JP2019089228A - 用紙綴じ装置及び用紙綴じ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の用紙全体としての基準方向の長さを抑えて複数の用紙に粘着テープを確実に貼り付けることができる用紙綴じ装置を提供することである。【解決手段】実施形態の用紙綴じ装置は、移動部と、湾曲部と、を持つ。前記移動部は、複数の用紙が厚さ方向に重ねられた用紙束における前記複数の用紙の縁部に、粘着テープが貼り付けられた用紙束連結体を、前記厚さ方向に挟みながら、前記複数の用紙の主面に沿う基準方向に移動させる。前記湾曲部は、前記基準方向のうち前記複数の用紙の前記縁部から前記複数の用紙の外部に向かう第1の向きに移動する前記用紙束の前記第1の向きの端部を湾曲させて、前記複数の用紙それぞれの縁部の位置を互いに前記基準方向にずらす。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、用紙綴じ装置及び用紙綴じ方法に関する。
従来、複数の用紙の縁部に粘着テープを貼り付け、複数の用紙同士を綴じる用紙綴じ装置が知られている(例えば、特許文献1から4参照)。
この用紙綴じ装置を用いる際に、使用者は、予め複数の用紙を、用紙の主面に沿い、用紙の縁部が延びる方向に直交する基準方向に階段状にずらした状態にしておく。そして、用紙綴じ装置により複数の用紙の縁部に粘着テープを貼り付ける。これにより、粘着テープが各用紙に貼り付く面積を増加させ、各用紙に粘着テープを確実に貼り付けることができる。
しかしながら、複数の用紙に粘着テープをこのように貼り付けると、用紙の数が増加するに従い、複数の用紙全体として基準方向にずらす長さが長くなり、複数の用紙を使用しにくくなる。
特開2011−025640号公報 特開2014−198441号公報 特開2003−103958号公報 特開2016−148018号公報
本発明が解決しようとする課題は、複数の用紙全体としての基準方向の長さを抑えて複数の用紙に粘着テープを確実に貼り付けることができる用紙綴じ装置及び用紙綴じ方法を提供することである。
実施形態の用紙綴じ装置は、移動部と、湾曲部と、を持つ。前記移動部は、複数の用紙が厚さ方向に重ねられた用紙束における前記複数の用紙の縁部に、粘着テープが貼り付けられた用紙束連結体を、前記厚さ方向に挟みながら、前記複数の用紙の主面に沿う基準方向に移動させる。前記湾曲部は、前記基準方向のうち前記複数の用紙の前記縁部から前記複数の用紙の外部に向かう第1の向きに移動する前記用紙束の前記第1の向きの端部を湾曲させて、前記複数の用紙それぞれの縁部の位置を互いに前記基準方向にずらす。
一実施形態の用紙綴じ装置により綴じられる用紙束の要部の側面図。 一実施形態の用紙綴じ装置において一部を破断した側面図。 一実施形態の用紙綴じ装置を示す平面図。 一実施形態の用紙綴じ装置の貼り付けユニットを側面視した断面図。 一実施形態の用紙綴じ装置の貼り付けユニットを前方から見た斜視図。 一実施形態の用紙綴じ装置を後方から見た斜視図。 一実施形態の用紙綴じ装置におけるリンク機構の正面図。 一実施形態の用紙綴じ装置における第1案内板及びテープ台の側面図。 一実施形態の用紙綴じ方法における移動・湾曲・押圧工程を説明する図。 一実施形態の用紙綴じ方法における戻し工程を説明する図。
以下、実施形態の用紙綴じ装置及び用紙綴じ方法を、図面を参照して説明する。
本実施形態の用紙綴じ装置は、図1に示す用紙束201に粘着テープ206を確実に貼り付ける装置である。用紙束201は、複数の用紙202が、複数の用紙202の厚さ方向Dに重ねられて構成されている。ここで、複数の用紙202の主面202aに沿い、複数の用紙202の縁部202bが延びる延在方向Eに直交(交差)する基準方向Fを規定する。各用紙202は、例えば厚さ方向Dに見たときに、延在方向Eに延びる縁部(縁部202b等)、及び基準方向Fに延びる縁部をそれぞれ有する矩形状である。
用紙束201は、予め、複数の用紙202それぞれの縁部202bの基準方向Fの位置が互いに同等となるように揃えられている。以下では、複数の用紙202がこのように揃えられている状態を、用紙束201の整列状態と言う。
粘着テープ206では、非粘着性の基材層206aと粘着性の粘着層206bとが積層されている。基材層206a及び粘着層206bの材質、厚さ等は、特に限定されない。
図2及び図3に示すように、本実施形態の用紙綴じ装置1は、貼り付けユニット(貼り付け部)11と、貼り付け補強ユニット66と、を備えている。
