JP2019012332A - 料金収受システムおよびレーン監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レーンを撮影するカメラの台数を削減できる料金収受システムおよびレーン監視方法を提供する。【解決手段】 実施形態によれば、料金収受システムは、カメラと映像記憶装置と不正監視部とを有する。カメラは、前記レーンに進入する車両の前方の画像を含む前方映像と前記レーンから退出する車両の後方の画像を含む後方映像とを撮影する。映像記憶装置は、前記カメラが撮影した前記前方映像と前記後方映像とを記憶する。不正監視部は、前記レーンを不正通行する車両が検出された場合、前記不正通行する車両の前方映像と前記不正通行する車両の後方映像とを含む不正情報を記憶する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、料金収受システムおよびレーン監視方法に関する。
従来、有料高速道路の料金所等に設置される料金収受システムは、通行する車両およびレーンの状態などを監視するために複数のカメラが設置される。たとえば、特許文献1では、通行する車両の前方の画像を撮影する第1のカメラと車両の後方の画像を撮影する第2のカメラとを有する料金収受システムが開示されている。また、一般に運用されている料金収受システムでは、車両の前方および後方を撮影するカメラ以外にも、レーン監視、不正監視、車種判別などの各種の目的に応じて複数のカメラが設置されることが多い。
特開2009−151379号公報 特開2002−77888号公報 特開2004−318199号公報
上記のように、従来の料金収受システムでは、様々な目的に応じて複数のカメラが設置される。しかしながら、都市の高速道路などでは、カメラを設置できるスペースが限定され、多数のカメラを設置することが難しいことがある。また、多数のカメラを設置すると、コストが高くなるという問題もある。このため、料金収受システムでは、カメラの設置台数を削減することが求められている。
本発明は、上記課題を解決するものであり、レーンを撮影するカメラの台数を削減できる料金収受システムおよびレーン監視方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、料金収受システムは、カメラと映像記憶装置と不正監視部とを有する。カメラは、前記レーンに進入する車両の前方の画像を含む前方映像と前記レーンから退出する車両の後方の画像を含む後方映像とを撮影する。映像記憶装置は、前記カメラが撮影した前記前方映像と前記後方映像とを記憶する。不正監視部は、前記レーンを不正通行する車両が検出された場合、前記不正通行する車両の前方映像と前記不正通行する車両の後方映像とを含む不正情報を記憶する。
図1は、実施形態に係る料金収受システムの構成例を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る料金収受システムの制御系の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る料金収受システムにおけるカメラの構成例を示す図である。 図4(a)および図4(b)は、実施形態に係る料金収受システムにおけるカメラが撮像する映像の例を示す図である。 図5は、従来の料金収受システムにおける複数のカメラの設置例を示す図である。 図6は、実施形態に係る料金収受システムにおける集約カメラ制御部の構成例を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る料金収受システムにおける不正監視処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る料金収受システムは、有料道路の料金所等において、車両の通行を制御しつつ、料金を収受するシステムである。例えば、料金収受システムは、有料道路の料金所の車線を通行する車両に搭載された車載器と無線通信することにより料金を収受する。また、料金収受システムは、車両が通行する車線に設けたバーの開閉、および、車線の脇に設けられた路側表示器による案内表示などによって車両の通行を制御する。
