JP2019011893A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一括受電を行う集合住宅全体を管理するための管理装置を設置することなく、一括受電を行う集合住宅の最大使用電力量を低くする。【解決手段】給湯システムは、給湯器と、ネットワークを介して給湯器と通信可能に接続されるサーバと、を備える。給湯器は、水を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプによって加熱された水を貯えるタンクと、ヒートポンプの動作を制御する制御装置と、を備える。サーバは、給湯器が一括受電を行う集合住宅に設置されているか否かを判別して、集合住宅に設置されている場合に、ヒートポンプの運転を許可する許可時間帯と禁止する第1禁止時間帯との組み合わせで構成される複数の運転パターンから1つの運転パターンを選択して、選択した運転パターンを当該給湯器の前記制御装置に送信する。制御装置は、サーバが選択した運転パターンの第1禁止時間帯にヒートポンプを運転しないようにヒートポンプの動作を制御する。【選択図】図2

Description

本明細書に開示する技術は、給湯システムに関する。
ヒートポンプを用いて水を加熱する給湯器が知られている。この種の給湯器は、水を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプによって加熱された水を貯えるタンクとを備えている。また、給湯器は、給湯器と通信可能なサーバによって管理されることがある。例えば、特許文献1の給湯器は、給湯器を製造販売した企業等に設置されたサーバによって監視されている。サーバは、給湯器の動作に関する各種の情報を管理している。
特開2016−217671号公報
近年、集合住宅では、高圧一括受電サービスが利用されることがある。高圧一括受電サービスとは、集合住宅の管理会社が電力会社から高圧の電力を一括で受電し、管理会社が受電した電力を集合住宅の各住戸に分割して供給するサービスである。この高圧一括受電サービスでは、集合住宅全体での最大使用電力量によって電気料金が変動する。最大使用電力量とは、集合住宅全体で所定時間(例えば30分)にわたって使用した電力量の最大値である。高圧一括受電サービスの電気料金を抑制するためには、集合住宅全体での最大使用電力量を抑制することが有効である。
一括受電を行う集合住宅では、集合住宅全体の最大電力使用量を管理する必要がある。特許文献1の給湯システムは、給湯器を製造販売した企業等に設置されるサーバによって給湯器の動作に関する情報を管理している。しかしながら、サーバは、サーバと通信接続される給湯器の動作を管理することができる一方、その給湯器が設置される集合住宅全体の電力量を制御することができない。
本明細書は、一括受電を行う集合住宅全体を管理するための管理装置を設置することなく、一括受電を行う集合住宅の最大使用電力量を低くすることができる給湯システムを開示する。
本明細書に開示する給湯システムは、給湯器と、ネットワークを介して給湯器と通信可能に接続されるサーバと、を備えている。給湯器は、水を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプによって加熱された水を貯えるタンクと、ヒートポンプの動作を制御する制御装置と、を備えている。サーバは、給湯器が一括受電を行う集合住宅に設置されているか否かを判別すると共に、給湯器が集合住宅に設置されている場合に、ヒートポンプの運転を許可する許可時間帯とヒートポンプの運転を禁止する第1禁止時間帯との組み合わせで構成される複数の運転パターンから1つの運転パターンを選択して、選択した運転パターンを当該給湯器の制御装置に送信する。制御装置は、サーバが選択した運転パターンを構成する当該第1禁止時間帯にヒートポンプを運転しないようにヒートポンプの動作を制御する。
上記の給湯システムでは、サーバが、給湯器が設置される一括受電を行う集合住宅のグループを判別する。このため、集合住宅全体を管理する管理装置等を設置することなく、各住戸に設置される給湯器の動作を管理することができる。また、サーバは、当該給湯器が属する一括受電のグループを判別した上で給湯器の運転パターンを選択する。このため、サーバは、一括受電を行う集合住宅全体の電力使用量を考慮して各給湯器の運転パターンを選択することができ、集合住宅全体の電力ピーク値が高くなることを抑制することができる。
実施例1、2に係る給湯システムが備える給湯器が設置される住戸を構成し、一括受電を行う集合住宅と、一括受電を行わない住戸を模式的に示す図。 実施例1,2に係る給湯システムの概略構成を示す図。 給湯器のブロック図。 給湯器(熱機器)の概略構成を示す図。 運転パターン記憶部に記憶される運転パターンの一例を示す図。 運転パターン記憶部に記憶される運転パターンの他の一例を示す図。 一括受電を行う集合住宅の各住戸に設置される給湯器全体の運転情報に基づき、電力カット率を変更した場合の光熱費の予想額を示す図。 朝の時間帯の運転パターンと、各時間帯に給湯する傾向にある給湯器の分布を示す図。 夕方から夜にかけての時間帯の運転パターンと、各時間帯に給湯する傾向にある給湯器の分布を示す図。 夜の時間帯の運転パターンと、各時間帯に給湯する傾向にある給湯器の分布を示す図。 利用者が禁止時間帯を設定した場合の運転パターンの一例を示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本明細書が開示する給湯システムでは、給湯器は、燃料の燃焼によって水を加熱する補助加熱器をさらに備えていてもよい。このような構成によると、タンクに貯えられた高温の水を使い切り、かつヒートポンプの運転が禁止されている場合であっても、補助加熱器を用いて給湯を行うことができる。
(特徴2)本明細書が開示する給湯システムでは、複数の運転パターンは、許可時間帯と第1禁止時間帯との比率を変更可能であってもよい。サーバは、集合住宅に設置される給湯器全体の過去の電気料金及び燃料費の合計額に基づき、許可時間帯と第1禁止時間帯との比率を変更した場合の電気料金及び燃料費の合計額を算出し、算出された合計額が低くなるように許可時間帯と第1禁止時間帯との比率を決定してもよい。このような構成によると、サーバが、給湯器の過去の使用実績に基づいて、電気料金と燃料費の合計額が低くなると予想される運転パターンを選択する。このため、給湯器による光熱費を低減することができる。
(特徴3)本明細書が開示する給湯システムでは、サーバは、集合住宅に設置される各給湯器の過去の使用時間帯に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて各給湯器の運転パターンを選択してもよい。このような構成によると、サーバが、各給湯器の使用時間帯に合わせて運転パターンを決定するため、使用される可能性の低い時間帯に給湯器が運転することを抑制することができる。このため、集合住宅全体で効率よく給湯器を運転させることができる。
(特徴4)本明細書が開示する給湯システムでは、給湯器は、ヒートポンプの運転を禁止する第2禁止時間帯を入力可能な入力部をさらに備えていてもよい。制御装置は、入力部に入力された第2禁止時間帯と選択された運転パターンを構成する許可時間帯とが重なった場合、ヒートポンプを運転しないようにヒートポンプの動作を制御してもよい。このような構成によると、第1禁止時間帯に加え、入力部に入力された第2禁止時間帯にもヒートポンプを運転しないようにすることができる。これによって、選択された運転パターンにおいて許可時間帯であるか第1禁止時間帯であるかに関わらず、利用者が入力した第2禁止時間帯にヒートポンプを運転しないように制御することができる。このため、各住戸の電力ピーク値の増大を抑制することができる。