以下では、用紙綴じ装置1に対して、水平面に沿い、貼り付けユニット11及び貼り付け補強ユニット66が並ぶ方向である前後方向Xを規定して説明する。前後方向Xのうち、貼り付けユニット11に対する貼り付け補強ユニット66の向きを前方と言い、その逆向きを後方と言う。さらに、水平面に沿い、前後方向Xに直交する左右方向Y、及び上下方向Zを規定する。
貼り付けユニット11は、フレーム12と、第1ハンドル13と、テープ繰出し部14と、テープ切断部15と、一対の第1案内板16と、を有している。
フレーム12は、鋼板等により箱状に形成されている。フレーム12は、テープ繰出し部14及びテープ切断部15が所定の動作ができるように支持している。この例では、フレーム12は、貼り付け補強ユニット66用のフレームも兼ねている。
図2から図5に示すように、テープ繰出し部14は、第1シャフト18と、第1欠歯歯車19と、第1平歯車20と、第1プーリ22と、第1ベルト23と、第2プーリ24と、繰出しローラ25,26と、供給ローラ28と、巻取りローラ29と、を有している。
第1シャフト18は、フレーム12の後方の部分において、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。第1シャフト18の左端部には、第1ハンドル13が固定されている。第1ハンドル13は、左右方向Yに沿う回転軸周りに回転可能である。
第1欠歯歯車19は、第1シャフト18の左端部に固定されている。図4に示すように、第1欠歯歯車19は、歯車本体19aと、複数の歯19bと、を有している。なお、図4では、複数の歯19bを模式的に示している。
歯車本体19aは、円板状に形成されている。複数の歯19bは、歯車本体19aの外周面に、歯車本体19aの周方向における一部の範囲に設けられている。
図4及び図5に示すように、第2シャフト32及び第3シャフト33は、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。第2シャフト32は、第1シャフト18よりも上方に配置されている。第3シャフト33は、第2シャフト32よりも前方に配置されている。
第1平歯車20は、第2シャフト32に固定されている。第1平歯車20の歯は、第1欠歯歯車19の歯19bに噛み合い可能である。第1欠歯歯車19の歯19bが第1平歯車20の歯に噛み合っているときには、第1欠歯歯車19を回転させると、第1平歯車20は回転する。一方で、第1欠歯歯車19の歯19bが第1平歯車20の歯に噛み合っていないときには、第1欠歯歯車19を回転させても、第1平歯車20は回転しない。
図3に示すように、第1プーリ22は、第2シャフト32における第1平歯車20よりも右側に固定されている。第1プーリ22には、第1ベルト23が巻かれている。
図4及び図5に示すように、第2プーリ24は、第3シャフト33に固定されている。第2プーリ24には、第1ベルト23が巻かれている。第1プーリ22が回転すると、第1プーリ22が回転する力が第1ベルト23を介して第2プーリ24に伝達され、第3シャフト33が回転する。
図2に示すように、繰出しローラ25,26は左右方向Yに沿って延びるように配置されている。繰出しローラ26は、繰出しローラ25よりも上方に配置されている。
繰出しローラ25は、第3シャフト33に固定されている。繰出しローラ26は、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。繰出しローラ26は、図示しないバネにより下方に向かって付勢されている。
供給ローラ28及び巻取りローラ29は、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。
供給ローラ28の下端部は、繰出しローラ25,26の後方に配置されている。供給ローラ28には、粘着テープ206A及び剥離紙207が積層された状態で巻かれている。粘着テープ206Aは、粘着テープ206が一定長さに短く切られる前のものである。剥離紙207は、粘着テープ206Aの粘着層206bを覆う。
巻取りローラ29は、繰出しローラ25,26の上方に配置されている。巻取りローラ29には、剥離紙207が巻かれている。
図2及び図5に示すように、剥離紙207が搬送される経路上には、ガイドピン35及びガイドローラ36が配置されている。ガイドピン35は、粘着テープ206Aから剥離紙207を剥す。ガイドローラ36は、剥離紙207が搬送される経路上で、剥離紙207を張った状態に保持する。
例えば、図示しない連動機構により、第2シャフト32に対応して供給ローラ28が回転する。図6に示すように、供給ローラ28及び巻取りローラ29には、第2ベルト37が巻かれている。このため、第2シャフト32が回転すると、供給ローラ28及び巻取りローラ29が回転する。
