JP2019031848A - 固定金具及びデッキプレートの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶接を用いることなく又はデッキプレートに固定金具を通す孔をあけることなく、デッキプレートを鉄骨梁に固定する。【解決手段】固定金具100の差込部110が鉄骨梁10のフランジ12に差し込まれ、差込部110との挟持部120との間にデッキプレート50の端部が挟まれている。【選択図】図2
Description
本発明は、固定金具及びデッキプレートの固定構造に関する。
デッキプレートを梁に架設して梁の上面に点付け溶接して固定したのち、デッキプレートの上にコンクリートが打設される。このような、溶接によるデッキプレートの固定は、溶接時の火花の落下防止やキャプタイヤ―の引き回しが必要である。
そこで、特許文献1及び特許文献2には、溶接を用いることなく、鉄骨梁にデッキプレートを固定する金具に関する技術が開示されている。
しかし、特許文献1及び特許文献2の技術では、固定金具を通す孔をデッキプレートにあける加工が事前に必要である。
本発明は、上記事実に鑑み、溶接を用いることなく又はデッキプレートに固定金具を通す孔をあけることなく、デッキプレートを鉄骨梁に固定することが目的である。
請求項1の発明は、鉄骨梁のフランジへ差し込まれるU字状の差込部と、前記差込部の端部から折り返されて延在し、前記差込部との間に前記鉄骨梁に架設されたデッキプレートの端部を挟む挟持部と、を備えた固定金具である。
請求項1に記載の発明では、固定金具の差込部を鉄骨梁のフランジに差し込み、差込部との間に、鉄骨梁に架設されたデッキプレートの端部を挟持部で挟むことで、デッキプレートが鉄骨梁に固定される。よって、溶接を用いることなく又はデッキプレートに固定金具を通す孔をあけることなく、デッキプレートを鉄骨梁に固定することができる。
請求項2の発明は、前記差込部は、ばね性を有し、U字の開放側に向けて幅狭となっている、請求項1に記載の固定金具である。
請求項2に記載の発明では、固定金具の差込部は、ばね性を有し、U字の開放側に向けて幅狭となっているので、鉄骨梁のフランジから固定金具が外れにくい。また、異なるフランジ厚の鉄骨梁に対応することできる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の固定金具の差込部がフランジに差し込まれた鉄骨梁と、前記鉄骨梁に架設され、前記固定金具の挟持部に挟まれたデッキプレートと、を備えたデッキプレートの固定構造である。
請求項3に記載の発明では、固定金具の差込部を鉄骨梁のフランジに差し込み、差込部との間に、鉄骨梁に架設されたデッキプレートのプレート端部を挟持部で挟むことで、デッキプレートが鉄骨梁に固定される。よって、溶接を用いることなく又はデッキプレートに固定金具を通す孔をあけることなく、デッキプレートを鉄骨梁に固定することができる。
本発明によれば、溶接を用いることなく又はデッキプレートに固定金具を通す孔をあけることなく、デッキプレートを鉄骨梁に固定させることができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態の固定金具及びデッキプレートの固定構造について説明する。
本発明の一実施形態の固定金具及びデッキプレートの固定構造について説明する。
[構造]
本実施形態の固定金具の構造及びこの固定金具を用いて鉄骨梁に固定されたデッキプレートの固定構造について説明する。
本実施形態の固定金具の構造及びこの固定金具を用いて鉄骨梁に固定されたデッキプレートの固定構造について説明する。
(固定金具)
先ず、固定金具100について説明する。
先ず、固定金具100について説明する。
図1に示すように、固定金具100は、U字状の差込部110と挟持部120とを有している。本実施形態の固定金具100は、板厚1.2mmで幅約100mmの溶融亜鉛メッキ製の板金を成形して作製している。また、本実施形態の固定金具100の挟持部120の長さは約100mmである。なお、これらの材質や数値は一例であって、これらに限定されるものではない。
固定金具100の差込部110は、第一片部112と、第一片部112の一端部112Aから略直角に屈曲して延在する第二片部114と、第二片部114の一端部114Aから鋭角に屈曲して延在する第三片部116と、を含んで構成されている。第三片部116は、前述のように鋭角に屈曲しており、第一片部112側に向かって傾斜している。つまり、差込部110は、U字の開放側に向けて幅狭となっている。
また、差込部110は、ばね性を有しており、第三片部116は、想像線(二点鎖線)で図示されているように、第二片部114の一端部114Aである屈曲部位が支点となって開放側が広くなるように弾性変形する。
固定金具100の挟持部120は、差込部110に第一片部112の他端部112Bから屈曲して延在している。挟持部120は、差込部110の第一片部112から略直角に屈曲しているが、想像線(二点鎖線)で図示されているように、第一片部112の他端部112Bである根元部分から折り曲げられ(折り返され)、第一片部112と略平行になる。
(固定構造)
次に、固定金具100を用いて鉄骨梁10に固定されたデッキプレート50の固定構造について説明する。
次に、固定金具100を用いて鉄骨梁10に固定されたデッキプレート50の固定構造について説明する。
