JP2019065663A - 地覆拡幅ユニット及びその施工方法 - Google Patents

地覆拡幅ユニット及びその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アスファルトのひび割れを防止し金属系アンカーを使用することができる地覆拡幅ユニットを提供する。【解決手段】フェースプレート2と、フェースプレート2の底側に配置しフェースプレート2と組み合わせ正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部10を形成するベースプレート3とを備え、ベースプレート3の中央付近にフェースプレート2の左側端が位置し、フェースプレート2の中央付近にベースプレート3の右側端が位置するように、フェースプレート2をベースプレート3の上に取り付けて組み合わせてあることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、道路橋において道路幅員の拡張を行うために設置する地覆拡幅ユニットに関する。
従来、地覆拡幅ユニットは、コンクリート床版からなる道路幅員の拡張手段として、床版側端部の地覆を除去して床版外側部にコンクリートによる地覆部を連結する方法に代わり使用されてきており、前面側外方に延伸して床版側端部の地覆除去部に固定する鋼製の地覆拡幅ユニットが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特許3377764号公報 特許6153187号公報 特許6166005号公報
アンカーの固定方法は一般に貫通式であるが、床版が厚い場合、あと施工アンカーによる固定方法が用いられる。あと施工アンカーには、金属系アンカーと接着系アンカーがある。通常、コンクリートを削孔する方法としては、削孔長が200mm以下はハンマードリルが用いられている。削孔長が200mm〜500mmの場合、ハンドハンマーが対応するが、打撃が強すぎて削孔周囲のコンクリート床版にクラックが発生するため実際には使用できない。削孔長が500mm〜1000mmの場合、コアボーリングマシーンが対応するが、鉄筋を切断する可能性がある。コアボーリングマシーンではダイヤモンドビットを用いるが、ダイヤモンドビットと鉄筋が接触しても判らないため、そのまま切断削孔してしまうおそれがある。したがって、例えば床版厚が540mmの場合、まずはハンマードリルにより200mm程度削孔を行い、接着系アンカーのあと施工アンカーを用いてアンカーを固定していた。
プレキャスト(PC)床版の場合、貫通式では、プレキャスト(PC)ケーブルによって導入させた圧縮力が断面欠損によりロスをおこすおそれがあり、また、I型桁等のプレキャスト(PC)桁では下フランジが断面欠損をおこすというおそれがあるため、貫通式は使えない。したがって、接着系アンカーのあと施工アンカーしか固定方法がなかった。
ところが、接着系アンカーに関しては、笹後トンネルの事故調査により、有機系接着剤の種類によってはアルカリ環境下において、加水分解を生じる場合があることが分かった。このような加水分解の進行の度合いが固着力に及ぼす影響については、十分に解明されていない。母材のコンクリートの中はアルカリ環境となる。
有機系接着剤以外に無機系接着剤も存在するが、施工性が悪くあまり使用されていない。また、接着系アンカーは接着剤の疲労特性や長期耐久性に関する知見が乏しい現状にある。
また、従来の地覆拡幅においては、縁石部を形成するフェースプレートと、フェースプレートと左右の側端が同じであるベースプレートとを、一つのユニットとしていた。かかるユニットは、縁石部の部分が上に盛り上がった長方形の形状であり、これを単に左右方向に並べていた。したがって、ユニットとユニットの間には下から上まで同じ位置に左右方向の境界があった。ベースプレートの部分は、アスファルトを被覆して道路の拡幅部として機能するため、車両が走行する度に上から車両の重みが加わる。
道路として拡幅部を形成する。
しかし、従来の構成では、耐力がなく、接着系アンカーより引張力がない金属系アンカーが使えないという問題があった。
また、従来の構成では、車両が拡幅部を走行すると、長方形のユニットは、まるでピアノ鍵盤の白鍵のように、ユニット単位でたわんで沈み込みや浮き上がりが生じるという問題があった。かかる問題は、特に拡幅量が大きく、またアスファルト厚が薄い場合には顕著に生じ、左右に並べたユニットとユニットの間の境界部分に沿ってアスファルトにひび割れが発生するという問題があった。
したがって、本発明の第1の目的は、上記した課題を解決し、アスファルトのひび割れを防止し金属系アンカーを使用することができる地覆拡幅ユニットを提供することにある。
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、上面部と、前記上面部の一端下方側に連設した前面部と、前記前面部と対面して前記上面部の他端下方側に連設した背面部とを有し、底側及び左右の側端が開口部である逆U字型のフェースプレートと、
前記フェースプレートの底側に配置し前記フェースプレートと組み合わせ、正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部を形成するベースプレートと、を備えた地覆拡幅ユニットであって、