このように構成されたテープ繰出し部14は、以下のように動作する。
使用者が第1ハンドル13を回転させているときに、第1欠歯歯車19の歯19bが第1平歯車20の歯に噛み合っている期間(以下、繰出し期間と言う)には、繰出し部14は以下のように動作する。供給ローラ28が回転し、粘着テープ206A及び剥離紙207を前方へ送り出す。繰出しローラ25,26が回転し、粘着テープ206A及び剥離紙207を上下方向Zに挟みながら前方へ送り出す。ガイドピン35が、粘着テープ206Aから剥離紙207を剥す。巻取りローラ29が回転し、剥離紙207を巻き取る。
こうして、テープ繰出し部14により、繰出し期間において粘着テープ206Aが前方へ一定長さ繰出される。
図2及び図3に示すように、テープ切断部15は、第1傘歯車39と、第2傘歯車40と、第2欠歯歯車41と、リンク機構42と、ロータリーカッター43と、テープ台44と、を有している。
第1傘歯車39は、第1シャフト18に同軸に固定されている。第2傘歯車40は、第4シャフト48の後端部に固定されている。第4シャフト48は、前後方向Xに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。
第2欠歯歯車41は、第4シャフト48の前端部に固定されている。図3及び図7に示すように、第2欠歯歯車41は、第1欠歯歯車19と同様に構成され、歯車本体41aと、複数の歯41bと、を有している。複数の歯41bは、歯車本体41aの外周面に、歯車本体41aの周方向における一部の範囲に設けられている。
図7に示すように、リンク機構42は、公知のチェビシェフリンク機構を用いている。以下では、リンク機構42の構成を単純化した例で説明する。例えば、リンク機構42は、第2平歯車50と、第1リンク部材51と、第2リンク部材52と、を有している。
第2平歯車50は、第5シャフト55に固定されている。第5シャフト55は、前後方向Xに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。
第2平歯車50の歯は、第2欠歯歯車41の歯41bに噛み合い可能である。第2欠歯歯車41の歯41bが第2平歯車50の歯に噛み合っているときには、第2欠歯歯車41を回転させると、第2平歯車50は回転する。一方で、第2欠歯歯車41の歯41bが第2平歯車50の歯に噛み合っていないときには、第2欠歯歯車41を回転させても、第2平歯車50は回転しない。
第1リンク部材51及び第2リンク部材52は、棒状に形成されている。
第1リンク部材51の第1端部は、第1ピン56により第2平歯車50の外縁部に回転可能に接続されている。第1リンク部材51の第2端部には、第2ピン57によりロータリーカッター43が回転可能に接続されている。
第2リンク部材52の第1端部は、第3ピン58によりフレーム12に回転可能に接続されている。第2リンク部材52の第2端部は、第4ピン59により、第1リンク部材51の長手方向の中央部に回転可能に接続されている。
ここで、第5シャフト55の中心と、第1ピン56の中心との距離を、L1とする。同様に、第1ピン56の中心と、第4ピン59の中心との距離を、L2とする。第4ピン59の中心と、第2ピン57の中心との距離を、L3とする。第5シャフト55の中心と、第3ピン58の中心との距離を、L4とする。第3ピン58の中心と、第4ピン59の中心との距離を、L5とする。このとき、この例のリンク機構42では、距離L1〜L5が(1)式を満たすように設定されている。
L1:L2:L3:L4:L5=1:2.5:2.5:2:2.5 ・・(1)
テープ台44は、後述するようにロータリーカッター43が下方に移動したときに、ロータリーカッター43の下端部に接触する位置に配置されている。
このように構成されたテープ切断部15は、以下のように動作する。
使用者が第1ハンドル13を回転させているときに、第2欠歯歯車41の歯41bが第2平歯車50の歯に噛み合っている期間(以下、切断期間と言う)には、テープ切断部15は以下のように動作する。第2欠歯歯車41を介して第2平歯車50が、第5シャフト55周りに方向A1に回転する。ロータリーカッター43が下方に移動した状態で、テープ台44に接触しつつ方向A2に移動する。このとき、ロータリーカッター43が粘着テープ206Aを切断する。なお、ロータリーカッター43が粘着テープ206Aを切断するときには、粘着テープ206Aから剥離紙207が剥されている。粘着テープ206Aは、基材層206aよりも粘着層206bが上方となるように配置される。
