JP2019052000A - ジブ係留方法およびジブ係留装置 - Google Patents

ジブ係留方法およびジブ係留装置 Download PDF

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JP2019052000A JP2017175393A JP2017175393A JP2019052000A JP 2019052000 A JP2019052000 A JP 2019052000A JP 2017175393 A JP2017175393 A JP 2017175393A JP 2017175393 A JP2017175393 A JP 2017175393A JP 2019052000 A JP2019052000 A JP 2019052000A
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Yohei Matsuo
洋平 松尾
健一 中司
Kenichi Nakatsukasa
健一 中司
宮 英司
Eiji Miya
英司 宮
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Abstract

【課題】見た目が安定した状態でジブの係留を行うことが可能なジブ係留方法およびジブ係留装置を提供する。【解決手段】折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する係留ステップを有する。係留ステップは、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、ジブ15を垂下させる垂下ステップと、タワー14の基部またはクレーン本体に設けられた第1ウィンチ5から繰り出して、タワー14に設けられたシーブ7で折り返した第1ロープ8の先端と、ジブ15に設けられた第2ウィンチ6から繰り出した第2ロープ9の先端とを連結する連結ステップと、第1ロープ8の先端と第2ロープ9の先端とを連結した状態で、第1ウィンチ5で第1ロープ8を巻き取るとともに、第2ウィンチ6で第2ロープ9を巻き取ることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる引き寄せステップと、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、タワーの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法およびジブ係留装置に関する。
例えば、特許文献1には、クレーンにおいて折り畳まれた状態のジブをタワーにロックするためのジブ係留装置が開示されている。特許文献1では、タワー側に設けられたロック解除レバーの一端にロックピンが連結され、他端にロープが連結されている。作業者がロープを引っ張ると、ロック解除レバーが支点を中心に回動し、ロックピンがジブ側の係止軸を係止している状態が解除される。
特開2000−281281号公報
ここで、特許文献1において、ジブをタワーに係留する、あるいは係留状態のジブをタワーから解放する作業は、水平方向に対してタワーを略90度起立させた状態でしか実施されない想定となっている。クレーン自体は安全に係留作業を行えるようになっているが、ジブをタワーの腹面に抱いた姿勢は見た目が不安定である。また、タワーが略90度起立した状態では、強風下において風荷重によりタワーが後方に転倒する恐れがある。
そこで、本発明は、見た目が安定した状態でジブの係留を行うことが可能なジブ係留方法およびジブ係留装置を提供することを目的とする。
本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップを有し、前記係留ステップは、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられた第1ウィンチから繰り出して、前記ブームに設けられた回転体で折り返した第1ロープの先端と、前記ジブに設けられた第2ウィンチから繰り出した第2ロープの先端とを連結する連結ステップと、前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端とを連結した状態で、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取るとともに、前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられ、第1ロープを巻き取り又は繰り出す第1ウィンチと、前記ジブに設けられ、第2ロープを巻き取り又は繰り出す第2ウィンチと、前記ブームに設けられ、前記第1ロープをガイドする回転体と、を有し、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、前記ジブを垂下させた状態で、前記第1ウィンチから繰り出して前記回転体で折り返した前記第1ロープの先端と、前記第2ウィンチから繰り出した前記第2ロープの先端とを連結した後に、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取るとともに前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せることを特徴とする。
本発明によると、折り畳まれた状態のジブをブームに係留する際には、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、ジブを垂下させた状態で、第1ウィンチから繰り出して回転体で折り返した第1ロープの先端と、第2ウィンチから繰り出した第2ロープの先端とを連結する。そして、第1ウィンチで第1ロープを巻き取るとともに、第2ウィンチで第2ロープを巻き取ることで、垂下したジブをブームに引き寄せる。このように、ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブをブームに係留することができるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でブームが後方に転倒する恐れが少ない。よって、見た目が安定した状態でジブの係留を行うことができる。
