JP2019058151A - コンバイン - Google Patents
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Description
従来、刈取装置で刈取った穀稈を脱穀装置へ搬送する搬送エレベータ(フィーダ)をスパナ工具によって逆転させる構成は、公知である(特許文献2参照)。
前記公知例のうち後者のものは、搬送エレベータ(フィーダ)を手動操作により逆転させることはできるが、扱胴を手動回転させることはできないという課題がある。
本願は、扱胴を簡単に逆転させて、メンテナンスを容易にしたものである。
請求項2記載の発明では、前記専用工具45は軸棒形状のレバー部46の先端に、扱胴15の所定部分に当接する第一当接部49と該第一当接部49の当接部分より離れた所定部分に当接する第二当接部50とを有して形成した係合部48を設けて構成したコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明では、前記係合部48の第一当接部49は、左右一対の係合フック51の係合溝52に形成し、前記第二当接部50は左右の係合フック51を連結する当接板部53の前記第一当接部49の対向面に形成して構成したコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明では、前記専用工具45は、前記左右一対の係合フック51と係合フック51を連結する当接板部53により構成した一対の係合部48を互いに対向させてレバー部46の基部に設けて構成したコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明では、前記専用工具45は上方カバー55の上面側に取付けて格納する構成としたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明では、レバー部46の先端に、第一当接部49と第一当接部49より離れた部分に第二当接部50を設けているので、専用工具45の扱胴15への係合操作および逆転操作を容易にする。
請求項3記載の発明では、係合部48の第一当接部49は左右一対の係合フック51の係合溝52に形成し、前記第二当接部50は左右の係合フック51を連結する当接板部53の前記第一当接部49の対向面に形成して構成しているので、専用工具45を簡単に製造することができる。
請求項4記載の発明では、専用工具45は、第一当接部49となる係合フック51と第二当接部50となる当接板部53により構成した係合部48を一対互いに対向させてレバー部46の基部に設けているので、各係合部48を反対向きにして逆転操作ができ、これにより、狭い操作スペースでの専用工具45の操作を容易にできる。
請求項5記載の発明では、専用工具45は上方カバー55の上面側に取付けて格納する構成としているので、専用工具45の紛失の怖がれなく、いつでも、扱胴15の逆転操作できて詰まり除去を容易にする。
刈取装置4は、テーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の扱室15Aに接続する(図1)。
前記脱穀装置3は、上部に扱胴15を軸装し、扱胴15の主として下方側は扱網(図示省略)により包囲し、扱網の下方の始端側には唐箕16を設ける。扱室の下方には前記唐箕16の送風により穀粒と異物とを風選し得る風選室を形成し、風選室内には、唐箕16の送風方向(前後方向)に往復揺動する揺動選別棚17を設ける。揺動選別棚17の下方所定位置には一番コンベア18を設け、一番コンベア18の後側には二番コンベア19を設ける。
また、脱穀装置3の唐箕16の前方部分に中間軸25を貫通させて設け、中間軸25の一端に設けた中間プーリー26とエンジン20の出力プーリー27との間にベルト28を掛け回し。21は脱穀クラッチである。
中間軸25には別途中間プーリー29を設け、中間プーリー29には扱胴伝達軸30に設けた中間プーリー31との間にベルト32を掛け回し、扱胴伝達軸30に別途設けた中間プーリー33と前記刈取正転入力プーリー23との間にベルト34を掛け回し、刈取正転入力プーリー23にエンジン20の回転を伝達する構成としている(図4)。
扱胴15は、複数の扱歯37を取付けたパイプ状の扱歯支持部材38を扱胴15の回転方向に複数配置し、複数の扱歯支持部材38の内部に扱胴15のドラム部41を設ける。
扱胴15のドラム部41の外周面から扱歯支持部材38に向かって延出した遮蔽プレート44でドラム部41と扱歯支持部材38の間を塞ぐ構成とする(図5)。
即ち、ドラム部41の辺部28と各扱歯支持部材38との間に遮蔽プレート44を設ける。
そのため、扱歯支持部材38の内側に入り込んだ脱穀物へのこなし作用を高める。
即ち、脱穀被処理物の塊状に肥大成長するのを抑制し、未脱粒の穀粒が残ることを防止する。
