JP2019088521A - 浴槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽本体と天板部材との組立てを容易に行うことができる、浴槽を提供する。【解決手段】本発明は、浴室に配置される浴槽であって、底壁部、及び当該底壁部の周縁から起立する側壁部と、前記側壁部の上端縁から外方に延びるフランジ部、を有する浴槽本体と、前記フランジ部を覆うように枠状に形成された天板部材と、前記浴槽本体と前記天板部材とを連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記フランジ部及び天板部材のいずれか一方に形成される少なくとも1つの突出部材と、前記フランジ部及び天板部材のいずれか他方に形成され、前記各突出部材を受け入れる少なくとも1つの受入れ部と、を備え、前記各受入れ部には、前記突出部材が圧入される取付孔が形成されている。【選択図】図10

Description

本発明は、浴槽に関する。
浴室に配置される浴槽は、種々の構造を有する者が提案されているが、例えば、特許文献1には、次のような浴槽が開示されている。この浴槽は、底壁部、その周縁から立ち上がる角筒状の側壁部、及びこの側壁部の上端から外側に延びる枠状のフランジ部を有する浴槽本体と、フランジ部の上面に配置される天板部材と、を備えている。
実開平4−46890号公報
ところで、上記浴槽では、浴槽本体のフランジ部と天板部材とをボルトで固定するが、浴槽本体やフランジ部と、浴室の壁面との間にはスペースがないことが多いため、作業時に手を入れにくく、組立作業が容易ではなかった。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、浴槽本体と天板部材との組立てを容易に行うことができる、浴槽を提供することを目的する。
本発明は、浴室に配置される浴槽であって、底壁部、及び当該側壁部の周縁から起立する側壁部と、前記側壁部の上端縁から外方に延びるフランジ部、を有する浴槽本体と、前記フランジ部を覆うように枠状に形成された天板部材と、前記浴槽本体と前記天板部材とを連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記フランジ部及び天板部材のいずれか一方に形成される少なくとも1つの突出部材と、前記フランジ部及び天板部材のいずれか他方に形成され、前記各突出部材を受け入れる少なくとも1つの受入れ部と、を備え、前記各受入れ部には、前記突出部材が圧入される取付孔が形成されている。
上記浴槽において、前記突出部材及び前記受入れ部のいずれか一方は、略水平方向に移動可能に支持することができる。
上記浴槽において、前記各突出部材は、先端にいくにしたがって径が小さくなるように形成することができる。
上記浴槽において、前記各突出部材の先端は、半球状に形成することができる。
上記浴槽において、前記取付孔の内壁面には、前記突出部材が進入する方向にいくにしたがって、径が小さくなるテーパ面を形成することができる。
上記浴槽において、前記天板部材は、前記フランジ部よりも幅を大きく形成することができる。
本発明によれば、浴槽本体と天板部材との組立を容易に行うことができる。
本発明に係る浴槽の一実施形態を示す斜視図である。 図1の浴槽における浴槽本体の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図1の浴槽における天板部材の斜視図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 図1の浴槽における第2長辺部と短辺部との連結部分の拡大図である。 図8のE−E線断面図である。 連結構造の断面図である。 連結構造による浴槽本体と天板部材との組立を示す断面図である。 連結構造により、浴槽本体と天板部材との固定状態を示す断面図である。 連結構造の他の例を示す断面図である。 連結構造の他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る浴槽の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.浴槽の概要>