タワークレーンの側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大平面図である。 タワークレーンの側面図である。 タワークレーンの側面図である。 タワークレーンの側面図である。 タワークレーンの側面図である。 タワークレーンの側面図である。 タワークレーンの側面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(タワークレーンの構成)
本実施形態のジブ係留装置1は、タワークレーン10の側面図である図1に示すように、タワークレーン10に設けられている。タワークレーン10は、クローラ式の下部走行体(クレーン本体)11に上部旋回体(クレーン本体)12が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、タワークレーン10は、クローラ以外の移動手段(例えばホイール)を用いた移動式クレーンであってもよいし、移動手段を持たない固定式クレーンであってもよい。また、本発明の適用対象はタワークレーンに限定されず、例えば、ラッフィングクレーンに本発明を適用することも可能である。
上部旋回体12の前部には、運転室13が設けられるとともに、タワー(ブーム)14が上部旋回体12に対して起伏可能に連結されている。タワー14の先端部には、ジブ15がタワー14に対して起伏可能に連結されている。ジブ15の先端には、ジブポイントシーブ16が設けられている。このジブポイントシーブ16からは巻上ロープ17を介してフック18が吊り下げられている。図1では、ジブ15が斜め上前方に延びた作業状態と、ジブ15が折り畳まれてタワー14の前面部にロックされたロック状態とをともに記載している。
上部旋回体12の後部には、カウンタウエイト19及びガントリ20が取り付けられている。また、上部旋回体12の後部には、少なくとも3個のドラム、つまりフック用ドラム(図示せず)とジブ起伏用ドラム(図示せず)とブーム起伏用ドラム(図示せず)とが前から後ろに並んで搭載されている。
フック用ドラムは、巻上ロープ17を巻き取り又は繰り出してフック18の巻き上げ又は巻き下げを行うものである。
タワー14の下部背面側に取り付けたジブ起伏用下部スプレッダ21と、ジブガイライン22の一端に連結したジブ起伏用上部スプレッダ23との間には、ジブ起伏用ロープ24が掛け渡されている。また、タワー14の先端には、側方からの平面視で三角形状のストラット25が揺動可能に支持されている。ジブ起伏用ドラムには、ジブ起伏用ロープ24の一端が巻き付けられている。ジブガイライン22の他端は、ストラット25のリヤストラット部25aの先端に接続されている。ストラット25のフロントストラット部25bの先端とジブ15の先端とは、ジブガイライン26により連結されている。ジブ起伏用ドラムによりジブ起伏用ロープ24を巻き取り又は繰り出すと、ジブ15がタワー14との結合点を中心として起伏するようになっている。
ガントリ20の上端に取り付けたブーム起伏用下部スプレッダ27と、ブームガイライン28の一端に連結したブーム起伏用上部スプレッダ29との間には、ブーム起伏用ロープ30が掛け渡されている。ブーム起伏用ドラムには、ブーム起伏用ロープ30の一端が巻き付けられている。ブームガイライン28の他端は、タワー14の先端に接続されている。ブーム起伏用ドラムによりブーム起伏用ロープ30を巻き取り又は繰り出すと、タワー14がその支点であるブームフットピン31回りに起伏するようになっている。
タワー14の下部背面側には、バックストップ装置32が設けられている。バックストップ装置32のばね32aがタワー14を前方に付勢することで、タワー14が水平方向に対して略90度起立した状態であっても、タワー14が後方に転倒することがない。
(ジブ係留装置の構成)
ジブ係留装置1は、係止装置2と、被係止装置3と、解除ロープ(解除部材)4と、を有している。係止装置2は、タワー14の前面部に設けられている。被係止装置3は、ジブ15に設けられている。被係止装置3は、ジブ15を折り畳んだ際に係止装置2に対向する位置に設けられている。ジブ15が折り畳まれた状態で被係止装置3が係止装置2によって係止されることで、ジブ15をタワー14にロックすることができる。
(係止装置)
ジブ係留装置1の詳細について説明する。図2〜図4は、ジブ係留装置1の拡大側面図であり、図5は、ジブ係留装置1の拡大平面図である。係止装置2は、ロックピン41を有する。このロックピン41が、被係止装置3の係止軸51を係止する係止位置(図2に示す位置)と、係止軸51の係止を解除する係止解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動することによって、ジブ15のロックおよびロック解除を実現することができる。
タワー14に取り付けられたタワー側ブラケット42には、レバー支持ブラケット43が突設されており、このレバー支持ブラケット43に、ロック解除レバー44が支点ピン44aを介して回動可能に連結されている。ロック解除レバー44の前端部にはロックピン41が連結されており、ロック解除レバー44の後端部には解除ロープ4が連結されている。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材、ロッド等の棒状部材を用いてもよい。
タワー側ブラケット42に取り付けられたロックフレーム46には、ガイド筒46aが形成されるとともに、ガイド筒46aに相対する位置にロック穴46bが形成されている。ロックピン41はガイド筒46a内を上下に移動することによって、ロックピン41がロック穴46bに嵌合する係止位置と、ロックピン41がロック穴46bから外れた係止解除位置との間で移動可能となっている。