(特徴5)本明細書が開示する給湯システムでは、制御装置は、第2禁止時間帯の前後に所定時間より短い許可時間帯が発生する場合、当該短い許可時間帯の間、ヒートポンプを運転しないようにヒートポンプの動作を制御してもよい。このような構成によると、第2禁止時間帯を入力することによって発生する、所定時間より短い許可時間帯にヒートポンプを運転することを回避することができる。短い時間のみヒートポンプを動作するのは運転効率が悪い。このため、短い時間のみヒートポンプを運転することを回避することによって、ヒートポンプの非効率な運転を回避することができる。
(実施例1)
以下、実施例1に係る給湯システム1について説明する。図2に示すように、給湯システム1は、給湯器122、140と、サーバ200を備えている。給湯器122と給湯器140は同一の構成を備える製品である。給湯器140は、高圧一括受電を行う集合住宅100の各住戸110に設置される。給湯器122は、一括受電を行わない住戸120に設置される。図1に示すように、高圧一括受電を行う集合住宅100としては、例えば、一つの建物の中に複数の住戸110が集合している形式の住宅であり、例えば、マンションやホテルである。各住戸110は、例えば、マンションやホテルの一室である。
集合住宅100では、高圧一括受電サービスを利用している。高圧一括受電サービスとは、集合住宅100の管理会社が電力会社から高圧の電力を一括で受電し、管理会社が受電した電力を集合住宅100の各住戸110に分割して供給するサービスである。この高圧一括受電サービスでは、集合住宅100全体での最大使用電力量によって電気料金が変動する。最大使用電力量とは、集合住宅100全体で所定時間(例えば30分)にわたって使用した電力量の最大値である。
各給湯器140は、各住戸110に設置されている。1戸の住戸110に対して1台の給湯器140が設置されている。集合住宅100の全ての住戸110に給湯器140が設置されている。各給湯器122は、各住戸120に設置されている。1戸の住戸120に対して1台の給湯器122が設置されている。
図3に示すように、各給湯器122、140は、ヒートポンプ50を備えているヒートポンプユニット6と、タンク10を備えているタンクユニット4と、ガス熱源機150を備えている熱源機ユニット8と、制御装置180と、リモコン190を備えている。制御装置180は、タンクユニット4、ヒートポンプユニット6、熱源機ユニット8の各構成要素の動作を制御する。リモコン190は、インターフェース装置としての機能を有すると共に、通信装置としての機能を有する。すなわち、リモコン190は、利用者による給湯器122、140の運転の設定等を受け付けると共に、利用者に各種の情報を提供する。また、リモコン190は、インターネット300(図2参照)を介してサーバ200(図2参照)と通信することができる。なお、給湯器122、140の具体的な構成については後に詳述する。
図2に示すサーバ200は、給湯器122、140の製造元によって提供されるサーバであり、当該製造元が販売した機器の情報を収集する。このため、図1,2に示すように、サーバ200は、集合住宅100の各住戸110に設置される給湯器140の情報を収集すると共に、一括受電を行わない住戸120に設置される給湯器122の情報も収集している。
図2に示すように、サーバ200は、給湯器識別情報記憶部202と、給湯器運転情報記憶部204と、演算部206と、通信部208を備えている。
給湯器識別情報記憶部202は、給湯器122、140の製造元が販売した給湯器の識別情報を記憶している。したがって、給湯器識別情報記憶部202には、集合住宅100の各住戸110に設置される給湯器140の識別情報が記憶されると共に、一括受電を行わない住戸120に設置される給湯器122の識別情報も記憶される。識別情報としては、給湯器122、140の登録番号、給湯器122、140が設置された住戸120、110の住所、給湯器122、140の型式及び製品番号等と共に、その給湯器122、140が一括受電を行う集合住宅100に設置されているか否かに関する情報を含む。例えば、一括受電を行う集合住宅100の各住戸110に設置される給湯器140については、識別情報として一括受電契約の区分を含む。すなわち、給湯器識別情報記憶部202には、識別情報が記憶される給湯器122、140について、一括受電を行う住戸110に設置されるものであるか否かを判別可能であると共に、その給湯器122、140が一括受電を行う住戸110に設置される場合には、どの一括受電契約の区分に分類されるのかを判別可能な情報が記憶される。
給湯器運転情報記憶部204は、一括受電を行う集合住宅100の各住戸110に設置される給湯器140の運転情報(各給湯器140の運転情報)や、集合住宅100の各住戸110に設置される給湯器140全体の運転情報(集合住宅100の給湯器140全体の運転情報)を記憶している。各給湯器140の運転情報としては、給湯器140が実際に運転された時間帯に関する情報を含み、具体的には、給湯器140のヒートポンプ50が動作した時間帯及びガス熱源機150が動作した時間帯についての情報を含む。集合住宅100の給湯器140全体の運転情報としては、集合住宅100全体のピーク電力、電力使用量及び電気料金、並びに集合住宅100全体のガス使用量及びガス料金を含む。
演算部206は、給湯器識別情報記憶部202及び給湯器運転情報記憶部204に記憶される情報に基づいて、各種の演算を実行する。例えば、演算部206は、給湯器識別情報記憶部202に記憶される給湯器122、140の識別情報に基づいて、給湯器122、140が一括受電を行う住戸110に設置されているか否かを判定し、一括受電を行う住戸110に設置されている給湯器140については、その運転パターン(後に詳述)を決定する。また、演算部206は、給湯器運転情報記憶部204に記憶される運転情報に基づいて、最適な電力カット率(後に詳述)を算出したり、各給湯器140の運転パターンを決定したりする。
通信部208は、インターネット300を介して給湯器122、140と通信することができる。通信部208は、給湯器122、140から給湯器122、140の識別情報や運転情報を受信することができる。通信部208で受信した給湯器122、140の識別情報は、給湯器識別情報記憶部202に記憶され、通信部208で受信した給湯器122、140の運転情報は、給湯器運転情報記憶部204に記憶される。また、通信部208は、演算部206で決定された運転パターンを各給湯器140に送信する。
給湯器の一例についてさらに詳細に説明する。本実施例では、給湯器と共に暖房装置を備えた熱機器(すなわち、給湯暖房装置)を用いている。このため、以下の明細書では、暖房装置を備える給湯器122、140を熱機器122、140と称することがある。図4に示すように、熱機器122、140は、タンクユニット4と、ヒートポンプユニット6と、熱源機ユニット8と、制御装置180を備えている。
ヒートポンプユニット6は、ヒートポンプ50と、給湯用水循環ポンプ22を備えている。ヒートポンプ50は、冷媒(例えばR410AといったHFC冷媒や、CO2、イソブタン、プロパン等の自然冷媒など)を循環させるための冷媒循環路52と、空気熱交換器54と、ファン56と、圧縮機62と、給湯熱交換器51と、暖房熱交換器53と、膨張弁60を備えている。ヒートポンプ50では、空気熱交換器54が蒸発器を構成しており、給湯熱交換器51と暖房熱交換器53が凝縮器を構成している。
空気熱交換器54は、ファン56によって送風された外気と冷媒循環路52内の冷媒との間で熱交換させる。空気熱交換器54には、膨張弁60を通過後の低圧低温の液体状態にある冷媒が供給される。空気熱交換器54は、冷媒と外気とを熱交換させることによって、冷媒を加熱する。冷媒は、加熱されることにより気化し、比較的高温で低圧の気体状態となる。
圧縮機62には、空気熱交換器54を通過後の冷媒が供給される。すなわち、圧縮機62には、比較的高温で低圧の気体状態の冷媒が供給される。圧縮機62によって冷媒が圧縮されることにより、冷媒は高温高圧の気体状態となる。圧縮機62は、圧縮後の高温高圧の気体状態の冷媒を、給湯熱交換器51に送り出す。
