部24における出力ワット数を「500W」に設定する。また加熱制御部202は、庫内における対象物30の載置状態や扉5の開閉状態を取得して、加熱を開始するタイミング及び加熱を停止するタイミングを制御する。図2に示す加熱情報41の場合は、加熱時間が2分であるので、タイマ(不図示)を「2分」にセットし、加熱開始から2分後に加熱を停止させる。
加熱部24は、加熱制御部202からの制御信号に従って対象物3への加熱を行う。電子レンジの場合、加熱部24は加熱室6内にマイクロ波を照射するマイクロ波発生部等を備える。マイクロ波発生部は、マグネトロンを用いて構成するものの他、半導体素子を用いて構成するものがある。本発明の第1の実施の形態の加熱システム1ではいずれの加熱方式を用いてもよい。なお、対象物3の範囲のみへの加熱や対象物3の部分加熱を行う場合には、半導体素子を用いて構成したマイクロ波発生部を用いることが好ましい。半導体素子を用いて構成したマイクロ波発生部は、マグネトロンを用いた場合と比較して指向性の高いマイクロ波を加熱対象物に照射できる。部分加熱については、第2の実施の形態として説明する。
なお、加熱部24は、レンジ加熱の他に、ヒータ加熱、対流加熱、ファンによる強制加熱等、各種の加熱方式のものでもよい。また、これらの各種の加熱方式を単独で使用するのみならず併用してもよい。その場合、情報コード4に記録される加熱情報41には、加熱部24の該当する加熱方式についての加熱制御情報が含まれるものとする。また、例えば、「レンジ加熱連続運転」、「ヒータ加熱連続運転」、「レンジ加熱間欠運転」、「ヒータ加熱間欠運転」、「レンジ→ヒータ連続運転」等のように単独運転、または組み合わせ運転を実行するための制御情報を含むものとしてもよい。
扉センサ21は、扉5の開閉状態を検知するセンサである。扉センサ21は、扉5が開状態であるか、または閉状態であるかを検知して制御部20に通知する。
庫内照明部22は、加熱室6内の照明であり、制御部20の制御により照明のスイッチがオン/オフされる。例えば、扉5が開状態のときやコード読取部23が情報コード4の読み取り動作を行っているとき、または加熱部24による加熱動作中等、所定のタイミングで庫内照明部22により庫内の照明が点灯する。
コード読取部23は、加熱室6に載置された情報コード4を読み取る装置であり、情報コード4に対応した読取装置を用いる。具体的には、例えば、情報コード4として2次元コードを用いる場合には、カメラをコード読取部23として設ける。また、情報コード4としてバーコードを用いる場合には、バーコードリーダが設けられる。コード読取部23は、例えば、庫内天井面や庫内側面等、対象物3を加熱室6に載置した際に情報コード4を読み取り可能な位置に設けられる。コード読取部23は制御部20からの制御信号に従って情報コード4の読み取り動作を開始/停止する。コード読取部23は、読み取ったコードの情報を加熱情報取得部201に出力する。
記憶部25は、制御部20が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行される。
操作部26は、例えば、タッチパネル、各種スイッチボタン、ダイヤル等の操作入力装置であり、入力されたデータを制御部20へ出力する。
表示部27は、例えば液晶パネル等の表示画面で構成され、制御部20により入力された表示情報を表示画面上に表示させる。なお、操作部26及び表示部27は、表示画面にタッチパネルを一体的に設けたタッチパネルディスプレイとしてもよい。
通信部28は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク10等との通信を制御する。ネットワーク10は、LAN(Local Area Network)や、より広域に通信接続されたWAN(Wide Area Network)、またはインターネット等の公衆の通信回線、基地局等を含む。ネットワーク10は有線、無線を問わない。加熱装置2はネットワーク10を介してデータベース11にアクセスし、各種のプログラムやデータ(加熱情報等)を送受信可能である。
次に、図4を参照して、加熱システム1における加熱装置2が実行する加熱制御処理の流れについて説明する。加熱装置2の制御部20は記憶部25から図4に示す処理に関するプログラム及びデータを読み出し、このプログラム及びデータに基づいて処理を実行する。