ロック解除レバー44は、ロックピン41を係止位置に移動させるロック位置(図2に示す位置)と、ロックピン41を係止解除位置に移動させるロック解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動可能(回動可能)である。ロック解除レバー44のうち支点ピン44aよりも前側(ジブ15側)の部分とタワー側ブラケット42との間には、ロックスプリング47が介装されている。ロック解除レバー44は、ロックスプリング47によってロック位置の方向に付勢されている。
ロックフレーム46内には、ピンブロック部材48が設けられている。ピンブロック部材48は、ロックフレーム46内を前後方向に移動可能であり、スプリング48aによって前方に付勢されている。図3、図4に示すように、ロックピン41が係止解除位置にあるときには、ピンブロック部材48がガイド筒46aの一部を閉塞する位置まで付勢される。これによって、ロックピン41がピンブロック部材48によってブロックされ、係止位置に移動できないようになっている。
(解除ロープ)
解除ロープ4は、ロック解除レバー44の後端部に連結されている。この解除ロープ4を引っ張ることにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44をロック解除位置に移動させることが可能である。即ち、係止装置2と被係止装置3との係合を解除することが可能である。また、解除ロープ4を引っ張るのを止めれば、ロックスプリング47による付勢力によって、ロック解除レバー44がロック位置に移動可能となる。
(被係止装置)
ジブ15に設けられた被係止装置3は、係止軸51を有しており、この係止軸51がロックピン41によって係止されることで、折り畳まれた状態のジブ15がタワー14にロックされる。ジブ15に取り付けられたジブ側ブラケット52には、左右一対の軸支持ブラケット53が突設されている(図5参照)。軸支持ブラケット53の先端にはベアリング53aが設けられており、左右一対のベアリング53aによりロックピン41と交差する係止軸51が支持されている。
上記のような構成において、図2に示すように、係止位置にあるロックピン41により、ロックピン41よりもタワー14側に位置する係止軸51が係止されることで、ジブ15がタワー14の前面部にロックされる。ジブ15がロック状態であることは、運転室13に設けられたモニタランプにより作業者に報知される。
ジブ15のロックを解除する場合には、解除ロープ4を引っ張る。これにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44がロック解除位置に移動する。
その結果、図3に示すように、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。すると、係止軸51がスプリング48aの付勢力によってピンブロック部材48に押される。このとき、ジブ15をタワー14から前方に振り出すように起伏操作することで、ジブ15のロックが解除される。このとき、ロックピン41はピンブロック部材48によってブロックされ、ロックピン41が係止位置に戻ることはない。ジブ15のロックが解除状態であることは、運転室13に設けられたモニタランプにより作業者に報知される。なお、後述するように、タワー14が鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢である場合には、ジブ15のロックを解除した後に、ジブ15をタワー14から離隔させていくことになる。
ジブ15をロックする場合には、図4に示す状態において、ジブ15をタワー14の前面に向かって折り畳む。すると、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、スプリング48aの付勢力に抗してピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。その結果、ピンブロック部材48によるロックピン41のブロックが解除され、図2に示すように、ロックスプリング47の付勢力によりロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
(ウィンチ)
また、本実施形態のジブ係留装置1は、タワークレーン10の側面図である図6に示すように、第1ウィンチ5と、第2ウィンチ6と、シーブ(回転体)7と、を有している。
第1ウィンチ5は、タワー14の基部に設けられており、第1ロープ8を巻き取り又は繰り出す。なお、第1ウィンチ5は、下部走行体11や上部旋回体12といったクレーン本体に設けられていてもよい。また、第1ウィンチ5は、リービングウィンチであってもよい。
なお、リービングウィンチは、タワー14へのブーム起伏用ロープ30の巻き掛けを補助する装置である。リービングウィンチから繰り出したロープを、ブーム起伏用ロープ30の巻き掛けとは逆の順に巻き掛け、その先端に、ブーム起伏用ドラムから繰り出したブーム起伏用ロープ30の先端をつなぐ。そして、リービングウィンチでロープを巻き取ることで、ブーム起伏用ロープ30がタワー14に巻き掛けられる。
シーブ7は、第1ロープ8をガイドするものであり、タワー14に設けられている。より具体的には、シーブ7は、タワー14に着脱可能に取り付けられている。第1ウィンチ5から繰り出された第1ロープ8は、シーブ7で折り返され、第1ロープ8の先端は、タワー14に設けられた図示しない留め具に留め付けられている。なお、シーブ7の代わりにローラ等を用いてもよい。
第2ウィンチ6は、電動ウィンチであって、ジブ15に設けられており、第2ロープ9を巻き取り又は繰り出す。
後述するように、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、第1ロープ8と第2ロープ9とが連結される。第1ロープ8の先端には雄コネクタ(図示せず)が設けられており、第2ロープ9の先端には雌コネクタ(図示せず)が設けられている。雌雄一対のコネクタがピンで連結されることで、第1ロープ8の先端と第2ロープ9の先端とは、連結部9a(図7参照)として連結される。なお、連結部9aは、図中、×印として図示している。
