JP2019011994A - 変位測定装置、変位測定方法、及びプログラム - Google Patents

変位測定装置、変位測定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象を撮影した撮像画像を利用して、測定対象の変位を精度よく測定し、かつ変位を直感的に理解することができる変位測定装置等を提供する。【解決手段】撮像部20で撮影した測定対象の撮像画像に基づいて、測定対象を加振したときの変位を測定する変位測定装置10であり、撮像部20によって所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する画像情報取得部35と、複数の撮像画像に基づいて、測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する変位情報算出部36と、所定時間ごとの複数の測定点の変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する平滑化処理部37と、を備えて構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、変位測定装置、変位測定方法、及びプログラムに関するものである。
特許文献1,2に開示されているように、コンクリート構造物の表面を打撃した際に内部を伝播する弾性波速度を計測することで、コンクリートの強度などの物性を把握する方法が知られている。
特許文献1の弾性波速度比による床版の劣化度診断法には、弾性波速度の低下からひび割れや劣化の進行度合いを推定する方法が示されている。この文献には、衝撃弾性波を発生させる方法として、鋼製ハンマで床版を打撃する方法が記載されている。
一方、特許文献2には、橋梁やトンネルの壁面の簡単な加振方法として、火薬を目標点に向けて投てきすることで、検査員の手が容易に届かない場所であっても大きな加振力を発生させることができる方法が記載されている。
一方、特許文献3に開示されているように、橋梁や建物の壁面等の測定対象に設置した反射体(ターゲット)に向けてレーザ光を出射し、反射されてきたレーザ光を受光することで測定対象の振動やたわみを非接触で測定する変位測定装置が知られている。
また、昨今では4K高速度カメラ等、高画質で高サンプリングレートのビデオカメラの普及により、撮像された画像データを解析することで、様々な物体の多様な動作を検出する技術が開発され、この技術が建造物の変位の検出にも応用され始めている。
特開2014−149285号公報 特開2015−203572号公報 特開2017−53772号公報
しかしながら、特許文献1−3に記載の従来技術では、測定対象にセンサやターゲットを取り付ける必要があり、長大橋や斜張橋の斜材(ケーブル)などが測定対象となった場合、これらの取り付けが困難となる。一方、4K高速度カメラ等を用いた場合、ターゲット等の設置は不要となるが、画像データ量が膨大であり、そのままでは測定対象の動きを直感的に理解するのが困難となるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、測定対象を撮影した撮像画像を利用して、測定対象の変位を精度よく測定し、かつ変位を直感的に理解することができる変位測定装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の変位測定装置は、測定対象を撮影した撮像画像に基づいて、前記測定対象を加振したときの変位を測定する変位測定装置であって、所定時間ごとに連続して撮影された前記測定対象の複数の撮像画像を取得する画像情報取得部と、前記複数の撮像画像に基づいて、前記測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する変位情報算出部と、前記所定時間ごとの前記複数の測定点の前記変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する平滑化処理部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、平滑化処理された前記複数の測定点の前記変位情報に基づいて、前記測定対象の変位を時系列に表す三次元画像を生成し表示部に表示する画像生成部を、備えた構成とすることができる。また、前記平滑化処理部は、前記測定点の総数を基準とした次数によって前記変位情報を平滑化する構成とすることができる。さらには、前記測定対象が、平面視長方形状の桁の隅角部が複数の支承で支持された梁状構造物であり、前記平滑化処理部により平滑化処理された前記複数の測定点の前記変位情報に基づいて、前記支承による前記桁の支持状態を検出する支持状態検出部を、備えた構成とすることができる。
また、本発明の変位測定方法は、上述のような変位測定装置で行われる変位測定方法であって、所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する工程と、前記複数の撮像画像に基づいて、前記測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する工程と前記所定時間ごとの前記複数の測定点の前記変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する手段と、前記複数の撮像画像に基づいて、前記測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する手段と、前記所定時間ごとの前記複数の測定点の前記変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する手段として機能させるためのプログラムである。
