JP2019018995A - 紙葉類繰出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】斜行の発生を抑制して紙葉類の確実な繰り出しを実現する。
【解決手段】紙葉類繰出装置1は、最も上側の紙葉類Pに接触して当該紙葉類Pを繰り出し方向に蹴り出す複数のキッカーローラ(11)と、複数のキッカーローラをそれぞれ揺動可能な状態で支持する支持機構(右フレーム31、左フレーム)と、複数のキッカーローラを揺動位置に関係なく一定の押圧力で最も上側の紙葉類に向けて付勢する付勢手段(右引張りバネ41、左引張りバネ)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば紙幣入出金機等に内蔵されて紙幣(紙葉類の例)の繰り出しを行う紙葉類繰出装置に関する。
紙幣入出金機では、入金された紙幣は重ねて収納される。そして紙幣が出金される際は、最上位の紙幣から繰り出される。紙幣の繰り出しには、キッカーローラとフィードローラとを有する紙葉類繰出装置が用いられる。特許文献1〜3には、紙葉類繰出装置の例が示されている。
特開平7−137870号公報 実公平6−2983号公報 特許第6064597号公報
近年、紙幣には様々なセキュリティ構造(例えばセキュリティスレッド、ホログラム、凹版印刷など)が設けられている。これらセキュリティ構造は、紙幣の他の部位に比べて厚みが大きいため、紙幣の厚みは均一でない。すなわち、部分的に厚みが異なっている紙幣が増えている。このような紙幣を多数、平らなステージ上に同じ向きに重ねると、セキュリティ構造がある部位と無い部位との間で全体の厚みが大きく異なるため、最上位の紙幣はステージと平行にならず、傾いた斜めの姿勢となる。このように紙幣の集積高さが左右で異なる場合、キッカーローラ(ピックアップローラ)と紙幣との接触状態が左右で異なり、紙幣が繰り出される際に斜行してしまう場合がある。
特許文献1の装置では、左右一対のピックアップローラ(キッカーローラに相当)がスプリングによって付勢されて、紙幣の最上位のものと一定の押圧力で接触するとされている。しかし、ピックアップホルダの先端に配置された左右一対のピックアップローラは、一体となって回動するから、ピックアップローラの軸は常にフロア(ステージ)と平行である。そうすると、最上位の紙幣が傾いている場合、ピックアップローラと当該紙幣との接触状態は左右で大きく異なり、斜行が発生する可能性が高い。
特許文献2の装置でも同様に、左右一対のピックアップローラが一本のシャフトに支持された状態で配置される。そして自動調心軸受けが、ピックアップローラのシャフトが紙幣の最上位面に対して平行となるように傾斜させる。これにより、紙幣の繰り出しの際の斜行が抑制される。
特許文献3の装置では、集積された紙幣を挟んでピックアップローラと反対側にビルプレスが配置され、ビルプレスにおけるピックアップローラと対向する位置に突起部が儲けられる。そしてピックアップローラと突起部とによって集積された紙幣を挟持することで、ピックアップローラと紙幣とを確実に接触させて、斜行が抑制され、確実な繰り出しが行われる。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、斜行の発生を抑制して紙葉類の確実な繰り出しを実現する手法を提供することにある。
〔構成1〕
上記目的を達成するための紙葉類繰出装置の特徴構成は、
昇降するステージに上下方向に積み重ねられた紙葉類を上側から繰り出す紙葉類繰出装置であって、
最も上側の紙葉類に接触して当該紙葉類を繰り出し方向に蹴り出す複数のキッカーローラと、
複数の前記キッカーローラをそれぞれ揺動可能な状態で支持する支持機構と、
複数の前記キッカーローラを揺動位置に関係なく一定の押圧力で最も上側の紙葉類に向けて付勢する付勢手段と、を有する点にある。