給湯熱交換器51には、圧縮機62から送り出された高温高圧の気体状態の冷媒が供給される。給湯熱交換器51は、冷媒循環路52内の冷媒と、後述のタンク水循環路20内の水(以下では給湯用水ともいう)との間で熱交換を行う。給湯熱交換器51を通過した冷媒は、暖房熱交換器53へ送られる。暖房熱交換器53は、給湯熱交換器51からの冷媒と、後述の第2暖房加熱路84からの水(以下では暖房用水ともいう)との間で熱交換を行う。冷媒は、給湯熱交換器51及び/又は暖房熱交換器53での熱交換の結果、熱を奪われて凝縮する。これにより、冷媒は、比較的低温で高圧の液体状態となる。
膨張弁60には、暖房熱交換器53を通過後の比較的低温で高圧の液体状態の冷媒が供給される。冷媒は、膨張弁60を通過することによって減圧され、低温低圧の液体状態となる。膨張弁60を通過した冷媒は、上記の通り、空気熱交換器54に送られる。
ヒートポンプ50において、圧縮機62を作動させると、冷媒循環路52内の冷媒は、圧縮機62、給湯熱交換器51、暖房熱交換器53、膨張弁60、空気熱交換器54の順に循環する。これによって、給湯熱交換器51においてタンク水循環路20内の給湯用水が加熱され、及び/又は、暖房熱交換器53において第2暖房加熱路84からの暖房用水が加熱される。給湯熱交換器51と暖房熱交換器53は、冷媒を加熱流体とした、給湯用水及び/又は暖房用水を加熱する加熱装置55ということもできる。
タンクユニット4は、タンク10を備えている。タンク10は、ヒートポンプ50によって加熱された給湯用水を貯える。本実施例の給湯用水は、水道水である。タンク10は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク10内には満水まで給湯用水が貯留される。
タンク水循環路20は、上流端がタンク10の下部に接続されており、ヒートポンプユニット6の給湯熱交換器51を通過して、下流端がタンク10の上部に接続されている。タンク水循環路20には、ヒートポンプユニット6の給湯用水循環ポンプ22が介装されている。ヒートポンプユニット6において、ヒートポンプ50を作動させて、給湯用水循環ポンプ22を駆動すると、タンク10の下部の給湯用水が給湯熱交換器51に送られて加熱され、加熱された給湯用水がタンク10の上部に戻される。タンク10の内部には、低温の給湯用水の層の上に高温の給湯用水の層が積み重なった温度成層が形成される。
水道水導入路24は、上流端が熱機器122、140(給湯暖房装置)の外部の水道水供給源32に接続されている。水道水導入路24の下流側は、第1導入路24aと第2導入路24bに分岐している。第1導入路24aの下流端は、タンク10の下部に接続されている。第2導入路24bの下流端は、第1給湯路36の途中に接続されている。
第1給湯路36は、上流端がタンク10の上部に接続されている。上述したように、第1給湯路36の途中には、水道水導入路24の第2導入路24bが接続されている。第1給湯路36と第2導入路24bの接続部には、混合弁30が介装されている。混合弁30は、タンク10の上部から第1給湯路36へ流入する高温の給湯用水の流量と、第2導入路24bから第1給湯路36へ流入する低温の水道水の流量の割合を調整する。第2導入路24bとの接続部より下流側の第1給湯路36は、熱源機ユニット8の給湯加熱路37を通過して、第2給湯路39へ接続している。第1給湯路36と第2給湯路39の間は、熱源機バイパス路33によって接続されている。熱源機バイパス路33にはバイパス弁34が介装されている。第2給湯路39の下流端は給湯栓38に接続されている。
熱源機ユニット8は、シスターン70と、暖房用バーナ82と、給湯用バーナ81を備えている。暖房用バーナ82と給湯用バーナ81は、給湯用水及び/又は暖房用水を加熱するガス熱源機150ということもできる。シスターン70は、上部が開放されている容器であり、内部に暖房用水を貯留している。本実施例の暖房用水は例えば水道水又は不凍液である。シスターン70には、暖房往路72の上流端が接続されている。暖房往路72には、暖房用水循環ポンプ74が介装されている。暖房用水循環ポンプ74を駆動すると、シスターン70内の暖房用水が暖房往路72に流れ込む。
暖房往路72の下流端は、第1暖房加熱路73と、低温暖房循環路75に分岐している。低温暖房循環路75には、低温暖房機78が取り付けられる。本実施例の低温暖房機78は、例えば床暖房機である。低温暖房機78は、供給される暖房用水の熱を利用して暖房する。第1暖房加熱路73には、暖房用バーナ82が介装されている。暖房用バーナ82は、第1暖房加熱路73内の暖房用水を加熱する。第1暖房加熱路73の下流端は、高温暖房循環路77と追い焚き循環路79に分岐している。高温暖房循環路77には、高温暖房機76が取り付けられる。本実施例の高温暖房機76は、例えば浴室暖房乾燥機である。高温暖房機76は、供給される暖房用水の熱を利用して暖房する。低温暖房循環路75と高温暖房循環路77は、それぞれの下流端で合流して、第2暖房加熱路84の上流端へ接続している。
第2暖房加熱路84の下流端は、ヒートポンプユニット6の暖房熱交換器53を通過して、暖房復路96に接続している。暖房復路96は、下流端が熱源機ユニット8のシスターン70に接続している。
追い焚き循環路79には、追い焚き熱動弁83と、追い焚き熱交換器97が介装されている。追い焚き熱動弁83は、追い焚き循環路79を開閉する。追い焚き熱交換器97では、追い焚き循環路79を流れる暖房用水と、浴槽水循環路91を流れる浴槽水の間で熱交換が行われる。追い焚き循環路79の下流端は、暖房復路96に接続している。
浴槽水循環路91の上流端は、浴槽98の底部に接続している。浴槽水循環路91の下流端は、浴槽98の側部に接続している。浴槽水循環路91には、浴槽水循環ポンプ99が介装されている。浴槽水循環ポンプ99が駆動すると、浴槽98の底部から吸い出された浴槽水が、追い焚き熱交換器97を通過して、浴槽98の側部へ戻される。
給湯加熱路37には、給湯用バーナ81が介装されている。給湯加熱路37の給湯用バーナ81よりも下流側から、浴槽注湯路40が分岐している。浴槽注湯路40には、浴槽注湯路40を開閉する注湯電磁弁42が介装されている。浴槽注湯路40の下流端は、浴槽水循環ポンプ99に接続している。
制御装置180は、タンクユニット4、ヒートポンプユニット6、熱源機ユニット8の各構成要素の動作を制御する。
熱機器122、140は、以下のように、蓄熱運転、給湯運転、暖房運転、湯はり運転、追い焚き運転、凍結防止運転等を実施することができる。
(蓄熱運転)
蓄熱運転では、タンク10内の給湯用水をヒートポンプ50で加熱し、高温となった給湯用水をタンク10に戻す。蓄熱運転を実行する際には、制御装置180は圧縮機62及びファン56を駆動してヒートポンプ50を作動させるとともに、給湯用水循環ポンプ22を駆動する。
圧縮機62の駆動により、冷媒循環路52内の冷媒は、圧縮機62、給湯熱交換器51、暖房熱交換器53、膨張弁60、空気熱交換器54の順に循環する。この場合、給湯熱交換器51を通過する冷媒循環路52内の冷媒は、高温高圧の気体状態である。また、給湯用水循環ポンプ22の駆動により、タンク水循環路20内をタンク10内の給湯用水が循環する。すなわち、タンク10の下部に存在する給湯用水がタンク水循環路20内に導入され、導入された給湯用水が給湯熱交換器51を通過する際に、冷媒循環路52内の冷媒の熱によって加熱され、加熱された給湯用水がタンク10の上部に戻される。これにより、タンク10に高温の給湯用水が貯められる。タンク10の内部に高温の給湯用水が必要な量だけ貯えられると、蓄熱運転は終了する。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク10内の給湯用水を給湯栓38に供給する運転である。給湯運転は、上記の蓄熱運転と並行して行うこともできる。給湯栓38が開かれると、水道水供給源32からの水圧によって、水道水導入路24(第1導入路24a)からタンク10の下部に水道水が流入する。同時に、タンク10上部の給湯用水が、第1給湯路36を介して給湯栓38に供給される。