図1は本実施形態に係る浴槽の斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る浴槽は、浴室に配置されるものであり、浴槽本体1と、その上面を覆う枠型の天板部材2と、浴槽本体1の側面を覆うエプロン部材3と、を備えている。但し、図1では、板状のエプロン部材3を取り外した図を示している。これらを構成する材料は特には限定されないが、例えば、浴槽本体1は、例えば、FRPや人工大理石成形品などで形成することができる。一方、天板部材2は、例えば、発泡材などの樹脂材料で形成することができる。また、エプロン部材3は、樹脂材料で形成することができる。以下、これらについて、詳細に説明する。
<1−1.浴槽本体>
図2は浴槽本体の斜視図、図3は図2のA−A線断面図である。図2に示すように、浴槽本体1は、矩形状の底壁部11と、この底壁部11の周縁から立ち上がる角筒状の側壁部12とを備えており、これらによって湯が貯まる空間部が形成される。より詳細に説明すると、底壁部11は、一対の長辺と、一対の短辺とを有する長方形状に形成されており、このうち、一の長辺と一対の短辺が、概ね浴室の壁面5に沿うように構成され、他の長辺が洗場を向くように構成される。これと対応して、側壁部12は、底壁部11の長辺から立ち上がる一対の長壁部(第1壁面部)121,122及び、短辺から立ち上がる一対の短壁部(第2壁面部)123,124を組み合わせることで構成されている。ここでは、側壁部12の長壁部121,122のうち、洗場を向くものを第1長壁部121と称し、これとは反対側を第2長壁部122と称することとする。したがって、側壁部のうち、両短壁部123,124及び第2長壁部122は、洗場の壁面5と対向するように配置されている。
側壁部12において、長壁部121,122と短壁部123,124との連結部分には、上下方向に延び、且つ浴槽本体1の空間部側に突出する突条部18が形成されている。突条部18は、長壁部121,122と短壁部123,124との間で円弧状に突出する滑らかな面を形成している。さらに、側壁部12の上端縁には、外方に向かって水平に延びるフランジ部13が形成され、このフランジ部13の外周縁には、下方に向かって延びるエッジ部14が形成されている。したがって、フランジ部13及びエッジ部14は、側壁部12と対応するように、平面視矩形状の枠状に形成されている。
図2に示すように、フランジ部13と側壁部12との連結部分は、滑らかな円弧状に形成されている。また、フランジ部13には、複数箇所に円形の取付孔15(図10参照)が形成されており、この取付孔15は、後述する天板部材2との固定に用いられる。エッジ部14のうちの3辺は、側壁部12とともに、浴室の壁面5と対向しているが、壁面5との間には隙間が形成されている。この点については後述する。
<1−2.天板部材>
次に、天板部材について、図4〜図7を参照しつつ説明する。図4は天板部材の斜視図、図5は図1のB−B線断面図、図6は図1のC−C線断面図、図7は図1のD−D線断面図である。
図4に示すように、天板部材2は、浴槽本体1のフランジ部13上に配置される部材であり、平面視矩形状の枠状に形成されている。より詳細には、浴槽本体1の長壁部121,122と対応する一対の長辺部21,22と、短壁部123,124と対応する一対の短辺部23,24と、を組み合わせることで構成されている。長辺部21,22及び短辺部23,24は、それぞれ直方体状に形成され、例えば、押出し成形により形成することができる。また、長辺部21,22の両端部において、互いに対向する内壁面同士を繋ぐように、短辺部23,24が固定されている。なお、以下では、2つの長辺部21,22のうち、洗場に面する長辺部を第1長辺部21、反対側を第2長辺部22と称することとする。
<1−2−1.長辺部>
次に、第1長辺部21について説明する。図5に示すように、第1長辺部21は、上面211、浴槽の内側を向く内壁面212、浴槽の外側を向く外壁面213、下面214、及び長手方向の両端の一対の側壁面215を有しており、全体として、直方体状に形成されている。
特に、第1長辺部21は、フランジ部13から洗場側へ大きく突出しており、第1長辺部21の下面214には、外側から内側に向かって、水平に延びる突出面2141、フランジ部13と接する接触面2142、及び内壁面212と接続される下端面2143が、この順で形成されている。突出面2141は、フランジ部13から洗場側へ突出する面であり、長手方向に延びる溝216が形成されている。そして、この溝216には、下方へ延びる板状のエプロン部材3が嵌め込まれている。このエプロン部材3により、浴槽本体1の第1長壁部121が洗場側から見えないように覆われる。
