JP2019091202A - セグメント表示読取装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示データが一定の方向・割合で増減しない場合でも、適切な認識確度を得る。【解決手段】記憶部13が、セグメント表示器で前後して切替表示される前文字mおよび後文字nとこれら切替表示の際に発生しうる切替時文字eとの組み合わせからなる誤認識パターンPを誤認識パターンデータ13Aとして記憶し、確度情報生成部14Bが、時系列データ13Bから対象認識結果D(i)と直前認識結果D(i−1)および直後認識結果D(i+1)とを取得し、これらから桁位置jごとに、同一桁に位置する文字を対象文字x(i,j)、直前文字x(i−1,j)、および直後文字x(i+1,j)として抽出し、これらと一致するe,m,nを有する一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されている場合、当該Pから推定される候補文字R(i,j)に基づいて、x(i,j)の確度情報Q(i,j)を生成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、セグメント表示器を撮影した画像から表示出力されているデジタルデータの読み取りを行うためのセグメント表示読取技術に関する。
従来、ガス、電気、水道などの使用量を検針する技術として、これらガス、電気、水道の積算量を計測する積算量メータにセグメント表示読取装置を搭載して、積算量メータのセグメント表示器が表示出力した積算量を自動的に読み取る技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
このセグメント表示読取装置は、セグメント表示器でLEDやLCDで表示出力された数字をカメラで撮影し、得られた画像を文字認識処理することにより、表示出力された数字をデジタルデータとして読み取るものである。
特開2000−200322号公報
一般に、セグメント表示器は、表示データの変化に応じて点灯するセグメントを切り替える。このため、画像の撮影タイミングによって、切り替えにより点灯から消灯へ移行するセグメントが、切替後に点灯するセグメントと重なって撮影される場合がある。例えば、ある桁が「5」から「6」に切り替えられる場合、これら「5」と「6」のセグメントが重複し「8」のように撮影されてしまう。このような重複画像を文字認識した場合、認識誤りが発生する。
前述した従来技術では、予め積算量の増える速さから、積算量の予測値を算出しておき、文字認識で得られた読取結果を予測値と比較することにより、読取結果の認識確度を判定している。
これにより、読取結果と予測値との乖離が小さい場合には、読取結果の認識確度が高く、乖離が大きい場合には、読取結果の認識確度が低いと判定される。
しかしながら、従来技術の予測値は、表示データが一定の方向に一定の割合で増減することを前提として、予測量×時間により予測値を算出しているため、積算量のようなデジタルデータであれば、適切な認識確度を得ることができるものの、表示データが不規則に変化する場合には、適切な認識確度を得ることができないという問題点があった。
例えば、セグメント表示器を持つ温度計では、測定した温度をセグメント表示器で表示するため、表示データは不規則に増減することも考えられる。また、温度に限らず、圧力や流量も不規則に増減し、一定の方向に一定の割合で増減しない場合がある。したがって、従来技術によれば、このようなケースでは適切な認識確度を得ることができない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、表示データが一定の方向に一定の割合で増減しない場合でも、適切な認識確度を得ることができるセグメント表示読取技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるセグメント表示読取装置は、複数のセグメントを点消灯制御することにより複数種類の文字を切替表示するセグメント表示器の表示出力を撮像するカメラと、前記カメラの撮像出力を文字認識処理するように構成された文字認識部と、前記文字認識部で得られた認識結果を時系列データとして記憶するように構成された記憶部と、前記時系列データから選択した対象認識結果について、当該対象認識結果の確からしさを示す確度情報を生成するように構成された確度情報生成部とを備え、前記記憶部は、前記セグメント表示器で前後して切替表示される任意の2種類の前文字および後文字と、これら前文字および後文字が前後して切替表示された際に発生しうる切替時文字との組み合わせからなる誤認識パターンが、予め複数登録されている誤認識パターンデータを記憶し、前記確度情報生成部は、前記時系列データから前記対象認識結果と当該対象認識結果に対して時系列順で直前および直後に位置する直前認識結果および直後認識結果とを取得し、これら対象認識結果、直前認識結果、および直後認識結果から、それぞれの桁位置ごとに