第1ハンドル13をさらに回転させると、ロータリーカッター43が上方に移動した状態で、テープ台44から離間した位置で方向A3に移動する。
リンク機構42にチェビシェフリンク機構を用いたため、ロータリーカッター43をテープ台44に接触させて粘着テープ206Aを切断した後で、ロータリーカッター43をテープ台44から離間させた状態で元の位置に戻すことができる。
第1ハンドル13を1回転させる間に、前述の繰出し期間と切断期間とが、期間が重なることなく1回ずつ生じるように、第1欠歯歯車19の複数の歯19bの範囲、及び第2欠歯歯車41の複数の歯41bの範囲が決められている。このため、第1ハンドル13を1回転させたときに、繰出し期間で粘着テープ206Aが前方へ一定長さ繰出される。そして、切断期間で一定長さの粘着テープ206Aが切断されて粘着テープ206となる。
図2及び図3に示すように、一対の第1案内板16は、前後方向Xが厚さ方向となる板材により形成されている。一対の第1案内板16は、前後方向Xに隙間を空けて配置されている。図8に示すように、一対の第1案内板16は、下端部がテープ台44よりも前方かつ上方に配置された状態で、フレーム12に固定されている。
ロータリーカッター43により切断された粘着テープ206が製造されたときに、一対の第1案内板16の下方に粘着テープ206が配置される。このとき、一対の第1案内板16のうち、前方の第1案内板16よりも前方まで粘着テープ206が延び、後方の第1案内板16よりも後方まで粘着テープ206が延びるように、粘着テープ206が配置される。
一対の第1案内板16の間に用紙束201を、図1及び図8に示す基準方向Fのうち複数の用紙202の縁部202bから複数の用紙202の外部に向かう第1の向きF1に供給する。複数の用紙202の縁部202bは、用紙束201の第1の向きF1の端部である。
すると、用紙束201における複数の用紙202の縁部202bに、粘着テープ206が貼り付けられた用紙束連結体211が構成される。このとき、粘着テープ206は、粘着層206bが内側になるように用紙束201に貼り付けられる。貼り付けユニット11は、複数の用紙202の縁部202bに、粘着テープ206を貼り付ける。
図2及び図3に示すように、貼り付け補強ユニット66は、移動部67と、湾曲部68と、押圧部69と、を備えている。
移動部67は、第2ハンドル72と、第1駆動ローラ73と、第2駆動ローラ74と、第1ベルト75と、第1従動ローラ76と、第2従動ローラ77と、を有している。
図2に示すように、フレーム12の前後方向Xの中間部では、第1シャフト80及び第2シャフト81が、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能となるようにフレーム12に支持されている。第2シャフト81は、第1シャフト80よりも後方かつ上方に配置されている。
第1シャフト80における左右方向Yの中央部には、第1駆動ローラ73が固定されている。第1シャフト80の左端部には、第2ハンドル72が固定されている(図3参照)。第2ハンドル72は、左右方向Yに沿う回転軸周りに回転可能である。
第2シャフト81における左右方向Yの中央部には、第2駆動ローラ74が固定されている。第2駆動ローラ74の径は、第1駆動ローラ73の径よりも小さい。第2駆動ローラ74の後端部の位置、及び第1駆動ローラ73の後端部の位置は、前後方向Xにおいて互いに同等である。
第1駆動ローラ73及び第2駆動ローラ74には、第1ベルト75がそれぞれ巻かれている。
第1シャフト80よりも後方には、第3シャフト82が配置されている。第3シャフト82は、支持部材83により、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能に支持されるとともに、前方に向かって付勢されている。第1シャフト80及び第3シャフト82の位置は、上下方向Zにおいて互いに同等である。
第2シャフト81よりも後方には、第4シャフト84が配置されている。第4シャフト84は、支持部材85により、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能に支持されるとともに、前方に向かって付勢されている。第2シャフト81及び第4シャフト84の位置は、上下方向Zにおいて互いに同等である。
支持部材83,85は、フレーム12に固定されている。
第3シャフト82における左右方向Yの中央部には、第1従動ローラ76が固定されている。第4シャフト84における左右方向Yの中央部には、第2従動ローラ77が固定されている。従動ローラ76,77の径、及び第2駆動ローラ74の径は、互いに同等である。