図1は、実施形態に係る料金収受システムが設置される料金所における構成例を模式的に示す斜視図である。図1は、料金所における1つのレーン1に対して配置される料金収受システムを構成する各機器の構成例を示す。図2は、実施形態に係る料金収受システムにおける各機器間の接続例を示すブロック図である。
レーン1は、アイランド2、3により形成され、車両が所定方向を通行するように設計される。レーン1は、搭載される車載器との無線通信により料金を決済する車両(ETC車両と称する)と人的な操作によって料金を決済する車両(一般車両と称する)とが通行可能なETC/一般が混在する運用であるものとする。なお、料金所は、複数のレーンを有するものであって良い。料金所に設置される各レーンは、何れか一方又は両方がETC車両のみの通行を許可するETC専用レーンであっても良い。
図1に示す例において、レーン1には、車両検知器S1、S2、S4、発進制御機5、路側表示器6、インターフェース(I/F)集約部7、ブース8、無線装置9およびカメラ10などの機器が配置される。また、図2に示すように、車両検知器S1、S2、S4、発進制御機5、路側表示器6、無線装置9、カメラ10、および、ブース8内に配置される機器(たとえばブース内表示器12)などの各機器は、インターフェース集約部7を介して車線制御装置20に通信接続される。
車両検知器S1、S2、S4は、レーン1内の車両を検知する。車両検知器S1は、レーン(車線)内へ進入してきた車両を検知する。車両検知器S2は、レーンに進入した車両が無線通信による料金収受処理が可能なETC車両として取扱できるかを判定するタイミングを検知する。なお、車両検知器S2で検知されるまでにETC車両と認識されなかった車両に対しては、発券装置にて通行券の発券を行うようにしても良い。ETC車両と認識されなかった車両に対して、通行券を発券した場合、当該車両のドライバーが通行券を受け取り、出口の料金所では通行券を用いて料金収受を行う。車両検知器S4は、レーン1から退出する車両を検知する。
発進制御機5は、レーン1の出口側(たとえば、車両検知器S4の検知位置付近)に設置されるバー5aを開閉させる。発進制御機5は、車線制御装置20からの制御信号に応じてバー5aを開閉することによりレーン1の通過(レーン1からの退出)を制御する。バー5aは、閉鎖した状態において車両の通過を物理的に阻止し、開放した状態において車両の通過を許可する。
路側表示器6は、レーン1内の車両に乗車している人に対する案内などの情報を表示する。路側表示器6は、レーン1内の車両に対して、料金収受の結果、又は通行の可否などの案内を表示する。また、路側表示器6は、レーンを走行する車両の運転手に対し、徐行、停止、発進などの走行案内を案内(表示)しても良い。
I/F集約部7は、レーン1に対応する各路側の機器と車線制御装置(車線サーバ)4とが通信するためのインターフェースである。例えば、I/F集約部7は、アイランド2に配置され、対応するレーン1用の各機器と通信するためのインターフェースを集約したものである。
ブース8には、係員又は車両の搭乗者による操作(手動操作)で料金収受を行うための機器が設置される。図1に示す構成例において、ブース8には、レーン1に対して設けれ、手動操作によって料金収受を行なう料金収受機(料金所機器)が配置される。また、ブース8内には、ブース内表示器12、監視制御盤、収受器、および、カードリーダライタなどの機器が配置される。これらのブース8内の機器についても、I/F集約部7を介して車線制御装置20に通信接続される。なお、レーン1がETC専用レーンである場合、ブース8は設けなくて良い。
無線装置9は、通信制御部および通信用のアンテナなどを備え、車両に搭載される車載器との無線通信を行う。無線装置9は、設置されたレーン内の車両に搭載された車載器と無線通信する。無線装置9は、対応するレーン内のみを通信範囲とする狭域無線通信(DSRC)を利用した無線通信によって、他のレーンを通行する車両の車載器とは通信しないように構成される。