前記ベースプレートの中央付近に前記フェースプレートの左側端が位置し、前記フェースプレートの中央付近に前記ベースプレートの右側端が位置するように、前記フェースプレートを前記ベースプレートの上に取り付けて組み合わせてあることを特徴とする地覆拡幅ユニットを提供する。
本発明の第1の態様によれば、従来の構成では一つのベースプレートに使用するアンカー数でユニット当たりの耐力計算していたものが、互い違いに組み合わせて連続体にできるため、2倍のアンカー数で耐力計算を行うことができるため、接着系アンカーより引張力が小さい金属系アンカーであっても耐力が確保でき、したがって、金属系アンカーを使用することができる。また、ユニットを組み合わせると構造体として連続体になるため、アンカー部分が万一破断等した場合でも、連なっている左右のユニットによって保持されるため、崩落防止になる。また、一部が破損しても連続体全体として破損しにくく縁石部としての機能を遂行し続けることができるため、冗長性が確保される。本発明の第1の態様によれば、プレキャスト床版でも金属系アンカーを使用して設置することができる。また、ベースプレートの左右の側端とフェースプレートの左右の側端とがずれているため、左右に並べたベースプレートをフェースプレートが橋渡しするように、互い違いに組み合わせて連続体にできるので、地覆拡幅として一体構造となるため、ユニットとユニットの間に左右方向の境界線が生じず、したがって、たわみが生じにくく、したがってベースプレートの左右端部分でのアスファルトのひび割れを防止できる。
また、前記ベースプレートが、
前記ベースプレート背面側端部上面に立設され、正面側から見て右半分が前記フェースプレートの背面部内側面の左半分に接続される背面側板と、
前記ベースプレート上面に前記背面側板と平行に立設され、右半分が前記フェースプレートの前面部外側面の左半分に接続される前面側板と、
前記ベースプレート上面に立設され、前記前面側板と前記背面側板とを連結した複数のベースプレート補強リブと、
を有することが好ましい。ベースプレートとフェースプレートとをより強固に連結することができる。
本発明の第2の態様は、上記目的を達成するため、本発明の第1の態様の地覆拡幅ユニットを左右方向に連続して並べ、
1の地覆拡幅ユニットのフェースプレートの右半分を、右隣の地覆拡幅ユニットのベースプレートの左半分の上に被せて嵌め込むことにより左右の地覆拡幅ユニットを連結する
ことを特徴とする地覆拡幅ユニットの施工方法を提供する。
本発明の第2の態様によれば、隣り合うユニットのベースプレートとフェースプレートを互い違いに組み合わせて連続体となるため、従来の倍のアンカー数で耐力計算を行うことができるため、接着系アンカーより引張力が小さい金属系アンカーであっても耐力が確保でき、したがって、金属系アンカーを使用することができる。また、連続体が形成されるため、アンカー部分が万一破断等した場合でも、連なっている左右のユニットによって保持されるため、崩落防止になる。また、一部が破損しても連続体全体として破損しにくく縁石部としての機能を遂行し続けることができるため、冗長性が確保される。本発明の第2の態様によれば、プレキャスト床版でも金属系アンカーを使用して設置することができる。また、ベースプレートの左右の側端とフェースプレートの左右の側端とがずれているため、左右に並べたベースプレートをフェースプレートが橋渡しするように、互い違いに組み合わせた連続体を形成し、地覆拡幅として一体構造であるため、ユニットとユニットの間に左右方向の境界線がなく、したがって、たわみが生じにくく、したがってアスファルトのひび割れを防止できる。
本発明によれば、金属系アンカーを使用することができる。また、崩落が防止でき、冗長性が確保できる。また、アスファルトのひび割れを防止できる。
本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の斜視図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の正面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の右側面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の左側面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の平面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の底面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の背面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1のA−A線断面図である。 本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1のB−B線断面図である。