加熱装置2の制御部20は、加熱室6内に対象物3が載置されているか否かを監視する(ステップS101)。例えば、コード読取部23のカメラを利用することにより加熱室6内の対象物3の載置状態を監視できる。加熱室6内に対象物3が載置されていない場合は(ステップS101;No)、対象物3が載置されるのを待機する。加熱室6内に対象物3が載置された場合は(ステップS101;Yes)、次に、制御部20は扉5の開閉状態を確認する。扉5が開状態の場合は(ステップS102;No)、扉5が閉められるのを待機し、扉5が閉状態になると(ステップS102;Yes)、コード読取部23に情報コード4の読み取りを開始させる(ステップS103)。
ステップS103において、制御部20は、コード読取部23における情報コード4の読み取りができるように庫内照明部22をオンにすることが望ましい。コード読取部23は、対象物3の容器に付されている情報コード4を読み取る。読み取りエラーが発生した場合は(ステップS104;Yes)、制御部20はマニュアル操作を受け付ける(ステップS105)。マニュアル操作では、利用者による操作部26からの加熱条件(出力ワット数、加熱時間)の入力を受け付ける。
情報コード4の読み取りエラーがなく(ステップS104;No)、情報コード4の読み取りが完了すると、加熱情報取得部201は、情報コード4から読み取った情報に基づき加熱情報を取得する(ステップS106)。
ステップS106において、加熱情報取得部201は、情報コード4に加熱情報41が記録されている場合は、情報コード4から読み取った加熱情報41を加熱制御部202に伝達する。情報コード4に加熱情報41を取得するためのアドレス情報が記録されている場合は、加熱情報取得部201は、加熱装置2の記憶部25またはネットワーク10を介して接続可能なサーバ等の記憶部(データベース11)に記憶された加熱情報41を読み出す。加熱情報取得部201は、取得した加熱情報41を加熱制御部202に伝達する。
加熱制御部202は、取得した加熱情報41に基づいて加熱部24における加熱動作を制御する制御信号を生成し、加熱部24に送信する。加熱部24は、制御信号に従って、所定の加熱時間、所定の出力ワット数で加熱を開始する。加熱時間が経過すると加熱動作を終了する(ステップS107)。
このように、加熱システム1では、加熱する対象物3の容器に加熱情報41を取得可能な情報コード4を付しておき、加熱装置2の加熱室6内に対象物3が載置され、扉5が閉じられると、加熱装置2のコード読取部23が対象物3に付された情報コード4を読み取って加熱情報41を取得し、取得した加熱情報41に従って対象物3の加熱を制御する。そのため、利用者が加熱条件の入力操作を行わなくても、対象物3に適した加熱条件に従って加熱装置2における加熱動作を行わせることが可能となる。また、加熱装置2は、加熱室6に載置された状態で情報コード4を読み取ることとすれば、利用者が対象物3を加熱室6に置くだけで加熱情報41を自動セットできるため、円滑である。
[第2の実施の形態]
上述の第1の実施の形態では、情報コード4から取得可能な加熱情報41として、加熱時間と出力ワット数等の加熱条件が設定されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、加熱情報41は、対象物3における1または複数の部分毎の加熱条件を含むことが望ましい。以下、図5に示すように、対象物3が複数の部分A1〜A4を有し、部分A1〜A4毎に加熱条件を設定して加熱を行う場合について説明する。
図5は、部分を有する対象物3について説明する図であり、対象物3の上面図である。対象物3は、例えば弁当等のように複数の部分A1、A2、A3、A4を有するものとする。また、対象物の容器の上面(例えば、容器の蓋)に情報コード4が付されているものとする。
図5の符号P1〜P12は、対象物3内における位置を示す符号である。対象物3内の位置(以下、対象物内位置情報と呼ぶ)P1〜P12は、予め定められている基準位置を原点とする各位置の座標値として情報コード4に記録されている。基準位置は、例えば、情報コード4内の所定部位とする。具体的には、例えば、2次元コードを用いる場合には、情報コード4は3つの位置検出用マークm1、m2、m3を有するが、これらの位置検出用マークm1、m2、m3のうちのいずれか1つの位置(例えば、マークm1)を基準位置とする。また後述するように、位置検出用マークは、対象物3が加熱室6のどの位置に置かれているか(載置位置)を認識するためにも用いられる。
