JP2019090734A - 静電容量式圧力センサ - Google Patents
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Abstract
Description
る部分が金メッキによって形成され、第2の電極に接触する部分が絶縁体によって形成されてもよい。第1の電極と第2の電極とが電気的に接続されないことで、静電容量式圧力センサは、第1の電極と第2の電極とを電極板とするコンデンサとして動作可能となる。第1の基板と第2の基板との間に中空部を設けるように壁部が形成されることで、圧力が印加されたフレキシブル基板が硬質基板へ向けて撓むことが可能となる。静電容量式圧力センサは、さらに、取り出し電極と第2の電極とが導電性の接続部によって支持される。導電性の接続部によって接続されることで、取り出し電極と第2の電極とが電気的に接続される。取り出し電極と第2の電極とが電気的に接続されることで、第2の電極からの配線を取り出し電極から引き出すことが可能となる。そのため、第1の電極からの配線と第2の電極からの配線とをフレキシブル基板上の同じ層から引き出すことができる。そのため、本静電容量式圧力センサによれば、より簡易な配線構造を実現できる。さらに、電極形成のための層構造を簡略化することが可能となる。
図1および図2は、適用例に係る圧力センサ100の概略構成を示す図である。図1は、圧力センサ100を平面視した概略図の一例であり、図2は、図1のB−B線における断面図の一例である。図1では、平面視においては目視できない固定基板側メッキ部24、第1中空部18、固定電極22および基板部21が点線で示されている。図1および図2を参照すると理解できるように、圧力センサ100は、可動部10と固定基板部20とを備える。可動部10は可撓性を有し、その一方の面には第1可動電極121と第1可動電極121と離間した第2可動電極122とが設けられる。固定基板部20の当該一方の面に対向する面には固定電極22が設けられる。可動部10に圧力が印加されると、可動部10が固定基板部20側に撓み、第1可動電極121と固定電極22との間の距離が変動する。圧力センサ100は、第1可動電極121と固定電極22との間の距離の変動に伴う静電容量の変動によって圧力を検出する静電容量式圧力センサである。
えば、テトラエトキシシラン(TEOS)や二酸化ケイ素である。絶縁部23は、平面視において第1可動電極121と固定電極22とが重なる領域の一部に空間23bが設けられており、空間23bの縁近傍の領域から可動部10側に向けて平面視において空間23bを囲むように第3メッキ部241が形成される。空間23bの内側面23aと第3メッキ部241は、第1中空部18の壁部となる。図2に示されるように、第3メッキ部241と固定電極22との間には絶縁部23が介在し、第3メッキ部241と固定電極22とは接触しない。そのため、第1可動電極121と固定電極22とが第1中空部18の壁部によって電気的に接続されることはない。第1中空部18は、可動部10に圧力が印加されたときに、可動部10が固定基板部20に向けて撓むことが可能となる。圧力センサ100は、さらに、第2可動電極122と固定電極22との間に、第2可動電極122と固定電極22とを電気的に接続する第4メッキ部242が設けられる。第4メッキ部242の形状に限定はないが、第4メッキ部242の平面視における形状が図3および図4に例示されるように環形状に形成されると、可動部10に対して圧力が印加されて可動部10が固定基板部20に向けて撓む際に、可動部10において生ずる歪みが抑制される。第4メッキ部242が平面視において環形状に形成される場合、平面視において第4メッキ部242に囲まれる領域の面積は、第1中空部18の平面視における面積よりも小さくなるように形成される。可動部10は、「フレキシブル基板」の一例である。第1可動電極121は、「第1の電極」の一例である。第2可動電極122は、「取り出し電極」の一例である。固定電極22は、「第2の電極」の一例である。固定基板部20は、「硬質基板」の一例である。空間23bの内側面23aと第3メッキ部241は、「壁部」の一例である。第4メッキ部242は、「接続部」の一例である。
図3および図4は実施形態に係る圧力センサの一例を示す図である。図3および図4は、図1および図2で説明した圧力センサ100の構成をより詳細に示す図である。図3は圧力センサ100を平面視した図の一例であり、図4は図3のA−A線における断面図の一例である。図3では、平面視においては目視できない固定基板側メッキ部24、第1中空部18、第2中空部19、固定電極22および基板部21が点線で示されている。図3では、3つの圧力センサ100(100a、100b、100c)が例示されるとともに、コネクタ200および静電容量測定回路300も例示される。3つの圧力センサ100a、100b、100cは、シート基板11を共有する。図4を参照すると理解できるよ
