JP2019014499A - シート掛け補助装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、例えば工事現場では、機材等を一時的に野外に保管しなければならないため、この場合も、機材等にシートを掛けている。
上記したシートには、一般にブルーシートと呼ばれるポリエチレン製のシートや、薄い布製の防水シート等が用いられている。
このため、転落防止措置などの安全対策を講ずる必要があり、準備作業を含めた作業時間が増大し、作業能率の低下などを招いていた。
なお、物品が破損し易い場合には、作業員が物品の上に上ることができなかった。
このシート掛け補助装置は、動力走行可能な台車と、この台車に伸縮可能に立設された支柱と、この支柱の先端部に設けられたロッド支持装置と、このロッド支持装置に支持されたシート掛けロッドとを備えている。なお、シート掛けロッドは、基部を形成するパイプに、径が順次小さくなる複数のパイプを嵌め込んで伸縮自在に形成され、基部のパイプに嵌め込まれたパイプの外周に、シート巻取りパイプが回転自在に装着されている。
これにより、物品へのシート掛けを、地上の作業員が安全かつ支障なく実施できる。
更に、シート掛け補助装置は、支柱、ロッド支持装置、及び、シート掛けロッドが、動力走行可能な台車に、一体となって設けられた構成であるため、コストがかかる。
前記昇降手段に着脱自在な架台と、
前記架台に設けられ、前記台車の走行方向とは直交する水平方向に伸縮する吊持ロッドと、
伸長状態にある前記吊持ロッドの長手方向両側に設けられ、前記シートの片側両端部が取付け取外し可能な握持手段とを有する。
また、吊持ロッドは伸縮するので、シート掛け補助装置を使用しない場合は吊持ロッドを縮めることができ、装置構成をコンパクトにできる。
従って、物品へのシート掛け作業を、簡単な構成で、作業性よく安全に、しかも、経済的に実施できる。
また、握持手段を、挟持板と締付けボルトとスプリングで構成する場合、簡単な構成でシートの取付け取外し作業を実施できる。
更に、吊持ロッドに撓み防止手段を設ける場合、例えば、吊持ロッドに取付けられたシートの重さが重くても、また、このシートが強風に晒されたとしても、吊持ロッドの撓みを抑制、更には防止できる。
なお、台車がフォークリフトである場合、例えば、各作業現場にあるフォークリフトを用いてシート掛け作業を実施できるので、シート掛け補助装置の使用に際しては、各作業現場にシート掛け補助装置のみを搬送すればよく、運搬費用を削減できる。
図1〜図6に示すように、本発明の一実施の形態に係るシート掛け補助装置10は、フォークリフト(台車の一例)11が備える昇降手段12の爪部(フォーク)13に着脱自在に設けられ、フォークリフト11の走行と昇降手段12の昇降動作により、物品(図示しない)の表面にシート14を掛ける装置である。以下、詳しく説明する。
物品の表面に掛けるシート14は、一般的には四角形(長方形や正方形)状のものであり、例えば、ブルーシートと呼ばれるポリエチレン製のシートや、薄い布製の防水シート等がある。
このフォークリフト11は、エンジン式のものであるが、バッテリー式や手動式のものでもよい。なお、シート掛け補助装置10の移動と昇降動作が可能であれば、フォークリフト11以外の台車を用いることもできる。
2個の爪差込み部19は、開口部20の軸心方向をX方向に合わせた状態で、Y方向に間隔を有して平行に、架台本体18に取付け固定されている。
これにより、フォークリフト11の2つの爪部13をそれぞれ、爪差込み部19の開口部20に挿通、又は、開口部20から引抜くことができ、架台15を昇降手段12に着脱自在にできる。
高さ調整補助手段21は、架台15上に取付け固定されたベース部22と、吊持ロッド16が取付け固定された載置台23とを有し、ベース部22と載置台23とが昇降機構24で連結されている。
この昇降機構24は、X字状に交差させた対となるリンク25、26を2組有し、この2組のリンク25、26がベース部22上にX方向に間隔を有して対向配置され、対向するリンク25、26の交差部分は連結軸27によって回転自在に結合されている。
また、対向するリンク25の下端部はそれぞれ、ベース部22に回動自在に取付けられ、対向するリンク26の下端部はそれぞれ、ベース部22にY方向に沿ってスライド自在(摺動可能)に取付けられている。そして、対向するリンク25の上端部はそれぞれ、載置台23にY方向に沿ってスライド自在(摺動可能)に取付けられ、対向するリンク26の上端部はそれぞれ、載置台23に回動自在に取付けられている。
油圧シリンダ(アクチュエータ)は、その軸心をY方向に合わせて配置され、シリンダチューブの基部が、対向するリンク26の下部に設けられた連結部材に、ピストンロッドの先部が、対向するリンク25の下部に設けられた連結部材に、それぞれ回動自在に連結されている。
これにより、ピストンロッドをシリンダチューブに対して進退させることで、リンク25とリンク26とのなす角が調整され、ベース部22に対する載置台23の高さ位置、即ち、架台15に対する吊持ロッド16の高さ位置を調整できる。
