JP2019012902A - 衛星通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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【課題】複数の衛星チャネルを束ねて従来よりも高効率伝送を実現可能な衛星通信システムを実現する。【解決手段】複数の衛星チャネルを同時利用できる、第1の通信装置と第2の通信装置とを備えた衛星通信システムが提供される。第1の通信装置は、受信した上位フレームから生成されたデータリンク層プロトコルに従うフレームを分割して複数の衛星チャネルにそれぞれ割当てるチャネル分散部と、分割された各部分データに対してシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部とを含む。第2の通信装置は、第1の通信装置から複数の衛星チャネルで受信した複数の無線符号化フレームを、各無線符号化フレームに含まれるシーケンス番号に基づいて、データリンク層プロトコルに従うフレームとして再構成する再構成部と、再構成したデータリンク層プロトコルに従うフレームから上位フレームを再構成して出力する受信処理部とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の衛星チャネルを同時利用できる衛星通信システムおよび通信装置に関する。
従来から、離島やへき地などにおける無線通信手段として衛星通信システムが利用されている。一般的に、衛星通信システムが有している通信帯域幅は狭いので、高効率伝送を実現することは容易ではない。また、衛星通信システムにおいては、比較的大きな通信遅延が発生するといった特有の事情も存在する。
例えば、特表2016−529744号公報(特許文献1)は、衛星リンクを介した送信VoIP(ボイスオーバーIP)トラフィックそのものは、衛星リソースの利用において著しく非効率的となる可能性が高いといった課題に対する解決手段を開示する。具体的には、特許文献1は、送信局が、トンネリング情報でカプセル化されたデータを含むパケットを受信し、対応パケットを生成するために、パケットに関連付けられたプロトコル及び/またはアプリケーションに従って1つまたは複数の方法を実行し、対応パケットを受信局に送信する構成を開示する。
また、衛星通信システムにおいて、複数の衛星チャネルを同時利用できる場合には、当該複数の衛星チャネルを束ねることで、高効率伝送を実現できる。この場合には、例えば、トランスポート層(レイヤ4)でのTCP(Transmission Control Protocol)またはSCTP(Stream Control Transmission Protocol)に従うマルチホーミング伝送、または、Ethernet(登録商標)でのリンクアグリゲーションやボンディング、といった一般的に普及している技術を適用することが考えられる。
特表2016−529744号公報(段落[0003],[0010]など)
しかしながら、上述の特許文献1に開示される構成は、TCPなどのトランスポート層(レイヤ4)でのトンネリング技術を対象とするものであり、受信バッファリソースの限られた通信端末や、古い実装のシステム構成品などからなるシステムへの適用が難しい。
また、トランスポート層(レイヤ4)でのマルチホーミング伝送、および、Ethernetでのリンクアグリゲーションやボンディングは、いずれも一般的な通信システムへの適用を想定しており、高遅延を有する衛星通信システムに適合するものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の衛星チャネルを束ねて従来よりも高効率伝送を実現可能な衛星通信システムおよび通信装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の衛星チャネルを同時に利用できる、第1の通信装置と第2の通信装置とを備えた衛星通信システムを提供する。第1の通信装置は、受信した上位フレームから生成されたデータリンク層プロトコルに従うフレームを分割して複数の衛星チャネルにそれぞれ割当てるチャネル分散部と、分割された各部分データに対してシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部と、シーケンス番号が付与された各部分データを符号化し衛星チャネルで無線伝送するフレームである無線符号化フレームを生成して対応する衛星チャネル毎に出力する符号化部とを含むことを特徴とする。第2の通信装置は、第1の通信装置から複数の衛星チャネルで受信した複数の無線符号化フレームを、各無線符号化フレームに含まれるシーケンス番号に基づいて、データリンク層プロトコルに従うフレームとして再構成する再構成部と、再構成したデータリンク層プロトコルに従うフレームから上位フレームを再構成して出力する受信処理部とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、複数の衛星チャネルを同時に利用して他の通信装置と通信可能な、衛星通信システム用の通信装置であって、受信した上位フレームから生成されたデータリンク層プロトコルに従うフレームを分割して複数の衛星チャネルにそれぞれ割当てるチャネル分散部と、分割された各部分データに対してシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部と、シーケンス番号が付与された各部分データを符号化し衛星チャネルで無線伝送するフレームである無線符号化フレームを生成して対応する衛星チャネル毎に出力する符号化部とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、複数の衛星チャネルを同時に利用して他の通信装置と通信可能な、衛星通信システム用の通信装置であって、他の通信装置から複数の衛星チャネルで信号を受信して、符号化され衛星チャネルで無線伝送されるフレームである複数の無線符号化フレームに復号化する復号化部を含み、複数の無線符号化フレームの各々にはシーケンス番号が付与されており、複数の無線符号化フレームを各無線符号化フレームに含まれるシーケンス番号に基づいて、データリンク層プロトコルに従うフレームとして再構成する再構成部と、再構成したデータリンク層プロトコルに従うフレームから上位フレームを再構成して出力する受信処理部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、システム上の制約が存在する構成であっても、複数の衛星チャネルを束ねて従来よりも高効率伝送を実現できる。
本実施の形態に従う衛星通信システムの装置構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態に従う衛星通信システムにおけるレイヤ毎の処理を説明するための模式図である。 本実施の形態に従う衛星通信システムにおける無線フレームの生成を説明するための図である。 本実施の形態に従う衛星通信システムにおける通信装置の機能構成例を示す模式図である。 本実施の形態に従う衛星通信システムにおける通信装置の機能構成例を示す模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
実施の形態1.