図4に示すように、Y方向を長手方向とするH形鋼からなる二本の鉄骨梁10がX方向に間隔をあけて架設されている。これら鉄骨梁10にデッキプレート50が掛け渡されて架設されている(図3も参照)。また、デッキプレート50は、Y方向に並んで設けられている。
図3及び図4に示すように、デッキプレート50のX方向の両側の端部52は、それぞれ鉄骨梁10の上側のフランジ12に固定金具100によって固定されている。
図2及び図3に示すように、固定金具100のU字状の差込部110が鉄骨梁10の上側のフランジ12へ差し込まれている。U字状の差込部110は、前述したようにばね性を有しており、フランジ12を挟んでいる(図1も参照)。
デッキプレート50の端部52は、この差込部110の第一片部112の上に載せられている。そして、挟持部120は根元部分から折り曲げられ(折り返され)、差込部110の第一片部112との間にデッキプレート50の端部52を挟み込んでいる(図1も参照)。
固定金具100の挟持部120とデッキプレート50の端部52とは、タッピングビス80によってビス固定され一体化している。また、図4に示すように、デッキプレート50のY方向の側部54同士は、上下に重ねられ、タッピングビス80によってビス固定され一体化している。
なお、図示していないが、このデッキプレート50の上に、鉄筋が配筋され、コンクリートが打設されている。
(施工方法)
次に、デッキプレート50を鉄骨梁10に掛け渡して固定金具100で固定する施工方法の一例について説明する。
次に、デッキプレート50を鉄骨梁10に掛け渡して固定金具100で固定する施工方法の一例について説明する。
まず、図5(A)に示すように、一枚目のデッキプレート50を鉄骨梁10の所定位置に位置決めして掛け渡す。また、鉄骨梁10のフランジ12のデッキプレート50の横に、固定金具100の差込部110を差し込む(図2も参照)。
なお、このとき挟持部120は折り曲げられる前の状態である(図1の実線で図示された状態である)。また、U字状の差込部110は、ばね性を有しており、ばね力によってフランジ12を挟んでいる。よって、固定金具100が鉄骨梁10のフランジ12から外れ難い。
図5(B)に示すように、固定金具100をY方向にスライドして、差込部110の第一片部112をデッキプレート50の端部52の下に入れる。
図5(C)に示すように、固定金具100の挟持部120を折り曲げて、差込部110の第一片部112との間にデッキプレート50の端部52を挟み込む(図1及び図2を参照)。なお、挟持部120の折曲方法はどのような方法であってもよいが、本実施形態では、最初に作業者が挟持部120を足で折り曲げて、その後、木製のハンマーで挟持部120を叩き、挟持部120とデッキプレート50の端部52を密着させる。
図8(A)に示すように、固定金具100の差込部110の第二片部114と鉄骨梁10のフランジ12の端部12Aとの間に隙間があいている場合がある。この場合、この隙間を無くすように、図8(B)に示すように、固定金具100の挟持部120の端部120Aを木製のハンマーで叩く等して、X方向にスライドし、固定金具100の差込部110の第二片部114を鉄骨梁10のフランジ12の端部12Aに接触させる。
図6(A)に示すように、挟持部120が折り曲げられる前の固定金具100の差込部110を鉄骨梁10のフランジ12に差し込む。
図6(B)に示すように、固定金具100の差込部110の第一片部112の上に重なるように、デッキプレート50を鉄骨梁10の所定位置に掛け渡す。なお、このときデッキプレート50の側部54同士が重なるようにする。
図7に示すように、固定金具100の挟持部120を折り曲げて、差込部110の第一片部112(図2を参照)との間にデッキプレート50の端部52を挟み込む。また、図8に示すように、固定金具100の挟持部120の端部120Aを木製のハンマーで叩く等して、X方向にスライドし、固定金具100の差込部110の第二片部114を鉄骨梁10のフランジ12の端部12Aに接触させる。
そして、図6、図8及び図7を繰り返し、複数のデッキプレート50を鉄骨梁10に順次掛け渡していく。なお、デッキプレート50の幅が合わない場所や柱際などは、標準のデッキプレート50に替えて幅狭や一部を切り欠く等した調整プレートを掛け渡す。
図4に示すように、全てのデッキプレート50(及び調整プレート)を掛け渡して敷き詰めたのち、上側から固定金具100の挟持部120とデッキプレート50の端部52とをタッピングビス80によってビス固定して一体化する(図2も参照)。また、デッキプレート50の側部54同士をタッピングビス80によってビス固定して一体化する。
そして、タッピングビス80の固定作業で発生した切粉を清掃する。なお、切粉を磁石に付けて清掃すると効率的に切粉を除去することができる。
また、図9に示すように、リング状の磁石70を固定箇所に載せてからタッピングビス80(図9(A)参照)で固定すると、切粉85(図9(A)参照)がリング状の磁石70の内面70Aに付き、切粉85が飛散しないので好適である。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
固定金具100の差込部110を鉄骨梁10のフランジ12に差し込み、差込部110との間に、鉄骨梁10に架設されたデッキプレート50の端部52を、挟持部120を折り曲げて挟むことで、デッキプレート50が鉄骨梁10に固定される。よって、溶接を用いることなく又はデッキプレート50に固定金具100を通す孔をあけることなく、デッキプレート50を鉄骨梁10に固定することができる。