また、載置台23のY方向一側端部には、各ガイド柱28(溝)内を走行するガイドローラ29が設けられ、このガイドローラ29がガイド柱28に沿って上下方向に移動可能になっている。
これにより、載置台23は水平状態を維持しながら昇降できる。
吊持ロッド16は、外幅が順次小さくなる複数(ここでは、4本)の角筒状(断面長方形状)のロッド部30〜33で構成され、外幅が最大であるロッド部30に、各ロッド部31〜33がスライド自在に順次嵌め込まれて伸縮可能になっている(テレスコピック構造)。このため、複数のロッド部30〜33のうち、外幅が最大で最も外側に位置するロッド部30が、載置台23上に取付け固定されている。
なお、吊持ロッドの構成は、上記した構成に限定されるものではなく、例えば、シートの種類(重さや長さ)や使用環境(風の強さ)等を考慮して、ロッド部の本数(2本、3本、又は、5本以上)や材質(剛性)、サイズ(断面形状)等を、種々変更することができる。
フランジ部36には、挿入側ロッド部33の外周輪郭より僅かに大きく、かつ、ストッパプレート35を含めた挿入側ロッド部33の外周輪郭より小さな四角形の開口部37が形成されている。
この受入れ側ロッド部32に対する挿入側ロッド部33の最長引抜き時の位置決めは、押圧レバー38を用いて行う。この押圧レバー38は、受入れ側ロッド部32の先部上壁に貫通状態で螺合し、その先端部が、挿入側ロッド部33に取付け固定されたストッパプレート35の上面に当接可能なものである。なお、受入れ側ロッド部32に対する挿入側ロッド部33の引抜き位置が、長手方向の途中位置の場合は、押圧レバー38の先端部が挿入側ロッド部33の上面部に当接する。
まず、挿入側ロッド部33にストッパプレート35を、例えば溶接により取付け固定する。このとき、予め挿入側ロッド部33にフランジ部36を嵌め込んでおく。
次に、挿入側ロッド部33の基側を受入れ側ロッド部32に挿入し、受入れ側ロッド部32の先側開口部にフランジ部36を、例えば溶接により取付け固定する。
これにより、受入れ側ロッド部32へ挿入側ロッド部33を取付けることができる。
この握持手段17は、図5(A)、(B)に示すように、ロッド部33(ロッド部30も同様)の下面に取付け固定された固定板39と、この固定板39(ロッド部33の下面)に間隔を有して平行に配置された挟持板40と、固定板39と挟持板40の間隔を調整する締付けボルト41と、挟持板40を固定板39側へ付勢する付勢部材42とを備えている。
締付けボルト41は、平面視してロッド部33の先側に配置され、挟持板40に貫通状態で螺合し、その先端部が固定板39に回転自在に設けられている。このため、固定板39と挟持板40とで形成される隙間の開口側は、ロッド部33の基側に向いている。
このように、ロッド部30、33にそれぞれ設けられた2つの握持手段17は、固定板39と挟持板40とで形成される隙間の開口側が向き合うように、ロッド部30、33に取付けられているため、シート14の片側両端部を、その両側から挟み込むように、取付けることができる。
ここで、挟持板40の固定板39との対向面には、例えば、ゴム製や樹脂製の滑り止め材43が貼り付けられ、これにより、握持手段17からのシート14の脱落を抑制、更には防止できる。なお、滑り止め材は、固定板の挟持板との対向面に設けることもでき、また、双方の対向面に設けることもできる。
一方、握持手段17からのシート14の取外しは、締付けボルト41を緩めることで実施できるが、締付けボルト41の操作を必ずしも行う必要はなく、例えば、シート14を引っ張ることで実施することもできる。
なお、シート14は、固定板39を用いることなく、ロッド部33の下面(ロッド部30も同様)と挟持板40とで挟むこともできる。
撓み防止手段44は、ステンレス製のワイヤ45と、このワイヤ45を巻取り巻戻し可能なドラム46を備えており、伸長状態にある吊持ロッド16の基側に位置するロッド部30の基部にドラム46が取付け固定され、先側に位置するロッド部33の先部(伸長状態にある吊持ロッド16の先側)にドラム46から巻戻されたワイヤ45の先部が取付け固定されている。
図1〜図4中の符号49は、ドラム46に取付けられたハンドルであり、例えば、作業者がハンドル49を回すことで、ドラム46へのワイヤ45の巻取り、又は、ドラム46からのワイヤ45の巻戻し(送出し)を実施できる。
なお、ワイヤ45の先部は、縮んだ状態の吊持ロッド16に設けられた各ガイド47の挿通孔48に挿通し、ロッド部33の先部に取付け固定することもできる。この場合、その後、吊持ロッド16を伸長状態にする。
次に、ハンドル49を回してワイヤ45をドラム46へ巻取り、ワイヤ45を緊張状態にした後、ドラム46が動かないように固定する。
まず、図6に示すように、シート掛け補助装置10をフォークリフト11に装着する。具体的には、フォークリフト11を走行させて、地面に置かれたシート掛け補助装置10の爪差込み部19の開口部20に、フォークリフト11の爪部13を差込み、シート掛け補助装置10を爪部13に固定する。このとき、吊持ロッド16は縮んだ状態にあり、高さ調整補助手段21の載置台23は低い状態にある(図2、図3参照)。