以下、本発明について、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1の地覆拡幅ユニットは、連続して並べて道路幅を拡張する地覆拡幅構造を構成するものであって、ベースプレートと、対になるフェースプレートが、互いに左右方向に端部を半分ずらしたものである。地覆拡幅ユニットは、一つのフェースプレートがその下部に左右に並べた2つのベースプレートのうち右側のベースプレートの左半分と左側のベースプレートの右半分に被さるように嵌め込んで、複数個左右方向に並べて、固定して形成されている。各地覆拡幅ユニットは、左右方向に連結されて一つの地覆拡幅構造を形成する。
{構成}
図1は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の斜視図である。図1は、平面(上面)、正面、左側面を表す図である。
本発明の実施例1の地覆拡幅ユニット1は、フェースプレート2とベースプレート3と腹板6とを有する。本発明の実施例1の地覆拡幅ユニット1は、鋼製であって、背面側を外部側に、前面側(正面側)を床版側にして床版の端部となる床版側面に腹板6の先部折曲面部67が接するように連続して並べて設置する。本実施例においては、地覆拡幅ユニット1を取り付ける床版はプレキャスト(PC)床版であるが、通常のコンクリート床版でも、厚みがあるコンクリート床版でもよい。
本発明の実施例1の地覆拡幅ユニット1は、縁石部となる中空部分を背面側端部に有するものであり、橋梁上の設置に特に適している。実施例1の地覆拡幅ユニット1は連結して地覆拡幅構造を構成する。
フェースプレート2は、逆U字型であり、上面部24と、上面部24の一端下方側に連設した前面部23と、前面部23と対面して上面部24の他端下方側に連設した背面部22とを有し、底側及び左右の側端が開口部である。なお、本願において、前面部側を正面とし背面部側を背面として左右方向を特定する。
ベースプレート3は、フェースプレート2の底側に配置しフェースプレート2と組み合わせ、正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部10を形成する。
ベースプレート3の中央付近にフェースプレート2の左側端が位置し、フェースプレート2の中央付近にベースプレート3の右側端が位置するように、フェースプレート2をベースプレート3の上に取り付けて組み合わせてある。
本発明の実施例1の地覆拡幅ユニットの施工方法は、地覆拡幅ユニットを左右方向に連続して並べ、1の地覆拡幅ユニットのフェースプレートの右半分を、右隣の地覆拡幅ユニットのベースプレートの左半分の上に被せて嵌め込むことにより左右の地覆拡幅ユニットを連結するものである。
各ユニットのベースプレートは左右に連続して並べられ、その上に、各ユニットのフェースプレートが、隣り合うベースプレートをまたぐようにして被せて、下部の左右2つのベースプレートとも固定して、連結してある。
本発明の実施例1の地覆拡幅ユニットを連結することにより、構造体として連続体となるため、一つのベースプレートを床版に取り付けるアンカー数の2倍のアンカーで耐力計算することができる。したがって、本発明の実施例1の地覆拡幅ユニットによれば、接着系アンカーはもとより、接着系アンカーより引張力が小さい金属系アンカーを使用することができる。
ベースプレート3は、背面側板37と前面側板36とベースプレート補強リブ31とを有する。
背面側板37は、ベースプレート3の背面側端部上面に立設され、正面側から見て右半分がフェースプレート2の背面部22内側面の左半分に接続される。
前面側板36は、ベースプレート3の上面に背面側板37と平行に立設され、右半分がフェースプレート2の前面部23外側面の左半分に接続される。
ベースプレート補強リブ31は、ベースプレート3の上面に立設され、前面側板36と背面側板37とを連結する。ベースプレート補強リブ31は複数平行に設けられている。ベースプレート補強リブ31は縁石部10において正面側や上面側からの衝撃に対する補強の役目を果たす。
本実施例では、ベースプレート3を床版に取り付けるためのボルト穴38は3つ穿設されている。ボルト穴38には金属系アンカーを取り付けることができる。従来の地覆拡幅ユニットであれば、ユニット当たり3つのアンカーで耐力計算するところであるが、本実施例は、ベースプレートとフェースプレートをそれぞれの左右端が互い違いになるように組み合わせて連続体となるため、2倍の6本のアンカーで耐力計算することができる。
ベースプレート3は、フェースプレート2の底側に配置しフェースプレート2と組み合わせて中空の縁石部10を形成する縁石底面部32を有するとともに、縁石底面部32と面一でフェースプレート2の前面側外方に延伸した延伸部33を有する。ベースプレート3の中で、フェースプレート2の前面部23より前方側(正面側)、すなわち、床板側に延びた部分(延伸部33)は、縁石部10には含まれず、フェースプレート2の下部となる部分(縁石底面部32)は縁石部10に含まれる。
フェースプレート2の左右端には、直角なコの字型すなわち角形の逆U字型の形状のロックプレート8をフェースプレート2の内側面に沿って嵌め込んであり、ロックプレート8は、フェースプレート2の左右端部内壁の外側に突出している。ロックプレート8は隣り合う地覆拡幅ユニットのフェースプレートと共有であり、互いに連結する2つの地覆拡幅ユニットのフェースプレートそれぞれの内側面に沿って1つのロックプレート8を嵌め込んである。ロックプレート8はフェースプレート2の上面部24とベースプレート3の間の高さを保ち、がたつきを防止する。