第1駆動ローラ73と第1従動ローラ76とは、前後方向Xに接触、又は対向している。第2駆動ローラ74と第2従動ローラ77とは、前後方向Xに接触、又は対向している。従動ローラ76,77は、支持部材83,85の付勢力に抗して後方に移動可能である。
第2ハンドル72を回転させると、第1シャフト80を介して第1駆動ローラ73が回転する。さらに、第1駆動ローラ73が回転する力が第1ベルト75を介して第2駆動ローラ74に伝達され、第2駆動ローラ74が回転する。
こうして、第1駆動ローラ73及び第1従動ローラ76、第2駆動ローラ74及び第2従動ローラ77のそれぞれは、用紙束連結体211を厚さ方向Dに挟みながら、基準方向Fに移動させる。
第2駆動ローラ74及び第2従動ローラ77により形成されるニップN1は、貼り付けユニット11の一対の第1案内板16よりも下方に配置されている。
本実施形態では、第1駆動ローラ73及び第1従動ローラ76により形成されるニップN2よりも下方に、第2案内板89が配置されている。なお、第2案内板89及び第1駆動ローラ73で、複数の用紙202の縁部202bを湾曲させる湾曲部68を構成する。
第2案内板89は、第1分割片90と、第2分割片91と、を有している。第1分割片90は、前方に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜している。第1分割片90の前端部には、後方かつ下方に向かって斜めに突出する突部92が設けられている。
第2分割片91は、第1分割片90の前端部から、前方に向かって延びている。第2分割片91の前端部には、第2分割片91を上下方向Zに貫通する切欠き(不図示)が形成されていてもよい。第2分割片91は、第1駆動ローラ73よりも下方に配置されている。
例えば、第2案内板89は、突部92がフレーム12に支持されることにより、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能である。第2案内板89は、バネ93により第2分割片91が下方に向かって移動するように付勢された状態で、図2の位置に保持されている。第2案内板89は、図示しない保持部材に接触すること等により、図2の位置に保持されている。
バネ93の付勢力に抗して第2案内板89を突部92周りに回転させると、第2案内板89が二点鎖線で示す位置に移動する。すなわち、第1分割片90が下方に向かって移動し、第2分割片91が上方に向かって移動する。
なお、第2案内板89は、フレーム12に固定されていてもよい。
フレーム12における左右方向Yが厚さ方向となる側板12aには、切欠き12bが形成されている。切欠き12bは、用紙束連結体211との干渉を避けるために、ニップN1,N2、及び第2案内板89と第1駆動ローラ73との隙間に対して左右方向Yに対応するように形成されている。
切欠き12bは、第1駆動ローラ73の下端部に対して左右方向Yに対応する位置よりも前方の底部12cまで延びている。
切欠き12bの底部12cに用紙束連結体211が後方から接触すると、用紙束連結体211はそれ以上前方(第1の向きF1)に移動できなくなる。切欠き12bの底部12cは、用紙束連結体211の前方の移動範囲を規制する規制部として機能する。
第1駆動ローラ73よりも下方には、第5シャフト96が配置されている。第5シャフト96は、支持部材97により、左右方向Yに沿う軸線周りに回転可能に支持されるとともに、上方に向かって付勢されている。第5シャフト96における左右方向Yの中央部には、支持ローラ98が固定されている。これら第5シャフト96、支持部材97、及び支持ローラ98により、粘着テープ206を複数の用紙202の縁部202bに向かって押圧する押圧部69を構成する。
なお、支持ローラ98は、第2案内板89の第2分割片91に形成された切欠きを通して、第2分割片91よりも上方に移動可能であってもよい。
次に、本実施形態の用紙綴じ方法について説明する。
まず、貼り付け工程(動作1)において、使用者は、第1ハンドル13を所定の向きに1回転させる。すると、図8に示すように、一対の第1案内板16の下方に切断された粘着テープ206が配置される。このとき、粘着テープ206は、粘着層206bが上方となるように配置される。一対の第1案内板16の間に整列状態にした用紙束201を第1の向きF1に供給する。すると、用紙束201の自重により粘着テープ206に対して用紙束201が下方に移動して、図1に示すように複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206が巻き付く。複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206が貼り付けられた、用紙束連結体211が構成される。