(衛星通信システムの装置構成)
まず、本実施の形態に従う衛星通信システム1の装置構成の一例について説明する。図1は、本実施の形態に従う衛星通信システム1の装置構成の一例を示す模式図である。図1には、説明の便宜上、送受信局2と送受信局4との間の2地点間で衛星通信を行なう構成を示すが、1対NやN対Nといった多地点間で衛星通信を行なう構成も本願発明の技術的範囲に包含される。
衛星通信システム1は、後述する主たる処理を実行する通信装置100A(第1の通信装置に相当)および通信装置100B(第2の通信装置に相当)を含む。後述するように、通信装置100Aおよび通信装置100Bは、複数の衛星チャネルを同時に利用できる。
送受信局2において、通信装置100Aは、RF(Radio Frequency)装置150Aおよびレイヤ2スイッチ(以下、「L2SW」とも称す。)200Aと接続されている。RF装置150Aは、アンテナ12を介して送受信される高周波信号を処理する。より具体的には、RF装置150Aは、アンテナ12で受信される高周波信号をダウンコンバートおよび検波することで、受信した高周波信号から復号される無線符号化フレームを通信装置100Aへ出力する。また、RF装置150Aは、通信装置100Aからの無線符号化フレームを変調およびアップコンバートすることで生成される高周波信号を、アンテナ12から送信する。アンテナ12から送信された高周波信号は、衛星10により宛先の通信装置へ中継される。無線符号化フレームとは、符号化されており衛星通信の各衛星チャネルで無線伝送されるフレームである。
通信装置100Aは、RF装置150Aからの無線符号化フレームからEthernetフレームを復号してL2SW200Aへ送出するとともに、L2SW200AからのEthernetフレームを後述するような無線符号化フレームに符号化してRF装置150Aへ出力する。通信装置100Aにおける処理の詳細については、後述する。
L2SW200Aは、ゲートウェイ(以下、「GW」とも称す。)250と接続されており、GW250には、ネットワークを介して、サーバ300を含む各種の情報処理装置が接続されている。
なお、現実の運用においては、L2SW200AおよびGW250は、通信事業会社が設置維持するようにしてもよい。また、GW250に代えて、ルータを配置してもよい。
一方、送受信局4においても送受信局2と同様の構成が採用される。すなわち、通信装置100Bは、RF装置150BおよびL2SW200Bと接続されている。RF装置150Bは、アンテナ14を介して送受信される高周波信号を処理する。
通信装置100Bは、RF装置150Bからの無線符号化フレームからEthernetフレームを復号してL2SW200Bへ送出するとともに、L2SW200BからのEthernetフレームを無線符号化フレームに符号化してRF装置150Bへ出力する。通信装置100Bにおける処理の詳細については、後述する。
L2SW200Bには、ネットワーク220を介して、ユーザ端末350を含む各種の情報処理装置が接続されている。なお、L2SW200Bに代えて、ルータを配置してもよい。
本実施の形態に従う衛星通信システム1において、通信装置100Aと通信装置100Bとの間は、双方向で通信されることが想定されている。そのため、通信装置100Aおよび通信装置100Bは、実質的に同一の構成および機能を有していてもよい。但し、説明の便宜上、サーバ300からユーザ端末350に対してデータが提供されるアプリケーションを一例として説明する。そのため、以下では、通信装置100Aのデータ送信に係る機能、および、通信装置100Bのデータ受信に係る機能に着目して説明する。
図1に示す構成例においては、通信装置100Aを含む送受信局2は衛星基地局として機能し、通信装置100Bを含む送受信局4は衛星端末として機能してもよい。このような場合、通信装置100Aを含む送受信局2はビルなどに配置された固定局であり、通信装置100Bを含む送受信局4は車両などに配置された移動局であってもよい。
図1に示すようなデータフローは、例えば、VoIP(Voice over IP)、動画ストリーミング、ファイルダウンロードといった、ダウンリンク通信で伝送されるデータのデータフローである。なお、サーバ300から1個または複数のユーザ端末350へデータフローが生じるようなアプリケーションにおいては、サーバ300からユーザ端末350へ向かう回線(すなわち、ダウンリンク)の通信帯域幅を、ユーザ端末350からサーバ300へ向かう回線(すなわち、アップリンク)の通信帯域幅に比較して広くするようにしてもよい。すなわち、送受信局2と送受信局4との間の通信帯域幅を、データ伝送方向に応じて異なるように設計してもよい。
(概要)
本実施の形態に従う衛星通信システム1においては、通信装置100Aおよび通信装置100Bは、いずれも複数のキャリア(搬送波)を同時に送受信できるものとする。すなわち、通信装置100Aと通信装置100Bとの間では、複数の衛星チャネルを同時利用できるようになっている。このような前提において、衛星通信システム1は、フレーム同期型のデータリンク層プロトコル(例えば、HDLC(High-Level Data Link Control)やLAPD(Link Access Procedure on the D-channel)など)に従って生成されるフレームを複数のキャリアに割当てて分散伝送する。