図2は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の正面図である。図2〜図9においてはロックプレート8の図示を省略する。図3は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の右側面図である。図4は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の左側面図である。また、図5は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の平面図である。また、図6は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の底面図である。また、図7は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1の背面図である。また、図8は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1のA−A線断面図である。また、図9は、本発明の地覆拡幅ユニットの実施例1のB−B線断面図である。図9においては、紙面奥に見えるフェースプレート2の図示を省略する。
腹板6は、ベースプレート3の裏面に固定し先部折曲面部67を床版側面に接触した状態で取り付ける。腹板6のボルト穴68にはボルトを取り付けて腹板6を床版側面に固定することができる。
ベースプレート3の上面側にはアンカーバー35a〜35fが設けてある。アンカーバー35a〜35fは、ベースプレート3の延伸部33から縁石底面部32の方向に複数設けられた棒状のリブであって、縁石部10の内部まで達する。アンカーバー35a〜35cはベースプレート3の左側、アンカーバー35d〜35fはベースプレート3の右側に設けられている。延伸部33の先端側には、中央と左右均等な位置の合計3か所にボルト穴38が設けてあり、アンカーバー35a、35fは、ボルト穴付近となる、延伸部33先端側が短くなっている。
地覆拡幅ユニット1は、床版の上にベースプレート3を載置した後、床版の上にベースプレート3を取り付けて固定する。本実施例においては、ベースプレート3は、縁石部10の下部となる縁石底面部32と、縁石底面部32よりも縁石部10の前面側外方に延伸した部分である延伸部33とを有し、延伸部33の上にアスファルト等を流し入れて、車道又は歩道の幅を拡張する。地覆拡幅ユニット1の上に欄干や防護柵等を設けてもよい。
前面側板36と背面側板37はベースプレート3の縁石底面部32の上面側に垂直に立てて溶接してある。複数枚のベースプレート補強リブ31は前面側板36と背面側板37の内側面に溶接してある。前面側板36の下部には切欠きがあり、アンカーバー35が直角に差し込まれて固定されている。本実施例では、アンカーバー35は20mm程度の厚みがあるが、これに限定されない。本実施例では、前面側板36に取り付けて固定するフェースプレート2の前面部23の下部にも切欠きが設けられている。前面側板36の下部の切欠きは、アンカーバー35が1本ずつ入る切欠きで、前板側板36に6か所設けられている。フェースプレート2の前面部23の下部の切欠きは、ベースプレート3に固定されたアンカーバーが3本入る大きさで、フェースプレート2の前面部23の左端、中央、右端を除く部分、すなわち左右合計2か所に設けられている。
ベースプレート3は、フェースプレート2の底側に配置した鋼製の平板であって、フェースプレート2の前面部23から背面部22までの長さよりも長いプレートであり、ベースプレート3の縁石底面部でフェースプレート2の底部側の開口部を塞ぎ直方体の中空筒状箱である縁石部10を形成する。
本実施例の地覆拡幅ユニット1は、前面部23は正面視長方形、上面部24は上面視長方形、背面部22は背面視長方形で、縁石部10は中空の直方体である。フェースプレート補強リブ21は、上面部24の裏側に一部を溶接して垂設して複数枚設けてあり、枚数は限定されない。フェースプレート補強リブ21それぞれの下端は、ベースプレート補強リブ8の上端より下方であり、前面部23と背面部22の内側面に当接して一部を溶接して固定してある。
前面側板36と前面部23、背面側板37と背面部22は、それぞれ密着させてボルト9で固定する。前面側板36及び背面側板37は、それぞれ、前面部23、背面部22の内側にある。
フェースプレート2は、鋼板を、同方向に連続して3面に屈曲させて、直角なコの字型すなわち角形の逆U字型の形状としてある。すなわち、フェースプレート2は、上面部24と、上端が上面部24の一端に連続しており上面部24に対し下方に直角な面となる前面部23と、上端が上面部24の他端に連続しており前面部23と対面し平行な面となる背面部22とを有する。