情報コード4の位置検出用マークm1、m2、m3を対象物3の向きに対して予め定めた配置となるように付すものとすれば、3つの位置検出用マークm1、m2、m3の配置から対象物内の座標軸(X軸、Y軸)の方向が決定できる。これにより、点P1〜P12の基準位置を原点とする対象物3内の位置(座標値)が決定できる。また、情報コード4の3つの位置検出用マークm1、m2、m3の配置から対象物3が加熱室6に対してどの角度に置かれているか(載置方向)も認識可能である。
図6は第2の実施の形態の加熱システム1で用いる加熱装置2Aの構成を示すブロック図である。加熱装置2Aは、制御部20、扉センサ21、庫内照明部22、コード読取部23、加熱部24、記憶部25、操作部26、表示部27、通信部28、及び加熱室内画像取得部29等を備える。以下の説明では、第1の実施の形態の加熱システム1の構成と同一の各部については、重複する説明を省略し、同一の符号を付して説明するものとする。
加熱部24は、対象物3を部分毎に加熱/非加熱することが可能なものとする。部分加熱制御が可能な加熱装置については、例えば、特開2016−110750号公報等に記載されている。特開2016−110750号公報に記載される加熱装置は、半導体素子を用いたマイクロ波発生部を用いて加熱部24を構成することにより、指向性の高いマイクロ波を加熱対象物に照射可能とするものである。
加熱室内画像取得部29は、加熱室6内の画像を撮影するカメラである。このカメラは、コード読取部23として用いるカメラと兼用してもよいし、別に備えてもよい。加熱室内画像取得部29は、例えば、情報コード4の読み取り後、加熱室内画像61の撮影を行い、撮影した加熱室内画像61を制御部20に送信する。
制御部20は、加熱情報取得部201、加熱制御部202に加えて、位置情報取得部203を備える。位置情報取得部203は、加熱室内画像取得部29により取得した加熱室内画像61に基づいて上述の基準位置(対象物3の情報コード4の所定部位)、対象物3の載置方向、対象物3の大きさ、等を検出する。
加熱制御部202は、位置情報取得部203により検出した基準位置、載置方向、対象物3の大きさ、及び対象物3の情報コード4に記録されている対象物内位置情報に基づいて、加熱室6に載置された対象物3の各点P1〜P12の位置情報(対象物内位置情報)を加熱室内の位置情報である加熱室内位置情報Q1〜Q12に変換する。そして、算出した加熱室内位置情報Q1〜Q12に基づいて対象物3を部分毎に加熱制御する。
第2の実施の形態において、加熱装置2Aは、複数の部分を有する対象物3について、部分毎にそれぞれ加熱条件を設定する。例えば、「さしみ」や「サラダ」や「果物」や「調味料等の容器(小袋)」を入れる部分は非加熱とし、「揚げ物」や「煮物」等の温めるおかずや「ごはん」等を入れる部分はそれぞれ適切な加熱条件で加熱するよう設定する。
第2の実施の形態において、情報コード4には、加熱情報として、図7に示すように(a)サイズ情報42、(b)内容物情報43、及び(c)加熱条件情報45が記録されるものとする。なお、情報コード4には、これらの加熱情報のアドレス情報が記録されていてもよい。
サイズ情報42は、対象物3全体の大きさの情報であり、対象物3の縦、横の長さ(寸法)の情報である。また、必要に応じて対象物3の高さの情報を含めてもよい。
内容物情報43は、各部分の対象物内位置情報と各部分に入れられる内容物とを対応づけて格納するデータテーブルである。対象物3の各部分には、部位IDが付与される。例えば、部位ID「A1」の部分は、図5の対象物3の部分A1に相当する部分であり、対象物内位置情報として「P1、P2、P4、P5」が設定されている。この対象物内位置情報とは、部位ID「A1」の部分が点P1、P2、P4、P5で囲まれる領域であることを意味している。
同様に、部位ID「A2」は、図5の対象物3の部分A2に相当し、その対象物内位置情報として「P4、P5、P6、P7」が設定されている。部位ID「A3」は、図5の対象物3の部分A3に相当し、その対象物内位置情報として「P2、P3、P7、P8」が設定されている。部位ID「A4」は、図5の対象物3の部分A4に相当し、その対象物内位置情報として「P9、P10、P11、P12」が設定されている。
内容物情報43には、対象物内位置情報と対応づけて各部分の内容物の情報が紐付けられている。具体的には、部分A1に「さしみ」、部分A2に「煮物」、部分A3に「ごはん」、部分A4に「醤油の小袋」の情報が紐づけられている。
加熱条件情報45は、対象物3の各部分の内容物に応じた適切な加熱条件が設定されている。例えば、内容物が「さしみ」、「醤油の小袋」については非加熱とし、「煮物」については「500W、1分」、「ごはん」については「500W、1分30秒」のように、加熱条件が設定されているものとする。