本実施の形態に従う衛星通信システム1では、TCPなどのトランスポート層(レイヤ4)ではなく、比較的低層のデータリンク層(無線伝送におけるレイヤ2)に従うフレームを分割伝送することで、ハードウェアのスペックが必要条件以上であるなどという制約などを受けることなく、高効率伝送を実現する。以下、より詳細な構成例について説明する。
(レイヤ毎の処理)
次に、本実施の形態に従う衛星通信システム1におけるレイヤ毎の処理について説明する。図2は、本実施の形態に従う衛星通信システム1におけるレイヤ毎の処理を説明するための模式図である。図2には、OSI(Open Systems Interconnection reference model)参照モデルに沿ったレイヤ分類に従って記載されている。
図2を参照して説明する。サーバ300とユーザ端末350との間では、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)といったアプリケーション層でデータを遣り取りする。サーバ300とユーザ端末350との間で遣り取りされるデータは、TCP/IP(トランスポート層およびネットワーク層)に従って、GW250およびL2SW200AまたはL2SW200Bへ転送される。
L2SW200Aと通信装置100Aとの間のフレーム転送、および、L2SW200Bと通信装置100Bとの間のフレーム転送は、Ethernet(リンク層)で行われる。通信装置100Aおよび通信装置100Bは、フレーム同期型のデータリンク層プロトコル(例えば、HDLCやLAPD)で、Ethernetフレームを無線伝送する。
図2に示すように、本実施の形態に従う衛星通信システム1においては、各装置が担当するレイヤにてフレーム転送などの処理を実行する。
(フレーム生成手順)
本実施の形態に従う衛星通信システム1において、通信装置100Aは、サーバ300、GW250、およびL2SW200Aを経由して到着するEthernetフレームから、無線伝送されるレイヤ2(無線レイヤ2と略す)のフレームを生成する。このフレーム生成手順としては、例えば、有線ネットワークにおける伝統的なレイヤ2プロトコル手順である、HDLCやLAPDのサブセットを想定する。
図3は、本実施の形態に従う衛星通信システム1における無線フレームの生成を説明するための図である。送受信局2(衛星基地局)においては、図3に示す上から下に示す順序で送信処理により各階層のフレームが生成され、送受信局4(衛星端末)においては、図3に示す下から上に示す順序で受信処理により各階層のフレームが生成される。
図3に示すように、通信装置100Aは、Ethernetフレーム20を受け、無線レイヤ2のフレーム25を生成する。以下の説明においては、HDLCに従うフレーム伝送を送信するので、無線レイヤ2のフレームを、便宜上「HDLCフレーム」とも称す。
より具体的には、Ethernetフレーム20のうち、物理ヘッダに相当するプリアンブル21が取り除かれた残り、すなわち、Ethernetヘッダ22と、データ23と、伝送エラー検出用のフィールドであるFCS(Frame Check Sequenc2)24との部分が、HDLCフレーム25のデータ領域に格納される。FCS24には、CRC(Cyclic Redundancy Check)値が設定される。HDLCフレーム25には、フレームの開始と終了を表すアイドルコード26が挿入されている。アイドルコード26は、フレームとフレームの間の隙間を埋めるためにも送信される。
図3に示す例では、アイドルコード26として「7E」(2進数で「01111110」)が用いられているが、これは、HDLCフレーム25のデータ領域において、「1」が5回連続する場合には「0」を挿入するという、HDLC手順において規定された処理を想定したものである。「7E」は1が6回連続しており、データ領域ではなくアイドルコード27であると判断できる。HDLC手順とは異なるプロトコルで伝送される場合は、そのプロトコルに適切なアイドルコードを使用する。
HDLCフレーム25は、さらに、1つまたは複数の無線符号化フレーム27に分割されて、各衛星チャネルで伝送される。無線符号化フレーム27は、1つの衛星チャネルで符号化および伝送されるフレームである。無線符号化フレーム27のデータ単位は、例えば、ターボ符号またはリードソロモン符号の処理ブロック単位と同じにする。単一のHDLCフレーム25が1つまたは複数の無線符号化フレーム27に分割されるため、無線符号化フレーム27の各々は、HDLCフレーム25に含まれるデータ領域の一部に対応するデータ本体29を含む。同じHDLCフレーム25のデータ領域を分割して伝送する1つまたは複数の無線符号化フレーム27において、データ領域を前から決められたデータ長を有するように分割した最後の無線符号化フレーム27では、決められたデータ長になるように必要に応じて末尾にパディングデータ30を付加する。パディングデータ30としては、例えばアイドルコード26と同じ「7E」を使用する。パディングデータ30は、図ではPADと略して表示する。
複数の衛星チャネルを束ねて利用する場合には、当該束ねて利用される衛星チャネルのいずれかで伝送される無線符号化フレーム27については、HDLCフレーム25のデータ領域における順番などを特定するためのシーケンス番号28(SN:Sequence Number)が付与される。シーケンス番号28に係る処理の詳細については、後述する。