このように構成された本発明の変位測定装置は、所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像に基づいて、測定対象の複数の測定点の変位情報を算出する。よって、高画質の複数の撮像画像から、より多くの測定点における変位情報を時系列に算出することができる。そして、算出された変位情報を、平滑化フィルタを用いて平滑化することで、測定点によって異なる変位情報のノイズを精度よく除去することができる。したがって、測定対象を撮影した撮像画像を利用して、測定対象の変位を精度よく測定し、かつ変位を直感的に理解することが可能となる。
また、平滑化処理された複数の測定点の変位情報に基づいて、測定対象の変位を時系列に表す三次元画像を生成して表示する構成であれば、測定者は測定対象の変位を、視覚によって、より直感的に理解することができる。また、測定点の総数を基準とした次数によって変位情報を平滑化する構成であれば、測定点の総数に応じた適切な平滑化が可能となり、変位をより精度よく測定し、変位をより直感的に理解することができる。
また、測定対象が、平面視長方形状の桁の隅角部が複数の支承で支持された梁状構造物である場合は、平滑化処理された複数の測定点の変位情報に基づいて、支承による桁の支持状態を検出することができる。梁状構造物の変位を精度よく測定し、かつ変位を直感的に理解できることから、三点支持状態であるなど、支承による桁の支持状態を、より精度よく検出することができ、かつ支持状態を直感的に理解することができる。
第1実施形態の変位測定装置の全体構成及び測定状況を説明するための図である。 図1に示す変位測定装置の機能を表す機能ブロック図である。 模型橋梁を衝撃加振した後の、ある時点での平滑化処理前の元の変位データをプロットして変形形状を表したグラフと、平滑化処理後の変位データをプロットして変形形状を表したグラフである。 模型橋梁を衝撃加振し、各測定点で測定された変位データに基づいて生成された変位波形の三次元画像の一例を示す図である。 平滑化処理後の変位データに基づいて生成された変位波形の三次元画像の一例を示す図である。 第1実施形態の変位測定装置で実行される変位測定方法の工程の一例を示すフローチャートである。 橋梁における三点支持状態を説明するための図である。 第1実施形態の変位測定装置で、三点支持状態の模型橋梁の変位を測定したときの三次元画像を示す図である。 第1実施形態の変位測定装置で、浮きのない健全状態の模型橋梁の変位を測定したとき三次元画像を示す図である。 第2実施形態の変位測定装置で、三点支持状態の模型橋梁の変位を測定したときの三次元画像を示す図である。 第2実施形態の変位測定装置で、浮きのない健全状態の模型橋梁の変位を測定したとき三次元画像を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の変位測定装置10の全体構成及び測定状況を説明するための図である。また、図2は、変位測定装置10の機能を表す機能ブロック図である。
本実施形態の変位測定装置10は、測定対象の振動や変形等の変位を測定する。測定対象は、橋梁の橋桁等の梁状構造物、建築物若しくは擁壁等の構造物又は地面、斜面若しくは岩盤等の地物など、変位が生じるものであればいずれの構造又は形態であってもよい。
図1では、測定対象として、橋梁1のRC桁2を例示している。このRC桁2は、平面視長方形状のコンクリート構造物であり、橋脚3,3間に架け渡されている。RC桁2は、例えば列車Tの走行等による衝撃で振動する。
また、測定対象が斜張橋の斜材(ケーブル)などの細長い物であってもよい。例えば、測定対象が斜張橋や長大橋であった場合に、変位を測定したい箇所を撮影しにくいことがある。そのような場合に、例えば斜材を撮影した撮像画像を利用することができる。
ことができる。
本実施形態の変位測定装置10は、図1に示すように、測定対象となる構造物の撮像画像を所定時間ごとに連続して撮影する撮像部20と、撮像部20から逐次入力される撮像画像に基づいて、測定対象の変位を算出する演算部30と、撮像部20及び演算部30とを接続するケーブル40と、を備えて構成される。
本実施形態では、撮像部20と演算部30とはケーブル40を介して撮像画像等を送受信しているが、これに限定されるものではない。例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信や、WiFi(登録商標)等の無線LAN通信を利用して画像データを送受信する構成とすることもできる。