なお、加熱条件情報45については、加熱装置2Aの記憶部25に予め記憶されていてもよい。すなわち、「ごはん」等の代表的な内容物については加熱条件を予め加熱装置2Aに記憶させておけば、情報コード4には加熱条件情報45を記録する必要はないため、情報コード4に記録する情報量を低減できる。この場合、加熱制御部202は、情報コード4から取得した内容物情報43に基づいて加熱条件情報45を記憶部25から取得し、各部分についてそれぞれ内容物に適した加熱条件で加熱を行うよう制御する。
また、図7(b)に示す内容物情報43と図7(c)に示す加熱条件情報45とを組み合わせ、部位毎に対象物内位置情報と内容物情報と加熱条件情報とを紐づけて格納したデータテーブルを加熱情報として情報コード4に記録してもよい。
次に、第2の実施の形態の加熱システム1における加熱動作について説明する。
第2の実施の形態における加熱動作は、第1の実施の形態(図4)の加熱制御処理と同様に、加熱室6に対象物3が載置され、扉5が閉状態となると開始される。すなわち、図4に示すように、まず、加熱装置2の制御部20は、加熱室6内に対象物3が載置されているか否かを監視し(ステップS101)、加熱室6内に対象物3が載置されていない場合は(ステップS101;No)、対象物3が載置されるのを待機する。加熱室6内に対象物3が載置されると(ステップS101;Yes)、次に、制御部20は扉5の開閉状態を確認する。扉5が開状態の場合は(ステップS102;No)、待機し、扉5が閉状態になると(ステップS102;Yes)、コード読取部23に情報コード4の読み取りを開始させる(ステップS103)。
コード読取部23は、対象物3の容器に付されている情報コード4の情報を読み取る(ステップS103)。読み取りエラーが発生した場合は(ステップS104;Yes)、制御部20はマニュアル操作を受け付ける(ステップS105)。マニュアル操作では、利用者による操作部26からの加熱条件(出力ワット数、加熱時間)等の入力を受け付ける。
情報コード4の読み取りエラーがなく(ステップS104;No)、情報コード4の読み取りが完了すると、加熱情報取得部201は、情報コード4から読み取った情報に基づき加熱情報を取得する(ステップS106)。
ここで、情報コード4から読み取った加熱情報に、図7に示すような、サイズ情報42と内容物情報43と加熱条件情報45が含まれるものとする。加熱情報取得部201は、情報コード4から読み取った加熱情報(サイズ情報42、内容物情報43、加熱条件情報45)を加熱制御部202に送信する。
なお、情報コード4に情報を取得するためのアドレス情報が記録されている場合は、加熱情報取得部201は、加熱装置2の記憶部25またはネットワーク10を介して接続可能な記憶領域(DB11)に記憶された加熱情報(サイズ情報42、内容物情報43、及び加熱条件情報45)を読み出し、加熱制御部202に送信する。
加熱制御部202は、取得した加熱情報に基づいて加熱部24における加熱動作を制御する制御信号を生成し、加熱部24に送信する。加熱部24は、制御信号に従った加熱制御を行う(ステップS107)。第2の実施の形態では、ステップS107の加熱制御処理として図8に示す加熱制御処理を実行する。
加熱制御処理において、制御部20は、まず加熱室内画像61を取得する(ステップS201)。加熱室内画像61とは、加熱室6に載置された対象物3全体を撮影した画像である。加熱室内画像61は、例えば、庫内天井に設置されたカメラ(加熱室内画像取得部29)により撮影可能である。
図9は、加熱室内画像61の一例である。加熱室内画像61上に付与されているグリッド線は、加熱室6の載置面の縦方向及び横方向に対応して所定間隔で配置されている。したがって、加熱室内画像61内における対象物3の各部分の画像座標値p1〜p12と、加熱室6における対象物3の各部分の実座標値(加熱室内位置情報)Q1〜Q12とを対応づけることができる。
制御部20は、取得した加熱室内画像61に基づき、対象物内位置情報を加熱室内位置情報に変換する(ステップS202)。これにより、対象物3の各部分A1〜A4の加熱室内における位置が求められるので、各部分に対してマイクロ波を適切に照射することが可能となる。
対象物内位置情報から加熱室内位置情報への変換について具体例を説明する。
まず、制御部20(位置情報取得部203)は、加熱室内画像61から加熱室内における対象物3の位置(以下、「載置位置」)を求める。例えば、対象物内位置情報P1〜P12が、対象物3の容器に付された情報コード4の位置検出用マークm1の位置を基準(原点)とした位置情報である場合、制御部20(位置情報取得部203)は、対象物3の載置位置として、加熱室6に載置された対象物3に付された情報コード4の位置検出用マークm1の位置情報を求める。