本実施の形態に従う衛星通信システム1においては、送受信局2(衛星基地局)と送受信局4(衛星端末)との間には、互いに独立した複数の衛星チャネルを同時に利用可能になっているとする。本明細書において、「チャネル」は、2つの基地局の間でデータを伝送可能な物理的または論理的に区別された無線通信リソースを意味する。「衛星チャネル」は、通信衛星と地上局の間の「チャネル」を意味する。地上局の通信装置の内部において、「衛星チャネル」で送信されるまたは受信された信号を「衛星チャネル」ごとに伝送または処理する信号線および処理部なども「衛星チャネル」に含む。
典型的には、複数の異なる周波数を有するキャリア(搬送波)を用いる周波数分割多重化方式が採用される。この場合、1つのキャリアが1つのチャネルに相当するため、チャネルとキャリアとはほぼ同義となる。但し、周波数分割多重化方式に限られず、時分割多重化方式または符号分割多重化方式を採用してもよい。時分割多重化方式が採用される場合には、チャネルは対応する各タイムスロットに相当し、符号分割多重化方式が採用される場合には、チャネルが対応する符号系列に相当する。以上のとおり、本発明の技術的範囲は、周波数分割多重化方式に限定されるものではなく、任意の多重化方式を包含し得るものである。
(送信側基地局での送信処理)
次に、本実施の形態に従う衛星通信システム1における送信側基地局での送信処理について説明する。
図4は、本実施の形態に従う衛星通信システム1における通信装置100Aの機能構成例を示す模式図である。図4に示すように、通信装置100Aは、制御部102と、Ethernetインターフェイス(I/F:Interface)110と、チャネル分離部112と、HDLCフレーム送信処理部114と、第1チャネルバッファ群116と、チャネル分散部118と、第2チャネルバッファ群120と、シーケンス番号付与部122と、無線フレーム符号化部124とを含む。
第1チャネルバッファ群116および第2チャネルバッファ群120の各々は、衛星通信システム1が利用可能な複数の衛星チャネルにそれぞれ対応付けられた複数のチャネルバッファから構成される。
何らかのEthernetフレーム20が通信装置100Aに到着すると、まず、Ethernetインターフェイス110で受信される。チャネル分離部112は、Ethernetインターフェイス110にて受信されたEthernetフレーム20の上位タグを抽出するとともに、対応する衛星チャネルを特定した上で、HDLCフレーム送信処理部114へ出力する。
本明細書において、「上位タグ」は、無線レイヤ2より上位のプロトコルに基づいて付与されたヘッダ情報を包含する。上位タグは、典型的には、IPアドレスやVLAN(Virtual Local Area Network)タグなどの識別情報を含む。通信装置100Aは、上位タグ−チャネル割当情報103を予め保持している。上位タグ−チャネル割当情報103は、通信装置100Aに入来し得るEthernetフレーム20に付与されている上位タグの内容と、伝送に利用すべき衛星チャネルとの対応関係を規定する。図4では、制御部102が上位タグ−チャネル割当情報103を保持する場合を示す。制御部102とは異なる通信装置100Aの部分に上位タグ−チャネル割当情報103を保持してもよい。
制御部102は、静的または動的に、受信したEthernetフレーム20に対応する衛星チャネルを特定するための情報を、チャネル分離部112と、チャネル分散部118と、シーケンス番号付与部122とに通知する。チャネル分離部112と、チャネル分散部118と、シーケンス番号付与部122が、自発的に上位タグ−チャネル割当情報103を参照するようにしてもよい。
HDLCフレーム送信処理部114は、チャネル分離部112からのEthernetフレーム20からHDLCフレーム25を生成する(図3など参照。)。そして、HDLCフレーム送信処理部114は、生成したHDLCフレーム25を、第1チャネルバッファ群116のうち指定された衛星チャネルに対応するチャネルバッファへ格納(エンキュー)する。図4に示すように、複数の衛星チャネルを使用して送信されるHDLCフレーム25は、複数の衛星チャネルの中の1つの衛星チャネルに対応するチャネルバッファへ格納する。複数の衛星チャネルの中の他の衛星チャネルには、HDLCフレーム25を格納しない。
図4に示す構成例においては、第1チャネルバッファ群116は、チャネル#1〜#7の合計7チャネル分のバッファを有している。それぞれのチャネルバッファには、各衛星チャネルで送信すべきHDLCフレーム25が順次格納されるとともに、FIFO(First-In First-Out)の態様で処理される。
チャネル分散部118は、複数の衛星チャネルを使用して送信されるHDLCフレーム25に関しては、受信したEthernetフレーム20(上位フレームに相当)から生成されたHDLCフレーム25(データリンク層プロトコルに従うフレームに相当)を分割して複数の衛星チャネルにそれぞれ割当てる。すなわち、チャネル分散部118は、HDLCフレーム25の各部分データを第1チャネルバッファ群116のうち対応するチャネルバッファへ格納する。