接触面2142は、突出面2141と連続する面であり、外側から内側に向かって、フランジ部13の上面と接する平坦面、及びフランジ部13と第1長壁部121との連結部分と接する曲面が、この順で連続するように形成されている。曲面は、内側にいくにしたがって下方に延びる円弧状に形成されている。また、下端面2143は、接触面2142の曲面と、内壁面212とを連結するように形成され、内側にいくにしたがって上方に延びるような概ね平坦な傾斜面により構成されている。
次に、第2長辺部22について説明する。図6に示すように、第2長辺部22は、第1長辺部21と同様に、上面221、浴槽の内側を向く内壁面222、浴槽の外側を向く外壁面223、下面224、及び長手方向の両端の一対の側壁面225を有しており、全体として、直方体状に形成されている。第1長辺部21との違いは次の通りである。
まず、第1長辺部21よりも幅が狭く、外側への突出量が小さい。また、下面224の構成が第1長辺部21と相違している。すなわち、第2長辺部22の下面224には、外側から内側に向かって、突出部2241、フランジ部13と接する接触面2242、及び内壁面222と接続される下端面2243が、この順で形成されている。突出部2241は、外壁面223と連続するように下方に突出しており、この突出部2241は、上述したエッジ部14に係合するようになっている。接触面2242は、外側から内側に向かって、フランジ部13の上面と接する平坦面、及びフランジ部13と第2長壁部122との連結部分と接する曲面が、この順で連続するように形成されている。曲面は、内側にいくにしたがって下方に延びる円弧状に形成されている。また、下端面2243は、接触面2242の曲面と、内壁面222とを連結するように形成され、内側にいくにしたがって上方に延びるような概ね平坦な傾斜面により構成されている。
このように、第2長辺部22は、フランジ部13よりも外側に突出しているが、突出した外壁面223が浴室の壁面5と接触するようになっている。すなわち、上述したとおり、エッジ部14と浴室の壁面5との間には隙間が形成されているが、第2長辺部22により、その隙間が埋められるようになっている。
<1−2−2.短辺部>
次に、短辺部23,24について、図7を参照しつつ説明する。図7に示すように、2つの短辺部23,24は、同じ構成であるため、一方のみ説明する。すなわち、短辺部23は、上面231、浴槽の内側を向く内壁面232、浴槽の外側を向く外壁面233、下面234、及び長手方向の両端の一対の側壁面を有しており、全体として、直方体状に形成されている。なお、側壁面は、長辺部21,22の内壁面212,222に固定される面である。
短辺部23の厚みは、長辺部21,22よりもやや小さく、上面231が長辺部21,22の上面211,221よりもやや下方に配置されている。また、短辺部23の内壁面232は、円弧状に傾斜しており、下方にいくにしたがって内側に延びるように形成されている。短辺部23の下面234は、フランジ部13と接する接触面2342、及び内壁面232と接続される下端面2343が、この順で形成されている。第2長辺部22と異なり、突出部が設けられていないが、その他の具体的な構成は、第2長辺部22とほぼ同じであるため、説明を省略する。
このように、各短辺部23,24は、フランジ部13よりも外側に突出しているが、突出した外壁面233が浴室の壁面5と接触するようになっている。上述したとおり、エッジ部14と浴室の壁面5との間には隙間が形成されているが、各短辺部23,24により、その隙間が埋められるようになっている。
<1−2−3.長辺部と短辺部との連結部分の構造>
次に、長辺部21,22と短辺部23,24との連結部分の構成について、図8及び図9を参照しつつ説明する。図8は第2長辺部と短辺部との連結部分の拡大図、図9は図8のE−E線断面図である。上記のように、浴槽本体1の側壁部12には、長壁部121,122と短壁部123,124との連結部分に、上下方向に延びる突条部18が形成されている。そのため、第2長辺部22と短辺部23との連結部分には、この突条部18と干渉しないように、切り欠き部28が形成されている。なお、ここでは、第2長辺部22と一方の短辺部23との連結について説明するが、第1長辺部21と短辺部23,24との連結構造も同じである。