そのため、前記空間42は、隣接する二本の扱歯支持部材38と、扱歯支持部材38の内側の遮蔽プレート44と、ドラム部41の外周とにより包囲された空間として形成され、空間42が扱歯支持部材38の移動軌跡の内側の扱胴15部分に形成されることになって、その結果、扱室15Aの容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
しかして、扱胴15は、扱胴軸40より扱胴軸40の放射方向に離れた部分に専用工具45を当接係合させて、通常の脱穀作業時の回転方向とは反対方向に逆転可能に構成する。
前記専用工具45は、軸棒形状のレバー部46の基部に係合部48を設けて構成する。係合部48は扱胴15の所定部分に当接する第一当接部49と第一当接部49の当接部分より離れた所定部分に当接する第二当接部50を有して形成し、第一当接部49および第二当接部50とレバー部46の長さによる梃子の原理によって扱胴15を手動回転させる。
本実施形態では、第一当接部49は係合フック51の係合溝52の内周(溝底)に形成し、係合溝52を扱歯支持部材38に係合当接させる構成としている。
すなわち、第一当接部49と扱歯支持部材38の当接部分が支点となり、第二当接部50と扱歯37の当接部分が作用点となり、レバー部46が力点となって、扱胴15を手動逆転可能になる。
係合部48は、当接板部53の両側を屈曲させて係合フック51を形成して構成している。
すなわち、レバー部46の先端の一方側面に係合部48Aを設け、係合部48Aの裏面側に係合部48Bを追加し、一方の係合部48Aと他方の係合部48Bは、扱胴37の延伸方向を基準として、扱胴15に係合させた際のレバー部46の延伸方向が異なる方向(角度)となる構成としている。
専用工具45は脱穀装置3の扱胴15の上方を包囲する上方カバー55を上方回動させて扱胴15の上面を露出させ、上方カバー55とグレンタンク5の間の上方カバー55側に専用工具45を挿入して係合部48を扱胴15に係合させて手動逆回転操作するが、上方カバー55側にて係合させるときは係合部48Aとし、グレンタンク5側に近づいたら係合部48Bを係合させることにより、グレンタンク5と上方カバー55とに干渉せずに、専用工具45の操作範囲を大きくすることができ、メンテナンスを容易にする。
換言すると、上方カバー55側にて係合部48Bを係合させると、レバー部46は係合部48Aのときよりもグレンタンク5側に位置し、反対に、グレンタンク5側にて係合部48Aを係合させたままだと、係合部48Bのときよりも上方カバー55側に位置して、専用工具45の操作範囲を大きくすることができ、メンテナンスを容易にする。
そのため、専用工具45の係合部48が扱歯37から外れるのを防止できて、扱胴15の逆転操作を容易にする。
専用工具45の第二当接部50(当接板部53)は、複数の扱歯37に当接するように構成する。
この場合、本実施形態の扱胴15は、扱歯37が広いピッチTの扱歯支持部材38と狭いピッチtで扱歯37を設けた扱歯支持部材38とを円周方向に交互に配置しており、狭いピッチtの二倍のピッチに広いピッチT(2t)に形成しているので、図3の狭いピッチtで扱歯37では2本または3本の扱歯37に専用工具45の第二当接部50を当接させている。
そのため、専用工具45による逆転操作の際の扱歯37の変形を防止することができる。
なお、扱歯37のピッチが広い扱歯支持部材38と狭いピッチの扱歯支持部材38とを交互に円周方向に配置しているので、扱室内の被処理物の攪拌作用を向上させ、脱穀処理効率を向上させることができる。
しかして、専用工具45は、上方カバー55の上面に設けたレバー取付部60にレバー部46を挿入し、専用工具45の係合フック51の部分をフック取付部62に取付け、専用工具45のレバー部46と係合フック51の何れか一方を蝶ボルト61により固定して格納する。
すなわち、図10では係合フック51の部分をフック取付部62に係合させた状態でレバー取付部60にレバー部46をピン60Aにより固定しており、図11では専用工具45のレバー取付部60にレバー部46を前側から挿入した状態で係合フック51の部分をフック取付部62に蝶ボルト61により固定して格納する。
そのため、上方カバー55を開けて扱胴15の逆転操作を容易にする。
また、図10では、レバー取付部60を前側に設け、フック取付部62を後側に設けているが、図11のようにレバー取付部60とフック取付部62の配置を前後反対にしてもよい。
図14はレバー取付部60の実施形態を示し、屈曲形成した板部材によりレバー部46の挿入孔65を形成している。
図15はフック取付部62の実施形態を示し、左右一対の起立板66により屈曲形成し、起立板66の一方または両方に挿通孔を設けて蝶ボルト61により専用工具45の係合部48を固定する。