うに、実施形態では、可動部10は第1可動電極121に加えて第2可動電極122を含む可動電極12を有する。以下、本明細書において、図3における第2中空部19から第1中空部18に向かう方向を右、その逆方向を左とする。また、図3において、圧力センサ100aから圧力センサ100cに向かう方向を後ろ、その逆方向を前とする。さらに、図4における可動部10から固定基板部20に向かう方向を下、その逆方向を上とする。
となり、圧力センサ100が形成される。また、第2メッキ部142と第4メッキ部242とが接合されることで、第2可動電極122と固定電極22とが電気的に接続される。
示は省略している。静電容量測定回路300は、2つのマルチプレクサ301、301(図中では、MUXと記載)とコンバータ302を備える。マルチプレクサ301、301の
各々には、圧力センサ100a、100b、100cの静電容量の変動に伴う信号が信号線15を介して入力される。マルチプレクサ301、301の各々は、圧力センサ100a、100b、100cから入力された信号のうち選択されたひとつを出力する。図5において、マルチプレクサ301、301が出力する信号の選択に用いられる選択信号の図示は省略されている。コンバータ302は、マルチプレクサ301、301の各々から出力された信号はコンバータ302に入力される。コンバータ302は、例えば、マルチプレクサ301、301から入力される信号値と圧力との対応関係を記憶している。コンバータ302が管理する対応関係は、例えば、入力される信号値と圧力との対応を示すテーブルであってもよいし、入力される信号値から圧力を算出する数式であってもよい。コンバータ302は、例えば、当該対応関係にしたがって、マルチプレクサ301、301から入力された信号値を圧力を示す信号値に変換し、圧力を示す信号値を出力する。
2部分における歪みが抑制される。これによって、第1可動電極121が固定電極22に対して撓む際に、前後方向および左右方向に偏りが生じることが抑制される。さらに、一本の配線で第2可動電極122を支える場合よりも、断面形状が環形状に形成された第4メッキ部242は安定して第2可動電極122を支えることができる。
図8Aから図8Iは、圧力センサ100の製造工程の一例を示す図である。以下、図8Aから図8Iを参照して、圧力センサ100の製造工程の一例について説明する。
図8Aから図8Eは固定基板部20の製造工程の一例を示す。図8Aでは、基板部21の可動部10に対向する面上に固定電極22が形成される。続いて、図8Bでは、固定電極22を覆うように絶縁膜231が形成される。さらに、図8Bでは、絶縁膜231の可動部10に対向する面上にレジスト膜51が形成される。図8Cでは、レジスト膜51に対して所望のパターンが形成されたフォトマスクを用いてフォトレジストを行うことで、絶縁膜231上に所定パターンのレジスト膜51が形成される。図8Dでは、エッチング処理が行われ、さらにレジスト膜51が除去されることで、絶縁部23が形成される。図8Eでは、絶縁部23の可動部10に対向する面上に固定基板側メッキ部24が形成される。図8Eに例示される工程では、固定基板側メッキ部24を形成しない領域にメッキレジストが行われた上でメッキ処理を行うことで、所望の領域に固定基板側メッキ部24が形成される。
図8Fおよび図8Gは可動部10の製造工程の一例を示す。図8Fでは、可撓性を有するシート基板11の固定基板部20に対向する面上に可動電極12が形成される。さらに、可動電極12の固定基板部20に対向する面に対してメッキ処理が行われることで、可動部側メッキ部14が形成される。図8Gでは、可動部側メッキ部14の固定基板部20に対向する面上において、第1可動電極121および第2可動電極122に相当する領域に対してエッチングレジストが行われた上でエッチングが行われることで、第1可動電極121および第2可動電極122が形成される。なお、固定基板側メッキ部24の形成はスパッタリングにより形成してもよい。即ち、スパッタ装置にて絶縁部23の可動部10に対向する面上にメッキ層を成膜した後で、レジストを塗布してエッチングすることによって固定基板側メッキ部24のパターンを形成するのであってもよい。
図8Hおよび図8Iは、固定基板部20と可動部10とを接合する工程の一例を示す。図8Hでは、可動部10と固定基板部20とが接合される。接合方法には特に限定は無い。可動部10と固定基板部20とは、例えば、常温接合によって接合されてもよい。常温接合では、例えば、可動部10の可動部側メッキ部14の固定基板部20に対向する面と固定基板部20の固定基板側メッキ部24の可動部10に対向する面に対して、当該面を平滑にする処理と、当該面から不純物を除去して清浄にする処理が行われる。これらの処理が施された可動部側メッキ部14と固定基板側メッキ部24とが接触すると、可動部側メッキ部14と固定基板側メッキ部24との間で働く分子間力によって、可動部10と固定基板部20とが接合される。図8Iでは、図8Aから図8Hまでの工程によって製造された圧力センサ100をシート基板11を共有する形で3つ並べた様子を例示する。圧力センサ100は、図6Iに例示するように、シート基板11を共有して複数の圧力センサ100を並べることで、圧力検出の対象とする面積を広げることが可能である。