具体的には、外幅が最大のロッド部30から、他のロッド部31〜33を引き抜く。このとき、押圧レバー38を操作し、吊持ロッド16の伸長状態を維持する。
そして、撓み防止手段44のドラム46からワイヤ45を巻戻し、ワイヤ45を各ガイド47の挿通孔48に順次挿通して、ワイヤ45の先部をロッド部33の先部に取付け固定する。続いて、撓み防止手段44のドラム46のハンドル49を回し、ワイヤ45をドラム46へ巻取った後、ドラム46が動かないように固定することで、ワイヤ45を緊張状態にする。
なお、シート掛け補助装置10を、フォークリフト11の昇降手段12のみにより、物品にシート14を掛けることが可能な高さ位置まで上昇させることができるのであれば、上記したように、ベース部22に対して載置台23を上昇させなくてもよい(架台15に対して吊持ロッド16を上昇させなくてもよい)。
上記した吊持ロッド16の伸長と、架台15に対する吊持ロッド16の上昇は、シート掛け補助装置10をフォークリフト11に装着する前に実施することもできる。
具体的には、固定板39と挟持板40との間にシート14を配置し、必要に応じて締付けボルト41を操作し、握持手段17からのシート14の脱落を防止する。このとき、上記したように、ワイヤ45は撓み防止手段44で緊張状態にしているため、シート14の重みによる伸長状態の吊持ロッド16の撓みを抑制、更には防止できる。
このように、握持手段17にシート14を取付けた後は、図1に示すように、フォークリフト11の昇降手段12により、シート掛け補助装置10を、物品の上方位置まで上昇させる。
次に、フォークリフト11の昇降手段12により、シート掛け補助装置10を下降させた後、握持手段17からシート14を取外し、シート14を物品に固定する。
以上の操作により、物品へのシート14掛け作業を実施できる。
以上に示したように、本発明のシート掛け補助装置10を用いることで、物品へのシート掛け作業を、簡単な構成で、作業性よく安全に、しかも、経済的に実施できる。
前記実施の形態においては、吊持ロッドに撓み防止手段を設けた場合について説明したが、例えば、吊持ロッドの構成(材質(剛性)やサイズ)、シートの重さ、周囲の環境(風の強さ)の影響等により、吊持ロッドに発生する撓みが問題ない程度であれば、撓み防止手段を設けなくてもよい。
また、前記実施の形態においては、吊持ロッドを複数の角筒状のロッド部で構成した場合について説明したが、伸縮自在であれば特に限定されるものではなく、例えば、外径が順次小さくなる複数の円筒状のロッド部で構成することもできる。
Claims (6)
- 台車が備える昇降手段に着脱自在に設けられ、前記台車の走行と前記昇降手段の昇降動作により、物品の表面にシートを掛けるシート掛け補助装置であって、
前記昇降手段に着脱自在な架台と、
前記架台に設けられ、前記台車の走行方向とは直交する水平方向に伸縮する吊持ロッドと、
伸長状態にある前記吊持ロッドの長手方向両側に設けられ、前記シートの片側両端部が取付け取外し可能な握持手段とを有することを特徴とするシート掛け補助装置。 - 請求項1記載のシート掛け補助装置において、前記吊持ロッドは前記架台上に、該架台に対する前記吊持ロッドの高さ位置を調整する高さ調整補助手段を介して設けられていることを特徴とするシート掛け補助装置。
- 請求項1又は2記載のシート掛け補助装置において、前記握持手段は、前記吊持ロッドの下面に間隔を有して配置された挟持板と、前記吊持ロッドの下面と前記挟持板の間隔を調整する締付けボルトと、前記挟持板を前記吊持ロッドの下面側へ付勢するスプリングとを備えていることを特徴とするシート掛け補助装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート掛け補助装置において、前記吊持ロッドには、ワイヤ及び該ワイヤを巻取り巻戻し可能なドラムを備えた撓み防止手段が設けられ、前記吊持ロッドの基側に前記ドラムが取付け固定され、前記吊持ロッドの先側に前記ドラムから巻戻された前記ワイヤの先部が取付け固定されていることを特徴とするシート掛け補助装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート掛け補助装置において、前記吊持ロッドは、外幅が順次小さくなる複数の角筒状のロッド部で構成され、該複数のロッド部が順次スライド自在に嵌め込まれていることを特徴とするシート掛け補助装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のシート掛け補助装置において、前記台車はフォークリフトであり、前記架台には、前記フォークリフトの爪部を挿通する爪差込み部が設けられていることを特徴とするシート掛け補助装置。
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