具体的には、図8に示すように、第2長辺部22及び短辺部23の下端面2243,2343の両側部が斜めに切りかかれており、これら傾斜部分228,238の間に形成される凹部(切り欠き部)28に、突条部18が嵌まるようになっている。また、第2長辺部22と短辺部23において、切り欠かれた下端面2243,2343の上端の点X同士が接触するように構成されている。これにより、天板部材2と突条部18との干渉をなくすとともに、第2長辺部22と短辺部23の下端面2243,2343同士が滑らかに繋がっているように見せることができる。
<1−3.浴槽本体と天板部材との連結構造>
次に、浴槽本体1と天板部材2との連結構造(本発明の連結機構)について、図10を参照しつつ説明する。図10は、浴槽本体の天板部材の連結構造を示す断面図である。なお、このような連結構造は、浴槽本体1のフランジ部13と天板部材2のいずれの位置に設けられてもよく、個数も特には限定されない。好ましくは、フランジ部13もしくは天板部2のコーナーと20〜50cmおきに設けられる。以下では、一例として、天板部材2の第2長辺部22とフランジ部13との連結構造について説明する。
まず、上述したように、浴槽本体1のフランジ部13には、複数箇所に取付孔(受入れ部)15が形成されている。これと対応するように、図10に示すように、天板部材2には、複数の固定部4が取付けられている。各固定部4は、取付孔15に嵌まる突出部材41と、この突出部材41を支持する支持部材42と、を備えている。突出部材41は、断面円形状に形成された棒状部411と、この棒状部411の上端部に形成されたヘッド部412とを備えている。棒状部411は、フランジ部13の取付孔15の内径よりも大きい径を有しており、後述するように、取付孔15に圧入される部位である。そして、棒状部411の下端部は半球状に形成されており、取付孔15への位置決めを容易にしている。また、ヘッド部412は、棒状部411よりも幅広で具体的には径の大きい円板状に形成されている。但し、その上面は中央にいくにしたがって厚みが大きくなるような断面円弧状に形成されている。なお、突出部材41は、例えば、弾性変形可能な樹脂材料等で形成することができる。
一方、支持部材42は、第2長辺部22の下面224に形成された凹部131に固定される板状の基部421と、この基部421に取付けられる保持部422と、を備えている。保持部422は、基部421との間で空間部を形成するようにカップ状に形成されており、底面には保持部422を貫通する挿通孔423が形成されている。そして、この空間部に、突出部材41のヘッド部412が収容されるとともに、挿通孔423に棒状部411が挿通される。空間部の上下方向の高さは、ヘッド部412の厚みとほぼ同じであり、これによって、空間部において、突出部材41が上下動しないように保持される。また、挿通孔423の径は、ヘッド部412よりも小さいが、棒状部411よりは大きくなっている。そのため、突出部材41が挿通孔423から抜け出るのを防止することができるとともに、棒状部411が挿通孔423内で水平方向に移動するようになっている。したがって、突出部材41は、支持部材42によって、上下動はしないが、水平方向には1mm〜1cm程度移動可能に保持されるようになっている。なお、製造精度にもよるが、棒状部411は水平方向のうち、特定方向、具体的には、長辺部21,22や短辺部23,24の長手(延び)方向または幅方向に移動するようになっていてもよい。また、突出部材41のヘッド部412は中央の厚みが大きく、この部分が主として基部421に接している。そのため、突出部材41が支持部材42内で移動する際の摩擦抵抗が低減され、スムーズに移動できるようになっている。
<2.浴槽の組立>
まず、浴槽本体1を浴室内に配置する。上記のように、側壁部12の第2長壁部122及び両短壁部123,124が、浴室の壁面5と対向するように配置され、これと対応するエッジ部14と、浴室の壁面5との間には、例えば、図6及び図7に示すように、隙間が形成される。
次に、天板部材2を取付ける。まず、天板部材2を浴槽本体1のフランジ部13上に配置し、突出部材41の先端部が、取付孔15に嵌まるように位置決めする。このとき、突出部材41の先端部は半球状に形成されているため、取付孔15に嵌まりやすい。このとき、例えば、図11に示すように、突出部材41の先端が取付孔15に完全に嵌まらないとしても、突出部材41は水平方向に移動可能に保持されているため、天板部材2を押圧すると、突出部材41は先端部の半球部分が、取付孔15に嵌まるように水平方向に移動する。その上で、さらに天板部材2を下方に向けて押圧すると、図12に示すように、突出部材41が取付孔15に圧入され、天板部材2が浴槽本体1に固定される。