制御装置180は、タンク10から第1給湯路36に供給される給湯用水の温度が、給湯設定温度より高い場合には、混合弁30を駆動して第2導入路24bから第1給湯路36に水道水を導入する。従って、タンク10から供給された給湯用水と第2導入路24bから供給された水道水とが、第1給湯路36内で混合される。制御装置180は、給湯栓38に供給される給湯用水の温度が、給湯設定温度と一致するように、混合弁30の開度を調整する。一方、制御装置180は、タンク10から第1給湯路36に供給される給湯用水の温度が、給湯設定温度より低い場合には、給湯用バーナ81によって第1給湯路36を通過する水を加熱する。制御装置180は、給湯栓38に供給される給湯用水の温度が、給湯設定温度と一致するように、給湯用バーナ81の出力を制御する。なお、給湯用バーナ81は、「補助加熱器」の一例である。
(暖房運転)
暖房運転は、ヒートポンプ50によって暖房用水を加熱し、高温となった暖房用水を用いて低温暖房機78や高温暖房機76によって暖房する運転である。利用者によって暖房運転の実行が指示されると、制御装置180は、暖房用水循環ポンプ74を回転させる。さらに、制御装置180は、圧縮機62及びファン56を駆動する。
圧縮機62の駆動により、冷媒循環路52内の冷媒は、圧縮機62、給湯熱交換器51、暖房熱交換器53、膨張弁60、空気熱交換器54の順に循環する。この場合、暖房熱交換器53を通過する冷媒循環路52内の冷媒は、高温高圧の気体状態である。また、暖房用水循環ポンプ74の駆動により、第2暖房加熱路84をシスターン70内の暖房用水が循環する。第2暖房加熱路84を循環する暖房用水は、暖房熱交換器53を通過する際に、冷媒循環路52内の冷媒の熱によって加熱される。暖房熱交換器53で加熱された暖房用水は、シスターン70を経て、低温暖房機78や高温暖房機76に供給される。さらに、制御装置180は、必要に応じて暖房用バーナ82を作動する。これにより、高温暖房機76には、暖房用バーナ82での加熱によってさらに高温となった暖房用水が供給される。暖房運転においては、低温暖房機78に供給される暖房用水の温度が低温暖房設定温度となるように、また高温暖房機76に供給される暖房用水の温度が高温暖房設定温度となるように、ヒートポンプ50の動作や、暖房用バーナ82の出力が調整される。
(湯はり運転)
湯はり運転は浴槽98に湯はりをする運転である。利用者が湯はり運転の開始を指示すると、熱機器122、140は湯はり運転を開始する。湯はり運転においては、注湯電磁弁42を開く。注湯電磁弁42が開くと、水道水供給源32からの水圧によって、水道水導入路24(第1導入路24a)からタンク10の下部に水道水が流入する。同時に、タンク10上部の給湯用水が、第1給湯路36、浴槽注湯路40、浴槽水循環路91を介して浴槽98に供給される。湯はり運転においては、給湯運転と同様にして、浴槽注湯路40に供給される水の温度を湯はり設定温度に調整する。浴槽98に供給される水の水量が湯はり設定水量に達すると、湯はり運転を終了する。
(追い焚き運転)
追い焚き運転は、浴槽98に貯められた浴槽水を追い焚きする運転である。利用者が追い焚き運転の開始を指示すると、熱機器122、140は追い焚き運転を開始する。追い焚き運転においては、浴槽水循環ポンプ99を駆動する。また、追い焚き熱動弁83を開いて、暖房用水循環ポンプ74を駆動する。これにより、浴槽98の底部から浴槽水が吸い出されて、追い焚き熱交換器97で暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された浴槽水は、浴槽98の側部へ戻される。追い焚き運転においては、暖房用バーナ82による暖房用水の加熱が行われる。
(凍結防止運転)
凍結防止運転は、給湯熱交換器51及びタンク水循環路20内の給湯用水や、暖房熱交換器53、第2暖房加熱路84及び暖房復路96内の暖房用水が、凍結してしまうことを防止する運転である。給湯熱交換器51やタンク水循環路20の一部は、屋外に配置されているため、外気温度が低い状態で内部に給湯用水が長時間滞留していると、給湯用水が凍結してしまうおそれがある。そこで、給湯用水が凍結するおそれがある場合に、熱機器122、140は、給湯用水循環ポンプ22を駆動する。これにより、給湯熱交換器51及びタンク水循環路20の内部の給湯用水がタンク10からの給湯用水で置き換えられて、給湯用水が長時間の滞留によって凍結してしまうことを防ぐことができる。同様に、暖房熱交換器53や、第2暖房加熱路84及び暖房復路96の一部は、屋外に配置されているため、外気温度が低い状態で内部に暖房用水が長時間滞留していると、暖房用水が凍結してしまうおそれがある。そこで、暖房用水が凍結するおそれがある場合に、熱機器122、140は、暖房用水循環ポンプ74を駆動する。これにより、暖房熱交換器53、第2暖房加熱路84及び暖房復路96の内部の暖房用水がシスターン70からの暖房用水で置き換えられて、暖房用水が長時間の滞留によって凍結してしまうことを防ぐことができる。
次に、各住戸120、110における給湯の傾向と蓄熱運転の関係について説明する。上述した熱機器122、140の各種の運転のうち、ヒートポンプ50が動作する蓄熱運転を実施すると、熱機器122、140において大きな電力を消費する。蓄熱運転は、タンク10内に高温の給湯用水(以下では温水ともいう)を貯湯するために実施される。各住戸120、110では、一日の生活サイクルに合わせて時間帯ごとの給湯の傾向が概ね決まっている。このため、制御装置180は、熱機器122、140が設置される住戸120、110における給湯の傾向を記憶し、記憶した給湯の傾向に基づいて蓄熱運転を実施している。以下に、特定の住戸を例に、一日の生活サイクルにおける給湯の傾向と蓄熱運転の関係について説明する。
特定の住戸では、まず、朝の時間帯(例えば、6:00〜7:00)に最初の給湯が行われる。最初の給湯は、例えば、朝食の用意や洗面のための給湯である。最初の給湯では、5L〜20L程度の温水が供給される。このため、特定の住戸では、最初の給湯が行われる前(すなわち、6:00より前)までに、最初の給湯に必要な量(すなわち、約20L)の温水がタンク10に貯湯されるように蓄熱運転が実施される。
次に、特定の住戸では、昼の時間帯(例えば、11:00〜12:00)に二度目の給湯が行われる。二度目の給湯は、例えば、昼食の用意のための給湯である。二度目の給湯でも、5L〜20L程度の温水が供給される。このため、特定の住戸では、二度目の給湯が行われる前(すなわち、11:00より前)までに、二度目の給湯に必要な量(すなわち、約20L)の温水がタンク10に貯湯されるように蓄熱運転が実施される。
次に、特定の住戸では、夕方から夜にかけての時間帯(例えば、18:00〜19:00)に三度目の給湯が行われる。三度目の給湯は、浴槽98への湯張り運転である。湯張り運転では、150L〜180L程度の温水が供給され、タンク10内に満蓄まで貯えられた温水の略全量が用いられる。このため、特定の住戸では、三度目の給湯が行われる前(すなわち、18:00より前)までに、タンク10内が満蓄となるように蓄熱運転が実施される。
そして、特定の住戸では、夜の時間帯(例えば、23:00〜0:00)に最後の給湯が行われる。最後の給湯は、例えば、歯磨き等のための給湯である。最後の給湯では、5L〜10L程度の温水が供給される。このため、特定の住戸では、最後の給湯が行われる前(すなわち、23:00より前)までに、最後の給湯に必要な量(すなわち、約10L)の温水がタンク10に貯湯されるように蓄熱運転が実施される。