カメラ10は、レーン1内の映像を撮影する。カメラ10は、レーン1に進入する車両を前方から撮影する前方映像とレーン1から退出する車両を後方から撮影する後方映像とを含む映像を撮影する。図1に示す例では、カメラ10が前方映像として撮影する領域を第1の撮影領域R1とし、後方映像として撮影する領域を第2の撮影領域R2とする。すなわち、カメラ10は、図1に示すような第1の撮影領域R1と第2の撮影領域R2とが撮影できるように構成される。
たとえば、第1の撮影領域R1は、車両検知器S1の検知位置を含む領域であり、カメラ10は、車両検知器S1の検知位置を通過する車両Mの前側に設置されるナンバープレートを含む前方映像が撮影できるように設定される。また、カメラ10は、第2の撮影領域は、車両検知器S4の検知位置を含む領域であり、カメラ10は、車両検知器S4の検知位置を通過する車両Mの後側に設置されるナンバープレートを含む後方映像が撮影できるように設定される。
集約カメラ制御部11は、カメラ10が撮影する映像(前方映像と後方映像とを含む映像)を処理する。集約カメラ制御部11は、映像制御部30、不正監視部40、ナンバープレート読取部50、および、車種判別部60を有する。映像制御部30は、カメラ10が撮影する映像を各部へ分配する。また、映像制御部30は、カメラ10が撮影する映像を逐次、記録装置に記憶する機能も有する。
不正監視部40は、不正と判定された車両に関する不正情報を記憶する。不正監視部40は、主として、カメラ10が撮影した映像から得られる不正車両に関する情報を不正情報として記憶する。NP読取部50は、カメラ10が撮影した映像から車両に設置されるナンバープレートの情報を読み取る。NP読取部50は、カメラ10が撮影する映像のうち前方映像から車両の前側に設置されるナンバープレートの情報を読み取り、後方映像から車両の後側に設置されるナンバープレートの情報を読み取る。また、車種判別部60は、車両の車種を判別する。たとえば、車種判別部60は、NP読取部50が読取った車両のナンバープレートの情報から車両の車種を判別する。なお、集約カメラ制御部11内の各部の構成例については、後で詳細に説明する。
また、レーン1には、案内表示板13なども設けられる。案内表示板13は、レーン1の運用状況(ETC専用、一般、或は、ETCと一般の混在、など)を表示する。案内表示板13は、例えば、レーン1の上部に設置され、料金所1に差し掛かる車両に乗車している人物が表示内容を確認できるように設置される。
車線制御装置20は、レーンを通行する車両に対する通行制御および無線通信による料金収受などの処理を行う。たとえば、車線制御装置20は、レーンごとに設けられる。車線制御装置20は、レーン1用として配置される路側の各機器の制御を行うものとする。この場合、車線制御装置20は、インターフェース集約部7を介してレーン1用の各機器と通信接続すれば良く、レーン1とは離れた場所に設置しても良いし、アイランド上に設置しても良い。
例えば、料金収受処理において、車線制御装置20は、入口情報、出口情報、通行履歴情報等を作成し、無線装置9を介してレーン1を通行する車両Mに搭載される車載器へ送る。また、車線制御装置20は、車両Mに搭載された車載器から無線装置9を介して受信する車載器情報および入口情報などの情報に基づき料金収受を行う。また、車線制御装置20は、各車両検知器S1、S2、S4による車両の検知結果と料金収受の結果とに応じてバー5aの開閉および路側表示器6による案内表示などの通行制御を行う。
なお、車両Mに搭載される車載器には、料金収受処理用のETCカードと称されるICカード(情報記録媒体)がセットされる。ETCカードは、たとえば、車載器情報(車両管理情報としての車両番号、車種情報、車載器固有情報としての車載器番号等)、入口情報、出口情報、課金情報などがメモリに記録される。車載器は、無線装置9との無線通信を開始すると、ETCカードから読み出す情報を無線装置9へ送信するようになっている。