撮像部20は、構造物の被写体像を形成する撮像光学系と、この被写体像を電気信号に変換して出力するCCDやCMOS等の撮像素子と、などを備えて構成される。撮像部20としては、構造物の撮像画像を、所定時間ごとに連続して撮影し、画像データとして出力することができれば、特に限定されるものではないが、精度よく変位を測定するために、高画質で高サンプリングレートのデジタルビデオカメラを使用することが望ましい。より具体的には、解像度が720×480以上で、サンプリング周波数(フレームレート周波数)が60Hz以上のデジタルビデオカメラなどを使用することが望ましい。本実施形態では、解像度が1,920×600で、サンプリング周波数120Hzの高解像度で高サンプリングレートのデジタルビデオカメラを使用している。
撮像部20で撮影される撮像画像は、所定時間ごとに連続して撮影された静止画像であってもよいし、動画像のフレーム画像であってもよい。
撮像部20は、測定者に保持されて撮影が行われるものでもよいが、本実施形態では、図1に示すように、撮像部20を三脚部21によって支持し、地面等に固定した状態で撮影を行うことで、ブレ等を抑制している。なお、撮像部20をドローン等の小型無人航空機等に搭載して、空中から構造物等の測定対象を撮影する構成とすることもでき、測定者が近づきにくい斜張橋や長大橋等でも容易に撮影することができる。
演算部30としては、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部31と、キーボードやマウス等の操作部32を備え、CPU、RAM、ROM等を内蔵したパーソナルコンピュータ(PC)を使用することができる。PCとしては、デスクトップ型PCを使用してもよいが、軽量で携帯性に優れることから、本実施形態では、ノート型PCを使用している。
図2に示すように、演算部30は、変位測定装置10全体の動作を制御する制御部(CPU)33と、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD等からなり各種プログラムやデータを記憶する記憶部34と、などを備えている。制御部33は、記憶部34に記憶されたプログラムに従って、変位測定装置10全体を制御する。また、制御部33は、記憶部34に記憶された変位測定プログラムに従って、変位測定方法を実行する。すなわち、制御部33は、画像情報取得部35、変位情報算出部36、平滑化処理部37、表示画像生成部38としても機能する。
画像情報取得部35は、撮像部20から入力される測定対象の撮像画像の画像データを取得する。このとき、画像情報取得部35は、取得した画像データに対して、必要な画像処理や加工(例えば、座標変換、コントラスト調整、色変換、明るさ調整、フィルタ処理等)を施す。取得した画像データは、記憶部34に記憶されて、変位情報算出部36に受け渡される。なお、記憶部34への記憶は、揮発メモリに一時的に記憶されるものであってもよいし、不揮発メモリに記憶されるものであってもよい。以降で説明する変位データや表示画像データ等についても同様である。
変位情報算出部36は、画像情報取得部35で取得した所定時間ごとの複数の画像データについて、適宜の画像解析ツールを用いて、画像データごとに、測定対象の複数の測定点の、予め決められた所定の基準位置からの変位情報(変位データ)を算出する。これにより、複数の測定点の変位データを時系列に取得することができる。つまり、変位データは、空間方向(測定点の位置の方向)と時間方向(撮影の時間軸方向)とを有する時空間データとして表される。算出された変位データは、記憶部34に記憶されて平滑化処理部37に受け渡される。
より精度よく変位を測定するために、例えば、RC桁2の長手方向の多数の箇所を、測定点とすることが望ましい。より具体的には、測定点を100点よりも多くすることが望ましく、200点以上とすることがより望ましく、いわゆる大規模多点の変位データを測定することが望ましい。高画質で高サンプリングレートの撮像部20で撮影した撮像画像を用いることによって、このような大規模多点での変位データを取得することができる。この大規模多点での変位データに基づいて、より精度よく変位を測定することができる。
ここで、橋梁のような梁状測定対象の振動形状は、橋梁全体を剛体とした平進・回転成分とサイン波で表わされる梁の曲げ成分により説明することができる。しかしながら、大規模多点での変位データにおいては、各測定点でノイズ及び測定精度が異なるため、取得された変位データから上述のような各成分を読み取ることは困難である。また、時系列に得られた大規模多点の変位データのデータ量は膨大であり、測定結果を二次元プロットしただけでは測定対象の動きを直感的に理解することが困難である。
このことを鑑みて、発明者は、「梁状構造物において線路方向の変位形状は連続であり、近接した任意の二点の変位はどの時点においても大きく異ならない。」という性質に着目し、変位データを、時間方向ではなく、空間方向に平滑化することに想到した。これにより、ノイズを精度よく除去するとともに、測定対象の動きを直感的に理解できるようにしようとするものである。
そこで、平滑化処理部37は、変位情報算出部36で算出した変位データに基づいて、所定時間ごとの複数の測定点の変位データを平滑化フィルタにより平滑化する。この平滑化処理によって、各測定点で異なるノイズを精度よく除去することができる。平滑化フィルタによる平滑化の方法としては、特に限定されることはないが、移動平均フィルタによる移動平均フィルタ処理、メディアンフィルタを用いたメディアンフィルタ処理が好適である。