次に、集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140のヒートポンプ50の運転パターンについて説明する。上述したように、蓄熱運転は、制御装置180に記憶された各住戸110の給湯の傾向に基づいて実施される。各住戸110の給湯の傾向にはばらつきがあるものの、各住戸110の一日の生活サイクルは一般的に似ているため、各住戸110の給湯の傾向も似ている。このため、給湯の傾向に基づいて蓄熱運転を実施すると、集合住宅100の各住戸110に設置される複数の熱機器140が同時に蓄熱運転を実施することになる。複数の熱機器140が同時に蓄熱運転を実施すると、集合住宅100全体での使用電力量が大きくなる。以下に、集合住宅100全体での使用電力量の増大を抑制するように、各住戸110に設置される熱機器140のヒートポンプ50を動作する運転パターンについて説明する。
制御装置180は、運転パターン記憶部182を備えている(図3参照)。運転パターン記憶部182は、複数の運転パターンを記憶している。運転パターンは、ヒートポンプ50の運転を許可する許可時間帯と、ヒートポンプ50の運転を禁止する禁止時間帯との組み合わせによって構成されている。制御装置180は、運転パターンに従い、許可時間帯にはヒートポンプ50の運転を許可し、禁止時間帯にはヒートポンプ50の運転を禁止するようにヒートポンプ50の動作を制御する。なお、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンを構成する禁止時間帯は、「第1禁止時間帯」の一例である。また、本実施例では、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンを構成する禁止時間帯を単に「禁止時間帯」と称する。
図5は、運転パターン記憶部182が記憶する運転パターンA〜Hの一例を示しており、一日の運転パターンのうち、13:30〜21:00の間の運転パターンを示している。図5に示す運転パターンでは、1つの運転パターンにおいて、2時間の許可時間帯(図5の「運転」の時間帯)と、2時間の禁止時間帯(図5の「停止」の時間帯)が交互に設定されている。例えば、パターンAでは、14:00〜16:00の間の2時間が許可時間帯となっており、16:00〜18:00の間の2時間が禁止時間帯となっており、18:00〜20:00の間の2時間が許可時間帯となっている。また、8種類の運転パターンA〜Hは、許可時間帯の開始時刻が30分ずつずれるように設定される。例えば、パターンBは、パターンAと比較すると、許可時間帯と禁止時間帯がそれぞれ30分ずつずれている。すなわち、パターンBでは、13:30〜15:30の間の2時間が許可時間帯となっており、15:30〜17:30の間の2時間が禁止時間帯となっており、17:30〜19:30の間の2時間が許可時間帯となっている。このように、30分ずつずらして運転パターンを設定することによって、8種類の異なる運転パターンが設定される。
集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140の運転パターンがどのグループに分類されるかは、サーバ200によって決定される。そして、同じグループに分類される複数の熱機器140は、同じ運転パターンに基づいて運転され、異なるグループに分類される熱機器140は、異なる運転パターンに基づいて運転される。また、サーバ200は、各グループに分類される熱機器140がそれぞれ同数となるように、各熱機器140の運転パターンを決定する。例えば、図5に示すように8種類の運転パターンA〜Hが設定されており、集合住宅100が120戸の住戸110で構成されている場合には、各グループには熱機器140が15台ずつ分類される。また、図5に示す運転パターンでは、同一の時間帯に4つのグループが許可時間帯となっていると共に、4つのグループが禁止時間帯となっている。すなわち、集合住宅100全体では、全ての時間帯において、同一の時間帯に半数(例えば、集合住宅100が120戸の住戸110で構成されている場合には60台)の熱機器140が許可時間帯となっていると共に、半数(例えば、60台)の熱機器140が禁止時間帯となる。そこで、以下では、(禁止時間帯のグループ数)/(全体のグループ数)を電力カット率と称する。すなわち、図5に示す運転パターンでは、電力カット率は、4/8となる。
熱機器140の運転パターンは、所定の周期で他の運転パターンに変更され、8種類全ての運転パターンを順にローテーションする。本実施例では、熱機器140の運転パターンは、24時間周期で他の運転パターンに変更される。例えば、熱機器140は、パターンAに従い運転された翌日には、パターンBに従い運転され、さらにその翌日にはパターンCに従い運転される。このように熱機器140の運転パターンは、順に他の運転パターンに変更され、熱機器140は8日後に再びパターンAに従い運転される。
例えば、図5に示す運転パターンでは、集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140は、グループ0〜8のいずれかに分類される。グループ0に分類された熱機器140がパターンAで運転される日には、グループ1に分類される熱機器140はパターンBで運転され、同様にして、グループ2〜7に分類される熱機器140はそれぞれパターンC〜Hで運転される。また、熱機器140の運転パターンは、上述したように24時間周期で他の運転パターンに変更される。このため、グループ0に分類された熱機器140は、パターンAに基づいて運転された翌日には、パターンBに基づいて運転される。同様に、グループ1〜7に分類される熱機器140はそれぞれ、パターンB〜Hに基づいて運転された翌日に、パターンC〜Aに基づいて運転される。
なお、本実施例では、電力カット率が4/8である場合を例に説明したが、電力カット率は4/8に限定されない。運転パターン記憶部182は、種々の電力カット率の運転パターンを記憶しており、サーバ200は、必要に応じて異なる電力カット率の運転パターンに適宜変更してもよい。
例えば、図6は、電力カット率が6/8となる場合の運転パターンを示している。すなわち、図6に示すように、1つの運転パターンにおいて、1.5時間の許可時間帯と4.5時間の禁止時間帯が交互に設定される。この場合も、8種類の運転パターンは、許可時間帯の開始時刻を相互にずらして設定される。具体的には、各運転パターンは45分ずつずらして設定される。なお、電力カット率は適宜変更してもよいが、連続する許可時間帯の長さが短くなりすぎることがないように設定するとよい。ヒートポンプ50の連続する動作時間が短くなると、蓄熱運転の効率が悪くなる。このため、例えば、許可時間帯が1時間以上となるように設定する等、許可時間帯の長さが所定時間より短くならないように運転パターンを設定するとよい。
ここで、サーバ200の給湯器運転情報記憶部204に記憶される情報を用いて、演算部206が電力カット率を決定する例について説明する。一般的には、電力カット率を高くすると同一時間帯に禁止時間帯となる熱機器140の数が増加するため、ピーク電力が低下して電気料金が減少する。しかしながら、上述したように、各熱機器140の1日の給湯の傾向はほぼ決まっているため、ヒートポンプ50の動作が禁止される時間帯であっても給湯が行われることがあり、このような場合には、給湯用バーナ81を用いて給湯が行われる。すなわち、電力カット率を高くすれば、ピーク電力が低下して電気料金が減少する一方、禁止時間帯が増加することによって給湯用バーナ81による給湯が増加してガス料金が増加する。逆に、電力カット率を低くすれば、給湯用バーナ81による給湯が減少してガス料金が減少する一方、ピーク電力が上昇して電気料金が増加する。そこで、演算部206は、集合住宅100の各住戸110の熱機器140の実際の運転情報に基づいて、電力カット率を変更した場合の光熱費を試算し、光熱費が最小となることが予想される電力カット率を決定する。