すなわち、専用工具45のレバー部46をレバー取付部60の挿入孔65に挿入した状態で、係合部48を蝶ボルト61によりフック取付部62に固定する。
なお、図11ではフック取付部62の左右両側を蝶ボルト61により固定している。
図17はレバー取付部60の他の実施形態を示し、起立板部67に挿入孔65を形成している。
なお、各図の形状のレバー取付部60と各図の形状のフック取付部62の組合せは任意であり、レバー取付部60とフック取付部62の何れか一方に係合させ、何れか他方をピンまたはボルトにより固定すればよく、また、レバー取付部60とフック取付部62の前後位置関係および上方カバー55の設置位置も任意である。
本発明は上記構成であり、機体を走行装置2により走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を搬送エレベータ14により脱穀装置3に供給する。
脱穀装置3では回転する扱胴15により穀稈から穀粒を脱粒処理し、脱粒処理した被処理物を扱網(図示省略)から下方の揺動選別棚17上に落下させ、揺動選別棚17の往復揺動と唐箕16の送風により穀粒と異物とを風選し、一番物は一番コンベア18に回収し、二番物は二番コンベア19にて回収して再処理する。
しかして、扱胴15は、扱胴軸40より扱胴軸40の放射方向に離れた部分に専用工具45を当接係合させて、通常の脱穀作業時の回転方向とは反対方向に逆転可能に構成しているので、エンジン20を停止させた状態で、専用工具45による手作業で扱胴15を逆回転させて、扱室の詰まりを簡単に除去できて、メンテナンスを容易にする。
このように、扱胴軸40より離れた扱胴15の所定部分に専用工具45を係合させて、手動操作により通常の脱穀作業時の回転方向とは反対方向に逆転させるので、詰まり除去等のメンテナンスを容易にできる。また、歯車等の機械的逆転機構を必要とせず、手動操作により所望量適切に扱胴15を逆転させることができ、メンテナンスを容易にできる。
また、係合部48の第一当接部49は左右一対の係合フック51の係合溝52に形成し、前記第二当接部50は左右の係合フック51を連結する当接板部53の前記第一当接部49の対向面に形成して構成しているので、専用工具45を簡単に製造することができる。
また、専用工具45は、第一当接部49となる係合フック51と第二当接部50となる当接板部53により構成した係合部48を一対互いに対向させてレバー部46の基部に設けているので、各係合部48を反対向きにして逆転操作ができ、これにより、狭い操作スペースでの専用工具45の操作を容易にできる。
専用工具45の第二当接部50(当接板部53)は、複数の扱歯37に当接するように構成しており、図3の扱歯支持部材38では2本の扱歯37に当接させているが、別の扱歯支持部材38では倍の本数の扱歯37を植設して扱歯37の前後ピッチを狭くしているときには、3本の扱歯37に当接させているので、専用工具45による逆転操作の際の扱歯37の変形を防止することができる。
Claims (5)
- 走行装置(2)の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方に刈取装置(4)と搬送エレベーター(14)により接続された脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の側方にグレンタンク(5)を設け、前記脱穀装置(3)は外周面に扱歯(37)を設けた扱胴(15)を扱胴軸(40)により軸装して構成し、前記扱胴(15)は、該扱胴(15)を包囲する上方カバー(50)を開放させた状態で、扱胴軸(40)より離れた部分に係合する専用工具(45)により手動回転可能に構成したコンバイン。
- 請求項1記載の発明において、前記専用工具(45)は軸棒形状のレバー部46の先端に、扱胴(15)の所定部分に当接する第一当接部(49)と該第一当接部(49)の当接部分より離れた所定部分に当接する第二当接部(50)とを有して形成した係合部(48)を設けて構成したコンバイン。
- 請求項2記載の発明において、前記係合部(48)の第一当接部(49)は、左右一対の係合フック(51)の係合溝(52)に形成し、前記第二当接部(50)は左右の係合フック(51)を連結する当接板部(53)の前記第一当接部(49)の対向面に形成して構成したコンバイン。
- 請求項3記載の発明において、前記専用工具(45)は、前記左右一対の係合フック(51)と係合フック(51)を連結する当接板部(53)により構成した一対の係合部(48)を互いに対向させてレバー部(46)の基部に設けて構成したコンバイン。
- 請求項1〜請求項4記載の発明の何れかにおいて、前記専用工具(45)は上方カバー(50)の上面側に取付けて格納する構成としたコンバイン。
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