なお、時空間データである変位データは、空間方向と時間方向は独立している。そのため、通常の二次元移動平均フィルタやメディアンフィルタではなく、空間的な移動平均フィルタやメディアンフィルタを用いて、空間方向にのみ平滑化処理を行う。
また、平滑化処理では、測定点の総数を基準とした次数によって変位データを平滑化することが望ましい。例えば、測定点が100点より多く200点より少ないときは、測定点の総数の10分の1を次数とし、10分の1次の移動平均フィルタや、10分の1次のメディアンフィルタを用いて平滑化処理を行うことが望ましい。また、測定点の総数が200点以上であるときには、次数を20とし、20次の移動平均フィルタや、20次のメディアンフィルタを用いて平滑化処理を行うことが望ましい。これは、梁状構造物であるRC桁2の変位が不連続に変化しないこと、変形形状は概ね三次の曲げ変形程度までで表現できることを根拠としている。
表示画像生成部38は、平滑化処理された複数の測定点の変位データに基づいて、測定対象の変位を時系列に表す三次元画像を生成し、表示部31に表示する(例えば図5、図8−図11参照)。
次に、本実施形態の変位測定装置10で行われる変位測定方法について、図6のフローチャートに基づき説明する。変位測定を行うに際して、まず、図1に示すように、測定対象である橋梁1のRC桁2の全体像を撮像部20で撮影できる位置に、変位測定装置10を設置する。その後、演算部30を起動して、操作部32を操作すること等により、変位測定プログラムを起動するとともに、撮像部20を起動してRC桁2の撮影を開始する。ここでは、動画像を撮影するものとする。
そして、衝撃加振によってRC桁2が振動する様子を、撮像部20で撮影する。この衝撃加振は、例えば列車Tの走行等によるものであってもよいが、ハンマ等によってRC桁2を叩くことによるものであってもよい。撮影画像の画像データが撮像部20から演算部30に出力されることで、変位測定処理が開始される。この画像データの出力は、動画像の撮影に対応してリアルタイムに行われるものであってもよいし、予め決められた時間の動画像の撮影が完了した後に、一括出力するものであってもよい。
図6に示すように、変位測定処理では、まず、ステップS1で、画像情報取得部35が、撮像部20からの動画像の画像データ(フレーム画像データ)を取得し、必要な画像処理や加工処理を施す。次のステップS2では、変位情報算出部36が、ステップS1で取得した画像データに基づいて、画像解析によってフレームごとに、予め決められた複数の測定点における変位データを算出し、記憶部34に記憶する。
次のステップS3では、平滑化処理部37が、ステップS2で算出された複数の測定点での時系列の変位データ(大規模多点変位データ)を、行数を時間、列数を空間とした行列として記憶部34から読み込む。読み込んだ変位データの行数Nと列数Mとを算出する。動画像の場合は、フレーム画像のフレーム数を、行数Nとすることができる。また、測定点の総数を、空間の列数Mとすることができる。その後、ステップS4へと進む。
このステップS4では、列数Mの数に基づいて平滑化を行うか否かを決定し、かつ平滑化のための次数を決定するため、列数Mが100以下か判定する。列数Mが100以下(ステップS4の判定がYES)の場合は、平滑化を行わずにステップS17へと進む。
一方、列数Mが100より多い(ステップS4の判定がNO)場合は、平滑化のための次数を設定すべく、ステップS5へと進む。このステップS5では、列数Mが200以上か判定し、200以上(ステップS5の判定がYES)の場合は、ステップS6へと進み、平滑化の次数を20に設定する。これに対して、列数Mが200未満(ステップS5の判定がNO)の場合は、ステップS7へと進み、平滑化の次数を列数Mの10分の1に設定する。次数を設定したら、ステップS8へと進む。
このステップS8では、行数カウンタnに1を設定する。この行数カウンタnは、時空間データである変位データを、時間(フレーム)ごと、つまり第n行ごとに平滑化処理を行うためのカウンタで、現在処理中の行数(時間)を表す。
次に、ステップS9へと進み、列数カウンタmに1を設定する。この列数カウンタは、第n行の時間における各測定点での変位データを、次数に応じて順次平滑化処理を行うためのカウンタであり、現在処理中の列数(測定点)を表す。
その後、ステップS10へと進むと、平滑化処理部37が、ステップS6又はS7で設定した次数に従って、移動平均フィルタ又はメディアンフィルタを用いて第n行の時間での変位データの平滑化処理を行う。
次いで、ステップS11へと進み、列数カウンタm=Mか、すなわち第n行のすべての測定点での変位データを用いて平滑化処理が終了したか否か判定する。m<M(ステップS11の判定がNO)の場合は、すべての測定点を用いた平滑化処理が終了していないため、ステップS12へと進んで列数カウンタmをカウントアップし(m=m+1)、ステップS10に戻って、変位データの平滑化処理を続行する。
そして、m=M(ステップS11の判定がYES)となり、当該第n行のすべての測定点での変位データを用いた平滑化処理が終了したら、ステップS13へと進む。