上記の特徴構成によれば、付勢手段が、キッカーローラを揺動位置に関係なく一定の押圧力で付勢するから、最も上側の紙葉類が傾いていて揺動位置がキッカーローラ毎に異なる場合であっても、押圧力が一定となって斜行の発生を抑制して紙葉類の確実な繰り出しを実現することができる。
〔構成2〕
本発明に係る紙葉類繰出装置の別の特徴構成は、
前記付勢手段は、引張りバネによりキッカーローラの付勢を行い、揺動位置に関係なく引張りバネの弾性力が同じになるように構成されている点にある。
上記の特徴構成によれば、揺動位置に関係なく引張りバネの弾性力が同じになるよう付勢手段が構成されているから、最も上側の紙葉類が傾いていて揺動位置がキッカーローラ毎に異なる場合であっても、押圧力が一定となって斜行の発生を抑制して紙葉類の確実な繰り出しを実現することができる。
〔構成3〕
本発明に係る紙葉類繰出装置の別の特徴構成は、
前記付勢手段は、引張りバネと押圧部材とを有し、
前記引張りバネは、一端が前記支持機構に取り付けられ、引張り力を生じて前記キッカーローラを付勢し、
前記押圧部材は、前記支持機構に取り付けられ、前記引張りバネを横から押圧して曲げ変形させ、
前記キッカーローラが上方向へ揺動するにつれて前記引張りバネの両端間の距離が増加し、前記押圧部材による前記引張りバネの曲げ変形量が減少する点にある。
上記の特徴構成によれば、キッカーローラが上方向へ揺動するにつれて引張りバネの両端間の距離が増加し、押圧部材による引張りバネの曲げ変形量が減少する。そうすると、引張りバネの両端間の距離増加と曲げ変形量の減少とが相殺するから、揺動位置に関係なく引張りバネの弾性力が同じになり、キッカーローラの押圧力が一定となって斜行の発生を抑制して紙葉類の確実な繰り出しを実現することができる。
〔構成4〕
本発明に係る紙葉類繰出装置の別の特徴構成は、
前記付勢手段は、前記支持機構に取り付けられた重りである点にある。
上記の特徴構成によれば、支持機構に取り付けられた重りが、キッカーローラを紙葉類に向けて付勢するから、キッカーローラが揺動位置に関係なく一定の押圧力で付勢されて、斜行の発生を抑制して紙葉類の確実な繰り出しを実現することができる。
紙葉類繰出装置の構造を示す図 図1のII−II矢視断面図 図1のIII−III矢視断面図 最も上の紙葉類の位置が低い場合の紙葉類繰出装置の状態を示す図 左右のキッカーローラの高さが異なる状態を示す図 図5のVI−VI矢視断面図 アイドラローラを有さない従来の紙葉類繰出装置の構造を示す図 キッカーローラの角度変位とバネ荷重の変化量との関係を示すグラフ 他の紙葉類繰出装置の構造を示す図 図9のX−X矢視断面図
<第1実施形態>
以下図面を参照しながら、本実施形態に係る紙葉類繰出装置について説明する。以下の説明では、図1に示すように、ステージ71に紙葉類Pが積層される方向を上Uとし、その反対方向を下Dとする。右キッカーローラ11により紙葉類Pが繰り出される方向であって、右キッカーローラ11からフィードローラ61に向かう方向を前Fとし、その反対方向を後Bとする。図1の紙面手前に向かう方向を右Rとし、その反対方向を左Lとする。
紙葉類繰出装置は、昇降するステージに上下方向に積み重ねられた紙葉類を上側から繰り出す装置である。紙葉類繰出装置は例えば、銀行や店舗で用いられる紙幣入出金機に内蔵される。紙幣入出金機は、紙幣(紙葉類Pの一例)が入金され、入金された紙幣を内部に貯留し、オペレータの操作に応じて表裏を揃えた状態で紙幣を出金する装置である。
本実施形態では、紙葉類繰出装置1は、図1に示すように、収納部70の上側に配置される。収納部70は、紙葉類Pを上下方向に積み重ねた状態で内部に収納する。収納部70は、ステージ71、移動機構72、および案内部材73を有する。
ステージ71は、水平方向(前後および左右方向)に延びる板状の部材である。ステージ71は、移動機構72によって収納部70の内部を上下方向に移動する。ステージ71の上側に、複数の紙葉類Pが、上下方向に積み重ねられる。