演算部206は、給湯器運転情報記憶部204に記憶される各熱機器140の運転情報及び集合住宅100の熱機器140全体の運転情報を取得する。演算部206は、集合住宅100の熱機器140全体の運転情報に基づいて、電力カット率を変更した場合に予想される光熱費を算出する。予測値の算出方法は、特に限定されないが、例えば、熱機器140の試験運転や、熱機器140の過去に運転された実績等に基づいて算出してもよく、計算式はサーバ200のメモリ(図示省略)に記憶されていてもよい。また、集合住宅100全体の電力使用量及びガス使用量に関する情報のみに基づいて算出してもよいし、集合住宅100全体の電力使用量及びガス使用量に関する情報に加え、各熱機器140の給湯の傾向を考慮して算出してもよい。
例えば、図7に示すように、熱機器140が電力カット率4/8で運転された場合に、ピーク電力が2000Aとなることによって電力単価が20.0円となり、電気料金が23.5万円であったとする。電力カット率を5/8に変更すると、同一時間帯にヒートポンプ50を動作する熱機器140の数が減少するため、ピーク電力が減少することによって電力単価が低減されると共に、集合住宅100全体の電力使用量も減少する。例えば、ピーク電力が1900Aになることによって電力単価が18.0円となり、電気料金が21.0万円に減少すると予想される。一方で、電力使用量が減少した分、ガス使用量が増加する。例えば、ガス料金変動率が110%となることが予想される。これらの試算から、電力カット率を5/8に変更すると、光熱費が55.5万円となり、電力カット率4/8で実際に運転された場合の光熱費54.0万円と比較して高額となることが予想される。
また、電力カット率を3/8に変更すると、同一時間帯にヒートポンプ50を動作する熱機器140の数が増加するため、ピーク電力と電力使用量が増加する。例えば、ピーク電力が2100Aとなることによって電力単価が22.2円となり、電気料金が25.5万円に増加すると予想される。一方で、電力使用量が増加した分、ガス使用量が減少する。例えば、ガス料金変動率が96%となることが予想される。これらの試算から、電力カット率を3/8に変更すると、光熱費が53.5万円となり、電力カット率4/8で実際に運転された場合の光熱費54.0万円と比較して低額となることが予想される。同様にして、電力カット率を2/8に変更すると、光熱費は56.0万円となることが予想され、電力カット率4/8で実際に運転された場合の光熱費より高額となる。このように、演算部206は、各種の電力カット率に変更した場合の光熱費を試算し、光熱費が最小となることが予想される電力カット率の運転パターンに決定する。すなわち、図7では、演算部206は、電力カット率が3/8の運転パターンで運転するように各熱機器140の運転パターンを決定する。
本実施例では、集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140は、8グループのいずれかに分類される。このため、集合住宅100全体では、同じ時間帯に許可時間帯となる熱機器140と禁止時間帯となる熱機器140とが存在することになる。すなわち、集合住宅100の各住戸110に設置される全ての熱機器140のヒートポンプ50が同時に動作することがない。これによって、集合住宅100全体の消費電力が大きくなることを抑制することができる。また、上記の運転パターンは、各熱機器140の制御装置180に記憶されており、いずれのグループに分類されるかは、熱機器140の製造元によって提供されるサーバ200が決定する。このため、集合住宅100全体を管理する管理装置等を別個に設置することなく、集合住宅100全体の消費電力が大きくなることを抑制することができる。なお、上記の運転パターンは、集合住宅100以外の住戸120に設置される熱機器122の制御装置180にも記憶されているが、熱機器122に対してはサーバ200が運転パターンを選択することがないため、熱機器122は上記の運転パターンに関わりなく動作する。
上述したように、集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140の運転パターンがどのグループに分類されるかは、サーバ200(詳細には、演算部206)が決定する。演算部206による分類方法については特に限定されるものではなく、上述の例のように集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140をランダムに分類してもよいし、各熱機器140の運転情報に基づいて決定してもよい。以下に、各熱機器140の運転情報に基づいて演算部206が各熱機器140の運転パターンの分類を決定する例について説明する。なお、以下の3つの変形例では、電力カット率4/8としているが、電力カット率は限定されるものではなく、いずれの電力カット率を採用してもよい。また、図8〜10は、各運転パターンと共に、各時間帯に蓄熱運転を行う(図9では蓄熱運転を開始する)熱機器140の数の分布を示している。
(変形例1)
変形例1では、各熱機器140の朝の時間帯の蓄熱運転(上述の生活サイクルにおける最初の給湯までに実行される蓄熱運転)の運転情報に基づいて、演算部206が各熱機器140の運転パターンを決定する例について説明する。
演算部206は、給湯器運転情報記憶部204に記憶される運転情報から、朝の時間帯における各熱機器140の運転情報を取得する。例えば、図8に示すように、朝の時間帯では120台の熱機器140のうち、5:00〜6:00に52台の熱機器140が蓄熱運転を実行する傾向にあり、6:00〜7:00に49台の熱機器140が蓄熱運転を実行する傾向にあることがわかる。すなわち、5:00〜7:00に熱機器140の運転が集中する傾向があることがわかる。
一方、4:00以前には2台の熱機器140のみが蓄熱運転を実行する傾向にあり、8:00以降には4台の熱機器140のみが蓄熱運転を実行する傾向にあることがわかる。また、これらの熱機器140は、運転が集中する5:00〜7:00に運転する必要が生じる可能性が低いと言える。さらに、4:00〜5:00には6台の熱機器140が蓄熱運転を実行する傾向にあり、7:00〜8:00には7台の熱機器140が蓄熱運転を実行する傾向にあることがわかる。これらの熱機器140についても、運転が集中する5:00〜7:00に運転する必要が生じる可能性が低いと言える。そこで、演算部206は、運転が集中する5:00〜7:00に運転する必要が生じる可能性が低い熱機器140を、5:00〜7:00に禁止時間帯となるパターンCに固定する。具体的には、4:00以前に蓄熱運転を実行する傾向にある2台の熱機器140と、8:00以降に蓄熱運転を実行する傾向にある4台の熱機器140をパターンCに固定する。1つのグループには全体の1/8の熱機器140(すなわち、15台の熱機器140)が分類されるため、さらに、4:00〜5:00に蓄熱運転を実行する傾向にある6台の熱機器140と、7:00〜8:00に蓄熱運転を実行する傾向にある7台の熱機器140の合計13台の熱機器140の中から9台の熱機器140を選択し、パターンCに固定する。なお、9台の熱機器140は、13台の熱機器140からランダムに選択してもよいし、13台の熱機器140の蓄熱運転の傾向をさらに詳細に分析して、例えば、運転が集中する5:00〜7:00からより遠い時間に蓄熱運転を実行する傾向にあるものを選択してもよい。このようにして、上記の15台の熱機器140をパターンCであるグループ2に分類する。
そして、グループ2に分類されていない残り105台の熱機器140について、グループ2を除く7つのグループに分類する。グループ2に分類された熱機器140については、ローテーションすることなく常にパターンCの運転パターンで運転し、残りの7つのグループに分類される熱機器140については、パターンC以外の7つの運転パターンをローテーションさせる。このように分類することによって、電力カット率4/8を維持しながら、各熱機器140のヒートポンプ50を効率良く運転することができる。したがって、一括受電を行う集合住宅100全体の電力ピーク値が高くなることを抑制すると共に、各熱機器140のヒートポンプ50を効率よく運転することができる。