、同一桁に位置する文字を対象文字、直前文字、および直後文字として抽出し、これら対象文字、直前文字、および直後文字の組み合わせと一致する、切替時文字、前文字および後文字の組み合わせを有する一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されている場合、当該一致誤認識パターンから推定される候補文字に基づいて、前記対象文字の認識確度を示す確度情報を生成するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記セグメント表示読取装置の一構成例は、前記確度情報生成部が、前記一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されている場合、当該一致誤認識パターンの後文字を前記候補文字として選択するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記セグメント表示読取装置の一構成例は、前記確度情報生成部が、前記一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されていない場合、前記誤認識パターンデータのうち切替時文字および前文字が前記対象文字および直前文字と一致するすべての誤認識パターンから、当該誤認識パターンの後文字を前記候補文字として選択するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記セグメント表示読取装置の一構成例は、前記確度情報生成部が、前記一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されていない場合、前記誤認識パターンデータのうち切替時文字が前記対象文字と一致するすべての誤認識パターンから、当該誤認識パターンの後文字を前記候補文字として選択するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記セグメント表示読取装置の一構成例は、前記確度情報生成部が、前記対象文字が数字である場合、当該対象文字を前記候補文字に追加するようにしたものである。
また、本発明にかかるセグメント表示読取方法は、セグメント表示器の表示出力を読み取るセグメント表示読取装置で用いられるセグメント表示読取方法であって、カメラが、複数のセグメントを点消灯制御することにより複数種類の文字を切替表示する前記セグメント表示器の表示出力を撮像する撮像ステップと、文字認識部が、前記カメラの撮像出力を文字認識処理するように構成された文字認識ステップと、記憶部が、前記文字認識ステップで得られた認識結果を順次取り込んで時系列データとして記憶する記憶ステップと、確度情報生成部が、前記時系列データから選択した対象認識結果について、当該対象認識結果の確からしさを示す確度情報を生成するように構成された確度情報生成ステップとを備え、前記記憶ステップは、前記セグメント表示器で前後して切替表示される任意の2種類の前文字および後文字と、これら前文字および後文字が前後して切替表示された際に発生しうる切替時文字との組み合わせからなる誤認識パターンが、予め複数登録されている誤認識パターンデータを記憶するステップを含み、前記確度情報生成ステップは、前記時系列データから前記対象認識結果と当該対象認識結果に対して時系列順で直前および直後に位置する直前認識結果および直後認識結果とを取得し、これら対象認識結果、直前認識結果、および直後認識結果から、それぞれの桁位置ごとに、同一桁に位置する文字を対象文字、直前文字、および直後文字として抽出し、これら対象文字、直前文字、および直後文字の組み合わせと一致する、切替時文字、前文字および後文字の組み合わせを有する一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されている場合、当該一致誤認識パターンから推定される候補文字に基づいて、前記対象文字の認識確度を示す確度情報を生成するステップを含んでいる。
本発明によれば、表示データが一定の方向に一定の割合で増減しない場合でも、適切な認識確度を得ることが可能となる。したがって、ガス、電気、水道の積算量を計測する積算量メータ以外の機器、例えば、温度計、圧力計、流量計などの各種機器についても、そのセグメント表示器で表示出力された表示データを読み取るとともに、適切な認識確度を付与することが可能となる。
セグメント表示読取装置の構成を示すブロック図である。 7セグメント表示器の表示例である。 7セグメント表示器における誤認識発生例である。 誤認識パターンデータの構成例である。 文字認識処理を示すフローチャートである。 確度情報生成処理を示すフローチャートである。 確度情報生成動作例を示す説明図である。 外れ値判定の説明図である。 階差二乗平均平方根を用いた外れ値判定例である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[セグメント表示読取装置]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるセグメント表示読取装置10について説明する。図1は、セグメント表示読取装置の構成を示すブロック図である。