移動機構72は、後述する光電センサ66の出力に基づいて、ステージ71を上下方向に移動させる。具体的には移動機構72は、モータと、ステージ71とモータとを接続するベルト、および図示しない昇降ガイドにより構成される。
案内部材73は、フィードローラ61の外周に沿って配置される板状の部材であって、フィードローラ61によって前方向に繰り出される紙葉類Pを案内する部材である。
紙葉類繰出装置1は、右キッカーローラ11および左キッカーローラ12、右アイドラローラ21および左アイドラローラ22(押圧部材の例)、右フレーム31および左フレーム32(支持機構の例)、右引張りバネ41および左引張りバネ42(付勢手段の例)を有する。これら部材は、図2および図3に示されるように、左右方向に対象な形状を有し、左右方向に対称な位置に配置される。紙葉類繰出装置1は更に、フィードローラ61、フィードローラシャフト62(揺動軸の例)、圧接ローラ63、およびグリップローラ64を有する。
以下、紙葉類繰出装置1を構成する上述の部材について、図1〜図3を参照しながら説明する。
右キッカーローラ11は、左右方向に延びる回転軸の回りに回転駆動されるローラである。右キッカーローラ11の回転軸である右キッカーローラシャフト11aは、左右方向に延びるシャフトであって、右フレーム31に支持されている。右キッカーローラシャフト11aは、右ベルト11bによりフィードローラシャフト62に連結されている。右キッカーローラ11は、摩擦部位11cを有する。摩擦部位11cは、例えばゴム製の部材であって、右キッカーローラ11の外周面の約1/4を覆っている。右キッカーローラ11の外周面における摩擦部位11c以外の部位は、例えばプラスチックや金属等の摩擦係数の小さい材料で形成されており、接触する紙葉類Pに対する摩擦が摩擦部位11cよりも小さい。
右アイドラローラ21(押圧部材の例)は、左右方向に延びる回転軸の回りに従動回転するローラである。右アイドラローラ21の回転軸である右アイドラローラシャフト21aは、左右方向に延びるシャフトであって、右フレーム31に支持されている。右アイドラローラ21および右アイドラローラシャフト21aは、上下方向に関しては右キッカーローラ11およびフィードローラ61よりも上側に配置され、前後方向に関しては右キッカーローラ11よりも前側かつフィードローラ61よりも後側に配置されている。右アイドラローラ21は、右引張りバネ41を横から押圧して曲げ変形させる。これについては後に詳述する。
右フレーム31(支持機構の例)は、右キッカーローラ11および右アイドラローラ21を支持する部材である。右フレーム31は、フィードローラシャフト62(揺動軸の例)を中心として回動(揺動)可能な状態で、フィードローラシャフト62に支持されている。右フレーム31は、右ピン31aおよび右遮光部材31bを有する。
右ピン31aは、右フレーム31から右方向に突出するピンである。右ピン31aは、フィードローラシャフト62の上側かつ前側に配置されている。右引張りバネ41の右移動端41bが、右ピン31aに取り付けられる。
右遮光部材31bは、右フレーム31の後側に取り付けられた板状の部材である。右遮光部材31bは、右フレーム31のフィードローラシャフト62を中心とする揺動に伴って光電センサ66の検知領域を通過する。
右引張りバネ41は、コイルバネであって、右固定端41aが右固定ピン51に取り付けられ、右移動端41bが右フレーム31の右ピン31aに取り付けられる。右固定ピン51は、装置のフレームに対して固定されているピンである。右固定ピン51は、フィードローラシャフト62の上側かつ後側に配置されている。右引張りバネ41は、その自然長から引き延ばされた状態で右ピン31aと右固定ピン51との間に取り付けられ、かつ、右アイドラローラ21と接触して下方向に曲げられた状態となっている。右引張りバネ41は、右ピン31aに対して後方向の力(引張り力)を及ぼしている。つまり右引張りバネ41は、右フレーム31を、図1の紙面奥方向(左方向)に見て反時計回り方向に揺動させる方向に、力(引張り力)を及ぼしている。以上の作用によって、右キッカーローラ11は、右引張りバネ41によって、下方向、すなわち紙葉類Pに向けて付勢されている。