用紙束連結体211は、自重により第2駆動ローラ74及び第2従動ローラ77のニップN1に向かって落ちる。
次に、移動・湾曲・押圧工程(動作3)において、移動部67の第2ハンドル72を所定の向きに回転させる。これにより、用紙束連結体211を、第2駆動ローラ74及び第2従動ローラ77、第1駆動ローラ73及び第1従動ローラ76で厚さ方向Dに挟みながら、用紙束連結体211を第1の向きF1(下方)に移動させる。そして、湾曲部68により、複数の用紙202の縁部202bを、厚さ方向D及び基準方向Fにそれぞれ平行な面上で湾曲させる。
第2駆動ローラ74及び第2従動ローラ77で用紙束連結体211を挟む際に、用紙束連結体211の厚さに応じて、第2従動ローラ77が前後方向Xに移動する。第1従動ローラ76についても、第2従動ローラ77と同様である。
複数の用紙202の縁部202bを湾曲させる際に、複数の用紙202の縁部202bが第2案内板89の第1分割片90に接触する。用紙束連結体211は、バネ93の付勢力に抗して第2案内板89を突部92周りに回転させる。用紙束連結体211は、第1駆動ローラ73と第2案内板89との間を第1駆動ローラ73の外周面に沿って移動する。第2案内板89の第2分割片91が第1駆動ローラ73の下端部に近付くように上方に(図2中に二点鎖線で示す位置に)移動するため、複数の用紙202の縁部202bを確実に湾曲させることができる。
移動部67により用紙束連結体211を構成する各用紙202を下方に移動させた移動量は、互いに等しい。一方で、湾曲した複数の用紙202のうち、内側の用紙202と外側の用紙202とでは曲率半径が異なる。
このため、図9に示すように、複数の用紙202それぞれの縁部202bの位置が、主面202aに沿う基準方向Fに互いにずれる。具体的には、内側の用紙202の縁部202bほど、第1の向きF1に進んだ位置に配置される。
粘着テープ206が、複数の用紙202の厚さ方向Dに伸ばされる。
用紙束連結体211がフレーム12の切欠き12bの底部12cに接触して、第2ハンドル72を回転しても用紙束連結体211が第1の向きF1に移動できなくなったら、第2ハンドル72の回転を止める。すると、押圧部69の支持ローラ98が、基準方向Fに互いにずれた複数の用紙202それぞれの縁部202bに向かって、粘着テープ206を上方に押圧する。粘着テープ206の粘着層206bが、厚さ方向Dに隣り合う複数の用紙202の縁部202bの間に入り込む。
次に、戻し工程(動作5)において、第2ハンドル72を所定の向きとは反対向きに回転させる。これにより、用紙束連結体211を、第2駆動ローラ74及び第2従動ローラ77、第1駆動ローラ73及び第1従動ローラ76で厚さ方向Dに挟みながら、用紙束連結体211を第1の向きF1とは反対の第2の向きF2に移動させる。
すると、内側の用紙202の縁部202bほど第2の向きF2に進むため、図10に示すように、複数の用紙202それぞれの縁部202bの基準方向Fの位置が互いに同等となる、用紙束201の整列状態になる。粘着テープ206の粘着層206bが、複数の用紙202の縁部202bの間に入り込んだ状態で、粘着テープ206が厚さ方向Dに縮む。粘着テープ206が元の長さに戻る際に、用紙202の縁部202bを互いに厚さ方向Dに引き寄せるように縮む。このため、複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206が確実に貼り付けられる。
第2案内板89が、バネ93の付勢力により図2に示す位置に戻る。
以上で、用紙綴じ方法の全工程が終了し、複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206が確実に貼り付けられた用紙束連結体211が製造される。
以上説明したように、本実施形態の用紙綴じ装置1及び用紙綴じ方法によれば、移動部67により(移動・湾曲・押圧工程において)、用紙束連結体211を第1の向きF1に移動させつつ、湾曲部68により複数の用紙202の縁部202bを湾曲させたときに、複数の用紙202それぞれの縁部202bが基準方向Fに互いにずれる。この際に、厚さ方向Dに伸ばされた粘着テープ206が複数の用紙202の縁部202bの間に入り込んだ状態で、粘着テープ206が厚さ方向Dに縮む。粘着テープ206が元の長さに戻る際に、用紙202の縁部202bを互いに厚さ方向Dに引き寄せるように縮む。このため、複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206が確実に貼り付けられる。