このセグメント表示読取装置10は、全体としてパーソナルコンピュータや産業用コントローラなどの情報処理装置からなり、ガス、電気、水道の積算量を計測する積算量メータのほか、温度計、圧力計、流量計などの各種などの計測機器に搭載されているセグメント表示器20の表示出力を読み取って、デジタルデータを出力する装置である。
[発明の原理]
セグメント表示器20は、LEDやLCDなどの表示素子からなる複数のセグメントを点消灯制御することにより、複数種類の文字を切替表示する表示器である。図2は、7セグメント表示器の表示例である。ここでは、7つのセグメントを用いて数字を切替表示する例が示されている。
このようなセグメント表示器20をカメラで撮像した場合、画像の撮影タイミングによって、切り替えにより点灯から消灯へ移行するセグメントが、切替後に点灯するセグメントと重なって撮影される場合がある。このような画像を文字認識処理すると、結果として誤認識が発生する場合がある。
図3は、7セグメント表示器における誤認識発生例である。ここでは前文字mから後文字nに切替表示した際に発生する切替時文字eの例が示されている。例えば、数字「4」から数字「7」に切替表示した際には、その切替途中の画像からアルファベット文字「q」として認識される場合がある。また、数字「2」から数字「3」に切替表示した際には、その切替途中の画像からアルファベット文字「a」という誤認識が発生する場合がある。また、数字「0」から数字「2」に切替表示した際には、その切替途中の画像から数字「8」という誤認識が発生する場合がある。また、数字「4」から数字「5」に切替表示した際には、その切替途中の画像から数字「9」という誤認識が発生する場合がある。
このような誤認識をすべて検証すると、前後して切替表示された前文字および後文字と誤認識された切替時文字との間には、次のような関係性が存在していることが分かった。
・発生しうる切替時文字は数種類(7セグメント表示器の場合には「q」,「a」,「8」,「9」の4種類)に限定される。
・切替時文字と直前文字および直後文字との組み合わせは、これら切替時文字ごとにある程度限定される。
・各組み合わせにおいて、切替時文字に対応する実表示文字は、それぞれの組み合わせを構成する直後文字である可能性が高い。
・切替時文字が数字の場合、切替時文字自体も実表示文字である可能性がある。
・切替時文字に関する組み合わせとして、前文字および後文字を含む組み合わせが存在しない場合、切替時文字に関するすべての組み合わせを構成する直後文字が、実表示文字である可能性がある。
なお、本発明では、前後して切替表示された2つの文字のうち、切替前に表示された文字を前文字といい、切替後に表示された文字を後文字といい、その切替途中で誤認識された文字を切替時文字という。また、実際に表示された文字を実表示文字という。
本発明は、前後して切替表示された前文字および後文字と誤認識された切替時文字との間に、前述したような関係性が存在していることに着目し、これら切替時文字と前文字および後文字との組み合わせを誤認識パターンとして予め登録しておき、これら誤認識パターンのうち、実際に認識された対象文字とその前後で切替表示された直前文字および直後文字の組み合わせと一致する誤認識パターンに基づいて、実表示文字に相当する候補文字を推定し、推定した候補文字に基づいて対象文字の認識確度を示す確度情報を生成するようにしたものである。
また、対象文字、直前文字、および直後文字については、認識結果を構成する複数文字の桁ごとに時系列順に切替表示された文字に相当する。このため、実際に得られた認識結果を時系列データとして順次記憶し、任意の認識結果に関する確度情報を生成する場合、対象となる対象認識結果に対して時系列順で前後する直前認識結果と直後認識結果から、それぞれの桁位置ごとに、同一桁に位置する文字を対象文字、直前文字、および直後文字として抽出するようにしたものである。
[本実施の形態の構成]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるセグメント表示読取装置10の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかるセグメント表示読取装置10は、主な機能部として、通信I/F部11、カメラ12、記憶部13、および演算処理部14を備えている。
通信I/F部11は、通信回線Lを介して、上位装置30などの外部装置との間でデータ通信を行う機能を有している。
カメラ12は、CCDカメラなどの一般的な撮像装置からなり、セグメント表示器20の表示出力を撮像する機能を有している。
記憶部13は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、演算処理部14での処理に用いる各種処理データやプログラム13Pを記憶する機能を有している。