より具体的には、チャネル分散部118は、第1チャネルバッファ群116の各チャネルバッファから出力(デキュー)されたHDLCフレーム25を分割した上で、分割した各部分データのHDLCフレーム25のデータ領域における位置の順番に第2チャネルバッファ群120のうち宛先のチャネルバッファへ転送する。ここで、チャネル分散部118は、Ethernetフレーム20(上位フレームに相当)に含まれる上位タグの内容に基づいて、データ伝送に利用する1つまたは複数の衛星チャネルを決定する。チャネル分散部118は、制御部102からチャネル分離部112での識別結果を受けて、上位タグの内容を取得する。
通常動作時には、第1チャネルバッファ群116のそれぞれのチャネルバッファから出力されるHDLCフレーム25は、第2チャネルバッファ群120のそれぞれ対応するチャネルバッファのみに転送(すなわち、同じ衛星チャネル間で転送)される。しかしながら、制御部102からチャネル分散部118に対して、複数の衛星チャネルを束ねて(すなわち、グルーピングして)利用することが指定されると、チャネル分散部118は、単一のチャネルバッファから出力されるHDLCフレーム25を、予め定められた規則に従って分割した上で、それぞれを複数のチャネルバッファへ転送する。このように、チャネル分散部118は、HDLCフレーム25の宛先を分散させる。
図4に示す例においては、第1チャネルバッファ群116のチャネル#4に対応するチャネルバッファから出力されるHDLCフレーム25は、第2チャネルバッファ群120のチャネル#4〜#6に分散される。
すなわち、図2に示すように、単一のHDLCフレーム25が分割されることで生成される複数のデータ(データ本体29)がそれぞれ異なる衛星チャネルに転送される。後段の無線フレーム符号化部124における符号化処理は、固定データ長(すなわち、処理ブロック単位)で実行される。そのため、チャネル分散部118は、シーケンス番号が付与された状態の部分データ(図3に示すシーケンス番号28とデータ本体29との合計)が無線フレーム符号化部124での処理ブロック単位と一致するように、HDLCフレーム25を分割する。また、チャネル分散部118は、処理ブロック単位と一致させるために、必要に応じてパディングデータ30を付与することもある。
このような分散処理によって、チャネル#4〜#6がグルーピングされて、単一のHDLCフレーム25が同一の宛先へデータ伝送される。
すなわち、図4には、チャネル#4〜#6を束ねることで高効率伝送を実現する構成例を示しており、この場合には、処理の簡素化の観点から、第1チャネルバッファ群116の対応する複数のチャネルバッファのうち、一部のチャネルバッファ(図4に示す例では、チャネル#4)のみが使用され、残りのチャネルバッファは使用されない。
チャネル分散部118が、HDLCフレーム25を第2チャネルバッファ群120の対応するチャネルバッファへ転送するタイミングは、各チャネルバッファからのポーリング出力によって制御される。
各チャネルバッファについてのポーリング出力は、無線フレーム符号化部124からの指示に従って、無線符号化フレーム27毎に管理される。
シーケンス番号付与部122は、それぞれの衛星チャネルに割当られたHDLCフレーム25の各部分データに対してシーケンス番号を付与する。より具体的には、シーケンス番号付与部122は、束ねて利用することが指定されたいずれかの衛星チャネルで送信される各部分データに対して、シーケンス番号28を付与する。例えば、第2チャネルバッファ群120に対して、チャネル#4→チャネル#5→チャネル#6→チャネル#4→・・・の順に、シーケンシャルにHDLCフレーム25が転送される場合には、「1」,「2」,「3」,「4」,・・・の順にシーケンス番号28が付与される。このように、シーケンス番号が付与された各部分データから無線符号化フレーム27が生成される(図3参照)。
なお、通常の送信処理(単一の衛星チャネルを利用する場合)においては、HDLCに従う伝送手順でフレーム伝送を行なうので、無線符号化フレーム27が宛先へ到着する順序が入れ替わることはない。そのため、単一の衛星チャネルで伝送される無線符号化フレーム27に対しては、シーケンス番号を付与しなくてもよい。シーケンス番号付与部122を無くして、チャネル分散部が、分割した各部分データに対して、HDLCフレーム25のデータ領域における位置を表すシーケンス番号を付与するようにしてもよい。その場合には、チャネル分散部が、分割された各部分データに対してシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部でもあることになる。
無線フレーム符号化部124は、シーケンス番号付与部122においてシーケンス番号が付与された各部分データを符号化した無線符号化フレームを生成して、対応する衛星チャネル毎に出力する。より具体的には、無線フレーム符号化部124は、第2チャネルバッファ群120のそれぞれのチャネルバッファから出力される、HDLCフレーム25を分割して生成された各部分データ(シーケンス番号が付与されている)に対して、衛星通信システム1において採用されている無線フレーム方式に従って符号化処理を行なう。符号化処理としては、例えば、予め定められた処理ブロック単位で符号化する、ターボ符号またはリードソロモン符号などが用いられてもよい。