上述の通り左キッカーローラ12等は、右キッカーローラ11等と左右対称な形状、構造、配置を有する。冗長になるが以下説明する。
左キッカーローラ12は、左右方向に延びる回転軸の回りに回転駆動されるローラである。左キッカーローラ12の回転軸である左キッカーローラシャフト12aは、左右方向に延びるシャフトであって、左フレーム32に支持されている。左キッカーローラシャフト12aは、左ベルト12bによりフィードローラシャフト62に連結されている。左キッカーローラ12は、摩擦部位12cを有する。摩擦部位12cは、例えばゴム製の部材であって、左キッカーローラ12の外周面の約1/4を覆っている。左キッカーローラ12の外周面における摩擦部位12c以外の部位は、例えばプラスチックや金属等の摩擦係数の小さい材料で形成されており、接触する紙葉類Pに対する摩擦が摩擦部位12cよりも小さい。
左アイドラローラ22(押圧部材の例)は、左右方向に延びる回転軸の回りに従動回転するローラである。左アイドラローラ22の回転軸である左アイドラローラシャフト22aは、左右方向に延びるシャフトであって、左フレーム32に支持されている。左アイドラローラ22および左アイドラローラシャフト22aは、上下方向に関しては左キッカーローラ12およびフィードローラ61よりも上側に配置され、前後方向に関しては左キッカーローラ12よりも前側かつフィードローラ61よりも後側に配置されている。左アイドラローラ22は、左引張りバネ42を横から押圧して曲げ変形させる。これについては後に詳述する。
左フレーム32(支持機構の例)は、左キッカーローラ12および左アイドラローラ22を支持する部材である。左フレーム32は、フィードローラシャフト62(揺動軸の例)を中心として回動(揺動)可能な状態で、フィードローラシャフト62に支持されている。左フレーム32は、左ピン32aおよび左遮光部材32bを有する。
左ピン32aは、左フレーム32から左方向に突出するピンである。左ピン32aは、フィードローラシャフト62の上側かつ前側に配置されている。左引張りバネ42の左移動端42bが、左ピン32aに取り付けられる。
左遮光部材32bは、左フレーム32の後側に取り付けられた板状の部材である。左遮光部材32bは、左フレーム32のフィードローラシャフト62を中心とする揺動に伴って光電センサ66の検知領域を通過する。
左引張りバネ42は、コイルバネであって、左固定端42aが左固定ピン52に取り付けられ、左移動端42bが左フレーム32の左ピン32aに取り付けられる。左固定ピン52は、装置のフレームに対して固定されているピンである。左固定ピン52は、フィードローラシャフト62の上側かつ後側に配置されている。左引張りバネ42は、その自然長から引き延ばされた状態で左ピン32aと左固定ピン52との間に取り付けられ、かつ、左アイドラローラ22と接触して下方向に曲げられた状態となっている。左引張りバネ42は、左ピン32aに対して後方向の力(引張り力)を及ぼしている。つまり左引張りバネ42は、左フレーム32を、図1の紙面奥方向(左方向)に見て反時計回り方向に揺動させる方向に、力(引張り力)を及ぼしている。以上の作用によって、左キッカーローラ12は、左引張りバネ42によって、下方向、すなわち紙葉類Pに向けて付勢されている。
なお右フレーム31と左フレーム32とは、互いに干渉せず、フィードローラシャフト62に対して各々独立して揺動する。