続いて、制御部20(位置情報取得部203)は、加熱室内画像61から加熱室内における対象物3の向き(以下、「載置方向」)を求める。例えば、情報コード4の位置検出用マークm1、m2、m3の配置から情報コード4の向きを認識することで、加熱室6に載置された対象物3の載置方向(加熱室内画像61の座標(グリッド線)に対する対象物内座標(X,Y)の角度)を求める。或いは、加熱室内画像61から対象物3の形状(例えば容器の外縁の形状)を認識することで、対象物3の載置方向を求めてもよい。
以上のように加熱室内における対象物3の載置状態(載置位置および載置方向)が分かると、対象物3の各部分の加熱室内における位置(加熱室内位置情報)を求めることができる。すなわち、制御部20(加熱制御部202)は、加熱室内画像61から検出した対象物3の載置位置および載置方向に基づいて、対象物内位置情報P1〜P12を加熱室6内の対応する位置(加熱室内位置情報)Q1〜Q12に変換する。より詳細には、対象物内位置情報P1〜P12を加熱室内画像61上の画像座標値p1〜p12に変換したのち、この画像座標値p1〜p12を加熱室6内における実座標値(加熱室内位置情報)Q1〜Q12に変換する。
このようにして、加熱制御部202は、対象物3の各部分A1〜A4の加熱室6内における位置情報(加熱室内位置情報)を求めることができる。
対象物3の各部分A1〜A4の加熱室6内における位置情報(加熱室内位置情報)が求められると、加熱制御部202は、加熱室内位置情報に基づいて各部分A1〜A4の加熱領域を決定し、各部分A1〜A4をそれぞれ加熱条件情報45で定められた加熱条件(非加熱、或いは、所定の加熱時間、所定の出力ワット数)で加熱する。加熱時間が経過すると加熱動作を終了する(ステップS203)。
図10は、加熱室6における加熱の状態を示す図である。図7に示す内容物情報43及び加熱条件情報45に従って、部分A1(加熱室内位置Q1、Q2、Q4、Q5で囲まれる領域)と部分A4(加熱室内位置Q9、Q10、Q11、Q12で囲まれる領域)は非加熱であり、部分A2(加熱室内位置Q4、Q5、Q6、Q7で囲まれる領域)は、500Wで1分加熱され、部分A3(加熱室内位置Q2、Q3、Q7、Q8で囲まれる領域)は、500Wで1分30秒加熱される。
以上説明したように、第2の実施の形態の加熱システム1では、対象物3が複数の部分を有する場合に、情報コード4に各部分の対象物内位置情報43及び加熱条件情報45を設定することで、各部分をそれぞれ適切な加熱条件で加熱することができる。
なお、第2の実施の形態では、対象物3が複数の部分を有する場合について説明しているが、対象物3全体を1つの部分とする場合にも適用できる。すなわち、加熱装置2Aは、加熱室内画像61(図9)から対象物3全体の領域を求め、対象物3の領域全体を所定の加熱条件で加熱するようにしてもよい。
また、例えば図11に示す対象物3aのように、加熱室6内の高さ方向で部分B1と部分B2に分割されている場合にも適用可能である。
図11(a)に示すように、部分B1は高さ位置P21〜P22の領域とし、部分B2は高さ位置P22〜P23の領域とする。また、情報コード4には、図7(b)の内容物情報43に代えて、図11(b)の内容物情報43aが記録されているものとする。内容物情報43aは、高さ方向に分割された各部位B1、B2についての対象物内位置情報とその部分B1、B2の内容物の情報が紐付けられている。
加熱制御部202は、加熱室内画像取得部29により取得した加熱室内画像61と情報コード4から読み取った加熱情報(内容物情報43a、及び加熱条件情報45)に従って、加熱室6内における各部分B1、B2の位置を算出し、各部分B1、B2についてそれぞれ異なる加熱条件を設定し、加熱を行うことができる。
上述の第1及び第2の実施の形態では、1つの情報コード4を対象物3に付すものとしたが、情報コード4に記録可能な情報量は限度があるため、対象物3に付す情報コード4を複数としてもよい。図12は、複数の情報コード4の使用例である。図12(a)に示すように、複数の2次元コード4a、4bを対象物3に並べて付してもよいし、図12(b)に示すバーコード4cと2次元コード4dのように、異なる種類の情報コード4を組み合わせて対象物3に付してもよい。複数の情報コード4を用いる場合には、情報コード4から読み取れる情報量を容易に増やすことが可能となる。また、複数の情報コード4の配置から、対象物3の座標軸の方向を簡単に決定することも可能となる。例えば、図12(a)のように、2つの情報コード4a、4bを並べて使用する場合には、各情報コード4a、4bの位置検出用マークの配置と並び方から、対象物3のX方向とY方向とを予め定めておけばよい。