プログラム13Pは、演算処理部14のCPUにより読み出されて実行されることにより、CPUと協働して各種処理を実現するプログラムであり、例えば通信I/F部11を介して接続された外部装置や記録媒体(ともに図示せず)から、予め読み込まれて記憶部13に格納される。
記憶部13で記憶される主な処理データとして、誤認識パターンデータ13A、時系列データ13B、読取結果データ13Cがある。
誤認識パターンデータ13Aは、セグメント表示器20で前後して切替表示される任意の2種類の前文字および後文字と、これら前文字および後文字が前後して切替表示された際に発生しうる切替時文字との組み合わせからなる誤認識パターンが、予め複数登録されたデータである。
図4は、誤認識パターンデータの構成例である。ここでは、前文字mおよび後文字nと切替時文字e(m,n)との組み合わせからなる誤認識パターンが縦横マトリクス形式で登録されており、縦方向が前文字mを示し、横方向が後文字nを示し、その交差位置に切替時文字e(m,n)が配置されている。
例えば、前文字m=「4」と後文字n=「7」との交差位置には、「4」から「7」に切替表示された際に発生しうる切替時文字e(4,7)=「q」が配置されている。また、前文字m=「4」と後文字n=「8」との交差位置はe(4,8)=空白となっており、誤認識が発生しないことが示されている。
時系列データ13Bは、カメラ12の撮像出力である画像データを演算処理部14で文字認識処理して得られた認識結果を、順次取り込んで記録したデータである。
読取結果データ13Cは、時系列データ13Bに記録されている認識結果に対して、その確からしさを示す確度情報を付与したデータである。
演算処理部14は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部13のプログラム13Pを読み出して実行することにより、ハードウェアとソフトウェアとを協働させることにより、各種処理部を実現する機能を有している。
演算処理部14で実現される主な処理部として、文字認識部14A、確度情報生成部14B、および記録部14Cがある。
文字認識部14Aは、カメラ12の撮像出力である画像データを文字認識処理する機能を有している。文字認識処理については、公知の手法を用いればよい。
確度情報生成部14Bは、記憶部13の時系列データ13Bから選択した対象認識結果Dについて、当該対象認識結果Dの確からしさを示す確度情報Qを生成する機能を有している。
記録部14Cは、確度情報生成部14Bで生成された確度情報Qを、対象認識結果Dに対応付けて、記憶部13の読取結果データ13Cに記録する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるセグメント表示読取装置10の動作について説明する。
まず、図5を参照して、セグメント表示読取装置10の文字認識動作について説明する。図5は、文字認識処理を示すフローチャートである。
文字認識部14Aは、一定の周期で図5の文字認識処理を繰り返し実行する。
まず、文字認識部14Aは、カメラ12でセグメント表示器20の表示出力を撮像し(ステップ100)、得られた画像データを文字認識処理する(ステップ101)。これにより、表示出力された複数の文字に関する認識結果Dを生成される。
この後、文字認識部14Aは、得られた認識結果Dを記憶部13の時系列データ13Bに記録し(ステップ102)、一連の文字認識処理を終了する。
次に、図6を参照して、セグメント表示読取装置10の確度情報生成動作について説明する。図6は、確度情報生成処理を示すフローチャートである。
確度情報生成部14Bは、例えば予め設定されている時刻が到来した時点、時系列データ13Bに一定数の認識結果Dが記録された時点、さらには、上位装置30から読取結果送信要求が通知された時点など、確度情報の生成が必要な時点において、図6の確度情報生成処理を実行する。
まず、確度情報生成部14Bは、記憶部13の時系列データ13Bから、確度情報生成処理の対象となる時刻iの対象認識結果D(i)と当該対象認識結果D(i)に対して時系列順で直前および直後に位置する直前認識結果D(i−1)および直後認識結果D(i+1)とを取得する(ステップ110)。
次に、確度情報生成部14Bは、これらD(i),D(i−1),D(i+1)から、未抽出の桁jの対象文字x(i,j),直前文字x(i−1,j),および直後文字x(i+1,j)を抽出し(ステップ111)、D(i)が「8」,「9」,「a」,「q」以外であるか確認し(ステップ112)、D(i)が「8」,「9」,「a」,「q」以外である場合には(ステップ112:YES)、後述するステップ121へ移行する。