さらに、料金収受システムは、図2に示すように、料金所サーバ21、車線監視制御装置22、および、中央装置23などを有する。料金所サーバ21および車線監視制御装置22は、料金所ごとに設置され、料金所内の車線制御装置20に通信接続される。料金所に複数のレーンが有る場合、料金所サーバ21および車線監視制御装置22は、各レーンに対応する各車線制御装置20に通信接続される。中央装置23は、各料金所の料金所サーバ21および車線制御装置20に接続される。料金所サーバ21は、料金所内の処理データを管理し、中央装置23と各種のデータを交換する。車線監視制御装置22は、係員(収受員)が当該システムを監視するための装置である。
次に、本実施形態に係る料金収受システムにおけるカメラ10について説明する。
図3は、本実施形態に係る料金収受システムにおけるカメラ10の構成例を説明するための図である。
図3に示すように、カメラ10の撮像領域の一部には、光学部材としてのミラー25が設置される。カメラ10は、ミラー25がかからない領域が第1の撮影領域R1の映像(前方映像)を撮影し、ミラー25にかかる領域がミラー25に映る第2の撮影領域R2の映像(後方映像)を撮影するように設置される。図1に示す例によれば、第1の撮影領域R1は、レーン1に進入する車両(車両検知器S1に検知される車両)を車両の前方から撮影し、第2の撮影領域は、レーン1から退出する車両(車両検知器S4に検知される車両)を車両の後方から撮影するように設定される。このため、カメラ10は、レーン1の進入口(車両検知器S1の検知位置付近)の方向に向けて設置される。ミラー25は、カメラ10による撮影範囲の下側の領域にかかる位置に配置される。また、ミラー25は、カメラ10から見たミラー25に映る映像がレーン1の退出口(車両検知器S4の検知位置付近)の方向の映像(後方映像)となるように向きが調整される。
図4(a)および図4(b)は、カメラ10が撮影する映像の例を示す図である。
上記のような構成によれば、カメラ10が撮影する映像は、図4(a)又は図4(b)に示すように、上側の領域D1の映像が第1の撮影領域R1を撮影した映像(前方映像)となり、下側の領域D2の映像がミラー25に映っている第2の撮影領域R2を撮影した映像(後方映像)となる。すなわち、図3に示す構成では、カメラ10およびミラー25の配置を調整することにより、カメラ10は、通行する車両の前方映像と後方映像とを含む、レーン1全体における各部の映像を撮影できる。
図5は、1つのレーンに対して複数の目的ごとに複数のカメラを設置した例を示す図である。
図5に示す例では、1つのレーンに対して5個のカメラが設置されている。これらのカメラは、車両の前側のナンバープレートを撮影するためのカメラ、車両の後側のナンバープレートを撮影するためのカメラ、車種判別用のカメラ、不正監視用のカメラ、および、レーン監視用のカメラである。
図1および図3に示すカメラ10は、図5に示すような複数台のカメラが撮影する各種目的用の複数の映像を1台で撮影するものとなる。たとえば、カメラ10が撮影する前方映像は、レーン1に進入する車両を監視するための映像として用いられるとともに、車両の前側のナンバープレートを認識するための映像として用いられる。さらに、カメラ10が撮影する前方映像は、車両の車種を判別するための映像としても利用できる。また、後方映像は、レーン1から退出する車両を監視するための映像として用いられるとともに、車両の後側のナンバープレートを認識するための映像として用いられる。さらに、カメラ10が撮影する後方映像は、不正に通行する車両およびバーの強行突破などの不正通行を撮影した映像としても利用できる。
ただし、料金収受システムは、カメラ10が撮影する映像に基づいてレーン1全体の監視などを行いながら、車両の前後のナンバープレートの情報を認識する必要がある。このため、カメラ10としては、レーン監視、不正監視およびナンバープレートの認識などの各目的を考慮した性能のカメラが用いられる。たとえば、カメラ10は、レーン1全体を撮影でき、かつ、ナンバープレートの情報の認識が可能な高解像度の映像が撮影できるカメラで構成される。
なお、カメラ10は、レーン1に進入する車両を前方から撮影する映像(前方映像)とレーンに退出する車両を後方から撮影する映像(後方映像)を含む映像を撮影するものであれば良い。たとえば、光学部材としては、ミラーに代えてプリズムを配置することにより、カメラ10が前方映像と後方映像とを含む映像を撮影するように構成しても良い。