タワークレーン10の側面図である図9に示すように、シーブ7は、第2ロープ9に連結された第1ロープ8をウィンチ5で巻き取る際に、シーブ7よりも上流側の第1ロープ8が、ジブ15の長手方向にほぼ直交する方向に引っ張られるように、第1ロープ8をガイドする。言い換えれば、シーブ7は、シーブ7よりも上流側の第1ロープ8をジブ15の長手方向にほぼ直交する方向にガイドするような位置に取り付けられている。
(ジブ係留装置の動作)
次に、ジブ係留装置1の動作について、図6〜図11を参照しつつ説明する。図6〜図11は、タワークレーン10の側面図である。
(係留ステップ)
折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する場合、まず、図6に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。次に、第2ウィンチ6から第2ロープ9を繰り出し、第2ロープ9の先端を地面に接地させる。
次に、図7に示すように、留め具に留め付けていた第1ロープ8の先端を、第2ロープ9の先端に連結して連結部9aとする。そして、図8に示すように、第2ウィンチ6で第2ロープ9を巻き取ることで、第1ロープ8と第2ロープ9との連結部9aを第2ウィンチ6の側方に位置させる。このとき、連結部9aである雌雄一対のコネクタを第2ウィンチ6で巻き取らないようにする。雌雄一対のコネクタを第2ウィンチ6で巻き取ると、第2ウィンチ6が破損する恐れがあるからである。
次に、第1ウィンチ5で第1ロープ8を巻き取っていく。図9に示すように、シーブ7よりも上流側の第1ロープ8が、ジブ15の長手方向にほぼ直交する方向に引っ張られていく。これにより、図10に示すように、垂下していたジブ15がタワー14の前面部に引き寄せられる。そして、第1ロープ8と第2ロープ9との連結部9aを、シーブ7と第2ウィンチ6との間に位置させる。このとき、連結部9aである雌雄一対のコネクタがシーブ7に乗り上げないようにする。雌雄一対のコネクタがシーブ7に乗り上げると、シーブ7が破損する恐れがあるからである。
ジブ15がタワー14に十分に近接すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
次に、図11に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、ストラット25が着地するまでタワー14を倒伏させる。このとき、ジブ15がタワー14にロックされているので、ジブ15がふらついて不安定になることがない。
(解放ステップ)
タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する場合、図11に示す姿勢から、ブーム起伏用ロープ30を巻き取ることで、図10に示すように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする。ここで、第1ロープ8の先端と第2ロープ9の先端とは連結され、第1ロープ8は第1ウィンチ5でを巻き取られ、第2ロープ9は第2ウィンチ6でを巻き取られている。本実施形態において、タワー14の水平面からの傾斜角度は80度であるが、傾斜角度はこれに限定されない。
次に、図3に示すように、解除ロープ4を引っ張ることで、ロック解除レバー44がロック解除位置に移動すると同時に、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。これにより、ジブ15のロックが解除される。
次に、図9に示すように、第1ウィンチ5から第1ロープ8を繰り出していく。これにより、ジブ15はタワー14から離隔していく。そして、図8に示すように、ジブ15が垂下した状態になった後も、第1ウィンチ5から第1ロープ8を繰り出す。その後、図7に示すように、第2ウィンチ6から第2ロープ9を繰り出し、第1ロープ8と第2ロープ9との連結部9aを接地させる。そして、第1ロープ8と第2ロープ9との連結を解除する。その後、図6に示すように、第1ロープ8の先端を留め具に留め付ける。
その後、ジブ起伏用ロープ24を巻き取ることで、ジブ15を水平かそれ以上に起こした後に、タワー14を起伏させて作業姿勢にする。
(変形例)
なお、被係止装置3を係止装置2によって係止する(ジブ15をタワー14にロックする)ことで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持しているが、第1ウィンチ5および第2ウィンチ6の引張力が十分に大きくて、第1ウィンチ5および第2ウィンチ6の引張力だけで、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を保持できるのであれば、係止装置2、被係止装置3、および、解除ロープ4を備えない構成であってもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るジブ係留方法およびジブ係留装置1によると、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際には、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、ジブ15を垂下させた状態で、第1ウィンチ5から繰り出してシーブ7で折り返した第1ロープ8の先端と、第2ウィンチ6から繰り出した第2ロープ9の先端とを連結する。そして、第1ウィンチ5で第1ロープ8を巻き取るとともに、第2ウィンチ6で第2ロープ9を巻き取ることで、垂下したジブ15をタワー14に引き寄せる。このように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、ジブ15をタワー14に係留することができるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でタワー14が後方に転倒する恐れが少ない。よって、見た目が安定した状態でジブ15の係留を行うことができる。