移動平均フィルタ処理の効果を証明すべく、図3に、ある時点での平滑化処理前の元の変位データをプロットして変形形状を表したグラフと、平滑化処理後の変位データをプロットして変形形状を表したグラフを示す。図3のグラフは、図1のような実物の橋梁1ではなく、一本のRC桁が橋脚によって支持された模型橋梁を使用し、RC桁の中央をハンマで叩いて衝撃加振させ、変位測定装置10で変位を測定して得たものである。平滑化処理には、20次の移動平均フィルタを用いた。この図3から解るように、平滑化処理前の変形形状のグラフに比べて、平滑化処理の変形形状のグラフでは、当該時点における剛体平進・回転成分及び曲げ変形成分を、より直感的に理解することができる。
次に、ステップS13では、行数カウンタn=Nか、すなわちすべての行(時間)の変位データの平滑化処理が終了したか否か判定する。n<N(ステップS13の判定がNO)の場合は、すべての行での平滑処理が終了していないため、ステップS14へと進む。このステップS14で行数カウンタnをカウントアップした後(n=n+1)、ステップS9に戻って、行数カウンタmに1を設定して初期化し、ステップS10へと進んで次の第n行の時間における変位データの平滑化処理を続行する。
一方、n=N(ステップS13の判定がYES)となり、すべての時間での変位データの平滑化処理が終了したら、ステップS15の三次元画像の生成処理へと進む。
このステップS15では、表示画像生成部38が、平滑化処理後の変位データを、時間軸、空間軸及び変位軸の3次元空間に曲面としてプロットし、表示部31へ表示する三次元画像を生成する。このとき、表示画像生成部38は平滑化処理後の変位データに基づいて曲面を計算する。また、変位の大きさにより表示カラーを変化させてグラデーション化することで、視認性を向上させることができる。また、曲面を半透明化することで、グラフの重なっている部分の可視性を向上させることができる。このような三次元画像では、変位の直感的な理解を促進させることができる。
その後、ステップS16へと進み、表示画像生成部38は、ステップS14で生成した三次元画像を表示部31に表示する。
なお、先のステップS4で、列数Mが100以下と判定され、平滑化処理を行わずにステップS17へと進んだ場合は、表示画像生成部38は、平滑化処理前の元の変位データを三次元プロットして三次元画像を生成する。この場合も、グラデーション化や半透明化を施すことで、視認性を向上させることができる。その後、ステップS16へと進み、表示画像生成部38は、ステップS17で生成した三次元画像を表示部31に表示する。
このように本実施形態では列数Mが100以下の場合でも三次元画像を生成して表示しているが、これに限定されることはない。ステップS17を設けずに、列数Mが100以下の場合は、直ちに変位測定処理を終了してもよい。
以上で、変位測定装置10による変位測定処理が完了する。測定者は、大規模多点の変位データ(ビックデータ)に基づいて生成された三次元画像を視認することで、剛体平進・回転変形、曲げ変形といった梁状構造物の変形形状と、時間的な振動性状を直感的に理解することが可能となる。
図5に、平滑化処理後の変位データに基づいて生成された変位波形の三次元画像の一例を示す。また、参考として、図4に、平滑処理前の元の変位データに基づいて生成された三次元画像の一例を示す。図4、図5の三次元画像も、本実施形態の変位測定装置10で測定した模型橋梁の変位データに基づいて生成されたものである。
図4、図5中の「Disp」は変位を表し、「Frame num.」はフレームNo、すなわち時間を表し、「Measurement points」は測定点、すなわち空間を表す。また、三次元画像中の「Excitation」は、ハンマにより衝撃加振した位置と時点を表す。後述の図8−図11の三次元画像においても同様である。
平滑処理後の変位データに基づく図5の三次元画像によれば、衝撃加振後に1次曲げ変形と剛体平進による振動が励起され、曲げ変形はすぐに減衰し、剛体平進振動も徐々に減衰していく様子を直感的に理解することができる。
これに対して、平滑化処理前の元の変位データに基づく図4の三次元画像においては、衝撃加振後に徐々に振動が減衰していく様子は確認できるが、ノイズにより変形成分までを捉えることはできないことが解る。
なお、三次元画像の表示方向が図4、図5に示されるものに限定されることはなく、異なる表示方向の三次元画像を生成することもできる。また、測定者が操作部32等を操作して、三次元画像を表示部31内で回転させ、測定者が三次元画像の表示方向を任意に変化させることができる構成とすることもできる。いずれの場合でも、変形状態等に応じて、測定者が見易い表示方向で三次元画像を表示することが望ましい。
以上説明したように、第1実施形態の変位測定装置10、変位測定方法及びプログラムでは、測定対象の変位を精度よく測定でき、かつ、測定対象の変位を直感的に理解することができる。また、この高精度な測定結果を活用することで、測定対象の損傷検知や状態評価を精度よく行うことが可能となる。以下では、本実施形態の変位測定装置10を用いて橋梁1の変位を測定し、その測定結果を利用して支承状態を検出(評価)する具体例について説明する。
(支承状態の検出例)
図7を用いて、三点支持状態について説明する。図7に示す橋脚1は、平面視長方形状のRC桁2の隅角部2a−2dが、一対の橋脚3a,3b上の4つの支承4a−4dで支持されている。