また、カメラ10は、光学部材を配置した構成に限定されるものではい。たとえば、カメラ10は、前方映像と後方映像とを含む領域の映像が撮影可能な全方位カメラであっても良い。また、カメラ10は、前方向きと後方向きとに2セットの撮像部が備え付けられたカメラであっても良い。また、カメラ10は、前方映像と後方映像とを含む領域の映像を撮影可能な超広角レンズを備えたカメラであっても良い。
次に、集約カメラ制御部11の構成について説明する。
図6は、集約カメラ制御部11の構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、集約カメラ制御部11は、映像制御部30、不正監視部40、ナンバープレート(NP)読取部50および車種判別部60を有する。
映像制御部30は、カメラ10が撮影した映像を各部へ分配する。また、映像制御部30は、カメラ10が撮影した映像を逐次記憶する。不正監視部40は、車線制御装置20が不正車両を検知した場合に不正車両を撮影した映像などを含む不正情報を記憶する。NP読取部50は、カメラ10が撮影した映像から車両のナンバープレートの情報を認識する。車種判別部60は、カメラ10が撮影した車両の車種を判別する。
映像制御部30は、映像分配器31、映像変換器32および映像記憶装置33を有する。映像分配器31は、カメラ10が撮影した映像を不正監視部40、NP読取部50および映像制御部30内の映像変換器32へ分配する。
映像変換器32は、映像分配器31から供給されるカメラ10が撮影した映像を記録用の映像データに変換する。たとえば、映像変換器32は、逐次録画する映像のデータ容量を下げるため、映像分配器31から供給される映像の圧縮を行い、圧縮した映像を映像記憶装置33へ転送する。また、映像変換器32が生成する映像データには、撮影日時を示す情報などの情報も含まれる。
映像記憶装置33は、映像変換器32が生成した記録用の映像データ(たとえば、圧縮後の映像)を記憶する。映像記憶装置33は、映像データを常時録画し、録画した映像を特定の期間中保存する。たとえば、映像記憶装置33が記憶する映像データに含まれる撮影日時を示す情報に基づいて検索されるようになっており、指定した撮影日時の映像データが出力できるように構成される。
不正監視部40は、不正監視制御部41および不正情報記憶部42を有する。不正監視制御部41は、不正に通行する車両(不正車両)が検出された場合、不正通行に関する情報(不正情報)を記録する制御を行う。不正情報記憶部42は、不正監視制御部41による制御に応じて不正情報を記憶する。
不正監視制御部41は、車線制御装置20に通信接続される。たとえば、不正監視制御部41は、車線制御装置20から不正通行(不正車両)が検出されたことを示す信号を受信する。不正監視御部41は、車線制御装置20から不正通行が検出されたことを示す信号を受信すると、不正通行する車両を撮影した画像を含む映像を映像制御部30から取得する。不正監視制御部41は、映像制御部30から取得する映像にタイムスタンプを付けて所定の情報(たとえば、不正車両のナンバープレート情報)を対応づけた不正情報を生成する。不正情報記憶部42は、不正監視制御部41が生成した不正情報を記憶する。
また、不正監視制御部41は、タイマ41aを有する。不正監視制御部41は、レーン1に車両が進入したときにタイマ41aによる計時を開始する。不正監視制御部41は、不正通行が検出された場合、不正車両がレーン1に進入してきてから現在までの経過時間をタイマ41aにより特定する。不正監視制御部41は、映像記憶装置33が記憶している経過時間分の過去の映像(カメラ10が撮影した過去の映像)を映像制御部30から取得する。不正監視制御部41は、経過時間分の過去の映像と現在から当該不正車両が退出するまでの映像とを映像制御部30から取得し、不正情報として不正情報記憶部42により記憶する。