フィードローラ61は、左右方向に延びる回転軸の回りに回転駆動されるローラである。フィードローラ61の回転軸であるフィードローラシャフト62は、左右方向に延びるシャフトであって、装置のフレームに対して回転可能な状態で支持されている。フィードローラシャフト62は、左右のキッカーローラよりも前側に配置され、左右のアイドラローラよりも前側かつ下側に配置されている。フィードローラ61は、その外周面の全体が、例えばゴム等の摩擦係数の大きい材料で形成されている。フィードローラ61は、フィードローラシャフト62に接続された駆動機構65により回転駆動される。
圧接ローラ63は、左右方向に延びる回転軸の回りに回転するローラである。圧接ローラ63は、案内部材73の外側において、フィードローラ61の下側にて、フィードローラ61と対向する位置に配置されている。圧接ローラ63はフィードローラ61に対して接近離間が可能な状態で配置され、コイルバネによりフィードローラ61に向けて押し付けられている。圧接ローラ63は、その外周面の全体が、例えばゴム等の摩擦係数の大きい材料で形成されている。圧接ローラ63は、その内部にワンウェイクラッチを内蔵している。圧接ローラ63とフィードローラ61とが直接接触している場合、圧接ローラ63とフィードローラ61の間には滑りが生じている。圧接ローラ63とフィードローラ61との間に1枚以上の紙葉類Pが挟まれた場合には、フィードローラ61に接触している1枚の紙葉類Pのみがフィードローラ61の回転により繰り出される。これにより、紙葉類繰出装置1における複数の紙葉類Pの繰り出しが抑制される。
グリップローラ64は、左右方向に延びる回転軸の回りに回転するローラである。グリップローラ64は、案内部材73の外側において、フィードローラ61の前側にて、フィードローラ61と対向する位置に配置されている。グリップローラ64はフィードローラ61に対して接近離間が可能な状態で配置され、コイルバネによりフィードローラ61に向けて押し付けられている。フィードローラ61と圧接ローラ63との間から繰り出された紙葉類Pが、グリップローラ64とフィードローラ61との間に挟まれて、さらに搬送される。
駆動機構65は、フィードローラシャフト62を回転駆動する。具体的には駆動機構65は、モータと、フィードローラシャフト62とモータとを接続するベルトにより構成されている。
光電センサ66は、投光部と受光部との間に右遮光部材31bおよび左遮光部材32bが存在するか否かを検知するセンサである。光電センサ66の検知結果に基づいて、収納部70の移動機構72の動作が制御される。
次に、紙葉類繰出装置1による紙葉類Pの繰り出しの動作について説明する。収納部70からの紙葉類Pの繰り出しが指示されると、駆動機構65が動作し、フィードローラシャフト62が回転し、右キッカーローラ11および左キッカーローラ12が回転しする。そうすると、最も上側の紙葉類Pに摩擦部位11cおよび摩擦部位12cが接触して、紙葉類Pが前側へ送られる。そしてその紙葉類Pは、フィードローラ61によって案内部材73に沿って前側(上側)へ送られて、紙葉類Pの繰り出しが完了する。左右のキッカーローラが1回転する毎に、1枚の紙葉類Pが繰り出される。
続いて、左右のキッカーローラの紙葉類Pに対する付勢について説明する。
図4は、最も上の紙葉類が適正位置よりも低い状態を示している。この場合、右遮光部材31b(および左遮光部材32b)が光電センサ66を遮光した状態となる。そうすると、移動機構72が動作して、ステージ71を上昇させる。ステージ71が上昇すると、紙葉類Pが左右のキッカーローラに接触して、左右のフレームを上方向へ回動させる。移動機構72は、左右の遮光部材が上方向へ移動して光電センサ66の検知領域から退避する状態(図1)まで、ステージ71を上昇させる。