れぞれの製造工程で、表面の平坦性を担保するようにしてもよい。例えば、可動部10の製造工程において、シート基板11に対して可動電極12となる金属(例えば銅)をCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理して平坦にし、その上にスパッタ装置で可動
部側メッキ部14を成膜するのであってもよい。
実施形態では、第2可動電極122と固定電極22との間は、第2中空部19の壁部として形成された第4メッキ部242によって支持された。しかしながら、第2可動電極122と固定電極22との間を接合するのは、第2中空部19の壁部として形成された第4メッキ部242に限定されるわけではない。図9は、第1変形例に係る圧力センサ100aの断面図の一例を示す図である。圧力センサ100aは、絶縁部23に第2中空部19に代えて柱部23cが設けられる点で係る圧力センサ100とは異なる。柱部23cは、第2可動電極122と固定電極22との間に略円柱形状に立設される。柱部23cの側面には第4メッキ部242aが設けられる。第1変形例の場合、第4メッキ部242aによって、第2可動電極122と固定電極22との間が支持される。このような第4メッキ部242aによっても、第1可動電極121に圧力が印加された際の第2可動電極122における歪みが抑制される。また、このような第4メッキ部242aによっても、第2可動電極122と固定電極22とを電気的に接続することが可能である。なお、変形例では柱部23cは略円柱形状としたが、その形状は略円柱形状に限定されず、略楕円柱形状、略三角柱形状、略四角柱形状、略五角柱形状、略六角柱形状、略八角柱形状等であってもよい。
10・・・可動部
11・・・シート基板
12・・・可動電極
121・・・第1可動電極
122・・・第2可動電極
14・・・可動部側メッキ部
141・・・第1メッキ部
142・・・第2メッキ部
15・・・信号線
16、16a、16b・・・GND線
18・・・第1中空部
19・・・第2中空部
20・・・固定基板部
21・・・基板部
22・・・固定電極
23・・・絶縁部
23a・・・内側面
24・・・固定基板側メッキ部
241・・・第3メッキ部
242・・・第4メッキ部
51・・・レジスト膜
200・・・コネクタ
231・・・絶縁膜
300・・・静電容量測定回路
301・・・マルチプレクサ
302・・・コンバータ
Claims (6)
- 可撓性を有し、第1の電極と前記第1の電極と離間した取り出し電極とが一方の面に設けられたフレキシブル基板と、
前記一方の面に対向する面に第2の電極が設けられた硬質基板と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間を支持するとともに前記第1の電極と前記第2の電極との間に中空部を設けるように立設された絶縁性の壁部と、を備え、前記中空部において、前記第1の電極が前記第2の電極に対して撓むことで生じる静電容量の変化を検出することにより、前記第1の電極と前記第2の電極との対向面に向けて印加される圧力を測定する、静電容量式圧力センサであって、
前記取り出し電極と前記第2の電極との間に、前記取り出し電極と前記第2の電極との間を支持するように立設された導電性の接続部を更に備えることを特徴とする、
静電容量式圧力センサ。 - 前記接続部は、平面視において環形状に形成されることを特徴とする、
請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。 - 前記壁部は平面視において環形状に形成され、
平面視において、前記接続部によって囲まれる領域の面積は、前記壁部によって囲まれる領域の面積よりも小さいことを特徴とする、
請求項2に記載の静電容量式圧力センサ。 - 前記硬質基板は、剛性を有する部材で形成されることを特徴とする、
請求項1から3のいずれか一項に記載の静電容量式圧力センサ。 - 前記フレキシブル基板は前記第1の電極を複数備えており、該複数の第1の電極に対応する複数の前記硬質基板を有する、ことを特徴とする、
請求項1から4のいずれか一項に記載の静電容量式圧力センサ。 - 前記第1の電極は前記フレキシブル基板上に所定間隔を置いて格子状に配置されることを特徴とする、
請求項5に記載の静電容量式圧力センサ。
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