一方、D(i)が「8」,「9」,「a」,「q」のいずれかである場合(ステップ112:NO)、確度情報生成部14Bは、記憶部13の誤認識パターンデータ13Aを参照して、x(i,j),x(i−1,j),x(i+1,j)の組み合わせと一致する、切替時文字e,前文字m,後文字nの組み合わせを有する誤認識パターンPの登録有無を確認する(ステップ113)。
ここで、x(i,j),x(i−1,j),x(i+1,j)の組み合わせと一致するe,m,nの組み合わせを有する一致誤認識パターンPが、誤認識パターンデータ13Aに登録されている場合(ステップ113:YES)、確度情報生成部14Bは、一致誤認識パターンPの後文字nを、x(i,j)の候補文字R(i,j)として選択する(ステップ116)。
次に、確度情報生成部14Bは、x(i,j)が数値であれば、x(i,j)をR(i,j)に追加する(ステップ117)。
この後、確度情報生成部14Bは、このようにして得られたR(i,j)に基づいて、x(i,j)がR(i,j)である可能性が高いと判定し(ステップ118)、この判定結果に基づいて、x(i,j)がR(i,j)である可能性が高いという旨の、x(i,j)に関する確度情報Q(i,j)を生成する(ステップ119)。記録部14Cは、得られた確度情報Q(i,j)をD(i)のx(i,j)と対応付けて、記憶部13の読取結果データ13Cに記録する(ステップ120)。
次に、確度情報生成部14Bは、D(i)の全桁の抽出が完了したか確認し(ステップ120)、未抽出の桁が存在する場合には(ステップ121:NO)、ステップ111に戻る。
一方、D(i)の全桁の抽出が完了した場合(ステップ121:YES)、確度情報生成部14Bは、各桁jのQ(i,j)からD(i)の確度情報Q(i)を生成する(ステップ122)。記録部14Cは、得られた確度情報Q(i)をD(i)と対応付けて、記憶部13の読取結果データ13Cに記録し(ステップ123)、一連の確度情報生成処理を終了する。
また、ステップ113において、x(i,j),x(i−1,j),x(i+1,j)の組み合わせと一致するe,m,nの組み合わせを有する一致誤認識パターンPが、誤認識パターンデータ13Aに登録されていない場合(ステップ113:NO)、確度情報生成部14Bは、x(i,j),x(i−1,j)の組み合わせと一致するe,mの組み合わせを有する一致誤認識パターンPの登録有無を確認する(ステップ114)。
ここで、x(i,j),x(i−1,j)の組み合わせと一致するe,mの組み合わせを有する一致誤認識パターンPが、誤認識パターンデータ13Aに登録されている場合(ステップ114:YES)、前述したステップ116へ移行して、x(i,j),x(i−1,j)の組み合わせと一致するe,mの組み合わせを有するすべての一致誤認識パターンPの後文字nを候補文字R(i,j)として選択する(ステップ116)。
また、ステップ114において、x(i,j),x(i−1,j)の組み合わせと一致するe,mの組み合わせを有する一致誤認識パターンPが、誤認識パターンデータ13Aに登録されていない場合(ステップ114:NO)、確度情報生成部14Bは、x(i,j)と一致するeを有する一致誤認識パターンPの登録有無を確認する(ステップ115)。
ここで、x(i,j)と一致するeを有する一致誤認識パターンPが、誤認識パターンデータ13Aに登録されている場合(ステップ115:YES)、前述したステップ116へ移行して、x(i,j)と一致するeを有するすべての一致誤認識パターンPの後文字nを候補文字R(i,j)として選択する(ステップ116)。
また、ステップ115において、x(i,j)と一致するeを有する一致誤認識パターンPが、誤認識パターンデータ13Aに登録されていない場合(ステップ115:NO)、前述したステップ121へ移行する。
この場合、対象認識結果D(i)から抽出した対象結果x(i,j)の認識結果が正しいことになるため、確度情報Q(i,j)を生成する必要はない。なお、対象結果x(i,j)の認識結果が正しい(誤りがない)ことを示す確度情報Q(i,j)を生成した後、ステップ120へ移行するようにしてもよい。
[動作例]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる確度情報生成処理の動作例について説明する。図7は、確度情報生成動作例を示す説明図である。
ここでは、時刻Tiの対象認識結果D(i)が「a8」であり、その直前時刻Ti−1の直前認識結果D(i+1)が「30」であり、その直後時刻Ti+1の直後認識結果D(i+1)が「29」であり、それぞれ2桁の文字から構成されている場合を例として説明する。なお、記憶部13の誤認識パターンデータ13Aには、図4に示した内容が予め登録されているものとする。
まず、1桁目(j=1)の確度情報生成処理では、D(i),D(i+1),D(i+1)から、対象文字x(i,1)=「a」、直前文字x(i−1,1)=「3」、直後文字x(i+1,1)=「2」が抽出される。次に、これら「a」,「3」,「2」の組み合わせと一致する、切替時文字e,前文字m,後文字nの組み合わせを有する誤認識パターンが誤認識パターンデータ13Aに登録されているか確認される。