また、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際には、第1ロープ8の先端と第2ロープ9の先端とを連結し、第1ウィンチ5で第1ロープ8を巻き取り、第2ウィンチ6で第2ロープ9を巻き取った状態で、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、第1ウィンチ5に巻き取られていた第1ロープ8を繰り出すとともに、第2ウィンチ6に巻き取られていた第2ロープ9を繰り出すことで、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から離隔させる。そして、第1ロープ8の先端と第2ロープ9の先端との連結を解除する。このように、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、タワー14からジブ15を解放することができるので、見た目が安定しており、工事現場周辺の住民が不安を感じにくいとともに、強風でタワー14が後方に転倒する恐れが少ない。よって、見た目が安定した状態でジブ15の解放を行うことができる。
また、折り畳まれた状態のジブ15をタワー14に係留する際に、タワー14にジブ15を引き寄せた状態で、ジブ15に設けられている被係止装置3を、タワー14に設けられた係止装置2によって係止する。これにより、タワー14にジブ15を引き寄せた状態を確実に保持することができる。よって、ジブ15を安定的に係留することができる。
また、タワー14に係留されたジブ15をタワー14から解放する際に、タワー14を鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、解除ロープ4により係止装置2と被係止装置3との係合を解除する。これにより、タワー14に引き寄せられているジブ15をタワー14から好適に離隔させることができる。
また、シーブ7よりも上流側の第1ロープ8が、ジブ15の長手方向にほぼ直交する方向に引っ張られるように、シーブ7で第1ロープ8をガイドすることで、シーブ7よりも上流側の第1ロープ8がジブ15の長手方向に対して鈍角をなす方向に引っ張られるように第1ロープ8をガイドするのに比べて、モーメントアームを大きく採ることができる。その結果、小さな力でジブ15を引き寄せることができるので、タワークレーン10に常設されているリービングウィンチのような、引き力が小さい小型のウィンチを好適に使用することができる。
また、第1ロープ8の先端と第2ロープ9の先端との連結部がシーブ7と第2ウィンチ6との間に位置するように、第1ウィンチ5で第1ロープ8を巻き取るとともに、第2ウィンチ6で第2ロープ9を巻き取る。これにより、連結部がシーブ7に乗り上げることでシーブ7が破損したり、連結部を第2ウィンチ6で巻き取ることで第2ウィンチ6が破損したりしないようにすることができる。
また、シーブ7を、タワー14に着脱可能に取り付けることで、作業内容に応じてタワー14の長さを変更する場合に、タワー14への取り付け位置を容易に変更することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 ジブ係留装置
2 係止装置
3 被係止装置
4 解除ロープ(解除部材)
5 第1ウィンチ
6 第2ウィンチ
7 シーブ(回転体)
8 第1ロープ
9 第2ロープ
9a 連結部
10 タワークレーン
11 下部走行体(クレーン本体)
12 上部旋回体(クレーン本体)
13 運転室
14 タワー(ブーム)
15 ジブ
16 ジブポイントシーブ
17 巻上ロープ
18 フック
19 カウンタウエイト
20 ガントリ
21 ジブ起伏用下部スプレッダ
22 ジブガイライン
23 ジブ起伏用上部スプレッダ
24 ジブ起伏用ロープ
25 ストラット
26 ジブガイライン
27 ブーム起伏用下部スプレッダ
28 ブームガイライン
29 ブーム起伏用上部スプレッダ
30 ブーム起伏用ロープ
31 ブームフットピン
32 バックストップ装置
41 ロックピン
42 タワー側ブラケット
43 レバー支持ブラケット
44 ロック解除レバー
46 ロックフレーム
47 ロックスプリング
48 ピンブロック部材
51 係止軸
52 ジブ側ブラケット
53 軸支持ブラケット

Claims (12)

  1. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留方法であって、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する係留ステップを有し、
    前記係留ステップは、
    前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にして、前記ジブを垂下させる垂下ステップと、
    前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられた第1ウィンチから繰り出して、前記ブームに設けられた回転体で折り返した第1ロープの先端と、前記ジブに設けられた第2ウィンチから繰り出した第2ロープの先端とを連結する連結ステップと、
    前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端とを連結した状態で、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取るとともに、前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せる引き寄せステップと、
    を有することを特徴とするジブ係留方法。
  2. 前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する解放ステップをさらに有し、
    前記解放ステップは、