また、図12(b)のように、異なる種類の情報コード4を組み合わせて対象物3に付した場合には、バーコード4cの情報を持つ方向をX方向とし、バーコード4cを基準として2次元コード4dが配置された方向がX方向の正方向等のように認識可能である。
[第3の実施の形態]
次に、加熱システム1のシステム構成の態様について説明する。図13、図14は、第1の実施の形態の加熱システム1のシステム構成例であるが、図15、図16に示すように、情報端末8を用いて対象物3に付されている情報コード4を読み取り、読み取った情報を情報端末8から加熱装置2に対して送信するようにしてもよい。
以下、各加熱システム1、1A〜1Cのシステム構成について説明する。
図13の加熱システム1は、加熱情報41を取得可能な情報コード4が付された対象物3と、対象物3を加熱する加熱装置2と、から構成される。
図13の加熱システム1では、加熱装置2が対象物3の情報コード4を読み取り、読み取った情報コード4から取得された加熱情報41に基づいて、加熱制御部202は加熱部24における加熱動作を制御する。情報コード4には、加熱部24を制御するための加熱情報41そのものが記録されていてもよいし、加熱装置2の記憶部25から加熱情報41を呼び出すためのアドレス情報が記録されていてもよい。
また、図14の加熱システム1Aは、加熱情報41を取得可能な情報コード4が付された対象物3と、対象物3を加熱する加熱装置2と、加熱装置2とネットワーク10を介して通信接続されるデータベース(DB)11と、から構成される。
図14の加熱システム1Aでは、加熱装置2のコード読取部23が対象物3の情報コード4を読み取り、読み取った情報コード4に基づいて、加熱装置2の通信部28によりネットワーク10を介してDB11にアクセスし、DB11に記憶されている加熱情報41を取得する。加熱制御部202は、取得した加熱情報41に基づいて加熱部24における加熱動作を制御する。情報コード4には、加熱部24を制御するための加熱情報41そのものではなく、ネットワーク10を介して接続されたDB11から加熱情報41を呼び出すためのアドレス情報が記録されている。
図13及び図14のシステム構成の加熱システム1、1Aは、第1及び第2の実施の形態の加熱制御動作を実行可能である。すなわち、第1の実施の形態のように、情報コード4から、出力ワット数と加熱時間等の加熱情報が取得できる場合には、加熱制御部202は、取得した加熱情報に従って、所定の出力ワット数で所定の加熱時間だけ加熱部24における加熱を行う。一方、第2の実施の形態のように、情報コード4からサイズ情報42、内容物情報43、加熱条件情報45が取得できる場合には、加熱制御部202は、取得した内容物情報に従って、図8〜図10に示すような部分加熱を行う。
図15の加熱システム1Bは、加熱情報41を取得可能な情報コード4が付された対象物3と、対象物3を加熱する加熱装置2と、対象物3に付された情報コード4を読み取り、読み取った情報を加熱装置2に送信する情報端末8とを備えて構成される。
情報端末8は、カメラ機能付きのスマートフォンやタブレット、ゲーム機等の携帯情報端末である。情報端末8は、情報コード4を読み取るコード読取部(カメラ)及び加熱装置2へ情報を送信する送信部を備える。送信部は、例えば、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信等を用いればよい。
加熱システム1Bの加熱装置2は、コード読取部23を備えなくてもよいが、情報端末8の送信部からの情報を受信可能な受信部を備える必要がある。また、制御部20、扉センサ21、庫内照明部22、加熱部24、記憶部25、操作部26、表示部27、通信部28、及び加熱室内画像取得部29等を備える。
図15の加熱システム1Bでは、対象物3を加熱装置2に載置する前に、情報端末8が対象物3の情報コード4を読み取り、読み取った情報コード4の加熱情報41(サイズ情報42、内容物情報43、加熱条件情報45)を情報端末8が加熱装置2に送信する。加熱装置2は、情報端末8から送信された情報を受信し、制御部20(加熱制御部202)に送信する。対象物3が加熱室6に載置され、扉5が閉じられると、加熱制御部202は、受信した情報に基づいて加熱部24による加熱動作を制御する。情報コード4には、加熱部24を制御するための加熱情報41等そのものが記録されていてもよいし、加熱装置2の記憶部25から加熱情報41等を呼び出すためのアドレス情報が記録されていてもよい。