(変形例2)
上記の変形例1では、朝の時間帯の熱機器140の運転情報に基づいて演算部206が各熱機器140の運転パターンを決定したが、異なる時間帯の熱機器140の運転情報に基づいて運転パターンを決定してもよい。例えば、変形例2では、夕方から夜にかけての時間帯の蓄熱運転(上述の生活サイクルにおける三度目の給湯までに実行される蓄熱運転)の運転情報に基づいて、演算部206が各熱機器140の運転パターンを決定する例について説明する。
演算部206は、給湯器運転情報記憶部204に記憶される運転情報から、夕方から夜にかけての時間帯における各熱機器140の運転情報を取得する。夕方から夜にかけての時間帯では、浴槽98への湯張り運転までに、タンク10内が満畜となるように蓄熱運転が実行される。そこで、演算部206は、各熱機器140を、湯張り運転前の蓄熱運転の開始時間が早い群(以下、前半の群ともいう)と遅い群(以下、後半の群ともいう)とに分けて、各群に適した運転パターンをローテーションするように、各熱機器140の運転パターンを決定する。
例えば、図9に示すように、17:00〜19:30の時間帯に蓄熱運転を開始する傾向にある60台の熱機器140を前半の群として、19:30〜21:30の時間帯に蓄熱運転を開始する傾向にある60台の熱機器140を後半の群とするように2つの群に分ける。そして、前半の群の熱機器140を運転する運転パターンとして4つの運転パターンを選択し、後半の群の熱機器140を運転する運転パターンとして4つの運転パターンを選択する。例えば、どの時間帯に蓄熱運転を開始する熱機器140についても、少なくとも蓄熱運転開始時間に2つ以上の運転パターンが許可時間帯となるように運転パターンを選択する。例えば、図9では、前半の群の熱機器140を運転する運転パターンとしてパターンE〜Hを選択し、後半の群の熱機器140を運転する運転パターンとしてパターンA〜Dを選択する。そして、前半の群の熱機器140については、図9においてパターンE〜Hで示されるグループ4〜7に15台ずつ分類し、パターンE〜Hをローテーションさせる。また、後半の群の熱機器140のついては、図9においてパターンA〜Dで示されるグループ0〜3に15台ずつ分類し、パターンA〜Dをローテーションさせる。このように分類することによって、電力カット率4/8を維持しながら、各熱機器140のヒートポンプ50を効率良く運転することができる。したがって、一括受電を行う集合住宅100全体の電力ピーク値が高くなることを抑制すると共に、各熱機器140のヒートポンプ50を効率よく運転することができる。
(変形例3)
上記の変形例2では、湯張り運転前の蓄熱運転の運転情報に基づいて演算部206が各熱機器140の運転パターンを決定したが、一日の最後に行われる蓄熱運転(上述の生活サイクルの最後の給湯前に行われる蓄熱運転)の運転情報に基づいて運転パターンを決定してもよい。
演算部206は、給湯器運転情報記憶部204に記憶される運転情報から、夜の時間帯における各熱機器140の運転情報を取得する。例えば、図10には、各時間帯に最後の蓄熱運転を行う熱機器140の分布が示されている。演算部206は、最後の蓄熱運転を行う時間が早い傾向にある15台の熱機器140を選択する。図10では、19:30〜21:30の時間帯に最後の蓄熱運転が行われる傾向にある15台の熱機器140が選択される。そして、演算部206は、19:30〜21:30の時間帯に最後の蓄熱運転が行われる傾向にある15台の熱機器140を、19:30〜21:30の時間帯が許可時間帯となっているパターンHであるグループ7に固定する。その後、グループ7に分類されていない残り105台の熱機器140について、グループ7を除く7つのグループに分類する。グループ7に分類された熱機器140については、ローテーションすることなく常にパターンHの運転パターンで運転し、残りの7つのグループに分類される熱機器140については、パターンH以外の7つの運転パターンをローテーションさせる。このように分類することによって、電力カット率4/8を維持しながら、各熱機器140のヒートポンプ50を効率良く運転することができる。したがって、一括受電を行う集合住宅100全体の電力ピーク値が高くなることを抑制すると共に、各熱機器140のヒートポンプ50を効率よく運転することができる。
なお、本実施例の熱機器140は、給湯用バーナ81を備えているが、このような構成に限定されない。熱機器(給湯器)がヒートポンプ50を動作することによって蓄熱運転を実施できる構成であればよく、給湯用バーナ81を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。熱機器140が給湯用バーナ81を備えていると、タンク10に貯えられた高温の給湯用水を使い切り、かつヒートポンプ50の運転が禁止されている場合であっても、給湯用バーナ81を用いて給湯を行うことができる。
また、本実施例では、集合住宅100の各住戸110に設置される熱機器140は、サーバ200によって8グループのいずれかに分類されているが、このような構成に限定されない。熱機器140が分類される数は8グループより多くてもよいし、少なくてもよい。また、本実施例では、複数の運転パターンをローテーションする場合には24時間周期で他の運転パターンに変更しているが、他のパターンに変更する周期は特に限定されない。
また、本実施例では、運転パターン記憶部182に複数の運転パターンが記憶されているが、このような構成に限定されない。複数の運転パターンは、サーバ200に記憶されていてもよい。この場合には、サーバ200(詳細には、演算部206)は、サーバ200に記憶される複数の運転パターンから各熱機器140の運転パターンを選択して、各熱機器140に選択した運転パターンを送信する。そして、熱機器140は、受信した運転パターンを運転パターン記憶部182に記憶する。このような構成であっても、サーバ200は、集合住宅100の各住戸110に設置される全ての熱機器140のヒートポンプ50が同時に動作することがないように各熱機器140の運転パターンを決定することができ、集合住宅100全体の消費電力が大きくなることを抑制することができる。
(実施例2)
実施例1では、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンに従い、ヒートポンプ50の動作を制御していたが、このような構成に限定されない。例えば、制御装置180は、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンと、利用者によって設定された禁止時間帯とに従い、ヒートポンプ50の動作を制御してもよい。以下、本実施例では、利用者が設定する禁止時間帯を「第2禁止時間帯」と称し、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンを構成する禁止時間帯を「第1禁止時間帯」と称することがある。
第2禁止時間帯は、利用者によってリモコン190(図3及び図4参照)から入力される。リモコン190に第2禁止時間帯が入力されると、制御装置180は、第2禁止時間帯にヒートポンプ50が動作しないようにヒートポンプ50を制御する。すなわち、制御装置180は、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンに関わらず、第2禁止時間帯においてヒートポンプ50が動作しないようにヒートポンプ50を制御する。また、第2禁止時間帯の前後に短い許可時間帯が発生する場合には、制御装置180は、その短い許可時間帯においてもヒートポンプ50を動作しないようにヒートポンプ50を制御する。上述したように、ヒートポンプ50の連続する動作時間が短くなると、蓄熱運転の効率が悪くなる。このため、本実施例では、1時間以上の許可時間帯が設定されない場合には、制御装置180は、1時間未満の許可時間帯においてもヒートポンプ50が動作しないようにヒートポンプ50を制御する。なお、リモコン190は、「入力部」の一例である。