このような4点の支承4a−4dで支持されるRC桁2の場合、橋脚3a,3bの沈下や偏心により、ある一つの支承4a−4dでの支持部のみが浮いてしまう三点支持状態になることがある。図7では、一方の橋脚3aの沈下や偏心により傾斜した例を示している。この状態の橋梁1では、列車Tの通過によって支承4bと支承4cに過大な荷重が作用し、支承4dに作用する荷重は小さくなり、支承4a側ではRC桁2の隅角部2aが浮いた状態となり、三点支持状態となる。
この三点支持状態になると、列車Tの通過とともに支承4aとRC桁2とが衝突を繰り返す現象が生じる。一般的には支承4の「バタつき」と言われ、支承部の代表的な異常として知られている。この三点支持状態を放置すると、支承部の損傷や異常を招く結果となる。また、三点支持となっている場合でも見かけ上は浮きが確認できない場合もあり、損傷が生じてから三点支持状態であったことがわかる場合が多い。損傷等を抑制するためには、支承状態の異常を、速やかに、かつ精度よく検出することが肝要である。
本実施形態の変位測定装置10によって、支承状態の異常等を、速やかに、かつ精度よく検出するこができることを検証するため、三点支持状態の模型橋梁と、浮きのない健全状態の模型橋梁とを衝撃加振して変位を測定した。そして、平滑化処理後の変位データに基づいてそれぞれの三次元画像を生成し、表示部31に表示した。変位測定手順は、上記で図6のフローチャートを用いて説明したとおりである。
図8に、三点支持状態の模型橋梁の変位を測定したときの三次元画像を示し、図9に、浮きのない健全状態の模型橋梁の変位を測定したとき三次元画像を示す。
図8の三次元画像によれば、三点支持状態で浮きがある場合には、衝撃加振により支承反力が生じないことが解る。これに対して、図9の三次元画像によれば、浮きのない健全な支承状態では、支承反力により衝撃加振直後に上側振幅が生じることが解る。
また、支承反力の不釣り合いにより衝撃加振直後の橋梁では剛体平進とともに剛体回転成分が卓越するため、浮きがある三点支持状態では、図8に示すように、小刻みな衝突と反発とが繰り返される。
図8、図9の結果から、浮きのない健全な支承状態で1波振動する間に、浮きのある三点支持状態では2波振動することが解る。また、浮きがない健全な場合には、図9に示すように、左右の平均支承変位はほぼ一致し、衝撃加振直後の上側振幅の継続時間も概ね一致する。なお、剛体回転成分は2波程度ですぐに減衰してしまうため、加振直後の波形を用いることが望ましい。
以上説明したように、本実施形態では、測定対象の変位を精度よく測定できることから、その測定結果(三次元画像等)を分析することで、各振動成分の卓越度合いにより、測定対象が健全であるか否かを精度よく判断することができる。また、異常の場合は、異常が発生した箇所がどこであるかを精度よく判断することができる。また、模型橋梁等を用いて、予め様々な状態の変位を測定しておき、各状態での波形の特徴を予め把握しておけば、これらと、実際の測定対象を衝撃加振したときの変位の測定結果とを比較することで、当該測定対象の状態を迅速かつ精度よく評価することができる。
また、測定対象の局所的な損傷は、曲げ変形の曲率に表れることが知られている。そのため、本実施形態の変位測定装置10等を用いて変位を測定することで、曲げ変形に基づく損傷位置の同定が可能となる。また、本実施形態では、ビッグデータを用いて精度よく変位を測定することができるため、梁状構造物の大規模な数値解析モデルの検証にも応用することができる。
次に、本実施形態の作用を説明する。本実施形態の変位測定装置10は、撮像部20によって所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の画像データ(撮像画像)を取得する画像情報取得部35と、複数の画像データに基づいて、測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位データ(変位情報)を時系列に算出する変位情報算出部36と、所定時間ごとに複数の測定点の変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する平滑化処理部37と、を備えている。
また、本実施形態の変位測定方法は、本実施形態の変位測定装置10で行われ、撮像部20によって所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する工程と、複数の撮像画像に基づいて、測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する工程と、所定時間ごとの複数の測定点の変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する工程と、を有している。
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する手段と、複数の撮像画像に基づいて、測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する手段と、所定時間における複数の測定点の変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する手段として機能させるためのプログラムである。