NP読取部50は、NP認識部51およびNP情報記憶部52を有する。NP認識部51は、カメラ10が撮影する映像に含まれるナンバープレートの情報を認識する。たとえば、NP認識部51は、映像分配器31から分配される映像を取得する。NP認識部51は、映像分配器31から取得する映像において車両のナンバープレートを検出し、検出したナンバープレートが示す情報(ナンバープレートの情報)を認識する。
NP情報記憶部52は、NP認識部51で認識したナンバープレートの情報を記憶する。本実施形態に係る料金収受システムにおいて、カメラ10は、前方映像と後方映像とを含む映像を撮影する。このため、NP認識部51は、カメラ10が撮影する映像に含まれる前方映像から車両の前方に設置されたナンバープレート(前側NP)を認識処理することにより前側NPの情報を取得する。
また、NP認識部51は、カメラ10が撮影する映像に含まれる後方映像から車両の後方に設置されたナンバープレート(後側NP)を認識処理することにより後側NPの情報を取得する。NP記憶部52は、NP認識部51が取得する前側NP情報と後側NP情報とをそれぞれ記憶する。NP認識部51は、車線制御装置20から車両検知器S1、S2、S4での検知結果に基づく車両の通過状況によって、同一車両の前側NP情報と後側NP情報と紐づけを行うようにしても良い。この場合、NP記憶部52は、車両毎に前側NP情報と後側NP情報とを紐付ける情報を記憶する。
また、図3に示す構成によれば、カメラ10は、図4(a)および(b)に示すように、前方映像と後方映像とを含む映像を撮影する。このため、NP認識部51は、映像制御部30から取得する映像に含まれる前方映像から車両の前側NPの情報を認識し、後方映像から車両の後側NPの情報を認識する。すなわち、前方映像はレーン1に進入する車両の前側NPの画像を含むため、NP認識部51は、前方映像からレーン1に進入してきた車両の前側NPの情報を認識できる。
また、後方映像はレーン1から退出する車両の後側NPの画像を含むため、NP認識部51は、後方映像からレーン1から退出する車両の後側NPの情報を認識できる。ただし、図3に示す構成では、図4(a)および(b)に示すように、後方映像については左右が逆転した鏡写しの映像となる。このため、NP認識部51は、後方映像については画像を逆転させる処理を行った後にナンバープレートの情報の認識処理を実行する。また、NP認識部51は、後方映像については左右が逆転した文字を辞書としてナンバープレートの情報を認識するようにしても良い。
車種判別部60は、判別部61を有する。判別部61は、レーン1を通行する車両の車種を判別する。判別部61は、判別した車種を示す情報を収受器などの他の機器に伝達する。たとえば、判別部61は、NP読取部50が認識したナンバープレートの情報に基づいて車両の車種を判断する。なお、判別部61は、カメラ10が撮影する映像または他のセンサからの情報などを取得して車両の車種を判別するようにしても良い。
次に、料金収受システムにおける不正監視処理(レーン監視処理)について説明する。
図7は、料金収受システムによる不正監視処理を説明するためのフローチャートである。
レーン1に車両が進入すると、車両検知器S1は、当該車両を検知する(ST10)。車両検知器S1は、車両を検知すると、車両を検知したことを示す情報を車線制御装置20へ通知する。車線制御装置20は、車両検知器S1からの車両を検知したことを示す情報に基づいてレーン1に車両が進入してきたことを判断する。レーン1に車両が進入してきたことを判断すると、車線制御装置20は、レーン1に車両が進入してきたことを不正監視部40およびNP読取部50へ通知する。
不正監視部40は、車線制御装置20から車両がレーン1に進入してきたこと(車両検知器S1が車両を検知したこと)を示す信号を受けると、不正監視制御部41によりタイマ41aによる時間の計時を開始する(ST11)。
また、レーン1に車両が進入してきた場合、NP読取部50は、NP認識部51によりカメラ10が撮影する映像に含まれる前方映像から車両の前側に設置されているナンバープレート(前側NP)の情報を認識する(ST12)。NP認識部51が前側NPの情報を認識すると、NP記憶部52は、NP認識部51による認識結果としての前側NPの情報を記憶する。また、NP認識部51は、前側NPの認識結果としてのナンバープレートの情報を車種判別部60に伝達する。車種判別部60は、判別部61によりナンバープレート情報に基づいて当該車両の車種を判別する(ST13)。