ここで図5および図6に示すように、収納部70の最も上側の紙葉類Pが斜めに傾いている場合、具体的には右側が高くなっている場合について説明する。上述の通り移動機構72が動作してステージ71が上昇すると、まず紙葉類Pの右側と接触する右キッカーローラ11が押し上げられ、右遮光部材31bが上昇する。しかし右側に比べ、紙葉類Pの左側は低いため、左遮光部材32bの上昇は右側に比べて遅れる。そうすると、左遮光部材32bが光電センサ66の検知領域から退避した際には、図5および図6に示すように、右フレーム31は左フレーム32よりも上側に揺動した状態となる。
本実施形態では、左右のアイドラローラ(21、22)が、左右の引張りバネ(41、42)を横から押圧して曲げ変形させている。そしてキッカーローラ(11、12)が上方向へ揺動するにつれて引張りバネ(41、42)の両端間の距離が増加し、アイドラローラ(21、22)による引張りバネの曲げ変形量が減少する。これにより、キッカーローラ(11、12)の揺動位置に関係なく引張りバネの弾性力が同じになり、紙葉類Pへの押圧力が揺動位置に関係なく一定となっている。
以下詳しく説明する。本実施形態では、図1に示すように、右アイドラローラ21が、右ピン31aと右固定ピン51との間に位置する。これにより、右アイドラローラ21の下側に右引張りバネ41が接触して、右引張りバネ41が曲げ変形し、約45度曲げられた状態となっている。右アイドラローラ21が存在しない場合と比べると、右引張りバネ41の伸び量は増えており、右引張りバネ41の弾性力(引張り力、つまる右ピン31aを引く力)は増加している。
右キッカーローラ11が図1の位置にある状態から、図5の位置にある状態へ遷移した場合を考える。このとき、右フレーム31はフィードローラシャフト62を中心として上方向へ回転(揺動)する。そうすると、右フレーム31と共に、右ピン31aおよび右アイドラローラシャフト21aがフィードローラシャフト62を中心として回転移動する。
このとき、右引張りバネ41の右移動端41bは、前方下方向(図1の右下方向)へ移動する。これにより、右固定端41aと右移動端41bとの間の距離、すなわち右引張りバネ41の両端間の距離が増加する。
また右アイドラローラ21は、前方上方向(図1の右上方向)、すなわち右引張りバネ41から遠ざかる方向へ移動する。これにより、右アイドラローラ21による右引張りバネ41の曲げ変形量が減少する。
右引張りバネ41の両端間の距離の増加は、右引張りバネ41の弾性力を増加させる方向に作用する。一方、右引張りバネ41の曲げ変形量の減少は、右引張りバネ41の弾性力を減少させる方向に作用する。これらの作用が相殺し合うことによって、図1の状態と図5の状態(右アイドラローラ21が上方向へ揺動した状態)との間で、右引張りバネ41の弾性力が同じになり、右キッカーローラ11の紙葉類Pに向けての押圧力が同じになる。
図5の状態における左キッカーローラ12の位置は、図1の状態における右キッカーローラ11の位置と同じである。したがって図5・図6の状態、すなわち収納部70の最も上側の紙葉類Pが斜めに傾いて右側が高くなっている状態において、左右のキッカーローラの紙葉類Pに向けての押圧力が同じになり、繰り出しの際の斜行が抑制される。なお本実施形態の紙葉類繰出装置1は左右方向に対称な形状・配置を有するから、収納部70の最も上側の紙葉類Pの左側が高くなっている場合にも同様の結果となる。
図7は、左右のアイドラローラを有さない従来の紙葉類繰出装置1の構造を示している。この場合、右キッカーローラ11が上方向へ変位すると、右引張りバネ41の両端間の距離は増加するが、アイドラローラによる曲げ変形は生じないため、右引張りバネ41の弾性力は大きく増加する。