また、図16の加熱システム1Cは、加熱情報41を取得可能な情報コード4が付された対象物3と、対象物3を加熱する加熱装置2と、対象物3に付された情報コード4を読み取り、読み取った情報を加熱装置2に送信する情報端末8と、情報端末8とネットワーク10を介して通信接続されるデータベース(DB)11と、を備えて構成される。
加熱システム1Cにおける情報端末8は、図15の加熱システム1Bにおける情報端末8と同様に、カメラ機能付きのスマートフォンやタブレット、ゲーム機等の携帯情報端末である。情報端末8は、情報コード4を読み取るコード読取部(カメラ)及び加熱装置2へ情報を送信する送信部と備える。送信部は、例えば、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信等を用いればよい。更に、図16の加熱システム1Cにおける情報端末8は、ネットワーク11を介してサーバやDB11等への通信を行う通信部を備える。
加熱システム1Cの加熱装置2は、図15の加熱システム1Bと同様に、コード読取部23を備えなくてもよいが、情報端末8の送信部からの情報を受信可能な受信部を備える必要がある。また、制御部20、扉センサ21、庫内照明部22、加熱部24、記憶部25、操作部26、表示部27、通信部28、及び加熱室内画像取得部29等を備える。
図16の加熱システム1Cでは、対象物3を加熱装置2に載置する前に、情報端末8により対象物3の情報コード4を読み取り、読み取った情報コード4に基づき取得した情報(加熱情報41、サイズ情報42、内容物情報43、加熱条件情報45)を情報端末8が加熱装置2に送信する。情報コード4には、加熱部24を制御するための加熱情報41そのものではなく、ネットワーク10を介して接続されたDB11から加熱情報41を呼び出すためのアドレス情報が記録されている。情報端末8は、情報コード4から読み取ったアドレス情報に基づきネットワーク10を介してDB11にアクセスし、加熱情報41等を取得する。情報端末8は取得した加熱情報41等を送信部から加熱装置2に送信する。加熱装置2の受信部は情報端末8から送信された加熱情報41を受信し、制御部20(加熱制御部202)に送信する。対象物3が加熱室6に載置され、扉5が閉じられると、加熱制御部202は、受信した加熱情報41等に基づいて加熱部24による加熱を制御する。
図15及び図16のシステム構成の加熱システム1B、1Cについても、第1及び第2の実施の形態の加熱制御動作を実行可能である。すなわち、第1の実施の形態のように、情報コード4から、出力ワット数と加熱時間等の加熱情報41が取得できる場合には、加熱制御部202は、取得した加熱情報41に従って、所定の出力ワット数で所定の加熱時間だけ加熱部24における加熱を行う。
一方、第2の実施の形態のように、情報コード4からサイズ情報42、内容物情報43、加熱条件情報45が取得できる場合には、加熱制御部202は、取得した内容物情報43及び加熱条件情報45に従って部分加熱を行う。
以上説明したように、加熱システム1B、1Cによれば、加熱の対象物3に付した情報コード4を情報端末8で読取り、情報端末8は読み取った情報に基づいて加熱情報41を取得して、加熱装置2に送信する。加熱装置2では、情報端末8から受信した加熱情報41に従って、対象物3の加熱を制御する。これにより、加熱装置2にコード読取部を設けなくても、情報端末8で読み取った情報を加熱装置2に送信することで、第1及び第2の実施の形態と同様に、対象物3の加熱を制御することが可能となる。
以上、添付図面を参照して、本発明に係る加熱システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1A〜1C………加熱システム
2、2A………………加熱装置
3、3a………………対象物(容器)
4、4a〜4d………情報コード
5………………………扉
6………………………加熱室
8………………………情報端末
10……………………ネットワーク
11……………………データベース(DB)
20……………………制御部
201…………………加熱情報取得部
202…………………加熱制御部
203…………………位置情報取得部
21……………………扉センサ
22……………………庫内照明部
23……………………コード読取部
24……………………加熱部