無線フレーム符号化部124は、処理ブロック単位(すなわち、無線符号化フレーム27(図3参照)の生成)毎にポーリング出力を発生させてもよい。
通常、衛星通信システムで用いられるキャリアの伝送レートは、Ethernetよりも低いため、通信装置100Aは、キャリアの実効伝送レートに関する情報に基づいて、上位データ(Ethernetフレーム)をポーリングするタイミングを決定してもよい。このように、衛星通信路では比較的大きな通信遅延が発生し得るので、第1チャネルバッファ群116の深さ(バッファ容量)は十分に確保しておくことが好ましい。
また、優先制御または優先廃棄が必要な場合には、第1チャネルバッファ群116にHDLCフレーム25が格納されている状態で、当該HDLCフレーム25に対して、送信順序の入れ替えや廃棄などを行なうようにしてもよい。
なお、図4には、理解を容易化するために、FIFOバッファを用いたような態様で構成を描いているが、必ずしもFIFOバッファを用いて実装する必要はなく、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの同期性を保証できるデバイスを用いて実装してもよい。本発明の技術的範囲は、上記の実装形態に限定されるものではなく、任意の実装形態を包含し得る。
(受信側基地局での受信処理)
次に、本実施の形態に従う衛星通信システム1における受信側基地局での受信処理について説明する。
図5は、本実施の形態に従う衛星通信システム1における通信装置100Bの機能構成例を示す模式図である。図5を参照して、通信装置100Bは、制御部132と、無線フレーム復号化部140と、シーケンス番号識別部142と、リオーダバッファ群144と、リオーダ部146と、HDLCフレーム受信処理部148と、Ethernetインターフェイス(I/F)152とを含む。
通信装置100Aから無線符号化フレームが通信装置100Bに到着すると、まず、無線フレーム復号化部140が復号化処理を実行する。すなわち、無線フレーム復号化部140は、通信装置100Aから複数の衛星チャネルで信号を受信して複数の無線符号化フレーム27に復号化する復号化部である。より具体的には、無線フレーム復号化部140は、衛星通信システム1において採用されている無線フレーム方式に従って受信した信号に対して復号化処理を行なうことで、無線符号化フレーム27を生成する。生成される無線符号化フレームの各々にはシーケンス番号が付与されている。
図5に示す例では、通信装置100Bは、複数の衛星チャネルのそれぞれで無線符号化フレーム27を受信することになるので、キャリアの伝送レートの大きさ、および、無線フレーム復号化部140による処理能力などに応じて、無線フレーム復号化部140を同時に利用する衛星チャネルの数だけ配置してもよいし、単一の無線フレーム復号化部140が複数の衛星チャネルのそれぞれで受信する無線符号化フレーム27を処理するようにしてもよい。
制御部132は、チャネル分散規則情報133を予め保持している。チャネル分散規則情報133は、通信装置100Aのチャネル分散部118によるチャネル分散の規則を規定した情報であり、制御部132は、チャネル分散規則情報133に従って、シーケンス番号識別部142およびリオーダ部146に対して動作指令を与える。図5では、制御部132がチャネル分散規則情報133を保持する場合を示す。制御部132とは異なる通信装置100Bの部分にチャネル分散規則情報133を保持してもよい。シーケンス番号識別部142およびリオーダ部146が、自発的にチャネル分散規則情報133を参照するようにしてもよい。
シーケンス番号識別部142は、無線フレーム復号化部140により順次復号化される無線符号化フレーム27を、リオーダバッファ群144の対応するリオーダバッファへ格納(エンキュー)する。リオーダバッファ群144は、束ねて利用される複数の衛星チャネルにそれぞれ対応付けられた複数のバッファを含む。すなわち、シーケンス番号識別部142は、受信した無線符号化フレーム27の各々に付与されているシーケンス番号に基づいて、無線符号化フレーム27に含まれるデータ(図3に示すデータ本体29)をリオーダバッファ群144のうち対応するバッファに格納する。対応するリオーダバッファは、チャネル分散規則情報133に基づいて決められる。シーケンス番号識別部142は、受信した無線符号化フレームの各々に付与されているシーケンス番号に基づいて、当該無線符号化フレームに含まれるデータを複数のバッファのうち対応するバッファに格納する識別部である。
リオーダ部146は、リオーダバッファ群144にそれぞれ格納されるデータを予め定められた規則に従って引き出して、HDLCフレーム受信処理部148へ出力する。より具体的には、リオーダ部146は、リオーダバッファ群144の各リオーダバッファの先頭にある無線符号化フレーム27のシーケンス番号を参照しながら、予め定められた順番(典型的には、1ずつインクリメントする順番)に従って、無線符号化フレーム27を対応するリオーダバッファから引き出す。リオーダ部146は、複数のバッファにそれぞれ格納されるデータを予め定められた規則に従って引き出して、HDLCフレーム受信処理部148へ出力する出力部である。HDLCフレーム受信処理部148は、再構成したデータリンク層プロトコルに従うフレームから上位フレームを再構成して出力する受信処理部である。