図8は、アイドラローラの有無による引張りバネの弾性力の変化量の違いを示したグラフである。横軸はキッカーローラの変位量を角度で表したものである。縦軸は、引張りバネの弾性力の変化量である。アイドラローラがない場合(図7の構造)では、角度変位の増加に伴って、弾性力が大きく増加している。ここで図5・図6の状態では、右キッカーローラ11は左キッカーローラ12に比べて約10度上側に変位している。そうすると、右引張りバネ41の弾性力は左引張りバネ42の弾性力に比べて約1.6N大きくなる。
一方、アイドラローラがある場合(図1の構造)では、角度変位が増加した場合の弾性力の増加は、アイドラローラがない場合に比べて小さくなっている。図5・6の状態(右キッカーローラ11が約10度上側に変位)では、左右の引張りバネの弾性力の差は0.08Nであり、アイドラローラがない場合に比べて大幅に小さくなっている。
以上述べたように、本実施形態にかかる紙葉類繰出装置1は、最も上側の紙葉類Pに接触して当該紙葉類Pを繰り出し方向に蹴り出す複数のキッカーローラ(11、12)と、複数のキッカーローラをそれぞれ揺動可能な状態で支持する支持機構(右フレーム31、左フレーム32)と、複数のキッカーローラを揺動位置に関係なく一定の押圧力で最も上側の紙葉類に向けて付勢する付勢手段(右引張りバネ41、左引張りバネ42)と、を有する。
そして紙葉類繰出装置1は、引張りバネによりキッカーローラの付勢を行い、揺動位置に関係なく引張りバネの伸び量が同じになるように構成されている。
付勢手段は、引張りバネ(41,42)と押圧部材(右アイドラローラ21、左アイドラローラ22)とを有し、引張りバネは、一端が支持機構に取り付けられ、引張り力を生じてキッカーローラを付勢し、押圧部材は、支持機構に取り付けられ、引張りバネを横から押圧して曲げ変形させ、キッカーローラが上方向へ揺動するにつれて引張りバネの両端間の距離が増加し、押圧部材による引張りバネの曲げ変形量が減少する。
<第2実施形態>
上述の第1実施形態では、付勢手段が引張りバネ(41,42)と押圧部材(右アイドラローラ21、左アイドラローラ22)により構成された。本実施形態では、付勢手段は、支持機構に取り付けられた重り(右重り81、左重り82)である。以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図9および図10に、本実施形態にかかる紙葉類繰出装置1を示す。紙葉類繰出装置1は、右重り81および左重り82を有する。本実施形態では、右重り81と左重り82の重さは同じである。
右重り81は、右フレーム31の上側に取り付けられた重りである。右重り81の位置は、前後方向に関して右キッカーローラシャフト11aの真上であり、左右方向に関して右キッカーローラ11の右側である。
右重り81には重力Gが作用し、右重り81は、右フレーム31に対して下向きに力を及ぼす。これにより右重り81は、右キッカーローラ11を紙葉類Pに向けて付勢する。
左重り82は、左フレーム32の上側に取り付けられた重りである。左重り82の位置は、前後方向に関して左キッカーローラシャフト12aの真上であり、左右方向に関して左キッカーローラ12の左側である。
左重り82には重力Gが作用し、左重り82は、左フレーム32に対して下向きに力を及ぼす。これにより左重り82は、左キッカーローラ12を紙葉類Pに向けて付勢する。
ここで図9および図10の状態における、左右のキッカーローラの押圧力の差異について検討する。この状態では、左キッカーローラ12に比べて右キッカーローラ11の方が上側に揺動している。したがって、右フレーム31に取り付けられた右重り81は、左フレーム32に取り付けられた左重り82よりも上側に位置している。しかし、右重り81に作用する重力Gは、右キッカーローラ11の揺動位置に関係なく一定の大きさであり、方向は下向きである。したがって、左右のキッカーローラの紙葉類Pに向けての押圧力は同じである。