したがって、本実施形態では、撮像部20での撮像画像を利用することで、従来のようなターゲットが不要となるとともに、多くの測定点での変位データを取得することができる。特に、高画質で高サンプリングレートの撮像部20を使用することで、大規模多点の変位データ(いわゆるビッグデータ)を取得することができる。この膨大な変位データであっても、平滑化処理によって、各測定点で異なる変位データのノイズを精度よく除去することができる。したがって、平滑化処理された変位データに基づいて、測定対象の変位を精度よく測定することができる。そのため、剛体平進・回転、及び曲げ変形といった梁状構造物の変形形状、時間的な振動性状など、測定対象の変位を直感的に理解することが可能な変位測定装置10、変位測定方法及びプログラムを提供することができる。
また、本実施形態では、平滑化処理された複数の測定点の変位データに基づいて、測定対象の変位を時系列に表す三次元画像を生成し表示部31に表示する表示画像生成部38を備えた構成となっている。この三次元画像によって、測定者が変位デーを視覚的に理解し易くなり、測定対象の変位をより直感的に理解することができる。
また、本実施形態では、平滑化処理部37は、測定点の総数を基準とした次数によって変位データを平滑化する構成となっている。これにより、測定点の総数に応じた適切な平滑化処理が可能となり、測定対象の変位をより直感的に理解することができる。
また、本実施形態では、平面視長方形状のRC桁2の隅角部2a−2dが複数の支承4a−4bで支持された梁状構造物(橋梁1)の変形を測定するものとし、平滑化処理部37により平滑化処理された複数の測定点の変位データに基づいて、支承4a−4bによるRC桁2前記桁の支持状態を検出する支持状態検出部39を備えた構成とすることもできる。この構成により、支承4a−4bによる支持状態を、精度よく検出することができ、かつ支承状態を直感的に理解することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の変位測定装置10について、図面に基づいて説明する。第2実施形態の変位測定装置10は、制御部33に、図2に点線で示した支持状態検出部39を設けたこと以外は、図1、図2に示す第1実施形態の変位測定装置10と同様の基本構成を備えている。そのため、以下では主に第1実施形態とは異なる構成について説明し、第1実施形態と同様の構成には同様の符号を付して、詳細な説明は省略する。
第2実施形態の変位測定装置10は、撮像部20と、表示部31、操作部32、制御部33及び記憶部34を主に備えた演算部30と、がケーブル40によって接続されている。制御部33は、図2に示すように、画像情報取得部35、変位情報算出部36、平滑化処理部37、表示画像生成部38、及び支持状態検出部39を備えて構成されている。支持状態検出部39は、平滑化処理部37により平滑化処理された複数の測定点の変位データに基づいて、支承4によるRC桁2の支持状態を検出する。
上記第1実施形態では、変位の測定結果(三次元画像)に基づいて、測定者が支承状態を評価していた。これに対して、第2実施形態の変位測定装置10では、支持状態検出部39によって、自動で支承による支持状態を検出する構成となっている。
なお、本実施形態の支持状態検出部39は、剛体回転成分の卓越度を用いて支持状態を検出しているが、これに限定されるものではなく、他の手法によって支持状態を検出することもできる。
支持状態の検出手順を説明すると、まず、第1実施形態と同様に、RC桁2を衝撃加振して、撮像部20によって動画像を撮影する。そして、撮像部20で撮影した動画像の画像データを画像情報取得部35が取得し、この画像データに基づいて、変位情報算出部36が、各測定点における変位データを時系列で算出する。この変位データに基づいて、平滑化処理部37が平滑化処理を実行する。
次に、支持状態検出部39は、平滑化処理後の大規模多点の変位データに基づいて、衝撃加振直後の最大振幅記録時点の変形を抽出する。この最大振幅記録時点の変形形状に対して、一次関数(傾きと切片)を算出する。支持状態検出部39は、算出した一次関数の両支点部での振幅に一定以上の差がある場合には、振幅が小さい方に浮きがあると判定する。浮きの判定に用いる両支点部での振幅の差の例として、例えば2倍がある。
そして、表示画像生成部38は、大規模多点の変位データに基づいて三次元画像を生成するとともに、その三次元画像中に一次関数を表す線分を重畳して、表示部31に表示する。このとき、「浮きあり(三点支持状態)」、「健全状態」等の文字列表示部31に三次元画像とともに表示してもよい。測定者は、表示部31に表示された三次元画像を視認するだけで、測定対象の変形形状や振動形状だけでなく、支持状態が健全であるか否かを、直感的に理解することができる。
図10に、三点支持状態の模型橋梁の変位を測定したときの三次元画像を示し、図11に、浮きのない健全状態の模型橋梁の変位を測定したとき三次元画像を示す。
図10の三次元画像によれば、支承部に浮きがある場合には、衝撃加振の直後に橋梁1の剛体平進とともに剛体回転成分が卓越する。その結果、衝撃加振直後に最大変位を記録した時点において橋梁1の剛体回転成分が大きくなる。本実施形態のように、変形形状の一次関数を求めることで、この傾向をより明確化し、ノイズのよる誤差の影響を低減することができる。