このように、シーケンス番号識別部142、リオーダバッファ群144、および、リオーダ部146は、通信装置100Aから複数の衛星チャネルで受信した複数の無線符号化フレーム27を、各無線符号化フレーム27に含まれるシーケンス番号に基づいて、HDLCフレーム25(データリンク層プロトコルに従うフレームに相当)として再構成する再構成部を構成する。
HDLCフレーム受信処理部148は、HDLCフレーム25(データリンク層プロトコルに従うフレームに相当)からEthernetフレーム20(上位フレームに相当)を再構成して出力する。より具体的には、HDLCフレーム受信処理部148は、元の順序に配置された1つまたは複数の無線符号化フレーム27からHDLCフレーム25を復元するとともに、さらに、復元された1つまたはHDLCフレーム25からEthernetフレーム20を復元する。
通常、ダウンリンク通信の受信処理においては、Ethernetのスループットに比較して衛星回線のスループットが小さいので、データ処理性能上のボトルネックはないと考えられる。そのため、リオーダバッファ群144の各リオーダバッファのバッファ量は、必要最低限で済む。
なお、図5には、理解を容易化するために、FIFOバッファを用いたような態様で構成を描いているが、必ずしもFIFOバッファを用いて実装する必要はなく、例えば、SDRAMなどの同期性を保証できるデバイスを用いて実装してもよい。本発明の技術的範囲は、上記の実装形態に限定されるものではなく、任意の実装形態を包含し得る。
(チャネル分散方法)
上述したように、本実施の形態に従う衛星通信システム1においては、無線符号化フレーム27にシーケンス番号28を付与することで、複数の衛星チャネルに分散させて、複数の無線符号化フレーム27を伝送する。このようなチャネル分散のいくつかの方法について説明する。
上述したように、典型的な方法として、無線符号化フレーム27の生成順に従って、利用可能な複数の衛星チャネルの間でシーケンスに衛星チャネルを割当てるようにしてもよい。例えば、チャネル#4〜#6を利用できる場合には、無線符号化フレーム27の生成順に従って、チャネル#4→チャネル#5→チャネル#6→チャネル#4→・・・の順に、利用する衛星チャネルを決定する。
このようなシーケンシャルなチャネル割当てに限定されることなく、例えば、1回のチャネル割当てにおいて、複数の無線符号化フレーム27を対象としてもよい。例えば、チャネル#4〜#6を利用できる場合には、無線符号化フレーム27の生成順に従って、チャネル#4→チャネル#4→チャネル#5→チャネル#5→チャネル#6→チャネル#6→チャネル#4→・・・といった順に、利用する衛星チャネルを決定してもよい。
さらに、いずれかの衛星チャネルに対してより多くの無線符号化フレーム27を割当てるようにしてもよい。例えば、離散的に確保された周波数帯に対してそれぞれキャリアが設定されているような場合において、キャリアの周波数帯に応じて、伝送レートが異なり得る。このような場合には、予め取得された各キャリアの伝送レートに応じて、伝送レートが高い衛星チャネルには低い衛星チャネルよりも多くの無線符号化フレーム27を割当てるようにスケジュールしてもよい。
さらに、無線符号化フレーム27の割当てを動的に決定してもよい。例えば、気象条件などによって、複数のキャリアのうちキャリアの実効伝送レートが低下しているような場合には、当該実行伝送レートが低下しているキャリアに対応する衛星チャネルに対する無線符号化フレーム27の割当てを相対的に少なくしてもよい。
(利点)
本実施の形態に従う衛星通信システムは、同一の送受信局に対して複数の衛星チャネル(キャリア)を割当ててデータ伝送する場合において、1衛星チャネルだけを割当てる従来の場合よりも高効率伝送および高スループットを実現できる。また、本実施の形態に従う衛星通信システムは、データリンク層プロトコルに従うフレームを分割して複数の衛星チャネルでそれぞれ伝送するので、より上位のトランスポート層などでのマルチホーミング伝送を採用する場合に比較して、衛星通信機器以外の既存伝送装置についての機能、性能、バッファリソースに依存することなく、高効率伝送を実現できる。また、衛星通信を利用するへき地などまたは移動体に設置された通信装置によっては、1つの衛星通信システムだけしか利用できない場合があり、マルチホーミング伝送を採用できない場合がある。本発明の衛星通信システムでは、1つの衛星通信システムだけしか利用できない場合でも、従来よりも高効率伝送および高スループットを実現できる。
上述の実施の形態として例示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能である。あるいは、実施の形態同士を組み合わせてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 衛星通信システム、2,4 送受信局、10 衛星、12,14 アンテナ、20 Ethernetフレーム、21 プリアンブル、22 ヘッダ、23 データ、24 CRC、25 HDLCフレーム、26 アイドルコード、27 無線符号化フレーム、28 シーケンス番号、29 データ本体、30 パディングデータ、100A,100B 通信装置、102,132 制御部、103 チャネル割当情報、110 インターフェイス、112 チャネル分離部、114 送信処理部、116 第1チャネルバッファ群、118 チャネル分散部、120 第2チャネルバッファ群(複数のチャネルバッファ)、122 シーケンス番号付与部、124 無線フレーム符号化部、133 チャネル分散規則情報、140 無線フレーム復号化部(復号化部)、142 シーケンス番号識別部(識別部)、144 リオーダバッファ群(複数のバッファ)、146 リオーダ部(出力部)、148 HDLCフレーム受信処理部(受信処理部)、150A,150B RF装置、200A,200B レイヤ2スイッチ(L2SW)、250 ゲートウェイ(GW)、300 サーバ、350 ユーザ端末。