以上述べたように、本実施形態にかかる紙葉類繰出装置1は、最も上側の紙葉類Pに接触して当該紙葉類Pを繰り出し方向に蹴り出す複数のキッカーローラ(11、12)と、複数のキッカーローラをそれぞれ揺動可能な状態で支持する支持機構(右フレーム31、左フレーム32)と、複数のキッカーローラを揺動位置に関係なく一定の押圧力で最も上側の紙葉類に向けて付勢する付勢手段(右重り81、左重り82)と、を有する。
<他の実施形態>
<1>付勢手段(左右の引張りバネ(41、42)、右重り81、左重り82))によるキッカーローラ(11、12)の紙葉類Pに対する押圧力は、厳密に一定でなくてもよく、複数のキッカーローラの間の押圧力の差異が、紙葉類Pの斜行を抑制できる程度に小さければよい。すなわち、引張りバネ(41、42)の弾性力は、揺動位置が変化した際に厳密に同じでなくてもよく、複数のキッカーローラの間の押圧力の差異が、紙葉類Pの斜行を抑制できる程度に小さければよい。
<2>上述した第1実施形態では、収納部70に紙葉類Pが上下方向に積層され、紙葉類繰出装置1はその最上位の紙葉類Pを繰り出すよう配置された。紙葉類Pの積層方向は上下方向(重力の作用する方向)に限られない。紙葉類Pが横方向(水平方向)や斜め方向、あるいは下向きに積層された場合であっても、第1実施形態にかかる紙葉類繰出装置1を適用することが可能である。
なお上述の実施形態(他の実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 :紙葉類繰出装置
11 :右キッカーローラ
11a:右キッカーローラシャフト
11b:右ベルト
11c:摩擦部位
12 :左キッカーローラ
12a:左キッカーローラシャフト
12b:左ベルト
12c:摩擦部位
21 :右アイドラローラ(押圧部材)
21a:右アイドラローラシャフト
22 :左アイドラローラ(押圧部材)
22a:左アイドラローラシャフト
31 :右フレーム(支持機構)
31a:右ピン
31b:右遮光部材
32 :左フレーム(支持機構)
32a:左ピン
32b:左遮光部材
41 :右引張りバネ(付勢手段)
41a:右固定端
41b:右移動端
42 :左引張りバネ(付勢手段)
42a:左固定端
42b:左移動端
51 :右固定ピン
52 :左固定ピン
61 :フィードローラ
62 :フィードローラシャフト(揺動軸)
63 :圧接ローラ
64 :グリップローラ
65 :駆動機構
66 :光電センサ
70 :収納部
71 :ステージ
72 :移動機構
73 :案内部材
81 :右重り(付勢手段)
82 :左重り(付勢手段)
P :紙葉類

Claims (4)

  1. 昇降するステージに上下方向に積み重ねられた紙葉類を上側から繰り出す紙葉類繰出装置であって、
    最も上側の紙葉類に接触して当該紙葉類を繰り出し方向に蹴り出す複数のキッカーローラと、
    複数の前記キッカーローラをそれぞれ揺動可能な状態で支持する支持機構と、
    複数の前記キッカーローラを揺動位置に関係なく一定の押圧力で最も上側の紙葉類に向けて付勢する付勢手段と、を有する紙葉類繰出装置。
  2. 前記付勢手段は、引張りバネによりキッカーローラの付勢を行い、揺動位置に関係なく引張りバネの弾性力が同じになるように構成されている請求項1に記載の紙葉類繰出装置。
  3. 前記付勢手段は、引張りバネと押圧部材とを有し、
    前記引張りバネは、一端が前記支持機構に取り付けられ、引張り力を生じて前記キッカーローラを付勢し、
    前記押圧部材は、前記支持機構に取り付けられ、前記引張りバネを横から押圧して曲げ変形させ、
    前記キッカーローラが上方向へ揺動するにつれて前記引張りバネの両端間の距離が増加し、前記押圧部材による前記引張りバネの曲げ変形量が減少する請求項1に記載の紙葉類繰出装置。
  4. 前記付勢手段は、前記支持機構に取り付けられた重りである請求項1に記載の紙葉類繰出装置。
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