このとき、天板部材2の第2長辺部22及び両短辺部23,24は、図6及び図7に示すように、エッジ部14と浴室の壁面5を埋め、第2長辺部22及び両短辺部23,24の外壁面233,243は、浴室の壁面5と接するように配置される。そして、最後に、天板部材2の第1長辺部21の溝216に、エプロン部材3を嵌め込んで、浴槽本体1の第1長壁部121を覆えば、図1に示すように、浴槽の組立が完了する。
<3.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)突出部材41は圧入により取付孔15に嵌め込まれるため、天板部材2を押し込むだけで、浴槽本体1への固定が可能となる。ボルトなどで固定する作業が不要となり、施工性を高めることができる。
(2)天板部材2に設けられた突出部材41が水平方向に移動可能に保持されているため、例えば、図10に示すように、寸法誤差により突出部材41の軸心と、取付孔15の軸心とがずれていたとしても、突出部材41が水平方向に移動することで、両者の軸心が揃うため、突出部材41を取付孔15に対して正確に嵌め込むことができる。したがって、天板部材2と浴槽本体1とを確実に固定することができる。
(3)浴槽本体1のエッジ部14と、浴室の壁面5との間には隙間が形成されているため、この隙間に手を入れながら作業ができる。したがって、施工性を高めることができる。その一方で、天板部材2の第2長辺部22の外壁面223及び短辺部23,24の外壁面233,243は、壁面5に接しており、この間に指を入れることはできない。したがって、例えば、一般利用者が天板部材2を真っ直ぐに引っ張り上げて取り外すことはほぼ不可能である。よって、天板部材2にがたつきが生じるのを防止することができる。
(4)浴槽本体1のフランジ部13が、天板部材2に覆われ、特に、天板部材2の内壁面212,222,232,242が浴槽本体1の内側に突出しているため、フランジ部13と天板部材2の接続部分を隠すことができ、見栄えをよくすることができる。また、天板部材2の下端面2143,2243,2343,2443が下方に向かって斜めに傾斜しながら、フランジ部13と側壁部12との連結部分を覆って、側壁部12の内面にまで延びているため、汚れが溜まりにくく、清掃を容易にすることができる。
(5)天板部材2が、浴槽本体1とは別部材で形成され、且つ複数の直方体形状の長辺部21,22及び短辺部23,24を組み合わせることで形成されている。そのため、これら長辺部21,22及び短辺部23,24の表面に、木目などの意匠性の高いシートを貼付けたり、巻き付けたりすることができる。したがって、天板部材2の装飾性を大きく向上することができる。例えば、長辺部21,22及び短辺部23,24は、発泡材などの樹脂材料の押出成形によって形成することができ、これに装飾用のアクリルやABS等のシートを接着剤、熱処理などによって貼付けることができる。
(6)天板部材2のみを取り外すことができるため、浴槽のうち、天板部材2のみを交換することができる。したがって、浴槽全体を交換する必要がなく、施工性が高く、また交換に係るコストを低減することができる。例えば、浴槽本体1を取り外すには追い炊きのためなどの配管を取り外す必要があるが、そのような作業が不要であるため、施工性が高い。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<4−1>
上記実施形態では、天板部材2を矩形の枠状に形成しているが、これに限定されず、平面視円形、楕円形、多角形など種々の形状にすることができる。これに合わせて、浴槽本体1も平面視円形、楕円形、多角形状にすることもできる。また、エッジ部14は必ずしも必要ではない。
<4−2>