なお、図11の三次元画像によれば、浮きがない場合には回転成分はほとんど励起されないため、最大変位を記録した時点の両支点部の振幅値は、概ね同じ値(0.75〜1.2)程度となることが解る。
なお、本実施形態では、算出した一次関数に基づいて、浮きがあるか否か等を判定しているが、これに限定されるものではない。支持状態検出部39は、判定までを行わずに、一次関数の算出までを行い、一次関数の線分が重畳された三次元画像を、測定者が視認することで、測定者自身が中に浮きがあるか否か等を判定するものであってもよい。
以上、第2実施形態の変位測定装置10、変位測定方法及びプログラムによっても、第1実施形態と同様に、測定対象の変位を精度よく測定することができるため、その測定結果に基づいて、支承状態等を精度よく検出することができる。しかも、変位測定装置10によって自動で支承状態を検出するため、その検出結果を視認することで、測定者は支承状態を直感的に理解することができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、変位測定装置10が撮像部20を備え、この撮像部20で撮影した撮像画像が演算部30に逐次入力される構成となっているが、この構成に限定されるものではない。演算部30が撮像画像を取得できればよく、例えば、撮像部20で撮影した撮像画像を撮像部20の記憶部に記録しておき、演算部30にすべての撮影画像のデータを転送する構成とすることもできる。また、現場で撮影した撮像画像を、インターネット等の通信回線を通じてダウンロードしたり、USBメモリやSDメモリカード等からインストールしたりする構成とすることもできる。
また、演算部30がPCに限定されることはなく、大規模な多点変位データを処理する能力を備えていれば、タブレット端末や、スマートフォン等の携帯端末を使用することもできる。
また、上記各実施形態では、図7に示すように、4点の支承4によって支持されたRC桁2を、支承状態の検出対象としているが、検出対象が図7の例に限定されるものではない。例えば5点以上の支承4によって支持されたRC桁2などでも、上記各実施形態の変位測定装置10、変位測定方法及びプログラムによって、精度よく支承状態を検出することができる。
1 橋梁(測定対象)
2 RC桁(測定対象)
2a−2d 隅角部
4a−4d 支承
10 変位測定装置
20 撮像部
31 表示部
33 制御部
35 画像情報取得部
36 変位情報算出部
37 平滑化処理部
38 表示画像生成部
39 支持状態検出部

Claims (6)

  1. 測定対象の撮像画像に基づいて、前記測定対象を加振したときの変位を測定する変位測定装置であって、
    所定時間ごとに連続して撮影された前記測定対象の複数の撮像画像を取得する画像情報取得部と、
    前記複数の撮像画像に基づいて、前記測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する変位情報算出部と、
    前記所定時間ごとの前記複数の測定点の前記変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する平滑化処理部と、を備えたことを特徴とする変位測定装置。
  2. 平滑化処理された前記複数の測定点の前記変位情報に基づいて、前記測定対象の変位を時系列に表す三次元画像を生成し表示部に表示する表示画像生成部を、備えたことを特徴とする請求項1に記載の変位測定装置。
  3. 前記平滑化処理部は、前記測定点の総数を基準とした次数によって前記変位情報を平滑化することを特徴とする請求項1または2に記載の変位測定装置。
  4. 前記測定対象が、平面視長方形状の桁の隅角部が複数の支承で支持された梁状構造物であり、
    前記平滑化処理部により平滑化処理された前記複数の測定点の前記変位情報に基づいて、前記支承による前記桁の支持状態を検出する支持状態検出部を、備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の変位測定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の変位測定装置で行われる変位測定方法であって、
    所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する工程と、
    前記複数の撮像画像に基づいて、前記測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する工程と、
    前記所定時間ごとの前記複数の測定点の前記変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する工程と、を有することを特徴とする変位測定方法。
  6. コンピュータを、
    所定時間ごとに連続して撮影された測定対象の複数の撮像画像を取得する手段と、
    前記複数の撮像画像に基づいて、前記測定対象の複数の測定点の基準位置からの変位情報を時系列に算出する手段と、
    前記所定時間ごとの前記複数の測定点の前記変位情報を平滑化フィルタにより平滑化する手段として機能させるためのプログラム。
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