図11は、図5に示される運転パターンに第2禁止時間帯を設定した場合の運転パターンの一例を示している。図11に示すように、例えば、利用者は、18:00〜19:30の間が第2禁止時間帯となるように設定する。具体的には、利用者は、第2禁止時間帯をリモコン190に入力する。第2禁止時間帯が入力されると、制御装置180は、運転パターンA〜Hの全てにおいて、18:00〜19:30の間が禁止時間帯となるようにヒートポンプ50を制御する。
例えば、パターンAでは、14:00〜16:00の間の2時間が許可時間帯となっており、16:00〜18:00の間の2時間が禁止時間帯となっている。そして、第2禁止時間帯が設定されている18:00〜19:30の間についても禁止時間帯となる。運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンでは、パターンAは18:00〜20:00の間の2時間が許可時間帯となっている(図5参照)。しかしながら、18:00〜19:30の間は第2禁止時間帯が設定されているため、パターンAが選択された場合においても、18:00〜19:30の間は禁止時間帯となる。さらに、19:30〜20:00の間もヒートポンプ50が動作されないように制御される。パターンAでは、19:30〜20:00の間は、第1禁止時間帯にも第2禁止時間帯にも該当しないため、許可時間帯となる。しかしながら、20:00〜22:00の間(ただし、図11において21:00〜22:00は図示省略)が禁止時間帯となるため、許可時間帯は19:30〜20:00の間の30分間となる。したがって、1時間未満の許可時間帯である19:30〜20:00の間もヒートポンプ50が動作されないように制御される。
パターンBにおいても、17:30〜19:30の間の許可時間帯(図5参照)のうち、第2禁止時間帯として設定される18:00〜19:30の間は禁止時間帯となる。そして、パターンBでは第1禁止時間帯にも第2禁止時間帯にも該当しない17:30〜18:00の間の30分間も、ヒートポンプ50が動作されないように制御される。なお、パターンCでは、17:00〜19:00の間の許可時間帯(図5参照)のうち、第2禁止時間帯として設定される18:00〜19:30の間は禁止時間帯となる。このため、17:00〜18:00の間の1時間が許可時間帯となる。パターンCでは、1時間未満の許可時間帯が発生しないため、17:00〜18:00の間は許可時間帯となり、ヒートポンプ50の動作を許可するようにヒートポンプ50が制御される。
本実施例では、第2禁止時間帯を入力することによって、運転パターン記憶部182に記憶される運転パターンに関わらず、ヒートポンプ50が動作しないように制御する時間帯を利用者が設定することができる。このため、利用者が消費電力を小さくすることを希望する時間帯に、蓄熱運転が実施されることを回避することができる。上述したように、蓄熱運転は、給湯の傾向に基づいて実施されるため、利用者によって蓄熱運転のタイミングを制御することができない。このため、利用者が消費電力を小さくすることを希望する時間帯であっても、給湯の傾向に基づいて蓄熱運転を実施することが必要であれば、蓄熱運転が実施される。本実施例の熱機器140は、第2禁止時間帯を入力することによって、利用者がその住戸110の消費電力を小さくしたい時間帯に蓄熱運転が実施されることを回避することができる。これによって、その住戸110の消費電力が大きくなることを抑制することができる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
1:給湯システム
4:タンクユニット
6:ヒートポンプユニット
8:熱源機ユニット
10:タンク
20:タンク水循環路
22:給湯用水循環ポンプ
24:水道水導入路
24a:第1導入路
24b:第2導入路
30:混合弁
32:水道水供給源
33:熱源機バイパス路
34:バイパス弁
36:第1給湯路
37:給湯加熱路
38:給湯栓
39:第2給湯路
40:浴槽注湯路
42:注湯電磁弁
50:ヒートポンプ
51:給湯熱交換器
52:冷媒循環路
53:暖房熱交換器
54:空気熱交換器
55:加熱装置
56:ファン
60:膨張弁
62:圧縮機
70:シスターン
72:暖房往路
73:第1暖房加熱路
74:暖房用水循環ポンプ
75:低温暖房循環路
76:高温暖房機
77:高温暖房循環路
78:低温暖房機
79:追い焚き循環路
81:給湯用バーナ
82:暖房用バーナ
83:追い焚き熱動弁
84:第2暖房加熱路
91:浴槽水循環路
96:暖房復路
97:追い焚き熱交換器
98:浴槽
99:浴槽水循環ポンプ
100:集合住宅
110:集合住宅を構成する住戸
120:集合住宅を構成しない住戸
122:住戸120に設置される給湯器(熱機器)
140:住戸110に設置される給湯器(熱機器)
180:熱機器用制御装置
182:運転パターン記憶部
190:リモコン
200:サーバ
202:給湯器識別情報記憶部
204:給湯器運転情報記憶部
206:演算部
208:通信部
300:インターネット

Claims (6)

  1. 給湯器と、
    ネットワークを介して前記給湯器と通信可能に接続されるサーバと、を備えており、
    前記給湯器は、
    水を加熱するヒートポンプと、
    前記ヒートポンプによって加熱された水を貯えるタンクと、
    前記ヒートポンプの動作を制御する制御装置と、を備えており、
    前記サーバは、前記給湯器が一括受電を行う集合住宅に設置されているか否かを判別すると共に、前記給湯器が前記集合住宅に設置されている場合に、前記ヒートポンプの運転を許可する許可時間帯と前記ヒートポンプの運転を禁止する第1禁止時間帯との組み合わせで構成される複数の運転パターンから1つの運転パターンを選択して、選択した運転パターンを当該給湯器の前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記サーバが選択した運転パターンを構成する当該第1禁止時間帯に前記ヒートポンプを運転しないように前記ヒートポンプの動作を制御する、給湯システム。
  2. 前記給湯器は、燃料の燃焼によって水を加熱する補助加熱器をさらに備える、請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記複数の運転パターンは、前記許可時間帯と前記第1禁止時間帯との比率を変更可能であり、
    前記サーバは、前記集合住宅に設置される給湯器全体の過去の電気料金及び燃料費の合計額に基づき、前記許可時間帯と第1禁止時間帯との比率を変更した場合の電気料金及び燃料費の合計額を算出し、算出された合計額が低くなるように前記許可時間帯と第1禁止時間帯との比率を決定する、請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記サーバは、前記集合住宅に設置される各給湯器の過去の使用時間帯に関する情報を取得し、取得した前記情報に基づいて各給湯器の運転パターンを選択する、請求項1〜3に記載の給湯システム。
  5. 前記給湯器は、前記ヒートポンプの運転を禁止する第2禁止時間帯を入力可能な入力部をさらに備えており、
    前記制御装置は、前記入力部に入力された前記第2禁止時間帯と選択された運転パターンを構成する前記許可時間帯とが重なった場合、前記ヒートポンプを運転しないように前記ヒートポンプの動作を制御する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の給湯システム。
  6. 前記制御装置は、前記第2禁止時間帯の前後に所定時間より短い許可時間帯が発生する場合、当該短い許可時間帯の間、前記ヒートポンプを運転しないように前記ヒートポンプの動作を制御する、請求項5に記載の給湯システム。
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