25……………………記憶部
26……………………操作部
27……………………表示部
28……………………通信部
29……………………加熱室内画像取得部
41……………………加熱情報
42……………………サイズ情報
43、43a…………内容物情報
45……………………加熱条件情報
61……………………加熱室内画像
A1〜A4……………対象物3の部分
B1〜B2……………対象物3aの部分

Claims (10)

  1. 対象物に付した情報コードと、前記対象物を加熱する加熱装置と、を備えた加熱システムであって、
    前記情報コードには、前記対象物の加熱情報を取得可能な情報が記録され、
    前記加熱装置は、
    前記情報コードから読み取った情報に基づき加熱情報を取得する加熱情報取得部と、
    取得した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御部と、
    を備えることを特徴とする加熱システム。
  2. 前記加熱装置は、加熱室を有し、
    前記対象物が前記加熱室に載置された状態で前記情報コードを読み取るコード読取部を備えることを特徴とする請求項1に記載の加熱システム。
  3. 前記加熱情報は、前記対象物における1または複数の部分毎の加熱条件情報を含み、
    前記加熱制御部は、前記部分を、対応する前記加熱条件情報に従って加熱することを特徴とする請求項2に記載の加熱システム。
  4. 前記加熱情報は、前記部分の前記対象物内における位置情報である対象物内位置情報を含み、
    前記加熱制御部は、前記対象物内位置情報に基づいて、前記部分の前記加熱室内における位置情報である加熱室内位置情報を算出し、該加熱室内位置情報に基づいて前記部分の加熱領域を決定することを特徴とする請求項3に記載の加熱システム。
  5. 前記情報コードには、前記加熱情報を記憶する記憶領域のアドレス情報が記録され、
    前記加熱情報取得部は、前記情報コードから前記アドレス情報を読み取り、前記記憶領域にアクセスし、前記記憶領域から前記加熱情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の加熱システム。
  6. 対象物に付した情報コードと、前記対象物を加熱する加熱装置と、情報端末と、を備えた加熱システムであって、
    前記情報コードには、前記対象物の加熱情報を取得可能な情報が記録され、
    前記情報端末は、
    前記情報コードを読み取るコード読取部と、
    読み取った情報に基づき加熱情報を取得する加熱情報取得部と、
    取得した加熱情報を前記加熱装置に送信する送信部と、を備え、
    前記加熱装置は、
    前記情報端末から前記加熱情報を受信する受信部と、
    受信した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御部と、を備えることを特徴とする加熱システム。
  7. 対象物を加熱する加熱装置であって、
    前記対象物に付された情報コードから読み取った情報に基づき前記対象物の加熱情報を取得する加熱情報取得部と、
    取得した前記加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御部と、
    を備えることを特徴とする加熱装置。
  8. 加熱装置により加熱される内容物を入れる容器であって、
    前記加熱装置における加熱情報を取得可能な情報コードが付された容器。
  9. 対象物に付した情報コードと、前記対象物を加熱する加熱装置と、を備えた加熱システムにおける加熱制御方法であって、
    前記情報コードには、前記対象物の加熱情報を取得可能な情報が記録され、
    前記加熱装置が、
    前記情報コードから読み取った情報に基づき加熱情報を取得するステップと、
    取得した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする加熱制御方法。
  10. 対象物を加熱する加熱装置を制御するコンピュータを、
    前記対象物に付された情報コードから読み取った情報に基づき前記対象物の加熱情報を取得する加熱情報取得手段、
    取得した加熱情報に従って前記対象物への加熱を制御する加熱制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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