さらに、NP読取部50は、NP認識部51によりカメラ10が撮影する映像に含まれる後方映像から車両の後側に設置されているナンバープレート(後側NP)の情報を認識する(ST14)。NP認識部51が後方映像から認識する後側NPの情報も、NP記憶部52により記憶される。また、NP記憶部52は、NP認識部51による前側映像に対する認識処理で取得した前側NPの情報と後方映像に対する認識処理で取得した後側NPの情報とは紐づけして記憶する。
また、レーン1を通行中の車両について、車線制御装置20は、各路側機器からの情報に基づいて車両の不正通行を監視する。たとえば、車線制御装置20は、強行突破によるバーのリリースを示す信号を発進制御機5から受信することにより車両の不正通行を検出する。車線制御装置20は、車両の不正通行(不正車両)を検出した場合、不正車両が検出されたことを示す信号を不正監視部40へ通知する。
不正監視部40の不正監視制御部41は、車線制御装置20からの不正通行を示す情報の有無によって不正車両の有無を判断する(ST15)。不正監視部40の不正監視制御部41は、車線制御装置20から不正通行を示す情報の通知がなければ(ST15、NO)、有効時間内に車両が退出したかを確認する(ST16)。たとえば、不正監視制御部41は、車線制御装置20からの車両の退出を示す信号を受信することにより当該車両が正常に処理されて退出したことを確認する。不正通行が無なく有効時間内に車両が退出したことを確認した場合(ST16、YES)、不正監視部40の不正監視制御部41は、タイマ41aによる時間の計時を終了し(ST17)、当該車両に対する監視を終了する。
また、不正監視部40の不正監視制御部41は、車線制御装置20から不正通行を示す情報を受信すると、不正車両が検出されたものと判断する(ST15、YES)。この場合、不正監視制御部41は、不正通行を示す信号を受信した時までにタイマ41aで計時した経過時間(車両検知器S1が車両(不正車両)を検知してから経過した時間、つまり、不正車両がレーン1に進入してからの経過時間)を特定する(ST18)。経過時間を特定すると、不正情報記憶部42は、経過時間分をさかのぼって現在までの映像を記憶する(ST19)。たとえば、不正監視制御部41は、映像制御部30から映像記憶装置33も記憶している経過時間分の映像を取得し、取得した映像を不正情報記憶部42に記憶する。
また、不正車両を検出した場合、不正監視部40の不正監視制御部41は、当該不正車両のナンバープレートの情報を不正情報として不正情報記憶部42により記憶する(ST20)。たとえば、不正監視制御部41は、NP読取部50から不正車両のナンバープレートの情報を取得し、取得したナンバープレートの情報を不正情報の一部として記憶部42により記憶する。
さらに、不正車両を検出した場合、不正監視部40の不正監視制御部41は、当該不正車両が退出するまで、カメラ10が撮影する映像を不正情報記憶部42に記憶する(ST21)。この場合、不正監視制御部41は、カメラ10が撮影する映像にタイムスタンプを付けて不正情報記憶部42により記憶する。不正監視制御部41は、当該不正車両の退出が確認されるまで、カメラ10が撮影する映像の記憶を行う。
不正車両の退出が確認されると、不正監視制御部41は、映像の記憶を停止し(ST23)、タイマ41aによる時間の計時を停止させる(ST17)。上記ST19−23の処理によって、不正監視部40は、レーン進入後の映像、NP情報、および、タイムスタンプ付きの映像などを不正情報として記憶する。
上述したST10−23の処理を繰り返し実行することにより、料金収受システムでは、レーン監視(レーンにおける不正監視)として、カメラが撮影する不正車両の前方映像および後方映像を含む不正情報を記録する不正監視処理を実行できる。