ここで、e=「a」,m=「3」,n=「2」の組み合わせを有する一致誤認識パターンPが登録されている場合、Pのn=「2」がx(i,1)の候補文字R(i,1)として選択され、x(i,1)は「2」である可能性が高いという旨の確度情報Q(i,1)が生成される。
また、2桁目(j=2)の確度情報生成処理では、D(i),D(i+1),D(i+1)から、対象文字x(i,2)=「8」、直前文字x(i−1,2)=「0」、直後文字x(i+1,2)=「9」が抽出される。次に、これら「8」,「0」,「9」の組み合わせと一致する、切替時文字e,前文字m,後文字nの組み合わせを有する誤認識パターンが誤認識パターンデータ13Aに登録されているか確認される。
ここで、e=「8」,m=「0」,n=「9」の組み合わせを有する一致誤認識パターンPが登録されている場合、Pのn=「9」がx(i,2)の候補文字R(i,2)として選択される。また、x(i,2)が数字であるため、x(i,2)が候補文字R(i,2)として追加される。これにより、x(i,2)は「8−9」(8または9)である可能性が高いという旨の確度情報Q(i,2)が生成される。
この後、これらx(i,1)の候補文字R(i,1)とx(i,2)の候補文字R(i,2)とが合成されて、D(i)の候補文字R(i)=「22,28−29」が生成される。これにより、D(i)は「22,28−29」(22,28,または29)である可能性が高いという旨の確度情報Q(i)が生成される。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、記憶部13が、セグメント表示器20で前後して切替表示される前文字mおよび後文字nとこれら切替表示の際に発生しうる切替時文字eとの組み合わせからなる誤認識パターンPを誤認識パターンデータ13Aとして記憶し、確度情報生成部14Bが、時系列データ13Bから対象認識結果D(i)と直前認識結果D(i−1)および直後認識結果D(i+1)とを取得し、これらから桁位置jごとに、同一桁に位置する文字を対象文字x(i,j)、直前文字x(i−1,j)、および直後文字x(i+1,j)として抽出し、これらと一致するe,m,nを有する一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されている場合、当該Pから推定される候補文字R(i,j)に基づいて、x(i,j)の確度情報Q(i,j)を生成するようにしたものである。
これにより、セグメント表示器20で表示出力される表示データが一定の方向に一定の割合で増減しない場合でも、適切な認識確度を得ることが可能となる。したがって、ガス、電気、水道の積算量を計測する積算量メータ以外の機器、例えば、温度計、圧力計、流量計などの各種機器についても、そのセグメント表示器20で表示出力された表示データを読み取るとともに、適切な認識確度を付与することが可能となる。
また、本実施の形態において、一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されている場合、確度情報生成部14Bが、当該一致誤認識パターンPの後文字nを候補文字R(i,j)として選択するようにしてもよい。
これにより、誤認識パターンデータ13Aに登録されている一致誤認識パターンPの後文字nに基づいて、対象文字x(i,j)を精度よく推定することができる。
また、本実施の形態において、一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されていない場合、確度情報生成部14Bが、誤認識パターンデータ13Aのうち切替時文字eおよび前文字mが対象文字x(i,j)および直前文字x(i−1,j)と一致するすべての誤認識パターンから、当該誤認識パターンの後文字nを候補文字R(i,j)として選択するようにしてもよい。
これにより、一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されていなくても、対象文字x(i,j)および直前文字x(i−1,j)と一致する類似の誤認識パターンPの後文字nに基づいて、対象文字x(i,j)を精度よく推定することができる。
また、本実施の形態において、一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されていない場合、確度情報生成部14Bが、誤認識パターンデータ13Aのうち切替時文字eが対象文字x(i,j)と一致するすべての誤認識パターンから、当該誤認識パターンの後文字nを候補文字R(i,j)として選択するようにしてもよい。
これにより、一致誤認識パターンPが誤認識パターンデータ13Aに登録されていなくても、対象文字x(i,j)と一致する類似の誤認識パターンPの後文字nに基づいて、対象文字x(i,j)を精度よく推定することができる。