Claims (8)

  1. 複数の衛星チャネルを同時に利用できる、第1の通信装置と第2の通信装置とを備えた衛星通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    受信した上位フレームから生成されたデータリンク層プロトコルに従うフレームを分割して複数の衛星チャネルにそれぞれ割当てるチャネル分散部と、
    分割された各部分データに対してシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部と、
    前記シーケンス番号が付与された各部分データを符号化し衛星チャネルで無線伝送するフレームである無線符号化フレームを生成して対応する衛星チャネル毎に出力する符号化部とを備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置から複数の衛星チャネルで受信した複数の前記無線符号化フレームを、各無線符号化フレームに含まれるシーケンス番号に基づいて、データリンク層プロトコルに従うフレームとして再構成する再構成部と、
    前記再構成したデータリンク層プロトコルに従うフレームから上位フレームを再構成して出力する受信処理部とを備えることを特徴とする、衛星通信システム。
  2. 複数の衛星チャネルを同時に利用して他の通信装置と通信可能な、衛星通信システム用の通信装置であって、
    受信した上位フレームから生成されたデータリンク層プロトコルに従うフレームを分割して複数の衛星チャネルにそれぞれ割当てるチャネル分散部と、
    分割された各部分データに対してシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部と、
    前記シーケンス番号が付与された各部分データを符号化し衛星チャネルで無線伝送するフレームである無線符号化フレームを生成して対応する衛星チャネル毎に出力する符号化部とを備えることを特徴とする、通信装置。
  3. 前記チャネル分散部は、前記受信した上位フレームに含まれる上位タグの内容に基づいて、データ伝送に利用する1つまたは複数の衛星チャネルを決定することを特徴とする、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記複数の衛星チャネルの各々に対応付けられた複数のチャネルバッファをさらに備え、
    前記チャネル分散部は、前記データリンク層プロトコルに従うフレームの各部分データを前記複数のチャネルバッファのうち対応するチャネルバッファへ格納することを特徴とする、請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 前記チャネル分散部は、前記シーケンス番号が付与された状態の部分データが前記符号化部での処理ブロック単位と一致するように、前記データリンク層プロトコルに従うフレームを分割することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 複数の衛星チャネルを同時に利用して他の通信装置と通信可能な、衛星通信システム用の通信装置であって、
    他の通信装置から複数の衛星チャネルで信号を受信して、符号化され衛星チャネルで無線伝送されるフレームである複数の無線符号化フレームに復号化する復号化部を備え、前記複数の無線符号化フレームの各々にはシーケンス番号が付与されており、
    前記複数の無線符号化フレームを各無線符号化フレームに含まれるシーケンス番号に基づいて、データリンク層プロトコルに従うフレームとして再構成する再構成部と、
    前記再構成したデータリンク層プロトコルに従うフレームから上位フレームを再構成して出力する受信処理部とを備えることを特徴とする、通信装置。
  7. 前記再構成部は、
    複数のバッファと、
    前記受信した無線符号化フレームの各々に付与されているシーケンス番号に基づいて、当該無線符号化フレームに含まれるデータを前記複数のバッファのうち対応するバッファに格納する識別部を含むことを特徴とする、請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記再構成部は、前記複数のバッファにそれぞれ格納されるデータを予め定められた規則に従って引き出して、前記受信処理部へ出力する出力部をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の通信装置。
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