上記実施形態では、天板部材2に突出部材41を設け、フランジ部13に取付孔15を設けているが、これを反対にすることもできる。例えば、図13に示すように、天板部材2の下面に、取付孔61が形成された受入れ部6を設け、フランジ部13に突出部材41が上向きに突出するように取付けることができる。上記実施形態と同様に、突出部材41は取付孔61に圧入可能となっている。また、この突出部材41は、フランジ部13に設けられた支持部材7により、水平方向に移動可能に保持されている。このような構成であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
<4−3>
図14に示すように、突出部材41が水平方向に移動しないように固定し、取付孔が形成された受入れ部を水平方向に移動可能とすることもできる。図14の例では、天板部材2の突出部材41は、上記実施形態とほぼ同様の構成であるが、突出部材41が水平方向に移動しないように固定されている。一方、フランジ部13には、貫通孔19が形成され、この貫通孔19に取付孔17が形成された受入れ部8が取付けられている。受入れ部8は、貫通孔19よりも小さい円筒状の本体部81を有するとともに、本体部81の軸方向の上端部及び下端部には貫通孔19の上縁及び下縁の周囲に係合するフランジ部82を有している。これにより、受入れ部8は、貫通孔19の内部で水平方向に移動可能となる。このような構成であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
<4−4>
上記説明では、突出部材または取付孔のいずれか一方が水平方向に移動可能となっているが、両方が移動するようにしてもよい。また、いずれも移動しないようにすることもできる。
<4−5>
上記実施形態では、突出部材の外径を、取付孔の内径よりも大きくすることで、突出部材を圧入しているが、圧入により固定できるのであれば、これ以外の方法で固定することもできる。例えば、突出部材41の断面形状と取付孔15との形状をわずかに変えて圧入できるようにしてもよい。また、突出部材41の断面形状と取付孔15との形状は円形に限られず、多角形状、楕円など種々の形状であってもよい。したがって、例えば、突出部材41の外周面に少なくとも1つのリブを設けるような異形状であってもよく、これによっても、圧入が可能となる。
<4−6>
突出部材41の先端部は半球状にして、取付孔15への挿入を容易にしているが、半球以外でも先端にいくにしたがって径が小さくなるように構成されていればよい。あるいは、取付孔15の周縁にテーパ面を形成してもよい。
<4−7>
上記天板部材2は、内壁面側が、フランジ部13を越えて内側に突出することで、フランジ部13と天板部材2との接触部分が隠れるように構成しているが、天板部材の形状は特には限定されず、このような構成でなくてもよい。したがって、浴槽本体の形状によっては、上記のような切り欠き部28を設けなくてもよい。また、天板部材2は、長辺部21,22及び短辺部23,24を組立てたものではなく、一体成形したものであってもよい。
<4−8>
浴槽本体1のエッジ部14を浴室の壁面5と接するようにしてもよい。あるいは、天板部材2と浴室の壁面5との間に隙間を形成することもできる。
1 浴槽本体
11 底壁部
12 側壁部
13 フランジ部
15 取付孔
2 天板部材
41 突出部材

Claims (5)

  1. 底壁部、及び当該底壁部の周縁から起立する側壁部と、前記側壁部の上端縁から外方に延びるフランジ部、を有する浴槽本体と、
    前記フランジ部を覆うように枠状に形成された天板部材と、
    前記浴槽本体と前記天板部材とを連結する連結機構と、
    を備え、
    前記連結機構は、
    前記フランジ部及び天板部材のいずれか一方に形成される少なくとも1つの突出部材と、
    前記フランジ部及び天板部材のいずれか他方に形成され、前記各突出部材を受け入れる少なくとも1つの受入れ部と、
    を備え、
    前記各受入れ部には、前記突出部材が圧入される取付孔が形成されている、浴槽。
  2. 前記突出部材及び前記受入れ部の少なくとも一方は、略水平方向に移動可能に支持されている、請求項1に記載の浴槽。
  3. 前記各突出部材は、先端にいくにしたがって径が小さくなるように形成されている、請求項2に記載の浴槽。
  4. 前記各突出部材の先端は、半球状に形成されている、請求項3に記載の浴槽。
  5. 前記穴の内壁面には、前記突出部材が進入する方向にいくにしたがって、径が小さくなるテーパ面が形成されている、請求項2に記載の浴槽。
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