また、本実施の形態において、セグメント表示器20が、7つのセグメントを点消灯制御することにより複数種類の数字を切替表示する7セグメント表示器であるケースにおいて、対象文字x(i,j)が数字である場合、確度情報生成部14Bが、x(i,j)を候補文字R(i,j)に追加するようにしてもよい。
これにより、直前文字x(i−1,j)から直後文字x(i+1,j)に切替表示される途中の対象文字x(i,j)が、認識結果どおりである可能性を、確度情報に包含することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
前述した実施の形態では、セグメント表示器20が7つのセグメントを用いて数字を切替表示する7セグメント表示器である場合を例として説明したが、セグメント数は7に限定されるものではない。例えば、9,14,16など、他のセグメント数を有するセグメント表示器にも同様にして適用できる。
また、前述した図4では、誤認識パターンデータ13Aにおいて、各誤認識パターンが縦横マトリクス形式で登録されている場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、前文字mおよび後文字nと切替時文字e(m,n)との組み合わせからなる誤認識パターンを、例えばリスト形式などの他の形式で登録してもよい。
また、誤認識パターンデータ13Aにおいて、それぞれの誤認識パターンから推定される候補文字を、それぞれの誤認識パターンに対応付けて誤認識パターンデータ13Aに予め登録しておき、例えば図6のステップ115において、確度情報生成部14Bが、対応する一致誤認識パターンPから候補文字R(i,j)を抽出するようにしてもよい。
また、前述した実施例において、対象認識結果D(i)に対する外れ値判定を行い、外れ値と判定された場合は、例えば「低」という確度情報Q(i)を生成してもよい。
図8は、外れ値判定の説明図である。記憶部13の時系列データ13Bから、対象認識結果D(i)、直前認識結果D(i−1)、および直後認識結果D(i+1)と取得した際、確度情報生成部14Bは、これらの差分ΔD=D(i)−D(i−1)や差分ΔD=D(i)−D(i+1)を求めて、予め設定されている許容範囲εと比較することにより外れ値判定を行うようにしてもよい。
ここで、ΔDが許容範囲ε外であり、ΔDが外れ値である場合、確度情報生成部14Bは、D(i)に関する認識確度が低い旨の確度情報Q(i)を生成する。
この際、例えば、図6のステップ110でΔDが許容範囲ε外であることが確認された場合、上記確度情報Q(i)を生成した後、ステップ122へ移行してもよい。
なお、外れ値の判定方法については、差分ΔDと許容範囲εとの比較に限定されるものではなく、例えばD(i)とD(i−1)やD(i+1)との比率など、一般的な公知の手法を適用してもよい。
また、対象認識結果D(i)が外れ値であると判定された場合、その直後の直後認識結果D(i+1)を対象認識結果D(i)として採用してもよい。
外れ値判定の手法の1つとして、隣接する時系列データ間の階差に関する二乗平均平方根を用いる手法がある。図9は、階差二乗平均平方根を用いた外れ値判定例である。ここでは、d1〜d5に基づいてd6の外れ値判定が行う例が示されており、d1〜d5間の階差をそれぞれ3,2,−2,−3とすると、これらの階差二乗平均平方根rは、
r=α×√{(9+4+4+9)/5}=6.84
となる。なお、αは倍率を示し、この例ではα=3とした。
一方、d5とd6の階差が10である場合、r<10であるため、d6は外れ値と判断される。しかし、d6の直後のd7がd6<d7である場合、d5→d6→d7という順で順当に増加しているため、d6は外れ値ではないことになる。
これに対して、前述したように、対象認識結果D(i)が外れ値であると判定された場合、その直後の直後認識結果D(i+1)を対象認識結果D(i)として採用すれば、このような階差二乗平均平方根を用いた際の誤判定を回避することができる。
10…セグメント表示読取装置、11…通信I/F部、12…カメラ、13…記憶部、13A…誤認識パターンデータ、13B…時系列データ、13C…読取結果データ、13P…プログラム、14…演算処理部、14A…文字認識部、14B…確度情報生成部、14C…記録部、20…セグメント表示器、30…上位装置、L…通信回線、D(i)…対象認識結果、D(i−1)…直前認識結果、D(i+1)…直後認識結果、x(i,j)…対象文字、x(i−1,j)…直前文字、x(i+1,j)…直後文字、e…切替時文字、m…前文字、n…後文字、P…一致誤認識パターン、R(i,j)…候補文字、Q(i,j),Q(i)…確度情報。

Claims (6)

  1. 複数のセグメントを点消灯制御することにより複数種類の文字を切替表示するセグメント表示器の表示出力を撮像するカメラと、
    前記カメラの撮像出力を文字認識処理するように構成された文字認識部と、
    前記文字認識部で得られた認識結果を時系列データとして記憶するように構成された記憶部と、