腹板6は、基部折曲面部66と先部折曲面部67とを有するL字型であって、基部折曲面部66をベースプレート3の裏面に固定し先部折曲面部67を下方に突出させてある。腹板6は、ベースプレート3の裏側にボルト9で固定されている。腹板6は、基部折曲面部66と先部折曲面部67の内側面に当接して固定した腹板補強リブ61を有する。腹板補強リブ61は基部折曲面部66と先部折曲面部67に溶接して固定してある。腹板補強リブ61は、基部折曲面部66及び先部折曲面部67に垂直に設けられている。本実施例では、先部折曲面部67は延伸部33の下部に位置する。
本実施例では、腹板補強リブ61は3枚であるがこれに限らない。フェースプレート補強リブ21とベースプレート補強リブ31は互いに重ならない。フェースプレート補強リブ21及びベースプレート補強リブ31及び腹板補強リブ61はいずれも強度を保つ役割を果たす。
前面部23には、ボルト9の上方に右端から左端まで1本のガードプレート7が設けてある。また、腹板6の先部折曲面部67には、ボルト穴68が穿設してある。
本実施例において、フェースプレート2について長手方向の長さは1194mm、幅方向の長さは367mm、高さは334mmであるが、大きさはこれに限定されない。なお、本実施例によれば、道路幅員は、ベースプレート3における先部折曲面部67が設けられた部分からベースプレート3の外側端部までの距離分広がる。
{効果}
本実施例によれば、従来の構成では一つのベースプレートに使用するアンカー数(3本)でユニット当たりの耐力計算していたものが、互い違いに組み合わせて連続体にできるため、2倍のアンカー数(6本)で耐力計算を行うことができるため、接着系アンカーより引張力が小さい金属系アンカーであっても耐力が確保でき、したがって、金属系アンカーを使用することができる。
また、本実施例によれば、隣り合うユニットのベースプレートとフェースプレートを互い違いに組み合わせて連続体とすることができる。
また、本実施例によれば、ユニットを組み合わせると構造体として連続体になるため、アンカー部分が万一破断等した場合でも、連なっている左右のユニットによって保持されるため、崩落防止になる。
また、本実施例によれば、一部が破損しても連続体全体として破損しにくく縁石部としての機能を遂行し続けることができるため、冗長性が確保される。
また、本実施例によれば、ベースプレートの左右の側端とフェースプレートの左右の側端とがずれているため、左右に並べたベースプレートをフェースプレートが橋渡しするように、互い違いに組み合わせて連続体にでき、地覆拡幅として一体構造となるため、ユニットとユニットの間に左右方向の境界線が生じない。したがって、たわみが生じにくい。よって、拡幅量が大きくても、アスファルト厚が薄くても、ピアノ鍵盤の白鍵のようにベースプレートの左右端部分でアスファルトがひび割れすることを防止できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 地覆拡幅ユニット
2 フェースプレート
21 フェースプレート補強リブ
22 背面部
23 前面部
24 上面部
3 ベースプレート
31 ベースプレート補強リブ
32 縁石底面部
33 延伸部
35a、b、c、d、e、f アンカーバー
36 前面側板
37 背面側板
38 ボルト穴
6 腹板
61 腹板補強リブ
66 基部折曲面部
67 先部折曲面部
68 ボルト穴
7 ガードプレート
8 ロックプレート
9 ボルト
10 縁石部

Claims (3)

  1. 上面部と、前記上面部の一端下方側に連設した前面部と、前記前面部と対面して前記上面部の他端下方側に連設した背面部とを有し、底側及び左右の側端が開口部である逆U字型のフェースプレートと、
    前記フェースプレートの底側に配置し前記フェースプレートと組み合わせ、正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部を形成するベースプレートと、を備えた地覆拡幅ユニットであって、
    前記ベースプレートの中央付近に前記フェースプレートの左側端が位置し、前記フェースプレートの中央付近に前記ベースプレートの右側端が位置するように、前記フェースプレートを前記ベースプレートの上に取り付けて組み合わせてあることを特徴とする地覆拡幅ユニット。
  2. 前記ベースプレートが、
    前記ベースプレート背面側端部上面に立設され、正面側から見て右半分が前記フェースプレートの背面部内側面の左半分に接続される背面側板と、
    前記ベースプレート上面に前記背面側板と平行に立設され、右半分が前記フェースプレートの前面部外側面の左半分に接続される前面側板と、
    前記ベースプレート上面に立設され、前記前面側板と前記背面側板とを連結した複数のベースプレート補強リブと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の地覆拡幅ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2記載の地覆拡幅ユニットを左右方向に連続して並べ、
    1の地覆拡幅ユニットのフェースプレートの右半分を、右隣の地覆拡幅ユニットのベースプレートの左半分の上に被せて嵌め込むことにより左右の地覆拡幅ユニットを連結することを特徴とする地覆拡幅ユニットの施工方法。
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