    前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端とを連結し、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取り、前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取った状態で、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にする傾斜ステップと、
    前記第1ウィンチに巻き取られていた前記第1ロープを繰り出すとともに、前記第2ウィンチに巻き取られていた前記第2ロープを繰り出すことで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させる離隔ステップと、
    前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端との連結を解除する連結解除ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のジブ係留方法。
  3. 前記係留ステップは、
    前記ブームに前記ジブを引き寄せた状態で、前記ジブに設けられている被係止装置を、前記ブームに設けられた係止装置によって係止する係止ステップをさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載のジブ係留方法。
  4. 前記解放ステップは、
    前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にした状態で、解除部材により前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除する係合解除ステップをさらに有することを特徴とする請求項3に記載のジブ係留方法。
  5. 前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取る際に、前記回転体で、前記回転体よりも上流側の前記第1ロープが、前記ジブの長手方向にほぼ直交する方向に引っ張られるように、前記第1ロープをガイドすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のジブ係留方法。
  6. 前記引き寄せステップにおいて、前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端との連結部が、前記回転体と前記第2ウィンチとの間に位置するように、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取るとともに、前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のジブ係留方法。
  7. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにおけるジブ係留装置であって、
    前記ブームの基部またはクレーン本体に設けられ、第1ロープを巻き取り又は繰り出す第1ウィンチと、
    前記ジブに設けられ、第2ロープを巻き取り又は繰り出す第2ウィンチと、
    前記ブームに設けられ、前記第1ロープをガイドする回転体と、
    を有し、
    折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームに係留する際に、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、前記ジブを垂下させた状態で、前記第1ウィンチから繰り出して前記回転体で折り返した前記第1ロープの先端と、前記第2ウィンチから繰り出した前記第2ロープの先端とを連結した後に、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取るとともに前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取ることで、垂下した前記ジブを前記ブームに引き寄せることを特徴とするジブ係留装置。
  8. 前記ブームに係留された前記ジブを前記ブームから解放する際に、前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端とを連結し、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取り、前記第2ウィンチで前記第2ロープを巻き取った状態で、前記ブームを鉛直方向に対して前方に傾斜した姿勢にし、前記第1ウィンチに巻き取られていた前記第1ロープを繰り出すとともに、前記第2ウィンチに巻き取られていた前記第2ロープを繰り出すことで、前記ブームに引き寄せられている前記ジブを前記ブームから離隔させ、前記第1ロープの先端と前記第2ロープの先端との連結を解除することを特徴とする請求項7に記載のジブ係留装置。
  9. 前記ブームに設けられた係止装置と、
    前記ジブに設けられ、前記ジブが折り畳まれた際に、前記係止装置によって係止される被係止装置と、
    をさらに有することを特徴とする請求項7又は8に記載のジブ係留装置。
  10. 前記係止装置と前記被係止装置との係合を解除することが可能な解除部材をさらに有することを特徴とする請求項9に記載のジブ係留装置。
  11. 前記回転体は、前記第1ウィンチで前記第1ロープを巻き取る際に、前記回転体よりも上流側の前記第1ロープが、前記ジブの長手方向にほぼ直交する方向に引っ張られるように、前記第1ロープをガイドすることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載のジブ係留装置。
  12. 前記回転体は、前記ブームに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載のジブ係留装置。
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