上記のように、本実施形態に係る料金収受システムは、レーンに進入する車両の前方を撮影する前方映像とレーンから退出する車両の後方を撮影する後方映像とを含む映像を撮影する1台のカメラを設置する。料金収受システムは、カメラが撮影する前方映像と後方映像とは映像記憶装置に記憶し、レーンを不正通行する車両が検出された場合に不正通行する車両の前方映像と後方映像とを含む不正情報を記憶する。これにより、料金収受システムは、1台のカメラで撮影するレーンを通行する車両の前後の映像によって不正監視を行える。
また、本実施形態に係る料金収受システムは、カメラが撮影する前方映像から車両の前側のナンバープレートを認識し、後方映像から車両の後側のナンバープレートを認識する。さらに、料金収受システムは、カメラが撮影する前方映像および後方映像を含む映像をレーン監視および車両判別にも使用する。これにより、本実施形態に係る料金収受システムによれば、複数の目的に用いる映像を撮影するカメラを1台で実現できる。この結果として、レーンに設置するカメラの台数を削減することができ、機器の設置の省スペース化が可能となり、設置する機器によるコストの低減することも可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
S1、S2、S4…車両検知器、9…無線装置、10…カメラ、11…集約カメラ制御部、20…車線制御装置、25…ミラー(光学部材)、30…映像制御部、40…不正監視部、50…ナンバープレート読取部、60…車種判別部。

Claims (6)

  1. レーンを走行する車両から料金を収受する料金収受システムにおいて、
    前記レーンに進入する車両の前方の画像を含む前方映像と前記レーンから退出する車両の後方の画像を含む後方映像とを撮影するカメラと、
    前記カメラが撮影した前記前方映像と前記後方映像とを記憶する映像記憶装置と、
    前記レーンを不正通行する車両が検出された場合、前記不正通行する車両の前方映像と前記不正通行する車両の後方映像とを含む不正情報を記憶する不正監視部と、
    を有する料金収受システム。
  2. 前記前方映像から車両の前側に設置されたナンバープレートの情報を認識し、前記後方映像から車両の後側に設置されたナンバープレートの情報を認識するナンバープレート読取部を有し、
    前記不正監視部は、前記不正通行する車両を撮影した前方映像および後方映像から前記ナンバープレート読取部が認識したナンバープレートの情報を含む不正情報を記憶する、
    請求項1に記載の料金収受システム。
  3. 前記不正監視部は、前記レーンに車両が進入したときからタイマによる計時を開始し、前記不正通行する車両が検出されたときに前記タイマが計時する時間に基づいて前記不正通行する車両が前記レーンに進入したときからの経過時間を特定し、前記カメラが撮影した前記経過時間分の過去の映像を前記映像記憶装置から取得し、取得した前記経過時間分の過去の映像を含む不正情報を保存する、
    請求項1または2の何れか1項に記載の料金収受システム。
  4. 前記カメラの撮影範囲の一部に配置した光学部材を有し、
    前記カメラは、光学部材を介して入射する映像を後方映像として撮影し、それ以外の映像を前方映像として撮影する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の料金収受システム。
  5. 前記光学部材は、前記レーンから退出する車両の後方の画像を含む後方映像を映すミラーである、
    請求項4に記載の料金収受システム。
  6. レーンを走行する車両から料金を収受する料金収受システムに用いられるレーン監視方法であって、
    前記レーンに進入する車両の前方の画像を含む前方映像と前記レーンから退出する車両の後方の画像を含む後方映像とを撮影する1つのカメラから前記前方映像と前記後方映像とを取得し、
    前記カメラから取得した前記前方映像と前記後方映像とを映像記憶装置に記憶し、
    前記レーンを不正通行する車両が検出された場合、前記不正通行する車両の前方映像と前記不正通行する車両の後方映像とを含む不正情報を不正情報記憶部に記憶する、
    を有するレーン監視方法。
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