また、固定金具100の差込部110は、ばね性を有し、U字の開放側に向けて幅狭となっているので、鉄骨梁10のフランジ12から固定金具100が外れにくい。また、異なるフランジ12の厚さの鉄骨梁10に対応することできる。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、固定金具100の挟持部120は、差込部110の第一片部112から略直角に屈曲しており、この状態から折り曲げて鉄骨梁10のフランジ12を挟み込んでいたが、これに限定されない。最初から固定金具100の挟持部120が折り返されていてもよい。なお、最初から挟持部120が折り返されている場合は、固定金具100をスライドして、挟持部120と差込部110との間に鉄骨梁10のフランジ12を差込み、必要があれば木製のハンマーで叩けばよい。
また、上記実施形態では、固定金具100の挟持部120はタッピングビス80でデッキプレート50の端部52にビス固定していたが、これに限定されない。タッピングビス80以外の固定部材や固定方法で固定してもよいし、固定されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、固定金具100の差込部110の第二片部114を鉄骨梁10のフランジ12の端部12Aに接触させていたが、これに限定されない。固定金具100の差込部110の第二片部114と鉄骨梁10のフランジ12の端部12Aとは接触しておらず隙間があいていてもよい。
また、上記実施形態では、平行に配置された二本の鉄骨梁10にデッキプレート50が架設されていたが、これに限定されない。一方が鉄骨梁10で他方が鉄骨梁10以外の部材にデッキプレート50が架設されていてもよい。この場合、一方の鉄骨梁10とデッキプレート50との固定に本発明の固定構造が適用される。また、鉄骨梁10以外のデッキプレート50が架設される部材とは、固定金具100の差込部110が差し込まれるフランジを有しない鋼管等の鉄骨梁や鉄筋コンクリート梁等である。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
10 鉄骨梁
12 フランジ
50 デッキプレート
52 端部
100 固定金具
110 差込部
120 挟持部
12 フランジ
50 デッキプレート
52 端部
100 固定金具
110 差込部
120 挟持部
Claims (3)
- 鉄骨梁のフランジへ差し込まれるU字状の差込部と、
前記差込部の端部から折り返されて延在し、前記差込部との間に前記鉄骨梁に架設されたデッキプレートの端部を挟む挟持部と、
を備えた固定金具。 - 前記差込部は、ばね性を有し、U字の開放側に向けて幅狭となっている、
請求項1に記載の固定金具。 - 請求項1又は請求項2の固定金具の差込部がフランジに差し込まれた鉄骨梁と、
前記鉄骨梁に架設され、前記固定金具の挟持部に挟まれたデッキプレートと、
を備えたデッキプレートの固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017153953A JP2019031848A (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 固定金具及びデッキプレートの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017153953A JP2019031848A (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 固定金具及びデッキプレートの固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019031848A true JP2019031848A (ja) | 2019-02-28 |
Family
ID=65523193
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| JP2017153953A Pending JP2019031848A (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 固定金具及びデッキプレートの固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019031848A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020153086A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | アーキヤマデ株式会社 | 屋根防水システム、及び、屋根改修方法 |
| WO2024211967A1 (en) * | 2023-04-14 | 2024-10-17 | Parkd Ltd | Construction system and method and connection system therefor |
| JP7610841B2 (ja) | 2021-06-17 | 2025-01-09 | 有限会社てんじん | デッキプレート位置決め具 |
-
2017
- 2017-08-09 JP JP2017153953A patent/JP2019031848A/ja active Pending
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