    前記時系列データから選択した対象認識結果について、当該対象認識結果の確からしさを示す確度情報を生成するように構成された確度情報生成部とを備え、
    前記記憶部は、前記セグメント表示器で前後して切替表示される任意の2種類の前文字および後文字と、これら前文字および後文字が前後して切替表示された際に発生しうる切替時文字との組み合わせからなる誤認識パターンが、予め複数登録されている誤認識パターンデータを記憶し、
    前記確度情報生成部は、前記時系列データから前記対象認識結果と当該対象認識結果に対して時系列順で直前および直後に位置する直前認識結果および直後認識結果とを取得し、これら対象認識結果、直前認識結果、および直後認識結果から、それぞれの桁位置ごとに、同一桁に位置する文字を対象文字、直前文字、および直後文字として抽出し、これら対象文字、直前文字、および直後文字の組み合わせと一致する、切替時文字、前文字および後文字の組み合わせを有する一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されている場合、当該一致誤認識パターンから推定される候補文字に基づいて、前記対象文字の認識確度を示す確度情報を生成する
    ことを特徴とするセグメント表示読取装置。
  2. 請求項1に記載のセグメント表示読取装置において、
    前記確度情報生成部は、前記一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されている場合、当該一致誤認識パターンの後文字を前記候補文字として選択することを特徴とするセグメント表示読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセグメント表示読取装置において、
    前記確度情報生成部は、前記一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されていない場合、前記誤認識パターンデータのうち切替時文字および前文字が前記対象文字および直前文字と一致するすべての誤認識パターンから、当該誤認識パターンの後文字を前記候補文字として選択することを特徴とするセグメント表示読取装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のセグメント表示読取装置において、
    前記確度情報生成部は、前記一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されていない場合、前記誤認識パターンデータのうち切替時文字が前記対象文字と一致するすべての誤認識パターンから、当該誤認識パターンの後文字を前記候補文字として選択することを特徴とするセグメント表示読取装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のセグメント表示読取装置において、
    前記確度情報生成部は、前記対象文字が数字である場合、当該対象文字を前記候補文字に追加することを特徴とするセグメント表示読取装置。
  6. セグメント表示器の表示出力を読み取るセグメント表示読取装置で用いられるセグメント表示読取方法であって、
    カメラが、複数のセグメントを点消灯制御することにより複数種類の文字を切替表示する前記セグメント表示器の表示出力を撮像する撮像ステップと、
    文字認識部が、前記カメラの撮像出力を文字認識処理するように構成された文字認識ステップと、
    記憶部が、前記文字認識ステップで得られた認識結果を順次取り込んで時系列データとして記憶する記憶ステップと、
    確度情報生成部が、前記時系列データから選択した対象認識結果について、当該対象認識結果の確からしさを示す確度情報を生成するように構成された確度情報生成ステップとを備え、
    前記記憶ステップは、前記セグメント表示器で前後して切替表示される任意の2種類の前文字および後文字と、これら前文字および後文字が前後して切替表示された際に発生しうる切替時文字との組み合わせからなる誤認識パターンが、予め複数登録されている誤認識パターンデータを記憶するステップを含み、
    前記確度情報生成ステップは、前記時系列データから前記対象認識結果と当該対象認識結果に対して時系列順で直前および直後に位置する直前認識結果および直後認識結果とを取得し、これら対象認識結果、直前認識結果、および直後認識結果から、それぞれの桁位置ごとに、同一桁に位置する文字を対象文字、直前文字、および直後文字として抽出し、これら対象文字、直前文字、および直後文字の組み合わせと一致する、切替時文字、前文字および後文字の組み合わせを有する一致誤認識パターンが前記誤認識パターンデータに登録されている場合、当該一致誤認識パターンから推定される候補文字に基づいて、前記対象文字の認識確度を示す確度情報を生成するステップを含む
    ことを特徴とするセグメント表示読取方法。
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