そして、移動部67により用紙束連結体211を第2の向きF2に移動させると、用紙束201に粘着テープ206が貼り付けられた状態で、用紙束201が整列状態になる。用紙束201が整列状態になるため、複数の用紙202全体としての基準方向Fの長さが、用紙202の1枚分の長さに抑えられる。
従って、複数の用紙202全体としての基準方向Fの長さを抑えて複数の用紙202に粘着テープ206を確実に貼り付けることができる。
用紙綴じ装置1が、押圧部69を備える。これにより、複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206をより確実に貼り付けることができる。
用紙綴じ装置1が、貼り付けユニット11を備える。従って、複数の用紙202の縁部202bに粘着テープ206を貼り付ける貼り付け工程を、用紙綴じ装置1が自動的に行うことができる。
用紙綴じ装置1が、切欠き12bの底部12cを備える。このため、用紙綴じ装置1内で用紙束連結体211が第1の向きF1に移動し過ぎるのを抑制することができる。そして、切欠き12bの底部12cに用紙束連結体211が接触した状態で、押圧部69により粘着テープ206を押圧するため、押圧部69により粘着テープ206を確実に押圧させることができる。
なお、本実施形態では、用紙綴じ装置1が、貼り付けユニット11を備えずに貼り付け補強ユニット66だけで構成されてもよい。この場合、予め、使用者が整列状態の用紙束201に粘着テープ206を貼り付けて用紙束連結体211を構成する。そして、この用紙束連結体211を貼り付け補強ユニット66に挿入して用いる。
用紙綴じ装置1は、押圧部69を備えなくてもよい。フレーム12に、切欠き12bの底部12cが形成されていなくてもよい。
ハンドル13,72を使用者が手動で回転させて第1シャフト18,80を回転させたが、第1シャフト18,80をモータ等により自動的に回転させてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、湾曲部68を持つことにより、複数の用紙202全体として基準方向Fの長さを抑えて複数の用紙202に粘着テープ206を確実に貼り付けることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…用紙綴じ装置、11…貼り付けユニット(貼り付け部)、12c…底部(規制部)、67…移動部、68…湾曲部、69…押圧部、201…用紙束、202…用紙、202a…主面、202b…縁部、206…粘着テープ、211…用紙束連結体、D…厚さ方向、F…基準方向、F1…第1の向き、F2…第2の向き

Claims (5)

  1. 複数の用紙が厚さ方向に重ねられた用紙束における前記複数の用紙の縁部に、粘着テープが貼り付けられた用紙束連結体を、前記厚さ方向に挟みながら、前記複数の用紙の主面に沿う基準方向に移動させる移動部と、
    前記基準方向のうち前記複数の用紙の前記縁部から前記複数の用紙の外部に向かう第1の向きに移動する前記用紙束の前記第1の向きの端部を湾曲させて、前記複数の用紙それぞれの縁部の位置を互いに前記基準方向にずらす湾曲部と、
    を備える用紙綴じ装置。
  2. 前記基準方向に互いにずれた前記複数の用紙それぞれの縁部に向かって、前記粘着テープを押圧する押圧部を備える請求項1に記載の用紙綴じ装置。
  3. 前記複数の用紙の前記縁部に、前記粘着テープを貼り付ける貼り付け部を備える請求項1又は2に記載の用紙綴じ装置。
  4. 前記用紙束連結体の前記第1の向きの移動範囲を規制する規制部を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の用紙綴じ装置。
  5. 複数の用紙が厚さ方向に重ねられた用紙束における前記複数の用紙の縁部に、粘着テープが貼り付けられた用紙束連結体を、前記厚さ方向に挟みながら、前記複数の用紙の主面に沿う基準方向のうち、前記複数の用紙の前記縁部から前記複数の用紙の外部に向かう第1の向きに移動させつつ前記用紙束の前記第1の向きの端部を湾曲させて、前記複数の用紙それぞれの縁部の位置を互いに前記基準方向にずらし、
    前記用紙束連結体を、前記厚さ方向に挟みながら、前記第1の向きとは反対の第2の向きに移動させる用紙綴じ方法。
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